JP2008269895A - 電池ユニットおよびこの電池ユニットを備えた車両 - Google Patents

電池ユニットおよびこの電池ユニットを備えた車両 Download PDF

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Abstract

【課題】外部からの衝撃力のうち、特に、周面側からの衝撃力を十分に緩和することができる電池ユニットおよびこの電池ユニットを備えた車両を提供する
【解決手段】電池ユニット50は、電池セルが配列して形成された電池モジュール70A、70Bと、電池モジュール70A,70Bを収容する収容ケース52A,52Bと、収容ケース52A,52Bの周面上に設けられた保護部材53と、保護部材53に形成され、外方に向けて突出する空洞状の膨出部とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、電池ユニットおよびこの電池ユニットを備えた車両に関し、特に、電池ユニットの側面側からの衝撃力に対して内部の電池モジュールの保護が図られた電池ユニットおよびこの電池ユニットを備えた車両に関する。
従来からケース内に収容された電池モジュールの保護が図られた電池ユニットが各種提案されている。たとえば、特開2001−332232号公報に記載されたバッテリカバの衝撃吸収構造においては、バッテリを保護するカバーの外表面に複数の衝撃吸収用のリブが設けられている。この衝撃吸収用のリブは、樹脂材の表面を肉抜きとすること等により構成されている。すなわち、この衝撃吸収用のリブは、中実とされており、この中実状のリブが変形することで、外部からの衝撃を吸収して、内部のバッテリなどに加えられる衝撃力を低減している。
特開2001−332232号公報 実開平5−56546号公報
しかし、上記特開2001−332232号公報に記載されたバッテリの衝撃吸収構造においては、衝撃吸収用のリブは、中実状とされているため、大きな衝撃力が加えられなければ変形しない。このため、衝撃吸収用のリブが変形しない程度の衝撃力が外部から加えられたとしても、内部に収容された電池モジュールに衝撃力が伝播して、電池モジュールが損傷するなどの弊害が生じるおそれがある。
特に、複数の電池セルが配列することで形成された電池モジュールは、周面の面積が端面の面積よりも大きいため、端面側からの衝撃よりも周面からの衝撃に弱く、周面側からの衝撃力を十分に吸収する必要がある。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、外部からの衝撃力のうち、特に、周面側からの衝撃力を十分に緩和することができる電池ユニットおよびこの電池ユニットを備えた車両を提供することである。
本発明に係る電池ユニットは、複数の電池セルが配列して形成された電池モジュールと、電池モジュールを収容する収容ケースと、収容ケースの周面上に設けられた保護部材と、保護部材に形成され、外方に向けて突出し、塑性変形可能な空洞状の膨出部とを備える。
好ましくは、上記収容ケースは、幅方向よりも電池セルの配列方向に長尺に形成され、保護部材は、電池セルの配列方向に間隔を隔てて複数設けられる。
好ましくは、上記電池モジュールは、第1電池モジュールと、第1電池モジュールの上方に設けられた第2電池モジュールとを含む。そして、上記収容ケースは、第1電池モジュールを収容する第1収容ケースと、第1収容ケースの上方に設けられ、第2電池モジュールを収容する第2収容ケースとを含む。そして、上記保護部材は、第1収容ケースの側面上に設けられた第1保護部材と、第2収容ケースの周面上に設けられ、第1保護部材に接続された第2保護部材とを含む。
好ましくは、上記第1収容ケースと第2収容ケースとの間に設けられ、第1収容ケースの上面を覆うように設けられた中間保護部材をさらに備え、中間保護部材は、第1および第2電池モジュールの幅方向に延び、空洞状の中間膨出部を含む。
好ましくは、上記電池セルの配列方向に並ぶ収容ケースの端部に設けられた端面保護部をさらに備え、端面保護部は、電池モジュールの幅方向に延びる空洞状の端面膨出部を有する。
本発明に係る車両は、上記電池ユニットと、電池ユニットの両側に位置し、電池ユニットの幅方向に配列する第1座席および第2座席とを備える。
本発明に係る電池ユニットおよびこの電池ユニットを備えた車両においては、電池ユニットの周面側から衝撃力が加えられたとしても、周面上に設けられた中空状の膨出部が塑性変形することで、内部に収容された電池ユニットに伝播する衝撃力を低減することができる。
本実施の形態に係る電池ユニットおよび車両について、図1から図10を用いて説明する。なお、同一の構成または相当する構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。図1は、本実施の形態における車室の概略斜視図であり、図2は、実施の形態に係る車両の概略断面図である。
本実施の形態における車両は、第1座席としての運転席11および第2座席としての助手席12を備える。
本実施の形態における車両は、複数列の座席を備える。運転席11および助手席12は、最も前側の列に配置されている。運転席11および助手席12は、矢印102に示す車両の幅方向に並んで配置されている。運転席11の前側には、ハンドル32が配置されている。運転席11および助手席12の前側には、ダッシュボード31が形成されている。
運転席11と助手席12との間には、コンソールボックス21が配置されている。コンソールボックス21は、たとえば、車室19内のインテリア性を向上させたり、飲料容器を載置するためのカップホルダを設けたり、小物を入れておいたりするための箱部材である。本実施の形態におけるコンソールボックス21は、略直方体形状を有する。コンソールボックス21は、車体の前後方向に延びるように形成されている。このコンソールボックス21内には、電池ユニット50が収容されている。
本実施の形態における車両は、車室19の床面を構成する床部材としてのフロア部材15を備える。フロア部材15は、板状に形成されている。運転席11および助手席12は、フロア部材15に固定されている。運転席11および助手席12は、それぞれが脚部13を有する。脚部13は、フロア部材15に固定されている。そして、コンソールボックス21内には、電池ユニット50が収容されており、この電池ユニット50内には、電池モジュール70A,70Bが収容されている。
図3は、電池モジュール70A,70Bの内部構成を示す模式図である。この図3に示すように、電池モジュール70A,70Bは、複数の電池セル111が一方向、たとえば、車両の前後方向に向けて配列することで構成されている。
図4は、本実施の形態に係る電池ユニット50の斜視図であり、図5は、図4のV−V線における断面図である。図4に示すように、本実施の形態に係る電池ユニット50は、一方向に長尺に形成されている。
そして、図5に示すように、複数の電池モジュール70A,70Bと、この電池モジュール70A,70Bを収容する筐体51とを備えている。
筐体51は、電池モジュール70A,70Bの周囲を覆うように設けられた収容ケース52A,52Bと、この収容ケース52A,52Bの外周上に設けられ、収容ケース52A,52Bおよび電池モジュール70A,70Bを保護する保護部材53とを備えている。
ここで、保護部材53は、電池モジュール70Aの周囲に設けられた収容ケース52Aの周面上に設けられた保護部材53Aと、電池モジュール70Bの周囲に設けられた収容ケース52Bの周面上に設けられた保護部材53Bとを備えている。
図6は、電池モジュール70Aの周囲を覆う収容ケース52Aおよびこの収容ケース52Aの外表面上に位置する保護部材53Aを示す分解斜視図である。図7は、電池モジュール70Bの周囲を覆う収容ケース52Bと、この収容ケース52Bの外周面上に配設される保護部材53Bを示す分解斜視図である。
収容ケース52Aは、断面形状がコ字状とされており、収容ケース52Aの周面は、天板部153Aと、この天板部153Aの側辺部に形成され、天板部153の側辺部から垂下する側壁部152Aとから規定されている。この収容ケース52Aの幅方向の長さよりも、図3に示す電池セル111の配列方向に長くなるように形成されている。そして、収容ケース52Aの長手方向に配列する収容ケース52Aの端部は、天板部153Aおよび側壁部152Aによって開口部が規定されている。
そして、保護部材53Aは、天板部153Aと、側壁部152Aとによって規定される収容ケース52Aの周面を覆うようにコ字状に形成された上部保護部材61と、収容ケース52Aの両端部に位置する開口部を閉塞する閉塞部材55Aを備えている。上部保護部材61は、収容ケース52Aの長手方向に間隔をあけて等間隔に配列している。
上部保護部材61は、天板部153A上に位置する天板保護部161Aと、この天板保護部161Aの端部に連設され、収容ケース52Aの側壁部152A上に位置する側壁保護部161Bとを備えている。
この上部保護部材61の表面には、外方に向けて膨出するように形成された中空状の膨出部82が形成されている。この膨出部82は、天板保護部161Aに形成され、収容ケース52Aの幅方向に延びる天板膨出部82Aと、側壁保護部161Bに形成され、天板保護部161Aの端部から垂下する側壁膨出部82Bとを備えている。そして、上部保護部材61のうち、天板膨出部82Aと側壁膨出部82Bとに対して隣り合う位置する部分には、平坦面状の平坦部96が形成されている。そして、上部保護部材61は、側壁膨出部82Bの端部に対して下方に位置する部分に平坦部を有し、この平坦部には貫通孔61aが形成されている。
閉塞部材55Aは、正面部95Cと、この正面部95Cの側辺部に形成され、正面部95Cに対して屈曲するように形成された側辺部95Aとを備えている。正面部95Cの表面には、外方に向けて膨出する端面膨出部85Aが形成されている。端面膨出部85Aは、収容ケース52Aの幅方向に延在しており、収容ケース52Aの高さ方向に複数間隔を隔てて設けられている。
また、図7に示すように、収容ケース52Bの周面は、天板部153Bと、この天板部153Bの側辺部から垂下する側壁部152Bとによって規定されている。この収容ケース52Bも、図3に示す電池セル111の配列方向に長尺に形成されている。そして、この収容ケース52Bの長手方向の両端部には、天板部153Bと側壁部152Bとによって規定された開口部が形成されている。
そして、保護部材53Bは、収容ケース52Bの側面を規定する側壁部152B上に配設された側壁保護部材63と、天板部153B上に配設された天板保護部材64と、収容ケース52Bの両端部に位置する開口部を閉塞する閉塞部材55Bを備えている。この閉塞部材55Bは、正面部95Dと、この正面部95Dの側辺部に形成され、正面部95Dに対して、屈曲するように設けられた側辺部95Bとを備えている。
側壁保護部材63は、収容ケース52Bの長手方向に間隔をあけて複数設けられており、側壁保護部材63は、収容ケース52Bの幅方向に配列する側壁部152B上に、互いに対向するように設けられている。
側壁保護部材63は、収容ケース52Bの側壁部152Bに沿うように立ち上がる立上り部163Aと、この立上り部163Aに対して屈曲するように形成された屈曲部163Bとを備えている。
側壁保護部材63の表面には、外方に向けて膨出する空洞状の側壁膨出部83と、この側壁膨出部83に対して隣り合う位置に形成された平坦面状の平坦部93とを備えている。そして、立上り部163Aの上端部には、貫通孔63aが形成されており、屈曲部163Bの端部側にも貫通孔63cが形成されている。
図8は、この側壁保護部材63の断面図である。この図8に示すように、側壁膨出部83は、収容ケース52Bの側壁部152Bの表面上から立ち上がるように形成され、間隔を隔てて形成された壁部83bと、この壁部83bの上端部に設けられた天面部83aとを備えている。
図7において、天板保護部材64は、収容ケース52Bの長手方向に長尺に形成されており、天板部153Bの上面上を覆うように設けられている。この天板保護部材64は、天面部164Aと、この天面部164Aの側辺部に連設され、下方に向けて垂下する側壁部164Bとを備えている。
側壁部164Bには、収容ケース52Bの長手方向に間隔を隔てて形成された貫通孔64aが形成されている。
天面部164Aには、上方に向けて膨出するように形成され、幅方向に延びる空洞状の天板膨出部84が形成されている。この天板膨出部84は、収容ケース52Bの長手方向に間隔を隔てて複数形成されている。
すなわち、天面部164Aの上面上には、複数の天板膨出部84と、この天板膨出部84間に形成された溝部94とが交互に形成されている。図9は、天板保護部材64の断面図である。この図9に示すように、天板膨出部84の天板部153Bの上面から上方に向けて立ち上がり、間隔を隔てて形成された壁部84bと、この壁部84bの上端部に形成された天面部84aとを備えている。なお、本実施の形態においては、天板保護部材64は、収容ケース52Bの天板部153Bの上面側に設けられているが、天板部153Bの下面側に配置してもよい。
そして、図6において、接続部材62は、収容ケース52Aの長手方向に長尺に形成されており、収容ケース52Aの長手方向に延びる平板部92Aと、この平板部92Aに間隔を隔てて形成された突出平板部92Bとを備えている。そして、突出平板部92Bには、それぞれ、貫通孔62aが形成されている。
そして、図5において、電池モジュール70Bは、収容ケース52B内に収容されている。この収容ケース52Bの底面には、底板66Bが設けられている。そして、収容ケース52Bの側壁部152B上には、側壁保護部材63が配設されている。
そして、収容ケース52Bの下端部側に形成された貫通孔と、側壁保護部材63の屈曲部163Bに形成された貫通孔63cと、底板66Bに形成された貫通孔とが一致され、各貫通孔を通るように、ボルト(締結手段)165が挿入されている。このボトル165と図示されないナットとによって、底板66Bと収容ケース52Bと、側壁保護部材63とが一体に固定されている。
そして、収容ケース52Bの天板部153Bを覆うように、天板保護部材64が設けられている。
そして、側壁保護部材63は、収容ケース52Bの長手方向に間隔を隔てて設けられている。そして、図7において、天板保護部材64に形成された貫通孔64aのうち、間隔を隔てて位置する貫通孔64a1と、側壁保護部材63の貫通孔63aとが一致するように配置されている。
そして、この貫通孔64a1と貫通孔63aとに挿入された、図示されないボルトによって、側壁保護部材63と天板保護部材64とが連結される。
図7において、側壁保護部材63の平坦部93は、溶接部63bにて、収容ケース52Bにスポット溶接されており、また、天板保護部材64のうち、溝部94が位置する部分と、収容ケース52Bの天板部153Bとが溶接されている。さらに、天板保護部材64の側壁部164Bも、溶接部64bにて、収容ケース52Bの側面にスポット溶接されている。閉塞部材55Bの側辺部95は、溶接部155bにて、側壁部152Bに溶接されている。
図6に示す閉塞部材55Aの側辺部95Aは、収容ケース52Aの側壁部152Aに溶接部156bにて溶接されており、閉塞部材55Aは、収容ケース52Aに固定されている。
そして、天板保護部材64の貫通孔64aのうち、側壁保護部材63間に位置する貫通孔64a2と、図6に示す接続部材62の貫通孔62aとが一致するように接続部材62が配列され、図5に示すボルト65によって、天板保護部材64と側壁保護部材63が連結されている。ここで、突出平板部92B間に位置する部分に、側壁保護部材63が配置されている。
そして、図5において、電池モジュール70Aは、収容ケース52A内に収容されており、この収容ケース52Aの上部保護部材61の下方に位置する開口部には、収容ケース52Aの開口部を閉塞するように設けられた底板66Aが設けられている。収容ケース52Aの側壁部152Aの下端部の内周面側に、接続部材62の平板部92Aが位置している。
そして、この収容ケース52Aの側壁部152A上には、間隔を隔てて上部保護部材61が設けられている。図10は、上部保護部材61と側壁保護部材63を接続させた状態を示す斜視図である。この図10に示すように、上部保護部材61の側壁保護部161Bに形成された貫通孔61aと、側壁保護部材63の貫通孔63aとが一致している。なお、この側壁保護部材63と上部保護部材61の内側には、図7に示す天板保護部材64が位置しており、貫通孔61aと貫通孔63aと、図7に示す貫通孔64a1とが一致するように配置されている。
そして、貫通孔63aと貫通孔61aと貫通孔64a1に連通するボルトと、このボルトに対応するナットとで、上部保護部材61と、側壁保護部材63と、天板保護部材64とを一体に接続する。
そして、上部保護部材61の上面は、収容ケース52Aに溶接部61bにてスポット溶接されている。
図4において、電池ユニット50の外周面上には、上部保護部材61と、側壁保護部材63とが、電池ユニット50の長手方向に間隔を隔てて設けられている。そして、各上部保護部材61の表面上には、膨出部82が形成されており、各側壁保護部材63にも、側壁膨出部83が形成されている。
このため、車両の衝突時に、電池ユニット50が運転席11と助手席12とによって挟まれたとしても、膨出部82と側壁膨出部83とが、運転席11または助手席12の側面と接触する。この際、膨出部82と側壁膨出部83とは、空洞状に形成されているため、運転席11および助手席12から加えられる押圧力によって容易に塑性変形する。
このため、運転席11や助手席12からの衝撃力が膨出部82と側壁膨出部83との変形に費やされて、電池モジュール70A,70Bに伝達される衝撃力の低減を図ることができる。
さらに、上部保護部材61の天板保護部161Aには、天板膨出部82Aが形成されているため、電池ユニット50の幅方向における天板保護部161Aの剛性は、同じ厚みの平板部材の幅方向の剛性よりも高くなっている。
さらに、各閉塞部材55A,55Bにも、電池ユニット50の幅方向に端面膨出部85A,85Bが形成されている。このため、電池ユニット50の幅方向における閉塞部材55A,55Bの剛性も高くなっている。
さらに、天板保護部材64にも、電池ユニット50の幅方向に延びる天板膨出部84が複数間隔を隔てて形成されているため、電池ユニット50の幅方向における天板保護部材64の剛性も高く確保されている。
これにより、電池ユニット50が、運転席11および助手席12によって、挟まれたり押圧されたりしても電池ユニット50が変形することを抑制することができ、内部に収容された電池モジュール70A,70Bの保護を図ることができる。なお、天板保護部材64を天板部153Bの下面側に配置した場合においても、同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態においては、電池ユニット50の両側面側に運転席11および助手席11とが設けられた例について説明したが、これに限られない。一般に、電池ユニット50は、電池セル111の配列方向に長尺に形成されているため、電池ユニット50は、側面側から衝撃力を受けやすく、本実施の形態に係る電池ユニット50においては、側面側からの衝撃力を緩和することができる。以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、電池ユニットおよびこの電池ユニットを有する車両に好適である。
本実施の形態における車室の概略斜視図である。 実施の形態における車両の概略断面図である。 電池モジュールの内部構成を示す模式図である。 本実施の形態に係る電池ユニットの斜視図である。 図4のV−V線における断面図である。 電池モジュールの周囲を覆う収容ケースおよびこの収容ケースの外表面上に位置する保護部材を示す分解斜視図である。 電池モジュールの周囲を覆う収容ケースと、この収容ケースの外周面上に配設される保護部材を示す分解斜視図である。 側壁保護部材の断面図である。 天板保護部材の断面図である。 上部保護部材と側壁保護部材を接続させた状態を示す斜視図である。
符号の説明
11 運転席、12 助手席、15 フロア部材、19 車室、21 コンソールボックス、50 電池ユニット、51 筐体、52A,52B 収容ケース、53A,53B 保護部材、55A,55B 閉塞部材、63 側壁保護部材、64 天板保護部材、70A,70B 電池モジュール、82 膨出部、83 側壁膨出部、84 天板膨出部。

Claims (6)

  1. 複数の電池セルが配列して形成された電池モジュールと、
    前記電池モジュールを収容する収容ケースと、
    前記収容ケースの周面上に設けられた保護部材と、
    前記保護部材に形成され、外方に向けて突出し、塑性変形可能な空洞状の膨出部と、
    を備えた電池ユニット。
  2. 前記収容ケースは、幅方向よりも前記電池セルの配列方向に長尺に形成され、前記保護部材は、前記電池セルの配列方向に間隔を隔てて複数設けられた、請求項1に記載の電池ユニット。
  3. 前記電池モジュールは、第1電池モジュールと、前記第1電池モジュールの上方に設けられた第2電池モジュールとを含み、
    前記収容ケースは、前記第1電池モジュールを収容する第1収容ケースと、前記第1収容ケースの上方に設けられ、前記第2電池モジュールを収容する第2収容ケースとを含み、
    前記保護部材は、前記第1収容ケースの側面上に設けられた第1保護部材と、前記第2収容ケースの周面上に設けられ、前記第1保護部材に接続された第2保護部材とを含む、請求項1または請求項2に記載の電池ユニット。
  4. 前記第1収容ケースと前記第2収容ケースとの間に設けられ、前記第1収容ケースの上面を覆うように設けられた中間保護部材をさらに備え、
    前記中間保護部材は、前記第1および前記第2電池モジュールの幅方向に延び、空洞状の中間膨出部を含む、請求項3に記載の電池ユニット。
  5. 前記電池セルの配列方向に並ぶ前記収容ケースの端部に設けられた端面保護部をさらに備え、
    前記端面保護部は、前記電池モジュールの幅方向に延びる空洞状の端面膨出部を有する、請求項1から請求項4のいずれかに記載の電池ユニット。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の電池ユニットと、
    前記電池ユニットの両側に位置し、前記電池ユニットの幅方向に配列する第1座席および第2座席とを備えた車両。
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