JP2007268744A - 製本装置及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 製本装置の動作不良防止、成果物の品位保証を実現することを可能とし、ユーザにとって使い勝手の良い製本装置及び画像形成システムを提供すること。
【解決手段】 糊付け製本装置500は、画像形成装置10から受信した中紙サイズ情報、表紙サイズ情報、及び中紙に対する裁断量情報と、測定された中紙集積束の厚さに基づき、表紙小口方向の裁断量を算出し、算出された裁断量が、予め定められた範囲内におさまっていない場合には、製本動作を一時中断する。
【選択図】 図48

Description

本発明は、画像形成装置から排出された記録紙を中紙集積束として集積し、該中紙集積束に接着材を塗布して表紙を貼り付けた後、指定したサイズに裁断する製本装置及び画像形成システムに関する。
従来、複写機などの画像形成装置においては、複数枚の用紙からなる用紙束の片辺に糊付する糊付装置、糊付面以外を断裁する断裁処理等の処理を選択的に施すための用紙処理装置が取り付けられるように構成されている。そして、これらの用紙後処理装置を接続することによって画像形成装システムを構成している(例えば、特許文献1参照。)。
また、中紙の束厚により表紙の裁断量を可変して適切な表紙を生成する、くるみ製本装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2005−104063 特開2004−209870
しかしながら、上記従来技術では中紙束に対して裁断量、製本サイズが規定の範囲内におさまっているかを、画像形成装置の出力動作開始前にチェックすることで、範囲を超えている場合には製本動作の開始をガードすることが可能である。しかし、中紙束をくるむように接着される表紙に対しては、同じ表紙と中紙との組み合わせであっても中紙束の束厚により表紙小口方向の長さが変化するため(図44参照)。その結果、正確な中紙束厚がわからなければ表紙に対する裁断量、または裁断なしの製本においては最終的な製本サイズの判別ができないため、画像形成動作開始前に製本動作の開始をガードすることは出来なかった。
そのため、製本動作の結果、表紙の裁断量が規定の裁断量より大きくなった場合には、裁断屑を屑受け部の間口より大きくなり屑処理できない状態が発生する(図46参照)。更に、表紙の小口方向の長さが規定の長さより大きくなった場合には製本成果物を正常に排出できない状態が発生する問題点があった。(図45参照)そして、その状態で製本処理を継続することで、くるみ製本装置の動作不良が発生したり、あるいは製本成果物に傷が発生するという問題点があった。
そこで、本発明は、製本装置の動作不良防止、成果物の品位保証を実現することを可能とし、ユーザにとって使い勝手の良い画像形成システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る製本装置は、画像形成装置から排出された記録紙を中紙集積束として集積し、該中紙集積束に接着材を塗布して表紙を貼り付けた後、指定したサイズに裁断する製本装置において、前記画像形成装置から中紙サイズ情報と、表紙サイズ情報と、中紙に対する裁断量情報を受信する受信手段と、前記中紙集積束の厚さを測定する束厚測定手段と、前記束厚測定手段により測定された束厚測定結果と、前記受信手段により受信された前記中紙サイズ情報、前記表紙サイズ情報、及び前記裁断量情報から、表紙小口方向の裁断量を算出する表紙裁断量算出手段と、前記表紙裁断量算出手段により算出された裁断量が、予め定められた範囲内におさまっていない場合には、製本動作を一時中断する製本動作中断手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る製本装置は、画像形成装置から排出された記録紙を中紙集積束として集積し、該中紙集積束に接着材を塗布して表紙を貼り付ける製本装置において、前記画像形成装置から中紙サイズ情報と、表紙サイズ情報と、中紙に対する裁断量情報を受信する受信手段と、前記中紙集積束の厚さを測定する束厚測定手段と、前記束厚測定手段により測定された束厚測定結果と、前記受信手段により受信された前記中紙サイズ情報及び前記表紙サイズ情報から表紙小口方向の長さを算出する表紙長さ算出手段と、前記表紙長さ算出手段により算出された表紙小口方向の長さが、予め定められた範囲内におさまっていない場合には、製本動作を一時中断する製本動作中断手段と、
を有することを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成システムは、画像形成装置と、画像形成装置から排出された記録紙を中紙集積束として集積し、該中紙集積束に接着材を塗布して表紙を貼り付けた後、指定したサイズに裁断する製本装置とからなる画像形成システムにおいて、前記画像形成装置から中紙サイズ情報と、表紙サイズ情報と、中紙に対する裁断量情報を受信する受信手段と、前記中紙集積束の厚さを測定する束厚測定手段と、前記束厚測定手段により測定された束厚測定結果と、前記受信手段により受信された前記中紙サイズ情報、前記表紙サイズ情報、及び前記裁断量情報から、表紙小口方向の裁断量を算出する表紙裁断量算出手段と、前記表紙裁断量算出手段により算出された裁断量が、予め定められた範囲内におさまっていない場合には、製本動作を一時中断する製本動作中断手段と、有することを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成システムは、画像形成装置から排出された記録紙を中紙集積束として集積し、該中紙集積束に接着材を塗布して表紙を貼り付ける製本装置とからなる画像形成システムにおいて、前記画像形成装置から中紙サイズ情報と、表紙サイズ情報と、中紙に対する裁断量情報を受信する受信手段と、前記中紙集積束の厚さを測定する束厚測定手段と、前記束厚測定手段により測定された束厚測定結果と、前記受信手段により受信された前記中紙サイズ情報及び前記表紙サイズ情報から表紙小口方向の長さを算出する表紙長さ算出手段と、前記表紙長さ算出手段により算出された表紙小口方向の長さが、予め定められた範囲内におさまっていない場合には、製本動作を一時中断する製本動作中断手段と、有することを特徴とする。
本発明によれば、製本装置の動作不良防止、成果物の品位保証を実現することが可能となり、ユーザにとって使い勝手のよい製本装置及び画像形成システムを提供することができる。
<第1の実施形態>
(全体構成)
図1は本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の主要部の縦断面構造を示す構成図である。画像形成装置は、図1に示すように、画像形成装置本体10と、くるみ製本装置500、フィニッシャ装置400を例にする後処理装置とから構成されている。画像形成装置本体10は、原稿から画像を読み取るイメージリーダ200及び読み取った画像を用紙上に形成するプリンタ350を備えている。
各部の構成を詳述すると、画像形成装置本体10のイメージリーダ200には、原稿給送装置100が搭載されている。原稿給送装置100は、原稿トレイ上に上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ図1左方向へ給紙し、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を左から流し読み取り位置を経て右へ搬送し、その後、外部の排紙トレイ112に向けて排出する。この原稿がプラテンガラス102上の流し読み取り位置を左から右へ向けて通過するときに、原稿画像が流し読み取り位置に対応する位置に保持されたスキャナユニット104により読み取られる。この読み取り方法は、一般的に、原稿流し読みと呼ばれる方法である。具体的には、原稿が流し読み取り位置を通過する際に、原稿の読取面がスキャナユニット104のランプ103の光で照射され、その原稿からの反射光がミラー105、106、107を介してレンズ108に導かれる。このレンズ108を通過した光は、イメージセンサ109の撮像面に結像する。
このように、流し読み取り位置を左から右へ通過するように原稿を搬送することによって、原稿の搬送方向に対して直交する方向を主走査方向とし、搬送方向を副走査方向とする原稿読み取り走査が行われる。即ち、原稿が流し読み取り位置を通過する際に、主走査方向に原稿画像を1ライン毎にイメージセンサ109で読み取りながら、原稿を副走査方向に搬送することによって原稿画像全体の読み取りを行う。光学的に読み取られた画像は、イメージセンサ109によって画像データに変換されて出力される。イメージセンサ109から出力された画像データは、プリンタ350の露光制御部110にビデオ信号として入力される。
なお、原稿給送装置100により原稿をプラテンガラス102上に搬送して所定位置に停止させ、この状態でスキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿を読み取ることも可能である。この読み取り方法は、いわゆる原稿固定読みと呼ばれる方法である。
原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、まず、ユーザにより原稿給送装置100を持ち上げてプラテンガラス102上に原稿を載置し、そして、スキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿の読み取りを行う。即ち、原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、原稿固定読みが行われる。
プリンタ350の露光制御部110は、イメージリーダ200から入力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力する。該レーザ光は、ポリゴンミラー110aにより走査されながら感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。ここで、露光制御部110は、原稿固定読み時には、正しい画像(鏡像でない画像)が形成されるようにレーザ光を出力する。この感光ドラム111上の静電潜像は、現像器113から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。
一方、プリンタ350内に装備されている上カセット114或いは下カセット115からピックアップローラ127、128により給紙された用紙は、給紙ローラ129、130によりレジストローラ126まで搬送される。用紙の先端がレジストローラ126まで達したところで、レジストローラ126を任意のタイミングで駆動し、且つ、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、用紙を感光ドラム111と転写部116との間に搬送する。感光ドラム111に形成された現像剤像は、給紙された用紙上に転写部116により転写される。現像剤像が転写された用紙は、定着部117に搬送され、定着部117は、用紙を加熱及び加圧することによって現像剤像を用紙上に定着させる。定着部117を通過した用紙は、フラッパ121及び排出ローラ118を経てプリンタ350から画像形成装置本体外部(くるみ製本装置500)に向けて排出される。
ここで、用紙をその画像形成面が下向きになる状態(フェイスダウン)で排出するときには、定着部117を通過した用紙をフラッパ121の切換動作により一旦反転パス122内に導く。そして、その用紙の後端がフラッパ121を通過した後に、用紙をスイッチバックさせて排出ローラ118によりプリンタ350から排出する。この排紙形態を反転排紙と呼ぶ。この反転排紙は、原稿給送装置100を使用して読み取った画像を形成するときまたはコンピュータから出力された画像を形成するときなどのように、先頭頁から順に画像形成するときに行われ、その排紙後の用紙順序は正しい頁順になる。
また、手差給紙部125からOHP用紙などの硬い用紙が給紙され、この用紙に画像を形成するときには、用紙を反転パス122に導くことなく、画像形成面を上向きにした状態(フェイスアップ)で排出ローラ118により排出する。更に、用紙の両面に画像形成を行う両面記録が設定されている場合には、フラッパ121の切換動作により用紙を反転パス122に導いた後に両面搬送パス124へ搬送する。そして、両面搬送パス124へ導かれた用紙を上述したタイミングで感光ドラム111と転写部116との間に再度給紙する制御が行われる。
画像形成装置本体10のプリンタ350から排出された用紙は、くるみ製本装置500に送られる。
(全体システムブロック図)
次に、画像形成装置10、くるみ製本装置500で構成される画像形成システムの各制御部の構成について図47のシステムブロック図を参照しながら説明する。
801は、画像形成装置10の基本制御を行うCPUであり、制御プログラムが書き込まれたROM802、処理を行うためのワークRAM803、および入出力ポート804が、アドレスバス、データバスにより接続されている。RAM803の一部の領域は電源OFFされてもデータが消去されないバックアップRAMとなっている。入出力ポート804には、画像形成装置10が制御するモータ、クラッチ等の各種負荷装置や、紙の位置を検知するセンサ等の画像形成装置10への入力装置が接続されている。CPU801は、ROM802の制御プログラムの内容にしたがって、入出力ポート804を介して順次入出力の制御を行い、画像形成処理を実行する。
また、CPU801には操作表示部600(詳細は図29にて後述)が接続されており、CPU801は操作表示部600の表示、キー入力を制御する。
さらにCPU801には、イメージセンサ部109で電気信号に変換された信号を処理する画像処理部805と、処理された画像を蓄積する画像メモリ部806とが接続されている。
通信IF807は、CPU801と、くるみ製本装置500との間で通信するための通信IF(通信手段)であり、くるみ製本装置500側の通信IF907を介して、くるみ製本装置500のCPU901と通信する。
製本制御部810は後述する製本動作中断手段811、表紙サイズ再設定手段812、ジョブキャンセル制御手段813から構成され、くるみ製本装置500の制御を総括的に行う。
901は、くるみ製本装置500の基本制御を行うCPUであり、制御プログラムが書き込まれたROM902、処理を行うためのワークRAM903が、アドレスバス、データバスにより接続されている。RAM903の一部の領域は電源OFFされてもデータが消去されないバックアップRAMとなっている。
くるみ製本機は、CPU901からの信号に基づき、後述する積載手段913、糊付け手段904、接着手段910、断裁手段911を総括的に制御することで、くるみ製本装置を動作させる。
なお、図47では、くるみ製本装置10が表紙長さ算出手段913、表紙裁断量算出手段914、製本可否判断手段915を備える構成で記載しているが、画像形成装置10で持っていてもかまわない。
(くるみ製本装置)
図2は、本発明に係るくるみ製本装置500の内部構成を示した断面図である。
くるみ製本装置500は、用紙積載部A、糊付け部B、接着部C、断裁部D、製本排出部Eを有している。用紙積載部Aは製本モードとして画像形成装置から排出された記録紙を積載して用紙束を作成する。接着部Cは糊付け部Bは積載された束に対して糊付けを行う。糊付けされた積載束と表紙を接着する。断裁部Dは表紙の接着後に、製本端面の整合を行うため、糊付け面以外の3方向を断裁する。製本排出部Eは完成した製本を排出する。
次に、一連の製本動作の流れについて説明する。尚、今回は一連の製本動作の概要の説明のみに留め、各部の詳細な説明は後述する。
用紙積載部Aは製本モードにおいて、画像形成装置から排出された記録紙を用紙積載トレイ520に積載して用紙束540を作成する部位である。用紙積載部Aによって出来上がった用紙束540は糊付け部Bに移動し、糊容器525、糊塗布ローラ524、及び糊塗布ローラ制御モータ522によって、用紙束下側面に糊の塗布を行う。接着部Cは糊付けされた用紙束540を画像形成装置10から排出された表紙Pに接着し、冊子570としてトリムグリッパ512に受け渡す工程を担う。そして、冊子570はトリムグリッパ512により断裁部Dに搬送される。断裁部Dではカッター制御モータ527によりカッター528を水平方向へ移動させ、冊子570の断裁を行う。断裁された断裁屑は屑受け箱533の中に落下し、一連の断裁動作が終了すると屑箱532に断裁屑が回収される。断裁部において断裁が終了した冊子570は断裁部Dから製本排出部Eに搬送され、冊子570が排出される。
以上の流れが製本モードにおける一連の製本動作であるが、製本モードの他に、製本を行わずに通常の排出モードを選択的に可能とする。
搬送ローラ対505の下流側には、切換フラッパ521が配置されている。切換フラッパ521は搬送ローラ対505により送られてきた用紙を用紙積載トレイ520、または後処理装置400に選択的に導くためのフラッパである。
画像形成装置10から排出された用紙Pは通常モード時は搬送ローラ対505、510、511、513、514、及び排紙ローラ515によって後処理装置400に排出される。後処理装置としては、製本機の下流装置として接続されているシート後処理装置、例えば、フィニッシャ400等の後処理装置において、束としての加工、つまり、束排出処理、綴じ処理、折り処理、製本処理などの後処理を施すことができる。
また、製本モード時にあっては、画像形成装置10から排出された用紙Pは搬送ローラ対506、507、508、及び積載部排出ローラ509によって上述した用紙積載トレイ520に排紙され、整合されて用紙束540となる。
(紙の流れ)
次に、くるみ製本装置500の紙の流れについて図23ないし図26を参照しながら説明する。
図23に示すように、くるみ製本装置500は画像形成装置10から排出された用紙を搬送ローラ対505により内部に取り込み、搬送パス(a)へ導かれる。用紙束の中紙である場合、搬送ローラ対505により内部に取り込まれた用紙は、切換フラッパ521により搬送パス(b)へ導かれ、搬送ローラ対506、507、508、509により搬送される。用紙Pは、搬送ローラ対509から用紙積載トレイ520へ排出される。中紙となる用紙全てが用紙積載トレイ520へ排出されると、中紙の用紙束540は糊付けグリッパ523によりグリップされ、図24の破線で示すように、用紙積載部Aから糊付け部Bの上方へ束の状態で移動される。
糊付け部Bの上方へ移動した中紙の束は、図25に示すように糊付けグリッパ523にグリップされた状態で垂直な方向に回転され、用紙束の背表紙となる側面が糊付け部Bと対向する位置となる。その後、詳細は後述するが、糊容器525および糊塗布ローラ524が用紙束に沿って移動することで用紙束端部に糊付けが行われる。この間に、表紙となる表紙Pcが画像形成装置10から排出され、糊付け製本装置500へ搬送される。搬送ローラ対505により内部に取り込まれた用紙Pcは、切換フラッパ521が切り換えられており、搬送パス(a)から搬送パス(c)へと導かれ、搬送ローラ対510、511、513、514により搬送される。搬送パス(c)には、搬送ローラ対513の下流側に図示しないセンサが設けられており、図26に示すように、用紙束の表紙となる表紙Pcの先端部をセンサが検知してから所定距離搬送した後、表紙Pcの搬送を停止する。
表紙Pcが搬送パス(c)内で停止した時点で、表紙Pcの後端は切換フラッパ521を抜ける構成となっている。連続して用紙束を作成する場合は、表紙Pcが搬送パス(c)にある間でも、切換フラッパ521を切り換える。そして、次の用紙束に対する中紙を画像形成装置10から受け取り、搬送パス(a)から搬送パス(b)を経由して用紙積載トレイ520へと搬送を行う。
その後、糊を塗布された用紙束に表紙をくるみ下流へと搬送する部分に関する詳細は後述する。
画像形成装置10から表紙を搬送する場合に関して上述したが、くるみ製本装置500の上部にはインサータ300が設けられており、表紙のみインサータ300から挿入することが可能となっている。
次にインサータ300から表紙を挿入して製本を行う場合の紙の流れについて図27ないし図28を参照しながら説明する。
中紙の流れは、図23ないし図26を用いて上述したように画像形成装置10が順次用紙を受け取り、用紙積載トレイ520で用紙束を作成し、糊付けグリッパ523により束ごと糊付け部Bへ移動する。インサータ300から表紙Pcを挿入する場合、図27に示すように、中紙の束を糊付け部Bへ移動している間に、給紙ローラ301により給紙トレイ310上の最上紙から1枚給紙を行い。給紙された表紙Pcは、搬送ローラ対303、503、504で搬送され、切換フラッパ521により、搬送パス(d)から搬送パス(c)へと導かれる。
次に糊付け製本装置500の各部において、各動作の詳細を説明する。
(糊付け部における糊付け手段)
図3は糊付け部Bの構成図を、図4に糊付け部Bにおける糊付け動作の概要を示す。糊付け部Bは、用紙束をグリップする糊付けグリッパ523、糊を貯蔵する糊容器525及び、用紙束に糊を塗布する糊塗布ローラ524と糊塗布ローラ制御モータ522から構成される。
糊容器525に浸漬されている糊塗布ローラ524は糊塗布ローラ制御モータ522の回転により、常に回転をしている状態にある。糊容器525、糊塗布ローラ524、糊塗布ローラ制御モータ522を有する糊付けユニット580は、糊付けグリッパ523によって直立状態にグリップされた用紙束540の下側面長手方向に用紙束と並行する方向に不図示の駆動手段によって移動される。糊の塗布は糊付けユニットの往復動によって行う。図4に示すように、糊付けユニット580は糊付け製本装置500の背面側の初期位置から移動を開始し、糊付け製本装置500の前面の所定の位置で停止する。この時、糊付けユニット580による用紙束下側面への糊付けは行わない。用紙束への糊付けは、糊付け製本装置500の前面から背面へ移動する際に行われる。所定の位置で停止している糊付けユニット580は、用紙束の下側面に糊塗布ローラ524が当接する位置まで上昇する。そして糊付けユニット580が糊付け製本装置500の前面から背面へ移動しながら、糊塗布ローラ524によって用紙束540の下側面に糊を塗布する。
(接着部における接着手段)
図5は接着部Cの断面図を表している。接着部Cは、搬送ガイド560、561、加圧部材563、折り部材562、564を有している。搬送ガイド560、561は画像形成装置10から供給された表紙550を受容して搬送し、所定の位置に停止させる。加圧部材563は表紙550を用紙束540の糊塗布面に圧接させる。折り部材562、564は表紙を用紙束にくるむ際に用いる。
そして、接着部Cの動作の流れについて図5ないし図12を参照しながら説明する。
用紙束550への糊付け動作終了後、図示しない駆動手段によって用紙束540をグリップした糊付けグリッパ523が糊付け部Bから下降してくる。そして、搬送ガイド560、561によって水平方向に用意された表紙550に糊塗布面を接着させる(図5参照)。
接着後、糊付けグリッパ523が下降し、加圧部材563上に載置された表紙550の接着部は用紙束540の糊塗布面に圧接して接着される。尚、用紙束540の下降による糊塗布面の圧接を行う前に搬送ガイド560上部、搬送ガイド561上部を退避させて用紙束540との干渉を防止する(図6参照)。
表紙550を用紙束540に接着したのち、折り部材562、564、搬送ガイド560下部、搬送ガイド561下部が図示しない駆動手段によって加圧部材563の上斜め方向に上昇し、破線位置から実線位置まで移動する。この折り部材562、564の上斜め方向への上昇によって、表紙550は上方に押し上げられ、表紙550が糊塗布面の側縁部から湾曲され、用紙束540をくるむくるみ処理を行う(図7参照)。
表紙550のくるみ処理終了後、折り部材562、564、搬送ガイド560下部、搬送ガイド561下部が図示しない駆動手段によって破線位置から実線位置まで退避する。同時に加圧部材563も、図示しない駆動手段により水平方向に移動する。加圧部材563の水平移動によって、冊子570が糊付けグリッパ523の下降手段により下降することができる空間を確保する(図8参照)。
糊付けグリッパ523の下降手段により搬送ガイド560、搬送ガイド561の下方まで下降した冊子570は、冊子570の下端がトリムユニット受け渡しローラ565、566に当接する位置まで下降を行う(図9参照)。
その後、冊子570をグリップしていた糊付けグリッパ523が冊子570のグリップを解除し、同時にトリムユニット受け渡しローラ565、566によって冊子570は下方向に搬送される(図10参照)。
トリムユニット受け渡しローラ565、566によって下方への搬送が行われ、所定の位置まで搬送を行った後、冊子570の搬送を停止する。その後、トリムグリッパ512が図示しない駆動手段によって冊子570をグリップする(図11参照)。
図示しないトリムグリッパ512下降手段によって冊子570が下方に下降し、断裁部Dの位置まで冊子570を下降させる。この時、水平方向に移動していた加圧部材563は表紙の接着部の圧接を行える位置まで移動する。(図12参照)。
(断裁部における断裁手段)
次に、断裁部Dの動作の流れについて図12ないし図18を参照しながら説明する。
図12に示すように、上述した接着部で中紙の用紙束と表紙が接着された冊子570は、トリムグリッパ512により断裁部に移動された後、トリムグリッパ512、カッター528、断裁屑受け箱533が連動して各端部の断裁を行う。
断裁動作は、カッター528による断裁を行う前に冊子570の下方に断裁屑受け箱533が移動した後(図14参照)、カッター528が冊子570に対して出没し、一辺に対する断裁を行う。この時、断裁屑は冊子570の下方で待ち受けている断裁屑受け箱533に収納される(図15参照)。その後、カッター532は逆方向に駆動され退避位置へと移動し、断裁屑受け箱533も退避位置へと移動する(図16参照)。
冊子570に対して上述した断裁動作は、小口、および天地の3辺に行うが、接着動作を行った冊子570は背表紙端部を下側にして移動される為、回転可能なトリムグリッパ512を90度回転させて冊子570の向きを90度回転させた後、地辺の断裁を行う。次に、トリムグリッパ512を同一方向に90度回転させて断裁動作を行い、小口の断裁を行う。更に、トリムグリッパ512を90度回転させて断裁動作を行い、天辺の断裁を行うことで背表紙部端部以外の断裁が終了する。
但し、断裁後の冊子570の背表紙部を下方にして後述する製本排出部へ搬送させるために、断裁動作は行わず、トリムグリッパ512により冊子570を更に90度回転させる(図17参照)。
断裁屑受け箱533は、断裁動作を行っていない時の退避位置と断裁動作中の屑受け位置との間を移動する。断裁屑受け箱533の退避位置は、断裁屑箱532の上方に位置している。また、図18に示すように、断裁屑受け箱533の底板部は開放可能な構成になっており、退避位置に移動すると断裁屑受け箱533の底板部が開放され、断裁屑受け箱533内の断裁屑が断裁屑箱532に収納される。
(製本排出部)
図19は製本排出部Eの断面図を表している。製本排出部Eは、断裁部Dから製本排出部への冊子の搬送を行うトリムグリッパ512、製本排出部への冊子の搬送を行う製本排出部入り口ローラ515、搬送された冊子を一時積載する積載板529を有している。製本排出部Eは更に、製本を縦方向に支持する製本支持板530、積載安定板534、そして、製本支持板530を水平方向に移動させる排出搬送ベルト531を有している。
そして、製本排出部Eの動作の流れを図19ないし図22を参照しながら説明する。
断裁作業終了後の冊子570は図示しないトリムグリッパ512下降手段によって断裁部直下にある製本排出部入り口ローラ515へ搬送される。そして、製本排出部入り口ローラ515によって冊子570の搬送を行い、製本グリッパ512は冊子570の支持を解除し表紙接着部Cの所定の位置へ移動する。この時、製本排出部Eでは製本積載板529が右方向に倒れており、冊子570は製本排出部入り口ローラ515によって製本積載板529に積載される(図19参照)。
その後、倒れていた製本積載板529は垂直方向に起立し、冊子570は製本支持板530により冊子570が縦になった状態で支持される。ここで、排出搬送ベルト531の下方にある製本排出安定板534が図示しない上昇手段により上方に移動し、製本支持板530と製本排出安定板534で冊子570を支持する(図20参照)。その後、製本支持板530は、排出搬送ベルト531によって左方向に移動し、次の冊子571が搬送されてきた場合の排出スペースを確保する(図21参照)。図21で冊子571の排出スペースを確保し、上述の動作を行うことによって、冊子570の隣に冊子571を縦積みすることが可能になる。
(操作表示部)
図29は図1の画像形成装置における操作表示部600を示す図である。
操作表示部600には、画像形成動作を開始するためのスタートキー602、画像形成動作を中断するためのストップキー603、置数設定等を行うテンキー604〜612および614が配置されている。操作表示部600には更に、IDキー613、クリアキー615、リセットキー616などが配置されている。また、上部にタッチパネルが形成された液晶表示部620が配置されており、画面上にソフトキーを作成可能となっている。
例えば、本実施系における本画像形成装置では、後処理装置400や糊付製本装置500の後処理モードとして、ノンソートやソート、製本モードなどの各処理モードを有する。このような処理モードを設定する場合は操作表示部600からの入力操作により行われる。
(製本モードの設定)
以下、図41のフローチャートと図31〜40を用いて製本モード設定の流れを説明する。
製本モードは表示部620から設定する(図30)。図30に示す初期画面で、ソフトキーである「応用モード」キーを選択すると、図31に示されるような応用モードの選択画面へ遷移する。この応用モードのメニューの中から、「製本」のソフトキーを選択すると、製本モードの設定が開始される(S1000)。
まず、成果物のとじ方向を「右開き」、「左開き」のいずれかを選択する(S1001、図32)。「右開き」は本を開いたとき右側のページから左側のページへ増えていき、「左開き」は左側のページから右側のページへ増えていくとじ方である。
とじ方向を選択したあと、「次へ」のソフトキーを押下すると図33に示す表示画面に遷移し、くるみ表紙を給紙する給紙段を選択する(S1002)。ここでは、くるみ表紙の給紙元を給紙カセットやインサータから選択する。また、ユーザ定義として、任意のサイズを指定することも可能となっている。ここで給紙元としてインサータが設定された場合については後述する。
S1002で、インサータ以外の給紙段を選択し、「次へ」のソフトキーを押下すると、中紙給紙段設定へ進む(S1004、図34)。ここでは、くるみ表紙で包まれる用紙束を給紙する給紙段を選択する。ここでも、図33同様、ユーザ定義として、任意のサイズを指定することが可能となっている。選択後、「次へ」のソフトキーを押下する。
次に図35、36に示す表示画面で仕上がりサイズの設定を行う(S1005)。図35の表示画面において、断裁後のサイズを規定のサイズから選択するか、もしくは「詳細設定」のソフトキーを押下して、図36の表示画面に遷移し、任意のサイズを指定する。
(原稿読み込みモード設定)
続いて、原稿読み込みモードの設定を行う(S1006)。図37の表示画面において、くるみ表紙の原稿と中紙の原稿が分けられているなら「表紙モード」、表紙/裏表紙と中紙の原稿が1つの束になっているなら「標準モード」を選択する。
「標準モード」を選択して、次へ進んだ場合、表示部620に図38に示すような表示を行い、ユーザに対して原稿を原稿給送装置100へセットするよう促し(S1008)、製本モードの設定を終了する(S1015)。以下、原稿読み取りモードに「標準モード」を選択して、製本を行うモードを「標準モード」と呼ぶ。
S1006で「表紙モード」を選択した場合、くるみ表紙となる原稿の読み取りを行う。表示部620に、図39に示すような表示を行い、ユーザにくるみ表紙の原稿を原稿給送装置100へセットし、スタートボタンを押下するよう促す(S1009)。図29における操作表示部600のスタートボタン602を押下すると表紙原稿の読み込みを開始する(S1010)。
表紙原稿の読み込みが完了すると、表示部620に図40に示すような表示を行い、ユーザに対して中紙の原稿を原稿給送装置100へセットするように促し(S1011)、製本モードの設定を終了する(S1015)。以下、原稿読み取りモードに「表紙モード」を選択して、製本を行うモードを「表紙モード」と呼ぶ。
S1003で給紙段としてインサータが設定された場合、次に、中紙の給紙段の選択へ進む(S1012)。図34に示す表示画面において、くるみ表紙で包まれる用紙束を給紙する給紙段を選択する。選択後、「次へ」のソフトキーを押下する。
次に図35、36に示す表示画面で仕上がりサイズの設定を行う(S1013)。図35の表示画面において、断裁後のサイズを規定のサイズから選択するか、もしくは「詳細設定」のソフトキーを押下して、図36の表示画面に遷移し、任意のサイズを指定する。
S1013で、仕上がりサイズ設定後、表示部620に図38に示すような表示を行い、ユーザに対して原稿を原稿給送装置100へセットするよう促し(S1014)、製本モードの設定を終了する(S1015)。以下、表紙をインサータから給紙して製本を行うモードを「インサートモード」と呼ぶ。
(束厚測定手段)
束厚測定手段について図24を用いて説明する。束厚測定は前記用紙積載部Aにおいて行われる。
具体的には、中紙となる用紙全てが用紙積載トレイ520へ排出されると、中紙の用紙束540は図示しない束厚ニップ手段により、糊付けグリッパ523によりグリップされる。この用紙束をグリップする動作を行う制御では、グリップをするためのグリッパ523の移動量が中紙の用紙束によって異なる。従って、束厚ニップ手段によるニップ量をアナログ値として獲得して、前記AD値を束厚値に変換することで正確な束厚情報を取得することができる。
(表紙長さ算出手段)
表紙長さ算出手段について図33ないし図36を用いて説明する。
前述のように、製本における各種サイズ設定は図33〜図36において設定される。図33で表紙サイズを設定し、”次へ”のキーを押下すると図34の画面に移行する。図34で中紙サイズを設定し”次へ”のキーを押下することで、図36の仕上がりサイズ設定画面図36に移行する、図36で仕上がりサイズが設定されると、これらの各設定値は通信IF807の通信手段によってくるみ製本装置500に通知される。
なお、本実施形態では裁断量は中紙サイズと仕上がりサイズとの関係から、天地方向と小口方向の裁断量が算出できるので、仕上がりサイズ情報が中紙の裁断量情報と等価の意味を持っている。
ここで、前記束厚測定手段によって得られた束厚値と、各種サイズの設定値をもとに、くるみ製本機500で生成される製本物の表紙長さを(式1)で算出することができる。
表紙長さ=(小口方向の表紙サイズ設定値−束厚値)/2 ・・・ (式1)
上記の式を用いることで、表紙の小口方向長さを算出することができる。
(表紙裁断量算出手段)
表紙裁断量算出手段は、前記表紙長さ算出手段同様、通信IF807の前記通信手段によって通知された、中紙サイズ、表紙サイズ、仕上がりサイズの各種設定値をもとに表紙裁断量の算出を行う。前記表紙長さ算出手段によって得られた表紙長さから、仕上がりサイズの小口方向長さを引いた値が表紙裁断量の長さとなる(式2)。
表紙裁断量=表紙長さ−仕上がりサイズ小口方向長さの設定値 ・・・ (式2)
(製本可否判断手段)
製本可否判断手段は、前記表紙長さ算出手段、表紙裁断量算出手段により算出されたデータと、くるみ製本装置の裁断規定値、積載規定値を比較することで製本の可否を判断する。下記に、くるみ製本機において、裁断をする場合と裁断を行わない場合の2つの場合について、図48のフローチャートを用いて製本可否判断手段の説明を行う。
[裁断有りの場合]
ここでは例として、各種設定値を
・中紙サイズ A4(210×297mm)
・表紙サイズ ユーザ定義サイズ(297×430mm)
・仕上がりサイズ 171×250mm
・束厚算出手段から得られた束厚値 10mm
と設定した場合の製本可否判断手段の一例を示す(S2001)。
初めに、S2002で前記表紙長さ判断手段の式1によって、製本物の表紙長さを算出する。
表紙長さ=(小口方向の表紙サイズ−束厚値)/2
表紙長さ=(430mm−10mm)/2=210mm
表紙の小口方向長さを算出したら、S2003で、製本設定で裁断の指定があるか否かを判断する。裁断設定があると判断した場合には、表紙裁断量算出手段の式2によって、表紙裁断量を算出する(S2004)。
表紙裁断量=表紙長さ算出手段で算出された表紙長さ−仕上がりサイズ小口方向長さ
表紙裁断量=210mm−171mm=39mm
そして、S2005では、S2004で得られた表紙裁断量(ここでは39mm)とくるみ製本装置の裁断規定値を比較し、製本の可否を判断する。
S2005において、裁断規定値よりも表紙裁断量の値が大きい場合には、表紙の切り屑が大きすぎるため、図46に示すように、断裁屑受け箱533と表紙屑1000が干渉してしまう可能性がある。よって、製本動作が不可能であると判断し、後に示す製本動作中断手段による製本動作の中断が行われる。
裁断規定値よりも表紙裁断量の値が小さい、または同値である場合には、断裁屑受け箱533と表紙屑1000は干渉することはないと判断し、製本動作を継続する。
[裁断なしの場合]
ここでは例として、各種設定値を
・中紙サイズ A4(210×297mm)
・表紙サイズ ユーザ定義サイズ(297×430mm)
・束厚算出手段から得られた束厚値 10mm
と設定した場合の製本可否判断手段の一例を示す(S2001)。ここでは、裁断を行わないため、中紙サイズ、表紙サイズの大きさで仕上がりサイズが一意に決定される。
初めに、S2002で前記表紙長さ判断手段の式1によって、製本物の表紙長さを算出する。
表紙長さ=(小口方向の表紙サイズ−束厚値)/2
表紙長さ=(430mm−10mm)/2=210mm
表紙の小口方向長さを算出したら、S2003で、製本設定で裁断の指定があるか否かを判断する。裁断設定がないと判断した場合には、表紙長さ(ここでは210mm)とくるみ製本装置の積載規定値を比較することで製本の可否を判断する(S2006)。
S2006において、積載規定値よりも表紙長さの値が大きい場合には、製本小口方向長さが十分大きいと考えられ、図45に示すように、製本排出部Eの天井部材1001に製本物が干渉してしまう可能性がある。よって、製本動作が不可能であると判断し、後に示す製本動作中断手段による製本動作の中断が行われる。
積載規定値よりも表紙長さの値が小さい、または同値である場合には、製本排出部Eの天井部材1001に製本物が干渉することはないと判断し、製本動作を継続する。
(製本動作中断手段)
前記束厚測定手段により束厚値を測定し、前記製本可否判断手段により製本ができないと判断された場合には、システムの製本動作を一時中断させる。
具体的な中断方法としては、くるみ製本装置500でジャムを発生させてシステムを中断であっても良いし、製本可否判断手段により製本可能かが判断されるまで表紙の通紙を待たせた状態でシステムを中断状態にしても良い。
(報知手段)(ジョブキャンセル制御手段)
製本可否判断手段により、製本動作が行えないと判断された場合は、操作表示部600に図42のような警告を出し、ジョブを中止するための中止キーを押下することで製本動作ジョブをキャンセルすることができる。ここで、図42(a)は表紙裁断量がくるみ製本装置の裁断規定値を超えた場合の製本中断表示、図42(b)は表紙長さがくるみ製本装置の積載規定値を超えた場合の製本中断表示の例を示している。
<他の実施形態>
(報知手段)(ジョブキャンセル制御手段)
製本可否判断手段により、製本動作が行えないと判断された場合は、操作表示部600に図43のような警告を出す。上述した実施形態1ではジョブを中止するための中止キーのみが用意されていたが、図43のように、使用する表紙サイズを再設定する場合のための再設定キーを用意しても構わない。
(表紙サイズ再設定手段)
図43では、表紙の再設定を促し、新たに設定された表紙サイズの値をもとにして、再度製本可否判断手段を行う。この製本可否手段において、製本可能と判断した場合にはジョブを継続することができる。このように、表紙サイズの再設定キーを用意することで、ジョブをキャンセルすることによるダウンタイムを削減することができる。
以上、表紙長さ算出手段、表紙裁断量算出手段、製本可否判断手段について説明を述べた。
上記の説明では、これら3つの手段をくるみ製本機500において行っている実施形態について説明したが、例えば、表紙長さ算出手段、表紙裁断量算出手段、製本可否判断手段の3つの手段を、画像形成装置10が行ってもよい。
全体構成を示す図 くるみ製本装置全体断面図 糊付け部概要の説明図 糊付け部概要の説明図 接着部概要の説明図 接着部概要の説明図 接着部概要の説明図 接着部概要の説明図 接着部概要の説明図 接着部概要の説明図 接着部概要の説明図 接着部概要の説明図 断裁部概要の説明図 断裁部概要の説明図 断裁部概要の説明図 断裁部概要の説明図 断裁部概要の説明図 断裁部概要の説明図 製本排出部概要の説明図 製本排出部概要の説明図 製本排出部概要の説明図 製本排出部概要の説明図 中紙積載時の紙の流れ説明図 中紙積載時の紙の流れ説明図 中紙と表紙の流れ説明図 中紙と表紙の流れ説明図 インサータ表紙の流れ説明図 インサータ表紙の流れ説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 製本モード設定のフローチャート 報知動作における画面表示の説明図 報知動作における画面表示の説明図 表紙長さ算出手段の説明図 製本可否判断手段の説明図(積載規定値オーバー) 製本可否判断手段の説明図(裁断規定値オーバー) システムブロック図 製本動作中断手段までのフローチャート
符号の説明
10 画像形成装置
100 自動原稿送り装置
200 イメージリーダ
300 インサータ
350 プリンタ
400 フィニッシャ
500 糊付け製本装置
600 操作表示部
512 トリムグリッパ
520 用紙積載トレイ
522 糊付けローラ制御モータ
523 糊付けグリッパ
524 糊付けローラ
525 糊容器
527 カッター制御モータ
528 カッター
532 断裁屑箱
533 断裁屑受け箱
529 積載板
530 製本支持板
534 製本排出安定板

Claims (7)

  1. 画像形成装置から排出された記録紙を中紙集積束として集積し、該中紙集積束に接着材を塗布して表紙を貼り付けた後、指定したサイズに裁断する製本装置において、
    前記画像形成装置から中紙サイズ情報と、表紙サイズ情報と、中紙に対する裁断量情報を受信する受信手段と、
    前記中紙集積束の厚さを測定する束厚測定手段と、
    前記束厚測定手段により測定された束厚測定結果と、前記受信手段により受信された前記中紙サイズ情報、前記表紙サイズ情報、及び前記裁断量情報から、表紙小口方向の裁断量を算出する表紙裁断量算出手段と、
    前記表紙裁断量算出手段により算出された裁断量が、予め定められた範囲内におさまっていない場合には、製本動作を一時中断する製本動作中断手段と、
    を有することを特徴とする製本装置。
  2. 画像形成装置から排出された記録紙を中紙集積束として集積し、該中紙集積束に接着材を塗布して表紙を貼り付ける製本装置において、
    前記画像形成装置から中紙サイズ情報と、表紙サイズ情報と、中紙に対する裁断量情報を受信する受信手段と、
    前記中紙集積束の厚さを測定する束厚測定手段と、
    前記束厚測定手段により測定された束厚測定結果と、前記受信手段により受信された前記中紙サイズ情報及び前記表紙サイズ情報から表紙小口方向の長さを算出する表紙長さ算出手段と、
    前記表紙長さ算出手段により算出された表紙小口方向の長さが、予め定められた範囲内におさまっていない場合には、製本動作を一時中断する製本動作中断手段と、
    を有することを特徴とする製本装置。
  3. 画像形成装置と、画像形成装置から排出された記録紙を中紙集積束として集積し、該中紙集積束に接着材を塗布して表紙を貼り付けた後、指定したサイズに裁断する製本装置とからなる画像形成システムにおいて、
    前記画像形成装置から中紙サイズ情報と、表紙サイズ情報と、中紙に対する裁断量情報を受信する受信手段と、
    前記中紙集積束の厚さを測定する束厚測定手段と、
    前記束厚測定手段により測定された束厚測定結果と、前記受信手段により受信された前記中紙サイズ情報、前記表紙サイズ情報、及び前記裁断量情報から、表紙小口方向の裁断量を算出する表紙裁断量算出手段と、
    前記表紙裁断量算出手段により算出された裁断量が、予め定められた範囲内におさまっていない場合には、製本動作を一時中断する製本動作中断手段と、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
  4. 画像形成装置から排出された記録紙を中紙集積束として集積し、該中紙集積束に接着材を塗布して表紙を貼り付ける製本装置とからなる画像形成システムにおいて、
    前記画像形成装置から中紙サイズ情報と、表紙サイズ情報と、中紙に対する裁断量情報を受信する受信手段と、
    前記中紙集積束の厚さを測定する束厚測定手段と、
    前記束厚測定手段により測定された束厚測定結果と、前記受信手段により受信された前記中紙サイズ情報及び前記表紙サイズ情報から表紙小口方向の長さを算出する表紙長さ算出手段と、
    前記表紙長さ算出手段により算出された表紙小口方向の長さが、予め定められた範囲内におさまっていない場合には、製本動作を一時中断する製本動作中断手段と、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
  5. 前記表紙裁断量算出手段により算出された裁断量が、予め定められた範囲内におさまっていない場合には、製本不可な状態であることをユーザに報知する報知手段を有することを特徴とする請求項3又は4記載の画像形成システム。
  6. 前記製本動作中断手段により製本動作を一時中断した後、前記表紙サイズの再設定を促す表紙サイズ再設定手段を有することを特徴とする請求項3乃至5記載の画像形成システム。
  7. 前記製本動作中断手段により製本動作を一時中断した後、製本ジョブをキャンセルするキャンセル制御手段を有することを特徴とする請求項3乃至6記載の画像形成システム。
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