JP2008153543A - 静電チャック - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、セラミック板上に載置された基板を吸着する静電チャックに関し、基板を確実に吸着することのできる静電チャックを提供することを課題とする。
【解決手段】基板が載置される基板載置面11Aを有したセラミック板11と、セラミック板11に内蔵された静電電極12と、を備えた静電チャック10であって、静電電極12は、X,X方向に延在する複数の第1の配線パターン17,19と、複数の第1の配線パターン17,19とは異なる層に設けられ、Y,Y方向に延在する複数の第2の配線パターン23,25とを有し、平面視した状態において、複数の第2の配線パターン23,25と複数の第1の配線パターン17,19とが交差するように複数の第1及び第2の配線パターン17,19,23,25を配置した。
【選択図】図3
【解決手段】基板が載置される基板載置面11Aを有したセラミック板11と、セラミック板11に内蔵された静電電極12と、を備えた静電チャック10であって、静電電極12は、X,X方向に延在する複数の第1の配線パターン17,19と、複数の第1の配線パターン17,19とは異なる層に設けられ、Y,Y方向に延在する複数の第2の配線パターン23,25とを有し、平面視した状態において、複数の第2の配線パターン23,25と複数の第1の配線パターン17,19とが交差するように複数の第1及び第2の配線パターン17,19,23,25を配置した。
【選択図】図3
Description
本発明は、静電チャックに係り、特に基体上に載置された基板を吸着する静電チャックに関する。
ガラス基板や半導体基板等の基板上に膜を形成する成膜装置や、基板上に形成された膜をパターニングするエッチング装置等の製造装置には、グラディエント力により基板を吸着させる静電チャック(図1及び図2参照)が設けられている。
図1は、従来の静電チャックの平面図である。
図1を参照するに、従来の静電チャック200は、基体であるセラミック板201と、静電電極210と、電源208とを有する。セラミック板201は、基板(図示せず)が載置される基板載置面201Aを有する。セラミック板201は、平面視した状態において、四角形とされている。
図2は、図1に示す従来の静電チャックのF−F線方向の断面図である。
図1及び図2を参照するに、静電電極210は、配線パターン202,205と、第1配線パターン203と、第2配線パターン206とを有する。配線パターン202,205、第1配線パターン203、及び第2配線パターン206は、セラミック板201に内蔵されている。配線パターン202,205、第1配線パターン203、及び第2配線パターン206は、同一平面上に配置されている。
配線パターン202は、セラミック板201の側面201Bの近傍に位置する部分のセラミック板201に内設されている。配線パターン202は、X1,X1方向に延在するパターンである。配線パターン202は、電源208のプラス端子208Aと接続されている。
第1配線パターン203は、Y1,Y1方向に延在する配線パターンであり、その一方の端部は配線パターン202と接続されている。第1配線パターン203は、X1,X1方向に対して所定の間隔で配置されている。第1配線パターン203の幅W11は、例えば、2mmとすることができる。
配線パターン205は、セラミック板201の側面201Cの近傍に位置する部分のセラミック板201に内設されている。配線パターン205は、X1,X1方向に延在するパターンである。配線パターン205は、電源208のマイナス端子208Bと接続されている。
第2配線パターン206は、Y1,Y1方向に延在する配線パターンであり、その一方の端部は配線パターン205と接続されている。第1配線パターン203及び第2配線パターン206は、X1,X1方向に対して交互に配置されている。第2配線パターン206は、第1配線パターン203と電気的に絶縁されている。第2配線パターン206の幅は、例えば、2mmとすることができる。
上記構成とされた静電チャック200は、配線パターン202,205、第1配線パターン203、及び第2配線パターン206に電圧を印加することで発生するグラディエント力により、セラミック板201上に載置された基板(図示せず)を吸着する(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−308166号公報
しかしながら、従来の静電チャック200では、静電電極210の吸着力(この場合はグラディエント力)が弱いため、例えば、面積の大きい基板(例えば、液晶に用いられるガラス基板)を吸着する場合、基板の下面全体を確実に吸着することが困難であるという問題があった。
なお、配線パターン202,205、第1配線パターン203、及び第2配線パターン206に高い電圧(例えば、5000V以上)を印加して、静電電極210の吸着力を強くすることが考えられるが、この場合、基板上に形成された回路が破壊されてしまう。
そこで本発明は、基体上に載置された基板を確実に吸着することのできる静電チャックを提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、基板が載置される基板載置面を有した基体と、前記基体に内蔵された静電電極と、を備えた静電チャックであって、前記静電電極は、第1の方向に延在する複数の第1の配線パターンと、前記複数の第1の配線パターンとは異なる層に設けられ、前記第1の方向とは異なる第2の方向に延在する複数の第2配線パターンとを有し、平面視した状態において、前記複数の第1配線パターンと前記複数の第2配線パターンとを交差させたことを特徴とする静電チャックが提供される。
本発明によれば、静電電極を、第1の方向に延在する複数の第1の配線パターンと、複数の第1の配線パターンとは異なる層に設けられ、第1の方向とは異なる第2の方向に延在する複数の第2配線パターンとを備えた構成にすると共に、平面視した状態において、複数の第1配線パターンと複数の第2配線パターンとを交差させることにより、単層の配線パターンにより構成された従来の静電電極よりも強いグラディエント力を発生させることが可能となるので、セラミック板上に載置された基板を確実に吸着することができる。
また、複数の第1配線パターンと複数の第2配線パターンとを交差させることにより、静電チャックが多層焼成セラミック基板である場合、焼成時におけるセラミック板の収縮ばらつきを小さくすることが可能となるため、複数の第1及び第2の配線パターンの寸法ばらつきを最小限にすることができる。
本発明の他の観点によれば、基板が載置される基板載置面を有した基体と、前記基体に内蔵された静電電極と、を備えた静電チャックであって、前記静電電極は、第1の方向に延在する複数の配線パターンと、前記複数の配線パターンとは異なる層に設けられ、前記複数の配線パターンよりも幅広形状とされた少なくとも2つ以上の導体層とを有し、平面視した状態において、前記少なくとも2つ以上の導体層を前記複数の配線パターンと重なるように配置したことを特徴とする静電チャックが提供される。
本発明によれば、静電電極を、第1の方向に延在する複数の配線パターンと、複数の配線パターンとは異なる層に設けられ、複数の配線パターンよりも幅広形状とされた少なくとも2つ以上の導体層とを備えた構成にすると共に、平面視した状態において、少なくとも2つ以上の導体層を複数の配線パターンと重なるように配置することで、複数の配線パターンに電圧を印加することで発生するグラディエント力と、少なくとも2つ以上の導体層に電圧を印加することで発生するクーロン力とにより基板を吸着することが可能となるので、基体上に載置された基板を確実に吸着することができる。
本発明のその他の観点によれば、基板が載置される基板載置面を有した基体と、前記基体に内蔵された静電電極と、を備えた静電チャックであって、前記静電電極は、前記基体の中央部に配置された第1の配線パターンと、前記第1の配線パターンの外側に配置された第2の配線パターンとを有し、前記第1の配線パターンの幅を0.5mm〜2.0mmにすると共に、前記第2の配線パターンの幅を前記第1の配線パターンの幅よりも広くしたことを特徴とする静電チャックが提供される。
本発明によれば、静電電極を、基体の中央部に配置された第1の配線パターンと、第1の配線パターンの外側に配置された第2の配線パターンとを備えた構成にすると共に、第1の配線パターンの幅を0.5mm〜2.0mmにし、かつ第2の配線パターンの幅を第1の配線パターンの幅よりも広くすることにより、基板の面積が小さい場合には、第1の配線パターンに電圧を印加することで発生するグラディエント力で基板を吸着し、基板の面積が大きい場合には、上記グラディエント力と第2の配線パターンに電圧を印加することで発生するクーロン力とで基板を吸着することが可能となるので、基板の面積(サイズ)に依存することなく、基体上に載置された基板を確実に吸着することができる。
本発明によれば、基体上に載置された基板を確実に吸着することができる。
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る静電チャックの平面図である。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る静電チャックの平面図である。
図3を参照するに、第1の実施の形態の静電チャック10は、基体であるセラミック板11と、静電電極12と、電源13,14とを有する。本実施の形態では、誘電体であるセラミック層が多層に積層されたセラミック板11の内層に静電電極12を有した構成とされた静電チャック10を例に挙げて説明する。
図4は、図3に示す静電チャックのA−A線方向の断面図である。図4では、図3に図示していない基板を図示する。
図3及び図4を参照して、セラミック板11、静電電極12、及び電源13,14を順次説明する。
セラミック板11は、平面視四角形とされており、基板20が載置される基板載置面11Aを有する。セラミック板11の材料としては、例えば、Al2O3を用いることができる。セラミック板11の厚さは、例えば、2mmとすることができる。基板20としては、例えば、絶縁基板を用いることができる。絶縁基板としては、例えば、液晶パネルに用いられるガラス基板を用いることができる。基板20上には、図示していない回路が形成されている。
静電電極12は、配線パターン16,18,22,24と、第1の配線パターン17,19と、第2の配線パターン23,25とを有する。配線パターン16,18及び第1の配線パターン17,19は、基板載置面11Aの近傍に位置する部分のセラミック板11に内蔵されている。配線パターン16,18及び第1の配線パターン17,19は、セラミック板11内において、同一平面上に配置されている。配線パターン22,24及び第2の配線パターン23,25は、配線パターン16,18及び第1の配線パターン17,19よりも下方に位置する部分のセラミック板11に内蔵されている。配線パターン22,24及び第2の配線パターン23,25は、セラミック板11内において、同一平面上に配置されている。
配線パターン16は、セラミック板11の側面11Eの近傍に位置するセラミック板11内に配置されている。配線パターン16は、Y,Y方向に延在しており、電源13のプラス端子13Aと電気的に接続されている。
第1の配線パターン17は、X,X方向に延在する配線パターンであり、Y,Y方向に対して所定の間隔で配置されている。つまり、第1の配線パターン17は、複数設けられている。第1の配線パターン17は、その一方の端部が配線パターン16と接続されている。
配線パターン18は、セラミック板11の側面11Dの近傍に位置するセラミック板11内に配置されている。配線パターン18は、Y,Y方向に延在しておおり、電源13のマイナス端子13Bと電気的に接続されている。
第1の配線パターン19は、X,X方向に延在する配線パターンであり、Y,Y方向に対して複数設けられている。第1の配線パターン19は、第1の配線パターン17と電気的に絶縁されている。第1の配線パターン17,19は、Y,Y方向に交互に配置されている。第1の配線パターン19の一方の端部は、配線パターン18と接続されている。
第1の配線パターン17,19の幅W1,W2は、例えば、0.5mm〜2.0mmとすることができる。第1の配線パターン17,19の幅W1,W2を0.5mmよりも小さく形成することは技術的に困難である。また、第1の配線パターン17,19の幅W1,W2が2.0mmよりも大きいと発生するグラディエント力が小さくなるため、吸着力が不足してしまう。
このように、第1の配線パターン17,19の幅W1,W2を0.5mm〜2.0mmとすることにより、第1の配線パターン17,19に電圧を印加した際、グラディエント力を発生させることができる。
第1の配線パターン17,19の厚さは、例えば、10μmとすることができる。また、第1の配線パターン17と第1の配線パターン19との間隔D1は、例えば、0.5mm〜2.0mmとすることができる。配線パターン16,18及び第1の配線パターン17,19の材料としては、例えば、タングステンを用いることができる。
配線パターン22は、セラミック板11の側面11Bの近傍に位置するセラミック板11内に配置されている。配線パターン22は、X,X方向に延在しており、電源14のプラス端子14Aと電気的に接続されている。
第2の配線パターン23は、Y,Y方向に延在する配線パターンであり、X,X方向に対して所定の間隔で配置されている。つまり、第2の配線パターン23は、平面視した状態において、第1の配線パターン17,19と交差(本実施の形態の場合は直交)するように配置されている。第2の配線パターン23の一方の端部は、配線パターン22と接続されている。
配線パターン24は、セラミック板11の側面11Cの近傍に位置するセラミック板11内に配置されている。配線パターン24は、X,X方向に延在しており、電源14のマイナス端子14Bと電気的に接続されている。
第2の配線パターン25は、Y,Y方向に延在する配線パターンであり、Y,Y方向に対して複数設けられている。第2の配線パターン25は、第2の配線パターン23と電気的に絶縁されている。第2の配線パターン23,25は、X,X方向に交互に配置されている。つまり、第2の配線パターン25は、平面視した状態において、第1の配線パターン17,19と交差(本実施の形態の場合は直交)するように配置されている。第2の配線パターン25の一方の端部は、配線パターン24と接続されている。
第2の配線パターン23,25の幅W3,W4は、例えば、0.5mm〜2.0mmとすることができる。第2の配線パターン23,25の幅W3,W4を0.5mmよりも小さく形成することは技術的に困難である。また、第2の配線パターン23,25の幅W3,W4が2.0mmよりも大きいと発生するグラディエント力が小さくなるため、吸着力が不足してしまう。
このように、第2の配線パターン23,25の幅W3,W4を0.5mm〜2.0mmとすることにより、第2の配線パターン23,25に電圧を印加した際、グラディエント力を発生させることができる。
第2の配線パターン23,25の厚さは、例えば、10μmとすることができる。また、第2の配線パターン23と第2の配線パターン25との間隔D2は、例えば、0.5mm〜2.0mmとすることができる。配線パターン22,24及び第2の配線パターン23,25の材料としては、例えば、タングステンを用いることができる。
このように、静電電極12を、複数の第1の配線パターン17,19と、複数の第1の配線パターン17,19とは異なる層に設けられ、平面視した状態において複数の第1の配線パターン17,19と交差する複数の第2配線パターン23,25とを有した構成とすることにより、複数の第1及び第2の配線パターン17,19,23,25に低い電圧(例えば、3000V)を印加して、従来よりも強いグラディエント力を発生させることが可能となるため、セラミック板11上に載置される基板20を確実に吸着することができる。
また、複数の第1及び第2の配線パターン17,19,23,25に印加する電圧が低いため、複数の第1及び第2の配線パターン17,19,23,25に印加する電圧により、基板20上に形成された回路(図示せず)が破壊されることを防止できる。
さらに、平面視した状態において、複数の第2配線パターン23,25と複数の第1配線パターン17,19とを交差させて配置することにより、静電チャック10が多層焼成セラミック基板からなる場合、焼成時におけるセラミック板11の収縮ばらつきを小さくすることが可能となるため、第1及び第2の配線パターン17,19,23,25の寸法ばらつきを最小限にすることができる。
電源13は、プラス端子13Aと、マイナス端子13Bとを有する。プラス端子13Aは、配線パターン16と電気的に接続されている。マイナス端子13Bは、配線パターン18と電気的に接続されている。電源13は、配線パターン16,18を介して、複数の第1の配線パターン17,19に電圧を印加するためのものである。
電源14は、プラス端子14Aと、マイナス端子14Bとを有する。プラス端子14Aは、配線パターン22と電気的に接続されている。マイナス端子14Bは、配線パターン24と電気的に接続されている。電源14は、配線パターン22,24を介して、複数の第2の配線パターン23,25に電圧を印加するためのものである。
本実施の形態の静電チャックによれば、複数の第1の配線パターン17,19と、複数の第1の配線パターン17,19とは異なる層に設けられ、平面視した状態において複数の第1の配線パターン17,19と交差する複数の第2配線パターン23,25とを有した静電電極12を設けることにより、複数の第1及び第2の配線パターン17,19,23,25に低い電圧(例えば、3000V)を印加して、従来よりも強いグラディエント力を発生させることが可能となるため、セラミック板11上に載置される基板20を確実に吸着することができる。
また、複数の第1及び第2の配線パターン17,19,23,25に印加する電圧が低いため、複数の第1及び第2の配線パターン17,19,23,25に印加する電圧により、基板20上に形成された回路(図示せず)が破壊されることを防止できる。
さらに、平面視した状態において、複数の第2配線パターン23,25と複数の第1配線パターン17,19とを交差させて配置することにより、静電チャック10が多層焼成セラミック基板からなる場合、焼成時におけるセラミック板11の収縮ばらつきを小さくすることが可能となるため、第1及び第2の配線パターン17,19,23,25の寸法ばらつきを最小限にすることができる。
なお、本実施の形態では、平面視した状態において、複数の第1の配線パターン17,19と複数の第2の配線パターン23,25とが直交する場合を例に挙げて説明したが、複数の第1の配線パターン17,19と複数の第2の配線パターン23,25とは交差しておればよく、図3に示す第1及び第2の配線パターン17,19,23,25の配置例に限定されない。
また、配線パターン16,18及び複数の第1の配線パターン17,19の上方に位置する部分のセラミック板11に、配線パターン22,24及び複数の第2の配線パターン23,25を内設してもよい。この場合も、本実施の形態の静電チャック10と同様な効果を得ることができる。
さらに、セラミック板11の形状は平面視四角形に限定されない。例えば、平面視円形のセラミック板に本実施の形態で説明した静電電極12を設けてもよい。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る静電チャックの平面図である。図5において、第1の実施の形態の静電チャック10と同一構成部分には同一符号を付す。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る静電チャックの平面図である。図5において、第1の実施の形態の静電チャック10と同一構成部分には同一符号を付す。
図5を参照するに、第2の実施の形態の静電チャック30は、第1の実施の形態の静電チャック10に設けられた静電電極12の代わりに静電電極31を設けた以外は静電チャック10と同様に構成される。
静電電極31は、第1の実施の形態で説明した静電電極12に設けられた配線パターン22,24及び第2の配線パターン23,25の代わりに、導体層である金属層34,36及び配線パターン35を設けた以外は静電電極12と同様に構成される。
図6は、図5に示す静電チャックのB−B線方向の断面図である。
図5及び図6を参照して、金属層34,36及び配線パターン35について順次説明する。金属層34,36及び配線パターン35は、配線パターン16,18及び第1の配線パターン17,19の下方に位置する部分のセラミック板11に内設されている。金属層34,36及び配線パターン35は、セラミック板11内において、同一平面上に配置されている。
金属層34は、第1の配線パターン17,19よりも幅広形状(ベタ状のパターン)とされている。金属層34の上面は、基板載置面11Aの略半分の面積を有する。金属層34は、配線パターン16及び第1の配線パターン17,19の下方に位置する部分のセラミック板11に内設されている。金属層34は、平面視した状態において、配線パターン16及び第1の配線パターン17,19と重なるように配置されている。金属層34は、配線パターン16及び第1の配線パターン17,19と電気的に絶縁されている。金属層34は、電源14のプラス端子14Aと電気的に接続されている。金属層34の厚さは、例えば、10μmとすることができる。
配線パターン35は、セラミック板11の側面11Cの近傍に位置する部分のセラミック板11に内設されている。配線パターン35は、X,X方向に延在する配線パターンである。配線パターン35は、金属層36と接続されると共に、電源14のマイナス端子14Bと電気的に接続されている。
金属層36は、第1の配線パターン17,19よりも幅広形状(ベタ状のパターン)とされている。金属層36の上面は、基板載置面11Aの略半分の面積を有する。金属層36は、配線パターン18及び第1の配線パターン17,19の下方に位置する部分のセラミック板11に内設されている。金属層36は、平面視した状態において、配線パターン18及び第1の配線パターン17,19と重なるように配置されている。金属層36は、配線パターン18及び第1の配線パターン17,19と電気的に絶縁されている。金属層36は、配線パターン35と接続されている。金属層36は、配線パターン35を介して、電源14のマイナス端子14Bと電気的に接続されている。金属層36の厚さは、例えば、10μmとすることができる。また、金属層34,35及び配線パターン35の材料としては、例えば、タングステンを用いることができる。
このように、第1の配線パターン17,19よりも幅広形状とされた金属層34,36を設けることにより、金属層34,36に電圧を印加した際、クーロン力を発生させることができる。
本実施の形態の静電チャックによれば、複数の第1の配線パターン17,19と、複数の第1の配線パターン17,19とは異なる層に設けられ、複数の第1の配線パターン17,19よりも幅広形状とされた金属層34,36とを有する静電電極31を設けると共に、平面視した状態において、金属層34,36を複数の第1の配線パターン17,19と重なるように配置することにより、複数の第1の配線パターン17,19に低い電圧(例えば、3000V)を印加することで発生するグラディエント力と、金属層34,36に低い電圧(例えば、3000V)を印加することで発生するクーロン力とを用いて基板20を吸着することが可能となるため、セラミック板11上に載置された基板20を確実に吸着することができる。
なお、本実施の形態では、静電電極31に2つの金属層34,36を設けた場合を例に挙げて説明したが、静電電極31に設ける金属層の数は少なくとも2つ以上であればよい。具体的には、例えば、後述する図7及び図8に示す静電チャック40のように、静電電極41に4つの金属層43,45,47,49を設けてもよい。
図7は、本発明の第2の実施の形態の変形例に係る静電チャックの平面図である。図7において、第2の実施の形態の静電チャック30と同一構成部分には同一符号を付す。
図7を参照するに、第2の実施の形態の変形例の静電チャック40は、第2の実施の形態の静電チャック30に設けられた静電電極31の代わりに静電電極41を設けた以外は静電チャック30と同様に構成される。
図8は、図7に示す静電チャックのC−C線方向の断面図である。
図7及び図8を参照するに、静電電極41は、第2の実施の形態の静電電極31に設けられた金属層34,36及び配線パターン35の代わりに、導体層である金属層43,45,47,49と配線パターン44,48とを設けた以外は静電チャック30と同様に構成される。
金属層43,45,47,49及び配線パターン44,48は、配線パターン16,18及び第1の配線パターン17,19の下方に位置する部分のセラミック板11に内設されている。金属層43,45,47,49及び配線パターン44,48は、セラミック板11内において、同一平面上に配置されている。金属層43,45,47,49及び配線パターン44,48は、配線パターン16,18及び第1の配線パターン17,19と電気的に絶縁されている。
金属層43は、第1の配線パターン17,19よりも幅広形状とされている。金属層43の上面は、基板載置面11Aの略1/4の面積を有する。金属層43は、配線パターン16及び第1の配線パターン17,19の下方に位置する部分のセラミック板11に内設されている。金属層43は、平面視した状態において、配線パターン16及び第1の配線パターン17,19と重なるように配置されている。金属層43は、X,X方向において金属層49と対向し、Y,Y方向において金属層47と対向している。金属層43は、配線パターン44と接続されると共に、電源14のプラス端子14Aと電気的に接続されている。金属層43の厚さは、例えば、10μmとすることができる。
配線パターン44は、セラミック板11の外周部に位置する部分のセラミック板11に内設されている。配線パターン44は、その一方の端部が金属層43と接続されており、他方の端部が金属層45と接続されている。
金属層45は、第1の配線パターン17,19よりも幅広形状とされている。金属層45の上面は、基板載置面11Aの略1/4の面積を有する。金属層45は、配線パターン18及び第1の配線パターン17,19の下方に位置する部分のセラミック板11に内設されている。金属層45は、平面視した状態において、配線パターン18及び第1の配線パターン17,19と重なるように配置されている。金属層45は、X,X方向において金属層47と対向し、Y,Y方向において金属層49と対向している。金属層45は、配線パターン44と接続されている。金属層45は、金属層43及び配線パターン44を介して、電源14のプラス端子14Aと電気的に接続されている。金属層45の厚さは、例えば、10μmとすることができる。
金属層47は、第1の配線パターン17,19よりも幅広形状とされている。金属層47の上面は、基板載置面11Aの略1/4の面積を有する。金属層47は、配線パターン16及び第1の配線パターン17,19の下方に位置する部分のセラミック板11に内設されている。金属層47は、平面視した状態において、配線パターン16及び第1の配線パターン17,19と重なるように配置されている。金属層47は、X,X方向において金属層45と対向し、Y,Y方向において金属層43と対向している。金属層47は、配線パターン48と接続されると共に、電源14のマイナス端子14Bと電気的に接続されている。金属層47の厚さは、例えば、10μmとすることができる。
配線パターン48は、セラミック板11の中央部に位置する部分のセラミック板11に内設されている。配線パターン48は、その一方の端部が金属層47と接続されており、他方の端部が金属層49と接続されている。
金属層49は、第1の配線パターン17,19よりも幅広形状とされている。金属層49の上面は、基板載置面11Aの略1/4の面積を有する。金属層49は、配線パターン18及び第1の配線パターン17,19の下方に位置する部分のセラミック板11に内設されている。金属層49は、平面視した状態において、配線パターン18及び第1の配線パターン17,19と重なるように配置されている。金属層49は、X,X方向において金属層43と対向し、Y,Y方向において金属層45と対向している。金属層49は、配線パターン48と接続されている。金属層49は、配線パターン48及び金属層47を介して、電源14のマイナス端子14Bと電気的に接続されている。金属層49の厚さは、例えば、10μmとすることができる。
上記構成とされた静電電極41を備えた静電チャック40においても、第2の実施の形態の静電チャック30と同様な効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
図9は、本発明の第3の実施の形態に係る静電チャックの平面図である。図9において、第1の実施の形態の静電チャック10と同一構成部分には同一符号を付す。
図9は、本発明の第3の実施の形態に係る静電チャックの平面図である。図9において、第1の実施の形態の静電チャック10と同一構成部分には同一符号を付す。
図9を参照するに、第3の実施の形態の静電チャック50は、第1の実施の形態の静電チャック10に設けられた静電電極12の代わりに静電電極51を設けると共に、静電チャック10に設けられた電源14を構成要素から取り除いた以外は静電チャック10と同様に構成される。
図10は、図9に示す静電チャックのD−D線方向の断面図である。
図9及び図10を参照するに、静電電極51は、第1の配線パターン54,55と、第2の配線パターン56,57とを有する。第1及び第2の配線パターン54,55,56,57は、セラミック板11に内設されている。第1及び第2の配線パターン54,55,56,57は、セラミック板11内の同一平面上に配置されている。
このように、第1及び第2の配線パターン54,55,56,57を同一平面上に配置することにより、例えば、印刷法を用いて、第1及び第2の配線パターン54,55,56,57を同時に形成することができる。
第1の配線パターン54は、スパイラル形状とされた配線パターンであり、セラミック板11の中央部に配置されている。第1の配線パターン54は、第2の配線パターン56,57よりも幅の狭い配線パターンである。第1の配線パターン54の幅は、セラミック板11の中心に向かうにつれて狭くなるように構成されている。第1の配線パターン54の幅は、例えば、0.5mm〜2.0mmとすることができる。第1の配線パターン54は、第2の配線パターン56と接続されている。第1の配線パターン54は、第2の配線パターン56を介して、電源13のプラス端子13Aと電気的に接続されている。
第1の配線パターン55は、スパイラル形状とされた配線パターンであり、セラミック板11の中央部に内設されている。第1の配線パターン55は、第1の配線パターン54と電気的に絶縁されている。第1の配線パターン54,55は、図9に示すD−D線方向において、交互に配置されている。第1の配線パターン55は、第2の配線パターン56,57よりも幅の狭い配線パターンである。第1の配線パターン55の幅は、セラミック板11の中心に向かうにつれて狭くなるように構成されている。第1の配線パターン55の幅は、例えば、0.5mm〜2.0mmとすることができる。第1の配線パターン55は、第2の配線パターン57と接続されている。第1の配線パターン55は、第2の配線パターン57を介して、電源13のマイナス端子13Bと電気的に接続されている。
上記構成とされた第1の配線パターン54,55は、電圧が印加された際、グラディエント力を発生させる。
このように、セラミック板11の中央部に、幅が0.5mm〜2.0mmとされた第1の配線パターン54,55を内設することにより、セラミック板11の基板載置面11Aに面積の小さな基板20が載置された場合、グラディエント力でセラミック板11上に載置された基板20を確実に吸着することができる。
第2の配線パターン56は、スパイラル形状とされた配線パターンであり、第1の配線パターン54,55よりも外側に位置する部分のセラミック板11に内設されている。第2の配線パターン56は、第1の配線パターン54と接続されると共に、電源13のプラス端子13Aと電気的に接続されている。第2の配線パターン56の幅W5は、第1の配線パターン54,55の幅よりも広くなるように構成されている。第2の配線パターン56の幅W5は、例えば、5mm以上とすることができる。
第2の配線パターン57は、スパイラル形状とされた配線パターンであり、第1の配線パターン54,55よりも外側に位置する部分のセラミック板11に内設されている。第2の配線パターン56,57は、図9に示すD−D線方向において、交互に配置されている。第2の配線パターン57は、第1の配線パターン55と接続されると共に、電源13のマイナス端子13Bと電気的に接続されている。第2の配線パターン57の幅W6は、第1の配線パターン54,55の幅よりも広くなるように構成されている。第2の配線パターン57の幅W6は、例えば、5mm以上とすることができる。
上記構成とされた第2の配線パターン56,57は、電圧を印加された際、クーロン力を発生させる。
このように、セラミック板11の中央部に内設され、幅が0.5mm〜2.0mmとされた第1の配線パターン54,55と、第1の配線パターン54,55の外側に位置する部分のセラミック板11に内設され、第1の配線パターン54,55よりも幅広形状とされた第2の配線パターン56,57とを備えた静電電極51を設けることにより、セラミック板11の基板載置面11Aに面積の大きい基板20が載置された場合、グラディエント力とクーロン力とで面積の大きい基板20を確実に吸着することができる。
本実施の形態の静電チャックによれば、セラミック板11の中央部に内設され、幅が0.5mm〜2.0mmとされた第1の配線パターン54,55と、第1の配線パターン54,55よりも外側に位置する部分のセラミック板11に内設され、第1の配線パターン54,55よりも幅広形状とされた第2の配線パターン56,57とを備えた静電電極51を設けることにより、セラミック板11の基板載置面11Aに載置される基板20の面積(サイズ)が小さい場合には、第1の配線パターン54,55に電圧を印加することで発生するグラディエント力で基板20を吸着し、基板20の面積(サイズ)が大きい場合には、上記グラディエント力と第2の配線パターンに電圧を印加することで発生するクーロン力とにより、基板20を吸着することが可能となるので、基板20の面積(サイズ)に依存することなく、セラミック板11上に載置された基板20を確実に吸着することができる。
なお、本実施の形態では、第1の配線パターン54,55と第2の配線パターン56,57とを、セラミック板11内の同一平面上に設けた場合を例に挙げて説明したが、第1の配線パターン54,55と第2の配線パターン56,57とをそれぞれセラミック板11の異なる層に設けてもよい。
図11は、本発明の第3の実施の形態の変形例に係る静電チャックの平面図である。図11において、第3の実施の形態の静電チャック50と同一構成部分には同一符号を付す。
図11を参照するに、第3の実施の形態の変形例に係る静電チャック60は、第3の実施の形態の静電チャック50に設けられた静電電極51の代わりに静電電極61を設けた以外は静電チャック50と同様に構成される。
図12は、図11に示す静電チャックのE−E線方向の断面図である。
図11及び図12を参照するに、静電電極61は、第3の実施の形態で説明した静電電極51に設けられた第1の配線パターン54,55の代わりに第1の配線パターン63,64を設けた以外は静電電極51と同様に構成される。
第1の配線パターン63,64は、セラミック板11の中央部に内設されている。第1及び第2の配線パターン63,64,56,57は、セラミック板11内において、同一平面上に配置されている。
このように、第1及び第2の配線パターン63,64,56,57を同一平面上に配置することにより、例えば、印刷法を用いて、第1及び第2の配線パターン63,64,56,57を同時に形成することができる。
第1の配線パターン63は、スパイラル形状とされた配線パターンである。第1の配線パターン63は、第2の配線パターン56と接続されている。第1の配線パターン63は、第2の配線パターン56を介して、電源13のプラス端子13Aと電気的に接続されている。第1の配線パターン63の幅W7は、第2の配線パターン56,57の幅W5,W6よりも狭くなるように構成されている。第1の配線パターン63の幅W7は、略一定の広さとされている。第1の配線パターン63の幅W7は、例えば、0.5mm〜2.0mmとすることができる。
第1の配線パターン64は、スパイラル形状とされた配線パターンである。第1の配線パターン63,64は、図11に示すE−E線方向において、交互に配置されている。第1の配線パターン64は、第2の配線パターン57と接続されている。第1の配線パターン64は、第2の配線パターン57を介して、電源13のマイナス端子13Bと電気的に接続されている。第1の配線パターン64の幅W8は、第2の配線パターン56,57の幅W5,W6よりも狭くなるように構成されている。第1の配線パターン64の幅W8は、略一定の大きさとされている。第1の配線パターン64の幅W8は、例えば、0.5mm〜2.0mmとすることができる。
このように、第3の実施の形態で説明した第1の配線パターン54,55の代わりに略一定の幅とされた第1の配線パターン63,64と、第1の配線パターン63,64よりも幅の広い第2の配線パターン56,57とを有した静電電極61を備えた静電チャック60においても、第3の実施の形態の静電チャック50と同様な効果を得ることができる。
なお、本実施の形態では、第1の配線パターン63,64と第2の配線パターン56,57とを、セラミック板11内の同一平面上に設けた場合を例に挙げて説明したが、第1の配線パターン63,64と第2の配線パターン56,57とをそれぞれセラミック板11の異なる層に設けてもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明は、セラミック板上に載置された基板を吸着する静電チャックに適用できる。
10,30,40,50,60 静電チャック
11 セラミック板
11A 基板載置面
11B,11C,11D,11E 側面
12,31,41,51,61 静電電極
13,14 電源
13A,14A プラス端子
13B,14B マイナス端子
16,18,22,24,35,44,48 配線パターン
17,19,54,55,63,64 第1の配線パターン
20 基板
23,25,56,57 第2の配線パターン
34,36,43,45,47,49 金属層
D1,D2 間隔
W1〜W8 幅
11 セラミック板
11A 基板載置面
11B,11C,11D,11E 側面
12,31,41,51,61 静電電極
13,14 電源
13A,14A プラス端子
13B,14B マイナス端子
16,18,22,24,35,44,48 配線パターン
17,19,54,55,63,64 第1の配線パターン
20 基板
23,25,56,57 第2の配線パターン
34,36,43,45,47,49 金属層
D1,D2 間隔
W1〜W8 幅
Claims (6)
- 基板が載置される基板載置面を有した基体と、
前記基体に内蔵された静電電極と、を備えた静電チャックであって、
前記静電電極は、第1の方向に延在する複数の第1の配線パターンと、前記複数の第1の配線パターンとは異なる層に設けられ、前記第1の方向とは異なる第2の方向に延在する複数の第2配線パターンとを有し、
平面視した状態において、前記複数の第1配線パターンと前記複数の第2配線パターンとを交差させたことを特徴とする静電チャック。 - 前記複数の第1及び第2の配線パターンの幅は、0.5mm〜2.0mmであることを特徴とする請求項1記載の静電チャック。
- 基板が載置される基板載置面を有した基体と、
前記基体に内蔵された静電電極と、を備えた静電チャックであって、
前記静電電極は、第1の方向に延在する複数の配線パターンと、前記複数の配線パターンとは異なる層に設けられ、前記複数の配線パターンよりも幅広形状とされた少なくとも2つ以上の導体層とを有し、
平面視した状態において、前記少なくとも2つ以上の導体層を前記複数の配線パターンと重なるように配置したことを特徴とする静電チャック。 - 前記複数の配線パターンの幅は、0.5mm〜2.0mmであることを特徴とする請求項3記載の静電チャック。
- 基板が載置される基板載置面を有した基体と、
前記基体に内蔵された静電電極と、を備えた静電チャックであって、
前記静電電極は、前記基体の中央部に配置された第1の配線パターンと、前記第1の配線パターンの外側に配置された第2の配線パターンとを有し、
前記第1の配線パターンの幅を0.5mm〜2.0mmにすると共に、前記第2の配線パターンの幅を前記第1の配線パターンの幅よりも広くしたことを特徴とする静電チャック。 - 第1及び第2の配線パターンを同一平面上に設けたことを特徴とする請求項5記載の静電チャック。
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