JP2014131829A - シート束断裁装置及びこれを用いた後処理装置 - Google Patents

シート束断裁装置及びこれを用いた後処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014131829A
JP2014131829A JP2013116076A JP2013116076A JP2014131829A JP 2014131829 A JP2014131829 A JP 2014131829A JP 2013116076 A JP2013116076 A JP 2013116076A JP 2013116076 A JP2013116076 A JP 2013116076A JP 2014131829 A JP2014131829 A JP 2014131829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
sheet
sheet bundle
bundle
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013116076A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Baba
健次 馬場
Yoshinori Hoshino
祥範 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Corp
Original Assignee
Seiko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Corp filed Critical Seiko Corp
Priority to JP2013116076A priority Critical patent/JP2014131829A/ja
Publication of JP2014131829A publication Critical patent/JP2014131829A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Details Of Cutting Devices (AREA)

Abstract

【課題】中央を折り合わせた複数のシート束の折り合わせ先端を断裁揃えする際に、過剰断裁、狭小断裁などの断裁不良を招くことのないシート束断裁装置を提供する。
【解決手段】シート束の折り合わせ先端を断裁揃えする際に、最小断裁量をシート束の束厚さ及び/又はシート枚数に応じて異なる値に設定する。これによってシート束の折り合わせ端を検出して下流側の断裁位置に折シート束を搬送する際に、過剰断裁あるいは過小断裁を招くような送り量設定の処理ミスを防ぐことができる。
【選択図】図20

Description

本発明は紙葉束の折り合わせ端をトリミング断裁するシート束断裁装置に係わり、断裁不良を招くことの少ない断裁機構の改良に関する。
一般に、この種のシート束断裁装置は、紙載台上に載置したシート束を平板形状のギロチン刃で断裁する断裁機構(ギロチン断裁機構)と、ディスク状の回転刃を回転させながらシート束の一端から他端に向かって徐々に切断する断裁機構(ディスク断裁機構)と、平板形状のカッタをシート束の一端から他端に向かって走行させて断裁する走行刃断裁機構などが知られている。
走行刃断裁機構として、例えば特許文献1には1枚構成の板素材を平板形状の刃先で一端から他端に移動させて切断する装置が開示されている。
同文献にはシート束のように多数枚に積み重ねた素材を断裁する機構は開示されていないが、多数枚のシート束をプレス機構で押圧保持してシート束を一端から他端に徐々に切断する傾斜した刃先を備えたギロチン断裁機構も特許文献2などで知られている。
また、本出願人は特許文献3に示すように、シート束を断裁する装置としてディスク形状のカッタを回転させながらシート束の一端から他端に移動させて断裁する装置を提案してある。
同文献には紙載台に載置したシート束を回転刃を回転させながら一端から他端に走行させる過程で断裁する装置が開示されている。
また、上述のが断裁装置を用いて画像形成したシート束を、その中央部を綴じて折り合わせる(マガジン製本)後処理装置が、例えば引用文献4、引用文献5などに開示されている。
引用文献4には画像形成し、部揃え集積にしたシート束をその中央部をステープル綴じして折り合わせたマガジン綴じする装置において、折り処理したシート束をコンベアベルトに折り端(背部)が先頭となるように積載してか下流側の断裁位置に搬送する装置が提案されている。
同様に、引用文献5にはマガジン綴じ処理したシート束の折り合わせ小口端を断裁する装置が提案されている。
特公平04−4117号公報(図4) 特許第5063144号公報(図1) 特開2008−142816号公報 特開2012−26495号公報 特開2006−88289号公報
上述のようにシート束の周縁を断裁揃えする装置は、広く知られている。このような装置で部揃えしたシート束の中央部を綴じ処理して、折り合わせるマガジン処理が比較的簡単な製本方法として用いられている。
この場合に折り合わせた先端(小口部;以下「先端小口部」という)は図◎に示すように不揃いとなることは避けられない。そこで先端小口部をトリミング断裁して揃えることが試みられている。
そして従来は使用する用紙、画像形成機構、折り処理機構など統一されたが仕様で画像形成したシートの少なくとも小口端に断裁代を設けている。
このような折り合わせシートの小口端を断裁揃えする際には、シートサイズに応じて断裁幅を設定する際に、最小断裁幅を設けて仮に断裁幅(シートサイズからの演算値)がこれより狭いときにはこの最小断裁幅でシートを断裁するように構成している。そして従来はこの最小断裁幅を比較的広く設定し、種々の条件のもとでも確実に小口端を断裁するようにしている。
ところが、予め設定した断裁幅でシート小口端を断裁する場合には、シート束の束厚さ、シート枚数によつて折り合わせ先端のズレ量が大小異なる。このため厚いシート束のときには断裁残り(断裁仕上げ洩れ)のシートが生ずる問題がある。また、これと共にシートの搬送不良(スキュー、レジストなど)でも断裁洩れが発生する。
そこで本発明者は、シート束は束厚さ、シート枚数、などのシートサイズ情報、或いはシート性状などの条件で、複数のデータから選択された1つで最小断裁量を設定するとの着想に至った。
本発明は、中央を折り合わせた複数のシート束の折り合わせ先端を断裁揃えする際に、過剰断裁、狭小断裁などの断裁不良を招くことのないシート束断裁装置の提供をその課題としている。
上記課題を解決するため本発明は、シート束の折り合わせ先端を断裁揃えする際に、最小断裁量をシート束の束厚さ及び/又はシート枚数に応じて異なる値に設定することを特徴としている。これによってシート束の折り合わせ端を検出して下流側の断裁位置に折シート束を搬送する際に、過剰断裁あるいは過小断裁を招くような送り量設定の処理ミスを防ぐことができる。
以下その構成を詳述するに、複数枚のシート束を折り処理して折り合わせ小口端をトリミング断裁する装置であって複数枚のシート束を折り処理するシート折り手段と、シート搬送手段で折り処理されたシート束を下流側の断裁位置に移送する折りシート搬送手段と、断裁位置に配置されシート束の折り合わせ端をトリミング断裁する断裁手段と、断裁手段によるシート束のカッティング量を設定する断裁量設定手段と、断裁量設定手段からのカッティング量に応じて折りシート搬送手段の搬送量を制御する搬送制御手段と、を備え、断裁量設定手段は、予め設定された最小カッティング量を下回らない範囲で、シートサイズ、指定仕上げサイズなどのサイズ基準に適合するようにカッティング量を設定すると共に、この最小カッティング量は、シート束の束厚さ及び/又はシート枚数に応じて異なる値に設定する。
本発明はシート束の折り合わせ先端部を断裁揃えする際に、その最小断裁量をシート束の束厚さに応じて設定するようにしたものであるから次の効果を奏する。
シート束の折り合わせ先端を検出して下流側の断裁位置に移送する束搬送量をシート束の束厚さに応じて大小異ならせることによって、小口端の過剰断裁および過小断裁いづれを招くこともない。
これと共にシート束の束厚さと、搬送誤差を考慮して最小断裁幅を設定することによって、フルカラー用紙などのが搬送不良が生じやすいシートであっても断裁ミスを招くことは少ない。
さらに本発明は、予めシート束の束厚さに応じて最小断裁幅を設定するデータをメモリーテーブルに準備することによって、その都度演算処理を実行する時間ロスと検出精度誤差による処理ミスを招くことがない。
本発明にかかわるシート束断裁装置の一実施形態の説明図であり、分解斜視図を示す。 図1の装置の平面構成の説明図であり、(a)は平面図、(b)はスライドカムの形状を示す。 図1の装置の断面構成の説明図であり、(a)は断面図を示し、(b)は切断部のシート切断状態を、(c)はキャリッジガイド構造の要部説明図を示す。 図1の装置におけるキャリッジガイド構造の要部説明図であり、(a)はキャリッジの構造を、(b)はホルダの取付状態を示す。 図1の装置におけるシート束プレス機構の説明図であり(a)はシート束をセットする前の状態を、(b)はシート束をセットした後の状態を示す。 図1の装置における切断刃の形状を示し、(a)は両刃エッジ形状を、(b)は片刃エッジ形状を示す。 図1の装置におけるキャリッジ駆動機構の説明図。 図1の装置におけるバックアップ部材の実施形態を示し、(a)は第1実施形態を示し、(b)は第2実施形態を示す。 バックアップ部材の第3実施形態を示し、(a)は平面構成の説明図であり、(b)はその側面図を、(c)は(b)の要部拡大図。 は図1に示す装置の切断状態の説明図であり、(a)は切断刃の走行動作を案内する作用を、(b)は切断状態の説明図。 シート束切断時の切断紙片規制部材の構造を示し、(a)(b)はその一実施形態を、(c)は異なる実施形態を示す。 図1の装置と異なるシート断裁装置の実施形態を示し、紙載台上のシート束を紙載台下方に配置した走行切断刃で一端から他端に切断する実施形態を示す。 図12の実施形態における要部の説明図。 図1及び図12の実施形態と異なるシート断裁装置の実施形態を示し、(a)はその要部の説明図であり、(b)は切断刃の刃先形状を示す。 図1及び図12、図14何れかの実施形態においてシート束を断裁エリアに案内するガイド機構の説明図であり(a)は上下一対のガイドプレートの構造を(b)は上下のガイドプレートを連動させる連動機構の説明図。 本発明にかかわる後処理装置の全体構成の説明図 シート束を断裁する動作状態の説明図であり、(a)はシート束を切断位置に搬入する状態を(b)は搬入途中のシート束後端の検出状態を示す シート束を断裁する動作状態の説明図であり、(a)はシート束を切断位置に位置決めした状態を、(b)は折りシート束の小口端を断裁する状態を示す。 シート束を断裁する動作状態の説明図であり、断裁後のシート束を下流側に搬出する状態の説明図。 図16の後処理装置における制御構成を示すブロック図 シート束を折り合わせた状態(マガジン折り状態)を示し、(a)は束厚さが厚い場合の折り合わせ状態を、(b)束厚さが薄い場合の折り合わせ状態を示す。 従来の切断装置における切断面の状態を示す説明図であり、切断刃の刃先にバックアップ機構を備えない切断装置における切断面形状を示す。 従来の切断装置における切断面の状態を示す説明図であり、切断紙片の規制部材を備えない切断装置の切断状態を示す。 従来の切断装置における切断面の状態を示す説明図であり、切断紙片の規制部材を備えない切断装置の切断面形状を示す。
[発明の主要構成]
本発明は、複数枚の紙葉を集積したシート束の周縁をトリミング断裁するシート束断裁装置であって次の構成を備える。
(1)「走行刃によるシート束切断」
平板形状(矩形板状)の切断刃を予め設定された切断線に沿って所定速度で走行移動させシート束の一端から他端に徐々に切断する。後述する実施形態では装置フレームに配置したガイドレールにスライド部材(キャリッジ;切断刃担持部材)を所定ストロークで往復動可能に支持し、このスライド部材に切断刃を取り付ける構造を採用している。
(2)「束厚さに適合する切り刃も有する平板状切断刃」
上記切断刃は、シート束の束厚さ(切り込み深さ)に適合するに切刃(ナイフエッジ)を有する平板形状(薄板)で構成し、シート束の紙面に対して所定の傾斜角度で傾斜させる。後述する実施形態における切断刃は、シート束厚さ方向に切刃エッジ(ナイフエッジ)を有する平板刃で構成している。
(3)「走行切断刃の一方向切断と双方向切断」
上記切断刃を所定ストロークで往復動する前述のスライド部材に支持する。このとき切断刃はスライド部材の一方向走行時のみシート束を切断する(一方向切断)か、または往復動の双方向でシート束を切断する(双方向切断)のいずれかを採用する。
後述する実施形態では双方向切断する場合を示し、切断刃を固定したカッタホルダをスライド部材に揺動可能に支持するか、またはカッタホルダをスライド部材に固定している。
第1実施形態は揺動可能に支持する場合でカッタホルダを前述のスライド部材に往方向では切刃エッジがシート束と所定角度(+β角度)で傾斜し、復方向では切刃エッジがシート束に対して所定角度(−β角度)で傾斜するように揺動可能に軸支持している。
また第3実施形態はカッタホルダをスライド部材に固定(一体成型でも良い)する場合で、カッタホルダに取り付けた切断刃の切刃エッジを往方向と復方向では異なる傾斜角度(+βと−β)でシート束と接するようにV字形状に形成している。
このほか、図示しないが切断刃は往復動作の一方向のみでシート束を切断するように構成しても良く、この場合には往方向でシート束を所定角度傾斜した切刃で切断し、後続する次のシート束が切断位置にセットされる前に切断刃を往方向と同一速度もしくは高速度で復帰方向に移動する(クイックリターン制御)。
(4)「バックアップ部材」
平板形状の切断刃をカッタホルダに、刃先基端部を固定して片持ち支持する。これと共に、刃先先端部に反り返らないように支持するバックアップ部材を配置する。このバックアップ部材には、カッタホルダか若しくはシート束をセットする紙載台に取り付けられ、刃先先端部の背面(すくい面側)と係合する補強支持面を形成する。
後述する第1実施形態は、プレート状のバックアップ部材を紙載台に切断刃の走行ストロークに沿って取付け、補強支持面と紙載台端面との間に形成したギャップに刃先先端部をサンドイッチ状に支持している。
第2実施形態は、カッタホルダにコの字状(半ループ形状)のバックアップ部材を設け、その先端部に切断刃をバックアップ支持する補強支持面(図示のものは連結構造)を形成している。
(5)「切断刃のシート束上方配置と下方配置」
切断刃は、紙載台上にセットしたシート束の上方から下方に向けて傾斜配置するか、または紙載台上の1セットしたシート束を下方から上方に向けて傾斜配置する。第1実施形態は、上方から下方に配置され場合を、第2実施形態は下方から上方に配置される場合を示している。
(6)「カット紙片の迫り上がり防止」
切断刃で一端から他端にシート束を徐々に切断するとき切断部位で紙葉が盛り上がるように反り返りのを防止する切断紙片規制部材を設けている。この切断紙片規制部材はシート束切断部の紙面(上紙面)を規制する規制面を有する部材を、カッタホルダに取り付けるか、またはカッタホルダと同一方向に同一速度で往復動するスライド部材に取り付ける。後述する実施形態はカッタホルダに切断紙片規制部材を取り付ける場合を示している。
(7)「シート束の断裁位置案内機構」
シート束を紙載台上の切断位置に案内するシートガイド機構をシート束の進入方向前方に配置する。このガイド機構は上下一対のガイド板をプレス機構の動作に連動して開閉するように構成する。後述する実施形態では上下のガイド板を連動して開閉動するように歯車連結し、の歯車を紙載台の加圧動作(待機位置から作動位置に上昇する動作)で所定角度回転させている。
以上説明したように本発明は、平板形状の切断刃の刃先基端部をホルダ部材に取り付け、このホルダ部材をガイド部材に沿って所定ストロークで往復動可能に支持し、切断刃の往復一方向、若しくは往復動の双方向でシート束を一端から他端に徐々に切断するように構成している。
この片方向切断若しくは双方向切断の際に切断刃の基端部をホルダ部材に片持ち支持し、刃先先端部をバックアップ部材で、背面側(すくい面側)に反り返るのを防止している。
このためシート束を一端から他端に徐々に切断する際に、その切断反力(剪断抗力)で刃先はすくい面側に反り返ることが少なく、刃先先端部が反り返りを周期的に繰り返して切断面に波状の凹凸面を形成することがない。以下、図示の実施形態に基づいて本発明の詳細を説明する。
[全体構成の説明]
図1に示す装置は、本発明にかかわるシート束断裁装置Aの一実施形態(第1実施形態)を示す。同図は組立て分解斜視図であり、図2はその平面図、図3はその側面図(断面図)である。
この第1実施形態におけるシート束断裁装置Aは、紙載台2上に載置したシート束を所定ストロークで走行する切断刃50で切断する。このとき切断刃50の刃先51はシート束の紙面に対し所定の鋭角度(シート表面を基準に90度以下)で傾斜する。
そして切断刃50の往方向と復方向でシート束を双方向に切断する。このため切断刃50を保持するカッタホルダ部材33はガイドレール11Aに摺動自在に支持したキャリッジ4に所定角度で揺動可能に取り付ける。以下その詳細の構成を説明する。
第1実施形態の装置は、装置フレーム1と、紙載台2と、切断刃ユニット3と、走行キャリッジ4と、プレス機構5と、キャリッジ駆動手段6で構成されている。切断刃ユニット3は、シート束を一端から他端に向かって徐々に切断する切断刃50と、この切断刃を支持するホルダ部材(後述する走行キャリッジ4)と、このホルダ部材を往復動するキャリッジ駆動手段6で構成される。
[装置フレーム]
図1の装置フレーム1は、ベースフレーム1aと、サブフレーム1bで構成されている。サブフレーム1bにはガイドレール11Aとガイドレール11Bが備えられ、ガイドレール11Aには走行キャリッジ4が、ガイドレール11Bにはスライド部材10がそれぞれ所定ストロークStで往復動可能に支持されている。
サブフレーム1bはベースフレーム1aに一体となるように取り付けられている。ベースフレーム1aにはシート束を載置する紙載台2と加圧部材13が装備され、断裁処理するシート束を紙載台2と加圧部材13で所定の切断位置に保持する。
図示のものは走行キャリッジ4を支持するガイドレール11Aは第1ガイドロッド11aと第2ガイドロッド11bで構成され、スライド部材10を支持するガイドレール11Bは第3ガイドロッド11cで構成されている。
これら各ガイドロッド11a〜11cは、走行キャリッジ4とスライド部材10を所定ストロークStで往復動するためのガイドレール11A、11Bであり、ロッド形状(丸棒形状)に限らず断面矩形の板状レール部材であっても良い。
走行キャリッジ4には後述する切断刃ユニット3が装着され、スライド部材10には後述するプレス機構5に備えたスライドカム19を操作するフォロア部材(遊動コロ)20が装備される。この走行キャリッジ4とスライド部材10にはキャリッジ駆動手段6が連結され、設定されたストロークStで往復動し、それぞれ搭載した機能部品を設定されたストローク内で往復動させる。
装置フレーム1は、単一のフレーム(図示実施形態)か、上下に分離された上部フレームと下部フレームで構成され、断裁するシート束Sをセットする紙載エリア12を有する機械的強度の枠組構造で構成される。
[紙載台]
装置フレーム1にはシート束Sを載置する紙載台2が取り付けられ、この紙載台2はシート束Sを断裁位置に載置セットする。図示のものはシート束Sの一部を載置し、加圧部材13との間で挟圧して保持する。この紙載台2と加圧部材13とはシート束Sの束厚さ(許容最大束厚さ)の間隔で対向配置され、いずれか一方が他方に対して接近及び離反するように加圧手段が設けられている。図1の装置は装置フレーム1に加圧部材13を固定し、紙載台2を昇降可能に支持している。
上記加圧部材13には加圧面13aが、可動紙載台21には紙載面21aが形成され、シート束Sの上面を加圧面13aが、下面を紙載面21aが係合して支持する。そして加圧面13aと紙載面21aのいずれか一方が他方に対して接近するとシート束Sを押圧保持する。
図示のものは可動紙載台21をシート束厚さ方向に上下動可能に構成し、ベースフレーム1aに固定している加圧面13aとの間でシート束Sを挟圧して保持する。以下紙載台2を可動紙載台21として説明する。
可動紙載台21の構造について図1及び図2に従って説明する。可動紙載台21にはシート束Sの下面と係合する紙載面21aと、この紙載面をシート束厚さ方向(図1上下方向)に付勢する加圧スプリング14(14a、14b、14c)と、取付基板(ステー部材)15が設けられている。
取付基板15はベースフレーム1aに固定(ビスなど)され、ベースフレーム1aに複数の加圧スプリング14(14a、14b、14c)が取り付けられ、紙載面21aを有する可動紙載台21をシート束厚さ方向(以下単に上下方向という)に押圧している。そして取付基板15と紙載面21aとは一対の揺動リンク18a、18bで軸連結されている。
可動紙載台21の上方には所定の間隔Ls(許容最大シート束厚さ以上)を隔てて加圧部材13がベースフレーム1aに配置され、可動紙載台21の紙載面21aと加圧部材13の加圧面13aが対向してシート束Sを挟圧するようになっている。
従って、この固定された加圧面13aに対して可動紙載台21を上下動(昇降)することによってシート束Sを紙載エリア12に挿入し、その位置に挟圧保持することが可能となる。
上記紙載台2にはシート束Sを紙載エリア12に搬入する搬送ガイド機構58が配置され、画像形成装置などから送られたシートを紙載エリア12に案内する。その搬送ガイド機構は後述する。
[シート束加圧機構]
上記取付基板15と可動紙載台21との関係を図5に従って説明する。同図(a)は可動紙載台21を下降させ紙載台2にシート束Sを挿入する空間(紙掲エリア12)を形成したシートセット前の状態を示す。
また同図(b)は可動紙載台21上のシート束Sを加圧面13aに押圧したセット後の状態を示す。ベースフレーム1aに固定される取付基板15と可動紙載台21とは左右一対の揺動リンク18a、18bで連結されている。
各揺動リンク18a、18bの基端部は取付基板15に回動可能に軸支(軸ピン18x)され、その先端部は可動紙載台21に回動可能に軸支(軸ピン18y)されている。
このような構成で取付基板15と、左右の揺動リンク18a、18bと可動紙載台21とは平行四辺形のリンク連結となり、可動紙載台21は取付基板15との間の加圧スプリング14で上昇方向に付勢され、こそのバネ力に抗して可動紙載台21を押圧することによって下降させることが出来る。
[昇降カム機構]
装置フレーム1に昇降可能に取り付けられ、加圧スプリング14で圧接方向に付勢された可動紙載台21は、後述する切断刃ユニット3の走行移動に連動して上下動するようにカム機構が設けられている。
可動紙載台21には、スライドカム19が設けられている。このスライドカム19は図5に破線で示すように、シート束Sを切断する切断領域では後述するフォロア部材20が非係合となる非接触カム面(非係合部)19aとシート束の切断領域の外側、左限位置と右限位置ではフォロア部材20と係合するカム面(係合部)19b、19cが形成されている。
一方、フォロア部材20は、遊動コロで構成されスライド部材10に取り付けられている。その機構は後述するキャリッジ駆動機構で説明するが、前述したように第3ガイドロッド11cに摺動可能に支持されたスライド部材10には遊動コロ20が転動可能に取り付けられ、このスライド部材10には後述するタイミングベルト48が固定され、走行モータMの回転でスライド部材10は所定ストロークStで往復動する。
このときスライド部材10に取り付けられたフォロア部材(遊動コロ)20は、可動紙載台21に形成されているスライドカム19と係合・非係合となり、シート束Sを切断する動作領域の前後領域、つまり所定ストロークStで往復動するスライド部材10の左限位置Slと右限位置Srではスライドカム19と係合して可動紙載台21を下降させ、両限度位置の間のシート束Sを切断する作動領域Scではスライドカム19と非係合となって可動紙載台21を加圧スプリング14で上方に上昇する。このようにスライドカム19には係合部19b、19cと非係合部19aを有している。
このほかスライドカム19はスライド部材10の移動ストロークStの全域に配置する必要はなく、例えば移動ストロークStの左限位置Slと右限位置Srに配置するか、若しくは、そのいずれか一方に配置することも可能である。
なお、図1の装置は装置フレーム1を紙載エリア12を有する単一のフレーム枠で構成したが、装置フレーム1は紙載エリア12を介して上方の上部フレーム枠と下部フレーム枠で分離した構成としても良い。
また、紙載面21aを有する可動紙載台21と加圧面13aを有する加圧部材13とは、そのいずれか一方を他方に対して接近及び離間可能に構成すればよく、可動紙載台21を装置フレーム1に固定し、加圧部材13をシート束S厚さ方向に上下動する構成を採用しても良い。
上述したように可動紙載台21はシート束Sを押圧保持するためにシート束厚さ方向に上下動するように構成してある。図1の装置は、この可動紙載台21の他に固定紙載台22(図3(a)参照)を設けてある。この固定紙載台22はシート束を上流側の装置(後処理装置など)から搬送し、切断位置に案内するためのペーパーガイドで構成している。
前述したようにサブフレーム1bは、走行キャリッジ4とスライド部材10を所定ストロークStで往復動するガイドレール11A、11Bを備え、ベースフレーム1aに一体に固定されている。このサブフレーム1bは第1ガイドレール11Aと第2ガイドレール11Bを平行度を保持した状態で堅牢に支持する。
第1ガイドレール11Aには走行キャリッジ4に搭載された切断刃ユニット3に切断抵抗が負荷され、第2ガイドレール11Bにはスライド部材10に搭載されたフォロア部材(遊動コロ)20から加圧スプリング14の力が負荷として作用する。
従ってサブフレーム1bはメインフレーム1aに固定された状態で、第1第2ガイドレール11A、11Bに作用する負荷で容易に変形しないように堅牢に構成されている。
[切断刃ユニット]
切断刃ユニット3は、切断刃50と、ホルダ部材(カッタホルダ)33と走行キャリッジ4(以下単に「キャリッジ」という)で構成され、このユニットは紙載台上にセットされたシート束の一端から他端に往復動する。
このため後述する切断刃50は、ホルダ部材33に固定され、このホルダ部材はキャリッジ4に連結され、キャリッジは上述の第1ガイドレール11Aに嵌合(スライダブリ支持)されて所定ストロークStで往復動可能に固定されている。以下、キャリッジ機構、カッタホルダ機構、切断刃構造の順に説明する。
[キャリッジ機構]
図1及び図3に従ってキャリッジ4の構成を説明する。このキャリッジ4は、後述する切断刃50を搭載して紙載台上のシート束Sを一端から他端に移動するように所定のストロークStで往復動可能に構成される。
前述のサブフレーム1bには第1ガイドレール11Aが配置され、互いに平行な第1ガイドロッド11aと第2ガイドロッド11bで構成されている。このガイドロッド11a、11bにキャリッジ4がスライダブリに支持されている。
図3に示すようにキャリッジ4には第1ガイドロッド11aに嵌合する係合孔41aと、第2ガイドロッド11bに嵌合する係合孔41bが形成されている。そして係合孔41aは第1ガイドロッド11aに、係合孔41bは第2ガイドロッド11bに緊密に嵌合している。
このとき両ロッド間の平行度、ロッド径の精度、係合孔の加工精度を円滑で、ガタつき少なく緊密な運動が可能なように管理する。
なお図示の装置は後述する圧縮バネ(付勢スプリング)35によって、ガタつきを防止するようになってる。キャリッジ4は、第1第2ガイドロッド11a、11bに係合する係合孔41a、41bと、後述するカッタホルダ33を取り付けるブロック部材で構成され、金属、合成樹脂など適宜素材で適宜形状に構成されている。
[カッタホルダ機構]
カッタホルダ33は図1に分解斜視図を、図2に平面構成を、図3に断面構成を示す。このカッタホルダ33は、キャリッジ4に回転軸38で回動可能に取付けられ、その先端には切断刃50が固定してある。
このように切断刃50を固定したカッタホルダ33とキャリッジ4を別部材で構成(分離構成)したのは、切断刃50のシート紙面に対する刃先角度を変更するためである。つまり、切断刃50を往方向に移動させるときのシート紙面に対する刃先傾斜角度(+β)と、復帰方向に移動させるときの刃先傾斜角度(−β)を異ならせるためである。
カッタホルダ33(以下単に「ホルダ33」という)とキャリッジ4との連結について図1、図3、図4に従って説明する。
図1に示すようにベースフレーム1aには、開口部31が設けられ、この開口部31は紙載エリア12と平行にキャリッジ4の移動ストロークStより大きい開口径に構成されている。この開口部31の背面側にキャリッジ4が第1第2ガイドロッド11a、11bに嵌合され往復動可能に支持されている。
図3(a)及びその要部を示した同図(c)に示すようにキャリッジ4には嵌合孔32が穿孔され、回転軸38がスラストベアリング34を介して回転可能に取り付けられている。この回転軸38にホルダ33が回転規制部材37を介して一体的に取り付けられている。
つまり、ホルダ33と回転規制部材37と回転軸38は一体化された状態でキャリッジ4に形成した嵌合孔32に回転可能に取り付けられている。図示の回転規制部材37とホルダ33とは、固定ビスで一体に取り付けられている。
回転規制部材37は図4(a)(b)に示すように、チャンネル形状の部材で、キャリッジ4に一体形成されている角度規制ストッパ42のストッパ面42a、42bと当接する所定角度範囲で揺動する。
このように、ホルダ33はキャリッジ4に回転軸38を介して一体に取り付けられ、キャリッジ4の移動に伴ってホルダ33も同一方向に同一量移動する。そしてこのキャリッジ4に対し、ホルダ33は所定角度範囲で揺動可能に軸連結されている。
また、上記回転軸38には圧縮バネ35(図3(a)参照)が設けられ、この回転軸38に取付けたホルダ33のガタつきを防止している。
なお、圧縮バネ35は、引っ張りバネであっても、スポンジ、弾性ゴムであっても良く、キャリッジ4を走行方向と直交する一方向に付勢する構造であれば良い。特にこの圧縮バネ35は後述する切断刃ガイド部材57のガイド面57gにホルダ33の摺接面33gを係合するようにバネ付勢している。
また、圧縮バネ35は必ずしも必要はなく後述する実施形態ではカッタホルダ33をキャリッジ4に直接ネジで固定している。
また、上記回転軸38にはクリックスプリング(反転スプリング;以下同様)36が設けられ、こ回転軸38とホルダ33を所定の角度方向に付勢している。その構造は図3(a)に示すようにキャリッジ4に止めピン39が突設(植設)してあり、クリックスプリング36の一端が架けてある。このバネの他端は回転軸38に一体形成されているアーム40に架け渡してある。
このとき回転軸38と止めピン39とアーム40との位置関係は、3点が直線上に並ぶときには中立点となり、この中立点から回転軸38が一方向に回転すると、その方向にクリックスプリング36の引張り力が作用し、回転軸38が反対方向に回転するとスプリング36の引張り力が反対方向に作用する。
つまり、回転軸38と一体のホルダ33にはクリックスプリング36の引張り力が、中立点を境に右方向と左方向に反転して作用する。
このように回転軸38を中立点から図3(a)右方向に回転するとクリックスプリング36は右方向の回転力(同図反時計方向)を回転軸38に付与し、逆に左方向に回転するとスプリング36は左方向の回転力(同図時計方向)を回転軸38に付与する。この回転力を所定角度で位置規制する角度規制ストッパ42がキャリッジ4に一体形成されている。
図4(b)に示すように、回転軸38と一体に回転する回転規制部材37を係止する角度規制ストッパ42がキャリッジ4に一体形成されている。
図示ストッパ面42a(第1ストッパ面)は回転軸38に一体に取り付けられたホルダ33を、第1角度姿勢(+β角度)に規制し、ストッパ面42b(第2ストッパ面)はホルダ33を第2角度姿勢(−β角度)に規制する。
つまりホルダ33と一体の回転軸38を反時計方向に所定角度回転すると第1ストッパ面42aに、時計方向に回転すると第2ストッパ面42bに突き当たってその角度位置に規制される。そして前述のクリックスプリング36はホルダ33を第1ストッパ面42aと第2ストッパ面42b側に付勢してその位置にホルダを停止する。
なお、ベースフレーム1aには、キャリッジ4を所定ストロークStで往復動する開口部31とともに、ストローク限位置(左限位置Slと右限位置Sr)にホルダ33の角度姿勢を右傾きと左傾きに偏向する角度変更手段43(43a、43b)が設けてある。図示のものは図2に示すようにベースフレーム1aに設けた突き当て突起で角度変更手段を構成している。
[切断刃構造]
図6に従って切断刃50の形状を説明する。切断刃50は平板形状の平板刃(矩形形状)で構成され、図6(a)に示す刃先が両刃エッジ(V形状)か、同図(b)に示す片刃エッジで、走行方向に切刃51a、51bのが形成されている。
つまり切削方向に対し両は刃エッジは逃げ角と救い角がほぼ同一角度に形成され、片刃エッジは逃げ角がゼロ度に形成されている。いずれの構成も切刃51a、51bは最大束厚さより長く(図示ct)、刃先基端部51xはホルダ33のカッタ固定部33fに固定され、刃先先端部51yは片持ち支持されている。
そして刃先先端部51yには刃先の反り返りを阻止するバックアップ部材52(その構造は後述する)で案内されるようになっている。なお、図6(b)に示す片刃エッジの刃先は、刃先先端部にさや形状のキャップ50cが嵌合してある。
このキャップ50cは後述するバックアップ部材52の第1実施形態では刃先面が紙載台端面21Zと摺接する関係で、摩擦抵抗を軽減するために切断刃の先端部(非切削部位)51yを覆って円滑な摺動動作を可能にしている。
切断刃50は、図6(b)に示すようにカッタホルダ33に片持ち支持され、その切刃51a、51bはホルダ走行方向にナイフエッジが形成され、図示のものはホルダの往復動それぞれでシート束を切断するように走行方向両端部にナイフエッジが形成されている。
以上説明したように図1の装置は、装置フレーム1にキャリッジ4を所定ストロークStで往復動可能に支持する。このキャリッジ4は紙載台2に支持されたシート束Sの紙面と平行にその一端から他端に往復動するように設定されている。
そしてキャリッジ4に取り付けたホルダ33の切断刃50でシート束Sを一端から他端に切断する。
更に、図1の装置は、ホルダ33に取り付けた切断刃50を、キャリッジ4の往方向と復方向でシート束Sの表面に対する刃先角度が同一角度(+βと−β)となるように、ホルダ33をキャリッジに揺動可能に軸支持してある。
これは、キャリッジ4を往復動する両方向でシート束Sを断裁することによって切断動作のインターバルが短くなり、断裁装置の生産性を向上するためである。
このため、紙載台上のシート束Sに沿って移動するキャリッジ4と、切断刃50を保持するホルダ33を分離して構成し、キャリッジ4に対してホルダ33を揺動可能に取り付けてある。
そして装置フレーム1にホルダ33を所定角度方向に揺動させる角度変更手段43を、また揺動されたホルダ33を角度維持する手段(クリックスプリング36と角度規制ストッパ42)をキャリッジ4とホルダ33との間に配置している。
[スライド部材]
図2及び図3に示すようにキャリッジ4と平行してスライド部材10がシート断裁方向に所定ストロークSt(前記キャリッジ部材と同一ストローク;以下同様)で往復動可能に取り付けられている。その構造はキャリッジ4を支持する第1ガイドレール11Aと平行に第2ガイドレール11Bが配置され、この第2ガイドレールは第3ガイドロッド11cで構成されている。
このスライド部材10は、前述したスライドカム19と係合するフォロア部材20で構成され、図3(a)に示すようにガイドロッド11cに嵌合するブロック部材と、このブロック部材に回動可能に取り付けられた遊動コロ20と、スライド部材部材全体を円滑に往復動作させるガイドコロ20gで構成されている。
遊動コロ20(フォロア部材;以下同様)は、第3ガイドロッド11cに沿って可動紙載台21に一体形成されたスライドカム19のカム面19(19a、19b、19c)と平行に往復動する。
このとき遊動コロ20はカム面19aとは非接触でカム面19bとカム面19cでは係合して可動紙載台21を加圧面13aから離間するように降下させる。これと共にガイドコロ20gは、ベースフレーム1aに取り付けられたガイドレール(不図示)に摺動するように係合している。
このようにスライド部材10は、図2に示すようにキャリッジ4と同様に、紙載台上のシート束Sに沿って一端から他端に往復動する(図2におけるホルダ3の背面側;(不図示))。この過程でスライド部材10に設けられた遊動コロ20は、スライドカム19をスライド部材10がシートを切断する領域に位置するときにはスライドカム19と非係合(カム面19a)となり、シート束を切断しないストローク限位置(左限位置Slと右限位置Sr)ではスライドカム19のカム面19b、19cと係合して可動紙載台21を加圧スプリング14に抗して降下させる。(図2参照)
[キャリッジ駆動手段]
第1、第2ガイドレール11A、11Bに往復動可能に取り付けたキャリッジ4とスライド部材10は、キャリッジ駆動手段6によって往方向と復方向に往復動する。その駆動手段は種々の機構が採用可能であるが、図7に示す構成について説明する。
ベースフレーム1aに形成された開口部31は、キャリッジ4とスライド部材10が所定ストロークStで往復動可能な開口寸法に形成されている。この開口部31の左右に1対の駆動プーリ44と従動プーリ45がベースフレーム1aに支持されている。この左右1対のプーリ(図示のものは歯付プーリ)間にはタイミングベルト48が架け渡してある。
そして駆動プーリ44には減速ギアを介して走行モータMの回転軸8が連結してある。この走行モータMの回転軸8にエンコーダ46とエンコードセンサSe1が連結してある。図示走行モータMは正逆転可能なDCモータで構成してあり、エンコードセンサSe1からの信号でモータの回転速度を増減速する。
またベースフレーム1aには右限センサSe2と左限センサSe3が配置してあり、キャリッジ4に形成してあるフラグを検出する。例えばセンサSe2、Se3の検知信号とエンコードセンサSe1のエンコード信号で走行モータMのショートブレーキを作動させ、あるいはモータの回転速度を増減速させている。
[カッタホルダ内部構造]
図3(a)はホルダ33の内部構造を示している。前述したようにホルダ33はキャリッジ4に一体的に取り付けられ、キャリッジ駆動手段6で紙載台2上のシート束Sの一端から他端に往復移動する。このホルダ33には、カッタ固定部33fが設けられ、このカッタ固定部33fに切断刃50の刃先基端部51xが固定(図示のものはビス止め)されている。
このとき平板形状の切断刃50の刃先厚さ(Bt)を薄く(薄刃に)形成すると切断抵抗は軽減され、切断面の品位は向上する。しかし切断刃50が図10(a)に矢印Ar1で示す、すくい面側に刃先が反り返ることがある。
これと同時に平板形状の切断刃50は走行方向に矢印Ar2で示す方向に曲がる傾向がある。図10(b)に示するAr0が本来の直線方向の切断線を示している。この所定の切断線Ar0に対して実際の切断ラインが矢印Ar2方向に曲がることは、断裁ミスを招く。
また、図22に従って、前述したように平板形状の切断刃でシート束を一端から他端に徐々に切断する際に切断部位の紙葉がせり上がることがあり、図10(a)に矢印Ar3で示す。
従ってシート束を平板形状の切断刃で一端から他端に徐々に切断すると、切断刃50がシート束の切断抵抗を受けて(1)刃先基端部から刃先先端部が反り返るようにすくい面側に曲がる(Ar1)傾向と、(2)直線方向の切断線に対して紙葉内側に曲がる(Ar2)傾向と、(3)紙葉の切断部位が切断厚さ(切り込み深さ)方向上方に迫り上がる傾向がある。
シート束Sの切断に伴って刃先先端部が矢印Ar1方向に反り返り変形は、刃先の走行で周期的に繰り返され、切断面は波形状のうねり(図18参照)が現れ、刃先が矢印Ar2方向に曲がると切断線が乱れた方向となり、紙葉の切断部位が矢印Ar3方向に迫り上がると切断面の切断力が劣化する。
そこで、図示の装置は、上記(1)(2)(3)の刃先変形に対し、その変形を阻止するようにガイド機構が設けてある。上記(1)の刃先変形に対してはバックアップ部材52が、上記(2)の刃先変形に対しては、切断刃ガイド部材57が、上記(3)の紙葉迫り上がりに対しては、切断紙片規制部材27が設けてある。各ガイド部材について説明する。
「バックアップ部材(第1実施形態)」
切断刃50は、その刃先基端部51xをホルダ33のカッタ固定部33fに固定されている。そして刃先先端部51yには基端部を片持ち支持された刃先先端部が反り返らないようにその背面側(すくい面側)をバックアップする補強支持部材が設けてある。
図1、図3、図4にバックアップ部材52の第1実施形態を示す。図1に示すように可動紙載台21には、切断刃50の走行方向に沿ってプレート形状のバックアップ部材52が固定してある。可動紙載台21の端面21Zとバックアップ部材52の補強支持面52aとの間には切断刃の刃厚さBtに適合するギャップが形成してある。
従って切断刃の刃先先端部51yは、可動紙載台21の端面21Zと補強支持面52aとの間のギャップにサンドイッチ状に挟持してある。
なお、補強支持面52aと紙載台端面21Zとの間のギャップは切断刃50の往復運動に負荷を与えない程度に緊密に形成され、図示のバックアップ部材52は可動紙載台21に固定ネジ23とスプリングワッシャ24で取り付けてある。
「バックアップ部材(第2実施形態)」
次に、図8(b)に示すバックアップ部材54の第2実施形態を示す。前述の第1、実施形態は、バックアップ部材52を切断刃50の走行ストロークStに適合する長さのプレート部材で構成し、いずれも可動紙載台21に間隙を形成して取り付けている。
「バックアップ部材(第3実施形態)」
図9の実施形態は、プレート部材を用いることなく可動紙載台21側にスリット溝65を切断刃50の走行ストロークStに適合する長さに形成し、このスリット溝に66(図示のものはスライドピン)を嵌合し、このスライド部材66を切断刃50の刃先先端部51yに固定してある。
図9(a)は平面構造を、同図(c)はその要部の拡大断面図を示している。そして図示67が補強支持面を構成している。
このような構成によってバックアップ部材を切断刃50の走行ストロークSt全長に渡ってプレート部材を配置することなく、簡単な構造で、切断刃50の反り返りを防止できると同時にスリット溝65には切断紙片が侵入する恐れが少ない。
「切断刃ガイド部材」
平板形状の切断刃50で刃先51a、51bの切り刃でシート束を切断すると、切断刃は図10(b)矢印Ar2方向に偏る傾向となり切断刃50が切断線Ar0から離れた方向に曲がることがある。その原因は、刃先にはすくい面を形成する刃先背面に切断紙片から力を受けることにあり、薄い刃先のときには特に矢印Ar2方向に大きく曲がる。
そこで、図10(a)にその断面構成を示すように、装置フレームに切断刃50の走行方向に沿って(切断線に沿って)ガイド面57gを有する切断刃ガイド部材57を配置する。図1にその平面方向を示すようにベースフレーム1aに断面L字形状の切断刃ガイド部材57が固定してある。この切断カイド部材57にはガイド面57gが形成されている。
そしてカッタホルダ33には図10(a)に示す摺接面33gがホルダ外筐(ケーシング)に形成してあり、摺接面33gがベースフレーム1aに配置されているガイド面57gに沿って往復動する。そしてこの摺接面33gとガイド面57gの係合を保証するため、ホルダ33には付勢バネ35(前記圧縮バネ;図3(a)参照)が設けてある。
「切断紙片規制部材」
また、図22(従来例)で説明したようにシート束の一端から他端に走行する平板形状の切断刃で切断すると、切断部位の紙葉が局部的に盛り上がる(上方に迫り上がる)現象が現れ、このシートの局部的な反り返り変形によって切断面の品位が著しく劣る。
そこで図示の装置は、切断部位で切断紙片が盛り上がるように反り返りのを防止する切断紙片規制部材27を配置する。
図10(切断状態の説明図)、図11(切断紙片規制部材の実施形態説明)に示すように切断刃50の切断動作によって切断部の紙葉が迫り上がるのを阻止する規制面27aを有する切断紙片規制部材27を設ける。
図11(a)(b)は、カッタホルダ33に切断刃50と切断紙片規制部材27を設ける。図示の切断紙片規制部材27は、図11(a)に示すように、シート束の切断線方向(同図左右方向)に湾曲した形状の規制面27aを有する押圧部材で構成してある。そしてホルダ33に内蔵した付勢スプリング26でシート面を抑えるようになっている。
図11(c)に示す切断紙片規制部材28は切断刃50に対向する位置に配置され、切断刃と同様に、装置フレーム1に所定ストロークで移動可能に、ガイドレール29に支持されている(図13参照)。
[切断刃ユニットの第2実施形態]
図12及び図13は図1と異なる実施形態(第2実施形態)を示し、図12はその全体構成を、図13はその要部の構成を示している。
図12に示すようにベースフレーム1aに紙載台61と加圧部材63が配置され、紙載台はフレームに固定され、加圧部材63は、上下動可能に取り付けられている。この加圧部材63とフレームとの間には加圧スプリング63Sが紙載台上にセットしたシート束を押圧するように配置されている。
そして切断刃50は、紙載台61の下方に基端部51xが上方に先端部51yが位置するように配置されている。このため紙載台61の下方に図示しないガイトレールが配置され、このガイドレールにホルダ部材33が往復動可能に支持されている。このガイドレールとホルダの構造は前述の第1実施形態と同一であるので説明を省略する。
つまり紙載台61には、シート束を載置する紙載面61aの下方に切断刃50が、上方に切断紙片の迫り上がり変形を阻止する切断紙片規制部材28が配置され、両者は同一速度で同一ストロークで往復動するように構成されている。
切断機構の要部を示す図13に従って説明する。紙載台61上にはシート束が載置され、加圧部材63で押圧され、切断位置に保持されている。紙載台61の下方には図示ないガイドレールが配置され、このガイドレールに摺動可能に取り付けられたキャリッジにホルダ部材33が、回動可能に支持されている。
その構造は前述の第1実施形態と同様である。そしてホルダ部材33に固定された切断刃50はシート束との紙面との角度が、往方向移動のとき(+β)と復方向移動のとき(−β)で異なるようになっている。
このように第2実施形態は、切断刃ユニット(切断刃50、ホルダ33)が紙載台61の下方に配置され、加圧部材63が上方に配置されている。その他の構成は前述の第1実施形態と同一であり、この第2実施形態においてもホルダ部材33を装置フレーム配置したシフト手段で角度偏向するように構成されている。
また、紙載台61の上方には切断紙片規制部材28が下方に配置されている切断刃ユニット(50,33)と対向して同一方向に同一速度で移動する。このため装置フレームには紙載台61の上方にガイドレール29が設けられ、このガイドレールに摺動可能に支持された摺動部材29aに切断紙片規制部材28が固定されている。
この切断紙片規制部材28にはシート束の切断部位の上方に位置し、切断紙片の盛り上がり変形を防止する規制面28xが設けられている。
また、切断紙片規制部材28と摺動部材との間には規制面をシート押圧方向に付勢する付勢スプリング30が配置されている。
[切断刃ユニットの第3実施形態]
図14は切断刃ユニット3の異なる実施形態(第3実施形態)を示す。同図において装置フレーム1aには紙載台21と加圧部材13が配置されている(図示のものは第1実施形態と同一構成で配置しているが、第2実施形態と同一であっても良い)。
切断刃ユニット3は装置フレームに配置されたガイドレールに摺動可能に取り付けた図示しないキャリッジにカッタホルダ(ホルダ部材)33が取り付けられ、このホルダ部材33に切断刃50が固定されている。
特にこの実施形態では、キャリッジとホルダ部材33は一体に固定され、切断刃は揺動すことなく、例えば垂直方向に固定されている。そしてこの切断刃は同図 (b)に示すように往方向と復方向でシート束表面に対する角度が同一角度となるように傾斜した刃先面が形成されている。
このほか、切断刃ユニットは、必ずしも往方向と復方向でそれぞれシート束を切断する必要はなく、往復する動作の一方向でのみシート束を切断するように構成することも可能である。この場合には切断刃ユニットを装置フレームに揺動可能に取り付ける必要も、また切断刃を走行方向左右に設ける必要もない。
[搬送ガイド機構]
前述の紙載台2には、開口部31にシート束を外部から案内する搬送ガイド機構58が設けられている。図15はこの搬送ガイド機構を示し、(a)は側断面構造を(b)は要部機構の説明図である。
紙載台2の搬送方向上流側に、上下一対のシートガイド58a、58bが装置フレーム1aに取り付けられている。この上下シートガイド58a、58bは、それぞれ基端部を装置フレーム1aに揺動可能に回転軸59a、59bで支持されている。そして図示しないスプリングによって常時同図実線状態に付勢されている。
これによって上下のシートガイド58a、58bは、同図実線の作動姿勢(シートセット姿勢)と同図破線の退避姿勢(シート断裁姿勢)に基端部の回転軸59a、59bを中心に揺動可能に支持され、この作動姿勢と退避姿勢の一方向に付勢スプリング(不図示)で付勢されている。
各シートガイド58a、58bの回転軸59a、59bには互いに噛合する連動歯車53a、53bが設けてあり、この連動歯車の一方は、前述した紙載台2の昇降動作(装置構成によっては加圧部材の昇降動作)で、所定角度回転するように連結されている。
図示64a、64b、64cは連動機構を構成する伝動歯車であり、68は紙載台2に配置された駆動レバー(カム機構であっても良い)である。
そして紙載台2はシート束を搬入する下降位置とシート束を押圧する上昇位置との間で上下動する。この上昇動作で伝動歯車64a〜64cを(図示の扇形ギア)所定角度回転させ、その回転をガイド部材基端部の回転軸59a、59bに伝達する。
また紙載台2の下降動作でシートガイド58a、58bは退避位置から作動位置に回転し、後続するシート束を先と同様に切断部に案内する。
このように上下一対のシートガイド58a、58bはシート束を切断位置にセットするときには作動姿勢に、セットしたシート束を切断するときには退避姿勢に開閉動することとなる。
なお、上下一対のシートガイド58a、58bはシート束を切断位置に押圧保持する加圧機構と連動して案内姿勢と退避姿勢に開閉動するとき、シート束を押圧保持する加圧動作に連動する機構を説明したが、加圧機構と連動することなく独立した駆動モータ、作動ソレノイドなどのアクチュエータで作動させても良い。
[カッタ制御部]
図16は制御部の構成を示す。後述する画像形成装置Bには画像形成制御部(不図示)が設けられ、画像形成条件と、後処理条件はコントロールパネルから入力される。は後述する後処理装置は、画像形成装置で設定されたにに従って画像形成されたシートを後処理する。
このような制御構成で画像形成装置Bの制御部から、後処理装置Cの制御部には後処理モードと共にシートサイズ情報と、画像形成する部数情報と、シート束厚さ情報が転送される。
後処理装置Cの制御部は、後処理モードが綴じ処理したシート束の小口端を断裁処理する断裁仕上げする設定のときには次の動作を実行する。画像形成装置Bから送られたシートを後述する後処理トレイに部揃え集積する。
次に後処理制御部は不揃い集積したシート束を折り処理したのち断裁部に給送する。断裁部では紙載台上のにセットされたシート束の端縁を以下のように断裁処理する。
[画像形成装置及び後処理装置の構成]
次に上述の画像形成装置の下流側には製本装置が連結され、画像形成されたシートを束状に部揃えし、この束状に部揃えした紙葉束をステープル、接着テープ、接着糊などで綴じ合わせて製本処理する。
この製本処理後の紙葉束を前述の断裁装置で断裁揃えして排紙スタッカに収納する。図16に示す製本装置は束状に部揃えした紙葉束の中央をステープル綴じして綴じ合わせ、この中綴じした紙葉束を折り畳んで冊子状に製本し、その後折り畳み先端を断裁して揃える装置を示す。
そこで画像形成装置Bの排紙口70aに連なる搬入経路70が設けられ、この搬入経路の排紙口70aの下流側に集積トレイ71が配置されている。このトレイにはシートを排紙方向前後に移送するスイッチバックローラ71aとシート後端を規制する後端規制部材71bが備えられている。
上記スイッチバックローラ71aは排紙口70aからのシートを排紙方向にトレイ先端側に搬送し、シート後端がトレイ上に進入した後は排紙方向と逆方向にシートを移送して後端を規制部材71bに突き当てて位置決めする。
また上記後端規制部材71bは集積トレイ上に突出した位置とトレイから退避した位置との間で揺動自在に構成され、電磁ソレノイドなどの角度変更手段(図示せず)に連結されている。
そして上記集積トレイ71には集積したシート束を下流側に搬出する後端押し出し部材72が設けられている。尚集積トレイ71には図示しないサイド整合部材が配置され排紙口70aから進入するシートの搬送直交方向を位置決め整合するようになっている。
従って排紙口70aからのシートはトレイ上に搬入され、その後端を規制部材71bに規制された状態で束状に集積される。その後、このシート束は後端規制部材71bが集積トレイ71から退避した状態で後端押し出し部材72によって下流側に搬出されることとなる。
上記集積トレイ71の下流側には製本経路73が連設され、この経路には中綴じステイプラ74が配置されている。このステイプラ74の構造は詳述しないがシート束にステイプル針を刺入して先端を折り曲げるユニットで構成され、ステイプル針を刺入する上部ユニットと先端を折曲げる下部ユニットがシート束を移送する製本経路を挟んで上下に配置されている。
製本経路73にはシート束の先端を係止する第1ストッパ73aと第2ストッパ73bが設けられている。第1ストッパ73aは経路に出没自在の可動部材で構成され、シート束の先端を係止した状態でステイプラ74がシート束の中央に位置するように配置されている。
従って集積トレイ71に集積したシート束は後端押し出し部材72で製本経路73に移送され、その先端を第1ストッパ73aで係止された状態でステイプラによって綴じられることとなる。
上述のように中綴じ製本されたシート束は上記第1ストッパ73aが製本経路73から退避した後、下流側の第2ストッパ73bに係止される。この状態でシート束の中央(ステイプル綴じ位置)を折り曲げるように折りロール75aと中折りナイフ75bが配置されている。この中折りナイフ75bは上下動自在のブレードで構成され製本経路中のシート束を折りロール75aに案内する。
また折りロール75aは一対のロールで構成されシート束中央を折曲げて下流側の排紙経路76に流れてに移送するようになっている。
以上の構成において、画像形成装置Bで画像形成されたシートは集積トレイ71に束状に集積され整合される。そこで製本装置Cに備えられた制御CPU(不図示)は画像形成装置Bからジョブ終了信号を受けると、後端規制部材71bをトレイ外に退避させて後端押し出し部材72でシート束を下流側の製本経路73に移送する。
そしてこの経路中の第1ストッパ73aにシート束の先端を突き当てて停止させる。この状態でステイプラを作動してシート束の中央(中折位置)をステイプル綴じする。
次いで制御CPUは第1ストッパ73aを経路外に退避させシート束を更に下流側の第2ストッパ73bに突き当てて停止させる。するとシート束の中央(ステイプル綴じ位置)は折りロール75aに臨み、折りナイフ75bを図示矢印方向に移動させる。
するとシート束はその中央を折り曲げられながら折りロール75aに案内される。そこで折りロール75aを回転駆動するとシート束は中央を折り曲げられ下流側の排紙経路76に移送される。
なお、図示の製本装置はステイプラで製本綴じする場合を示したが、これは束状に集積したシート束の端面に接着剤を塗布して表紙シートでくるみ綴じ(くるみ綴じ製本)、或いは表紙シートで表装することなく天糊製本しても良いことは勿論である。
図16に示すように後処理装置Cのハウジングに内蔵されたシート束断裁装置(ユニット)Aは折り処理されたシート束を上流側から下流側に搬出する経路(排紙経路)76に送られる。図示のものは折り処理部75からスタックトレイ80にシート束を搬送する経路(排紙経路)76に断裁装置がユニット(以下ユニットAと云う)として組込まれている。
図示77はユニットAの上流側に配置された搬送ローラ(搬入側フィードローラ)であり、図示78は下流側に配置された搬送ローラ(搬出側フィードローラ)であり、いずれも図示しない排紙モータに連結されている。
排紙経路76にはシート束の後端部を検出する排紙センサSe4が配置され、断裁位置Gに向かうシート束の後端縁を検出し、この検出端を基準に所定の送り量だけシート束を搬送して断裁位置Gにおけるカット量を設定する。
[制御構成の説明]
図20に上述の後処理装置Cに於ける制御構成を示す。制御CPUなどで構成される後処理装置Cの制御手段90は、上流側に配置される画像形成装置Bの制御部から後処理に必要とする情報の転送を受ける。この情報は、「折り処理」するか否か、「断裁仕上げ」するか否かなどの後処理仕上げに関する処理モードのモード設定情報と、画像形成条件に関する情報(表裏印刷情報、縮倍率情報、余白情報、2in1印刷など)がデータ転送される。
制御手段90には排紙経路76に配置された折りシートの後端を提出する排紙センサSe4からのシート後端検知信号と、画像形成装置Bから後処理モード設定情報と共に、シートサイズ情報と仕上げサイズ情報、 画像余白情報などトリミング断裁必要とする情報が転送或いはセンサ手段から検知信号として送られる。
この制御手段90には、前述した後処理機構を制御する制御プログラムを読み出すメモリROM91と、後処理必要とするデータを読み出すメモリRAM92が接続されている。これらの情報に基づいて後処理手段は、画像形成装置Bから送られたシートを部揃え集積するとともに、綴じ位置でシート中央部をステープル綴じ処理する。
そして綴じ合わせたシート束を中央部から折り合わせてマガジン製本する。制御手段90はこれらの動作を実行した後に、折りシート束をスタックトレイ80に収納する経路中で、シート束断裁装置Aで折り合わせ先端部の小口端を断裁揃えする。
このため制御手段90には後述する断裁量設定手段93が設けられている。これと共に制御手段90はシートを搬送する搬送ローラ77、78に連結された搬送モータの制御部(ドライバ)と、走行キャリッジ4の走行モータ制御部と、搬送ガイド58のシフトモータ制御部をそれぞれ制御するように結線されている。
次に上述の制御手段90の断裁量設定手段93について説明する。この断裁量設定手段はマガジン製本処理の場合には、例えば断裁量(カット量;以下同様)は次式で設定する。
断裁量=1/2(シートサイズ)−(指定仕上げ寸法)・・・ [式1]
或いは、シートサイズが単サイズでカット量が予め設定されている場合には次式で設定する。
断裁量=設定値・・・ [式2]
以下、シートサイズが複数サイズで汎用性が有る式1で断裁量を設定する場合について説明する。
図21にシート束をマガジン折りした状態を示すが、(a)は束厚さが厚い場合であり折り合わせ先端に位置する小口端にはズレ量Δαが形成されている。
一方、同図(b)は束厚さが薄い場合であり小口端にはズレ量Δβが形成されている。このズレ量は束厚さが厚いほどズレ量が大きく(Δα>Δβ)なる傾向が明らかに現れる。
そこで制御手段90にはテーブルメモリ94がRAM92に準備してあり、マガジン折りするシート束の束厚さに応じて断裁する際の最小断裁量nを設定するようにしてある。
図20(b)に示すように、束厚さがtの場合に断裁量を設定したら、a≦t<bのときには断裁量はAmm、b≦t<cのときには断裁量はBmm、c≦t<dのときには断裁量はCmmのように最大束厚さに至るまで段階的に束厚さ(もしくは束枚数)ごとに最小断裁量を設定するように構成されている。
そして[式1]で算出した算出値が最小断裁量を超えるときには、算出値で断裁を実行する。これによって最終シート束は指定されたサイズで、その小口端は切断ムラなく正しく切断される。
また[式1]で算出した算出値が最小断裁量を下回るときには、最小断裁量で断裁を実行する。これによって最終シート束は指定されたサイズより上サイズとなるが、その小口端には切断ムラが生ずることなく正しく断裁される。
なお、シート束の束厚さは次のいずれかの方法によって算定する。
(1)第1の方法は、画像形成装置からジョブエンド信号を受信する際に部揃えしたシート束の枚数情報の転送を受ける。この枚数情報に平均的なシート厚さを乗ずるとシート束厚さを推定することができる。
(2)第2の方法は、集積トレイ71に搬入するシートを例えば排紙センサの検出信号とカウンターでカウントする。そしてカウント枚数に平均的なシート厚さを乗ずるとシート束厚さを推定することができる。
(3)第3の方法は、図示しないが集積トレイ71に束厚さを測定する検出手段を配置する。
例えば前述の紙押さえ部材21にスライダックセンサ、アレイセンサ、エンコードセンサなどの長さを検出するセンサを配置する。これによって紙押え部材が紙載面と当接したシートエンプティ状態を基準(ゼロ基準)に紙載面上のシート束の表面を押圧した位置を検出することによって束厚さを判別することができる。
なお、メモリーテーブルの最小断裁量は次のように設定する。シート束の折り合わせ先端部の位置ズレ量は、「折り処理によって生ずるズレ量」と「シートスキュによって生ずるズレ量」と「シートレジストによって生ずるズレ量」を考慮して設定する。
そして装置仕様で許容される最大のズレ量であっても小口端を切断して除去(断裁揃え)するように設定する。なおメモリーテーブルの最小断裁量は装置の機体差などを考慮して実験によって書き換えるように構成することが好ましい。
[最小断裁量の異なる設定方法]
上述したようにシート束の束厚さ(若しくは枚数)に応じて最小断裁量を予め設定して記憶手段に格納する場合について説明した。本発明はこの最小断裁量を予め設定記憶する以外に、次のように設定することも可能である。
まず、装置実験で単位束厚さの補正値(nx)を求める。つまり束厚さ1センチメートルでn1、n2センチメートルでn2のときに、束厚さ3センチメートルのときには3×(n2−n1)で断裁量を算出する。このように単位厚さの補正式を例えば次式のように求める。
nx=(束厚さ)×(単位当たりの変化量)・・・ [式3]
そして、前述したいずれかの方法で束厚さを判別し、その束厚さに単位当たりの変化量を乗算する。このような演算でテーブルメモリを用いることなく最小断裁量を設定することも可能である。
[断裁動作説明]
図17乃至図19に従って折り処理されたシート束の折り合わせ小口端を断裁揃えするトリミング動作について説明する。図示の装置は折り処理部75で折り合わせたシート束を、中央折り処理部を先頭に折り合わせ小口端を後に移送する。
このように断裁位置Gに折り処理シート束を中央折部を先頭に、折り合わせ小口端を後に移送することによって搬送途中における先端折れを防止する。
これと共に折り処理シートは搬送ローラ77で引き延ばされて断裁位置に送られるから、送り量で比較的正確に断裁量を設定することができる。
上流側の折り処理部75で折り処理されたシート束は、排紙経路76に送られる。この状態を図17(a)に示すが、折り処理シートは、この経路に配置された搬送ローラ77で断裁装置Aに給送される。このとき搬送ガイド58は図示のようにシート束を断裁位置Gに案内する姿勢に位置決めされている。
搬送ローラ77で送られたシート束は、前述したように折り部(背部)を先頭に、小口部を末尾に向けて搬送され、その後端縁を後端検知センサSe4で検出する。この状態を図17(b)に示すが、折りシート束は、後端縁が所定の位置(センサ位置)に到達するとセンサSe4で検出して、この検出信号を基準にその後の送り量を設定する。
シート束のカット量は、先に説明したようにシート束の束厚さに応じて最小断裁量が設定され、例えば算出カット量= (1/2シートサイズ)−(指定仕上げサイズ)が「最小断裁量」より大きいときには算出カット量に、また算出カット量が最小断裁量より小さいときには最小断裁量に設定する。
そして、搬送ローラ77の送り量を設定されたカット量に相当する分シート束の後端部(折り合わせ小口端)が断裁線の手前(上流側)で搬送停止して位置決めする。その後制御手段90は走行キャリッジ4を切断線方向に移動する。この移動初期時に加圧部材13が紙載台上に送られたシート束の上面を加圧して保持する。
次いで制御手段90は走行キャリッジ4の走行モータM1の所定回転速度で回転する。すると走行キャリッジ4に搭載された切断刃50はシート束を一端から他端に徐々に切断する。
この状態を図18(b)に示すが、走行キャリッジ4の移動動作で切断刃50がシート束を切断線に沿って一端から他端に徐々に切断し、その切断が終了したとき、走行キャリッジ4のポジションセンサPsの検出信号で走行モータM1を停止する。
また、走行キャリッジ4がシート切断終了端からストローク限位置に移動する課程で加圧部材13は紙載台上のシート面から上方に退避する。そして、シート束は排紙ローラ78で下流側のスタックトレイ80に向けて紙載台2から搬出される。この状態を図19に示す。
以上説明したシート断裁装置の実施形態における特徴を説明する。
1)第1に切断刃は所定ストロークで往復動する過程で、往方向と復方向でそれぞれシート束を断裁するから、連続してシート束を断裁する場合にその稼働効率を向上させることができる。
2)切断刃を保持するホルダ33と、切断刃を所定ストロークで往復動するキャリッジとは、別部材で構成するとともに、両者のガタつきを防止するスプリング(前述の圧縮バネ35)でガタつきを防止するように構成してあるから断裁品位が良いのと同時に、切断刃の直進走行性を向上させることができる。
3)断裁ジャムが発生したとき切断刃をスタートポジション(待機位置)に復帰させるように走行モータを逆転する。これによって、切断刃の破損とジャムシートの食いつきによる動作不良を招くことがない。
4)切断刃はシート束の紙面に対し、鋭角度(0°<α<90°)に構成してあるから断裁面にバリなど裁断品位の低下と裁断負荷の低減が可能。
5)画像形成装置あるいは後処理装置などからの紙枚数情報(=シート束厚さ)により断裁刃の走行速度を高速又は低速に速度変更する。
例えば後処理装置からシート束の束厚さが薄い情報が発せられたとき、断裁制御部は断裁刃の走行速度を高速に、束厚さが厚いときには走行速度を低速に設定する。これによってプロダクタビリティーを向上させることができる。
6)紙載台上のシート束を挟んで切断刃と加圧スプリングとを、上下対向する位置に配置することによって、装置の小型化とコンパクト化が可能である。特に断裁刃を上方に、加圧機構を下方に配置することによって装置の小型化が可能である。
7)断裁刃は所定周波数で紙束厚さ方向に振動しながら、シート束の一端から他端に移動するので紙粉が刃面に付着したり、グリスなどの潤滑剤が付着する恐れがない。
A シート束断裁装置
2 紙載台
3 切断刃ユニット
4 走行キャリッジ
5 プレス機構
6 キャリッジ駆動手段
10 スライド部材
11A 第1ガイドレール
11B 第2ガイドレール
13 加圧部材
14 加圧スプリング14(14a、14b、14c)
19 スライドカム
20 フォロア部材(遊動コロ)
21 可動紙載台
21a 紙載面
27 切断紙片規制部材(第1実施形態)
28 切断紙片規制部材(第2実施形態)
33 カッタホルダ(ホルダ部材)
50 切断刃
51x 刃先基端部
51y 刃先先端部
52 バックアップ部材(第1実施形態)
52a 補強支持面
54 バックアップ部材(第2実施形態)
57 切断刃ガイド部材
57g ガイド面
58 搬送ガイド機構
58a 上シートガイド
58b 下シートガイド
59 回転軸(59a、59b)
67 補強支持面(第3実施形態)

Claims (6)

  1. 複数枚のシート束を折り処理して折り合わせ小口端をトリミング断裁する装置であって、
    複数枚のシート束を折り処理するシート折り手段と、
    前記シート搬送手段で折り処理されたシート束を下流側の断裁位置に移送する折りシート搬送手段と、
    前記断裁位置に配置されシート束の折り合わせ端をトリミング断裁する断裁手段と、
    前記断裁手段によるシート束のカッティング量を設定する断裁量設定手段と、
    前記断裁量設定手段からのカッティング量に応じて前記折りシート搬送手段の搬送量を制御する搬送制御手段と、
    を備え、
    前記断裁量設定手段は、
    予め設定された最小カッティング量を下回らない範囲で、シートサイズ、指定仕上げサイズなどのサイズ基準に適合するようにカッティング量を設定すると共に、
    この最小カッティング量は、シート束の束厚さ及び/又はシート枚数に応じて異なる値に設定されていることを特徴とするシート束断裁装置。
  2. 前記最小カッティング量は、
    複数枚のシートを束状に集積する際のスキュー量およびレジスト量と、
    シート束を折り合わせる際の小口端における位置ズレ量と、
    から設定されることを特徴とする請求項1記載のシート束断裁装置。
  3. 前記断裁量設定手段は、
    前記最小カッティング量を、シート束の束厚さ及び/又はシート枚数に応じて予め設定した異なる複数のデータとしてメモリに保有していることを特徴とする請求項1に記載のシート束断裁装置。
  4. 前記断裁量設定手段は、
    前記最小カッティング量を、シート束の束厚さ、シート枚数、いずれかの情報と、シートサイズ情報とで演算することを特徴とする請求項1に記載のシート束断裁装置。
  5. 順次シートを搬出するシート搬入経路と、
    前記シート搬入経路から送られたシートを部揃え集積して綴じ処理したのち折り処理する綴じ処理経路と、
    前記綴じ処理経路から送られたシート束の折り合わせ端をトリミング断裁する断裁処理経路と、
    を備え、
    前記断裁処理経路には予め設定した断裁位置にシート束断裁装置が配置され、
    このシート束断裁装置は請求項1から4のいずれか1項に記載のシート束断裁装置であることを特徴とする後処理装置。
  6. 前記シート搬入経路から綴じ処理経路には、綴じ処理するシート束の枚数を計数するカウント手段が配置され、
    前記断裁処理経路には前記断裁位置の上流側に折りシートの折り合わせ先端を検出する
    シート検出手段が配置され、
    前記シート束断裁装置の搬送制御手段は、
    前記カウント手段からのシート束枚数に基づいて設定されたカッティング量に応じて
    前記シート先端検出手段からのシート送り量を設定することを特徴とする請求項項5に記載の後処理装置。
JP2013116076A 2012-12-04 2013-05-31 シート束断裁装置及びこれを用いた後処理装置 Pending JP2014131829A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013116076A JP2014131829A (ja) 2012-12-04 2013-05-31 シート束断裁装置及びこれを用いた後処理装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012265373 2012-12-04
JP2012265373 2012-12-04
JP2013116076A JP2014131829A (ja) 2012-12-04 2013-05-31 シート束断裁装置及びこれを用いた後処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014131829A true JP2014131829A (ja) 2014-07-17

Family

ID=51411152

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013116075A Pending JP2014131828A (ja) 2012-12-04 2013-05-31 シート類断裁装置及び後処理装置
JP2013116076A Pending JP2014131829A (ja) 2012-12-04 2013-05-31 シート束断裁装置及びこれを用いた後処理装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013116075A Pending JP2014131828A (ja) 2012-12-04 2013-05-31 シート類断裁装置及び後処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP2014131828A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104309143A (zh) * 2014-08-07 2015-01-28 山东金宇实业股份有限公司 胶片自动裁切方法、系统和控制器
CN110614661A (zh) * 2018-06-19 2019-12-27 好利用国际株式会社 裁切机
CN117484847A (zh) * 2024-01-02 2024-02-02 四川中科智能科技有限公司 一种热塑性复合工程材料缸盖罩自动校平装置及校平方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105643676A (zh) * 2014-12-02 2016-06-08 阜南县方柳工艺品有限公司 一种用于家具板材的自动切割机
JP2022084556A (ja) * 2020-11-26 2022-06-07 アクトテック株式会社 切断刃および切断装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000143081A (ja) * 1998-11-11 2000-05-23 Ricoh Co Ltd 用紙後処理装置
JP2004338170A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 後処理装置及び画像形成装置
JP2007268744A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Canon Inc 製本装置及び画像形成システム
JP2008013274A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Canon Inc シート処理装置、シート処理方法および画像形成システム
JP2008068352A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Canon Finetech Inc シート断裁装置及びこれを備えた製本装置並びに画像形成装置
JP2008238694A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Canon Inc 製本システム及び製本装置
JP2009006516A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Nisca Corp 製本装置及び画像形成システム
JP2009179428A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 製本装置及び製本システム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52330Y2 (ja) * 1973-09-08 1977-01-07
JPS5479088U (ja) * 1977-11-15 1979-06-05
JPH08187692A (ja) * 1994-12-29 1996-07-23 Ntn Corp 軟質材料の切断方法および切断装置
JPH08281597A (ja) * 1995-04-14 1996-10-29 Idemitsu D S M Kk 裁断機の刃部カバー装置
JPH09225894A (ja) * 1996-02-24 1997-09-02 Komatsu Electron Metals Co Ltd カッター刃の保護カバー
WO2001085405A1 (en) * 2000-05-08 2001-11-15 Neolt S.P.A. Cutting machine with motor-driven knife

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000143081A (ja) * 1998-11-11 2000-05-23 Ricoh Co Ltd 用紙後処理装置
JP2004338170A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 後処理装置及び画像形成装置
JP2007268744A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Canon Inc 製本装置及び画像形成システム
JP2008013274A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Canon Inc シート処理装置、シート処理方法および画像形成システム
JP2008068352A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Canon Finetech Inc シート断裁装置及びこれを備えた製本装置並びに画像形成装置
JP2008238694A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Canon Inc 製本システム及び製本装置
JP2009006516A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Nisca Corp 製本装置及び画像形成システム
JP2009179428A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 製本装置及び製本システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104309143A (zh) * 2014-08-07 2015-01-28 山东金宇实业股份有限公司 胶片自动裁切方法、系统和控制器
CN104309143B (zh) * 2014-08-07 2016-09-14 山东金宇实业股份有限公司 胶片自动裁切方法、系统和控制器
CN110614661A (zh) * 2018-06-19 2019-12-27 好利用国际株式会社 裁切机
CN117484847A (zh) * 2024-01-02 2024-02-02 四川中科智能科技有限公司 一种热塑性复合工程材料缸盖罩自动校平装置及校平方法
CN117484847B (zh) * 2024-01-02 2024-05-14 四川中科智能科技有限公司 一种热塑性复合工程材料缸盖罩自动校平装置及校平方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014131828A (ja) 2014-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8256758B2 (en) Bookbinding system, bookbinding method, and bookbinding control program
JP2014131829A (ja) シート束断裁装置及びこれを用いた後処理装置
US8573581B2 (en) Skew correction device, image forming system, and skew correction method
JP6655864B2 (ja) シート搬送装置及びこれを備えた画像形成システム
JP2015030592A (ja) シート綴じ処理装置及びこれを備えた画像形成システム
JP2015030592A5 (ja)
JP2015020339A (ja) シート束綴じ処理装置及びこれを備えた画像形成システム
JP2015030602A5 (ja)
JP6282416B2 (ja) シート処理装置
JP6689320B2 (ja) シート処理装置及びこれを備えた画像形成システム
JP2015020823A5 (ja)
JP5389512B2 (ja) 紙葉類断裁装置及びこれを用いたフィニッシャ装置
JP2017114619A (ja) シート排出装置、画像形成システムおよびシート後処理装置
JP2012148845A (ja) シート折り装置、画像形成システム及びシート折り方法
JP4953391B2 (ja) 冊子断裁装置
JP6502152B2 (ja) シート束綴じ処理装置及びこれを備えた画像形成システム
JP2015040084A (ja) シート綴じ処理装置及びこれを備えた画像形成システム
JP2014233803A (ja) シート束断裁装置
JP2014213407A (ja) 切断刃ユニット及びこれを用いた紙葉類切断装置
JP7423982B2 (ja) 記録材処理装置および画像形成システム
JP5183244B2 (ja) 紙葉類断裁装置
JP2022044240A (ja) シート圧着綴じ処理装置
JP2015100889A (ja) 後処理装置
JP6106020B2 (ja) シート切断装置、シート処理装置及び画像形成システム
JP2012126495A (ja) 用紙後処理装置、画像形成装置、画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170118

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170727