JP2008163442A - スパッタリングターゲット及び酸化物半導体膜 - Google Patents

スパッタリングターゲット及び酸化物半導体膜 Download PDF

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Abstract

【課題】スパッタリング法を用いて酸化物半導体膜を成膜する際に発生する異常放電を抑制し、膜質異常がなく、表面平滑性に優れた酸化物半導体膜を製造できるスパッタリングターゲットを提供する。
【解決手段】インジウム(In)、ガリウム(Ga)及び亜鉛(Zn)の酸化物を含有するスパッタリングターゲットであって、ZnGaで表される化合物及びInGaZnOで表される化合物含むスパッタリングターゲット。
【選択図】なし

Description

本発明は、スパッタリングターゲット及び酸化物半導体膜に関する。
金属複合酸化物からなる酸化物半導体膜は、高移動度性及び可視光透過性を有しており、液晶表示装置、薄膜エレクトロルミネッセンス表示装置、電気泳動方式表示装置、粉末移動方式表示装置等のスイッチング素子、駆動回路素子等の用途に使用されている。
金属複合酸化物からなる酸化物半導体膜としては、例えば、In、Ga及びZnの酸化物(IGZO)からなる酸化物半導体膜が挙げられる。IGZOスパッタリングターゲットを用いて成膜してなる酸化物半導体膜は、アモルファスシリコン膜よりも移動度が大きいという利点があり、注目を集めている(特許文献1〜10)。
IGZOスパッタリングターゲットは、InGaO(ZnO)(mは1〜20の整数)で表される化合物が主成分であることが知られている。しかし、IGZOスパッタリングターゲットを用いてスパッタリング(例えばDCスパッタリング)をする場合に、このInGaO(ZnO)で表される化合物が異常成長して異常放電を起こし、得られる膜に不良が発生する問題点があった。
また、IGZOスパッタリングターゲットは、原料粉末を混合して混合物を調製し、混合物を仮焼、粉砕、造粒及び成形して成形体を作製し、成形体を焼結及び還元して製造されているが、その工程数が多いことからスパッタリングターゲットの生産性を低下させ、コスト増になる欠点を有している。
加えて、得られるスパッタリングターゲットの導電性は90S/cm(バルク比抵抗:0.011Ωcm)程度であり、抵抗が高く、スパッタ時に割れ等が発生しないターゲットを得ることは困難であった。
IGZOスパッタリングターゲットに含まれるInGaO(ZnO)、InGaO(ZnO)、InGaO(ZnO)、InGaO(ZnO)及びInGaO(ZnO)で表される化合物、並びにその製造法については、特許文献11〜15に記載されている。
しかしながら、特許文献11〜15ではZnGaで表される化合物及びInGaZnOで表される化合物は得られていない。また、特許文献11〜15において使用されている原料粉末の粒径は、10μm以下である。さらに、半導体素子に使用できることが記載されているが、比抵抗値に関する記載がなく、スパッタリングターゲットに用いることができることは記載されていない。
特開平8−295514号公報 特開平8−330103号公報 特開2000−044236号公報 特開2006−165527号公報 特開2006−165528号公報 特開2006−165529号公報 特開2006−165530号公報 特開2006−165531号公報 特開2006−165532号公報 特開2006−173580号公報 特開昭63−239117号公報 特開昭63−210022号公報 特開昭63−210023号公報 特開昭63−210024号公報 特開昭63−265818号公報
本発明の目的は、スパッタリング法を用いて酸化物半導体膜を成膜する際に発生する異常放電を抑制し、膜質異常がなく、表面平滑性に優れた酸化物半導体膜を製造できるスパッタリングターゲットを提供することである。
本発明は上述の問題に鑑みなされたものであり、ZnGaで表される化合物が、InGaO(ZnO)(ここで、mは2から20の整数)で表される化合物の異常成長を抑制し、スパッタリング中の異常放電を抑制できること、及び正四価以上の金属元素を添加することによりスパッタリングターゲット自体のバルク抵抗率を低減でき、異常放電を抑制できることを見出し、本発明を完成させた。
本発明によれば、以下のスパッタリングターゲット等が提供される。
1.インジウム(In)、ガリウム(Ga)及び亜鉛(Zn)の酸化物を含有するスパッタリングターゲットであって、
ZnGaで表される化合物及びInGaZnOで表される化合物含むスパッタリングターゲット。
2.In/(In+Ga+Zn)で表される原子比、Ga/(In+Ga+Zn)で表される原子比及びZn/(In+Ga+Zn)で表される原子比が下記式を満たす1に記載のスパッタリングターゲット。
0.2<In/(In+Ga+Zn)<0.77
0.2<Ga/(In+Ga+Zn)<0.50
0.03<Zn/(In+Ga+Zn)<0.50
3.In/(In+Ga+Zn)で表される原子比及びGa/(In+Ga+Zn)で表される原子比が下記式を満たす1又は2に記載のスパッタリングターゲット。
In/(In+Ga+Zn)>Ga/(In+Ga+Zn)
4.正四価以上の金属元素を含み、
全金属元素に対する前記正四価以上の金属元素の含有量が[正四価以上の金属元素/全金属元素 :原子比]=0.0001〜0.2である1〜3のいずれかに記載のスパッタリングターゲット。
5.前記正四価以上の金属元素がスズ、ジルコニウム、ゲルマニウム、セリウム、ニオブ、タンタル、モリブデン及びタングステンから選ばれる1種以上の元素である4に記載のスパッタリングターゲット。
6.バルク抵抗が5×10−3Ωcm未満である1〜5のいずれかに記載のスパッタリングターゲット。
7.1〜6のいずれかのスパッタリングターゲットをスパッタリングして成膜して得られる酸化物半導体膜。
本発明によれば、スパッタリング法を用いて酸化物半導体膜を成膜する際に発生する異常放電を抑制し、膜質異常がなく、表面平滑性に優れた酸化物半導体膜を製造できるスパッタリングターゲットを提供することができる。
本発明のスパッタリングターゲット(以下、本発明のターゲットということがある)は、インジウム(In)、ガリウム(Ga)及び亜鉛(Zn)の酸化物を含有し、ZnGaで表される化合物及びInGaZnOで表される化合物を含む。
スパッタリングターゲット中にZnGaで表される化合物及びInGaZnOで表される化合物を生成させることによりInGaO(ZnO)(mは2〜20の整数)で表される化合物の異常成長を抑えることができ、ターゲットのスパッタリング中の異常放電を抑制することができる。また、結晶粒径を小さくできることから結晶界面で酸素欠損を発生させ、バルク抵抗を低下させることができる。
また、本発明のスパッタリングターゲットは、InGaO(ZnO)(mは2〜20の整数)で表される化合物、ZnGaで表される化合物等の複数の結晶系を含むので、それらの結晶粒界において結晶の不整合により酸素欠損が発生し、ターゲット中にキャリヤーが生成される。このキャリヤーがターゲットの抵抗が下げ、スパッタリング時の異常放電が抑えられる。
本発明のスパッタリングターゲットにおいて、In/(In+Ga+Zn)で表される原子比、Ga/(In+Ga+Zn)で表される原子比及びZn/(In+Ga+Zn)で表される原子比は、好ましくは下記式を満たす。
0.2<In/(In+Ga+Zn)<0.77
0.2<Ga/(In+Ga+Zn)<0.50
0.03<Zn/(In+Ga+Zn)<0.50
尚、上記原子比は、後述する焼結前のインジウム化合物、ガリウム化合物及び亜鉛化合物の混合比を調整することにより得られる。
In/(In+Ga+Zn)が0.77以上の場合、成膜して得られる酸化物半導体膜の導電性が高くなり、半導体としての利用が困難となるおそれがある。一方、In/(In+Ga+Zn)が0.2以下の場合、成膜して得られる酸化物半導体膜の半導体として利用するときのキャリヤー移動度が低下するおそれがある。
Ga/(In+Ga+Zn)が0.5以上の場合、成膜して得られる酸化物半導体膜の半導体として利用するときのキャリヤー移動度が低下するおそれがある。一方、Ga/(In+Ga+Zn)が0.2以下の場合、成膜して得られる酸化物半導体膜の導電性が高くなり、半導体としての利用が困難となるおそれがある。また、加熱等の外乱により半導体特性が変化したり、閾電圧(Vth)シフトが大きくなるおそれがある。
Zn/(In+Ga+Zn)が0.03以下の場合、酸化物半導体膜が結晶化するおそれがある。一方、Zn/(In+Ga+Zn)が0.5以上の場合、酸化物半導体膜自体の安定性に問題がある場合があり、それによりVthシフトが大きくなる場合がある。
尚、上記ターゲット中の各元素の原子比は、ICP(Inductively Coupled Plasma)測定により、各元素の存在量を測定することで求められる。
本発明のスパッタリングターゲットにおいて、In/(In+Ga+Zn)で表される原子比及びGa/(In+Ga+Zn)で表される原子比が好ましくは下記式を満たす。
In/(In+Ga+Zn)>Ga/(In+Ga+Zn)
この式を満たすスパッタリングターゲットは、成膜して酸化物半導体膜を製造した場合に、得られる酸化物半導体膜の安定性が高く、Vthシフトが抑えられ、長期間の安定性に優れる。
本発明のスパッタリングターゲットは、好ましくは正四価以上の金属元素を含み、全金属元素に対する上記正四価以上の金属元素の含有量が[正四価以上の金属元素/全金属元素 :原子比]=0.0001〜0.2である。
スパッタリングターゲットが正四価以上の金属元素を含むことにより、ターゲット自体のバルク抵抗値を低減することができ、ターゲットのスパッタリング時における異常放電の発生を抑制することができる。
正四価以上の金属元素の含有量[正四価以上の金属元素/全金属元素 :原子比]が0.0001未満の場合、バルク抵抗値を低減する効果が小さいおそれがある。一方、正四価以上の金属元素の含有量[正四価以上の金属元素/全金属元素 :原子比]が0.2を超える場合、酸化物半導体膜の安定性に問題が出るおそれがある。
好ましい上記正四価以上の金属元素としては、スズ、ジルコニウム、ゲルマニウム、セリウム、ニオブ、タンタル、モリブデン及びタングステンが挙げられ、より好ましくは、スズ、セリウム、ジルコニウムである。
上記正四価以上の金属元素は、例えば金属酸化物として金属元素の含有量が上記範囲となるように本発明のスパッタリングターゲットの原料に添加される。
尚、本発明のスパッタリングターゲットは上記正四価以上の金属元素の他、本発明の効果を損なわない範囲で、例えばハフニウム、レニウム、チタン、バナジウム等を含んでもよい。
本発明のスパッタリングターゲットは好ましくはバルク抵抗が5×10−3Ωcm未満であり、より好ましくは2×10−3Ωcm未満である。バルク抵抗が5×10−3Ωcm以上の場合、スパッタリング中に異常放電を誘発したり、異物(ノジュール)が発生したりする場合がある。
本発明のターゲットのバルク抵抗は、四探針法によって測定することができる。
本発明のスパッタリングターゲットは好ましくは焼結体密度が6.0g/cm以上である。
ターゲットの焼結体密度を6.0g/cm以上とすることにより、ターゲットの抗折強度を高くしてスパッタリング中のターゲットの割れを抑制することができる。一方、ターゲットの焼結体密度が6.0g/cm未満の場合、ターゲット表面が黒化したりして異常放電が発生したりする場合がある。
焼結体密度の高い焼結体を得るため、後述するターゲットの製造方法において、冷間静水水圧(CIP)等で成形したり、熱間静水圧(HIP)等により焼結すると好ましい。
本発明のスパッタリングターゲットは、例えば、酸化インジウム粉末、酸化ガリウム粉末及び酸化亜鉛粉末(出発原料)を混合粉砕して混合物を調製し、混合物を所望の形状に成形して成形体を作製し、成形体を1250〜1450℃で焼結することにより製造できる。
上記製造方法は、混合物調製後の仮焼工程及び仮焼後の粉砕工程を省略できる。また、還元工程を全く必要としない。従って、これら工程を省略することができることから、本発明のスパッタリングターゲットは安価で製造できる。
用いる酸化インジウム粉末、酸化ガリウム粉末及び酸化亜鉛粉末としては、
比表面積が6〜10m/gである酸化インジウム粉末、比表面積が5〜10m/gである酸化ガリウム粉末及び比表面積が2〜4m/gである酸化亜鉛粉末、又は
メジアン径が1〜2μmである酸化インジウム粉末、メジアン径が1〜2μmである酸化ガリウム粉末及びメジアン径が0.8〜1.6μmである酸化亜鉛粉末である。
出発原料の混合比は、例えば重量比でIn:Ga:Zn=45:30:25(モル比でIn:Ga:Zn=1:1:1)、又はIn:Ga:ZnO=51:34:15(モル比でIn:Ga:ZnO=1:1:1)となるように秤量する。
上記の出発原料は、ビーズミル等により粉砕混合することが好ましい。これにより原料を均一に混合でき、また、原料の粒径を小さくできる。
粉砕混合において、例えば粉砕混合後の各原料の比表面積を、粉砕混合前の各原料の比表面積より1.0〜2.5m/g増加させるか、又は粉砕混合後の各原料の平均メジアン径を0.6〜1.0μmとなるように混合物を調製する。
各原料の粉砕混合後の比表面積の増加分が1.0m/g未満、又は各原料の粉砕混合後の平均メジアン径が0.6μm未満であると、粉砕混合時の際に粉砕機器等からの不純物混入量が増加するおそれがある。
上記粉砕混合において、粉砕混合前の酸化インジウム粉末及び酸化ガリウム粉末の比表面積がほぼ同じであると、より効率的に粉砕混合ができるようになり、粉砕混合前の酸化インジウム粉末及び酸化ガリウム粉末の比表面積の差が3m/g以下であると好ましい。比表面積の差が上記範囲にない場合、効率的な粉砕混合ができず、得られる焼結体中に酸化ガリウム粒子が残る場合がある。
また、粉砕混合前の酸化インジウム粉末及び酸化ガリウム粉末のメジアン径がほぼ同じであると、より効率的に粉砕混合ができるようになり、粉砕混合前の酸化インジウム粉末及び酸化ガリウム粉末のメジアン径の差が1μm以下であると好ましい。メジアン径の差がこの範囲にない場合、得られる焼結体中に酸化ガリウム粒子が残る場合がある。
調製した混合物を所定の形状に成形して成形体を作製し、調製した成形体を焼成することにより本発明のスパッタリングターゲット用焼結体を製造することができる。
上記混合物を成形する成形処理としては、金型成形、鋳込み成形、射出成形等が挙げられるが、焼結体密度の高い焼結体を得るため、CIP(冷間静水圧)等で成形すると好ましい。
尚、成形処理に際しては、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、ポリワックス、オレイン酸等の成形助剤を用いてもよい。
焼成温度は1250℃以上1450℃未満であり、好ましくは1300℃以上1450℃未満である。また、焼成時間は、通常2〜100時間であり、好ましくは4〜40
時間である。
焼成温度が1250℃未満では得られる焼結体の焼成体密度が向上しないおそれがある。一方、焼成温度が1450℃以上の場合、亜鉛が蒸散し焼結体の組成が変化する及び/又はターゲット中にボイド(空隙)が発生するおそれがある。
上記焼成は、酸素気流中又は酸素加圧下で行うと好ましい。酸素雰囲気下で焼成することにより亜鉛の蒸散を抑えることができ、ボイド(空隙)のない焼結体を製造することができる。この焼結体には、ZnGaで表される化合物及びInGaZnOで表される化合物が生成しており、このことはX線回折法により確認できる。
上記焼成後の焼結体を、所望の表面粗さに例えば研磨等することにより本発明のスパッタリングターゲットが製造できる。
例えば、上記焼結体を平面研削盤で研削して平均表面粗さ(Ra)が5μm以下とし、さらにスパッタ面に鏡面加工を施して、平均表面粗さ(Ra)を1000オングストローム以下とすることができる。
鏡面加工(研磨)は特に限定されず、機械的研磨、化学研磨、メカノケミカル研磨(機械的研磨と化学研磨の併用)等の既知の研磨技術を用いることができる。例えば、固定砥粒ポリッシャー(ポリッシュ液:水)で#2000以上にポリッシングしたり、又は遊離砥粒ラップ(研磨材:SiCペースト等)にてラッピング後、研磨材をダイヤモンドペーストに換えてラッピングすることが挙げられる。
本発明のスパッタリングターゲットの製造方法において、例えば得られたスパッタリングターゲットに対して洗浄処理をすると好ましい。
洗浄処理としては、エアーブロー、流水洗浄等が挙げられる。例えばエアーブローで洗浄処理(異物の除去)をする場合、ノズルの向い側から集塵機で吸気を行なうとより有効に除去できる。
上記エアーブロー及び流水洗浄等の洗浄処理後、さらに超音波洗浄等を行なうと好ましい。この超音波洗浄は周波数25〜300KHzの間で多重発振させて行なう方法が有効である。例えば周波数25〜300KHzの間で、25KHz刻みに12種類の周波数を多重発振させて超音波洗浄を行なうとよい。
本発明のターゲットを使用して酸化物半導体膜を成膜できる。成膜の方法としては、RFマグネトロンスパッタリング法、DCマグネトロンスパッタリング法、エレクトロンビーム蒸着法、イオンプレーティング法等が使用できる。なかでもRFマグネトロンスパッタリング法が好適に使用される。ターゲットのバルク抵抗が1Ωcmを超える場合、RFマグネトロンスパッタリング法を採用すれば、異常放電なしに安定したスパッタリング状態が保たれる。尚、ターゲットのバルク抵抗が10mΩcm以下である場合には、工業的に有利なDCマグネトロンスパッタリング法を採用することもできる。
これにより、異常放電なしに安定したスパッタリング状態が保たれ、工業的に連続して安定な成膜が可能となる。
本発明のスパッタリングターゲットを用いて成膜した酸化物半導体膜は、スパッタリングターゲットが高密度を備えているので、ノジュールやパーティクルの発生が少ないうえ、膜質異常がなく、表面平滑性に優れる。
本発明を実施例により比較例と対比しながら説明する。尚、本実施例は好適な例を示すのみであり、この例が本発明を制限するものではない。従って、本発明は技術思想に基づく変形又は他の実施例は本発明に包含されるものである。
実施例及び比較例で作製したスパッタリングターゲットの特性の測定方法を以下に示す。
(1)密度
一定の大きさに切り出したターゲットの重量及び外形寸法より算出した。
(2)ターゲットのバルク抵抗
抵抗率計(三菱油化製、ロレスタ)を使用し四探針法により測定した。
(3)ターゲット中に存在する酸化物の構造
X線回折により得られたチャートを分析することにより酸化物の構造を同定した。
(4)原料粉末の比表面積
BET法により測定した。
(5)原料粉末のメジアン径
粒度分布測定装置にて測定した。
実施例1
比表面積が6m/gである酸化インジウム粉末、比表面積が6m/gである酸化ガリウム粉末及び比表面積が3m/gである酸化亜鉛粉末を重量比でIn:Ga:ZnO=45:30:25となるように秤量し、湿式媒体攪拌ミルを使用して混合粉砕した。尚、湿式媒体攪拌ミルの媒体には1mmφのジルコニアビーズを使用した。
そして、各原料の混合粉砕後の比表面積を粉砕前の比表面積より2m/g増加させた後、スプレードライヤーで乾燥させた。得られた混合粉末を金型に充填しコールドプレス機にて加圧成形し成形体を作製した。
得られた成形体を酸素を流通させながら酸素雰囲気中1400℃の高温で4時間焼結した。これによって、仮焼工程を行うことなく焼結体密度6.06g/cmであるIGZOスパッタリングターゲット用焼結体を得た。X線回折により焼結体中には、ZnGa、InGaZnOの結晶が存在することが確認された。X線回折のチャートを図1に示す。
また、この焼結体のバルク抵抗は、4.2mΩcmであった。
次に、得られた焼結体をポリッシングにより精密研磨し、スパッタリングターゲットを製造した。製造したターゲットの組織を走査型電子顕微鏡(SEM)の二次電子像を観察することにより焼結体表面の分析を行った。この結果、ZnGa結晶の平均粒径は4.4μmであった。また、表面粗さ計により、表面粗さを測定したところ、表面粗さRaは、0.5μmであった。
製造したターゲット(4インチφ、厚み5mm)をバッキングプレートにボンディングし、DCスパッタ成膜装置に装着した。0.3PaのAr雰囲気下で、100Wにて100時間連続スパッタを行い、表面に発生するノジュールを計測した。その結果、表面に大きなノジュールの発生は認められなかった。
実施例2
メジアン径が1.5μmである酸化インジウム粉末、メジアン径が2.0μmである酸化ガリウム粉末及びメジアン径が1.0μmである酸化亜鉛粉末を重量比でほぼIn:Ga:ZnO=55:25:20となるように秤量し、湿式媒体攪拌ミルを使用して混合粉砕した。尚、湿式媒体攪拌ミルの媒体には1mmφのジルコニアビーズを使用した。
そして混合粉砕後の各原料の平均メジアン径を0.8μmとした後、スプレードライヤーで乾燥させた。得られた混合粉末を金型に充填しコールドプレス機にて加圧成形し成形体を作製した。
得られた成形体を酸素を流通させながら酸素雰囲気中1400℃の高温で4時間焼結した。これによって、仮焼工程を行うことなく焼結体密度6.14g/cmであるIGZOスパッタリングターゲット用焼結体を得た。X線回折により焼結体中には、ZnGa、InGaZnO、及びIn(ZnO)の結晶が存在することが確認された。X線回折のチャートを図2に示す。
また、この焼結体のバルク抵抗は、3.8mΩcmであった。
実施例3
メジアン径が1.5μmである酸化インジウム粉末、メジアン径が2.0μmである酸化ガリウム粉末及びメジアン径が1.0μmである酸化亜鉛粉末を重量比でほぼIn:Ga:ZnO=35:25:40となるように秤量し、湿式媒体攪拌ミルを使用して混合粉砕した。尚、湿式媒体攪拌ミルの媒体には1mmφのジルコニアビーズを使用した。
そして混合粉砕後の各原料の平均メジアン径を0.8μmとした後、スプレードライヤーで乾燥させた。得られた混合粉末を金型に充填しコールドプレス機にて加圧成形し成形体を作製した。
得られた成形体を酸素を流通させながら酸素雰囲気中1400℃の高温で4時間焼結した。これによって、仮焼工程を行うことなく焼結体密度6.02g/cmであるIGZOスパッタリングターゲット用焼結体を得た。X線回折により焼結体中には、ZnGa及びInGaZnOの結晶が存在することが確認された。X線回折のチャートを図3に示す。
また、この焼結体のバルク抵抗は、4.9mΩcmであった。
実施例4
出発原料に、酸化スズ、酸化ジルコニウム、酸化ゲルマニウム、酸化セリウム、酸化二オブ、酸化タンタル、酸化モリブデン、又は酸化タングステン(正四価以上の金属元素酸化物)を添加したほかは実施例1と同様にして焼結体を製造し、焼結体のバルク抵抗を測定した。正四価以上の金属元素の添加量と焼結体のバルク抵抗の関係を図4に示す。また、正四価以上の金属元素としてスズを用い、スズを[スズ元素/全金属元素 :原子比]=0.001となるように添加して得られたIGZOスパッタリングターゲット用焼結体のX線回折チャートを図5に示す。
図4から分かるように、正四価以上の金属元素の添加することにより、バルク抵抗は低減している。
比較例1
メジアン径が1.5μmである酸化インジウム粉末、メジアン径が2.0μmである酸化ガリウム粉末及びメジアン径が1.0μmである酸化亜鉛粉末を重量比でほぼIn:Ga:ZnO=34:46:20となるように秤量し、湿式媒体攪拌ミルを使用して混合粉砕した。尚、湿式媒体攪拌ミルの媒体には1mmφのジルコニアビーズを使用した。
そして混合粉砕後の各原料の平均メジアン径を0.8μmとした後、スプレードライヤーで乾燥させた。得られた混合粉末を金型に充填しコールドプレス機にて加圧成形し成形体を作製した。
得られた成形体を酸素を流通させながら酸素雰囲気中1200℃の高温で4時間焼結した。これによって、仮焼工程を行うことなく焼結体密度5.85g/cmであるIGZOスパッタリングターゲット用焼結体を得た。X線回折により焼結体中には、ZnGaの結晶が存在することが確認されたが、InGaZnOは観察されなかった。X線回折のチャートを図6に示す。この焼結体のバルク抵抗は、150mΩcmであった。
得られた焼結体を精密研磨(長手方向へ平面研削)し、スパッタリングターゲットを製造した。製造したターゲットの組織を走査型電子顕微鏡(SEM)の二次電子像を観察することにより焼結体表面の分析を行った。この結果、ZnGa結晶の平均粒径は14μmであった。また、表面粗さ計により、表面粗さを測定したところ表面粗さRaは、3.5μmであった。
製造したターゲット(4インチφ、厚み5mm)をバッキングプレートにボンディングし、DCスパッタ成膜装置に装着した。0.3PaのAr雰囲気下で、100Wにて100時間連続スパッタを行い、表面に発生するノジュールを計測した。その結果、ターゲット表面のほぼ半分にノジュールの発生が認められた。
本発明のターゲットは、液晶表示装置(LCD)用透明導電膜、エレクトロルミネッセンス(EL)表示素子用透明導電膜、太陽電池用透明導電膜等、種々の用途の透明導電膜、酸化物半導体膜をスパッタリング法により得るためのターゲットとして好適である。例えば、有機EL素子の電極や、半透過・半反射LCD用の透明導電膜、液晶駆動用酸化物半導体膜、有機EL素子駆動用酸化物半導体膜を得ることができる。
実施例1で作製したターゲットのX線チャートである。 実施例2で作製したターゲットのX線チャートである。 実施例3で作製したターゲットのX線チャートである。 正四価以上の金属元素の添加量と焼結体のバルク抵抗の関係を示す図である。 スズを添加して作製したターゲットのX線回折チャートである。 比較例1で作製したターゲットのX線チャートである。

Claims (7)

  1. インジウム(In)、ガリウム(Ga)及び亜鉛(Zn)の酸化物を含有するスパッタリングターゲットであって、
    ZnGaで表される化合物及びInGaZnOで表される化合物含むスパッタリングターゲット。
  2. In/(In+Ga+Zn)で表される原子比、Ga/(In+Ga+Zn)で表される原子比及びZn/(In+Ga+Zn)で表される原子比が下記式を満たす請求項1に記載のスパッタリングターゲット。
    0.2<In/(In+Ga+Zn)<0.77
    0.2<Ga/(In+Ga+Zn)<0.50
    0.03<Zn/(In+Ga+Zn)<0.50
  3. In/(In+Ga+Zn)で表される原子比及びGa/(In+Ga+Zn)で表される原子比が下記式を満たす請求項1又は2に記載のスパッタリングターゲット。
    In/(In+Ga+Zn)>Ga/(In+Ga+Zn)
  4. 正四価以上の金属元素を含み、
    全金属元素に対する前記正四価以上の金属元素の含有量が[正四価以上の金属元素/全金属元素 :原子比]=0.0001〜0.2である請求項1〜3のいずれかに記載のスパッタリングターゲット。
  5. 前記正四価以上の金属元素がスズ、ジルコニウム、ゲルマニウム、セリウム、ニオブ、タンタル、モリブデン及びタングステンから選ばれる1種以上の元素である請求項4に記載のスパッタリングターゲット。
  6. バルク抵抗が5×10−3Ωcm未満である請求項1〜5のいずれかに記載のスパッタリングターゲット。
  7. 請求項1〜6のいずれかのスパッタリングターゲットをスパッタリングして成膜して得られる酸化物半導体膜。
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