JP4756595B2 - シート断裁装置及びこれを用いた製本装置並びに画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、順次給送されるシート束を自動的に断裁するシート束断裁装置及び装丁綴じした製本シートの周縁を切揃え仕上げする製本装置並びに画像形成したシートを装丁綴じから断裁までを自動的に処理する画像形成装置に係わり、シート束を断裁する断裁刃の断裁性能の改善に関する。
一般に、画像形成装置などで画像形成されたシートを部揃えして表装したシート束を所定サイズに裁断するシート断裁装置は、製本工程での仕上げ処理装置として、或いは製本装置に裁断ユニットとして組込まれる装置として広く使用されている。この種の断裁装置はシート束の切断縁をプレス機構で押圧保持し、このシート束を断裁刃手段で断裁する構造が知られている。例えば特許文献1には、束状に部揃えされたシート束を断裁位置に搬送し、この断裁位置のターンテーブルで切断縁をプレス支持し、この状態で平刃状断裁刃によって断裁している。
そしてシート束の周縁を断裁した後はこのシート束を装置外に搬出している。また断裁用の断裁刃は同文献のように平刃状ブレードと円盤状のブレードとが知られ、前者はシート束をギロチン機構で、後者は円盤ブレードの回転機構で断裁している。従来、このような断裁装置で使用する断裁刃はSK材、SUS材、セラミックス材などが用いられ、使用する分野に応じて例えば製本業などの専門装置用には高価で高速切断など切断性能に富んだ材質で、又事務用など比較的簡易な製本用には安価でメンテナンス性に富んだ材質を選択している。
特開2003−071779号公報
上述のようなシート束を切断する切断刃を鉄系の例えばSK材などを使用すると安価であり、再研磨が容易であるなどの特徴があり比較的簡易な断裁装置に適しているが、次の問題がある。鉄系の断裁刃の場合長期間使用しないと刃先表面が酸化して錆が発生することがある。また、使用環境が例えば湿度が高いと同様にさびが発生することがある。このように刃先表面に錆が発生すると断裁性能が劣ることは勿論、錆がシート束の切断面に付着して製本シートを汚損する問題が発生する。
従来このような場合には処理済みの製本シートを破棄して再度処理するなど工程内不良として扱っている。この為、装置を長期間使用しない場合には裁断刃を研磨するなど錆処理をしてから装置を起動するなど面倒な前処理工程を余儀なくされている。また錆処理のため油膜を塗布形成するとこの油膜成分がシート切断面に付着して同様の問題を引き起こすことがある。そこでセラミックス系の非金属材料で断裁刃を構成すると錆の問題は解決できるが非常に高価となり、簡易な断裁装置には適さない問題がある。そこで本発明は比較的安価な例えば鉄系の断裁刃であっても、装置を使用する都度断裁刃を取り外して研磨する必要がなく、断裁面を汚損することがなく高品位な製本仕上げが可能であるシート断裁装置およびこれを用いた製本装置、画像形成装置の提供をその課題としている。
本発明は、上記課題を解決するために以下の構成を採用する。所定の断裁位置でシート束を保持する押圧手段前記押圧手段に保持されたシート束を断裁する断裁手段と、前記断裁位置にシート束を給送する束搬送手段と前記断裁手段及び前記束搬送手段を制御する制御手段を備えたシート断裁装置であって、前記制御手段はシート束の紙サイズ情報と最終仕上げサイズ情報から断裁幅を設定する断裁幅設定手段を有し、前記制御手段は前記束搬送手段により前記断裁位置にシート束を給送させ、前記断裁幅設定手段で設定された仕上げ断裁幅で前記断裁手段により該シート束を断裁させる第1の動作モードと、前記束搬送手段により前記断裁位置にシート束を給送させ、前記断裁幅設定手段で設定された仕上げ断裁幅より小さい断裁幅で前記断裁手段により該シート束を複数回断裁させて該仕上げ断裁幅分断裁させる第2の動作モードと、を有し、前記制御手段は、更に前記断裁手段の断裁動作のインターバル時間を計測する計時手段を備え、前記計時手段が計測した計時時間が予め設定した基準時間以上のとき前記第2の動作モードで前記断裁手段によりシート束を断裁させ、前記計時手段が計測した計時時間が前記基準時間未満のとき前記第1の動作モードで前記断裁手段によりシート束を断裁させる。
また、所定の断裁位置でシート束を保持する押圧手段と、前記押圧手段に保持されたシート束を断裁する断裁手段と、前記断裁位置にシート束を給送する束搬送手段と、前記断裁手段及び前記束搬送手段を制御する制御手段と、を備えたシート断裁装置であって、前記制御手段はシート束の紙サイズ情報と最終仕上げサイズ情報から断裁幅を設定する断裁幅設定手段を有し、前記制御手段は、前記束搬送手段により前記断裁位置にシート束を給送させ、前記断裁幅設定手段で設定された仕上げ断裁幅で前記断裁手段により該シート束を断裁させる第1の動作モードと、前記束搬送手段により前記断裁位置にシート束を給送させ、前記断裁幅設定手段で設定された仕上げ断裁幅より小さい断裁幅で前記断裁手段により該シート束を複数回断裁させて該仕上げ断裁幅分断裁させる第2の動作モードと、を有し、前記制御手段は、更に装置の環境湿度を計測する湿度計測手段を備え、前記湿度計測手段で計測した湿度が予め設定した基準湿度以上のとき前記第2の動作モードで前記断裁手段によりシート束を断裁させ、前記湿度計測手段で計測した湿度が予め設定した基準湿度未満のとき前記第1の動作モードで前記断裁手段によりシート束を断裁させる。
また、所定の断裁位置でシート束を保持する押圧手段と、前記断裁位置にシート束を給送する束搬送手段と、前記断裁位置にシート束の給送方向に沿って位置調節自在に配置された断裁刃を有する断裁手段と、前記断裁刃の位置をシフトする断裁刃移動手段と、前記断裁手段、前記束搬送手段及び前記断裁刃移動手段を制御する制御手段と、を備えたシート断裁装置であって、前記制御手段はシート束の紙サイズ情報と最終仕上げサイズ情報から断裁幅を設定する断裁幅設定手段を有し、前記制御手段は、前記断裁刃移動手段によって前記断裁刃をオフセットさせて前記断裁幅設定手段で設定された仕上げ断裁幅で前記断裁手段により該シート束を断裁させる第1の動作モードと、前記断裁刃移動手段によって前記断裁刃をオフセットさせて前記断裁幅設定手段で設定された仕上げ断裁幅より小さい断裁幅で前記断裁手段によりシート束を複数回断裁して仕上げ断裁幅断裁する第2の動作モードを有し、前記制御手段は、更に前記断裁手段の断裁動作のインターバル時間を計測する計時手段を備え、前記計時手段が計測した計時時間が予め設定した基準時間以上のとき記第2の動作モードで前記断裁手段によりシート束を断裁させ、前記計時手段が計測した計時時間が前記基準時間未満のとき前記第1の動作モードで前記断裁手段によりシート束を断裁させる。
さらに、所定の断裁位置でシート束を保持する押圧手段と、前記断裁位置にシート束を給送する束搬送手段と、前記断裁位置にシート束の給送方向に沿って位置調節自在に配置された断裁刃を有する断裁手段と、前記断裁刃の位置をシフトする断裁刃移動手段と、前記断裁手段、前記束搬送手段及び前記断裁刃移動手段を制御する制御手段と、を備えたシート断裁装置であって、前記制御手段はシート束の紙サイズ情報と最終仕上げサイズ情報から断裁幅を設定する断裁幅設定手段を有し、前記制御手段は、前記断裁刃移動手段によって前記断裁刃をオフセットさせて前記断裁幅設定手段で設定された仕上げ断裁幅で前記断裁手段により該シート束を断裁させる第1の動作モードと、前記断裁刃移動手段によって前記断裁刃をオフセットさせて前記断裁幅設定手段で設定された仕上げ断裁幅より小さい断裁幅で前記断裁手段によりシート束を複数回断裁して該仕上げ断裁幅分断裁する第2の動作モードを有し、前記制御手段は、更に装置の環境湿度を計測する湿度計測手段を備え、前記湿度計測手段で計測した湿度が予め設定した基準湿度以上のとき前記第2の動作モードで前記断裁手段によりシート束を断裁させ、前記湿度計測手段で計測した湿度が予め設定した基準湿度未満のとき前記第1の動作モードで前記断裁手段によりシート束を断裁させる。
そして、前記断裁幅設定手段が、紙サイズ情報と最終仕上げサイズ情報を入力する入力手段を有し、この入力手段からの情報に基づいて仕上げ断裁幅を演算するように構成されている。
本発明は、シート束を所定の断裁位置で断裁手段によって断裁する際に、最終仕上げ断裁幅より小さい断裁幅でシート束端縁から複数回断裁して最終断裁幅に断裁仕上げするように束搬送手段と断裁手段とを制御するようにしたものであるから、断裁刃の刃先表面に錆、或いは油膜などが付着していても仕上げ処理されたシート束にはその断裁面に錆、油などが付着する恐れがなく、高品位な断裁仕上げが可能である。従って断裁刃として安価で、再研磨しやすい鉄系材料を使用することが出来る。また、断裁手段を最終断裁幅に1回で断裁する第1の動作モードと、2回以上複数回で最終断裁幅に断裁する第2の動作モードを設け、錆の発生しやすい条件下では第2の動作モードで断裁するように構成すれば、連続する断裁処理を条件に応じて効率的に行うことが出来るなどの顕著な効果を奏する。
シート断裁装置Aは図1に示すようにシートの束搬送経路11と、この搬送経路11に設定された断裁位置CP(図2参照)と、この断裁位置CPでシート束Sを押圧保持するプレス手段32と、断裁手段30と、上記断裁位置CPにシート束Sを給送する束搬送手段(後述の回転テーブルユニット)20とから構成される。図示の束搬送経路11には搬入ローラ12と、断裁位置CPにシート束Sを給送する回転テーブルユニット(束搬送手段)20と、シート束Sを裁断する断裁手段30が順次下流側に配置されている。そして束搬送経路11の出口端には排紙ローラ40が配置され、その下方に収納スタッカ45と屑収納ボックス50が配置されている。図示のものは受入口11aにセットされたシート束Sを搬送する束搬送経路11を略々鉛直方向に構成し、排紙ローラ40からのシート束Sを収納スタッカ45に倒立姿勢で収納し、この収納スタッカ45と屑収容ボックス50は束搬送経路11の下方に配置されている。
このように配置されたシート断裁装置Aの受入口11aには、製本綴じされたシート束Sが製本状態、例えば中綴じシート束の表裏を表紙シートでくるんで背部を接着糊で綴じ合わせた(くるみ綴じ製本)状態で準備されるか、あるいはシート束Sの背部をステープル綴じされた状態で準備される。上記受入口11aの下流には搬入ローラ12が設けてあり、一対のローラがシート束Sの厚さに応じて接近離反するように配置され、搬送モータM1に連結されている。この搬入ローラ12にはシート束Sの厚さを検知するシート束厚さ検知手段13が連結され、一対のローラの間隔(ローラの移動量)を検出して厚さを検知する。また、受入口11aには、シート束Sの先端を検知するシートセンサS1が配置してあり、シートの搬入を検知する。これらのシート束Sの厚さおよびシート先端の検出は、その後の制御、例えば後述する断裁手段30の待機位置設定などに使用する。図示10aは受入口11aに配置された開閉カバーである。
上記束搬送経路11には搬入ローラ12の下流側にシート束Sの方向姿勢を偏向する回転テーブルユニット20が配置されている。この回転テーブルユニット20は回転テーブル21とグリッパ22とで構成され、この両者でシート束Sを把持した状態で回転及び搬送経路方向下方に移動可能に構成されている。この為、グリッパ22はユニットフレーム23に搬送経路直交方向に移動可能に支持されグリッパモータMGに連結されている。また回転テーブル21はユニットフレーム23に旋回動自在に支持され旋回モータMTに連結されている。そしてユニットフレーム23はガイドレール24に支持され図1上下方向に移動可能に支持され昇降モータMUに連結されている。
従って搬入ローラ12からの束状シートSはこの回転テーブルユニット20に送られ回転テーブル21とグリッパ22で挟持され、回転テーブル21の回転でシート束Sの方向姿勢が偏向される。つまり束状シートSの天部、地部、小口部をそれぞれ下流側の断裁手段30に臨ませることが可能となる。これと同時に回転テーブルユニット20は昇降モータMUによって束搬送経路11に沿って下流側の断裁位置CPに移動し、その送り量で断裁幅を設定することとなる。
上記回転テーブルユニット20の構成を詳述すると、図2はその斜視図を、図3は図1の平面図を示す。上記束搬送経路11に沿って装置フレームにガイドレール24が配置され、このガイドレール24にユニットフレーム23が嵌合支持され図A2上下方向に移動自在に支持されている。このユニットフレーム23に回転テーブル21が軸21aで回転自在に支持され、束搬送経路11を介して対向する側にグリッパ22が可動フレーム23aに軸22aを介して回動自在に支持されている。
そして可動フレーム23aはユニットフレーム(固定側)23にグリッパ22が回転テーブル21に接近及び離反自在に支持され、グリッパモータMGに連結されている。そこでユニットフレーム23はガイドレール24に支持され、装置フレーム(図示せず)に配置されたタイミングベルト25に固定され、このタイミングベルト25に昇降モータMUが連結されている。従って上記搬入ローラ12で送られたシート束Sは回転テーブル21とグリッパ22とに把持された後はこの回転テーブルユニット20全体が束搬送経路11に沿って移動し、シート束Sの下端縁を断裁位置CPに給送するように構成されている。
上記回転テーブルユニット20の下流側には断裁位置CPに断裁手段30が配置されている。図示の断裁手段30は平刃状の断裁刃31とプレス手段32とダイス部材33で構成され、ダイス部材33と束搬送経路11を挟んでプレス手段32と断裁刃31が対向配置されている。プレス手段32はプレス部材32aと、これをダイス部材33側に押圧移動するプレスモータMPとから構成され、プレスモータMPの駆動でプレス部材32aがシート束Sをダイス部材33との間に挟圧する。これによって断裁位置CPにシート束Sを保持する。
図4はこのプレス手段32の一部を示し、装置フレーム加圧方向に移動自在に支持された可動プーリ35が設けられ、この可動プーリ35に架け渡した牽引ベルト34にプレス部材32aが固定されている。牽引ベルト34の一端(固定側)は図示しないスプリングに連結され、他端はプレスモータMPに連結されている。このプレス部材32aは図4に示すようにシート束Sの幅方向を押圧するレバー状のプレス部材32aの両端に上記牽引ベルト34とプレスモータMPが対称に配置されている。また平刃状の断裁刃31は装置フレームに図示水平方向に移動可能に支持され、カッタモータMCに連結されている。
図5に示すように同図(a)はシート束Sを断裁する直前の状態を、同図(b)は断裁直後の状態を示す。断裁刃31は同図水平方向に移動自在に支持され、カッタモータMCで往復移動する。この断裁刃31にはセンサフラグ31aが設けてあり、ホームポジションセンサSHPと断裁位置ポジションセンサSCPが配置されている。
従って回転テーブル21から送られたシート束Sはプレス手段32で保持され、この状態で断裁手段30によって縁部を裁断される。シート束Sの一端面、例えば天部を裁断した後は回転テーブル21で姿勢偏向され、次に例えば地部を裁断し、その後小口部を裁断する。このように所定の縁部を裁断した後、回転テーブル21の挟持を解除するとシート束Sは下流側の排紙ローラ40に向けて落下する。排紙ローラ40は一対のローラ対で構成され、図示しない駆動モータに連結されている。上記排紙ローラ40の下流にはフラッパ部材42が設けられ、上記断裁位置CPから落下する切断屑を屑収容ボックス50に案内するように配置されている。このフラッパ部材42は基端部42aを揺動自在に支持され、図示しないフラッパモータに連結されている。
そこで図6に基づいて上述の装置の動作を説明すると、シート束Sは前工程として例えば製本綴じ処理が施され、或いは受入口11aの上流側に連接された製本装置(後述する)から綴じ処理されたシート束Sが受入口11aにセットされる(St100)。尚図1に図示しないが搬入ローラ12の下流にはゲートストッパ、レジストローラなどのシート束先端を突き当て規制するゲート手段が配置されている。このようにセットされたシート束SをシートセンサS1が検知して搬入ローラ12の搬送モータM1を駆動してシート束Sをニップする(St101)。このときシート束厚さ検知手段13が束厚を検知する。尚この束厚情報は例えば装置の制御CPUに送られ、この情報に基づいて後続する動作を制御する。
次いで搬入ローラ12が搬送モータM1で起動回転し、シート束Sを下流側の回転テーブル21に送る。回転テーブル21ではグリッパ22がグリッパモータMGでシート束Sを挟持する(St102)。そこで回転テーブル21は旋回モータMTで所定角度例えば180度回転しシート束Sの姿勢を偏向する(St103)。尚図示のものは、シート束Sが綴合せ面である背部を下にセットされ、この背部と反対側の小口部次いで天部、地部の順に断裁する場合を示している。従ってシート束Sは180度回転され小口部が断裁位置CPに臨むように姿勢偏向される。
このようにシート束Sを予め設定された姿勢に変更した後、回転テーブルユニット20は昇降モータMUによって束搬送経路11に沿って下降する。このとき束搬送経路11の断裁位置CPには先端検知センサS2が配置されていてシート束Sの先端を検知する(St104)。この検知信号により後述する制御CPUから指示された送り量に相当する分搬送するとシート束Sは下端縁が断裁位置CPから断裁量に相当する部分が下方にオーバランする(St105)。そこでプレス手段32のプレスモータMPが起動しプレス部材32aがシート束Sをダイス部材33に押圧保持する(St106)。
次いで上記プレス手段32に配置してあるプレスエンドセンサSpからの信号(プレスエンド信号)でカッタモータMCが起動され、断裁刃31は図5(a)に示す待機位置WPから同図左側に移動し、図5(b)の状態にシート束下縁を断裁する(St107)。尚断裁刃31は図5(b)にHPで示すホームポジションから先のシート束厚さ検知手段13からの束厚情報に基づいて待機位置WPに移動して待機している。この待機位置WPはシート束Sが厚いときにはホームポジションHPに近い位置に、薄いときには遠い位置にと束厚に応じた距離に設定されている。これは迅速に断裁動作を行うためである。このため断裁刃31にはセンサフラグ31aが設けてあり、このセンサフラグ31aを検知するポジションセンサSHPとSCPとが図5(b)に示すように配置してあり、ポジションセンサSHPはホームポジションHPを、ポジションセンサSCPは切断位置DPを、検知するようになっている。このシート束Sの断裁と同時に切断屑は屑収容ボックス50に収納される(St108)。尚このシート束Sの断裁動作時には前述のフラッパ部材42は図5(b)破線位置から実線位置に移動し、落下する切断屑を屑収容ボックス50側に案内するようにフラッパモータ(図示せず)で制御される。
次いで上記断裁動作の終了後、プレス手段32のプレスモータMPが逆方向に回転してシート束Sの押圧を解除する(St109)。これと前後して上記断裁刃31はカッタモータMCの逆転でホームポジション方向に復帰し、後続する断裁が有る場合には待機位置WPに復帰する(St110)。そこで上述のシート束下縁の断裁が予め設定された、例えば3方向(天部、地部、小口部)が断裁されたか否か判断(St111)し、全て予定された断裁が終了すると収納スタッカ45に搬出する(St112)。予定された断裁が終了していない場合には前記回転テーブル21はシート束Sを回転するエリアを確保するため搬送経路11を所定量バックする。
その後シート束Sを例えば90度回転(St113)して前述のステップ104に戻る。シート束Sの収納スタッカ45への搬出は、先のフラッパ部材42を図5(b)破線位置にフラッパモータで移動し束搬送経路11を開放した後、排紙ローラ40を回転駆動する。するとこの排紙ローラ40で繰り出されたシート束Sは収納スタッカ45に搬入され図1に示すような倒立姿勢で順次積み重ねられる。
次に上述の断裁手段30と束搬送手段20の制御について詳述する。図7に示すシート断裁装置Aに制御手段26を配置した場合について説明すると、上述の動作フローに従って上記各構成を制御する制御手段26は例えば制御CPUで構成される。この制御CPU(制御手段;以下同様)26はROM27から制御プログラムを読み込み、制御に要するデータ例えば動作遅延時間などをRAM28から読み込んで図6に示す動作フローを実行する。つまりROM27には図6で説明した動作フローを実行する制御プログラムが記憶されている。この制御CPU26には断裁幅設定手段26aと動作モード選択手段26bと搬送量制御手段26cが備えられている。
また、上記制御CPU26には前記断裁手段30の断裁動作のインターバル時間を計測する計時手段26d及び/又はシート断裁装置Aの環境湿度を計測する湿度計測手段26eを備える。これは上記錆の発生状況を推測する為であり、以下この両者を備える場合について説明する。上記計時手段26dはシート断裁装置Aに計時クロック26dSを内蔵し、このクロック26dSからの時間情報を制御CPU26に伝達し、制御CPU26では断裁手段30による断裁が終了した信号で例えばその時の時刻を記憶し、次の断裁手段30の動作時(例えば装置起動時)の時間差からインターバル時間を算出する。
また、上記湿度計測手段26eはシート断裁装置Aに湿度センサ26eSを内蔵し、同様に湿度情報を制御CPU26に伝達する。そしてこのインターバル時間及び/又は測定湿度が基準値、例えば「A」時間以上、「A%」以上であれば後述する制御CPU26は第2動作モードを実行するようにする。このため制御CPU26には動作モード選択手段26bが設けられ、予め設定したインターバル時間、湿度の基準値がRAM28に記憶され、これらの基準値と上記各計測手段の測定値とを比較して「第1動作モード」、「第2動作モード」を選択している。これらの動作モードは図8に基づいて後述する。
一方上記制御CPU26には搬送量制御手段26cが設けられ、前述の束搬送手段(回転テーブルユニット)20の昇降モータMUに連結されている。前述の昇降モータMUは例えばステッピングモータで構成され、搬送量制御手段26cからのコマンド信号で指示されたステップ数歩進駆動する。同時にこの搬送量制御手段26cには前述のグリッパ22にシート束Sが把持されたのを検知するグリップエンドセンサSgと、断裁位置CPでシート束Sの先端を検知する先端検知センサS2の検知信号が伝達されるようになっている。また制御CPU26には前記プレスエンドセンサSpが接続され断裁動作のタイミング信号を得て、カッタモータMCを制御するようになっている。
そこで上記第1、第2の動作モードについて図8に基づいて説明すると、前述の動作フロー(図6)で説明したステップ104においてシート束Sの先端を先端検知センサS2が検知(前記St104)すると束搬送手段20は断裁位置CPにシート束Sを移送する(前記St105)。制御CPU26はシート束Sを断裁位置CPへ移送する動作を第1、第2の動作モードで実行する。
図8に示すように制御CPU26は例えば装置起動時、その他適宜のタイミング信号で断裁動作のインターバル時間と予め設定された基準時間とを比較する(St120)。この基準時間は先に説明したように断裁刃に錆が生じている推定時間に設定され、インターバル時間がこの基準時間以上のときには第2動作モードで断裁を実行する(St122)。この比較で基準時間以下の時には装置の環境湿度が基準値以上であるか否かを比較する(St121)。インターバル時間が基準値以下で環境湿度が基準値以下のときには制御CPU26は第1動作モードで断裁を実行する(St123)。
そして第1動作モードでは束搬送手段(回転テーブルユニット)20は断裁位置CPにシート束Sを断裁幅設定手段26aで設定された断裁幅分移送する。つまり束搬送手段(回転テーブルユニット)20の送り量を仕上げ断裁幅と同一量搬送する。この状態で断裁手段30を作動してシート束Sを断裁すると1回の断裁でシート束Sは仕上げサイズに断裁される。
一方第2動作モードでは束搬送手段(回転テーブルユニット)20は断裁位置CPにシート束Sを仕上げ断裁幅より小さい断裁幅分移送する。そこで断裁手段30を作動してシート束Sを一次断裁(プリカット)する。この場合の断裁幅は例えば「8mm」などシート束Sの仕上げ断裁幅(本実施例ではあらゆる場合の仕上げ断裁幅は8mm以上であるので例えば8mmとしたが8mmに特定されない)から予め設定しておく。或いは断裁幅設定手段26aで設定された仕上げ断裁幅の例えば1/2に設定するなど予め定めておく。上述の一次断裁が終了すると制御CPU26は残りの断裁を実行する。裁断手段30の動作終了を例えば断裁刃31のポジションセンサSHP若しくはSCPからの断裁終了信号で、プレス手段32の押圧動作を解除する。そして束搬送手段(回転テーブルユニット)20でシート束Sを所定量移動する。この移動量は[(仕上げ断裁幅)−(一次断裁幅)]に設定する。尚、上記第1動作モード及び第2動作モードにおいて裁断量の算出に要するデータはシート断裁装置Aに準備された入力手段(例えばキー入力装置)から「最終仕上げサイズ」、「使用シートサイズ」などの情報を取得するか、或いは上流側に配置される画像形成装置の入力手段から取得する。
ついでプレス手段32を作動してシート束Sを押圧し、断裁手段30を作動して断裁を実行する。この2回の断裁動作でシート束Sは所定の仕上げサイズに断裁される。その後制御CPU26は図6で説明したステップ109(St109)に移行し、後続する動作を実行する。以上一次断裁(プリカット)を1回行う場合について説明したが、これは2回或いはそれ以上複数回実行するようにしても良い。
「異なる実施形態」
以上説明した第2動作モードでは一次断裁する際に断裁位置CPにシート束Sを束搬送手段(回転テーブルユニット)20で移送する送り量で断裁幅を設定する場合について説明した。これは断裁刃31が移動するように構成しても同一の結果が得られ、図10に基づいてこれを説明する。同図に示すように断裁手段30を構成する断裁刃31を束搬送経路11に沿って移動自在に配置する。図示のものはカッタモータMCと断裁刃31及び断裁刃の案内ガイドを搭載した断裁ユニットを装置フレームにスクリューシャフト37で上下位置調節自在に取り付けてある。そしてスクリューシャフト37にはベルト38を介してシフトモータMSが連結してある。このシフトモータMSとスクリューシャフト37で構成される断裁刃移動手段39によって断裁刃31は図示実線の断裁位置CPから所定量オフセットした破線位置に移動自在となる。
従って前述の制御CPU26は第2動作モードを実行する際、上記断裁刃移動手段39のシフトモータMSを起動して断裁刃31を断裁位置CPから所定量(例えば8mm)オフセットさせ一次断裁を実行する。この後断裁刃31を断裁位置CPに移動して仕上げ断裁を実行する。このように構成することによって複数回の断裁動作を迅速に行うことが出来る。その他の構成は前述のものと同一であり、同一符合を付して説明を省く。
以上制御CPU26は第1の動作モードと第2の動作モードを備え、この両モードのいずれかを動作モード選択手段26bで選択する場合を示し、この動作モード選択手段26bは前述の計時手段26d若しくは湿度計測手段26eからの情報でモード選択する場合について説明した。この他この動作モード選択手段26bはこれらの計測手段によらず入力手段29からの指示信号でモード選択することも可能である。例えば前記制御CPU26にコントロールパネルなどの入力手段29を連結し、この入力手段からオペレータが第1の動作モードか第2の動作モードかを選択するように構成する。そして、制御CPU26はこの入力手段29で入力されたモード選択信号に基づいて第1か第2いずれかの動作モードに設定する。この場合コントロールパネルなどの入力手段26は断裁装置Aに配置するか、外部の製本装置或いは画像形成装置に配置する。このように構成することによって、オペレータは随時、裁断刃31に発生した錆の状態に応じて前述の第2の動作モードで裁断を実行することが可能となる。
「画像形成装置の構成」
次に上述のシート断裁装置Aをユニットとして内蔵した製本装置B及びこれに連設した画像形成装置Cの構成について図11に基づいて説明する。図11は、画像形成装置Cと製本装置Bとシート断裁装置Aとのシステムの全体構成を示し、以下各装置の構成を説明する。
本発明の画像形成システムは、図11に示すように複写機、プリンタ、印刷機などの画像形成装置Cと、この画像形成装置Cの下流側に付設された製本装置Bとから構成される。図示のものは、更に製本装置Bの下流側にフィニッシャ装置Dが付設されている。まず画像形成装置Cは、給紙部60と印刷部70と排紙部80で構成され、給紙部60には所定の規格サイズで複数の印刷シートが給紙カセット61に収納されている。この給紙カセット61には印刷シートを1枚ずつ分離給送する給紙手段が設けられ、指示されたサイズの印刷シートを給紙経路62に繰り出すようになっている。この給紙経路62には印刷ドラムなどの印刷手段71が配置され、図示のものは静電式印刷装置を示している。
感光体ドラム(印刷手段)71の周囲には現像器74とレーザ発信器72とクリーニングブレード73とが配置され、感光体上にレーザ発信器72で静電潜像を形成し、現像器74でトナーを付着させて画像を印刷シート上に転写チャージャ75で転写し、下流側に配置した定着器76で定着する。そしてこのように印刷処理が施された印刷シートは排紙経路(排紙部)80に送られ排紙口81から搬出されるようになっている。また排紙経路80には循環経路82が連設され片面に印刷を施された印刷シートをスイッチバックさせて搬送方向を反転した後、印刷部70に表裏反転して循環させる。そして裏面側に印刷を施した後、排紙口81から排出される。この排紙口81には通常印刷シートを積載収容する排紙トレイが配置されるが本システムでは排紙口81に次の製本装置Bが付設される。
製本装置Bは、画像形成装置Cの排紙口81から印刷シートを受け入れる中綴じシート搬入経路90と、この中綴じシート搬入経路90からのシートを束状に部揃えして整合する集積手段91と、この集積手段91からのシート束の一端縁(製本時の背部)に接着糊を塗布して冊子状に綴じ合わせる後処理手段92と、後処理後のシート束を収納するスタック手段(収納スタッカ)45とから構成されている。そして上記集積手段91からシート束を糊塗布位置に搬送する束搬送手段94が設けられ、集積手段91で略々水平姿勢に集積されたシート束Sをこれと直交する略々鉛直姿勢に方向変換し、このシート束Sの下端縁を糊塗布位置に位置付ける。
後処理手段92はシート束Sをステープル綴じするステープル装置で構成しても良いが、図示のものはシート束Sを表紙シートでくるみ綴じして表装するために、後処理手段92は「接着剤塗布手段95」と、シート束Sと表紙シートとの「綴合せ手段96」とで構成してある。更に図示の後処理手段92は表紙シートと綴じ合わせたシート束の周縁をトリミングカットする「断裁手段30」を備えている。
一方、前記中綴じシート搬入経路90には表紙シートを給送する表紙シート搬送経路83が分岐して設けられ、この表紙シート搬送経路83は束搬送手段94でシート束Sを搬送する製本処理経路84と交差するように配置されている。表紙シート搬送経路83には画像形成装置Cでタイトルなどを印刷された表紙シートが搬送経路83を介して後述する交差部Fに供給される。一方この表紙シートは画像形成装置Cと別に準備されたインサータ装置(図示せず)から供給する構成であっても良い。この場合には表紙シート搬送経路83は中綴じシート搬入経路90とは別に独立した経路で構成することも可能である。
そして上記表紙シート搬送経路83と製本処理経路84との交差部(図示矢視F)には綴合せ手段96が配置されている。この綴合せ手段96は、表紙シート搬送経路83から給送された表紙シートと製本処理経路84から給送されたシート束を交差部Fで表紙シートのセンターラインにシート束の中心が一致するよう逆T字状に接合し、この状態で表紙シートを折り合わせる折ブレード96aと折ロール96bとで構成されている。上記折ブレード96aは交差部Fに左右一対設けられ、それぞれ圧接・離間自在に構成されている。上記折ロール96bは折ブレード96aの下流側に配置され、互いに対向する一対のローラ部材で構成されている。この折ブレード96aと折ロール96bとで逆T字状に突き合わせられたシート束と表紙シートとをプレスして背部を形成し、同時にシート束側に塗布した接着糊で綴じ合わせる。
上記綴合せ手段96の下流側には前述のシート断裁装置Aがユニットとして組み込まれている。図示のものは前述と同一構成であるので同一番号を付してその説明を省略する。このように構成された製本装置Bは、画像形成装置Cの排紙口81から搬出された印刷シートを中綴じシート搬入経路90から順次受け入れて集積手段91上に集積して部揃えする。このシート束は束搬送手段94で鉛直姿勢に変換され、その下端縁に接着剤塗布手段95で接着糊が塗布され、下流側の綴合せ手段96で表紙シートにくるみ綴じされる。このように装丁された冊子状シートは必要に応じて断裁手段30でその周縁をトリミングカットして切り揃えられ、スタック手段45に搬出される。
尚、図11に示すように上記表紙シート搬送経路83には排紙経路86が連設され、この排紙経路86にフィニッシャ装置Dが接続してある。フィニッシャ装置Dは上述の製本処理を施さない印刷シートを画像形成装置Cから中綴じシート搬入経路90、表紙シート搬送経路83を経由して排紙トレイ55に収納する。またこのフィニッシャ装置Dには上記製本処理と異なる後処理、例えばステープル綴じ、パンチ穴あけ、捺印スタンプなどの後処理機能(図示せず)を備えることも可能であり、これらの機能ユニットについては種々の機構が知られているので説明を省く。
本発明に係わるシート断裁装置の全体構成図。 図1の装置の要部斜視図。 図2の装置の平面図。 プレス手段の構成説明図。 図1の装置に於ける裁断刃の位置状態を示し、(a)は裁断刃が待機位置にある場合を示し、(b)は断裁位置にある場合を示す。 図1の装置の断裁動作を示すフロー図。 シート断裁装置の制御手段を示すフロー図。 シート断裁装置の動作モードを示すフロー図。 断裁の説明図であり、(a)は断裁の状態を示す斜視図であり、(b)は断裁幅の説明図である。 第2動作モードの変形例。 本発明のシート断裁装置を備えた画像形成システムの概略構成図。
符号の説明
11 束搬送経路
12 搬入ローラ
20 束搬送手段(回転テーブルユニット)
21 回転テーブル
22 グリッパ
23 ユニットフレーム
26 制御手段(制御CPU)
30 断裁手段
31 断裁刃
32 プレス手段
33 ダイス部材
37 スクリューシャフト
38 ベルト
39 移動手段
40 排紙ローラ
42 フラッパ
MC カッタモータ
MG グリッパモータ
MT 旋回モータ
MU 昇降モータ
MP プレスモータ
S1 シートセンサ
S2 先端検知センサ

Claims (5)

  1. 所定の断裁位置でシート束を保持する押圧手段と、
    前記押圧手段に保持されたシート束を断裁する断裁手段と、
    前記断裁位置にシート束を給送する束搬送手段と、
    前記断裁手段及び前記束搬送手段を制御する制御手段と、を備えたシート断裁装置であって、
    前記制御手段はシート束の紙サイズ情報と最終仕上げサイズ情報から断裁幅を設定する断裁幅設定手段を有し
    前記制御手段は、前記束搬送手段により前記断裁位置にシート束を給送させ、前記断裁幅設定手段で設定された仕上げ断裁幅で前記断裁手段により該シート束を断裁させる第1の動作モードと、前記束搬送手段により前記断裁位置にシート束を給送させ、前記断裁幅設定手段で設定された仕上げ断裁幅より小さい断裁幅で前記断裁手段により該シート束を複数回断裁させて該仕上げ断裁幅分断裁させる第2の動作モードと、を有し、
    前記制御手段は、更に前記断裁手段の断裁動作のインターバル時間を計測する計時手段を備え、前記計時手段が計測した計時時間が予め設定した基準時間以上のとき前記第2の動作モードで前記断裁手段によりシート束を断裁させ、前記計時手段が計測した計時時間が前記基準時間未満のとき前記第1の動作モードで前記断裁手段によりシート束を断裁させることを特徴とするシート断裁装置。
  2. 所定の断裁位置でシート束を保持する押圧手段と、
    前記押圧手段に保持されたシート束を断裁する断裁手段と、
    前記断裁位置にシート束を給送する束搬送手段と、
    前記断裁手段及び前記束搬送手段を制御する制御手段と、を備えたシート断裁装置であって、
    前記制御手段はシート束の紙サイズ情報と最終仕上げサイズ情報から断裁幅を設定する断裁幅設定手段を有し、
    前記制御手段は、前記束搬送手段により前記断裁位置にシート束を給送させ、前記断裁幅設定手段で設定された仕上げ断裁幅で前記断裁手段により該シート束を断裁させる第1の動作モードと、前記束搬送手段により前記断裁位置にシート束を給送させ、前記断裁幅設定手段で設定された仕上げ断裁幅より小さい断裁幅で前記断裁手段により該シート束を複数回断裁させて該仕上げ断裁幅分断裁させる第2の動作モードと、を有し、
    前記制御手段は、更に装置の環境湿度を計測する湿度計測手段を備え、前記湿度計測手段で計測した湿度が予め設定した基準湿度以上のとき前記第2の動作モードで前記断裁手段によりシート束を断裁させ、前記湿度計測手段で計測した湿度が予め設定した基準湿度未満のとき前記第1の動作モードで前記断裁手段によりシート束を断裁させることを特徴とするシート断裁装置。
  3. 所定の断裁位置でシート束を保持する押圧手段と、
    前記断裁位置にシート束を給送する束搬送手段と、
    前記断裁位置にシート束の給送方向に沿って位置調節自在に配置された断裁刃を有する断裁手段と、
    前記断裁刃の位置をシフトする断裁刃移動手段と、
    前記断裁手段、前記束搬送手段及び前記断裁刃移動手段を制御する制御手段と、を備えたシート断裁装置であって、
    前記制御手段はシート束の紙サイズ情報と最終仕上げサイズ情報から断裁幅を設定する断裁幅設定手段を有し、
    前記制御手段は、前記断裁刃移動手段によって前記断裁刃をオフセットさせて前記断裁幅設定手段で設定された仕上げ断裁幅で前記断裁手段により該シート束を断裁させる第1の動作モードと、前記断裁刃移動手段によって前記断裁刃をオフセットさせて前記断裁幅設定手段で設定された仕上げ断裁幅より小さい断裁幅で前記断裁手段によりシート束を複数回断裁して仕上げ断裁幅断裁する第2の動作モードを有し、
    前記制御手段は、更に前記断裁手段の断裁動作のインターバル時間を計測する計時手段を備え、前記計時手段が計測した計時時間が予め設定した基準時間以上のとき前記第2の動作モードで前記断裁手段によりシート束を断裁させ、前記計時手段が計測した計時時間が前記基準時間未満のとき前記第1の動作モードで前記断裁手段によりシート束を断裁させることを特徴とするシート断裁装置。
  4. 所定の断裁位置でシート束を保持する押圧手段と、
    前記断裁位置にシート束を給送する束搬送手段と、
    前記断裁位置にシート束の給送方向に沿って位置調節自在に配置された断裁刃を有する断裁手段と、
    前記断裁刃の位置をシフトする断裁刃移動手段と、
    前記断裁手段、前記束搬送手段及び前記断裁刃移動手段を制御する制御手段と、を備えたシート断裁装置であって、
    前記制御手段はシート束の紙サイズ情報と最終仕上げサイズ情報から断裁幅を設定する断裁幅設定手段を有し、
    前記制御手段は、前記断裁刃移動手段によって前記断裁刃をオフセットさせて前記断裁幅設定手段で設定された仕上げ断裁幅で前記断裁手段により該シート束を断裁させる第1の動作モードと、前記断裁刃移動手段によって前記断裁刃をオフセットさせて前記断裁幅設定手段で設定された仕上げ断裁幅より小さい断裁幅で前記断裁手段によりシート束を複数回断裁して該仕上げ断裁幅分断裁する第2の動作モードを有し、
    前記制御手段は、更に装置の環境湿度を計測する湿度計測手段を備え、前記湿度計測手段で計測した湿度が予め設定した基準湿度以上のとき前記第2の動作モードで前記断裁手段によりシート束を断裁させ、前記湿度計測手段で計測した湿度が予め設定した基準湿度未満のとき前記第1の動作モードで前記断裁手段によりシート束を断裁させることを特徴とするシート断裁装置。
  5. 前記断裁幅設定手段は、紙サイズ情報と最終仕上げサイズ情報を入力する入力手段を有し、この入力手段からの情報に基づいて仕上げ断裁幅を演算するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至の何れか項に記載のシート断裁装置。
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