JP2008012749A - 画像形成システム、画像形成装置、及び制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本身用紙の束を表紙用紙でコの字状に覆いくるみ製本する画像形成システムに関し、本身用紙が少ない場合であっても適正なくるみ製本を出力可能な画像形成システムを得る。
【解決手段】画像形成される本身用紙束の厚さを算出する束厚算出手段と、前記束厚算出手段により算出された本身用紙束の厚さが所定の厚さに満たない場合には、所定の厚さに達するようダミー用紙の挿入を行う制御手段と、を有することを特徴とする画像形成システムとする。
【選択図】図7

Description

本発明は、用紙束を表紙用紙でコの字状に覆い製本する画像形成システムに関し、特に用紙束の枚数が少数の場合の製本処理に関するものである。
複写機やプリンタ等で画像を形成した複数枚の用紙の束(本身用紙ともいう)を表紙用紙でコの字状にくるみ、用紙の束の背部と表紙用紙を糊付けすることにより簡易的にくるみ製本処理を行う画像形成システムが知られている(特許文献1参照)。
製本装置により形成された本の一例を図15に示す。図15(a)は表紙用紙S2が折られていない状態を示し、図15(b)は表紙用紙S2が折られた状態を示す。S3は複数枚の本身用紙S1の束と表紙用紙S2により構成されており、本身用紙S1の束を表紙用紙S2でコの字状に覆うような形態になっている。S3のような形態をくるみ本ともいう。
くるみ本は表紙用紙と本身用紙の接着を、本身用紙の束の背部Sを貼り付け代として行っているので、本身用紙が少なく、背部Sの幅が十分に確保できない場合には、接着が不十分となってしまうという問題が生じてしまう。
このような問題に対応するため用紙束の用紙枚数が所定枚数以下に設定された場合、くるみ製本装置を不作動に自動選択する方式あるいは、作業者がくるみ製本強制作成機能を選択することによりくるみ製本装置を強制的に作動させる方式が知られている(特許文献2参照)。
特開2004−209869号公報 特開2002−316488号公報
しかし従来の方式では、本身用紙が少ない場合に接着が不十分な不良品を出力しないようにくるみ製本処理を中止するものであって、本身用紙が少ない場合であってもくるみ製本処理を適正に行いたいという問題に対しは何等解決するものではない。
本発明は上記問題に鑑み、本身用紙が少ない場合であっても(適正な)くるみ製本を出力可能な画像形成システム及び画像形成システムを制御するための制御プログラムを得ることを目的とするものである。
1.印刷JOBに基づき本身用紙に画像形成を行う画像形成手段と、画像形成された本身用紙の束を表紙用紙でコの字状に覆うことにより冊子を形成する製本手段と、画像形成される本身用紙束の厚さを算出する束厚算出手段と、前記束厚算出手段により算出された本身用紙束の厚さが所定の厚さに満たない場合には、所定の厚さに達するようダミー用紙の挿入を行う制御手段と、を有することを特徴とする画像形成システム。
2.前記画像形成システムは本身用紙の紙厚情報を記憶する記憶手段を有し、前記束厚算出手段は印刷JOBの本身用紙束の枚数と前記記憶手段に記憶された紙厚情報から本身用紙束の厚さを算出することを特徴とする1に記載の画像形成システム。
3.挿入に必要なダミー用紙の枚数が、所定の枚数以下か否かを判断する判断手段を有することを特徴とする2に記載の画像形成システム。
4.前記判断手段が、挿入に必要なダミー用紙の枚数が所定の枚数を超えると判断した場合には、前記制御手段は警告表示、JOBのキャンセル、の少なくとも一方を行うことを特徴とする3に記載の画像形成システム。
5.前記画像システムはダミー用紙の挿入を行うか否かをユーザが選択するユーザ選択手段を有し、前記制御手段は前記ユーザ選択手段によりダミー用紙の挿入が選択された場合にダミー用紙の挿入を行うことを特徴とする1乃至4のいずれかに記載の画像形成システム。
6.印刷JOBに基づき本身用紙に画像形成を行う画像形成手段を有し、画像形成された本身用紙の束を表紙用紙でコの字状に覆うことにより冊子を形成する製本装置と接続可能な画像形成装置であって、画像形成される本身用紙束の厚さを算出する束厚算出手段と、前記束厚算出手段により算出された本身用紙束の厚さが所定の厚さに満たない場合には、所定の厚さに達するようダミー用紙の挿入を行う制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
7.前記画像形成装置は本身用紙の紙厚情報を記憶する記憶手段を有し、前記束厚算出手段は印刷JOBの本身用紙束の枚数と前記記憶手段に記憶された紙厚情報から本身用紙束の厚さを算出することを特徴とする6に記載の画像形成装置。
8.挿入に必要なダミー用紙の枚数が、所定の枚数以下か否かを判断する判断手段を有することを特徴とする7に記載の画像形成装置。
9.印刷JOBに基づき本身用紙に画像形成を行う画像形成手段と、画像形成された本身用紙の束を表紙用紙でコの字状に覆うことにより冊子を形成する製本手段と、本身用紙束の厚さを算出する束厚算出手段と、を有する画像形成システムを制御するための制御プログラムであって、前記画像形成システムに、前記束厚算出手段により算出された本身用紙束の厚さが所定の厚さに満たない場合には、所定の厚さに達するようダミー用紙の挿入を行わせることを特徴とする制御プログラム。
10.前記画像形成システムは本身用紙の紙厚情報を記憶する記憶手段を有し、前記束厚算出手段は印刷JOBの本身用紙束の枚数と前記記憶手段に記憶された本身用紙の紙厚情報から算出させることを特徴とする9に記載の制御プログラム。
11.挿入に必要なダミー用紙の枚数が、所定の枚数以下か否かの判断を行うことを特徴とする10に記載の制御プログラム。
本身用紙が少ない場合であっても適正な、くるみ製本を出力可能な画像形成システム及び画像形成システムを制御するための制御プログラムを得ることが可能となる。
図1は、画像形成システムの中央断面図である。
画像形成システムは画像形成装置A及び製本装置B(製本手段、あるいはくるみ製本装置ともいう)を有する。画像形成装置Aは電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、画像形成手段A1、原稿搬送部A2、画像読取手段A3、操作手段A4を有する。
画像形成手段A1において、1はドラム状の感光体、2は感光体1を一様に帯電する帯電装置、3は帯電された感光体1を像露光する露光装置、4は露光され静電潜像が形成された感光体1を現像してトナー像を形成する現像装置、5Aは感光体1上に形成されたトナー像を用紙に転写する転写装置、5Bは用紙を感光体1から分離する分離装置、6は感光体1をクリーニングするクリーニング装置、8は用紙上のトナー像を加熱定着する定着装置である。
感光体1が時計方向に回転し、帯電、露光及び現像により感光体1上にトナー像が形成され、像形成と同期して搬送された本身用紙S1、表紙用紙S2にトナー像が転写され、転写されたトナー像が定着されて用紙上に画像が形成される。像転写後の感光体1はクリーニング装置6によりクリーニングされる。
くるみ製本処理を行う場合に表紙用紙S2にくるまれる本身用紙S1は2つのカセットトレイ7A(給紙トレイともいう)に収納されており、表紙用紙S2はカセットトレイ7Bと製本装置Bの表紙収納部80に収納されている。カセットトレイ7A、7Bから本身用紙S1、表紙用紙S2が1枚ずつ排出され、画像形成手段A1へ搬送される。トナー像が転写された本身用紙S1、表紙用紙S2は定着装置8を通過して定着処理される。定着処理された本身用紙S1、表紙用紙S2は、排紙ローラ7Cから画像形成装置Aの外へ排出される。
製本装置Bは画像形成装置Aから送り込まれた本身用紙S1を複数枚束ねて用紙の束とし、当該束に表紙用紙S2を接合して表紙により用紙の束をコの字状に覆い、冊子を作成する。製本装置Bは用紙反転部40、集積部50、塗布部60、断裁部70、用紙束に表紙を接合する接合部90を有し、更に搬送部10、排紙皿20、表紙収納部80、本排出部110を有する。画像形成装置Aから製本装置Bへ搬送されてきた本身用紙S1は、搬送部10に設けられた切り替えゲート11により、排出路12を経て排紙皿20に排出されるか又は用紙反転部40に搬送される。排紙皿20には、製本装置Bにおいてくるみ製本処理しない場合に本身用紙S1が排出される。製本装置Bにおいてくるみ製本処理を実行する場合、本身用紙S1は搬送路13を経て用紙反転部40に搬送され、用紙反転部40においてスイッチバックした後に、集積部50に搬送される。集積部50において設定枚数の本身用紙S1が集積され、本身用紙S1が設定枚数に到達すると集積部50が回転し、本身用紙S1の束がほぼ垂直状態で保持される。そして本身用紙S1の束の背部である下面に塗布部60によって接着剤が塗布され、本身用紙S1の束に表紙用紙S2が接触し接着される。本身用紙S1の束に表紙用紙S2が接着されて作成されたくるみ本S3は本排出部100に排出される。表紙用紙S2が大きすぎる場合には断裁部70で適正な長さになるよう断裁を行う。
画像読取手段A3では原稿の読み取りを行う。原稿は原稿画像走査露光装置の光学系により画像が走査露光され、ラインイメージセンサに読み込まれる。ラインイメージセンサにより光電変換されたアナログ信号は、制御手段において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像データとして記憶手段に記憶される、又は露光装置3に入力される。
A4は、装置の各種表示を行うLCDからなる表示部とともに各種操作の入力が行われる操作手段である。LCDに重ねて配置されているタッチパネルの箇所をユーザが触れることにより操作指示の入力がなされる。
図2は本身用紙S1の束の厚さを測定する工程及び接着剤を塗布する工程を示す図である。
502は第一の挟持部材、503は第二の挟持部材であり、両部材により本身用紙S1の束の挟持を行う。509は本身用紙S1の束の厚さを測定する束厚測定手段である。63は接着剤、62は接着材を本身用紙S1の束の背部に塗布する塗布ローラである。まず図2に基づいて本身用紙S1の束の厚さを測定する工程を説明する。
移動手段であるモータM1によって第二の挟持部材503が本身用紙としての本身用紙S1に向けて移動し、第二の挟持部材503が本身用紙S1を一定の圧で押圧すると、モータM1の駆動トルクの増大を駆動トルク検知センサ(図示せず)で検知して第二の挟持部材503の移動が停止する。このような構成により本身用紙S1の束が第一の挟持部材502と第二の挟持部材503により強固に挟持されるのである。
本身用紙S1の束の厚さは束厚測定手段509により行われる。509はロータリエンコーダ方式の測定手段であり、第二の挟持部材503の移動量をロータリエンコーダにより測定し、RAM等の記憶手段に記憶する。第一の挟持部材502に対する第二の挟持部材503の位置から両者に挟持された本身用紙S1の束の厚さを算出する。を行う。
次に接着材の塗布工程について説明をする。本身用紙S1の束が第一の挟持部材502と第二の挟持部材503により挟持された段階で、受け板506が駆動機構(図示せず)により90°回転して、図2(b)に示すように退避する。受け板506が退避した段階では、本身用紙S1の束の下面SAと塗布ローラ62は接触していない(図2(c)参照)。
次に図2(d)に示すように、接着剤63が収容されている塗布部60が上昇して塗布ローラ62が本身用紙S1の束の背部となる下面SAに接触し、塗布部60が本身用紙S1の束の下面SAに沿って移動することによって、接着剤63が本身用紙S1の束の下面SAに塗布される。塗布ローラ62はモータM2によって駆動される。
図3は、画像形成システムの制御ブロック図である。なお、同図では本実施形態の動作説明に必要な部分の周囲を中心に記載してあり、その他の画像形成システムとして既知の部分については省略してある。また以降の図においては説明の重複を避けるために、共通する部分は同一符号を付すことにより説明に代える。
100AはCPUでありプログラムに従って画像形成装置Aの各種制御を実行する制御手段として機能する。101AはROMであり画像形成装置Aを制御するためのプログラムやデータを含む各種プログラムやデータを記憶している。102AはRAMでありCPU100Aによってワークエリアとして利用され、CPU100Aが画像形成装置Aの制御を実行する際に必要なプログラムやデータあるいは印刷JOBを一時的に記憶する。ここでいう印刷JOBとは画像データと画像形成に必要な設定情報を関連づけたものである。なお設定情報とは例えば倍率、濃度情報、本身用紙の出力枚数、製本の出力部数、等のことである。なお、以下においては、このような画像データと設定情報との組み合わせを印刷JOBと呼ぶ。そして、CPU100Aは、RAM102Aに展開されたプログラム、データ、印刷JOBに基づき、画像形成装置Aの制御を実行する。110AはLAN等のネットワークを介した通信を行う通信手段としてのインターフェイス(I/F)である。
なお、ここでは、実施の形態に係るプログラムは、画像形成装置Aあるいは製本装置Bに有しているもので説明するが、プログラムは、画像形成装置Aではなく、画像形成装置AにI/F110Aを経由して接続しているネットワーク上のパソコンが有していてもよく、パソコン側にあるプログラムをLAN等の通信媒体を介して画像形成装置AのCPUが制御してもよい。
画像読取手段A3は、操作手段A4の入力に基づいて原稿を読み取って画像データを生成する。生成された画像データは、CPU100Aにより処理が施され、画像メモリ106Aに記憶される、又は画像形成手段A1に出力される。画像形成手段A1は、CPU100Aにより処理が施された画像データに基づいて用紙上に画像形成を行う。給紙部7は、給紙カセット7Aに収容されている本身用紙S1又は給紙カセット7Bに収容されている表紙用紙S2を画像形成手段A1に向けて搬送する。操作手段A4は、タッチパネル等で構成され、各種操作画面の表示や指示入力等が行われる。
104Aは通信部であり、製本装置Bに接続され、製本装置Bとの間で各種データを送受信する。105Aはバスであり、ROM101A、RAM102A、不揮発性メモリ103A、画像読取手段A3、画像形成手段A1、操作手段A4、給紙部7、送信手段である通信部104A等が相互に接続されている。
製本装置Bは、プログラムに従って製本装置Bの各種制御を実行するCPU100Bを中心に、バス105Bにより、ROM101B、RAM102B、不揮発性メモリ103B、搬送部10、接合部60、断裁部70、表紙収納部80、及び通信部(受信手段)104B等が相互に接続されている。ROM101Bは、各種プログラムやデータを記憶しており、CPU100Bがこれらプログラムやデータを利用して製本装置Bの制御を実行する。RAM102Bは、CPU100Bによってワークエリアとして利用され、CPU100Bが制御を実行する際に必要なプログラムとデータを一時的に記憶する。通信部104Bは、画像形成装置Aに接続され、画像形成装置Aとの間で各種データを送受信する。
次に画像形成装置Aと製本装置Bの設定方法について説明する。図4〜図6は操作手段A4における表示画面の詳細図である。
図4は各種の表示及び入力を行う操作部A4の基本画面を示す。くるみ製本処理を実行させる場合には図4で後処理設定釦D1を押す。後処理設定釦D1が押されると図5に示すように後処理に関する設定画面が表示される。後処理設定画面でくるみ綴じ釦D11を押すと、図6のくるみ綴じ設定画面が表示される。設定画面上で表紙印刷の有無、表紙印刷面、表紙断裁の有無、とじ方向、背表紙幅、等を設定し、OK釦を押すと設定が完了する。
図7は第一の実施形態に係る画像形成システムの動作フローを示す図である。束厚算出手段として本身用紙の束の厚さを測定する束厚測定手段509を用いた例である。
まずステップS11で本身用紙の枚数、出力冊子部数、等の印刷JOBが入力される。印刷JOBに基づいて本身用紙S1に画像形成を行い、製本装置Bの集積部50に印刷JOBで設定された枚数の本身用紙S1を集積する(ステップS12)。集積された本身用紙S1の束の厚さを、束厚測定手段509により測定する(ステップS13)。
続いてステップS14で、本身用紙S1の束の厚さが所定の厚さに達しているか否かを判断する。この判断は、例えばCPU100AあるいはCPU100Bで行われる。本身用紙S1の束厚が所定の厚さ以上と判断されると(ステップS14のYes)製本装置Bでのくるみ製本処理を実行する(ステップS16)。
一方、所定の厚さ以上ではない(所定の厚さに満たない)と判断されると(ステップS14のNo)ダミー用紙として白紙の本身用紙S1を挿入する(ステップS15)。白紙の挿入は、本身用紙S1の束厚が所定の厚さ以上と判断される(所定の厚さに達する)まで繰り返され、厚さ以上と判断されると製本装置Bでのくるみ製本処理を実行する(ステップS16)。
なお「所定の厚さ」とは、くるみ製本処理が実行可能な本身用紙束の最低限の厚さのことであり、不揮発メモリ103Bにあらかじめ記憶されている。通常は1mmから2mm程度であるが、これに限るものではない。
このように、入力された印刷JOBの本身用紙が少なく薄い場合であってもダミー用紙を挿入することにより、適正な厚さにでき、くるみ製本を行うことが可能な画像形成システムを得ることが可能となる。
次に第二の実施形態について説明をする。第二の実施形態は束厚算出手段として、本身用紙枚数及び紙厚情報から本身用紙束の厚さを算出するものの例である。
まずフローの前準備として、用紙の厚さ情報の入力を行う。図4の基本画面において、用紙サイズ選択釦D2を押すと図8の用紙サイズの設定画面が表示される。
図8は操作手段A4における表示画面の詳細図である。本設定画面では各カセットトレイそれぞれに対して用紙のサイズ、紙種、斤量(g/m2)の設定を行うことができる。設定の変更は各釦を押すことにより、機能設定の子画面がポップアップ(図示せず)するので、子画面で各種の釦を選択することにより行う。設定後にOK釦を押すことにより設定が完了する。以下のフローでは本設定画面で入力した、用紙の斤量情報を紙厚情報として代用する。
図9は第二の実施形態に係る画像形成システムの動作フローを示す図である。ステップS21で印刷JOBが入力される。ステップS22で用紙の紙厚情報を入手する。紙厚情報としては図8で入力された斤量情報を用いる。続いてステップS23では所要枚数の算出を算出テーブルを用いて行う。表1に算出テーブルの例を示す。
Figure 2008012749
算出テーブルはあらかじめ不揮発メモリ103Aに記憶されており、算出テーブルを用いて事前に入力された斤量情報に基づきくるみ製本を適正に行うために必要な枚数(所要枚数)を決定する。表1に示す算出テーブルは所定の厚さ1mmとするのに必要な枚数を例として示している。表1において例えば、斤量(g/m2)の選択が「60〜84」の場合には所要枚数は10.0枚となる。
なお表1の最右列は斤量(範囲の中央値)に対する紙厚の情報であり、所定の厚さの変更を行った場合には、所要枚数も紙厚情報に基づいて再計算される。
また上記の例では、用紙の斤量情報から所要枚数を算出する例を示したが、紙厚情報を直接入力することにより所要枚数を算出する方式でもよい。更に斤量情報を用いずに、画像システムとして使用可能な最も薄い本身用紙の厚さを基準として、所要枚数を一律の枚数に設定しておく方式であってもよい。
図9に戻って動作フローの説明を続ける。ステップS24では入力された印刷JOBの本身用紙S1の束の枚数が所要枚数以上であるかを判断する。この判断は、例えばCPU100Aで行われる。本身用紙S1束の枚数が所要枚数以上と判断されると(ステップS24のYes)くるみ製本処理を実行する(ステップS27)。
一方、所要枚数以上でないと判断されると(ステップS24のNo)、続くステップS25で不足枚数を算出し、ステップS26で不足枚数分の白紙(ダミー用紙)の本身用紙S1を挿入し、ステップS27でくるみ製本処理を実行する。
このように、製本装置Bに束厚測定手段509を有していない画像システムにおいて、本身用紙が少ない場合であっても適正な、くるみ製本を出力可能な画像形成システム及び画像形成システムを制御するための制御プログラムを得ることが可能となる。
図10は第三の実施形態に係る画像形成システムの動作フローを示す図である。同図に示す例では所定の枚数(挿入上限枚数)を用いて、白紙挿入を実行するか否かを判断する。同図においてはステップS21からS27は図9と共通する。
まず、フローの前に事前に挿入上限枚数の設定を行う。挿入上限枚数の設定は図6で白紙挿入上限枚数釦D31を押すことにより、機能設定の子画面がポップアップ(図示せず)するので、子画面で各種の釦を選択することにより行う。設定後にOK釦を押すことにより設定が完了する。
図10のステップS301ではステップS25で算出した不足枚数と事前に設定されている所定の挿入上限枚数との比較を行う。不足枚数が挿入上限枚数以下と判断されると(ステップS301のYes)、続くステップS26で不足枚数分の白紙を挿入し、ステップS27でくるみ製本処理を実行する。
一方、不足枚数が挿入上限枚数以下でない(所定の枚数を超える)と判断されると(ステップS301のNo)、続くステップS302でユーザに警告表示を行うとともに、ステップS303でくるみ製本処理を中止し、印刷JOBのキャンセルを行う。
なお、一実施態様として、警告表示(ステップS302)とくるみ製本処理の中止(ステップS303)の両方を行う態様について説明したが、これに限定されず他の実施態様としていずれか一方のみを行うようにしてもよい。
なお、上記に示す例では、挿入上限枚数を用いる例について説明をしたが、枚数ではなく最終的な本身用紙S1の出力枚数に対する白紙挿入枚数の比率を挿入上限比率として用いるようにしてもよい。
このように、白紙の挿入枚数を所定の挿入上限枚数以下に制限することにより、白紙ばかりのくるみ製本を出力することを防ぐことが可能となり、本身用紙が少ない場合であっても適正な、くるみ製本を出力可能な画像形成システム及び画像形成システムを得ることが可能となる。
図11は第四の実施形態に係る画像形成システムの動作フローを示す図である。同図に示す実施形態ではダミー用紙の挿入を行うか否かをユーザが選択するユーザ選択手段を設ける。同図においてはステップS21からS27、S303は図9、図10と共通する。図11において、本身用紙枚数が所要枚数以上でないと判断されると(ステップS24のNo)続くステップS311では次に示すダミー用紙の挿入を行うかをユーザが選択するユーザ選択画面を表示する。
図12は操作手段A4における表示画面の詳細図であり、ユーザ選択画面D4を表示している。同図においてユーザが継続釦D41を押した場合には(ステップS311のYes)、続くステップS26で白紙を挿入し、ステップS27でくるみ製本処理を行う。
一方、ユーザが中止釦D42を押した場合には(ステップS311のNo)続くステップS303でくるみ製本処理を中止し、印刷JOBのキャンセルを行う。
図13、図14は第四の実施形態に係る画像形成システムの他の動作フローを示す図である。同図に示す実施形態は図10の実施形態に対してステップS311(破線囲み領域)を追加したものであり、同図においてはステップS21からS27、S301からS303は図10と共通する。
図13では不足枚数が挿入上限枚数以下であると判断された場合(ステップS301のYes)であっても、直ぐに不足枚数分の白紙挿入を行わずにステップS311でユーザ選択画面D4を表示してユーザの選択によりその後の処理を決定するようにしている。
図14では不足枚数が挿入上限枚数以下でないと判断された場合(ステップS301のNo)であっても、ユーザがユーザ選択画面D4で継続釦D41(ステップS311のYes)を押すことにより、以降の白紙挿入及びくるみ製本処理が選択可能としている(ステップS26、S27)。
このように、不足枚数分の白紙を挿入する前に、ユーザがその後の処理を選択するユーザ選択画面を設け、ユーザ選択手段の選択結果に基づいて白紙(ダミー用紙)を挿入することによりユーザが希望するくるみ製本処理を実行することが可能となる。
なお、第一から第四の実施形態としてダミー用紙の一実施例として白紙の本身用紙S1を挿入した例について説明を行ったが、これに限られず白紙ではなく、ダミー用の画像データをあらかじめ画像メモリ106Aに記憶しておき、その画像データに基づいて画像形成を行った本身用紙S1をダミー用紙として用いてもよい。また本身用紙S1と同一のカセットトレイの用紙ではなく、別のカセットトレイの用紙を用いるようにしてもよい。
以上説明したように本身用紙が少ない場合であっても適正なくるみ製本を出力可能な画像形成システム及び画像形成システムを制御するための制御プログラムを得ることが可能となる。
画像形成システムの中央断面図である。 本身用紙S1の束の厚さを測定する工程及び接着剤を塗布する工程を示す図である。 画像形成システムの制御ブロック図である。 操作手段A4における表示画面の詳細図である。 操作手段A4における表示画面の詳細図である。 操作手段A4における表示画面の詳細図である。 第一の実施形態に係る画像形成システムの動作フローを示す図である。 操作手段A4における表示画面の詳細図である。 第二の実施形態に係る画像形成システムの動作フローを示す図である。 第三の実施形態に係る画像形成システムの動作フローを示す図である。 第四の実施形態に係る画像形成システムの動作フローを示す図である。 操作手段A4における表示画面の詳細図である。 第四の実施形態に係る画像形成システムの他の動作フローを示す図である。 第四の実施形態に係る画像形成システムの他の動作フローを示す図である。 製本装置により形成された本の一例を示す図である。
符号の説明
A 画像形成装置
A1 画像形成手段
B 製本装置(製本手段)
A4 操作手段
100A、100B CPU
101A、101B ROM
102A、102B RAM
50 集積部
509 束厚測定手段
60 塗布部
D4 ユーザ選択画面
S1 本身用紙
S2 表紙用紙

Claims (11)

  1. 印刷JOBに基づき本身用紙に画像形成を行う画像形成手段と、
    画像形成された本身用紙の束を表紙用紙でコの字状に覆うことにより冊子を形成する製本手段と、
    画像形成される本身用紙束の厚さを算出する束厚算出手段と、
    前記束厚算出手段により算出された本身用紙束の厚さが所定の厚さに満たない場合には、所定の厚さに達するようダミー用紙の挿入を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記画像形成システムは本身用紙の紙厚情報を記憶する記憶手段を有し、前記束厚算出手段は印刷JOBの本身用紙束の枚数と前記記憶手段に記憶された紙厚情報から本身用紙束の厚さを算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 挿入に必要なダミー用紙の枚数が、所定の枚数以下か否かを判断する判断手段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記判断手段が、挿入に必要なダミー用紙の枚数が所定の枚数を超えると判断した場合には、前記制御手段は警告表示、JOBのキャンセル、の少なくとも一方を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記画像システムはダミー用紙の挿入を行うか否かをユーザが選択するユーザ選択手段を有し、前記制御手段は前記ユーザ選択手段によりダミー用紙の挿入が選択された場合にダミー用紙の挿入を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  6. 印刷JOBに基づき本身用紙に画像形成を行う画像形成手段を有し、
    画像形成された本身用紙の束を表紙用紙でコの字状に覆うことにより冊子を形成する製本装置と接続可能な画像形成装置であって、
    画像形成される本身用紙束の厚さを算出する束厚算出手段と、
    前記束厚算出手段により算出された本身用紙束の厚さが所定の厚さに満たない場合には、所定の厚さに達するようダミー用紙の挿入を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置は本身用紙の紙厚情報を記憶する記憶手段を有し、前記束厚算出手段は印刷JOBの本身用紙束の枚数と前記記憶手段に記憶された紙厚情報から本身用紙束の厚さを算出することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 挿入に必要なダミー用紙の枚数が、所定の枚数以下か否かを判断する判断手段を有することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 印刷JOBに基づき本身用紙に画像形成を行う画像形成手段と、
    画像形成された本身用紙の束を表紙用紙でコの字状に覆うことにより冊子を形成する製本手段と、
    本身用紙束の厚さを算出する束厚算出手段と、
    を有する画像形成システムを制御するための制御プログラムであって、
    前記画像形成システムに、前記束厚算出手段により算出された本身用紙束の厚さが所定の厚さに満たない場合には、所定の厚さに達するようダミー用紙の挿入を行わせることを特徴とする制御プログラム。
  10. 前記画像形成システムは本身用紙の紙厚情報を記憶する記憶手段を有し、前記束厚算出手段は印刷JOBの本身用紙束の枚数と前記記憶手段に記憶された本身用紙の紙厚情報から算出させることを特徴とする請求項9に記載の制御プログラム。
  11. 挿入に必要なダミー用紙の枚数が、所定の枚数以下か否かの判断を行うことを特徴とする請求項10に記載の制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008238694A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Canon Inc 製本システム及び製本装置
JP2008249800A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Noritsu Koki Co Ltd 撮影コマ画像処理装置とアルバム冊子
JP2021098291A (ja) * 2019-12-20 2021-07-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成システムおよびその制御方法

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