JP5058572B2 - くるみ製本装置及びくるみ製本方法 - Google Patents

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Description

本発明は、くるみ製本装置及びくるみ製本方法に関し、特に、画像形成装置から排出された複数の用紙を用紙束として集積し、該用紙束に接着材を塗布し、該用紙束に表紙を貼り付けて冊子を作成するくるみ製本装置及び該くるみ製本装置に適用されるくるみ製本方法に関する。
従来、複写機などの画像形成装置に製本装置を接続して構成される画像形成システムがある(例えば、特許文献1参照)。この製本装置では、糊付処理、表紙くるみ処理、断裁処理等の処理が選択的に行われて製本がされる。上記の糊付処理では、複数枚の用紙(シート)からなる用紙束(シート束)の背面に糊付けを行う。表紙くるみ処理では、糊付された用紙束を表紙でくるみ、接着する。断裁処理では、糊付面(背面)以外を断裁する。
製本装置で行なわれる表紙くるみ処理において、表紙は冊子の背となる部分を折り曲げる必要がある。従来、この折り曲げ方法として、折り目付けローラにより一旦緩い折り目を付け、用紙束に糊付け後、押し付け部材により最終的な形状に折り曲げるという方法が採られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平17−104063号公報 特開2000−307860号公報
上記従来の折り曲げ方法について、図32を参照して詳細に説明する。
図32は、従来の表紙くるみ処理の手順を示す模式図である。
まず、表紙2902に折り目付けローラ2901によって折り目をつける(図32(A))。折り目をつけられた表紙2902に、用紙束2903を積載する(図32(B))。そして、押し付け部材2904、2905によって表紙2902を折り曲げる(図32(B)〜(D))。
しかしながら、図32(A)に示すように、従来、折り目付けローラ2901によってつけられる折り目は1筋のみであり、該折り目が、図32(B)に示すように、用紙束2903の背面の一方の角にあてがわれる。他方の角に対する折り目は、図32(D)に示すように、押し付け部材2905によって形成される。このため、表紙2902の材料が厚い場合、押し付け部材2905によって折り曲げられた角の折りが十分でなく、通常は図33(A)のように折られるところを、図33(B)のように不十分な折りとなり、冊子の品位が落ちてしまう虞があった。図33は、表紙2902および用紙束2903からなる冊子の外観を示す斜視図である。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、製本された冊子における背面の角部の品位の向上を図ったくるみ製本装置及びくるみ製本方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、画像形成装置から排出された複数の用紙を用紙束として集積し、該用紙束に接着材を塗布し、該用紙束に表紙を貼り付けて冊子を作成するくるみ製本装置において、前記用紙束の厚みを測定する束厚測定手段と、前記表紙を搬送する搬送手段と、前記表紙に対して、前記束厚測定手段によって測定された厚みに応じた間隔で第1の筋及び第2の筋を付ける筋付け手段と、前記筋付け手段によって付けられた前記表紙における前記第1の筋と前記第2の筋との間に、前記用紙束の背面を接着する接着手段と、前記接着手段によって接着された前記表紙と前記用紙束とからなる冊子において、前記表紙を前記第1の筋及び前記第2の筋に沿って折り曲げる折り曲げ手段と、前記搬送手段及び前記筋付け手段を制御する制御手段とを有し、該制御手段は、前記表紙の端部を基準として、前記表紙の長さLsから前記束厚測定手段により測定された前記用紙束の厚みLwを減算した残りの長さの1/2の距離Laだけ前記表紙を搬送し、前記表紙の端部から前記距離Laだけ離れた位置に、前記筋付け手段を一方向に移動させることによって第1の筋を付け、その後、前記表紙を前記用紙束の厚みLwに相当する距離だけ搬送し、該表紙における前記第1の筋とは前記厚みLwに相当する距離だけ離れた位置に、前記筋付け手段を前記一方向とは逆方向に移動させることによって第2の筋を付けるように前記搬送手段及び前記筋付け手段を制御することを特徴とするくるみ製本装置が提供される。
また、請求項記載の発明によれば、画像形成装置から排出された複数の用紙を用紙束として集積し、該用紙束に接着材を塗布し、該用紙束に表紙を貼り付けて冊子を作成するくるみ製本装置に適用されるくるみ製本方法において、前記用紙束の厚みを測定する束厚測定ステップと、前記表紙を搬送する搬送ステップと、前記表紙に対して、前記束厚測定ステップにおいて測定された厚みに応じた間隔で第1の筋及び第2の筋を付ける筋付けステップと、前記筋付けステップにおいて付けられた前記表紙における前記第1の筋と前記第2の筋との間に、前記用紙束の背面を接着する接着ステップと、前記接着ステップにおいて接着された前記表紙と前記用紙束とからなる冊子において、前記表紙を前記第1の筋及び前記第2の筋に沿って折り曲げる折り曲げステップと、前記搬送ステップ及び前記筋付けステップにおいて、前記表紙の端部を基準として、前記表紙の長さLsから前記束厚測定手段により測定された前記用紙束の厚みLwを減算した残りの長さの1/2の距離Laだけ前記表紙を搬送し、前記表紙の端部から前記距離Laだけ離れた位置に、筋付け手段を一方向に移動させることによって第1の筋を付け、その後、前記表紙を前記用紙束の厚みLwに相当する距離だけ搬送し、該表紙における前記第1の筋とは前記厚みLwに相当する距離だけ離れた位置に、前記筋付け手段を前記一方向とは逆方向に移動させることによって第2の筋を付けるように制御する制御ステップとを有することを特徴とするくるみ製本方法が提供される。
本発明によれば、画像形成装置から排出された複数の用紙を用紙束として集積し、該用紙束に接着材を塗布し、該用紙束に表紙を貼り付けて冊子を作成するくるみ製本装置において、まず、用紙束の厚みを測定する。つぎに、表紙に対して、測定された厚みに応じた間隔で第1の筋及び第2の筋を付ける。そして、この表紙における第1の筋及び第2の筋の間に用紙束の背面を接着し、接着された表紙と用紙束とからなる冊子において、表紙を前記第1の筋及び第2の筋に沿って折り曲げる。
このように、表紙の適正な位置に第1の筋及び第2の筋を予め付けておくことにより、冊子の背面の両角に直線状の折り目を形成することができ、製本された冊子における背面の角部の品位の向上を実現できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
(画像形成システム)
図1は、本発明の一実施の形態に係るくるみ製本装置を含む画像形成システムの構成を示す縦断面図である。
画像形成システムは、図1に示すように、画像形成装置10と、くるみ製本装置500と、フィニッシャなどの後処理装置400とから構成されている。画像形成装置10は、原稿から画像を読み取るイメージリーダ200と、読み取った画像を用紙上に形成するプリンタ350とを備えている。
画像形成装置10のイメージリーダ200には、原稿給送装置100が搭載されている。原稿給送装置100は、原稿トレイ上に上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ、図1の紙面における左方向へ給紙する。そして、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を、流し読み取り位置を経て右方向へ搬送し、その後、外部の排紙トレイ112に向けて排出する。原稿がプラテンガラス102上の流し読み取り位置を左から右へ向けて通過するときに、原稿画像が、流し読み取り位置に対応する位置に保持されたスキャナユニット104により読み取られる。この読み取りは、一般的に原稿流し読みと呼ばれる方法によって行われる。具体的には、原稿が流し読み取り位置を通過する際に、原稿の読取面がスキャナユニット104のランプ103の光で照射され、その原稿からの反射光がミラー105、106、107を介してレンズ108に導かれる。このレンズ108を通過した光は、イメージセンサ109の撮像面に結像する。
このように、流し読み取り位置を左から右へ通過するように原稿を搬送することによって、原稿の搬送方向に対して直交する方向を主走査方向とし、搬送方向を副走査方向とする原稿読み取り走査が行われる。すなわち、原稿が流し読み取り位置を通過する際に、主走査方向に原稿画像を1ライン毎にイメージセンサ109で読み取りながら、原稿を副走査方向に搬送し、これによって、原稿画像全体の読み取りを行う。光学的に読み取られた画像は、イメージセンサ109によって画像データを表す電気信号に変換されて出力される。イメージセンサ109から出力された電気信号は、プリンタ350の露光制御部110にビデオ信号として入力される。
なお、原稿給送装置100により原稿をプラテンガラス102上に搬送して所定位置に停止させ、この状態でスキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿を読み取ることも可能である。この読み取り方法は、いわゆる原稿固定読みと呼ばれる方法である。
原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、まず、ユーザが原稿給送装置100を持ち上げてプラテンガラス102上に原稿を載置する。そして、スキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿の読み取りを行う。すなわち、原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、原稿固定読みが行われる。
プリンタ350の露光制御部110は、イメージリーダ200から入力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力する。該レーザ光は、ポリゴンミラー110aにより走査されながら感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111には、走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。ここで、露光制御部110は、原稿固定読み時には、正しい画像(鏡像でない画像)が形成されるようにレーザ光を出力する。この感光ドラム111上の静電潜像は、現像器113から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。
一方、プリンタ350内に装備されている上カセット114または下カセット115からピックアップローラ127、128により給紙された用紙は、給紙ローラ129、130によりレジストローラ126まで搬送される。用紙の先端がレジストローラ126まで達したところで、レジストローラ126を任意のタイミングで駆動する。且つ、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、用紙を感光ドラム111と転写部116との間に搬送する。感光ドラム111に形成された現像剤像は、給紙された用紙上に転写部116によって転写される。現像剤像が転写された用紙は、定着部117に搬送され、定着部117は、用紙を加熱及び加圧することによって現像剤像を用紙上に定着させる。定着部117を通過した用紙は、フラッパ121及び排出ローラ118を経てプリンタ350から画像形成装置10の外部(くるみ製本装置500)に向けて排出される。
ここで、用紙をその画像形成面が下向きになる状態(フェイスダウン)で排出するときには、定着部117を通過した用紙を、フラッパ121の切換動作により一旦反転パス122内に導く。そして、その用紙の後端がフラッパ121を通過した後に、用紙をスイッチバックさせて、排出ローラ118によりプリンタ350から排出する。この排紙形態を反転排紙と呼ぶ。この反転排紙は、原稿給送装置100を使用して読み取った画像を形成するとき、またはコンピュータから出力された画像を形成するときなどのように、先頭頁から順に画像形成するときに行われ、その排紙後の用紙順序は正しい頁順になる。
また、手差給紙部125からOHPシートなどの硬い用紙が給紙され、この用紙に画像を形成するときには、用紙を反転パス122に導くことなく、画像形成面を上向きにした状態(フェイスアップ)で排出ローラ118により排出する。更に、用紙の両面に画像形成を行う両面記録が設定されている場合には、フラッパ121の切換動作により用紙を反転パス122に導いた後に両面搬送パス124へ搬送する制御が行われる。そして、両面搬送パス124へ導かれた用紙を上述したタイミングで感光ドラム111と転写部116との間に再度給紙する制御が行われる。
画像形成装置10のプリンタ350から排出された用紙は、くるみ製本装置500に送られる。
操作表示部600は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部などを備える。
(制御部)
次に、画像形成システムの動作制御を行う制御部について、図2を参照して説明する。
図2は、図1に示す画像形成装置10およびくるみ製本装置500の動作制御をそれぞれ行う各制御部の構成を示すブロック図である。
801は、画像形成装置10の基本制御を行うCPUであり、制御プログラムが書き込まれたROM802と、CPU801にワークエリアを提供するRAM803とが、アドレスバス、データバスを介して接続される。RAM803の一部の記憶領域は、電源OFFされてもデータが消去されないバックアップRAMとなっている。負荷系制御部804は、画像形成装置10を構成するモータ、クラッチ等の動作制御を行う。CPU801は、ROM802に格納された制御プログラムの内容に基づいて、負荷系制御部804を介して画像形成を行う。
また、CPU801には操作表示部600が接続されており、CPU801は、操作表示部600での表示、キー入力を制御する。
さらにCPU801には、イメージセンサ109で電気信号に変換された画像信号を処理する画像処理部805と、この処理された画像信号を蓄積する画像メモリ部806とが接続されている。
通信IF807は、CPU801とくるみ製本装置500との間で通信するための通信インターフェイスであり、くるみ製本装置500側の通信IF907を介して、くるみ製本装置500のCPU901と通信する。
くるみ製本装置500において901は、くるみ製本装置500の基本制御を行うCPUであり、制御プログラムが書き込まれたROM902と、CPU901にワークエリアを提供するRAM903とが、アドレスバス、データバスを介して接続される。RAM903の一部の記憶領域は、電源OFFされてもデータが消去されないバックアップRAMとなっている。負荷系制御部904は、くるみ製本装置500を構成するモータ、クラッチ等の動作制御を行う。CPU901は、ROM902に格納された制御プログラムの内容と、画像形成装置10のCPU801からの信号とに基づき、負荷系制御部904を介してくるみ製本動作を行う。
(くるみ製本装置の構成)
図3は、図1に示すくるみ製本装置500の内部構成を示す断面図である。
くるみ製本装置500は、用紙積載部A、糊付け部B、接着部C、断裁部D、製本排出部Eから構成される。用紙積載部Aでは、製本モードとして画像形成装置10から排出された用紙Pを積載して用紙束540を作成する。糊付け部Bでは、用紙束540の背面に対して糊付けを行う。接着部Cでは、糊付けされた用紙束540と表紙とを接着する。断裁部Dでは、製本端面の整合を行うため、表紙と用紙束540とからなる冊子570の糊付け辺(背面)以外の3辺を断裁する。製本排出部Eでは、製本を完成した冊子570を排出する。
次に、一連の製本動作の流れについて説明する。なおここでは、一連の製本動作の概要の説明のみに留め、くるみ製本装置500の各部の構成についての詳細な説明は後述する。
用紙積載部Aは、製本モードにおいて、画像形成装置10から排出された用紙Pを積載トレイ520に積載して用紙束540を作成する部位である。用紙積載部Aによって出来上がった用紙束540は、糊付け部Bに搬送され、糊容器525、糊塗布ローラ524、及び糊塗布ローラ制御モータ522によって、用紙束540の下側面(背面)に糊の塗布が行われる。接着部Cは、糊付けされた用紙束540を画像形成装置10から排出された表紙Pに接着し、冊子570としてトリムグリッパ512に渡す工程を担う。そして、冊子570はトリムグリッパ512により断裁部Dに搬送される。断裁部Dでは、カッター制御モータ527によりカッター528を水平方向へ移動させ、冊子570の端部の断裁を行う。断裁屑は屑受け箱533の中に落下し、一連の断裁動作が終了すると、断裁屑が屑箱532に回収される。断裁部Dにおいて断裁が終了した冊子570は、断裁部Dから製本排出部Eに搬送され、製本の完了した冊子570として排出される。
以上の流れが、製本モードにおける一連の製本動作である。なお、製本モードの他に、製本を行わない通常の排出モードが選択できるようになっている。
すなわち、搬送ローラ対505の下流側には、切換フラッパ521が配置されている。切換フラッパ521は、搬送ローラ対505により送られてきた用紙Pを用紙積載トレイ520または後処理装置400に選択的に導くためのフラッパである。通常の排出モード時には、画像形成装置10から排出された用紙Pが、搬送ローラ対505、510、511、513、514、及び排紙ローラ515によって後処理装置400に排出される。後処理装置400では、用紙束としての加工、つまり、束排出処理、綴じ処理、折り処理、製本処理などの後処理を行うことができる。
また、製本モード時にあっては、画像形成装置10から排出された用紙Pが、搬送ローラ対506、507、508、及び積載部排出ローラ509によって用紙積載トレイ520に排紙され、整合されて用紙束540となる。
(用紙の流れ)
次に、くるみ製本装置500における用紙および表紙の流れについて、図4〜図9を参照して説明する。
図4は、くるみ製本装置500において用紙Pが用紙積載部Aに至るまでの流れを示す図である。図5は、くるみ製本装置500において用紙束540が用紙積載部Aから糊付け部Bの上方に至るまでの流れを示す図である。図6は、くるみ製本装置500の糊付け部Bにおいて行われる用紙束540の回転と表紙Pcの給紙とを示す図である。図7は、くるみ製本装置500の糊付け部Bにおいて行われる、折り目付けローラ590による表紙Pcへの第1の折り目付けを示す図である。図8は、くるみ製本装置500の糊付け部Bにおいて行われる、折り目付けローラ590による表紙Pcへの第2の折り目付けを示す図である。図9は、くるみ製本装置500の糊付け部Bにおいて行われる、表紙Pcの接着位置への搬送を示す図である。
図4に示すように、くるみ製本装置500が、画像形成装置10から排出された用紙Pを搬送ローラ対505により内部に取り込み、用紙Pが搬送パス(a)へ導かれる。この用紙Pが冊子の中紙となる場合、搬送ローラ対505により内部に取り込まれた用紙Pは、切換フラッパ521により搬送パス(b)へ導かれ、搬送ローラ対506、507、508、509により搬送される。用紙Pは、搬送ローラ対509から用紙積載トレイ520へ排出される。
中紙となる用紙P全てが用紙積載トレイ520へ排出されると、図5に示すように、用紙Pが束の状態になった用紙束540が糊付けグリッパ523によりグリップされ、用紙積載部Aから糊付け部Bの上方へ移動される。
(束厚測定)
糊付けグリッパ523が用紙束540をグリップ(狭持)したときに、グリップ時の用紙束540の束厚測定が行なわれるが、ここで、この束厚測定について図10を参照して説明する。
図10は、糊付けグリッパ523による用紙束540のグリップ状態を示す図である。
糊付けグリッパ523は、グリッパ523aとグリッパ523bとによって構成され、グリッパ523aが可動することで、用紙束540をグリップする。
まず、グリッパ523aとグリッパ523bとは、距離L0の間隔を置いて、図10(A)に示すホームポジションに位置する。そして、グリッパ523aが、図示しないモータによって駆動されると、グリッパ523aは、図10(B)に示すグリップ位置に移動する。ホームポジションからグリップ位置までのグリッパ523aの移動量Lmは、用紙束540の厚さによって異なる。そこで、モータに備えられたエンコーダ(図示せず)が出力するパルスの数をカウントし、そのカウント値に基づいて移動量Lmを検出する。検出された移動量Lmと距離L0とを用いて、下記式(1)に基づき、束厚Lwを算出する。
Lw=L0−Lm ・・・(1)
図5に示すように用紙積載部Aから糊付け部Bの上方へ移動された用紙束540は、図6に示すように、糊付けグリッパ523にグリップされた状態で垂直な方向に回転され、用紙束540の背表紙となる側面(背面)が糊付け部Bと対向する姿勢となる。
その後、詳細は後述するが、糊容器525および糊塗布ローラ524が用紙束540に沿って移動し、これによって、用紙束540の端部(背面)に糊付けが行われる。
(表紙)
図6に示すように、糊付け動作とオーバーラップして、表紙Pcが画像形成装置10から排出され、くるみ製本装置500へ搬送される。搬送ローラ対505により内部に取り込まれた表紙Pcは、切換フラッパ521が切り換えられており、搬送パス(a)から搬送パス(c)へと導かれ、搬送ローラ対510、511、513、514により搬送される。
ところで、搬送ローラ510と搬送ローラ511との間には、折り目付けローラ590と、図示しないセンサとが設けられている。折り目付けローラ590は、表紙Pcに対して2箇所に亘って折り目付けを行う。この折り目付けについて、図7〜図9、図11、及び図12を参照して説明する。図11は、折り目付けローラ590によって表紙Pcに対して行われる2回の折り目付けを示す斜視図である。図12は、表紙Pcに施された2筋の折り目を示す図である。
用紙束540の表紙となる表紙Pcは、その先端部をセンサが検知してから距離La(図12)だけ搬送され、その位置(図7に示す位置)で搬送を停止される。なお、距離Laは、図12に示すような関係にあり、下記式(2)に基づき算出される。
La=(Ls−Lw)/2 ・・・(2)
ただし、Lsは、表紙Pcの搬送方向長さであり、Lwは、上記式(1)で得られた束厚である。
表紙Pcが距離Laだけ搬送されると、折り目付けローラ590が、図11(A)に示すように、装置奥の待機位置から装置手前方向に移動し、表紙Pcに対して第1の折り目を付ける。折り目付けローラ590が装置手前に移動完了したら、表紙Pcの搬送を再開し(図11(B))、束厚にあたる距離Lwだけ搬送したら再度搬送を停止する(図8及び図11(C))。ここで、折り目付けローラ590が装置奥方向に移動し、表紙Pcに対して第2の折り目を付ける(図11(D))。第2の折り目のための折り目付けローラ590の移動が完了したら、表紙Pcの搬送を再開し、表紙Pcの2筋の折り目の間に用紙束540の背面部が収まる位置で表紙Pcの搬送を停止する(図9)。
表紙Pcが搬送パス(c)内で停止した時点(図7に示す時点)で、表紙Pcの後端が切換フラッパ521を通過し終えるようになっている。そのため、連続して用紙束を作成する場合は、表紙Pcが搬送パス(c)にある間でも、切換フラッパ521が切り換えられる。そして、次の用紙束用の用紙を画像形成装置10から受け取り、該用紙を搬送パス(a)から搬送パス(b)を経由して用紙積載トレイ520へと搬送する。
(インサータによる表紙の給紙)
上記の説明では、表紙Pcを画像形成装置10から搬送する例を示したが、くるみ製本装置500の上部には、図3に示すようにインサータ300が設けられており、表紙のみインサータ300から挿入することが可能となっている。
すなわち、用紙束540を糊付け部Bの上方へ移動している間に、インサータ300において、図3に示すように、給紙ローラ301が、給紙トレイ310に積載された表紙の最上の1枚を取り出す。取り出された表紙Pcは、搬送ローラ対303、503、504で搬送され、切換フラッパ521により搬送パスが切り替えられ、搬送ローラ510へと導かれる。これ以外は前述の画像形成装置10から表紙Pcを給紙する場合と同様であり、詳細な説明を省略する。
以下に、くるみ製本装置500の糊付け部B、接着部C、断裁部D、製本排出部Eについて、順に説明する。
(くるみ製本装置の糊付け部B)
図13は、くるみ製本装置500の糊付け部Bの構成を示す図である。図14は、くるみ製本装置500の糊付け部Bにおける糊付け動作の概要を示す図である。
糊付け部Bは、図13に示すように、用紙束540をグリップする糊付けグリッパ523、糊を貯蔵する糊容器525、用紙束540に糊を塗布する糊塗布ローラ524、および糊塗布ローラ制御モータ522から構成される。糊容器525、糊塗布ローラ524、および糊塗布ローラ制御モータ522が、糊付けユニット580を構成する。
糊容器525に浸漬されている糊塗布ローラ524は、糊塗布ローラ制御モータ522の回転により、常に回転をしている状態にある。糊付けユニット580は、糊付けグリッパ523によって直立状態にグリップされた用紙束540の下側面長手方向に、図示しない駆動手段によって移動される。用紙束540に対する糊の塗布は、糊付けユニット580の往復動によって行われる。
図14に矢印D1で示すように、糊付けユニット580は、くるみ製本装置500の背面側の初期位置から移動を開始し、くるみ製本装置500の前面の所定の位置で停止する。この時、糊付けユニット580による用紙束540の下側面への糊付けは行わない。
所定の位置で停止した糊付けユニット580は、図12に矢印D2で示すように、用紙束540の下側面に糊塗布ローラ524が当接する位置まで上昇する。そして、糊付けユニット580は、図14に矢印D3で示すように、くるみ製本装置500の前面から背面へ移動し、これによって、用紙束540の下側面に糊が塗布される。
(くるみ製本装置の接着部C)
図15は、くるみ製本装置500の接着部Cの構成を示す側断面図である。
接着部Cは、搬送ガイド560、561、加圧部材563、折り部材562、564から構成される。搬送ガイド560、561は、画像形成装置10から供給された表紙550を受け取って搬送し、所定の位置に停止させるためのものである。加圧部材563は、表紙550を用紙束540の糊塗布面に圧接させるためのものである。折り部材562、564は、用紙束540を表紙550でくるむ際に用いられるものである。
次に、接着部Cの動作を、図15〜図22を参照して説明する。図16〜図22は、接着部Cにおいて行われる、用紙束540を表紙550でくるむ工程をそれぞれ示す図である。
用紙束540への糊付け動作終了後、図示しない駆動手段によって、用紙束540をグリップした糊付けグリッパ523が糊付け部Bから下降してくる。そして、搬送ガイド560、561によって水平方向に用意された表紙550に対して、用紙束540の糊塗布面が接着される(図15参照)。
接着後、糊付けグリッパ523が下降し、加圧部材563上に載置された表紙550の接着部が、用紙束540の糊塗布面に圧接されて接着される。なお、用紙束540の下降による糊塗布面の圧接を行う前に、搬送ガイド560の上部と、搬送ガイド561の上部とを退避させて用紙束540との干渉を防止する(図16参照)。
表紙550を用紙束540に接着したのち、折り部材562、564、搬送ガイド560の下部、搬送ガイド561の下部が、図示しない駆動手段によって、加圧部材563を残して斜め上方向に上昇し、破線位置から実線位置まで移動する。この折り部材562、564の斜め上方向への上昇によって、表紙550は上方に押し上げられ、表紙550が糊塗布面の側縁部から湾曲され、用紙束540をくるむ(図17参照)。
ここで表紙550は用紙束540の背面に沿って折り曲げられるが、表紙550に対しては事前に、折り目付けローラ590によって2筋の折り目が付けられているので、高品質の折り曲げを行うことができる。
表紙550のくるみ処理終了後、折り部材562、564、搬送ガイド560の下部、搬送ガイド561の下部が、図示しない駆動手段によって、破線位置から実線位置まで退避する。同時に加圧部材563も、図示しない駆動手段により、水平方向に移動する。加圧部材563の水平移動によって、冊子570(用紙束540と表紙550との合体物)が糊付けグリッパ523の下降手段(図示せず)により下降することができる空間を確保する(図18参照)。
冊子570が、糊付けグリッパ523の下降手段により、搬送ガイド560、搬送ガイド561の下方へ下降し、冊子570の下端がトリムユニット受け渡しローラ565、566に当接する位置まで下降を行う(図19参照)。
その後、冊子570をグリップしていた糊付けグリッパ523が冊子570のグリップを解除し、同時に冊子570は、トリムユニット受け渡しローラ565、566によって下方向に搬送される(図20参照)。
トリムユニット受け渡しローラ565、566によって、冊子570の下方への搬送が行われ、所定の位置まで搬送された後、冊子570の搬送を停止する。その後、トリムグリッパ512が、図示しない駆動手段によって冊子570をグリップする(図21参照)。
そして、トリムグリッパ512の図示しない下降手段が、冊子570を下方に移動し、断裁部Dの位置まで冊子570を下降させる。この時、水平方向に移動していた加圧部材563が、接着部Cにおける表紙の圧接を行える位置まで戻る(図22参照)。
(くるみ製本装置の断裁部D)
次に、くるみ製本装置500の断裁部Dの動作について、図22〜図25を参照して説明する。図23〜図25は、断裁部Dにおいて行われる、冊子570を整形する工程をそれぞれ示す図である。
図22に示すように、用紙束540と表紙550とが接着された冊子570は、トリムグリッパ512によって接着部Cから断裁部Dに移動される。
このとき、冊子570は背表紙端部を下側にした姿勢で移動されるが、断裁は、図26に示すように、冊子570を90度ずつ回転させて、地辺、小口、天辺の順に行われ、最後に背表紙が下方となる姿勢に戻して終了する。図26は、くるみ製本装置500の断裁部Dにおけるトリムグリッパ512による冊子570の回転の手順を示す図である。
具体的には先ず、回転可能なトリムグリッパ512を90度回転させて、冊子570の向きを90度回転させて(図23参照)、地辺の断裁を行う(図24、図26(B)参照)。次に、トリムグリッパ512を同一方向に90度回転させて、小口の断裁を行う(図26(C)参照)。更に、トリムグリッパ512を90度回転させて、天辺の断裁を行う(図26(D)参照)。断裁後、トリムグリッパ512により冊子570を更に90度回転させる(図26(E)参照)。
冊子570の一辺に対する断裁動作は、次のような手順で行う。
断裁屑受け箱533を冊子570の下方に移動した後(図23参照)、カッター528を冊子570に向けて移動して、冊子570の一辺を断裁する(図24参照)。この時、断裁屑は断裁屑受け箱533に収納される(図24参照)。その後、カッター528は逆方向に移動されて退避位置へ戻り、断裁屑受け箱533も退避位置へと移動する(図25参照)。
断裁屑受け箱533は、断裁動作中には冊子570の下方の屑受け位置に移動するが、断裁動作中以外には、図27に示す断裁屑箱532の上方の退避位置に移動する。図27は、くるみ製本装置500の断裁部Dにおける断裁屑受け箱533および断裁屑箱532を示す図である。
図27に示すように、断裁屑受け箱533の底板部は開放可能な構成になっており、断裁屑受け箱533が退避位置に移動した際に断裁屑受け箱533の底板部を開放し、断裁屑を断裁屑箱532に収納する。
(くるみ製本装置の製本排出部E)
図28は、くるみ製本装置500の製本排出部Eの構成を示す側断面図である。
製本排出部Eは、トリムグリッパ512、製本排出部入り口ローラ515、製本積載板529、製本支持板530、積載安定板534、および排出搬送ベルト531から構成される。トリムグリッパ512は、断裁部Dから製本排出部Eへの冊子570の搬送を行う。製本排出部入り口ローラ515は、冊子570の製本排出部Eへの搬送を行う。製本積載板529は、搬送された冊子570を一時的に積載する。製本支持板530および積載安定板534は、冊子570を縦方向に安定に支持するためのものである。排出搬送ベルト531は、製本支持板530を水平方向に移動させるためのものである。
次に、製本排出部Eの動作を、図28〜図31を参照して説明する。図29〜図31は、製本排出部Eにおいて行われる、冊子570を排出する工程をそれぞれ示す図である。
断裁作業終了後の冊子570は、トリムグリッパ512によって、断裁部Dの直下にある製本排出部入り口ローラ515へ搬送される。冊子570は、製本排出部入り口ローラ515によって搬送される一方、トリムグリッパ512は、冊子570の支持を解除し、接着部Cの所定の位置へ移動する。この時、製本排出部Eでは、製本積載板529が、図28の紙面における右方向に倒れており、冊子570は、製本排出部入り口ローラ515によって製本積載板529上に積載される(図28参照)。
その後、倒れていた製本積載板529が垂直方向に起立し、冊子570は、製本支持板530によって縦になった状態で支持される。そして、排出搬送ベルト531の下方にある積載安定板534が、図示しない上昇手段により上方に移動し、製本支持板530と積載安定板534とで冊子570を支持する(図29参照)。
その後、製本支持板530は、排出搬送ベルト531によって、図30の紙面における左方向に移動し、次の冊子571が搬送されてきた場合の排出スペースが確保される(図30参照)。
次の冊子571の排出スペースを確保し、該冊子571に対する上述の排出動作を行うことによって、冊子570の隣に冊子571が縦積みされる(図31参照)。
以上説明したように、本実施の形態では、用紙束540に接着材を塗布し、該用紙束540に表紙Pcを貼り付けて冊子570を作成するくるみ製本装置500において、まず、用紙束540の厚みLwを測定する。つぎに、表紙Pcに対して、測定された厚みLwに応じた間隔で2本の筋を付ける。そして、この表紙Pcにおける2本の筋の間に用紙束540の背面を接着し、接着された表紙Pcと用紙束540とからなる冊子570において、表紙Pcを前記2本の筋に沿って折り曲げる。
このように、表紙Pcの適正な位置に2本の筋を予め付けておくことにより、冊子570の背面の両角に直線状の折り目を形成することができ、製本された冊子における背面の角部の品位の向上を実現できる。
〔他の実施の形態〕
本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
本発明の一実施の形態に係るくるみ製本装置を含む画像形成システムの構成を示す縦断面図である。 図1に示す画像形成装置およびくるみ製本装置の動作制御をそれぞれ行う各制御部の構成を示すブロック図である。 図1に示すくるみ製本装置の内部構成を示す断面図である。 くるみ製本装置において用紙Pが用紙積載部Aに至るまでの流れを示す図である。 くるみ製本装置において用紙束が用紙積載部Aから糊付け部Bの上方に至るまでの流れを示す図である。 くるみ製本装置の糊付け部Bにおいて行われる用紙束540の回転と表紙Pcの給紙とを示す図である。 くるみ製本装置の糊付け部Bにおいて行われる、折り目付けローラによる表紙Pcへの第1の折り目付けを示す図である。 くるみ製本装置の糊付け部Bにおいて行われる、折り目付けローラによる表紙Pcへの第2の折り目付けを示す図である。 くるみ製本装置の糊付け部Bにおいて行われる、表紙Pcの接着位置への搬送を示す図である。 糊付けグリッパによる用紙束のグリップ状態を示す図である。 折り目付けローラによって表紙Pcに対して行われる2回の折り目付けを示す斜視図である。 表紙Pcに施された2筋の折り目を示す図である。 くるみ製本装置の糊付け部Bの構成を示す図である。 くるみ製本装置の糊付け部Bにおける糊付け動作の概要を示す図である。 くるみ製本装置の接着部Cの構成を示す側断面図である。 接着部Cにおいて行われる、用紙束を表紙でくるむ第1の工程を示す図である。 接着部Cにおいて行われる、用紙束を表紙でくるむ第2の工程を示す図である。 接着部Cにおいて行われる、用紙束を表紙でくるむ第3の工程を示す図である。 接着部Cにおいて行われる、用紙束を表紙でくるむ第4の工程を示す図である。 接着部Cにおいて行われる、用紙束を表紙でくるむ第5の工程を示す図である。 接着部Cにおいて行われる、用紙束を表紙でくるむ第6の工程を示す図である。 接着部Cにおいて行われる、用紙束を表紙でくるむ第7の工程を示す図である。 断裁部Dにおいて行われる、冊子を整形する第1の工程を示す図である。 断裁部Dにおいて行われる、冊子を整形する第2の工程を示す図である。 断裁部Dにおいて行われる、冊子を整形する第3の工程を示す図である。 くるみ製本装置の断裁部Dにおけるトリムグリッパによる冊子の回転の手順を示す図である。 くるみ製本装置の断裁部Dにおける断裁屑受け箱および断裁屑箱を示す図である。 くるみ製本装置の製本排出部Eの構成を示す側断面図である。 製本排出部Eにおいて行われる、冊子を排出する第1の工程を示す図である。 製本排出部Eにおいて行われる、冊子を排出する第2の工程を示す図である。 製本排出部Eにおいて行われる、冊子を排出する第3の工程を示す図である。 従来の表紙くるみ処理の手順を示す模式図である。 表紙および用紙束からなる従来の冊子の外観を示す斜視図である。
符号の説明
10 画像形成装置
100 自動原稿送り装置
200 イメージリーダ
300 インサータ
350 プリンタ
400 後処理装置
500 くるみ製本装置
512 トリムグリッパ
520 用紙積載トレイ
522 糊付けローラ制御モータ
523 糊付けグリッパ
524 糊付けローラ
525 糊容器
527 カッター制御モータ
528 カッター
529 積載板
530 製本支持板
532 断裁屑箱
533 断裁屑受け箱
534 積載安定板
540 用紙束
570 冊子
590 折り目付けローラ(筋付け手段)
600 操作表示部
901 CPU(束厚測定手段)
904 負荷系制御部(束厚測定手段)
A 用紙積載部
B 糊付け部(接着手段)
C 接着部(接着手段、折り曲げ手段)
D 断裁部
E 製本排出部

Claims (2)

  1. 画像形成装置から排出された複数の用紙を用紙束として集積し、該用紙束に接着材を塗布し、該用紙束に表紙を貼り付けて冊子を作成するくるみ製本装置において、
    前記用紙束の厚みを測定する束厚測定手段と、
    前記表紙を搬送する搬送手段と、
    前記表紙に対して、前記束厚測定手段によって測定された厚みに応じた間隔で第1の筋及び第2の筋を付ける筋付け手段と、
    前記筋付け手段によって付けられた前記表紙における前記第1の筋と前記第2の筋との間に、前記用紙束の背面を接着する接着手段と、
    前記接着手段によって接着された前記表紙と前記用紙束とからなる冊子において、前記表紙を前記第1の筋及び前記第2の筋に沿って折り曲げる折り曲げ手段と
    前記搬送手段及び前記筋付け手段を制御する制御手段とを有し、
    該制御手段は、前記表紙の端部を基準として、前記表紙の長さLsから前記束厚測定手段により測定された前記用紙束の厚みLwを減算した残りの長さの1/2の距離Laだけ前記表紙を搬送し、前記表紙の端部から前記距離Laだけ離れた位置に、前記筋付け手段を一方向に移動させることによって第1の筋を付け、その後、前記表紙を前記用紙束の厚みLwに相当する距離だけ搬送し、該表紙における前記第1の筋とは前記厚みLwに相当する距離だけ離れた位置に、前記筋付け手段を前記一方向とは逆方向に移動させることによって第2の筋を付けるように前記搬送手段及び前記筋付け手段を制御する
    ことを特徴とするくるみ製本装置。
  2. 画像形成装置から排出された複数の用紙を用紙束として集積し、該用紙束に接着材を塗布し、該用紙束に表紙を貼り付けて冊子を作成するくるみ製本装置に適用されるくるみ製本方法において、
    前記用紙束の厚みを測定する束厚測定ステップと、
    前記表紙を搬送する搬送ステップと、
    前記表紙に対して、前記束厚測定ステップにおいて測定された厚みに応じた間隔で第1の筋及び第2の筋を付ける筋付けステップと、
    前記筋付けステップにおいて付けられた前記表紙における前記第1の筋と前記第2の筋との間に、前記用紙束の背面を接着する接着ステップと、
    前記接着ステップにおいて接着された前記表紙と前記用紙束とからなる冊子において、前記表紙を前記第1の筋及び前記第2の筋に沿って折り曲げる折り曲げステップと
    前記搬送ステップ及び前記筋付けステップにおいて、前記表紙の端部を基準として、前記表紙の長さLsから前記束厚測定手段により測定された前記用紙束の厚みLwを減算した残りの長さの1/2の距離Laだけ前記表紙を搬送し、前記表紙の端部から前記距離Laだけ離れた位置に、筋付け手段を一方向に移動させることによって第1の筋を付け、その後、前記表紙を前記用紙束の厚みLwに相当する距離だけ搬送し、該表紙における前記第1の筋とは前記厚みLwに相当する距離だけ離れた位置に、前記筋付け手段を前記一方向とは逆方向に移動させることによって第2の筋を付けるように制御する制御ステップと
    を有することを特徴とするくるみ製本方法。
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