JP2009126611A - 画像形成システム - Google Patents

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啓 松本
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明彦 酒井
Naohisa Nagata
直久 永田
Takeshi Oka
雄志 岡
Satoyuki Miyake
聡行 三宅
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Abstract

【課題】 画像形成装置から排出されたシートとインサータから挿入された合紙をシート束として積載する画像形成システムにおいて、重送発生時による被害を最小限にする。
【解決手段】 合紙が同一原稿でない場合には合紙搬送制御を通常とは異なるものにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置から出力されたシートに合紙を挿入可能な画像形成システムに関するものである。
従来、複写機やプリンタなどの画像形成装置から排出される複数枚からなるシートに対して合紙としてプレプリント紙やタブ紙などの異なった紙を複数挿入することにより、より多彩な成果物を作成することが可能となっている。また、それらを束ねて製本する製本装置を接続するものがある。
上記の例として、下記特許文献1をあげることが出来る。
特開平11-109696号公報
しかし、製本ジョブを行っている場合に重送により同一原稿ではない合紙(プレプリント紙、タブ紙、など)が一枚不足する(一枚分ずれる)と、以降の合紙挿入が所定の位置に挿入されずにずれて挿入されていくことになり成果物として不適合な本になってしまう。さらに複数部の製本ジョブを行っている場合は以降の本がすべて成果物として不適合となり多大な被害を発生させる。
本発明の目的は上記課題に鑑みたものであり、この目的を達成するための請求項1に係る発明は、シートに画像を形成する画像形成装置を持ち、複数枚のシートを積載するシート積載手段を持ち、シートを挿入するシート挿入手段を持ち、前記シート挿入手段によって挿入するシートに関する設定を行える挿入シート設定手段を持ち、前記挿入シート設定手段により挿入するシートが同一原稿ではないと設定された場合には通常とは異なるシート搬送制御を行うことを特徴とする。
インサーターを用いて同一原稿ではない原稿を合紙として挿入するジョブにおいても、不良成果物が発生する可能性を低くすることができ、また、不良成果物が発生した場合にも被害の拡大を抑えることが可能となる。
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
以下に、画像形成システムにおける画像形成装置から出力されたシートへインサーターを用いて同一原稿ではない合紙を挿入し、積載手段に積載されたシート束に対して糊付け、断裁の処理を行う画像形成システムの実施の形態について説明する。ここでは、画像形成装置として複写機を用いた例について図面に従って説明する。
(全体構成)
図1は本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の主要部の縦断面構造を示す構成図である。画像形成装置は、図1に示すように、画像形成装置本体10と、糊付け製本機500、フィニッシャ装置400を例にする後処理装置とから構成されている。画像形成装置本体10は、原稿から画像を読み取るイメージリーダ200及び読み取った画像を用紙上に形成するプリンタ350を備えている。
各部の構成を詳述すると、画像形成装置本体10のイメージリーダ200には、原稿給送装置100が搭載されている。原稿給送装置100は、原稿トレイ上に上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ図1左方向へ給紙し、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を左から流し読み取り位置を経て右へ搬送し、その後、外部の排紙トレイ112に向けて排出する。この原稿がプラテンガラス102上の流し読み取り位置を左から右へ向けて通過するときに、原稿画像が流し読み取り位置に対応する位置に保持されたスキャナユニット104により読み取られる。この読み取り方法は、一般的に、原稿流し読みと呼ばれる方法である。具体的には、原稿が流し読み取り位置を通過する際に、原稿の読取面がスキャナユニット104のランプ103の光で照射され、その原稿からの反射光がミラー105、106、107を介してレンズ108に導かれる。このレンズ108を通過した光は、イメージセンサ109の撮像面に結像する。
このように、流し読み取り位置を左から右へ通過するように原稿を搬送することによって、原稿の搬送方向に対して直交する方向を主走査方向とし、搬送方向を副走査方向とする原稿読み取り走査が行われる。即ち、原稿が流し読み取り位置を通過する際に、主走査方向に原稿画像を1ライン毎にイメージセンサ109で読み取りながら、原稿を副走査方向に搬送することによって原稿画像全体の読み取りを行う。光学的に読み取られた画像は、イメージセンサ109によって画像データに変換されて出力される。イメージセンサ109から出力された画像データは、プリンタ350の露光制御部110にビデオ信号として入力される。
尚、原稿給送装置100により原稿をプラテンガラス102上に搬送して所定位置に停止させ、この状態でスキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿を読み取ることも可能である。この読み取り方法は、いわゆる原稿固定読みと呼ばれる方法である。
原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、まず、ユーザにより原稿給送装置100を持ち上げてプラテンガラス102上に原稿を載置し、そして、スキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿の読み取りを行う。即ち、原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、原稿固定読みが行われる。
プリンタ350の露光制御部110は、イメージリーダ200から入力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力する。該レーザ光は、ポリゴンミラー110aにより走査されながら感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。ここで、露光制御部110は、原稿固定読み時には、正しい画像(鏡像でない画像)が形成されるようにレーザ光を出力する。この感光ドラム111上の静電潜像は、現像器113から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。
一方、プリンタ350内に装備されている上カセット114或いは下カセット115からピックアップローラ127、128により給紙された用紙は、給紙ローラ129、130によりレジストローラ126まで搬送される。用紙の先端がレジストローラ126まで達したところで、レジストローラ126を任意のタイミングで駆動し、且つ、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、用紙を感光ドラム111と転写部116との間に搬送する。感光ドラム111に形成された現像剤像は、給紙された用紙上に転写部116により転写される。現像剤像が転写された用紙は、定着部117に搬送され、定着部117は、用紙を加熱及び加圧することによって現像剤像を用紙上に定着させる。定着部117を通過した用紙は、フラッパ121及び排出ローラ118を経てプリンタ350から画像形成装置本体外部(糊付け製本機500)に向けて排出される。
ここで、用紙をその画像形成面が下向きになる状態(フェイスダウン)で排出するときには、定着部117を通過した用紙をフラッパ121の切換動作により一旦反転パス122内に導き、その用紙の後端がフラッパ121を通過した後に、用紙をスイッチバックさせて排出ローラ118によりプリンタ350から排出する。この排紙形態を反転排紙と呼ぶ。この反転排紙は、原稿給送装置100を使用して読み取った画像を形成するときまたはコンピュータから出力された画像を形成するときなどのように、先頭頁から順に画像形成するときに行われ、その排紙後の用紙順序は正しい頁順になる。
また、手差給紙部125からOHPシートなどの硬い用紙が給紙され、この用紙に画像を形成するときには、用紙を反転パス122に導くことなく、画像形成面を上向きにした状態(フェイスアップ)で排出ローラ118により排出する。更に、用紙の両面に画像形成を行う両面記録が設定されている場合には、フラッパ121の切換動作により用紙を反転パス122に導いた後に両面搬送パス124へ搬送し、両面搬送パス124へ導かれた用紙を上述したタイミングで感光ドラム111と転写部116との間に再度給紙する制御が行われる。
画像形成装置本体10のプリンタ350から排出された用紙は、糊付け製本機500に送られる。
(糊付け製本装置)
図2は、本発明に係る糊付け製本機500の内部構成を示した断面図である。
糊付け製本機500は、製本モードとして画像形成装置から排出された記録紙を積載して用紙束を作成する用紙積載部A、積載された束に対して糊付けを行う糊付け部B、糊付けされた積載束と表紙を接着する接着部C、表紙の接着後に、製本端面の整合を行うため、糊付け面以外の3方向を断裁する断裁部D、完成した製本を排出する製本排出部Eから構成される。
次に、一連の製本動作の流れについて説明する。
用紙積載部Aは製本モードにおいて、画像形成装置から排出された記録紙を積載トレイ520に積載して用紙束540を作成する部位である。用紙積載部Aによって出来上がった用紙束540は糊付け部Bに移動し、糊容器525、糊塗布ローラ524、及び糊塗布ローラ制御モータ522によって、用紙束下側面に糊の塗布を行う。接着部Cは糊付けされた用紙束540を画像形成装置10から排出された表紙Pに接着し、冊子570としてトリムグリッパ512に受け渡す工程を担う。そして、冊子570はトリムグリッパ512により断裁部Dに搬送される。断裁部Dではカッター制御モータ527によりカッター528を水平方向へ移動させ、冊子570の断裁を行う。断裁された断裁屑は屑受け箱533の中に落下し、一連の断裁動作が終了すると屑箱532に断裁屑が回収される。断裁部において断裁が終了した冊子570は断裁部Dから製本排出部Eに搬送され冊子570が排出される。
以上の流れが製本モードにおける一連の製本動作であるが、製本モードの他に、製本を行わずに通常の排出モードを選択的に可能とする。
搬送ローラ対505の下流側には、切換フラッパ521が配置されている。切換フラッパ521は搬送ローラ対505により送られてきた用紙を用紙積載トレイ520、または後処理装置400に選択的に導くためのフラッパである。
画像形成装置10から排出された用紙Pは通常モード時は搬送ローラ対505、510、511、513、514、及び排紙ローラ515によって後処理装置400に排出される。後処理装置としては、製本機の下流装置として接続されているシート後処理装置、例えば、フィニッシャ400等の後処理装置において、束としての加工、つまり、束排出処理、綴じ処理、折り処理、製本処理などの後処理を施すことができる。
また、製本モード時にあっては、画像形成装置10から排出された用紙Pは搬送ローラ対506、507、508、及び積載部排出ローラ509によって上述した用紙積載トレイ520に排紙され、整合されて用紙束540となる。
(システムブロック図)
次に、本画像形成装置全体の制御を司るコントローラの構成及び設定値記憶手段について図3を参照しながら説明する。図3は図1の画像形成装置全体の制御を司るコントローラの構成を示すブロック図である。
コントローラは、図3に示すように、CPU回路部150を有し、CPU回路部150は、CPU(図示せず)、ROM151、RAM152を内蔵し、ROM151に格納されている制御プログラムにより各ブロック101,201,202,209,304,601,501を総括的に制御する。RAM152は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
原稿給送装置制御部101は、原稿給送装置100をCPU回路部150からの指示に基づき駆動制御する。イメージリーダ制御部201は、上述のスキャナユニット104、イメージセンサ109などに対する駆動制御を行い、イメージセンサ109から出力されたアナログ画像信号を画像信号制御部202に転送する。
画像信号制御部202は、イメージセンサ109からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換した後に各処理を施し、このデジタル信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部304に出力する。また、コンピュータ210から外部I/F209を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施し、このデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部304に出力する。この画像信号制御部202による処理動作は、CPU回路部150により制御される。プリンタ制御部304は、入力されたビデオ信号に基づき上述の露光制御部110を駆動する。
操作表示装置制御部601は、操作表示装置600とCPU回路部150との間で情報のやり取りを行う。操作表示装置600は、前述のように画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部などを有し、各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部150に出力するとともに、CPU回路部150からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示する。
(紙の流れ)
次に、糊付け製本機500の紙の流れについて図4ないし図5を参照しながら説明する。
図4に示すように、糊付け製本機500は画像形成装置10から排出された用紙を搬送ローラ対505により内部に取り込み、搬送パス(a)へ導かれる。用紙束の中紙である場合、搬送ローラ対505により内部に取り込まれた用紙は、切換フラッパ521により搬送パス(b)へ導かれ、搬送ローラ対506、507、508、509により搬送される。用紙Pは、搬送ローラ対509から用紙積載トレイ520へ排出される。中紙となる用紙全てが用紙積載トレイ520へ排出されると、中紙の用紙束540は糊付けグリッパ523によりグリップされ、図5の破線で示すように、用紙積載部Aから糊付け部Bの上方へ束の状態で移動される。
糊付け部Bの上方へ移動した中紙の束は、図6に示すように糊付けグリッパ523にグリップされた状態で垂直な方向に回転され、用紙束の背表紙となる側面が糊付け部Bと対向する位置となる。その後、糊容器525および糊塗布ローラ524が用紙束に沿って移動することで用紙束端部に糊付けが行われる。この間に、表紙となる表紙Pcが画像形成装置10から排出され、糊付け製本装置500へ搬送される。搬送ローラ対505により内部に取り込まれた用紙Pcは、切換フラッパ521が切り換えられており、搬送パス(a)から搬送パス(c)へと導かれ、搬送ローラ対510、511、513、514により搬送される。搬送パス(c)には、搬送ローラ対513の下流側に図示しないセンサが設けられており、図7に示すように、用紙束の表紙となる表紙Pcの先端部をセンサが検知してから所定距離搬送した後、表紙Pcの搬送を停止する。
表紙Pcが搬送パス(c)内で停止した時点で、表紙Pcの後端は切換フラッパ521を抜ける構成となっており、連続して用紙束を作成する場合は、表紙Pcが搬送パス(c)にある間でも、切換フラッパ521を切り換えて、次の用紙束に対する中紙を画像形成装置10から受け取り、搬送パス(a)から搬送パス(b)を経由して用紙積載トレイ520へと搬送を行う。
その後、糊を塗布された用紙束に表紙をくるみ下流へと搬送する。
画像形成装置10から表紙を搬送する場合に関して上述したが、糊付け製本機500の上部にはインサータ300が設けられており、表紙や合紙をインサータ300から挿入することが可能となっている。
次にインサータ300から表紙と合紙を挿入して製本を行う場合の紙の流れについて図8、図9を参照しながら説明する。
中紙の流れは、図4ないし図7を用いて上述したように画像形成装置10から順次用紙を受け取り、合紙Iを挿入する場合には所定枚数後に図8にあるようにインサータ300の給紙トレイ320の最上紙から一枚給紙し、搬送ローラ対303、503、504で搬送され、用紙積載トレイ520に積載される。その後再び画像形成装置10から順次用紙を受け取る動作を繰り返して用紙積載トレイ520で用紙束を作成し、糊付けグリッパ523により束ごと糊付け部Bへ移動する。インサータ300から表紙Pcを挿入する場合、図9aに示すように、中紙の束を糊付け部Bへ移動している間に、給紙ローラ301により給紙トレイ310上の最上紙から1枚給紙を行い、給紙された表紙Pcは、搬送ローラ対303、503、504で搬送され、切換フラッパ521により、搬送パス(d)から搬送パス(c)へと導かれる。
(操作表示部)
図10は図1の画像形成装置における操作表示部600を示す図である。
操作表示装置600には、画像形成動作を開始するためのスタートキー602、画像形成動作を中断するためのストップキー603、置数設定等を行うテンキー604〜612および614、IDキー613、クリアキー615、リセットキー616などが配置されている。また、上部にタッチパネルが形成された液晶表示部620が配置されており、画面上にソフトキーを作成可能となっている。
例えば、本実施系における本画像形成装置では、糊付製本装置500の後処理モードとして、「製本モード」を有する。このような処理モードを設定する場合は操作表示装置600からの入力操作により行われる。
(製本モードの設定)
以下、図11aのフローチャートと図12〜図25を用いて製本モード設定の流れを説明する。
製本モードは表示部620から設定する(図12)。図12に示す初期画面で、ソフトキーである「応用モード」キーを選択すると、図13に示されるような応用モードの選択画面へ遷移する。この応用モードのメニューの中から、「製本」のソフトキーを選択すると、製本モードの設定が開始される(S1000)。
まず、成果物のとじ方向を「右開き」、「左開き」のいずれかを選択する(S1001、図14)。「右開き」は本を開いたとき右側のページから左側のページへ増えていき、「左開き」は左側のページから右側のページへ増えていくとじ方である。
とじ方向を選択したあと、「次へ」のソフトキーを押下すると図15に示す表示画面に遷移し、くるみ表紙を給紙する給紙段を選択する(S1002)。ここでは、くるみ表紙の給紙元を給紙カセットやインサータから選択する。ここで給紙元としてインサータが設定された場合については後述する。S1002で、インサータ以外の給紙段を選択し、「次へ」のソフトキーを押下すると、中紙給紙段設定へ進む(S1004、図16)。ここでは、くるみ表紙で包まれるシート束を給紙する給紙段を選択する。選択後、「次へ」のソフトキーを押下する。
次に図11bのフローチャートと図17〜図19に示す表示画面で合紙の挿入に関する設定を選択するS1005を詳細に説明する。合紙とは画像形成装置から排出されてくる紙の間に挿入する紙のことで、主にはプリント済み紙やタブ紙などが用いられる。まず、合紙を挿入する場合は図17に示す画面で合紙を給紙する給紙段を選択し、合紙を挿入しない場合は合紙不要を選択する(S2001)。この選択において合紙不要を選択した場合はS2003へ進み同一原稿モードが設定され画面は図20へと遷移する。合紙給紙段を選択した場合は図18aに示す画面で合紙が同一原稿なのか、同一原稿ではないのかを設定する(S2002)。例えば所定枚数ごとに無地のピンク色の紙を挿入して製本する場合のように挿入する合紙が全て同じ物の場合は同一原稿モードを選択し、小説のような冊子を作成する場合の第一章、第二章、第三章・・・といった全て同じ用紙ではない紙を画像形成装置から来る本文の間に入れたい場合は多原稿モードを選択する。合紙挿入は上記のように挿入する合紙が全て同じではない場合の多原稿モードと、単純に同一模様の紙を挿入する場合の同一原稿モードに大別でき、ここでその違いによりモードを設定する。ここで多原稿モードを選択した場合は図18bのメッセージが表示され、プリント開始時に制御変更が行われる(S2004)。制御の変更内容については後述する。ここで同一原稿モードを選択した場合には同一原稿モードが設定される(S2003)。
合紙モード選択後に次へを選択すると、図19に示すようにそれぞれの原稿を何ページ目の中紙の前に入れるかを選択する画面へと遷移する。ここで合紙を入れたいページをテンキーにより入力して設定することができる。
次に図20、図21に示す表示画面で仕上がりサイズの設定を行う(S1006)。図20の表示画面において、断裁後のサイズを規定のサイズから選択するか、もしくは「詳細設定」のソフトキーを押下して、図21の表示画面に遷移し、任意のサイズを指定する。
続いて、原稿読み込みモードの設定を行う(S1007)。図22の表示画面において、くるみ表紙の原稿と中紙の原稿が分けられているなら「表紙モード」、表紙/裏表紙と中紙の原稿が1つの束になっているなら「標準モード」を選択する。
「標準モード」を選択して、次へ進んだ場合、表示部620に図23に示すような表示を行い、ユーザに対して原稿を原稿給送装置100へセットするよう促し(S1009)、製本モードの設定を終了する(S1017)。以下、原稿読み取りモードに「標準モード」を選択して、製本を行うモードを「標準モード」と呼ぶ。
S1008で「表紙モード」を選択した場合、くるみ表紙となる原稿の読み取りを行う。表示部620に、図24に示すような表示を行い、ユーザにくるみ表紙の原稿を原稿給送装置100へセットし、スタートボタンを押下するよう促す(S1010)。図10における操作表示部600のスタートボタン602を押下すると表紙原稿の読み込みを開始する(S1011)。表紙原稿の読み込みが完了すると、表示部620に図25に示すような表示を行い、ユーザに対して中紙の原稿を原稿給送装置100へセットするように促し(S1012)、製本モードの設定を終了する(S1017)。以下、原稿読み取りモードに「表紙モード」を選択して、製本を行うモードを「表紙モード」と呼ぶ。
S1003で給紙段としてインサータが設定された場合、次に、中紙の給紙段の選択へ進む(S1013)。図16に示す表示画面において、くるみ表紙で包まれるシート束を給紙する給紙段を選択する。その後S1005と同様に合紙設定を行い(S1014)、「次へ」のソフトキーを押下する。
次に図20、図21に示す表示画面で仕上がりサイズの設定を行う(S1015)。図20の表示画面において、断裁後のサイズを規定のサイズから選択するか、もしくは「詳細設定」のソフトキーを押下して、図21の表示画面に遷移し、任意のサイズを指定する。
S1015で、仕上がりサイズ設定後、表示部620に図23に示すような表示を行い、ユーザに対して原稿を原稿給送装置100へセットするよう促し(S1016)、製本モードの設定を終了する(S1017)。以下、表紙をインサータから給紙して製本を行うモードを「インサートモード」と呼ぶ。
(原稿セット方法)
図26〜図30を用いて製本モードを行う際の原稿給送装置100、またはインサータ300に原稿をセットする際の原稿の向きと順番について示す。
標準モードでは、図26に示すよう先頭ページAが最上面になるように原稿給送装置100にセットする。また、表紙モードでは、くるみ表紙となる原稿のセットを促されたときに、成果物の表表紙となるページAが下向きになる図27(a)の向きでセットし、中紙となる原稿のセットを促されたときに、中紙となる原稿の先頭ページCが最上面となる図27(b)の向きでセットする。
インサータモードでは、インサータ300のトレイ310に成果物の表表紙となるページAが上向きになるようにセットする。また、成果物のとじ方向が「右開き」の場合は、図28(a−1)のようにページAが成果物の裏表紙となるページHの右側になるように配置しておき、成果物のとじ方向が「左開き」の場合は、図28(a−2)のようにページAが成果物の裏表紙となるページHの左側になるように配置しておく。さらに、中紙となる原稿のセットを促されたときに、中紙となる原稿の先頭ページCが最上面となる図28(b)の向きでセットする。
(画像形成面付け)
ここでは、図29、図30を用いて、画像形成装置本体10から糊付け製本機500に排出されるシートの画像形成面の位置について示す。
図26で示した標準モード、または図27で示した表紙モードで原稿をセットし、成果物のとじ方向が「右開き」の場合は図29(a)の(1)から(3)で示す順番で画像形成装置本体10から糊付け製本機500にシートが排出され、図29(a)で示す右開きの冊子が製本される。また、成果物のとじ方向が「左開き」の場合、図29(b)の(1)から(3)で示す順番で画像形成装置本体10から糊付け製本機500にシートが排出され、図29(b)で示す右開きの冊子が製本される。
ここで、表紙モードでは、ページFは図27で示すように最後に読み込まれる原稿上に位置し、さらにページFは図29(a)で示すように最初に画像形成装置10から排出されるシート上に位置する。そのため、表紙モードにおいて成果物のとじ方向が「右開き」の場合は、セットされる原稿を最後まで読み込んだ後に画像形成をはじめる必要がある。
図28で示したインサータモードでは、成果物のとじ方向が「右開き」の場合は図29(c)の(1)から(2)で示す順番で画像形成装置本体10からシートが排出され、「左開き」の場合は、図29(d)の(1)から(2)で示す順番で画像形成装置本体10からシートが排出される。
(合紙モードによる制御変更)
最後に図11bのフローチャートにより合紙設定で多原稿モードが設定されている場合の制御について詳細に説明する。図31、図32はインサータ給紙部の拡大断面図である。今回は合紙給紙段としてインサータの給紙トレイ310と搬送ローラ302とセットで配置されている搬送センサ302aについて説明する。通常紙搬送を行う場合はローラとセットで配置されたセンサを用いて紙の遅延JAM、滞留JAMを見るのが一般的である。遅延JAMとは搬送センサON後の所定時間以内に次の搬送センサONが無い場合のことを表しており、滞留JAMとは搬送センサON後の所定時間以内に搬送センサOFFが無い場合のことを表している。多原稿モードの場合には滞留JAMを見る設定を厳しくする。滞留JAMの判定時間は操作部で選択されている紙の長さと搬送ローラの搬送速度から決定される。搬送ローラ302へ紙が接触する前は図31(a)の状態であり、給紙ローラによって搬送されると搬送ローラ302に接触して搬送され搬送センサ302aまで到達したのが図31(b)である。その後、紙は搬送ローラ302を抜けず図31(c)の状態になり、下流の搬送ローラによって搬送され搬送センサ302aを抜けず図31(d)の状態になる。この時、搬送ローラの回転速度と紙長さから搬送センサ302aに紙の先頭が到達してから一定時間後に搬送センサ302aを通過することが計算により求められる。実際はその計算値に紙のすべり、センサのチャタリングによる論理の確定遅延、紙面のばたつき、ソフトウェア処理の時間などの遅延要因があるため、通常は余裕を持った時間、つまり明確に異常と判断できるだけの時間(JAMマージン)を加えた時間でJAM判断を行っている。
次に重送した場合について図32を用いて説明する。
図32(a)は給紙から重送して紙が搬送ローラ302に突入した場合を表している。ここで搬送センサ302aに到達したためJAM検知を開始する。そのまま搬送されることによって図32(b)の状態となり、所定時間後に図32(c)の状態となる。搬送センサ302aを紙が抜けきれていないのでこの時点でJAMと判断する。これにより重送した場合にJAMを検出することができる。
図32において、つれ重送による紙が重なってない部分を30mmとすると本実施例では搬送ローラの搬送速度600mm/s(毎秒600ミリメートル)とA4の紙長さ210mm(210ミリメートル)から理論上210÷600=0.35秒でセンサOFFが行われるはずだが、上記遅延要因があるためJAMマージンとして0.1秒加えて0.45秒間待ってもセンサOFFしなければ滞留JAMとしている。つまり理論上は0.45×600=270mmの紙や、つれ重送により60mmずれて重送した場合でもJAMとは判断しないことがあるため、30mmずれて重送している場合にはJAMと判断できない。しかし、多原稿モード時はJAMマージンを0.01秒としているため0.36秒で滞留JAMを判断するようにしている。0.36×600=216mm、つまり6mm以上ずれて重送している場合にJAMと判断できるため、多原稿モードではJAMと判断することが可能となる。
また、多原稿モードで動作中に合紙の紙なしを検知した場合には合紙の積載不足、重送による不足などが考えられ、実施したジョブによる成果物が保証できない可能性があるため図33にあるメッセージが操作部に表示される。これによりオペレータに成果物の確認を促し、不良品の流出を防ぐことが可能となる。
また別の実施例として多原稿モードに設定されている場合に、給紙ローラおよび搬送ローラの搬送速度を遅くすることによりJAM発生率を低下させることも有効である。当然上記JAMマージンを少なくして、かつ搬送速度を遅くすることも可能である。さらに、給紙ローラにおける遅延JAMを検知した場合にリトライを行うことも効果的である。合紙積載後に積載される中紙に対して画像形成装置からの出力を一定時間後に開始するようにしておき、搬送速度を遅くしたことにより紙とのスリップが生じた場合でも再度給紙制御を行うことによって装置の停止を回避することが可能である。
本実施例において使用している操作部や搬送速度情報などの数値情報は一例であり、メカ構成などにより適時変更し機能を実現できることはいうまでもない。
全体図 糊付け製本機全体断面図 システムブロック図 中紙積載時の紙の流れ説明図 中紙積載時の紙の流れ説明図 中紙と表紙の流れ説明図 中紙と表紙の流れ説明図 インサータ合紙表紙の流れ説明図 インサータ合紙表紙の流れ説明図 操作表示部 製本モード設定のフローチャート 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 操作表示部における製本モード設定の説明図 製本動作における原稿セット方法の説明図 製本動作における原稿セット方法の説明図 製本動作における原稿セット方法の説明図 画像形成時の面付けに関する説明図 画像形成時の面付けに関する説明図 合紙給紙部の拡大断面図 合紙給紙部の拡大断面図 合紙不足時のメッセージ画面
符号の説明
10 画像形成装置
100 原稿給送装置
200 イメージリーダ
300 インサータ
350 プリンタ
400 フィニッシャ
500 糊付け製本装置
600 操作表示装置

Claims (5)

  1. シートに画像を形成する画像形成装置を持ち、
    複数枚のシートを積載するシート積載手段を持ち、
    シートを挿入するシート挿入手段を持ち、
    前記シート挿入手段によって挿入するシートに関する設定を行える挿入シート設定手段を持ち、
    前記挿入シート設定手段により挿入するシートが同一原稿ではないと設定された場合には通常とは異なるシート搬送制御を行うことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記通常とは異なるシート搬送制御とは通常よりもジャムマージンを小さくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記通常とは異なるシート搬送制御とは通常よりもシート搬送速度を遅くすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記通常とは異なるシート搬送制御とは通常よりも生産性を低くすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  5. 前記シート積載手段に積載された複数毎のシートの束であるシート束の端面に糊付けするための糊付手段を持ち、
    前記画像形成装置から排出された表紙となるシートもしくは前記シート挿入手段から挿入されたシートに、糊付けされた前記シート束を貼り付け、シート束の面に沿って折り曲げて包む処理を行う包み手段、を持つことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成システム。
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