JP2015100889A - 後処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】集積シート束の中央部を綴じ処理と折処理する製本仕様において簡単な機構でファイル穴を形成することができ、その穴位置が紙葉毎に位置ズレすることが少なく所定のフアイリング機構でファイル綴じすることが可能な後処理装置を提供する。【解決手段】搬送経路にファイル穴を穿孔する穿孔手段を配置して穿孔処理したシートを後処理部で積層状に集積して中央から折り合わせて製本仕上げする装置であって、搬送経路でシート中央の折り目ラインを基準に所定の間隔で対象となる位置に少なくとも2つのファイル穴を穿孔する際に、ファイル穴と折り目ラインとの間の距離を、後処理部に集積するシートの積層順位ごとの折りズレ量に応じて異ならせることを特徴としている。【選択図】図4
Description
本発明は、画像形成装置などから搬出されるシートにファイル穴を穿孔する後処理装置に係わり、集積したシート束を折り合わせて製本仕上げする際の穿孔機構の改良に関する。
従来、画像形成装置から搬出されたシートに後処理を施す装置として例えば特許文献1には、処理部に束状に部揃え集積したシートの中央を綴じ処理した後に折り処理して冊子状に仕上げる後処理(以下「マガジン仕上げ処理」と云う)する機構が知られている。
同文献には、搬入口に送られたシートを第1処理部と第2の処理部に振り分けて搬送し、第1の処理部ではシートを折処理することなくスタックトレイに収納し、第2の処理部ではシートを部揃え集積したのちにシート中央を綴じ処理して折り処理する製本処理(マガジン製本)したのちにスタックトレイに収納する装置が開示されている。
また、特許文献2には搬入口に送られたシートを第1処理部と第2処理部に振り分け搬送し、第1処理部では折処理することなく部揃え集積したシートを綴じ処理したのちにスタックトレイに収納し、第2処理部ではシート中央部を綴じ処理したのちに折り合わせ処理してマガジン製本する装置が開示されている。
このような装置において折処理することなく後処理する処理部にシートを案内する搬送経路にファイル穴を穿孔するパンチユニットを配置し、ファイル穴を穿孔したシートを集積してとし処理する装置も知られている。
上述のように、シートを部揃え集積して、中央部を綴じ処理したのちに折り処理して製本仕上げする装置は既に知られている。また、後処理装置で後処理部に案内するシートにファイル穴を穿孔する穿孔機構も知られている。
従来の後処理部に案内するシートにファイル穴を穿孔する穿孔機構は、折り処理しない後処理部にシートを案内する経路中に穿孔ユニットを配置して、搬入口から搬入したシートの搬送方向後端部にファイル穴を穿孔している。
そして従来のマガジン綴じ処理機能を有する後処理装置はファイル穴を穿孔することなく後処理(製本処理)を実行している。
そして従来のマガジン綴じ処理機能を有する後処理装置はファイル穴を穿孔することなく後処理(製本処理)を実行している。
ところが、最近シリーズで発行するマガジンのようにマガジン製本した処理をフアイリング綴じすることが要求されている。例えば家庭用のアルバムを年次毎に製本する場合、事務用のレポート紙を発行時ごとに情報する場合などに製本処理と同時にファイル穴を穿孔すること要求される。
従来の穿孔機構は、搬送経路にシート幅方向(搬送直交方向)に2穴〜4穴の穿孔パンチ部材を配列し、搬入口からのシートの後端部に設定された穴数のパンチ穴を穿孔している。その穿孔位置は、すべてのシートを通じてしてシート縁から同一寸法の位置に穿孔処理している。
なおこの場合にシートに寸法誤差が有る場合には、シート端縁を検出して、その検出位置を基準に穿孔位置を割り出す方法も採用されている。
一方、シートを搬送経路で1枚ずつ穿孔処理する穿孔機構と、シートを部揃え集積して束状シートを穿孔処理する穿孔機構も知られている。この場合シートを1枚ずつ穿孔する穿孔機構は小型で、消費電力が小さく、スペースも騒音も少ないことが知られている。
なおこの場合にシートに寸法誤差が有る場合には、シート端縁を検出して、その検出位置を基準に穿孔位置を割り出す方法も採用されている。
一方、シートを搬送経路で1枚ずつ穿孔処理する穿孔機構と、シートを部揃え集積して束状シートを穿孔処理する穿孔機構も知られている。この場合シートを1枚ずつ穿孔する穿孔機構は小型で、消費電力が小さく、スペースも騒音も少ないことが知られている。
そこで本発明者は、順次1枚ずつ遅れるシートを後処理部に集積して、綴じ処理と同時に折り処理位置施す後処理機構において、その搬入経路においてシートにファイル穴を穿孔する穿孔機構を搬出すること至った。
本発明は、集積シート束の中央部を綴じ処理と折処理する製本仕様において簡単な機構でファイル穴を形成することができ、その穴位置が紙葉毎に位置ズレすることが少なく所定のフアイリング機構でファイル綴じすることが可能な後処理装置の提供をその課題としている。
上記課題を解決するため本発明は、搬送経路にファイル穴を穿孔する穿孔手段を配置して穿孔処理したシートを後処理部で積層状に集積して中央から折り合わせて製本仕上げする装置であって、搬送経路でシート中央の折り目ラインを基準に所定の間隔で対象となる位置に少なくとも2つのファイル穴を穿孔する際に、ファイル穴と折り目ラインとの間の距離を、後処理部に集積するシートの積層順位ごとの折りズレ量に応じて異ならせることを特徴としている。
さらにその構成を詳述すると、後処理部(3)にシートを搬送する搬送経路(4)にファイル穴を穿孔するパンチ機構(7)を備えた装置であって、後処理部にシートを搬送する搬送経路と、搬送経路から送られたシートを積層状に集積して折り合わせる後処理部と、搬送経路に配置されシートを搬送する搬送手段(10,11)と、搬送経路に配置され後処理部に送るシートにファイル穴を穿孔する穿孔手段(7)と、穿孔手段を制御する穿孔制御手段とを備える。
上記穿孔制御手段は、搬送経路に送られたシートにファイル穴を穿孔した後に後処理部に集積するように搬送手段と穿孔手段を制御すると共に、各シートに所定の折り目ラインを基準に間隔を隔てて対象となる位置に少なくとも2つのファイル穴(Pa、Pb)を穿孔すると共に、このファイル穴と折り目ラインとの間の距離(Sp)を、後処理部に集積するシートの積層順位(n)によって異ならせる。
本発明は、部揃え集積したシート束を中央から折り合わせて製本仕上げする際に、後処理上に搬送する過程で個々のシートにファイル穴を穿孔する際に、折り目ラインとファイル穴との距離をシートの積層順位ごとの折りズレ量に応じて異ならせるものであるから以下の効果を奏する。
搬送経路でシートの中央(折り目ライン)を基準に対象となる位置に2つのファイル穴を穿孔し、折り目ラインから綴じ代を形成する間隔を隔ててファイル穴を穿孔する。
そして下流側の後処理で部揃え集積したシート束を綴じ合わせて冊子状に仕上げる。これによって仕上げシート束は冊子状に製本されるのと同時にフアイリング保存が容易となる。
そして下流側の後処理で部揃え集積したシート束を綴じ合わせて冊子状に仕上げる。これによって仕上げシート束は冊子状に製本されるのと同時にフアイリング保存が容易となる。
特に、後処理部にシートを案内する搬送経路中でシートにファイル穴を穿孔するので、シート束穿孔するのに比べ穿孔機構も小型でコンパクトに構成することが出来る。
そして、各シートに穿孔されファイル穴は、その後の折曲げ仕上げによって折りズレ量が異なる。この折りズレ量は折り合わせ内側のシートから折り合わせ外側のシートに徐々に大きく(長く)なるので、ファイル穴を折りズレ量を見込んで穿孔位置をシートごとに設定する必要が生ずる。
そこで本発明は、折り合わせ内側から折り合わせ外側に向かってシートの折り目ラインとファイル穴との間隔を徐々に大きく設定してあるので、仕上がり状態で冊子状シート束にはファイル穴が正しい位置に正確に穿孔され、製本品位を損ねる恐れがない。
そこで本発明は、折り合わせ内側から折り合わせ外側に向かってシートの折り目ラインとファイル穴との間隔を徐々に大きく設定してあるので、仕上がり状態で冊子状シート束にはファイル穴が正しい位置に正確に穿孔され、製本品位を損ねる恐れがない。
更に本発明は、シートの折り目ラインとファイル穴との間隔を、実験データなどで折りズレ量をシート積載順位ごとにデータ化して記憶手段に保存することによって、使用するシートの紙厚さ、折り合わせ仕様に応じて適正なファイル穴位置を簡単な構成で設定することができる。
以下、図示の好適な実施の形態に基づいて本発明は、詳述する。図1は本発明係わる後処理装置の全体構成の説明図であり、図2は、要部構成の説明図である。図示の後処理装置は画像形成装置などから送られたシートを部揃え集積して情報処理する製本仕上げする装置を示している。
図1の後処理装置Bは画像形成装置Aから送られたシートを、部揃え集積して製本仕上げする装置を示している。装置ハウジング1にはシートを搬入する搬入口2が設けられ、この搬入口から後処理部3にシートを案内する搬送経路4が配置されている。後処理部3は搬入口2から送られたシートを積載集積して部揃えし、シート中央部を綴じ処理したのちに折り曲げる。
するとシート束は冊子状に重ね合わせられ製本仕上げ(以下「マガジン製本」と云う)される。その後、仕上げ処理されたシート束は排紙経路5から排紙スタッカ6に送られて収納される。なお、後処理部3の詳細な構成については後述する。
するとシート束は冊子状に重ね合わせられ製本仕上げ(以下「マガジン製本」と云う)される。その後、仕上げ処理されたシート束は排紙経路5から排紙スタッカ6に送られて収納される。なお、後処理部3の詳細な構成については後述する。
上記搬送経路4にはパンチユニット7が配置され、下流側の後処理部3に案内するシートにファイル穴を穿孔する。図2にその構成を示すが、画像形成装置Aの排紙口9(以下「本体排紙口」と云う)に連なる位置に搬入口2と搬送ローラ10(搬入ローラ対)とシート先端を検出するシート検出センサSe1が配置され、このセンサの下流側にパンチユニット7が配置され、その下流側にシートをニップする搬送ローラ11(中間搬送ローラ対)が配置されている。
そして、このパンチユニット7の下流側には経路切換手段12を介して後処理部3にシートを案内するシート搬入パス13と搬送ローラ14(排紙ローラ対)が配置されている。
そして、このパンチユニット7の下流側には経路切換手段12を介して後処理部3にシートを案内するシート搬入パス13と搬送ローラ14(排紙ローラ対)が配置されている。
上記排紙ローラ対14の下流側にはシートを積載するシート支持ガイド15が連結され、排紙ローラ14で送られたシートを積載する。この、シート支持ガイド15には積載されたシート中央部を綴じ処理する綴じ処理手段16(ステープル装置)と、綴じ処理されたシートを折処理する折りブレード手段17と折りロール18が配置されている。
図示19はシート支持ガイド15にシートを係止する先端規制ストッパである。上記折りロール18の下流側には排紙経路5と、排紙スタッカ6が設けられている。
図示19はシート支持ガイド15にシートを係止する先端規制ストッパである。上記折りロール18の下流側には排紙経路5と、排紙スタッカ6が設けられている。
上述の構成において、画像形成装置Aから送られたシートは搬送経路4に搬入され、後処理部3に案内される。そしてこの後処理部3に積層状に積み重ねられて部揃え集積される。そこで後処理部3の制御手段は、上流側の画像形成装置Aからジョブ終了信号を受信すると後処理部3に集積されたシート束の中央部を綴じ処理する。
綴じ処理後に制御手段はシートセンタSc(シート中央)を折り目ライン(以下「Sc」と表記する)を介してシートを折り合わせる。この折り処理は、後述する折りロール18と折りブレード17手段で行なう。折り処理されたシートは排紙スタッカ6に搬出されて収納される。
綴じ処理後に制御手段はシートセンタSc(シート中央)を折り目ライン(以下「Sc」と表記する)を介してシートを折り合わせる。この折り処理は、後述する折りロール18と折りブレード17手段で行なう。折り処理されたシートは排紙スタッカ6に搬出されて収納される。
このような仕上げ処理(マガジン製本仕上げ)においてファイル穴を同時に穿孔する場合がある。例えば製製本仕上げした書類をファイリングする場合であり、従来は製本仕上げ後に冊子状のシート束をパンチ機構で穴あけ処理している。
このようなパンチ機構を後処理装置Bに組み込むと装置が大型化し、消費電力が大容量化し、騒音がおおきくなる問題を引き起こす。そこで搬入口2から後処理部3に搬送する過程で個々のシートにファイル穴を穿孔することが求められる。
このようなパンチ機構を後処理装置Bに組み込むと装置が大型化し、消費電力が大容量化し、騒音がおおきくなる問題を引き起こす。そこで搬入口2から後処理部3に搬送する過程で個々のシートにファイル穴を穿孔することが求められる。
図3(a)はシート中央を折り合わせたマガジン製本の状態を示している。その背部Mxは、折り曲げられたループ形状に、小口部(小口端)Myは、図示のような斜裁形状に形成される。
この小口端縁は、シート中央を折り合わせた結果、幾何学的に生ずる折りズレ量(Yδ)によって斜裁形状となる。この小口端Myの斜裁形状の折りズレは、ページめくり、仕上げ品位などから好ましい仕上げ処理ではないが、比較的簡単な冊子仕上げとして採用されている。
この小口端縁は、シート中央を折り合わせた結果、幾何学的に生ずる折りズレ量(Yδ)によって斜裁形状となる。この小口端Myの斜裁形状の折りズレは、ページめくり、仕上げ品位などから好ましい仕上げ処理ではないが、比較的簡単な冊子仕上げとして採用されている。
また後処理装置Bによっては後処理部3の下流側にトリマー装置(ユニット;不図示)を配置し、小口端縁の折りズレ部を断裁揃えする装置構成も知られている。本発明は、この小口端縁を断裁する装置構成及び断裁しない装置構成の何れにも採用本可能である。
図3(b)は搬送経路4で各シートにファイル穴Pa、Pbを穿孔した仕上げ状態を示している。ファイル穴は、シート長さSxの半分(1/2Sx)に位置する折り目ラインScから、綴じ代Mz(11〜13ミリ程度)を隔てて長さ方向に対象となる位置に第1ファイル穴Paと、第2ファイル穴Pbを形成する。
つまり搬送経路4でシートを長さ方向の(1/2)位置を中心に搬送方向前方に第1ファイル穴Paを、後方に第2ファイル穴Pbを間隔Mz(予め設定された綴じ代間隔)を隔てて穿孔する。そしてファイル穴を穿孔するシートは後処理部3に送られ、そのシート支持ガイド15上に積み重ねられる。
つまり搬送経路4でシートを長さ方向の(1/2)位置を中心に搬送方向前方に第1ファイル穴Paを、後方に第2ファイル穴Pbを間隔Mz(予め設定された綴じ代間隔)を隔てて穿孔する。そしてファイル穴を穿孔するシートは後処理部3に送られ、そのシート支持ガイド15上に積み重ねられる。
このように集積されたシートを折り目ラインScで折り合わせると、図3(c)(d)のようにファイル穴Pa(Pb)が形成される。このとき図3(c)は、すべてのシートを折り目ラインScから等間隔(等距離)Mzにファイル穴を穿孔した場合であり、同図(d)は各シートの折りズレ量Yδに応じて折り目ラインからの間隔Mzを位置修正した場合である。
図3(c)のようにシートを折り処理に関係なく重ね合わせるすべてのシートをセンターライン(Sc)から等距離の間隔Mzで穿孔するとファイル穴が傾斜した方向に形成される。そしてこの傾斜がファイル穴の穴位置として許容誤差範囲を超えるときにはファイリング部材22を挿入することができない。
従って図3(c)のような穿孔方法は不適正であり、シートの重ね合わせ枚数が少なく、同時にシートの紙厚さが薄く、穿孔穴径を大きく設定する極めて限られた条件のときにのみ採用可能である。
従って図3(c)のような穿孔方法は不適正であり、シートの重ね合わせ枚数が少なく、同時にシートの紙厚さが薄く、穿孔穴径を大きく設定する極めて限られた条件のときにのみ採用可能である。
そこで図3(d)のように折り目ラインからファイル穴の穴位置を、最終の折曲げ処理によって折りズレが生ずることを考慮して折りズレ量Yδだけ位置補正する。
本発明は搬送経路4に搬入され、後処理部3に集積されるシートの積層順位(n)に応じて穴位置を折り目ラインScから徐々に広い間隔に形成することを特徴としている。
本発明は搬送経路4に搬入され、後処理部3に集積されるシートの積層順位(n)に応じて穴位置を折り目ラインScから徐々に広い間隔に形成することを特徴としている。
[ファイル穴位置の補正方法]
図4に従って補正方法を説明する。同図(a)はシートの形状を示し、シートの長手方向サイズSxと、短手方向サイズSyは、例えば定型サイズとして予め設定されている。このサイズには許容寸法誤差Δdが設定されている。例えばJIS規格4サイズでは210±2×297±2(mm)、3サイズでは297±2×420±2(mm)に設定されている。また折り目ラインScからファイル穴の間隔も、規格で設定されている。
例えばISO規格では、折り目ライン(シート縁)からファイル穴中心までの距離11〜13(mm)、ファイル穴径5.5〜6.5(mm)、2穴穿孔のときのスパン97.5〜80.5(mm)に設定されている。
図4に従って補正方法を説明する。同図(a)はシートの形状を示し、シートの長手方向サイズSxと、短手方向サイズSyは、例えば定型サイズとして予め設定されている。このサイズには許容寸法誤差Δdが設定されている。例えばJIS規格4サイズでは210±2×297±2(mm)、3サイズでは297±2×420±2(mm)に設定されている。また折り目ラインScからファイル穴の間隔も、規格で設定されている。
例えばISO規格では、折り目ライン(シート縁)からファイル穴中心までの距離11〜13(mm)、ファイル穴径5.5〜6.5(mm)、2穴穿孔のときのスパン97.5〜80.5(mm)に設定されている。
このような規格のもとで、図4(b)に従ってマガジン折りした場合の穴位置のズレ量を説明する。図4(b)に示す幾何学的な形状によると、折り曲げた状態で最内側に位置する積層順位のシート(S1)からn枚目に位置する積層順位のシート(Sn)の「穴位置補正量Jn」は、次式によって求められる。
X=L0+r+(n+1)t (式1)・・・X=Mz; 綴じ代。
Jn=L0+Ln(式2)・・・Jn=折り目ラインScと穴中心の距離;L0=直線成分Ln=曲線成分(図4(b)参照)。
Jn=X+(π/2−1){r+(n+1)t}(式3)
要するに積層順位n枚目のシートに穿孔するファイル穴の中心位置は折り目ラインSc(シートセンターライン)から距離Jn(式3)に設定することによって図4(b)に示すように折りズレの影響のないファイル穴として形成することができる。
X=L0+r+(n+1)t (式1)・・・X=Mz; 綴じ代。
Jn=L0+Ln(式2)・・・Jn=折り目ラインScと穴中心の距離;L0=直線成分Ln=曲線成分(図4(b)参照)。
Jn=X+(π/2−1){r+(n+1)t}(式3)
要するに積層順位n枚目のシートに穿孔するファイル穴の中心位置は折り目ラインSc(シートセンターライン)から距離Jn(式3)に設定することによって図4(b)に示すように折りズレの影響のないファイル穴として形成することができる。
例えば、シート積層順位1枚目のシートの場合には、紙厚さ(t)=0.1mm;折り部半径(r)=0.3mm;綴じ代(X)=10mmとすると、1枚目のシートの穿孔穴位置は、穴中心と折り目ラインとの距離(J1)を式3で求めると、J1=10.228mmとなる。
このように演算することによって折りズレ量Yδに応じた穿孔穴位置が幾何学的に算出することが可能である。
しかし実際の装置では、シート間に空気層が存在したり、折曲げ曲率がその都度異なったり、機体差によって変化する。そこであらかじめ設計上では幾何学的演算で、穴位置の補正値を求め、装置生産時のバラつきを実験置で設定することが好ましい。
しかし実際の装置では、シート間に空気層が存在したり、折曲げ曲率がその都度異なったり、機体差によって変化する。そこであらかじめ設計上では幾何学的演算で、穴位置の補正値を求め、装置生産時のバラつきを実験置で設定することが好ましい。
例えば、折り目ラインの設定(1/2シート長さ)は、シート長さの誤差(例えば±2mm)を考慮して、その中心値に設定し、シート紙厚さもシートごとのばらつきを考慮して平均的な厚さに設定する。
そしてシートサイズ、紙厚さ(例えば0.1〜0.3mm)ごとに積層順位1枚目からn枚目の各穿孔位置の補正値をデータテーブルとして準備する。そして該当する補正値を標準穿孔位置(折り目ラインと穴中心との間の距離の規格値)に補正値を加算する。
そしてシートサイズ、紙厚さ(例えば0.1〜0.3mm)ごとに積層順位1枚目からn枚目の各穿孔位置の補正値をデータテーブルとして準備する。そして該当する補正値を標準穿孔位置(折り目ラインと穴中心との間の距離の規格値)に補正値を加算する。
図5(c)にデータテーブルの一例を示すが、シートサイズ及び紙厚さで分類し、各サイズ及び紙厚さに応じた積層順位ごとの折りズレ量をデータとして、演算値、実験値などで設定する。
そしてこのデータを記憶手段(ROMなど)に記憶し、制御手段(制御CPU)は、画像形成装置Aから取得したシートサイズと紙厚さ(例えばコントロールパネルからオペレータが入力する)情報に対応する折りズレ量(Yδ)を記憶手段から呼び出したデータテーブルから読み出す。
そして制御手段は、積層順位が「1」のときには例えばYδ=α1を、順位が「n」のときにはYδ=αnを穴位置の補正値として設定する。
そしてこのデータを記憶手段(ROMなど)に記憶し、制御手段(制御CPU)は、画像形成装置Aから取得したシートサイズと紙厚さ(例えばコントロールパネルからオペレータが入力する)情報に対応する折りズレ量(Yδ)を記憶手段から呼び出したデータテーブルから読み出す。
そして制御手段は、積層順位が「1」のときには例えばYδ=α1を、順位が「n」のときにはYδ=αnを穴位置の補正値として設定する。
以上、幾何学的に究明したようにシートの折りズレ量Yδは後処理部3に集積されるシートの厚さ(t)と、後処理部における積層シートの折り曲げ形状(折曲げ曲率r)に基づいて形成され、折りズレ量Yδはシート厚さ(t)と、折曲げ曲率(r)に比例して増大する。
つまりシート厚さが厚いほど、折曲げ曲率が大きいほど、折りズレ量(Yδ)は大きくなり、シート積層順位が大きいほど折りズレ量(Yδ)は増大する。
つまりシート厚さが厚いほど、折曲げ曲率が大きいほど、折りズレ量(Yδ)は大きくなり、シート積層順位が大きいほど折りズレ量(Yδ)は増大する。
上述の折りズレ量の補正値は、幾何学的解析からも明らかなように集積シートを折り合わせた状態で、内側に位置するシートから外側に位置するシートの順に徐々に間隔が大きくなるように穴位置を積層順位に応じて異ならせる。
なお、上述した演算手段もしくは予め準備したデータテーブルに基づいてファイル穴の穿孔位置を、後処理部における積層順位に応じて位置補正する際に、本発明は、シート1枚ごとに補正する場合と、シートを数枚ごとに段階的に補正するいずれかの方法を採用する。
シート1枚ごとに補正する場合を図5(a)に、シートを段階的に補正する場合を図5(b))に示す。このように本発明は、シートの積層順毎に、ファイル穴の穿孔位置を位置補正しても、段階ごとに位置補正してもいずれでも良い。
同様にシートの厚さも段階的に位置補正することが演算処理或いはデータテーブルのメモリ容量などから簡便である。
シート1枚ごとに補正する場合を図5(a)に、シートを段階的に補正する場合を図5(b))に示す。このように本発明は、シートの積層順毎に、ファイル穴の穿孔位置を位置補正しても、段階ごとに位置補正してもいずれでも良い。
同様にシートの厚さも段階的に位置補正することが演算処理或いはデータテーブルのメモリ容量などから簡便である。
図6(第1実施形態)及び図7(第2施形態)に従って、搬送経路4におけるシートの位置決め機構について説明する。
図6は、搬送経路4の搬送手段(例えば搬入ローラ対10と中間ローラ対11)の搬送量fxを制御することによって穿孔手段7の穿孔位置にシートを位置決めする場合を示している。
また図7は穿孔手段を、シートの搬送方向に位置移動可能に装置フレームに配置し、前述の補正値に応じてパンチユニットを位置移動する場合を示している。
図6は、搬送経路4の搬送手段(例えば搬入ローラ対10と中間ローラ対11)の搬送量fxを制御することによって穿孔手段7の穿孔位置にシートを位置決めする場合を示している。
また図7は穿孔手段を、シートの搬送方向に位置移動可能に装置フレームに配置し、前述の補正値に応じてパンチユニットを位置移動する場合を示している。
図6において搬送経路4には搬入口2の近傍に搬入ローラ10とシート先端検出センサSe1とパンチユニット7と中間搬送ローラ11が、排紙方向下流側にこの順に配置されている。各ローラには駆動モータ(不図示)が連結され、制御CPUなどの制御手段でモータの回転量が制御できるように構成されている。
そこで制御手段はシート先端をセンサSe1で検出した検出信号と、例えば上流側の画像形成装置Aから取得したシートサイズ情報に基づいて、シート先端からシートの折り目ラインSc(シートセンタ)までの長さ(=搬送距離)を算出する。そしてセンサSe1からの検出信号を基準にシート搬送量を演算する。
このシートの搬送量は、折り目ラインScからファイル穴の穴位置との間隔がシートの積層順位に応じて補正値(折りズレ量)が前述の演算手段もしくはデータテーブルから求められ、折り目ラインScと第1ファイル穴Paの間隔Jnがパンチユニット7の穿孔位置と合致する移動量に設定される。
そして制御手段はこの設定された搬送量だけモータを回転し搬送ローラを搬送方向に回転する。そして所定の搬送量に達するとモータを停止し、パンチユニットに穿孔動作指示信号を発する。
そして制御手段はこの設定された搬送量だけモータを回転し搬送ローラを搬送方向に回転する。そして所定の搬送量に達するとモータを停止し、パンチユニットに穿孔動作指示信号を発する。
するとパンチユニット7は第1ファイル穴Paの穿孔動作を実行し、その動作を終了すると動作エンド信号を制御手段に送る。次に制御手段は、第1ファイル穴位置から第2ファイル穴位置に相当する移送距離だけシートを搬送し、同様に第2ファイル穴Pbを穿孔する。
図7のシート位置決め機構は、図6の実施形態と同様に搬入ローラ10と、検出センサSe1と、中間搬送ローラ11と駆動モータ(不図示)を搬送経路に配置する。そしてパンチユニット7は装置フレーム23に搬送方向に位置移動可能に装備する。
図示のものは装置フレーム23のガイドレール24にユニットフレーム25をスライダブリーに支持し、ユニットフレーム25に一体形成したラック26と、フレームに支持したピニオン27を噛合させてシフトモータSMで位置移動させるように構成してある。
図示のものは装置フレーム23のガイドレール24にユニットフレーム25をスライダブリーに支持し、ユニットフレーム25に一体形成したラック26と、フレームに支持したピニオン27を噛合させてシフトモータSMで位置移動させるように構成してある。
そこで、制御手段はシートサイズ情報と、シート先端検出信号からシートを予め設定した搬送量だけが移送して、搬送ローラを停止する。そこで制御手段は、第1ファイル穴Paの穴位置の補正値を前述の演算手段もしくはデータテーブルで求め、シフトモータSMを回転駆動してパンチユニット7を位置移動する。
次いで制御手段はパンチユニット7が積載順位に応じて設定された穿孔位置に位置決めされると、パンチユニットに穿孔指示信号を発し、穿孔動作を実行する。第1ファイル穴Paの穿孔動作が終了すると制御手段は搬送ローラ10,11を所定量回転してシートを第2ファイル穴Pbの方向に移送する。
そして第1ファイル穴Paと同様にパンチユニット7をシフトモータSMで位置移動して積層順位に応じた穴位置にユニットを位置決めして穿孔動作を実行する。
そして第1ファイル穴Paと同様にパンチユニット7をシフトモータSMで位置移動して積層順位に応じた穴位置にユニットを位置決めして穿孔動作を実行する。
図1の後処理装置Bについてその構成を追加説明すると、同図29はスタックトレイであり、後処理しないシートを搬入口2から第2の排紙口28を介して収納する。排紙口28にはシートをスタックトレイに向けて搬出する排紙ローラ28Rが配置してある。
画像形成装置Aは図示しないが給紙部と画像形成部と、排紙部で構成され、給紙部から指定されたサイズのシートを繰り出して画像形成部で画像形成し、定着手段(定着ローラなど)を介して本体排紙口9から排出する。画像形成機構としては、静電気印刷機構、インクジェット印刷機構、オフセット印刷機構など種々の機構が採用可能である。
画像形成装置Aは図示しないが給紙部と画像形成部と、排紙部で構成され、給紙部から指定されたサイズのシートを繰り出して画像形成部で画像形成し、定着手段(定着ローラなど)を介して本体排紙口9から排出する。画像形成機構としては、静電気印刷機構、インクジェット印刷機構、オフセット印刷機構など種々の機構が採用可能である。
次に図8、図9に従ってパンチユニット7の構成を説明する。以下図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。図8はパンチユニット7(穿孔手段)の一例を示す説明図であり、図9はその要部の断面図を示す。
図8に示すパンチユニット7は4つのパンチ部材40(40a、40b、40c、40d;以下同様)で被穿孔シートに2穴(第1グループ)又は4穴(第2グループ)の穿孔を施す機構示し、この複数のパンチ部材を所定ストロークで往復動する運動変換機構(ラック、スライドカムなど)で穿孔動作させる構成を示す。
また図示のものは各パンチ部材40が上死点(待機位置;以下同様)から下死点(穿孔位置;以下同様)に回転しながら穿孔方向に上下動する装置を示している。以下その構成について説明する。
また図示のものは各パンチ部材40が上死点(待機位置;以下同様)から下死点(穿孔位置;以下同様)に回転しながら穿孔方向に上下動する装置を示している。以下その構成について説明する。
図8に示すようにこのユニットは上部フレーム(ベースフレーム)30と、下部フレーム(ダイプレート)35とで構成されている。この上部フレーム30と下部フレーム35はシートSをセットする間隔Sdを隔てて対向配置されている。その長さ寸法Lはシートの幅方向長さより大きく形成されている。そして上部フレーム30には所定の規格(ファイル穴規格)に応じた間隔で第1パンチ部材40a、第2パンチ部材40b、第3パンチ部材40c、第4パンチ部材40dが直線状に所定間隔で配置されている。また下部フレーム35には各パンチ部材に対向する位置に刃受孔(ダイ)39(39a〜39d)が設けられている。
上記各パンチ部材40a〜40dは通常の円柱形状に構成され、その先端に穿孔刃41が設けられている。この第1乃至第4パンチ部材40a〜40dは同一構造で構成されているのでその1つについて説明する。
図9に示すように上記上部フレーム30は断面コ字状のチャンネル部材で構成され、上下に対向する上ガイド31と下ガイド32にパンチ部材40を軸受け支持するガイド孔31a、32aが設けられている。
図9に示すように上記上部フレーム30は断面コ字状のチャンネル部材で構成され、上下に対向する上ガイド31と下ガイド32にパンチ部材40を軸受け支持するガイド孔31a、32aが設けられている。
パンチ部材40はこのカイド孔31aに上軸受部42aが、ガイド孔32aに下軸受部42bが嵌合支持されている。従ってパンチ部材40は上部フレーム30に図9上下方向(穿孔方向)に摺動自在に支持されている。
また、上記下部フレーム35には穿孔刃41に適合する刃受孔39が設けられている。この下部フレーム35は上部フレーム30に間隙Sdを形成して後述するカシメ接合で一体的に連結されている。
各パンチ部材40a〜40dにはカム手段(図示のものは円筒カム44)が一体に設けてあり、この円筒カム44の外周には傾斜カム面を有するカム溝45が形成してある。この円筒カム44で構成したカム手段は後述するようにパンチ部材40に作用する回転運動を穿孔方向運動に変換する。
また、上記下部フレーム35には穿孔刃41に適合する刃受孔39が設けられている。この下部フレーム35は上部フレーム30に間隙Sdを形成して後述するカシメ接合で一体的に連結されている。
各パンチ部材40a〜40dにはカム手段(図示のものは円筒カム44)が一体に設けてあり、この円筒カム44の外周には傾斜カム面を有するカム溝45が形成してある。この円筒カム44で構成したカム手段は後述するようにパンチ部材40に作用する回転運動を穿孔方向運動に変換する。
上部フレーム(ベースフレーム)30には上記カム溝45と係合するカムフォロア部材33(以下「カムピン」という)が固定してある。従ってパンチ部材40は上部フレーム30に上下摺動自在に支持され、カム溝45がカムピン33に係合して、パンチ部材の回転運動を穿孔方向(図示上下方向)に運動変換している。
また、各パンチ部材40には受動歯車46が一体に取り付けられている(図9参照)。この受動歯車46は歯車伝動部材(ラック)50に歯合され、駆動モータPMに連結されている。そしてパンチ部材40の穿孔刃41と円筒カム44と受動歯車46とは一体化されている。この一体化はこれらの三者を一体的に回転させる為である。
また上記パンチ部材40の先端に設けられた穿孔刃41の形状は先端面が断面U字状、V字状など波状にカットされ、シートSと接する先端は凹凸形状に形成されている。これはシートSを貫通する穿孔刃41を先鋭状に形成するのと同時にパンチ部材40を回転させながら穿孔する際の剪断力を大きくするためである。
更に穿孔刃41の形状は先端が先鋭状に尖った斜裁形状に構成することによって更に穿孔時の剪断作用を大きくすることが出来る。
更に穿孔刃41の形状は先端が先鋭状に尖った斜裁形状に構成することによって更に穿孔時の剪断作用を大きくすることが出来る。
なお、本発明にあって搬送経路4でシートにファイル穴を穿孔するときシートを一旦停止させて穿孔動作を実行する場合について説明した。
この他、シートの移動中に穿孔手段で穿孔処理することも可能であり、例えばドラム形状回転体の外周に突起状のパンチを設け、シートと同一方向に回転するパンチ部材で移動中のシートに穿孔する機構(ロータリパンチャ機構)も知られている。勿論本発明にこのようなロータリパンチャ機構を採用することも可能である。
この他、シートの移動中に穿孔手段で穿孔処理することも可能であり、例えばドラム形状回転体の外周に突起状のパンチを設け、シートと同一方向に回転するパンチ部材で移動中のシートに穿孔する機構(ロータリパンチャ機構)も知られている。勿論本発明にこのようなロータリパンチャ機構を採用することも可能である。
Mx 背部
My 小口部
Mz 綴じ代
Pa 第1ファイル穴
Pb 第2ファイル穴
Sc 折り目ライン
3 後処理部
4 搬送経路
5 排紙経路
6 排紙スタッカ
7 パンチユニット
10 搬送ローラ(搬入ローラ対)
11 搬送ローラ(中間搬送ローラ対)
14 搬送ローラ(排紙ローラ対)
15 シート支持ガイド
16 綴じ処理手段(ステイプルユニット)
22 ファイリング部材
29 スタックトレイ
My 小口部
Mz 綴じ代
Pa 第1ファイル穴
Pb 第2ファイル穴
Sc 折り目ライン
3 後処理部
4 搬送経路
5 排紙経路
6 排紙スタッカ
7 パンチユニット
10 搬送ローラ(搬入ローラ対)
11 搬送ローラ(中間搬送ローラ対)
14 搬送ローラ(排紙ローラ対)
15 シート支持ガイド
16 綴じ処理手段(ステイプルユニット)
22 ファイリング部材
29 スタックトレイ
Claims (9)
- 後処理部にシートを搬送する搬送経路にファイル穴を穿孔するパンチ機構を備えた装置であって、
前記後処理部にシートを搬送する搬送経路と、
前記搬送経路から送られたシートを積層状に集積して折り合わせる後処理部と、
前記搬送経路に配置されシートを搬送する搬送手段と、
前記搬送経路に配置され前記後処理部に送るシートにファイル穴を穿孔する穿孔手段と、
前記穿孔手段を制御する穿孔制御手段と、
を備え、
前記穿孔制御手段は、
前記搬送経路に送られたシートにファイル穴を穿孔した後に前記後処理部に集積するように前記搬送手段と穿孔手段を制御し、
前記穿孔制御手段は、
各シートに所定の折り目ラインを基準に間隔を隔てて対象となる位置に少なくとも2つのファイル穴を穿孔すると共に、
各ファイル穴と前記折り目ラインとの間の間隔を、前記後処理部に集積するシートの積層順位によって異ならせることを特徴とする後処理装置。 - 前記穿孔制御手段は、
前記折り目ラインと前記ファイル穴との間の間隔を設定る際に、
前記後処理部で集積シートを折り合わせた状態で、内側に位置するシートから外側に位置するシートの順に徐々に間隔が大きくなるように前記搬送手段と穿孔手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。 - 前記搬送手段は、シートを前記穿孔手段の穿孔位置に搬送して位置決め可能に配置され、
前記穿孔制御手段は、前記搬送経路に配置されたシート先端を検出する検出手段からの検出信号を基準に前記搬送手段のシート搬送量を設定することによって前記折り目ラインとファイル穴との間の間隔を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の後処理装置。 - 前記穿孔手段は前記搬送経路の搬送方向に位置移動可能に配置され、
前記穿孔制御手段は、前記穿孔手段を位置移動するシフト手段で前記折り目ラインとファイル穴との間の間隔を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の後処理装置。 - 前記穿孔制御手段は、
前記後処理部における集積シートの折り合わせ処理によってシート相互間に生ずる折りズレ量に応じて前記折り目ラインとファイル穴との間の間隔をシートの積層順位によって異ならせることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。 - 前記穿孔制御手段には、
前記後処理部におけるシートの積層順位に応じた折りズレ量に関するデータを記憶する記憶手段が備えられ、
前記穿孔制御手段は、前記搬送経路でシートに穿孔するファイル穴の穿孔位置を前記記憶手段からの折りズレ量に基づいて設定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の後処理装置。 - 前記穿孔制御手段には、
前記搬送経路でシートに穿孔するファイル穴の穿孔位置を算出する演算手段が備えられ、
この演算手段は、前記後処理部における折り目ラインとファイル穴との間の間隔を、
シートの積層順位に応じた折りズレ量と、予め設定された綴じ代間隔ととから算出することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の後処理装置。 - 前記演算手段におけるシートの折りズレ量は、
前記後処理部に集積されるシートの厚さ、
前記後処理部における積層シートの折り曲げ形状、
に基づいて算出することを特徴とする請求項7に記載の後処理装置。 - 前記穿孔制御手段は、
前記後処理部に集積されるシート1枚ごとに、若しくはシート複数枚ごと段階的に、
前記折り目ラインとファイル穴との間の間隔を異ならせることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013243958A JP2015100889A (ja) | 2013-11-26 | 2013-11-26 | 後処理装置 |
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-
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- 2013-11-26 JP JP2013243958A patent/JP2015100889A/ja active Pending
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