JP2002359361A - 強誘電体メモリ及びその製造方法 - Google Patents

強誘電体メモリ及びその製造方法

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JP2002359361A
JP2002359361A JP2002098319A JP2002098319A JP2002359361A JP 2002359361 A JP2002359361 A JP 2002359361A JP 2002098319 A JP2002098319 A JP 2002098319A JP 2002098319 A JP2002098319 A JP 2002098319A JP 2002359361 A JP2002359361 A JP 2002359361A
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Masao Nakayama
雅夫 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精密な加工が可能な強誘電体メモリ及びその
製造方法を提供することにある。 【解決手段】 強誘電体メモリの製造方法は、強誘電体
材料膜14を、レジスト16をマスクとしてエッチング
する。強誘電体材料膜14のエッチングに伴って生じた
二次生成物によって、レジスト16の側面に堆積物18
を形成する。堆積物18が付着したレジスト16をマス
クとして、エッチングによりアンダーエッチング残膜2
0を除去し、下部電極材料膜12をパターニングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体メモリ及
びその製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】強誘電体メモリ(FeRAM)は、キャパ
シタ部分に強誘電体膜を用い、その自発分極によりデー
タを保持するものである。その形成には、ドライエッチ
ングが適用されている。キャパシタ部分を構成する材料
は、エッチングに用いられるガスに対しての反応性が低
いため、物理的作用を高めたエッチング(スパッタエッ
チング)を行うことが知られている。この場合、エッチ
ングにより生じる二次生成物は気相中に除去されずに、
レジスト等の側壁に再付着してしまう。特開平11−1
26778号公報には、再付着物を化学的又は機械的研
磨によって除去することが記載されているが、これは非
常に困難である。あるいは、化学的作用を高めたエッチ
ングを行うと、レジストが後退しながらエッチングが進
行するので、エッチング精度が悪くなるという問題があ
った。
【0003】本発明は、この問題点を解決するものであ
り、その目的は、精密な加工が可能な強誘電体メモリ及
びその製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係る強誘
電体メモリの製造方法は、(a)下部電極材料膜上に形
成された強誘電体材料膜を、レジストをマスクとして、
前記下部電極材料膜が露出しないように、アンダーエッ
チングによってアンダーエッチング残膜が形成されるよ
うにパターニングし、前記強誘電体材料膜のアンダーエ
ッチングに伴って生じた二次生成物によって、前記レジ
ストの側面に堆積物を形成し、(b)前記堆積物をエッ
チングしながら、前記堆積物及び前記レジストをマスク
として、エッチングにより前記アンダーエッチング残膜
を除去し、前記下部電極材料膜をパターニングすること
を含む。
【0005】本発明によれば、(a)工程でレジストの
側面に堆積物が付着する条件でエッチングを行うので、
強誘電体材料膜を精密にパターニングすることができ
る。また、(a)工程では、下部電極材料膜をエッチン
グしないので、下部電極材料膜のエッチングに伴って生
じる除去し難い二次生成物がレジストに付着しない。そ
して、(b)工程で、下部電極材料膜をパターニングす
るときに堆積物を除去するので、工程が増えない。
【0006】(2)この強誘電体メモリの製造方法にお
いて、前記(a)工程で、前記アンダーエッチング残膜
を、平均値において、エッチング前の前記強誘電体材料
膜の厚みの10%以下であって0%より大きい厚みにな
るように形成してもよい。
【0007】これによれば、アンダーエッチング残膜が
薄いので、これを(b)工程で簡単にエッチングするこ
とができる。
【0008】(3)この強誘電体メモリの製造方法にお
いて、前記(a)工程のアンダーエッチングで、フロン
系ガス及びArガスの混合ガスであって、前記フロン系
ガスの流量比が10%以上30%以下である混合ガスを
使用してもよい。
【0009】(4)この強誘電体メモリの製造方法にお
いて、前記(a)工程で、前記強誘電体材料膜のエッチ
ング量aと、前記レジストのエッチング量bとが、 0.7≦a/b となる条件でエッチングを行ってもよい。
【0010】(5)この強誘電体メモリの製造方法にお
いて、前記(b)工程で、前記下部電極材料膜のエッチ
ング量Aと、前記レジストのエッチング量Bとが、 A/B≦0.6 となる条件でエッチングを行ってもよい。
【0011】(6)本発明に係る強誘電体メモリは、上
記方法により製造されたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1(A)〜図3は、本発
明を適用した強誘電体メモリの製造方法を示す図であ
る。強誘電体メモリは、不揮発性半導体記憶装置であ
る。情報の記憶の最小単位は、メモリセルであり、例え
ば一つのトランジスタと一つのキャパシタ部分が組み合
わされてメモリセルが構成されている。このような複数
のメモリセルが並べられてメモリアレイを構成すること
ができる。この場合、複数のメモリセルは規則正しく、
複数行複数列で並べることができる。
【0013】本実施の形態では、基板10上に強誘電体
メモリを形成する。基板10は、Si基板とその上に形
成されたSiO2膜から構成されていてもよい。基板1
0(そのSi基板)には、トランジスタ等の機能デバイ
スが形成されている。トランジスタの形成には、公知の
方法を適用すればよい。
【0014】強誘電体メモリのキャパシタ部分の製造方
法を説明する。例えば、図1(A)に示すように、基板
10(そのSiO2膜)上に、下部電極材料膜12を形
成し、その上に強誘電体材料膜14を形成する。
【0015】下部電極材料膜12は、Pt又はIr等の
貴金属や、その酸化物(IrOx等)で形成してもよ
い。また、下部電極材料膜12は、単層でもよいし積層
した複数層でもよい。下部電極材料膜12は、その上に
SBT(Strontium Bismuth Tantalates)を成膜する場
合には、Ptで形成することが考えられる。本実施の形
態では、基板10(そのSiO2膜)上にTi膜をスパ
ッタで形成し、これを酸化炉で酸化することによりTi
x膜(例えば約40nmの厚み)を形成し、その上に
Pt膜(例えば約200nmの厚み)をスパッタにより
形成する。こうして、TiOx膜及びその上のPt膜か
らなる下部電極材料膜12を形成する。下部電極材料膜
12の厚みは、バリヤ性能(厚いほどよい)及びエッチ
ングされやすさ(薄いほどよい)を考慮して決める。
【0016】強誘電体材料膜14の材料は、PZT(Le
ad Zirconate Titanate)、SBT(Strontium Bismuth
Tantalates)、BST(Barium Strontium Titanate)
などである。成膜方法として、溶液塗布法(ゾル・ゲル
法及びMOD(Metal Organic Decomposition)法を含
む。)、スパッタ法又はCVD(Chemical Vapor Depos
ition)法(MOCVD(Metal Organic Chemical Vapo
r Deposition)法を含む。)などがある。本実施の形態
では、SBTを材料として、約120nmの厚みで強誘
電体材料膜14を形成する。
【0017】次に、図1(B)に示すように、強誘電体
材料膜14上にレジスト16を形成する。レジスト16
は、周知の方法でパターニングする。詳しくは、複数の
強誘電体部22(図1(C)参照)の形成領域を覆うよ
うにレジスト16を形成する。本実施の形態では、1.
0μmの厚みでレジスト16を形成する。
【0018】そして、レジスト16をマスクとして、強
誘電体材料膜14をエッチングによりパターニングす
る。エッチングにはドライエッチングを適用することが
できる。ドライエッチングでは、ICP(Inductively
Coupled Plasma)などの高密度プラズマを用いてもよ
い。このエッチングで、フロン系ガス(CF4ガスやC
HF3ガス等)及びArガスの混合ガスであって、フロ
ン系ガスの流量比が10%以上30%以下である混合ガ
スを使用してもよい。フロン系ガスの流量比が30%を
超えると、エッチング選択比が小さくなって強誘電体材
料膜14をエッチングしにくくなる。また、フロン系ガ
スの流量比が10%より小さくなると、後述する堆積物
18が厚くなりすぎて除去しにくくなる。強誘電体材料
膜14のエッチング量をaとし、レジスト16のエッチ
ング量をbとして、a/bで示されるエッチング選択比
が、 0.7≦a/b 程度となる条件でエッチングを行ってもよい。また、エ
ッチングを、1.0Pa以下の圧力で行えば、エッチン
グレート及びエッチング選択比が向上する。
【0019】本実施の形態によれば、強誘電体材料膜1
4を精密にパターニングすることができる。そして、エ
ッチング終了時に、強誘電体部22のテーパ角αを80
°以上にすることができる(図1(C)参照)。一方、
上述した条件でエッチングを行うと、図1(C)に示す
ように、強誘電体材料膜14のエッチングに伴って生じ
た二次生成物からなる堆積物18がレジスト16の側面
に形成される。ただし、堆積物18を10nm以下にす
る。
【0020】また、本実施の形態では、強誘電体材料膜
14をアンダーエッチングする。アンダーエッチングを
適用して、下部電極材料膜12が露出しないようにす
る。これにより、下部電極材料膜12のエッチングに伴
う二次生成物(強誘電体材料膜14のエッチングに伴う
二次生成物よりも除去し難い。)が、強誘電体部22に
堆積しない。したがって、上部電極28及び下部電極2
6(図3参照)がショートすることがない。
【0021】こうして、図1(C)に示すように、複数
の強誘電体部22と、アンダーエッチング残膜20とを
形成する。アンダーエッチング残膜20は、強誘電体部
22以外の領域(強誘電体部22の間や強誘電体部22
の周囲の領域)に形成されている。アンダーエッチング
残膜20は、エッチング装置の精度に応じて可能な限り
薄くしてもよい。例えば、±10%のエッチングレート
均一性を示すエッチング装置を使用する場合には、アン
ダーエッチング残膜20の厚みtを、平均値において、
エッチング前の強誘電体材料膜14の厚みTの10%程
度の厚みにする。または、平均値において、 0<t≦0.1×T の関係が成立してもよい。本実施の形態では、 0<t≦20nm 程度となるようにアンダーエッチング残膜20が形成さ
れている。
【0022】次に、下部電極材料膜12をパターニング
する。また、アンダーエッチング残膜20もエッチング
する。本実施の形態では、図2(A)〜図2(C)に示
すように、側面に堆積物18が付着したレジスト16を
マスクとして、下部電極材料膜12(及びアンダーエッ
チング残膜20)をエッチングする。レジスト16に堆
積物18が付着しているので、エッチングに伴って、レ
ジスト16が後退(縮小)しにくくなっている。したが
って、強誘電体部22の端部が欠けないように、下部電
極材料膜12(及びアンダーエッチング残膜20)を精
密にエッチングすることができる。こうして、図2
(C)に示すように、下部電極26を形成することがで
きる。また、アンダーエッチング残膜20を除去するこ
とができる。
【0023】エッチングには、上述した強誘電体材料膜
14をエッチングするときの装置を使用してもよい。ま
た、下部電極材料膜12のエッチング量をAとし、レジ
スト16のエッチング量をBとして、A/Bで示される
エッチング選択比が、 A/B≦0.6 程度となる条件でエッチングを行う。この条件でエッチ
ングを行えば、堆積物18もエッチングすることができ
る。この場合、堆積物18の除去工程を増やさなくても
すむ。さらに、下部電極材料膜12のエッチングに伴っ
て生じる二次生成物が強誘電体部22に付着しても、こ
れをエッチングすることができる。
【0024】例えば、Cl2ガスとArガスとが、流量
比において、 Cl2:Ar=3:2 程度となる混合ガスを使用し、1.0Paの圧力で、高
周波電力800Wの条件でエッチングを行う。そして、
2アッシングなどによって、レジスト16を除去し
て、エッチング精度の高い強誘電体部22が得られる。
【0025】次に、図3に示すように、上部電極28を
形成し、絶縁膜(層間絶縁膜)30を形成する。絶縁膜
30には、コンタクトホールを形成してコンタクト層3
2及び配線層34を形成する。
【0026】変形例として、図4に示すように、先に上
部電極28を形成してもよい。すなわち、下部電極材料
膜12及び強誘電体材料膜14を形成し、強誘電体材料
膜14上に上部電極材料膜を形成し、この上部電極材料
膜をパターニングして上部電極28を形成してもよい。
例えば、Pt膜を、スパッタ等によって約200nm形
成し、レジストを約1.0μm塗布し、Pt膜のエッチ
ングを行って上部電極28を形成する。エッチング条件
は、例えば、Cl2/Arガス(3:2の流量比)を使
用し、0.6Paの圧力で、900Wのプラズマソース
で、450Wのバイアスとする。この場合、エッチング
選択比は、0.5である。こうして、上部電極28を形
成し、図1(B)に示す工程と同様に、レジスト16を
設けて、強誘電体材料膜14をエッチングする。
【0027】こうして、図3に示す強誘電体メモリを製
造することができる。本実施の形態に係る強誘電体メモ
リは、下部電極26と、下部電極26上に形成された強
誘電体部22と、各強誘電体部22上の上部電極28と
を有する。その他の構成は、上述した製造方法の結果と
して得られる内容が該当する。
【0028】図5は、本発明を適用した実施の形態に係
る強誘電体メモリ装置を模式的に示す断面図である。強
誘電体メモリ装置は、電界効果型トランジスタ120
と、キャパシタ130とを有する。
【0029】電界効果型トランジスタ(以下「トランジ
スタ」という)120は半導体基板110の上に形成さ
れ、かつ、トランジスタ120の形成領域は素子分離領
域112によって画定されている。トランジスタ120
は、ゲート絶縁層122と、ゲート電極124と、ソー
ス/ドレイン領域126とを有する。半導体基板110
の上には、トランジスタ120を覆うようにして、第1
の層間絶縁層140が形成されている。
【0030】キャパシタ130は、第1の層間絶縁層1
40の上に形成されている。キャパシタ130は、下部
電極132、強誘電体部134および上部電極136が
順次積層して、構成されている。
【0031】キャパシタ130の一部(例えば上部電極
136)上にバリヤ層(図示せず)が形成されている。
バリヤ層は、水素をブロックして、強誘電体部134が
水素と接触するのを防止する機能を有する。すなわち、
バリヤ層は、強誘電体部134が水素によって還元され
るのを防止する機能を有する。バリヤ層を、キャパシタ
130の側面にも形成すれば、強誘電体部134の構成
物質が第2の層間絶縁層160に拡散するのを防止する
機能も有する。バリヤ層は、第1の層間絶縁層140の
上にも形成されている。バリヤ層の上には、第2の層間
絶縁層160が形成されている。
【0032】第2の層間絶縁層160を貫通するように
して、第1のスルーホール170が形成されている。ま
た、第2の層間絶縁層160、バリヤ層および第1の層
間絶縁層140を貫通するようにして、第2のスルーホ
ール172および第3のスルーホール174が形成され
ている。第1〜第3のスルーホール170,172,1
74内には、それぞれ、第1〜第3のコンタクト層18
0,182,184が形成されている。また、第2の層
間絶縁層160の上には、第1のコンタクト層180と
第2のコンタクト層184とを接続するための局所配線
層190が形成されている。また、第2の層間絶縁層1
60の上には、第3のコンタクト層184と電気的に接
続されているビット配線層192が形成されている。
【0033】図6(A)は、本発明を適用した他の実施
の形態に係る強誘電体メモリ装置を模式的に示す平面図
であり、図6(B)は、図6(A)のVIB−VIB線に沿
って強誘電体メモリ装置の一部を模式的に示す断面図で
ある。
【0034】本実施の形態の強誘電体メモリ装置は、メ
モリセルアレイ200と、周辺回路部202とを有す
る。そして、メモリセルアレイ200と周辺回路部20
2とは、異なる層に形成されている。周辺回路部202
は、メモリセルアレイ200の外側の領域において形成
されている。具体的には、周辺回路部の形成領域A20
2(図6(B)参照)は、メモリセルアレイの形成領域
A200(図6(B)参照)の外側の領域において設け
られている。この例では、下層に周辺回路部202が、
上層にメモリセルアレイ200が形成されている。周辺
回路部202の具体例としては、Yゲート、センスアン
プ、入出力バッファ、Xアドレスデコーダ、Yアドレス
デコーダまたはアドレスバッファを挙げることができ
る。
【0035】メモリセルアレイ200は、行選択のため
の下部電極(ワード線)212と、列選択のための上部
電極(ビット線)216とが直交するように配列されて
いる。なお、信号電極は、上記の逆でもよく、下部電極
がビット線、上部電極がワード線でもよい。
【0036】そして、図6(B)に示すように、下部電
極212と上部電極216との間には強誘電体材料膜2
14が配置されている。従って、下部電極212と上部
電極216との交差領域において、キャパシタ部分を含
むメモリセルが構成されている。
【0037】そして、下部電極212、強誘電体材料膜
214および上部電極216を覆うように、絶縁層から
なる第1保護層218が形成されている。さらに、第2
配線層222を覆うように第1保護層218上に絶縁性
の第2保護層220が形成されている。
【0038】周辺回路部202は、図6(A)に示すよ
うに、前記メモリセルに対して選択的に情報の書き込み
もしくは読み出しを行うための各種回路を含み、例え
ば、下部電極212を選択的に制御するための第1駆動
回路224と、上部電極216を選択的に制御するため
の第2駆動回路226と、センスアンプなどの信号検出
回路(図示せず)とを含む。
【0039】また、周辺回路部202は、図6(B)に
示すように、半導体基板240上に形成されたMOSト
ランジスタ230を含む。MOSトランジスタ230
は、ゲート絶縁層232,ゲート電極234およびソー
ス/ドレイン領域236を有する。各MOSトランジス
タ230は素子分離領域242によって分離されてい
る。MOSトランジスタ230が形成された半導体基板
240上には、第1層間絶縁層210が形成されてい
る。そして、周辺回路部202とメモリセルアレイ20
0とは、第1配線層222によって電気的に接続されて
いる。
【0040】次に、本実施の形態の強誘電体メモリ装置
における書き込み,読み出し動作の一例について述べ
る。
【0041】まず、読み出し動作においては、選択セル
のキャパシタに読み出し電圧「V0」が印加される。こ
れは、同時に‘0’の書き込み動作を兼ねている。この
とき、選択されたビット線を流れる電流またはビット線
をハイインピーダンスにしたときの電位をセンスアンプ
にて読み出す。このとき、非選択セルのキャパシタに
は、読み出し時のクロストークを防ぐため、所定の電圧
が印加される。
【0042】書き込み動作においては、‘1’の書き込
みの場合は、選択セルのキャパシタに「−V0」の電圧
が印加される。‘0’の書き込みの場合は、選択セルの
キャパシタに、該選択セルの分極を反転させない電圧が
印加され、読み出し動作時に書き込まれた‘0’状態を
保持する。このとき、非選択セルのキャパシタには、書
き込み時のクロストークを防ぐため、所定の電圧が印加
される。
【0043】以上の構成の強誘電体メモリ装置によれ
ば、メモリセルアレイ200の下には、周辺回路部が形
成されていない。このため、第1層間絶縁層210の下
の基体は平坦であるため、第1層間絶縁層210の堆積
時の膜厚を一定にし易い。第1層間絶縁層210の堆積
時の膜厚が一定であるほど、第1層間絶縁層210の平
坦化が容易となる。その結果、所定のパターンを有する
メモリセルアレイ200を容易に形成することができ
る。
【0044】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本
発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構
成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるい
は目的及び結果が同一の構成)を含む。また、本発明
は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置
き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説
明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目
的を達成することができる構成を含む。また、本発明
は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構
成を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)〜図1(C)は、本発明の実施の形
態に係る強誘電体メモリの製造方法を示す図である。
【図2】図2(A)〜図2(C)は、本発明の実施の形
態に係る強誘電体メモリの製造方法を示す図である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態に係る強誘電体メ
モリを示す図である。
【図4】図4は、本発明の実施の形態の変形例に係る強
誘電体メモリの製造方法を示す図である。
【図5】図5は、本発明の実施の形態に係る強誘電体メ
モリ装置を示す図である。
【図6】図6(A)及び図6(B)は、本発明の実施の
形態に係る強誘電体メモリ装置を示す図である。
【符号の説明】
12 下部電極材料膜 14 強誘電体材料膜 16 レジスト 18 堆積物 20 アンダーエッチング残膜 22 強誘電体部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)下部電極材料膜上に形成された強
    誘電体材料膜を、レジストをマスクとして、前記下部電
    極材料膜が露出しないように、アンダーエッチングによ
    ってアンダーエッチング残膜が形成されるようにパター
    ニングし、前記強誘電体材料膜のアンダーエッチングに
    伴って生じた二次生成物によって、前記レジストの側面
    に堆積物を形成し、 (b)前記堆積物をエッチングしながら、前記堆積物及
    び前記レジストをマスクとして、エッチングにより前記
    アンダーエッチング残膜を除去し、前記下部電極材料膜
    をパターニングすることを含む強誘電体メモリの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の強誘電体メモリの製造方
    法において、 前記(a)工程で、前記アンダーエッチング残膜を、平
    均値において、エッチング前の前記強誘電体材料膜の厚
    みの10%以下であって0%より大きい厚みになるよう
    に形成する強誘電体メモリの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の強誘電体メ
    モリの製造方法において、 前記(a)工程のアンダーエッチングで、フロン系ガス
    及びArガスの混合ガスであって、前記フロン系ガスの
    流量比が10%以上30%以下である混合ガスを使用す
    る強誘電体メモリの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の強誘電体メモリの製造方
    法において、 前記(a)工程で、 前記強誘電体材料膜のエッチング量aと、前記レジスト
    のエッチング量bとが、 0.7≦a/b となる条件でエッチングを行う強誘電体メモリの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の強誘電体メモリの製造方法において、 前記(b)工程で、 前記下部電極材料膜のエッチング量Aと、前記レジスト
    のエッチング量Bとが、 A/B≦0.6 となる条件でエッチングを行う強誘電体メモリの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の方法により製造された強誘電体メモリ。
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