JP5586360B2 - シート束断裁装置 - Google Patents
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つまり特許文献1では先行処理されたパンチ穴位置を避けてステープル綴じすることが提案され、特許文献2では先行するステープル綴じ位置を避けてシュレッダ切断位置を選定することが提案されている。
そして上記処理位置判別手段で処理位置が一致しているとき、ステープル手段によるシート束の綴じ位置をシート中央部側に変位した位置に再設定するか、若しくは、上記処理位置判別手段で処理位置が一致しているとき、綴じ位置と異なる位置にシート束の天部と地部の少なくとも一方をシート側縁側に所定量変位した位置に再設定する。
そして断裁制御手段は、前記ステープル針検知手段で判別されたステープル綴じ位置と前記断裁位置設定手段で設定された断裁位置が一致しているとき、断裁手段によるシート束の断裁動作を停止する。
図1に示す装置は、装置ハウジング10にシート束をセットする集積部A1と、この集積部A1にセットされたシート束の背部に接着剤を塗布する接着剤塗布部A2と、表紙綴じ部A3と、断裁処理部A4が設けられている。
そしてトレイ手段18には外部でステープル綴じされたシート束か、若しくは個別にステープル綴じ(中綴じ)された複数のシート束(折り丁)がセットされる。また表紙綴じ部A3には、表紙シートを供給するインサータユニット8と表紙給送経路11が連設されている。
また、この表紙綴じ部A3には表紙給送経路11が設けられ、この経路は製本処理経路12と交差(直交)する方向から表紙シートを給送する。この表紙給送経路11にはインサータユニット8が設けられている。
このため束姿勢偏向手段46は、上流側の表紙綴じ部A3から送られたシート束を姿勢偏向するターンテーブル機構で構成されている。
そしてシート束を旋回してその天部・地部・小口部を順次、断裁手段51の断裁位置P3にセットする。このセットの際に、シート束の端縁を断裁位置(カットライン)からオーバランさせて断裁量を設定する。
小口部断裁量=(設定仕上げ寸法−小口部シート長さ)・・・(式1)
天地部断裁量=(設定仕上げ寸法−天地間シート長さ)/2・・・(式2)
そして、この断裁量が予め設定した最小断裁量より短いときには、断裁量をこの最小断裁量に設定する。
同様に、この断裁量が予め設定した最大断裁量より長いときには、断裁量をこの最大断裁量に設定する。
この場合、最小断裁量はシート束の予想される最大スキュ量(実験値)より大きく設定し、最大断裁量はシート周縁に形成される余白(画像形成時の設定値)より小さく設定する。これによって断裁仕上げされたシート束にスキュに原因する歪み、或いは画像形成領域をカットするミス断裁を招くことがない。
上記綴じ位置識別手段72は、シート束のステープル綴じ位置を検出するステープル針検知手段で構成するか、オペレータがステープル綴じ位置を入力する手段で構成する。
図8にはステープル針検知手段75を示す。同図には、トレイ手段18に磁気センサ、超音波センサなどの金属検知センサ80を配置する。
トレイ手段18には図8に示すようにトレイ上にセットした冊子シートの側縁を位置決めするためにサイドガイド16a、16bと、冊子シートの先端部を突き当て規制する規制部材19が配置されている。そしてこの規制部材19に冊子シートの背綴じ部(背部)が位置するように構成されている。
このスライダー60に金属検知センサ80が固定支持されている。この金属検知センサ80は磁気センサ或いは超音波センサで構成されている。磁気センサは、例えば誘磁コイルに電流を供給して磁界を発生させ、ステープル針Shの有無による磁束変化を電気的に検出するように構成する。また超音波センサは発振素子からの超音波がステープル針Shによって変化(減衰)するのを受振素子で検出するように構成する。
上記断裁位置識別手段73は、例えば前述した断裁量設定手段71の設定値(=断裁量)をデータ転送するように構成する。例えば天地部の断裁量が5ミリのときには、断裁位置識別手段73は、シート束の基準(センター基準又はサイド基準)から断裁位置を割り出す。
上記処理位置判別手段74は、例えばコンピュータ演算手段(制御CPU78)で構成する。つまり上記綴じ位置識別手段72で識別したステープル綴じ位置と、上記断裁位置識別手段73で識別した断裁位置が一致するか否かを比較する。
この比較は予め定めたシートの基準(センター基準かサイド基準)から綴じ位置までの距離と裁断位置までの距離が一致するか否か判別する(図2(St03)参照)。
上述の断裁手段51と束姿勢偏向手段46を制御する断裁制御手段77は、断裁手段51のカッタモータMCを制御することによって断裁刃52でシート束の端縁を断裁するように構成する。
これと共に断裁制御手段77は束姿勢偏向手段46の昇降モータMDを駆動制御してシート束の端縁を断裁位置にセットするように構成する。このときのモータ駆動量は上述の断裁量設定手段71の設定値または後述する再設定値に従って決定する。
次に図3に示すオンライン構成について説明する。なお図1で説明したスタンドアロン構成と同一の構造については、同一符合を付して説明を省略する。
図3に示す装置は、装置ハウジング10に集積部A1と、接着剤塗布部A2と、表紙綴じ部A3と、断裁処理部A4が設けられている。装置ハウジング10には、シート搬入口9が設けられ、その上流側に後述する画像形成装置Bが連結されている。
このステープル手段の構成については図9に従って後述するがトレイ上に集積されたシート束の背部端面の複数個所をステープル綴じする。このためステープル手段21にはシート幅方向に位置移動するステープラシフト手段22と、綴じ位置を設定する綴じ位置設定手段76が設けられている。
つまり束姿勢偏向手段46でシート束の天部・地部・小口部を順次断裁位置にセットし、断裁手段51で断裁する。このため束姿勢偏向手段46は、上流側の表紙綴じ部A3から送られたシート束を姿勢偏向するターンテーブル機構で構成されている(図10参照)。
上記綴じ位置識別手段72は、後述のステープラシフト手段22を制御する綴じ位置設定手段76にその設定値をデータ転送するように構成する。この綴じ位置設定手段76は、予め設定された綴じ数と綴じ間隔で綴じ位置を設定するように構成する。
例えばA4サイズシートではシートセンタを基準に距離Lを隔てて2個所に綴じ位置を設定するか、或いはシートセンタに1個所、これから距離を隔てて2個所、計3個所に綴じ位置を設定する。
上記処理位置判別手段74は、図1の装置と同様に例えばコンピュータ演算手段(制御CPU78)で構成する。そして上記綴じ位置識別手段72で識別したステープル綴じ位置と、上記断裁位置識別手段73で識別した断裁位置が一致するか否かを比較する。この比較は予め定めたシートの基準(センター基準かサイド基準)から綴じ位置までの距離と裁断位置までの距離が一致するか否か判別する。
上述の断裁手段51と束姿勢偏向手段46を制御する断裁制御手段77は、図1の装置と同様に構成する。
そこで、図4に従って綴じ動作制御手段79を説明すると、上記処理位置判別手段74の判断で「処理位置不一致」(St24「NO」)と判断されたときには、綴じ動作制御手段79は綴じ位置設定手段76の設定値(以下一次設定値という)で設定された位置で綴じ動作を実行する。この綴じ動作は、綴じ位置設定手段76で指定された位置にステープル手段21をステープラシフト手段22で位置移動し、ステープル動作を実行する。
前記製本処理経路12に配置されたトレイ手段18は、束状シートを積載収容するトレイで構成され、図示の装置は略々水平に配置されている。このトレイ手段18にはシート後端を位置規制する規制部材19と、シートサイドを位置規制するサイドガイド16a、16bが設けられている。
そこで前記トレイ手段18は装置フレームに固定して配置しても良いが図示のものは図1上下方向に積載位置と搬出位置との間で昇降可能に装置フレームに取り付けてある。つまり図1及び図3に示すようにトレイ底部に設けたラック歯車7aをトレイ昇降モータMAのピニオン7bに歯合し、このトレイ昇降モータMAの正逆転でトレイ手段18を積載位置(図1実線)と搬出位置(図1破線)との間で昇降移動するようになっている。
前記トレイ手段18からのシート束を下流側の塗布位置P1に搬送するシート束搬送手段20が図6に示すように構成されている。このシート束搬送手段20は図1上下方向に装置を縦断する鉛直方向に配置された製本処理経路12に配置されている。そして前記トレイ手段18から略々水平姿勢で受取ったシート束を90度旋廻させて鉛直姿勢に偏向し、下流側の塗布位置P1に移送する。
そしてこのユニットフレーム24は装置フレームに回転軸31で回転自在に支持され、装置フレーム側に設けた旋回モータMGで扇形ギア32を回転駆動動することによって回転軸31を中心にユニットフレーム24は図6時計方向及び反時計方向に旋回動するようになっている。
この可動フレーム34はユニットフレーム側に設けた昇降モータMHに連結したピニオン40Pと可動フレーム側に設けたラック歯車40Rとが歯合している。従って、昇降モータMHで可動フレーム34は上下動し、製本処理経路12に沿ってシートを下流側に搬送することが可能になっている。
このようにグリップモータMIによってシート束をクランプし、把持したシート束を前記旋回モータMGによって水平姿勢から鉛直姿勢に偏向し、次いでこの鉛直姿勢のシート束を前記昇降モータMHによって製本処理経路12に沿って下流側の塗布位置P1に移送することとなる。尚、図示Sgはグリップエンドセンサであり、前記可動クランパ23aに配置されシート束が所定圧力で確実に把持されたか否かを検出する。
次に前記接着剤塗布手段26で糊付けされたシート束は表紙シートと綴合わせることとなるが、この表紙シートの給送について説明する。シート束断裁装置Aの上部に配置されたインサータユニット8はシートをスタックする1段若しくは複数段、図示のものは2段の表紙トレイ6a、6bと、この表紙トレイ上のシートを1枚ずつ分離するピックアップ手段4と、このピックアップ手段4からのシートを綴じ位置P2に案内する表紙給送経路11とから構成される。
接着剤塗布手段26は、図7に示すように糊などの接着剤を収容する糊容器27と、この容器内に回転自在に取り付けられた塗布ロール28と、この塗布ロール28を回転駆動する駆動モータMEと、前記糊容器27をシート束に沿って往復駆動する駆動モータMFとから構成される。
図7にその概念図を示すが、シート束の下端縁(製本時の背表紙部)に対し糊容器27は短い長さ(寸法)に形成してあり、これに内蔵した塗布ロール28と伴にシート束の下端縁に沿って移動するように装置フレームのガイドレール29に支持されている。そしてこの糊容器27は装置フレームに取り付けられたタイミングベルト30に連結され、このタイミングベルト30には駆動モータMFが連結してある。
また、装置電源投入時(イニシャル時)にはホームポジションHPに設定され、先行する例えばシート束搬送手段20のグリップエンドセンサSgのシートグリップ信号から所定時間後(シート束が糊塗布位置に到達する見込み時間)にホームポジションHPからリターン位置RPに向けて移動する。この移動と同時に塗布ロール28は駆動モータMEで回転を開始する。尚図示Spは前記糊容器21のホームポジションセンサである。
図5に示す表紙綴じ手段の構成について説明する。同図に示すように、シート束搬送手段20に把持されたシート束に接着剤塗布手段26でシート束の下端縁に糊付けが施され、糊容器27は経路外のホームポジションHPに退避する。そしてシート束搬送手段20はシート束を塗布位置P1から綴じ位置P2に製本処理経路5に沿って移送する。
これと同時に表紙給送経路11では綴じ位置P2に表紙シートが給送され静止セットされている。そこで綴じ位置P2には、表紙綴じ手段36が設けられている。この表紙綴じ手段36は背当プレート38と背折プレス部材37(37a、37b)とで構成されている。
図5に示すように綴じ位置P2には製本処理経路12を遮蔽するシャツタ羽根形状の背当てプレート部材38が配置されている。この背当てプレート部材38は製本処理経路12の綴じ位置P2に背折りプレス部材37a、37bの直下(下流側)に配置され、背折りプレス部材37a、37bと協働して表紙シートを背折り成形する。
この背当てプレート部材38は製本処理経路12に位置する作動位置と、この経路から退避した退避位置に移動自在に配置され、図示しない駆動手段(電磁ソレノイドなど)で進退自在に構成されている。
また、この背当てプレート部材38は熱伝導率が高く放熱効果の大きい金属板で形成してあり、シート束に塗布した接着剤(図示のものは熱溶融性接着剤)を冷却するようになっている。
前記背折りプレス部材37a、37bは次のように制御される。この背折りプレス部材37a、37bは、前記表紙給送経路11から表紙シートを綴じ位置P2に給送する際は背折位置に位置し、製本処理経路12からのシート束と表紙シートを接合する際は製本処理経路12から退避したホームポジション位置に位置するように制御される。
次いで背折りプレス部材37a、37bはホームポジション位置から背折位置に移動する過程で表紙シートを背折りする。このように左右の背折りプレス部材37a、37bには、駆動モータとラック・ピニオンなどの伝動機構が備えられている。
次に製本綴じされたシート束の断裁仕上げ処理について図10に従って説明する。この仕上げ処理は冊子状のシート束の背部を除く3方を断裁揃えする。この為表紙綴じ手段36の下流側には折ロール39が配置され、さらにその下流側に位置する断裁位置P3にはシート束の天地方向を偏向する束姿勢偏向手段46と、シート束の周縁を断裁する断裁手段51が配置してある。
前記束姿勢偏向手段46は綴じ位置P2から表装されたシート束を所定方向(姿勢)に偏向して下流側の断裁手段51又はスタッカ55に給送する。この断裁手段51はシート束の周縁を切り揃える。
このユニットフレーム48に製本処理経路12を挟んで一対の回転テーブル47a、47bがそれぞれ回転自在に軸受支持され、一方の可動回転テーブル47bはシート束厚さ方向(製本処理経路12に対して直交する方向)に移動自在に支持されている。
そして各回転テーブル47a、47bには製本処理経路内でシート束を姿勢偏向するように旋回モータMt1、Mt2が設けられている。また可動回転テーブル47bには図10左右方向に移動する駆動モータMgが装備されている。
またシート束を順次90度ずつ回転して下流側の断裁位置P3に天部・地部・小口部をそれぞれ下側に偏向させシート束の周縁3方向を断裁するトリミングカットが可能となる。
そして前記ユニットフレーム48は昇降モータMDによってシート束を製本処理経路12に沿って上下昇降させることが出来るようになっている。これはシート束周縁をトリミングカット及び分割切断する際に、断裁位置Gにシート束を搬送セットし、その送り量で断裁位置P3における断裁幅を設定するためである。
前記束姿勢偏向手段46の下流側には断裁手段51が配置されている。この断裁手段51は図10に示すようにシート束の断裁縁を刃受部材53に押圧支持する断裁縁プレス部材54と、断裁刃ユニットで構成されている。
前記断裁縁プレス部材54は製本処理経路12に配置した刃受部材53と対向する位置に配置され、図示しない駆動手段によってシート束と直交する方向に移動する加圧部材(加圧手段)から構成されている。
前記断裁刃ユニットは平刃状の断裁刃52と、これを駆動するカッタモータ(駆動手段)MCとから構成されている。このような構成の断裁手段51により、冊子状に製本処理されたシート束の背部を除く周縁を所定量裁断して切り揃える。
図9に示すように、ステープル手段21はトレイ手段18に配置されている。このステープル手段21はドライバ機構部42aとクリンチャ機構部42bで構成されている。ドライバ機構部42aはシート束にステープル針を刺入するドライバ部材(不図示)と、ステープル針を収容したカートリッジ43とから構成されている。
図示しないがカートリッジ43には直線針を帯状に連結させたシート形状或いはロール形状のブランク針が内蔵され、順次その先端からドライバ部材にブランク針を供給するように構成されている。
そしてこのコの字状針をドライバプレートで上方から下方に勢いよく押下してシート束に刺入する。この為、ドライバプレートには図示しない駆動モータに連結されたドライブカムが連結されている。そして駆動モータでドライバカムを回転駆動して蓄勢スプリングに蓄力し、その蓄力でドライバプレートを上死点から下死点に移動するように構成されている。
以上説明したステープル手段21は、トレイ手段上のシート束に対してシート幅方向(図9(b)左右方向)に移動可能に構成されている。これはシート側縁に形成されている余白(綴じ代)に沿って複数個所を綴じ処理するためである。図示の装置は2個所をステープル綴じする場合を示している。
図示しない装置フレームにトレイ手段18上のシート端縁Seに沿ってガイドレール49が設けてあり、このガイドレール49にステープル手段21がスライド可能に支持されている。そしてこのステープル手段21に並行してリードスクリュ50が配置され、このリードスクリュ50には駆動モータMBが連結してある。
そしてステープル手段21はリードスクリュ50に歯合して、その回転で同図左右方向に位置移動するように構成され、上述した駆動モータMBとリードスクリュ50でステープラシフト手段22が構成されている。
この場合「センター綴じモード」ではステープル針がシート側縁と並行する姿勢で綴じる平行綴じで例えば距離を隔てた2個所綴じ或いは3個所綴じなどに適宜設定される。
また「コーナー綴じモード」ではシートの右端又は左端のコーナー部をステープル針がシート側縁から所定角度(例えば45度)傾斜した姿勢で綴じる傾斜綴じで1個所に設定される。
図3に示す画像形成装置Bについて説明すると、この画像形成装置Bはコンピュータ、ワードプロセッサなどから転送される一連の文書をシート上に印刷して排紙口83から搬出する。この印刷手段としてはレーザ、インクジェット、オフセット印刷などの手段が採用可能である。
この印刷ドラム84に印刷ヘッド86で静電潜像を形成し、この潜像に現像器87でトナーインクを付着する。この印刷ドラム上に形成されたトナー像をシート上に転写した後、定着器88で定着して排紙口83から排出する。
この定着器88はロール、ベルトなどで構成されシート状に転写されたトナーインクを加熱定着する。従って排紙口83から搬出されるシートは所定温度に加熱され、後続するシート束断裁装置Aに送られる。
B 画像形成装置
12 製本処理経路
18 トレイ手段
20 シート束搬送手段
21 ステープル手段
22 ステープラシフト手段
26 接着剤塗布手段
36 表紙綴じ手段
46 束姿勢偏向手段
49 ガイドレール
50 リードスクリュ
51 断裁手段
52 断裁刃
53 刃受部材
70 制御部
71 断裁量設定手段
72 綴じ位置識別手段
73 断裁位置識別手段
74 処理位置判別手段
75 ステープル針検知手段
76 綴じ位置設定手段
77 断裁制御手段
78 制御CPU
79 綴じ動作制御手段
80 金属検知センサ
P3 断裁位置
Claims (5)
- 背部をステープル綴じされたシート束の天部と地部の少なくとも一辺を断裁する断裁装置であって、
所定の断裁位置に配置された断裁手段と、
前記シート束のステープル針検知手段と、
前記断裁手段によるシート束の断裁位置を設定する断裁位置設定手段と、
前記断裁手段の断裁制御手段と、
を備え、
前記断裁制御手段は、
前記ステープル針検知手段で判別されたステープル綴じ位置と前記断裁位置設定手段で設定された断裁位置が一致しているとき、
前記断裁手段によるシート束の断裁動作を停止することを特徴とするシート束断裁装置。 - 前記ステープル針検知手段は、磁気センサ、超音波センサなどの金属検知センサで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート束断裁装置。
- 請求項1に記載のシート束断裁装置であって、
更に、シート束をステープル綴じするステープル手段と、
このステープル手段の綴じ位置を設定する綴じ位置設定手段と、
を備えていることを特徴とするシート束断裁装置。 - 前記断裁位置設定手段は、
前記ステープル針検知手段で検出されたステープル綴じ位置と前記断裁位置が一致しているとき、シート束の天部と地部の少なくとも一方の断裁位置を前記綴じ位置から異ならせるようにシート側縁側に所定量変位させることを特徴とする請求項1に記載のシート束断裁装置。 - 前記断裁位置設定手段は、
前記シート束のシートサイズと、
予め設定された最小断裁量と、
前記がステープル針検知手段で判別された処理位置と、
からシートの天部と地部の断裁量を演算する手段と、
を有していることを特徴とする請求項4に記載のシート束断裁装置。
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