JP2006346903A - 画像形成システム及びその制御方法 - Google Patents

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茂美 熊谷
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Abstract

【課題】 後処理における各処理が並行してできるようにジョブスケジューリングを行い、稼動効率を向上させることのできる画像形成システムを提供する。
【解決手段】 本発明による画像形成システムは、順次入力される後処理に関連する画像形成ジョブに基づいて順次画像形成させる画像形成装置と、複数の後処理を並行して実行可能なシート後処理装置とからなる画像形成システムであって、前記順次入力される後処理に関連する画像形成ジョブを複数記憶可能な記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている前記複数のジョブ中に、並行処理可能なジョブがあるかどうか判断する判断手段と、前記判断手段によって並行処理可能なジョブがあると判断された場合に、前記複数のジョブのうち並列処理可能なジョブにおける画像形成の動作開始タイミングを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図10

Description

本発明は、複数の後処理が実行できるシート後処理装置を有する画像形成システムに関し、より詳細には、画像形成部に順次入力されたジョブの出力処理を実行する画像形成システムの制御に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の複合機能を有する画像形成システムが知られている。このような画像形成システムには、ステイプル、パンチ、中綴じ等様々な形態の出力を実現させるシート後処理装置が接続されることが多くなってきている。このような画像形成システムにおいて、入力されたジョブを効率良く処理するため、特許文献1に示すような提案がなされている。
特許文献1では、各ジョブの処理量を計測し、その結果に基づいて割り込み処理制御を行うものが開示されている。
特許3201215号公報
しかしながら、上記従来例では、ジョブ量を<ジョブ量=原稿枚数×出力部数/1記録紙あたりの原稿枚数>と定義しており、シート後処理装置の処理能力を考慮したジョブのスケジューリングはなされていない。
このように後処理についてスケジューリングがなされないと、1つ目のジョブ(例えばステイプル処理)が終了してから2つ目のジョブ(例えば製本処理)が開始されることになるが、これでは効率の良い処理は期待できない。つまり、1つのジョブが完全に終わらなくければ2つ目のジョブを開始することができず、たとえ2つ目のジョブを開始することができるタイミングであったとしても2つ目のジョブの処理の開始を待たなければならないのである。1回1回の待機時間は短くてもそれが積み重なれば膨大な時間差(=効率の差)となって現われてくる。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、複数の後処理が並行して実行できるシート後処理装置を備えた画像形成システムにおいて、入力された複数のジョブが最短で終了できるようにジョブスケジューリングすることが可能な画像形成システムの提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明による画像形成システムは、順次入力される後処理に関連する画像形成ジョブに基づいて順次画像形成させる画像形成装置と、複数の後処理を並行して実行可能なシート後処理装置とからなる画像形成システムであって、前記順次入力される後処理に関連する画像形成ジョブを複数記憶可能な記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている前記複数のジョブ中に、並行処理可能なジョブがあるかどうか判断する判断手段と、前記判断手段によって並行処理可能なジョブがあると判断された場合に、前記複数のジョブのうち並列処理可能なジョブにおける画像形成の動作開始タイミングを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明による画像形成システムは、順次入力される後処理に関連する画像形成ジョブに基づいて順次画像形成させる画像形成装置と、複数の後処理を並行して実行可能なシート後処理装置とを有する画像形成システムであって、前記順次入力される後処理に関連する画像形成ジョブを複数記憶可能な記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている前記複数の画像形成ジョブの画像形成順序を入れ替える第1の画像形成順序入替手段と、前記記憶手段に記憶されている前記複数のジョブ中に並行処理可能なジョブがあるかどうか判断する判断手段と、前記判断手段によって並行処理可能なジョブがあると判断された場合に、前記複数のジョブのうち並行処理が可能なジョブの処理順序を入れ替えを実行するように前記第1の画像形成順序入替手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明による画像形成システムは、画像形成させる画像形成装置と、第1処理を行う為の第1シート積載部と第2処理を行う為の第2シート積載部とを有するシート後処理装置と、前記第1シート積載部のシート積載終了に応じて前記第1処理と前記第2処理に対する画像形成を行う為の前記画像形成装置とを並行駆動制御し、又は、前記第2シート積載部のシート積載終了に応じて前記第2処理と前記第1処理に対する画像形成を行う為の前記画像形成装置とを並行駆動制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
さらに、上記課題を解決するために、本発明による画像形成システムの制御方法は、順次入力される後処理に関連する画像形成ジョブに基づいて順次画像形成させる画像形成装置と、複数の後処理を並行して実行可能なシート後処理装置とを有する画像形成システムの制御方法であって、前記順次入力される後処理に関連する画像形成ジョブを複数記憶可能な記憶手段に記憶するジョブ記憶工程と、前記記憶手段に記憶されている前記複数のジョブ中に、並行処理可能なジョブがあるかどうか判断する判断工程と、前記判断工程で並行処理可能なジョブがあると判断された場合に、前記複数のジョブのうち並列処理可能なジョブにおける画像形成の動作開始タイミングを制御する制御工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明による画像形成システムの制御方法は、順次入力される後処理に関連する画像形成ジョブに基づいて順次画像形成させる画像形成装置と、複数の後処理を並行して実行可能なシート後処理装置とを有する画像形成システムの制御方法であって、前記順次入力される後処理に関連する画像形成ジョブを複数記憶可能な記憶手段に記憶するジョブ記憶工程と、前記記憶手段に記憶されている前記複数の画像形成ジョブの画像形成順序を入れ替え処理を実行する第1の画像形成順序入替工程と、前記記憶手段に記憶されている前記複数のジョブ中に並行処理可能なジョブがあるかどうか判断する判断工程と、前記判断手段によって並行処理可能なジョブがあると判断された場合に、前記複数のジョブのうち並行処理が可能なジョブの処理順序を入れ替えを実行するように前記第1の画像形成順序入替工程における前記画像形成順序入れ替え処理を制御する制御工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明による画像形成システムの制御方法は、画像形成させる画像形成装置と、第1処理を行う為の第1シート積載部及び第2処理を行う為の第2シート積載部とを有するシート後処理装置を備える画像形成システムの制御方法であって、前記第1シート積載部のシート積載終了に応じて前記第1処理と前記第2処理に対する画像形成を行う為の前記画像形成装置とを並行駆動制御し、又は、前記第2シート積載部のシート積載終了に応じて前記第2処理と前記第1処理に対する画像形成を行う為の前記画像形成装置とを並行駆動制御する制御工程を備えることを特徴とする。
さらなる本発明の特徴は、以下本発明を実施するための最良の形態および添付図面によって明らかになるものである。
本発明によれば、複数の後処理が並行して実行できるシート後処理装置が接続された画像形成システムに対して、複数のジョブ投入後、ジョブ開始時に入力された複数のジョブに対する後処理を最短で終了できるようにジョブスケジューリングすることで画像形成システムの稼働率向上に繋げることが可能となる。
また、本発明に依れば、複数の後処理が並行して実行できるシート後処理装置が接続された画像形成システムに対して、先行するジョブを実行中に、複数のジョブ投入後、随時入力された複数のジョブに対する後処理を最短で終了できるようにジョブスケジューリングすることで画像形成システムの稼働率向上に繋げることが可能となる。
以下図面を参照して各実施形態について説明する。
<第1の実施形態>
本発明における画像形成システムの実施形態について図を参照しながら説明する。図1は実施の形態におけるシート後処理装置が搭載された画像形成システムの構成を示す断面図である。この画像形成システムは、画像形成本体10、折り装置400およびフィニッシャ500から構成される。また、画像形成本体10は、原稿画像を読み取るイメージリーダ200およびプリンタ300から構成される。
イメージリーダ200には、原稿給送装置100が搭載されている。原稿給送装置100は、原稿トレイ上に上向きにセットされた原稿を、先頭頁から順に1枚づつ図中左方向に給紙し、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上の左側から流し読取り位置を経て右側に搬送し、その後、外部の排紙トレイ112に向けて排出する。このようにして給送される原稿がプラテンガラス102上の流し読取り位置を左側から右側へ向けて通過するとき、この原稿の画像は流し読取り位置に保持されたスキャナユニット104により読み取られる。
この読取り方法は、一般的に原稿流し読みと呼ばれる方法である。具体的に、原稿が流し読取り位置を通過する際、原稿の読取り面がスキャナユニット104のランプ103からの光で照射され、その原稿からの反射光がミラー105、106、107を介してレンズ108に導かれる。このレンズ108を通過した光は、イメージセンサ109の撮像面に結像する。
このように流し読取り位置を左側から右側へ通過するように、原稿を搬送することによって、原稿の搬送方向に対して直交する方向を主走査方向とし、搬送方向を副走査方向とする原稿読取り走査が行われる。すなわち、原稿が流し読取り位置を通過する際に主走査方向に原稿画像を1ライン毎にイメージセンサ109で読み取りながら、原稿を副走査方向に搬送することによって原稿画像全体の読取りが行われる。
そして、光学的に読み取られた画像は、イメージセンサ109によって画像データに変換されて出力される。イメージセンサ109から出力された画像データは、後述する画像信号制御部202において所定の処理が施された後、プリンタ300の露光制御部110にビデオ信号として入力する。
また、原稿給送装置100により原稿をプラテンガラス102上に搬送して所定位置に停止させ、この状態でスキャナユニット104を左側から右側へ走査させることにより原稿を読み取ることも可能である。この読取り方法は、いわゆる原稿固定読みと呼ばれる方法である。原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、まず、ユーザにより原稿給送装置100を持ち上げてプラテンガラス102上に原稿を載置し、スキャナユニット104を左側から右側へ走査させることにより、原稿の読み取りを行う。すなわち、原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、原稿固定読みが行われる。
プリンタ300の露光制御部110は、入力されたビデオ信号に基づき、レーザ光を変調して出力する。このレーザ光は、ポリゴンミラー110aによって走査されながら感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111には、走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。ここで、露光制御部110は、原稿固定読み時、正しい画像(鏡像でない画像)が形成されるように、レーザ光を出力する。
この感光ドラム111上の静電潜像は、現像器113から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。また、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、各カセット114、115、手差給紙部125または両面搬送パス124から用紙が給紙され、この用紙は感光ドラム111と転写部116との間に搬送される。感光ドラム111に形成された現像剤像は、転写部116により給紙された用紙上に転写される。
現像剤像が転写された用紙は、定着部117に搬送され、定着部117は用紙を熱圧することによって現像剤像を用紙上に定着させる。定着部117を通過した用紙は、フラッパ121および排出ローラ118を経てプリンタ300から外部(折り装置400)に向けて排出される。
ここで、用紙をその画像形成面が下向きになる状態(フェイスダウン状態)で排出するときには、定着部117を通過した用紙をフラッパ121の切換動作により一旦、反転パス122内に導き、その用紙の後端がフラッパ121を通過した後、用紙をスイッチバックさせて排出ローラ118によりプリンタ300から排出する。以下、この排紙形態を反転排紙と呼ぶ。この反転排紙は、原稿給送装置100を使用して読み取った画像を形成する場合、またはコンピュータから出力された画像を形成する場合等、先頭頁から順に画像形成するときに行われ、排紙後の用紙順序は正しい頁順になる。
また、手差給紙部125からOHPシート等の硬い用紙が給紙され、この用紙に画像を形成する場合、用紙を反転パス122に導くことなく、画像形成面を上向きにした状態(フェイスアップ状態)で排出ローラ118により排出する。
さらに、用紙の両面に画像形成を行う両面記録が設定されている場合、フラッパ121の切換動作により、用紙を反転パス122に導いた後、両面搬送パス124に搬送し、両面搬送パス124に導かれた用紙を、前述したタイミングで感光ドラム111と転写部116との間に再度給紙する制御が行われる。
プリンタ300から排出された用紙は折り装置400に送られる。この折り装置400は、用紙をZ形に折りたたむ処理を行う。例えば、A3サイズやB4サイズのシートで、かつ折り処理が指定されている場合、折り装置400で折り処理を行い、それ以外の場合、プリンタ300から排出された用紙は折り装置400を通過してフィニッシャ500に送られる。このフィニッシャ500には、画像が形成された用紙に挿入するための表紙、合紙などの特殊用紙を給送するインサータ900が設けられている。フィニッシャ500では、製本処理、綴じ処理、穴あけ等の各処理が行われる。
図2は画像形成システム全体の制御を司るコントローラの構成を示すブロック図である。このコントローラはCPU回路部150を有する。CPU回路部150はCPU(図示せず)、ROM151およびRAM152を内蔵し、CPUがROM151に格納されている制御プログラムを実行することにより、各部を総括的に制御する。
RAM152は、制御データを一時的に保持し、また、制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。原稿給送装置制御部101は、CPU回路部150からの指示に基づき、原稿給送装置100を駆動制御する。イメージリーダ制御部201は、スキャナユニット104、イメージセンサ109等の駆動制御を行い、イメージセンサ109から出力されたアナログ画像信号を画像信号制御部202に転送する。
画像信号制御部202の詳細を図9のブロック図により説明する。図9に示す画像信号制御部202の構成では、DRAM等のメモリで構成されるページメモリ1001に対して、メモリコントローラ部1002を介して外部I/F209、イメージリーダ制御部201からの2値画像データの書き込み、プリンタ制御部301への画像データの読み出し、大容量の記録装置であるハードディスク1004への画像データの入出力のアクセスを行う。メモリコントローラ部302は、ページメモリ301のDRAMリフレッシュ信号の発生を行い、又、外部I/F209、イメージリーダ制御部201、ハードディスク1004からのページメモリ1001へのアクセスの調停を行う。更に、CPU部150の指示に従い、ページメモリ1001への書き込みアドレス、ページメモリ1001からの読み出しアドレス、読み出し方向等の制御をする。それにより、CPU部150はページメモリ1001に複数の原稿画像をならべてレイアウトを行い、プリンタ制御部301に順次出力する機能や、画像の一部分のみ切り出して出力する機能や、画像を回転する機能を制御する。尚、ハードディスク1004に対する画像データの書き込み、読み出しを行う場合、LZ圧縮・解凍部1003により画像データの圧縮、解凍を行う。
この画像信号制御部202による処理動作は、CPU回路部150により制御される。プリンタ制御部301は、入力されたビデオ信号に基づき、露光制御部110を駆動する。
操作部153は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示する表示部などを有し、各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部150に出力するとともに、CPU回路部150からの信号に基づき、対応する情報を表示部に表示する。
折り装置制御部401は、折り装置400に搭載され、CPU回路部150と情報のやり取りを行うことによって折り装置全体の駆動制御を行う。フィニッシャ制御部501は、フィニッシャ500に搭載され、CPU回路部150と情報のやり取りを行うことによってフィニッシャ全体の駆動制御を行う。この制御については後述する。
図3は折り装置400およびフィニッシャ500の構成を示す断面図である。折り装置400は、プリンタ300から排出された用紙を導入し、フィニッシャ500側に導くための折り搬送水平パス402を有する。折り搬送水平パス402には、搬送ローラ対403および搬送ローラ対404が設けられている。また、折り搬送水平パス402の出口部(フィニッシャ500側)には、折りパス選択フラッパ410が設けられている。この折りパス選択フラッパ410は、折り搬送水平パス402上の用紙を折りパス420またはフィニッシャ側500に導くための切換動作を行う。
ここで、折り処理を行う場合、折りパス選択フラッパ410がオンし、用紙が折りパス420に導かれる。折りパス420に導かれた用紙は、折りローラ421まで搬送されてZ形に折り畳まれる。一方、折り処理を行わない場合、折りパス選択フラッパ410がオフし、用紙はプリンタ300から折り搬送水平パス402を介してフィニッシャ500に直接に送られる。
フィニッシャ500は、折り装置400を介して排出された用紙を順に取り込み、取り込んだ複数の用紙を整合して1つの束に束ねる処理、束ねた用紙束の後端をステイプルで綴じるステイプル(綴じ)処理、取り込んだ用紙の後端付近に孔あけを行うパンチ処理、ソート処理、ノンソート処理、製本処理などの各シート後処理を行う。尚、ステイプル処理には、綴じ位置によって、1箇所綴じ、2箇所綴じ、奥綴じ、手前綴じがある。
フィニッシャ500は、プリンタ300から折り装置400を介して排出された用紙を内部に導くための入口ローラ対502を有する。この入口ローラ対502の下流には、用紙をフィニッシャパス552または第1製本パス553に導くための切換フラッパ551が設けられている。
フィニッシャパス552に導かれた用紙は、搬送ローラ対503を介してバッファローラ505に向けて送られる。搬送ローラ対503およびバッファローラ505は、共に正逆転可能に構成されている。
入口ローラ対502および搬送ローラ対503間には、入口センサ531が設けられている。また、入口センサ531の用紙搬送方向上流近傍では、第2製本パス554がフィニッシャパス552から分岐している。以下、この分岐点を分岐Aと呼ぶ。この分岐Aは、入口ローラ対502から搬送ローラ対503に用紙を搬送するための搬送路への分岐をなすが、搬送ローラ対503が逆転して用紙を搬送ローラ対503側から入口センサ531側に搬送する際、第2製本パス554側だけに搬送されるワンウェイ機構を有する分岐をなす。
搬送ローラ対503およびバッファローラ505間には、パンチユニット550が設けられており、パンチユニット550は、必要に応じて動作し、搬送されてきた用紙の後端付近を穿孔する。バッファローラ505は、その外周に送られた用紙を所定枚数積層して巻き付け可能なローラであり、必要に応じてこのローラの外周に設けられた押下コロ512、513、514により、用紙は巻き付けられる。バッファローラ505に巻き付けられた用紙は、バッファローラ505の回転方向に搬送される。
押下コロ513および514間には切換フラッパ510が配置されており、押下コロ514の下流には切換フラッパ511が配置されている。切換フラッパ510は、バッファローラ505に巻き付けられた用紙をバッファローラ505から剥離してノンソートパス521、またはソートパス522に導くためのフラッパである。切換フラッパ511は、バッファローラ505に巻き付けられた用紙をバッファローラ505から剥離してソートパス522に、またはバッファローラ505に巻き付けられた用紙を巻き付けられた状態でバッファパス523に導くためのフラッパである。
切換フラッパ510によりノンソートパス521に導かれた用紙は、排出ローラ対509を介してサンプルトレイ701に排紙される。ノンソートパス521の途中には、ジャム検出などを行う排紙センサ533が設けられている。
一方、切換フラッパ510によりソートパス522に導かれた用紙は、搬送ローラ506、507を介して中間トレイ(以下、処理トレイという)630に積載される。中間トレイ630上に束状に積載された用紙は、必要に応じて整合処理、スティプル処理などが施された後、排出ローラ680a、680bによりスタックトレイ700に排出される。スタックトレイ700は、上下方向に自走可能に構成されている。
また、処理トレイ630上に束状に積載された用紙を綴じるステイプル処理では、ステイプラ601が用いられる。このステイプラ601の動作については後述する。
第1製本パス553、第2製本パス554からの用紙は、搬送ローラ対813によって収納ガイド820に収納され、さらに用紙先端が可動式のシート位置決め部材823に接するまで搬送される。搬送ローラ対813の上流側には、製本入口センサ817が配置されている。また、収納ガイド820の途中位置には、2対のステイプラ818が設けられており、このステイプラ818は、これに対向するアンビル819と協働して用紙束の中央を綴じるように構成されている。
ステイプラ818の下流位置には、折りローラ対826が設けられている。折りローラ対826の対向位置には、突出し部材825が設けられている。この突出し部材825を収納ガイド820に収納された用紙束に向けて突き出すことにより、この用紙束は折りローラ対826間に押し出され、この折りローラ対826によって折り畳まれた後、折り紙排紙ローラ827を介して製本排出トレイ832に排出される。折り紙排紙ローラ827の下流側には、製本排紙センサ830が配置されている。
また、ステイプラ818で綴じられた用紙束を折る場合、ステイプル処理終了後に用紙束のステイプル位置が折りローラ対826の中央位置になるように、位置決め部材823を所定距離分だけ下降させる。
インサータ900は、フィニッシャ500の上部に設けられ、トレイ901上に積載された表紙、合紙となる用紙束を順次分離し、フィニッシャパス552、または製本パス553に搬送する。ここで、インサータ900のトレイ901上には、操作者から見て正視状態で特殊用紙が積載される。すなわち、特殊用紙はその表面が上に向けられた状態でトレイ901上に積載される。
このトレイ901上の特殊用紙は、搬送ローラ給紙ローラ902によって、搬送ローラ903および分離ベルト904からなる分離部に搬送され、最上位紙から1枚づつ順次分離されて搬送される。
この分離部下流側には、引き抜きローラ対905が配置され、この引き抜きローラ対905により分離された特殊用紙は、安定して搬送パス908に導かれる。また、引き抜きローラ対905の下流側には、給紙センサ907が設けられており、給紙センサ907と入口ローラ対502との間には、搬送パス908上の特殊用紙を入口ローラ対502に導くための搬送ローラ906が設けられている。
つぎに、フィニッシャ500の駆動制御を行うフィニッシャ制御部501について説明する。図4はフィニッシャ制御部501の構成を示すブロック図である。フィニッシャ制御部501は、CPU556、ROM557、RAM558などで構成されるCPU回路部560を有する。CPU回路部560は、通信IC559を介して画像形成本体10に設けられたCPU回路部150と通信を行ってデータを交換し、CPU回路部150からの指示に基づき、ROM557に格納されている各種プログラムを実行してフィニッシャ500の駆動制御を行う。
この駆動制御を行う際、CPU回路部150に各種センサからの検出信号が取り込まれる。各種センサとして、入口センサ531、製本入口センサ817、製本排紙センサ830、給紙センサ907、用紙セットセンサ910が設けられている。用紙セットセンサ910は、インサータ900のトレイ901上に特殊用紙がセットされているか否かを検出するセンサである。CPU回路部560には、ドライバ520が接続されている。ドライバ520は、CPU回路部560からの信号に基づき、モータおよびソレノイドを駆動する。また、CPU回路部150はクラッチを駆動する。
ここで、モータとしては、入口ローラ対502、搬送ローラ対503、搬送ローラ対906の駆動源である入口モータM1、バッファローラ505の駆動源であるバッファモータM2、搬送ローラ対506、排出ローラ対507、排出ローラ対509の駆動源である排紙モータM3、各排出ローラ680a,680bを駆動する束排出モータM4、搬送ローラ対813の駆動源である搬送モータM10、シート位置決め部材823の駆動源である位置決めモータM11、突出し部材825、折りローラ対826、折り紙排紙ローラ対827の駆動源である折りモータM12、インサータ900の給紙ローラ902、搬送ローラ903、分路ベルト904、引き抜きローラ対905の駆動源である給紙モータM20が設けられている。尚、図においては、入口モータM1、バッファモータM2、排紙モータM3、束排出モータM4、搬送モータM10、位置決めモータM11、折りモータM12、給紙モータM20は省略されている。
入口モータM1、バッファモータM2および排紙モータM3は、ステッピングモータから構成されており、励磁パルスレートを制御することによって各モータにより駆動されるローラ対を等速で回転させたり、独自の速度で回転させることができる。入口モータM1およびバッファモータM2は、それぞれ正逆回転方向に駆動可能である。束排出モータM4は、DCモータから構成される。搬送モータM10および位置決めモータM11は、ステッピングモータから構成される。折りモータM12はDCモータから構成される。尚、搬送モータM10は、入口モータM1と速度を同期させて用紙搬送可能である。給紙モータM20は、ステッピングモータから構成されており、入口モータM1と速度を同期させて用紙搬送可能である。
また、ソレノイドとして、切換フラッパ510の切換を行うソレノイドSL1、切換フラッパ511の切換を行うソレノイドSL2、切換フラッパ551の切換を行うソレノイドSL10、インサータ900の給紙シャッタを駆動するソレノイドSL20、インサータ900の給紙ローラ902を昇降駆動するソレノイドSL21が設けられている。尚、図において、ソレノイドSL1、SL2、SL10、SL20、SL21は省略している。
さらに、クラッチとしては、折りモータM12の駆動を突出し部材825に伝達するためのクラッチCL1、給紙モータM20の駆動を給紙ローラ902に伝達するためのクラッチCL10が設けられている。尚、図において、クラッチCL1、CL10は省略している。
つぎに、操作部153を用いて、後処理モードの選択操作について説明する。図5は操作部153における後処理モード選択画面を示す図である。この画像形成システムは、後処理モードとして、ノンソート、ソート、ステイプルソート(綴じモード)、製本モードなどの各処理モードを有するとともに、特殊用紙を表紙などとして用紙に挿入することを設定可能である。各後処理モードの設定などは、操作部153からの入力操作により行われる。例えば、後処理モードを設定する際、後処理モード選択画面(メニュー選択画面)が操作部153に表示され、このメニュー選択画面を用いて後処理モードが設定される。
始めに、ノンソート処理が選択された場合を示す。図6は後処理モードとしてのノンソート処理手順を示すフローチャートである。このノンソート処理は、CPU回路部150からの指示に応じてCPU回路部560内のCPU556により実行される。
ノンソート処理では、まず、切換フラッパ510を駆動し、ノンソートパス521を選択する(S11)。このとき、切換フラッパ551によりフィニッシャパス552が選択されている。フィニッシャ500に対するフィニッシャスタート信号がオンになったか否かを判別する(S12)。
フィニッシャスタート信号がオンになった場合、プリンタ300から排出された用紙がフィニッシャ500内に搬入されてくるので、パスセンサ531がオンであるか否かを判別する(S13)。パスセンサ531がオンでない場合、再度、S12の処理に戻る。
一方、S13でパスセンサ531がオンである場合、フィニッシャ500内に搬入された用紙の先端がこのパスセンサ531まで到達したと判断し、パスセンサ531がオフになるのを待つ(S14)。パスセンサ531がオフになると、用紙がパスセンサ531を通過したと判断し、S12の処理に戻り、パスセンサ531を用いて用紙の搬入の有無に対する監視を続行する。
そして、S12でフィニッシャスタート信号がオフされたと判別された場合、プリンタ300側での画像形成が終了したと判断し、全ての用紙がサンプルトレイ701に排紙されるのを待ち(S15)、全ての排紙が完了すると、フラッパ510をオフし(S16)、この処理を終了する。
つぎに、ソート処理が選択された場合を示す。図7はソート処理手順を示すフローチャートである。このソート処理は、CPU回路部150からの指示に応じてCPU回路部560内のCPU556により実行される。
このソート処理では、まず、フラッパ511を駆動し、ソートパス522を選択する(S21)。このとき、切換フラッパ551によりフィニッシャパス552が選択されている。フィニッシャスタート信号がオンになったか否かを判別する(S22)。
フィニッシャスタート信号がオン状態である場合、プリンタ300から排出された用紙がフィニッシャ500内に搬入されてくるので、パスセンサ531がオンであるか否かを判別し(S23)、パスセンサ531がオンでない場合、再度、S22の処理に戻る。
一方、パスセンサ531がオンである場合、フィニッシャ500内に搬入された用紙の先端がこのパスセンサ531まで到達したと判断し、ソート紙シーケンスを起動する(S24)。このソート紙シーケンスは、CPU回路部560内のCPU556によりマルチタスク処理され、バッファモータM2の起動、停止、排紙モータM3の加減速制御を行うことにより、用紙間隔を拡大し、さらに、処理トレイ630に設けられた整合部材(図示せず)により用紙毎に整合処理を行い、処理トレイ630上での束積載が完了した場合、スタックトレイ700への束排出動作を行う一連のシーケンス処理である。
そして、パスセンサ531がオフになるのを待ち(S25)、パスセンサ531がオフになると、用紙がパスセンサ531を通過したと判断し、S22の処理に戻り、パスセンサ531を用いて用紙の搬入の有無に対する監視を続行する。
一方、S22でフィニッシャスタート信号がオフされた場合、プリンタ300側での画像形成が終了したと判断し、全ての用紙がスタックトレイ700に排紙されるのを待ち(S26)、全ての排紙が完了すると、フラッパ511をオフし(S27)、この処理を終了する。
つぎに、ステイプルソート処理が選択された場合を示す。図8はステイプルソート処理手順を示すフローチャートである。このステイプルソート処理は、CPU回路部150からの指示に応じてCPU回路部560内のCPU556により実行される。
ステイプルソート処理では、まず、フラッパ511を駆動し、ソートパス522を選択する(S31)。このとき、切換フラッパ551によりフィッシャパス552が選択されている。フィニッシャ500に対するフィニッシャスタート信号がオンになったか否かを判別する(S32)。
フィニッシャスタート信号がオンである場合、プリンタ300から排出された用紙がフィニッシャ500内に搬入されてくるので、パスセンサ531がオンであるか否かを判別し(S33)、パスセンサ531がオンでない場合、再度、S32の処理に戻る。
一方、パスセンサ531がオンである場合、フィニッシャ500内に搬入された用紙の先端がこのパスセンサ531まで到達したと判断し、ステイプル紙シーケンスを起動する(S34)。このステイプル紙シーケンスは、CPU回路部560内のCPU556によりマルチタスク処理され、バッファモータM2の起動、停止、排紙モータM3の加減速制御を行うことにより、用紙間隔を拡大し、さらに、処理トレイ630に設けられた整合部材により用紙毎に整合処理を行い、処理トレイ630上での束積載が完了した場合、所定位置でステイプル処理を行い、スタックトレイ700への束排出動作を行う一連のシーケンス処理である。
そして、パスセンサ531がオフになるのを待ち(S35)、パスセンサ531がオフになると、用紙がパスセンサ531を通過したと判断し、S32の処理に戻り、パスセンサ531を用いて用紙の搬入の有無に対する監視を続行する。
一方、S32でフィニッシャスタート信号がオフされたと判別された場合、プリンタ300側での画像形成が終了したと判断し、全ての用紙がスタックトレイ700上に排紙されるのを待ち(S36)、全ての排紙が完了すると、フラッパ511をオフし(S37)、この処理を終了する。
次に、本発明のジョブスケジューリングについて説明する。本画像形成システムに接続されているフィニッシャ500において、先行するジョブの処理トレイ630へのシート積載、又は収納ガイド820にシート積載が完了すると、フィニッシャパス552は、フリーになるので後続ジョブを開始することが可能となる。
ここでは、本画像形成システムに、ユーザが操作部153、又は、ネットワークを介してパソコン(不図示)よりジョブ1(=ステイプル1箇所綴じ処理2部)、更にその後、別のユーザがジョブ2(=製本処理3部)を指示したときの画像形成動作の開始タイミングを変更について説明する。
入力された上記2つのジョブは、一旦、HD1004に蓄えられる。HD1004に蓄えられたジョブ情報をCPU部150が入手すると、通常、CPU部150は、この入力された上記2つのジョブの処理を図10(a)のように展開する。
まず、ジョブ1の1部目の画像形成を画像形成部10で行い(図中処理0)、ステイプラ601を初期の待機位置(ホームポジション)からシート束に対する綴じ位置(ステープルする位置)へ移動させる(図中処理1)。そして、画像形成部10から順次排出されたシートを例えば3枚受け入れ、処理トレイ630に積載させ(図中処理2)、不図示の整合板による整合(図中処理3)を行わせた後、ステイプラ601により綴じ(図中処理4)を行い、排出ローラ680a、680bによってスタックトレイ700へ排出(図中処理5)させる。
1部目の処理が終了したら、2部目として図中処理0'から処理5'を行う。
次に、ジョブ2のシートを第1製本パス553に導くため、切換えフラッパ551を動作させる(図中処理6)。その後、ジョブ2の1部目の画像形成を画像形成部10で行い(図中処理7)、画像形成部10より順次排出されるシート3枚を受け入れ、収納ガイド820に積載(図中処理8)して、不図示の整合板による整合(図中処理9)を行い、2対のステイプラ818とこれに対向するアンビル819により綴じ(図中処理10)を行った後、シート位置決め部材823がシート折り位置まで下がり(図中処理11)、突出し部材825を折りローラ対826へシートを突き出し(図中処理12)、折りローラ対826によってシートは折り畳まれ(図中処理13)、製本排出トレイ832に排出(図中処理14)させる。1部目の処理が終了したら、2部目、3部目として図中処理7'から処理14″を行う。全処理終了後、切換えフラッパ551を戻す(図中処理6)。
CPU部150は、この図10(a)のような処理展開をする前に、画像形成開始タイミング変更制御が可能かどうか判断する。この制御を図13のフローチャートを用いて説明する。
まず、CPU部150はHD1004に蓄えられたジョブ中に並行処理できる処理があるか判断する(S101)。並行処理可能か否かの判断は、ユーザが設定したジョブの中に、例えばステイプル処理や製本処理があるか否かをチェックすることによって行われる。つまり、設定されたジョブの種類の組み合わせによって並行処理が可能か否かが判断されるのである。
並行処理可能な処理がある場合には、画像形成の開始タイミングを変更する(S102)。その後、画像形成を開始する(S103)。この画像形成動作開始のタイミング変更制御により、図10(a)の処理展開は、図10(b)のようになる。つまり、処理2'終了後、処理3'以降と処理6以降を並行して処理できるようになるので、図から分かるように、t1−t2=△t1となり、△t1分だけ全ジョブ終了時間が短縮されることになる。積載処理(処理2')さえ終了すれば、フィニッシャパス552がフリーになるので後続ジョブ2を開始でき、ジョブ1とジョブ2の処理は干渉することなく並行処理を実行することができるので、△t1分の処理時間を短縮でき、処理効率を向上させることができる。
<第2の実施形態>
次に、本画像形成システムに、ユーザが操作部153、又は、ネットワークを介してパソコン(不図示)よりジョブ1(=ステイプル1箇所綴じ処理2部)、更にその後、別のユーザがジョブ2(=製本処理3部)を指示したときの画像形成動作の開始タイミング変更+ジョブ入替について説明する。
既に説明したように、通常は、CPU部150は、上記2つのジョブの処理を図11(a)(図10(a)と同じ)のように展開する。
CPU部150は、この図11(a)のような処理展開をする前に、画像形成動作の開始タイミング変更+ジョブ入替制御が可能かどうか判断する。この制御を図14のフローチャートを用いて説明する。
まず、CPU部150はHD1004に蓄えられたジョブ中に並行処理できる処理があるか判断する(S201)。並行処理可能な処理がある場合には、次に入替可能なジョブがあるか判断する(S202)。ジョブ入れ替え可能か否かの判断も、並行処理可能かどうかの判断と同様、ジョブの種類、つまり例えば、ステイプル処理及び製本処理が設定されているかどうかで行われる。
入替可能なジョブがある場合には、ジョブの入替を行い(S203)、画像形成開始のタイミング変更し(S204)その後、画像形成を開始する(S205)。
このジョブ入替制御により、図11(a)の処理展開は、図11(b)のようになる。つまり、ジョブ2の3部目、処理8″終了後、ジョブ2の3部目、処理9″とジョブ1の1部目、処理6を並行して処理できるようになるので、図から分かるように、t1−t3=△t2となり、△t2分、全ジョブ終了時間が短縮されることになる。
このように入れ替え処理を行うと処理時間の短縮ができるのは、例えば、ステイプルジョブ→製本ジョブの順番で処理を行う場合、製本ジョブ→ステイプルジョブの順番で処理を行うように変更すれば、製本ジョブでは、製本処理トレイ(収納ガイド820)に最終用紙積載後、フィニッシャパス552がフリーになり、突き、折り、束排出動作と並行処理を行いながら、、ステイプルジョブ用の処理トレイ630へ用紙排出が可能となるからである。
<第3の実施形態>
次に、本画像形成システムに、ユーザが操作部153、又は、ネットワークを介してパソコン(不図示)よりジョブ1(=ステイプル1箇所綴じ処理2部)、更にその後、別のユーザがジョブ2(=製本処理3部)を指示したときの画像形成動作の開始タイミング変更+束単位ジョブ入替について説明する。
既に説明したように、通常は、CPU部150は、上記2つのジョブの処理を図12(a)(図10(a)と同じ)のように展開する。
CPU部150は、この図12(a)のような処理展開をする前に、画像形成動作の開始タイミング変更+束単位ジョブ入替制御が可能かどうか判断する。この制御を図15のフローチャートを用いて説明する。
まず、CPU部150はHD1004に蓄えられたジョブ中に並行処理できる処理があるか判断し(S301)、並行処理可能な処理がある場合には、次に束単位で入替可能なジョブがあるか判断する(S302)。束単位で入れ替え可能かの判断も、並行処理可能か否かの判断と同様、ジョブの種類、即ち、例えばステイプル処理及び製本処理が設定されているか否かによって行われる。
束単位で入替可能なジョブがある場合には、束単位ジョブの入替を行い(S303)、画像形成開始のタイミング変更し(S304)その後、画像形成を開始する(S305)。
このジョブ入替制御により、図12(a)の処理展開は、図12(b)のようになる。つまり、図中の並行処理可能区間1、2、3、4、で並行処理できるようになるので、図から分かるように、t1−t4=△t3となり、△t3分、全ジョブ終了時間が短縮されることになる。
なお、図12では、積載処理(処理2)とフラッパ切換処理(処理6)を行うタイミングが重なっているが、図10や図11と同様、これらのタイミングが重ならないようにすることも可能である。逆に、図10や図11における積載処理(処理2)とフラッパ切換処理(処理6)のタイミングを重なるようにしてもよい。
本実施形態では、ジョブ2(=製本処理3部)の束間に、ジョブ1(=ステイプル1箇所綴じ処理2部)の1部を入れた場合を説明したが、2部以上の複数部を入れることも可能である。
また、本実施形態では、ジョブ1、2が本画像形成システムに入力され、このジョブが開始される時に行われる制御について説明したが、ジョブ1、2が入力された時に先行するジョブがある場合には、随時、本実施例におけるジョブスケジューリングが同様に行われる。
<その他の実施形態>
後処理が複数ある場合、設定の順番での処理時間の合計よりもその順番を変更したほうが処理時間を短縮できる場合には、処理の順番を変更するようにしても良い、例えば、後処理JOBが、奥綴じJOB→手前綴じJOB→ノンソートJOBの場合、奥綴じJOB→ノンソートJOB→手前綴じJOBに変更処理する。このように、処理の順番を変更することにより、ステイプラの奥と手前への移動時間が無駄にならず、処理時間が短縮できるからである。
また、 本発明では、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピィ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれている。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含む。
また、上記実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードがネットワークを介して配信されることにより、システム又は装置のハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD-RW、CD-R等の記憶媒体に格納され、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても、達成されることは云うまでもない。
実施の形態におけるシート後処理装置が搭載された画像形成装置の構成を示す断面図である。 画像形成装置全体の制御を司るコントローラの構成を示すブロック図である。 折り装置400およびフィニッシャ500の構成を示す断面図である。 フィニッシャ制御部501の構成を示すブロック図である。 操作部153における後処理モード選択画面を示す図である。 後処理モードとしてのノンソート処理手順を示すフローチャートである。 ソート処理手順を示すフローチャートである。 ステイプルソート処理手順を示すフローチャートである。 画像信号制御部202の詳細図である。 画像形成開始タイミング変更を説明する図である。 画像形成開始タイミング変更+ジョブ入替を説明する図である。 画像形成開始タイミング変更+束単位ジョブ入替を説明する図である。 画像形成開始タイミング制御処理を説明するためのフローチャートである。 画像形成開始タイミング制御+ジョブ入替処理を説明するためのフローチャートである。 画像形成開始タイミング制御+束単位ジョブ入替処理を説明するためのフローチャートである。

Claims (12)

  1. 順次入力される後処理に関連する画像形成ジョブに基づいて順次画像形成させる画像形成装置と、複数の後処理を並行して実行可能なシート後処理装置とを有する画像形成システムであって、
    前記順次入力される後処理に関連する画像形成ジョブを複数記憶可能な記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記複数のジョブ中に、並行処理可能なジョブがあるかどうか判断する判断手段と、
    前記判断手段によって並行処理可能なジョブがあると判断された場合に、前記複数のジョブのうち並列処理可能なジョブにおける画像形成の動作開始タイミングを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記制御手段は、ジョブ開始時又はジョブ投入後随時に前記画像形成の動作タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記判断手段は、前記順次投入された画像形成ジョブの種類によって並行処理可能か否かを判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  4. 前記複数のジョブのうち並列処理可能なジョブは、綴じ処理と製本処理であることを特徴とする請求項3項に記載の画像形成システム。
  5. 順次入力される後処理に関連する画像形成ジョブに基づいて順次画像形成させる画像形成装置と、複数の後処理を並行して実行可能なシート後処理装置とを有する画像形成システムであって、
    前記順次入力される後処理に関連する画像形成ジョブを複数記憶可能な記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記複数の画像形成ジョブの画像形成順序を入れ替える第1の画像形成順序入替手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記複数のジョブ中に並行処理可能なジョブがあるかどうか判断する判断手段と、
    前記判断手段によって並行処理可能なジョブがあると判断された場合に、前記複数のジョブのうち並行処理が可能なジョブの処理順序を入れ替えを実行するように前記第1の画像形成順序入替手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  6. 前記制御手段は、ジョブ開始時又はジョブ投入後随時に前記並行処理が可能なジョブの処理順序の入れ替えを実行するように前記第1の画像形成順序入替手段を制御することを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。
  7. 前記複数のジョブのうち並列処理可能なジョブは、綴じ処理と製本処理であることを特徴とする請求項6項に記載の画像形成システム。
  8. さらに、前記記憶手段に記憶されている前記複数の画像形成ジョブにおいて、特定ジョブ間の束単位ごとに画像形成順序を入れ替える第2の画像形成順序入替手段を備えることを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載の画像形成システム。
  9. 画像形成させる画像形成装置と、
    第1処理を行う為の第1シート積載部と第2処理を行う為の第2シート積載部とを有するシート後処理装置と、
    前記第1シート積載部のシート積載終了に応じて前記第1処理と前記第2処理に対する画像形成を行う為の前記画像形成装置とを並行駆動制御し、又は、前記第2シート積載部のシート積載終了に応じて前記第2処理と前記第1処理に対する画像形成を行う為の前記画像形成装置とを並行駆動制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  10. 順次入力される後処理に関連する画像形成ジョブに基づいて順次画像形成させる画像形成装置と、複数の後処理を並行して実行可能なシート後処理装置とを有する画像形成システムの制御方法であって、
    前記順次入力される後処理に関連する画像形成ジョブを複数記憶可能な記憶手段に記憶するジョブ記憶工程と、
    前記記憶手段に記憶されている前記複数のジョブ中に、並行処理可能なジョブがあるかどうか判断する判断工程と、
    前記判断工程で並行処理可能なジョブがあると判断された場合に、前記複数のジョブのうち並列処理可能なジョブにおける画像形成の動作開始タイミングを制御する制御工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  11. 順次入力される後処理に関連する画像形成ジョブに基づいて順次画像形成させる画像形成装置と、複数の後処理を並行して実行可能なシート後処理装置とを有する画像形成システムの制御方法であって、
    前記順次入力される後処理に関連する画像形成ジョブを複数記憶可能な記憶手段に記憶するジョブ記憶工程と、
    前記記憶手段に記憶されている前記複数の画像形成ジョブの画像形成順序を入れ替え処理を実行する第1の画像形成順序入替工程と、
    前記記憶手段に記憶されている前記複数のジョブ中に並行処理可能なジョブがあるかどうか判断する判断工程と、
    前記判断手段によって並行処理可能なジョブがあると判断された場合に、前記複数のジョブのうち並行処理が可能なジョブの処理順序を入れ替えを実行するように前記第1の画像形成順序入替工程における前記画像形成順序入れ替え処理を制御する制御工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  12. 画像形成させる画像形成装置と、第1処理を行う為の第1シート積載部及び第2処理を行う為の第2シート積載部とを有するシート後処理装置と、を備える画像形成システムの制御方法であって、
    前記第1シート積載部のシート積載終了に応じて前記第1処理と前記第2処理に対する画像形成を行う為の前記画像形成装置とを並行駆動制御し、又は、前記第2シート積載部のシート積載終了に応じて前記第2処理と前記第1処理に対する画像形成を行う為の前記画像形成装置とを並行駆動制御する制御工程を備えることを特徴とする制御方法。
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