JP2008260279A - インクジェット記録方法 - Google Patents
インクジェット記録方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008260279A JP2008260279A JP2008071095A JP2008071095A JP2008260279A JP 2008260279 A JP2008260279 A JP 2008260279A JP 2008071095 A JP2008071095 A JP 2008071095A JP 2008071095 A JP2008071095 A JP 2008071095A JP 2008260279 A JP2008260279 A JP 2008260279A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- paper
- recording method
- printing
- pigment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/0023—Digital printing methods characterised by the inks used
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/32—Inkjet printing inks characterised by colouring agents
- C09D11/322—Pigment inks
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/50—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/50—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
- B41M5/52—Macromolecular coatings
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/582—Recycling of unreacted starting or intermediate materials
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Abstract
【解決手段】セルロースパルプを主成分とした支持体上の少なくとも一方の面に、少なくとも一層の顔料を含有する塗工層を塗布してなるメディアにインクを飛翔させて、該メディアに印字するインクジェット記録方法であって、動的走査吸液計で測定した接触時間100msにおける純水のメディアの前記塗工層を有する面への転移量が30ml/m2以下であり、かつ接触時間400msにおける純水のメディアの前記塗工層を有する面への転移量が35ml/m2以下であって、塗工層を有する紙面pHが8以上であるメディアに対し、粒子状の色材とエマルジョン樹脂および界面活性剤を少なくとも含有するpH8以上のインクを用いてインク付着量15g/m2以下で印字することを特徴とするインクジェット記録方法。
【選択図】なし
Description
反面このタイプのメディアは原材料が非常に高価でかつ製造工程も複雑であることから、一般の商業・出版印刷向けのコート紙と比較すると非常に高価である。ゆえに画像が高品質であるにも関わらず、チラシ、カタログ、パンフレット等、安価で大量な出力が要求される商業印刷分野ではあまり使用されていない。これまでに用紙コストを低減するための様々な努力がされているが、インクジェットメディアのインク吸収層(受容層)を構成するフィラーは、通常、層の透明性を高く保つことが可能で吸油量(比表面積)の大きい材料を使用する必要があるため、シリカやアルミナ水和物、コロイダルシリカ等の特定の高価なフィラーを多量に使用せざるを得ず、低価格化は非常に難しい状況にある。
定着に関しても再生紙やコピー用紙等、インク吸収の比較的早いものが対象である。また、インクジェット印字物の乾燥補助手段として加熱ローラを用いることも知られているが、染料系の油性インクを中心に提案されたものであり、水系顔料インクと商業印刷用紙については意図されていない。例えば、インクジェット印字し終わったメディアを裏面から加熱し、乾燥を促進することで定着性を上げる提案(図2〜5参照)がされている。これによると、裏面から加熱することで、乾燥定着が可能であるとされているが、しかしこの方法は画像を直接加熱できないため熱効率が非常に劣る場合が多く、印字後メディア全体に含まれた大量の水分を乾燥させる場合は効果があるが、画像中の湿潤剤(高沸点溶剤)に対しては殆んど効果がない場合が多い。高沸点溶剤を乾燥させようとすると、溶剤にもよるが、一般に百数十度といった高温で加熱しなくてはならず、紙の黄変や変形、最悪の場合発火など、用紙へのダメージが無視できず、全く現実的でない。
オフセット印刷においても作業性の面から乾燥定着(酸化重合反応)が早いことが望まれる為、一般にインキ中にドライヤーと呼ばれる乾燥(重合)促進剤を添加する場合が多い。このドライヤーは酸性雰囲気では金属イオン成分の析出等が発生して効果がなくなってしまうため、インクジェットメディアのような紙面pHが低い紙では乾燥性が大きく低下することが知られている。その他にも、オフセット印刷の際に使用される湿し水(H液)はインクジェットメディアのカチオン物質と反応する場合があり、版の疎水・親水のバランスが崩れ、画像汚れ等の印刷不良が発生しやすいことが知られている。コスト要因だけでなくこのような技術的な理由からも、インクジェットメディアにオフセット印刷をかけることは非常に難しいとされている。
(1)「セルロースパルプを主成分とした支持体上の少なくとも一方の面に、少なくとも一層の顔料を含有する塗工層を塗布してなるメディアにインクを飛翔させて、該メディアに印字するインクジェット記録方法であって、動的走査吸液計で測定した接触時間100msにおける純水のメディアの前記塗工層を有する面への転移量が30ml/m2以下であり、かつ接触時間400msにおける純水のメディアの前記塗工層を有する面への転移量が35ml/m2以下であって、塗工層を有する紙面pHが8以上であるメディアに対し、粒子状の色材とエマルジョン樹脂および界面活性剤を少なくとも含有するpH8以上のインクを用いてインク付着量15g/m2以下で印字することを特徴とするインクジェット記録方法」、
(2)「シアンインク色材として少なくともフタロシアニンブルーを使用することを特徴とする前記第(1)項にインクジェット記録方法」、
(3)「接触時間100msにおける純水のメディアへの転移量が1ml/m2以下であることを特徴とする前記第(1)項又は第(2)項にインクジェット記録方法」、
(4)「前記記録メディアのコート層が少なくともSBRエマルジョンを含むことを特徴とする前記第(1)項乃至第(3)項のいずれかに記載のインクジェット記録方法」、
(5)「前記インクに刺激を印加し、該インクを飛翔させて前記記録メディアに画像を形成するインク飛翔工程を少なくとも含むことを特徴とする前記第(1)項乃至第(4)項のいずれかに記載のインクジェット記録方法」、
(6)「前記刺激が、熱、圧力、振動及び光から選択される少なくとも1種であることを特徴とする前記第(5)項に記載のインクジェット記録方法」、
(7)「前記第(1)項乃至第(6)項のいずれかに記載されるインクジェット記録方法に用いられるインクであり、該インクが、さらに少なくとも水、及び湿潤剤を含有することを特徴とするインク」、
(8)「前記インクが、25℃における表面張力が15〜40mN/mであることを特徴とする前記第(7)項に記載のインク」、
(9)「前記インクが、界面活性剤を含有し、該界面活性剤がフッ素系界面活性剤であることを特徴とする前記第(7)項又は第(8)項に記載のインク」、
(10)「前記インクの25℃における粘度が、1〜30cpsであることを特徴とする前記第(7)項乃至第(9)項のいずれかに記載のインク」、
(11)「前記インクが、着色剤として分散性色材を含有し、該分散性色材の平均粒径が0.01〜0.16μmであることを特徴とする前記第(7)項乃至第(10)項のいずれかに記載のインク」、
(12)「前記第(7)項乃至第(11)項のいずれかに記載されるインクを充填したことを特徴とするインクカートリッジ」、
(13)「インクジェットヘッドのインク吐出用開口部が形成されている面に撥インク層が形成されている記録装置を用いることを特徴とする前記第(1)項乃至第(6)項のいずれに記載の記録方法」、
(14)「前記撥インク層が、フッ素系材料、あるいは、シリコーン系材料で構成されることを特徴とする前記第(13)項に記載の記録方法」、
(15)「前記撥インク層の表面粗さRaが0.2μm以下であることを特徴とする前記第(13)項に記載の記録方法」、
(16)「前記撥インク層の開口部近傍における当該開口部の中心線に垂直な平面での断面積が、該基材表面から離れるにつれて順次大きくなっていくように形成されたことを特徴とする前記第(13)項に記載の記録方法」、
(17)「前記撥インク層の膜厚が1A以上であることを特徴とする前記第(13)項に記載の記録方法」、
(18)「前記撥インク層の臨界表面張力γcが5〜40mN/mであることを特徴とする前記第(13)項に記載の記録方法」、
(19)「前記第(13)項乃至第(18)項のいずれかに記載される記録方法を用いることを特徴とする記録装置」、
(20)「前記第(1)項乃至第(18)項のいずれかに記載される記録方法により記録された記録物」。
我々はより低コストで高速かつ画像信頼性の高いインクジェット記録方法について鋭意研究を進めたところ、紙面pHが一定の範囲にありインクジェットインクの浸透性が劣るメディアに対し、浸透性が高く特定の樹脂を含む顔料インクを用いることにより、新たな設計思想に基づく低コストでオンデマンド性の優れた画像形成方法を発明するに至った。
本発明のメディアとして適切であるかどうかの指標としては、まず第一に、動的走査吸液計の純水による転移量により判断することができる。即ち、動的走査吸液計で測定した接触時間100msにおける純水の記録用メディアへの転移量が30ml/m2以下であり、且つ接触時間400msにおける純水の記録用メディアへの転移量が35ml/m2以下である。また望ましくは接触時間100msにおける純水の記録用メディアへの転移量が1ml/m2以下であることが望ましい。この条件を満たしたメディアのコート層は本発明のコート層の機能を有しているとみなせ、本発明のインクと組み合わせることで、いわゆる「切れ」の良い、文字、画像の周辺部分にボケ、フェザリング、ブリードのない、光学的濃度(OD)の高い記録画像を得ることができる。これよりも吸水量が多いと、色材の層中への染み込みや、基体への染み込みが発生し、コート層顔料に色材が隠蔽され、高濃度な画像が得られない。
また、純水の前記記録用メディアへの転移量は、2〜35ml/m2が好ましく、2〜11ml/m2がより好ましい。
本発明では、インク中の色材の染み込みを防ぎ、効率的にメディア表面近傍に偏在させると同時に、インクの乾燥性を確保するために、インク総量が厳しく制限される必要がある。インク総量とは、画像を形成する際の重要なパラメーターであり、最高濃度のベタ画像を形成する際の単位面積当たりのインク量の事を指す。本発明では、このインク総量を規定することで、インク吸収の悪いメディアに対しても、ビーディングやブリードの少ない均一な画像を形成することが可能となる。逆にこの上限を超えて、従来のインクジェット記録のように多量のインクを使用すると、コート層の色材分離能力が追いつかず、インク溶媒と一緒にインクの色材顔料が浸透してしまったり、インクの溶媒成分の浸透が間に合わず、作像に大きく支障をきたすため、品質の良い画像が得られない。
次に「総量規制」処理について説明する。
図1に示される処理の具体例(アルゴリズム)を図16に示す。本具体例は、本発明の理解を助けるためのものであって、本発明を限定するためのものではない。
総量規制処理は図1のような処理となる。ここで示す総量規制値とはインクが過多に付着することにより発生する現象、例えばインク溢れ(ビーディング)や耐コックリング性低下により発生するコスレや転写、用紙詰まりが発生しないよう評価した結果から求まるインク滴量のことである。図1に示される処理の具体例については、後ほど詳述するが、但し、該具体例は、本発明の理解を助けるためのものであって、本発明を限定するためのものではない。
総量規制値の規定の仕方としては、例えば600×600dpi 100×100のマスクサイズにおける滴量(単位はpl)で表わすことができる。
なお本発明においては、インク総量は、重量法を用いて測定した。具体的にはインクジェット専用紙であるスーパーファイン専用紙(エプソン社製)に5cm×20cmの矩形ベタ画像を最高濃度で印字し、印字直後に重量を測定し、印字前の重量を差し引き、その値を100倍してインク総量とした。
また、さらに本発明の顔料インクの条件としては、インク中に色材顔料の定着を促進する樹脂成分を含むことが望ましい。定着を促進する樹脂成分とは、色材顔料とメディア表面、もしくは色材顔料間の接着力を一定以上に保つものであり、この樹脂成分が無いと印字した後に色材顔料が剥がれてしまう。定着成分は単独でインクに含まれていても、色材粒子の表面に吸着・化学結合されていても良い。この定着剤としては低分子や水溶性樹脂でも良いが、樹脂エマルジョンであることが望ましい。
また、本発明に必須の顔料インクの条件としては、非常に浸透性が高いものであることが好ましく、その条件とは表面張力が40mN/m以下が好ましいことが判明した。表面張力が40mN/mより大きいとインクの浸透が遅く画像が滲んでしまう現象が発生するため、高品位な画像が得られない。表面張力は低ければ低いほど顔料と溶剤の分離能が向上するため、より低いほうが望ましい。インクの表面張力は、浸透剤(EHD)の量並びに、フッ素系界面活性剤のFS300の添加量により、調整することができる。
ここで、前記表面張力は、例えば、表面張力測定装置(協和界面科学株式会社製、CBVP−Z)を用い、白金プレートを使用して25℃で測定することができる。
本発明のインクの固形分は、3wt%以上であることが望ましい。この濃度より低いと、乾燥時の粘度上昇が緩やかで、画像が滲みやすい傾向がある。高ければ高いほど良いが、あまりに高いとノズル詰まりが激しくなり、画像に抜け等が生じやすくなる、従って5〜15wt%であることが望ましい。
−塗工層−
前記塗工層は、顔料及びバインダー(結着剤)を含有してなり、更に必要に応じて、界面活性剤、その他の成分を含有してなる。
前記顔料としては、無機顔料、もしくは無機顔料と有機顔料を併用したものを用いることができる。
前記カオリンの添加量は、前記塗工層の全顔料100質量部に対し50質量部以上が好ましい。前記添加量が50質量部未満であると、光沢度において十分な効果が得られないことがある。前記添加量の上限は特に制限はないが、カオリンの流動性、特に高せん断力下での増粘性を考慮すると、塗工適性の点から、90質量部以下がより好ましい。
カオリンは光沢発現性に優れており、オフセット印刷の風合いとすることができるので好ましい。カオリンには、デラミネーテッドカオリン、焼成カオリン、表面改質等によるエンジニアードカオリン等があるが、光沢発現性を考慮すると、粒子径が2μm以下の割合が80重量%以上の粒子径分布を有するカオリンが、カオリン全体の50重量%以上を占めていることが望ましい。カオリンの配合量は、50重量部以上が好ましい。50重量部未満であると、光沢度において十分な効果が期待しにくい。
上限は特に制限はないが、カオリンの流動性、特に高せん断力下での増粘性を考慮すると、塗工適性の点から、90重量部未満がより好適である。
本発明で使用される色材顔料コート層のバインダーは、コート層を構成する顔料及び基紙との接着力が強いと共に、ブロッキングを起こさない水性樹脂、エマルジョン等であれば特に限定されるものではない。
前記界面活性剤の添加量は、前記カチオン性有機化合物100質量部に対し、0〜10質量部が好ましく、0.1〜1.0質量部がより好ましい。
物、ポリビニルアミン共重合物、ジシアンジアミド、ジシアンジアミド・塩化アンモニウム・尿素・ホルムアルデヒド縮合物、ポリアルキレンポリアミン・ジシアンジアミドアンモニウム塩縮合物、ジメチルジアリルアンモニウムクローライド、ポリジアリルメチルアミン塩酸塩、ポリ(ジアリルジメチルアンモニウムクローライド)、ポリ(ジアリルジメチルアンモニウムクローライド・二酸化イオウ)、ポリ(ジアリルジメチルアンモニウムクローライド・ジアリルアミン塩酸塩誘導体)、アクリルアミド・ジアリルジメチルアンモニウムクローライド共重合物、アクリル酸塩・アクリルアミド・ジアリルアミン塩酸塩共重合物、ポリエチレンイミン、アクリルアミンポリマー等のエチレンイミン誘導体、ポリエチレンイミンアルキレンオキサイド変性物、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明で使用される支持体としては、化学パルプ、機械パルプ及び古紙回収パルプ等を任意の比率で混合して用いられ、必要に応じて内添サイズ剤、歩留まり向上剤、紙力増強剤等を添加した原料を長網フォーマやギャップタイプのツインワイヤーフォーマ、長網部の後半部をツインワイヤーで構成するハイブリッドフォーマ等で抄紙されたものが使用される。
また古紙パルプを用いてもよく、古紙パルプの原料としては、財団法人古紙再生促進センターの古紙標準品質規格表に示されている、上白、罫白、クリーム白カード、特白、中白、模造、色白、ケント、白アート、特上切、別上切、新聞、雑誌などが挙げられる。具体的には、情報関連用紙である非塗工コンピュータ用紙、感熱紙、感圧紙等のプリンタ用紙;PPC用紙等のOA古紙;アート紙、コート紙、微塗工紙、マット紙等の塗工紙;上質紙、色上質、ノート、便箋、包装紙、ファンシーペーパー、中質紙、新聞用紙、更紙、スーパー掛け紙、模造紙、純白ロール紙、ミルクカートン等の非塗工紙、などの紙や板紙の古紙で、化学パルプ紙、高歩留りパルプ含有紙などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
(1)離解は、古紙をパルパーにて機械力と薬品で処理して繊維状にほぐし、印刷インキを繊維より剥離する。
(2)除塵は、古紙に含まれる異物(プラスチックなど)及びゴミをスクリーン、クリーナー等により除去する。
(3)脱墨は、繊維より界面活性剤を用いて剥離された印刷インキをフローテーション法、又は洗浄法で系外に除去する。
(4)漂白は、酸化作用や還元作用を用いて、繊維の白色度を高める。
前記古紙パルプを混合する場合、全パルプ中の古紙パルプの混合比率は、記録後のカール対策から40%以下が好ましい。
内添サイズ剤の使用量は、絶乾パルプ100重量部に対して、好ましくは0.1〜0.7重量部であるが、これに限定されるものではない。
本発明の支持体にコート層を塗布により付与する方法としては特に規定しないが、直接塗布する方法、他の基材上に一度塗布したものを原紙に転写する方法、スプレー等によって噴霧する方法等が利用できる。直接塗布する方法としては、例えば、ロールコーター法、エアナイフコーター法、ゲートロールコーター法、サイズプレス法、シムサイザー法、ロッドメタリングサイズプレスコータ等フィルムトランスファー方式あるいはファウンテンあるいはロールアプリケーション等によるブレードコーター方式等を挙げることができる。
<インク>
本発明に必須な顔料インクは、少なくとも水、粒子状の色材、色剤の定着剤、及び水溶性有機溶剤を含有してなり、湿潤剤、界面活性剤、更に必要に応じて、等のその他の成分を含有してなる。
本発明に用いられるシアン色材としては、フタロシアニン構造をもつ色材(着色剤)である必要があり、C.I.ピグメントブルー1、2、3、15(銅フタロシアニンブルーR)、15:1、15:2、15:3(フタロシアニンブルーG)、15:4、15:6(フタロシアニンブルーE)、15:34、16、17:1、22、56、60、63、C.I.バットブルー4、同60等が挙げられる。特にフタロシアニンブルー15:3がコストや安全性当の点からも望ましい。
その他のカラー用の色材としては、粒子状の色材であれば特に限定されない。
なお、前記各染料は、ポリマー微粒子に効率的に含浸される観点から、有機溶剤、例えば、ケトン系溶剤に2g/リットル以上溶解することが好ましく、20〜600g/リットル溶解することがより好ましい。
前記自己分散型顔料の体積平均粒径は、インク中において0.01〜0.16μmが好ましい。
前記顔料分散剤としては、前記親水性高分子化合物として、天然系では、アラビアガム、トラガンガム、グーアガム、カラヤガム、ローカストビーンガム、アラビノガラクトン、ペクチン、クインスシードデンプン等の植物性高分子、アルギン酸、カラギーナン、寒天等の海藻系高分子、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン等の動物系高分子、キサンテンガム、デキストラン等の微生物系高分子などが挙げられる。
純合成系では、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル等のビニル系高分子、非架橋ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸又はそのアルカリ金属塩、水溶性スチレンアクリル樹脂等のアクリル系樹脂、水溶性スチレンマレイン酸樹脂、水溶性ビニルナフタレンアクリル樹脂、水溶性ビニルナフタレンマレイン酸樹脂、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のアルカリ金属塩、四級アンモニウムやアミノ基等のカチオン性官能基の塩を側鎖に有する高分子化合物、セラック等の天然高分子化合物等が挙げられる。
前記浸透剤としては、有機溶剤のうち、機能的にインクの紙への浸透を促進する効果が高いものを意味(一方、湿潤剤は、有機溶剤のうち、ヘッドの乾燥を防ぐ湿潤効果が認められるもの意味する)し、具体的には炭素数8以上のポリオール化合物やグリコールエーテル化合物が該当する。すなわち、本発明における浸透剤としては、ポリオール化合物やグリコールエーテル化合物等の水溶性有機溶剤が用いられ、特に、炭素数8以上のポリオール化合物、及びグリコールエーテル化合物の少なくともいずれかが好適に用いられる。
前記ポリオール化合物の炭素数が8未満であると、十分な浸透性が得られず、両面印刷時に記録用メディアを汚したり、記録用メディア上でのインクの広がりが不十分で画素の埋まりが悪くなるため、文字品位や画像濃度の低下が生じることがある。
前記炭素数8以上のポリオール化合物としては、例えば、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール(溶解度:4.2%(25℃))、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール(溶解度:2.0%(25℃))、などが好適である。
前記湿潤剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリオール化合物、ラクタム化合物、尿素化合物及び糖類から選択される少なくとも1種が好適である。湿潤剤の添加量は5〜40質量%が望ましく、更に望ましくは10〜30質量%である。
前記界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、アセチレングリコール系界面活性剤、又はフッ素系界面活性剤などが挙げられ、前記アニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートの塩、などが挙げられる。
などが挙げられる。
該市販品としては、例えば、サーフロンS−111、S−112、S−113、S−121、S−131、S−132、S−141、S−145(いずれも旭硝子社製)、フルラードFC−93、FC−95、FC−98、FC−129、FC−135、FC−170C、FC−430、FC−431(いずれも住友スリーエム社製)、メガファックF−470、F1405、F−474(いずれも大日本インキ化学工業社製)、ゾニールTBS、FSP、FSA、FSN−100、FSN、FSO−100、FSO、FS−300、UR(いずれもデュポン社製)、FT−110、FT−250、FT−251、FT−400S、FT−150、FT−400SW(いずれも株式会社ネオス社製)、PF−151N(オムノバ社製)などが挙げられる。これらの中でも、信頼性と発色向上に関して良好な点から、ゾニールFS−300、FSN、FSN−100、FSO(デュポン社製)が特に好ましい。
−樹脂エマルジョン−
前記樹脂エマルジョンは、樹脂微粒子を連続相としての水中に分散したものであり、必要に応じて界面活性剤のような分散剤を含有しても構わない。
前記分散相成分としての樹脂微粒子の含有量(樹脂エマルジョン中の樹脂微粒子の含有量)は一般的には10〜70質量%が好ましい。また、前記樹脂微粒子の粒径は、特にインクジェット記録装置に使用することを考慮すると、平均粒径10〜1000nmが好ましく、20〜300nmがより好ましい。
該市販の樹脂エマルジョンとしては、例えば、マイクロジェルE−1002、E−5002(スチレン−アクリル系樹脂エマルジョン、日本ペイント株式会社製)、ボンコート4001(アクリル系樹脂エマルジョン、大日本インキ化学工業株式会社製)、ボンコート5454(スチレン−アクリル系樹脂エマルジョン、大日本インキ化学工業株式会社製)、SAE−1014(スチレン−アクリル系樹脂エマルジョン、日本ゼオン株式会社製)、サイビノールSK−200(アクリル系樹脂エマルジョン、サイデン化学株式会社製)、プライマルAC−22、AC−61(アクリル系樹脂エマルジョン、ローム・アンド・ハース製)、ナノクリルSBCX−2821、3689(アクリルシリコーン系樹脂エマルジョン、東洋インキ製造株式会社製)、#3070(メタクリル酸メチル重合体樹脂エマルジョン、御国色素社製)などが挙げられる。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、必要に応じて適宜選択することができ、例えば、pH調整剤、防腐防黴剤、防錆剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、酸素吸収剤、光安定化剤、などが挙げられる。
該pH調製剤としては、例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミン、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属元素の水酸化物;水酸化アンモニウム、第4級アンモニウム水酸化物、第4級ホスホニウム水酸化物、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩、などが挙げられる。
前記インクの粘度は、25℃で、1cps以上30cps以下が好ましく、2〜20cpsがより好ましい。前記粘度が20cpsを超えると、吐出安定性の確保が困難になることがある。
前記pHとしては、例えば、7〜10が好ましい。
既存の印刷用塗工紙とは、経済産業省や日本製紙連合会の品種分類により塗工量で慣用的に分類される、いわゆるアート紙(A0,A1)、コート紙(A2,B2)、軽量コート紙(A3,B3)、微塗工紙といった商業印刷・出版印刷に用いられている塗工紙のことであり、オフセット印刷、グラビア印刷等に用いられるものである。ここで、アート紙とは塗工量が固形量で片面20g/m2以上のものであり、コート紙とは塗工量が固形量で片面10g/m2〜20g/m2であり、軽量コート紙とは、塗工量が固形量で片面6g/m2〜10g/m2程度であり、微塗工紙とは、塗工量が固形量で片面6g/m2以下のものである。
また、本発明においては、インク吸収が少なく、インクの成分が紙に浸透しにくいことから、キャストコート紙が好適に用いられる。キャストコート紙とは、上記の塗工量による分類とは異なり製法により分類されるもので、一般に塗工液が生乾きの状態で、加熱した鏡面のロール(キャストドラム)に巻きつけ、その面を転写することで紙表面に鏡面のような平滑性を付与したものである。キャストコート紙の塗工量は通常固形量で20〜30g/m2程度である。キャストコート紙の具体的な商品としては、ミラーコートプラチナ(王子製紙)、エスプリコートC(日本製紙)、等が挙げられる。
本発明のインクカートリッジは、本発明の前記インクメディアセットにおけるインクを容器中に収容してなり、更に必要に応じて適宜選択したその他の部材等を有してなる。
前記容器としては、特に制限はなく、目的に応じてその形状、構造、大きさ、材質等を適宜選択することができ、例えば、アルミニウムラミネートフィルム、樹脂フィルム等で形成されたインク袋などを少なくとも有するもの、などが好適に挙げられる。
インクカートリッジ(200)は、図6に示すように、インク注入口(242)からインク袋(241)内に充填され、排気した後、該インク注入口(242)は融着により閉じられる。使用時には、ゴム部材からなるインク排出口(243)に装置本体の針を刺して装置に供給される。
インク袋(241)は、透気性のないアルミニウムラミネートフィルム等の包装部材により形成されている。このインク袋(241)は、図7に示すように、通常、プラスチック製のカートリッジケース(244)内に収容され、各種インクジェット記録装置に着脱可能に装着して用いられるようになっている。
本発明のインクジェット記録装置は、インク飛翔手段を少なくとも有してなり、更に必要に応じて適宜選択したその他の手段、例えば、刺激発生手段、制御手段等を有してなる。
本発明のインクジェット記録方法は、インク飛翔工程を少なくとも含み、更に必要に応じて適宜選択したその他の工程、例えば、刺激発生工程、制御工程等を含む。
本発明のインクジェット記録方法は、本発明のインクジェット記録装置により好適に実施することができ、前記インク飛翔工程は前記インク飛翔手段により好適に行なうことができる。また、前記その他の工程は、前記その他の手段により好適に行なうことができる。
前記インク飛翔工程は、本発明の前記インクメディアセットにおけるインクに、刺激を印加し、該インクを飛翔させて前記インクメディアセットにおける記録用メディアに画像を記録する工程である。
前記インク飛翔手段は、本発明の前記インクメディアセットにおけるインクに、刺激を印加し、該インクを飛翔させて前記インクメディアセットにおける記録用メディアに画像を記録する手段である。該インク飛翔手段としては、特に制限はなく、例えば、インク吐出用の各種のノズル、などが挙げられる。
また、インクジェットノズルのノズル径は、30μm以下が好ましく、1〜20μmが好ましい。
また、インクジェットヘッド上にインクを供給するためのサブタンクを有し、該サブタンクにインクカートリッジから供給チューブを介してインクが補充されるように構成することが好ましい。
インクカートリッジ装填部(104)の上面には、操作キーや表示器などの操作部(105)が配置されている。インクカートリッジ装填部(104)は、インクカートリッジ(200)の脱着を行なうための開閉可能な前カバー(115)を有している。
本発明で用いる定着ユニットは、図11のようにプリンタに設けても良く、定着装置として個別に設けられていてもも良い。
図9は、本発明の一実施形態に係るインクジェットヘッドの要素拡大図、図10は、同ヘッドのチャンネル間方向の要部拡大断面図である。
ベース(40)はチタン酸バリウム系セラミックからなり、積層圧電素子(50)を2列配置して接合している。
本発明の画像形成方法に用いられるインクのように、比較的低い表面張力を有するインクを用いる場合、ノズルプレートは撥水性、撥インク性に優れていることが望ましい。これは、撥水性、撥インク性に優れるノズルプレートを用いることで、低い表面張力のインクでもインクのメニスカスが正常に形成でき、その結果、インク滴の形成(粒子化)が良好にできるためである。メニスカスが正常に形成されると、インクが噴射する際に一方方向にインクが引っ張られることがなくなり、その結果、インクの噴射曲がりが少なく、ドット位置精度が高い画像を得ることができる。
ところが、本発明で用いるインクジェットヘッドは低表面張力のインクを用いてもドット位置精度が高いため、吸収性が低いメディアを用いてもインクがメディアを埋めることができるため、画像濃度ムラや画像濃度低下にならず、高い画像品質の印刷物を得ることができる。
(表面粗さ)
本発明で用いられる撥インク層の表面粗さRaは、0.2μm以下にすることが好ましい。表面粗さRaを0.2μm以下にすることで、ワイピング時の拭き残しを低減することができる。
図12、図13は、本発明で用いるインクジェットヘッドノズル板の断面図である。
インク(3)の充填時には、図13(c)に示すように、シリコーン樹脂皮膜による撥インク膜(1)とノズル板(2)の境界部分にメニスカス(液面)Pが形成される。
撥インク層の材料はインクをはじく材料であればいずれも用いることができるが、具体的には、フッ素系撥水材料、シリコーン系撥水材料を挙げることができる。
シリコーン系撥水材料としては、室温硬化型の液状シリコーンレジンもしくはエラストマーがあり、基材表面に塗布され、室温で大気中に放置することにより重合硬化して撥インク性の皮膜が形成されることが好ましい。
上記したシリコーン系撥水材料は加熱硬化型の液状シリコーンレジンもしくはエラストマーであり、基材表面に塗布され、加熱処理することにより硬化し撥インク性の皮膜を形成することであってもよい。
シリコーン系撥水材料は紫外線硬化型の液状シリコーンレジンもしくはエラストマーであり、基材表面に塗布され、紫外線を照射することにより硬化し撥インク性の皮膜を形成することであってもよい。
シリコーン系撥水材料の粘度が1000cp(センチポイズ)以下であることが好ましい。
本発明のインクジェット記録方法により記録されたインク記録物は、本発明のインク記録物である。本発明のインク記録物は、本発明の前記インクメディアセットにおける記録用メディア上に前記インクメディアセットにおけるインクを用いて形成された画像を有してなる。
前記記録物は、高画質で滲みがなく、経時安定性に優れ、各種の印字乃至画像の記録された資料等として各種用途に好適に使用することができる。
撥インク層の臨界表面張力は5〜40mN/mであることが好ましい。さらに、5〜30mN/mであることがより好ましい。30mN/mを超えると、長期の使用においてインクがノズルプレートに対して濡れすぎる現象が生じるため、繰り返し印刷をしているとインクの吐出曲がりや粒子化異常が生じてしまう。また、40mN/mを超えると、初期からノズルプレートに対して濡れすぎる現象が生じるため、初期からインクの吐出曲がりや粒子化異常が生じてしまう。
前述のヘッド作成方法と同様に撥インク層つきノズルプレートを用いてインクジェットヘッドを作製した。これに後述する製造例1のシアンインクを用いてインクを噴射させた。インクの飛翔課程をビデオ撮影して観察したところ、いずれのノズルプレートを用いた場合にも正常に粒子化していることを確認し、吐出安定性が良好であることを確認した。
製造例1のシアンインクは、
本発明のインクジェット記録方法により記録されたインク記録物は、本発明のインク記録物である。本発明のインク記録物は、本発明の前記インクメディアセットにおける記録用メディア上に前記インクメディアセットにおけるインクを用いて形成された画像を有してなる。
前述のヘッド作成方法と同様に撥インク層つきノズルプレートを用いてインクジェットヘッドを作製した。これに製造例1のシアンインクを用いてインクを噴射させた。インクの飛翔課程をビデオ撮影して観察したところ、いずれのノズルプレートを用いた場合にも正常に粒子化していることを確認し、吐出安定性が良好であることを確認した。
(製造例1 シアン)
−銅フタロシアニン顔料含有ポリマー微粒子分散体の調製−
機械式攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管、及び滴下ロートを備えた1Lフラスコ内を十分に窒素ガスで置換した後、スチレン11.2g、アクリル酸2.8g、ラウリルメタクリレート12.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート4.0g、スチレンマクロマー(東亜合成株式会社製、商品名:AS−6)4.0g、及びメルカプトエタノール0.4gを仕込み、65℃に昇温した。次に、スチレン100.8g、アクリル酸25.2g、ラウリルメタクリレート108.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート36.0g、ヒドロキシエチルメタクリレート60.0g、スチレンマクロマー(東亜合成株式会社製、商品名:AS−6)36.0g、メルカプトエタノール3.6g、アゾビスジメチルバレロニトリル2.4g、及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を2.5時間かけてフラスコ内に滴下した。
−ジメチルキナクリドン顔料含有ポリマー微粒子分散体の調製−
製造例1において、銅フタロシアニン顔料を顔料ピグメントレッド122に変更した以外は、製造例1と同様にして、赤紫色のポリマー微粒子分散体を調製した。
得られたポリマー微粒子について、粒度分布測定装置(マイクロトラックUPA、日機装株式会社製)で測定した平均粒子径(D50%)は127nmであった。
−モノアゾ黄色顔料含有ポリマー微粒子分散体の調製−
製造例1において、銅フタロシアニン顔料を顔料ピグメントイエロー74に変更した以外は、製造例1と同様にして、黄色のポリマー微粒子分散体を調製した。
得られたポリマー微粒子について、粒度分布測定装置(マイクロトラックUPA、日機装株式会社製)で測定した平均粒子径(D50%)は76nmであった。
−カーボンブラックのポリマー微粒子分散体の調製−
製造例1において、銅フタロシアニン顔料をカーボンブラック(デグサ社製、FW100)に変更した以外は、製造例1と同様にして、黒色のポリマー微粒子分散体を調製した。
得られたポリマー微粒子について、粒度分布測定装置(マイクロトラックUPA、日機装株式会社製)で測定した平均粒子径(D50%)は104nmであった。
−シアンインク組成物1の調製−
製造例1の銅フタロシアニン顔料含有ポリマー微粒子分散体20.0質量%、3−メチル−1,3−ブタンジオール23.0質量%、グリセリン8.0質量%、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール2.0質量%、FS−300(DuPont社製)2.5質量%、プロキセルLV(アベシア社製)0.2質量%、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール0.5質量%、及びイオン交換水を適量加えて100質量%とし、その後、平均孔径0.8μmのメンブレンフィルターで濾過を行なった。その後イオン交換水を使用し固形分を、12wt%に調整した。以上によりインク組成物を調製した。得られたインク組成物の25℃に於ける粘度は9mPa・s、表面張力は25mN/mであった。粘度の測定は、粘度測定装置(東機産業社製、R500回転粘度計)を用いて、25℃で行なった。
−マゼンタインク組成物1の調製−
製造例2のジメチルキナクリドン顔料含有ポリマー微粒子分散体20.0質量%、3−メチル−1,3−ブタンジオール22.5質量%、グリセリン9.0質量%、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール2.0質量%、FS−300(DuPont社製)2.5質量%、プロキセルLV(アベシア社製)0.2質量%、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール0.5質量%、及びイオン交換水を適量加えて100質量%とし、その後、平均孔径0.8μmのメンブレンフィルターで濾過を行なった。その後イオン交換水を使用し固形分を、12wt%に調整した。以上によりインク組成物を調製した。得られたインク組成物の25℃に於ける粘度は9mPa・s、表面張力は25mN/mであった。
−イエローインク組成物1の調製−
製造例3のモノアゾ黄色顔料含有ポリマー微粒子分散体20.0質量%、3−メチル−1,3−ブタンジオール24.5質量%、グリセリン8.0質量%、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール2.0質量%、FS−300(DuPont社製)2.5質量%、プロキセルLV(アベシア社製)0.2質量%、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール0.5質量%、及びイオン交換水を適量加えて100質量%とし、その後、平均孔径0.8μmのメンブレンフィルターで濾過を行なった。その後イオン交換水を使用し固形分を、12wt%に調整した。以上によりインク組成物を調製した。得られたインク組成物の25℃に於ける粘度は9mPa・s、表面張力は25mN/mであった。
−ブラックインク組成物1の調製−
製造例4のカーボンブラック分散液20.0質量%、3−メチル−1,3−ブタンジオール22.5質量%、グリセリン7.5質量%、2−ピロリドン2.0質量%、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール2.0質量%、R−(OCH2CH2)nOH(ただし、式中、Rは炭素数12のアルキル基、n=9)2.0質量%、プロキセルLV(アベシア社製)0.2質量%、及び2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール0.5質量%、及びイオン交換水を適量加えて100質量%とし、その後、平均孔径0.8μmのメンブレンフィルターで濾過を行なった。その後イオン交換水を使用し固形分を、12wt%に調整した。以上によりインク組成物を調製した。得られたインク組成物の25℃に於ける粘度は9mPa・s、表面張力は25mN/mであった。
(製造例9)
下記に示す各成分を混合し、十分攪拌して溶解後、ポアサイズが0.45μmのフロロポアフィルター(商品名:住友電工(株)製)を用いて加圧濾過し染料インクセットを調整した。
染料インク組成:
染料種
イエロー C.I.ダイレクトイエロー86
シアン C.I.ダイレクトブルー199
マゼンタC.I. Acid Red 285
ブラック C.I.ダイレクトブラック154
処方
染料 4質量部
グリセリン 7質量部
チオジグリコール 7質量部
尿素 7質量部
アセチレングリコール 1.5部
水 73.5部
得られたインク組成物の25℃に於ける粘度は4mPa・s、表面張力は約35dyne/cmであった。
(製造例10)
−支持体1の作製−
・LBKP 80質量部
・NBKP 20質量部
・軽質炭酸カルシウム(商品名:TP−121、奥多摩工業株式会社製)10質量部
・硫酸アルミニウム 1.0質量部
・両性澱粉(商品名:Cato3210、日本NSC株式会社製) 1.0質量部
・中性ロジンサイズ剤 0.3質量部
(商品名:NeuSize M−10、ハリマ化成株式会社製)
・歩留まり向上剤(商品名:NR−11LS、ハイモ社製) 0.02質量部
上記配合の0.3質量%スラリーを長網抄紙機で抄造し、マシンカレンダー仕上げをして坪量79g/m2の支持体1を作製した。なお、抄紙工程のサイズプレス工程で、酸化澱粉水溶液を固形分付着量が片面当り、1.0g/m2になるように塗布した。
製造例5の処方からFS300を除いた以外は製造例5と同様にしてシアンインクを調合した。このときのインクの表面張力は42mN/mであった。
製造例5の処方を40℃8時間加熱し、固形分を33wt%としたインクを作成した。このときの粘度は32mN/sであった。
シアン顔料としてC.I.ピグメントシアン15:3を低温プラズマ処理しカルボン酸基を導入した顔料を作製した。これをイオン交換水に分散したものを、限外濾過膜にて脱塩濃縮し顔料濃度20%のシアン顔料分散液とした。
−シアンインク組成物2の調製−
このシアン顔料分散液20.0質量%、3−メチル−1,3−ブタンジオール23.0質量%、グリセリン8.0質量%、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール2.0質量%、FS−300(DuPont社製)2.5質量%、プロキセルLV(アベシア社製)0.2質量%、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール0.5質量%、及びイオン交換水を適量加えて100質量%とし、その後、平均孔径0.8μmのメンブレンフィルターで濾過を行なった。その後イオン交換水を使用し固形分を、12wt%に調整した。以上によりインク組成物を調製した。得られたインク組成物の25℃に於ける粘度は9mPa・s、表面張力は25mN/mであった。粘度の測定は、粘度測定装置(東機産業社製、R500回転粘度計)を用いて、25℃で行なった。
作製した支持体1に、顔料として粒子径2μm以下の割合が97重量%のカオリン70部、平均粒子径1.1μmの重質炭酸カルシウム30部、接着剤として、ガラス転移温度(Tg)が−5℃のスチレン・ブタジエン共重合体エマルジョン8部、リン酸エステル化澱粉1部、助剤としてステアリン酸カルシウム0.5部を加え、さらに水を加えて固形分濃度60%の塗工液を調整した。
この塗工液を上記の原紙に片面当り塗工層厚みが5μmになるように、ブレードコーターを用いて両面塗工し、熱風乾燥後、スーパーカレンダー処理を行い、本発明の記録用紙1を得た。
評価結果に×が示してあるものは、メディアとして不適切である。
メディアにPODグロスコート(王子製紙社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにUPM Digifinesee Gloss(UPM社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにColor Copy Gloss(インターナショナルペーパー社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにAvery Laser Glossy(Avery社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印
字を行なった。
メディアにColor Copy coated glossy(Mondi社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにExact Gloss(Wausau Paper社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにSA金藤+(王子製紙社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにOKトップコート+(王子製紙社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにユーライト(日本製紙社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにネプチューン(日本製紙社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにオーロラコート(日本製紙社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにαマット(北越製紙社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにミラーコートプラチナ(王子製紙社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにエスプリロータス(日本製紙社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにエスプリC(日本製紙社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにNew マリエスト(北越製紙社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにピカソC(五条製紙社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにLaser High Gloss(SMART Papers社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにPODグロスコート(王子製紙社製)を使用し、インク総量を14g/m2に設定した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
作製した支持体1に、顔料として粒子径2μm以下の割合が97重量%のカオリン50部、平均粒子径1.1μmの重質炭酸カルシウム30部、平均粒径2.0μmのシリカを20部、接着剤として、ガラス転移温度(Tg)が−5℃のスチレン・ブタジエン共重合体エマルジョン8部、リン酸エステル化澱粉1部、助剤としてステアリン酸カルシウム0.5部を加え、さらに水を加えて固形分濃度60%の塗工液を調整した。
この塗工液を上記の原紙に片面当り塗工層厚みが5μmになるように、ワイヤーバーを用いて両面塗工し、熱風乾燥後、スーパーカレンダー処理を行ない、本発明の記録用紙2を得た。この記録用紙2を用いた以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
製造例11のシアンインクを用いた以外は実施例1と同様にして印字を行った。なお、このときのインクの表面張力は42mN/mであった。
製造例12のシアンインクを用いた以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアに写真用紙エントリー(エプソン社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにクリスピア(エプソン社製)を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
記録用紙1に、10%酢酸水溶液を塗布し、紙面pHを7に調整した記録用紙3を得た。この用紙を使用した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
作製した支持体1に、顔料として粒子径2μm以下の割合が97重量%のカオリン30部、平均粒子径1.1μmの重質炭酸カルシウム30部、平均粒径2.0μmのシリカを40部、接着剤として、ガラス転移温度(Tg)が−5℃のスチレン・ブタジエン共重合体エマルジョン8部、リン酸エステル化澱粉1部、助剤としてステアリン酸カルシウム0.5部を加え、さらに水を加えて固形分濃度60%の塗工液を調整した。
この塗工液を上記の原紙に片面当り塗工層厚みが5μmになるように、ワイヤーバーを用いて両面塗工し、熱風乾燥後、スーパーカレンダー処理を行ない、本発明の記録用紙4を得た。この記録用紙4を用いた以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
シアンインクに製造例13のシアンインクを用いた以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
メディアにPODグロスコート(王子製紙社製)を使用し、インク総量を15.5g/m2に設定した以外は実施例1と同様にして印字を行なった。
PODグロスコート:
セルロースパルプを主成分として支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。付着量 固形分として片面10g/m2。
UPM Digifinesee Gloss:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。
Color Copy Gloss:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。
Avery Laser Glossy:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。
Color Copy coated glossy:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。
Exact Gloss:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。
SA金藤+:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。付着量 固形分として片面20g/m2
OKトップコート+:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。付着量 固形分として片面10g/m2
ユーライト:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。付着量 固形分として片面10g/m2
ネプチューン:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。
オーロラコート:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。付着量 固形分として片面10g/m2。
αマット:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。
ミラーコートプラチナ:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。
エスプリロータス:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。
エスプリC:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。
New マリエスト:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。
ピカソC:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。
Laser High Gloss:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。
写真用紙エントリー:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。
クリスピア:
セルロースパルプを主成分とした支持体上に顔料を含有する塗工層を有する塗工紙。
<動的走査吸液計による純水転移量の測定>
各記録用メディアについて、動的走査吸液計(K350シリーズD型、協和精工株式会社製)を用いて、25℃50%RHにて、純水の転移量を測定した。接触時間100ms及び接触時間400msにおける転移量は、それぞれの接触時間の近隣の接触時間における転移量の測定値から補間により求めた。
図14は実施例に示したメディアのうち、接触時間100msにおける純水のメディアへの転移量が1ml/m2を超えるものについて、横軸に紙面pH、縦軸にスミア濃度をプロットしたものである。
図15は、実施例に示したメディアのうち、接触時間100msにおける純水のメディアへの転移量が1ml/m2以下のものについて、同様に横軸に紙面pH、縦軸にスミア濃度をプロットしたものである。
いずれの場合も紙面pHが高くなるにつれ、スミア濃度を低く改善できるを示している。さらに、転移量が1ml/m2以下のものの方がスミア濃度の改善効果が高いことがわかる。
実施例及び比較例のメディア表面に純水を0.1ml滴下し、紙面pHをフラットセンサー付きpH計 SKINCHECK( HANNA instruments社製)にて測定した。測定値は純水滴下後30秒の値とした。
各画像プリントのシアンべた画像部について、印刷24h後、クロックメータ(CM−1型)を使用し、摩擦子に白綿布(JISL 0803 綿3号)を両面粘着フォームテープ(3M社製 #4016 t=1.6)で貼り付け、5往復摩擦し、綿布に付着した色材の濃度を分光測色濃度計(エックスライト社製Model-938)を使用して測定した。
○:濃度が0.05以下であり、実用上問題無いレベルにある
△:濃度が0.07以下0.05以上であり、なんとか使えるレベルにある。
×:濃度が0.07以上であり、実用上問題がある。
RI印刷適性試験機(石川島播磨重工業社製)を使用して、塗工紙にシアンインク(東洋インキ社製:ハイユニティネオSOY)0.8ccをベタ刷りする。これを23℃、相対湿度65%の雰囲気下に8時間放置した後、印刷部分の5cm×5cmの範囲について指触で判定する。インク転写が無いか少ない時は○、多いときは△、極めて多い時は×とする。
シアンインクベタ画像部において、均一性が良好なものを◎又は○、一部にムラが認められるものを△、全面にムラが認められるものを×として目視評価した。
インク定着性判定と、オフセットインキセット時間判定のどちらも○のものを総合判定で◎又は○とした。二者の一方が○であり他方が△のものは、△判定とした。二者のいずれか或いは両方が×のものは、×判定とした。
本発明のインクジェット記録方法は、インクジェット記録方式による各種記録に適用することができ、例えば、インクジェット記録用プリンタ、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機、印刷機などに特に好適に適用することができる。
1 定着ローラ
2 加圧ローラ
3 発熱フィラメント
4 ヒータ
5 紙
6 温度検知手段
7 用紙
8 用紙
9 用紙
10 発熱フィラメント
11 ヒータ
12 発熱フィラメント
13 ヒータ
14 発熱フィラメント
15 デュアルフィラメントヒータ
(図6、図7)
200 インクカートリッジ
241 インク袋
242 インク注入口
243 インク排出口
244 カートリッジ外装
(図8、図11)
101 装置本体
102 給紙トレイ
103 排紙トレイ
104 インクカートリッジ装填部
105 操作部
111 上カバー
112 前面
115 前カバー
131 ガイドロッド
132 ステー
133 キャリッジ
134 記録ヘッド
135 サブタンク
141 用紙載置部
142 用紙
143 給紙コロ
144 分離パッド
145 ガイド
151 搬送ベルト
152 カウンタローラ
153 搬送ガイド
155 加圧コロ
156 帯電ローラ
157 搬送ローラ
158 デンションローラ
161 ガイド部材
171 分離爪
172 排紙ローラ
173 排紙コロ
181 両面給紙ユニット
182 手差し給紙部
200 インクカートリッジ
202 定着装置
203 指触乾燥装置
(図9、図10)
1b 共通液室
2a 液体抵抗部
2b 加圧液室
2c 連通口
2d 隔壁
3a ノズル
5f 駆動部
5g 支持部
6a 凸部
6b ダイヤフラム
6c インク流入口
10 フレーム
20 流路板
30 ノズルプレート
40 ベース
50 積層圧電素子
60 振動板
70 接着層
(図12、13)
1 撥インク膜
1' 撥インク膜
1a 撥インク膜
2 ノズル板
3 インク
4 ディスペンサ
5 ニードル
6 気体
d 開口部分近傍以外における厚み
r 曲率半径
θ ノズル板平面からの角度
P メニスカス
Q メニスカス
Claims (20)
- セルロースパルプを主成分とした支持体上の少なくとも一方の面に、少なくとも一層の顔料を含有する塗工層を塗布してなるメディアにインクを飛翔させて、該メディアに印字するインクジェット記録方法であって、動的走査吸液計で測定した接触時間100msにおける純水のメディアの前記塗工層を有する面への転移量が30ml/m2以下であり、かつ接触時間400msにおける純水のメディアの前記塗工層を有する面への転移量が35ml/m2以下であって、塗工層を有する紙面pHが8以上であるメディアに対し、粒子状の色材とエマルジョン樹脂および界面活性剤を少なくとも含有するpH8以上のインクを用いてインク付着量15g/m2以下で印字することを特徴とするインクジェット記録方法。
- シアンインク色材として少なくともフタロシアニンブルーを使用することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。
- 接触時間100msにおける純水のメディアへの転移量が1ml/m2以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録方法。
- 前記記録メディアのコート層が少なくともSBRエマルジョンを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
- 前記インクに刺激を印加し、該インクを飛翔させて前記記録メディアに画像を形成するインク飛翔工程を少なくとも含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
- 前記刺激が、熱、圧力、振動及び光から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録方法。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載されるインクジェット記録方法に用いられるインクであり、該インクが、少なくともさらに、水、及び湿潤剤を含有することを特徴とするインク。
- 前記インクが、25℃における表面張力が15〜40mN/mであることを特徴とする請求項7に記載のインク。
- 前記インクが、界面活性剤を含有し、該界面活性剤がフッ素系界面活性剤であることを特徴とする請求項7又は8に記載のインク。
- 前記インクの25℃における粘度が、1〜30cpsであることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載のインク。
- 前記インクが、着色剤として分散性色材を含有し、該分散性色材の平均粒径が0.01〜0.16μmであることを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載のインク。
- 請求項7乃至11のいずれかに記載されるインクを充填したことを特徴とするインクカートリッジ。
- インクジェットヘッドのインク吐出用開口部が形成されている面に撥インク層が形成されている記録装置を用いることを特徴とする請求項1乃至6のいずれに記載の記録方法。
- 前記撥インク層が、フッ素系材料、あるいは、シリコーン系材料で構成されることを特徴とする請求項13に記載の記録方法。
- 前記撥インク層の表面粗さRaが0.2μm以下であることを特徴とする請求項13に記載の記録方法。
- 前記撥インク層の開口部近傍における当該開口部の中心線に垂直な平面での断面積が、該基材表面から離れるにつれて順次大きくなっていくように形成されたことを特徴とする請求項13に記載の記録方法。
- 前記撥インク層の膜厚が1A以上であることを特徴とする請求項13に記載の記録方法。
- 前記撥インク層の臨界表面張力γcが5〜40mN/mであることを特徴とする請求項13に記載の記録方法。
- 請求項13乃至18のいずれかに記載される記録方法を用いることを特徴とする記録装置。
- 請求項1乃至18のいずれかに記載される記録方法により記録された記録物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008071095A JP2008260279A (ja) | 2007-03-19 | 2008-03-19 | インクジェット記録方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007071045 | 2007-03-19 | ||
JP2008071095A JP2008260279A (ja) | 2007-03-19 | 2008-03-19 | インクジェット記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008260279A true JP2008260279A (ja) | 2008-10-30 |
Family
ID=39765982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008071095A Pending JP2008260279A (ja) | 2007-03-19 | 2008-03-19 | インクジェット記録方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8096651B2 (ja) |
EP (1) | EP2136999B1 (ja) |
JP (1) | JP2008260279A (ja) |
CN (1) | CN101541551B (ja) |
WO (1) | WO2008114884A1 (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010149415A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Brother Ind Ltd | 印刷制御装置および印刷制御プログラム |
JP2010173286A (ja) * | 2009-02-02 | 2010-08-12 | Ricoh Co Ltd | 記録方法、インク、およびメディア |
JP2010173287A (ja) * | 2009-02-02 | 2010-08-12 | Ricoh Co Ltd | 記録方法、クリアインク、インク、およびメディア |
JP2010240950A (ja) * | 2009-04-03 | 2010-10-28 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | インクジェット用記録紙 |
JP2011005659A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-01-13 | Ricoh Co Ltd | インクジェット記録方法及びインクジェット用インク |
WO2014098002A1 (en) | 2012-12-18 | 2014-06-26 | Kao Corporation | Ink- jet printing method |
WO2015093275A1 (ja) | 2013-12-16 | 2015-06-25 | 花王株式会社 | 着色微粒子分散体 |
US9447298B2 (en) | 2012-12-18 | 2016-09-20 | Kao Corporation | Ink-jet printing method |
JP2017071089A (ja) * | 2015-10-06 | 2017-04-13 | 三菱製紙株式会社 | 産業用インクジェット印刷機向け印刷用塗工紙 |
JP2017170691A (ja) * | 2016-03-22 | 2017-09-28 | 北越紀州製紙株式会社 | インクジェット記録用紙の製造方法 |
US10266712B2 (en) | 2014-08-20 | 2019-04-23 | Kao Corporation | Ink-jet printing with water-based ink on recording medium have low water-absorption |
US10442947B2 (en) | 2014-07-04 | 2019-10-15 | Kao Corporation | Method for manufacturing colored particle dispersion |
JP2020147641A (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | セイコーエプソン株式会社 | 水系インク組成物、記録方法、及び記録装置 |
Families Citing this family (36)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5402095B2 (ja) | 2009-03-06 | 2014-01-29 | 株式会社リコー | インクジェット記録用インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、インク記録物 |
JP5167178B2 (ja) | 2009-03-18 | 2013-03-21 | 株式会社リコー | 強光沢バリアブル印刷用メディアおよび記録方法 |
JP5776141B2 (ja) | 2009-06-23 | 2015-09-09 | 株式会社リコー | インクジェット記録用インク、並びに、該インクを用いたインクジェット記録方法、該インクを収容したカートリッジ、及び記録物 |
JP5593969B2 (ja) | 2009-09-09 | 2014-09-24 | 株式会社リコー | インクジェット用記録インク、及びインクカートリッジ |
JP5534160B2 (ja) | 2009-12-03 | 2014-06-25 | 株式会社リコー | インクジェット用記録インクセット、インクカートリッジ、及びこれを用いた記録装置、画像形成方法並びに画像形成物 |
CN105040441B (zh) * | 2010-02-18 | 2017-12-19 | 精工爱普生株式会社 | 喷墨印染方法 |
JP5672065B2 (ja) * | 2010-03-02 | 2015-02-18 | 株式会社リコー | インクジェット記録用インク、並びに、インクジェット記録用インクセット、インクカートリッジ、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、及びインク記録物 |
JP5282747B2 (ja) | 2010-03-05 | 2013-09-04 | 株式会社リコー | インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法及び記録物 |
JP2012000893A (ja) | 2010-06-17 | 2012-01-05 | Ricoh Co Ltd | インクジェット記録用処理液、カートリッジ、インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法 |
JP5601075B2 (ja) | 2010-08-04 | 2014-10-08 | 株式会社リコー | インクジェット用インク、並びにインクカートリッジ、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置及びインク記録物 |
JP5793840B2 (ja) | 2010-08-19 | 2015-10-14 | 株式会社リコー | 液体組成物、記録方法、及び記録物 |
JP5552995B2 (ja) | 2010-10-19 | 2014-07-16 | 株式会社リコー | インクジェット記録用インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、画像形成方法、画像形成物 |
JP5919901B2 (ja) | 2011-03-15 | 2016-05-18 | 株式会社リコー | インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、及びインク記録物 |
US8919945B2 (en) | 2011-04-12 | 2014-12-30 | Ricoh Company, Ltd. | Inkjet ink, pigment dispersion, image forming method, inkjet recording apparatus, ink cartridge, and print |
JP5942708B2 (ja) * | 2011-09-13 | 2016-06-29 | 株式会社リコー | インクジェット用インク、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置及びインク記録物 |
US9321921B2 (en) | 2012-02-02 | 2016-04-26 | Ricoh Company, Ltd. | Post-treatment liquid for inkjet recording, image forming method, cartridge and image forming apparatus |
JP6161869B2 (ja) * | 2012-03-05 | 2017-07-12 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射装置 |
JP5579767B2 (ja) * | 2012-03-26 | 2014-08-27 | 富士フイルム株式会社 | 画像形成方法 |
US8690308B2 (en) | 2012-03-30 | 2014-04-08 | Eastman Kodak Company | Inkjet ink comprising dynamic surface tension agent |
US8752951B2 (en) | 2012-03-30 | 2014-06-17 | Eastman Kodak Company | Inkjet ink comprising dynamic surface tension agent |
JP5910372B2 (ja) | 2012-07-11 | 2016-04-27 | 株式会社リコー | 画像形成方法 |
JP6107141B2 (ja) | 2013-01-07 | 2017-04-05 | 株式会社リコー | 画像形成方法及び画像形成装置 |
JP6264881B2 (ja) | 2013-01-10 | 2018-01-24 | 株式会社リコー | インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置 |
JP6136375B2 (ja) | 2013-03-05 | 2017-05-31 | 株式会社リコー | 水性インク画像形成用前処理液及び画像形成方法 |
EP2905376B1 (en) | 2014-02-06 | 2018-09-19 | Agfa Nv | Manufacturing of Decorative Laminates by Inkjet |
US10160248B2 (en) | 2014-06-19 | 2018-12-25 | Ricoh Company, Ltd. | Processing fluid, image forming method, recorded matter, and inkjet recording device |
JP6323230B2 (ja) | 2014-07-24 | 2018-05-16 | 株式会社リコー | 前処理液、インクセット、画像形成装置及び画像形成方法 |
US10689536B2 (en) | 2015-03-13 | 2020-06-23 | Ricoh Company, Ltd. | Ink, image forming method, image forming apparatus, and image formed product |
JP2017082043A (ja) | 2015-10-23 | 2017-05-18 | 株式会社リコー | インク、画像形成方法、及び画像形成装置 |
US9937715B2 (en) | 2015-11-30 | 2018-04-10 | Ricoh Company, Ltd. | Inkjet recording method and inkjet recording device |
JP6801179B2 (ja) | 2015-12-04 | 2020-12-16 | 株式会社リコー | インク、インク収容容器、画像形成方法、液体を吐出する装置、及び画像 |
US10723142B2 (en) | 2016-11-08 | 2020-07-28 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming method, image forming apparatus, and method for manufacturing printed matter |
AU2018294308B2 (en) * | 2017-06-26 | 2023-05-04 | Sicpa Holding Sa | Printing of security features |
JP7139907B2 (ja) * | 2018-11-16 | 2022-09-21 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録装置及び記録ヘッド |
JP7472465B2 (ja) * | 2019-10-24 | 2024-04-23 | セイコーエプソン株式会社 | 後処理装置、および印刷システム |
EP4290007A1 (en) * | 2022-06-09 | 2023-12-13 | Cromatos S.r.l. | Method of producing a dyed paper |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003211833A (ja) * | 2002-01-25 | 2003-07-30 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録媒体およびインクジェット記録方法 |
JP2004009480A (ja) * | 2002-06-06 | 2004-01-15 | Ricoh Co Ltd | カラー画像処理装置、カラー画像形成方法および記録媒体 |
JP2006110930A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット記録方法及びそれに用いるインクジェットプリンタ |
JP2006137072A (ja) * | 2004-11-11 | 2006-06-01 | Ricoh Co Ltd | インクメディアセット、並びに、インクカートリッジ、インク記録物、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 |
JP2006249396A (ja) * | 2005-02-09 | 2006-09-21 | Ricoh Co Ltd | 記録用インク、並びに、インクカートリッジ、インク記録物、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 |
JP2006281767A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-10-19 | Ricoh Co Ltd | 液体吐出ヘッド及びその製造方法、画像形成装置、液滴を吐出する装置、記録方法 |
JP2007049488A (ja) * | 2005-08-10 | 2007-02-22 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム |
JP2007051176A (ja) * | 2005-08-15 | 2007-03-01 | Seiko Epson Corp | インクセット及びこれを用いた記録方法、記録物 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06320755A (ja) | 1993-04-12 | 1994-11-22 | Hewlett Packard Co <Hp> | インクジェット印刷装置 |
JP3349803B2 (ja) | 1993-12-24 | 2002-11-25 | 三菱製紙株式会社 | インクジェット記録シート |
KR0163272B1 (ko) * | 1995-05-18 | 1998-12-15 | 미따라이 후지오 | 기록 매체, 그것을 사용한 기록 방법 및 기록물의 제조 방법 |
JP3953648B2 (ja) | 1997-07-17 | 2007-08-08 | 三菱製紙株式会社 | 顔料インク用インクジェット記録媒体 |
JP2000212487A (ja) * | 1999-01-28 | 2000-08-02 | Fujitsu Ltd | インク、当該インクを収納するインクカ―トリッジ及び当該インクを使用する記録装置 |
JP2003080837A (ja) | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | インクジェット記録用シート |
JP3699103B2 (ja) | 2004-01-30 | 2005-09-28 | 日本製紙株式会社 | インクジェット記録媒体 |
JP2005163017A (ja) | 2003-11-13 | 2005-06-23 | Seiko Epson Corp | 水性インク組成物 |
JP2006070105A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Ricoh Co Ltd | 記録用インク、並びに、インクカートリッジ、インク記録物、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 |
JP2006247971A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Ricoh Co Ltd | インクメディアセット、並びに、インクカートリッジ、インク記録物、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 |
JP2006321978A (ja) | 2005-04-21 | 2006-11-30 | Lion Corp | カチオン性コロイダルシリカおよびその製造方法、並びに、当該カチオン性コロイダルシリカを用いたインクジェット記録媒体用表面塗工剤およびインクジェット用紙 |
EP1926785B1 (en) | 2005-08-23 | 2016-05-04 | Ricoh Company, Ltd. | Ink for recording, and ink cartridge, ink recorded matter, inkjet recording apparatus and inkjet recording method using the same |
JP4878247B2 (ja) * | 2006-09-07 | 2012-02-15 | 株式会社リコー | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 |
CN101378912B (zh) * | 2006-09-19 | 2010-12-08 | 株式会社理光 | 油墨、墨盒、喷墨记录装置和方法以及定影温度控制设备 |
JP5170508B2 (ja) | 2007-03-16 | 2013-03-27 | 株式会社リコー | インクメディアセット、及びインクジェット記録方法、記録物、記録装置 |
-
2008
- 2008-03-17 US US12/301,933 patent/US8096651B2/en active Active
- 2008-03-17 WO PCT/JP2008/055607 patent/WO2008114884A1/en active Application Filing
- 2008-03-17 EP EP20080738851 patent/EP2136999B1/en active Active
- 2008-03-17 CN CN2008800006551A patent/CN101541551B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2008-03-19 JP JP2008071095A patent/JP2008260279A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003211833A (ja) * | 2002-01-25 | 2003-07-30 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録媒体およびインクジェット記録方法 |
JP2004009480A (ja) * | 2002-06-06 | 2004-01-15 | Ricoh Co Ltd | カラー画像処理装置、カラー画像形成方法および記録媒体 |
JP2006110930A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット記録方法及びそれに用いるインクジェットプリンタ |
JP2006137072A (ja) * | 2004-11-11 | 2006-06-01 | Ricoh Co Ltd | インクメディアセット、並びに、インクカートリッジ、インク記録物、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 |
JP2006249396A (ja) * | 2005-02-09 | 2006-09-21 | Ricoh Co Ltd | 記録用インク、並びに、インクカートリッジ、インク記録物、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 |
JP2006281767A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-10-19 | Ricoh Co Ltd | 液体吐出ヘッド及びその製造方法、画像形成装置、液滴を吐出する装置、記録方法 |
JP2007049488A (ja) * | 2005-08-10 | 2007-02-22 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム |
JP2007051176A (ja) * | 2005-08-15 | 2007-03-01 | Seiko Epson Corp | インクセット及びこれを用いた記録方法、記録物 |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010149415A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Brother Ind Ltd | 印刷制御装置および印刷制御プログラム |
US8366228B2 (en) | 2008-12-25 | 2013-02-05 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Print controller for controlling ink jet printer |
JP2010173286A (ja) * | 2009-02-02 | 2010-08-12 | Ricoh Co Ltd | 記録方法、インク、およびメディア |
JP2010173287A (ja) * | 2009-02-02 | 2010-08-12 | Ricoh Co Ltd | 記録方法、クリアインク、インク、およびメディア |
JP2010240950A (ja) * | 2009-04-03 | 2010-10-28 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | インクジェット用記録紙 |
JP2011005659A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-01-13 | Ricoh Co Ltd | インクジェット記録方法及びインクジェット用インク |
US9388321B2 (en) | 2012-12-18 | 2016-07-12 | Kao Corporation | Ink-jet printing method |
WO2014098002A1 (en) | 2012-12-18 | 2014-06-26 | Kao Corporation | Ink- jet printing method |
US9447298B2 (en) | 2012-12-18 | 2016-09-20 | Kao Corporation | Ink-jet printing method |
WO2015093275A1 (ja) | 2013-12-16 | 2015-06-25 | 花王株式会社 | 着色微粒子分散体 |
US9879148B2 (en) | 2013-12-16 | 2018-01-30 | Kao Corporation | Colored microparticle dispersion |
US10246601B2 (en) | 2013-12-16 | 2019-04-02 | Kao Corporation | Colored microparticle dispersion |
US10442947B2 (en) | 2014-07-04 | 2019-10-15 | Kao Corporation | Method for manufacturing colored particle dispersion |
US10266712B2 (en) | 2014-08-20 | 2019-04-23 | Kao Corporation | Ink-jet printing with water-based ink on recording medium have low water-absorption |
JP2017071089A (ja) * | 2015-10-06 | 2017-04-13 | 三菱製紙株式会社 | 産業用インクジェット印刷機向け印刷用塗工紙 |
JP2017170691A (ja) * | 2016-03-22 | 2017-09-28 | 北越紀州製紙株式会社 | インクジェット記録用紙の製造方法 |
JP2020147641A (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | セイコーエプソン株式会社 | 水系インク組成物、記録方法、及び記録装置 |
JP7451874B2 (ja) | 2019-03-12 | 2024-03-19 | セイコーエプソン株式会社 | 記録方法、及び記録装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2008114884A1 (en) | 2008-09-25 |
CN101541551A (zh) | 2009-09-23 |
EP2136999A1 (en) | 2009-12-30 |
US8096651B2 (en) | 2012-01-17 |
US20100245416A1 (en) | 2010-09-30 |
EP2136999A4 (en) | 2011-12-28 |
EP2136999B1 (en) | 2015-02-25 |
CN101541551B (zh) | 2012-02-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5299748B2 (ja) | インクジェット記録方法、そのための記録メディア及び水系インク | |
JP2008260279A (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP5509603B2 (ja) | 記録方法、およびクリアインク | |
KR101003816B1 (ko) | 기록용 잉크, 기록용 매체, 잉크 매체 세트, 잉크 기록물,잉크젯 기록 방법 및 잉크젯 기록 장치 | |
KR101174539B1 (ko) | 잉크젯 매체, 기록 방법, 기록 장치, 잉크-매체 세트 및 잉크 기록물 | |
JP5118832B2 (ja) | 記録用インク及びインクメディアセット、並びにインクカートリッジ、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 | |
JP6075075B2 (ja) | インクジェット記録方法及び記録用インクと記録用メディアのセット | |
JP5305217B2 (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP2009056615A (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP2010173286A (ja) | 記録方法、インク、およびメディア | |
JP5042574B2 (ja) | インクジェット記録用インク、インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録用インクメディアセット、インクカートリッジ、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置。 | |
US20080024536A1 (en) | Image forming apparatus, liquid discharging head, image forming method, recorded matter, and recording liquid | |
WO2008035797A1 (en) | Ink, ink cartridge, ink jet recording apparatus, and ink jet recording method | |
JP2007144975A (ja) | インクジェット記録メディア及び記録方法 | |
JP5167178B2 (ja) | 強光沢バリアブル印刷用メディアおよび記録方法 | |
JP2009126964A (ja) | インクジェット記録用インク、インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録用インク−メディアセット、インクカートリッジ、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置 | |
JP4878247B2 (ja) | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 | |
JP4936738B2 (ja) | 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP2007216664A (ja) | 記録用インク、記録用メディア、インクメディアセット、及びインク記録物、並びにインクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置 | |
JP2008284874A (ja) | インクメディアセット、並びにインクカートリッジ、インク記録物、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置 | |
JP2008229965A (ja) | インクジェット装置、これを用いた印刷方法、実行させるプログラム、及びインク | |
JP2009096054A (ja) | 画像記録方法及び画像記録装置、並びに画像記録物 | |
JP2008213427A (ja) | 画像形成方法、プログラム、記憶媒体、画像形成装置、画像形成システム、記録物、インク | |
JP2007284191A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008126643A (ja) | 記録方法および印刷物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101102 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120727 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120802 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121001 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130418 |