JP2008068352A - シート断裁装置及びこれを備えた製本装置並びに画像形成装置 - Google Patents
シート断裁装置及びこれを備えた製本装置並びに画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008068352A JP2008068352A JP2006248735A JP2006248735A JP2008068352A JP 2008068352 A JP2008068352 A JP 2008068352A JP 2006248735 A JP2006248735 A JP 2006248735A JP 2006248735 A JP2006248735 A JP 2006248735A JP 2008068352 A JP2008068352 A JP 2008068352A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- sheet
- limit value
- bundle
- sheet bundle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Details Of Cutting Devices (AREA)
Abstract
【課題】シート束を断裁する際に発生する断裁屑が装置内或いは製本シート内に紛れ込む恐れがなく、また断裁屑が紙詰まりを起こすことなく連続して安定した断裁を可能とする。
【解決手段】所定の断裁位置にシート束を給送セットするシート束搬送手段と、前記断裁位置に配置されシート束を断裁する断裁手段と、前記断裁手段によるシート断裁幅を指定する断裁幅指定手段と、前記断裁手段による断裁可能なシート断裁幅の上限値及び/又は下限値を規定する断裁限度値の記憶手段と、前記シート束搬送手段及び前記断裁手段の制御手段とを備える。そして前記制御手段には、前記断裁幅指定手段で指定された断裁量と前記記憶手段に記憶された断裁限度値によって規定される上限値及び/又は下限値とを比較する比較手段を備え、比較結果によって断裁幅を断裁限度値内に設定して断裁動作をおこなう。
【選択図】図6
【解決手段】所定の断裁位置にシート束を給送セットするシート束搬送手段と、前記断裁位置に配置されシート束を断裁する断裁手段と、前記断裁手段によるシート断裁幅を指定する断裁幅指定手段と、前記断裁手段による断裁可能なシート断裁幅の上限値及び/又は下限値を規定する断裁限度値の記憶手段と、前記シート束搬送手段及び前記断裁手段の制御手段とを備える。そして前記制御手段には、前記断裁幅指定手段で指定された断裁量と前記記憶手段に記憶された断裁限度値によって規定される上限値及び/又は下限値とを比較する比較手段を備え、比較結果によって断裁幅を断裁限度値内に設定して断裁動作をおこなう。
【選択図】図6
Description
本発明は、裁断テーブルなどの断裁位置にセットされた単シート或いは束状のシートを裁断するシート裁断装置に係わり、特に製本装置において製本綴じしたシート束を断裁する際に屑紙片が装置内で紙詰まりなどの動作不良を起こさないように断裁機構を制御する断裁制御の改良に関する。
一般にこの種のシート断裁装置は1枚若しくは束状のシートを断裁刃で断裁する装置として各種機器に組み込まれて使用されている。例えば画像形成装置に連接された製本装置に組み込まれ、画像形成されたシートを束状に部揃えしてその背部端面に接着剤を塗布し、このシート束に表紙シートを綴じ合わせて製本シート束を作成し、この製本シート束の周辺を断裁して切り揃えるプリンティングシステムが広く知られている。
このようなプリンティングシステムは例えば特許文献1に開示されているように画像形成されたシートを束状に集積して部揃えし、その下流側に配置した糊容器の塗布ローラでシート束の下端縁に接着剤を塗布し、塗布後のシート束に表紙シートを綴じ合わせて背折り成形し、次いでこの製本シートを下流側に配置した回転テーブルで方向姿勢を偏向しながら周辺の3辺(天部、地部、小口部)を断裁揃えして製本仕上げしている。そしてこの製本済シートはコンベアなどで収納スタッカに収納している。このような断裁装置ではシートを半分(1/2カット)に断裁する場合もあり、またシート束の周辺を所定量断裁する(トリミングカット)場合もある。前者は例えば画像形成装置に準備されたシートサイズが大きすぎる場合、使用者の選択でこのシートに画像形成して断裁装置で所定サイズに断裁する場合であり、後者は前述のように製本シートを断裁仕上げする場合である。そして同公報には開示されていないが断裁によって生じた屑紙片は屑収納ボックスなどに回収している。
特開2004−114196号
上述のように、画像形成装置などから順次搬出されるシートを束状或いは単票状態で断裁する場合に断裁屑が装置内に散乱しないように配慮する必要がある。特に製本装置において屑紙片が小さいと搬送される製本シートに巻き込まれてシートの葉間などに屑紙片が混入する問題がある。このように屑紙片が装置内に散乱すると例えばセンサなどの動作不良を起こし、また搬送ローラなどの機能低下をもたらすことがある。同様に屑紙片が大きいと屑を回収する経路中で紙詰まりを起こすことがあり、特に製本綴じされたシート束を断裁すると屑紙片の背綴じ部は接着剤で綴じられた状態であるため、屑紙片は塊って回収経路に送られ紙詰まりを引き起こす。
これと共に屑紙片を回収する収納部に予想外の大きな屑紙片(塊)が送られると満杯となることがある。例えば収納部にニアフル検知センサを設け、製本シートの周辺をトリミング断裁しても回収可能であると判断して断裁部に移送した製本シートから予想外な屑紙片(塊)が送られると満杯となって断裁途中で装置を停止しなければならない。この断裁途上の装置停止は断裁部から製本シートを取り外すのが面倒であるのと同時に危険である作業が要求される。
これと共に屑紙片を回収する収納部に予想外の大きな屑紙片(塊)が送られると満杯となることがある。例えば収納部にニアフル検知センサを設け、製本シートの周辺をトリミング断裁しても回収可能であると判断して断裁部に移送した製本シートから予想外な屑紙片(塊)が送られると満杯となって断裁途中で装置を停止しなければならない。この断裁途上の装置停止は断裁部から製本シートを取り外すのが面倒であるのと同時に危険である作業が要求される。
このような問題は特に画像形成装置の後処理装置としてシートを断裁する場合に多発する。これは画像形成装置が多機能化され、例えばJIS規格B5サイズのシートに印刷すべきデータをA4サイズのシートに印字位置をシフトして印刷することが可能になっている。そこで後処理装置として断裁装置を備えたシステムではB5サイズシートに印刷を予定したデータを画像形成装置にA4サイズのシートが準備されているときにはA4サイズのシートに印刷位置をシフトして印刷し、その後処理としてA4サイズのシートをB5サイズに断裁することが可能となる。このような場合に製本シートの断裁揃えの際にB5サイズのトリミングカットのカット量に比べ相当大きなカット量となるため、屑回収経路で紙詰まり、屑収納ボックスでの収納不能を引き起こす。
これに対し、前掲特許文献1に開示されているような従来の装置は、使用者が設定した条件で画像形成装置に後続する後処理装置を動作させているため、処理条件の設定によっては断裁屑の紙片が微細な散乱し易い紙片屑、或いは回収困難な大容量の紙片屑が不用意に発生することがあり、上述の問題を引き起こしている。また、このように処理条件の設定によって断裁代が大小異なると屑回収の問題と同時に断裁刃の損耗、或いは製本仕上げされたシート(冊子)の断裁面の品位が劣る問題を起こす。例えば予想以上に大きい断裁代で厚いシート束を断裁すれば断裁刃の損耗が激しく、また断裁位置(断裁個所)が狂うことがある。
そこで本発明は、シート束を断裁する際に発生する断裁屑が装置内或いは製本シート内に紛れ込む恐れがなく、また断裁屑が紙詰まりを起こすことがなく連続して安定した断裁が可能であるシート断裁装置の提供をその主な課題としている。
更に本発明は、画像形成されたシートの後処理として装置設定が容易で印刷シートと表紙シートを多用なサイズのシートから選択することが出来、この場合に断裁屑が装置内に散乱或いは紙詰まりすることのない製本装置及び画像形成装置の提供をその課題としている。
更に本発明は、画像形成されたシートの後処理として装置設定が容易で印刷シートと表紙シートを多用なサイズのシートから選択することが出来、この場合に断裁屑が装置内に散乱或いは紙詰まりすることのない製本装置及び画像形成装置の提供をその課題としている。
前記課題を達成するため本発明は以下の構成を採用する。所定の断裁位置にシート束を給送セットするシート束搬送手段と、前記断裁位置に配置されシート束を断裁する断裁手段と、前記断裁手段によるシート断裁幅を指定する断裁幅指定手段と、前記断裁手段による断裁可能なシート断裁幅の上限値及び/又は下限値を規定する断裁限度値の記憶手段と、前記シート束搬送手段及び前記断裁手段の制御手段とを備える。そして前記制御手段には、前記断裁幅指定手段で指定された断裁量と前記記憶手段に記憶された断裁限度値によって規定される上限値及び/又は下限値とを比較する比較手段を備える。
更に前記制御手段は、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記断裁幅指定手段で指定された断裁量が前記記憶手段に記憶された断裁限度値によって規定される上限値及び/又は下限値を超える場合に、前記断裁手段による断裁量を前記上限値以下若しくは下限値以上に変更して断裁するように構成する。また、この場合断裁幅指定手段で指定された断裁量が前記断裁限度値によって規定される上限値以上の場合、前記断裁手段による断裁量を前記上限値以下に変更して複数回断裁する。
また、前記断裁限度値によって規定される断裁可能なシート断裁幅の上限値及び/又は下限値は、前記断裁位置のシート束の(1)厚さデータによって異ならせるか、又は(2)シート枚数によって異ならせるか、又は(3)用紙サイズテータによって異ならせる。
本発明は断裁位置にセットされたシート束を断裁する際に、断裁幅指定手段で指定された断裁幅と予め設定された断裁可能な断裁幅の上限値若しくは下限値とを比較する比較手段を備えたものであるから、この比較手段の比較結果に基づいて断裁動作を実行するか否かを判別することが可能となる。従って、断裁位置で生ずる断裁屑の紙片或いは塊紙片の大きさ(面積或いは体積)は、所定以上又は所定以下にコントロールすることが出来るため、装置内に飛散することも、搬出経路に詰まる恐れがなく下流側の屑収納ボックスなどに確実に収容される。これと同様に断裁後の製本シートも製本シート収納スタッカなどに確実に収納され、装置の搬送ガイドなどに紙詰まりを引き起こすことがない。
特に、断裁屑収納ボックスに所定以上の大きさの(面積或いは体積)断裁屑が一度に搬入され、収納ボックスが満杯となって後続する断裁動作を停止するなどの不用意な動作不良を起こすことがない。また、断裁する断裁幅が装置設計時に予定された断裁量を超えることがないから、断裁刃の歯切れが悪くなることがなく、これによる断裁面の不揃い、断裁位置の狂いが生ずることがない。更に、本発明はシート束の断裁幅が所定の上限値及び/又は下限値を超えた場合に、自動的に上限値以下若しくは下限値以下に断裁量を変更して断裁することにより、一連の断裁動作を継続して実行することが可能であるなどの効果を奏する。
以下図示の好適な実施の態様に基づいて本発明を詳述する。図1はシート断裁装置の全体構成の説明図であり、図2は製本シートの断裁状態の説明図であり、図3は製本シートの断裁順を示す説明図である。図4は図1のシート断裁装置を備えた製本装置及び画像形成装置のシステム構成図である。
図1に示すシート断裁装置Aはシート束搬送経路11と、この搬送経路11に設定された断裁位置CP(図2参照)と、この断裁位置CPでシート束を押圧保持する断裁縁プレス手段32と、断裁手段30と、上記断裁位置CPにシート束を給送するシート束搬送手段(後述の回転テーブルユニット)20とから構成される。図示のシート束搬送経路11には搬入ローラ12と、断裁位置CPにシート束を給送する回転テーブルユニット(シート束搬送手段;以下同様)20と、シート束を裁断する断裁手段30が順次下流側に配置されている。そしてシート束搬送経路11の出口端には排紙ローラ40が配置され、その下方に収納スタッカ45と屑収納ボックス50が配置されている。図示のものは受入口11aにセットされたシート束を搬送するシート束搬送経路11を略々鉛直方向に構成し、排紙ローラ40からのシート束を収納スタッカ45に倒立姿勢で収納し、この収納スタッカ45と屑収容ボックス50はシート束搬送経路11の下方に配置されている。
このように配置されたシート断裁装置Aの受入口11aには、製本綴じされたシート束が製本状態、例えば中綴じシート束の表裏を表紙シートでくるんで背部を接着糊で綴じ合わせた(くるみ綴じ製本)状態で準備されるか、あるいはシート束の背部をステイプル綴じされた状態で準備される。上記受入口11aの下流には搬入ローラ12が設けてあり、一対のローラがシート束の厚さに応じて接近離反するように配置され、搬送モータM1に連結されている。この搬入ローラ12にはシート束の厚さを検知するシート束厚さ検知手段13が連結され、一対のローラの間隔(ローラの移動量)を検出して厚さを検知する。また、受入口11aには、シート束の先端を検知するシートセンサS1が配置してあり、シートの搬入を検知する。これらのシート束の厚さおよびシート先端の検出は、その後の制御、例えば後述する断裁手段30の待機位置設定などに使用する。図示10aは受入口11aに配置された開閉カバーである。
上記シート束搬送経路11には搬入ローラ12の下流側にシート束の方向姿勢を偏向する回転テーブルユニット20が配置されている。この回転テーブルユニット20は回転テーブル21とグリッパ22とで構成され、この両者でシート束を把持した状態で回転及び搬送経路方向下方に移動可能に構成されている。この為、グリッパ22はユニットフレーム23にシート搬送経路11の直交方向に移動可能に支持されグリップモータMGに連結されている。また回転テーブル21はユニットフレーム23に旋回動自在に支持され旋回モータMTに連結されている。そしてユニットフレーム23は図示しないガイドレールに支持され図1上下方向に移動可能に支持され昇降モータMUに連結されている。
従って搬入ローラ12からのシート束はこの回転テーブルユニット20に送られ回転テーブル21とグリッパ22で挟持され、回転テーブル21の回転でシート束の方向姿勢が偏向される。つまりシート束の天部、地部、小口部をそれぞれ下流側の断裁手段30に臨ませることが可能となる。これと同時に回転テーブルユニット20は昇降モータMUによってシート束搬送経路11に沿って下流側の断裁位置CPに移動し、その送り量で断裁幅を設定することとなる。
上記回転テーブルユニット20の構成を説明すると、シート束搬送経路11に沿って装置フレームにガイドレール(不図示)が配置され、このガイドレールにユニットフレーム23が嵌合支持され図1上下方向に移動自在に支持されている。このユニットフレーム23に回転テーブル21が回転自在に軸支持され、シート束搬送経路11を介して対向する側にグリッパ22が回動自在に軸支持されている。
そしてグリッパ22は回転テーブル21に接近及び離反自在に支持され、グリップモータMGに連結されている。また上記ユニットフレーム23はガイドレールに上下動自在に支持され、装置フレームに配置されたタイミングベルト25を介して昇降モータMUに連結されている。従って上記搬入ローラ12で送られたシート束は回転テーブル21とグリッパ22とに把持された後はこの回転テーブルユニット20全体がシート束搬送経路11に沿って移動し、シート束の下端縁を断裁位置CPに給送するように構成されている。
上記回転テーブルユニット20の下流側には断裁位置CPに断裁手段30が配置されている。図示の断裁手段30は平刃状の断裁刃31と断裁縁プレス手段32と刃受部材33で構成され、シート束搬送経路11を挟んで刃受部材33と、断裁縁プレス手段32及び断裁刃31が対向配置されている。断裁縁プレス手段32はプレス部材34と、これを刃受部材33側に押圧移動するプレスモータMPとから構成され、プレスモータMPの駆動でプレス部材32aがシート束を刃受部材33との間に挟圧する。これによって断裁位置CPにシート束を保持する。
プレス部材34は刃受部材33に接近及び離反自在に図1水平方向に移動自在に設けられ、このプレス部材34は牽引ベルト35に連結されている。そして牽引ベルト35の他端はボールネジ36に螺合され、このボールネジ36には減速機構を介してプレスモータMPが連結されている。
次に断裁手段30の構成を説明すると、平刃状の断裁刃31は装置フレームに図示水平方向に移動可能に支持され、カッタモータMCに連結されている。そして図2に示すように同図(a)はシート束を断裁する直前の状態を、同図(b)は断裁直後の状態を示す。断裁刃31は同図水平方向に移動自在に支持され、カッタモータMCで往復移動する。この断裁刃31にはセンサフラグ31aが設けてあり、ホームポジションセンサSHPと断裁位置センサSCPが配置されている。
従って回転テーブル21から送られたシート束は断裁縁プレス手段32で保持され、この状態で断裁手段30によって縁部を裁断される。シート束の一端面、例えば天部を裁断した後は回転テーブル21で姿勢偏向され、次に例えば地部を裁断し、その後小口部を裁断する。このように所定の縁部を裁断した後、回転テーブル21の挟持を解除するとシート束は下流側の排紙ローラ40に向けて落下する。排紙ローラ40は一対のローラ対で構成され、図示しない駆動モータに連結されている。上記排紙ローラ40の下流にはフラッパ部材42が設けられ、上記断裁位置CPから落下する切断屑を屑収容ボックス50に案内するように配置されている。このフラッパ部材42は基端部42aを揺動自在に支持され、図示しないフラッパモータに連結されている。
そこで図7に基づいて上述のシート断裁装置Aの動作を説明すると、シート束は前工程として例えば製本綴じ処理が施され、或いは受入口11aの上流側に連接された製本装置(後述する)から綴じ処理されたシート束が受入口11aにセットされる(St100)。尚図1に図示しないが搬入ローラ12の下流にはゲートストッパ、レジストローラなどのシート束先端を突き当て規制するゲート手段が配置されている。このようにセットされたシート束をシートセンサS1が検知して搬入ローラ12の搬送モータM1を駆動してシート束をニップする。このときシート束厚さ検知手段13が束厚を検知する(St101)。尚この束厚情報は例えば製本装置の制御CPUに送られ、この情報に基づいて後続する動作を制御する。
次いで搬入ローラ12が搬送モータM1で起動回転し、シート束を下流側の回転テーブル21に送る。回転テーブル21ではグリッパ22がグリップモータMGでシート束を挟持する(St102)。そこで回転テーブル21は旋回モータMTで所定角度例えば90度回転しシート束の姿勢を偏向する(St103)。そして図3に示すようにシート束の天部を断裁(図3(a)の状態)し、次いでこのシート束を180度回転させて地部(同図(b))を断裁し、最後にシート束を90度回転させて小口部(同図(c))を断裁する。
このようにシート束を予め設定された姿勢に変更した後、回転テーブルユニット20は昇降モータMUによってシート束搬送経路11に沿って下降する。このときシート束搬送経路11の断裁位置CPには先端検知センサS2(図2に示す)が配置されていてシート束の先端を検知する(St104)。この検知信号により後述する制御CPUから指示された送り量に相当する分搬送するとシート束は下端縁が断裁位置CPから断裁幅に相当する部分が下方にオーバランする(St105)。そこで断裁縁プレス手段32のプレスモータMPが起動しプレス部材34がシート束を刃受部材33に押圧保持する(St106)。
次いで上記断裁縁プレス手段32に配置してあるプレスエンドセンサSpからの信号(プレスエンド信号)でカッタモータMCが起動され、断裁刃31は図2(a)に示す待機位置WPから同図左側に移動し、図2(b)の状態にシート束下端縁を断裁する(St107)。尚断裁刃31は図2(b)にHPで示すホームポジションから上述のシート束厚さ検知手段13からの束厚情報に基づいて待機位置WPに移動して待機している。この待機位置WPはシート束が厚いときにはホームポジションHPに近い位置に、薄いときには遠い位置にと束厚に応じた距離に設定されている。このため断裁刃31にはセンサフラグ31aが設けてあり、このセンサフラグ31aを検知するポジションセンサSHPとSCPとが図2(b)に示すように配置してあり、ポジションセンサSHPはホームポジションHPをポジションセンサSCPは断裁終了位置を検知するようになっている。このシート束の断裁と同時に切断屑は屑収容ボックス50に収納される(St108)。尚このシート束の断裁動作時には前述のフラッパ部材42は図2(b)破線位置から実線位置に移動し、落下する切断屑を屑収容ボックス50側に案内するようにフラッパモータ(図示せず)で制御される。
次いで上記断裁動作の終了後、断裁縁プレス手段32のプレスモータMPが逆方向に回転してシート束の押圧を解除する(St109)。これと前後して上記断裁刃31はカッタモータMCの逆転でホームポジション方向に復帰し、後続する断裁が有る場合には待機位置WPに復帰する(St110)。そこで上述のシート束下端縁の断裁が予め設定された、例えば3方向(天部、地部、小口部)が断裁されたか否か判断(St111)し、全て予定された断裁が終了すると収納スタッカ45に搬出する(St112)。予定された断裁が終了していない場合には前記回転テーブル21はシート束を回転するエリアを確保するためシート搬送経路11を所定量バックする。
その後シート束を例えば90度回転(St113)して前述のステップSt104に戻る。シート束の収納スタッカ45への搬出は、先のフラッパ部材42を図2(b)破線位置にフラッパモータで移動しシート束搬送経路11を開放した後、排紙ローラ40を回転駆動する。するとこの排紙ローラ40で繰り出されたシート束は収納スタッカ45に搬入され図1に示すような倒立姿勢で順次積み重ねられる。尚、図1に示す断裁手段30の制御については製本装置Bに於ける断裁手段の制御と同一であるので後述する製本装置と共に説明する。
次に図4に示す製本装置Bを備えた画像形成装置Cについて説明する。図4は上述のシート断裁装置Aをユニットとして内蔵した製本装置B及びこれに連設した画像形成装置Cから構成されるシステムを示す。まず画像形成装置Cは、給紙部60と印刷部70と排紙部80で構成され、給紙部60には所定の規格サイズで複数の印刷シートが給紙カセット61に収納されている。この給紙カセット61には印刷シートを1枚ずつ分離給送する給紙手段が設けられ、指示されたサイズの印刷シートを給紙経路62に繰り出すようになっている。この給紙経路62には印刷ドラムなどの印刷手段71が配置され、図示のものは静電式印刷装置を示している。
感光体ドラム(印刷手段)71の周囲には現像器74とレーザ発信器72とクリーニングブレード73とが配置され、感光体上にレーザ発信器72で静電潜像を形成し、現像器74でトナーを付着させて画像を印刷シート上に転写チャージャ75で転写し、下流側に配置した定着器76で定着する。そしてこのように印刷処理が施された印刷シートは排紙経路(排紙部)80に送られ排紙口81から搬出されるようになっている。また排紙経路80には循環経路82が連設され片面に印刷を施された印刷シートをスイッチバックさせて搬送方向を反転した後、印刷部70に表裏反転して循環させる。そして裏面側に印刷を施した後、排紙口81から排出される。この排紙口81には通常印刷シートを積載収容する排紙トレイが配置されるが本システムでは排紙口81に次の製本装置Bが付設される。
製本装置Bは、画像形成装置Cの排紙口81から印刷シートを受け入れる中紙搬送経路90と、この中紙搬送経路90からのシートを束状に部揃えして整合する集積トレイ91と、この集積トレイ91からのシート束の一端縁(製本時の背部)に接着糊を塗布して冊子状に綴じ合わせる後処理手段92と、後処理後のシート束を収納するスタック手段(収納スタッカ)45とから構成されている。そして上記集積トレイ91からシート束を糊塗布位置に搬送するシート束搬送手段94が設けられ、集積トレイ91で略々水平姿勢に集積されたシート束をこれと直交する略々鉛直姿勢に方向変換し、このシート束の下端縁を糊塗布位置に位置付ける。
後処理手段92はシート束をステイプル綴じするステイプル装置で構成しても良いが、図示のものはシート束を表紙シートでくるみ綴じして表装するために、後処理手段92は「接着剤塗布手段95」と、シート束と表紙シートとの「表紙綴じ手段96」とで構成してある。更に図示の後処理手段92は表紙シートと綴じ合わせたシート束の周縁をトリミングカットする断裁手段30を備えている。尚この断裁手段30は図1で説明した断裁手段30と同一であるのでその説明を省く。
一方、前記中紙搬送経路90には表紙シートを給送する表紙搬送経路83が分岐して設けられ、この表紙搬送経路83はシート束搬送手段94でシート束を搬送する製本処理経路84と交差するように配置されている。表紙搬送経路83には画像形成装置Cでタイトルなどを印刷された表紙シートが表紙搬送経路83を介して後述する交差部Fに供給される。一方この表紙シートは画像形成装置Cと別に準備されたインサータ装置(図示せず)から供給する構成であっても良く。この場合には表紙搬送経路83は中紙搬送経路90とは別に独立した経路で構成することも可能である。
そして上記表紙搬送経路83と製本処理経路84との交差部(図示矢視F)には表紙綴じ手段96が配置されている。この表紙綴じ手段96は、表紙搬送経路83から給送された表紙シートと製本処理経路84から給送されたシート束を交差部Fで表紙シートのセンターラインにシート束の一端縁が一致するよう逆T字状に接合し、この状態で表紙シートを折り合わせる背折りプレート96a、96bと折ロール97とで構成されている。上記背折りプレート96a、96bは交差部Fに左右一対設けられ、それぞれ圧接・離間自在に構成されている。上記折ロール97は背折りプレート96a、96bの下流側に配置され、互いに対向する一対のローラ部材で構成されている。この背折りプレート96a、96bと折ロール97とで逆T字状に突き合わせられたシート束と表紙シートとをプレスして背部を形成し、同時にシート束側に塗布した接着糊で綴じ合わせる。
上記表紙綴じ手段96の下流側には前述のシート断裁装置Aがユニットとして組み込まれている。図示のものは前述と同一構成であるので同一番号を付してその説明を省略する。このように構成された製本装置Bは、画像形成装置Cの排紙口81から搬出された印刷シートを中紙搬送経路90から順次受け入れて集積トレイ91上に集積して部揃えする。このシート束はシート束搬送手段94で鉛直姿勢に変換され、その下端縁に接着剤塗布手段95で接着糊が塗布され、下流側の表紙綴じ手段96で表紙シートにくるみ綴じされる。このように装丁された冊子状シートは必要に応じて断裁手段30でその周縁をトリミングカットして切り揃えられ、収納スタッカ(スタック手段)45に搬出される。
次に上述の断裁手段30制御について図5に示すブロック図に従って説明する。図5は上述の図4に示す画像形成システムの全体制御系の構成を示し、画像形成装置Cの本体制御部51と製本装置Bの製本制御部55から構成されている。本体制御部51は制御CPU51で構成され、「動作モード設定51a」と「画像形成条件設定51b」と「製本仕様設定51c」を行う。このため制御CPU51にはコントロールパネル52が備えられ、コントロールパネル52には入力手段と表示手段が設けられている。そしてこのコントロールパネル52から動作モードの設定が行われ、図示のものは画像形成装置Cで画像形成したシートを排紙収納する「プリントモード」と部毎に製本仕上げする「製本モード」とに設定可能に構成されている。「プリントモード」は画像形成装置Cの排紙口81からのシートを製本装置Bの表紙搬送経路83を経由して後処理装置Dの排紙トレイ86に搬出収納する。またこの後処理装置Dでステイプル綴じ、パンチ孔開け、スタンプ捺印などの処理を施すモード設定も可能になっている。また「製本モード」では集積トレイ91で部揃えしたシート束に接着剤を塗布して表紙シートと綴じ合わせて収納スタッカ45に収容する製本綴じモードと表装した後シート周辺を断裁揃えする製本断裁モードに設定するようになっている。
上記動作モードの設定と共に制御CPU51は画像形成条件設定51bを行うようになっている。この設定は印刷するシートのサイズ選定、片面印刷、両面印刷、合成印刷などの条件を設定する。合成印刷は例えば1シートに原画像2面を印刷する2in1、4in1などの印刷方法を設定する。上記制御CPU51はこの画像形成条件の設定と同時に上記製本モードが選択されたときには、製本仕様の設定を行うようになっている。この製本仕様の設定は、表紙シートのサイズ指定、綴じ方法(図示のものは袋とじ製本)などの表装方法と製本断裁モードのときには仕上げサイズ指定を行うようになっている。尚この製本仕様の設定では例えば仕上げサイズ、製本方法などをコントロールパネル52の表示部に表示し、その入力手段から断裁幅などの条件を設定することが出来るようになっている。
従って、製本断裁モードを設定したとき使用者は表示部に表示された製本仕様を確認しながら仕上げサイズを設定することができ、この場合は仕上げ断裁の断裁幅は使用者が任意に設定することとなる。尚上記制御CPU51には断裁限度値設定手段54を構成するようになっているが、その詳細は後述する。
従って、製本断裁モードを設定したとき使用者は表示部に表示された製本仕様を確認しながら仕上げサイズを設定することができ、この場合は仕上げ断裁の断裁幅は使用者が任意に設定することとなる。尚上記制御CPU51には断裁限度値設定手段54を構成するようになっているが、その詳細は後述する。
上記製本制御部(制御CPU)55は製本動作を実行するプログラムを記憶したROM55aと動作制御データを記憶したRAM55bに接続され、ROM55aから動作実行プログラムを読み出して各構成手段を動作させ製本処理を実行する。また、この製本処理に必要な制御データをRAM55bから読み出す。そこで本発明は前述の断裁手段30による断裁可能なシート断裁幅の上限値と下限値(これらは少なくともその1つであっても良い)を規定する断裁限度値を例えばRAM55bに準備することを特徴としている。
そこで上記断裁限度値について説明すると、シートを断裁する際の断裁屑は前述の図3に示す天部SA1(同図(a))と地部SB1(同図(b))を断裁した場合には、屑紙片はその一部を接着剤で綴じられた塊紙片として落下し、小口部SC1(同図(c))を断裁した場合には短冊状にそれぞれバラバラの紙片として落下する。このとき断裁幅が大きいと天部SA1と地部SB1を断裁した屑紙片は大きな塊となるため、屑収納ボックス50の入り口で紙詰まりを起こし、或いは屑収納ボックス50に配置した満杯検知センサSf1を不用意に動作させる(例えばニアフル検知センサSn1が作動しない間に満杯検知センサSf1が作動する)ことがある。
一方断裁幅が小さいと小口部SC1を断裁した屑紙片は糸状の紙片屑として装置内に散乱することがあり、この紙片屑の散乱は製本シートの葉間に混入し、或いは装置内に散乱して各種検知センサの動作不良を招く。そこで本発明は断裁幅を最小許容断裁幅(下限値)と最大許容断裁幅(上限値)を設定してシート断裁装置Aを制御することを特徴としている。
一方断裁幅が小さいと小口部SC1を断裁した屑紙片は糸状の紙片屑として装置内に散乱することがあり、この紙片屑の散乱は製本シートの葉間に混入し、或いは装置内に散乱して各種検知センサの動作不良を招く。そこで本発明は断裁幅を最小許容断裁幅(下限値)と最大許容断裁幅(上限値)を設定してシート断裁装置Aを制御することを特徴としている。
図示の装置は上記上限値と下限値(以下両者を断裁限度値という)を装置構成から上記不都合が生じないように予め設定し前記RAM55bに記憶してある。そしてこの断裁限度値をデフォルト値としてRAMに記憶し、この断裁限界値は前記コントロールパネル52から断裁限度値設定手段54を介して使用者或いは保守操作者が変更出来るようになっている。
そして上記断裁限度値は(1)シート束の厚さによって異なる値に設定するか、或いは(2)シート束の枚数によって異なる値に設定する。これは前述のように断裁屑が一端を綴じられた紙片である場合には、その大きさと厚さが上述の問題を引き起こすため束厚さ或いは束枚数に応じて断裁限度値を設定する必要があるためである。
そして上記断裁限度値は(1)シート束の厚さによって異なる値に設定するか、或いは(2)シート束の枚数によって異なる値に設定する。これは前述のように断裁屑が一端を綴じられた紙片である場合には、その大きさと厚さが上述の問題を引き起こすため束厚さ或いは束枚数に応じて断裁限度値を設定する必要があるためである。
例えば10枚のシート束では断裁幅は50mmを上限値に、30枚のシート束では断裁幅は30mmを上限値に設定する。このためRAM55bにはデータテーブルが設けられ、束厚さ(束枚数)に応じて断裁限度値が選定されるように構成されている。尚このデータテーブルは表紙シート及び中紙シートのサイズデータに応じて異なる断裁限度値の中からその1つを選定するように構成することも可能である。尚、製本シートの束厚さは前述した図1の装置に於けるシート束厚さ検知手段13からの情報に基づいて認識する。またシート枚数は画像形成装置Cからのシート枚数をカウントするか、或いは画像形成装置Cの出力枚数データを受信する。
上記制御CPU55は、動作プログラムをROM55aから、上記断裁限度値データを含む制御データをRAM55bから読み出して「シート束集積動作制御」56a、「シート束搬送制御」56bと、「接着剤塗布制御」56cと、「表紙搬送制御」56dと、「表紙綴じ制御」56eとをそれぞれ実行するように構成されている。そして同様に「断裁動作制御」57を実行する。この断裁動作制御57は図5に示すように「断裁幅演算手段(指定手段)」57aと「比較手段」57bを備え、断裁部シート送り制御57c、断裁実行制御57dを実行する。これらの動作制御と同時に図1の装置に於けるシート束搬送経路11の紙詰まり監視と屑収納ボックス50の満杯状態及び収納スタッカ45の満杯状態を監視するように構成されている。
上記断裁幅演算手段(指定手段)57aは、くるみ綴じ製本について説明すると例えば次のように構成する。画像形成装置Cから印刷シートサイズsize1と表紙シートサイズsize2と仕上げサイズsize3を受け取り、これらの情報に基づいて天部断裁幅CL1と地部断裁幅CL2と小口部断裁幅CL3を算出する。そこでsize 1=(size2÷2)つまり中紙シートがJIS規格B5、表紙シートがB4のような場合にはCL1=CL2=((size1縦−size3縦)÷2)で算出し、CL3=(size1横−size3横)で算出することによって設定されたサイズに仕上げることが出来る。尚画像形成装置Cで各断裁幅をコントロールパネル52でオペレータが設定した場合にはその設定値で断裁する(この場合は断裁幅演算手段57aを用いない)。
上記比較手段57bの構成を図6の比較フローに基づいて説明すると、上記断裁幅演算手段57a、又は本体制御部51から断裁幅データを受信(St201)する。一方制御CPU55は前記RAM55bからシート束厚さ(枚数)情報に応じた断裁限度値(最大・最小断裁許容幅)を読み出す。そして上記受信した断裁幅CLと最大許容断裁幅Lmax とを比較(St202)する。この比較でCL>Lmaxのときには断裁幅CLの再設定を行う(St203)。この断裁幅CLの再設定は例えばCL=Lmaxに設定する。次に比較手段57bは断裁幅CLと最小許容断裁幅Lminとを比較する(St204)。この比較でCL<Lminのときには断裁幅の再設定を行う(St205)。この断裁幅CLの再設定は例えばCL=Lminに設定する。このとき比較結果を警告表示と同時に画像形成装置Cのコントロールパネル52から使用者が断裁幅の再設定を許可した場合に断裁動作に移行するように構成することも可能である。
上述のように比較手段57bを構成した上で、断裁幅CLが断裁限度値内のときには指定された断裁幅で、断裁限度値外のときには再設定された断裁幅(Lmax 又はLmin)で断裁動作を実行(St206)する。そこで制御CPU55は断裁部シート送り制御57cを実行するように構成されている。この断裁部シート送り制御57cは前記回転テーブルユニット20を制御するように前記昇降モータMUと旋回モータMTとグリップモータMGの駆動回路に接続されている。そして上記比較手段57bの結果に基づく断裁幅CL(再設定済)に従って上記旋回モータMTの駆動量を制御してシート束を断裁位置CPに搬送セットするように構成されている。また上記制御CPU55は断裁実行制御57dが前記プレスモータMPとカッタモータMCの駆動回路に制御信号を伝達するように構成されている。
また、上記制御CPU55は屑収納ボックス50に配置された満杯検知センサSf1とニアフル検知センサSn1及び、収納スタッカ45に配置された満杯検知センサSf2とニアフル検知センサSn2からの信号を受信する要に構成され、各満杯検知センサ(Sf1とSf2)が「ON」のときには装置を停止して製本動作を中断するように構成されている。また各ニアフル検知センサ(Sn1とSn2)が「ON」のときには例えば1回の製本動作は許容するようにセンサが配置され、制御CPU55は後続する製本動作のためのシート搬入を禁止するようになっている。
次に上述の比較手段57bと異なる形態について説明すると前述の比較手段57bは指定された断裁幅CLが最大許容断裁幅(Lmax)を超えるときには、断裁幅をCL=Lmaxに再設定する構成であるが、比較手段57bの比較結果がCL>Lmaxのときには制御CPU55を複数回の断裁を実行するように構成することも可能である。これを図8(b)に基づいて説明すると、制御CPU55は指定された断裁幅をCL=L1+L2+L3・・・となるように2回若しくはそれ以上複数回断裁するように設定する。このときL1〜Lnはいずれも断裁限度値内となるように演算する。そして前述と同様に回転テーブル21及び断裁手段30を制御して2回以上の断裁を実行するように構成する。尚その構成は図1の構成及び図5、図6の説明から自明であるので図示しない。
A シート断裁装置
B 製本装置
C 画像形成装置
D 後処理装置
11 シート束搬送経路
12 搬入ローラ
13 シート束厚さ検知手段
20 回転テーブルユニット(シート束搬送手段)
21 回転テーブル
22 グリッパ
23 ユニットフレーム
30 断裁手段
31 断裁刃
32 断裁縁プレス手段
40 排紙ローラ
45 収納スタッカ
50 屑収納ボックス
51 本体制御部(制御CPU)
51a 動作モード設定
51b 画像形成条件設定
51c 製本仕様設定
52 コントロールパネル
54 断裁限度値設定手段
55 製本制御部(制御CPU)
55a ROM
55b RAM
56a シート束集積動作制御
56b シート束搬送制御
56c 接着剤塗布制御
56d 表紙搬送制御
56e 表紙綴じ制御
57 断裁動作制御
57a 断裁量演算手段(指定手段)
57b 比較手段
57c 断裁部シート送り制御
57d 断裁実行制御
86 排紙トレイ
CP 断裁位置
CL 断裁幅
B 製本装置
C 画像形成装置
D 後処理装置
11 シート束搬送経路
12 搬入ローラ
13 シート束厚さ検知手段
20 回転テーブルユニット(シート束搬送手段)
21 回転テーブル
22 グリッパ
23 ユニットフレーム
30 断裁手段
31 断裁刃
32 断裁縁プレス手段
40 排紙ローラ
45 収納スタッカ
50 屑収納ボックス
51 本体制御部(制御CPU)
51a 動作モード設定
51b 画像形成条件設定
51c 製本仕様設定
52 コントロールパネル
54 断裁限度値設定手段
55 製本制御部(制御CPU)
55a ROM
55b RAM
56a シート束集積動作制御
56b シート束搬送制御
56c 接着剤塗布制御
56d 表紙搬送制御
56e 表紙綴じ制御
57 断裁動作制御
57a 断裁量演算手段(指定手段)
57b 比較手段
57c 断裁部シート送り制御
57d 断裁実行制御
86 排紙トレイ
CP 断裁位置
CL 断裁幅
Claims (9)
- 所定の断裁位置にシート束を給送セットするシート束搬送手段と、
上記断裁位置に配置されシート束を断裁する断裁手段と、
上記断裁手段によるシート断裁幅を指定する断裁幅指定手段と、
上記断裁手段による断裁可能なシート断裁幅の上限値及び/又は下限値を規定する断裁限度値の記憶手段と、
上記シート束搬送手段及び上記断裁手段の制御手段と、を備え、
上記制御手段は、上記断裁幅指定手段で指定された断裁量と上記記憶手段に記憶された断裁限度値によって規定される上限値及び/又は下限値とを比較する比較手段を備えていることを特徴とするシート断裁装置。 - 前記比較手段の比較結果に基づいて前記制御手段は、前記断裁幅指定手段で指定された断裁量が前記記憶手段に記憶された断裁限度値によって規定される上限値及び/又は下限値を超える場合に、前記断裁手段による断裁量を上記上限値以下若しくは下限値以上に変更して断裁することを特徴とする請求項1に記載のシート断裁装置。
- 前記制御手段は、前記比較手段の比較結果に基づいて前記断裁幅指定手段で指定された断裁量が前記記憶手段に記憶された断裁限度値によって規定される上限値以上の場合、前記断裁手段による断裁量を上記上限値以下に変更して複数回断裁することを特徴とする請求項2に記載のシート断裁装置。
- 前記断裁限度値によって規定される断裁可能なシート断裁幅の上限値及び/又は下限値は、前記断裁位置のシート束の厚さデータによって異なることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート断裁装置。
- 前記断裁限度値によって規定される断裁可能なシート断裁幅の上限値及び/又は下限値は、前記断裁位置のシート束の枚数によって異なることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート断裁装置。
- 前記断裁限度値によって規定される断裁可能なシート断裁幅の上限値及び/又は下限値は、前記断裁位置のシート束の用紙サイズテータに応じて異なることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート断裁装置。
- 順次給送されるシートを束状に部揃えするシート集積手段と、
上記集積手段からのシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段と、
上記表紙綴じ手段からのシート束の周縁を断裁揃えするシート断裁装置と、を備え、
上記シート断裁装置は請求項1乃至6の何れかの項に記載の構成を備えていることを特徴とする製本装置。 - シート上に画像形成する画像形成手段と、
上記画像形成手段からのシートを束状に部揃えするシート集積手段と、
上記集積手段からのシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段と、
上記表紙綴じ手段からのシート束の周縁を断裁揃えするシート断裁装置と、を備え、
上記シート断裁装置は請求項1乃至6の何れかの項に記載の構成を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成手段は、画像形成するシートの用紙サイズ情報と製本時のシート束の仕上げサイズ情報を有し、
前記断裁幅指定手段は上記用紙サイズ情報と仕上げサイズ情報とからシート周縁の断裁量を算出する演算手段を備えていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006248735A JP2008068352A (ja) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | シート断裁装置及びこれを備えた製本装置並びに画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006248735A JP2008068352A (ja) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | シート断裁装置及びこれを備えた製本装置並びに画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008068352A true JP2008068352A (ja) | 2008-03-27 |
Family
ID=39290400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006248735A Withdrawn JP2008068352A (ja) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | シート断裁装置及びこれを備えた製本装置並びに画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008068352A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010260719A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-11-18 | Canon Finetech Inc | シート裁断装置、並びにそれを備えたシート後処理装置、シート整合装置及び画像形成システム |
JP2013240873A (ja) * | 2012-05-22 | 2013-12-05 | Nisca Corp | 断裁装置及びこれを備えた製本装置並びに画像形成システム |
JP2014131829A (ja) * | 2012-12-04 | 2014-07-17 | Seiko:Kk | シート束断裁装置及びこれを用いた後処理装置 |
JPWO2013179380A1 (ja) * | 2012-05-29 | 2016-01-14 | ホリゾン・インターナショナル株式会社 | 断裁機 |
JP2019219599A (ja) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、画像形成システム |
-
2006
- 2006-09-13 JP JP2006248735A patent/JP2008068352A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010260719A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-11-18 | Canon Finetech Inc | シート裁断装置、並びにそれを備えたシート後処理装置、シート整合装置及び画像形成システム |
US8382089B2 (en) | 2009-04-07 | 2013-02-26 | Canon Finetech Inc. | Sheet cutting apparatus and sheet post-processing apparatus having the same, and image forming system |
JP2013240873A (ja) * | 2012-05-22 | 2013-12-05 | Nisca Corp | 断裁装置及びこれを備えた製本装置並びに画像形成システム |
JPWO2013179380A1 (ja) * | 2012-05-29 | 2016-01-14 | ホリゾン・インターナショナル株式会社 | 断裁機 |
US9808949B2 (en) | 2012-05-29 | 2017-11-07 | Horizon International Inc. | Trimmer |
JP2014131829A (ja) * | 2012-12-04 | 2014-07-17 | Seiko:Kk | シート束断裁装置及びこれを用いた後処理装置 |
JP2019219599A (ja) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、画像形成システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4747138B2 (ja) | 画像形成システム及び画像形成装置 | |
JP2007237614A (ja) | 製本装置及びこれを用いた画像形成システム | |
JP2008238694A (ja) | 製本システム及び製本装置 | |
JP4943048B2 (ja) | シート束移送方法及びシート束搬送装置並びに製本装置 | |
JP2003165667A (ja) | シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP4853245B2 (ja) | シート処理装置及びこれを用いた画像形成装置 | |
US8382090B2 (en) | Post-processing system | |
JP2008068352A (ja) | シート断裁装置及びこれを備えた製本装置並びに画像形成装置 | |
JP2011011272A (ja) | 断裁装置及び画像形成装置 | |
JP4376741B2 (ja) | シート処理装置及びこれを用いた画像形成装置 | |
JP4832224B2 (ja) | シート取扱い装置及び製本装置並びに画像形成装置 | |
JP5315896B2 (ja) | 画像形成システム | |
JP4872808B2 (ja) | 後処理装置及び画像形成システム | |
JP2007044821A (ja) | シート裁断装置およびこれを用いた製本装置並びにプリンティングシステム | |
US20080303200A1 (en) | Image forming system | |
JP2009101439A (ja) | 断裁装置及びシート処理装置並びに画像形成装置 | |
JP2008307702A (ja) | 製本装置、並びに画像形成システム | |
JP4756595B2 (ja) | シート断裁装置及びこれを用いた製本装置並びに画像形成装置 | |
JP2004043037A (ja) | シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP4846488B2 (ja) | 製本装置及びこれを備えた画像形成システム | |
JP4240494B2 (ja) | 画像形成装置の後処理装置 | |
JP5385005B2 (ja) | シート後処理装置及びこれを備えた画像形成システム | |
JP4235333B2 (ja) | シート材処理装置 | |
JP2008068974A (ja) | シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP2004043174A (ja) | 用紙処理装置及び画像形成システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20091201 |