JP2008238694A - 製本システム及び製本装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製本装置の動作不良を防止するとともに、製本物の品位保証を実現することを可能とし、ユーザにとって使い勝手の良い製本システム及び製本装置を提供すること。
【解決手段】 製本システムは、画像形成装置10とくるみ製本装置500とから構成される。くるみ製本装置500は、中紙束の束厚を検出するとともに、画像形成装置10から中紙サイズ情報、表紙サイズ情報、及び仕上がりサイズ情報を受信する。そして、くるみ製本装置500は、検出した中紙束の束厚値と、受信した中紙サイズ情報、表紙サイズ情報、及び仕上がりサイズ情報に基づいて、製本動作の可否を判断する。
【選択図】 図43

Description

本発明は、画像形成装置から排出された複数枚の記録紙を中紙束として積載し、該中紙束に表紙を接着した後、指定されたサイズに裁断する製本システム及び製本装置に関する。
従来、画像形成装置から排出された記録紙の束(以下、中紙束)に糊付する糊付処理、中紙束に表紙を接着する接着処理、表紙を接着された中紙束を裁断する裁断処理等を行うための製本装置が知られている。そして、この製本装置が画像形成装置に接続されることによって、製本システムが構成されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特開2005−104063 特開2004−209870
しかしながら、上記従来技術においては、図48に示されるように中紙束をくるむように接着される表紙に対して、中紙束の束厚に応じて表紙の小口方向の長さが変化することについては何ら考慮されていない。
例えば、中紙の枚数が少なくて束厚が薄い場合、表紙の裁断量は大きくなり、図49に示されるように裁断屑が屑受け部の間口より大きくなり屑処理できない状態が発生するという問題があった。
また、裁断処理を行わない場合であっても、表紙の小口方向の長さが長い場合には、図50に示されるように製本物を正常に排出できない状態が発生するという問題があった。
そこで、本発明は、製本装置の動作不良を防止するとともに、製本物の品位保証を実現することを可能とし、ユーザにとって使い勝手の良い製本システム及び製本装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る製本システムは、画像形成装置と、当該画像形成装置に接続された製本装置とからなる製本システムであって、記録紙に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像が形成された複数枚の記録紙を中紙束として積載する積載手段と、前記中紙束に表紙を接着して冊子を形成する接着手段と、前記接着手段により表紙を接着された冊子を指定されたサイズに裁断する裁断手段と、中紙サイズ、表紙サイズ、及び仕上がりサイズを設定可能な設定手段と、前記中紙束の厚さを検出する束厚検出手段と、前記束厚検出手段により検出された束厚検出結果と、前記設定手段により設定された前記中紙サイズ、前記表紙サイズ、及び前記仕上がりサイズに基づいて、製本動作の可否を判断する製本可否判断手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る製本システムは、画像形成装置と、当該画像形成装置に接続された製本装置とからなる製本システムであって、記録紙に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像が形成された複数枚の記録紙を中紙束として積載する積載手段と、前記中紙束に表紙を接着して冊子を形成する接着手段と、中紙サイズ、及び表紙サイズを設定する設定手段と、前記中紙束の厚さを検出する束厚検出手段と、前記束厚検出手段により検出された束厚検出結果と、前記設定手段により設定された前記中紙サイズ、及び前記表紙サイズに基づいて、製本動作の可否を判断する製本可否判断手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る製本装置は、画像形成装置に接続可能な製本装置であって、前記画像形成装置から排出された記録紙を中紙束として積載する積載手段と、前記中紙束に表紙を接着して冊子を形成する接着手段と、前記接着手段により表紙を接着された冊子を指定されたサイズに裁断する裁断手段と、前記画像形成装置から中紙サイズ、表紙サイズ、及び仕上がりサイズを受信する受信手段と、前記中紙束の厚さを検出する束厚検出手段と、前記束厚検出手段により検出された束厚検出結果と、前記受信手段により受信された前記中紙サイズ、前記表紙サイズ、及び前記仕上がりサイズに基づいて、製本動作の可否を判断する製本可否判断手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る製本装置は、画像形成装置に接続可能な製本装置であって、前記画像形成装置から排出された記録紙を中紙束として積載する積載手段と、前記中紙束に表紙を接着して冊子を形成する接着手段と、前記画像形成装置から中紙サイズ、及び表紙サイズを受信する受信手段と、前記中紙束の厚さを検出する束厚検出手段と、前記束厚検出手段により検出された束厚検出結果と、前記受信手段により受信された前記中紙サイズ、及び前記表紙サイズに基づいて、製本動作の可否を判断する製本可否判断手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、製本装置の動作不良を防止するとともに、製本物の品位保証を実現することを可能とし、ユーザにとって使い勝手の良い製本システム及び製本装置を提供することができる。
<第1の実施形態>
(全体構成)
図1は本発明の第1の実施形態に係る製本システムの主要部の縦断面構造を示す構成図である。本実施形態における製本システムは、図1に示すように、画像形成装置10と、くるみ製本装置500、フィニッシャ400とから構成されている。画像形成装置10は、原稿から画像を読み取るイメージリーダ200及び読み取った画像を記録紙上に形成するプリンタ350を備えている。
各部の構成を詳述すると、イメージリーダ200の上部には、原稿給送装置100が搭載されている。原稿給送装置100は、原稿トレイ上に上向きにセットされた原稿を先頭ページから順に1枚ずつ図1左方向へ給紙し、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を左から流し読み取り位置を経て右へ搬送し、その後、外部の排紙トレイ112に向けて排出する。この原稿がプラテンガラス102上の流し読み取り位置を左から右へ向けて通過するときに、原稿画像が読み取られる。
この読み取り方法は、一般的に、原稿流し読みと呼ばれる方法である。具体的には、原稿が流し読み取り位置を通過する際に、原稿の読取面がスキャナユニット104のランプ103の光で照射され、その原稿からの反射光がミラー105、106、107を介してレンズ108に導かれる。このレンズ108を通過した光は、イメージセンサ109の撮像面に結像する。
このように、流し読み取り位置を左から右へ通過するように原稿を搬送することによって、原稿の搬送方向に対して直交する方向を主走査方向とし、搬送方向を副走査方向とする原稿読み取り走査が行われる。即ち、原稿が流し読み取り位置を通過する際に、主走査方向に原稿画像を1ライン毎にイメージセンサ109で読み取りながら、原稿を副走査方向に搬送することによって原稿画像全体の読み取りを行う。
光学的に読み取られた画像は、イメージセンサ109によって画像データに変換されて出力される。イメージセンサ109から出力された画像データは、プリンタ350の露光制御部110にビデオ信号として入力される。
なお、原稿給送装置100により原稿をプラテンガラス102上に搬送して所定位置に停止させ、この状態でスキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿を読み取ることも可能である。この読み取り方法は、いわゆる原稿固定読みと呼ばれる方法である。
原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、まず、ユーザにより原稿給送装置100を持ち上げてプラテンガラス102上に原稿を載置し、そして、スキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿の読み取りを行う。即ち、原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、原稿固定読みが行われる。
プリンタ350の露光制御部110は、イメージリーダ200から入力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力する。このレーザ光は、ポリゴンミラーにより走査されながら感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。この感光ドラム111上の静電潜像は、現像器113から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。
一方、プリンタ350内に装備されている上カセット114或いは下カセット115からピックアップローラ127、128により給紙された記録紙は、給紙ローラ129、130によりレジストローラ126まで搬送される。記録紙の先端がレジストローラ126まで達すると、レジストローラ126を所定のタイミングで駆動し、記録紙を感光ドラム111と転写部116との間に搬送する。感光ドラム111に形成された現像剤像は、給紙された記録紙上に転写部116により転写される。
現像剤像が転写された記録紙は、定着部117に搬送される。定着部117は、記録紙を加熱及び加圧することによって現像剤像を記録紙上に定着させる。定着部117を通過した記録紙は、フラッパ121及び排出ローラ118を経てプリンタ350からくるみ製本装置500に向けて排出される。
ここで、記録紙をその画像形成面が下向きになる状態(フェイスダウン)で排出するときには、定着部117を通過した記録紙をフラッパ121の切換動作により一旦反転パス122内に導く。そして、その記録紙の後端がフラッパ121を通過した後に、記録紙をスイッチバックさせて排出ローラ118によりプリンタ350から排出する。この排紙形態を反転排紙と呼ぶ。この反転排紙は、原稿給送装置100を使用して読み取った画像を形成するとき、又はコンピュータから出力された画像を形成するときなどのように、先頭ページから順に画像形成するときに行われ、その排紙後の記録紙は正しいページ順になる。
また、手差給紙部125からOHPシートなどの硬い記録紙が給紙され、この記録紙に画像を形成するときには、記録紙を反転パス122に導くことなく、画像形成面を上向きにした状態(フェイスアップ)で排出ローラ118により排出する。さらに、記録紙の両面に画像形成を行う両面記録が設定されている場合には、フラッパ121の切換動作により記録紙を反転パス122に導いた後に両面搬送パス124へ搬送する。そして、両面搬送パス124へ導かれた記録紙を所定のタイミングで感光ドラム111と転写部116との間に再度給紙する制御が行われる。
(システムブロック図)
次に、画像形成装置10、くるみ製本装置500で構成される製本システムの各制御部の構成について図2のシステムブロック図を参照しながら説明する。
CPU801は、画像形成装置10の基本制御を行う回路であり、制御プログラムが書き込まれたROM802、処理を行うためのRAM803、及び入出力ポート804が、アドレスバス、データバスにより接続されている。RAM803の一部の領域は電源OFFされてもデータが消去されないバックアップRAMとなっている。入出力ポート804には、画像形成装置10が制御するモータ、クラッチ等の負荷装置や、紙の位置を検知するセンサ等の入力装置が接続されている。CPU801は、ROM802の制御プログラムの内容にしたがって、入出力ポート804を介して順次入出力の制御を行い、画像形成処理を実行する。
CPU801には操作表示部600が接続されており、CPU801は操作表示部600の表示、キー入力を制御する。操作表示部600の詳細は、図30にて後述する。また、CPU801には、イメージセンサ109で電気信号に変換された信号を処理する画像処理部805と、処理された画像を蓄積する画像メモリ部806とが接続されている。
通信IF807は、CPU801と、くるみ製本装置500との間で通信するための通信IFであり、くるみ製本装置500側の通信IF907を介して、くるみ製本装置500のCPU901と通信する。製本制御部810は、後述する製本動作中断部811、表紙サイズ再設定部812、ジョブキャンセル制御部813から構成され、くるみ製本装置500の制御を総括的に行う。
CPU901は、くるみ製本装置500の基本制御を行う回路であり、制御プログラムが書き込まれたROM902、処理を行うためのRAM903が、アドレスバス、データバスにより接続されている。RAM903の一部の領域は電源OFFされてもデータが消去されないバックアップRAMとなっている。CPU901は、入出力ポート911を介して、後述する中紙積載部A、糊付け部B、接着部C、裁断部D、及び製本排出部Eを総括的に制御することで、くるみ製本装置500を動作させる。
なお、図2では、くるみ製本装置500が表紙長さ算出部913、表紙裁断量算出部914、製本可否判断部915を備える構成で記載しているが、画像形成装置10で持っていてもかまわない。
(くるみ製本装置)
図3は、くるみ製本装置500の内部構成を示した断面図である。くるみ製本装置500は、画像形成装置10に接続可能に構成されており、中紙積載部A、糊付け部B、接着部C、裁断部D、製本排出部Eを有している。中紙積載部Aは製本モードとして画像形成装置から排出された記録紙を積載して中紙束を形成する。糊付け部Bは中紙束に対して糊付けを行う。接着部Cは糊付けされた中紙束に表紙を接着する。裁断部Dは表紙の接着後に、製本端面の整合を行うため、糊付け面以外の3方向を裁断する。製本排出部Eは完成した製本物(冊子)を排出する。
次に、製本モードにおける一連の製本動作の流れについて説明する。尚、今回は一連の製本動作の概要の説明のみに留め、各部の詳細な説明は後述する。
中紙積載部Aは、画像形成装置10から排出された記録紙を積載トレイ520に積載して中紙束540を作成する部位である。中紙積載部Aに積載された中紙束540は、糊付けグリッパ523によって糊付け部Bに送られる。
糊付け部Bは、糊塗布ローラ524によって糊容器525上の糊を中紙束540に塗布する部位である。ここで、糊塗布ローラ524は糊塗布ローラ制御モータ522により駆動され、中紙束540の下側面に糊の塗布を行う。
接着部Cは、糊付けされた中紙束540を画像形成装置10から排出された表紙に接着し、冊子570としてトリムグリッパ512に受け渡す部位である。そして、冊子570はトリムグリッパ512により裁断部Dに搬送される。
裁断部Dは、表紙を接着された冊子570をカッター528で裁断する部位である。冊子570の裁断は、カッター制御モータ527によりカッター528を水平方向へ移動させることにより行われる。裁断された裁断屑は、屑受け箱533の中に落下する。そして、一連の裁断動作が終了すると屑箱532に裁断屑が回収される。裁断が終了した冊子570は裁断部Dから製本排出部Eに搬送され、冊子570が排出される。
以上の流れが製本モードにおける一連の製本動作であるが、製本モードの他に、製本を行わずに通常の排出モードを選択的に可能とする。
搬送ローラ対505の下流側には、切換フラッパ521が配置されている。切換フラッパ521は搬送ローラ対505により送られてきた記録紙を積載トレイ520、又はフィニッシャ400に選択的に導くためのフラッパである。
画像形成装置10から排出された記録紙Pは、通常モード時は搬送ローラ対505、510、511、513、514、及び515によってフィニッシャ400に排出される。フィニッシャ400は、束排出処理、綴じ処理、折り処理、穴あけ処理、中綴じ製本処理などの後処理を施すことができる。
また、製本モード時にあっては、画像形成装置10から排出された記録紙Pは搬送ローラ対506、507、508、及び509によって上述した積載トレイ520に排紙され、整合されて中紙束540となる。
(紙の流れ)
次に、くるみ製本装置500における紙の流れについて図4ないし図7を参照しながら説明する。
図4に示すように、くるみ製本装置500は画像形成装置10から排出された記録紙を搬送ローラ対505により内部に取り込み、搬送パス(a)へ導かれる。製本モードの場合、搬送ローラ対505により内部に取り込まれた記録紙は、切換フラッパ521により搬送パス(b)へ導かれ、搬送ローラ対506、507、508、509により搬送される。
記録紙Pは、搬送ローラ対509から積載トレイ520へ排出される。中紙となる記録紙全てが積載トレイ520へ排出されることにより、中紙束540が形成される。そして、中紙束540は糊付けグリッパ523によりグリップされ、図5の破線で示すように、中紙積載部Aから糊付け部Bの上方へ束の状態で移動される。
糊付け部Bの上方へ移動した中紙束540は、図6に示すように糊付けグリッパ523にグリップされた状態で回転され、中紙束540の背表紙となる側面が糊付け部Bと対向する位置となる。その後、詳細は後述するが、糊容器525及び糊塗布ローラ524が中紙束に沿って移動することで中紙束端部に糊付けが行われる。
この間に、表紙Pcが画像形成装置10から排出され、くるみ製本装置500へ搬送される。搬送ローラ対505により内部に取り込まれた表紙Pcは、切換フラッパ521により搬送パス(a)から搬送パス(c)へと導かれ、搬送ローラ対510、511、513、514により搬送される。搬送パス(c)には、搬送ローラ対513の下流側に図示しないセンサが設けられており、図7に示すように、表紙Pcの先端部をセンサが検知してから所定距離搬送した後、表紙Pcの搬送を停止する。
表紙Pcが搬送パス(c)内で停止した時点で、表紙Pcの後端は切換フラッパ521を抜ける構成となっている。連続して中紙束を作成する場合は、表紙Pcが搬送パス(c)にある間でも、切換フラッパ521を切り換える。そして、次の中紙束を構成する記録紙を画像形成装置10から受け取り、搬送パス(a)から搬送パス(b)を経由して積載トレイ520へと搬送を行う。その後、糊を塗布された中紙束540に表紙Pcを下流へと搬送するが、この処理に関する詳細は後述する。
次に、インサータ300から表紙を給送して製本を行う場合の紙の流れについて図8ないし図9を参照しながら説明する。くるみ製本装置500の上部にはインサータ300が設けられており、表紙をインサータ300から給紙することが可能となっている。
中紙束540を形成する流れは、図4ないし図7を用いて説明したとおりである。一方、インサータ300から表紙Pcを給紙する場合、図8に示すように、中紙束540を糊付け部Bへ移動している間に、給紙ローラ301により給紙トレイ310上の最上紙から1枚給紙を行い。給紙された表紙Pcは、搬送ローラ対303、503、504で搬送され、切換フラッパ521により、搬送パス(d)から搬送パス(c)へと導かれる。
(糊付け部)
図10は糊付け部Bの構成図を示す図である。また、図11は糊付け部Bにおける糊付け動作の概要を示す図である。糊付け部Bは、中紙束540をグリップする糊付けグリッパ523と、糊付けユニット580から構成される。糊付けユニット580は、糊を収容する糊容器525、中紙束540に糊を塗布する糊塗布ローラ524、及び糊塗布ローラ524を駆動する糊塗布ローラ制御モータ522から構成される。
糊の塗布は糊付けユニット800の往復動作によって行われる。糊付けユニット580は、糊付けグリッパ523によって直立状態にグリップされた中紙束540の下側面の長手方向に、不図示の移動機構によって移動される。
図11に示すように、糊付けユニット580はくるみ製本装置500の背面側の初期位置から移動を開始し、くるみ製本装置500の前面側の所定位置で停止する。このとき、糊付けユニット580による中紙束540の下側面への糊付けは行わない。中紙束540への糊付けは、くるみ製本装置500の前面側から背面側へ移動する際に行われる。
くるみ製本装置500の前面側の所定位置で停止している糊付けユニット580は、中紙束の下側面に糊塗布ローラ524が当接する位置まで上昇する。そして糊付けユニット580がくるみ製本装置500の前面から背面へ移動しながら、糊塗布ローラ524によって中紙束540の下側面に糊が塗布される。
(接着部)
次に、接着部Cの動作の流れについて、図12ないし図18を参照しながら説明する。図12に示されるように、画像形成装置10から供給された表紙550は、搬送ガイド560、561に案内され、所定の位置に停止する。一方、糊付け部Bで糊付けされた中紙束540は、糊付けグリッパ523によりグリップされた状態で糊付け部Bから下降してくる。そして、中紙束540の糊塗布面が、水平方向に配置された表紙550に接着させられる。加圧部材563は、表紙550を中紙束540の糊塗布面に圧接する。
なお、図13に示されるように、中紙束540の下降による糊塗布面の圧接を行う前に搬送ガイド560上部、搬送ガイド561上部を退避させ、搬送ガイド560及び561が中紙束540と接触するのを防止する。
次に、図14に示されるように、表紙550を中紙束540に接着したのち、折り部材562、564、搬送ガイド560下部、搬送ガイド561下部が加圧部材563の上斜め方向に上昇し、破線位置から実線位置まで移動する。この折り部材562、564の上斜め方向への上昇によって、表紙550が上方に押し上げられ、表紙550が糊塗布面の側縁部から湾曲され、中紙束540をくるむくるみ処理が行われる。
くるみ処理終了後、図15に示されるように、折り部材562、564、搬送ガイド560下部、搬送ガイド561下部が破線位置から実線位置まで退避する。また、加圧部材563が水平方向に退避することによって、冊子570が下降することができる空間を確保する。
次に、図16に示されるように、糊付けグリッパ523が下降することにより冊子570をトリムユニット受け渡しローラ565、566に受け渡す。その後、図17に示されるように、糊付けグリッパ523が冊子570のグリップを解除し、同時にトリムユニット受け渡しローラ565、566によって冊子570は下方向に搬送される。そして、トリムユニット受け渡しローラ565、566は、所定の位置まで冊子570の搬送を行った後、冊子570の搬送を停止する。
その後、図18に示されるように、トリムグリッパ512が冊子570をグリップする。冊子570をグリップしたトリムグリッパ512は、冊子570を裁断部Dの位置まで下降させる。
(裁断部)
次に、裁断部Dの動作の流れについて図19ないし図25を参照しながら説明する。図19に示されるように、接着部Cで中紙束と表紙が接着された冊子570は、トリムグリッパ512により裁断部Dに移動される。このとき、水平方向に移動していた加圧部材563は表紙の接着部の圧接を行える位置まで移動する。その後、トリムグリッパ512、カッター528、裁断屑受け箱533が連動して、冊子570の各端部の裁断が行われる。
裁断動作は、冊子570の小口及び天地の3辺に対して行われる。まず、図20に示されるように、冊子570は背表紙端部を下側にして移動されるため、回転可能なトリムグリッパ512を90度回転させて冊子570の向きを90度回転させる。
次に、図21に示されるように、冊子570の下方に屑受け箱533が移動する。その後、図22に示されるように、カッター528が移動して冊子570の地辺を裁断する。このとき、裁断屑は冊子570の下方で待機している裁断屑受け箱533に収納される。その後、図23に示されるように、カッター528は退避位置へと移動し、屑受け箱533も退避位置へと移動する。
次に、トリムグリッパ512を同一方向に90度回転させて裁断動作を行い、小口の裁断を行う。さらに、トリムグリッパ512を90度回転させて裁断動作を行い、天辺の裁断を行うことで背表紙部以外の3辺の裁断が終了する。天辺の裁断終了後、冊子570の背表紙部を下方にして製本排出部Eへ搬送させる必要がある。そこで、図24に示されるように、天辺の裁断終了後は、裁断動作は行わずにトリムグリッパ512により冊子570をさらに90度回転させる。
屑受け箱533は、裁断動作を行っていない時の退避位置と裁断動作中の屑受け位置との間を移動する。屑受け箱533の退避位置は、屑箱532の上方に位置している。また、図25に示されるように、屑受け箱533の底板部は開放可能な構成になっており、退避位置に移動すると屑受け箱533の底板部が開放され、屑受け箱533内の裁断屑が屑箱532に収納される。
(製本排出部)
製本排出部Eの動作の流れを図26ないし図29を参照しながら説明する。図26は、製本排出部Eの断面図を表している。裁断部Dで裁断処理を行われた冊子570は、トリムグリッパ512が下降することにより搬送ローラ対535へ搬送される。そして、搬送ローラ対535によって冊子570の搬送が行われる。トリムグリッパ512は、冊子570の支持を解除し、接着部Cの所定の位置へ移動する。このとき、製本排出部Eでは製本積載板529が右方向に倒れており、冊子570は搬送ローラ対535によって製本積載板529に積載される。
そして、図27に示されるように、倒れていた製本積載板529は垂直方向に起立し、冊子570は製本支持板530により冊子570が縦になった状態で支持される。ここで、排出搬送ベルト531の下方にある製本排出安定板534が上方に移動し、製本支持板530と製本排出安定板534で冊子570を支持する。
その後、図28に示されるように、製本支持板530は、排出搬送ベルト531によって左方向に移動することで、次の冊子571が搬送されてきた場合の排出スペースが確保される。次の冊子571の排出スペースが確保されることで、図29に示されるように、冊子570の隣に次の冊子571を縦積みすることが可能になる。
(操作表示部)
図30は、画像形成装置10における操作表示部600を示す図である。操作表示部600には、画像形成動作を開始するためのスタートキー602、画像形成動作を中断するためのストップキー603、置数設定等を行うテンキー604〜612及び614が配置されている。操作表示部600には、さらに、IDキー613、クリアキー615、リセットキー616などが配置されている。また、上部にタッチパネルが形成された表示部620が配置されており、画面上にソフトキーを作成可能となっている。
例えば、画像形成装置10では、フィニッシャ400やくるみ製本装置500の後処理モードとして、ノンソートモード、ソートモード、製本モード等の各処理モードを有する。このような処理モードを設定する場合は操作表示部600からの入力操作により行われる。
(製本モードの設定)
以下、図42のフローチャートと図31〜41を用いて製本モード設定の流れを説明する。なお、図42のフローチャートは、画像形成装置10内のCPU801で実行される。
図31に示す初期画面で、ユーザにより「応用モード」キーが選択されると、CPU801は表示部620の表示を図32の画面へ遷移させる。図32に示される応用モードのメニューの中から、ユーザにより「製本」キーが選択されると、CPU801は表示部620の表示を図33の画面に遷移させ、製本モードの設定が開始される(S1000)。
まず、図33の画面上で、ユーザにより製本物のとじ方向について「右開き」、「左開き」のいずれかが選択される。CPU801は、ユーザによる「右開き」、「左開き」の選択に応じて、とじ方向を設定する(S1001)。
そして、ユーザにより「次へ」キーが押下されると、CPU801は表示部620の表示を図34の画面に遷移させる。図34の画面上で、ユーザによりくるみ表紙を給紙する給紙段が選択される。CPU801は、ユーザによる給紙段の選択に応じて、表紙給紙段の設定を行う(S1002)。
図34の画面において、くるみ表紙の給紙段は給紙カセットやインサータから選択される。また、ユーザ定義として、任意のサイズを指定することも可能となっている。図34の画面上でユーザにより「次へ」キーが押下されると、CPU801は、表紙給紙段としてインサータが選択されたかどうかを判断する(S1003)。
表紙給紙段としてインサータが選択されなかった場合、CPU801は表示部620の表示を図35の画面に遷移させる。図35の画面上で、ユーザによりくるみ表紙で包まれる中紙を給紙する給紙段が選択される。CPU801は、ユーザによる給紙段の選択に応じて、中紙給紙段の設定を行う(S1004)。
ここでも、ユーザ定義として、任意のサイズを指定することが可能となっている。図35の画面上で、ユーザにより「次へ」キーが押下されると、CPU801は表示部620の表示を図36の画面に遷移させる。
図36の画面上では、ユーザは仕上がりサイズを規定のサイズから選択できる。また、ユーザにより「詳細設定」キーが押下されると、CPU801は表示部620の表示を図37の画面に遷移させる。図37の画面上では、ユーザは任意の仕上がりサイズを指定することができる。図36又は図37の画面上で仕上がりサイズをユーザにより指定されたことに応じて、CPU801は仕上がりサイズの設定を行う(S1005)。
(原稿読み込みモード設定)
仕上がりサイズの設定が終わると、CPU801は表示部620の表示を図38の画面に遷移させる。図38の画面上で、ユーザにより原稿読み込みモードについて「標準モード」、「表紙モード」のいずれかが選択される。ここで、くるみ表紙の原稿と中紙の原稿が分けられているなら「表紙モード」、表紙/裏表紙と中紙の原稿が1つの束になっているなら「標準モード」が選択される。ユーザの選択に応じて、CPU801は原稿読み込みモードの設定を行う(S1006)。次に、CPU801は、読み込みモードとして「表紙モード」が選択されたかどうかを判断する(S1007)。
S1007において、「表紙モード」が選択されたと判断されなかった場合、CPU801は表示部620の表示を図39の画面に遷移させ、ユーザに対して原稿を原稿給送装置100へセットするよう促す(S1008)。そして、製本モードの設定を終了する(S1015)。以下、原稿読み込みモードとして「標準モード」を設定して、製本を行うモードを「標準モード」と呼ぶ。
S1007において、「表紙モード」が選択されたと判断された場合、CPU801は表示部620の表示を図40の画面に遷移させ、ユーザにくるみ表紙の原稿を原稿給送装置100へセットし、スタートキー602を押下するよう促す(S1009)。図30における操作表示部600のスタートキー602がユーザにより押下されると、CPU801は表紙原稿の読み込み動作を開始する(S1010)。
表紙原稿の読み込みが完了すると、CPU801は表示部620の表示を図41の画面に遷移させ、ユーザに対して中紙の原稿を原稿給送装置100へセットするように促す(S1011)。そして、製本モードの設定を終了する(S1015)。以下、原稿読み込みモードとして「表紙モード」を設定して、製本を行うモードを「表紙モード」と呼ぶ。
一方、S1003で、CPU801が給紙段としてインサータが選択されたと判断した場合、CPU801は表示部620の表示を図35の画面に遷移させ、前述した中紙給紙段の設定処理が行われる(S1012)。
中紙給紙段の設定処理が行われると、CPU801は表示部620の表示を図36の画面に遷移させ、前述した仕上がりサイズの設定処理が行われる(S1013)。図36の画面上で、ユーザにより「詳細設定」キーが押下されると、CPU801は表示部620の表示を図37の画面に遷移させる。これによって、ユーザは任意の仕上がりサイズを指定することができる。
仕上がりサイズ設定後、CPU801は表示部620の表示を図39の画面に遷移させ、ユーザに対して原稿を原稿給送装置100へセットするよう促す(S1014)。そして、製本モードの設定を終了する(S1015)。以下、表紙をインサータから給紙して製本を行うモードを「インサートモード」と呼ぶ。
(束厚検出部)
束厚検出部912について図5を用いて説明する。束厚検出は中紙積載部Aにおいて行われる。具体的には、中紙となる記録紙全てが積載トレイ520へ排出されると、中紙束540は糊付けグリッパ523によりグリップされる。このグリップ動作において、糊付けグリッパ523の移動量が中紙束の束厚によって異なる。したがって、グリップする際の糊付けグリッパ523の移動量に基づいて束厚を算出することができる。束厚検出部912による中紙束540の束厚検出結果は、表紙長さ算出部913で利用される。
(表紙長さ算出部)
表紙長さ算出部913について説明する。前述のように、製本における各種サイズ設定は図34〜図37において設定される。図34で表紙給紙段が選択されると、表紙サイズが決定する。また、図35で中紙給紙段が設定されると、中紙サイズが決定する。さらに、図36及び図37の仕上がりサイズ選択画面におけるユーザからの入力により、仕上がりサイズが決定する。これらの各サイズの設定値は通信IF807によってくるみ製本装置500に通知される。
なお、本実施形態では裁断量は中紙サイズと仕上がりサイズとの関係から、天地方向と小口方向の裁断量が算出できるので、仕上がりサイズ情報が中紙の裁断量情報と等価の意味を持っている。
表紙長さ算出部913は、束厚検出部912によって検出された束厚値と、通信IF807から通知された表紙サイズ設定値をもとに、製本物の表紙長さを下記の(式1)によって算出する。
表紙長さ=(小口方向の表紙サイズ設定値−束厚値)/2 ・・・ (式1)
(表紙裁断量算出部)
表紙裁断量算出部914について説明する。表紙裁断量算出部914は、表紙長さ算出部913で算出された表紙長さと、通信IF807から通知された仕上がりサイズ設定値をもとに、表紙小口方向の裁断量を下記の(式2)によって算出する。表紙裁断量算出部914による算出結果は、製本可否判断部915で利用される。
表紙裁断量=表紙長さ−小口方向の仕上がりサイズ設定値 ・・・ (式2)
(製本可否判断部)
製本可否判断部915について、図43のフローチャートを用いて説明する。このフローチャートは、くるみ製本装置500内の製本可否判断部915により実行される。
まず、製本可否判断部915は、通信IF907を介して製本モードの設定値(中紙サイズ、表紙サイズ、及び仕上がりサイズ)を画像形成装置10から受信する(S2000)。また、製本可否判断部915は、束厚検出部912から中紙束の束厚値を得る(S2001)。ここでは、各種設定値が以下のように設定された場合を例に挙げて説明する。
・中紙サイズ A4(210×297mm)
・表紙サイズ ユーザ定義サイズ(297×430mm)
・仕上がりサイズ 171×250mm
・束厚算出部から得られた束厚値 10mm
製本可否判断部915は、各種設定値を画像形成装置10から受信した後に、表紙長さ算出部913に表紙長さを算出させる(S2002)。ここで、表紙長さ算出部913は、前述した(式1)から下記のように製本物の表紙長さを算出する。
表紙長さ=(430mm−10mm)/2=210mm
表紙長さ算出部913により表紙の小口方向長さが算出されると、製本可否判断部915は、製本設定で裁断設定があるか否かを判断する(S2003)。製本可否判断部915は、裁断設定があると判断した場合には、表紙裁断量算出部914に表紙裁断量を算出させる(S2004)。ここで、表紙裁断量算出部914は、前述した(式2)から下記のように表紙裁断量を算出する(S2004)。
表紙裁断量=210mm−171mm=39mm
そして、製本可否判断部915は、表紙裁断量算出部914により算出された表紙裁断量(ここでは39mm)と、予め設定されているくるみ製本装置500の裁断規定値とを比較し、製本の可否を判断する(S2005)。ここで、裁断規定値よりも表紙裁断量の値が大きい場合には、表紙の切り屑が大きすぎるため、図49に示すように、屑受け箱533と表紙屑1000が干渉してしまう可能性がある。
したがって、製本可否判断部915は、表紙裁断量が規定の範囲内に無い場合、すなわち裁断規定値よりも表紙裁断量の値が大きい場合には、後述する製本動作中断部811に製本動作の中断を指示する。一方、表紙裁断量が裁断規定値以下である場合には、屑受け箱533と表紙屑1000は干渉することはないので、製本可否判断部915は製本動作を継続する。
S2003において、製本可否判断部915により裁断設定があると判断されなかった場合には、製本可否判断部915は表紙長さ(ここでは210mm)とくるみ製本装置の積載規定値とを比較することで製本の可否を判断する(S2006)。
S2006において、積載規定値よりも表紙長さの値が大きい場合には、製本小口方向長さが長すぎると考えられ、図50に示すように、製本排出部Eの天井部材1001に製本物が干渉してしまう可能性がある。よって、製本可否判断部915は、積載規定値よりも表紙長さの値が大きい場合には、後述する製本動作中断部811に製本動作の中断を指示する。一方、表紙長さが積載規定値以下である場合には、製本排出部Eの天井部材1001に製本物が干渉することはないので、製本可否判断部915は製本動作を継続する。
(製本動作中断部)
製本動作中断部811は、通信IF807、CPU801、及び製本制御部810を介して、製本可否判断部915から送信された製本動作の中断の指示を受信する。製本動作中断部811は、製本可否判断部915により製本ができないと判断された場合には、システムの製本動作を一時中断する。具体的な中断方法としては、製本動作中断部811は、くるみ製本装置500で強制的にジャムを発生させてシステムを中断させる。
(ジョブキャンセル制御部)
製本可否判断部915により製本動作が行えないと判断された場合は、ジョブキャンセル制御部813は、操作表示部600の表示部620に図44のような警告画面を出す。この警告画面は、製本動作を行えない旨をユーザに報知する画面である。そして、ユーザによりジョブを中止するための中止キーが押下されたことに応じて、ジョブキャンセル制御部813は製本ジョブをキャンセルする。
ここで、図44(a)は、表紙裁断量がくるみ製本装置500の裁断規定値を超えた場合の製本中断表示画面の一例である。また、図44(b)は、表紙長さがくるみ製本装置500の積載規定値を超えた場合の製本中断表示画面の一例である。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、製本動作中断部811は、くるみ製本装置500で強制的にジャムを発生させるのではなく、製本可否判断部915により製本可能かが判断されるまで、表紙の通紙を待たせるものである。
第2の実施形態について、図45のフローチャートを用いて説明する。このフローチャートは、くるみ製本装置500内の製本可否判断部915により実行される。S2000〜S2006については、図43の説明と同様であるので省略する。
S2005において、裁断規定値よりも表紙裁断量の値が大きい場合には、表紙の切り屑が大きすぎるため、図49に示すように、屑受け箱533と表紙屑1000が干渉してしまう可能性がある。よって、製本可否判断部915は、裁断規定値よりも表紙裁断量の値が大きい場合には、後述する表紙サイズ再設定部812に表紙サイズの再設定を指示する(S2007)。
また、S2006において、積載規定値よりも表紙長さの値が大きい場合には、製本小口方向長さが長すぎると考えられ、図50に示すように、製本排出部Eの天井部材1001に製本物が干渉してしまう可能性がある。よって、製本可否判断部915は、積載規定値よりも表紙長さの値が大きい場合には、後述する表紙サイズ再設定部812に表紙サイズの再設定を指示する(S2007)。
S2007において、製本可否判断部915は、再設定後の表紙サイズを表紙サイズ再設定部812から受信すると、再度表紙長さの算出を行う(S2002)。そして、製本可否判断部915は、裁断設定されているかどうかの判断をし(S2003)、裁断設定がされている場合には表紙裁断量の算出を行う(S2004)
S2005において、表紙裁断量が裁断規定値以下である場合には、屑受け箱533と表紙屑1000は干渉することはないので、製本可否判断部915は、表紙給紙動作を行うよう画像形成装置10に指示する(S2008)。また、S2006において、表紙長さが積載規定値以下である場合には、製本排出部Eの天井部材1001に製本物が干渉することはないので、製本可否判断部915は、表紙給紙動作を行うよう画像形成装置10に指示する(S2008)。
(表紙サイズ再設定部)
表紙サイズ再設定部812について説明する。表紙サイズ再設定部812は、表示部620に図46に示される警告画面を表示するよう、操作表示部600に指示する。この警告画面はユーザに表紙の再設定を促す画面である。第1の実施形態1では、図44に示されるようにジョブを中止するための中止キーのみが設けられていたが、第2の実施形態では、図46に示されるように表紙サイズを再設定する場合のための再設定キーも設けられている。
ユーザにより表紙サイズの再設定が行われると、表紙サイズ再設定部812新たに設定された表紙サイズを製本可否判断部915に送信する。製本可否判断部915は、送信された再設定後の表紙サイズに応じて、再度製本可否判断を行う。
このように、製本可否判断部915は、適切な表紙サイズが設定されるまでは、表紙の給紙動作を許可しない制御を行う。表紙給紙動作を待機させる理由は、製本可否判断部915による製本可否の判断結果が出る前に表紙の給紙が行われると、製本動作が不可能と判断されたときに給紙済みの表紙が不要になってしまうからである。そして、給紙された表紙はくるみ製本装置500内からユーザが取り除かなければならならず、ユーザにとっては面倒な作業を行わなくてはならなくなる。
適切な表紙サイズが設定されるまで表紙の給紙動作を行わないことで、もし不適切な表紙サイズが設定されている場合であっても、表紙は給紙されていないので、ユーザが表紙をくるみ製本装置500内から取り除く処理がなくなる。つまり、第2の実施形態によれば、ユーザにとって、使い勝手の良い製本装置、及び製本システムを提供することができる。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態について説明する。前述した第2の実施形態では、表紙の給紙を待機させることにより、生産性の低下が生じてしまう。そこで、第3の実施形態では、表紙給紙待機動作を行うか否かの判断フローを設ける。これにより、表紙給紙待機動作を行う回数を減らすことができ、表紙給紙を待たせることによる生産性の低下を防止することができる。
図47のフローチャートを用いて第3の実施形態を説明する。このフローチャートは、くるみ製本装置500内の製本可否判断部915により実行される。S2000〜S2008については、図45の説明と同様であるので省略する。
通常、ある一つの製本ジョブを行っている最中には、製本設定/紙種/束厚等の条件は変化することはないと考えられる。そこで、製本可否判断部915は、製本ジョブが切り替わったかどうかを判断する(S2009)。製本ジョブが切り替わっていないと判断された場合には、製本可否判断部915は、製本可否判断のための処理(S2002〜S2006)は行わず、表紙給紙動作を画像形成装置10に指示する(S2008)。このとき、表紙給紙待機動作は行われないため、表紙を待機させることによる生産性の低下を防ぐことができる。
S2009で製本ジョブが切り替わったと判断された場合には、製本設定/紙種/束厚等の条件が変更された可能性があるので、製本可否判断部915は製本可否判断のための処理を行う(S2002〜S2006)。このとき、第2の実施形態と同様に表紙給紙動作は待機させる。
前述の説明では、一つの製本ジョブを行っている最中には、製本可否判断部915は表紙給紙待機動作を行わないと説明したが、製本ジョブの最中においても、下記のような状況が発生した場合、表紙給紙待機動作が行われる。
(1)紙種が変更された場合
紙種が変わることにより、製本物の束厚が変化することが考えられる。したがって、製本可否判断部915は、紙種が変更されたかどうかを判断する(S2009)。そして、紙種が変更されたと判断された場合、製本可否判断部915は、製本可否判断のための処理を行い(S2002〜S2006)、表紙給紙動作を待機させる制御を行う。
(2)給紙段が切り替わった場合
給紙段が切り替わる前と後の紙では、紙種/紙厚などの条件が同一であることが保証できない。したがって、この場合は、製本可否判断部915は、製本可否判断のための処理を行い(S2002〜S2006)、表紙給紙動作を待機させる制御を行う。
(3)プルーフモードが実行された場合
プルーフモードとは、印刷ジョブの途中に画像形成の状態などを確認するための割り込みジョブが実行されるモードである。製本可否判断部915は、プルーフモードが実行されたかどうかを判断する(S2009)。そして、プルーフモードが実行されたと判断された場合、製本可否判断部915は、製本可否判断のための処理を行い(S2002〜S2006)、表紙給紙動作を待機させる制御を行う。
以上で説明したように、第3の実施形態では、表紙の給紙を待機させることにより生産性の低下が生じてしまうことに鑑み、表紙給紙待機動作を行うか否かの判断フローを設けている。これにより、表紙給紙待機動作を行う回数を減らすことができ、表紙給紙を待たせることによる生産性の低下を防止することができる。
なお、上記の説明では、表紙長さ算出部913、表紙裁断量算出部914、製本可否判断部915の3つがくるみ製本装置500に設けられている実施形態について説明したが、この構成に限定されるものではない。例えば、これら3つが画像形成装置10に設けられた構成であっても構わない。
全体構成を示す図 システムブロック図 くるみ製本装置全体断面図 くるみ製本装置500における紙の流れを説明する図 くるみ製本装置500における紙の流れを説明する図 くるみ製本装置500における紙の流れを説明する図 くるみ製本装置500における紙の流れを説明する図 インサータ300から表紙を給送して製本を行う場合の紙の流れを説明する図 インサータ300から表紙を給送して製本を行う場合の紙の流れを説明する図 糊付け部Bの構成図 糊付け部Bにおける糊付け動作の概要を示す図 接着部Cの動作の流れを説明する図 接着部Cの動作の流れを説明する図 接着部Cの動作の流れを説明する図 接着部Cの動作の流れを説明する図 接着部Cの動作の流れを説明する図 接着部Cの動作の流れを説明する図 接着部Cの動作の流れを説明する図 裁断部Dの動作の流れを説明する図 裁断部Dの動作の流れを説明する図 裁断部Dの動作の流れを説明する図 裁断部Dの動作の流れを説明する図 裁断部Dの動作の流れを説明する図 裁断部Dの動作の流れを説明する図 裁断部Dの動作の流れを説明する図 製本排出部Eの動作の流れを説明する図 製本排出部Eの動作の流れを説明する図 製本排出部Eの動作の流れを説明する図 製本排出部Eの動作の流れを説明する図 操作表示部600を説明する図 操作表示部600における製本モード設定の流れを説明する図 操作表示部600における製本モード設定の流れを説明する図 操作表示部600における製本モード設定の流れを説明する図 操作表示部600における製本モード設定の流れを説明する図 操作表示部600における製本モード設定の流れを説明する図 操作表示部600における製本モード設定の流れを説明する図 操作表示部600における製本モード設定の流れを説明する図 操作表示部600における製本モード設定の流れを説明する図 操作表示部600における製本モード設定の流れを説明する図 操作表示部600における製本モード設定の流れを説明する図 操作表示部600における製本モード設定の流れを説明する図 製本モード設定の流れを説明するフローチャート 第1の実施形態における製本可否判断部915の制御を説明するフローチャート 第1の実施形態における表示部620に表示される警告画面 第2の実施形態における製本可否判断部915の制御を説明するフローチャート 第2の実施形態における表示部620に表示される警告画面 第3の実施形態における製本可否判断部915の制御を説明するフローチャート 中紙束の束厚に応じて表紙の小口方向の長さが変化することを説明する図 裁断屑が大きくて屑処理できない状態を示す図(裁断規定値オーバー) 製本物を正常に排出できない状態を示す図(積載規定値オーバー)
符号の説明
10 画像形成装置
100 原稿給送装置
200 イメージリーダ
300 インサータ
350 プリンタ(画像形成手段に対応)
400 フィニッシャ
500 くるみ製本装置
600 操作表示部(設定手段、報知手段に対応)
801 CPU
802 ROM
803 RAM
807 通信IF
810 製本制御部
811 製本動作中断部
812 表紙サイズ再設定部(表紙サイズ再設定手段に対応)
813 ジョブキャンセル制御部(ジョブキャンセル制御手段に対応)
901 CPU
902 ROM
903 RAM
907 通信IF(受信手段に対応)
912 束厚検出部(束厚検出手段に対応)
913 表紙長さ算出部(表紙長さ算出手段に対応)
914 表紙裁断量算出部(表紙裁断量算出手段に対応)
915 製本可否判断部(製本可否判断手段に対応)
A 中紙積載部(積載手段に対応)
B 糊付け部
C 接着部(接着手段に対応)
D 裁断部(裁断手段に対応)
E 製本排出部

Claims (13)

  1. 画像形成装置と、当該画像形成装置に接続された製本装置とからなる製本システムであって、
    記録紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により画像が形成された複数枚の記録紙を中紙束として積載する積載手段と、
    前記中紙束に表紙を接着して冊子を形成する接着手段と、
    中紙サイズ、表紙サイズ、及び仕上がりサイズを設定可能な設定手段と、
    前記接着手段により表紙を接着された冊子を、前記設定手段により設定された前記仕上がりサイズに裁断する裁断手段と、
    前記中紙束の厚さを検出する束厚検出手段と、
    前記束厚検出手段により検出された束厚検出結果と、前記設定手段により設定された前記中紙サイズ、前記表紙サイズ、及び前記仕上がりサイズに基づいて、製本動作の可否を判断する製本可否判断手段と、
    を有することを特徴とする製本システム。
  2. 前記束厚検出手段により検出された束厚検出結果と、前記設定手段により設定された前記中紙サイズ、前記表紙サイズ、及び前記仕上がりサイズから、表紙小口方向の裁断量を算出する表紙裁断量算出手段を有し、
    前記製本可否判断手段は、前記表紙裁断量算出手段の算出結果に応じて、製本動作の可否を判断することを特徴とする請求項1記載の製本システム。
  3. 前記製本可否判断手段によって、前記表紙裁断量算出手段により算出された裁断量が予め定められた範囲内に収まっていないと判断された場合には、製本ジョブをキャンセルするジョブキャンセル制御手段を有することを特徴とする請求項2記載の製本システム。
  4. 前記製本可否判断手段によって、前記表紙裁断量算出手段により算出された裁断量が予め定められた範囲内に収まっていないと判断されている間は、表紙の給紙を待機させることを特徴とする請求項2記載の製本システム。
  5. 画像形成装置と、当該画像形成装置に接続された製本装置とからなる製本システムであって、
    記録紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により画像が形成された複数枚の記録紙を中紙束として積載する積載手段と、
    前記中紙束に表紙を接着して冊子を形成する接着手段と、
    中紙サイズ、及び表紙サイズを設定可能な設定手段と、
    前記中紙束の厚さを検出する束厚検出手段と、
    前記束厚検出手段により検出された束厚検出結果と、前記設定手段により設定された前記中紙サイズ、及び前記表紙サイズに基づいて、製本動作の可否を判断する製本可否判断手段と、
    を有することを特徴とする製本システム。
  6. 前記束厚検出手段により検出された束厚検出結果と、前記設定手段により設定された前記中紙サイズ、及び前記表紙サイズから、表紙小口方向の長さを算出する表紙長さ算出手段を有し、
    前記製本可否判断手段は、前記表紙長さ算出手段の算出結果に応じて、製本動作の可否を判断することを特徴とする請求項5記載の製本システム。
  7. 前記製本可否判断手段によって、前記表紙長さ算出手段により算出された表紙小口方向の長さが予め定められた範囲内に収まっていないと判断された場合には、製本ジョブをキャンセルするジョブキャンセル制御手段を有することを特徴とする請求項6記載の製本システム。
  8. 前記製本可否判断手段によって、前記表紙長さ算出手段により算出された表紙小口方向の長さが予め定められた範囲内に収まっていないと判断されている間は、表紙の給紙を待機させることを特徴とする請求項6記載の製本システム。
  9. 前記製本可否判断手段は、製本ジョブが切り替わった、紙種が変更された、給紙段が変更された、又はプルーフモードが実行されたと判断しない場合には、表紙の給紙を待機させないと判断する請求項4又は8記載の製本システム。
  10. 前記表紙サイズの再設定を促す表紙サイズ再設定手段を有し、
    前記製本可否判断手段は、前記表紙サイズ再設定手段による再設定後の表紙サイズに基づいて、表紙の給紙を開始するか否かを判断することを特徴とする請求項4又は8記載の製本システム。
  11. 前記製本可否判断手段により製本動作できないと判断された場合、製本できない旨をユーザに報知する報知手段を有することを特徴とする請求項1又は5記載の製本システム。
  12. 画像形成装置に接続可能な製本装置であって、
    前記画像形成装置から排出された記録紙を中紙束として積載する積載手段と、
    前記中紙束に表紙を接着して冊子を形成する接着手段と、
    前記画像形成装置から中紙サイズ、表紙サイズ、及び仕上がりサイズを受信する受信手段と、
    前記接着手段により表紙を接着された冊子を、前記設定手段により設定された前記仕上がりサイズに裁断する裁断手段と、
    前記中紙束の厚さを検出する束厚検出手段と、
    前記束厚検出手段により検出された束厚検出結果と、前記受信手段により受信された前記中紙サイズ、前記表紙サイズ、及び前記仕上がりサイズに基づいて、製本動作の可否を判断する製本可否判断手段と、
    を有することを特徴とする製本装置。
  13. 画像形成装置に接続可能な製本装置であって、
    前記画像形成装置から排出された記録紙を中紙束として積載する積載手段と、
    前記中紙束に表紙を接着して冊子を形成する接着手段と、
    前記画像形成装置から中紙サイズ、及び表紙サイズを受信する受信手段と、
    前記中紙束の厚さを検出する束厚検出手段と、
    前記束厚検出手段により検出された束厚検出結果と、前記受信手段により受信された前記中紙サイズ、及び前記表紙サイズに基づいて、製本動作の可否を判断する製本可否判断手段と、
    を有することを特徴とする製本装置。
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