JP5118916B2 - シート束類断裁装置及び製本装置 - Google Patents

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Description

本発明は束状に部揃えしたシート束の周縁を断裁するシート束類断裁装置及びこれを備えた製本装置に係わり、単シート束或いは冊子状に製本綴じされたシート束の外縁部を断裁揃えする断裁機構の改良に関する。
一般にこの種のシート類断裁装置は、テーブルなどの紙載台にシート束を加圧部材で保持し、断裁刃で断裁している。このシート束の断裁は例えば製本綴じしたシート束の3方を断裁揃えするトリミングカット、或いはシート束の所定個所を切断して1/2、1/3などに分離切断する装置として広く知られている。また、断裁刃としてはシート幅に応じた長さの平刃形状の板刃を用いる場合と、円盤形状のディスク刃を用いる場合がそれぞれ知られている。
従来このような紙載台にシート束を固定して断裁刃で切断する場合に、この断裁刃と対向して固定刃を設け、この2つの刃先をハサミ(鋏)状に作用させる切断機構と、断裁刃と対向する位置にマナ板(俎板)状の刃受部材を配置する切断機構がそれぞれ知られている。そして前者の鋏状の固定刃を設ける切断機構の場合、断裁刃と固定刃が互いに緊密にせっした状態で切断しないと確実に切断することが出来ない。このためシート束の切断機構では俎板状の刃受部材を設ける機構が多用されている。
従来、俎板状の刃受け機構としては、例えば特許文献1には樹脂製の紙載台にシートを支持し、このシートを平刃状の断裁刃で切断する構造が開示されている。そして紙載台には断裁刃が当接する切断線に沿って凹溝が形成され、この凹溝にウレタンゴムなどの刃受部材が埋設されている。この刃受部材は断裁刃を損耗することがないように例えばゴム質材、樹脂材など軟質な材料で構成されている。
また、同様の機構として特許文献2には、その図8にシート束を鉛直姿勢で支持するグリップ機構と、これで支持されたシート束を断裁揃えする断裁刃(機構)が開示されている。そして断裁刃の刃受部材として木材,軽質ゴム,合成樹脂等の軟質素材より成る刃受け体が配置されている。従来このように、断裁刃と対向する刃受部材は、樹脂、ゴム、木材などの軟質材で構成されている。これらの特許文献の装置はいずれも刃受部材は断裁刃の長手方向に平坦な刃受面を備えている。
特開平10−119000号公報(図1) 特開2002−127637号公報(図8)
上述のように、所定の断裁位置にシート束を位置決めセットし、このシート束を加圧手段で保持しながら断裁刃で切断する際に、シート束の背面側に刃受部材を設ける必要がある。従来この刃受部材は、前掲特許文献1及び2のように軟質な合成樹脂或いは合成ゴムなどで断裁刃を損耗しない材質で構成している。そしてこの刃受面は断裁刃の切断方向に平坦な平面となるように構成している。これは断裁刃の刃先を長さ方向に均一な平面で刃受けして紙葉を確実に切断する為である。
ところが刃受面を平坦面で構成するとシート束の背部端面を接着剤或いはステイプル針などで製本綴じした場合には綴じ端面が膨らむため図11に示すような状態で断裁することとなる。このため背表紙部分が歪曲、或いは確実に断裁されないことがあるなど断裁品位が問題となる。特に表紙シートでくるみ製本する場合には背表紙部に皺が生ずるなど製本品位が劣ることとなる。
そこで本発明者は刃受面に凹陥部例えば背表紙方向に数条の凹溝を形成し、この溝深さを断裁刃の最終切り込み深さより小さくする改良を試みた。この場合、シート束の背綴じ端縁が凹溝内に没入するときには良好な断裁が得られ、背表紙部に生ずる皺を防ぐことが可能となった。ところがシート束のサイズが多様のときには断裁刃の長手方向に数多くの凹溝を形成しなければ成らず、この溝内に位置するシート束が確実に断裁されない新たな問題が生じた。本発明者はこのような刃受面に形成した凹溝に正確にシート束の背綴じ端縁が位置するようにシート束を位置決めセットするとの着想に至った。
本発明はシート束を断裁位置に位置決めセットする際に、シート束の背部端縁を刃受部材の凹溝など所定の位置に位置決めすることが可能なシート束断裁装置の提供をその主な課題としている。
更に本発明は、シート束を位置決めセットする束送り機構をシート束の天地姿勢を偏向するグリップ機構でシート束のセット位置を所定位置に位置決めすることによって簡単な構造で位置調整することが可能なシート束断裁装置の提供をその課題としている。
上記課題を達成するために、本発明は以下の構成を採用する。尚、本発明にあって「断裁刃の切断方向」とは、断裁刃の長手方向を云う。そこで本発明は、シート束を所定の断裁位置に位置決めセットするシート束送り手段と、上記断裁位置に配置され、平刃形状の刃先を有する断裁刃と、上記シート束を挟んで上記断裁刃と対向配置された刃受部材と、上記刃受部材にシート束を加圧保持する断裁縁プレス手段と、上記断裁刃を待機位置と切断位置との間で往復動する駆動手段とを備えたシート束断裁装置であって、前記刃受部材と前記断裁縁プレス手段には、少なくとも一方に前記断裁刃の切断方向に沿って所定数の凹陥溝が設けられ、上記シート束送り手段は、上記断裁位置にシート束を位置決めする際にシート束背部の端縁位置を上記断裁刃の切断方向に調整可能に構成され、上記シート束を背部端縁が上記凹陥溝に位置するようにセットする、ことを特徴とするシート束断裁装置を提供するものである
前記シート束送り手段は、シート束を把持して旋回動するグリップ回転部材(後述の束姿勢偏向手段)と、上記グリップ回転部材を回転動する駆動手段と、上記グリップ回転部材と上記駆動手段を制御する制御手段とで構成し、上記制御手段は、上記グリップ回転部材でシート束を把持した後、このシート束を旋回動して前記断裁位置にセットするように構成する。この制御手段は、上記グリップ回転部材でシート束を把持する位置を調整することによってシート束の背部端縁を前記刃受部材の所定位置に位置決めする。
前記制御手段は、前記グリップ回転部材を把持したシート束を旋回動させて天部、地部、小口部を順次前記断裁位置に位置決めセットする。
シート束を所定の断裁位置に位置決めセットするシート束送り手段と、上記断裁位置に配置され、平刃形状の刃先を有する断裁刃と、上記シート束を挟んで上記断裁刃と対向するように配置された刃受部材と、上記断裁刃を待機位置と切断位置との間で往復動する駆動手段とを備えたシート束断裁装置であって、上記刃受部材には上記断裁刃の切断方向に少なくとも1つの凹陥部を有する刃受面を形成し、この刃受面は上記断裁刃の切断方向に移動可能に構成されると共にシフト手段を備える。上記シフト手段は、上記シート束送り手段で位置決めセットされるシート束の背部端縁が上記凹陥部に位置するように上記刃受面を位置移動する。
本発明に係わる製本装置は、束状に部揃いされたシート束の背部端面を綴じ合わせる製本綴じ手段と、上記製本綴じ手段で綴じ合わされたシート束の周縁を断裁揃えするシート束断裁装置とを備え、上記シート束断裁装置は上述の構成を備える。
本発明は、シート束を所定の断裁位置に位置決めセットする際に、そのシート束送り手段で背部の端縁位置を断裁刃の切断方向に位置調整可能にしたものであるから次の効果を奏する。シート束は断裁位置に、その背部端縁の位置を調整可能であるから、例えば刃受部材に凹陥部(溝)を形成し、この凹陥部でシート束の背部端縁を支持することが可能となる。従って背部端縁が接着剤、ステイプル針などで膨らんでいてもシート束の天部及び地部を断裁するときに背綴じ端縁が歪曲すること、或いは皺が生ずることがない。
特にシート束を表紙シートでくるみ製本する場合に背表紙に歪曲、皺、汚損などの問題が生ずることがなく仕上げ品位に富んだシート束断裁が可能となる。
更に、シート束の長さサイズに応じて、背部端縁の切断方向位置を調整することにより、凹陥部(溝)の幅及び数を少なくすることが出来るため、シート束の背表紙部以外がこの凹陥部に位置して断裁不良(不完全断裁)を引き起こすことがない。
以下図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。図1は、本発明に係わる製本装置と、これを用いた画像形成システムの全体構成の説明図であり、図2は製本装置の詳細説明図である。
図1に示す画像形成システムは、順次シート上に画像形成する画像形成装置Aと、この画像形成装置Aの排紙口に連接され画像形成されたシートを束状に部揃えして製本綴じた後、この製本シート束を切断処理する製本装置Bとから構成される。図1の装置は更に製本装置Bの下流側に後処理装置Cを備えている。
[画像形成装置の構成]
画像形成装置Aは、図1に示すように複写機、プリンタ、印刷機など種々の構造のものが採用可能であるが静電印刷装置を図示する。この画像形成装置Aはケーシング1内に給紙部2と、印字部3と、排紙部4と制御部とが内蔵されている。給紙部2にはシートサイズに応じた複数のカセット5が準備され、制御部から指示されたサイズのシートが給紙経路6に繰り出される。この給紙経路6にはレジストローラ7が設けられ、シートを先端揃えした後所定のタイミングで下流側の印字部3に給送する。
印字部3には静電ドラム10が設けられ、この静電ドラム10の周囲には印字ヘッド9、現像器11、転写チャージャ12などが配置されている。そして印字ヘッド9は例えばレーザ発光器などで構成され、静電ドラム10上に静電潜像を形成し、この潜像に現像器11でトナーインクを付着し、転写チャージャ12でシートに印刷する。この印刷シートは定着器13で定着され排紙経路17に搬出される。排紙部4には上記ケーシング1に形成した排紙口14と排紙ローラ15が配置されている。尚図示16は循環経路であり、排紙経路17からの印刷シートをスッチバック経路で表裏反転した後再びレジストローラ7に送り、印刷シートの裏面に画像形成する。このように片面若しくは両面に画像形成された印刷シートは排紙口14から排紙ローラ15で搬出される。
尚図示20はスキャナユニットであり、上記印字ヘッド9で印刷する原稿画像を光学的に読み取る。その構造は一般的に知られているように原稿シートを載置セットするプラテン23と、このプラテン23に沿って原稿画像をスキャンするキャリッジ21と、このキャリッジ21からの光学像を光電変換する光学読取手段(例えばCCDディバイス)22とから構成されている。また図示のものは原稿シートを自動的にプラテンに給送する原稿送り装置25がプラテン23上に装備してある。
[製本装置の構成]
次に、図2に基づいて画像形成装置Aに付設された製本装置Bについて説明する。この製本装置Bはケーシング30内に印刷シートを束状に集積して部揃えする集積部40と、この集積部40からのシート束に接着糊を塗布する接着剤塗布手段55と、接着剤を塗布されたシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段60とから構成されている。
[搬送経路の構成]
各シートの搬送経路について説明すると、上記ケーシング30内には画像形成装置Aの排紙口14に連なる搬入口31aを有する搬入経路31が設けられ、この搬入経路31から中紙搬送経路32と表紙搬送経路34が経路切換フラッパ36を介して連結されている。そして中紙搬送経路32には集積部40を介して製本経路33が連接され、表紙搬送経路34には後処理経路38が連設されている。製本経路33は略々鉛直方向に装置を縦断する方向に、表紙搬送経路34は略々水平方向に装置を横断する方向に配置されている。
上記製本経路33と表紙搬送経路34とは互いに交差(直交)し、その交差部に後述する表紙綴じ手段60が配置されるようになっている。以上のように構成された搬入経路31は前記画像形成装置Aの排紙口14に連なり、画像形成装置Aから印刷シートを受入れる。この場合画像形成装置Aからはコンテンツ情報を印刷された印刷シート(中紙シート)S1と表紙カバーとして使用するタイトルなどを印刷された印刷シート(以下表紙シートと云う)Shとが搬出される。このように搬入経路31は中紙搬送経路32と表紙搬送経路34とに分岐され経路切換フラッパ36を介して各印刷シートをそれぞれの経路に振り分け搬送することとなる。
一方、上記搬入経路31にはインサータ装置26が連結してあり、画像形成装置Aで印刷処理しない表紙シートを給紙トレイ26aから1枚ずつ分離して搬入経路31に供給するように構成してある。このインサータ装置26は1つ若しくは複数段の給紙トレイ26aを備え、このトレイ先端には積載されたシートを1枚ずつ分離して給送する給紙手段と、この給紙手段の下流側に給紙経路27が設けられ、この給紙経路27は経路切換片28を介して搬入経路31に連結している。また上記搬入経路31には搬送ローラ31bが、中紙搬送経路32には搬送ローラ32aが、製本経路33にはグリップ搬送手段47と後述する束姿勢偏向手段64と排紙ローラ(排紙手段)67が配置されている。
また表紙搬送経路34には搬送ローラ34aが、後処理経路38には搬送ローラ38aがそれぞれ配置され、それぞれ駆動モータに連結されている。尚図4に示す34gは表紙搬送経路34の可動ガイドであり、後述する表紙綴じ位置Fの左右に一対配置され、この表紙綴じ位置Fに給送される表紙シートShの上流側と下流側をそれぞれ案内する。またこの一対の可動ガイド34gは表紙綴じ位置Fから上方に退避(表紙綴じ処理時)するように図示しない駆動モータに連結されている。
[集積部の構成]
前記中紙搬送経路32の排紙口32bに配置された集積トレイ41は排紙口32bからのシートを束状に積載収納する。図2に示すように集積トレイ41は略々水平姿勢に配置されたトレイ部材で構成され、その上方には正逆転ローラ42aと搬入ガイド42bが設けられている。そして排紙口32bからの印刷シートを搬入ガイド42bで集積トレイ41上に案内し、正逆転ローラ42aで収納する。この正逆転ローラ42aは正回転で印刷シートを集積トレイ41の先端側に移送し、逆回転でトレイ後端(図2右端)に配置された規制部材43にシート後端を突き当て規制する。また集積トレイ41には図示しないシートサイド整合手段が設けられトレイ上に収納した印刷シートの両側縁を基準位置に幅寄せ整合する。このような構成で中紙搬送経路32からの印刷シートは集積トレイ41上に順次積み上げられ束状に部揃えされる。
上記集積トレイ41には図示しないシート束厚さ識別手段が配置され、トレイ上に集積されたシート束の厚さを検出するようになっている。その構成は例えばトレイ上に最上シートと接する紙触片を設け、この紙触片の位置をセンサで検出することによってシート束の厚さを識別することが出来る。この他シート束厚さ識別手段としては例えば排紙センサSe3から集積トレイ上に搬出されるシートを検出し、このセンサからの信号を計数するカウンタを設け、画像形成装置Aからのジョブ終了信号で計数したシートの総枚数に平均的な紙厚さを乗ずることによってシート束の厚さを識別することが出来る。
[シート束搬送手段の構成]
前記製本経路33には上記集積トレイ41からシートを下流側の接着剤塗布位置Eに移送するグリップ搬送手段47が配置されている。このグリップ搬送手段47は図2に示すように集積トレイ41に集積したシート束を水平姿勢から鉛直姿勢に偏向し、このシート束を略々鉛直方向に配置された製本経路33に沿って接着剤塗布位置Eに搬送セットする。このため、集積トレイ41は集積位置(図2実線)から引き渡し位置(図2破線)に移動し、この引き渡し位置で準備されたグリップ搬送手段47にシート束を引き渡すようになっている。
[接着剤塗布部の構成]
前記製本経路33の接着剤塗布位置Eには接着剤塗布手段55が配置されている。この接着剤塗布手段55は図3(a)に示すように熱溶融性の接着剤を収容する糊容器56と、塗布ロール57と、ロール回転モータMRとで構成されている。糊容器56は液状接着剤収容室(以下液剤収容室という)56aと固形接着剤収容室(以下固形剤収容室という)56bに区割され、液剤収容室56aには塗布ロール57が回転自在に組み込まれている。また液剤収容室56aには接着剤の残量を検出する糊センサ56Sが配置されている。図示の糊センサ56Sは接着剤の温度センサを兼用し、液剤収容室56a内の液化した接着剤の温度を検出するのと同時に接着剤に浸された部位の温度差によって接着剤の残量を検出する。また、糊容器56には電熱ヒータなどの加熱手段50が埋設してある。そしてこの糊センサ56Sと加熱手段50は後述する制御CPU75に結線され、液剤収容室56a内の接着剤を所定の溶融温度に温度調整する。また上記塗布ロール57は耐熱性の多孔質材で構成され、糊を含侵してロール周囲に糊の層が盛り上がるように構成されている。
上述のように構成された糊容器56はシート束に沿って往復駆動する。図3(b)にその概念図を示すが、シート束の下端縁(製本時の背表紙部)SUに対し糊容器56は短い長さ(寸法)に形成してあり、これに内蔵した塗布ロール57と伴にシート束の下端縁SUに沿って移動するように装置フレームのガイドレール52に支持されている。そしてこの糊容器56は装置フレームに取り付けられたタイミングベルト53に連結され、このタイミングベルト53には駆動モータMSが連結してある。
そこで糊容器56はホームポジションHPと、シート束に沿って復動作を開始するリターン位置RPとの間で前記駆動モータMSによって往復動する。そして各位置は図3(b)に示す位置関係に設定され、リターン位置RPはシート幅のサイズ情報によって設定される。また、装置電源投入時(イニシャル時)にはホームポジションHPに設定され、先行する例えば前記グリップ搬送手段47に設けたグリップセンサSgのシートグリップ信号から所定時間後(シート束が接着剤塗布位置Eに到達する見込み時間)にホームポジションHPからリターン位置RPに向けて移動する。この移動と同時に塗布ロール57はロール回転モータMRで回転を開始する。尚図示SPは上記糊容器56のホームポジションセンサである。このように構成された接着剤塗布手段55は駆動モータMSの回転で、糊容器56はガイドレール52に沿って図3(b)左側から右側に移動を開始する。この往路では塗布ロール57はシート束に圧接してシート端部をバラけさせ、リターン位置RPからホームポジションHPに戻る復路ではシート端と所定のギャップを形成して接着剤を塗布するように、前述のグリップ搬送手段47の送り量を図示しない昇降モータで調整するようになっている。
[表紙綴じ手段の構成]
上記製本経路33の表紙綴じ位置Fには表紙綴じ手段60が配置されている。この表紙綴じ手段60は図4に示すように背当プレート61と背折プレート62と折ロール63で構成される。この表紙綴じ位置Fには前述の表紙搬送経路34が配置され、画像形成装置A又はインサータ装置26から表紙シートを給送する。そこで背当プレート61は表紙シートをバックアップする板状部材で構成され、製本経路33に進退自在に配置されている。この背当プレート61に支持された表紙シートShに(中紙)シート束S2が逆T字状に接合される。そこで上記背折プレート62は左右一対のプレス部材で構成され、逆T字状に接合された表紙シートの背部を背折り成形するため、図示しない駆動手段で互いに接近及び離反するように構成されている。また上記折ロール63は背折り成形されたシート束を挟圧して折り仕上げする一対のローラで構成されている。
[シート束送り手段(束姿勢偏向手段)の構成]
上記折ロール63の下流側にはシート束を断裁位置Gに位置決めセットするシート束送り手段64と、シート束の周縁を断裁する断裁手段65が配置してある。図示のシート束送り手段64はシート束の天地方向を偏向する束姿勢偏向手段64で構成されている。この束姿勢偏向手段64は表紙綴じ位置Fから表装されたシート束を所定姿勢に偏向して下流側の断裁位置Gに給送する。
このため束姿勢偏向手段64は前記折ロール63から送られたシート束を把持して回転するグリップ回転部材64a、64bを備える。図4に示すようにこのグリップ回転部材64a、64bは装置フレームに昇降自在に取り付けられたユニットフレーム64xに設けられている。このユニットフレーム64xに製本経路33を挟んでグリップ回転部材64a、64bがそれぞれ回転自在に軸受支持され、一方の可動グリップ回転部材64bはシート束厚さ方向(製本経路33に対して直交する方向)に移動自在に支持されている。そして各グリップ回転部材64a、64bには製本経路33内でシート束を姿勢偏向するように旋回モータMt1、Mt2が設けられている。また可動側のグリップ回転部材64bには図4左右方向に移動するグリップモータMgが装備されている。
従って製本経路33内に導かれたシート束は、左右グリップ回転部材64a、64bでグリップ把持され旋回モータMt1、Mt2によってシート束の姿勢方向を偏向する。例えば背部を下側に搬入されたシート束を180度旋回して小口部を下側に下流側の排紙ローラ67に送る。またシート束を順次90度ずつ回転して下流側の断裁位置Gに天部・地部・小口部をそれぞれ下側に偏向させシート束の周縁3方向を断裁するトリミングカットが可能となる。なお、上記可動側のグリップ回転部材64bにはグリップセンサ(図示せず)が設けられ、左右のグリップ回転部材64a、64b間にシート束が確実にグリップされたのを検知し、この検知後グリップ回転部材64a、64bを旋回駆動するように構成されている。そして上記ユニットフレーム64xは昇降モータMaによってシート束を製本経路33に沿って上下昇降させることが出来るようになっている。これはシート束周縁をトリミングカット及び分割切断する際に、断裁位置Gにシート束を搬送セットし、その送り量で断裁位置Gにおける断裁幅(カット量)を設定するためである。
[断裁手段の構成]
上記束姿勢偏向手段64の下流側には断裁手段65が配置されている。この断裁手段65は図4に示すようにシート束の断裁縁を刃受部材66に押圧支持する断裁縁プレス手段65bと、断裁刃ユニット65aで構成されている。この断裁縁プレス手段65bは後述する刃受部材66にシート束の断裁縁を押圧して保持するプレス機構で構成され、シート束を押圧する加圧部材65bと、この加圧部材に加圧力を付与する付勢手段(不図示)で構成されている。付勢手段は図示しない駆動手段によってシート束と直交する方向に加圧部材(加圧手段)を付勢するスプリングで構成されている。上記断裁刃ユニット65aは平刃状の断裁刃65xと、これを駆動するカッタモータ(駆動手段)Mcとから構成されている。このような構成の断裁手段65により、冊子状に製本処理されたシート束の背部を除く周縁を所定量裁断して切り揃える。
上記断裁刃65xは図5に示すように平刃形状の刃先でシート幅Lより長い刃幅L0で構成され、刃受部材66から間隔dを隔てた待機位置(図6(a)の状態)と、刃受部材に当接する切断位置(図6(b)の状態)との間で往復動自在に支持され、カッタモータ(駆動手段)Mcに連結されている。
[刃受部材の構成]
刃受部材66は断裁刃65xとシート(束)を挟んで対向配置され、装置フレーム(不図示)に固定されている。この刃受部材66はシートの中央部を支持するシート中央受面66aと、断裁刃65xの刃先を受ける刃受面66bと、切断縁受面66cを備える。この各受面は互いに連続して同一平面を形成するように構成される。そこで切断線X−Xの上方に位置するシート中央受面66aと、切断線X−Xの下方に位置する断裁縁受面66cは導電性材料で構成され、切断線X−Xで断裁刃の刃先を受ける刃受面66bは非導電性の材料で構成されている。
上述の刃受部材66は、例えば次のように材料選択する。まず刃受面66bとして断裁刃に最適の材料を選択する。この刃受面は切断時に断裁刃の刃先を損耗しない程度の硬度と、同時に断裁刃が突き当たって切り込んだ際に切断紙片を喰え込まない程度の弾性を有する材料、図示のものはポリプロピレン樹脂で構成している。従って刃受面は非導電性の材料で構成されることとなる。
一方、上記シート中央受面66aと切断縁受面66cは、適度の剛性と導電性を有する材料で構成する。このシート中央受面66a、切断縁受面66c及び刃受面66bはそれぞれ別部材で構成しても良いが、同一材料で同一成形によって製造すると安価である。
そこで図示のものは、合成樹脂の2色成形で板状部材を形成し、刃受面66bは非導電性に、またシート中央受面66a及び切断縁受面66cは導電性となるように成形する。例えばポリプロピレン樹脂などの合成樹脂材料のモールド成形によって刃受部材66を成形する。このときシート中央受面66aと切断縁受面66cに錫などの導電性粉末を混入する2色成形法を用いる。すると1枚の板状部材に成形される刃受部材66は、その刃受面66bはポリプロピレン樹脂のみで形成され、シート中央受面66aと切断縁受面66cは錫などの金属粉末が混入され導電性を帯びることとなる。尚この導電性粉末は通電性を有する程度に(導電性粉末が連鎖するように)混在させる。そしてシート中央受面66aと切断縁受面66cは接地してある。
[凹陥溝の構成]
図示のシート束は前述したように表紙シートShにくるみ製本する関係で背綴じ端縁が膨出する。このため上述の刃受部材66と加圧部材65bとは、その少なくとも一方にシート束の背綴じ端縁を支持する位置に凹陥溝65y(66y)が形成され、この凹陥溝65y(66y)にシート束の背綴じ端縁が没入するようにしてある。つまり、断裁位置Gでシート束を挟圧支持する刃受部材66と加圧部材65bには、その両方又は一方にシート束の背部端縁(肩部)に適合する凹陥溝65y(66y)が設けられている。そしてこの凹陥溝65y(66y)はシートサイズに応じてシート束の左右に1つずつ、或いは複数形成されている。図5に示す装置は加圧部材65bに凹陥溝65yが左右にそれぞれ2個、合計4個所に形成されている。
[シート束送り手段によるシート束の断裁位置セット]
本発明は上述のように凹陥溝66yを形成した刃受部材66にシート束をセットする際に、この凹陥溝66yとシート束の背部端縁が一致するように前述のシート束送り手段(束姿勢偏向手段;以下同様)64を次のように構成することを特徴としている。
まず、加圧部材65bにはシートサイズに応じて複数の凹陥溝65yが形成してある。そして前記シート束送り手段64にはシート束は表紙綴じ位置Fから背部端縁を下側に図7(a)の状態で給送される。そこで束姿勢偏向手段64は前記昇降モータMaによってシート束を把持するニップ位置(図7(a)に示すLa、Lb、Lc)をシートサイズに応じて選択する。このニップ位置選択は上記昇降モータMaを制御する制御手段(後述の制御CPU75)で行う。
つまり上記制御手段75はシート束のサイズ情報に基づいて図7(a)に示すように背部端縁から距離L1のニップ位置La、距離L2のニップ位置Lb、距離L3のニップ位置Lcを把持するか選択する。そしてこのニップ位置を中心にシート束を90度旋回すると図7(b)の状態に天部が上側にシート束は断裁位置Gにセットされる。このようにニップ位置La,Lb,Lcを選択することにより天部を上側に偏向した際のシート束の背部端縁を予め設定されている凹陥溝66yに一致させることが可能となる。
本発明は上述のようにシート束を把持して断裁位置Gに位置決めセットするシート束送り手段64のニップ位置を変更(選択)し、その把持後にシート束を90度偏向することにより、シート束の背部端縁を凹陥溝65y(66y)に一致させることを特徴としている。このように構成することにより、凹陥溝65y(66y)の設置個所を少なくすることが可能となり、同時にシート束を常に背部端縁が凹陥溝内に没した状態で支持することが可能となる。
断裁刃65xと対向して断裁するシート束をバックアップ支持する刃受部材66を、シート中央部を支持するシート中央受面66aと切断するシートの端縁を支持する切断縁受面66cとを導電性の材料で構成したから、この両受面は断裁位置Gに支持されたシート束は断裁刃65xで切断される際に次のように作用する。
切断線X−Xで切断された紙片屑は、図6(b)に示すようにその自重で落下して屑ボックス69に収容される。このとき切断縁受面66cは導電性材料で構成されているから静電気を帯びることがない。従って紙片屑はその自重で切断縁受面66cに沿って落下し、この面に静電吸着することがない。つまり図9(b)に示すように切断縁受面p3に吸着して紙片屑が断裁位置Gに残留することがない。また同様にシート中央受面66aも導電性材料で構成されているから、紙片屑が図9(a)に示すように静電気でこの受面p1に吸着されることがない。従ってシート束の切断量を設定するために断裁位置Gにシートセンサを配置する装置構成を採用する場合、この断裁位置Gに紙片屑が付着して残留するとシートセンサの誤動作を招くが、このようなことがない。
[凹陥溝の異なる実施形態]
上述のように、本発明は断裁位置Gにシート束を位置決めセットするシート束送り手段64でシート束の背部端縁を切断方向に位置移動自在に構成し、加圧部材65bの凹陥溝65yと背部端縁とを一致させることを特徴としている。この他、凹陥溝を刃受部材66の刃受面66bに形成し、この刃受面66bをシートサイズに応じて切断線方向に移動自在に構成することも可能であり、これを図8に基づいて説明する。
図8に示す装置は、刃受部材66に刃受面66bを同図左右方向に移動自在に嵌合支持してある。そしてこの刃受面66bにはラック66Rが刻設され、ピニオン66Pに歯合されている。このピニオン66PにはシフトモータMoが連結してある。従ってシフトモータMoを正逆回転させることにより刃受面66bが左右方向に位置移動し、これに形成された凹陥溝66yも同方向に位置移動する。そこで、例えばシート束の幅サイズ情報に基づいて、シフトモータMoを回転駆動すると、刃受面66bは図8左右方向に移動する。尚、刃受部材66と対向配置された加圧部材65bにも凹陥溝65yが形成されているが、この凹陥溝65yの溝幅は刃受面66bに設けた凹陥溝66yの溝幅よりも広幅となるよう構成してある。
[シート束の排紙構造]
上記断裁位置Gの下流側には排紙ローラ(排紙手段)67と収納スタッカ68が配置されている。この収納スタッカ68は図2に示すようにシート束を立位姿勢で収納するようになっている。そしてこの収納スタッカ68は図1に示すようにケーシング30に引き出し状に配置され、装置フロント側(図1紙面手前側)に引き出し可能に構成されている。装置フロント側に引き出した状態で上面方向から使用者が視認できるようになっている。尚図示68Sfは満杯検出センサであり、収納スタッカ68に収納されるシート束の満杯状態を検出して、オペレータにその除去を警告する。
[後処理装置の構成]
上述の製本装置Bには後処理装置Cが配置され、この後処理装置Cは前記表紙搬送経路34に連なる後処理経路38が設けられ、この後処理経路38にステイプルユニット、パンチユニット、スタンプユニットなどの後処理機器が配置され、画像形成装置Aからの印刷シートを、表紙搬送経路34を介して受け取り、この印刷シートにステイプル処理、パンチ処理、捺印処理を施し排紙トレイ37に搬出する。また、このような後処理を施すことのない画像形成装置Aからのシートを排紙トレイ37に収納するようになっている。
[制御手段の構成]
次に上述の装置に於ける制御手段の構成を図10に基づいて説明する。同図は制御ブロック図であり、図1に示すような画像形成装置Aと製本装置Bとを連結したシステムでは、例えば画像形成装置Aに備えられた制御CPU70にコントロールパネル71と、モード設定手段72を設ける。そして製本装置Bの制御部には制御CPU75を設け、この制御CPU75は製本処理実行プログラムをROM76から呼び出して製本経路33における各処理を実行する。
またこの制御CPU75には画像形成装置Aの制御CPU70から後処理モード指示信号、ジョブ終了信号、シートサイズ情報その他製本に要する情報及びコマンド信号を受信する。一方前記搬入経路31、製本経路33、表紙搬送経路34には搬送するシート(シート束)を検出するシートセンサSe1乃至Se6が図2にそれぞれ図示する位置に配置されている。そこで制御CPU75には各シートセンサSe1乃至Se6の検出信号が伝達され、制御CPU75は「集積部制御部75a」「接着剤塗布手段制御部75b」「表紙綴じ手段制御部75c」「断裁手段制御部75d」「スタック制御部75e」と「接着剤温度制御部79」をそれぞれ備えている。
本発明に係わる製本装置を備えた画像形成システムの全体構成図。 図1のシステムにおける製本装置の詳細説明図。 図2の装置に於ける接着剤塗布手段の構成を示し、(a)は糊容器の構成図であり、(b)は接着剤塗布の態様を示す説明図。 図2の装置に於ける束姿勢偏向手段の構成を示す説明図。 図2の装置に於ける加圧部材と刃受部材との配置構成を示す斜視図。 図2の装置に於ける断裁手段の説明図であり、(a)は断裁刃が待機位置にある状態を示し、(b)は断裁刃が切断位置にある状態図。 図2の装置に於けるシート束送り手段の把持状態を示し、(a)はシートサイズによるニップ位置を示す説明図、(b)はシート束を90度旋回した状態説明図。 図5と異なる凹陥溝の構成図。 従来の刃受部材の構造図であり、(a)は中央受面に切断紙片が付着した状態を示し、(b)は切断縁受面に切断紙片が吸着した状態説明図。 図2の装置における制御手段の構成を示すブロック図。 従来技術の説明図と、要部拡大図。
符号の説明
A 画像形成装置
B 製本装置
C 後処理装置
E 接着剤塗布位置
F 表紙綴じ位置
G 断裁位置
31 搬入経路
32 中紙搬送経路
33 製本経路
34 表紙搬送経路
37 排紙トレイ
40 集積部
41 集積トレイ
47 グリップ搬送手段
55 接着剤塗布手段
60 表紙綴じ手段
64 束姿勢偏向手段(シート束送り手段)
64a グリップ回転部材
64b 可動グリップ回転部材
65 断裁手段
65b 断裁縁プレス部材(加圧部材)
65x 断裁刃
65y 凹陥溝
66 刃受部材
66y 凹陥溝
67 排紙ローラ(排紙手段)
68 収納スタッカ
70 制御CPU(装置本体)
75 制御CPU(製本装置)

Claims (5)

  1. シート束を所定の断裁位置に位置決めセットするシート束送り手段と、
    上記断裁位置に配置され、平刃形状の刃先を有する断裁刃と、
    上記シート束を挟んで上記断裁刃と対向配置された刃受部材と、
    上記刃受部材にシート束を加圧保持する断裁縁プレス手段と、
    上記断裁刃を待機位置と切断位置との間で往復動する駆動手段と、
    を備えたシート束断裁装置であって、
    前記刃受部材と前記断裁縁プレス手段には、少なくとも一方に前記断裁刃の切断方向に沿って所定数の凹陥溝が設けられ、
    上記シート束送り手段は、
    上記断裁位置にシート束を位置決めする際にシート束背部の端縁位置を上記断裁刃の長手方向である切断方向に調整可能に構成され、上記シート束を背部端縁が上記凹陥溝に位置するようにセットする、ことを特徴とするシート束断裁装置。
  2. 前記シート束送り手段は、
    シート束を把持して旋回動するグリップ回転部材と、
    上記グリップ回転部材を回転動する駆動手段と、
    上記グリップ回転部材と上記駆動手段を制御する制御手段と、
    を有し、
    上記制御手段は、
    上記グリップ回転部材でシート束を把持した後、このシート束を旋回動して前記断裁位置にセットするように構成され、
    上記グリップ回転部材でシート束を把持する位置を調整することによってシート束の背部端縁を前記刃受部材の所定位置に位置決めすることを特徴とする請求項1に記載のシート束断裁装置。
  3. 前記制御手段は、前記グリップ回転部材を把持したシート束を旋回動させて天部、地部、小口部を順次前記断裁位置に位置決めセットすることを特徴とする請求項2に記載のシート束断裁装置。
  4. シート束を所定の断裁位置に位置決めセットするシート束送り手段と、
    上記断裁位置に配置され、平刃形状の刃先を有する断裁刃と、
    上記シート束を挟んで上記断裁刃と対向するように配置された刃受部材と、
    上記断裁刃を待機位置と切断位置との間で往復動する駆動手段と、
    を備えたシート束断裁装置であって、
    上記刃受部材は、上記断裁刃の長手方向である切断方向に少なくとも1つの凹陥部を有する刃受面が形成され、
    上記刃受面は上記断裁刃の切断方向に移動可能に構成されると共にシフト手段を備え、
    上記シフト手段は、上記シート束送り手段で位置決めセットされるシート束の背部端縁が上記凹陥部に位置するように上記刃受面を位置移動することを特徴とするシート束断裁装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかの項に記載のシート束断裁装置と、
    束状に部揃いされたシート束の背部端面を綴じ合わせる製本綴じ手段と、
    上記製本綴じ手段で綴じ合わされたシート束の周縁を断裁揃えするシート束断裁装置と、を備えことを特徴とする製本装置。
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