JP4981437B2 - 製本装置及びこれを備えた画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は複写機、プリンタなどから搬出されるシートを束状に部揃えして表紙シートで表装する製本装置及びこれを備えた画像形成システムに係わり、表装を施すシート束を整然と位置ズレすることなく搬送する束搬送機構の改良に関する。
一般にこの種の製本装置は、画像形成装置から搬出されたシートをトレイ手段に束状に集積して部揃えし、このシート束の背部に接着剤を塗布して表紙シートの中央部に逆T字状に接合し、この表紙シートを背折りして綴じ合わせるくるみ綴じ製本が知られている。
例えば特許文献1には、画像形成装置から搬出されるシートをトレイ上に集積して部揃えし、このシート束をグリップ手段で把持して下流側の接着剤塗布位置に給送して背綴じ部に接着剤を塗布し、このシート束に別の経路から給送した表紙シートを接合して背折り処理する装置が提案されている。同文献にはこのように冊子状に表紙綴じ処理したシート束を、その周縁を断裁(トリミングカット)して切り揃える断裁装置が備えられている。
そして特許文献1の装置は集積部に集積したシート束に表紙シートを綴じ合わせて装置外に搬出する製本モードと、表紙シートを綴じ合わせたシート束の周縁を断裁揃えする製本断裁モードとを備えている。
一方特許文献1と同様に画像形成装置から搬出されるシートをトレイ上に集積して部揃えし、このシート束をステープル手段で綴じ合わせる装置は後処理装置として広く知られている。このような後処理装置で中綴じシートと同時に表紙シートを綴じ合わせることも知られている。
特開2005−305822号公報
上述のように順次搬出されるシートを束状に部揃えして接着剤塗布位置、表紙綴じ位置に順次搬送して接着剤塗布、表紙綴じなどの製本処理を施す場合に次の問題が生ずる。
このような製本装置において束状に部揃えしたシート束を集積部から糊塗布部、表紙綴じ部、断裁部などの処理位置に搬送する際に正確な姿勢で正確な位置に移送しなければ落丁或いは表装品位が劣る問題がある。例えば接着剤塗布位置にシート束が傾いてセットされると背綴じ部に接着剤が不均一に塗布され、また背綴じ部のシートが不揃いであるとこれに塗布した接着剤の葉間への浸透が不均一となってそれぞれ落丁を招く。同様に表紙綴じ部或いは断裁部に於いても搬送セッとしたシートと束が曲がった状態(スキューした状態)で背折り或いは断裁処理が施されることがある。
そこで従来は、シート束の搬送をグリップ手段などで確実に保持した状態で搬送する必要があり、特にこのグリップ搬送手段を堅固に構成して大きなグリップ力でシート束を保持している。このためグリップ搬送手段は大型でグリップ力の大きい機構を採用し、更に所定の位置に正確にシート束を搬送セットするように構成している。従って装置が大型で高価となる問題を抱えている。
更に、グリップ手段を大型で大きなグリップ力に構成すると、シートジャムその他の理由で装置が停止した場合にグリップ手段に把持されたシート束を使用者が除去するのに煩雑作業が必要となり、このグリップ手段から解除したシートが装置内に散乱することがあり、装置停止時の処置作業が面倒である。
そこで本発明は、シート束を簡単な機構で所定の位置に正確に搬送セットすることが可能な製本装置の提供をその主な課題としている。
更に、本発明はシート束をグリップして所定位置に搬送する際にシートジャムなどで装置が停止した際に搬送途上のシート束を簡単に装置外に除去することが可能な製本装置及びこれを有する画像形成システムの提供をその課題としている。
上記課題を達成するため本発明は以下の構成を採用する。順次供給されるシートを束状に積載収納する集積手段と、上記集積手段からのシート束を糊塗布位置、表紙綴じ位置の順に案内する製本処理経路と、上記製本処理経路に配置されシート束を糊塗布位置、表紙綴じ位置に搬送セットするシート束搬送手段と、上記糊塗布位置に配置されシート束の背綴じ部に接着剤を塗布する糊塗布手段と、上記表紙綴じ位置に配置されシート束と表紙シートとを綴じ合わせる表紙綴じ手段と、上記表紙綴じされたシート束の少なくとも一端縁を断裁揃えする断裁手段と、上記糊塗布手段、表紙綴じ手段及び断裁手段を制御する綴じ処理制御手段とを備える。そして上記集積手段に集積したシート束を綴じ合わせるステープル手段を設け、上記綴じ処理制御手段は上記集積手段に集積したシート束にステープル綴じ処理を施した後、上記表紙綴じ手段で表紙シートと綴じ合わせるように構成する。
上記綴じ処理制御手段には、シート束の断裁除去部にステープル綴じ処理を施した後、上記表紙綴じ手段で表紙シートと綴じ合わせて上記断裁手段で断裁揃えする第1動作モードと、シート束の断裁除去部を除く背綴じ部にステープル綴じ処理を施した後、上記表紙綴じ手段で表紙シートと綴じ合わせて上記断裁手段で断裁揃えする第2動作モードを備える。
上記綴じ処理制御手段には、更に上記ステープル手段でステープル綴じ処理することなく上記シート束と表紙シートとを綴じ合わせる第3動作モードを備える。
上記綴じ処理制御手段には、更にシート束の背綴じ部にステープル綴じ処理を施した後、上記表紙綴じ手段で表紙シートと綴じ合わせて上記断裁手段で断裁揃えすることなく搬出する第4動作モードを備える。
上記ステープル手段は、上記集積手段に集積されたシート束の背綴じ縁に沿って移動自在に構成し、上記綴じ処理制御手段は、上記第1動作モードと第2動作モードではシート束の異なる位置にステープル綴じ処理を施すように構成する。
本発明にかかわる製本装置は次のように構成することも可能である。順次供給されるシートを束状に積載収納する集積手段と、上記集積手段からのシート束を糊塗布位置、表紙綴じ位置の順に案内する製本処理経路と、上記製本処理経路に配置されシート束を糊塗布位置、表紙綴じ位置に搬送セットするシート束搬送手段と、上記糊塗布位置に配置されシート束の背綴じ部に接着剤を塗布する糊塗布手段と、上記表紙綴じ位置に配置されシート束と表紙シートとを綴じ合わせる表紙綴じ手段と、上記表紙綴じされたシート束の少なくとも一端縁を断裁揃えする断裁手段と、上記糊塗布手段、表紙綴じ手段及び断裁手段を制御する綴じ処理制御手段とを備える。そして上記集積手段に集積したシート束を綴じ合わせるステープル手段を設ける。上記綴じ処理制御手段は、上記シート束に表紙シートを綴じ合わせたシート束を上記断裁手段で断裁揃えする製本断裁処理モードと、上記シート束に表紙シートを綴じ合わせたシート束を上記断裁手段で断裁することなく搬出する製本処理モードとを有し、上記製本断裁処理モードではシート束の断裁除去部にステープル綴じ処理を施し、上記製本処理モードではシート束の背綴じ部にステープル綴じ処理を施すように構成する。また、この場合上記綴じ処理制御手段は上記製本処理モードと製本断裁処理モードの実行時にシート束にステープル綴じする処理位置が同一個所に設定する。
また、本発明に係わる画像形成システムは、シート上に画像形成する画像形成装置と、この画像形成装置からのシートを束状に集積して表紙綴じする製本装置とから構成し、この場合、上述の構成で製本装置を構成する。
本発明は、シートを束状に部揃えする集積トレイなどの集積手段に集積したシート束を綴じ合わせるステープル手段を設け、この集積手段の下流側に配置された糊塗布位置及び表紙綴じ位置にシート束を搬送セットする際に上記集積手段でシート束をステープル綴じして下流側の処理位置に搬送するようにしたものであるから次の効果を奏する。
集積手段からシート束を搬出する際にこのシート束は既にステープル綴じされているため束搬送手段を簡単な機構で構成することが出来る。特にシート束をグリップ手段で把持して搬送する場合に、このグリップ機構にグリップ力の小さい簡単な構造を採用することが可能となる。
更に上記集積手段にシート束を整列させる整合手段を設けることによって整合されたシート束をステープル綴じした後下流側の糊塗布位置、表紙綴じ位置に搬送することによって各処理位置では整然と整えられたシート束に処理を施すことが可能となり正確な製本仕上げが得られる。
以下図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。図1は、本発明に係わる製本装置と、これを用いた画像形成システムの全体構成の説明図であり、図2は製本装置の詳細説明図である。
図1に示す画像形成システムは、シートに順次印刷を施す画像形成装置Aと、この画像形成装置Aの下流側に付設された製本装置B、この製本装置Bの下流に配置された後処理装置Cとから構成されている。そして画像形成装置Aで画像形成したシートを製本装置Bで製本処理する。また製本処理しないシートについてはこの製本装置Bを通過して後処理装置Cでシートに後処理を施すように構成されている。
[画像形成装置の構成]
まず画像形成装置Aは複写機、プリンタ、印刷機など種々の構造のものが採用可能であるが静電印刷装置を図示する。この画像形成装置Aはケーシング1内に給紙部2と、印字部3と、排紙部4と制御部とが内蔵されている。給紙部2にはシートサイズに応じた複数のカセット5が準備され、制御部から指示されたサイズのシートが給紙経路6に繰り出される。この給紙経路6にはレジストローラ7が設けられ、シートを先端揃えした後所定のタイミングで下流側の印字部3に給送する。
印字部3には静電ドラム10が設けられ、この静電ドラム10の周囲には印字ヘッド9、現像器11、転写チャージャ12などが配置されている。そして印字ヘッド9は例えばレーザ発光器などで構成され、静電ドラム10上に静電潜像を形成し、この潜像に現像器11でトナーインクを付着し、転写チャージャ12でシートに印刷する。この印刷シートは定着器13で定着され排紙経路17に搬出される。排紙部4には上記ケーシング1に形成した排紙口14と排紙ローラ15が配置されている。尚図示16は循環経路であり、排紙経路17からの印刷シートをスッチバック経路で表裏反転した後再びレジストローラ7に送り、印刷シートの裏面に画像形成する。このように片面若しくは両面に画像形成された印刷シートは排紙口14から排紙ローラ15で搬出される。
尚図示20はスキャナユニットであり、上記印字ヘッド9で印刷する原稿画像を光学的に読み取る。その構造は一般的に知られているように原稿シートを載置セットするプラテン23と、このプラテン23に沿って原稿画像をスキャンするキャリッジ21と、このキャリッジ21からの光学像を光電変換する光学読取手段(例えばCCDディバイス)22とから構成されている。また図示のものは原稿シートを自動的にプラテンに給送する原稿送り装置25がプラテン23上に装備してある。
[製本装置の構成]
次に、画像形成装置Aに付設された製本装置Bについて説明する。この製本装置Bはケーシング30内に印刷シートを束状に集積して部揃えする集積部40と、この集積部40からのシート束に接着糊を塗布する接着剤塗布手段55と、接着剤を塗布されたシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段60とから構成されている。
[搬送経路の構成]
各シートの搬送経路について説明すると、上記ケーシング30内には画像形成装置Aの排紙口14に連なる搬入口31aを有する搬入経路31が設けられ、この搬入経路31から中紙搬送経路32と表紙給送経路34が経路切換フラッパ36を介して連結されている。そして中紙搬送経路32には集積部40を介して製本経路33が連接され、表紙給送経路34には後処理経路38が連設されている。製本経路33は略々鉛直方向に装置を縦断する方向に、表紙給送経路34は略々水平方向に装置を横断する方向に配置されている。
上記製本経路33と表紙給送経路34とは互いに交差(直交)し、その交差部に後述する表紙綴じ手段60が配置されるようになっている。以上のように構成された搬入経路31は前記画像形成装置Aの排紙口14に連なり、画像形成装置Aから印刷シートを受入れる。この場合画像形成装置Aからはコンテンツ情報を印刷された印刷シート(中綴じシート)と表紙カバーとして使用するタイトルなどを印刷された印刷シート(以下表紙シートと云う)とが搬出される。このように搬入経路31は中紙搬送経路32と表紙給送経路34とに分岐され経路切換フラッパ36を介して各印刷シートをそれぞれの経路に振り分け搬送することとなる。上記各搬送経路には図2に示す位置にそれぞれシートセンサSe1乃至Se6が配置してある。
[インサータ装置]
一方、上記搬入経路31にはインサータ装置26が連結してあり、画像形成装置Aで印刷処理しない表紙シートを給紙トレイ26aから1枚ずつ分離して搬入経路31に供給するように構成してある。このインサータ装置26は1つ若しくは複数段の給紙トレイ26aを備え、このトレイ先端には積載されたシートを1枚ずつ分離して給送する給紙手段と、この給紙手段の下流側に給紙経路27が設けられ、前記搬入経路31に連結している。
また上記搬入経路31には搬送ローラ31bが、中紙搬送経路32には搬送ローラ32aが、製本経路33にはグリップ搬送手段(シート束搬送手段;以下同様)47と後述する束姿勢偏向手段64と排紙ローラ(排紙手段)66が配置されている。また表紙給送経路34には搬送ローラ34aが、後処理経路38には搬送ローラ38aがそれぞれ配置され、それぞれ駆動モータに連結されている。
[集積部の構成]
前記中紙搬送経路32の排紙口32bに配置された集積トレイ41(以下「トレイ」という)は排紙口32bからのシートを束状に積載収納する。図2に示すようにトレイ41は略々水平姿勢に配置されたトレイ部材で構成され、その上方には正逆転ローラ42aと搬入ガイド42bが設けられている。そして排紙口32bからの印刷シートを搬入ガイド42bでトレイ41上に案内し、正逆転ローラ42aで収納する。この正逆転ローラ42aは正回転で印刷シートをトレイ41の先端側に移送し、逆回転でトレイ後端(図1右端)に配置された後端規制部材43にシート後端を突き当て規制する。またトレイ41には図示しないサイド整合手段が設けられトレイ上に収納した印刷シートの両側縁を基準位置に幅寄せ整合する。このサイド整合手段は例えばトレイ41上にシートの左右側縁と係合する一対の左右整合板を設け、この整合板の一方又は両方をシートセンタ方向に移動するように構成する。これによってトレイ上のシートはその側縁位置をセンター基準又はサイド基準で幅寄せ整合される。
以上の構成において画像形成装置Aで画像形成されたシート(以下「中綴じシート」という)は排紙口32bからトレイ41に搬出される。トレイ41ではこのシートを搬入ガイド42bでトレイ先端側(図2左方向)に案内し、正逆転ローラ42aでトレイ上に搬入する。シート後端がトレイ41に進入した段階で正逆転ローラ42aは逆転(図2反時計方向)してシートをバックさせる。シート後端が後端規制部材43に突当てられた状態で正逆転ローラ42aは停止し、トレイ上方に退避する。そこで上記サイド整合手段(不図示)でシートを予め定められた基準に幅寄せ整合する。このような動作の繰り返しでトレイ上にシートは積載収納され部揃えされる。
[ステープル手段]
上記トレイ41の後端規制部材43にはステープルユニット(ステープル手段;以下同様)STが併設してある。図5に示すようにトレイ41の後端縁41rには後端規制部材43とステープルユニットSTが並設されている。このステープルユニットSTは軸43Sに沿ってシート幅方向に移動自在に取付けられタイミングベルト43tで幅方向に移動自在に構成されている。またこのステープルユニットSTはタイミングベルト43tのプーリに連結したステッピングモータ(不図示)で後端規制部材43に位置決めされたシートの後端縁に沿って移動するように構成されている。尚このステープルユニットSTが配置されたシート後端縁(排紙方向後端縁)は後続する接着剤塗布及び表紙綴じ処理の際シート束の背部に位置するように配置されている。
上記ステープルユニットSTはその構造説明を省略するがステープル針を収納したヘッド部SThとアンビル部STaとで構成され、図示のものはトレイ41のシート載置面と同一面にアンビル部STaが配置され、ヘッド部SThは最上シートの上方に配置されている。そしてヘッド部SThに収納したステープル針をコの字状に折り曲げて(トレイに集積された)シート束に刺入し、その先端をアンビル部で折り曲げることによって綴じ合わせるようになっている。これ等の動作はユニット内に内蔵されたドライブモータ(不図示)で駆動される。
[束厚さ検出手段]
また、上記トレイ41には集積されたシート束の厚さを検知する束厚さ検知手段thSが配置されている。この束厚さ検知手段thSは図示しないが例えばトレイ41に最上シートと当接するニップ片をトレイ上下方向に移動自在に配置し、このニップ片がトレイ上の最上シートと当接する位置をスライダックセンサなどで検出する。そしてこのニップ片の当接位置とホームポジションなどの基準位置との間の距離(間隔)を検出することによってトレイ上に集積されたシート束の束厚さを算出する。尚この束厚さの検出はトレイ41上に全てのシートが集積された段階で例えば画像形成装置Aからのジョブ終了信号で実行する。
上述のように検出された束厚さは後続する制御に使用する。例えば(1)後述の糊塗布手段で塗布する接着剤の量を束厚さに応じて変更する。(2)後述する表紙シートを搬送セットする際にシート束の厚さに応じて背折り位置を設定する。(3)後述する断裁手段において表紙シートの断裁量をこの束厚さに応じて算出する。
[シート束搬送手段の構成]
前記製本経路33には上記トレイ41からシートを下流側の接着剤塗布位置Eに移送するシート束搬送手段(前述のグリップ搬送手段)47が配置されている。このシート束搬送手段47は図2に示すようにトレイ41に集積したシート束を水平姿勢から鉛直姿勢に偏向し、このシート束を略々鉛直方向に配置された製本経路33に沿って接着剤塗布位置Eに搬送セットする。このため、トレイ41は集積位置(図2実線)から引き渡し位置(図2破線)に移動し、この引き渡し位置で準備されたシート束搬送手段47にシート束を引き渡すようになっている。
そこで、図2鎖線位置に移動したトレイ41からシート束搬送手段47でシート束を引き継ぎ搬送する。このシート束搬送手段47は、図4に示すようにシート束を把持する一対のグリップ部材47a,47bと、これらにグリップ動作を行わせるグリップモータMGとを搭載したグリッパユニットで構成されている。そしてこのグリッパユニット(シート束移送手段)47は装置フレームに回転軸47rに回動可能に支持され、装置フレーム側に配置したユニット回転モータMUで旋回動される。このグリッパユニット(シート束搬送手段)47に固定側のグリップ部材47aと可動側のグリップ部材47bが装備され、可動側のグリップ部材47bはグリップモータMGで固定側のグリップ部材47a側に接近及び離間するようになっている。
これと同時に上記可動及び固定側のグリップ部材47a,47bはグリップモータMGと共にグリッパフレーム47fに支持され、このグリッパフレーム47fは図示しないユニットフレームにガイドレール47gで図4上下方向に移動自在に支持されている。そしてシフトモータMSでピニオン47Pとラック47Lによって上下駆動される。このような構成でグリッパユニット47は、グリップモータMGでトレイ41上のシート束をグリップ部材47a,47bで把持し、ユニット回転モータMUでシート束を水平姿勢から鉛直姿勢に偏向する。そしてこの垂直姿勢のシート束をグリップ部材47a,47bで把持した状態でシフトモータMSによって製本経路33に沿って下流側に移送するように構成されている。特に本発明は前述の集積トレイ41で部揃えされたシート束をステープル手段STで綴じ合わせてあるため、上記シート束搬送手段(グリッパユニット)47は簡単な構造で構成されている。
[接着剤塗布部の構成]
前記製本経路33の接着剤塗布位置Eには接着剤塗布手段55が配置されている。この接着剤塗布手段55は図3に示すように熱溶融性の接着剤を収容する糊容器56と、塗布ロール57と、ロール回転モータMRとで構成されている。糊容器56は液状接着剤収容室(以下液剤収容室という)56aと固形接着剤収容室(以下固形剤収容室という)56bに区割され、液剤収容室56aには塗布ロール57が回転自在に組み込まれている。また液剤収容室56aには接着剤の残量を検出する糊センサ56Sが配置されている。図示の糊センサ56Sは接着剤の温度センサを兼用し、液剤収容室56a内の液化した接着剤の温度を検出するのと同時に接着剤に浸された部位の温度差によって接着剤の残量を検出する。また、糊容器56には電熱ヒータなどの加熱素子(加熱手段)50が埋設してある。そしてこの糊センサ56Sと加熱手段50は後述する制御CPU75に結線され、液剤収容室56a内の接着剤を所定の溶融温度に温度調整する。また上記塗布ロール57は耐熱性の多孔質材で構成され、糊を含侵してロール周囲に糊の層が盛り上がるように構成されている。
上述のように構成された糊容器56はシート束に沿って往復駆動する。図3(b)にその概念図を示すが、シート束の下端縁(製本時の背表紙部)S1に対し糊容器56は短い長さ(寸法)に形成してあり、これに内蔵した塗布ロール57と伴にシート束の下端縁S1に沿って移動するように装置フレームのガイドレール52に支持されている。そしてこの糊容器56は装置フレームに取り付けられたタイミングベルト53に連結され、このタイミングベルト53には駆動モータMTが連結してある。
そこで糊容器56はホームポジションHPと、シート束に沿って復動作を開始するリターン位置RPとの間で前記駆動モータMTによって往復動する。そして各位置は図3(b)に示す位置関係に設定され、リターン位置RPはシート幅のサイズ情報によって設定される。また、装置電源投入時(イニシャル時)にはホームポジションHPに設定され、先行する例えば前記シート束搬送手段47に設けたグリップエンドセンサSgのシートグリップ信号から所定時間後(シート束が接着剤塗布位置Eに到達する見込み時間)にホームポジションHPからリターン位置RPに向けて移動する。この移動と同時に塗布ロール57はロール回転モータMRで回転を開始する。尚図示SPは上記糊容器56のホームポジションセンサである。このように構成された接着剤塗布手段55は駆動モータMTの回転で、糊容器56はガイドレール52に沿って図3(b)左側から右側に移動を開始する。この往路では塗布ロール57はシート束に圧接してシート端部をバラけさせ、リターン位置RPからホームポジションHPに戻る復路ではシート端と所定のギャップを形成して接着剤を塗布するように、前述のシート束搬送手段47の送り量を図示しない昇降モータでシート束の厚さに応じて調整するようになっている。このような接着剤の塗布過程で中綴じシート(束)はステープル手段STで綴じ合わされているから接着剤を塗布する端面は整然と整えられ、略々均一に接着剤が塗布されることとなる。
[表紙給送経路の構成]
前記表紙給送経路34は経路切換フラッパ36から表紙シートを表紙綴じ位置Fに案内する。その詳細を図6に示すが表紙給送経路34には製本経路33との交差点に表紙綴じ位置Fが設定され、この表紙綴じ位置Fには後述する表紙綴じ手段60が配置されている。
上記製本経路33には次のアライニング機構44が配置されている。このアライニング機構44は表紙綴じ位置Fの下流側に配置され、表紙シートの先端をニップして幅方向に表紙シートを幅寄せ移動する。そこでこのアライニング機構44はシート先端をニップするニップ手段(ニップ部材;以下同様)45と、このニップ手段45を保持するベースフレーム46とで構成され、ベースフレーム46は装置フレーム(不図示)に搬送方向に移動自在に支持されている。またニップ手段45はこのベースフレーム46に搬送直交方向に移動自在に取り付けられている。そしてベースフレーム46は搬送方向シフト手段MS1に連結され、ニップ手段45は幅方向シフト手段MS2が連結してある。
搬送方向シフト手段MS1は図6及び図7に示すようにベースフレーム46に設けたラック歯車46rと装置フレーム側に配置したピニオン46pと、このピニオン46pに連結した第1シフトモータMO1から構成されている。また幅方向シフト手段MS2は図8に示すようにベースフレーム46に設けたタイミングベルト46tに固定され、このタイミングベルト46tには第2シフトモータMO2が連結してある。また図6に示すHPSはアライニング機構44のホームポジションセンサである。従ってニップ手段45は搬送方向に移動可能に表紙給送経路34に配置され、第1シフトモータMO1で搬送方向の所定位置に移動自在となり、またこのニップ手段45は搬送直交方向に第2シフトモータMO2で移動自在となる。
[表紙綴じ手段の構成]
上記製本経路33の表紙綴じ位置Fには表紙綴じ手段60が配置されている。この表紙綴じ手段60は図2及び図6に示すように背当プレート61と背折プレート62と折りロール63で構成される。この表紙綴じ位置Fには前述の表紙給送経路34が配置され、画像形成装置A又はインサータ装置26から表紙シートを給送する。そこで背当プレート61は表紙シートをバックアップする板状部材で構成され、製本経路33に進退自在に配置されている。この背当プレート61に支持された表紙シートに中綴じシート(束)が逆T字状に接合される。そこで上記背折プレート62は左右一対のプレス部材で構成され、逆T字状に接合された表紙シートの背部を背折り成型するため、図示しない駆動手段で互いに接近及び離反するように構成されている。また上記折りロール63は背折り成型されたシート束を挟圧して表装仕上げする一対のローラで構成されている。
[束姿勢偏向手段と断裁手段の構成]
上記折りロール63の下流側に位置する断裁位置Gにはシート束の天地方向を偏向する束姿勢偏向手段64と、シート束の周縁を断裁する断裁手段65が配置してある。上記束姿勢偏向手段64は表紙綴じ位置Fから表装されたシート束を所定方向(姿勢)に偏向して下流側の断裁手段65又は収納スタッカ67に給送する。また断裁手段65はシート束の周縁を切り揃える。このため束姿勢偏向手段64は前記折りロール63から送られたシート束を把持して回転する回転テーブル64a、64bを備える。図2に示すようにこの回転テーブル64a、64bは装置フレームに昇降自在に取り付けられたユニットフレーム(不図示)に設けられている。このユニットフレームに製本経路33を挟んで一対の回転テーブル64a、64bがそれぞれ回転自在に軸受支持され、一方の可動回転テーブル64bはシート束厚さ方向(製本経路33に対して直交する方向)に移動自在に支持されている。そして各回転テーブル64a、64bには製本経路33内でシート束を姿勢偏向するように旋回モータ(不図示)が設けられている。
従って製本経路33内に導かれたシート束は、左右一対の回転テーブル64a、64bでグリップ把持され旋回モータによってシート束の姿勢方向を偏向する。例えば背部を下側に搬入されたシート束を180度旋回して小口部を下側に下流側の排紙ローラ66に送る。またシート束を順次90度ずつ回転して下流側の断裁位置Gに天部・地部・小口部をそれぞれ下側に偏向させシート束の周縁3方向を断裁するトリミングカットが可能となる。なお、上記可動側の回転テーブル64bにはグリップセンサ(図示せず)が設けられ、左右の回転テーブル64a、64b間にシート束が確実にグリップされたのを検知し、この検知後回転テーブル64a、64bを旋回駆動するように構成されている。そして上記ユニットフレームは昇降モータによってシート束を製本経路33に沿って上下昇降させることが出来るようになっている。これは後述するように排紙ローラ66に移送するシート束を所定量オフセットするジョグ機構を構成し、同時にシート束周縁を断裁する際には、断裁位置Gにシート束を搬送セットし、その送り量で断裁位置Gにおける断裁幅を設定するためである。
[断裁手段の構成]
上記束姿勢偏向手段64の下流側には断裁手段65が配置されている。この断裁手段65は図2に示すようにシート束の断裁縁を刃受け部材65aに押圧支持する断裁縁プレス部材65bと、断裁刃ユニット65cで構成されている。上記断裁縁プレスユニット65bは製本経路33に配置した刃受け部材65aと対向する位置に配置され、図示しない駆動手段によってシート束と直交する方向に移動する加圧部材から構成されている。上記断裁刃ユニット65cは平刃状の断裁刃65xと、これを駆動するカッタモータMcとから構成されている。このような構成の断裁手段65により、冊子状に製本処理されたシート束の背部を除く周縁を所定量裁断して切り揃える。
上記断裁位置Gの下流側には排紙ローラ(排紙手段)66と収納スタッカ67が配置されている。この収納スタッカ67は図2に示すようにシート束を立位姿勢で収納するようになっている。そしてこの収納スタッカ67は図1に示すようにケーシング30に引出状に配置され、装置フロント側(図1紙面手前側)に引出可能に構成されている。装置フロント側に引き出した状態で使用者が視認できるようになっている。尚図示67Sfは満杯検出センサであり、収納スタッカ67に収納されるシート束の満杯状態を検出して、オペレータにその除去を警告する。
一方、前記製本経路33は表紙綴じ位置Fから上記収納スタッカ67にシート束を導く排紙経路33aを構成し、この排紙経路33aに上記排紙ローラ66が配置されている。この排紙ローラ66は一対のローラ対で構成されシート束をニップして収納スタッカ67に案内する排紙手段を構成している。本発明はこのような構成においてシート束を立位姿勢で収納スタッカ67に収納する際、その背部を使用者が視認できる状態で収納したことを特徴としている。その制御構成については後述する。
[屑収納ボックスの構成]
前記断裁位置Gの下方には収納スタッカ67と並列に屑収納ボックス68が設けられ、断裁刃65xで切断した紙片を収納する。このため、断裁位置Gの直下にはスイーパ手段69が設けられ、このスイーパ手段69は図示しない駆動モータによって図2左右方向に揺動し、シート束を断裁する際は断裁位置Gの直下に位置して切断片を屑収納ボックス68に案内し、断裁後は断裁位置Gから退避してシート束を収納スタッカ67に収容可能に退避するようになっている。また、上記屑収納ボックス68には内部に収納された切断紙片の収納量を検出するフル検出センサ(満杯検出センサ)68Sfとニアフル検出センサ68Snが配置してある。このニアフル検出センサ68Snはシート束の断裁中に満杯とならないように例えばシート束の周縁を断裁する1回分に相当する紙片を収容可能な状態でこれを検出するように配置されている。
[後処理装置の構成]
上述の製本装置Bには後処理装置Cが配置され、この後処理装置Cは前記表紙給送経路34に連なる後処理経路38が設けられ、この後処理経路38にステップルユニット、パンチユニット、スタンプユニットなどの後処理機器が配置され、画像形成装置Aからの印刷シートを、表紙給送経路34を介して受け取り、この印刷シートにステップル処理、パンチ処理、捺印処理を施し排紙トレイ37に搬出する。また、このような後処理を施すことのない画像形成装置Aからのシートを排紙トレイ37に収納するようになっている。
[制御手段の構成]
次に上述の装置に於ける制御手段の構成を図9に基づいて説明する。
制御手段の構成について説明すると、図1に示すような画像形成装置Aと製本装置Bとを連結したシステムでは、例えば画像形成装置Aに備えられた制御CPU70にコントロールパネル71と、モード設定手段72を設ける。このモード設定手段72では通常の画像形成条件の設定と同時に後処理態様を設定する。後処理態様は「プリントアウトモード」、「製本処理モード」「フィニシャモード」などに設定するように構成する。
上記「プリントアウトモード」は画像形成装置Aで画像形成したシートを、製本装置Bを通過させて後処理装置Cの排紙トレイ37に搬出するように製本装置B及び後処理装置Cを動作させる。また、上記「フィニシャモード」は、画像形成装置Aで画像形成したシートを、製本装置Bを通過させて後処理装置Cに案内し、後処理経路38で設定された後処理手段でパンチ、スタンプなどの後処理を施した後排紙トレイ37に収納する。そこで「製本処理モード」は製本仕上げ条件をモード選択と同時に設定する。この仕上げ条件は例えば(1)表紙シートのサイズ指定、表紙シートを画像形成装置から供給するかインサータ装置26から供給するかの指定、(2)トリミング断裁するか否かの指定を使用者が設定できる用にモード設定手段72を構成する。
これと同時に上記モード設定手段72は「中綴じシートをステープル綴じするか否か」と「ステープル針を断裁除去するか否か」を使用者に選択するように構成し、本発明は上記製本処理モードで製本仕上げ条件が設定されたとき次の第1乃至第4の動作モードを実行することを特徴としている。
(第1動作モード)
シート束の仮止め製本断裁モードであって、このモードでは「前記集積トレイ41に部揃えした中綴じシート束の断裁除去部(切断代内)にステープル綴じ処理を施し、その後接着剤塗布、表紙綴じ処理を施した後、前記断裁手段65でトリミングカットと同時にステップル針を断裁除去する。」この動作モードではシート束の背綴じ部の端縁部にステップル綴じし、表装後にステップル綴じ部を断裁除去するため仕上げ製本にステップル針による凹凸、皺などが残ることがない。また製本後のページめくりにステップル綴じ部が支障を及ぼすことがない。
尚、ステープル綴じ処理を施す位置として中綴じシート束の断裁除去部(切断代内)で、特に図15(a)で示す小口部に仮止めすることで、その仮止めしたステープルの膨らみがシート束の保持状態に影響を与える恐れも無く、接着剤塗布、表紙綴じ処理の際のシート束の保持が容易で確実な処理を行うことができる。
(第2動作モード)
シート束の2重綴じ製本断裁モードであって、このモードでは「前記集積トレイ41に部揃えした中綴じシート束の断裁除去部を除く背綴じ部(切断代以外)にステープル綴じ処理を施し、その後接着剤塗布、表紙綴じ処理を施した後、前記断裁手段65でトリミングカットして製本仕上げする。」この動作モードでは仕上がり製本はその背部をステープルと接着糊の両者で綴じられるため頑丈な製本が得られる。
(第3動作モード)
シート束の糊綴じ製本モード又は糊綴じ製本断裁モードであって、このモードでは「前記集積トレイ41に部揃えした中綴じシート束はステープル綴じされない状態で後接着剤塗布、表紙綴じ処理を施して仕上げるか、或いは表紙綴じ後のシート束の周縁をトリミングカットして製本仕上げする。」この動作モードでは高速な製本処理が可能となる。
(第4動作モード)
シート束の2重綴じ製本モードであって、このモードでは「前記集積トレイ41に部揃えした中綴じシート束の背綴じ部にステープル綴じ処理を施し、その後接着剤塗布、表紙綴じ処理を施した後、断裁揃えすることなく搬出する。」この動作モードでは仕上がり製本はその背部をステープルと接着糊の両者で綴じられるため頑丈な製本が得られ、トリミングカットする場合に比べ高速に製本処理することが出来る。
そこで製本装置Bの制御部には制御CPU75が設けられ、この制御CPU75は製本処理実行プログラムをROM76から呼び出して製本経路33における各処理を実行する。またこの制御CPU75には画像形成装置Aの制御CPU70から後処理モード指示信号、ジョブ終了信号、シートサイズ情報その他製本に要する情報及びコマンド信号を受信する。一方前記搬入経路31、製本経路33、表紙給送経路34には搬送するシート(シート束)を検出するシートセンサSe1乃至Se6が図2にそれぞれ図示する位置に配置されている。そこで制御CPU75には各シートセンサSe1乃至Se6の検出信号が伝達され、制御CPU75は「集積部制御部75a」「接着剤塗布手段制御部75b」「表紙綴じ手段制御部75c」「断裁手段制御部75d」「スタック制御部75e」と「ステープル制御部75f」をそれぞれ備えている。そして図10乃至14に示すフローチャートに従って製本処理を実行する。
[製本動作の説明]
次に図10のフローチャートに従って上述の制御CPU75による製本処理動作を説明する。前記画像形成装置Aのコントロールパネル71で画像形成条件と後処理モードを設定する。この後処理モードは例えば「プリントアウトモード」「製本処理モード」「ステップルモード」「スタンプモード」「パンチモード」「ジョグモード」などに設定する。プリントアウトモードは画像形成したシートを製本及び後処理することなく排紙トレイ37(図示のものは後処理装置Cに備えられている)に搬出収納する。
製本モードは画像形成されたシートを部揃え集積して表紙シートと綴合わせて収納スタッカ67に収納する。また、ステップルモードは画像形成されたシートを後処理装置Cに備えられたステップルユニットによってステップル綴じし、スタンプモードは捺印処理し、同様にパンチモードはパンチ処理を、ジョグモードは仕分け処理をそれぞれ後処理装置Cで実行し、その後排紙トレイ37に収納する。
そこで後処理モードとして「製本モード」が選択された場合、前述のように製本の仕上げ条件をコントロールパネル71で設定する(St001)。このモード設定の後画像形成装置Aは画像形成動作を実行し、画像形成したシートを排紙口14に搬出する(St002)。製本装置Bではこのシートを搬入経路31に受入れる。このとき制御CPU75は経路切換フラッパ36を図2の状態に位置させてシートを中紙搬送経路32に案内する。このシートは搬送ローラ32aで排紙口32bに送られ、集積トレイ41上に順次積載収納する(St003)。
そこで画像形成装置Aからジョブ終了信号(St004)を受けると、制御CPU75は前記束厚さ検知手段thSで集積されたシート束の厚さを検出する(St005)。そこで制御CPU75は先に設定された製本仕上げ条件がステープル綴じ処理するか否か判断する(St006)。この判断で「no」のときには後述する第3動作モードを実行する。また上記判断で「yes」のときには、トリミング仕上げするか否かを判断する(St007)。この判断で「no」のときには後述する第4動作モードを実行する。一方「yes」のときにはステープル針を断裁除去するか否か判断する(St008)。この判断で「no」のときには後述する第2動作モードを実行する。またこの判断で「yes」のときには後述する第1動作モードを実行する。
「第1動作モード(図11参照)」
前記判断で第1動作モードが選択されると、制御CPU75はシート束の周縁をトリミングカットする断裁代を演算する(St010)。この演算は画像形成装置Aから転送された「シートサイズ情報」と「製本仕上げサイズ情報」とから算出する。例えば図15(a)に示すように天部と地部の断裁量Ln=[(シートサイズ長さ)−(仕上げサイズ長さ)]/2として算出する。同様に小口部の断裁量Lm=(シートサイズ長さ)−(仕上げサイズ長さ)として算出する。尚この場合のシートサイズは中綴じシートのサイズを基準する場合を示している。
次に制御CPU75はステープルユニット(ステープル手段)STを算出した断裁代内に移動する(St011)。そして断裁代内にステープル綴じを実行する(St012)。このステープル綴じ後に制御CPU75はトレイ41を集積位置から搬出位置に降下させる(St013)。そしてシート束搬送手段47のグリップ部材47a、47bでシート束を把持し図2水平方向にシート束を引出し、次いでシート束を水平姿勢から鉛直姿勢に90度旋回する(St014,St015)。これによって集積トレイ41上に部揃えされたシート束は水平姿勢から鉛直姿勢に偏向され製本経路33を下流側の接着剤塗布位置Eに移送される(St016)。
このシート束の接着剤塗布位置Eへの給送セットと前後して制御CPU75は表紙シートを表紙給送経路34から給送する(St017)。この表紙シートは画像形成装置Aから画像形成されて供給される場合と前記インサータ装置26から供給される場合がある。インサータ装置26から供給する場合には制御CPU75は給紙手段(図示せず)を作動して給紙トレイ26aからシートを1枚ずつ分離して給紙経路27に給送する。
給紙経路27に送られたシートは搬送ローラ27aで搬入経路31に搬送される。このとき制御CPU75は経路切換片28を図1の状態に位置させ、表紙給送経路34に案内する。この表紙給送経路34で表紙シートは前述のアライニング機構44で表紙綴じ位置Fに位置決めセットされる。この表紙シートのセットについては前述した通りである(St017)。この表紙シートの給送セットに次いで制御CPU75は接着剤塗布手段55を駆動して接着剤塗布位置Eにセットされているシート束に接着剤を塗布する(St018)。塗布ロール57を備えた糊容器56は図3(b)右方向にシート束の下端縁S1に沿って移動し、ロール表面に含浸した接着剤をシート束に塗布する。
この接着剤塗布動作の終了後、制御CPU75はシート束を前記シート束搬送手段47で下流側の表紙綴じ位置Fに移送する。するとこの位置には表紙シートがセットされているため表紙シートは背当プレート61にバックアップされ、表紙シートとシート束が逆T字状に接合される。次いでシート束はこの状態で前記背折プレート62が表紙シートの背部をプレス成形して表装する(St019)。
以上の表装処理の後、制御CPU75は予め設定された冷却時間が経過した後(St020)、シート束搬送手段47をシート束から解除して初期位置に復帰させる。このとき断裁刃65xは断裁位置Gに位置付けられ、落下するシート束を受け止める。この状態で可動回転テーブル64bを待機位置からシート把持位置に移動して、そして回転テーブル64aとの間でシート束をニップ保持する(St022)。次いで制御CPU75は断裁刃65xを待機位置に移動した後、回転テーブル64a、64bを90度旋回してシート束の天部が下端となるように偏向する(St023)。そこで断裁縁プレス部材65bでシート束を押圧保持し、断裁刃65xで所定量断裁する(St024)。
次いで制御CPU75は断裁縁プレス部材65bを待機位置に退避させた後、シート束を180度旋回し、地部が下端となるように姿勢偏向し、その下端部を断裁する。次いで制御CPU75は同様に断裁縁プレス部材65bを待機位置に退避させた後、シート束を90度旋回して小口部が下端となるように姿勢偏向しその下端部を断裁する。このようにシート束の周縁を断裁揃えした後、制御CPU75はシート束の3方向の断裁を終了すると排紙動作に移行する(St025)。
上記断裁動作(St021乃至St025)で先にステープル綴じされたステープル針は断裁され、その紙片と共に屑収納ボックス68に収容される。そして製本シートは排紙ローラ66から収納スタッカ67に収納される(St026)。
「第2動作モード(図12参照)」
前記判断で第2動作モードが選択されると、制御CPU75は次の動作を実行する。但し先の第1動作モードと同一の動作については同一符号を付して説明を省略する。制御CPU75は前述と同様に断裁代を算出する(St010)。そしてステープルユニット(ステープル手段)STを断裁領域外の背部綴じ部に移動する(St011)。そしてステープル綴じを実行する(St012)。そこで図15(b)に示すようにステープルユニットSTはシート束の背綴じ部に1個所又は複数個所にステープル綴じを施す。このときの綴じ位置はトリミングカットの断裁領域外となるようにステープルユニットSTは移動される。その後は前述の第1動作と同様の動作を実行する。
「第3動作モード(図13参照)」
前記判断で第2動作モードが選択されると、制御CPU75は次の動作を実行する。但し先の第1動作モードと同一の動作については同一符号を付して説明を省略する。この動作モードではトレイ41上に集積されたシート束をステープル綴じしないで綴じ動作を実行する。制御CPU75は先に説明したジョブ終了信号を受け、シート束の厚さ検出を行った後、トレイ41を集積位置から搬出位置に降下(St013)する。次いで前記第1動作モードのステップSt014からSt020を実行して製本綴じ処理する。この製本綴じ処理の後、制御CPU75はトリミング仕上げするか否か判断する。「yes」のときには前記第1動作モードのステップSt021からステップSt025を実行し、トリミングカットを終了した後、製本シートを排紙ローラ66から収納スタッカ67に収納する(St026)。また上記判断で「no」のときには、製本シートをトリミングカットすることなく排紙ローラ66から収納スタッカ67に収納する(St026)。
「第4動作モード(図14参照)」
前記判断で第4動作モードが選択されると、制御CPU75は次の動作を実行する。但し先の第1動作モードと同一の動作については同一符号を付して説明を省略する。このモードではトレイ41上に集積されたシート束をステープル綴じ処理してトリミングカットすることなく仕上げる。このため制御CPU75は断裁代を演算することなくステープルユニット(ステープル手段)STを所定の背綴じ部に移動する(St011)。このステープル綴じ位置はシートサイズ情報から予め設定してあり、シートサイズに応じて予め設定された位置にステープルユニットSTを移動する。そしてステープル綴じ処理を実行する(St012)。その後は第1動作モードにおけるステップSt013からSt020を実行して表紙綴じ処理を施す。その後は排紙ローラ66から収納スタッカ67に収納する(St026)。
尚、本発明にあって上述の第1動作モード乃至第4動作モードの全てを備える必要はなく、装置の製本仕様に応じて動作モードを選定することも勿論可能である。
本発明の表紙シート位置決め機構を備えた製本装置及び画像形成システムの全体構成の説明図。 図1のシステムに於ける製本装置の要部説明図。 図2の装置に於ける接着剤塗布手段の構成を示す説明図であり、(a)はその構造説明図、(b)は動作状態の説明図。 図2の装置に於ける束搬送手段の構成を示す斜視図。 図2の装置に於けるステープルユニットの説明図であり、(a)はその断面構造、(b)は動作状態の斜視図。 図2の装置に於ける表紙給送経路のアライニング機構の説明図。 図6のアライニング機構の斜視説明図。 図6のアライニング機構の図7とは異なる斜視説明図。 図1のシステムの制御構成を示すブロック図。 図1のシステムに於ける製本処理動作のフローチャート。 図1のシステムにおける第1動作モードの説明図。 図1のシステムにおける第2動作モードの説明図。 図1のシステムにおける第3動作モードの説明図。 図1のシステムにおける第4動作モードの説明図。 (a)は第1動作モードにおけるステープル綴じ位置と断裁代の説明図を、(b)は第2動作モードにおけるステープル綴じ位置と断裁代の説明図、(c)は第3動作モードにおける断裁代の説明図を、(d)は第4動作モードにおけるステープル綴じ位置の説明図を示す。
符号の説明
A 画像形成装置
B 製本装置
C 後処理装置
26 インサータ装置
31 搬入経路
32 中紙搬送経路
32b 排紙口
33 製本経路
33a 排紙経路
34 表紙給送経路
34a 搬送ローラ
37 排紙トレイ
41 集積トレイ
43 後端規制部材
43t タイミングベルト
44 アライニング機構
45 ニップ手段(ニップ部材)
46 ベースフレーム
46r ラック歯車
46p ピニオン
46t タイミングベルト
47 グリップ搬送手段(シート束搬送手段)
55 接着剤塗布手段
60 表紙綴じ手段
61 背当プレート
62 背折プレート
63 折りロール
64 束姿勢偏向手段
65 断裁手段
65x 裁断刃
66 排紙ローラ
67 収納スタッカ
75 制御CPU(製本装置)
ST ステープルユニット(ステープル手段)
STa アンビル部
STh ヘッド部

Claims (8)

  1. シートを束状に積載収納する集積手段と、
    上記集積手段からのシート束を糊塗布位置、表紙綴じ位置の順に案内する製本処理経路と、
    上記製本処理経路に配置されシート束を糊塗布位置、表紙綴じ位置に搬送するシート束搬送手段と、
    上記糊塗布位置に配置されシート束に接着剤を塗布する糊塗布手段と、
    上記表紙綴じ位置に配置されシート束と表紙シートとを綴じ合わせる表紙綴じ手段と、
    上記表紙綴じ位置の下流側に配置され表紙綴じされたシート束の端縁断裁する断裁手段と、
    上記糊塗布手段、表紙綴じ手段及び断裁手段を制御する綴じ処理制御手段と、
    を備え、
    上記集積手段には集積したシート束を綴じるステープル手段が設けられ、
    上記綴じ処理制御手段は、
    上記集積手段に集積したシート束の断裁除去部にステープル綴じ処理を施した後、前記表紙綴じ手段で表紙シートと綴じ合わせて下流側の前記断裁手段で断裁除去する第1の動作モードを有していることを特徴とする製本装置。
  2. 前記綴じ処理制御手段は、
    シート束の断裁除去部を除く背綴じ部にステープル綴じ処理を施した後、前記表紙綴じ手段で表紙シートと綴じ合わせる第動作モードを有していることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記綴じ処理制御手段は、
    更に前記ステープル手段でステープル綴じ処理することなく前記シート束と表紙シートとを綴じ合わせる第3動作モードを有していることを特徴とする請求項1または2に記載の製本装置。
  4. 前記綴じ処理制御手段は、
    更にシート束の背綴じ部にステープル綴じ処理を施した後、前記表紙綴じ手段で表紙シートと綴じ合わせて前記断裁手段で断裁揃えすることなく搬出する第4動作モードを有することを特徴とする請求項2又は3に記載の製本装置。
  5. 前記ステープル手段は、前記集積手段に集積されたシート束の背綴じ縁に沿って移動自在に構成され、
    前記綴じ処理制御手段は、前記第1動作モードと第2動作モードではシート束の異なる位置にステープル綴じ処理を施すことを特徴とする請求項2又は3に記載の製本装置。
  6. 順次供給されるシートを束状に積載収納する集積手段と、
    上記集積手段からのシート束を糊塗布位置、表紙綴じ位置の順に案内する製本処理経路と、
    上記製本処理経路に配置されシート束を糊塗布位置、表紙綴じ位置に搬送セットするシート束搬送手段と、
    上記糊塗布位置に配置されシート束の背綴じ部に接着剤を塗布する糊塗布手段と、
    上記表紙綴じ位置に配置されシート束と表紙シートとを綴じ合わせる表紙綴じ手段と、
    上記表紙綴じされたシート束の少なくとも一端縁を断裁揃えする断裁手段と、
    上記糊塗布手段、表紙綴じ手段及び断裁手段を制御する綴じ処理制御手段と、
    を備え、
    上記集積手段には集積したシート束を綴じ合わせるステープル手段が設けられ、
    上記綴じ処理制御手段は、
    上記シート束に表紙シートを綴じ合わせたシート束を上記断裁手段で断裁揃えする製本断裁処理モードと、
    上記シート束に表紙シートを綴じ合わせたシート束を上記断裁手段で断裁することなく搬出する製本処理モードと、
    を有し、
    上記製本断裁処理モードはシート束の断裁除去部にステープル綴じ処理を施し、
    上記製本処理モードはシート束の背綴じ部にステープル綴じ処理を施すことを特徴とする製本装置。
  7. 前記綴じ処理制御手段は、
    前記製本処理モードと製本断裁処理モードの実行時にシート束にステープル綴じする処理位置が同一個所であることを特徴とする請求項6に記載の製本装置。
  8. シート上に画像形成する画像形成装置と、
    上記画像形成装置からのシートを束状に集積して表紙綴じする製本装置と、
    を備え、
    上記製本装置は請求項1から7のいずれか項に記載の製本装置であることを特徴とする画像形成システム。
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