JP2003081522A - 後処理装置及び画像形成システム - Google Patents

後処理装置及び画像形成システム

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JP2003081522A
JP2003081522A JP2001273380A JP2001273380A JP2003081522A JP 2003081522 A JP2003081522 A JP 2003081522A JP 2001273380 A JP2001273380 A JP 2001273380A JP 2001273380 A JP2001273380 A JP 2001273380A JP 2003081522 A JP2003081522 A JP 2003081522A
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Masashi Amada
端思 天田
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後処理装置において穿孔処理と二つ折り処理
とが行われた用紙を、ファイルの孔貫通部に装着可能に
する。また、穿孔処理された多数枚の用紙を二つ折り処
理して作製される冊子の孔の位置を揃えて貫通孔を形成
させる。 【解決手段】 用紙搬送手段により搬送される1枚の用
紙Sの所定位置に用紙ファイル用の孔を穿孔処理する穿
孔手段40と、用紙Sの搬送方向中央部を折り畳む折り
手段80と、を有し、用紙搬送手段により用紙Sを所定
距離搬送し、穿孔手段40が、折り手段80により形成
される用紙搬送方向中央部の折り目aを中心線にして対
称な位置にそれぞれ用紙ファイル用の孔h1,h2を穿
孔する後処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送される1枚の
用紙に対して穿孔処理等を行う機能と、用紙束に対して
綴じ処理、折り処理を行い製本化する機能と、を備えた
後処理装置、及び後処理装置を備えた画像形成システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機、プリンタ、これらの複合
機等の画像形成装置により画像が記録された用紙に対し
て、後処理装置により中綴じ処理、中折り処理を行い週
刊誌のように製本化する後処理装置と画像形成装置とを
備えた画像形成システムが提供されている。
【0003】複数枚で1セットになる用紙束に対して中
綴じ処理を行う後処理装置として、従来、特開平6−7
2064号、特開平7−187479号、特開平8−1
92951号各公報等が知られている。
【0004】また、中折り処理を可能にする後処理装置
として、特開平7−48062号、特開平10−148
983号、特開平10−167562号、特開平11−
348451号各公報、及び米国特許第5,108,0
82号明細書等が提案されている。
【0005】更に、用紙搬送手段により搬送される1枚
の用紙の所定位置に、用紙ファイル用の孔を穿孔処理す
る穿孔手段を備えた後処理装置が公知である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】(第1の課題)図16
(a)は、従来の穿孔処理される用紙Sの展開平面図、
図16(b)は二つ折り処理された用紙Sの平面図であ
る。
【0007】用紙ファイル用の孔hを穿孔処理する従来
の穿孔手段は、1枚の用紙Sの一方の面(図示のB面)
の側縁部近傍に2個の孔hを穿孔する。この穿孔処理さ
れた用紙Sを、用紙側縁部に平行する用紙中央の中心線
を折り目aにして二つ折りすると、用紙Sの一方の面
(図示のB面)の側縁部近傍の孔hが用紙Sの他方の面
(図示のA面)の側縁部近傍により覆われて隠されてし
まい、用紙Sを袋綴じしてファイルに綴じ込む事ができ
なくなる。
【0008】(第2の課題)図16(c)は従来の穿孔
処理される用紙Sの展開平面図、図16(d)は二つ折
り処理された用紙Sの平面図である。
【0009】用紙Sの中央の中心線を折り目aにして用
紙Sを二つ折り処理するのに先だって、1枚の用紙Sの
折り目a近傍に折り目aに平行する用紙ファイル用の孔
hを穿孔する。この穿孔処理された用紙Sを、折り目a
に沿って二つ折りすると、用紙Sの一方の面(図示のB
面)の孔hが用紙Sの折り目aの他方の面(図示のA
面)により覆われて隠されてしまい、用紙Sをファイル
に綴じ込む事ができなくなる。
【0010】(第3の課題)図17(a)は穿孔手段に
より穿孔される用紙S1〜S3の展開平面図、図17
(b)は中綴じ処理及び二つ折り処理された用紙S1〜
S3の平面図、図17(c)は中綴じ処理及び二つ折り
処理された用紙S1〜S3の部分拡大平面図である。
【0011】画像形成装置から排出され後処理装置に順
次送り込まれる用紙S1〜S3は、後処理装置内の穿孔
手段により、用紙ファイル用の2個の孔hが穿孔処理さ
れる。用紙搬送手段により順次搬送される各用紙S1〜
S3には、二つ折りされる折り目aを中心線にして対称
位置に配置され、折り目a近傍の用紙搬送方向上流側位
置と下流側位置とに、4個の孔hが穿孔される。
【0012】4個の孔hの用紙搬送方向の穿孔距離L
は、各用紙S1〜S3とも同一の間隔Lに設定されてい
る。この穿孔処理された用紙S1〜S3を重ね合わせて
整合し、中綴じ処理及び二つ折り処理して折り畳み、冊
子Saを作製すると、用紙の厚さだけ、孔hがずれてし
まう。特に多数枚の用紙を穿孔、中綴じ、二つ折りする
場合には、孔hのずれが顕著である。孔hのずれが大き
いと、冊子Saをファイルに綴じ込むことが困難にな
る。
【0013】本発明は、従来の穿孔手段、折り手段にお
ける前記のような問題を解決し、用紙の孔ずれを解消
し、高品質の孔付きの冊子Saを作製する後処理装置及
び後処理装置を備えた画像形成システムを提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、以下に
示す発明によって達成される。
【0015】(1) 用紙搬送手段により搬送される1
枚の用紙の所定位置に用紙ファイル用の孔を穿孔処理す
る穿孔手段と、前記用紙の搬送方向中央部を折り畳む折
り手段と、を有し、前記用紙搬送手段により前記用紙を
所定距離搬送し、前記穿孔手段が、前記折り手段により
形成される用紙搬送方向中央部の折り目を中心線にして
対称な位置にそれぞれ前記用紙ファイル用の孔を穿孔す
ることを特徴とする後処理装置。
【0016】(2) 用紙搬送手段により搬送される1
枚の用紙の所定位置に用紙ファイル用の孔を穿孔処理す
る穿孔手段と、前記用紙搬送手段による用紙搬送距離を
可変に制御する制御手段と、前記穿孔処理された複数枚
の用紙の搬送方向中央部を綴じ合わせる綴じ手段と、前
記綴じ合わされた複数枚の用紙の搬送方向中央部を折り
畳み折り目を形成する折り手段と、を有し、前記制御手
段は、前記折り目を中心線にして用紙搬送方向上流側位
置と下流側位置とに対称に穿孔される用紙ファイル用の
孔の間隔が、折り処理される複数枚の前記用紙のうち、
最内側となる前記用紙の孔間隔を基準間隔として、それ
より外側となる前記用紙の孔間隔が大となるように、前
記用紙搬送手段を制御して前記用紙を搬送することを特
徴とする後処理装置。
【0017】(3) 画像書き込み手段、画像形成手
段、用紙搬送手段から成る画像形成装置と、前記(1)
又は(2)に記載の後処理装置とを備えて成ることを特
徴とする画像形成システム。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の後処理装置、及び
後処理装置を備えた画像形成装置を図面に基づいて説明
する。
【0019】[画像形成装置の一実施形態]図1は画像
形成装置A、画像読み取り装置B、後処理装置FSから
成る画像形成システムの全体構成図である。
【0020】画像形成装置Aは、回転する像担持体(以
下、感光体と称す)1の周囲に、帯電手段2、像露光手
段(書き込み手段)3、現像手段4、転写手段5A、除
電手段5B、分離爪5C、及びクリーニング手段6を配
置した像形成部を有し、帯電手段2によって感光体1の
表面に一様帯電を行った後に、像露光手段3のレーザビ
ームによって原稿から読み取られた画像データに基づく
露光走査を行って潜像を形成し、該潜像を現像手段4に
より反転現像して感光体1の表面にトナー像を形成す
る。
【0021】一方、用紙収納手段7Aから給紙された用
紙Sは転写位置へと送られる。転写位置において転写手
段5Aにより前記トナー像が用紙S上に転写される。そ
の後に、用紙Sは除電手段5Bにより裏面の電荷が消去
され、分離爪5Cにより感光体1から分離され、中間搬
送部7Bにより搬送され、引き続き定着手段8により加
熱定着され、排紙部7Cから排出される。
【0022】用紙Sの両面に画像形成を行う場合には、
定着手段8により加熱定着された用紙Sを、搬送路切り
替え板7Dにより通常の排紙通路から分岐し、反転搬送
手段7Eにおいてスイッチバックして表裏反転した後、
排紙部7Cにより装置外に排出される。排紙部7Cから
排出された用紙Sは、後処理装置FSの受入部11に送
り込まれる。
【0023】一方、感光体1の画像処理後の表面は、分
離爪5Cの下流においてクリーニング手段6により表面
に残留している現像剤が除去され、次の画像形成に備え
る。
【0024】画像形成装置Aの上部前面側には、画像形
成モード、用紙後処理モードを選択して設定する操作部
9が配置されている。
【0025】画像形成装置Aの上部には、原稿移動型読
み取り方式の自動原稿送り装置を備えた画像読み取り装
置Bが設置されている。
【0026】[後処理装置FS]図2は、本発明に係る
後処理装置FS内における用紙Sの搬送経路を示す断面
図である。図3は、後処理装置FSの中段にほぼ水平に
配置された穿孔手段40とシフト手段50と排紙手段6
0の断面図である。
【0027】後処理装置FSには、図示の上段に第1給
紙手段20Aと第2給紙手段20Bと固定排紙台30が
配置され、中段に穿孔手段40とシフト手段50と排紙
手段60がほぼ水平をなす同一平面状に直列配置され、
下段に綴じ手段(ステイプル手段)70と折り手段80
が傾斜面をなす同一平面状に直列配置されている。
【0028】また、後処理装置FSの図示左側面には、
シフト処理済みの用紙及び端綴じ処理済みの用紙束を積
載する昇降排紙台91と、三つ折り又は二つ折りに折り
畳み処理された処理済み用紙束を積載する固定排紙台9
2とが配置されている。
【0029】後処理装置FSは画像形成装置Aから搬出
された用紙Sの受入部11が画像形成装置Aの排紙部7
Cと合致するよう位置と高さが調節され設置されてい
る。
【0030】受入部11には、画像形成装置Aから画像
形成処理された用紙Sと、第1給紙手段20Aから供給
される用紙束間を仕切る合紙(インサート紙)Jと、第
2給紙手段20Bから供給される表紙用紙Kとが導入さ
れる。受入部11近傍には、用紙Sの先端通過を検知す
るセンサPSが配置されている。
【0031】・(給紙手段)第1給紙手段20Aの給紙
皿内に収容された合紙Jは、給紙部21により分離、給
送され、搬送ローラ22,23,24に挟持されて、受
入部11に導入される。また、第2給紙手段20Bの給
紙皿内に収容された表紙用紙Kは、給紙部25により分
離、給送され、搬送ローラ23,24に挟持されて、受
入部11に導入される。
【0032】・(穿孔手段)受入部11の用紙搬送方向
下流側には、穿孔手段40が配置されている。穿孔手段
40は、駆動源のモータMにより回転駆動される円板4
1、円板41の偏心位置に一端が係止されたクランク4
2、クランク42により昇降駆動されるパンチ43、パ
ンチ43の刃部に嵌合するダイス44を有する。パンチ
43とダイス44による穿孔位置の用紙搬送方向上流側
には、搬送ローラ45が、穿孔位置の用紙搬送方向下流
側には、搬送ローラ46がそれぞれ配置されている。
【0033】図4は、穿孔手段40により穿孔処理され
た用紙Sの各種例を示す平面図である。図4(a)は用
紙Sの側縁辺bの近傍2箇所に孔hを穿孔した例(2孔
ファイル)を示す。図4(b)は3箇所に孔hを穿孔し
た例(3孔ファイル)を示す。図4(c)は4箇所に孔
hを穿孔した例(4孔ファイル)を示す。これらの複数
の孔hの間隔は規格化されている。また、用紙Sの側縁
辺bから孔hまでの穿孔端面距離cは、任意に設定でき
るが、一般には9〜11mmである。
【0034】・(用紙分岐手段)穿孔手段40の用紙搬
送方向下流側には、切り換えゲートG1,G2から成る
用紙分岐手段が設けられている。切り換えゲートG1,
G2は図示しないソレノイドの駆動により三方の用紙搬
送路、即ち、上段排紙用の第1搬送路、中段の第2搬
送路、下段の第3搬送路の何れかに選択的に分岐さ
せる。
【0035】・(単純排紙)この用紙搬送が設定される
と、切り換えゲートG1は第2搬送路、第3搬送路
を遮断し、第1搬送路のみを開放する。
【0036】第1搬送路を通過する用紙Sは、搬送ロ
ーラ31に挟持されて上昇し、排出ローラ32により排
出され、固定排紙台30上に載置され、順次積載され
る。なお、用紙Sに孔あけを行う場合には、穿孔手段4
0が作動する。
【0037】前記固定排紙台30には最大約200枚の
用紙Sを積載することができるように構成されている。
【0038】・(シフト処理)この搬送モードに設定さ
れると、切り換えゲートG1は上方に退避し、切り換え
ゲートG2は第3搬送路を遮断し、第2搬送路を開
放し用紙Sの通過を可能にする。用紙Sは切り換えゲー
トG1、G2の間を通過するように、用紙Sを案内す
る。
【0039】画像形成装置Aより排出された画像形成済
みの用紙S、又は、第1給紙手段20Aから給送された
合紙J、或いは、第2給紙手段20Bから給送された表
紙用紙Kは、切り換えゲートG1,G2の中間通紙路を
通過して、シフト手段50により用紙搬送方向に直交す
る方向に、シフト処理され、搬送ローラ51により搬送
される。
【0040】シフト手段50は所定の枚数毎に、搬送幅
方向に用紙Sの排紙位置を変えるシフト処理を行う。シ
フト処理された用紙Sは、排紙手段60により機外の昇
降排紙台91に排出され順次載置される。この昇降排紙
台91は多数枚の用紙Sを排紙するときには、順次下降
するように構成されており、最大約3000枚(A4,
B5)の用紙Sを収容することが可能である。
【0041】・(綴じ処理)図5は、綴じ手段70と折
り手段80から成る後処理ユニット10の断面図であ
る。
【0042】操作部9において綴じ処理または折り処理
が設定されると、画像形成装置A内で画像形成処理され
て、後処理装置FSの受入部11に送り込まれた画像形
成済みの用紙Sは、穿孔手段40を通過し、切り換えゲ
ートG2の下方の第3搬送路に送り込まれ、搬送ロー
ラ12に挟持されて下方に搬送される。
【0043】第3搬送路において、A4判、B5判よ
り大きいサイズの最初の用紙Sが搬送されるとき、ソレ
ノイドSDが駆動され、用紙Sは、切り換えゲートG3
の図示左側の通紙路13Aを通過して、搬送ローラ14
に挟持されて、下方に搬送される。用紙Sは、更に下流
のレジストローラ15により挟持されて送り出され、傾
斜配置された中間スタッカ71の上方空間に排出され、
中間スタッカ71または中間スタッカ71上に積載され
た用紙Sの上面に接し、斜め上方に搬送される。
【0044】用紙Sの進行方向後端部が搬送ローラ14
の挟持位置から排出されたのちには、用紙Sの自重によ
り下降に転じ、中間スタッカ71の傾斜面上を搬送さ
れ、綴じ手段70近傍の端綴じ用可動ストッパ部材(以
下、端綴じストッパと称す)72の用紙突き当て面に用
紙Sの後端部が当接して停止する。
【0045】第3搬送路において、A4,B5判等の
小サイズの用紙Sを、効率よく連続的に搬送してコピー
生産性を向上させるため、可動の切り替えゲートG3
と、切り替えゲートG3の図示左側の通紙路13Aに平
行する通紙路13Bとを設ける。
【0046】切り替えゲートG3に接続するソレノイド
SDを駆動させると、通紙路13Aを閉止し、通紙路1
3Bを開放する。
【0047】搬送ローラ12から送り出された1枚目の
小サイズの用紙Sの先端部は、通紙路13Bを通過し
て、回転停止状態のレジストローラ15の周面に当接し
て停止する。
【0048】次に、ソレノイドSDの通電がオフにな
り、切り換えゲートG3の先端部が時計方向に揺動し、
通紙路13Bを閉止し、通紙路13Aを開放する。搬送
ローラ12から送り出された2枚目の用紙Sの先端部
は、通紙路13Aを通過して、回転停止状態のレジスト
ローラ15の周面に当接して停止する。従って、レジス
トローラ15の挟持位置付近には、1枚目の用紙Sと2
枚目の用紙Sの各先端部が重なって停止し、待機状態と
なる。
【0049】所定のタイミングをとって、レジストロー
ラ15が駆動回転し、2枚の用紙Sを挟持して同時に搬
送し、中間スタッカ71上に排出する。3枚目以降は、
レジストローラ15が用紙Sを1枚ずつ排出する。
【0050】73は中間スタッカ71の両側面に移動可
能に設けた一対の幅整合部材である。幅整合部材73は
用紙搬送方向と直交する方向に移動可能であり、用紙S
が中間スタッカ71上に搬送される用紙受け入れ時に
は、用紙幅より広く開放され、中間スタッカ71上を搬
送され、端綴じストッパ72に当接して停止するときに
は、用紙Sの幅方向の側縁を軽打して用紙Sの幅揃え
(幅整合)を行う。この停止位置において、中間スタッ
カ71上に所定枚数の用紙Sが積載、整合されると、綴
じ手段70により綴じ合わせ処理が行われ、用紙Sが綴
じ合わされる。
【0051】前記中間スタッカ71の用紙積載面の一部
には切り欠き部が形成されていて、駆動プーリ74Aと
従動プーリ74Bに巻回された複数の排出ベルト74C
が回動可能に駆動される。排出ベルト74Cの一部に
は、排出爪74Dが一体に形成されていて、その先端部
は、図示一点鎖線のように長円軌跡を描く。綴じ処理さ
れた用紙Sは、排出ベルト74Cの排出爪74Dにより
用紙Sの後端部が保持されて、排出ベルト74C上に載
せられ、中間スタッカ71の載置面上を滑走して斜め上
方に押し上げられ、排紙手段60の排出ローラ61の挟
持位置に進行する。回転する排出ローラ61に挟持され
た用紙Sは、昇降排紙台91上に排出、積載される。
【0052】図6(a)は、用紙Sの側縁辺bの近傍で
中央振り分け2箇所に綴じ針SPを打針して平綴じ処理
する綴じ手段70の平面図、図6(b)は、用紙Sのコ
ーナ部近傍の1箇所に綴じ針SPを打針して端綴じ処理
する綴じ手段70の平面図、図6(c)は、用紙Sの搬
送方向中央部で用紙幅方向の中央振り分け2箇所に綴じ
針SPを打針して中綴じ処理する綴じ手段70の平面図
である。
【0053】綴じ手段70は、打針機構70Aと受針機
構70Bとの2分割構造に構成され、その中間に、用紙
Sが通過可能な通紙路75を形成している。
【0054】綴じ手段70は、用紙搬送方向に直交する
方向に2組配置され、図示しない駆動手段により、用紙
搬送方向に直交する方向に移動されて、用紙幅方向の中
央振り分け2箇所に綴じ針SPを打つ(平綴じ処理)。
また、綴じ手段70は、揺動回転可能に支持され、用紙
サイズに対応して用紙Sのコーナ部1箇所に綴じ針SP
を打つ(端綴じ処理)。さらに、綴じ手段70は、用紙
Sの搬送方向中央部の折り目aで、用紙幅方向の中央振
り分け2箇所に綴じ針SPを打つ(中綴じ処理)。
【0055】・(中綴じ処理)中綴じモードに設定され
ると、綴じ手段70の綴じ処理位置(綴じ針の打針位
置)近傍の端綴じストッパ72が搬送路から待避し、ほ
ぼ同時にそれより下流の中綴じ中折り兼用可動ストッパ
部材(以下、中綴じ中折りストッパと称す)76が通紙
路75の延長面方向に移動して、通紙路77を遮断す
る。
【0056】中綴じ中折りストッパ76を有する中綴じ
ストッパユニットは、表紙用紙K及び用紙Sのサイズ
(搬送方向の長さ)が設定又は検知されると、中綴じ処
理する用紙Sの下方の端部に当接する位置に移動して停
止する。
【0057】表紙用紙Kが中間スタッカ71上の所定の
停止位置に載置された後、画像形成装置Aから搬出され
た用紙Sが、後処理装置FSの受入部11から第3搬送
路を通過して、中間スタッカ71上に載置された表紙
用紙Kの上面に順次積載され、用紙Sの先端部が中綴じ
中折りストッパ76に当接して位置決めされる。
【0058】最終の用紙Sが中間スタッカ71上に位置
決め載置された後、表紙用紙Kと用紙Sの全頁とから成
る用紙束に綴じ手段70による中綴じ処理を行う。この
中綴じ処理により、表紙用紙K及び用紙Sの搬送方向の
中央部に綴じ針SPが打ち込まれる。綴じ針SPは綴じ
針駆動側の打針機構70Aから、綴じ針クリンチ側の受
針機構70Bに向けて打ち込まれる。
【0059】・(二つ折り処理)図7は、折り手段80
の正面図である。
【0060】中綴じ処理後、中綴じ中折りストッパ76
が用紙Sの搬送方向下流方向に直線移動して、通紙路7
5の下流の通路を開放する。移動可能な中綴じ中折りス
トッパ76は、上方位置において中綴じ処理時の用紙S
の停止位置を規制するとともに、下方位置において中折
り処理時の用紙Sの停止位置を規制する。
【0061】中綴じ処理された用紙Sは、斜め下方を案
内板(架台)81に案内されて搬送され、中綴じ中折り
ストッパ76に用紙Sの搬送方向の端部が当接して、所
定位置に停止する。中綴じ中折りストッパ76は用紙サ
イズの設定又は検知結果と駆動手段により所定位置に移
動可能である。
【0062】後処理ユニット10の用紙搬送路を構成す
る上流側の中間スタッカ71と、下流側の案内板81の
各通紙路は、ほぼ同一の平面状に形成され、且つ、10
〜30度の急傾斜を成している。
【0063】停止状態の用紙Sの搬送方向の中央部、即
ち中折り位置の図示の右側には、折り手段80の突き出
し板82が設置されている。中折り位置の図示の左側に
は、一対の第1折りローラ83,84が設置されてい
る。第1折りローラ83,84の表面はゴム等の高摩擦
抵抗材より形成されている。
【0064】折り手段80は、突き出し板82、第1折
りローラ83,84、及び排出手段等から構成されてい
る。
【0065】図8は折り手段80による二つ折り処理の
工程を示す断面図であり、図8(a)は、突き出し板8
2が用紙Sを押圧して第1折りローラ83,84に圧接
させる状態を示す。図8(b)は、突き出し板82が第
1折りローラ83,84の挟持位置を越えた位置に進入
して用紙Sを二つ折り処理した状態を示す。図8(c)
は、突き出し板82が第1折りローラ83,84の挟持
位置から退避して初期位置に戻るとともに、二つ折り処
理された用紙Sが第1折りローラ83,84により排出
される状態を示す。
【0066】二つ折り処理開始信号により、駆動源に接
続する突き出し板82は、用紙載置面より図示の左方向
に突出する。突き出し板82は薄型のナイフ状をなし、
その先端部は鋭角をなす。
【0067】図示の左方向に直進して突出した突き出し
板82の先端部は、表紙用紙Kと用紙Sから成る用紙S
の中央部を押し込み、用紙Sを介して従動回転する第1
折りローラ83,84の挟持部を押し広げて離間させ
る。
【0068】突き出し板82の先端部が第1折りローラ
83,84の挟持部を通過後、突き出し板82が後退し
て、用紙Sの中央部は、第1折りローラ83,84によ
り挟圧されて、折り目aが形成される。この折り目a
は、中綴じ処理による用紙Sへの綴じ針SPの打ち込み
位置とほぼ一致する。
【0069】第1折りローラ83,84は、ほぼ対称形
をなす左右一対の押圧手段から成る。一方の押圧手段
は、駆動源に接続して駆動される第1折りローラ83
と、この第1折りローラ83を回転可能に支持し、支軸
831を中心に揺動可能な支持板832と、この支持板
832の一端に係止され、第1折りローラ83を挟持位
置方向に付勢するバネ833とから成る。第1折りロー
ラ84は、第1折りローラ83とほぼ対称形を成し、支
軸841、支持板842、バネ843から成る。
【0070】挟圧されて折り目aを形成された用紙S
は、駆動回転する一対の第1折りローラ83,84によ
り案内部材に沿って搬出され、機外の固定排紙台92上
に載置される。
【0071】図9は表紙用紙Kと用紙Sの搬送経路と、
用紙Sの中綴じと二つ折り処理過程を示す模式図であ
る。図10(a)は用紙Sの二つ折りの折り目aに沿っ
て中央振り分け2箇所に綴じ針SPを打針する中綴じ処
理された用紙Sの平面図である。図10(b)は中綴じ
と二つ折りの後処理を施した冊子Saの斜視図、図10
(c)は後処理済みの冊子Saを両開きした状態を示す
斜視図、図10(d)は冊子Saの模式断面図である。
【0072】第2給紙手段20Bの給紙台上には、表紙
用紙Kが第1面(第1頁p1と第8頁p8)を上側にし
て載置される。第2給紙手段20Bから給紙手段により
給送された表紙用紙Kは、穿孔手段40及び第3搬送路
を通過して搬送され、中間スタッカ71上に、第1面
(p1,p8)を下側にして載置される。
【0073】次に、画像形成装置Aから搬出された画像
形成済みの用紙Sは、第1面(第3頁p3と第6頁p
6)を下側にして、後処理装置FSに導入される。この
用紙Sは、受入部11から穿孔手段40を経て第3搬送
路に搬送され、中間スタッカ71上に載置された表紙
用紙Kの上に、第1面を下側にして載置される。
【0074】中間スタッカ71上で、表紙用紙Kと用紙
Sとが整合され、綴じ手段70により綴じ針SPが打ち
込まれて中綴じ処理される。
【0075】中綴じ処理された用紙束は、用紙Sが第1
面(p3,p6)を上側に、その上の表紙用紙Kが第1
面(p1,p8)を上側になった状態で載置される。
【0076】次に、突き出し板82の押し上げ作動と、
第1折りローラ83,84の駆動回転とにより、二つ折
り処理が行われて搬送され、機外の固定排紙台92上に
排出される。
【0077】中綴じ処理と二つ折り処理により作成され
た冊子Saは、表紙用紙Kの第1面(p1,p8)を外
側に向け、その裏面側に第2面(p2,p7)、更にそ
の内側に中身である用紙Sの第1面(p3,p6)、そ
の内側に用紙Sの第2面(p4,p5)が配置され、図
示のように8頁(p1〜p8)から成る冊子Saの頁揃
えができる。
【0078】画像形成装置Aの操作部において、冊子作
成オートモードを選択、設定し、第2給紙手段20Bに
表紙用紙Kを積載し、プリントを開始すると、画像形成
装置Aの制御部により、前記の画像プロセスが実行さ
れ、画像を担持した用紙Sは後処理装置FSにより、中
綴じ処理と二つ折り処理とが行われて、連続して冊子S
aが作成、排出される。
【0079】後処理装置FSの操作部において、冊子作
成マニュアルモードを選択、設定し、第2給紙手段20
Bに、表紙用紙Kと他の画像形成手段による画像形成済
みの1冊分の用紙Sとを積載し、送り出し動作を開始す
ると、後処理装置FSの制御部により、表紙用紙Kと用
紙Sは後処理装置FSにより、中綴じ処理と二つ折り処
理とが行われて、1冊分の冊子Saが作成、排出され
る。
【0080】本実施の形態においては、折り手段80は
綴じ手段70を構成する中間スタッカ71と同じ傾斜を
持った通紙路に沿って配置される。
【0081】なお、図7に示す折り手段80は、用紙S
を二つ折り処理する第1折り畳み手段と、用紙Sを三つ
折り処理する第2折り畳み手段とを有し、二つ折り処理
と三つ折り処理との二つのモードを実行可能である。
【0082】第1折り畳み手段は、第1折りローラ8
3,84と、突き出し板82とから成る。第2折り畳み
手段は、第2折りローラ85、搬送ベルト86、搬送切
り換え部材87、案内板88、用紙先端停止部材89か
ら成る。
【0083】・(穿孔処理制御の第1の実施の形態)図
3において、後処理装置FSの受入部11の近傍に配置
されたセンサPSは、画像形成装置Aから排出される用
紙Sの先端部通過を検知する。
【0084】受入部11に導入された用紙S及び表紙用
紙Kは、センサPSにより先端部通過が検知された後、
穿孔手段40内に進入し、搬送ローラ45,46により
挟持、搬送される。
【0085】図11(a)は、本発明の後処理装置にお
ける穿孔処理制御の第1の実施の形態を示す用紙Sの展
開平面図である。
【0086】図11(a)に示す上方のA面と下方のB
面とは、折り手段80により二つ折り処理された後に
は、図11(b)に示すように、折り目aによりに折り
畳まれた用紙Sとなる。aは穿孔手段40による穿孔処
理の後工程の折り手段80において二つ折り処理される
用紙Sの搬送方向の中心線である折り目である。
【0087】センサPSにより用紙Sの先端部通過が検
知された後、タイマによる所定時間計時後、図11
(a)に示す白抜き矢印方向に搬送される用紙Sは一時
停止し、穿孔手段40のパンチ43とダイス44により
用紙SのA面に2個の孔h1が穿孔される。この2個の
孔h1の穿孔位置は、折り目aとなる中心線より図示左
方の所定の穿孔距離Laの位置である。この2個の孔h
1の用紙Sの端面からの距離は、図4に示す穿孔端面距
離cに相当する。
【0088】搬送ローラ45,46の再起動開始によ
り、用紙Sが搬送され、タイマによる所定時間計時後、
一時停止し、穿孔手段40のパンチ43とダイス44に
より用紙SのB面に2個の孔h2が穿孔される。この2
個の孔h2の穿孔位置は、折り目aとなる中心線より図
示右方の所定の穿孔距離Laの位置である。
【0089】図11(b)は二つ折り処理された用紙S
の平面図である。折り目aにより二つ折り処理された用
紙SのA面に穿孔された孔h1と、B面に穿孔された孔
h2とは、正確に合致して貫通した透孔となる。この孔
h1,h2から成る透孔は、用紙ファイルに用紙Sを綴
じ込む孔となる。綴じ込まれた用紙SのA面とB面とは
重ね合わせられて袋とじ状にファイルされる。
【0090】・(穿孔処理制御の第2の実施の形態)図
12(a)は、本発明の後処理装置における穿孔処理制
御の第2の実施の形態を示す用紙Sの展開平面図であ
る。
【0091】図12(a)に示す上方のA面と下方のB
面とは、折り手段80により二つ折り処理された後に
は、図12(b)に示すように、折り目aにより折り畳
まれた用紙Sとなる。
【0092】センサPSにより用紙Sの先端部通過が検
知された後、タイマによる所定時間計時後、図12
(a)に示す白抜き矢印方向に搬送される用紙Sは一時
停止し、穿孔手段40のパンチ43とダイス44により
用紙SのA面に2個の孔h3が穿孔される。この2個の
孔h3の穿孔位置は、折り目aとなる中心線より図示左
方の所定の穿孔距離Lbの位置である。穿孔距離Lb
は、図4に示す穿孔端面距離cに相当する。
【0093】搬送ローラ45,46再起動開始により、
用紙Sが搬送され、タイマによる所定時間計時後、一時
停止し、穿孔手段40のパンチ43とダイス44により
用紙SのB面に2個の孔h4が穿孔される。この2個の
孔h4の穿孔位置は、折り目aとなる中心線より図示右
方の所定の穿孔距離Lbの位置であり、図4に示す穿孔
端面距離cに相当する。
【0094】図12(b)は二つ折り処理された用紙S
の平面図である。折り目aにより二つ折り処理された用
紙SのA面に穿孔された孔h3と、B面に穿孔された孔
h4とは、正確に合致して貫通した透孔となる。この孔
h3,h4から成る透孔は、用紙ファイルに用紙Sを綴
じ込む孔となる。
【0095】・(穿孔処理制御の第3の実施の形態)図
13(a)は用紙Sに4個の孔h3,h4を穿孔し、且
つ、綴じ針SPにより中綴じした用紙Sの平面図であ
る。
【0096】図12(a)に示した穿孔処理制御の第2
の実施の形態のように、後処理装置FSの穿孔手段40
により、1枚の用紙Sの二つ折りの折り目aに沿って中
央振り分け2箇所に4個の孔h3,h4を穿孔する。こ
の穿孔処理された用紙Sは、図2に示す第3搬送路を
通過して、中間スタッカ71上に整合されて載置され
る。後続の穿孔処理された用紙Sは先行の用紙S上に逐
次積載される。最終の用紙Sが積載された後、綴じ手段
70により用紙Sの折り目aとなる搬送方向中央の中心
線に沿って綴じ針SPを打針して中綴じする。
【0097】図13(b)は穿孔と中綴じと二つ折りの
後処理を施した冊子Saの斜視図、図13(c)は後処
理済みの冊子Saを両開きした状態を示す斜視図であ
る。
【0098】中綴じ処理された複数枚(図示の3枚)の
用紙Sは、図5に示す折り手段80により、折り目aに
沿って二つ折りされ冊子Saが作製される。図13
(b)に示す折り畳まれた状態の冊子Saの各用紙Sの
孔h3,h4は、貫通した透孔となり、ファイルに綴じ
込んだり、綴じ紐を用いて綴じる事ができる。
【0099】作製されたこの冊子Saの孔h3,h4
は、用紙Sの厚さと枚数により、ずれを生じるから、孔
ずれの程度に応じて、少数枚の用紙Sに対して適用可能
である。
【0100】・(穿孔処理制御の第4の実施の形態)図
14(a)は、穿孔処理されて搬送される用紙S1〜S
3の平面図、図14(b)は、中綴じ及び二つ折り処理
された冊子Saの平面図、図14(c)は、冊子Saの
拡大断面図である。
【0101】後処理装置FSの受入部11に導入された
1枚目の用紙S1は、センサPSにより先端部通過が検
知された後、穿孔手段40内に進入し、搬送ローラ4
5,46により挟持、搬送される。
【0102】センサPSにより用紙Sの先端部通過が検
知された後、タイマによる所定時間計時後、図14
(a)に示す白抜き矢印方向に搬送される用紙Sは一時
停止し、穿孔手段40により用紙SのA面に2個の孔h
1Aが穿孔される。この2個の孔h1Aの穿孔位置は、
折り目aとなる中心線より図示左方の所定の穿孔距離L
1の位置である。
【0103】搬送ローラ45,46の再起動開始によ
り、用紙S1が搬送され、タイマによる所定時間計時
後、一時停止し、穿孔手段40により用紙SのB面に2
個の孔h1Bが穿孔される。この2個の孔h1Bの穿孔
位置は、折り目aとなる中心線より図示右方の所定の穿
孔距離L1の位置である。
【0104】1枚目の用紙S1に対する穿孔処理後、後
続の2枚目の用紙S2が穿孔位置に到達し、同様にし
て、穿孔手段40により用紙S2のA面に2個の孔h2
Aを、B面に2個の孔h2Bが穿孔される。この孔h2
A,h2Bの穿孔位置は、折り目aとなる中心線を対称
軸として左右に所定の穿孔距離L2の位置である。
【0105】同様にして、後続の3枚目の用紙S3に、
折り目aとなる中心線を対称軸として左右に所定の穿孔
距離L3の位置に孔h3A,h3Bが穿孔される。
【0106】制御手段は、折り目aを中心線にして用紙
搬送方向上流側位置と下流側位置とに対称に穿孔される
用紙ファイル用の孔の間隔が、折り処理される複数枚の
用紙S1〜S3のうち、最内側となる用紙S1の穿孔距
離L1を基準間隔として、それより外側となる用紙S
2,S3の穿孔距離L2,L3が大となるように、用紙
搬送手段を制御して用紙S1〜S3を搬送する。即ち、
用紙S1,S2,S3の各穿孔距離L1,L2,L3
は、L1<L2<L3である。
【0107】なお、複数枚の用紙として3枚の用紙S1
〜S3について説明したが、3枚を越える多数枚の用紙
Sに対して上記の制御された穿孔処理をして中綴じ処
理、二つ折り処理後に作製される冊子Saの穿孔をずれ
のない透孔にする事ができる。
【0108】なお、多数枚の用紙Sに対して穿孔処理、
中綴じ処理、二つ折り処理後に作製される冊子Saの折
り目aに対向する側縁部は、図14(c)に示すよう
に、不揃いとなるから、断裁手段により不揃い部を切断
して、側縁部を揃えるようにしてもよい。
【0109】・(穿孔処理制御手段)図15は、画像形
成装置Aと後処理装置FSの制御を示すブロック図であ
る。
【0110】画像形成装置Aの主制御手段100の通信
手段101と、後処理装置FSの後処理制御手段200
の通信手段201とは電気的に接続され、制御信号の授
受が相互に行われる。
【0111】操作部9の選択手段により、後処理装置F
Sの第1給紙手段20A、第2給紙手段20Bによる給
紙、穿孔手段40による穿孔処理、シフト手段50によ
るシフト処理、綴じ手段70による端綴じ、平綴じ、中
綴じの各処理、折り手段80による中折り、三つ折りの
各処理が設定される。
【0112】主制御手段100はこの設定により、通信
手段101を介して後処理装置FSに制御信号を送る。
制御信号は通信手段201を介して後処理制御手段20
0に伝達される。後処理制御手段200は設定された前
記各手段を駆動する。
【0113】操作部9により用紙サイズ、中綴じ、中折
り、穿孔が選択されると、後処理制御手段200は、画
像形成装置Aから排出され、後処理装置FSに導入され
る用紙S1の用紙サイズに対応した所定位置に、穿孔距
離L1で孔h1A及び孔h1Bを穿孔させる。2枚目の
用紙S2に穿孔距離L2で孔h2A及び孔h2Bを穿孔
させる。3枚目の用紙S3に穿孔距離L3で孔h3A及
び孔h3Bを穿孔させる。以下、同様にして後続の用紙
Sに対する用紙搬送を制御して穿孔処理を行う。
【0114】
【発明の効果】請求項1〜3の発明により、穿孔処理さ
れた用紙を、用紙側縁部に平行する用紙中央の中心線を
折り目にして二つ折りするとき、折り目を対称軸として
用紙Sの両方の面に孔を形成する事により、二つ折りさ
れた用紙Sをファイルに綴じ込む事が可能となる。
【0115】請求項4の発明により、穿孔処理された多
数枚の用紙を重ね合わせて整合し、中綴じ処理及び二つ
折り処理して折り畳み、冊子を作製する場合に、二つ折
り処理後の冊子の各用紙の孔を一致させて貫通可能にな
し、ファイルに綴じ込み可能な高品質の冊子を作製する
事ができる。
【0116】請求項5の発明により、複写機、プリンタ
等の画像形成装置に接続される後処理装置は、画像形成
装置により所望のデジタル処理が行われ、片面記録、両
面記録、頁編集等の処理を行い、定着処理後、排出され
る用紙が、本発明の後処理装置により、用紙搬送、穿
孔、中綴じ、中折り等の各処理が高速、正確且つ効率良
く行われて冊子を作製する。画像形成装置により高速処
理されて排出される用紙は、本発明の後処理装置によ
り、生産性の高い後処理が高速に実施される。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置、画像読み取り装置、後処理装置
から成る画像形成システムの全体構成図。
【図2】後処理装置内における用紙の搬送経路を示す断
面図。
【図3】穿孔手段とシフト手段と排紙手段の断面図。
【図4】穿孔手段により穿孔処理された用紙の各種例を
示す平面図。
【図5】綴じ手段と折り手段から成る後処理ユニットの
断面図。
【図6】平綴じ処理する綴じ手段の平面図、端綴じ処理
する綴じ手段の平面図、中綴じ処理する綴じ手段の平面
図。
【図7】折り手段の正面図。
【図8】折り手段による二つ折り処理の工程を示す断面
図。
【図9】表紙用紙と用紙の搬送経路と、用紙の中綴じと
二つ折り処理過程を示す模式図。
【図10】中綴じ処理された用紙の平面図、中綴じと二
つ折りの後処理を施した冊子の斜視図、後処理済みの冊
子を両開きした状態を示す斜視図、冊子の模式断面図。
【図11】本発明の後処理装置における穿孔処理制御の
第1の実施の形態を示す用紙の展開平面図、及び二つ折
り処理された用紙の平面図。
【図12】本発明の後処理装置における穿孔処理制御の
第2の実施の形態を示す用紙の展開平面図、及び二つ折
り処理された用紙の平面図。
【図13】穿孔処理と中綴じ処理とを行った用紙の平面
図、穿孔と中綴じと二つ折りの後処理を施した冊子の斜
視図、後処理済みの冊子を両開きした状態を示す斜視
図。
【図14】穿孔処理されて搬送される用紙の平面図、中
綴じ及び二つ折り処理された冊子の平面図、冊子の拡大
断面図。
【図15】画像形成装置と後処理装置の制御を示すブロ
ック図。
【図16】従来の穿孔処理される用紙の展開平面図、二
つ折り処理された用紙の平面図、従来の穿孔処理される
用紙の展開平面図、二つ折り処理された用紙の平面図。
【図17】穿孔手段により穿孔される用紙の展開平面
図、中綴じ処理及び二つ折り処理された用紙の平面図、
中綴じ処理及び二つ折り処理された用紙の部分拡大平面
図。
【符号の説明】
9 操作部 40 穿孔手段 43 パンチ 44 ダイス 45,46 搬送ローラ 70 綴じ手段(ステイプル手段) 71 中間スタッカ 76 中綴じ中折り兼用可動ストッパ部材(中綴じ中折
りストッパ) 80 折り手段 84 第1折りローラ 85 第2折りローラ 100 主制御手段 200 後処理制御手段 A 画像形成装置 FS 後処理装置 K 表紙用紙 M モータ L,La,Lb,L1,L2,L3 穿孔距離 PS センサ S,S1,S2,S3 用紙 Sa 冊子 a 折り目 h,h1〜h4,h1A〜h3A,h1B〜h3B 孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙搬送手段により搬送される1枚の用
    紙の所定位置に用紙ファイル用の孔を穿孔処理する穿孔
    手段と、前記用紙の搬送方向中央部を折り畳む折り手段
    と、を有し、前記用紙搬送手段により前記用紙を所定距
    離搬送し、前記穿孔手段が、前記折り手段により形成さ
    れる用紙搬送方向中央部の折り目を中心線にして対称な
    位置にそれぞれ前記用紙ファイル用の孔を穿孔すること
    を特徴とする後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記穿孔手段は、前記折り目を中心線に
    して対称であり、用紙搬送方向先端近傍位置と後端近傍
    位置とに、前記用紙ファイル用の孔を穿孔することを特
    徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記穿孔手段は、前記折り目を中心線に
    して対称であり、前記折り目近傍の用紙搬送方向上流側
    位置と下流側位置とに、前記用紙ファイル用の孔を穿孔
    することを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  4. 【請求項4】 用紙搬送手段により搬送される1枚の用
    紙の所定位置に用紙ファイル用の孔を穿孔処理する穿孔
    手段と、前記用紙搬送手段による用紙搬送距離を可変に
    制御する制御手段と、前記穿孔処理された複数枚の用紙
    の搬送方向中央部を綴じ合わせる綴じ手段と、前記綴じ
    合わされた複数枚の用紙の搬送方向中央部を折り畳み折
    り目を形成する折り手段と、を有し、前記制御手段は、
    前記折り目を中心線にして用紙搬送方向上流側位置と下
    流側位置とに対称に穿孔される用紙ファイル用の孔の間
    隔が、折り処理される複数枚の前記用紙のうち、最内側
    となる前記用紙の孔間隔を基準間隔として、それより外
    側となる前記用紙の孔間隔が大となるように、前記用紙
    搬送手段を制御して前記用紙を搬送することを特徴とす
    る後処理装置。
  5. 【請求項5】 画像書き込み手段、画像形成手段、用紙
    搬送手段から成る画像形成装置と、前記請求項1〜4の
    何れか1項に記載の後処理装置とを備えて成ることを特
    徴とする画像形成システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015100889A (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 株式会社セーコウ 後処理装置

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