JP4402027B2 - 画像形成装置、シート処理装置およびシート処理装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置、シート処理装置およびシート処理装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4402027B2
JP4402027B2 JP2005250116A JP2005250116A JP4402027B2 JP 4402027 B2 JP4402027 B2 JP 4402027B2 JP 2005250116 A JP2005250116 A JP 2005250116A JP 2005250116 A JP2005250116 A JP 2005250116A JP 4402027 B2 JP4402027 B2 JP 4402027B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
sheet bundle
unit
bundle
job
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005250116A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007062107A (ja
Inventor
聡行 三宅
学 山内
直人 渡辺
隆行 藤井
俊輔 西村
雄志 岡
貴司 横谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005250116A priority Critical patent/JP4402027B2/ja
Priority to US11/466,096 priority patent/US7527255B2/en
Publication of JP2007062107A publication Critical patent/JP2007062107A/ja
Priority to US12/406,251 priority patent/US7726641B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4402027B2 publication Critical patent/JP4402027B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42CBOOKBINDING
    • B42C9/00Applying glue or adhesive peculiar to bookbinding
    • B42C9/0006Applying glue or adhesive peculiar to bookbinding by applying adhesive to a stack of sheets
    • B42C9/0012Applying glue or adhesive peculiar to bookbinding by applying adhesive to a stack of sheets with a roller
    • B42C9/0018Applying glue or adhesive peculiar to bookbinding by applying adhesive to a stack of sheets with a roller for binding stacks of sheets one at the time

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、シートに対して画像形成し、該画像形成された複数枚のシートを束ねて製本化する製本モードを有する画像形成装置、シート処理装置およびシート処理装置の制御方法に関する。
従来、画像形成装置の後処理装置として、複数枚のシートからなるシート束の片辺に糊付し、表紙となるシートでくるみ、糊付け面以外のシート束端部を裁断する裁断処理を選択的に施すための糊付け製本装置がある(例えば特許文献1参照)。
特開2005−104063号公報
従来の糊付け製本装置においては、画像形成装置のストップキーを押すことによるジョブキャンセルなどに応じて画像形成装置のジョブが途中で停止された場合、当該ジョブが停止されるまでは、画像形成装置から画像形成されたシートが順に排出される。そして、排出されたシートは、糊付け製本装置の内部において、束状に順に積載される。このシート束は、ジョブの全てのページを含むものではないすなわち不完成物であるので、ユーザにより上記シート束を糊付け製本装置の内部から取り除く必要がある。
しかしながら、積載されたシート束は、所定の圧力により狭持されているので、ユーザがシート束を取り除く際には、大きな力が必要となり、ひいてはシート束を容易に除去することはできない場合がある。また、シートを取り除く際に、整合されているシート束が崩れ、取り除きに手間取る場合も考えられる。
本発明の目的は、製本モードのジョブの実行途中で該ジョブが中止された場合、装置内に残されたシート束をユーザにより簡単に除去することができる画像形成装置、シート処理装置およびシート処理装置の制御方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、シートに対して画像形成し、該画像形成された複数枚のシートを束ねて製本化する製本モードを有する画像形成装置であって、画像形成された複数枚のシートをシート束として積載するシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシート束の端面に糊付けする糊付け手段と、表紙用シートを前記端面が糊付けされたシート束に貼り付け、前記表紙用シートで前記シート束を包む包み手段と、前記表紙用シートで包まれたシート束を外部へ排出する排出手段と、製本モードのジョブに対して、前記シート積載手段に積載されたシート束を前記糊付け手段により糊付けし、該糊付けされたシート束を前記包み手段により前記表紙用シートで包み、該表紙用シートで包まれたシート束を前記排出手段へ移送するように制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、製本モードのジョブの実行途中で該ジョブが中止された場合、該ジョブが中止されるまでに前記シート積載手段に積載されたシート束を前記糊付け手段により糊付けし、該糊付けされたシート束を、前記包み手段により表紙用シートで包むことなく、前記排出手段へ移送するように制御することを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、シート上に画像形成する画像形成装置と接続され、該画像形成装置により画像形成された複数枚のシートを束ねて製本化するシート処理装置であって、画像形成された複数枚のシートをシート束として積載するシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシート束の端面に糊付けする糊付け手段と、表紙用シートを前記端面が糊付けされたシート束に貼り付け、前記表紙用シートで前記シート束を包む包み手段と、前記表紙用シートで包まれたシート束を外部へ排出する排出手段と、製本モードのジョブに対して、前記シート積載手段に積載されたシート束を前記糊付け手段により糊付けし、該糊付けされたシート束を前記包み手段により前記表紙用シートで包み、該表紙用シートで包まれたシート束を前記排出手段へ移送するように制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、製本モードのジョブの実行途中で該ジョブが中止された場合、該ジョブが中止されるまでに前記シート積載手段に積載されたシート束を前記糊付け手段により糊付けし、該糊付けされたシート束を、前記包み手段により表紙用シートで包むことなく、前記排出手段へ移送するように制御することを特徴とするシート処理装置を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、画像形成装置により画像形成された複数枚のシートをシート束として積載するシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシート束の端面に糊付けする糊付け手段と、表紙用シートを前記端面が糊付けされたシート束に貼り付け、前記表紙用シートで前記シート束を包む包み手段と、前記表紙用シートで包まれたシート束を外部へ排出する排出手段とを備えるシート処理装置の制御方法であって、製本モードのジョブに対して、前記シート積載手段に積載されたシート束を前記糊付け手段により糊付けし、該糊付けされたシート束を前記包み手段により前記表紙用シートで包み、該表紙用シートで包まれたシート束を前記排出手段へ移送するように制御する第1の制御工程と、製本モードのジョブの実行途中で該ジョブが中止された場合、該ジョブが中止されるまでに前記シート積載手段に積載されたシート束を前記糊付け手段により糊付けし、該糊付けされたシート束を、前記包み手段により表紙用シートで包むことなく、前記排出手段へ移送するように制御する第2の制御工程とを有することを特徴とするシート処理装置の制御方法を提供する。
本発明によれば、製本モードのジョブの実行途中で該ジョブが中止された場合、装置内に残されたシート束をユーザにより簡単に除去することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の主要部の構成を示す縦断面図である。本実施の形態においては、シート処理装置が接続されている画像形成装置を説明する。このシート処理装置は、糊付け製本装置を含み、糊付け製本装置は、画像形成装置から出力されたシートをシート束として積載するシート積載手段を備え、積載されたシート束に対して、糊付け、裁断などの処理を行うことにより、当該シート束を製本化する。
画像形成装置は、図1に示すように、画像形成装置本体10、およびシート処理装置を備える。画像形成装置本体10は、原稿上の画像を読み取るイメージリーダ200およびイメージリーダ200により読み取られた画像をシート上に形成するプリンタ350を含む。シート処理装置は、糊付け製本装置500およびフィニッシャ装置400を含む。
画像形成装置本体10のイメージリーダ200には、原稿給送装置100が搭載されている。原稿給送装置100は、原稿トレイ上に上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ給紙する。給紙された原稿は、湾曲したパスを介して、プラテンガラス102上の流し読み取り位置を通過するように搬送され、そして、外部の排紙トレイ112上へ排出される。
上記原稿がプラテンガラス102上の流し読み取り位置を左から右へ向けて通過する際に、原稿上の画像は、上記流し読み取り位置に対応する位置に保持されたスキャナユニット104により読み取られる。この読み取り方法は、一般的に、原稿流し読みと呼ばれる方法である。
具体的には、原稿が流し読み取り位置を通過する際に、原稿の読取面がスキャナユニット104のランプ103の光で照明され、当該原稿からの反射光がミラー105,106,107を介してレンズ108に導かれる。このレンズ108を通過した光は、イメージセンサ109の撮像面に結像される。
このように、流し読み取り位置を左から右へ通過するように原稿を搬送することによって、原稿の搬送方向に対して直交する方向を主走査方向とし、搬送方向を副走査方向とする原稿読み取り走査が行われる。即ち、原稿が流し読み取り位置を通過する際に、主走査方向に原稿画像を1ライン毎にイメージセンサ109で読み取りながら、原稿を副走査方向に搬送することによって原稿画像全体の読み取りが行われる。光学的に読み取られた画像は、イメージセンサ109によって画像データに変換されて出力される。イメージセンサ109から出力された画像データは、プリンタ350の露光制御部110にビデオ信号として入力される。
また、原稿給送装置100により原稿をプラテンガラス102上の所定位置へ搬送して停止させ、この状態でスキャナユニット104を左から右へ移動させることにより、原稿を読み取ることも可能である。この読み取り方法は、いわゆる原稿固定読みと呼ばれる方法である。
また、原稿給送装置100を使用せずに原稿を読み取ることも可能である。この場合、まず、ユーザにより原稿給送装置100が持ち上げられ、原稿がプラテンガラス102上に載置される。そして、スキャナユニット104が左から右へ走査される。これにより、原稿の読み取りが行われる。即ち、原稿給送装置100を使用せずに原稿を読み取るときには、原稿固定読みが行われる。
プリンタ350の露光制御部110は、イメージリーダ200から入力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力する。このレーザ光は、ポリゴンミラー110aにより走査されながら感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111には、走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。ここで、露光制御部110は、原稿固定読み時には、正しい画像(鏡像でない画像)が形成されるようにレーザ光を出力する。この感光ドラム111上の静電潜像は、現像器113から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。
感光ドラム111上に形成された現像剤像は、上,下カセット114,115または手差し給紙部125から給紙されたシート上に転写部116により転写される。ここで、上,下カセット114,115は、対応するサイズのシートを収納し、それぞれのシートは、ピックアップローラ127,128によりピックアップされ、給紙ローラ129,130により給紙される。また、手差し給紙部125には、対応するサイズのシートが積載され、このシートが給紙される。上,下カセット114,115または手差し給紙部125から給紙されたシートは、そのシートの先端がレジストローラ126に突き当てられるまで搬送され、一旦停止される。そして、シートは、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、レジストローラ126により、感光ドラム111と転写部116との間に搬送される。これにより、感光ドラム111上に形成された現像剤像がシート上に転写されることになる。現像剤像が転写されたシートは、定着部117に搬送される。定着部117においては、シートが熱圧され、現像剤像はシート上に定着される。
定着部117を通過したシートは、フラッパ121および排出ローラ118を経てプリンタ350から糊付け製本装置500へ向けて排出される。ここで、シートの画像形成面が下向きになる状態(フェイスダウン)でシートを排出するときには、定着部117を通過したシートは、フラッパ121の切換動作により一旦反転パス122内に導かれる。そして、シートは、後端がフラッパ121を通過した後に、スイッチバックされて、排出ローラ118によりプリンタ350から排出される。この排紙形態を反転排紙と呼ぶ。この反転排紙は、原稿給送装置100を使用して読み取った画像を形成するときまたはコンピュータから出力された画像を形成するときなどのように、先頭頁から順に画像形成するときに行われ、その排紙後のシート順序は正しい頁順になる。
また、手差給紙部125からOHPシートなどの硬いシートが給紙され、このシートに画像を形成するときには、シートは、反転パス122に導かれることなく、画像形成面を上向きにした状態(フェイスアップ)で排出ローラ118により排出される。
さらに、シートの両面に画像形成を行う両面記録が設定されている場合、シートは、フラッパ121の切換動作により反転パス122に導かれ後に、両面搬送パス124へ搬送される。そして、両面搬送パス124へ導かれたシートは、上述したタイミングで感光ドラム111と転写部116との間に再度給紙される。
次に、糊付け製本装置500について図2を参照しながら説明する。図2は図1の糊付け製本装置500の内部構成を示す縦断面図である。
糊付け製本装置500は、図2に示すように、製本モードを可能にするために、シート積載部Aと、糊付け部Bと、接着部Cと、裁断部Dと、製本排出部Eとを有する。
シート積載部Aは、製本モードにおいて、画像形成装置本体10(プリンタ350)から排出されたシートをシート積載トレイ520に束状に積載し、シート束540を形成する。シート積載部Aにより形成されたシート束540は、糊付け部Bに移送される。
糊付け部Bにおいては、糊塗布ローラ制御モータ522により糊塗布ローラ524および糊容器525が駆動される。糊塗布ローラ524は、糊容器525内の糊に浸漬された状態で回転しながら、糊をシート束下側面に塗布する。
接着部Cは、糊付けされたシート束540を、画像形成装置本体10から給紙された表紙またはインサータ300から給紙された表紙と接着し、シート束540を表紙で包む(くるむ)。そして、表紙で包まれたシート束540は、冊子570としてトリムグリッパ512に渡される。そして、冊子570は、トリムグリッパ512により裁断部Dに搬送される。
裁断部Dにおいては、カッター制御モータ527により、冊子570の所定部位の裁断を行うように、カッター528が水平方向へ移動される。裁断された裁断屑は、裁断屑受け箱533の中に落下する。一連の裁断動作が終了すると、裁断屑受け箱533は、所定位置へ移動され、裁断屑受け箱533内の裁断屑は、裁断屑箱532に回収される。裁断部Dにおいて裁断が終了した冊子570は、裁断部Dから製本排出部Eへ搬送される。
製本排出部Eは、裁断部Dからトリムグリッパ512により搬送された冊子570を受け取るための入り口ローラ515を有する。入り口ローラ515により受け取られた冊子570は、一時的に積載板529に積載される。積載板529は、積載された冊子570を製本支持板530に立て掛けるように揺動する。製本支持板530に立て掛けられた冊子570は、製本排出安定板534により安定的に支持される。また、製本支持板530は、排出搬送ベルト531により左方向へ移動され、これにより、次に搬送される冊子に対する排出スペースが確保される。排出搬送ベルト531は、複数のローラ516,517,518により駆動される。
インサータ300は、糊付け製本部500の上部に設けられている。インサータ300は、給紙トレイ310上に積載された表紙を給紙ローラ301により1枚ずつ給紙する。給紙された表紙は、搬送ローラ対303,503,504により、切換フラッパ521に向けて搬送される。
このように、糊付け製本装置500は、シート束を形成し、当該シート束を製本化する製本モードを行うことが可能であるが、製本モードの他に、製本を行わずに通常の排出モードを選択的に行うことが可能である。
この通常排出モードを可能するために、搬送ローラ対505の下流側に、上記切換フラッパ521が配置されている。切換フラッパ521は、搬送ローラ対505により送られたシートをシート積載部Aのシート積載トレイ520または後処理装置400へ選択的に導くためのフラッパである。
画像形成装置本体10から排出されたシートPは、通常モード時は、搬送ローラ対505,510,511,513,514、および排紙ローラ515によってフィニッシャ400装置へ排出される。フィニッシャ装置400は、シート束に対する後処理として、束排出処理、綴じ処理、折り処理、製本処理などを施すことができる。
操作表示装置600は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、および設定状態を示す情報を表示するための表示部を有する。操作表示装置600の詳細については、後述する。
次に、本画像形成装置全体の制御を行うコントローラの構成について図3を参照しながら説明する。図3は図1の画像形成装置全体の制御を行うコントローラの構成を示すブロック図である。
コントローラは、図3に示すように、CPU回路部150を有し、CPU回路部150は、CPU(図示せず)、ROM151およびRAM152を内蔵する。CPU回路部150は、ROM151に格納されている制御プログラムにより各ブロック101,201,202,209,304,601,501を総括的に制御する。RAM152は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
原稿給送装置制御部101は、原稿給送装置100をCPU回路部150からの指示に基づき駆動制御する。イメージリーダ制御部201は、上述のスキャナユニット104、イメージセンサ109などに対する駆動制御を行い、イメージセンサ109から出力されたアナログ画像信号を画像信号制御部202へ転送する。
画像信号制御部202は、イメージセンサ109からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換した後に各種処理を施す。各種処理が施されたデジタル信号は、ビデオ信号に変換されてプリンタ制御部304へ出力される。また、画像信号制御部202は、コンピュータ210から外部I/F209を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施す。この各種処理が施されたデジタル画像信号は、ビデオ信号に変換されてプリンタ制御部304へ出力される。この画像信号制御部202による処理動作は、CPU回路部150により制御される。プリンタ制御部304は、入力されたビデオ信号に基づき上述の露光制御部110を駆動する。
操作表示装置制御部601は、操作表示装置600とCPU回路部150との間で情報のやり取りを行う。例えば、操作表示装置制御部601は、操作表示装置600の各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部150へ出力するとともに、CPU回路部150からの表示すべき情報を操作表示装置600へ出力し、表示させる。
シート処理装置制御部501は、CPU回路部150からの指示に基づき糊付け製本装置500およびフィニッシャ装置400を制御する。
次に、糊付け製本装置500におけるシートの流れについて図4〜図7を参照しながら説明する。図4〜図7は糊付け製本装置500におけるシートの流れを模式的に示す図である。
糊付け製本装置500は、図4に示すように、搬送ローラ対505を介して、画像形成装置本体10から排出されたシートPを内部に取り込む。この取り込まれたシートPは、搬送パス591へ導かれる。搬送ローラ対505により内部に取り込まれたシートPがシート束の中紙である場合、当該シートPは切換フラッパ521により搬送パス592へ導かれ、搬送ローラ対506,507,508,509により搬送される。そして、シートPは、搬送ローラ対509からシート積載部Aのシート積載トレイ520へ排出される。中紙となるシートの全てがシート積載トレイ520へ排出されると、図5に示すように、中紙のシート束540は、糊付けグリッパ523によりグリップされる。そして、シート束540は、シート積載部Aから糊付け部Bの上方へ移動される。
糊付け部Bの上方へ移動されたシート束540は、図6に示すように、糊付けグリッパ523にグリップされた状態で垂直方向へ向くように回転される。これにより、シート束540の背表紙となる側面が糊付け部Bと対向するように位置決めされる。その後、詳細は後述するが、糊容器525および糊塗布ローラ524がシート束に沿って移動され、シート束端部の糊付けが行われる。この間に、表紙Pcが画像形成装置本体10から排出され、表紙Pcは、搬送ローラ対505により糊付け製本装置500内部に取り込まれる。この取り込まれた表紙は、切換フラッパ521により、搬送パス591を経て搬送パス593へ導かれ、搬送ローラ対510,511,513,514により搬送される。搬送パス593の搬送ローラ対513の下流側には、センサ(図示せず)が設けられている。図7に示すように、上記センサにより、シート束の表紙となる表紙Pcの先端部が検知されてから当該表紙が所定距離搬送されると、表紙の搬送は停止される。
表紙Pcが搬送パス593内で停止された時点で、表紙Pcの後端は、切換フラッパ521を抜けており、連続してシート束を形成する場合は、表紙Pcが搬送パス593にある間でも、切換フラッパ521を切り換えることができる。これにより、次のシート束に対する中紙を画像形成装置本体10から受け取り、搬送パス591から搬送パス592を経由してシート積載トレイ520へ搬送を行うことが可能である。
その後、糊を塗布されたシート束が表紙でくるまれ、下流へ搬送されることになる。これについての詳細は後述する。
上述した表紙を、インサータ300から給紙することも可能である。すなわち、表紙の給紙元として、画像形成装置本体10またはインサータ300のいずれかを選択することができる。
このインサータ300から表紙を給紙して製本を行う場合のシートの流れについて図8および図9を参照しながら説明する。図8および図9はインサータ300から表紙を給紙して製本を行う場合のシートの流れを模式的に示す図である。
シート束の中紙に関しては、図4〜図7を用いて説明したように、画像形成装置本体10から順次シートが取り込まれ、シート積載トレイ520上へ束状に積載される。そして、このシート束は、糊付けグリッパ523により、糊付け部Bへ移送される。インサータ300から表紙Pcを給紙する場合、図8に示すように、中紙のシート束の糊付け部Bへの移送中に、給紙ローラ301により給紙トレイ310上の最上紙が表紙Pcとして給紙される。給紙された表紙Pcは、図9に示すように、搬送ローラ対303,503,504により搬送され、切換フラッパ521により、搬送パス594から搬送パス593へ導かれる。
次に糊付け製本装置500の各部の動作について詳細に説明する。
まず、糊付け部Bの動作について図10および図11を参照しながら説明する。図10は糊付け部Bの構成を示す斜視図である。図11は糊付け部Bにおける糊付け動作を模式的に示す立面図である。
糊付け部Bは、詳細には、図10に示すように、シート束をグリップする糊付けグリッパ523、糊を貯蔵する糊容器525、シート束に糊を塗布する糊塗布ローラ524、および糊塗布ローラ制御モータ522を有する。糊塗布ローラ524は、糊容器525内の糊に浸漬されており、糊塗布ローラ制御モータ522の回転により、常に回転されている状態にある。糊容器525、糊塗布ローラ524、糊塗布ローラ制御モータ522は、互いに共働して糊付けユニット580を構成する。糊付けユニット580は、糊付けグリッパ523によって直立状態にグリップされたシート束540の下側面長手方向に沿って駆動手段(図示せず)により往復動される。
具体的には、図11に示すように、糊付けユニット580は、糊付け製本装置500の背面側の初期位置から移動を開始し、糊付け製本装置500の前面側の所定位置で停止する。このとき、糊付けユニット580によるシート束540の下側面への糊付けは、行われない。シート束540への糊付けは、糊付け製本装置500の前面側から背面側へ移動する際に行われる。所定位置で停止している糊付けユニット580は、シート束540の下側面に糊塗布ローラ524が当接する位置まで上昇する。そして、糊付けユニット580が糊付け製本装置500の前面側から背面側へ向けて移動される。この際に、糊塗布ローラ524は、シート束540の下側面と接触しながら回転される。これにより、シート束540の下側面には、糊が塗布される。
次に、接着部Cの詳細について図12〜図19を参照しながら説明する。図12〜図19は接着部Cの動作状態を模式的に示す縦断面図である。
接着部Cには、図12に示すように、画像形成装置本体10またはインサータ300から供給された表紙550を受け取り、所定位置まで搬送して停止させる搬送ガイド560,561が設けられている。接着部Cは更に、表紙550をシート束540の糊塗布面に圧接させる加圧部材563と、表紙550をシート束にくるむ際に用いられる折り部材562,564とを有する。搬送ガイド560は、搬送ローラ対513,514の上ローラを支持する上部ガイドと、それぞれの下ローラを支持する下部ガイドとからなる。搬送ガイド560の上部ガイドおよび下部ガイドは、それぞれ、対応するローラを支持しながら所定方向へ独立して移動可能である。搬送ガイド561は、搬送ローラ対510,511の上ローラを支持する上部ガイドと、それぞれの下ローラを支持する下部ガイドとからなる。搬送ガイド561の上部ガイドおよび下部ガイドは、それぞれ、対応するローラを支持しながら所定方向へ独立して移動可能である。
糊付け部Bによるシート束540への糊付け動作終了後、シート束540をグリップした糊付けグリッパ523は、駆動手段(図示せず)によって糊付け部Bから接着部Cへ向けて下降する。そして、図12に示すように、糊付けグリッパ523によりグリップされたシート束540の糊塗布面は、搬送ガイド560,561によって水平方向に用意された表紙550と接触する。
さらに、糊付けグリッパ523は、シート束540の糊塗布面が加圧部材563に押し付けられる位置まで下降し、シート束540の糊塗布面と接触した表紙550の部位は、加圧部材563上に押し当てられる。これにより、表紙550の対応する部位は、シート束540の糊塗布面に圧接されて接着される。ここで、図13に示すように、シート束540の下降による糊塗布面の圧接を行う前に各搬送ガイド560,561の上部ガイド(搬送ローラ対510,511,513,514を含む)が退避され、シート束540との干渉が未然に防止される。
表紙550がシート束540に接着された後、図14に示すように、折り部材562,564、および各搬送ガイド560,561の下部ガイドは、駆動手段(図示せず)によって加圧部材563の上斜め方向に上昇し、図中の破線位置から実線位置まで移動する。この折り部材562,564の上斜め方向への上昇によって、表紙550は、上方に押し上げられ、表紙550が糊塗布面の側縁部から湾曲される。その結果、表紙550は、シート束540を包む(くるむ)ように折り曲げられ、シート束540が表紙550により包まれた(くるまれた)冊子570が得られる(図14を参照)。この処理は、包み処理(くるみ処理)と呼ばれる。
表紙550の包み処理終了後、図15に示すように、折り部材562,564、搬送ガイド560,ガイド561の下部ガイドが駆動手段(図示せず)によって破線位置から実線位置まで退避される。同時に、加圧部材563も、駆動手段(図示せず)により水平方向に移動される。この加圧部材563の水平移動によって、糊付けグリッパ523が下降可能な空間が確保される。
次いで、図16に示すように、糊付けグリッパ523がさらに下降され、これにより、冊子570は、各搬送ガイド560,561の下方まで下降される。そして、冊子570は、その下端がトリムユニット受け渡しローラ565,566に当接する位置まで下降される。
その後、図17に示すように、冊子570をグリップしている糊付けグリッパ523は、冊子570のグリップを解除する。これと同時に、冊子570はトリムユニット受け渡しローラ565,566によって下方向へ搬送される。トリムユニット受け渡しローラ565,566は、図18に示すように、冊子570を所定の位置まで搬送すると、冊子570の搬送を停止する。そして、トリムグリッパ512は、駆動手段(図示せず)によって冊子570の表裏両側から押圧するように駆動され、冊子570をグリップする。
トリムグリッパ512は、冊子570を所定位置すなわち裁断部Dの位置まで下降させる。このとき、図19に示すように、水平方向へ移動された加圧部材563は、表紙の接着部の圧接を行える位置へ戻される。
次に、裁断部Dの動作について図20〜図25を参照しながら説明する。図20〜図23は裁断部Dの動作を模式的に示す縦断面図である。図24はトリムグリッパ512により冊子570を回転させて対応する縁部の裁断する様子を模式的に示す図である。図25は裁断屑を排出する動作を模式的に示す縦断面図である。
上述したように、接着部Cにおいて中紙のシート束と表紙が接着された冊子570は、トリムグリッパ512により裁断部Dに移動される(図19を参照)。裁断部Dにおいては、図20に示すように、トリムグリッパ512、カッター528、裁断屑受け箱533が連動して冊子570の各端部の裁断を行う。
まず、図21に示すように、カッター528による裁断を行う前に、冊子570の下方に裁断屑受け箱533が移動される。次いで、カッター528が冊子570に対して出没し、カッター528は、冊子570の一辺に対する裁断を行う。このとき、図22に示すように、裁断屑は冊子570の下方で待ち受けている裁断屑受け箱533に収納される。その後、図23に示すように、カッター532は、逆方向へ駆動されて退避位置へ移動する。また、裁断屑受け箱533も退避位置へ移動する。
冊子570に対する上述した裁断動作は、図24に示すように、地辺、小口、および天辺のそれぞれに対応する縁部に対して行われる。まず、背表紙端部を下側にした接着動作後の冊子570に対して、トリムグリッパ512がπ/2(rad)回転し、冊子570の向きがπ/2(rad)回転される。これにより、冊子570の地辺が下側へ向き、この地辺の裁断が行われる。
次いで、トリムグリッパ512が同一方向へπ/2(rad)回転する。これにより、冊子570の小口が下を向き、この小口の裁断が行われる。さらに、冊子570の天辺が下を向くようにトリムグリッパ512がπ/2回転される。そして、冊子570の天辺の裁断が行われる。
このようにして、冊子570の背表紙部端部以外の裁断が行われると、裁断後の冊子570の背表紙部を下方にして冊子570を製本排出部Eへ搬送するために、トリムグリッパ512により冊子570がさらにπ/2(rad)回転される。
裁断屑受け箱533は、裁断動作が行われていないときの退避位置と、裁断動作中の屑受け位置との間を移動する。裁断屑受け箱533の退避位置は、裁断屑箱532の上方に位置する。また、図25に示すように、裁断屑受け箱533は、開放可能なように構成されている底板部を有する。裁断屑受け箱533が退避位置に移動すると、裁断屑受け箱533の底板部が開放され、裁断屑受け箱533内の裁断屑が裁断屑箱532に収納される。
次に、製本排出部Eの詳細について図26〜図29を参照しながら説明する。図26〜図29は製本排出部Eの動作を模式的に示す縦断面図である。
製本排出部Eにおいては、図26に示すように、トリムグリッパ512にグリップされている冊子570が、入り口ローラ515により受け取られ、製本排出部E内部へ搬送される。入り口ローラ515により搬送された冊子570は、一時的に積載板529に積載される。積載板529は、図27に示すように、垂直に起立するように揺動する。これにより、積載板529に積載された冊子570は、製本支持板530に立て掛けるように支持される。
ここで、図28に示すように、排出搬送ベルト531の下方に位置する製本排出安定板534が、駆動手段(図示せず)により上方へ移動され、冊子570は、製本支持板530と製本排出安定板534とにより安定的に支持される。その後、図29に示すように、製本支持板530は、排出搬送ベルト531により左方向へ移動され、次に搬送される冊子571に対する排出スペースが確保される。次いで、次の冊子571に対して上述したと同様の動作が行われる。その結果、冊子571は、冊子570の隣に支持される。
このようにして製本支持板530に立て掛けられて支持されている各冊子に対しては、ユーザが装置外部から取り出し可能な位置にある。
次に、操作表示装置600の詳細について図30を参照しながら説明する。図30は図1の画像形成装置の操作表示装置600の外観を示す図である。
操作表示装置600には、図30に示すように、スタートキー602、ストップキー603、テンキー604〜612,614、IDキー613、クリアキー615、リセットキー616などが設けられている。ここで、スタートキー602は画像形成動作を開始するためのキーであり、ストップキー603は画像形成動作を中断するためのキーであり、テンキー604〜612,614は置数設定などを行うキーである。また、操作表示装置600の上部には、液晶表示部620が設けられている。液晶表示部620の画面には、タッチパネルが貼り付けられており、当該画面上には、ソフトキーが表示可能である。
本実施の形態においては、糊付け製本装置500による「製本モード」などを含む後処理モードを実行することが可能である。このような処理モードの設定は、操作表示装置600からの入力操作により行われる。
次に、製本モードの設定について図31〜図42を参照しながら説明する。図31は操作表示装置600に表示される初期画面を示す図である。図32は応用モード選択画面を示す図である。図33は綴じ方向選択画面を示す図である。図34は表紙給紙段選択画面を示す図である。図35は中紙給紙段選択画面を示す図である。図36は仕上がりサイズ選択画面を示す図である。図37は仕上がりサイズ指定画面を示す図である。図38は原稿読み込みモード設定画面を示す図である。図39は原稿給紙装置へ原稿のセットを促す画面を示す図である。図40はくるみ表紙の原稿読み込みを促す画面を示す図である。図41は泣かし原稿のセットを促す画面を示す図である。図42は製本モードの設定処理の手順を示すフローチャートである。図42のフローチャートで示す手順は、CPU回路部150により実行される手順である。
操作表示装置600の液晶表示部620には、図31に示すような初期画面が表示される。この初期画面において、ソフトキーである「応用モード」キーが押下されると、図32に示すような応用モード選択画面が液晶表示部620に表示される。この応用モード選択画面には、選択可能な応用モードの一覧が表示され、この一覧の中から、「製本」のソフトキーが押下されると、図42に示す製本モードの設定処理が開始される。
まず、成果物の綴じ方向の設定が行われる(ステップS1001)。ここでは、図33に示すような、成果物の綴じ方向として「右開き」、「左開き」のいずれかを指定するための画面が表示される。「右開き」は本を開いたときに右側から左側へページが増す綴じ方であり、「左開き」は左側から右側へページが増す綴じ方である。この画面上においては、ユーザにより「右開き」、「左開き」のいずれかのソフトキーが押下され、それを確定するために、「次へ」のソフトキーが押下される。これにより、押下されたソフトキーに対応する成果物の綴じ方向が設定される。
次いで、くるみ表紙を給紙する給紙段の設定が行われる(ステップS1002)。ここでは、図34に示すような、くるみ表紙を給紙する給紙段を指定するための画面が表示される。この画面には、くるみ表紙を給紙する給紙段として、手差し給紙部、給紙カセット、インサータのそれぞれに対応するソフトキーが選択可能に表示される。また、各ソフトキーには、それぞれ給紙可能なシートサイズが付されている。この画面上においては、手差し給紙部、給紙カセットまたはインサータに対応するソフトキーが押下され、それを確定するために「次へ」のソフトキーが押下される。これにより、押下されたソフトキーに対応する給紙段が表紙の給紙段として設定される。
次いで、設定された表紙給紙段がインサータであるか否かの判定が行われる(ステップS1003)。ここで、設定された表紙給紙段がインサータでないと判定された場合、中紙給紙段の設定が行われる(ステップS1004)。この中紙給紙段の設定においては、図35に示すような、中紙を給紙する給紙段を指定するための画面が表示される。この画面には、中紙を給紙する給紙段として、手差し給紙部、給紙カセット、インサータのそれぞれに対応するソフトキーが選択可能に表示される。また、各ソフトキーには、それぞれ給紙可能なシートサイズが付されている。この画面上においては、手差し給紙部、給紙カセットまたはインサータに対応するソフトキーが押下され、それを確定するために「次へ」のソフトキーが押下される。これにより、押下されたソフトキーに対応する給紙段が中紙の給紙段として設定される。
次いで、仕上がりサイズの設定が行われる(ステップS1005)。ここでは、図36に示すような、仕上がりサイズを指定するための画面が表示される。この画面には、各仕上がりサイズに対応するソフトキーが選択可能に表示される。この画面においては、規定のサイズの中から裁断後のサイズ(仕上がりサイズ)を選択することができる。また、「詳細設定」のソフトキーを押下して、図37に示す画面上で、任意の仕上がりサイズを指定することも可能である。
次いで、原稿読み込みモードの設定が行われる(ステップS1006)。ここでは、図38に示すような画面が表示される。この画面において、くるみ表紙の原稿と中紙の原稿とが分けられている場合は、「表紙モード」のソフトキーが選択される。また、表紙/裏表紙と中紙の原稿とが1つの束になっている場合は、「標準モード」のソフトキーが選択される。
そして、原稿読み込みモードとして「表紙モード」が選択されたか否かの判定が行われる(ステップS1007)。ここで、原稿読み込みモードとして「標準モード」が選択された場合、図39に示すようなメッセージ画面が表示される(ステップS1008)。このメッセージ画面により、ユーザに対して、原稿を原稿給送装置(DF)100へセットすることが促される。そして、原稿読み込みモードを「標準モード」とする製本モードが設定される。以下、原稿読み込みモードを「標準モード」として製本を行うモードを「標準モード」と呼ぶことにする。
上記ステップS1006において、原稿読み込みモードとして「表紙モード」が選択されたと判定された場合、図40に示すようなメッセージ画面が表示される。このメッセージ画面により、ユーザに対して、くるみ表紙の原稿を原稿給送装置(DF)100へセットし、スタートボタンを押下することが促される(ステップS1009)。これに応答して、ユーザにより操作表示装置600のスタートボタン602が押下される。
上記スタートボタン602が押下されると、表紙原稿の読み込みが開始される(ステップS1010)。表紙原稿の読み込みが完了すると、図41に示すようなメッセージ画面が表示される(ステップS1011)。このメッセージ画面により、ユーザに対して中紙の原稿を原稿給送装置(DF)100へセットすることが促される。そして、原稿読み込みモードを「表紙モード」とする製本モードが設定される。以下、原稿読み込みモードを「表紙モード」として製本を行うモードを「表紙モード」と呼ぶことにする。
上記ステップS1003において給紙段としてインサータが設定されたと判定された場合、中紙の給紙段の設定が行われる(ステップS1012)。ここでは、図35に示すような、くるみ表紙で包まれるシート束を給紙する給紙段を指定するための画面が表示される。この画面上においては、手差し給紙部、給紙カセットまたはインサータに対応するソフトキーが押下され、それを確定するために「次へ」のソフトキーが押下される。これにより、押下されたソフトキーに対応する給紙段が中紙の給紙段として設定される。
次いで、仕上がりサイズの設定が行われる(ステップS1013)。ここでは、図36に示すような、仕上がりサイズを指定するための画面が表示される。この画面においては、規定のサイズの中から裁断後のサイズ(仕上がりサイズ)を選択することができる。また、「詳細設定」のソフトキーを押下して、図37に示す画面上で、任意の仕上がりサイズを指定することも可能である。
次いで、図39に示すようなメッセージ画面が表示される(ステップS1014)。これにより、ユーザに対して原稿を原稿給送装置(DF)100へセットすることが促される。そして、表紙をインサータから給紙する製本モードが設定される。以下、表紙をインサータから給紙する製本モードを「インサートモード」と呼ぶことにする。
次に、原稿のセット方法、すなわち製本モードを行う際の原稿給送装置100またはインサータ300にセットする原稿の向きと順番について図43〜図45を参照しながら説明する。図43は標準モード時の原稿の向きと順番を模式的に示す図である。図44は表紙モード時の原稿の向きと順番を模式的に示す図である。図45はインサータモード時の原稿の向きと順番を模式的に示す図である。
標準モードにおいては、図43に示すように、原稿が、その先頭ページAを最上面とする向きで原稿給送装置100にセットされる。
表紙モードにおいては、くるみ表紙となる原稿のセットが促された場合、図44(a)に示すように、成果物の表表紙となるページPAを下向きとする向きで原稿がセットされる。また、中紙となる原稿のセットが促された場合、図44(b)に示すように、中紙となる原稿の先頭ページPCを最上面とする向きで原稿がセットされる。
インサータモードにおいては、インサータ300の給紙トレイ310に成果物の表表紙となるページPAを上向きとする向きで原稿がセットされる。ここで、成果物のとじ方向が「右開き」の場合は、図45(a)に示すように、ページPAが成果物の裏表紙となるページPHの右側になるように配置される。これに対し、成果物のとじ方向が「左開き」の場合は、図45(b)に示すように、ページPAが成果物の裏表紙となるページPHの左側になるように配置される。また、中紙となる原稿のセットが促された場合、図45(c)に示すように、中紙となる原稿の先頭ページPCを最上面とする向きで原稿がセットされる。
次に、画像形成装置本体10から糊付け製本装置500へ排出されるシートの画像形成面の位置(画像形成面付け)について示す図46および図47を参照しながら説明する。図46(a)は標準モードまたは表紙モードで、成果物のとじ方向が「右開き」の場合における画像形成装置本体10からのシートの排出順番を模式的に示す図である。図46(b)は標準モードまたは表紙モードで、成果物のとじ方向が「左開き」の場合における画像形成装置本体10からのシートの排出順番を模式的に示す図である。図46(c)はインサータモードで、成果物のとじ方向が「右開き」の場合における画像形成装置本体10からのシートの排出順番を模式的に示す図である。図46(d)はインサータモードで、成果物のとじ方向が「左開き」の場合における画像形成装置本体10からのシートの排出順番を模式的に示す図である。図47(a)は図46(a)のシート排出順番に対して製本化された右開きの冊子を模式的に示す図である。図47(b)は図46(b)のシート排出順番に対して製本化された左開きの冊子を模式的に示す図である。
図43に示された標準モードまたは図44に示された表紙モードで原稿がセットされ、成果物のとじ方向が「右開き」に設定された場合は、図46(a)に示す順番(1)→(3)で、画像形成装置本体10から糊付け製本装置500へシートが排出される。そして、糊付け製本装置500により、図47(a)に示すように、製本化された右開きの冊子が得られる。また、成果物のとじ方向が「左開き」の場合、図46(b)に示す順番(1)→(3)で画像形成装置本体10から糊付け製本装置500へシートが排出される。そして、図47(b)に示すように、製本化された左開きの冊子が得られる。
ここで、表紙モードにおいては、ページPFが図44で示すように最後に読み込まれる原稿上に位置し、さらにページPFは図46(a)で示すように最初に画像形成装置本体10から排出されるシート上に位置する。そのため、表紙モードにおいて成果物のとじ方向が「右開き」の場合は、セットされる原稿を最後まで読み込んだ後に画像形成を開始する必要がある。
図45に示すインサータモードで、成果物のとじ方向が「右開き」の場合は、図46(c)に示す順番(1)→(2)で画像形成装置本体10からシートが排出される。これに対し、「左開き」の場合は、図46(d)に示す順番(1)→(2)で画像形成装置本体10からシートが排出される。
次に、製本モードのジョブが途中でキャンセルされた場合の積載トレイ520に積載されたシート束の排出方法について図48〜図53を参照しながら説明する。図48および図49は天糊製本処理時における糊付け部Bの動作を模式的に示す図である。図50は天糊製本処理時における接着部Cの動作を模式的に示す図である。図51および図52は糊製本処理時における製本排出部Eの動作を模式的に示す図である。図53は製本モードの処理手順を示すフローチャートである。ここで、図53のフローチャートで示す手順は、CPU回路部150の制御下において、シート処理装置制御部501により、実行される。
製本モードのジョブが開始されると、図53に示すように、画像形成装置10から排出されたシートが糊付け製本装置500内へ取り込まれ、取り込まれたシートはシート積載部Aに積載される(ステップS2001)。次いで、操作表示装置600のストップキー603の押下などによりジョブがキャンセルされたか否かの判定が行われる(ステップS2002)。ここで、ジョブのキャンセルが発生していない場合、表紙以外の全てのシートがシート積載部Aに積載されたか否かの判定が行われる(ステップS2003)。そして、表紙以外の全てのシートがシート積載部Aに積載された場合、画像形成装置本体10から排出された表紙が糊付け製本装置500内へ取り込まれる(ステップS2004)。次いで、上述した製本処理が行われる(ステップS2005)。
上記ステップS2002においてジョブがキャンセルされたと判定された場合、天糊製本処理が行われる(ステップS2006)。この天糊製本処理においては、ジョブがキャンセルされた時点までの画像形成されたシートは、シート積載部Aに積載される。このシート積載部Aに積載されたシート束は糊付け部Bで糊付けされ、接着部Cへ移送される。そして、接着部Cにおいては、シート束に表紙が接着されることなく、シート束が排出される。
糊付け部Bにおいて、糊付けユニット580は、上述したように、糊付けグリッパ523によって直立状態に狭持されたシート束540の下側面長手方向に沿って移動する。これにより、糊塗布ローラ524がシート束540の下側面に糊が塗布される。
天糊製本処理においては、くるみ処理が行われないため、シート束側面に塗布された糊が乾燥するまで、シート束は、所定時間、糊付けグリッパ523によって狭持された状態に保持される。所定時間経過後、糊付けグリッパ523が下降する。そして、冊子570は、図48に示すように、搬送ガイド560および搬送ガイド561の位置を経て、その下端がトリムユニット受け渡しローラ565、566に当接する位置まで下降される。
その後、図49に示すように、糊付けグリッパ523が冊子570の狭持を解除すると同時に、この冊子570は、トリムユニット受け渡しローラ565,566によって下方向に搬送される。
冊子570は、トリムユニット受け渡しローラ565,566によって所定位置まで搬送されると、当該所定位置に停止される。次いで、図50に示すように、冊子570は、トリムグリッパ512により狭持される。そして、冊子570は、トリムグリッパ512により、裁断部D直下にある製本排出部Eの入り口ローラ515へ向けて搬送される。
次いで、図51に示すように、製本排出部Eの入り口ローラ515により、冊子570の搬送が行われる。トリムグリッパ512は、冊子570の狭持を解除し、接着部Cの所定位置へ戻る。冊子570は、図51に示すように、入り口ローラ515により、製本積載板529に積載される。その後、図52に示すように、積載板529は、垂直に起立するように揺動し、積載板529に積載された冊子570は、製本支持板530に立て掛けるように支持される。この際、製本排出安定板534が上方へ移動され、冊子570は、製本支持板530と製本排出安定板534とにより安定的に支持される。その後、製本支持板530は、排出搬送ベルト531により左方向へ移動され、次に搬送される冊子に対する排出スペースが確保される。
このように、本実施の形態によれば、製本モードのジョブの実行途中で該ジョブが中止された場合、糊付け製本装置500内に残されたシート束が糊付けされ、製本排出部Eへ搬送されるので、当該シート束をユーザにより簡単に除去することができる。また、上記シート束(冊子)は糊付けされているので、シート束が各シートにばらばらに分離されることはなく、除去する際に余分な手間が掛からない。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図54を参照しながら説明する。図54は本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置における天糊製本のスタックオーバーを通知するメッセージ画面の一例を示す図である。
天糊製本された冊子は、表紙で包まれずにかつ圧接されていないので、糊付けしたシート束側面部分は、平坦な形状になっていない。その結果、天糊製本された冊子が製本排出部Eに積載された場合、その積載状態が不安定になる。これを回避するために、天糊製本された冊子が製本排出部Eに積載された場合、製本排出部Eがスタックオーバーの状態にあると見なして、画像形成装置において新たなジョブの投入が禁止される。また、図54に示すように、ユーザに対して冊子を取り除くことを促すメッセージが液晶表示部620に表示される。そして、ユーザにより製本排出部Eから冊子が取り除かれると、新しいジョブの投入を可能にするために、ジョブの投入禁止が解除される。
本発明の目的は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードを、ネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることはいうまでもない。
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
上記実施の形態では、印刷方式として電子写真方式の場合を例に挙げたが、本発明は、電子写真方式に限定されるものではなく、インクジェット方式、熱転写方式、感熱方式、静電方式、放電破壊方式など各種印刷方式に適用することができる。
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OS(オペレーティングシステム)に供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るシート処理装置としての糊付け製本装置が接続されている画像形成装置の主要部の構成を示す縦断面図である。 図1の糊付け製本装置500の内部構成を示す縦断面図である。 図1の画像形成装置全体の制御を行うコントローラの構成を示すブロック図である。 糊付け製本装置500におけるシートの流れを模式的に示す図である。 糊付け製本装置500におけるシートの流れを模式的に示す図である。 糊付け製本装置500におけるシートの流れを模式的に示す図である。 糊付け製本装置500におけるシートの流れを模式的に示す図である。 インサータ300から表紙を給紙して製本を行う場合のシートの流れを模式的に示す図である。 インサータ300から表紙を給紙して製本を行う場合のシートの流れを模式的に示す図である。 糊付け部Bの構成を示す斜視図である。 糊付け部Bにおける糊付け動作を模式的に示す立面図である。 接着部Cの動作状態を模式的に示す縦断面図である。 接着部Cの動作状態を模式的に示す縦断面図である。 接着部Cの動作状態を模式的に示す縦断面図である。 接着部Cの動作状態を模式的に示す縦断面図である。 接着部Cの動作状態を模式的に示す縦断面図である。 接着部Cの動作状態を模式的に示す縦断面図である。 接着部Cの動作状態を模式的に示す縦断面図である。 接着部Cの動作状態を模式的に示す縦断面図である。 裁断部Dの動作を模式的に示す縦断面図である。 裁断部Dの動作を模式的に示す縦断面図である。 裁断部Dの動作を模式的に示す縦断面図である。 裁断部Dの動作を模式的に示す縦断面図である。 トリムグリッパ512により冊子570を回転させて対応する縁部の裁断する様子を模式的に示す図である。 裁断屑を排出する動作を模式的に示す縦断面図である。 製本排出部Eの動作を模式的に示す縦断面図である。 製本排出部Eの動作を模式的に示す縦断面図である。 製本排出部Eの動作を模式的に示す縦断面図である。 製本排出部Eの動作を模式的に示す縦断面図である。 図1の画像形成装置の操作表示装置600の外観を示す図である。 操作表示装置600に表示される初期画面を示す図である。 応用モード選択画面を示す図である。 綴じ方向選択画面を示す図である。 表紙給紙段選択画面を示す図である。 中紙給紙段選択画面を示す図である。 仕上がりサイズ選択画面を示す図である。 仕上がりサイズ指定画面を示す図である。 原稿読み込みモード設定画面を示す図である。 原稿給紙装置へ原稿のセットを促す画面を示す図である。 くるみ表紙の原稿読み込みを促す画面を示す図である。 中紙原稿のセットを促す画面を示す図である。 製本モードの設定処理の手順を示すフローチャートである。 標準モード時の原稿の向きと順番を模式的に示す図である。 表紙モード時の原稿の向きと順番を模式的に示す図である。 インサータモード時の原稿の向きと順番を模式的に示す図である。 (a)は標準モードまたは表紙モードで、成果物のとじ方向が「右開き」の場合における画像形成装置本体10からのシートの排出順番を模式的に示す図である。(b)は標準モードまたは表紙モードで、成果物のとじ方向が「左開き」の場合における画像形成装置本体10からのシートの排出順番を模式的に示す図である。(c)はインサータモードで、成果物のとじ方向が「右開き」の場合における画像形成装置本体10からのシートの排出順番を模式的に示す図である。(d)はインサータモードで、成果物のとじ方向が「左開き」の場合における画像形成装置本体10からのシートの排出順番を模式的に示す図である。 (a)は図46(a)のシート排出順番に対して製本化された右開きの冊子を模式的に示す図である。(b)は図46(b)のシート排出順番に対して製本化された左開きの冊子を模式的に示す図である。 天糊製本処理時における糊付け部Bの動作を模式的に示す図である。 天糊製本処理時における糊付け部Bの動作を模式的に示す図である。 天糊製本処理時における接着部Cの動作を模式的に示す図である。 糊製本処理時における製本排出部Eの動作を模式的に示す図である。 糊製本処理時における製本排出部Eの動作を模式的に示す図である。 製本モードの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置における天糊製本のスタックオーバーを通知するメッセージ画面の一例を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置本体
100 原稿給送装置
150 CPU回路部
200 イメージリーダ
300 インサータ
350 プリンタ
400 フィニッシャ装置
500 糊付け製本装置
501 シート処理装置制御部
512 トリムグリッパ
520 シート積載トレイ
522 糊付けローラ制御モータ
523 糊付けグリッパ
524 糊付けローラ
525 糊容器
527 カッター制御モータ
528 カッター
529 積載板
530 製本支持板
532 裁断屑箱
533 裁断屑受け箱
534 製本排出安定板
600 操作表示装置

Claims (9)

  1. シート上に画像形成し、該画像形成された複数枚のシートを束ねて製本化する製本モードを有する画像形成装置であって、
    画像形成された複数枚のシートをシート束として積載するシート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシート束の端面に糊付けする糊付け手段と、
    表紙用シートを前記端面が糊付けされたシート束に貼り付け、前記表紙用シートで前記シート束を包む包み手段と、
    前記表紙用シートで包まれたシート束を外部へ排出する排出手段と、
    製本モードのジョブに対して、前記シート積載手段に積載されたシート束を前記糊付け手段により糊付けし、該糊付けされたシート束を前記包み手段により前記表紙用シートで包み、該表紙用シートで包まれたシート束を前記排出手段へ移送するように制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、製本モードのジョブの実行途中で該ジョブが中止された場合、該ジョブが中止されるまでに前記シート積載手段に積載されたシート束を前記糊付け手段により糊付けし、該糊付けされたシート束を、前記包み手段により表紙用シートで包むことなく、前記排出手段へ移送するように制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記包み手段により前記表紙用シートで包まれたシート束に対して所定部位を裁断する裁断手段を備え、
    前記制御手段は、製本モードのジョブに対して、前記表紙用シートで包まれたシート束に対して前記裁断手段による裁断を行った後に前記排出手段へ移送するように制御し、
    前記制御手段は、製本モードのジョブの実行途中で該ジョブが中止された場合、前記糊付けされたシート束を、前記包み手段により表紙用シートで包むことなくかつ前記裁断手段により裁断を行うことなく、前記排出手段へ移送するように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記排出手段は、前記表紙用シートで包まれたシート束を外部から取り出し可能に積載する束積載手段を有し、
    前記制御手段は、製本モードのジョブの実行途中で該ジョブが中止された場合、前記糊付けされたシート束を、前記束積載手段に積載するように制御することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. ユーザに対するメッセージを表示する表示手段を備え、
    前記制御手段は、製本モードのジョブの実行途中で該ジョブが中止された場合、前記束積載手段に積載された前記糊付けされたシート束を除去することを促すメッセージを前記表示手段に表示するように制御することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. シート上に画像形成する画像形成装置と接続され、該画像形成装置により画像形成された複数枚のシートを束ねて製本化するシート処理装置であって、
    画像形成された複数枚のシートをシート束として積載するシート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシート束の端面に糊付けする糊付け手段と、
    表紙用シートを前記端面が糊付けされたシート束に貼り付け、前記表紙用シートで前記シート束を包む包み手段と、
    前記表紙用シートで包まれたシート束を外部へ排出する排出手段と、
    製本モードのジョブに対して、前記シート積載手段に積載されたシート束を前記糊付け手段により糊付けし、該糊付けされたシート束を前記包み手段により前記表紙用シートで包み、該表紙用シートで包まれたシート束を前記排出手段へ移送するように制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、製本モードのジョブの実行途中で該ジョブが中止された場合、該ジョブが中止されるまでに前記シート積載手段に積載されたシート束を前記糊付け手段により糊付けし、該糊付けされたシート束を、前記包み手段により表紙用シートで包むことなく、前記排出手段へ移送するように制御することを特徴とするシート処理装置。
  6. 前記包み手段により前記表紙用シートで包まれたシート束に対して所定部位を裁断する裁断手段を備え、
    前記制御手段は、製本モードのジョブに対して、前記表紙用シートで包まれたシート束に対して前記裁断手段による裁断を行った後に前記排出手段へ移送するように制御し、
    前記制御手段は、製本モードのジョブの実行途中で該ジョブが中止された場合、前記糊付けされたシート束を、前記包み手段により表紙用シートで包むことなくかつ前記裁断手段により裁断を行うことなく、前記排出手段へ移送するように制御することを特徴とする請求項5記載のシート処理装置。
  7. 前記排出手段は、前記表紙用シートで包まれたシート束を外部から取り出し可能に積載する束積載手段を有し、
    前記制御手段は、製本モードのジョブの実行途中で該ジョブが中止された場合、前記糊付けされたシート束を、前記束積載手段に積載するように制御することを特徴とする請求項5または6記載のシート処理装置。
  8. ユーザに対するメッセージを表示する表示手段を備え、
    前記制御手段は、製本モードのジョブの実行途中で該ジョブが中止された場合、前記束積載手段に積載された前記糊付けされたシート束を除去することを促すメッセージを前記表示手段に表示するように制御することを特徴とする請求項7記載のシート処理装置。
  9. 画像形成装置により画像形成された複数枚のシートをシート束として積載するシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシート束の端面に糊付けする糊付け手段と、表紙用シートを前記端面が糊付けされたシート束に貼り付け、前記表紙用シートで前記シート束を包む包み手段と、前記表紙用シートで包まれたシート束を外部へ排出する排出手段とを備えるシート処理装置の制御方法であって、
    製本モードのジョブに対して、前記シート積載手段に積載されたシート束を前記糊付け手段により糊付けし、該糊付けされたシート束を前記包み手段により前記表紙用シートで包み、該表紙用シートで包まれたシート束を前記排出手段へ移送するように制御する第1の制御工程と、
    製本モードのジョブの実行途中で該ジョブが中止された場合、該ジョブが中止されるまでに前記シート積載手段に積載されたシート束を前記糊付け手段により糊付けし、該糊付けされたシート束を、前記包み手段により表紙用シートで包むことなく、前記排出手段へ移送するように制御する第2の制御工程と
    を有することを特徴とするシート処理装置の制御方法。
JP2005250116A 2005-08-30 2005-08-30 画像形成装置、シート処理装置およびシート処理装置の制御方法 Active JP4402027B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005250116A JP4402027B2 (ja) 2005-08-30 2005-08-30 画像形成装置、シート処理装置およびシート処理装置の制御方法
US11/466,096 US7527255B2 (en) 2005-08-30 2006-08-21 Image forming apparatus, sheet processing apparatus, and method of controlling the sheet processing apparatus
US12/406,251 US7726641B2 (en) 2005-08-30 2009-03-18 Image forming apparatus, sheet processing apparatus, and method of controlling the sheet processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005250116A JP4402027B2 (ja) 2005-08-30 2005-08-30 画像形成装置、シート処理装置およびシート処理装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007062107A JP2007062107A (ja) 2007-03-15
JP4402027B2 true JP4402027B2 (ja) 2010-01-20

Family

ID=37924886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005250116A Active JP4402027B2 (ja) 2005-08-30 2005-08-30 画像形成装置、シート処理装置およびシート処理装置の制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7527255B2 (ja)
JP (1) JP4402027B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2210745B1 (en) * 2004-04-21 2015-12-02 Canon Finetech Inc. Bookbinding apparatus and image formation processing system
JP4584627B2 (ja) * 2004-05-28 2010-11-24 キヤノンファインテック株式会社 画像形成処理システム
JP5144018B2 (ja) * 2006-03-09 2013-02-13 ニスカ株式会社 製本装置及びこれを用いた画像形成システム
JP4684929B2 (ja) * 2006-03-30 2011-05-18 キヤノン株式会社 後処理装置及び画像形成システム
US20080267734A1 (en) * 2007-04-27 2008-10-30 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Bookbinding apparatus and image forming system
JP2008307702A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Canon Finetech Inc 製本装置、並びに画像形成システム
JP2008307616A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Canon Finetech Inc 用紙断裁装置
JP2009018493A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Nisca Corp 製本装置及び画像形成システム
JP4404134B2 (ja) * 2007-11-16 2010-01-27 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 製本システム
JP5006256B2 (ja) * 2008-05-23 2012-08-22 オリンパス株式会社 スタック装置及びそのスタック装置を有する画像形成装置
JP5213533B2 (ja) * 2008-06-16 2013-06-19 キヤノン株式会社 製本装置、画像形成装置、及び制御方法
BE1022705B1 (nl) * 2015-02-10 2016-08-17 Unibind Limited Inbindtoestel
CN107571511B (zh) * 2017-09-20 2023-08-25 毛以波 纸张胶片粘贴模切成型设备
JP7066523B2 (ja) * 2018-05-24 2022-05-13 キヤノン株式会社 画像形成装置、制御方法およびプログラム
EP3939800A1 (en) 2020-06-03 2022-01-19 Horizon Inc. Additional member attaching apparatus and binding system including the same
EP3919284A1 (en) * 2020-06-03 2021-12-08 Horizon Inc. Additional member attaching apparatus and binding system including the same

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5881352A (en) * 1996-12-27 1999-03-09 Minolta Co., Ltd. Image forming apparatus having a finisher
JP2002003069A (ja) * 2000-06-26 2002-01-09 Konica Corp 用紙断裁装置及び画像形成装置
JP2005104063A (ja) 2003-10-01 2005-04-21 Canon Finetech Inc シート処理装置及び画像形成装置
JP4389891B2 (ja) * 2005-08-11 2009-12-24 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 製本システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20070085256A1 (en) 2007-04-19
US7726641B2 (en) 2010-06-01
JP2007062107A (ja) 2007-03-15
US7527255B2 (en) 2009-05-05
US20090179374A1 (en) 2009-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4402027B2 (ja) 画像形成装置、シート処理装置およびシート処理装置の制御方法
JP4389891B2 (ja) 製本システム
JP4384097B2 (ja) 製本装置及び製本システム
JP5464790B2 (ja) 製本システム及び製本装置
US8260162B2 (en) Image forming apparatus and control method for the same
JP4609246B2 (ja) 製本システム、画像形成装置及び製本装置
JPH10194562A (ja) 画像形成装置
JP4878232B2 (ja) シート処理装置および画像形成システム
JP5058572B2 (ja) くるみ製本装置及びくるみ製本方法
JP4324141B2 (ja) 画像形成装置
JP2007118351A (ja) 画像形成システム
JP4684929B2 (ja) 後処理装置及び画像形成システム
JP2006346903A (ja) 画像形成システム及びその制御方法
JP2007268744A (ja) 製本装置及び画像形成システム
JP4434800B2 (ja) シート処理装置
JP4761564B2 (ja) 製本装置及びその制御方法、並びに画像形成装置及びその制御方法
JP5197237B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP2021098306A (ja) 表紙付け装置および画像形成システム
JP5098629B2 (ja) 画像形成システム
JP2010215355A (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP2008094024A (ja) 画像形成システム
JP2009126611A (ja) 画像形成システム
JP2007182006A (ja) 製本システム
JP2011026088A (ja) シート処理装置及びそのカール補正方法
JP2003204418A (ja) シート処理装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061220

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061220

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20070626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091020

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4402027

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131106

Year of fee payment: 4