JP2014233803A - シート束断裁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙載台上にシート束を確実に案内して切断位置にセットすると共に、その切断縁を確実にプレスして押圧保持することが可能なシート束断裁装置を提供する。【解決手段】紙載台にシート束を案内するガイド部材を、切断刃を挟んでプレス部材と対向する位置に配置すると共に、このガイド部材を走行刃の移動エリア内部のガイド位置と、エリア外部の退避位置との間で位置移動可能に構成し、そのガイドシフト手段を、切断刃が待機位置に位置するとき、若しくは走行初期段階でプレス部材がシート束を加圧する前にガイド部材をガイド位置から退避位置に移動するように制御する。【選択図】図5

Description

本発明は紙葉束の周辺を断裁するシート束断裁装置に係わり、画像形成装置等の後処理装置に組み込むことが可能な小型でコンパクトなシート束断裁機構の改良に関する。
一般に、この種のシート束断裁装置は、紙載台上に載置したシート束を平板形状のギロチン刃で断裁する断裁機構(ギロチン断裁機構)と、ディスク状の回転刃を回転させながらシート束の一端から他端に向かって徐々に切断する断裁機構(ディスク断裁機構)と、平板形状のカッタをシート束の一端から他端に向かって走行させて断裁する走行刃断裁機構などが知られている。
走行刃断裁機構として、例えば特許文献1には1枚構成の板素材を平板形状の刃先で一端から他端に移動させて切断する装置が開示されている。
同文献にはシート束のように多数枚に積み重ねた素材を断裁する機構は開示されていないが、多数枚のシート束をプレス機構で押圧保持してシート束を一端から他端に徐々に切断する傾斜した刃先を備えたギロチン断裁機構も特許文献2などで知られている。
また、本出願人は特許文献3に示すように、シート束を断裁する装置としてディスク形状のカッタを回転させながらシート束の一端から他端に移動させて断裁する装置を提案してある。
同文献には紙載台に載置したシート束を回転刃を回転させながら一端から他端に走行させる過程で断裁する装置が開示されている。
特公平04−4117号公報(図4) 特許第5063144号公報(図1) 特開2008−142816号公報
上述のように(シート束以外の)板状素材を平板形状の切断刃(平刃切断刃)で一端から他端に移動しながら切断する断裁機構は特許文献1などで知られている。また多数枚のシート束をプレス機構で保持した状態で、傾斜した刃先のギロチン刃で一端から他端に徐々に断裁する装置も特許文献2などで知られている。
前者の切断線に沿って走行する切断刃で一端から他端に徐々に切断する切断装置は比較的小型でコンパクトに構成できる特徴があること、後者のギロチン機構の断裁装置は比較的大型で大重量となるが切断品位に優れ、連続して大量のシート束を切断できる特徴があることも知られている。
そこで前者のシート束の一端から他端に移動する走行刃で切断する機構を採用すると、次の問題に遭遇する。シート束の一端から他端に走行する切断刃と、紙載台にシート束を加圧するプレス部材と、紙載台に向けてシートを案内するガイド部材の三者が互いに干渉する問題が発生する。
この三者の関係は、切断刃は走行キャリッジなどの刃先ホールド機構でシート束の一端から他端に移動する関係で、そのホールド機構と移動スペースが必要であり、プレス部材は切断線に沿って切断されるシート端縁を押圧する必要があり、ガイド部材はシート束を紙載台と加圧部材(紙押さえ部材)の間のスペースにジャムすることなく案内する必要がある。
そこでガイド部材は、シート束を紙載台にセットする際にシート先端が加圧部材に引っかからないように案内する場合にことと、切断刃の走行を妨害しないことが要求される。
これに対し従来の装置(ギロチン切断機構)は、切断刃が上方から下方に下降する動作でシートを切断しているため、加圧部材を切断刃と同様に大きいストロークで上下動させることがスペース的に可能である。
そこで本発明者は、加圧部材と走行刃を挟んで対向する位置にシート上面を案内するガイド部材を、走行刃の移動エリアの内部と外部に進退可能に配置し、シート束を加圧部材の反対側から紙載台に挿入させることとこのエリアから退避させることによって限られたスペース内でシート束をセットすることが可能であるとの着想に至った。
本発明は、紙載台上にシート束を確実に案内して切断位置にセットすると共に、その切断縁を確実にプレスして押圧保持することが可能なシート束断裁装置の提供をその課題としている。
上記課題を解決するため本発明は、紙載台にシート束を案内するガイド部材を、切断刃を挟んでプレス部材と対向する位置に配置すると共に、このガイド部材を走行刃の移動エリア内部のガイド位置と、エリア外部の退避位置との間で位置移動可能に構成し、そのガイドシフト手段を、切断刃が待機位置に位置するとき、若しくは走行初期段階でプレス部材がシート束を加圧する前にガイド部材をガイド位置から退避位置に移動するように制御することを特徴としている。
以下その構成を詳述すると、紙載台上のシート束を所定の切断線を刃に沿って走行する切断刃で断裁する装置であって、装置フレームと、前記装置フレームに配置されシート束を載置する紙載台と、前記紙載台に載置されたシート束を押圧するプレス部材と、前記プレス部材をシート束厚さ方向に昇降するプレス駆動手段と、前記シート束の厚さ方向に切刃エッジを有する切断刃と、前記切断刃を搭載して前記シート束の一端から他端に往復動する走行キャリッジと、前記紙載台の上流側に配置されシート束を紙載台上に案内するシートガイド手段とを備える。
そして前記シートガイド手段は、前記紙載台に向けてシート束を搬入する側で前記切断刃を介して前記プレス部材と対向する位置であって、前記走行キャリッジの移動ストローク内側に配置されているガイド面を有するローラ部材又はガイド部材で構成する。
本発明は、紙載台にシート束を押圧するプレス部材と、切断刃を挟んで対向する側にシート束を案内するガイド部材を設け、このガイド部材を切断刃の走行エリア内部と外部に位置移動可能に配置するとともに、切断刃が待機位置のとき、若しくはプレス部材が加圧動作する前にガイド位置から退避位置に移動するようにしたものであるから以下の効果を奏する。
シート束を紙載台にセットするためのガイド部材を切断刃を挟んでプレス部材の反対側に配置したから、シートセットする際には、切断刃をシート幅の外側に退避させることによって、シートを案内するスペースを確保することができる。
そして、このスペースにガイド部材を、シートを案内する位置に配置することができる。
従って、シート束をその先端がプレス部材或いは切断刃(その走行機構を含む)に引っかかることなく確実に切断位置に挿入セットすることができる。
これと共に、シート束を紙載台上に加圧するプレス部材は、非作動時に紙載台から大きく離れた待機位置に上昇させる必要がなく(シート束先端が引っかかる恐れがないから)加圧機構をコンパクトに構成することができる。
さらに、ガイド部材は走行キャリッジの動作前、若しくは走行初期時にガイド位置から退避位置に移動させる為、ガイド部材をシフトする機構を共通のモータ(伝動機構)で構成することも可能である。また個別のモータを用いた場合にも消費電力が重なりあって(オーバーラップ通電)過大となることがない。
本発明にかかわるシート断裁装置の一実施形態であり、装置全体の斜視説明図。 図1の装置の組立て分解斜視図を示す。 図1の装置の平面構成の説明図であり、紙載台にシート束をセットした状態で紙押さえ部材が上方に待機し、走行キャリッジが初動位置に位置する状態を示す。 図1の装置におけるシート束を押圧して保持する紙押さえ機構の説明図であり、(a)は紙押え部材がシート束を押圧する作動状態を、(b)は紙押え部材がシート束の上方に退避した待機状態を示す。 図1の装置におけるシート束を紙載台に挿入(搬入)する状態を示す断面説明図であり、シート束をガイド機構で紙載台に案内する状態を示している。 図2のガイド機構における動作状態を示し、(a)はシート束を紙載台にガイドする状態を、(b)は退避位置に待機する状態を示す。 図5のガイド機構の駆動部の構成を示し、(a)は駆動モータとその伝動機構を、(b)は上部ガイドプレートと下部ガイドプレートの開閉駆動機構を示す。 図5の実施形態と異なるガイド機構の実施形態を示し、(a)はその全体構成を、(b)はその駆動機構を示す。 図1の装置におけるシート束を切断する状態を示す説明図であり、(a)は切断方向平面状態を、(b)は切断方向と直交する断面状態を示している。 図1の装置における切断刃の構成を示す説明図であり、(a)は切断方向における切断刃の切断状態を、(b)は切断方向と直交する方向の切断刃の切断状態を示し、(c)は(a)のx−x部の断面拡大図。 図1の装置における切断紙片規制部材の構成を示し、(a)は切断刃の正面側から見た切断紙片規制部材の構成を、(b)は背面側から見た切断紙片規制部材を構成を示している。 切断刃(ユニット)を走行キャリッジに装着する状態の説明図であり(a)は、装着する前の状態を(b)は装着した後の状態をそれぞれ示す。 切断刃を走行キャリッジに装着した状態の断面説明図。 刃先ブレードのカバー部材を走行キャリッジの移動に連動して開閉する第1の実施形態を説明図あり、(a)は切断刃ユニットの全体構成を、(b)は開閉カバーの閉蓋状態を、(c)は開閉カバーの開蓋状態をそれぞれ示し、(d)はカバー部材の断面図。 図12の機構における付勢スプリングのバネ力を開方向と閉方向にシフトするカム手段の構成を示し、(a)(b)は走行キャリッジが左限位置から切断開始方向に移動する動作状態を、(c)(d)は走行キャリッジが右限位置から切断開始方向に移動する動作状態を示す。また、(e)はカム部材に作用するバネの付勢状態を示す。 図12の実施形態におけるカム手段の装置フレームへの配置構造を示す。(a)はカム手段の配置を示す斜視説明図、(b)は駆動モータの回転制御の説明図。 図1の装置の搭載した画像形成システムにおける後処理装置の説明図。 シート束を切断位置に給送する動作状態の説明図であり(a)は、シート束を紙載台に向けて搬送する状態を、(b)は紙載台にシート束を搬送する状態を示す。 シート束を切断位置に給送する動作状態の説明図であり(a)はシート束を所定の断裁位置に搬送セットした状態を、(b)はシート束を切断する状態を示す。 切断後のシート束を排出する状態を示す。
本発明は、複数枚の紙葉を集積したシート束Sを所定の切断線に沿って切断するシート断裁装置に関する。図1はその一実施形態を示す全体構成の説明図であり、図2はその組み立て分解斜視図である。
図1に示すようにシート断裁装置Aは、装置フレーム1と、シート束Sを載置する紙載台2と、紙載台にシート束Sを押圧して保持する紙押さえ部材13と、装置フレーム1に所定ストローク(走行ストローク)Stで往復動可能に取り付けられる走行キャリッジ4と、この走行キャリッジに取り付けられた切断刃ユニット3とから構成されている。
[装置フレーム]
装置フレーム1には、シート束Sをセットする開口部12(紙載エリア;以下同様)が形成され、この開口部12にシート束Sを載置(セット)する紙載台2が形成されている(図示のものは折曲げ成形)。
またメインフレーム1aには、後述するサブフレーム1bに切断刃ユニット3を装備した走行キャリッジ4が所定ストロークStで往復動するように取り付けられている。
図2に示す組立分解図に従って説明すると、図示1aはメインフレームであり、1bはサブフレームであり、1cはプレス機構のユニットフレーム(以下「プレスフレーム」という)であり、1dはシートガイド機構のユニットフレーム(以下「ガイドフレーム」という)である。
メインフレーム1aは、金属、樹脂など適度の強度を有する材料で構成され、切断するシート束Sをセットする開口部(紙載エリア)12が形成されている。この開口部12にはシート束Sの下面を載置する紙載台2が配置されている。
このメインフレーム1aにサブフレーム1bとプレスフレーム1cとガイドフレーム1dが固定され、装置フレーム1を構成している。
サブフレーム1bは、後述する走行キャリッジ4を往復動可能に支持する走行ガイド手段(上部ガイドレール)11と走行駆動手段(駆動モータM1とタイミングベルト48)が組み込まれている。
上部ガイドレール11は走行キャリッジ4を所定ストロークStで往復動可能に嵌合して案内するように図示のものは互いに平行に配置された第1ガイドレール11aと第2ガイドレール11bで構成されている。
図示の第1、第2ガイドレール11a,11bは、断面円形状のガイドロッド(案内軸)で構成しているが、矩形状のガイドレールであっても、或いは第1、第2の一方がガイドロッド、他方が矩形レールで構成しても良い。また、このサブフレーム1bはメインフレーム1aにビスなどで固定され、一体化されている。
従って装置フレーム1はメインフレーム1aとサブフレーム1bに分離することなく両者を一体に構成してもよい。
また、図1の装置は装置フレーム1を開口部(紙載エリア)12を有する単一のフレーム枠で構成したが、装置フレーム1は紙載エリア12を介して上下に分かれた上部フレーム枠と下部フレーム枠で分離した構成としても良い。
プレスフレーム1cは、紙載台2にシート束Sを押圧する紙押さえ部材13を有するフレーム構造で構成され、固定枠15と可動枠16で構成され、固定枠15はメインフレーム1aに一体に取り付けられ、可動枠16はメインフレームの紙載台2に対して圧接する作動位置(図4(a))と退避した待機位置(図4(b))との間で上下動するリンク構造で構成されている。そのリンク機構は図4に従って後述する。
プレスフレーム1cには、可動枠16に紙押さえ部材13が設けてあり、この紙押さえ部材13は加圧面13aが紙載面2と対向してシート束Sの上面を加圧(押圧)するようになっている。図示の紙押さえ部材13は可動枠16に折曲げ加工で一体成形されている。
またプレスフレーム1cには、固定枠15と可動枠16の間に、可動枠を紙載台側に付勢する加圧スプリング14が配置しである。
これと共に可動枠16には加圧スプリング14のバネ力に抗して紙押さえ部材13を紙載面から離間した上昇位置に待機させるカム部材19が設けてある。
ガイドフレーム1dにはメインフレーム1aの紙載面2aにシート束Sを案内するガイドフラッパ(シートガイド)23a、23bと、このガイドフラッパを開閉するフラッパモータSMが設けてある。その詳細な構造は後述する。
[紙載台]
装置フレーム1には前述したようにシート束Sを載置する紙載台2が設けられ、この紙載台2には紙載面2aが図5に示すように紙載エリア12に配置されている。
そしてこの紙載面2aにはガイドフラッパ(シートガイド)23a、23bが同一平面に配置されている。ガイドフラッパ(シートガイド)23a、23bは図5左端から送られたシート束或いは図5右端から送られたシート端を紙載台2に案内する。
つまり図示の装置は断裁するシート束Sを図5の状態において右側を上流にシート束を搬入しても、左側を上流にシート束を搬入しても、紙載台2にセットすることができ、切断処理したシート束を紙載台2から左右いずれの下流側に搬出することができるようになっている。
[紙押さえ機構]
上記紙押さえ部材13には加圧面13aが、紙載台2には紙載面2aが形成され、シート束Sの上面を加圧面13aが、下面を紙載面2aが上下から挟むように支持する。
そして加圧面13aと紙載面2aのいずれか一方が他方に対して接近するとシート束Sを押圧保持する。図示のものは紙載台2をメインフレーム1aに固定し、加圧面13aをシート束厚さ方向に上下動可能に構成し、紙載面2aと加圧面13aとの間でシート束Sを挟圧して保持する。
図4に従って紙押え機構を説明する。同図(a)はプレスフレーム1cの可動枠16に一体に形成された紙押さえ部材13を上方の待機位置から降下させて加圧面13aが紙載台2上のシート束Sを押圧した状態を示す。
同図(b)は可動枠16を押圧位置から待機位置に上昇させ紙載台上のシート束Sの上方に退避させた状態を示す。
図4に示すようにプレスフレーム1cはメインフレーム1aに固定される固定枠15とこの固定枠に上下動可能に支持された可動枠16で構成されている。可動枠16には紙押さえ部材13が形成(図示のものは折曲げ成形)され、この紙押さえ部材には加圧面13aが設けられている。
この加圧面13aは紙載面2aと対向する姿勢で上下動可能に配置され、紙載台上のシート束Sを押圧する押圧位置(図4(a))と、この紙載台2から離間した待機位置(図4(b))との間で上下動する。
このため可動枠16は固定枠15に揺動リンク18a、18bで平行四辺形を描くように連結されている。図4において右揺動リンク18aは回動支点18xを中心に揺動可能に固定枠15に軸支持され、左揺動リンク18bは回動支点18xを中心に軸支持されている。
そして左右一対の揺動リンク18a、18bを図4(a)の押圧状態から時計方向に所定角度揺動すると同図(b)の待機状態に紙押さえ部材13が上昇する。逆に揺動リンク18a、18bを同図(b)の待機状態から反時計方向に所定角度揺動すると同図(a)の押圧状態に紙押さえ部材13が下降する。
そして上記可動枠16と固定枠15との間には、加圧スプリング14が常に可動枠16の紙押さえ部材13を紙載面2a側に付勢するように配置されている。
図示のものは加圧スプリング14a、14b、14c、14d、14eがバネ軸14yの周囲に巻廻してあり、バネ軸14yは固定枠15と可動枠16の間に貫挿支持されている。
上記可動枠16は加圧スプリング14で紙載面上に付勢されている紙押え部材13を、紙載面2a上方に待機させ紙載エリア12にシート束Sを搬入(搬出)する必要がある。このため可動枠16には後述する走行キャリッジ4の往復動する走行ストロークStに沿ってカム部材19が配置されている。
図示のカム部材19は可動枠16に一体に形成されたスライドカム(カム板)で構成されている。このカム板(カム部材)19にはカム面19aが配置され走行キャリッジ4の左限位置Sp2と右限位置Sp1では紙押さえ部材13が紙載面2aから離間した待機位置に上昇し、両限度位置の中央に位置するシート切断位置(切断領域CL)のときには紙押さえ部材13は紙載面2aにシート束Sを押圧して保持するようになっている。
上述のカム面19aについて説明すると、このカム面19aは紙押さえ部材13を走行キャリッジ4の切断動作に連動して紙載台上のシート束Sを押圧・解除するように形成されている。このためカム面19aには走行キャリッジ4に取り付けたフォロア部材20(遊動コロ;以下「フォロアコロ」という)が係合している。
このカム面19aとフォロアコロ20とはシート束Sを切断する切断領域CL(図3参照)では非接触状態となり、シート束Sの切断領域CLから離れた左限位置Sp2と右限位置Sp1では互いに係合する。この互いに係合した状態では紙押さえ部材13は紙載台上のシート束Sから離間した待機状態に、互いに非接触(非係合)状態では紙押さえ部材13は加圧スプリング14の作用で紙載面2aにシート束Sを押圧する状態となる。
[走行キャリッジ]
上述のサブフレーム1bに取り付けられ、紙載面2aに沿って所定ストロークStで往復動する走行キャリッジ4(以下単に「キャリッジ」という)について説明する。
図2に示すようにキャリッジ4は上部ガイドレール11(第1ガイドレール11aと第2ガイドレール11b)に嵌合され所定ストロークStで往復動するように支持されている。そしてこの上部ガイドレール11はサブフレーム1bに固定され、キャリッジ4はメインフレーム1aの紙載面2aに沿って往復動するように配置されている。
上述のキャリッジ4について図5を参照して説明する。同図は装置の中央縦断面図を示す。キャリッジ4には後述する切断刃ユニット3が着脱自在に取り付けられ、装置フレーム(サブフレーム1b)に設けられた第1、第2ガイドレール11a、11bに嵌合支持されている。
つまりキャリッジ4には第1ガイドレール11aに嵌合する係合孔41aと、第2ガイドレール11bに嵌合する係合孔41bが設けられている。そしてこの第1、第2ガイドレール11a、11bに嵌合されたキャリッジ4は位置ズレ、ガタつきなくスムーズに紙載面2aに沿って所定ストロークStで往復動するようになっている。
このキャリッジ4の動作は、ガイドロッド間の平行度、ロッド径の精度、係合孔の加工精度を円滑で、ガタつき少なく緊密な運動が可能なように管理することによって得られる。
上記キャリッジ4の駆動機構について説明する。図2に示すサブフレーム1bには、走行駆動手段6が配置されている。走行駆動手段6は駆動モータM1と、この駆動モータM1の回転をキャリッジ4の往復動に伝達するタイミングベルト48で構成されている。駆動モータM1はメインフレーム1aにマウント支持され、正逆転可能なステッピングモータで構成されている。
またタイミングベルト48は上部ガイドレール11に沿って左右一対のプーリ(不図示)に支持されている。プーリの一方には駆動モータM1の回転が中間伝動ベルト47で伝達されている。
また上記タイミングベルト48はその一部がキャリッジ4に固定され、駆動モータM1でベルトを左右いずれかの方向に移動すると、キャリッジ4も同一方向に同一量移動するようになっている。
上記キャリッジ4には前述したカム面19aと係合するフォロアコロ20が取り付けられている。このフォロアコロ20はキャリッジ4に植設した支軸に遊動回転するように嵌合支持されている。
これによってキャリッジ4の移動動作で前述の加圧スプリング14の付勢力を受けるカム面19aの高さ位置(加圧位置か加圧解除位置)を制御することとなる。
上記キャリッジ4の位置制御について説明する。キャリッジ4には、その位置を検出フラグする検出フラグ4frとポジションセンサSe1、Se2が設けられている。
図示の装置は、シート束Sの切断動作の初期位置をキャリッジ4の右限位置Sp1と左限位置Sp2それぞれに設定し、キャリッジ4の左右動それぞれでシート束Sを切断するように構成されている。
このため装置フレーム1には、右限位置Sp1にポジションセンサSe1が、左限位置Sp2にポジションセンサSe2が配置され、キャリッジ4にはセンサフラグ4frが配置されている(図3参照)。
このような構成で制御手段(不図示)は駆動モータM1を右限位置Sp1と左限位置Sp2との間で往復動する。このとき右限位置Sp1からプレス動作領域PL1、切断領域CL、プレス動作領域PL2、左限位置Sp2の順に所定長さに設定されている。
プレス動作域PL1、PL2はシートの切断領域CLの両側でシート束Sを紙載面2aに押圧する動作と押圧解除する動作を実行するスパンに設定され、切断領域CLはシート束Sを切断する長さに設定され、最大サイズシートの切断長を基準に定められている。
そして、制御手段は、右限位置Sp1をポジションセンサSe1で、左限位置Sp2をポジションセンサSe2で検出し、速度制御する。この他、速度制御のための構成として、駆動モータM1にエンコーダとエンコードセンサを配置する。
これによって例えばポジションセンサSe1、Se2の検知信号とエンコードセンサ(不図示)のエンコード信号で駆動モータM1のショートブレーキを作動させ、あるいはモータの回転速度を増減速させる制御が可能となる。
[切断紙片規制部材]
シート束Sの一端から他端に走行する平板形状の切断刃で切断すると、切断部位の紙葉が局部的に盛り上がる(迫り上がる)現象が現れ、このシート束Sの局部的な変形によって切断面の品位が著しく劣る。
そこで図示の装置は、切断部位で切断紙片が迫り上がるのを防止する切断紙片規制部材27を配置する。図11(a)は切断線に沿って移動するキャリッジ4の正面構成を、同図(b)はその背面構成を示す説明図である。
キャリッジ4には前述した切断刃ユニット3と共に切断紙片規制部材27(以下単に規制部材と云う)が配置されている。この規制部材27は切断線に沿って移動する切断刃ユニト3で切除された紙片が上方にせり上がるのを防止するために切断刃の切断方向後方に配置される。
図示の装置は切断刃ユニット3が左右移動する双方向切断である関係で上刃32の左右に配置されている。図示の規制部材27は紙面に沿って転動するロール部材で構成され、図9に示すように上刃32で切断した切除紙片を上方から押圧して反り上がるのを防止する。
キャリッジ4には左右一対の揺動アーム27a、27bが揺動可能に軸支持されている。図11(a)において右側の揺動アーム27aは支軸27xを中心に摺動可能に支持され、先端部には遊動ロール27r1が回転可能に軸支されている。
また左側の揺動アーム27bは支軸27xを中心に揺動可能に軸支され、その先端部には遊動ロール27r2が回転可能に軸支されている。そして左右の揺動アーム27a、27bには付勢スプリング28がその位置を図11(a)の状態に保持している。
そこでキャリッジ4が左右いずれかの方向に移動すると、紙載台上のシート上面と接する遊動ロール27r1(27r2)は、走行方向前方に位置するロールは紙面高さに倣うように揺動し、走行方向後方に位置するロールは切断された紙片を押圧して反り返るのを防止するように押下する。
なお左右の揺動アーム27a、27bは図11(a)(b)の範囲で揺動し、それ以外の角度方向にはストッパで揺動しないようになっている。
図11(a)(b)から明らかなように、本発明の左右一対の遊動ロール27r1、27r2は走行方向前方に位置するロールは紙載台上の紙面と同じ高さ位置で、走行方向後方に位置するロールは紙面より低い位置に位置決めされている。
また図13に示すように左右一対の遊動ロール27r1(27r2)は紙載台2に支持されているシート束の紙面を基準にトリミングカットする方向に徐々に低くなるテーパを有する円錐形状のローラで構成されている。これは切除するシートにストレスを与えないためである。
[切断刃ユニット]
上述のキャリッジ4には切断刃ユニット3が着脱交換可能に取り付けられている。切断刃ユニット3は、刃先ブレード31とカバー部材60と刃先ホルダ35で構成されている。
図10(a)は切断刃ユニット3を切断方向の正面側から、同図(b)は切断方向と直交する方向の側面側から見た状態を示している。
刃先ブレード31は、31a、31bを有する平刃形状に形成されている。つまり平板形状の金属素材(炭素鋼、合金鋼など)にナイフエッジを形成した刃物で構成され、その切刃エッジを切断線(図10(a)左右方向)に沿って走行させることによってシート(束)を切断する。
図示の刃先ブレード31は走行方向の左右それぞれに切刃エッジ31a、31bを備えている。これは切刃エッジを左方向に向けて走行させても、反対の右方向に向けて走行させても、いずれでもシートを切断するためである。
また、切刃エッジ31a、31bの形状は図10(c)に示すように片刃形状に形成してあり、これによって切断端面の品位を改善(品位アップ)している。この場合、片刃形状とは図示のようにシート束の切断端面と同一平面の逃げ面(逃げ角度ゼロ度)と、掬い角度β(0<γ<90)を有する形状を云う。
そして左右の切刃エッジ31a、31bは、切断するシート紙面に対して鋭角度θ(0度<θ<90度)にしてある。つまり右切刃エッジ31aと左切刃エッジ31bは紙面を基準に略同一角度θで傾斜している。
また、図示の切断刃ユニット3は、刃先ブレード31(上刃32)と対向して下刃33が共通の刃先ホルダ35に取り付けられている。
つまり刃先ブレード31は、切断シートを切断線に沿って移動(走行)することによって切断するが、その切断を補助するために上刃と噛み合う下刃が必要となり、この下刃は切断線に沿って紙載台2に配置するか、或いは刃先ブレード31(上刃)と一体的に切断線に沿って走行するように配置する。
図示の実施形態では、下刃33を刃先ブレード31(以下上刃32という)と一体に刃先ホルダ35に取付けて切断線方向に走行させる機構を採用している。また下刃33は、上刃32と協働してシート束Sを切断する刃面33aと、その両側にはシート束の下面を刃面33aに案内する33b、33c(傾斜角度β)が形成してある。
図10(a)において下刃33が右方向に移動するときにはテーパ33bがシート束の下面を刃面33aに向けて案内し、逆方向の左方向に移動するときにはテーパ33cがシート束の下面を刃面33aに向けて案内する。
そして上刃32と下刃33とは互いに接合して一体となるように形成されているが、接合面の間にシートが侵入すると、切断不良を招くため上刃32と下刃33とは一方に凸状突起33x、他方に凹嵌部32xが形成してあり、両者を嵌合することによって隙間を形成することなく両刃を一体化するようになっている。
つまり上刃32と下刃33の隙間に最下層シートが侵入すると切断不良を招き、紙詰まりしたシートを取り外すことに面倒な作業を余儀なくされる。
このように図示の実施形態では、下刃33を刃先ブレード31と一体に刃先ホルダ35に取付けて切断線方向に走行させる機構を採用している。
これによって下刃33を紙載台2に固定する構造に比べて切断トルクの軽減と、製作精度を改善している。
従って、本発明にあって切断刃ユニット3は切刃エッジ31a、31bを有する刃先ブレード31と下刃33を一体に刃先ホルダ35に備える必然性はなく、下刃33を紙載台2に固定して配置することも可能である。
次に刃先ホルダ35について図10(b)に従って説明する。刃先ホルダ35は基端部35aと先端部35bとの間にアーチ状湾曲部35cを有するアーム形状に構成されている。
この基端部35aには上刃32の刃元部(基端部)32aを固定する刃元取付部(固定ネジ34a)が、先端部35bには上刃32の刃先部(先端部)32bを固定する刃先取付部(固定ネジ34b)と下刃33を固定する下刃取付部(固定ネジ34b)がそれぞれ設けられている。
なお図示の装置は刃先ホルダ35の先端部35bに上刃先端部32bと下刃33を同一の固定ネジ34bで固定しているがこれは別々の固定手段で固定しても良い。また刃先ホルダ35のアーチ状湾曲部35cには、切断刃ユニット3の走行方向と直交する方向にシート束Sの最大カット幅Wmaxより大きい空間が形成されている(図10(b)参照)。
このように形成された下刃33には、刃先ホルダ35に固定された状態で切断線方向にガイドレール17(下部ガイドレール)が設けられている。その構成は図5に全体構成が、図10(b)に細部の構成が示されている。
図10(b)に示すように紙載台2がメインフレーム1aに一体に形成され、この紙載台2に下部ガイドレール17が折曲げ形成されている。切断線方向にガイド面17aが形成され、このガイド面17aに下刃33に一体形成した凹陥溝33gが嵌合してある。
つまり切刃エッジ31a、31bを有する切断刃32は、刃先ホルダ35にその上端部と下端部を固定され、剪断負荷による刃先の反り返り(図10(b)破線)を防止している。
これと共に、刃先ホルダ35は、その基端部35aをキャリッジ4に装着され、その先端部35bは、これに固定された下刃33を介して紙載台2に配置された下部ガイドレール17に嵌合支持されている。またキャリッジ4は上部ガイドレール11に嵌合支持されている。
このような構成によって切断刃32は、その基端部32aと先端部32bを刃先ホルダ35に固定されているので刃先ブレード31に作用する剪断負荷は刃先ホルダ35にバックアップされて受け止められる。
このため刃先ブレードが図10(b)破線のように反り返り変形することがない。これと共に刃先ホルダ35はキャリッジ4に着脱可能に装着され、キャリッジは装置フレーム1に配置されている上部ガイドレール11a、11bに沿って切断線方向に往復動するように支持されている。
また刃先ホルダ35の先端部35bは下刃33に形成した凹陥溝33gによって下部ガイドレール17に嵌合され切断線方向に往復動するように支持されている。
つまり刃先ホルダ35に取り付けられた切断刃32,33は、紙載台上のシート(束)を挟んで上部ガイドレール11a、11bと、下部ガイドレール17に沿って切断線方向に往復動するように支持されている。このため切断刃32,33はガタつきなくスムーズに切断線方向に走行移動することが可能となる。
なお、本発明にあって下部ガイドレール17に下刃33を係合する場合を説明したが、装置フレームに切断線方向に沿って下部ガイドレールを設け、このガイドレールに刃先ホルダの先端を係合させるように構成しても良い。
[刃先ブレード開閉機構]
上述の切断刃ユニット3には刃先ブレード31の切刃エッジ31a、31bを開閉するカバー部材60が配置されている。
これは切断刃ユニット3で操作者が負傷する危険があるため、(1)使用者が刃先に触れる恐れのあるときにはエッジをカバー部材で覆うこと。(2)切断刃で切断動作するときのみエッジを露出し、切断動作以外のときにはエッジを覆うこと。この(1)(2)のいずれか一方、若しくは両方を採用する。
上記(1)及び(2)の目的を達するため、本発明は切断刃の切刃エッジ31a、31bを開閉するカバー部材60を走行キャリッジ4の往復動動作に関連させて開閉する。以下その実施形態について説明する。
前述した切断刃(上刃)32は、刃先ブレード31の左右に刃先エッジ31a、31bが形成され、切断刃(上刃)32の基端部32aと先端部32bは固定ネジ34a、34bで刃先ホルダ35に固定されている。この状態で刃先ホルダ35にはカバー部材60が取り付けられている。カバー部材60は図14(a)に側面形状を、同図(d)に断面形状を示すように、エッジの長さに適合するプレート部材で構成されている。
そしてこのプレート部材(カバー部材)60には右フランジ(リブ)60aが右切刃エッジ31aの周縁に、左フランジ60bが左刃先エッジ31bの周縁に設けられ、左右のフランジの高さは刃先エッジ31a、31bを覆う高さに形成されている。この左右フランジ60a、60bを有するカバー部材60は、刃先ホルダ35に軸支ピン61で回動可能に支持されている。
カバー部材60は軸支ピン61を中心に揺動可能で刃先ブレード31を覆う図14(a)実線状態(閉蓋状態)と刃先ブレード31から退避した破線状態(開蓋状態)となる。この状態は同図(c)において軸支ピン61を中心にカバー部材60を反時計方向に回転すると刃先ブレード31から離れた方向に揺動して図(a)破線状態となり刃先ブレード31を開蓋する。
また逆に軸支ピン61を中心に時計方向に回転するとカバー部材60は刃先ブレード31を覆う同図実線状態となる。そして、カバー部材60を開蓋方向に付勢する(図14(c)の状態)にバネ力の作用する方向が反転する角度位置にバネストッパ63が配置してある。
また上記カバー部材60には伝動レバー64が一体に形成してあり、この連動レバー64を図14(b)の角度位置に回転(角度シフト)すると閉蓋状態に、同図(c)の角度位置に回転(角度シフト)すると開蓋状態にバネの付勢方向を変更させることができる。
そして、このカバー部材60の伝動レバー64を角度変異させるカバーシフト手段66が設けられている。
図示のカバーシフト手段66は、装置フレーム1に取り付けられたシフトカム66aと、このシフトカムの角度姿勢を一方向に付勢する付勢スプリング66bで構成されている。
シフトカム66aは図15に示すようにフラッパ形状のカムで構成され、軸66cを中心に揺動可能に装置フレーム1に取り付けられている。
またこのシフトカム66aは常に一方向(図示のものは時計方向)に回転するように付勢スプリング66bが設けてある。
一方上記伝動レバー64の先端部には係合コロ65が遊動回転するように取り付けられ、この係合コロ65がシフトカム66aに係合する。この係合コロ65が走行キャリッジ4に搭載された状態で右限位置Sp1から左限位置Sp2の間で往復動し、その中間位置で紙載台上のシート束を切断するようになっている。
そこでシフトカム66aは、走行キャリッジ4の走行開始位置(図示のものは右限Sp1位置と左限位置Sp2)から紙載台上のシートを切断する切断開始位置の間に配置されている。
従って走行キャリッジ4が走行開始位置から切断開始位置に向けて移動すると、シフトカム66aが係合コロ65を上方向または下方向に移動させる。これによって伝動レバー64が時計方向又は反時計方向に回転し、カバー部材60を開閉動する。
そして図示のシフトカム66aの位置は左右往復動する走行キャリッジ4の走行開始位置(ホームポジション若しくは右限位置Sp1、左限位置Sp2)ではカバー部材60が閉じた閉蓋状態(図14(b))で、切断開始位置ではカバー部材60が開いた開蓋状態(図14(c))となるように、走行開始位置と切断開始位置との間にシフトカム66aが配置されている(図16参照)。
そして後述する制御手段は、図16に示すように、右限位置Sp1又は左限位置Sp2に設定されている切断開始位置(ホームポジション)から低速度V1で移動する。このとき走行キャリッジ4の移動でカバー部材60は閉蓋状態から開蓋状態に姿勢変更し、同時にこの低速度V1の領域で紙押さえ手段で紙載台上のシート束を押圧する。
その後、制御手段は切断刃32がシート束の端面を切断開始するタイミングで中速度V2で紙載台上のシート束を切断する。
そして切断刃32の刃先がシート束の束厚さに達した段階で走行キャリッジ4の速度を高速度V3にシフトする。すると切断32刃は比較的高速にシート束を切断し切断終了位置の手前で走行キャリッジ4の速度を中速度V2に減速する。
そして走行キャリッジ4が走行開始位置と反対側のストローク限位置に到達する手前で低速度V1に減速する。するとカバー部材60は開いた開蓋状態にから閉じた閉蓋状態に姿勢変更し、走行終了位置に停止する。
以上の制御で走行キャリッジ4に搭載された切断刃32は、その走行開始位置と走行終了位置とでは閉蓋状態に刃先が閉じられ、装置内に進入したものを不用意に切断することはない。
また、後述する制御手段は、切断ジャムなどの切断不具合が発生したときには、走行キャリッジ4を走行開始位置に後退走行させるように構成されている。
従って、切断刃32の負荷をモータトルクの過剰上昇あるいは所定時間経過しても切断終了しないときには、切断部に不具合が生じたと判別し、走行キャリッジ4を後退走行させて走行開始位置に戻す。この動作で切断刃32はカバー部材60に覆われて不具合を解消する処置を安全に施すことができる。
[搬送ガイド機構]
上記紙載台2の開口部12にシート束を上流側(製本位置)から案内する搬送ガイド機構22(前述のガイドフラッパ)が設けられている。この搬送ガイド機構について図5乃至図7について説明する。
図5はその一実施形態の断面構成を示し、図6(a)はガイド機構22がシートを断裁位置に案内する状態を示し、図6(b)はガイド機構22がシートを断裁位置から退避した状態を示す。図7はガイド機構22をガイド位置と退避位置との間で姿勢変更するシフト駆動手段を示し、(a)は駆動モータとその減速機構から構成される駆動機構を、(b)は上部、下部ガイドプレートを開閉する駆動機構を示す。また図8は図5の実施形態と異なる実施形態を示す。
図5において装置フレーム1には開口部12に紙載台2が一体に形成され、その紙載面の上方には紙押え部材13がシート束を押圧する加圧位置と紙面から退避した待機位置との間で上下動するように構成されている。
これと同時に紙載台上にセットされ紙押え部材13に位置保持されたシート束を切断する切断刃32が走行キャリッジ4に搭載されている。
このような構成において、上記紙載台2には、その上流側に走行キャリッジ4を介して紙押さえ部材13と対向する位置にガイド部材23(前述のガイドフラッパ23a、23b)が配置されている。
図示のものは、紙載台2の上方に上部ガイドプレート23aが、下方に下部ガイドプレート23bが配置され、上部ガイドプレート23aは、紙載台2に搬入するシート上面をガイドし、下部ガイドプレート23bはシート下面をガイドする位置に配置されている。
上部、下部ガイドプレート23a、2は、走行キャリッジ4の走行エリア(図5参照)に対してエリア内部のガイド位置とエリア外部の退避位置との間で揺動可能に取り付けられている。
上部ガイドプレート23aは装置フレームに支軸24aで、下部ガイドプレート23bは、支軸24bで揺動可能に軸支持され、走行エリアArに進退可能に配置されている。
そして上部ガイドプレート23aの支軸24aには揺動ギア43aが、下部ガイドプレート23bの支軸24bには揺動ギア43bがそれぞれ固定されている。この揺動ギア43aと揺動ギア43bとは、同一するよう反対方向に回転するように違いに噛合されている。そして一方の揺動キア43bにはシフトモータ(フラッパモータ)SMの回転が伝動ギア44を介して伝達されている。
この伝動ギア44には駆動モータ(シフトモータ)SMが次のように連結されている。装置フレーム1には正逆転可能なシフトモータSMが取り付けられ、その駆動回転軸42にはウオームギア45aとウォームホイール45bを介して第1バネクラッチ49aと第2バネクラッチ49bが連結され、この第1、第2バネクラッチを介して伝動ギア44が連結されている。
第1バネクラッチ49aはシフトモータSMの正方向回転のみを伝動ギア44に伝達し、第2バネクラッチ49bは反転方向の回転を伝動ギア44に伝達し、両クラッチ共に所定トルクの回転を伝達し、それ以上のトルクでは滑り運動するトルクリミッタ構造で構成されている。
そしてシフトモータSMの正方向回転で伝動ギア44は時計方向に回転し、上下部のガイドプレート23a、23bを退避位置(図6(b))に移動する。また、反対方向回転で伝動ギア44は反時計方向に回転し、上下部のガイドプレート23a、23bはガイド位置(図6(a))に移動する。
これと共に上下部のガイドプレート23a、23bは、退避位置、ガイド位置、それぞれにおいて装置フレーム1に設けられたストッパ手段(不図示)に係止され、このストッパ手段で係止されたのちにはトルクリミッタが空転する。
また、上部、下部ガイドプレート23a、23bには、その退避位置を検出するガイドポジションセンサGs(図5参照)が配置されている。このポジションセンサGSは上部ガイドプレート23aと下部ガイドプレート23bそれぞれに配置する場合と、図示のように両者が互いに歯合して一体運動するときにはその一方に配置する。
なお、本発明にあって後述する制御手段は、シフトモータSMを走行キャリッジ4が待機位置に位置し、駆動モータM1が停止しているとき、断裁指示信号を受信した段階でシフトモータSMを駆動して上下部ガイドプレート23a、23bをガイド位置から退避位置に移動した後に、ポジションセンサの検知信号を受けて駆動モータM1を起動する。
これによって走行キャリッジ4は上下部のガイドプレート23a、23bに妨害されることなく所定の切断開始位置に向かって移動する。
[ガイド機構の異なる実施形態]
図8は図5のガイド機構と異なる実施形態を示し、(a)は全体構成を、(b)は駆動機構を示す。
同図に示す実施形態は、紙載台2の上下には一対の上部ガイドプレート23aと、下部ガイドプレート23bをシート束を案内するガイド姿勢と、ガイド位置から退避する退避姿勢との間で揺動可能に軸支持する。この構成は前述のものと同一であるので同一符号を付してその説明を省略する。
上記紙載台2には、常時シートを押圧する付勢スプリング70が配置され、上方の紙押え部材13は装置フレーム1に固定してある。そして付勢スプリング70は、走行キャリッジ4が走行開始位置から切断開始位置に移動する間の動作で付勢スプリング70が紙載台2を下方の待機位置から上方部を加圧位置に位置移動する。
このように上下動する紙載台2には、ラック71が設けてあり、このラックに歯合する伝動歯車72が、上部ガイドプレート23aの支軸24aに取り付けてある揺動キア73aと、下部ガイドプレート23bの支軸24bに取り付けてある揺動ギア73bと歯合する。
このような構成において紙載台2(前述の実施形態における紙押え部材13)が退避位置から加圧位置に移動する(上昇動作、又は下降動作)動作で上部ガイドプレート23aと下部ガイドプレート23bは、同一量反対方向に回転し、シート束を紙載台側に案内するガイド姿勢から、ガイド位置から退避した退避位置との間で揺動する。
また、上ガイドプレート23aと下部ガイドプレート23bの揺動タイミングは前述の実施形態と同一に構成する。
[カッタ制御部]
上述したように装置フレーム1(図示のものはサブフレーム1b)に駆動モータM1が取り付けてあり、この駆動モータM1は正逆転可能な電磁モータか或いはステッピングモータで構成されている。電磁モータの場合には、エンコーダとエンコードセンサでパルス制御は可能に構成する。
また、所定ストロークStで往復動する走行キャリッジ4は、その左限位置Sp2と右限位置Sp1をポジションセンサSe1、Se2で検出するようになっている。
このように構成された駆動モータM1は、その回転を中間伝動ベルト47を介してタイミングベルト48に伝達され、このタイミングベルトはガイドレール(上部ガイドレール11と下部ガイドレール17)に沿って所定ストロークStで走行キャリッジ44を往復動するようにプーリ間に配置されている。
走行キャリッジ4にはフォロアコロ20が一体に設けられ、このコロ20はカム部材19のカム面19aに係合し、このカム面は紙押さえ部材1313を紙載面2aから離間した待機位置(図4(b))と紙載面上のシートを押圧する加圧位置(図4(a))との間でシフトするように形成されている。
また紙押さえ部材13は前述したように加圧スプリング14の作用を受け、シートの加圧状態を示す図4(a)ではカム面19aとフォロアコロ20は互いに非係合状態となり、加圧スプリング14のバネ力は紙押さえ部材1313に伝えられ、シート上面を押圧する。
また走行キャリッジ4は右限位置Sp1と、左限位置Sp2に位置するときには、加圧スプリング14のバネ力はカム面19aとフォロアコロ20の係合部で受け止められ紙押さえ部材13は紙載面2a上のシート束Sから離れた待機位置に位置する。
[後処理装置の構成]
図17に示す画像形成システムについて説明する。同図には画像形成装置Bと、画像形成されたシートを部揃え集積にして折り処理する後処理装置Cとから構成されている。本発明に係るシート断裁装置Aはユニットとして後処理装置Cに組み込まれている。
画像形成装置Bは給紙部49から送られたシートを画像形成部50で画像形成した後に排紙部51に搬出する。画像形成部51は静電印刷機構、インクジェット印刷機構、オフセット印刷機構、インクリボン印刷機構など種々の画像形成機構が採用可能である。
給紙部49は複数のカセットに異なるサイズのシートを収納し、画像形成条件に応じたサイズのシートを1枚ずつ給紙して画像形成部50に向けて供給する。画像形成部50ではシートに画像を形成し、加熱定着などの定着手段で定着した後に排紙部51に搬出する。排紙部51の下流側には後処理装置Cが連結されている。
後処理装置Cは搬入口52から搬入されたシートを処理トレイ53上に部揃え集積にしてステープル綴じなどの綴じ処理を施し、このシート束の小口端の1辺若しくは3辺をトリミング断裁して仕上げ処理する。
図示の装置は綴じ処理したシート束の小口端1辺を断裁揃えする仕上げ装置を示す。断裁処理したシート束はその下流側に配置された排紙スタッカ59に収納される。なお、シート断裁装置Aの具体的構成については前述した通りである。
図17において図示54はパンチユニット、56aは端綴じステープルユニット、56bは中綴じステープルユニットをそれぞれ示し、それぞれの機構はすでに知られているのでその説明を省く。
そして画像形成装置Bから送られたシートを搬入口52から処理トレイ53上に搬出し、このトレイ上で部揃え集積して綴じ処理したのちにスタックトレイ58に収納する。
また同様に搬入口52から送られたシートを第2処理部55に集積し、この処理部に配置した中綴じステープルユニット56bでシート中央部を綴じ処理する。
次いでこのシート束を折り処理部57に搬送し、折り処理部では折りブレード57aと折りロール57bで折り仕上げする(マガジン仕上げ)。このときシートの小口端は不揃いとなり、その縁部を断裁することによって仕上げ処理する。
このため折りロール57bの下流側にシート断裁装置(ユニット)Aを配置し、折り処理したシート束を排紙スタッカ59に搬出する途中でその端縁をトリミング断裁する。
[断裁動作説明]
図18乃至図20に従って折り処理されたシート束の折り合わせ小口端を断裁揃えするトリミング動作について説明する。図示の装置は折り処理部で折り合わせたシート束を、中央折り処理部を先頭に折り合わせ小口端を後に移送する。
このように断裁位置Gに折り処理シート束を中央折部を先頭に、折り合わせ小口端を後に移送することによって搬送途中における先端折れを防止する。
これと共に折り処理シートは搬送ローラ77で引き延ばされて断裁位置に送られるから、送り量で比較的正確に断裁量を設定することができる。
上流側の折り処理部57で折り処理されたシート束は、排紙経路に送られる。この状態を図18(a)に示すが、折り処理シートは、この経路に配置された搬送ローラ77で断裁装置Aに給送される。このとき搬送ガイド22は図示のようにシート束を断裁位置Gに案内する姿勢に位置決めされている。
搬送ローラ77で送られたシート束は、前述したように折り部(背部)を先頭に、小口部を末尾に向けて搬送され、その後端縁を後端検知センサSe4で検出する。この状態を図18(b)に示すが、折りシート束は、後端縁が所定の位置(センサ位置)に到達するとセンサSe4で検出して、この検出信号を基準にその後の送り量を設定する。
シート束のカット量は、先に説明したようにシート束の束厚さに応じて最小断裁量が設定され、例えば算出カット量=(1/2シートサイズ)−(指定仕上げサイズ)が「最小断裁量」より大きいときには算出カット量に、また算出カット量が最小断裁量より小さいときには最小断裁量に設定する。
そして、搬送ローラ77の送り量を設定されたカット量に相当する分シート束の後端部(折り合わせ小口端)が断裁線の手前(上流側)で搬送停止して位置決めする。その後制御手段90は走行キャリッジ4を切断線方向に移動する。この移動初期時に加圧部材13が紙載台上に送られたシート束の上面を加圧して保持する。
次いで制御手段は走行キャリッジ4の走行モータM1の所定回転速度で回転する。すると走行キャリッジ4に搭載された切断刃32はシート束を一端から他端に徐々に切断する。
この状態を図19(b)に示すが、走行キャリッジ4の移動動作で切断刃32がシート束を切断線に沿って一端から他端に徐々に切断し、その切断が終了したとき、走行キャリッジ4のポジションセンサPsの検出信号で走行モータM1を停止する。
また、走行キャリッジ4がシート切断終了端からストローク限位置に移動する課程で加圧部材13は紙載台上のシート面から上方に退避する。そして、シート束は排紙ローラ78で下流側のスタックトレイ59に向けて紙載台2から搬出される。この状態を図20に示す。
A シート断裁装置
1 装置フレーム
2 紙載台2
3 切断刃ユニット
4 走行キャリッジ4
11 走行ガイド手段(上部ガイドレール)
13 紙押さえ部材13
17 下部ガイドレール
19 カム部材
20 フォロア部材(フォロアコロ)
22 搬送ガイド機構
23a 上部シートガイド
23b 下部シートガイド
27 切断紙片規制部材
31 刃先ブレード
31a 右切刃エッジ
31b 左切刃エッジ
32 上刃
32a 刃元部(基端部)
32b 刃先部(先端部)
33 下刃
33a 刃面
33b テーパ
33c テーパ
34a 刃元取付部(固定ネジ)
34b 刃先取付部、下刃取付部(固定ネジ)
35 刃先ホルダ
35a 基端部
35b 先端部
35c アーチ状湾曲部
35x 折り曲げ部
60 カバー部材
60a 右フランジ(リブ)
60b 左フランジ
61 軸支ピン
63 バネストッパ

Claims (10)

  1. 紙載台上のシート束を所定の切断線を刃に沿って走行する切断刃で断裁する装置であって、
    装置フレームと、
    前記装置フレームに配置されシート束を載置する紙載台と、
    前記紙載台に載置されたシート束を押圧するプレス部材と、
    前記プレス部材をシート束厚さ方向に昇降するプレス駆動手段と、
    前記シート束の厚さ方向に切刃エッジを有する切断刃と、
    前記切断刃を搭載して前記シート束の一端から他端に往復動する走行キャリッジと、
    前記紙載台の上流側に配置されシート束を紙載台上に案内するシートガイド手段と
    を備え、
    前記シートガイド手段は、
    前記紙載台に向けてシート束を搬入する側で前記切断刃を介して前記プレス部材と対向する位置であって、
    前記走行キャリッジの移動ストローク内側に配置されているガイド面を有するローラ部材又はガイド部材で構成されていることを特徴とするシート束断裁装置。
  2. 前記ガイド部材には、
    前記紙載台にシート束の上面を案内する上部ガイドプレートが設けられ、
    この上部ガイドプレートは、
    前記切断刃を挟んで前記プレス部材と対向する側で、
    前記切断刃の走行エリア内部のガイド位置とエリア外部の退避位置との間で位置移動可能に、
    構成されていると共に、
    前記プレス部材がシート束を加圧動作する前にガイド位置から退避位置に退避するガイドシフト手段
    を備えていることを特徴とする請求項1記載のシート束断裁装置。
  3. 前記ローラ部材は、複数枚重ね合わせたシート束を折り合わせる折りローラであることを特徴とする請求項1に記載のシート束断裁装置。
  4. 前記ガイド部材は、シートの最大幅サイズに適合するガイド面を有するガイドプレートで構成され、
    このガイドプレートには、シートを紙載台に案内するガイド姿勢と、退避した退避姿勢との間で姿勢変更するガイドシフト手段が備えられていることを特徴とする請求項2に記載のシート束断裁装置。
  5. 前記ガイドシフト手段は、
    駆動モータと、
    この駆動モータを制御する制御手段と、
    前記制御手段は、
    前記ガイドプレートをガイド姿勢から退避姿勢に姿勢変更した後に前記走行キャリッジを走行開始位置からシート切断方向に向けて移動するように前記駆動モータを制御することを特徴とする請求項4に記載のシート束断裁装置。
  6. 前記紙載台の上方に位置する上部ガイドプレートには、ガイド姿勢か退避姿勢かを判別するためのセンサが配置され、
    前記切断刃でシート束を切断する途中で前記走行キャリッジを走行開始位置に後退移動させるとき、前記上部ガイドプレートが退避姿勢に位置する前記センサからの信号を受けて前記走行キャリッジを後退移動させることを特徴とする請求項4又は5に記載のシート束断裁装置。
  7. 前記制御手段は、前記切断刃でシート束を断裁する過程で不具合が発生したとき、前記走行キャリッジを走行開始位置に後退移動させることを特徴とする請求項6に記載のシート束断裁装置。
  8. 前記走行キャリッジの走行動作と、
    前記プレス駆動手段のプレス動作と、
    前記ガイドシフト手段のシフト動作と、
    は一つの駆動モータから駆動伝達され、
    前記駆動手段は、
    前記駆動モータの回転で前記シートガイドを作動姿勢から退避姿勢にシフトした後に、前記プレス駆動手段によるプレス動作を実行し、その後に前記走行キャリッジの切断刃でシート束を切断する動作の実行するように駆動モータの回転トルクをガイドシフト、プレス動作、切断動作の順に伝達することを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載のシート束断裁装置。
  9. 順次シートを搬出するシート搬入経路と、
    前記シート搬入経路から送られたシートを部揃え集積して綴じ処理したのち折り処理する綴じ処理経路と、
    前記綴じ処理経路から送られたシート束の折り合わせ端をトリミング断裁する断裁処理経路と、
    を備え、
    前記断裁処理経路には予め設定した断裁位置にシート束断裁装置が配置され、
    このシート束断裁装置は請求項1から8のいずれか1項に記載のシート束断裁装置であることを特徴とする後処理装置。
  10. 前記ガイド部材の少なくとも一部は、
    前記走行キャリッジの移動エリア内部に位置するガイド位置と、
    エリア外部に位置する待機位置との間で移動可能に構成され、
    前記ガイド部材は、
    前記走行キャリッジが待機位置に停止しているとき、ガイド位置から待機位置に位置移動するか、
    若しくは前記走行キャリッジが待機位置からシート切断開始位置に向けて移動するとき、ガイド位置から待機位置に移動することを特徴とする請求項9に記載の後処理装置。
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