JP2002299579A - 強誘電体メモリ及びその製造方法 - Google Patents

強誘電体メモリ及びその製造方法

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JP2002299579A
JP2002299579A JP2001098272A JP2001098272A JP2002299579A JP 2002299579 A JP2002299579 A JP 2002299579A JP 2001098272 A JP2001098272 A JP 2001098272A JP 2001098272 A JP2001098272 A JP 2001098272A JP 2002299579 A JP2002299579 A JP 2002299579A
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Masao Nakayama
雅夫 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上部及び下部電極がショートしない強誘電体
メモリ及びその製造方法を提供することにある。 【解決手段】 強誘電体メモリの製造方法では、下部電
極材料膜12上に形成された強誘電体材料膜14を、下
部電極材料膜12が露出しないように、アンダーエッチ
ングによってパターニングして、複数の強誘電体部22
と、アンダーエッチング残膜24と、を形成する。ま
た、アンダーエッチング残膜24及び下部電極材料膜1
2をエッチングによりパターニングする。2つ以上の強
誘電体部22を囲む領域を1つの非エッチング領域とし
て、その1つの非エッチング領域に、下部電極材料膜1
2から1つの下部電極28を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体メモリ及
びその製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】強誘電体メモリ(FeRAM)は、上部及
び下部電極間に挟まれた強誘電体膜の自発分極によりデ
ータを保持するものである。その形成には、ドライエッ
チングが適用されてきた。下部電極の材料として好適に
用いられる白金(Pt)やイリジウム(Ir)は、エッ
チングに用いられるガスに対しての反応性が低いため、
通常、物理的作用を高めたエッチング(スパッタエッチ
ング)によりエッチングを行っている。この場合、エッ
チングにより生じる二次生成物は気相中に除去されない
ので、下部電極の材料が強誘電体膜の側面に付着して、
上部及び下部電極がショートするという問題があった。
【0003】なお、特開平11−354723号公報に
は、1つの下部電極上に、1つの強誘電体膜及び1つの
上部電極を形成する方法が記載されているが、微細化が
進み、1つの下部電極上に複数の強誘電体膜及び上部電
極を形成する場合が考慮されていない。
【0004】本発明は、従来の問題点を解決するもので
あり、その目的は、上部及び下部電極がショートしない
強誘電体メモリ及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係る強誘
電体メモリの製造方法は、(a)下部電極材料膜上に形
成された強誘電体材料膜を、前記下部電極材料膜が露出
しないように、アンダーエッチングによってパターニン
グして、複数の強誘電体部と、アンダーエッチング残膜
と、を形成し、(b)前記アンダーエッチング残膜及び
前記下部電極材料膜をエッチングによりパターニングす
ることを含み、前記(b)工程で、2つ以上の前記強誘
電体部を囲む領域を1つの非エッチング領域として、前
記1つの非エッチング領域に、前記下部電極材料膜から
1つの下部電極を形成する。
【0006】本発明によれば、(a)工程で、強誘電体
材料膜をアンダーエッチングするので、下部電極材料膜
がエッチングされない。したがって、下部電極材料膜の
エッチングに伴って生じる二次生成物が強誘電体部に付
着しないので、上部及び下部電極のショートが生じな
い。
【0007】(2)この強誘電体メモリの製造方法にお
いて、前記(a)工程で、前記強誘電体材料膜のエッチ
ング対象領域を、平均値において、エッチング前の前記
強誘電体材料膜の厚みの10%以下であって0%より大
きい厚みになるようにアンダーエッチングしてもよい。
【0008】これによれば、アンダーエッチング残膜が
薄いので、これを(b)工程で簡単にエッチングするこ
とができる。そして、隣接するメモリセル間での干渉が
発生しにくい強誘電体メモリを製造することができる。
【0009】(3)この強誘電体メモリの製造方法にお
いて、前記(a)及び(b)工程後に、前記アンダーエ
ッチング残膜を覆う絶縁膜を形成し、前記絶縁膜及び前
記アンダーエッチング残膜を貫通して前記下部電極が露
出するコンタクトホールをエッチングによって形成する
ことをさらに含んでもよい。
【0010】(4)この強誘電体メモリの製造方法にお
いて、前記コンタクトホールのうち少なくとも前記絶縁
膜に形成された穴のテーパ角を80°以下に形成しても
よい。
【0011】これによれば、アンダーエッチング残膜の
エッチングに伴って生じる二次生成物がコンタクトホー
ル内に堆積しても、この堆積物は、エッチングによって
除去される。結果として堆積物のないコンタクトホール
を形成することができる。
【0012】(5)この強誘電体メモリの製造方法にお
いて、前記(a)及び(b)工程前に、前記強誘電体材
料膜上に上部電極材料膜を形成し、前記上部電極材料膜
上にマスクを設けて、前記上部電極材料膜をエッチング
することをさらに含み、前記マスクを使用して、前記強
誘電体材料膜をアンダーエッチングしてもよい。
【0013】(6)この強誘電体メモリの製造方法にお
いて、前記強誘電体材料膜は、SBT膜であってもよ
い。
【0014】(7)本発明に係る強誘電体メモリは、上
記方法により製造されたものである。
【0015】(8)本発明に係る強誘電体メモリは、下
部電極と、前記下部電極上に形成され、複数の強誘電体
部と、前記強誘電体部よりも薄い薄膜部と、を一体的に
有する強誘電体材料膜と、それぞれの前記強誘電体部上
に形成された上部電極と、を有する。
【0016】(9)この強誘電体メモリにおいて、前記
薄膜部の厚みは、平均値において、前記強誘電体部の厚
みの10%以下であって0%より大きくてもよい。
【0017】(10)この強誘電体メモリにおいて、前
記薄膜部上に形成された絶縁膜を有し、前記絶縁膜及び
前記薄膜部には、前記下部電極に至るコンタクトホール
が形成されていてもよい。
【0018】(11)この強誘電体メモリにおいて、前
記コンタクトホールのうち少なくとも前記絶縁膜に形成
された穴のテーパ角は、80°以下であってもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1(A)〜図3(C)
は、本発明を適用した強誘電体メモリの製造方法を示す
図である。強誘電体メモリは、不揮発性半導体記憶装置
である。情報の記憶の最小単位は、メモリセルであり、
例えば一つのトランジスタと一つのキャパシタ部分が組
み合わされてメモリセルが構成されている。このような
複数のメモリセルが並べられてメモリアレイを構成する
ことができる。この場合、複数のメモリセルは規則正し
く、複数行複数列で並べることができる。
【0020】本実施の形態では、基板10上に強誘電体
メモリを形成する。基板10は、Si基板とその上に形
成されたSiO2膜から構成されていてもよい。基板1
0(そのSi基板)には、トランジスタ等の機能デバイ
スが形成されている。トランジスタの形成には、公知の
方法を適用すればよい。
【0021】強誘電体メモリのキャパシタ部分の製造方
法を説明する。例えば、図1(A)に示すように、基板
10(そのSiO2膜)上に、下部電極材料膜12を形
成し、その上に強誘電体材料膜14を形成し、その上に
上部電極材料膜16を形成する。
【0022】下部電極材料膜12は、Pt又はIr等の
貴金属や、その酸化物(IrOx等)で形成してもよ
い。また、下部電極材料膜12は、単層でもよいし積層
した複数層でもよい。下部電極材料膜12は、その上に
SBT(Strontium Bismuth Tantalates)を成膜する場
合には、Ptで形成することが考えられる。本実施の形
態では、基板10(そのSiO2膜)上にTi膜をスパ
ッタで形成し、これを酸化炉で酸化することによりTi
x膜(例えば約40nmの厚み)を形成し、その上に
Pt膜(例えば約200nmの厚み)をスパッタにより
形成する。こうして、TiOx膜及びその上のPt膜か
らなる下部電極材料膜12を形成する。下部電極材料膜
12の厚みは、バリヤ性能(厚いほどよい)及びエッチ
ングされやすさ(薄いほどよい)を考慮して決める。
【0023】強誘電体材料膜14の材料は、PZT(Le
ad Zirconate Titanate)、SBT(Strontium Bismuth
Tantalates)、BST(Barium Strontium Titanate)
などである。成膜方法として、溶液塗布法(ゾル・ゲル
法及びMOD(Metal Organic Decomposition)法を含
む。)、スパッタ法又はCVD(Chemical Vapor Depos
ition)法(MOCVD(Metal Organic Chemical Vapo
r Deposition)法を含む。)などがある。本実施の形態
では、SBTを材料として、約120nmの厚みで強誘
電体材料膜14を形成する。
【0024】上部電極材料膜14の材料及び形成方法
は、下部電極材料膜12で説明した内容を適用すること
ができる。本実施の形態では、Ptを200nm成膜し
て上部電極材料膜14を形成する。
【0025】次に、図1(B)に示すように、上部電極
材料膜16上にレジスト18を形成する。レジスト18
は、周知の方法でパターニングする。詳しくは、複数の
上部電極20(図1(C)参照)の形成領域を覆うよう
にレジスト18を形成する。
【0026】そして、レジスト18をマスクとして、上
部電極材料膜16をエッチングする。エッチングにはド
ライエッチングを適用することができる。ドライエッチ
ングでは、ICP(Inductive Coupled Plasma)などの
高密度プラズマを用いてもよい。本実施の形態では、C
2ガスとArガスとが、流量比において、 Cl2:Ar=3:2 程度となる混合ガスを使用し、1.0Pa以下の圧力で
エッチングを行った。こうして、複数の上部電極20
(図1(C)参照)を形成する。
【0027】続いて、レジスト18をマスクとして、強
誘電体材料膜14をアンダーエッチングする。アンダー
エッチングを適用して、下部電極材料膜12が露出しな
いようにする。これにより、下部電極材料膜12のエッ
チングに伴う二次生成物が生じないので、強誘電体部2
2に堆積物ができることもない。したがって、上部電極
20及び下部電極28がショートすることがない。アン
ダーエッチングにはドライエッチングを適用することが
できる。ドライエッチングでは、ICP(Inductive Co
upled Plasma)などの高密度プラズマを用いてもよい。
本実施の形態では、CF4ガスとArガスの混合ガス
や、BCl3ガスとArガスの混合ガスをエッチングガ
スとして使用し、1.0Pa以下の圧力でエッチングを
行った。
【0028】こうして、図1(C)に示すように、複数
の強誘電体部22と、アンダーエッチング残膜24とを
形成する。各強誘電体部22は、1つの上部電極20の
下に位置している。アンダーエッチング残膜24は、強
誘電体部22以外の領域(強誘電体部22の間や強誘電
体部22の周囲の領域)に形成されている。アンダーエ
ッチング残膜24は、エッチング装置の精度に応じて可
能な限り薄くしてもよい。例えば、±10%のエッチン
グレート均一性を示すエッチング装置を使用する場合に
は、アンダーエッチング残膜24の厚みtを、平均値に
おいて、エッチング前の強誘電体材料膜14の厚みTの
10%程度の厚みにする。または、平均値において、 0<t≦0.1×T の関係が成立してもよい。本実施の形態では、 0<t≦20nm 程度となるようにアンダーエッチング残膜24が形成さ
れている。そして、図2(A)に示すように、O2アッ
シングなどによって、レジスト18を除去する。
【0029】次に、アンダーエッチング残膜24及び下
部電極材料膜12をエッチングする。そのため、例えば
図2(B)に示すように、アンダーエッチング残膜24
上にレジスト26を形成する。レジスト26は、周知の
方法でパターニングする。また、レジスト26は、複数
の上部電極20及び複数の強誘電体部22を覆うように
形成する。すなわち、複数の上部電極20及び複数の強
誘電体部22を囲む領域が1つの非エッチング領域とな
るように、レジスト26が設けられる。
【0030】そして、レジスト26をマスクとして、ア
ンダーエッチング残膜24及び下部電極材料膜12をエ
ッチングする。両者は同じ条件でエッチングしてもよ
い。エッチングにはドライエッチングを適用することが
できる。ドライエッチングでは、ICP(Inductive Co
upled Plasma)などの高密度プラズマを用いてもよい。
本実施の形態では、Cl2ガスとArガスとが、流量比
において、 Cl2:Ar=3:2 程度となる混合ガスを使用し、1.0Pa以下の圧力で
エッチングを行った。こうして、図2(C)に示すよう
に、アンダーエッチング残膜24をパターニングすると
ともに、下部電極28を形成する。下部電極28上にア
ンダーエッチング残膜24が残っている。また、1つの
下部電極28上に複数の上部電極20及び複数の強誘電
体部22が位置している。
【0031】次に、図3(A)に示すように、絶縁膜
(層間絶縁膜)30及びレジスト32を形成する。絶縁
膜30は、アンダーエッチング残膜24を覆うように形
成する。絶縁膜30は、さらに上部電極20、強誘電体
部22及び下部電極28を覆うように形成する。レジス
ト32は、周知の方法でパターニングする。レジスト3
2は、絶縁膜30及びアンダーエッチング残膜24を貫
通して下部電極28に至るコンタクトホール34(図3
(B)参照)を形成する領域が露出するように形成す
る。また、レジスト32は、絶縁膜30を貫通して上部
電極20に至るコンタクトホール36(図3(B)参
照)を形成する領域が露出するように形成する。
【0032】そして、図3(B)に示すように、レジス
ト32をマスクとして、絶縁膜30をエッチングして、
コンタクトホール34の一部となる穴38を形成する。
エッチングにはドライエッチングを適用することができ
る。穴38のテーパ角αが、 α≦80° になるようにエッチングを行う。例えば、RIE(Reac
tive Ion Etching)を適用してもよい。本実施の形態で
は、CHF3ガスとO2ガスの混合ガスを使用してもよ
い。
【0033】続いて、レジスト32及び穴38が形成さ
れた絶縁膜30をマスクとして、アンダーエッチング残
膜24をエッチングして穴40を形成する。エッチング
条件は、絶縁膜32のエッチングと同じでもよい。この
とき、アンダーエッチング残膜24のエッチングに伴っ
て生じる二次生成物が、穴38の内壁面に堆積する場合
がある。本実施の形態では、穴38のテーパ角が80°
以下であるから、その内壁面の堆積物を、特にエッチン
グの物理的作用によって除去することができる。なお、
穴40のテーパ角も80°以下であってもよい。
【0034】こうして、穴38,40が連通してコンタ
クトホール34が形成される。なお、上部電極20に至
るコンタクトホール36は、穴38を形成しているとき
に同時に形成すればよい。
【0035】そして、図3(C)に示すように、コンタ
クトホール34,36に、導電材料からなるコンタクト
層42を形成し、その上に配線層44を形成する。こう
して、強誘電体メモリを製造することができる。本実施
の形態に係る強誘電体メモリは、下部電極28と、下部
電極28上に形成された強誘電体材料膜14と、複数の
上部電極20とを有する。強誘電体材料膜14は、複数
の強誘電体部22と、強誘電体部22よりも薄い薄膜部
(アンダーエッチング残膜24)と、を一体的に有す
る。1つの下部電極28上に複数の強誘電体部22が配
置されている。1つの上部電極20は、1つの強誘電体
部22上に形成されている。その他の構成は、上述した
製造方法の結果として得られる内容が該当する。
【0036】本実施の形態によれば、薄膜部(アンダー
エッチング残膜24)の厚みは、平均値において、強誘
電体部22の厚みの10%以下であって0%より大き
い。したがって、複数の強誘電体部22と薄膜部とが一
体化していても、隣同士の強誘電体部22(あるいは隣
同士のキャパシタ部)の干渉がなく、高集積化が可能で
ある。
【0037】図4は、本発明を適用した実施の形態に係
る強誘電体メモリ装置を模式的に示す断面図である。強
誘電体メモリ装置は、電界効果型トランジスタ120
と、キャパシタ130とを有する。
【0038】電界効果型トランジスタ(以下「トランジ
スタ」という)120は半導体基板110の上に形成さ
れ、かつ、トランジスタ120の形成領域は素子分離領
域112によって画定されている。トランジスタ120
は、ゲート絶縁層122と、ゲート電極124と、ソー
ス/ドレイン領域126とを有する。半導体基板110
の上には、トランジスタ120を覆うようにして、第1
の層間絶縁層140が形成されている。
【0039】キャパシタ130は、第1の層間絶縁層1
40の上に形成されている。キャパシタ130は、下部
電極132、強誘電体部134および上部電極136が
順次積層して、構成されている。
【0040】キャパシタ130の一部(例えば上部電極
136)上にバリヤ層(図示せず)が形成されている。
バリヤ層は、水素をブロックして、強誘電体部134が
水素と接触するのを防止する機能を有する。すなわち、
バリヤ層は、強誘電体部134が水素によって還元され
るのを防止する機能を有する。バリヤ層を、キャパシタ
130の側面にも形成すれば、強誘電体部134の構成
物質が第2の層間絶縁層160に拡散するのを防止する
機能も有する。バリヤ層は、第1の層間絶縁層140の
上にも形成されている。バリヤ層の上には、第2の層間
絶縁層160が形成されている。
【0041】第2の層間絶縁層160を貫通するように
して、第1のスルーホール170が形成されている。ま
た、第2の層間絶縁層160、バリヤ層および第1の層
間絶縁層140を貫通するようにして、第2のスルーホ
ール172および第3のスルーホール174が形成され
ている。第1〜第3のスルーホール170,172,1
74内には、それぞれ、第1〜第3のコンタクト層18
0,182,184が形成されている。また、第2の層
間絶縁層160の上には、第1のコンタクト層180と
第2のコンタクト層184とを接続するための局所配線
層190が形成されている。また、第2の層間絶縁層1
60の上には、第3のコンタクト層184と電気的に接
続されているビット配線層192が形成されている。
【0042】図5(A)は、本発明を適用した他の実施
の形態に係る強誘電体メモリ装置を模式的に示す平面図
であり、図5(B)は、図5(A)のVB−VB線に沿
って強誘電体メモリ装置の一部を模式的に示す断面図で
ある。
【0043】本実施の形態の強誘電体メモリ装置は、メ
モリセルアレイ200と、周辺回路部202とを有す
る。そして、メモリセルアレイ200と周辺回路部20
2とは、異なる層に形成されている。周辺回路部202
は、メモリセルアレイ200の外側の領域において形成
されている。具体的には、周辺回路部の形成領域A20
2(図5(B)参照)は、メモリセルアレイの形成領域
A200(図5(B)参照)の外側の領域において設け
られている。この例では、下層に周辺回路部202が、
上層にメモリセルアレイ200が形成されている。周辺
回路部202の具体例としては、Yゲート、センスアン
プ、入出力バッファ、Xアドレスデコーダ、Yアドレス
デコーダまたはアドレスバッファを挙げることができ
る。
【0044】メモリセルアレイ200は、行選択のため
の下部電極(ワード線)212と、列選択のための上部
電極(ビット線)216とが直交するように配列されて
いる。なお、信号電極は、上記の逆でもよく、下部電極
がビット線、上部電極がワード線でもよい。
【0045】そして、図5(B)に示すように、下部電
極212と上部電極216との間には強誘電体材料膜2
14が配置されている。従って、下部電極212と上部
電極216との交差領域において、キャパシタ部分を含
むメモリセルが構成されている。
【0046】そして、下部電極212、強誘電体材料膜
214および上部電極216を覆うように、絶縁層から
なる第1保護層218が形成されている。さらに、第2
配線層222を覆うように第1保護層218上に絶縁性
の第2保護層38が形成されている。
【0047】周辺回路部202は、図5(A)に示すよ
うに、前記メモリセルに対して選択的に情報の書き込み
もしくは読み出しを行うための各種回路を含み、例え
ば、下部電極212を選択的に制御するための第1駆動
回路224と、上部電極34を選択的に制御するための
第2駆動回路226と、センスアンプなどの信号検出回
路(図示せず)とを含む。
【0048】また、周辺回路部202は、図5(B)に
示すように、半導体基板240上に形成されたMOSト
ランジスタ230を含む。MOSトランジスタ230
は、ゲート絶縁層232,ゲート電極234およびソー
ス/ドレイン領域236を有する。各MOSトランジス
タ230は素子分離領域242によって分離されてい
る。MOSトランジスタ230が形成された半導体基板
240上には、第1層間絶縁層210が形成されてい
る。そして、周辺回路部202とメモリセルアレイ20
0とは、第1配線層222によって電気的に接続されて
いる。
【0049】次に、本実施の形態の強誘電体メモリ装置
における書き込み,読み出し動作の一例について述べ
る。
【0050】まず、読み出し動作においては、選択セル
のキャパシタに読み出し電圧「V0」が印加される。こ
れは、同時に‘0’の書き込み動作を兼ねている。この
とき、選択されたビット線を流れる電流またはビット線
をハイインピーダンスにしたときの電位をセンスアンプ
にて読み出す。このとき、非選択セルのキャパシタに
は、読み出し時のクロストークを防ぐため、所定の電圧
が印加される。
【0051】書き込み動作においては、‘1’の書き込
みの場合は、選択セルのキャパシタに「−V0」の電圧
が印加される。‘0’の書き込みの場合は、選択セルの
キャパシタに、該選択セルの分極を反転させない電圧が
印加され、読み出し動作時に書き込まれた‘0’状態を
保持する。このとき、非選択セルのキャパシタには、書
き込み時のクロストークを防ぐため、所定の電圧が印加
される。
【0052】以上の構成の強誘電体メモリ装置によれ
ば、メモリセルアレイ200の下には、周辺回路部が形
成されていない。このため、第1層間絶縁層210の下
の基体は平坦であるため、第1層間絶縁層210の堆積
時の膜厚を一定にし易い。第1層間絶縁層210の堆積
時の膜厚が一定であるほど、第1層間絶縁層210の平
坦化が容易となる。その結果、所定のパターンを有する
メモリセルアレイ200を容易に形成することができ
る。
【0053】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本
発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構
成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるい
は目的及び結果が同一の構成)を含む。また、本発明
は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置
き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説
明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目
的を達成することができる構成を含む。また、本発明
は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構
成を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)〜図1(C)は、本発明の第1の実
施の形態に係る強誘電体メモリの製造方法を示す図であ
る。
【図2】図2(A)〜図2(C)は、本発明の第1の実
施の形態に係る強誘電体メモリの製造方法を示す図であ
る。
【図3】図3(A)〜図3(C)は、本発明の第1の実
施の形態に係る強誘電体メモリの製造方法を示す図であ
る。
【図4】図4は、本発明の実施の形態に係る強誘電体メ
モリ装置を示す図である。
【図5】図5(A)及び図5(B)は、本発明の実施の
形態に係る強誘電体メモリ装置を示す図である。
【符号の説明】
12 下部電極材料膜 14 強誘電体材料膜 16 上部電極材料膜 18 レジスト 20 上部電極 22 強誘電体部 24 アンダーエッチング残膜 28 下部電極 30 絶縁膜 34 コンタクトホール 38 穴

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)下部電極材料膜上に形成された強
    誘電体材料膜を、前記下部電極材料膜が露出しないよう
    に、アンダーエッチングによってパターニングして、複
    数の強誘電体部と、アンダーエッチング残膜と、を形成
    し、 (b)前記アンダーエッチング残膜及び前記下部電極材
    料膜をエッチングによりパターニングすることを含み、 前記(b)工程で、2つ以上の前記強誘電体部を囲む領
    域を1つの非エッチング領域として、前記1つの非エッ
    チング領域に、前記下部電極材料膜から1つの下部電極
    を形成する強誘電体メモリの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の強誘電体メモリの製造方
    法において、 前記(a)工程で、前記強誘電体材料膜のエッチング対
    象領域を、平均値において、エッチング前の前記強誘電
    体材料膜の厚みの10%以下であって0%より大きい厚
    みになるようにアンダーエッチングする強誘電体メモリ
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の強誘電体メ
    モリの製造方法において、 前記(a)及び(b)工程後に、前記アンダーエッチン
    グ残膜を覆う絶縁膜を形成し、前記絶縁膜及び前記アン
    ダーエッチング残膜を貫通して前記下部電極が露出する
    コンタクトホールをエッチングによって形成することを
    さらに含む強誘電体メモリの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の強誘電体メモリの製造方
    法において、 前記コンタクトホールのうち少なくとも前記絶縁膜に形
    成された穴のテーパ角を80°以下に形成する強誘電体
    メモリの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の強誘電体メモリの製造方法において、 前記(a)及び(b)工程前に、前記強誘電体材料膜上
    に上部電極材料膜を形成し、前記上部電極材料膜上にマ
    スクを設けて、前記上部電極材料膜をエッチングするこ
    とをさらに含み、 前記マスクを使用して、前記強誘電体材料膜をアンダー
    エッチングする強誘電体メモリの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の強誘電体メモリの製造方法において、 前記強誘電体材料膜は、SBT膜である強誘電体メモリ
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    の方法により製造された強誘電体メモリ。
  8. 【請求項8】 下部電極と、 前記下部電極上に形成され、複数の強誘電体部と、前記
    強誘電体部よりも薄い薄膜部と、を一体的に有する強誘
    電体材料膜と、 それぞれの前記強誘電体部上に形成された上部電極と、 を有する強誘電体メモリ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の強誘電体メモリにおい
    て、 前記薄膜部の厚みは、平均値において、前記強誘電体部
    の厚みの10%以下であって0%より大きい強誘電体メ
    モリ。
  10. 【請求項10】 請求項8又は請求項9記載の強誘電体
    メモリにおいて、 前記薄膜部上に形成された絶縁膜を有し、 前記絶縁膜及び前記薄膜部には、前記下部電極に至るコ
    ンタクトホールが形成されてなる強誘電体メモリ。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の強誘電体メモリにお
    いて、 前記コンタクトホールのうち少なくとも前記絶縁膜に形
    成された穴のテーパ角は、80°以下である強誘電体メ
    モリ。
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