JP2000212487A - インク、当該インクを収納するインクカ―トリッジ及び当該インクを使用する記録装置 - Google Patents

インク、当該インクを収納するインクカ―トリッジ及び当該インクを使用する記録装置

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JP2000212487A
JP2000212487A JP1995799A JP1995799A JP2000212487A JP 2000212487 A JP2000212487 A JP 2000212487A JP 1995799 A JP1995799 A JP 1995799A JP 1995799 A JP1995799 A JP 1995799A JP 2000212487 A JP2000212487 A JP 2000212487A
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ink
copolymer
colorant
solvent
ink according
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JP1995799A
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Yuzo Horikoshi
裕三 堀越
Katsura Sakamoto
桂 阪本
Norio Saruwatari
紀男 猿渡
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用記録媒体の印刷後、従来のインクに比
べてにじみが少なく(換言すれば、速乾性が高く)、記
録媒体への定着性が高く、更に、原画像に対する色再現
性の良い高品位画像を提供することが可能なインク、当
該インクを収納するインクカートリッジ及び当該インク
を使用する記録装置を提供するものである。 【解決手段】 本発明のインクは、少なくとも1種類以
上のラジカル重合性モノマから得られた共重合体の一次
粒子と、着色剤と、室温において液体である溶媒とを含
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、インク
(インキ)に係り、特に、プリンタ等の電子写真式記録
装置に使用される印刷インクに関する。
【0002】本発明のインクは、圧電素子を印字ヘッド
に使用するピエゾ型インクジェットヘッドや膜沸騰型
(又はバブル型)インクジェットヘッドに適用されるイ
ンクに好適であり、単体のプリンタ(インクジェットプ
リンタ)の他、印刷機能を有する複写機やファクシミ
リ、コンピュータシステムあるいはワードプロセッサ若
しくはこれらの複合機などに広く適用することができ
る。
【0003】
【従来の技術】現在、インクジェットプリンタは、静か
でフルカラー化が容易であるなどの長所により需要が伸
びている。特に、プリンタ動作中に必要なときにのみイ
ンクジェットノズルから小液滴を噴射するドロップオン
デマンド方式のインクジェットヘッドが汎用的になって
きている。
【0004】インクジェットヘッドの中で、圧電素子を
使用するもの(ピエゾ型)はエネルギー効率が優れてい
るなどの理由から近年ますます注目されてきている。こ
の種のインクジェットヘッドは、典型的に、圧電素子
と、外部からインクを供給されてこれを貯蔵する一の共
通インク室と、圧電素子に接続される複数の圧力室と、
各圧力室にノズルが接続するようにして圧力室に接続さ
れるノズル板とを有する。各圧力室はインク供給路によ
って共通インク室に接続されて、共通インク室からイン
クを受け取ると共に圧電素子の変形を利用して内部圧力
を高めてこれによりインクをノズルから噴出する。
【0005】ピエゾ型以外のインクジェットヘッドイン
クには、例えば、バブル型(膜沸騰型)と呼ばれる吐出
手段によりインク液滴を吐出させるものも知られてい
る。
【0006】ドロップオンデマンド方式のプリンタに使
用するインクは水(溶媒)と着色剤を主成分とする水性
インクであり、ノズル目詰まりを防止するために、例え
ば、エチレングリコールやジエチレングリコールなどの
多価アルコール類が湿潤剤として調整されることが多
い。ノズルから吐出されたインク液滴は記録媒体に着弾
した後、直ちに記録媒体に浸透して乾燥し、画像を形成
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の水性イ
ンクにおいては、着色剤は溶媒に溶けて溶媒と共に記録
媒体へ浸透して記録媒体内で広がっていた。着色剤が記
録媒体内で広がると印刷された画像はにじむことにな
り、従来の水性インクは高品位の画像を得られないとい
う問題があった。特に、インクが浸透後乾燥までに時間
がかかればにじみは大きくなる。また、にじみは画像濃
度(と従って色再現性)も低下させていた。
【0008】水性インクを使用しつつにじみを防止する
方法としては、記録媒体の表面に特殊なインク吸収層
(表面コート層)を設けた記録媒体を用いる方法が提案
されている。かかる記録媒体は高品位画像の形成に資す
るものであるが製造コストが高価であるという欠点を有
する。また、かかる方法は、現在汎用されている記録媒
体、例えば、オフィス用普通紙などに対して高品位画像
を提供するものではない。
【0009】また、記録媒体の種類に関係なく良好な画
像を得るために、室温では固体で加熱することにより液
体になる相変化インクを使用する方法が提案されてい
る。液体状態の相変化インクを記録媒体上に吐出すると
記録媒体上で冷却されて固化するので、インク(の着色
剤)が記録紙に全くあるいはほとんど浸透しないので、
相変化インクはにじみがない高品位画像を提供すること
ができる。
【0010】ところが、従来の相変化インクは主成分に
低分子ワックスを使用しているために室温においてイン
クの結晶性が高く、例えば、記録画像を折り曲げるとイ
ンク記録層が割れやすく定着性が低い。また、記録媒体
に対して記録されたインクドットは全く又はほとんど浸
透しないため、例えば、強く記録画像を指で擦ると、記
録媒体とインク記録層の界面が剥がれて画像が乱れてし
まう。更に、低分子ワックスは室温において柔らかいた
め爪などで表面を軽く引っかくだけで画像に傷が発生し
て画像が劣化する。
【0011】結局、従来のインクは、速乾性(少ないに
じみ)と定着性の両特性を維持して色再現性の高い高品
位画質を安価に提供することはできなかった。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、このような従来
の課題を解決する新規かつ有用なインク、当該インクを
収納するインクカートリッジ及び当該インクを使用した
記録装置を提供することを本発明の概括的な目的とす
る。
【0013】本発明のより特定的な目的は、汎用記録媒
体の印刷後、従来のインクに比べてにじみが少なく(換
言すれば、速乾性が高く)、記録媒体への定着性が高
く、更に、原画像に対する色再現性の良い高品位画像を
提供することが可能なインク、当該インクを収納するイ
ンクカートリッジ及び当該インクを使用する記録装置を
提供することである。
【0014】また、本発明の別の目的は従来のインクよ
りも保存安定性に優れるインク、当該インクを収納する
インクカートリッジ及び当該インクを使用する記録装置
を提供することである。
【0015】かかる目的を達成するために、本発明のイ
ンクは、少なくとも1種類以上のラジカル重合性モノマ
から得られた共重合体粒子(好ましくは一次粒子)と、
着色剤と、室温において液体である溶媒とを含有する。
【0016】また、本発明のインクカートリッジは、ケ
ースと、少なくとも1種類以上のラジカル重合性モノマ
から得られた共重合体粒子と、着色剤と、室温において
液体である溶媒とを含有し、前記ケースに収納されイン
クとを有する。
【0017】また、本発明の記録装置は、好ましくはピ
エゾ型インクジェットヘッドから構成されるヘッドと、
当該ヘッドにインクを供給するインクタンクとを有する
電子写真式記録装置であって、前記インクは、少なくと
も1種類以上のラジカル重合性モノマから得られた共重
合体粒子と、着色剤と、室温において液体である溶媒と
を含有する。
【0018】本発明のインク、インクカートリッジ及び
記録装置によれば、共重合体粒子により着色剤は溶媒に
は溶けていない。より具体的には、着色剤は共重合体に
溶解又は分散するか、共重合体の表面に吸着するか又は
その表面をコートするか、共重合体と共にランダムに溶
媒中に分散している。その結果、インクが汎用記録媒体
に塗布されると溶媒は記録媒体に浸透するが着色剤は記
録媒体に浸透しない。着色剤が記録媒体に浸透しないの
でにじみは生じない。
【0019】一方、記録媒体の表面に残った共重合体粒
子と着色剤は、その後に、記録媒体表面で共重合体粒子
同士が結合してフィルム状になり記録媒体に安定に定着
する。かかるフィルム化は(通常室温で)溶媒が記録媒
体に浸透すると自動的に開始し(自己フィルム化)、こ
の点において従来の相変化インクとは顕著に相違する。
自己フィルム化により本発明のインクは定着機構の不要
化とそれによるプリンタ等の記録装置の機構の簡素化を
もたらす。
【0020】本発明では、共重合体粒子として共重合体
の一次粒子が使用されることが好ましい。共重合体粒子
は分散しにくい樹脂を溶媒に分散させる作用を有する。
即ち、「共重合体の一次粒子」は、典型的に、主成分が
共重合体からなる樹脂粒子であって、概ね、凝集、会合
せずに溶液中に均一に分散している概略球形の微粒子で
ある。一次粒子は、着色剤によって着色されていてもあ
るいは着色されていなくてもよい。
【0021】前記共重合体の一次粒子は、乳化重合法、
マイクロエマルション重合法、ソープフリー重合法から
なるグループから選択される重合法によって作成される
ことができる。この製法によって製造された共重合体粒
子はその表面が界面活性剤で覆われる。従って、例え
ば、界面活性剤の静電反発力、立体障害などが粒子間に
生じるため、長期間保存していても二次凝集したり、沈
殿したりしない。換言すれば、共重合体粒子は安定に溶
媒中に分散しているので保存安定性が高い。なお、界面
活性剤で共重合体粒子の表面を覆う方法は上記のものに
限定されないことは言うまでもない。
【0022】本発明の他の目的と更なる特徴は、以下、
添付図面を参照して説明される実施例において明らかに
なるであろう。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明のインクが適用されるインクジェットプリンタ1につ
いて説明する。なお、各図において、同一の参照番号を
付した部材は同一部材を表すものとし、重複説明は省略
する。また、同一の参照番号にアルファベットを付した
部材は同種の部材であるがアルファベットによって区別
され、また、単なる参照番号で総括されるものとする。
【0024】図1には、後で詳細に説明される本発明の
インクが適用されるカラーインクジェットプリンタ(記
録装置)1の実施形態が概略的に示されている。記録装
置1のハウジング10内にはプラテン12が回転自在に
設けられている。
【0025】記録動作中、プラテン12は駆動モータ1
4によって間欠的に回転駆動させられ、これにより記録
紙Pが所定の送りピッチで矢印W方向に間欠的に送られ
る。また、記録装置のハウジング10内にはプラテン1
2に対して平行にその上方側に案内ロッド16が設けら
れており、この案内ロッド16上にはキャリッジ18が
摺動自在に取り付けられている。
【0026】キャリッジ18は無端駆動ベルト20に取
り付けられており、無端駆動ベルト20は駆動モータ2
2によって駆動され、これによりキャリッジ18はプラ
テン12に沿って往復運動(走査)させられる。
【0027】キャリッジ18には黒色用の記録ヘッド2
4及びカラー用の記録ヘッド26が搭載されている。カ
ラー用の記録ヘッド26は3つの部分から構成され得
る。黒色用の記録ヘッド24には黒色インクカートリッ
ジ28が着脱自在に装着され、カラー用の記録ヘッド2
6にはカラーインクカートリッジ30、32及び34が
着脱自在に装着される。
【0028】黒色インクカートリッジ28には本発明の
インクのうち黒色インクが収容され、カラーインクカー
トリッジ30、32及び34にはそれぞれ本発明のイン
クのうちイエローインク、シアンインク及びマゼンタイ
ンクが収容される。
【0029】キャリッジ18がプラテン12に沿って往
復運動される間、黒色用の記録ヘッド24及びカラー用
の記録ヘッド26がワードプロセッサ、パーソナルコン
ピュータ等から得られる画像データに基づいて駆動さ
れ、これにより記録紙P上に所定の文字、画像などが記
録される。記録動作停止時には、キャリッジ18はホー
ムポジションに戻され、このホームポジションにはノズ
ル保守機構(バックアップユニット)36が設けられて
いる。
【0030】ノズル保守機構36には可動吸引キャップ
(図示せず)と、この可動吸引キャップに接続された吸
引ポンプ(図示せず)が設けられている。記録ヘッド2
4及び26がホームポジションに位置付けされると、各
記録ヘッドのノズル板に吸引キャップが吸着され、吸引
ポンプを駆動することにより、ノズル板のノズルが吸引
される。このようにして、ノズルの目詰まりが未然に防
止される。
【0031】なお、後述するように本発明のインク10
0が自己定着機能を有するために、本発明のプリンタ1
は定着機構を有していなくてもよい。
【0032】本発明で用いられる極性を有する重合体の
一次粒子は0.01乃至2μm、好ましくは、0.05
乃至1μmの平均粒径を有する熱可塑性共重合体の樹脂
粒子であって、例えば、乳化重合法、マイクロエマルシ
ョン重合法、ソープフリー重合法などによって得ること
ができる。前記の方法によって作成される共重合体は溶
媒中に極めて安定に分散しており、長期間保存していて
も二次凝集したり、沈殿したりしないため、インクの貯
蔵安定性に優れている。
【0033】共重合体のガラス転移点は70℃以下であ
ることが好ましく、また、−30乃至70℃の範囲内で
あることが更に好ましい。共重合体のフラーテスタ軟化
点は室温以上であることが好ましく、また、40乃至1
50℃の範囲であることが更に好ましい。このようなガ
ラス転移点とフローテスタ軟化点とすることが好ましい
理由は、インクが記録媒体上に着弾した後に共重合体の
一次粒子が記録媒体表面に薄くフィルム状になり、高い
彩度を有する記録層(高品位画像)を形成するためであ
る。ガラス転移点とフローテスタ軟化点が上記の範囲よ
り高い場合、十分なフィルムを形成しないため、彩度が
低下したり(色再現性の低下)インク膜がはがれる(定
着性の低下)場合がある。また、ガラス転移点とフロー
テスタ軟化点が上記の範囲より低い場合フィルム強度が
十分ではなく例えば記録された画像表面を指などで擦る
と画像のにじみを生じたりすることがあり好ましくない
(定着性の低下)。
【0034】次に、本発明のインク100が記録媒体P
に着弾した場合を従来技術の水性インク500が記録媒
体Pに着弾した場合と比較しながら図2乃至図5を参照
して説明する。なお、図3乃至図5はインクタンク(例
えば、上述のインクタンク28、30、32及び34)
中におけるインクを模式的に示したものである。
【0035】図2の左に示す本発明のインク100は、
室温において液体である水や湿潤剤(有機溶媒)あるい
はこれらの混合からなる溶媒110と、樹脂ラテックス
などの共重合体粒子120と、顔料や染料などの着色剤
130とを有する。本発明のインク100は、後述する
実施例で更に詳細に説明されるが、例えば、ビーズミル
などの分散機を用いてこれらの材料を均一に混合するこ
とによって得ることができる。
【0036】溶媒110としては水などを用いることが
できるが、必要に応じて、湿潤剤を水に混合することが
できる。湿潤剤には、例えば、エタノール、プロパノー
ル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリ
セリン、ブタンジオール、ネオペンチルグリコールなど
のアルコール類、オレイン酸、リノール酸、パルチミン
酸、ステアリン酸などの高級脂肪酸類、エステル溶剤、
ケトン溶剤、アルデヒド溶剤、ノルマルパラフィン溶
剤、イソパラフィン溶剤を用いることができる。選択的
に、上述の溶剤のみを溶媒110として使用することも
できる。
【0037】共重合体粒子120は、乳化重合法、マイ
クロエマルション重合法、ソープフリー重合法によって
作成されるので、その表面は界面活性剤で覆われた状態
で存在している。従って、例えば、界面活性剤の静電反
発力、立体障害などが粒子間に生じるため、長期間保存
していても二次凝集したり、沈殿したりしない。また、
本発明のインク100の主成分は溶媒110であるた
め、従来のインクジェットヘッドに使用されるインクと
同等の取り扱いによって画像形成可能である。
【0038】より具体的には、本発明で用いる共重合体
粒子120は、例えば、以下の方法によって製造するこ
とができる。即ち、少なくとも1種類以上の極性基を有
する重合性モノマと水、例えばアゾビスイソブチロニト
リルなどの重合開始剤、例えばエマルゲン950などの
ノニオン乳化剤、例えばネオゲンなどのアニオン乳化剤
を溶解した水溶液を、例えば、ホモジナイザーなどの高
速剪断分散機を用いて、約30分間乳化させ、白色エマ
ルジョンを作製する。引き続き、窒素雰囲気下において
フラスコの温度を80℃で約8時間重合させ、その後反
応物を冷却させることにより、共重合体の一次粒子の体
積平均粒子径が概ね0.01乃至1μmのラテックスが
得られる。
【0039】着色料130により本発明のインク100
はモノクロ印刷、マルチカラー印刷、フルカラー印刷を
可能にする。着色剤130としては、カーボンブラッ
ク、ベンガラ、チタンホワイト、カルサイト、フェライ
ト、マグネタイトなどの無機フィラー顔料、酸性染料、
塩基性染料、ディレクト染料、油溶性染料、分散染料、
オイル染料等、及び、有機顔料を用いることができる。
カーボン、チタンホワイト、油溶性染料、分散染料、オ
イル染料、有機顔料は樹脂ラテックス中に分散しやすい
ため、高い彩度の記録層を形成するため特に好ましい。
なお、着色剤の含有量はインク全量に対して、概ね0.
1乃至30重量部の範囲、好ましくは0.1乃至20重
量部の範囲とするのが好ましい。
【0040】共重合体粒子120と着色剤130は図3
乃至図5に示す幾つかの状態を採ることができる。図3
に示す状態では、着色剤130は、共重合体粒子120
に溶解(着色剤130がその分子レベルまで共重合体粒
子120に溶けている状態)又は分散(着色剤130が
ある程度の分子を残した状態で共重合体粒子120に溶
けている状態)している。図4に示す状態では、着色剤
130は、共重合体の表面に吸着(電子的作用などによ
り着色剤130の粒子が共重合体粒子120の表面の膜
に付着している状態)するかその表面をコート(着色剤
130の粒子が共重合体粒子120の表面を完全に覆う
状態)している。図5に示す状態では、着色剤130
は、共重合体粒子120と共にランダムに溶媒110中
に分散している。なお、樹脂ラテックス120中に着色
剤130を溶解あるいは分散したインクを作成するには
樹脂ラテックス製造の際に着色剤を添加して作成すれば
良い。
【0041】従って、着色剤130は溶媒110に単に
混合されているだけでありそれに溶解してはいないこと
が理解される。この点、着色剤が溶媒に溶解している図
2右に示すインク500と顕著に相違している。
【0042】本発明のインク100は記録媒体Pに着弾
すると、図2左上に示すように、インク液滴はレンズ形
状で記録媒体Pの表面に付着する。次いで、図2左真中
に示すように、その後、溶媒110は記録媒体Pに浸透
するが共重合体粒子120と着色剤130は記録媒体P
の表面に残されて積層し、記録媒体Pには浸透しない。
着色剤130が記録媒体に浸透しないので記録媒体Pに
にじみは生じない高い彩度の高品位画像を形成すること
ができる。
【0043】更に引き続き、図2左下に示すように、記
録媒体Pの表面の共重合体粒子120と着色剤130は
徐々にフィルム状に変化して粒子界面を持たない均一な
記録層として記録媒体Pに安定に定着する。一旦フィル
ム化した記録層は、その上に別の記録媒体Pを重ねても
裏写りしたりせず、また、記録層を軽く指で擦ったりし
ても画像の乱れは生じない。フィルム化は記録媒体表面
で共重合体粒子同士が接触して融合することによって生
じ、これは通常室温で自動的に短時間で生じる(自己フ
ィルム化)。本発明のインク100はこのように定着安
定性があるために従来の相変化インクとは顕著に相違す
る。換言すれば、自己フィルム化により本発明のインク
は自己定着機能を有するといえる。従って、本発明のイ
ンク100を使用したプリンタなどの記録装置は定着機
構を有する必要がなく、機構の簡素化と小型化、製造コ
ストの削減などを達成することができる。
【0044】一方、従来のインク500は、図2の右上
に示すように着弾した後に、図2右下に示すように、溶
媒と着色剤が同時に記録媒体Pに浸透するのでドットが
大きくなりにじみが発生する。また、高い彩度の記録層
を得ることができず色再現性も低い。
【0045】本発明のインク100を上述のインクジェ
ットヘッド24及び26に適用する場合、ノズルから安
定したインク液滴の吐出を行うためにインク粘性は1乃
至50cPの範囲とすることが好ましく、1乃至30c
Pの範囲とすることがより好ましい。このようなインク
粘性とするためには、インク全量に対して概ね共重合体
の含有量を1乃至50重量%、着色剤の含有量を0.1
乃至20重量%とすることが好ましい。
【0046】なお、共重合体は、(a)スチレン及びスチ
レン誘導体、(b)アルキルアクリレート、アルキルメタ
アクリレート及びこれらの誘導体から選択された極性基
を有するラジカル重合性モノマを少なくとも1種類以上
から合成されたことを特徴とする共重合体を用いること
が好ましい。これは軟化点などを調整しやすいなどの理
由によるものである。更に、共重合体全量に対してスチ
レン又はスチレン誘導体の含有量が20乃至99重量%
の範囲である共重合体を用いることが好ましい。これは
軟化点とガラス転移点を一定の範囲に保つのを容易にす
るなどの理由によるものである。また、共重合体全量に
対してアルキルアクリレート、アルキルメタアクリレー
ト又はこれらの誘導体が10乃至80重量%の範囲とす
ることが好ましい。これも軟化点とガラス転移点を一定
の範囲に保つのを容易にするなどの理由によるものであ
る。
【0047】本発明のインク100はピエゾ型インクジ
ェットヘッド24及び26だけでなく、図示しないバブ
ル型インクジェットヘッドのいずれにおいても使用する
ことができる。なお、バブル型インクジェットヘッドに
は当業界で周知ないかなる構成をも適用することができ
るのでここでは詳しい説明は省略する。但し、バブル型
インクジェットヘッドはバブルを形成する溶媒の種類を
限定しているため、本発明のインク100はそれらが限
定されないピエゾ型インクジェットヘッドに適用するこ
とが好ましい。
【0048】以下、実施例、比較例を例示することによ
って、より具体的に本発明の内容を説明するが、これに
よって本発明の内容が限定されるものではない。
【実施例】 実施例1 酸性極性基含有共重合体の調整例 スチレンモノマー(St) 60重量部 アクリル酸ブチル(BA) 40重量部 アクリル酸(AA) 7重量部 以上のモノマ混合物を、 水 100重量部 エマルゲン950 1重量部(乳化剤) ネオゲンR 1.5重量部(乳化剤) 過硫酸カリウム 0.5重量部(重合開始剤) の水溶液に添加し、撹拌下70℃で8時間重合させて、
固形分50%の樹脂ラテックスを得た。Microtr
ac UPA(日機装)を用いて体積平均粒径を測定し
た結果、0.2μmであることがわかった。また、樹脂
ラテックスの一部をサンプリングし、ブフナーロートで
濾過して水洗いした後、50℃で10時間、真空乾燥し
た。SSC/5200(SII社製)を用いた測定の結
果、ガラス転移点は45℃、またフローテスタ(島津製
作所)を用いた測定の結果軟化点が137℃であること
がわかった。
【0049】インクジェットインクの調整例 酸性極性基含有樹脂エマルジョン 50重量部 フタロジアニンブルー顔料 25重量部 ジエチレングリコール 25重量部
【0050】以上の混合物を、DISPERMAT S
L−12(住商ケムテック)を用いて2時間撹拌し均一
混合した。得られた液状分散物に水400重量部を加え
て希釈することによってインクジェットインクを得た。
DIGITAL VISCOMETER DVM−E(東
京計器製)を用いた測定の結果、インクの粘度は10c
Pであることがわかった。
【0051】上記インクをプリンタ1に類似するオンデ
マンド方式のインクジェットプリンタ(ノズル径φ40
μm、ノズル数24本)に入れてインクジェット記録を
行ったところ、にじみの少ない高濃度の画像が得られ
た。結果を表1及び表2に示す。
【表1】
【表2】
【0052】なお、実施例1乃至8において、色再現性
(画像濃度)の評価は以下のようにして行われた。即
ち、ベタ画像(1センチ角)の画像濃度をSpectr
odensitometer(938、X−Rite
社)で測定した。測定された画像濃度が1.1以上を良
好とした。
【0053】また、定着性の評価方法の評価方法及び評
価基準は以下のようにして行われた。即ち、ベタ画像
(1センチ角)に対して粘着テープ(スコッチメンディ
ングテープ、住友3M社)を貼りつけた後、引き剥がし
た。テープ引き剥がし前後の画像濃度をSpectro
densitometer(938、X−Rite社)
で測定し、引き剥がし前の画像濃度と引き剥がし後の画
像濃度の割合を百分率で求め、定着性を評価した。定着
性80%以上を良好とした。
【0054】にじみ評価方法及び評価基準は以下のよう
にして行われた。即ち、面積率5%網点画像についてド
ットアナライザー(DA-5000S、王子計測機器)
を用いてフェレ円相当径を測定した。ノズル径に対する
フェレ円相当径の比率からにじみの発生状況を判断し
た。
【0055】実施例2乃至実施例7 表1及び表2に示したモノマ組成を用いて実施例1と同
様の操作を繰り返した。なお表1及び表2に示した略記
号の意味は次の通りである。 2EHA:アクリル酸2エチルヘキシル MAA :メタクリル酸 MBM :マレイン酸モノブチル BQA :2−ヒドロキシプロピル−N,N,N−トリ
メチルアンモニウムクロライドアクリレート DMA :アクリル酸ジメチルアミノエチル LMA :メタクリル酸ラウリル VP :ビニルピジン DMPC:N,N−ジアリルメチルアンモニウムクロラ
イド
【0056】 実施例8 樹脂ラテックスの調整例 スチレンモノマー(St) 70重量部 ラウリルメタクリレート(LMA) 40重量部 (DMPC) 10重量部 以上のモノマ混合物を、 水 100重量部 ジスアゾイエロ顔料 40重量部 エマルゲン950 1重量部(乳化剤) ネオゲンR 1.5重量部(乳化剤) 過流酸カリウム 0.5重量部 の水溶液に添加し、撹拌下70℃で8時間重合させて、
固形分50%の樹脂ラテックスを得た。Microtr
ac UPA(日機装)を用いて体積平均粒径を測定し
た結果、0.1μmであることがわかった。また、樹脂
ラテックスの一部をサンプリングしブフナーロートで濾
過、水洗いした後、50℃で10時間、真空乾燥した。
SSC/5200(SII社製)を用いた結果、ガラス
転移点は15℃、またフローテスタ(島津製作所)を用
いた測定の結果軟化点が92℃であることがわかった。
【0057】インクジェットインクの調整例 樹脂ラテックス 50重量部 ジエチレングリコール 25重量部 以上の混合物を、DISPERMAT SL−12(住
商ケムテック)を用いて2時間撹拌し均一混合した。得
られた液状分散物に水400重量部加え、希釈すること
によってインクジェットインクを得た。DIGITAL
VISCOMETER DVM−E(東京計器製)を用い
た測定の結果、インクの粘度は10cPであることがわ
かった。
【0058】上記インクをオンデマンド方式のインクジ
ェットプリンタ(ノズル径φ40μm、ノズル数24
本)に入れてインクジェット記録を行ったところ、にじ
みの少ない高濃度の画像が得られた。
【0059】比較例1 樹脂ラテックスを含有しないことを除いては、実施例1
と同様にインクを作製した。
【0060】インクジェットインクの調整例 フタロジアニンブルー顔料 25重量部 ジエチレングリコール 25重両部
【0061】以上の混合物を、DISPERMAT S
L−12(住商ケムテック)を用いて2時間撹拌し均一
混合した。得られた液状分散物に水400重量部加え、
希釈することによってインクジェットインクを得た。D
IGITAL VISCOMETER DVM−E(東京
計器製)用いた測定の結果、インクの粘度は5cPであ
ることがわかった。
【0062】上記インクのオンデマンド方式のインクジ
ェットプリンタ(ノズル径φ40μm、ノズル数24
本)に入れてインクジェット記録を行ったところ、にじ
みが多く低濃度の画像が得られた。
【0063】以上、本発明の実施の態様及び実施例を説
明したが、本発明はこれに限定されず、その要旨の範囲
内で様々な変形及び変更が可能である。
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインク、
インクカートリッジ及び記録装置によれば、従来よりも
優れた色再現性、定着性及び速乾性を有する高品位画像
を安価に提供することができる。また、本発明のインク
は自己定着機能を有するために記録装置のコストダウン
をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェットヘッドが適用可能な
インクジェットプリンタの概略斜視図である。
【図2】 本発明のインクが記録媒体に着弾した場合と
従来技術の水性インクが記録媒体に着弾した場合とを比
較して説明するための模式図である。
【図3】 本発明のインクのインクタンクにおける様子
を模式的に示したもので、着色剤が共重合体に溶解又は
分散している状態を示す図である。
【図4】 本発明のインクのインクタンクにおける様子
を模式的に示したもので、着色剤が共重合体の表面に吸
着するかその表面をコートしている状態を示す図であ
る。
【図5】 本発明のインクのインクタンクにおける様子
を模式的に示したもので、着色剤が共重合体粒子と共に
ランダムに溶媒中に分散している状態を示す図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 100 インク 110 溶媒 120 共重合体 130 着色剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猿渡 紀男 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2C056 FC01 2H086 BA52 BA55 BA59 BA60 BA62 4J039 AD03 AD10 BA04 BA13 BA35 BA37 BC02 BC07 BC09 BC16 BC19 BC20 BE01 BE03 BE04 BE05 BE07 BE08 BE12 BE22 CA06 EA10 EA42 EA43 EA44 GA24

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種類以上のラジカル重合性
    モノマから得られた共重合体の一次粒子と、着色剤と、
    室温において液体である溶媒とを含有するインク。
  2. 【請求項2】 前記共重合体の一次粒子は、乳化重合
    法、マイクロエマルション重合法、ソープフリー重合法
    からなるグループから選択される重合法によって作成さ
    れる請求項1記載のインク。
  3. 【請求項3】 前記共重合体の一次粒子は、0.01乃
    至2μmの体積平均粒子径を有する請求項1記載のイン
    ク。
  4. 【請求項4】 前記共重合体は、−30乃至70℃のガ
    ラス転移点を有する請求項1記載のインク。
  5. 【請求項5】 前記共重合体は、40乃至150℃のフ
    ローテスタ軟化点を有する請求項1記載のインク。
  6. 【請求項6】 前記着色剤は顔料及び染料のいずれか一
    方から構成され、 前記着色剤は前記共重合体の一次粒子に溶解又は分散し
    ている請求項1記載のインク。
  7. 【請求項7】 前記着色剤は顔料及び染料のいずれか一
    方から構成され、 前記着色剤は、前記共重合体の表面に吸着又はコーティ
    ングされている請求項1記載のインク。
  8. 【請求項8】 前記着色剤は顔料及び染料のいずれか一
    方から構成され、 前記着色剤は、前記溶媒に溶解又は分散している請求項
    1記載のインク。
  9. 【請求項9】 前記共重合体を1乃至50重量%だけ含
    有する請求項1記載のインク。
  10. 【請求項10】 前記着色剤を0.1乃至20重量%だ
    け含有する請求項1記載のインク。
  11. 【請求項11】 前記少なくとも1種類以上のラジカル
    重合性モノマは、(a) スチレン及びスチレン誘導体
    と、(b) アルキルアクリレート、アルキルメタアクリ
    レート及びこれらの誘導体と、からなるグループから選
    択される請求項1記載のインク。
  12. 【請求項12】 前記共重合体は、その全量に対して2
    0乃至99重量%のスチレン又はスチレン誘導体を含有
    する請求項1記載のインク。
  13. 【請求項13】 前記共重合体は、その全量に対して1
    0乃至80重量%のアルキルアクリレート、アルキルメ
    タアクリレート及びこれらの誘導体を含有する請求項1
    記載のインク。
  14. 【請求項14】 少なくとも1種類以上のラジカル重合
    性モノマから得られた共重合体粒子と、着色剤と、室温
    において液体である溶媒とを含有するインク。
  15. 【請求項15】 前記共重合体粒子の表面を覆う界面活
    性剤を更に有する請求項14記載のインク。
  16. 【請求項16】 ケースと、 少なくとも1種類以上のラジカル重合性モノマから得ら
    れた共重合体粒子と、着色剤と、室温において液体であ
    る溶媒とを含有し、前記ケースに収納されインクとを有
    するインクカートリッジ。
  17. 【請求項17】 ヘッドと、 当該ヘッドにインクを供給するインクカートリッジとを
    有する記録装置であって、 前記インクは、少なくとも1種類以上のラジカル重合性
    モノマから得られた共重合体と、着色剤と、室温におい
    て液体である溶媒とを含有する記録装置。
  18. 【請求項18】 前記ヘッドはピエゾ型インクジェット
    ヘッドである請求項17記載の記録装置。
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