JP5183244B2 - 紙葉類断裁装置 - Google Patents
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Description
更に本発明は、紙葉類を所定の切断線に沿って正確に断裁することの可能な紙葉類断裁装置の提供をその課題としている。
上記装置フレーム10は紙載台15と可動切断刃25とプレス手段20とを搭載し、紙葉類Pの切断に応じた機械的強度に例えば適宜厚さの鋼板で構成される。図1に示す装置フレーム10は紙葉類Pの紙面と直交する方向(同図矢示Z方向;鉛直方向)に配置された平板形状のベースプレートで構成されている。この平板状のベースプレート(装置フレーム)10には紙葉類Pを給排送する断裁開口12が設けられ、この断裁開口12に後述する紙載台15が直交する方向(同図矢示Y方向)に配置される。またこのベースプレート10にはその正面側に可動切断刃25を支持する左右一対の駆動回転部材13d、13f(以下両者を総称するときには符号13を用いる)が、その背面側にはこの一対の駆動回転部材13を同期回転するための伝動チェーン29が配置される(詳細は後述する)。
上述のベースプレート10の断裁開口12には固定切断刃28を有する紙載台15が取り付けられている。この紙載台15は切断する紙葉(或いは紙葉束)を所定姿勢で保持するトレイなどの載置部材で構成される。その形状は紙葉類Pの全体を載置支持する形状であっても、図示のように紙葉類Pの断裁縁を部分的に支持する形状であっても、いずれの形状でも良い。図示の紙載台15は、図4に示すように切断線CLに沿って所定長さのビーム状部材で構成され、このビーム状部材には切断線CLに沿う切断縁に固定切断刃28が一体に取り付けられている。つまり図7に示すように紙載台15には切断縁CLに沿って段差部15wが設けられ、この段差部15wに板状の固定切断刃28が埋設されている。この固定切断刃28は炭素鋼、超硬合金、ステンレス鋼などの鋭靱な材料で構成されている。
このように紙載台15に一体に取付けられた固定切断刃28はベースプレート10とは分離して構成されている。その構成を図7(断面図)と図8(分解図)に従って説明する。紙載台15には固定切断刃28と一対のガイド部材17R,17L(以下これらを「紙載台アセンブリー15」)という)が一体に設けられている。そしてこの紙載台アセンブリー15がベースプレート10の断裁開口12に断裁直交方向(図7矢示Y方向)に位置移動可能に嵌合支持されている。また、上記ベースプレート10に回転自在に軸承された駆動回転部材13d(駆動側)、13f(従動側)には、可動切断刃25が軸支持されている。この可動切断刃25は刃受ホルダ25hと刃先部材25cで構成され、駆動回転部材13の伝動ピン13pに軸受スリーブ13sを介して嵌合支持されている。
上述した可動切断刃25の構成を図2、図3及び図4に従って説明する。前述しようにベースプレート10には切断線CLに沿って距離を隔てた位置に一対の駆動回転部材13d,13fが配置されている。この駆動回転部材13は図4に示すように切断線CL方向に距離Lを隔てた位置に一対の回転軸13x、13yがベースプレート10に軸受け支持されている。この左右一対の回転軸13x、13yにアーム部材、偏心カムなどの駆動回転部材13d、13fが固定されている。この各駆動回転部材13には回転軸13x、13yと異なる位置に伝動ピン(カムフォロアであっても良い)13pが設けられ、この伝動ピン13pに可動切断刃25が軸承されている。従ってこの左右一対の駆動回転部材13d、13fを、回転軸13x、13yを中心に回転すると可動切断刃25はベースプレート10に沿って円弧を描きながら上下動することとなる。
可動切断刃25は図1に示すように平板形状の刃先部材25cと刃受ホルダ25hで構成されている。刃受ホルダ25hは紙葉束の断裁によって生ずる抗力に耐え得る機械的強度を有する部材で構成され、その下端縁には刃先部材25cを装着する凹陥溝25wが形成されている。図示25bは補強用のステーであり、切断線CLに沿って刃受ホルダ25hに一体に固定されている。上記凹陥溝25wには刃先部材25cが接着テープなどで添着されている。この刃先部材25cは紙葉類Pを一端から他端に徐々に切断するように切断線CL方向に所定角度傾斜させてある。図示の刃先部材25cは図5(a)に示す角度αを3度以上15度以下の範囲で傾斜させてある。
上述のように可動切断刃25は図4に示す上死点をホームポジションに設定してあり、このホームポジションでは、加圧スプリング18の付勢力で可動切断刃25が切断方向に降下することがある。そこで図示の装置は駆動回転部材13d(駆動側)と13f(従動側)との一方にロック手段wが設けてある。このロック手段wは駆動回転部材13がホームポジション(上死点位置)から下方に移動しないように係止爪、ワンウェイクラツチなどで回転規制するように構成されている。図示の装置は従動側の駆動回転部材13fに図4時計方向の回転を禁止する係止爪w1が設けてある。この係止爪w1は付勢バネw2でストッパw3に位置規制され、駆動回転部材13fの反時計方向への回転は許容するが時計方向への回転は禁止するように配置されている。これによって図示位置(ホームポジション)に位置する可動切断刃25が加圧スプリング18の付勢力で切断方向に降下するのを禁止している。
上述のように構成された可動切断刃25は、ベースプレート(装置フレーム)10に駆動回転部材13d、13fを介して支持(マウント)されている。このとき前述の駆動モータMは装置フロント側に面するように配置されている。これと同時に可動切断刃25は紙載台15上の紙葉面に対して刃先が傾斜するように配置され、この傾斜は紙葉面に対して装置フロント側が低くリア側に漸次高くなるように形成されている。これは可動切断刃25を交換する際に装置フロント側に引き出すようにするためであり、切断刃はフロント側が幅広で、リア側が幅狭に構成されているため、その交換が容易で、且つ安全である。
尚、図11では切断点opの移動に伴って固定切断刃28を紙面方向に位置移動する場合を示したが、可動切断刃25を紙面方向に位置移動するように構成しても良く、この場合には可動切断刃25を図示のものと反対方向に移動する。
なお、本発明にあって可動切断刃を以下のように構成することも可能である。前述の図2に示す可動切断刃25は、左右一対の駆動回転部材13d,13fで揺動しながら下降する場合を示したが、この可動切断刃25を図11に示すように紙葉類Pに対して垂直方向に上下動するように構成しても良い。図2と同一の構成については、同一符号を付してその説明を省略するが図11の装置は可動切断刃25を左右のガイド部材17R,17Lに形成したガイド溝17gに嵌合して垂直方向に上下動するように支持されている。そして、左右一対の駆動回転部材13d,13fは、伝動ピン13pを長孔軸受14R、14Lにそれぞれ嵌合してある。従って、この軸受構造で円弧運動する駆動回転部材13d,13fによって可動切断刃25は垂直方向にのみ上下動することとなる。その他の構成は図2と同一である。
次に上述の紙葉束断裁装置Aを備えた後処理装置及び画像形成装置の構成について図12に従って説明する。画像形成装置Bは複写機、プリンタ、印刷機など種々の構造のものが採用可能であるが静電印刷装置を図示する。この画像形成装置Bはケーシング51内に給紙部52と、印字部53と、排紙部54と制御部とが内蔵されている。給紙部52にはシートサイズに応じた複数のカセット52aが準備され、制御部から指示されたサイズのシートが給紙経路55に繰り出される。この給紙経路55にはレジストローラ55aが設けられ、シートを先端揃えした後所定のタイミングで下流側の印字部53に給送する。
次に上述の画像形成装置Bの下流側には製本装置Cが連結され、画像形成されたシートを束状に部揃えし、この束状に部揃えした紙葉束をステープル、接着テープ、接着糊などで綴じ合わせて製本処理する。この製本処理後の紙葉束を前述の紙葉束断裁装置Aで断裁揃えして排紙スタッカに収納する。図12に示す製本装置Cは束状に部揃えした紙葉束の中央をステープル綴じして綴じ合わせ、この中綴じした紙葉束を折り畳んで冊子状に製本し、その後折り畳み先端を断裁して揃える装置を示す。
M 駆動モータ
CL 切断線
10 装置フレーム(ベースプレート)
10r 折曲片
11 長孔
12 断裁開口
13d 駆動回転部材(駆動側)
13f 駆動回転部材(従動側)
13s 軸受スリーブ
15 紙載台(紙載台アセンブリー)
16 付勢手段
17R ガイド部材
17L ガイド部材
17g ガイド溝
18 加圧スプリング
19 押さえ部材
20 プレス手段
21 加圧プレート
21k 係合片
21p 下端面(紙圧面)
25 可動切断刃
25q 潤滑性塗料
25w 凹陥溝
25x 上端縁
25z 下端部
28 固定切断刃
29 伝動チェーン
30 スプロケット(30a,30b)
45 スキャナユニット
49 原稿送り装置
62 集積トレイ
71 排紙スタッカ
151 傾斜カム面
152 ガイド溝
152a ガイドコロ
153 軸受ピン
Claims (4)
- シート束を切断線に沿って断裁する装置であって、
上記シート束を載置する紙載台と、
上記シート束を紙載台に押圧する加圧部材を有するプレス手段と、
上記シート束に対して断裁方向に上下動する可動切断刃と、
上記紙載台に配置され、上記可動切断刃と接する固定切断刃と、
を備え、
上記可動切断刃と上記固定切断刃とは、
上記シート束を一端から他端に向かって徐々に切断するように上下方向に傾斜すると同時に切断線方向に互いが交差するように配置され、
上記紙載台と固定切断刃とは、上記シート束の紙面方向に移動可能なユニットで構成され、
上記ユニットには、
上記固定切断刃を上記可動切断刃側に圧接する付勢手段と、
上記付勢手段に抗して紙載台と固定切断刃と上記加圧部材を紙面方向に移動させるシフト手段と、
が配置され、
このシフト手段は、上記可動切断刃で紙載台上のシート束を一端から他端に徐々に切断する際に、上記紙載台と固定切断刃と加圧部材とシート束を一体的に紙面方向に後退移動させることを特徴とする紙葉類断裁装置。 - 前記シフト手段は、前記可動切断刃の断裁方向移動に従動して前記紙載台をシート束の紙面方向に平行移動又は回転移動するカム部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類断裁装置。
- 前記固定切断刃は前記紙載台に固定支持され、
この固定切断刃と紙載台は、前記切断線と直交する紙面方向に回動可能に構成され、
前記シフト手段は、前記可動切断刃の断裁動作に連動して上記紙載台と固定切断刃を紙面方向に回動させることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類断裁装置。 - 前記プレス手段は、
前記紙載台上のシート束を押圧する加圧部材と、
この加圧部材を付勢する加圧スプリングと、
上記加圧部材を紙載台の上方に退避させる加圧解除手段と、
で構成され、
上記加圧部材はシート束の紙面方向に位置移動可能で、前記シフト手段によってシート束の紙面方向に変位するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類断裁装置。
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