JP2008135648A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】強誘電体キャパシタの上部電極上の水素保護膜の膜厚を抑制し、下部側面に必要な水素保護膜を形成可能な半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板11と、半導体基板11に形成されたトランジスタ40と、ランジスタ40上を覆うように形成された層間絶縁膜13と、層間絶縁膜13上に形成された下部電極21、下部電極21上に形成された強誘電体膜23、及び、強誘電体膜23上に形成された上部電極25を有し、下部電極21及び上部電極25が、それぞれ、トランジスタ40に接続され、下部電極21の下面と角度を有する下部電極21の側面の傾斜が、連なる強誘電体膜23及び上部電極25の側面の傾斜より緩い強誘電体キャパシタ101と、強誘電体キャパシタ101の側面を含む表面を覆う水素保護膜31とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、強誘電体キャパシタを有する半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。
従来、強誘電体キャパシタを用いて不揮発にデータを記憶する半導体装置(以下、FeRAM、Ferroelectric Random Access Memory)が知られている。FeRAMの内、チェーン型FeRAMは、トランジスタと強誘電体キャパシタを並列接続したものを、複数個直列接続してセルアレイブロックを構成している。強誘電体キャパシタは、絶縁膜で覆われた半導体基板上に下部電極、強誘電体膜、及び上部電極が積層して形成される。
チェーン型FeRAMは、セルアレイブロック内で隣接するトランジスタの拡散層を共有することにより、また、強誘電体キャパシタにCOP(Capacitor On Plug)構造を用いることにより単位セルの微細化が可能である。COP構造は、トランジスタが形成された半導体基板上の層間絶縁膜にコンタクトプラグを埋め込み、このコンタクトプラグ上に強誘電体キャパシタを形成するものである。この場合、対をなす2つの強誘電体キャパシタが、1つのコンタクトプラグを介して拡散層に接続される共通の下部電極を持つように形成される。共通の下部電極上の強誘電体膜は、必ずしも分離されている訳ではないが、対をなして強誘電体膜に接続される上部電極は、分離されて、別々のセルを構成する。
チェーン型FeRAMは高集積化の要求が高く、セルの微細化が進められている。微細なセルを有する構造として、例えば、強誘電体キャパシタは、下部電極、その上の強誘電体膜、及びその上の上部電極を有し、2個ずつの強誘電体キャパシタが共通の下部電極及び個別の上部電極を持つように対をなし、且つ、対をなす強誘電体キャパシタ内の上部電極間のスペースと、1つの対をなす強誘電体キャパシタと隣接の対をなす強誘電体キャパシタとの間のスペースとが1回のドライエッチング工程で加工され、ドライエッチングされた側面が急な傾斜を有する半導体装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
この開示された半導体装置は、セルの小型化に有効なものの、対をなす強誘電体キャパシタの外側の側面は急な傾斜を有する構造としているため、下部側面に、強誘電体膜を水素から保護するために必要な膜厚の水素保護膜を形成しようとすると、上部電極上の水素保護膜が著しく厚くなる。その結果、上部電極上の水素保護膜にコンタクトのための開口を形成しようとすると、コンタクト形成歩留が低下するという問題が発生する。
特開2001−257320号公報(第4、5頁、図2)
本発明は、強誘電体キャパシタの上部電極上の水素保護膜の膜厚を抑制し、下部側面に必要な水素保護膜を形成可能な半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供する。
本発明の一態様の半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板に形成されたトランジスタと、前記トランジスタ上を覆うように形成された層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜上に形成された下部電極、前記下部電極上に形成された強誘電体膜、及び、前記強誘電体膜上に形成された上部電極を有し、前記下部電極及び前記上部電極が、それぞれ、前記トランジスタに接続され、前記下部電極の下面と角度を有する前記下部電極の側面の傾斜が、連なる前記強誘電体膜及び前記上部電極の側面の傾斜より緩い強誘電体キャパシタと、前記強誘電体キャパシタの側面を含む表面を覆う水素保護膜とを備えていること特徴とする。
また、本発明の別態様の半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板に形成された第1及び第2の拡散領域を有するトランジスタと、前記トランジスタ上を覆うように形成された層間絶縁膜と前記層間絶縁膜上に形成された下部電極、前記下部電極上に形成された強誘電体膜、及び、前記強誘電体膜上に形成された上部電極を有し、前記下部電極及び前記上部電極が、コンタクトプラグを介して、前記第1及び第2の拡散領域と、それぞれ、接続され、前記下部電極の下面と角度を有する前記下部電極の側面の傾斜が、連なる前記強誘電体膜及び前記上部電極の側面の傾斜より緩い強誘電体キャパシタと、前記強誘電体キャパシタの側面を含む表面を覆う酸化膜を有する水素保護膜とを備えていること特徴とする。
また、本発明の別態様の半導体装置の製造方法は、半導体基板に拡散層を有するトランジスタを形成し、前記トランジスタを覆うように前記半導体基板上に層間絶縁膜を形成し、前記拡散層と接続するコンタクトプラグを形成する工程と、前記層間絶縁膜上に、前記コンタクトプラグと接続される下部電極膜、強誘電体膜、及び上部電極膜を順次堆積する工程と、前記上部電極膜の上部電極形成領域上にエッチングマスクを形成する工程と、前記エッチングマスクを用いて、前記上部電極膜を分離、または、前記上部電極膜と前記強誘電体膜とを分離するようにエッチングを行い、次に、側面の傾斜が前記強誘電体膜の側面の傾斜より緩くなるように前記下部電極膜を分離するエッチングを行い、下部電極、強誘電体膜、及び上部電極を有する強誘電体キャパシタを形成する工程と、前記強誘電体キャパシタの側面を含む表面に、酸化膜を有する水素保護膜を形成する工程とを備えていることを特徴とする。
また、本発明の別態様の半導体装置の製造方法は、半導体基板に拡散層を有するトランジスタを形成し、前記トランジスタを覆うように前記半導体基板上に層間絶縁膜を形成し、前記拡散層と接続するコンタクトプラグを形成する工程と、前記層間絶縁膜上に、前記コンタクトプラグと接続される下部電極膜、強誘電体膜、及び上部電極膜を順次堆積する工程と、前記上部電極膜の上部電極形成領域上にエッチングマスクを形成する工程と、前記エッチングマスクを用いて、前記上部電極膜を分離、または、前記上部電極膜と前記強誘電体膜とを分離するように第1のエッチングを行う工程と、前記第1のエッチングにより形成された面上に側壁マスク用膜を堆積する工程と、前記側壁マスク用膜をエッチバックして、少なくとも前記上部電極側面に側壁マスクを形成する工程と、前記側壁マスクを用いて、前記強誘電体膜側面に連なる前記下部電極膜側面の傾斜の一部が、前記強誘電体膜側面の傾斜より緩くなるように、前記第1のエッチングにより形成された面から前記層間絶縁膜方向に第2のエッチングを行い、下部電極、強誘電体膜、及び上部電極を有する強誘電体キャパシタを形成する工程と、前記強誘電体キャパシタの側面を含む表面に、酸化膜を有する水素保護膜を形成する工程とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、強誘電体キャパシタの上部電極上の水素保護膜の膜厚を抑制し、下部側面に必要な水素保護膜を形成可能な半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供することが可能である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。各図では、同一の構成要素には同一の符号を付す。
本発明の実施例1に係る半導体装置及び半導体装置の製造方法について、図1乃至図3を参照しながら説明する。図1は半導体装置の構造を模式的に示す断面図である。図2は半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの構造を模式的に示す断面図である。図3は、強誘電体キャパシタに焦点を当てた半導体装置の製造方法を工程順に模式的に示す層構造断面図である。
図1に示すように、半導体装置1は、半導体基板11、半導体基板11上に形成されたトランジスタ40、トランジスタ40上を覆うように形成された層間絶縁膜13、層間絶縁膜13上にコンタクトプラグ15を介して形成された強誘電体キャパシタ101、及び、強誘電体キャパシタ101の側面を含む表面を覆う水素保護膜31を備えている。
半導体基板11は、例えば、p型の素子形成領域を有するシリコン基板である。半導体基板11表面の素子形成領域に、ソースまたはドレインとなるn型の拡散層41が離間して形成され、対をなす拡散層41の離間した部分の上部にゲート絶縁膜42を介してゲート電極43が形成されてトランジスタ40が構成されている。
強誘電体キャパシタ101は、下側のトランジスタ40側から下部電極21、強誘電体膜23、及び、上部電極25が積層された構造である。下部電極21は、層間絶縁膜13に埋め込まれた、例えば、Wからなるコンタクトプラグ15を介して、トランジスタ40の一方の拡散層41に接続されている。上部電極25は、周囲を覆う層間絶縁膜33に埋め込まれた、例えば、Alプラグを有する配線層45及び層間絶縁膜13に埋め込まれた、例えば、Wからなるコンタクトプラグ16を介して、トランジスタ40の他方の拡散層41と接続されている。メモリの単位となるセルは、1つの強誘電体キャパシタ101と強誘電体キャパシタ101に接続されるスイッチング機能を有する1つのトランジスタ40で構成される。
図2に示すように、強誘電体キャパシタ101は、2個ずつが1つの共通の下部電極21を有し、下部電極21上に2個に分離された上部電極25が配置され、下部電極21と上部電極25との間に、上部電極25に対応して分離された強誘電体膜23が配置された構成をなす。対をなす強誘電体キャパシタ101の外側の側面は、2段の傾きを有している。下側、すなわち、下部電極21の側面の傾き(下部電極21の下面等に対する傾斜角)は、上側、すなわち、上部電極25及び強誘電体膜23の側面の傾きよりも緩やかである。そして、下部電極21の側面に連なる層間絶縁膜13の表面は、下部電極21の下面よりわずかに下側に形成されている。
また、対をなす2個の強誘電体キャパシタ101は、V字形の溝29が形成されて分離されている。V字形の溝29を構成する対向する側面は、上部電極25及び強誘電体膜23の側面であって、対をなす強誘電体キャパシタ101の外側の上部側面の傾きとほぼ同じ(傾きの差は±5度程度以内)である。V字形の溝29の底部は、下部電極21の上面にほぼ一致する。
強誘電体キャパシタ101は、例えば、Alからなる水素保護膜31で覆われている。図1に示すように、水素保護膜31はコンタクト用に開口されて、上部電極25に接続するAlプラグが形成されて、配線層45に接続される。Alプラグは、他のW等からなるプラグに比較して、強誘電体膜23に対する水素ダメージを抑制する効果がある。
次に、半導体装置1の製造方法について説明する。図3(a)に示すように、半導体基板11上に形成されるトランジスタ40は、周知の方法で形成される。トランジスタ40を覆うように層間絶縁膜13が形成される。この層間絶縁膜13にコンタクト孔を形成し、コンタクト孔にW等のコンタクトプラグ15を埋め込む。この後、強誘電体キャパシタ101を形成するための材料膜である下部電極膜21a、強誘電体膜23a、及び、上部電極膜25aを堆積する。下部電極膜21aは、バリアメタルを含むTiAlN/Irで、合計の膜厚は例えば150nmである。なお、下部電極膜21aは、Ti/Irであってもよいし、Irの上にSrRuOを形成することも可能である。強誘電体膜23aは、Pb(ZrTi1−x)O(PZT膜)で、膜厚は例えば100nmである。上部電極膜25aは、SrRuO/IrOで、合計の膜厚は例えば80nmである。
図3(b)に示すように、フォトリソグラフィ工程を用いて、上部電極膜25aをパターニングするためのエッチング用マスク27を形成する。対をなす2つの強誘電体キャパシタ101を形成するためのマスクの間隔は、引き続き行われるドライエッチングのマイクロローディング効果により、強誘電体膜23aの下部でエッチングが止まるような間隔とする。
ここで、マスク27は、積層順にAl/SiOからなるハードマスクである。なお、ハードマスクは、TiAlN/SiOでもよいし、他に、SiO(例えばSiO)、Al(例えばAl)、SiAl(例えばSiAlO)、ZrO(例えばZrO)、Si(例えばSi)、TiAl(例えばTiAl0.50.5)等、あるいは、これらを組み合わせたものでもよい(化学式のx、yは、それぞれ、組成比1%以上の含有量であることを示す。以下、同様とする。)。また、マスク27は、約200℃以上の高温RIEの場合は、ハードマスクが必要であるが、低温の場合等は、ハードマスクに限らず、フォトレジストを用いることも可能である。
図3(c)に示すように、このマスク27を用いて、上部電極膜25a、及び強誘電体膜23aを連続的にドライエッチング法(RIE)によりエッチングする。ドライエッチングを止めることなく、エッチングされる面の傾斜を緩やかにするために、RIEのArの加速電圧を弱くして、つまりバイアスパワーを弱くして、下部電極膜21aをエッチングし、層間絶縁膜13をわずかに(例えば、20nm〜50nm)エッチングするまで、オーバエッチングを行う。この一連のエッチング工程において、マイクロローディング効果により、マスク27の間隔が広い部分(図の左方及び右方)では、下部電極膜21aのエッチングが進行して行くが、マスク27の間隔が狭い(図の中央部)では、下部電極膜21aへのエッチングは実質的には進行しない。なお、下部電極膜21a上面に形成するSrRuOによってエッチング速度を遅くすることが可能である。
この結果、加工された上部電極膜25a、強誘電体膜23a、及び、下部電極膜21aが、強誘電体キャパシタ101の上部電極25、強誘電体膜23、及び、下部電極21となる。対をなす強誘電体キャパシタ101の外側の側面は、2段の傾きを有し、下側、すなわち、下部電極21の側面の傾きは、上側、すなわち、上部電極25及び強誘電体膜23の側面の傾きよりも緩やかになる。
対をなす2個の強誘電体キャパシタ101は、上部電極25及び強誘電体膜23がほぼV字形の溝29によって分離されている。V字形の溝29を形成する対向する側面は、上部電極25及び強誘電体膜23の側面であって、対をなす強誘電体キャパシタ101の外側の上部側面の傾きとほぼ同じ(傾きの差は±5度程度以内)となる。
次に、マスク27を除去して、図1または図2に示すように、強誘電体キャパシタ101を覆うように水素保護膜31であるAlを、例えば、スパッタリング法で形成する。特に、マスク27は薄い(例えば50nm以下)場合残しておいても差し支えない。後述の変形例においても、同様に、マスクは残しておいて差し支えない。マスク27を薄く残すようにエッチングすることにより、強誘電体キャパシタ101へのダメージを軽減できる可能性が高い。水素保護膜31の膜厚は、例えば、最も形成が困難とされる下部電極21の側面で、約10nm、溝29の対向する側面の下部で約10nm、最も形成が容易な上部電極25の上面で約40nmである。
ここで、水素保護膜31は、水素等の進入を防ぐことが可能な、SiO(例えばSiO)、Al(例えばAl)、SiAl(例えばSiAlO)、ZrO(例えばZrO)、Si(例えばSi)、TiAl(例えばTiAl0.50.5)等、または、これらを組み合わせたものである。
この後、強誘電体キャパシタ101を覆う層間絶縁膜33を堆積して平坦化する。次いで、強誘電体キャパシタ101の脇に、コンタクトプラグ15に接続するWプラグ、及び、上部電極25に接続するAlプラグを形成し、Wプラグ及びAlプラグ等を接続するAlからなる配線層45を形成する。その後は、周知の製造工程を経て、半導体装置1が完成する。
上述したように、半導体装置1は、対をなす強誘電体キャパシタ101の外側の側面は、2段の傾きを有し、下側の下部電極21の側面の傾きは、上側の上部電極25及び強誘電体膜23の側面の傾きよりも緩やかに形成され、一方、対をなす2個の強誘電体キャパシタ101は、上部電極25及び強誘電体23が、外側の側面とほぼ同様な傾き(±5度程度以内)の側面を有するV字形の溝29によって分離されている。そして、強誘電体キャパシタ101表面の水素保護膜31は、下側の下部電極21の側面で、水素の保護に十分とされる5nm以上の膜厚を確保できる。同様に、V字形の溝29の側面の下部においても5nm以上の膜厚を確保できる。
なお、水素保護膜31が確実に形成される理由は、スパッタリング法等で、材料が供給される方向に対して付着面を垂直からずらす(垂直な面に対して急な傾斜にする)ほど堆積厚が減少し、また、傾斜面においてはその上端部から遠くなるほど堆積厚が減少することに基づき、逆に、下部電極21の側面の傾斜を緩くし、V字形の溝29を不必要に深くしない構成にすることによる。
その結果、半導体装置1は、強誘電体キャパシタ101の下部電極21の側面の傾きが緩やかにされた分だけ側方に大きくなるが、上部電極上の水素保護膜の膜厚を極端に増加させることなく、強誘電体膜23は水素保護膜31で確実に覆われるので、水素から確実に遮蔽される。すなわち、半導体装置1の製造工程中に含まれる水素等の還元性ガスにより、強誘電体膜23が還元されて、その自発分極量が低下して、強誘電体キャパシタ101の特性劣化の発生を低減できる。そして、上部電極上の水素保護膜の膜厚の極端な増加を抑えられるので、上部電極上の水素保護膜にコンタクトのための開口を形成するとき、コンタクト形成不良の発生を抑制でき、半導体装置1の製造歩留向上等が可能となる。
また、本実施例1の変形例1として、図4に示すように、強誘電体キャパシタ102が形成される。実施例1と比較して異なる点は、強誘電体キャパシタ102において、対をなす2個の強誘電体キャパシタ102間の対向する側面の上端の間隔が狭められており、対向する側面で形成されるV字形の溝29の底部が、強誘電体膜23の中に位置することである。
その結果、V字形の溝29の上端の開口は狭まり、深さが浅くなるが、アスペクト比(溝の深さ/溝の開口)においては、実施例1とほとんど同じなので、溝29の側面の水素保護膜31は水素の還元によるダメージをブロックするのに十分な厚さとなり、全体の水素保護膜31においても、実施例1と同様な効果を有する。更に、実施例1の場合より、対をなす2個の強誘電体キャパシタ102間の間隔が狭められるので、強誘電体キャパシタ102の外形寸法を小さくでき、セルの微細化が可能となり、強誘電体キャパシタ102を使用する半導体装置の高集積化が可能となる。
また、本実施例1の変形例2として、図5に示すように、強誘電体キャパシタ103が形成される。実施例1と比較して異なる点は、対をなす強誘電体キャパシタ103の外側の側面において、下部電極21の下半部の側面の傾きは、上部電極25、強誘電体膜23、及び下部電極21の上半部の側面の傾きよりも緩やかに形成され、2段の傾きを有していることである。つまり、傾きの変わる位置が、実施例1と比較して、より下側に移動されている。
その結果、傾きが緩やかな部分の位置が下がり、実施例1と比較すると、水素保護膜31が堆積しにくい傾向になるが、水素保護膜31は水素の還元によるダメージをブロックするのに十分な厚さとなり、実施例1と同様な効果を有する。そして、側面の傾きがより緩やか下部電極21の部分が少なくなり、対をなす2個の強誘電体キャパシタ103の外形寸法が小さくなるので、強誘電体キャパシタ103の占める面積を小さくでき、セルの微細化が可能となり、強誘電体キャパシタ103を使用する半導体装置の高集積化が可能となる。
また、本実施例1の変形例3として、図6に示すように、強誘電体キャパシタ104が形成される。実施例1と比較して異なる点は、強誘電体キャパシタ104において、対をなす2個の強誘電体キャパシタ104間の対向する側面の上端の間隔が狭められており、対向する側面で形成されるV字形の溝29の底部が、強誘電体膜23の中に位置し、且つ、対をなす強誘電体キャパシタ104の外側の側面において、下部電極21の下半部の側面の傾きは、上部電極25、強誘電体膜23、及び下部電極21の上半部の側面の傾きよりも緩やかに形成され、2段の傾きを有していることである。つまり、溝29がより浅く形成され、外側の側面の傾きの変わる位置が、より下側に移動している。
その結果、上述の本実施例1の変形例2及び変形例3の有する効果と同様な効果を有する。そして、対をなす2個の強誘電体キャパシタ104の外形寸法が一層小さくなるので、強誘電体キャパシタ104の占める面積を小さくでき、セルの微細化が可能となり、強誘電体キャパシタ104を使用する半導体装置の高集積化が可能となる。
また、本実施例1の変形例4として、図7に示すように、強誘電体キャパシタ105が形成される。実施例1と比較して異なる点は、対をなす強誘電体キャパシタ105の外側の側面において、下部電極21の上半部の側面の傾きが、上部電極25、強誘電体膜23、及び下部電極21の下半部の側面の傾きよりも緩やかに形成され、2種類の傾きを有する3段の斜面をなしており、且つ、対をなす2個の強誘電体キャパシタ105間の対向する側面の上端の間隔が、外側の側面の間隔を大きくしない範囲内で広げられており、対向する側面で形成されるV字形の溝29の底部が、下部電極21の中に食い込んで位置することである。なお、強誘電体キャパシタ105の材料膜をエッチングするときに、バイアスパワーの変更を2回(例えば、所定のバイアスパワーで始めて、その後、弱めて、その後、元に戻す)行っている。
その結果、傾きが緩やかな部分が下部電極21の上半部のみとなり、下部電極21の下半部は傾きが急となるが、強誘電体膜23と下部電極21との界面付近に傾きが緩やかな部分があり、必要な部分で水素保護膜31の厚さを確保できるので、水素保護膜31の強誘電体膜23を保護する効果は実質的に実施例1と同程度となる。また、V字形の溝29の開口は広がり、溝29の底部に傾きが緩やかな部分が形成されるので、アスペクト比が小さくなり、水素保護膜31は、実施例1の溝29の底部より厚く形成される。すなわち、実施例1と同様な効果を有する上に、溝29の水素保護効果がより大きくなる。
また、本実施例1の変形例5として、図8に示すように、強誘電体キャパシタ106が形成される。実施例1の変形例4と比較して異なる点は、対をなす2個の強誘電体キャパシタ106間の対向する側面の上端の間隔が狭く(実施例1とは同等に)形成され、対向する側面で形成されるV字形の溝29の底部が、下部電極21の上面に位置することである。
その結果、対をなす強誘電体キャパシタ106の外側の側面において、実施例1の変形例4と同様な形状、対をなす2個の強誘電体キャパシタ106間の対向する側面のV字形の溝29において、実施例1と同様な形状を有して、水素保護膜31の強誘電体膜23を保護する効果は実質的に実施例1と同程度となる。そして、側面の傾きがより緩やか下部電極21の部分が少なくなり、対をなす2個の強誘電体キャパシタ106の外形寸法が小さくなるので、実施例1と比較して、強誘電体キャパシタ106の占める面積を小さくでき、セルの微細化が可能となり、強誘電体キャパシタ106を使用する半導体装置の高集積化が可能となる。
また、本実施例1の変形例6として、図9に示すように、強誘電体キャパシタ107が形成される。実施例1の変形例5と比較して異なる点は、対をなす2個の強誘電体キャパシタ107間の対向する側面の上端の間隔が狭く(実施例1の変形例1とは同等に)形成され、対向する側面で形成されるV字形の溝29の底部が、強誘電体膜23の中に位置することである。
その結果、対をなす強誘電体キャパシタ107の外側の側面において、実施例1の変形例4及び変形例5と同様な形状、対をなす2個の強誘電体キャパシタ107間の対向する側面のV字形の溝29において、実施例1の変形例1と同様な形状を有して、水素保護膜31の強誘電体膜23を保護する効果は実質的に実施例1と同程度となる。そして、実施例1の変形例5の場合より、対をなす2個の強誘電体キャパシタ107間の間隔が狭められるので、強誘電体キャパシタ107の外形寸法を小さくでき、セルの微細化が可能となり、強誘電体キャパシタ107を使用する半導体装置の高集積化が可能となる。
本発明の実施例2に係る半導体装置及び半導体装置の製造方法について、図10乃至図12を参照しながら説明する。図10は半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの構造を模式的に示す断面図である。図11は強誘電体キャパシタに焦点を当てた半導体装置の製造方法を工程順に模式的に示す層構造断面図である。図12は、図11に示す工程に引き続き、強誘電体キャパシタに焦点を当てた半導体装置の製造方法を工程順に模式的に示す層構造断面図である。実施例1の強誘電体キャパシタ101とは、上部電極の上面と側面、及び、強誘電体膜の側面にマスク膜または側壁膜を有する構造である点が異なる。なお、実施例1と同一構成部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図10に示すように、強誘電体キャパシタ111は、上部電極25の上面にマスク膜67a、上部電極25の側面及び強誘電体膜23上部の側面に側壁膜71aを有している。側壁膜71aの外側の側面に連続する強誘電体膜23及び下部電極21上部の外側の側面の傾斜に対して、下部電極21下部の外側の側面の傾斜は緩く形成されている。対をなす2つの強誘電体キャパシタ111は、上部電極25及び強誘電体膜23上部がほぼV字形に形成され、その上に、外側の側面と同様に側壁膜71aを有している。強誘電体キャパシタ111は、下部電極21の下面を除いて、側壁膜71aの上から、酸化膜、例えば、Alからなる水素保護膜31で覆われている。
なお、強誘電体キャパシタ111は、上部電極25に接続するAlプラグを形成する場合(図1を参照)、水素保護膜31及びマスク膜67aが開口されて、配線層45に接続される。その他の構造は、実施例1の強誘電体キャパシタ101と同様であり、強誘電体キャパシタ111を用いて、実施例1の半導体装置1と同様な半導体装置(図示略)が構成される。
次に、本実施例の半導体装置の製造方法について説明する。図11(a)及び図11(b)に示すように、トランジスタ40の作製、強誘電体キャパシタ111用の材料膜である下部電極膜21a、強誘電体膜23a、及び上部電極膜25aの堆積等は、実施例1の図3(a)及び図3(b)工程とほとんど同じである。後述の側壁マスクを用いて強誘電体キャパシタ111を形成することになるために、エッチング用のマスク67の位置、すなわち、対をなす上部電極25形成のための間隔が異なる他は、マスク27と同様である。
図11(c)に示すように、このマスク67を用いて、上部電極膜25a、及び強誘電体膜23aの一部、例えば、膜厚のほぼ中央部までドライエッチング法(RIE)によりエッチングする。マスク67同士の間隔が狭い部分(図の中央部)は、ほぼV字状に溝69が形成される。ここで、マスク67を残しておく。
図12(a)に示すように、側壁マスク用の酸化膜である側壁膜71を、上部電極膜25a、及び強誘電体膜23aの上に堆積する。側壁膜71は、高選択マスク材料であるAl(膜厚約40nm)膜がスパッタ法、あるいはALD(Atomic Layer Deposition)法、あるいはその両プロセスで形成され、その上にSiO膜(膜厚約50nm)が形成される。なお、側壁膜71の高選択マスク材料は、SiO膜(例えばSiO膜)、Al膜(例えばAl膜)、SiAl膜(例えばSiAlO膜)、ZrO膜(例えばZrO膜)、Si膜(例えばSi膜)、またはこれらを組み合わせた積層膜で形成することが可能である。ここで、化学式のx、yは、それぞれ、組成比1%以上の含有量であることを示す。
図12(b)に示すように、側壁膜71は、エッチングバックにより、上部電極膜25aの側面、強誘電体膜23aの上半部の側面に残すように、形成される。上部電極膜25aの上面には、マスク67の一部が残される。
図12(c)に示すように、マスク67及び側壁膜71をマスクとして、強誘電体膜23aの一部の側面及び下部電極膜21a等を、RIE加工する。強誘電体膜23aの下部及び下部電極膜21aの上半部までドライエッチングを行い、連続して、エッチングされる面の傾斜を緩やかにするために、RIEのArの加速電圧を弱くして、つまりバイアスパワーを弱くして、下部電極膜21aをエッチングし、層間絶縁膜13をわずかに(例えば、20nm以下)エッチングするまで、オーバエッチングを行う。
この結果、加工された上部電極膜25a、強誘電体膜23a、及び、下部電極膜21aが、強誘電体キャパシタ111の上部電極25、強誘電体膜23、及び、下部電極21となる。上部電極25側に側壁膜71を有する対をなす強誘電体キャパシタ111の外側の側面は、2段の傾きを有し、下側、すなわち、下部電極21の下半部の側面の傾きは、上側、すなわち、上部電極25、強誘電体膜23及び下部電極21の上半部の側面の傾きよりも緩やかになる。マスク67及び側壁膜71は薄くなり、それぞれ、マスク膜67a及び側壁膜71aとして残される。
次に、マスク膜67a及び側壁膜71aを残して、実施例1と同様に、図10に示すように、強誘電体キャパシタ111を覆うように水素保護膜31であるAlを、例えば、スパッタリング法で形成する。水素保護膜31の膜厚は、例えば、最も堆積しにくい下部電極21の下半部の側面で、約10nm、溝69の対向する側面の下部で約10nm以上、上部電極25の上面で約40nmである。
この後の工程は、実施例1と同様に進めて、本実施例の半導体装置が完成する。
上述したように、半導体装置は、対をなす強誘電体キャパシタ111の外側の側面は、2段の傾きを有し、下部電極21の下半部の側面の傾きは、上側の上部電極25及び強誘電体膜23等の側面の傾きよりも緩やかに形成される。一方、対をなす2個の強誘電体キャパシタ111は、上部電極25及び強誘電体23の上半部が、外側の側面とほぼ同様な傾きの側面を有するV字形の溝69によって分離されている。そして、強誘電体キャパシタ111表面の水素保護膜31は、下側の下部電極21の側面で、水素の保護に十分とされる5nm以上の膜厚を確保できる。同様に、V字形の溝29の側面の下部においても約5nmの膜厚を確保できる。
その結果、本実施例の半導体装置は、実施例1の半導体装置1と同様な効果を有する。他に、対をなす2個の強誘電体キャパシタ111間の側面は、強誘電体膜23の膜厚のほぼ中央部に底部を有する溝29をなし、側面及び底面には側壁膜71aを有するので、水素保護膜31の傾斜は緩くなり、水素保護膜31の膜厚は水素の還元によるダメージをブロックするのに十分な厚さとなる。
また、本実施例2の変形例1として、図13に示すように、強誘電体キャパシタ112が形成される。実施例2と比較して異なる点は、マスク膜67b及び側壁膜71bの膜厚が実施例2のマスク膜67a及び側壁膜71aより薄く形成されることである。対をなす2個の強誘電体キャパシタ112間の側面は、V字形の溝69をなし、側壁膜71bが薄くなった分、水素保護膜31が強誘電体膜23に近接して形成される。対をなす強誘電体キャパシタ112の外側の側面は、実施例2と同様である。
その結果、強誘電体キャパシタ112表面の水素保護膜31は、実施例2の水素保護膜31の膜厚に比較して、外側の側面で同様な程度、溝69の側面で薄くなるものの、いずれも水素の還元によるダメージをブロックするのに十分な厚さとなる。そして、実施例2の場合より、側壁膜71bが薄くなった分、強誘電体キャパシタ112の外形寸法を小さくでき、セルの微細化が可能となり、強誘電体キャパシタ112を使用する半導体装置の高集積化が可能となる。
また、本実施例2の変形例2として、図14に示すように、強誘電体キャパシタ113が形成される。実施例2の変形例1と比較して異なる点は、マスク膜67c及び側壁膜71cの膜厚が実施例2の変形例1のマスク膜67b及び側壁膜71bより薄く形成されることである。対をなす2個の強誘電体キャパシタ113間の側面は、その底面にあった側壁膜71cがエッチングされて更に2段目の溝を有するV字形の溝69をなし、側壁膜71cが薄くなった分、水素保護膜31が強誘電体膜23の中にまで入って形成される。対をなす強誘電体キャパシタ113の外側の側面は、実施例2と同様である。
その結果、強誘電体キャパシタ113表面の水素保護膜31は、実施例2の変形例1の水素保護膜31の膜厚に比較して、外側の側面で同様な程度、溝69の側面で薄くなるものの、いずれも水素の還元によるダメージをブロックするのに十分な厚さとなる。そして、実施例2の変形例1の場合より、側壁膜71cが薄くなった分、強誘電体キャパシタ113の外形寸法を小さくでき、セルの微細化が可能となり、強誘電体キャパシタ113を使用する半導体装置の高集積化が可能となる。
また、本実施例2の変形例3として、図15(a)及び図15(b)に示す強誘電体キャパシタが形成される。図15(a)に示すように、強誘電体キャパシタ114aが形成される。実施例2の変形例2と比較して異なる点は、マスク膜67d及び側壁膜71dの膜厚が実施例2の変形例2のマスク膜67c及び側壁膜71cより薄く(例えば、上側のSiO膜が除去されて)形成されることである。対をなす2個の強誘電体キャパシタ114a間の側面は、その底面にあった側壁膜71dがエッチングされてより深い2段目の溝を有するV字形の溝69をなし、側壁膜71dが薄くなった分、水素保護膜31が強誘電体膜23の中にまで入って形成される。対をなす強誘電体キャパシタ114aの外側の側面は、実施例2と同様である。
また、図15(b)は、対をなす2個の強誘電体キャパシタ114b間隔が、図15(a)に比べ、予め広く形成される場合等において、溝69はより深いV字形をなし、溝69の先端がコンタクトプラグ15に至ることになる。対をなす強誘電体キャパシタ114bの外側の側面は実施例2と同様である。そして、図15(a)及び図15(b)に示す強誘電体キャパシタ114a、bの中間の形状も存在し得る。
その結果、強誘電体キャパシタ114a、b表面の水素保護膜31は、実施例2の変形例2の水素保護膜31の膜厚に比較して、外側の側面で同様な程度、溝69の側面で薄くなるものの、いずれも水素の還元によるダメージをブロックするのに十分な厚さとなる。そして、実施例2の変形例2の場合より、側壁膜71dが薄くなった分強誘電体キャパシタ114a、bの外形寸法を小さくでき、または、実施例2の変形例2の場合と同等にでき、実質的には、セルの微細化が可能となり、強誘電体キャパシタ114a、bを使用する半導体装置の高集積化が可能となる。
また、本実施例2の変形例4として、図16に示すように、強誘電体キャパシタ115が形成される。実施例2の変形例3と比較して異なる点は、対をなす2個の上部電極25がより近接して配置されるように、エッチング用のマスク(図11に示すマスク67参照)をより近接して配置して、マスク膜67e及び側壁膜71eの膜厚が実施例2の変形例3のマスク膜67d及び側壁膜71dより薄く(例えば、上側のSiO膜が除去されて)形成され、その他は実施例2の変形例3と同様にした強誘電体キャパシタ115が形成されることである。対をなす2個の強誘電体キャパシタ115間の側面は、V字形の溝69をなし、溝69の上端部の寸法が小さくなって側壁膜71eが薄くなったので、側壁膜71eが残った溝69の底部及び側面に水素保護膜31が形成される。対をなす強誘電体キャパシタ115の外側の側面は、実施例2と同様である。
その結果、強誘電体キャパシタ115表面の水素保護膜31は、実施例2の変形例3の水素保護膜31の膜厚に比較して、外側の側面で同様な程度、溝69の側面で厚くなるので、いずれも水素の還元によるダメージをブロックするのに十分な厚さとなる。そして、実施例2の変形例3の場合より、対をなす2個の強誘電体キャパシタ115が近接され、側壁膜71eが薄くなった分、強誘電体キャパシタ115の外形寸法を小さくでき、セルの微細化が可能となり、強誘電体キャパシタ115を使用する半導体装置の高集積化が可能となる。
また、本実施例2の変形例5として、図17に示すように、強誘電体キャパシタ116が形成される。実施例2の変形例4と比較して異なる点は、マスク膜67f及び側壁膜71fの膜厚が実施例2の変形例4のマスク膜67e及び側壁膜71eより薄く(例えば、下側のAl膜の一部が除去されて)形成されることである。対をなす2個の強誘電体キャパシタ116間の側面は、その底面にあった側壁膜71fがエッチングされて2段目の溝を有するV字形の溝69をなし、側壁膜71fが薄くなった分、水素保護膜31が強誘電体膜23の中にまで入って形成される。対をなす強誘電体キャパシタ116の外側の側面は、実施例2と同様である。
その結果、強誘電体キャパシタ116表面の水素保護膜31は、実施例2の変形例4の水素保護膜31の膜厚に比較して、外側の側面で同様な程度、溝69の側面で薄くなるものの、いずれも水素の還元によるダメージをブロックするのに十分な厚さとなる。そして、実施例2の変形例4の場合より、側壁膜71fが薄くなった分、強誘電体キャパシタ115の外形寸法を小さくでき、セルの微細化が可能となり、強誘電体キャパシタ115を使用する半導体装置の高集積化が可能となる。
また、本実施例2の変形例6として、図18に示すように、強誘電体キャパシタ117が形成される。実施例2と比較して異なる点は、対をなす2個の強誘電体キャパシタ117間を分離する溝69の側面が外側の側面の角度より急であることである。溝69の側面上に側壁膜71gが形成されて、その上に水素保護膜31が形成されている。対をなす強誘電体キャパシタ117の外側の側面は、実施例2とほぼ同様である。溝69の側面上の側壁膜71gは、90度回転したコ字形に描かれているが、V字形、U字形等の変形が存在し得る。
その結果、溝69の底部を強誘電体膜23のほぼ中央部に設定して、アスペクト比が実施例2とほぼ同様で実施例1よりは小さくしたことにより、溝69の底部の水素保護膜31は、薄く形成されるものの、水素の還元によるダメージをブロックするのに十分な厚さとなる。対をなす強誘電体キャパシタ117の外側の側面の水素保護膜31は、実施例2の水素保護膜31と同様な程度の厚さとなり、やはり、水素の還元によるダメージをブロックするのに十分な厚さとなる。なお、強誘電体キャパシタ117の外形寸法は、実施例2の強誘電体キャパシタ111とほぼ同じとなる。
また、本実施例2の変形例7として、図19に示すように、強誘電体キャパシタ118が形成される。実施例2の変形例6と比較して異なる点は、溝69の底部を下部電極21の上面とし、下部電極21上面まで伸びた側壁膜が除去されることである。上部電極25の上の薄いマスク膜67hは薄くなり残されている。対をなす2個の強誘電体キャパシタ118間の側面は、下部電極21の上面まで、より深い溝69を形成するように伸ばされ、側壁膜を使用しない分だけ開口寸法が大きくなっている。対をなす強誘電体キャパシタ118の外側の側面は、側壁膜の除去に伴い、上部電極25及び強誘電体膜23の傾きが、下部電極21の上面が出現して不連続となった後、下部電極21の上半部につながり、そして、下部電極21の下半部の緩やかな傾きとなる。なお、下部電極膜21上面にSrRuOが形成されると溝69の底面は形成され易くなる。
その結果、側壁膜が除去される分、溝69の開口が大きくなり、実施例2の変形例6に比較して、アスペクト比を一定のままで、より深い溝69を形成可能となるので、水素保護膜31は、薄く形成されるものの、水素の還元によるダメージをブロックするのに十分な厚さとなる。また、強誘電体膜23と下部電極21との界面に傾きがなくなった下部電極21上面があるので、この下部電極21上面に水素保護膜31の十分な厚さを確保でき、水素保護膜31の強誘電体膜23を保護する効果は実質的に実施例2の変形例6を上回る程度となる。
また、本実施例2の変形例8として、図20(a)乃至図20(c)に示す強誘電体キャパシタが形成される。図20(a)に示すように、強誘電体キャパシタ119aが形成される。実施例2の変形例7と比較して異なる点は、下部電極21の上半部の側面の傾きが、上部電極25及び強誘電体膜23の側面の傾きよりも緩やかに形成されたことである。強誘電体キャパシタ119の外側の側面の傾きは、実施例1の変形例4(図7参照)とほぼ同様である。
また、図20(b)に示すように、溝69が図20(a)に示す場合より浅く、すなわち、溝69の底面が強誘電体膜23の中に存在する強誘電体キャパシタ119bが形成される。一方、図20(c)に示すように、溝69の底面が、図20(a)に示すように平面とならずに、下部電極21の中に、傾斜の緩いV字形に入り込む強誘電体キャパシタ119cが形成される。そして、図20(a)乃至図20(c)に示す強誘電体キャパシタ114の中間の形状も存在し得る。
その結果、強誘電体キャパシタ119aの溝69の開口による効果は、実施例2の変形例7と同様な効果を有し、強誘電体キャパシタ119aの外側の側面は実施例1の変形例4と同様な効果を有している。強誘電体キャパシタ119b、119cの溝69の底面の水素保護膜31は、図20(a)の溝69の底面と同様に、水素の還元によるダメージをブロックするのに十分な厚さとなる。
本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々、変形して実施することができる。
例えば、実施例では、共通の下部電極に1本のコンタクトプラグを形成する例を示したが、個々の強誘電体キャパシタに対応するように、それぞれのコンタクトプラグを形成することは可能である。
また、実施例では、強誘電体キャパシタはチェーン型FeRAMに使用される例を示したが、その他の形のFeRAM、例えば、強誘電体キャパシタとトランジスタを直列接続するFeRAM等に、本実施例の強誘電体キャパシタの外側の側面を有する構造を適用することは可能である。
また、実施例では、強誘電体膜として、PZT膜を用いる例を示したが、他のペロブスカイト型結晶構造を有する層状酸化物強誘電体、例えばPZLT((Pb,La)(Zr,Ti)O)や、SBT(SrBiTa)等を用いることは可能である。
本発明の実施例1に係る半導体装置の構造を模式的に示す断面図。 本発明の実施例1に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの構造を模式的に示す断面図。 本発明の実施例1に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの製造方法を工程順に模式的に示す層構造断面図。 本発明の実施例1の変形例1に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの構造を模式的に示す断面図。 本発明の実施例1の変形例2に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの構造を模式的に示す断面図。 本発明の実施例1の変形例3に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの構造を模式的に示す断面図。 本発明の実施例1の変形例4に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの構造を模式的に示す断面図。 本発明の実施例1の変形例5に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの構造を模式的に示す断面図。 本発明の実施例1の変形例6に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの構造を模式的に示す断面図。 本発明の実施例2に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの構造を模式的に示す断面図。 本発明の実施例2に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの製造方法を工程順に模式的に示す層構造断面図。 本発明の実施例2に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの製造方法を工程順に模式的に示す層構造断面図。 本発明の実施例2の変形例1に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの構造を模式的に示す断面図。 本発明の実施例2の変形例2に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの構造を模式的に示す断面図。 本発明の実施例2の変形例3に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの構造を模式的に示す断面図。 本発明の実施例2の変形例4に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの構造を模式的に示す断面図。 本発明の実施例2の変形例5に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの構造を模式的に示す断面図。 本発明の実施例2の変形例6に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの構造を模式的に示す断面図。 本発明の実施例2の変形例7に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの構造を模式的に示す断面図。 本発明の実施例2の変形例8に係る半導体装置の主要構成要素である強誘電体キャパシタの構造を模式的に示す断面図。
符号の説明
1 半導体装置
11 半導体基板
13、33 層間絶縁膜
15、16 コンタクトプラグ
21 下部電極
21a 下部電極膜
23、23a 強誘電体膜
25 上部電極
25a 上部電極膜
27、67 マスク
29、69 溝
31 水素保護膜
40 トランジスタ
41 拡散層
42ゲート絶縁膜
43 ゲート電極
45 配線層
67a、67b、67c、67d、67e、67f、67g、67h、67i マスク膜
71、71a、71b、71c、71d、71e、71f、71g 側壁膜
101、102、103、104、105、106、107、111、112、113、114a、114b、115、116、117、118、119a、119b、119c 強誘電体キャパシタ

Claims (5)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板に形成されたトランジスタと、
    前記トランジスタ上を覆うように形成された層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜上に形成された下部電極、前記下部電極上に形成された強誘電体膜、及び、前記強誘電体膜上に形成された上部電極を有し、前記下部電極及び前記上部電極が、それぞれ、前記トランジスタに接続され、前記下部電極の下面と角度を有する前記下部電極の側面の傾斜が、連なる前記強誘電体膜及び前記上部電極の側面の傾斜より緩い強誘電体キャパシタと、
    前記強誘電体キャパシタの側面を含む表面を覆う水素保護膜と、
    を備えていること特徴とする半導体装置。
  2. 半導体基板と、
    前記半導体基板に形成された第1及び第2の拡散領域を有するトランジスタと、
    前記トランジスタ上を覆うように形成された層間絶縁膜と
    前記層間絶縁膜上に形成された下部電極、前記下部電極上に形成された強誘電体膜、及び、前記強誘電体膜上に形成された上部電極を有し、前記下部電極及び前記上部電極が、コンタクトプラグを介して、前記第1及び第2の拡散領域と、それぞれ、接続され、前記下部電極の下面と角度を有する前記下部電極の側面の傾斜が、連なる前記強誘電体膜及び前記上部電極の側面の傾斜より緩い強誘電体キャパシタと、
    前記強誘電体キャパシタの側面を含む表面を覆う酸化膜を有する水素保護膜と、
    を備えていること特徴とする半導体装置。
  3. 前記下部電極の側面は、前記下部電極の下面となす角の角度の異なる少なくとも2種類の傾斜を有して、前記下部電極の最も緩い傾斜は、連続する前記強誘電体膜側面の傾斜より緩いこと特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 半導体基板に拡散層を有するトランジスタを形成し、前記トランジスタを覆うように前記半導体基板上に層間絶縁膜を形成し、前記拡散層と接続するコンタクトプラグを形成する工程と、
    前記層間絶縁膜上に、前記コンタクトプラグと接続される下部電極膜、強誘電体膜、及び上部電極膜を順次堆積する工程と、
    前記上部電極膜の上部電極形成領域上にエッチングマスクを形成する工程と、
    前記エッチングマスクを用いて、前記上部電極膜を分離、または、前記上部電極膜と前記強誘電体膜とを分離するようにエッチングを行い、次に、側面の傾斜が前記強誘電体膜の側面の傾斜より緩くなるように前記下部電極膜を分離するエッチングを行い、下部電極、強誘電体膜、及び上部電極を有する強誘電体キャパシタを形成する工程と、
    前記強誘電体キャパシタの側面を含む表面に、酸化膜を有する水素保護膜を形成する工程と、
    を備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 半導体基板に拡散層を有するトランジスタを形成し、前記トランジスタを覆うように前記半導体基板上に層間絶縁膜を形成し、前記拡散層と接続するコンタクトプラグを形成する工程と、
    前記層間絶縁膜上に、前記コンタクトプラグと接続される下部電極膜、強誘電体膜、及び上部電極膜を順次堆積する工程と、
    前記上部電極膜の上部電極形成領域上にエッチングマスクを形成する工程と、
    前記エッチングマスクを用いて、前記上部電極膜を分離、または、前記上部電極膜と前記強誘電体膜とを分離するように第1のエッチングを行う工程と、
    前記第1のエッチングにより形成された面上に側壁マスク用膜を堆積する工程と、
    前記側壁マスク用膜をエッチングバックして、少なくとも前記上部電極側面に側壁マスクを形成する工程と、
    前記側壁マスクを用いて、前記強誘電体膜側面に連なる前記下部電極膜側面の傾斜の一部が、前記強誘電体膜側面の傾斜より緩くなるように、前記第1のエッチングにより形成された面から前記層間絶縁膜方向に第2のエッチングを行い、下部電極、強誘電体膜、及び上部電極を有する強誘電体キャパシタを形成する工程と、
    前記強誘電体キャパシタの側面を含む表面に、酸化膜を有する水素保護膜を形成する工程と、
    を備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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