JP2003243626A - 強誘電体メモリ装置の製造方法 - Google Patents

強誘電体メモリ装置の製造方法

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JP2003243626A
JP2003243626A JP2002041928A JP2002041928A JP2003243626A JP 2003243626 A JP2003243626 A JP 2003243626A JP 2002041928 A JP2002041928 A JP 2002041928A JP 2002041928 A JP2002041928 A JP 2002041928A JP 2003243626 A JP2003243626 A JP 2003243626A
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ferroelectric
conductive layer
insulating layer
mask
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JP2002041928A
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Masao Nakayama
雅夫 中山
Kazumasa Hasegawa
和正 長谷川
Eiji Natori
栄治 名取
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強誘電体キャパシタの構成部分をエッチング
する際、フェンスが生じても、そのフェンスを除去する
ことができる、強誘電体メモリ装置の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 少なくとも、下部電極、強誘電体層およ
び上部電極により構成され強誘電体キャパシタを有す
る、強誘電体メモリ装置の製造方法は、以下の工程を含
む。強誘電体キャパシタを構成する少なくとも一部分の
ための層状体を形成する工程、層状体の上に、所定のパ
ターンを有するマスク層250を形成する工程、マスク
層250をマスクとして、層状体をエッチングする工
程、層状体を覆うように、絶縁層220を堆積する工
程、絶縁層220およびマスク層250をエッチングす
る工程を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体メモリ装
置の製造方法に関し、特に、強誘電体キャパシタを構成
する少なくとも一部のパターニングに係る強誘電体メモ
リ装置の製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】強誘電体メモリ(FeRAM)は、キャパ
シタ部分に強誘電体膜を用いてその自発分極によりデー
タを保持するものである。
【0003】従来、キャパシタの構成部分(たとえば電
極、強誘電体膜)のパターニングは、パターン化したフ
ォトレジストをマスクとし、反応性ガスを利用したドラ
イエッチングによって行われている。このエッチングに
より生ずる残さ物(電極材料や強誘電体材料の飛沫ある
いは反応生成物)は気相中に除去されずに、フォトレジ
ストの側壁に付着し、フェンスが生じてしまう。そし
て、このフェンスは、フォトレジストの除去の際に取り
除かれず、キャパシタの特性を劣化させる問題を引き起
こす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、強誘
電体キャパシタの構成部分をエッチングする際、フェン
スが生じても、そのフェンスを除去することができる、
強誘電体メモリ装置の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】1.第1の強誘電体メモ
リ装置の製造方法は、強誘電体キャパシタを有する、強
誘電体メモリ装置の製造方法であって、前記強誘電体キ
ャパシタは、少なくとも、下部電極、強誘電体層および
上部電極により構成され、以下の工程(a)〜(e)を
含む、強誘電体メモリ装置の製造方法。 (a)前記強誘電体キャパシタを構成する少なくとも一
部分のための層状体を形成する工程、(b)前記層状体
の上に、所定のパターンを有するマスク層を形成する工
程、(c)前記マスク層をマスクとして、前記層状体を
エッチングする工程、(d)前記層状体を覆うように、
絶縁層を堆積する工程、および(e)前記絶縁層および
前記マスク層をエッチングする工程。
【0006】本発明によれば、工程(e)で、絶縁層の
みならずマスク層もエッチングしている。このため、工
程(c)でマスク層の側壁にフェンスが生じても、工程
(e)でマスク層のエッチングの際に、そのフェンスも
除去することができる。
【0007】本発明は、少なくとも次のいずれかの態様
をとることができる。
【0008】(1)前記層状体は、前記下部電極のため
の導電層、前記強誘電体層、若しくは、前記上部電極の
ための導電層、又は互いに隣り合う関係にあるこれら2
層を含む積層膜、又はこれら3層を含む積層膜である態
様。
【0009】(2)前記マスク層は、前記絶縁層とほぼ
同一のエッチングレートとすることができる材質からな
る態様。この態様の場合、絶縁層のエッチングの際に、
マスク層を確実にエッチングすることができる。
【0010】(3)前記絶縁層の上に、レジスト層を形
成する工程を含む態様。この態様の場合、絶縁層および
マスク層のエッチング後において、上面を平坦にするこ
とができる。
【0011】また、前記絶縁層の上面は、平坦である態
様である場合には、レジスト層を形成しなくても、絶縁
層およびマスク層のエッチング後において、上面を平坦
にすることができる。この絶縁層としては、たとえば、
SOG層がある。
【0012】(4)前記強誘電体キャパシタからなるメ
モリセルがマトリクス状に配列されたメモリセルアレイ
を含む態様。
【0013】2.第2の強誘電体メモリ装置の製造方法 本発明の第2の強誘電体メモリ装置の製造方法は、強誘
電体キャパシタからなるメモリセルがマトリクス状に配
列されたメモリセルアレイを有する強誘電体メモリ装置
の製造方法であって、以下の工程を含む。 (a)基体の上に、第1導電層を形成する工程、(b)
前記第1導電層の上に、強誘電体層を形成する工程、
(c)前記強誘電体層の上に、第2導電層を形成する工
程、(d)前記第2導電層の上に、所定のパターンを有
するマスク層を形成する工程、(e)前記マスク層をマ
スクとして、少なくとも、前記強誘電体層および前記第
2導電層をパターニングする工程、(f)前記基体の上
に、前記第1導電層、前記強誘電体層および前記第2導
電層を含む積層体を覆うように絶縁層を形成する工程、
(g)前記第2導電層の上面が露出するまで、前記絶縁
層および前記マスク層を除去する工程、および(h)前
記第2導電層と部分的に重なるように、所定のパターン
を有する第3導電層を形成する工程。
【0014】本発明によれば、工程(g)で、絶縁層の
みならずマスク層もエッチングしている。このため、工
程(e)でマスク層の側壁にフェンスが生じても、工程
(g)でマスク層のエッチングの際に、そのフェンスも
除去することができる。
【0015】また、本発明によれば、強誘電体層の上に
第2導電層を形成している。このため、前記工程(g)
で、絶縁層を除去する際、強誘電体層は第2導電層によ
って保護されることとなる。したがって、強誘電体層の
表面の構造が乱れず、特性悪化を抑えることができる。
すなわち、キャパシタが受けるダメージを抑えることが
できる。
【0016】また、本発明は、前記工程(h)の後に、
前記第1導電層と前記第3導電層の交差領域に、前記第
2導電層が残るように、該第2導電層をパターニングす
る工程を含むことができる。これにより、ヒステリシス
ループの角型が向上した強誘電体メモリ装置を製造する
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面を参照しながら説明する。
【0018】1. 第1の実施の形態 1.1 デバイスの構造 図1は、強誘電体メモリ装置を模式的に示す平面図であ
り、図2は、図1のA−A線に沿って強誘電体メモリ装
置の一部を模式的に示す断面図である。図3は、図1の
B−B線に沿って強誘電体メモリ装置の一部を模式的に
示す断面図である。図4は、図2におけるメモリセルア
レイを拡大した断面模式図である。図5は、図3におけ
るメモリセルアレイを拡大した断面模式図である。
【0019】強誘電体メモリ装置1000は、メモリセ
ルアレイ100と、周辺回路部200とを有する。そし
て、メモリセルアレイ100と周辺回路部200とは、
異なる層に形成されている。周辺回路部200は、メモ
リセルアレイ100の外側の領域において形成されてい
る。具体的には、周辺回路部の形成領域A200は、メ
モリセルアレイの形成領域A100の外側の領域におい
て設けられている。この例では、下層に周辺回路部20
0が、上層にメモリセルアレイ100が形成されてい
る。周辺回路部200の具体例としては、Yゲート、セ
ンスアンプ、入出力バッファ、Xアドレスデコーダ、Y
アドレスデコーダまたはアドレスバッファを挙げること
ができる。
【0020】メモリセルアレイ100は、行選択のため
の下部電極(ワード線)12と、列選択のための上部電
極(ビット線)16とが直交するように配列されてい
る。すなわち、X方向に沿って下部電極12が所定ピッ
チで配列され、X方向と直交するY方向に沿って上部電
極16が所定ピッチで配列されている。なお、下部電極
12がビット線、上部電極16がワード線でもよい。
【0021】メモリセルアレイ100は、図2および図
3に示すように、第1層間絶縁層10の上に設けられて
いる。メモリセルアレイ100は、図4および図5に示
すように、第1層間絶縁層10上に、下部電極12、強
誘電体キャパシタを構成する強誘電体部14、中間電極
18および上部電極(上電極)16が積層されて構成さ
れている。強誘電体部14および中間電極18は、下部
電極12と上部電極16との交差領域に設けられてい
る。すなわち、下部電極12と上部電極16との交差領
域において、強誘電体キャパシタ20からなるメモリセ
ルが構成されている。
【0022】図5に示すように、強誘電体キャパシタ2
0における下部電極12を少なくとも覆うように、絶縁
層70が形成されている。この絶縁層70は、上部電極
16の下に設けられている。絶縁層70が設けられてい
ることにより、下部電極12と、中間電極18または上
部電極16との短絡が防止されている。絶縁層70は、
たとえば絶縁性を有する第1水素バリア膜40と、第1
絶縁層72との積層構造であることができる。第1水素
バリア膜40を形成することにより、強誘電体キャパシ
タ20の強誘電体部14が還元されるのを抑えることが
できる。なお、第1水素バリア膜40が形成されていな
くてもよい。
【0023】また、図4および図5に示すように、強誘
電体キャパシタ20を覆うように、第2水素バリア膜4
2が形成されていてもよい。第2水素バリア膜42を形
成することにより、強誘電体キャパシタ20の強誘電体
部14が還元されるのを抑えることができる。
【0024】また、図2および図3に示すように、メモ
リセルアレイ100を覆うように、第1層間絶縁層10
の上に、第1保護層36が形成されている。さらに、第
2配線層40を覆うように第1保護層36上に絶縁性の
第2保護層38が形成されている。第1保護層36と、
第2保護層38との間には、必要に応じて第3水素バリ
ア膜44が形成される。第3水素バリア膜44は、メモ
リセルアレイ領域A100に形成されることができる。
すなわち、第3水素バリア膜44は、周辺回路領域A2
00には形成されていないことができる。これにより、
周辺回路部A200を水素により回復することができる
と同時に、メモリセルアレイ100が水素により還元さ
れるのを抑えることができる。
【0025】周辺回路部200は、図1に示すように、
前記メモリセルに対して選択的に情報の書き込みもしく
は読み出しを行うための各種回路を含み、例えば、下部
電極12を選択的に制御するための第1駆動回路50
と、上部電極34を選択的に制御するための第2駆動回
路52と、センスアンプなどの信号検出回路(図示せ
ず)とを含む。
【0026】また、周辺回路部200は、図2に示すよ
うに、半導体基板110上に形成されたMOSトランジ
スタ112を含む。MOSトランジスタ112は、ゲー
ト絶縁層112a,ゲート電極112bおよびソース/
ドレイン領域112cを有する。各MOSトランジスタ
112は素子分離領域114によって分離されている。
MOSトランジスタ112が形成された半導体基板11
0上には、第1層間絶縁層10が形成されている。そし
て、周辺回路部200とメモリセルアレイ100とは、
第1配線層40によって電気的に接続されている。
【0027】次に、強誘電体メモリ装置1000におけ
る書き込み,読み出し動作の一例について述べる。
【0028】まず、読み出し動作においては、選択セル
のキャパシタに読み出し電圧「V0」が印加される。こ
れは、同時に‘0’の書き込み動作を兼ねている。この
とき、選択されたビット線を流れる電流またはビット線
をハイインピーダンスにしたときの電位をセンスアンプ
にて読み出す。このとき、非選択セルのキャパシタに
は、読み出し時のクロストークを防ぐため、所定の電圧
が印加される。
【0029】書き込み動作においては、‘1’の書き込
みの場合は、選択セルのキャパシタに「−V0」の電圧
が印加される。‘0’の書き込みの場合は、選択セルの
キャパシタに、該選択セルの分極を反転させない電圧が
印加され、読み出し動作時に書き込まれた‘0’状態を
保持する。このとき、非選択セルのキャパシタには、書
き込み時のクロストークを防ぐため、所定の電圧が印加
される。
【0030】1.2 デバイスの作用効果 以下、強誘電体メモリ装置1000の作用効果を説明す
る。
【0031】強誘電体部14は、上部電極12と下部電
極16との交差領域に形成されている。このため、キャ
パシタから外側へ電気力線がはみ出すのを抑えることが
できる。その結果、強誘電体部14における電界を強め
ることができるため、強誘電体部14を一定分極値にす
るのに必要な電圧を抑えることができる。したがって、
ヒステリシスループの角型性を向上させることができ
る。すなわち、ヒステリシスループを方形に近づけるこ
とができる。その結果、強誘電体メモリ装置1000に
よれば、強誘電体キャパシタ20の特性を向上させるこ
とができる。
【0032】1.3 プロセス 次に、上述した強誘電体メモリ装置の製造方法の一例に
ついて述べる。図6〜図14は、強誘電体メモリ装置1
000の製造工程を模式的に示す断面図である。なお、
図7〜図14は、メモリセルアレイ領域のみに着目して
示した断面図である。
【0033】図6に示すように、公知のLSIプロセス
を用いて、周辺回路200を形成する。具体的には、半
導体基板110上にMOSトランジスタ112を形成す
る。例えば、半導体基板110上の所定領域にトレンチ
分離法,LOCOS法などを用いて素子分離領域114
を形成し、ついでゲート絶縁層112aおよびゲート電
極112bを形成し、その後、半導体基板110に不純
物をドープすることでソース/ドレイン領域112cを
形成する。このようにして駆動回路50,52および信
号検出回路54などの各種回路を含む周辺回路部200
が形成される。ついで、公知の方法により、第1層間絶
縁層10を形成する。
【0034】次に、第1層間絶縁層10の上に、メモリ
セルアレイ領域A100を形成する。以下、図7〜図1
4を参照しながら、メモリセルアレイ100の形成方法
を説明する。
【0035】まず、図7に示すように、第1層間絶縁層
10の上に、下部電極12のための第1導電層12aを
形成する。第1導電層12aの材質としては、強誘電体
キャパシタの電極となり得るものであれば特に限定され
ない。第1導電層12aの材質としては、たとえばI
r,IrOx,Pt,RuOx,SrRuOx,LaSr
CoOxを挙げることができる。また、第1導電層12
aは、単層または複数の層を積層したものを用いること
ができる。第1導電層12aの形成方法としては、スパ
ッタリング、真空蒸着、CVD等の方法が利用できる。
【0036】次に、第1導電層12aの上に、強誘電体
部14のための強誘電体層14aを形成する。強誘電体
層14aの材質としては、強誘電性を示してキャパシタ
絶縁層として使用できれば、その組成は任意のものを適
用することができる。このような強誘電体としては、た
とえばPZT(PbZrzTi1-z3)、SBT(Sr
Bi2Ta29)を挙げることができ、さらに、これら
の材料にニオブやニッケル、マグネシウム等の金属を添
加したもの等が適用できる。強誘電体層14aの成形方
法としては、たとえば、ゾルゲル材料やMOD材料を用
いたスピンコート法やディッピング法、スパッタ法、M
OCVD法、レーザアブレーション法を挙げることがで
きる。
【0037】次に、強誘電体層14aの上に、中間電極
18のための第2導電層18aを形成する。第2導電層
18aの材質および形成方法は、第1導電層12aと同
様のものを適用することができる。
【0038】次に、全面に、マスク層60を形成し、リ
ソグラフィおよびエッチングにより所定のパターンを有
するマスク層60をパターニングする。すなわち、下部
電極12を形成しようとする領域上に、マスク層60を
形成する。マスク層60の材質は、第2導電層18a、
強誘電体層14aおよび第1導電層12aのエッチング
の際に、マスクとして機能し得る材質であれば特に限定
されず、たとえば、窒化シリコン、酸化シリコン、窒化
チタンを挙げることができる。マスク層60は、たとえ
ばCVD法により形成されることができる。
【0039】次に、図8に示すように、マスク層60を
マスクとして、第2導電層18a、強誘電体層14aお
よび第1導電層12aをエッチングし、第2導電層18
a、強誘電体層14aおよび第1導電層12aをパター
ニングする。第1導電層12aをパターニングすること
により、所定のパターンを有する下部電極12が形成さ
れる。エッチング方法としては、RIE、スパッタエッ
チング、高密度プラズマエッチングなどの方法を挙げる
ことができる。
【0040】次に、必要に応じて、図9に示すように、
全面に、第1水素バリア膜40を形成する。第1水素バ
リア膜40の材質としては、強誘電体層14aが水素に
よって還元されるのを防ぐことができる材質であれば特
に限定されず、たとえば酸化アルミニウム、酸化チタ
ン、酸化マグネシウムを挙げることができる。第1水素
バリア膜40の形成方法としては、スパッタ法、CVD
法、レーザアブレーション法を挙げることができる。
【0041】次に、全面に第1絶縁層72を形成する。
第1絶縁層72の材質は、後の第1絶縁層のエッチバッ
ク工程で、マスク層60と同一のエッチングレートにす
ることができるものであれば特に限定されない。第1絶
縁層72の材質としては、たとえば酸化シリコン、窒化
シリコン、酸化アルミニウム、酸化タンタルを挙げるこ
とができる。第1絶縁層72の形成方法としては、たと
えばCVD法を挙げることができる。第1絶縁層72の
材質および形成方法が、マスク層60の材質および形成
方法と同じであると、本プロセスを特に容易に行うこと
ができる。第1絶縁層72は、下部電極12と強誘電体
層14aと第2導電層18aとマスク層60の積層体
(以下「積層体」という)を覆い、その積層体の相互間
を充填するように形成される。
【0042】次に、図10に示すように、第1絶縁層7
2の上に、レジスト層R1を形成する。レジスト層R1
は、その上面が平坦となるように形成される。レジスト
層R1は、回転塗布法により形成されることができる。
レジスト層R1の厚さは、第1絶縁層72に形成されて
いる凹部の深さの2倍程度(たとえば0.8μm)であ
ることができる。なお、塗布法を利用して上面が平坦な
第1絶縁層72を形成した場合には、レジスト層R1を
形成しなくてもよい。具体的には、第1絶縁層72がS
OG(Spin On Glass)層によりなる場合には、レジス
ト層R1を形成しなくてもよい。
【0043】次に、図11に示すように、第1絶縁層7
2およびレジスト層R1をエッチバックする。このエッ
チバックと同時に、マスク層60を除去し、第2導電層
18aの上面を露出させる。エッチング方法は、たとえ
ばRIEなどのドラインエッチングにより行うことがで
きる。また、レジスト層R1と第1絶縁層72とのエッ
チングレートが同じ条件で行われることができる。たと
えば、エッチングのエッチャントとしては、CHF3
2との混合ガスを適用することができ、レジスト層R
1と第1絶縁層72とのエッチングレートの比は、CH
3とO2との混合比により制御することができる。この
エッチバックの際、第1絶縁層72と第1水素バリア膜
40とからなる絶縁層70が、少なくとも下部電極12
の側壁を覆うようにする。
【0044】次に、図12に示すように、全面に、第3
導電層16aを堆積する。第3導電層16aの材質およ
び形成方法は、たとえば第1導電層12aの材質および
形成方法と同様であることができる。
【0045】次に、第3導電層16aの上に、所定のパ
ターンを有するレジスト層R2を形成する。レジスト層
R2は、上部電極16を形成しようとする領域上に形成
される。
【0046】次に、レジスト層R2をマスクとして、第
3導電層16a、第2層導電層18a、強誘電体層14
a、第1絶縁層72および第1水素バリア膜40をエッ
チングする。こうして、図13に示すように、第3導電
層16aがパターニングされることにより上部電極16
が形成される。また、第2導電層18aおよび強誘電体
層14aがパターニングされることにより、上部電極1
6と下部電極12との交差領域に、中間電極層18およ
び強誘電体部14が形成される。なお、上部電極16と
下部電極12との交差領域以外の、上部電極16の下に
は、第1絶縁層72および第1水素バリア膜40が残る
こととなる。こうして、メモリセルアレイ100が形成
される。
【0047】次に、図1および図14に示すように、必
要に応じて、メモリセルアレイ100上に、第2水素バ
リア膜42を形成する。第2水素バリア膜42の材質お
よび形成方法は、第1水素バリア膜40で述べたものを
適用することができる。
【0048】次に、第2水素バリア膜42の上に、公知
の方法により、第1保護層36を形成する。次に、必要
に応じて、第1保護層36を平坦化する。次に、第1保
護層の上に、必要に応じて、メモリセルアレイ領域A1
00上に、第3水素バリア膜44を形成する。次に、第
1保護層36および第3水素バリア膜44の上に、第2
保護層38を形成する。
【0049】1.4 プロセスの作用効果 以下、本実施の形態に係る強誘電体メモリ装置の製造方
法による作用効果を説明する。
【0050】1)一般に、強誘電体キャパシタを構成す
る導電層や強誘電体層のエッチングの際に、マスクの側
壁に反応生成物からなるフェンスが生じないように、エ
ッチングを制御する必要がある。たとえば高温でエッチ
ングしたり、または、断面がテーパ状となるようにエッ
チングしたりする必要がある。
【0051】しかし、本実施の形態においては、マスク
層60をマスクとして第1導電層12a、強誘電体層1
4aおよび第2導電層18aをエッチングしている。そ
して、マスク層60は、第1絶縁層72のエッチバック
工程で除去している。このマスク層60の除去の際に、
マスク層60の側壁にフェンスが生じていたとしても、
そのフェンスは除去されることとなる。このため、第2
導電層18a等をエッチングする際、フェンスが生じる
ようにエッチングしても、生じたフェンスは除去される
ため、フェンスに起因する問題が生じない。したがっ
て、フェンスが生じないように第2導電層18a等を断
面がテーパ状となるようにエッチングする必要がなくな
るため、断面形状のテーパー角が90°に近い積層体を
形成することができる。また、フェンスができないよう
に、高温でエッチングする必要がないため、通常のエッ
チング装置で第2導電層18a等をエッチングすること
ができる。
【0052】2)マスク層60を用いて、第2導電層1
8a、強誘電体層14aおよび第1導電層12aをエッ
チングしている。マスク層60によれば、レジスト層の
ようにエッチング中において後退がないため、被エッチ
ング物の断面形状のテーパー角を90°に近くすること
ができるほか、レジスト層に比べて厚さを小さくするこ
とができるため、寸法精度のよいマスク形成が行える。
その結果、マスク層によって微細加工を図ることができ
る。
【0053】3)本実施の形態においては、強誘電体層
14aの上に、第2導電層18aを形成している。この
ため、第1絶縁層72およびマスク層60のエッチバッ
ク工程において、強誘電体層14aは第2導電層18a
に覆われているため、強誘電体層14aがエッチャント
と接触することがない。このため、強誘電体層14aの
表面の構造が乱れず、特性悪化を抑えることができる。
すなわち、キャパシタが受けるダメージを抑えることが
できる。
【0054】4)パターニング前の第1導電層12aの
上に、強誘電体層14aを形成している。これにより、
平坦な第1導電層12aの上に強誘電体層14aを形成
できるため、強誘電体層14aを形成し易く、強誘電体
成膜法の自由度が増す。
【0055】1.5 変形例 1.5.1 第1の変形例 第1の変形例は、第1導電層12a、強誘電体層14a
および第2導電層18aの積層体の相互間を充填する第
1絶縁層72の形成方法の変形例である。
【0056】まず、図17に示すように、積層体を含む
第1層間絶縁層10の表面を表面処理する。この表面処
理は、積層体を含む第1層間絶縁層10の表面が、第1
絶縁層72の材料液(たとえばミスト)と親和性を有す
るようにするために行われる。表面処理の方法として
は、たとえば次の方法を挙げることができる。
【0057】第1層間絶縁層10の表面の全面に表面修
飾層80を形成する。この表面修飾層80は、第1絶縁
層72の材料液(ミスト)と親和性を有する。
【0058】表面修飾層80の材質は、第1絶縁層72
の材料液(ミスト)と親和性を有する材質であれば特に
限定されず、たとえば、ヘキサメチルジシラザン、テト
ラヒドラフラン、メタノール、メチルエチルケトンなど
が挙げられる。
【0059】表面修飾層80は、スパッタリング法やC
VD法等の気相成長法によって形成してもよいし、イン
クジェット法、スピンコート法、ディップ法およびミス
トデポジション法等の液相を用いた方法によって形成し
てもよく、その場合には液体又は溶媒に溶かした物質を
使用することもでき、その場合には液体又は溶媒に溶か
した物質を使用してもよい。また、ヘキサメチルジシラ
ザン、テトラヒドラフラン、メタノール、メチルエチル
ケトンなどから選択される溶媒を原料液に添加してもよ
い。これにより、絶縁層の側に表面修飾層に対する親和
性を持たせることができるため、表面修飾層を形成した
場合と同様の効果が得られる。 次に、積層体の相互間
に、水素を発生させないプロセスにより、第1絶縁層7
2を形成する。具体的には、次のように第1絶縁層72
を形成することができる。
【0060】第1絶縁層72の材料液(ミスト)を第1
層間絶縁層10の上に付与する。積層体を含む第1層間
絶縁層10の表面に表面修飾層80が形成されているた
め、第1絶縁層72の材料液と第1層間絶縁層10との
塗れ性が高まり、積層体の相互間に第1絶縁層72の材
料液が流れ込みやすくなる。第1絶縁層72の材料液の
堆積方法は、特に限定されず、たとえばLSMCD(Li
quid Source Mist Chemical Deposition)法を挙げるこ
とができる。LCMCD法によれば、第1絶縁層72の
材料液が積層体の相互間により流れ込みやすくなる。第
1絶縁層72の材料液としては、酸化シリコンの液体原
料を挙げることができる。次に、第1絶縁層72の材料
液を熱処理することにより、第1絶縁層を形成する。
【0061】この変形例によれば、次の作用効果を奏す
ることができる。
【0062】1)絶縁層は、水素を発生させないプロセ
スにより形成されている。具体的には、第1絶縁層72
の材料液(ミスト)を第1層間絶縁層10の上に付与し
て、熱処理するこにより絶縁層を形成している。このた
め、強誘電体層14aが還元されるのを抑えることでき
る。
【0063】2)また、第1層間絶縁層10の表面と第
1絶縁層の材料液とが親和性を有するすように、表面処
理をしている。このため、積層体間に第1絶縁層の材料
液を流れ込みやすくすることができる。
【0064】なお、本変形例において、表面処理の工程
を省略してもよい。
【0065】1.5.2 その他の変形例 1)絶縁層70は、少なくとも下部電極12を覆ってい
れば、図15に示すような積層体の相互間の中央部の絶
縁層70が完全に除去されている態様であってもよく、
また、図16に示すように絶縁層70の上面が第2導電
層18aの上面より低くなっていてもよい。
【0066】2)上記実施の形態においては、第2導電
層18a、強誘電体層14aおよび第1導電層12aを
一括してパターニングした。しかし、これに限定され
ず、第1導電層12aをパターニングした後、強誘電体
層14aおよび第1導電層12aを形成してもよい。
【0067】3)周辺回路部200は、メモリセルアレ
イの下に設けられていてもよい。
【0068】2.第2の実施の形態 2.1 プロセス 以下、第2の実施の形態に係る強誘電体メモリ装置の製
造方法について説明する。図18〜図22は、第2の実
施の形態に係る強誘電体メモリ装置の製造工程を模式的
に示す断面図である。なお、図20は、図19(B)に
おける紙面に対して垂直な面(C−C線を含む面)で切
った断面図である。図21〜図22は、図20の断面と
同様な断面における断面図である。
【0069】図18(A)に示すように、基体(たとえ
ば基板の上に設けられた層間絶縁層)210上に、必要
に応じて、バリア層218を形成する。バリア層218
は、たとえば酸化チタンからなることができる。たとえ
ば、スパッタ法によりチタン膜を形成し、酸化炉でチタ
ン膜を酸化することにより形成される。
【0070】次に、バリア層218の上に、下部電極の
ための第1導電層212aを形成する。第1導電層21
2aの材質、形成方法は、第1の実施の形態に係る第1
導電層12aの材質、形成方法を適用することができ
る。第1導電層212aの厚さは、特に限定されない
が、たとえば200nmであることができる。
【0071】次に、第1導電層212aの上に第1マス
ク層250を形成する。第1マスク層250の形成方法
および材質としては、第1の実施の形態で述べた形成方
法および材質を適用することができる。第1マスク層2
50の厚さは、特に限定されないが、第1導電層212
aの厚さの1.5〜2倍であることができる。第1マス
ク層212aの厚さは、たとえば、400nmであるこ
とができる。
【0072】次に、第1マスク層250の上に、所定の
パターンを有するレジスト層R10を形成する。レジス
ト層R10は、下部電極を形成しようとする領域の上に
形成する。レジスト層R10の厚さは、特に限定され
ず、たとえば1μm程度であることができる。
【0073】次に、図18(B)に示すように、レジス
ト層R10をマスクとして、第1マスク層250をエッ
チングする。第1マスク層250のエッチングの方法
は、公知のドライエッチング方法であることができる。
具体的には、第1マスク層250は、RIE(Reactive
Ion Etching)のエッチング装置を用いて、CHF3
Arの混合ガスによりエッチングを行うことができる。
次に、たとえばO2プラズマにより、レジスト層R10
を除去する。
【0074】次に、図18(C)に示すように、第1マ
スク層250をマスクとして、第1導電層212aをエ
ッチングし、下部電極212を形成する。このエッチン
グは、たとえば高密度プラズマドライエッチング装置
(例えば、ICPエッチング装置)によるドライエッチ
ング方法により行うことができる。エッチングガスとし
てCl2とArの混合ガスを使用し、1.0Pa以下の
低圧力、高バイアスパワーでエッチングを行うと寸法変
換差の少ないエッチングを行うことができる。
【0075】次に、図19(A)に示すように、全面
に、第1絶縁層220を形成する。絶縁層220の材質
および形成方法は、第2の実施の形態の第1絶縁層72
と同様のものを挙げることができる。なお、第1絶縁層
220の材質および形成方法が、第1マスク層250の
材質および形成方法と同じであると、本プロセスを容易
に行うことができる。また、第1絶縁層220の厚さ
は、たとえば、下部電極212間を埋め込むことを考慮
して下部電極212の厚さ以上であることができる。具
体的には、第1絶縁層220の厚さは、600nmであ
ることができる。
【0076】次に、第1絶縁層220の上に、レジスト
層R12を形成する。レジスト層R12は、その上面が
平坦となるように形成される。なお、レジスト層R12
は、回転塗布法により形成されることができる。レジス
ト層R12の厚さは、第1絶縁層220に形成されてい
る凹部の深さの2倍程度(たとえば0.8μm)である
ことができる。なお、塗布法を利用して上面が平坦な第
1絶縁層220を形成した場合には、レジスト層R12
を形成しなくてもよい。具体的には、第1絶縁層220
がSOG(Spin On Glass)層によりなる場合には、レ
ジスト層R12を形成しなくてもよい。
【0077】次に、図19(B)に示すように、第1絶
縁層220をエッチバックすると同時に、第1マスク層
250をエッチングし、下部電極212の上面を露出さ
せる。この際、下部電極212のエッチングの際に第1
マスク層250の側壁に、第1導電層212aのエッチ
ングでフェンス(反応残さ物)が生じていても、第1マ
スク層250のエッチングと同時に、フェンスも除去さ
れる。第1絶縁層220のエッチング方法は、たとえば
RIEなどのドラインエッチングにより行うことができ
る。また、レジスト層R12と第1絶縁層220とのエ
ッチングレートが同じ条件で行われることができる。た
とえば、エッチングのエッチャントとしては、CHF3
とO2との混合ガスを適用することができ、レジスト層
R12と第1絶縁層220とのエッチングレートの比
は、CHF3とO2との混合比により制御することができ
る。
【0078】次に、図19(C)に示すように、下部電
極212および第1絶縁層220の上に、強誘電体層2
14aを形成する。強誘電体層214aの厚さは、たと
えば120nmである。強誘電体層214aの形成方法
および材質は、第1の実施の形態に係る強誘電体層14
aの形成方法および材質を適用することができる。
【0079】次に、強誘電体層214aの上に、上部電
極のための第2導電層216aを形成する。第2導電層
216aの材質および形成方法は、第1の実施の形態の
第1導電層12aと同様のものであることができる。
【0080】なお、図19(C)の紙面に対して垂直な
面(C−C線を含む面)における断面を図20に示す。
以下、図20で示された断面に基づいて説明していく。
【0081】次に、図21(A)に示すように、第2導
電層216aの上に、所定のパターンを有する第2マス
ク層252を形成する。第2マスク層252は、上部電
極を形成しようとする領域を覆うように形成する。第2
マスク層252の材質および形成方法は、第1マスク層
250と同様のものを適用することができる。
【0082】次に、図21(B)に示すように、第2マ
スク層252をマスクとして、第2導電層216aをエ
ッチングする。これにより、上部電極216が形成され
る。なお、この際、必要に応じて、強誘電体層214a
までエッチングしてもよい。
【0083】次に、図22(A)に示すように、全面
に、第2絶縁層222を堆積する。第2絶縁層222の
材質および形成方法は、第1絶縁層220と同様のもの
であることができる。第2絶縁層222の厚さは、たと
えば、上部電極216の厚さ以上であることができる。
【0084】次に、第2絶縁層222の上に、レジスト
層R14を形成する。塗布法を利用して上面が平坦な第
2絶縁層222を形成した場合には、レジスト層R14
を形成しなくてもよい。レジスト層R14は、上記のレ
ジスト層R12と同様にして形成されることができる。
【0085】次に、図22(B)に示すように、第2絶
縁層222をエッチバックする。この際、同時に、第2
マスク層252をエッチング除去する。なお、第2マス
ク層252の側壁に、第2導電層216aのエッチング
際に生じたフェンスがある場合には、この第2マスク層
252のエッチングの際に除去される。こうして、下部
電極212、強誘電体層214aおよび上部電極216
を含む強誘電体キャパシタが形成される。
【0086】2.2 作用効果 以下、第2の実施の形態に係る作用効果を説明する。
【0087】(1)本実施の形態においては、第1マス
ク層250をマスクとして第1導電層212aをエッチ
ングし、第1絶縁層220のエッチバック工程で、第1
マスク層250を除去している。このため、第1絶縁層
220のエッチバック工程で、第1マスク層250の側
壁にフェンスが生じても、そのフェンスを除去すること
ができる。このため、第1導電層212a等をエッチン
グする際、フェンスが生じるようにエッチングしても、
生じたフェンスは除去されるため、フェンスに起因する
問題が生じない。したがって、フェンスが生じないよう
に第1導電層212aを断面がテーパ状となるようにエ
ッチングする必要がなくなるため、断面形状がいい下部
電極212を形成することができる。すなわち、下部電
極212の側面と基体の表面とのなす角をほぼ垂直にす
ることができる。また、フェンスができないように、高
温でエッチングする必要がないため、通常のエッチング
装置で第1導電層212aをエッチングすることができ
る。
【0088】(2)また、本実施の形態においては、第
2マスク層252をマスクとして第2導電層216aを
エッチングし、第2絶縁層222エッチバック工程で、
第2マスク層252を除去している。このため、作用効
果(1)と同様の理由で、断面形状がいい上部電極21
6を形成することができる。また、通常のエッチング装
置で第2導電層216aをエッチングすることができ
る。
【0089】(3)本実施の形態によれば、下部電極2
12間に埋め込まれた第1絶縁層220は、エッチバッ
クしている。このため、第1絶縁層220の上面と下部
電極212の上面とは、ほぼ面一になり、それらの上面
が平坦となる。したがって、本実施の形態によれば、強
誘電体層214aを形成し易い。
【0090】2.3 変形例 マスク層を用いて強誘電体キャパシタを構成する層状体
をエッチングして、絶縁層のエッチバックをする際、そ
のマスク層を除去する技術は、強誘電体キャパシタを構
成する層状体が次の場合にも適用することができる (1)その層状体が、強誘電体層の場合。
【0091】(2)その層状体が、下部電極のための導
電層と、強誘電体層との積層体の場合。
【0092】マスク層を用いて強誘電体キャパシタの構
成する層をエッチングして、絶縁層のエッチバックをす
る際、そのマスク層を除去する技術は、1T1C型の強
誘電体メモリ装置や、2T2C型の強誘電体メモリ装置
にも適用することができる。
【0093】本発明は、上記の実施の形態に限定され
ず、本発明の要旨の範囲で種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】強誘電体メモリ装置を模式的に示す平面図であ
る。
【図2】図1のA−A線に沿って強誘電体メモリ装置の
一部を模式的に示す断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿って強誘電体メモリ装置の
一部を模式的に示す断面図である。
【図4】図2におけるメモリセルアレイを拡大した断面
模式図である。
【図5】図3におけるメモリセルアレイを拡大した断面
模式図である。
【図6】強誘電体メモリ装置の製造工程を模式的に示す
断面図である。
【図7】強誘電体メモリ装置の製造工程を模式的に示す
断面図である。
【図8】強誘電体メモリ装置の製造工程を模式的に示す
断面図である。
【図9】強誘電体メモリ装置の製造工程を模式的に示す
断面図である。
【図10】強誘電体メモリ装置の製造工程を模式的に示
す断面図である。
【図11】強誘電体メモリ装置の製造工程を模式的に示
す断面図である。
【図12】強誘電体メモリ装置の製造工程を模式的に示
す断面図である。
【図13】強誘電体メモリ装置の製造工程を模式的に示
す断面図である。
【図14】強誘電体メモリ装置の製造工程を模式的に示
す断面図である。
【図15】第2の実施の形態の変形例を模式的に示す断
面図である。
【図16】第2の実施の形態の変形例を模式的に示す断
面図である。
【図17】第1の変形例に係る製造工程の要部を模式的
に示す断面図である。
【図18】第2の実施の形態に係る強誘電体メモリ装置
の製造工程を模式的に示す断面図である。
【図19】第2の実施の形態に係る強誘電体メモリ装置
の製造工程を模式的に示す断面図である。
【図20】第2の実施の形態に係る強誘電体メモリ装置
の製造工程を模式的に示す断面図である。
【図21】第2の実施の形態に係る強誘電体メモリ装置
の製造工程を模式的に示す断面図である。
【図22】第2の実施の形態に係る強誘電体メモリ装置
の製造工程を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
10 第1層間絶縁層 12 下部電極 14 強誘電体部 16 上部電極 18 中間電極層 36 第1保護層 38 第2保護層 40 第1水素バリア膜 42 第2水素バリア膜 44 第3水素バリア膜 50 第1駆動回路 52 第2駆動回路 60 マスク層 70 絶縁層 72 第1絶縁層 80 表面修飾層 90 前駆体層 92 帯電層 100 メモリセルアレイ 110 半導体基板 112 MOSトランジスタ 112a ゲート絶縁層 112b ゲート電極 112c ソース/ドレイン領域 114 素子分離領域 200 周辺回路部 212 下部電極 214a 強誘電体層 216 上部電極 218 バリヤ層 220 第1絶縁層 222 第2絶縁層 250 第1マスク層 252 第2マスク層 1000 強誘電体メモリ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 名取 栄治 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 5F083 FR00 FR01 FR02 FR03 GA27 JA02 JA06 JA15 JA17 JA19 JA38 JA40 JA43 JA44 LA12 LA16 MA06 MA19 PR03 PR39

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電体キャパシタを有する、強誘電体
    メモリ装置の製造方法であって、 前記強誘電体キャパシタは、少なくとも、下部電極、強
    誘電体層および上部電極により構成され、 以下の工程を含む、強誘電体メモリ装置の製造方法。 (a)前記強誘電体キャパシタを構成する少なくとも一
    部分のための層状体を形成する工程、(b)前記層状体
    の上に、所定のパターンを有するマスク層を形成する工
    程、(c)前記マスク層をマスクとして、前記層状体を
    エッチングする工程、(d)前記層状体を覆うように、
    絶縁層を堆積する工程、(e)前記絶縁層および前記マ
    スク層をエッチングする工程を含む。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記層状体は、前記下部電極のための導電層、前記強誘
    電体層、若しくは、前記上部電極のための導電層、又は
    互いに隣り合う関係にあるこれら2層を含む積層膜、又
    はこれら3層を含む積層膜である、強誘電体メモリ装置
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記マスク層は、前記絶縁層とほぼ同一のエッチングレ
    ートとすることができる材質からなる、強誘電体メモリ
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記絶縁層の上に、レジスト層を形成する工程を含む、
    強誘電体メモリ装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記絶縁層の上面は、平坦である、強誘電体メモリ装置
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記絶縁層は、SOG層である、強誘電体メモリ装置の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記強誘電体キャパシタからなるメモリセルがマトリク
    ス状に配列されたメモリセルアレイを含む、強誘電体メ
    モリ装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 強誘電体キャパシタからなるメモリセル
    がマトリクス状に配列されたメモリセルアレイを有する
    強誘電体メモリ装置の製造方法であって、以下の工程を
    含む、強誘電体メモリ装置の製造方法。 (a)基体の上に、第1導電層を形成する工程、(b)
    前記第1導電層の上に、強誘電体層を形成する工程、
    (c)前記強誘電体層の上に、第2導電層を形成する工
    程、(d)前記第2導電層の上に、所定のパターンを有
    するマスク層を形成する工程、(e)前記マスク層をマ
    スクとして、少なくとも、前記強誘電体層および前記第
    2導電層をパターニングする工程、(f)前記基体の上
    に、前記第1導電層、前記強誘電体層および前記第2導
    電層を含む積層体を覆うように絶縁層を形成する工程、
    (g)前記第2導電層の上面が露出するまで、前記絶縁
    層および前記マスク層を除去する工程、および(h)前
    記第2導電層と部分的に重なるように、所定のパターン
    を有する第3導電層を形成する工程。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記工程(h)の後に、前記第1導電層と前記第3導電
    層の交差領域に、前記第2導電層が残るように、該第2
    導電層をパターニングする工程を含む、強誘電体メモリ
    装置の製造方法。
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