JP2002359360A - 強誘電体メモリ及びその製造方法 - Google Patents

強誘電体メモリ及びその製造方法

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JP2002359360A
JP2002359360A JP2002098318A JP2002098318A JP2002359360A JP 2002359360 A JP2002359360 A JP 2002359360A JP 2002098318 A JP2002098318 A JP 2002098318A JP 2002098318 A JP2002098318 A JP 2002098318A JP 2002359360 A JP2002359360 A JP 2002359360A
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ferroelectric memory
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Masao Nakayama
雅夫 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精密な加工が可能な強誘電体メモリ及びその
製造方法を提供することにある。 【解決手段】 強誘電体材料膜14を、レジスト16を
マスクとして、エッチングによりパターニングする。強
誘電体材料膜14のエッチングに伴って生じた二次生成
物からなる堆積物18であって、レジスト16の側面に
付着した堆積物18を除去する。エッチングによってレ
ジスト16の厚みを減少させ、堆積物18の一部をレジ
スト16の上面に倒し、レジスト16の上面で堆積物1
8の一部をエッチングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体メモリ及
びその製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】強誘電体メモリ(FeRAM)は、キャパ
シタ部分に強誘電体膜を用い、その自発分極によりデー
タを保持するものである。その形成には、ドライエッチ
ングが適用されている。キャパシタ部分を構成する材料
は、エッチングに用いられるガスに対しての反応性が低
いため、物理的作用を高めたエッチング(スパッタエッ
チング)を行うことが知られている。この場合、エッチ
ングにより生じる二次生成物は気相中に除去されずに、
レジスト等の側壁に再付着してしまう。特開平11−1
26778号公報には、化学的又は機械的研磨によっ
て、再付着物を除去することが記載されているが、これ
は非常に困難な方法である。あるいは、化学的作用を高
めたエッチングを行うと、レジストが後退しながらエッ
チングが進行するので、エッチング精度が悪くなるとい
う問題があった。
【0003】本発明は、この問題点を解決するものであ
り、その目的は、精密な加工が可能な強誘電体メモリ及
びその製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係る強誘
電体メモリの製造方法は、(a)強誘電体材料膜を、レ
ジストをマスクとして、エッチングによりパターニング
し、(b)前記強誘電体材料膜のエッチングに伴って生
じた二次生成物からなる堆積物であって、前記レジスト
の側面に付着した堆積物を除去することを含み、前記
(b)工程は、エッチングによって前記レジストの厚み
を減少させ、前記堆積物の一部を前記レジストの上面に
倒し、前記レジストの上面で前記堆積物の前記一部をエ
ッチングすることを含む。
【0005】本発明によれば、(a)工程でレジストの
側面に堆積物が付着してもよいので、強誘電体材料膜を
精密にパターニングすることができる。また、(b)工
程で、堆積物を簡単に除去することができる。
【0006】(2)この強誘電体メモリの製造方法にお
いて、前記(b)工程は、前記堆積物を前記レジストの
前記側面上においてエッチングすることを含んでもよ
い。
【0007】これによれば、堆積物の除去を促進するこ
とができる。
【0008】(3)この強誘電体メモリの製造方法にお
いて、前記(a)工程のエッチングで、フロン系ガス及
びArガスの混合ガスであって、前記フロン系ガスの流
量比が10%以上30%以下である混合ガスを使用して
もよい。
【0009】(4)この強誘電体メモリの製造方法にお
いて、前記(a)工程で、前記強誘電体材料膜のエッチ
ング量aと、前記レジストのエッチング量bとが、 0.7≦a/b となる条件でエッチングを行ってもよい。
【0010】(5)この強誘電体メモリの製造方法にお
いて、前記(a)工程終了時に、前記レジストの側面の
テーパ角が80°以上になるようにエッチングを行って
もよい。
【0011】これによれば、(b)工程で、堆積物を除
去しやすくなる。
【0012】(6)この強誘電体メモリの製造方法にお
いて、前記(a)工程で行うエッチングは、アンダーエ
ッチングであり、前記強誘電体材料膜下の下地層が露出
しないように、エッチング対象領域上にアンダーエッチ
ング残膜を形成してもよい。
【0013】これによれば、下地層がエッチングされな
いので、下地層のエッチングに伴って生じる二次性生物
がレジストに堆積しない。
【0014】(7)この強誘電体メモリの製造方法にお
いて、前記アンダーエッチング残膜を、平均値におい
て、エッチング前の前記強誘電体材料膜の厚みの10%
以下であって0%より大きい厚みになるように形成して
もよい。
【0015】これによれば、アンダーエッチング残膜が
薄いので、これをその後の工程で簡単に除去することが
できる。
【0016】(8)この強誘電体メモリの製造方法にお
いて、前記(b)工程で、前記アンダーエッチング残膜
をエッチングしてもよい。
【0017】(9)この強誘電体メモリの製造方法にお
いて、前記(b)工程のエッチングは、少なくともO2
ガスを含むガスを使用し、1.0Pa以下の圧力で、1
00W以上200W以下のバイアスで行ってもよい。
【0018】(10)本発明に係る強誘電体メモリは、
上記方法により製造されたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1(A)〜図4は、本発
明を適用した強誘電体メモリの製造方法を示す図であ
る。強誘電体メモリは、不揮発性半導体記憶装置であ
る。情報の記憶の最小単位は、メモリセルであり、例え
ば一つのトランジスタと一つのキャパシタ部分が組み合
わされてメモリセルが構成されている。このような複数
のメモリセルが並べられてメモリアレイを構成すること
ができる。この場合、複数のメモリセルは規則正しく、
複数行複数列で並べることができる。
【0020】本実施の形態では、基板10上に強誘電体
メモリを形成する。基板10は、Si基板とその上に形
成されたSiO2膜から構成されていてもよい。基板1
0(そのSi基板)には、トランジスタ等の機能デバイ
スが形成されている。トランジスタの形成には、公知の
方法を適用すればよい。
【0021】強誘電体メモリのキャパシタ部分の製造方
法を説明する。例えば、図1(A)に示すように、基板
10(そのSiO2膜)上に、下部電極材料膜12を形
成し、その上に強誘電体材料膜14を形成する。
【0022】下部電極材料膜12は、Pt又はIr等の
貴金属や、その酸化物(IrOx等)で形成してもよ
い。また、下部電極材料膜12は、単層でもよいし積層
した複数層でもよい。下部電極材料膜12は、その上に
SBT(Strontium Bismuth Tantalates)を成膜する場
合には、Ptで形成することが考えられる。本実施の形
態では、基板10(そのSiO2膜)上にTi膜をスパ
ッタで形成し、これを酸化炉で酸化することによりTi
x膜(例えば約40nmの厚み)を形成し、その上に
Pt膜(例えば約200nmの厚み)をスパッタにより
形成する。こうして、TiOx膜及びその上のPt膜か
らなる下部電極材料膜12を形成する。下部電極材料膜
12の厚みは、バリヤ性能(厚いほどよい)及びエッチ
ングされやすさ(薄いほどよい)を考慮して決める。
【0023】強誘電体材料膜14の材料は、PZT(Le
ad Zirconate Titanate)、SBT(Strontium Bismuth
Tantalates)、BST(Barium Strontium Titanate)
などである。成膜方法として、溶液塗布法(ゾル・ゲル
法及びMOD(Metal Organic Decomposition)法を含
む。)、スパッタ法又はCVD(Chemical Vapor Depos
ition)法(MOCVD(Metal Organic Chemical Vapo
r Deposition)法を含む。)などがある。本実施の形態
では、SBTを材料として、約120nmの厚みで強誘
電体材料膜14を形成する。
【0024】次に、図1(B)に示すように、強誘電体
材料膜14上にレジスト16を形成する。レジスト16
は、周知の方法でパターニングする。詳しくは、複数の
強誘電体部22(図1(C)参照)の形成領域を覆うよ
うにレジスト16を形成する。本実施の形態では、80
0nmの厚みでレジスト16を形成する。
【0025】そして、レジスト16をマスクとして、強
誘電体材料膜14をエッチングによりパターニングす
る。エッチングにはドライエッチングを適用することが
できる。ドライエッチングでは、ICP(Inductively
Coupled Plasma)などの高密度プラズマを用いてもよ
い。このエッチングで、フロン系ガス(CF4ガスやC
HF3ガス等)及びArガスの混合ガスであって、フロ
ン系ガスの流量比が10%以上30%以下である混合ガ
スを使用してもよい。フロン系ガスの流量比が30%を
超えると、エッチング選択比が小さくなって強誘電体材
料膜14をエッチングしにくくなる。また、フロン系ガ
スの流量比が10%より小さくなると、後述する堆積物
18が厚くなりすぎて除去しにくくなる。なお、エッチ
ング選択比は、強誘電体材料膜14のエッチング量をa
とし、レジスト16のエッチング量をbとして、a/b
で示される。エッチング選択比が、 0.7≦a/b 程度となる条件でエッチングを行ってもよい。また、エ
ッチングを、1.0Pa以下の圧力で行えば、エッチン
グレート及びエッチング選択比が向上する。
【0026】例えば、CF4ガスとArガスとが、流量
比において、 CF4:Ar=2:8 程度となる混合ガスを使用し、0.6Paの圧力、90
0Wのソースパワー、450Wのバイアスでエッチング
を行ってもよい。この場合、エッチング選択比は、0.
7以上になる。
【0027】本実施の形態によれば、強誘電体材料膜1
4を精密にパターニングすることができる。そして、エ
ッチング終了時に、強誘電体部22のテーパ角αを80
°以上にすることができる(図1(C)参照)。一方、
上述した条件でエッチングを行うと、図1(C)に示す
ように、強誘電体材料膜14のエッチングに伴って生じ
た二次生成物からなる堆積物18がレジスト16の側面
に形成される。ただし、堆積物18を10nm以下にす
る。
【0028】また、本実施の形態では、強誘電体材料膜
14をアンダーエッチングする。アンダーエッチングを
適用して、下部電極材料膜12が露出しないようにす
る。これにより、下部電極材料膜12のエッチングに伴
う二次生成物が、強誘電体部22に堆積しない。したが
って、上部電極28及び下部電極26(図4参照)がシ
ョートすることがない。
【0029】こうして、図1(C)に示すように、複数
の強誘電体部22と、アンダーエッチング残膜20とを
形成する。アンダーエッチング残膜20は、強誘電体部
22以外の領域(強誘電体部22の間や強誘電体部22
の周囲の領域)に形成されている。アンダーエッチング
残膜20は、エッチング装置の精度に応じて可能な限り
薄くしてもよい。例えば、±10%のエッチングレート
均一性を示すエッチング装置を使用する場合には、アン
ダーエッチング残膜20の厚みtを、平均値において、
エッチング前の強誘電体材料膜14の厚みTの10%程
度の厚みにする。または、平均値において、 0<t≦0.1×T の関係が成立してもよい。本実施の形態では、 0<t≦20nm 程度となるようにアンダーエッチング残膜20が形成さ
れている。
【0030】次に、レジスト16の側面に付着した堆積
物18を除去する。本実施の形態では、図2(A)に示
すように、レジスト16の厚みを減少させ、図2(B)
に示すように、堆積物18をレジスト16の上面に倒
し、図2(C)に示すように堆積物18を除去する。レ
ジスト16は、主として化学的作用によってエッチング
されるのに対して、堆積物18は、主として物理的作用
によってエッチングされる。
【0031】レジスト16の厚みは、エッチングによっ
て減少させる。また、堆積物18の除去もエッチングで
行う。これらのエッチングには、上述した強誘電体材料
膜14をエッチングするときの装置を使用してもよい
し、RIEモードを持つアッシング装置を使用してもよ
い。本実施の形態では、少なくともO2ガスを含むガス
を使用する。ガスには、フロン系ガス(CF4等)やN2
ガスを添加してもよい。また、エッチングは、100W
以上200W以下のバイアスで行う。100W未満であ
ると、堆積物18の除去効果が小さすぎる。200Wを
超えると、下部電極材料膜12のエッチングに伴う二次
生成物が強誘電体部22に付着する。
【0032】エッチングの条件として、圧力が高圧にな
るほど、物理的作用が下がって堆積物18の除去効果は
下がり、レジスト16のエッチングレートが上がる。本
実施の形態では、エッチング条件を、1.0Pa以下の
圧力とする。これにより、遅くともレジスト16がなく
なる前に堆積物18の除去を終わらせることができる。
こうすることで、堆積物18の除去作用中に、強誘電体
部20がレジスト16で覆われているので、強誘電体部
20にダメージを与えない。
【0033】本実施の形態では、堆積物18を除去する
ためのエッチングによって、アンダーエッチング残膜2
0を除去する。エッチングによって、アンダーエッチン
グ残膜20の下にある下部電極材料膜12をエッチング
してもよい。この場合、200W以下のバイアスで行え
ば、下部電極材料膜12のエッチングに伴う二次生成物
が強誘電体部22に付着しない。
【0034】具体的なエッチング条件は、02ガスを使
用し、0.8Paの圧力、900Wのプラズマパワー、
100Wのバイアスであってもよい。その場合、レジス
トエッチングレートは、約1.5μm/minとなり、
アンダーエッチング残膜20のエッチングレートは、4
0nm/minとなる。この条件では、レジスト16及
びアンダーエッチング残膜20を約35秒で完全に除去
することができる。また、堆積物18を除去することが
できる。アンダーエッチング残膜20の厚みが20nm
であったとすると、下部電極膜12も最大で約5nmエ
ッチングされることとなるが、その二次生成物は強誘電
体部22に付着しない。
【0035】堆積物18は、レジスト16の側面に付着
したままでもエッチングされる。例えば、化学的作用で
エッチングされる。また、レジスト16の側面にテーパ
(例えば80°程度)が付されていれば、物理的作用に
よっても堆積物18がエッチングされる。同様に、強誘
電体部22の側面に、アンダーエッチング残膜14及び
下部電極材料膜12のエッチングに伴って生じる二次生
成物が付着しても、これらの除去は可能である。
【0036】こうして、図3(A)に示すように、複数
の強誘電体部22を、露出した下部電極材料膜12上に
形成することができる。なお、堆積物18の除去後に残
ったレジスト16を、O2アッシングなどによって除去
してもよい。
【0037】次に、下部電極材料膜12をエッチングす
る。そのため、例えば図3(B)に示すように、下部電
極材料膜12上にレジスト24を形成する。レジスト2
4は、周知の方法でパターニングする。また、レジスト
24は、複数の強誘電体部22を覆うように形成する。
すなわち、複数の強誘電体部22を囲む領域が1つの非
エッチング領域となるように、レジスト24が設けられ
る。
【0038】そして、レジスト24をマスクとして、下
部電極材料膜12をエッチングする。エッチングにはド
ライエッチングを適用することができる。ドライエッチ
ングでは、ICP(Inductive Coupled Plasma)などの
高密度プラズマを用いてもよい。本実施の形態では、C
2ガスとArガスとが、流量比において、 Cl2:Ar=3:2 程度となる混合ガスを使用し、1.0Pa以下の圧力で
エッチングを行った。こうして、図3(C)に示すよう
に、下部電極26を形成する。1つの下部電極26上に
複数の強誘電体部22が位置している。なお、変形例と
して、下部電極26を形成した後に、強誘電体部22を
形成してもよい。
【0039】次に、図4に示すように、上部電極28を
形成し、絶縁膜(層間絶縁膜)30を形成する。絶縁膜
30には、コンタクトホールを形成してコンタクト層3
2及び配線層34を形成する。
【0040】変形例として、図5に示すように、先に上
部電極28を形成してもよい。すなわち、下部電極材料
膜12及び強誘電体材料膜14を形成し、強誘電体材料
膜14上に上部電極材料膜を形成し、この上部電極材料
膜をパターニングして上部電極28を形成してもよい。
例えば、Pt膜を、スパッタ等によって約200nm形
成し、レジストを約1.0μm塗布し、Pt膜のエッチ
ングを行って上部電極28を形成する。エッチング条件
は、例えば、Cl2/Arガス(3:2の流量比)を使
用し、0.6Paの圧力で、900Wのプラズマソース
で、450Wのバイアスとする。この場合、エッチング
選択比は、0.5である。こうして、上部電極28を形
成し、図1(B)に示す工程と同様に、レジスト16を
設けて、強誘電体材料膜14をエッチングする。この場
合、図2(A)〜図2(C)に示す工程で、レジスト1
6がなくなっても、上部電極28によって強誘電体部2
2が覆われているので、強誘電体部22がダメージを受
けない。
【0041】こうして、図4に示す強誘電体メモリを製
造することができる。本実施の形態に係る強誘電体メモ
リは、下部電極26と、下部電極26上に形成された複
数の強誘電体部22と、各強誘電体部22上の上部電極
28とを有する。1つの下部電極26上に複数の強誘電
体部22が配置されている。その他の構成は、上述した
製造方法の結果として得られる内容が該当する。
【0042】図6は、本発明を適用した実施の形態に係
る強誘電体メモリ装置を模式的に示す断面図である。強
誘電体メモリ装置は、電界効果型トランジスタ120
と、キャパシタ130とを有する。
【0043】電界効果型トランジスタ(以下「トランジ
スタ」という)120は半導体基板110の上に形成さ
れ、かつ、トランジスタ120の形成領域は素子分離領
域112によって画定されている。トランジスタ120
は、ゲート絶縁層122と、ゲート電極124と、ソー
ス/ドレイン領域126とを有する。半導体基板110
の上には、トランジスタ120を覆うようにして、第1
の層間絶縁層140が形成されている。
【0044】キャパシタ130は、第1の層間絶縁層1
40の上に形成されている。キャパシタ130は、下部
電極132、強誘電体部134および上部電極136が
順次積層して、構成されている。
【0045】キャパシタ130の一部(例えば上部電極
136)上にバリヤ層(図示せず)が形成されている。
バリヤ層は、水素をブロックして、強誘電体部134が
水素と接触するのを防止する機能を有する。すなわち、
バリヤ層は、強誘電体部134が水素によって還元され
るのを防止する機能を有する。バリヤ層を、キャパシタ
130の側面にも形成すれば、強誘電体部134の構成
物質が第2の層間絶縁層160に拡散するのを防止する
機能も有する。バリヤ層は、第1の層間絶縁層140の
上にも形成されている。バリヤ層の上には、第2の層間
絶縁層160が形成されている。
【0046】第2の層間絶縁層160を貫通するように
して、第1のスルーホール170が形成されている。ま
た、第2の層間絶縁層160、バリヤ層および第1の層
間絶縁層140を貫通するようにして、第2のスルーホ
ール172および第3のスルーホール174が形成され
ている。第1〜第3のスルーホール170,172,1
74内には、それぞれ、第1〜第3のコンタクト層18
0,182,184が形成されている。また、第2の層
間絶縁層160の上には、第1のコンタクト層180と
第2のコンタクト層184とを接続するための局所配線
層190が形成されている。また、第2の層間絶縁層1
60の上には、第3のコンタクト層184と電気的に接
続されているビット配線層192が形成されている。
【0047】図7(A)は、本発明を適用した他の実施
の形態に係る強誘電体メモリ装置を模式的に示す平面図
であり、図7(B)は、図7(A)のVIIB−VIIB線に
沿って強誘電体メモリ装置の一部を模式的に示す断面図
である。
【0048】本実施の形態の強誘電体メモリ装置は、メ
モリセルアレイ200と、周辺回路部202とを有す
る。そして、メモリセルアレイ200と周辺回路部20
2とは、異なる層に形成されている。周辺回路部202
は、メモリセルアレイ200の外側の領域において形成
されている。具体的には、周辺回路部の形成領域A20
2(図7(B)参照)は、メモリセルアレイの形成領域
A200(図7(B)参照)の外側の領域において設け
られている。この例では、下層に周辺回路部202が、
上層にメモリセルアレイ200が形成されている。周辺
回路部202の具体例としては、Yゲート、センスアン
プ、入出力バッファ、Xアドレスデコーダ、Yアドレス
デコーダまたはアドレスバッファを挙げることができ
る。
【0049】メモリセルアレイ200は、行選択のため
の下部電極(ワード線)212と、列選択のための上部
電極(ビット線)216とが直交するように配列されて
いる。なお、信号電極は、上記の逆でもよく、下部電極
がビット線、上部電極がワード線でもよい。
【0050】そして、図7(B)に示すように、下部電
極212と上部電極216との間には強誘電体材料膜2
14が配置されている。従って、下部電極212と上部
電極216との交差領域において、キャパシタ部分を含
むメモリセルが構成されている。
【0051】そして、下部電極212、強誘電体材料膜
214および上部電極216を覆うように、絶縁層から
なる第1保護層218が形成されている。さらに、第2
配線層222を覆うように第1保護層218上に絶縁性
の第2保護層220が形成されている。
【0052】周辺回路部202は、図7(A)に示すよ
うに、前記メモリセルに対して選択的に情報の書き込み
もしくは読み出しを行うための各種回路を含み、例え
ば、下部電極212を選択的に制御するための第1駆動
回路224と、上部電極216を選択的に制御するため
の第2駆動回路226と、センスアンプなどの信号検出
回路(図示せず)とを含む。
【0053】また、周辺回路部202は、図7(B)に
示すように、半導体基板240上に形成されたMOSト
ランジスタ230を含む。MOSトランジスタ230
は、ゲート絶縁層232,ゲート電極234およびソー
ス/ドレイン領域236を有する。各MOSトランジス
タ230は素子分離領域242によって分離されてい
る。MOSトランジスタ230が形成された半導体基板
240上には、第1層間絶縁層210が形成されてい
る。そして、周辺回路部202とメモリセルアレイ20
0とは、第1配線層222によって電気的に接続されて
いる。
【0054】次に、本実施の形態の強誘電体メモリ装置
における書き込み,読み出し動作の一例について述べ
る。
【0055】まず、読み出し動作においては、選択セル
のキャパシタに読み出し電圧「V0」が印加される。こ
れは、同時に‘0’の書き込み動作を兼ねている。この
とき、選択されたビット線を流れる電流またはビット線
をハイインピーダンスにしたときの電位をセンスアンプ
にて読み出す。このとき、非選択セルのキャパシタに
は、読み出し時のクロストークを防ぐため、所定の電圧
が印加される。
【0056】書き込み動作においては、‘1’の書き込
みの場合は、選択セルのキャパシタに「−V0」の電圧
が印加される。‘0’の書き込みの場合は、選択セルの
キャパシタに、該選択セルの分極を反転させない電圧が
印加され、読み出し動作時に書き込まれた‘0’状態を
保持する。このとき、非選択セルのキャパシタには、書
き込み時のクロストークを防ぐため、所定の電圧が印加
される。
【0057】以上の構成の強誘電体メモリ装置によれ
ば、メモリセルアレイ200の下には、周辺回路部が形
成されていない。このため、第1層間絶縁層210の下
の基体は平坦であるため、第1層間絶縁層210の堆積
時の膜厚を一定にし易い。第1層間絶縁層210の堆積
時の膜厚が一定であるほど、第1層間絶縁層210の平
坦化が容易となる。その結果、所定のパターンを有する
メモリセルアレイ200を容易に形成することができ
る。
【0058】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本
発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構
成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるい
は目的及び結果が同一の構成)を含む。また、本発明
は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置
き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説
明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目
的を達成することができる構成を含む。また、本発明
は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構
成を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)〜図1(C)は、本発明の実施の形
態に係る強誘電体メモリの製造方法を示す図である。
【図2】図2(A)〜図2(C)は、本発明の実施の形
態に係る強誘電体メモリの製造方法を示す図である。
【図3】図3(A)〜図3(C)は、本発明の実施の形
態に係る強誘電体メモリの製造方法を示す図である。
【図4】図4は、本発明の実施の形態に係る強誘電体メ
モリを示す図である。
【図5】図5は、本発明の実施の形態の変形例に係る強
誘電体メモリの製造方法を示す図である。
【図6】図6は、本発明の実施の形態に係る強誘電体メ
モリ装置を示す図である。
【図7】図7(A)及び図7(B)は、本発明の実施の
形態に係る強誘電体メモリ装置を示す図である。
【符号の説明】
12 下部電極材料膜(下地層) 14 強誘電体材料膜 16 レジスト 18 堆積物 20 アンダーエッチング残膜 22 強誘電体部
フロントページの続き Fターム(参考) 5F004 AA14 BA04 BA20 BD01 BD03 DA01 DA16 DA23 DB00 DB13 EA13 EB08 5F083 FR01 FR02 HA02 JA14 JA15 JA17 JA38 JA42 JA43 LA03 LA04 LA05 LA07 MA06 MA18 MA19 MA20 PR03 PR42 PR52

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)強誘電体材料膜を、レジストをマ
    スクとして、エッチングによりパターニングし、 (b)前記強誘電体材料膜のエッチングに伴って生じた
    二次生成物からなる堆積物であって、前記レジストの側
    面に付着した堆積物を除去することを含み、 前記(b)工程は、エッチングによって前記レジストの
    厚みを減少させ、前記堆積物の一部を前記レジストの上
    面に倒し、前記レジストの上面で前記堆積物の前記一部
    をエッチングすることを含む強誘電体メモリの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の強誘電体メモリの製造方
    法において、 前記(b)工程は、前記堆積物を前記レジストの前記側
    面上においてエッチングすることを含む強誘電体メモリ
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の強誘電体メ
    モリの製造方法において、 前記(a)工程のエッチングで、フロン系ガス及びAr
    ガスの混合ガスであって、前記フロン系ガスの流量比が
    10%以上30%以下である混合ガスを使用する強誘電
    体メモリの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の強誘電体メモリの製造方
    法において、 前記(a)工程で、前記強誘電体材料膜のエッチング量
    aと、前記レジストのエッチング量bとが、 0.7≦a/b となる条件でエッチングを行う強誘電体メモリの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4記載の強誘電体メ
    モリの製造方法において、 前記(a)工程終了時に、前記レジストの側面のテーパ
    角が80°以上になるようにエッチングを行う強誘電体
    メモリの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の強誘電体メモリの製造方法において、 前記(a)工程で行うエッチングは、アンダーエッチン
    グであり、前記強誘電体材料膜下の下地層が露出しない
    ように、エッチング対象領域上にアンダーエッチング残
    膜を形成する強誘電体メモリの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の強誘電体メモリの製造方
    法において、 前記アンダーエッチング残膜を、平均値において、エッ
    チング前の前記強誘電体材料膜の厚みの10%以下であ
    って0%より大きい厚みになるように形成する強誘電体
    メモリの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7記載の強誘電体メ
    モリの製造方法において、 前記(b)工程で、前記アンダーエッチング残膜をエッ
    チングする強誘電体メモリの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    の強誘電体メモリの製造方法において、 前記(b)工程のエッチングは、少なくともO2ガスを
    含むガスを使用し、1.0Pa以下の圧力で、100W
    以上200W以下のバイアスで行う強誘電体メモリの製
    造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項8のいずれかに記
    載の方法により製造された強誘電体メモリ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012156348A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Ulvac Japan Ltd 誘電体デバイスの製造方法及びエッチング方法

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