JP2010240950A - インクジェット用記録紙 - Google Patents

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裕一 柴
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応昇 名越
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Noriyuki Matsuda
伯志 松田
Kazutoshi Iida
和俊 飯田
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Abstract

【課題】本発明の目的は、印刷前にインク定着剤を記録紙に供給する形式のインクジェット用記録紙において、オフセット印刷用コート紙のような外観と優れたインクジェット適性の両方を提供し、裏写り(プリントスルー)が目立たず、搬送性に優れた両面印刷用のインクジェット用記録紙を提供することにある。また、特に両面の白紙光沢が高いインクジェット用記録紙を提供するものである。
【解決手段】シート状基材の両面に主に顔料と接着剤からなる塗工層を設けたインクジェット用記録紙において、塗工層の顔料として平均粒子径が3.0μm以下のカオリンを塗工層の全固形分100質量部に対して50質量部以上、かつ合成シリカを5〜40質量部含むことを特徴とするインクジェット用記録紙。
【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット方式によって高速・連続印刷する印刷機に用いられるインクジェット用記録紙であって、特に印刷前にインク定着剤を記録紙に供給する工程を有する印刷機に好適のインクジェット用記録紙に関するものである。更に詳しくは、オフセット印刷用コート紙のような外観と優れたインクジェット印刷適性の両方を有し、裏写り(プリントスルー)が目立たず、搬送性に優れた印刷用のインクジェット用記録紙に関するものである。また、特に両面の白紙光沢が高いインクジェット用記録紙に関するものである。
インクジェット方式を用いて印刷する用途は、端末PC用プリンター、ファックス、又は複写機に留まらず、多品種小ロット印刷、可変情報印刷等を可能とする、いわゆるオンデマンド印刷分野でも実用化が進み、技術的進展が目覚ましい。近年では印刷速度と画質の向上に伴い、印刷部数が従来オフセットやグラビア等の印刷で行われていた領域でも利用が検討されている。同じく電子写真印刷方式も無版の印刷方式であるが故に可変情報を扱えるメリットがある。
一方でオフセットやグラビア印刷は可変情報を扱うことはできないものの、高品質の印刷を安価に大量に行うことに適している。そこでインクジェット方式においても、印刷機械、インク、記録紙の面から高画質化、高速化、省電力化、そして低コスト化へ向けた技術開発が進められている。また、記録紙においては、インク定着性、保存性、色再現性、走行性等といった品質の更なる改良要望がある。
インクジェット方式は、細かなインク滴を被転写物表面に噴出し、画像を形成する方式である。近年の技術進歩は目覚ましく、非常に高画質となり、弱点であった耐候性も顔料タイプのインクの出現により大幅に改善されてきた。しかし、水性インクを使用するインクジェット方式では比較的長い乾燥時間が必要となるという問題があった。また、顔料インクは染料インクに比べると被転写物表面から内部への浸透力が弱く、被転写物表面との接着性、すなわちインク定着性が十分でない場合があった。よって、印刷後直ぐに画像部に強く触れると汚れてしまうという問題が生じた。
そこで、オンデマンド印刷の領域で、可変情報を扱え、高画質、高速等の条件を満たすことを考えた場合、一つの解決策としてインクの定着性を向上させる薬剤をプリンター内において利用する方式が考え出された。具体的には、そのような定着剤を、着色を目的としたインクと同時に吐出する方法(例えば、特許文献1参照)、インクが着弾する前に吐出する方法(例えば、特許文献1参照)、インクと混合する方法(例えば、特許文献1、2参照)、インクが着弾した後に吐出する方法(例えば、特許文献3参照)、定着剤とインクが混合した後に乾燥する方法(例えば、特許文献4参照)等がある。また、インクを定着させる原理としては、アニオン性、カチオン性を利用したイオン間相互作用によるもの(例えば、特許文献1〜4参照)、ポリマーによるオーバーコート(例えば、特許文献5、6参照)、インクを定着させる層間物質いわゆる顔料を吐出するもの(例えば、特許文献7参照)等がある。
このような技術が進展する中、本、カレンダー、パンフレット等の用途で高級感のあるオフセット印刷用コート紙のような外観と優れたインクジェット印刷適性の両方を有するインクジェット用記録紙が望まれている。記録媒体としては、普通紙(例えば、特許文献1、4、6、7、9参照)、オフセット印刷用等の商業印刷用コート紙(例えば、特許文献4、8〜10参照)、アルミナ又はシリカを塗布した媒体(例えば、特許文献11、12参照)、非多孔質のプラスチックシート(例えば、特許文献13参照)、布帛(例えば、特許文献14参照)等の記載例が挙げられる。
今後実用化が進み、かつ用途が広まっていくと予想される技術としては、色材を含んだアニオン性のインクが着弾する予定の記録紙の部分にカチオン性のインク定着剤を吐出して印刷する方式が挙げられ、インクのタイプとしては顔料インクが主流となると考えられる。記録紙としては既存のオフセット印刷用紙、電子写真用紙、インクジェット用紙の流用が考えられる。しかしながら、既存のオフセット印刷用紙や電子写真用紙はこのようなインク定着剤を使用するインクジェットシステムにおいても顔料インクの定着力の弱さという問題点を解決できない。また既存のインクジェット用紙の内、特に両面塗工タイプはシリカ、アルミナを塗工層に配合したもので艶消し又は半光沢のものが多い。これらの顔料の屈折率は比較的低く用紙として不透明度が十分でないため、画像の裏抜け(プリントスルー)の点で満足のいくものではなく、また用紙同士の滑り性に劣るため、枚葉方式における搬送性で特に重送が起こりやすいという問題点がある。更に、インクジェット方式による高速・連続印刷では、インク吸収速度が印刷速度に追いつかず、インク流れが起こりやすいという欠点がある。
特開平10−016376号公報 特許第3973794号公報 特開2002−029141号公報 特開2003−048317号公報 特許第4065130号公報 特開2005−297567号公報 特開平7−096603号公報 特開2004−130799号公報 特開2008−105422号公報 特開2004−181955号公報 特開2002−001943号公報 特開2005−001387号公報 特開2003−025709号公報 特開2004−143462号公報
本発明の目的は、インクジェット方式によって高速・連続印刷する印刷機に用いられるインクジェット用記録紙であって、特に印刷前にインク定着剤を記録紙に供給する工程を有する印刷機に好適のインクジェット用記録紙を提供することにある。更に詳しくは、オフセット印刷用コート紙のような外観と優れたインクジェット印刷適性の両方を有し、裏写り(プリントスルー)が目立たず、かつ搬送性に優れた印刷用のインクジェット用記録紙を提供することにある。また、特に両面の白紙光沢が高いインクジェット用記録紙を提供することにある。
本発明者らは、上記の問題を解決すべく鋭意研究した結果、以下のようなインクジェット用記録紙を発明するに至った。
すなわち、シート状基材の少なくとも片面に主に顔料と接着剤を含有する塗工層を設けたインクジェット用記録紙において、塗工層の顔料として平均粒子径が3.0μm以下のカオリンを塗工層全顔料固形分100質量部に対し50質量部以上、かつ、合成シリカを5〜40質量部含むことを特徴とするインクジェット用記録紙である。
更には、カオリンの平均粒子径が1μm以下、合成シリカの二次粒子の平均粒子径が2.5μm以下、白紙光沢が65〜95%であることが好ましい。
更には、塗工層が、エアナイフ塗工、カーテン塗工のいずれかの方法で形成されることが好ましい。
更には、シート状基材と塗工層の間に、主に顔料と接着剤を含有する中間層を設け、該中間層がフィルムトランスファー塗工、ロッド塗工、ブレード塗工のいずれかから選択されることが好ましい。
更には、シート状基材が、少なくともカチオン性ポリマー、カチオン性オリゴマー、多価陽イオンのいずれか一つ以上を含有する表面サイズプレス液で表面サイズプレスされた紙であることが好ましい。
本発明のインクジェット用記録紙は、印刷前にインク定着剤を記録紙に供給する工程を有する印刷機に好適の、オフセット印刷用コート紙のような外観を示し、かつ優れたインクジェット印刷適性を示し、更には裏写り(プリントスルー)が目立たず、かつ連続印刷における搬送性に優れる性質を示す。
以下、本発明のインクジェット用記録紙について詳細に説明する。インクジェット用記録紙はシート状基材の少なくとも片面に塗工層を設けたもの、又はシート状基材の少なくとも片面に中間層を設け、更に中間層上に塗工層を設けたものである。
<塗工層>
本発明のインクジェット用記録紙は、印刷前にインク定着剤を記録紙に供給する工程を有するインクジェット方式の印刷機に向けたものであって、シート状基材の少なくとも片面に主に顔料と接着剤からなる塗工層を設け、その塗工層の顔料として平均粒子径が2.5μm以下のカオリンを塗工層全顔料固形分100質量部に対し50質量部以上、合成シリカを5〜40質量部含む。
顔料タイプ(以下、インク中の顔料を、インク顔料と略す)のインクがインクジェット用記録紙表面に着弾すると、インク顔料を分散していた水性媒体が塗工層の細孔を通じて記録紙内部へと浸透していく。インクの固形分濃度が上昇すると、インク顔料は凝集してインクジェット用記録紙上にセットされた状態になる。インクジェット方式の印刷機では、インク顔料を極めて短時間でセットさせる必要があり、水性媒体を素早く吸収し凝集させるか、インク顔料の表面電荷を小さくし凝集させる。インク顔料はアニオン性を帯びており、インク顔料同士の接着と、インク顔料とインクジェット用記録紙との接着を、カチオン性インク定着剤は反対の電荷によるイオン間の相互作用によってインク顔料の電荷を打ち消す。その際、平均粒子3.0μm以下の比較的細かなカオリンと、粒子自身の細孔に富む合成シリカの組み合わせからなる塗工層は、水性媒体を速やかに吸収してインク顔料のインクジェット用記録紙上でのセット性を高め、かつ画像部と塗工層とのアンカー(投錨)効果を高めることでインク定着性を改善する。また、カオリンは板状であり、インクジェット用記録紙同士を重ねた場合の滑り性が良くなり、枚葉式での連続印刷において重送といった搬送トラブルを生じ難くする。合成シリカはインク定着性を改善する材料ではあるが、塗工層全顔料固形分100質量部に対し、40質量部を超えて高配合とした場合にはインクジェット用記録紙同士を重ねた時の滑り性に劣ってしまい、またカオリンに比べて低屈折率であるために印刷部の裏抜けが目立ってしまうという問題点がある。
一方で、カオリンではなく同様の粒度分布を有する炭酸カルシウム等の他の顔料を塗工層全顔料固形分100質量部に対し50質量部以上配合した場合、インク定着性は良好となるが、用紙同士の滑り性に劣り、連続印刷におけるインク吸収速度や搬送性の問題を解決することができない。
また、本発明のインクジェット用記録紙には、塗工層の顔料として平均粒子径が1.0μm以下のカオリンを塗工層全顔料固形分100質量部に対し50質量部以上、二次粒子の平均粒子径が2.5μm以下の合成シリカを5〜40質量部含み、白紙光沢が65〜95%である高光沢のタイプも含まれる。より微細なカオリンと合成シリカを選択的に使用することにより、良好なインク定着性、優れた用紙の搬送性、印刷部の裏抜け防止を維持ながら、更に白紙の光沢を向上することができる。一般的に光沢が高い平滑な塗工面は画像部と塗工層とのアンカー効果が低下する場合が多いが、より微細なカオリンと合成シリカによって形成される塗工層表面の適度な粗さと、良く発達した塗工層の細孔によってアンカー効果を良好にすることができる。
本発明のカオリンとは、天然に産出されたカオリン原鉱を工業的に精製、加工したものであり、粉砕、洗浄、除鉄、分級等の工程を経て製造されるものである。また、アスペクト比を向上させるためにせん断力をかけて薄板状としたデラミネーティッドカオリンや、粒度分布がシャープになるよう調整したエンジニアードカオリン、凝集性を高めた焼成カオリンといった加工性の高いものも含まれる。カオリンの平均粒度の測定はレーザー回折・散乱法の粒度分布測定装置を用いる。代表的には日機装社(Microtrac.Inc)製の装置が挙げられる。
また、本発明の合成シリカとは、天然に産出された二酸化ケイ素に富む原鉱を工業的に精製、加工したものである。製法としては乾式法と湿式法に大別され、前者には燃焼法、アーク法、後者には沈降法(沈殿法)、ゲル法が含まれる。更には、湿式法として、過飽和溶液から均一な核を形成し、これをシードとして成長させるケイ酸塩法、アルキルシリケート法、アルコキシド法、エマルジョン法といった製法があり、これらの方法で製造したものを特にコロイダルシリカと呼ぶ場合もあるが本発明における合成シリカに含める。合成シリカの二次粒子の平均粒子径はコールター原理による粒度分布測定装置を用いる。代表的にはベックマン・コールター社製の装置が挙げられる。
塗工層は片面あたり5〜30g/mであることが好ましい。
本発明において、シート状基材上の塗工層に用いる顔料としては、前記のカオリン及び合成シリカ以外に、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、タルク、サチンホワイト、リトポン、二酸化チタン、アルミナ、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、有機顔料、又はこれらをカチオン変性したもの、あるいはこれら二種以上の複合体が挙げられる。また、複数を組み合わせることができる。
塗工層に用いられるバインダーとしては、スチレン−ブタジエン系ラテックス、アクリル系、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル等の各種共重合体ラテックス、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミド、ユリア又はメラミン等のホルマリン樹脂、ポリエチレンイミン、ポリアミドポリアミン、エピクロルヒドリン等の水溶性合成物が挙げられる。更には、天然植物から精製した澱粉、ヒドロキシエチル化澱粉、酸化澱粉、エーテル化澱粉、りん酸エステル化澱粉、酵素変性澱粉やそれらをフラッシュドライして得られる冷水可溶性澱粉、デキストリン、マンナン、キトサン、アラビノガラクタン、グリコーゲン、イヌリン、ペクチン、ヒアルロン酸、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等の天然多糖類及びそのオリゴマー、更にはその変性体が挙げられる。また、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、コラーゲン等の天然タンパク質及びその変性体、ポリ乳酸、ペプチド等の合成高分子やオリゴマーが挙げられる。これらは単独又は組み合わせて使用することができる。また、バインダーはカチオン変性を施して使用することができる。顔料に対して過剰にバインダーを配合すると記録紙がインクの媒体を吸収する機能を阻害してしまう場合があるため、塗工層に含有する全顔料固形分100質量部に対して、バインダーは30質量部以下であることが好ましい。
本発明の塗工層には、必要に応じて、増粘剤、分散剤、消泡剤、界面活性剤、pH調整剤、耐水化剤、着色剤等の通常使用されている各種助剤を含有することができる。
本発明において、塗工する方法は特に限定されるものではないが、ある形状、粒子サイズのカオリン又は合成シリカが原因で高せん断力下における塗工液の粘度が急激に上昇する場合は、単層又は多層式のカーテン塗工(ダイレクトファウンテン)、エアナイフ塗工といった方法が好適に用いられる。その他の方法としては、液だまりを有するサイズプレス、メタリングサイズプレス、ゲートロール、シムサイザー等の各種フィルムトランスファー、ロッド、ブレードコーター、スプレーコーター、キャスト等の各方法を適宜使用する。
<中間層>
本発明のインクジェット用記録紙は、シート状基材と塗工層の間に主に顔料と接着剤を含有する中間層を有することが好ましい。中間層は、フィルムトランスファー塗工、ロッド塗工、ブレード塗工のいずれかの方法に形成され、二層塗りの効果により、面の均質感、平坦感が高まり、美観を良くすることができる。フィルムトランスファー塗工、ロッド塗工、又はブレード塗工によって形成された中間層は、平滑性に富み、その上に設けられる塗工層の平滑性を高めることができる。中間層に用いることができる材料としては、原則的に前記塗工層に用いられる全ての材料が適宜使用できるが、顔料に対して過剰にバインダーを含有すると、インクジェット用記録紙が水性媒体を吸収する機能を阻害してしまう場合があるため、中間層に含有する全顔料100質量部に対して、バインダーは30質量部以下であることが好ましい。また、中間層は片面当たり固形分として2〜30g/mであることが好ましい。
<シート状基材>
本発明に用いられるインクジェット用記録紙のシート状基材としては、木材パルプ、綿、麻、竹、サトウキビ、トウモロコシ、ケナフ等の植物繊維、羊毛、絹等の動物繊維、レーヨン、キュプラ、リヨセル等のセルロース再生繊維、アセテート等の半合成繊維、ポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリプロピレン系繊維、ポリ塩化ビニリデン系繊維、ポリウレタン系繊維等の化学繊維、ガラス繊維、金属繊維、炭素繊維等の無機繊維をシート状にしたものが使用できる。
また、これらの繊維には、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、カオリン、タルク、クレー、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、シリカ、アルミナ、有機顔料等の各種填料、バインダー、サイズ剤、定着剤、歩留まり剤、紙力増強剤等の各種配合剤を各工程、各素材に合わせて好適に含有することができる。
繊維のシート状基材を用いる場合に各繊維をシート状にする製法としては、一般的な抄紙工程、湿式法、乾式法、ケミカルボンド、サーマルボンド、スパンボンド、スパンレース、ウォータージェット、メルトブロー、ニードルパンチ、ステッチブロー、フラッシュ紡糸、トウ開維等の各工程から一つ以上が適宜選ばれる。
該シート状基材は、必要とするサイズ性、表面強度、透気性を得るために表面サイズプレスを施すことが好ましい。表面サイズプレス液の成分としては、天然植物から精製した澱粉、ヒドロキシエチル化澱粉、酸化澱粉、エーテル化澱粉、りん酸エステル化澱粉、酵素変性澱粉やそれらをフラッシュドライして得られる冷水可溶性澱粉、アクリル、スチレン・アクリル、スチレン・マレイン酸、スチレン・オレフィン、アクリル・酢ビ等のアクリル系表面サイズ剤、オレフィン・マレイン酸、ジイソブチレン・マレイン酸等のオレフィン系表面サイズ剤等が挙げられ、その他に前記塗工層に用いられる全ての材料が適宜使用できる。
また、本発明においては、表面サイズプレス液の成分としてインクジェットインク耐水化剤、インクジェットインク定着剤、インクジェット印刷適性向上剤等のカチオン性ポリマー、オリゴマーや多価陽イオン塩を含有することができる。表面サイズプレス液にこれらを含有することによって、塗工層や中間層の塗工、乾燥工程における不動化が速まり、嵩高で空隙に富む層構造を形成することができる。その結果、画像部と塗工層とのアンカー効果が促進され、インクジェット用記録紙へのインク定着性がより高まることになる。カチオン性ポリマー、カチオン性オリゴマーは、プロトンが配位しやすいアミン類が代表的であり、アミノ基を含むモノマーとその他モノマーの共重合体である場合もある。多価陽イオンとしては例えば、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、ニッケル、亜鉛、銅、鉄、コバルト、スズ、マンガン等の二価陽イオン、アルミニウムイオン、鉄、クロム等の三価陽イオン、チタン、ジルコニウムの四価陽イオンや、それらの錯イオンが挙げられる。表面サイズプレス液を塗布する方法としては液だまりを有するサイズプレス、メタリングサイズプレス、ゲートロール、シムサイザー等の各種フィルムトランスファーが挙げられる。カチオン性ポリマー、カチオン性オリゴマー、多価陽イオンの塗布量は片面当たり固形分として0.1〜5g/mであることが好ましい。
<仕上げ>
シート状基材、中間層を設けたシート状基材、中間層と塗工層を設けたシート状基材、塗工層を設けたシート状基材は、必要とする密度、平滑度、透気度、吸水性、外観、光沢度を得るためにカレンダー処理を施すことができる。装置としては硬質ロール同士、弾性ロール同士、硬質ロールと弾性ロールの対の組み合わせからなるものが好適に使用され、マシンカレンダー、ソフトニップカレンダー、スーパーカレンダー、多段カレンダー、マルチニップカレンダー等と呼ばれており、意図的に加熱をする場合もある。過熱する際のロールの温度は40℃程の中低温から250℃程の高温に達する場合もある。また、ベルトとロールの組み合わせからなる装置も使用することができ、シューカレンダー、メタルベルトカレンダー等と呼ばれており、この場合も同様に加熱を伴う場合がある。ロール表面の微視的な形状は特に限定されるものではなく、鏡面、艶消し、エンボス用等、本発明の特性を損なわない範囲で平滑化又は凹凸加工したものが使用できる。
最終的に得られたインクジェット用記録紙は用途に合わせて、大小のシート状又はロール状に加工されて製品となる。保存の際は、吸湿を避けるために防湿の包装を施すのが好ましい。製品の坪量は特に限定されるものではないが40〜300g/m程度である。
以下に、本発明の実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また、実施例において示す「部」及び「%」は、特に明示しない限り、質量部及び質量%を示す。
(実施例1)〜(実施例52)及び(比較例1)〜(比較例14)
下記の内容に従って、インクジェット用記録紙を作製した。
<表面サイズプレスA液の調製>
りん酸エステル化澱粉 100部
<表面サイズプレスB液の調製>
りん酸エステル化澱粉 50部
市販カチオン性ポリマー系インクジェット定着剤(アミン系) 50部
<表面サイズプレスC液の調製>
カチオン化澱粉 50部
塩化マグネシウム 50部
上記、固形分質量部で配合し、水に分散・撹拌し、水によって液の固形分濃度を調整した。液の固形分濃度は10質量%を目安としたが、目的とした塗布量を得るために適宜、若干の調整を行った。
<パルプスラリーの調製>
LBKP(濾水度420mlcsf) 80部
NBKP(濾水度450mlcsf) 20部
軽質炭酸カルシウム填料(原紙中灰分で表示) 9部
市販カチオン化澱粉 1.0部
市販カチオン系ポリアクリルアミド歩留まり向上剤 0.03部
市販アルキルケテンダイマー系内添サイズ剤 0.05部
市販硫酸バンド 1.0部
<シート状基材の作製>
上記パルプ、内添薬品を上記の配合でパルプスラリーを調製し、長網抄紙機で60.0g/mの坪量で原紙を抄造した。この原紙に対して、表面サイズプレス液A〜Cにより、それぞれ表面サイズプレス液の成分を固形分で両面2.0g/m塗布して、シート状基材を作製した。
<塗工層用液の調製>
顔料 配合部数は表1に記載
市販スチレンブタジエン系ラテックスバインダー 10部
市販ポリビニルアルコール(完全ケン化、重合度400) 5部
市販ステアリン酸カルシウム系潤滑剤 0.3部
市販合成保水剤(アルカリ増粘タイプ) 0.1部
ただし、実施例40、及び41に関しては市販ポリビニルアルコールの代わりに市販りん酸エステル化コーン澱粉を同部数配合した。また、表中に略称で示した顔料は、市販微粒カオリン(平均粒子径0.4μm)、市販1級カオリン(平均粒子径2.0μm)、市販粗粒カオリン(平均粒子径7.0μm)、市販コロイダルシリカ(平均二次粒子径0.05μm)、市販沈降法シリカ(平均二次粒子径1.6μm)、市販沈降法シリカ(平均粒子径3.0μm)、市販重質炭酸カルシウム(平均粒子径0.8μm)、市販重質炭酸カルシウム(平均粒子径2μm)、市販軽質炭酸カルシウム(カルサイト、紡錘型)、市販軽質炭酸カルシウム(アラゴナイト、針状)、市販ポリスチレン系有機中空顔料(平均粒子径1μm、中空率50%)及び市販二酸化チタン(平均粒子径0.2μm)である。
<中間層用液>
重質炭酸カルシウム(平均粒子径0.8μm) 50部
重質炭酸カルシウム(平均粒子径2.0μm) 50部
市販スチレンブタジエン系ラテックスバインダー 10部
市販ポリビニルアルコール(完全ケン化、重合度400) 5部
市販ステアリン酸カルシウム系潤滑剤 0.3部
市販合成保水剤(アルカリ増粘タイプ) 0.1部
上記、固形分質量部で配合し、水に分散・撹拌し、水酸化ナトリウムにてpH9.6に、水によって中間層用塗液の固形分濃度を調製した。中間層用塗液の固形分濃度はエアナイフコーター(AK)塗工用に50質量%、カーテンコーター(C)、ブレードコーター(B)、シムサイザー(FT)、ロッドコーター(R)塗工に62質量%を目安としたが、目的とする塗工量を得るために適宜、若干の調整を行った。
これらの塗工液をエアナイフ(AK)、カーテン(C)、ブレード(B)、シムサイザー(FT)、ロッドコーター(R)の各塗工方法にて両面を塗工、乾燥した後、平滑化のためのカレンダー処理を行った。塗工層、及び中間層を形成するのに用いた塗工方法については表1に示した。塗工量は固形分として片面当たり15g/mとした。カレンダーは弾性ロールと金属ロールからなる装置であり、ニップ線圧は幅方向の厚みプロファイルが適切に得られる範囲において、弱い線圧(80kN/m)と、強い線圧(180kN/m)の二水準で行った。また金属ロールの温度を、弱い線圧の処理では40℃、強い線圧の処理では180℃とした。塗工層及び中間層を設ける塗工方式、及びカレンダー条件に関しては表1に示した。
上記実施例及び比較例により得られたインクジェット用記録紙について、下記の測定方法により測定し、その評価結果を表1に掲げた。
<白紙光沢>
JIS P 8142紙及び板紙の75度鏡面光沢度試験方法により、白紙光沢を測定した。
評価基準を以下に示す。
5:印刷光沢が80%以上で95%以下
4:印刷光沢が65%以上で80%未満
3:印刷光沢が50%以上で65%未満
2:印刷光沢が30%以上で50%未満
1:印刷光沢が30%未満
印刷前にインク定着剤を記録紙に供給する形式のインクジェットプリンターとして、ヒューレット・パッカード社製「CM8060」を用いてインクジェット印刷後の画像品位について評価を行った。
<裏写り(プリントスルー)>
インクジェット印刷をインクジェット用記録紙の片面に行った後にインクジェット用記録紙を裏返して、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックそれぞれのベタ部が透けて見える程度を目視で判定した。品質判定基準は以下の通りである。
5:裏面画像部の裏写りがうっすらとあるが、全く気にならない。
4:裏面画像部の裏写りが若干あるが、ほとんど気にならない。
3:裏面画像部の裏写りがあるが、実用上問題ないレベル。
2:裏面画像部の裏写りが目立ち、美観を損ねている。
1:裏面画像部の裏写りがひどく目立ち、美観的を非常に損ねている。
<スメアリング>
インクジェット印刷後のインクジェット用記録紙について、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックそれぞれのベタ部を指で擦り、インク定着不良による画像部の指及び紙への転移(汚れ)を目視で判定した。品質判定基準は以下の通りである。
5:インクの転移がほとんどない。
4:インクが若干転移される。
3:インクが転移されるが実用上問題ないレベル。
2:インクが転移されて目立つ。
1:インクがひどく転移され、実用上問題があり使用不可レベル。
<連続通紙>
インクジェット印刷を連続で20枚行うことを10回繰り返して連続通紙中に二枚以上の紙が搬送される、いわゆる重送の発生程度を判定した。試験環境は、H:30℃、70%RH、M:20℃、40%RH、L:10℃、10%RHの三水準で行った。品質判定基準は以下の通りである。
5:重送が全く起きない。
4:1回重送が起きる。
3:2回重送が起きる。
2:3回重送が起きる。
1:4回以上重送が起きる。
Figure 2010240950
<評価結果>
実施例1〜18は、艶消しの外観を有しており、裏写りを防ぎ、耐スメアリングに優れ、良好な連続通紙性をそれぞれ示した。実施例19〜24は実施例2の塗工層配合のカオリンをそれぞれ別の顔料に25質量部又は10質量部置換したものであるが、本発明の対象となる特性をほとんど損なわずに良好な評価結果を得た。実施例25〜27は実施例1〜3においてカレンダー条件を強くしたものだが、発明の対象となる特性をほとんど損なわずに白紙光沢が高まっている。
実施例28、29は、更に微細なカオリンと合成シリカを配合した記録紙であり、裏写り、耐スメアリング及び連続通紙性を良好に保ちつつ、非常に高い白紙光沢度を得ることができた。実施例40は、実施例29の塗工層配合のポリビニルアルコールを澱粉に置換したものであるが、各特性に問題はなかった。実施例41は実施例29の塗工層を設ける方法をエアナイフ方式からカーテン方式に替えたが、塗工適性や発明の対象となる特性はなかった。実施例42はこれをブレード方式に替えたが、塗工において若干ストリークが発生したものの、発明の対象となる特性には問題なかった。
実施例43〜48は、実施例29、又は実施例2に対して各方法により中間層を設けたものであるが、発明の対象となる特性を維持したまま、インクジェット用記録紙表面の面質の均一性に優れ、美観がより優れていた。
実施例49〜52は実施例29、又は実施例2に対してサイズプレス液にカチオン性素材を用いたものであるが、発明の対象となる特性で、特に耐スメアリング性を更に向上させる効果が見られた。
一方で、比較例1〜14は本発明を満たしておらず、発明の対象となる白紙光沢、裏写り、耐スメアリング、連続通紙性のいずれかに優れていても、いずれかの特性で2点以下の低い評価となり、バランスが取れず、発明の対象とはならなかった。
本発明におけるインクジェット用記録紙は、インクジェット用記録紙としての使用に留まらず、湿式及び乾式電子写真、オフセット印刷、グラビア印刷、熱転写等の他の印刷方式に使用することもできる。

Claims (5)

  1. シート状基材の少なくとも片面に主に顔料と接着剤を含有する塗工層を設けたインクジェット用記録用紙において、塗工層の塗工層の顔料として平均粒子径が3.0μm以下のカオリンを塗工層の全顔料固形分100質量部に対して50質量部以上、かつ合成シリカを5〜40質量部含むことを特徴とするインクジェット用記録紙。
  2. 前記カオリンの平均粒子径が1.0μm以下、前記合成シリカの二次粒子の平均粒子径が2.5μm以下であり、JIS P 8142に規定される白紙光沢が65〜95%である請求項1記載のインクジェット用記録紙。
  3. 前記塗工層が、エアナイフ塗工、カーテン塗工のいずれかの方法で形成される請求項1記載のインクジェット用記録紙。
  4. シート状基材と塗工層の間に、主に顔料と接着剤を含有する中間層を設け、該中間層がフィルムトランスファー塗工、ロッド塗工、ブレード塗工のいずれかの方法で形成される請求項1記載のインクジェット用記録紙。
  5. シート状基材が、少なくともカチオン性ポリマー、カチオン性オリゴマー、多価陽イオンのいずれか一つ以上を含有する表面サイズプレス液で表面サイズプレスされた紙である請求項1記載のインクジェット用記録紙。
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