JP4141861B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、より詳しくは、キャパシタを有する半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電源を切っても情報を記憶することができる不揮発性メモリの1つとして、強誘電体を有するFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)が知られている。FeRAMは、強誘電体のヒステリシス特性を利用して情報を記憶する構造を有し、高速動作が可能で低消費電力であり、書き換え回数が多い不揮発性メモリとして今後の発展が見込まれる。
【0003】
図1(a),(b) は、FeRAMのメモリセルの回路図の例を示している。
【0004】
図1(a) は、1ビットの情報の記憶に2つのトランジスタT11,T12と2つのキャパシタC11,C12を用いる型式(以下、2T2C型という。)の回路図を示している。2T2C型のFeRAMメモリセルでは、1つのキャパシタに“1”又は“0”のデータを記憶し、もう一方のキャパシタに反対のデータを記憶するという相補的な動作をさせ、データの判定時には両方のキャパシタC11,C12の分極状態を読み出して、それらの分極の差分に基づいてデータの判定を行う。
【0005】
図1(b) は、1ビットの情報の記憶に1つのトランジスタT0 と1つのキャパシタC0 を用いる型式(以下、1T1C型という。)の回路図を示している。1T1C型のFeRAMメモリセルでは、1つのキャパシタC0 に“1”、“0”のいずれかのデータを記憶し、また、メモリセルに書き込まれた情報が“1”のデータかあるいは“0”かを判定するために、基準電圧を発生させるリファレンスキャパシタC1 を有している。リファレンスキャパシタC1 を構成する一方の電極はビット線BIT に接続される。データの判定は、キャパシタC0 の電位とリファレンスキャパシタC1 の電位の大小関係に基づいて行われる。
【0006】
1T1C型のメモリセルと2T2C型のメモリセルを比べると、キャパシタの数の少ない1T1C型の方がセル面積を減らすことが可能である。
【0007】
従来のメモリセルの構造の一例を次に説明する。
【0008】
図2は、2T2C型のメモリセルの平面図、図3は、そのI−I線断面図を示している。なお、図2では、半導体基板上の層間絶縁膜は省略されて描かれている。
【0009】
図2、図3において、半導体基板101 の表層には素子分離層102 に囲まれた活性領域(ウェル)103 が互いに間隔をおいて縦横に複数形成されている。各々の活性領域103 上には、Y方向に延びるワード線WLを兼ねた2つのゲート電極105 がゲート絶縁膜104 を介して形成されている。ワード線WLは、素子分離絶縁膜102 の上に延在されている。各活性領域103 においては、2つのゲート電極105 の両側の活性領域103 内に第1〜第3の不純物拡散領域107a,107b,107cが形成されている。
【0010】
一方のゲート電極105 とその両側の不純物拡散領域107a,107b は1つのMOSトランジスタT0 を構成し、さらに、他方のゲート電極105 とその両側の不純物拡散領域107b,107c は別のMOSトランジスタT0 を構成している。即ち、各々の活性領域103 には2つのトランジスタT0 が形成されている。
【0011】
トランジスタT0 と素子分離絶縁膜102 は絶縁性カバー膜108 により覆われ、また、絶縁性カバー膜108 上には第1層間絶縁膜109 が形成されている。
【0012】
第1層間絶縁膜109 の上であって素子分離絶縁膜102 の上方には、Y方向に延在するストライプ状のキャパシタ下部電極111 がX方向に間隔をおいて複数形成され、そのキャパシタ下部電極111 の上には、これとほぼ同じ形状の強誘電体膜112 が形成され、さらに、強誘電体膜112 の上には複数のキャパシタ上部電極113 がY方向に一列に形成されている。1つのキャパシタ上部電極113 とその下の強誘電体膜112 及びキャパシタ下部電極111 によって1つのキャパシタCが構成される。
【0013】
また、キャパシタCと第1層間絶縁膜109 の上には第2の層間絶縁膜114 が形成されている。そして、第1及び第2層間絶縁膜109,114 、絶縁性カバー膜108 のうち活性領域103 内の第1〜第3の不純物拡散領域107a,107b,107cの上には第1〜第3のコンタクトホール114a,114b,114cが形成されている。第1〜第3のコンタクトホール114a,114b,114c内には、それぞれ第1〜第3の導電性プラグ115a,115b,115cが形成されている。さらに、第2層間絶縁膜114 のうちキャパシタ上部電極113 の上には第4のコンタクトホール114dが形成され、その中には第4の導電性プラグ115dが形成されている。
【0014】
第2層間絶縁膜114 の上には、第1の導電性プラグ114aとこれに隣接する第4の導電性プラグ115dを接続するための第1の金属配線116aが形成されている。また、第2層間絶縁膜114 の上には、第3の導電性プラグ114cとこれに隣接する第4の導電性プラグ115dを接続するための第2の金属配線116cが形成されている。
【0015】
これにより、各キャパシタ下部電極111 の上方で一列に形成される複数のキャパシタ上部電極113 はそれぞれシリコン基板101 上のMOSトランジスタT0 に1対1で接続されることになる。
【0016】
第2層間絶縁膜114 のうち第2の導電性プラグ115bの上には、金属パッド116bが形成される。その金属パッド116bには、その上方に第3層間絶縁膜(不図示)を介して形成されるビット線117 が接続される。ビット線117 は、ワード線WL、キャパシタ下部電極111 のそれぞれに交差する方向に延在している。
【0017】
ところで、1T1C型のメモリセルでは、図2,図3に示したメモリセルを変形した構造も用いられ、さらに、下記の特許文献1に示されているようにメモリセル領域の他にリファレンスキャパシタを形成する領域が必要になる。
【0018】
【特許文献1】
特開2002―270788号公報(図8)
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図4(a) に示すように、キャパシタ下部電極111 の一端部には、周辺回路に電気的に接続するためのコンタクト領域120 が設けられている。そして、そのようなコンタクト領域120 に最も近いキャパシタは劣化しやすいので、ダミーキャパシタCd として用いられる。
【0020】
キャパシタの劣化の原因の一つとして、図4(a) のII−II線の断面である図4(b) に示すように、キャパシタ下部電極111 のコンタクト領域120 に最も近い上部電極113aの端部の膜厚がなだらかに減少することによりキャパシタ特性が不安定になることがあげられる。
【0021】
そのような劣化が生じ易いダミーキャパシタCd は、複数のキャパシタ下部電極111 の各々に形成されることになるので、メモリセル領域で実行的なキャパシタCの集積度を低下させる原因となる。
【0022】
本発明の目的は、メモリセル領域においてデータ記憶用のキャパシタの集積度を高くすることができる半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、半導体基板の上方に形成された第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜の上に第1の方向に両端を有するように第1の方向に延在するキャパシタ下部電極であって、前記第1の方向に交差する第2の方向に複数設けられたキャパシタ下部電極と、前記複数のキャパシタ下部電極の両端のうち一方の端側で前記第2の方向に延在し、前記複数のキャパシタ下部電極を前記一方の端で相互に接続する、コンタクト領域を有する導電性接続部と、前記キャパシタ下部電極上及び前記導電性接続部上に形成され、前記導電性接続部のコンタクト領域が露出する開口部を有する誘電体膜と、前記各キャパシタ下部電極上の誘電体膜の上にそれぞれ複数形成され、かつ前記第1の方向に間隔をおいて少なくとも一列に配列されたキャパシタ上部電極と、前記導電性接続部上の誘電体膜の上で、前記キャパシタ上部電極と同層に形成され、前記誘電体膜の開口部を含む開口部が設けられた上側の導電パターンであって、前記各キャパシタ下部電極上のキャパシタ上部電極についてそれぞれ、前記導電性接続部に最も近い前記キャパシタ上部電極に対して前記第1の方向における前記キャパシタ上部電極同士の間隔と実質的に同一の間隔をおいて前記第1の方向で隣接する上側の導電パターンとを有し、前記上側の導電パターンと前記導電性接続部のコンタクト領域とが前記上側の導電パターンの開口部及び前記誘電体膜の開口部を介して導電膜により接続されていることを特徴とする半導体装置が提供される。
【0024】
本発明の別の観点によれば、半導体基板の上方に第1絶縁膜を形成する工程と、前記第1絶縁膜の上に第1の導電膜、誘電体膜、第2の導電膜を順に形成する工程と、前記第2の導電膜上にレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜をパターニングすることにより、第1の方向に延在し、かつ前記第1の方向に交差する第2の方向に複数配置されたプレートライン領域のそれぞれにおいて、該第1の方向に間隔をおいて少なくとも1列に配列されるように、キャパシタ上部電極平面形状の複数の第1のレジストパターンを形成する工程と、前記レジスト膜をパターニングすることにより、前記プレートライン領域の第1の方向の両端のうち一方の端側に位置する接続領域において、該接続領域に最も近い前記第1のレジストパターンに対して前記第1のレジストパターン同士の間隔と実質的に同一の間隔をおいて第1の方向で隣接し、且つ前記接続領域内のコンタクト領域を含む領域に開口部を有する第2のレジストパターンを形成する工程と、前記第1及び第2のレジストパターンをマスクに使用して前記第2の導電膜をエッチングすることにより、前記第1のレジストパターンの下にキャパシタ上部電極を形成し、同時に、前記第2のレジストパターンの下に前記接続領域内のコンタクト領域を含む領域に開口部を有する上側の導電パターンを形成する工程と、前記第1及び第2のレジストパターンを除去する工程と、前記誘電体膜をパターニングすることにより、少なくとも前記キャパシタ上部電極の下と前記上側の導電パターンの下に前記誘電体膜を残すとともに、前記接続領域内の上側の導電パターンの開口部内に前記誘電体膜の開口部を形成して前記第1の導電膜を露出させる工程と、前記第1の導電膜をパターニングすることにより、各前記プレートライン領域の全領域にわたって一つのキャパシタ下部電極を形成するとともに、前記接続領域において、前記第2の方向に前記複数のキャパシタ下部電極にわたって延在して設けられ、前記複数のキャパシタ下部電極を相互に接続し、かつ前記上側の導電パターンの開口部及び前記誘電体膜の開口部内に、前記上側の導電パターンと導電膜を介して接続される前記コンタクト領域が露出する導電性接続部を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
【0025】
本発明によれば、キャパシタ下部電極となるプレートライン上に誘電体膜を介して形成されたキャパシタ上部電極と、プレートラインの一端に接続され且つコンタクト領域を有する導電性接続部と、導電性接続部上の誘電体膜の上においてコンタクト領域とプレートライン端との間の領域でキャパシタ上部電極と同層に形成された上側導電パターンとを有している。
【0026】
従って、プレートライン(キャパシタ下部電極)の一端に最も近く形成されるキャパシタ上部電極の一端には同層の上側導電パターンが近づいて形成されるので、そのキャパシタ上部電極はプレートライン及びその周辺で実質的に最端の導電パターンとなることはない。これにより、プレートラインの一端に最も近いキャパシタ上部電極の一端及び他端の膜厚分布は実質的に同じになって両端部の膜厚が緩やかに変化することはなく、そのキャパシタ上部電極を有するキャパシタの電気的特性が安定する。
【0027】
これは、マスクを用いて導電膜をエッチングして複数のキャパシタ上部電極と上側導電パターンとを同時に形成する際に、プレートライン領域の一端に最も近く形成されるキャパシタ上部電極へのエッチングガスの過剰な供給が抑制されるからである。しかも、キャパシタ上部電極形成用マスクとして用いられる第1のレジストパターンの近くには、上側導電パターン形成用マスクとして用いられる第2のレジストパターンが存在するので、第1のレジストパターンを形成するための露光時に露光の近接効果が得られることになる。この結果、第1のレジストパターンのうち第2のレジストパターンに近い部分の露光が安定する。
【0028】
以上により、プレートライン上の一端に最も近いキャパシタ上部電極を実動作用キャパシタとして構成させることができ、プレートライン領域に形成される実動作用キャパシタの集積度を高くすることができる。
【0029】
また、キャパシタ上部電極に隣接する上側導電パターンは、2以上のプレートライン同士を接続し、且つ配線とプレートラインとを電気的に接続するための導電性接続部の上に形成され、さらに、導電性接続部のうち配線コンタクト領域以外の領域の上方に上側導電パターンが形成されている。従って、上側導電パターンが、プレートライン上のキャパシタの集積度向上に支障をきたすことはない。
【0030】
ところで、メモリセル領域のキャパシタ上に絶縁膜を形成する際に、絶縁膜の成長に使用される還元性ガス等のキャパシタ側方への供給が上側導電パターンにより邪魔され、これによりキャパシタの特性の劣化が抑制される。特に、上側導電パターンの幅をキャパシタ上部電極の幅よりも広く形成すると、その抑制効果は大きい。
【0031】
また、キャパシタ上部電極を構成する導電膜、又はキャパシタ誘電体膜、又はキャパシタを覆う絶縁膜をエッチングして導電性接続部のコンタクト領域を露出する工程において、劣化ガスがコンタクト領域を通してキャパシタ上部電極へ侵入することが上側導電パターンによって妨げられる。これにより、実動作用キャパシタの劣化は防止される。
【0032】
さらに、2以上のプレートラインを繋げる導電性接続部のコンタクト領域に接続される配線は、導電性接続部の上方を通るように配置されるので、キャパシタ上部電極への配線の接続に影響を及ぼすこともない。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0034】
図5〜図8は、本発明の実施形態に係る半導体装置における1T1C型メモリセルの形成工程を示す平面図、図9〜図11は、本発明の実施形態に係る半導体装置における1T1C型メモリセルの形成工程を示す第1の断面図、図12は、本発明の実施形態に係る半導体装置のリファレンスキャパシタの上部電極を示す断面図、図13は、本発明の実施形態に係る半導体装置の形成工程を示す第2の断面図、図14は、本発明の実施形態に係る半導体装置の形成工程を示す第3の断面図である。
【0035】
なお、図9〜図11は図5(a) のIII-III 線から見た工程の断面図であり、図13は、図5(a) のIV−IV線から見た部分を拡大した工程の断面図であり、図14は、図5(a) のV−V線から見た部分を拡大した工程の断面図である。
【0036】
次に、図5(a) 、図9(a) 、図13(a) 及び図14(a) に示す構造を形成するまでの工程を説明する。
【0037】
まず、p型シリコン(半導体)基板1の表面にLOCOS(Local Oxidation of Silicon) 法によって素子分離絶縁膜2を形成する。素子分離絶縁膜2は、シリコン基板1の複数の活性領域(トランジスタ形成領域)3を囲む領域に形成される。
【0038】
活性領域3の平面形状は略長方形であり、その長辺方向が後述するワード線に直交する方向となるように配置される。また、活性領域3は、複数のプレートライン領域Aのそれぞれの両側で、プレートライン領域Aの長手方向、即ち図中Y方向(縦方向)に間隔をおいて複数配置されている。なお、複数の活性領域3が形成される領域を挟むプレートライン領域A同士の間隔は約2〜3μmである。
【0039】
続いて、シリコン基板1の表面を熱酸化することにより、図13(a) に示すゲート絶縁膜4となるシリコン酸化膜を活性領域3の上に形成する。
【0040】
次に、素子分離絶縁膜2及びゲート絶縁膜4の上に非晶質又は多結晶のシリコン膜を形成し、さらに、シリコン膜上にタングステンシリサイド膜を形成する。そして、シリコン膜及びタングステンシリコン膜をフォトリソグラフィー法によりパターニングして活性領域3の上方にゲート電極5a,5bを形成する。各活性領域3上には2つのゲート電極5a,5bがほぼ平行に間隔をおいて形成され、これらのゲート電極5a,5bは素子分離絶縁膜2の上に延在してワード線WLとなる。ワード線WLは、プレートライン領域Aの長手方向と交差する方向に延在して形成される。
【0041】
次に、活性領域3のうちゲート電極5a,5bの両側にn型不純物をイオン注入して、n型MOSトランジスタT1 ,T2 のソース/ドレインとなる第1〜第3のn型不純物拡散領域7a,7b,7cを形成する。活性領域3の中央に位置する第2のn型不純物拡散領域7bはビット線に電気的に接続され、また、活性領域3の両端側に位置する第1、第3のn型不純物拡散領域7a、7cは後述するキャパシタの上部電極に電気的に接続される。
【0042】
その後に、シリコン基板1、素子分離絶縁膜2及びゲート電極5a,5bの上に絶縁膜を形成する。そして、絶縁膜をエッチバックすることにより、図13(a) に示すゲート電極5a〜5cの側面に側壁絶縁膜6として残す。その絶縁膜として、例えばCVD法により酸化シリコン(SiO2)が形成される。
【0043】
続いて、活性領域3上のゲート電極5a,5b及び側壁絶縁膜6をマスクに使用して、活性領域3に再びn型不純物イオンを注入することによりn型不純物拡散領域7a〜7cをLDD構造にする。
【0044】
これにより、第1及び第2のn型不純物拡散領域7a,7bとゲート電極5aを有する第1のnMOSトランジスタT1 の形成と、第2及び第3のn型不純物拡散領域7b,7cとゲート電極5bを有する第2のnMOSトランジスタT2 とが形成される。MOSトランジスタT1 ,T2 は、後述するキャパシタとビット線を電気的に接続又は非接続に切り換えるスイッチング能動素子である。
【0045】
この後に、nMOSトランジスタT1 ,T2 を覆う絶縁性のカバー膜10をシリコン基板1上にプラズマCVD法により形成する。カバー膜10として例えば酸窒化シリコン(SiON)膜を形成する。
【0046】
次に、TEOSを用いるプラズマCVD法により酸化シリコン膜をカバー膜10の上に約1.0μmの厚さに形成し、この酸化シリコン膜を第1層間絶縁膜11として使用する。
【0047】
続いて、第1層間絶縁膜11の緻密化処理として、常圧の窒素雰囲気中で第1層間絶縁膜11を約700℃の温度で30分間熱処理する。その後に、第1層間絶縁膜11の上面を化学機械研磨(CMP;Chemical Mechanical polishing)法により平坦化する。
【0048】
なお、図5(a) では、素子分離絶縁膜2より上に形成される絶縁膜は省略して描かれている。
【0049】
次に、図5(b) 、図9(b) に示す構造を形成するまでの工程を説明する。
【0050】
まず、第1層間絶縁膜11上に、第1の導電膜12としてチタン(Ti)膜とプラチナ(Pt)膜を順に形成する。Ti膜とPt膜はDCスパッタ法により形成され、Ti膜の厚さを10〜30nm程度、Pt膜の厚さを100〜300nm程度とする。なお、第1の導電膜12として、イリジウム、ルテニウム、酸化ルテニウム、酸化イリジウム等のような貴金属と貴金属酸化物の少なくとも一方を含む導電膜を形成してもよい。
【0051】
続いて、強誘電体膜13として厚さ100〜300nmのチタン酸ジルコン酸鉛(PZT; Pb(Zr1-xTix )O3 )膜をRFスパッタ法により第1の導電膜14上に形成する。強誘電体層13の形成方法は、その他に、MOD(metal organic deposition)法、MOCVD( 有機金属CVD)法、ゾル・ゲル法などがある。また、強誘電体層15の材料としては、PZT以外に、PLCSZT、PLZTのような他のPZT系材料や、SrBi2Ta2O9(SBT、Y1)、SrBi2(Ta,Nb)2O9 (SBTN、YZ)等のBi層状構造化合物、その他の金属酸化物強誘電体を採用してもよい。
【0052】
さらに、強誘電体膜13を構成するPZT膜の結晶化処理として、酸素雰囲気中で温度650〜850℃、30〜120秒間の条件でRTA(Rapid Thermal Annealing) を行う。例えば、温度700℃で60秒間アニールする。
【0053】
続いて、強誘電体膜13の上に第2の導電膜14として酸化イリジウム(IrO2)膜をスパッタ法により100〜300nmの厚さに形成する。なお、第2の導電膜14として、プラチナもしくは酸化ルテニウムストロンチウム(SRO)を用いてもよい。
【0054】
その後に、第2の導電膜14の上にレジスト15を塗布する。
【0055】
次に、図6(a) 、図10(a) に示すように、レジスト15を露光、現像することにより第1の上部電極用レジストパターン15a、第2の上部電極用レジストパターン15b及びダミー用レジストパターン15cを形成する。
【0056】
第1の上部電極用レジストパターン15aは、情報を記憶するためのメモリセルキャパシタの上部電極の平面形状を有し、複数のプレートライン領域A内でそれぞれ2列で間隔をおいてY方向に複数形成される。
【0057】
また、第2の上部電極用レジストパターン15bは、リファレンスキャパシタの上部電極の平面形状を有し、各プレートライン領域A内の一端寄りの領域であって、第1の上部電極用レジストパターン15aの各列の最後尾に第1の上部電極用レジストパターン15aから間隔をおいて形成されている。
【0058】
ダミー用レジストパターン15cは、図5(a) に示す複数のプレートライン領域Aの一端同士を接続する接続領域B内において、第2の上部電極用レジストパターン15bにY方向で近い側の部分に形成される。その接続領域(連結領域)Bは、プレートライン領域Aの長手方向に交差するX方向(横方向)にストライプ状に延在している。また、ダミー用レジストパターン15cは、Y方向に隣接する2つの接続領域B同士の一部を接続する橋渡領域Dまで広がっている。Y方向に繋がる2つの接続領域Bと橋渡領域Dを合わせた長さは約5μmである。
【0059】
第1、第2の上部電極用レジストパターン15a,15b、ダミー用レジストパターン15cがそれぞれ隣り合うパターンの間隔は0.1〜0.4μm程度となっている。即ち、第1、第2の上部電極用レジストパターン15a,15b同士の間隔は、第2の上部電極用レジストパターン15bとダミー用レジストパターン15cの間隔と実質的に同じとなる。
【0060】
また、接続領域Bのうち第2の上部電極用レジストパターン15bからY方向に遠い側の領域には、ダミー用レジストパターン15cに囲まれるコンタクト領域Cが存在している。
【0061】
次に、第1の上部電極用レジストパターン15a、第2の上部電極用レジストパターン15b及びダミー用レジストパターン15cをマスクに用いて第2の導電膜14をエッチングする。
【0062】
そのエッチングは、例えば誘導結合型プラズマエッチング装置を用いて行われる。そのエッチング条件として、塩素(Cl2) ガスを20ml/min. 、アルゴン(Ar)ガスを30ml/min. でエッチング雰囲気内に導入するとともに、エッチング雰囲気の真空度を0.7Paとし、さらに、エッチング雰囲気内でシリコン基板1が載置されるウェハステージ温度を25℃、ソースパワーを1400W、バイアスパワーを800Wとする。なお、ソースパワーは、誘導結合型プラズマエッチング装置のアンテナコイルに印加する13.56MHz の高周波電源のパワーである。また、バイアスパワーは、ウェハステージに印加する400KHz の高周波電源のパワーである。
【0063】
これによりパターニングされた第2の導電膜14は、図6(b) 、図10(b) に示すように、第1の上部電極用レジストパターン15aの下に第1の上部電極14aとして残され、第2の上部電極用レジストパターン15bの下に第2の上部電極14bとして残され、さらに、ダミー用レジストパターン15cの下にダミー導電パターン14cとして残される。第1の上部電極14a、第2の上部電極14b及びダミー導電パターン14cは互いに離れている。
【0064】
第1の上部電極14aは、X方向の幅が1.2μm程度、Y方向の長さが1.8μm程度の広さを有している。また、第2の上部電極14bは、X方向の幅が1.2μm程度、Y方向の長さが2.7μm程度の広さを有している。
【0065】
ダミー導電パターン14cは、2つの接続領域Bのコンタクト領域Cに開口14dを有し、接続領域B間の橋渡領域Dに橋渡部14eを有している。
【0066】
なお、図6(b) 、図10(b) は、第1の上部電極用レジストパターン15a、第2の上部電極用レジストパターン15b及びダミー用レジストパターン15cが除去された後の状態を示している。
【0067】
以上の条件で形成された第2の上部電極14bのY方向の両端部は、図12の断面図に示すように中心からみてほぼ対称な形状となり、一方の端部の膜厚分布が他方の端部の膜厚分布とほぼ同じになって、一方の膜厚が緩やかに変化することはない。
【0068】
次に、図7(a) 、図11(a) に示すように、レジストパターン(不図示)を用いて強誘電体膜13をエッチングすることにより、プレートライン領域Aと接続領域Bと橋渡領域Dに一体的に残す。これにより、強誘電体膜13は、第1の上部電極14a、第2の上部電極14b及びダミー導電パターン14cの各々の下とそれらの間の領域で連続したパターンとなる。同時に、ダミー導電パターン14cの開口14dの一部領域において強誘電体膜13はエッチングされて、コンタクト領域Cで第1の導電膜12の一部を露出する開口13dが形成される。
【0069】
なお、強誘電体膜13のエッチング条件は、例えば第2の導電膜14のエッチング条件と同一にする。
【0070】
続いて、図7(b) 、図11(b) に示すように、レジストパターン(不図示)を用いて第1の導電膜12をエッチングすることにより、第1の導電膜12をプレートライン領域Aと接続領域Bと橋渡領域Dに連続して残す。
【0071】
これにより、プレートライン領域Aのそれぞれに残された第1の導電膜12はX方向の幅が2.6μm程度のプレートライン12aとなり、キャパシタの下部電極として機能する。また、接続領域Bに残された第1の導電膜12は、X方向で複数のプレートライン12aの一端を繋げる導電性のプレートライン接続部12bとなる。プレートライン接続部12bは、強誘電体膜13の開口13dから露出するコンタクト領域の周囲に形成され、また、橋渡領域D内に橋渡部12dを有している。なお、第1の導電膜12エッチング条件は、例えば第2の導電膜14のエッチング条件と同一に設定される。
【0072】
以上により形成された第1の上部電極14aの1つとその下の強誘電体膜13及びプレートライン12aによって1つのメモリセル用のキャパシタQが構成される。即ち、プレートライン領域Aでは、第1の上部電極12aの数だけメモリセル用のキャパシタQが存在することになる。
【0073】
また、プレートライン12aの一端に最も近い第2の上部電極14bとその下の強誘電体膜13及びプレートライン12aによって、リファレンスキャパシタQr が構成される。
【0074】
次に、図8、図11(c) 、図13(b) 、図14(b) に示す構造を形成するまでの工程を説明する。
【0075】
プレートライン12a、プレートライン接続部12b、強誘電体膜13、上部電極14a,14b及び第1層間絶縁膜11の上にキャパシタ保護絶縁膜17として例えばアルミナを20nm程度の厚さに形成する。なお、アルミナの代わりに、PZT、窒化シリコン膜、窒化酸化シリコン膜、その他の還元防止絶縁膜を形成してもよい。
【0076】
さらに、キャパシタ保護絶縁膜17の上に第2層間絶縁膜18として酸化シリコン膜を約1μmの厚さに形成する。この酸化シリコン膜は、TEOS、ヘリウム及び酸素の混合ガスを用いてCVD法により形成される。
【0077】
続いて、第2層間絶縁膜18の上面をCMP法により平坦化する。この例では、平坦化後の第2層間絶縁膜18の残り膜厚は、キャパシタQの上でキャパシタ保護絶縁膜17の膜厚と合わせて約300nmとされる。
【0078】
その後に、第2層間絶縁膜18、キャパシタ保護絶縁膜17、第1層間絶縁膜11及びカバー膜10をリソグラフィー及びエッチングを用いてパターニングすることにより、第1、第3のn型不純物拡散領域7a,7cの上にそれぞれ第1コンタクトホール18aを形成すると同時に、第2のn型不純物拡散領域7bの上に第2コンタクトホール18bを形成する。
【0079】
さらに、第2層間絶縁膜18上と第1コンタクトホール18a内と第2コンタクトホール18b内に厚さ20nmのチタン(Ti)膜と厚さ50nmの窒化チタン(TiN )膜をスパッタにより順に形成し、さらにTiN 膜の上にタングステン(W)膜をCVD法により形成する。W膜は、キャパシタコンタクトホール18a内とビット線コンタクトホール18b内を完全に埋め込む厚さに形成される。
【0080】
続いて、Ti膜、TiN 膜及びW膜をCMP法により研磨して第2層間絶縁膜18の上面上から除去する。これにより、第1コンタクトホール18a内に残されたTi膜、TiN 膜及びW膜は、キャパシタQ又はリファレンスキャパシタQr に電気的に接続される第1の導電性プラグ19aとして使用され、また、第2コンタクトホール18b内に残されたTi膜、TiN 膜及びW膜はビット線に電気的に接続される第2の導電性プラグ19bとして使用される。
【0081】
その後に、第2層間絶縁膜18の上と第1、第2導電プラグ19a,19bの上に、酸化防止膜(不図示)としてSiON膜を形成する。続いて、酸化防止膜、第2層間絶縁膜18及びキャパシタ保護絶縁膜17をパターニングすることにより、第1の上部電極14aと第2の上部電極14bの上にそれぞれ上部電極コンタクト用のホール18c,18dを形成する。これと同時に、強誘電体膜13及びダミー導電パターン14cの開口13d,14dを通る下部電極引出用のホール18eを第2層間絶縁膜18に形成するとともに、ダミー導電パターン14c上にダミーパターン引出用のホール18fを第2層間絶縁膜18に形成する。
【0082】
その後に、各ホール18c,18d,18e,18fの形成によりダメージを受けたキャパシタQ,Qr の膜質をアニールによって回復させる。そのアニールは、例えば酸素雰囲気中で基板温度550℃として60分間行われる。
【0083】
酸化防止膜をエッチバックにより除去した後に、第2層間絶縁膜18上と第1、第2の導電性プラグ19a,19b上とホール18c,18d,18e,18f内に、金属膜を形成した後に、金属膜をフォトリソグラフィー法によりパターニングする。金属膜として膜厚150nmのTiN 膜、膜厚5nmのTi膜、膜厚500nmのAl-Cu 膜、膜厚50nmのTiN 膜及び膜厚20nmのTi膜を順に形成してなる多層構造導電膜をスパッタ法により形成する。
【0084】
そして、金属膜をパターニングすることにより、第1の上部電極14aとその横方向の第1の導電性プラグ19aをホール18cを通して電気的に1対1で接続する第1の配線20を形成するとともに、第2の上部電極14bとその横方向の別の第1の導電性プラグ19aをホール18dを通して電気的に1対1で接続する第2の配線21を形成する。また、金属膜のパターニングにより、第2の導電性プラグ19bの上に島状の導電性パッド22を形成する。
【0085】
また、金属膜のパターニングにより、プレートライン接続部12cの上方でX方向に延在するデータ配線23を形成する。データ配線23は、Y方向の幅が0.8μm程度であって、図15に示すように、下部電極引出用のホール18e内とダミーパターン引出用のホール18f内を通してプレートライン12bとダミー導電パターン12cに電気的に接続され、且つ周辺回路(不図示)に接続される。
【0086】
これにより、第1のn型不純物拡散領域7aは、配線20と第1の導電性プラグ19aを介してメモリセル用のキャパシタQの上部電極14aに電気的に接続される。また、プレートライン領域Aの端部に近い第3のn型不純物拡散領域7cは、第2の配線21と第1の導電性プラグ19aを介してリファレンスキャパシタQr の上部電極14bに電気的に接続される。その他の第3のn型不純物拡散領域7cは、別の配線20と別の第1の導電性プラグ19aを介して別のメモリセル用のキャパシタQの上部電極14aに電気的に接続される。
【0087】
プレートライン接続部12bとダミー導電パターン14cは、データ配線23を介して電気的に接続されて同電位となっている。従って、データ配線23の接続によって、プレートライン接続部12bとダミー導電パターン14cとこれらの間の強誘電体膜13に起因するキャパシタの発生が妨げられる。
【0088】
その後に、図示しないが、第1の配線20、第2の配線21、導電性パッド22、データ配線23等を覆う第3層間絶縁膜(不図示)が形成され、さらに第3の層間絶縁膜の上に導電性パッド22に接続されるビット線、およびその他の配線(不図示)が形成されるが、その詳細は省略する。
【0089】
上記した実施形態において、第2の導電膜14上で第2の上部電極用レジストパターン15bとダミー用レジストパターン15cとの間隔は、第1、第2の上部電極用レジストパターン15a,15b同士の間隔と実質的に同じにされている。即ち、第2の上部電極用レジストパターン15bの量端側の周囲ではパターン密度が高くなっている。従って、第2の上部電極用レジストパターン15bをマスクに使用して第2の導電膜14をエッチングして形成された第2の上部電極14bの両端部はほぼ対称形となって膜厚分布は実質的に同じになり、一端の膜厚の方が緩やかに変化することはなくなる。
【0090】
従って、プレートライン領域A内にダミーキャパシタを形成する必要がなくなり、プレートライン領域Aの面積を狭くすることができるので、プレートライン領域Aで実効的なキャパシタQ、Qr の集積度が高くなる。
【0091】
また、プレートライン領域A内に複数の上部電極14a,14bを形成すると同時にプレートライン領域Aに繋がる接続領域B内にダミー導電パターン14cが形成されている。接続領域Bは、その上を複数本のデータ配線23が通る領域であり、且つデータ配線23とプレートライン12aを電気的に接続する領域であって、キャパシタが形成されない領域である。従って、接続領域Bにダミー導電パターン14cを形成してもメモリセル領域のキャパシタの集積度に影響を与えることはない。
【0092】
従って、プレートライン接続部12b上のダミー導電パターン14cのY方向の幅は、データ配線23のY方向の幅と同じかそれ以下であることが好ましい。
【0093】
また、ダミー導電パターン14cは、その下の強誘電体膜13とプレートライン接続部12cとによってキャパシタを構成しないので、メモリセルの動作に悪影響を与えることはない。
【0094】
ところで、図6(a) に示したダミー用レジストパターン15cを形成せずに、第1,第2の上部電極用レジストパターン15a,15bだけをマスクに用いて第2の導電膜14をエッチングし、その後に、強誘電体膜13及び第1の導電膜12をパターニングすると、図16(a) に示すような平面形状となる。この場合、第2の上部電極用レジストパターン15bの下に形成される第2の上部電極14bの両端部は図16(b) に示すように対称にならない。これにより、第2の上部電極14bの一端の膜厚は広い範囲で緩やかに変化する一方、その他端の膜厚は狭い範囲で急峻に変化する。この結果、第2の上部電極14bの一端の膜厚の不安定領域が広くなってキャパシタ特性が不安定となる。
【0095】
図16(b) のように第2の上部電極14bのパターン形状が崩れるのは次のような理由によると考えられる。
【0096】
第1の理由は、プレートライン領域Aの一端では、その周辺の広い領域に上部電極14a,14bと同層のパターンが存在しないので、接続領域Bの上のパターン密度は疎の状態となる。これにより、プレートライン領域Aの一端ではレジスト15の露光時の近接効果が得られないために第2の上部電極用レジストパターン15bの一端側の露光量が多くなる。この結果、レジスト15の現像により形成される第2の上部電極用レジストパターン15bの形状が局部的に崩れてしまうということである。
【0097】
第2の理由は、プレートライン領域A端の周辺の広い接続領域Bに上部電極14a,14bと同層のパターンが形成されない場合に、第2の上部電極14bの一端へのエッチングガスの供給量が多くなって、第2の上部電極14bの端部が侵食されることである。
【0098】
これらの理由により、プレートライン領域Aのうち連結領域B近傍では、正常なパターン形成に不利になる。
【0099】
これに対して、図6(a) に示したダミー用レジストパターン15cをプレートライン領域Aの近傍に配置した状態で形成された第2の上部電極用レジストパターン及び第2の上部電極14bは、それらの両端で損傷を受けにくくなる。この結果、図12に示したように第2の上部電極14bの両端では膜厚が急峻に変化して、膜厚が変動し易い不安定領域は許容誤差の範囲となる。
【0100】
また、第2の上部電極14bのパターンの正常化のために形成されるダミー導電パターン14cは、X方向に並ぶ複数のプレートライン領域A端同士の間に沿っても形成され、X方向の幅が第2の上部電極用レジストパターン15bよりも広くなっているので、上部電極14a,14b形成の後の工程で使用される還元性ガスがリファレンスキャパシタQr の側方から侵入することがダミー導電パターン14cによって抑制される。これにより、リファレンスキャパシタQr の電気的特性の劣化が抑制される。
【0101】
さらに、第2層間絶縁膜18の一部をエッチングすることにより、プレートライン接続部12bのコンタクト領域の上に下部電極引出用のホール18eを形成する際に、エッチングガスがリファレンスキャパシタQr に侵入することがダミー導電パターン14によって妨げられる。これにより、劣化ガスによるリファレンスキャパシタQr の電気的特性が損なわれにくくなる。
【0102】
ところで、第2層間絶縁膜18のうちダミー導電パターン14cの上にホール18eを形成しない構造を採用すると、その近傍のリファレンスキャパシタQr の電気特性が劣化することが実験により明らかになった。これに対して、上記したように、第2層間絶縁膜18のうちダミー導電パターン14cの上にホール18eを形成し、そのホール18eを通してデータ配線23をダミー導電パターン14eに接続する工程を採用したところ、ダミー導電パターン14cの下だけでなくその周囲の強誘電体膜13の膜質の劣化が抑制されてリファレンスキャパシタQr の劣化が防止されることが実験により明らかになった。なお、リファレンスキャパシタQr 上のホール18fとダミー導電パターン14c上のホール18eの距離が8μmよりも長くなるとリファレンスキャパシタQr の劣化防止機能が低下することが実験により明らかになった。
【0103】
次に、プレートライン12a、プレートライン接続部12b、データ配線23の配置と、データの記憶領域の配置について説明する。
【0104】
図8に示した2つのプレートライン接続部12bは橋渡部12dを介して接続され、それぞれのプレートライン接続部12bには逆向きに複数のプレートライン12aが繋がって形成されている。そして、図17に示すように、それらのプレートライン接続部12bの一方には3つのプレートライン12aが間隔をおいて形成され、さらに他方には3つのプレートライン12aが間隔をおいて形成されている。そして、橋渡部12dを介して接続された2つのプレートライン接続部12bと6つのプレートライン12aによって1つのデータブロックが構成される。6つのプレートライン12aは、2つのプレートライン接続部12bの間を通る仮想軸を中心に対称に3つずつ配置されている。
【0105】
図17においては、第1〜第4のデータブロック31a〜31dがX方向に間隔をおいて形成されている。第1〜第4のデータブロック31a〜31d内の24のプレートライン12aはそれぞれ間隔をおいてほぼ平行に配置されている。また、第1〜第4のデータブロック31a〜31dのそれぞれのプレートライン接続部12bの長手方向は、ほぼ同一直線上になっている。さらに、第1〜第4のデータブロック31a〜31dは互いに隙間を介して離されている。
【0106】
第1〜第4のデータブロック31a〜31dのうち、第1のデータブロック31aはデータ“00”の記憶領域であり、第2のデータブロック31bはデータ“01”の記憶領域であり、第3のデータブロック31cはデータ“10”の記憶領域であり、第4のデータブロック31dはデータ“11”の記憶領域である。
【0107】
第1のデータブロックと第2のデータブロック31a,31bでは、図15に示した第2層間絶縁膜18のホール18fと強誘電体膜13の開口13dとを通して一方側のプレートライン接続部12bのコンタクト領域Cにデータ配線23が接続されているが、他方側のプレートライン接続部12bのコンタクト領域Cは強誘電体膜13及び第2層間絶縁膜18に覆われている。
【0108】
また、第3のデータブロックと第4のデータブロックでは、一方側のプレートライン接続部12bのコンタクト領域Cは強誘電体膜13及び第2層間絶縁膜18に覆われているが、他方側の連結パターン12bのコンタクト領域Cは図15に示した第2層間絶縁膜18のホール18fと強誘電体膜13の開口13dとを通してデータ配線23が接続される。
【0109】
次に、第1〜第4のデータ配線23a〜3dと第1〜第4のデータブロックとの接続について説明する。
【0110】
例えば、“00”のデータ信号を伝達するための第1のデータ配線23aは、第2〜第4のデータブロック31b〜31dにおいて一方側のプレートライン接続部12b上のダミー導電パターン14cの上方をX方向に直線状に通り、第1のデータブロック31aと第2のデータブロック31bの境界又はその近傍で屈曲し、さらに第1のデータブロック31a内で第2層間絶縁膜18のホール18fを通して一方側のプレートライン接続部14bに接続されている。第1のデータ配線23aを屈曲させたのは、第2のデータブロック31bのコンタクト領域を迂回させるためである。
【0111】
また、“01”のデータ信号を伝達するための第2のデータ配線23bは、第3、第4のデータブロック31c,31dにおいて、一方側のプレートライン接続部12b上のダミー導電パターン14cの開口14dの上方を通過して第2のデータブロック31b内に至る直線状に形成されている。そして、第2のデータ配線23bは、第2のデータブロック31b内で第2層間絶縁膜18のホール18fを通して一方側のプレートライン接続部12bに接続される。第2のデータ配線23bは、第1のデータブロック31aには形成されず、また、第1のデータ配線23aに間隔をおいて平行になっている。
【0112】
“11”のデータ信号を伝達するための第3のデータ配線23cは、第4のデータブロック31d内の第2層間絶縁膜18のホール18fを通して他方側のプレートライン接続部14bに接続されている。第3のデータ配線23cは、第1〜第3のデータブロック31a〜31cには形成されていない。
【0113】
“10”のデータ信号を伝達するための第4のデータ配線23dは、第4のデータブロック31dにおいて他方側のプレートライン接続部12b上のダミー導電パターンの上方を通って第3のデータブロック31cと第4のデータブロック31dの境界又はその近傍で屈曲して第3のデータブロック31cに至り、さらに、第3のデータブロック31cでは第2層間絶縁膜18のホール18fを通して他方側のプレートライン接続部12bに接続されている。
【0114】
なお、第1のデータ配線23aは、第1のデータブロック31aにおいて第2層間絶縁膜18のホール18eを通してダミー導電パターン14cに接続されている。同様にして、第2のデータ配線23bは第2のデータブロック31bのダミー導電パターン14cに接続され、第3のデータ配線23cは第4のデータブロック31dのダミー導電パターン14cに接続され、第4のデータ配線23dは第3のデータブロック31cのダミー導電パターン14cに接続されている。
【0115】
以上のように、リファレンスキャパシタQr の上部電極14bと第2層間絶縁膜18のホール18fの間の領域にダミー導電パターン14cを形成しているので、第1、第4のデータ配線23a,23dには一部のコンタクト領域を迂回する屈曲部を必要とするが、第1〜第4のデータ配線23a〜3dの互いの配置の順序はダミー導電パターン14cを形成しない構造と同じにすることができる。
【0116】
ダミー導電パターン14cを有しない第1〜第4のデータブロック31a〜31dの構造は例えば図18に示すようになる。
【0117】
図18において、第1〜第4のデータブロック31a〜31dのX方向の配置順を図17と逆にするとともに、第1〜第4のデータ配線23a〜23dの順序も逆にし、さらに第1〜第4のデータ配線23a〜23dを互いに平行で且つ直線状に形成している。そして、第4のデータ配線23dは第2のデータブロック31b内のプレートライン接続部12bに接続され、第3のデータ配線23cは第4のデータブロック31d内のプレートライン接続部12bに接続され、第2のデータ配線23bは第2のデータブロック31b内のプレートライン接続部12bに接続され、さらに、第1のデータ配線23aは第1のデータブロック31a内のプレートライン接続部12aに接続されている。つまり、ダミー導電パターン14cが存在しないので第1、第3のデータ配線23a,23cを屈折させる必要はない。
【0118】
なお、図18に示すリファレンスキャパシタ14bは、上記したように、プレートライン接続部12bの近傍での膜厚が不安定になるので、図19に示すように、プレートライン12bの上で、リファレンスキャパシタ14bに隣接してダミーキャパシタQd を形成する必要がある。しかし、そのダミーキャパシタQd は、メモリセル領域における実動作キャパシタQ,Qr の集積度を低下させる。
【0119】
ところで、図20に示すように、プレートライン12aのうちプレートライン接続部12bに接続されない側の端部は、別のプレートライン12aの端部に0.3μm程度の間隔をおいて突き合わせているので、その端部に最も近いキャパシタQの上部電極14aの膜厚の不安定領域は許容範囲内である。
【0120】
上記したメモリセルは1T1C型の構造を示しているが、2T2C型の構造にも適用できる。即ち、図21に示すように、プレートライン12aとプレートライン接続部12b及びその上の構造については、2T2C型のメモリセルではプレートライン12a上にリファレンスキャパシタQr が形成されないだけであり、その他の構造及び形成工程は上記した1T1C型のメモリセルと同じ構造及び形成工程を採用してもよい。これにより、プレートライン12a上にダミーキャパシタを形成する必要がなくなってメモリセル領域の実行的な素子の集積度を高くすることができる。なお、図21において、図5〜図20と同じ符号は同じ要素を示している。
【0121】
図22は、上記した第1〜第4のデータブロック31a〜31dが集合する領域の両側にダミーキャパシタを形成した平面図を示している。
【0122】
図22において、第1〜第4のデータブロック31a〜31dが集合する領域の横方向の両側にダミープレートライン12fがプレートライン12aに対して間隔をおいて平行に形成されている。ダミープレートライン12fは、2つのプレートライン接続部12bを接続する橋渡部12dの上を通る配線24に電気的に接続されている。
(付記1)半導体基板の上方に形成された第1絶縁膜と、
前記第1絶縁膜の上に縦方向に延在して形成され、且つコンタクト領域を有する導電性接続部を介して互いの一端が横方向に接続される2以上のキャパシタ下部電極と、
前記導電性接続部上において前記コンタクト領域と前記キャパシタ下部電極の間の領域に形成され且つ前記キャパシタ下部電極の上に形成された誘電体膜と、前記キャパシタ下部電極上の前記誘電体膜の上に形成され、且つ前記縦方向に少なくとも一列に形成されたキャパシタ上部電極と、
前記導電性接続部上の前記誘電体膜の上で前記キャパシタ上部電極と同層に形成され、且つ前記導電性接続部に最も近い前記キャパシタ上部電極から間隔をおいて形成された上側の導電パターンと
を有することを特徴とする半導体装置。
(付記2)前記導電性接続部に最も近く配置された前記キャパシタ上部電極と前記上側の導電パターンとの間隔は、前記キャパシタ下部電極上の複数の前記キャパシタ上部電極同士の間隔と実質的に同一であることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)前記上側の導電パターンは、前記横方向に延在して2以上の前記キャパシタ下部電極の前記一端の間の側方にも形成されていることを特徴とする付記1又は付記2に記載の半導体装置。
(付記4)前記導電性接続部は、前記キャパシタ下部電極と同じ材料から形成されていることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれかに記載の半導体装置。
(付記5)前記導電性接続部は前記第1絶縁膜上に複数形成されていて、前記縦方向に隣接する2つの前記導電性接続部は互いに逆向きに配置されていることを特徴とする付記1乃至付記4のいずれかに記載の半導体装置。
(付記6)前記縦方向で隣り合う2つの前記導電性接続部は、前記キャパシタ下部電極が接続されると反対側で互いに接続されていることを特徴とする付記5に記載の半導体装置。
(付記7)前記キャパシタ下部電極のうち前記導電性接続部が接続されると反対側において、他の前記キャパシタ下部電極の先端に間隔をおいて突き合わされていることを特徴とする付記5又は付記6に記載の半導体装置。
(付記8)前記導電性接続部は、前記横方向において互いに間隔をおいて複数形成されることを特徴とする付記1乃至付記7のいずれかに記載の半導体装置。
(付記9)前記キャパシタ下部電極、前記導電性接続部、前記誘電体膜、前記キャパシタ上部電極、前記上側の導電パターン及び前記第1絶縁膜を覆う第2絶縁膜と、
前記第2絶縁膜のうち前記キャパシタ上部電極の上に形成された第1のホールと、
前記前記第2絶縁膜のうち前記上側の導電パターンの上に形成された第2のホールと、
前記第2絶縁膜のうち前記導電性接続部の前記コンタクト領域の上に形成された第3のホールと、
前記第2絶縁膜上に形成され、且つ前記第1のホールを通して前記キャパシタ上部電極に電気的に接続される第1の配線と、
前記第2絶縁膜上に形成され、前記第2及び第3のホールを通して前記上側の導電パターン及び前記導電性接続部に電気的に接続され且つ前記導電性接続部の上を通る第2の配線と
をさらに有することを特徴とする付記1乃至付記8のいずれかに記載の半導体装置。
(付記10)前記導電性接続部は前記横方向で間隔をおいて複数形成され、且つ、互いに隣り合う前記導電性接続部のうちの一方の前記導電性接続部内の前記コンタクト領域に電気的に接続される前記第2の配線は、他方の導電性接続部内の前記コンタクト領域を迂回する屈曲した形状を有することを特徴とする付記9に記載の半導体装置。
(付記11)前記半導体基板の表層に形成された不純物拡散領域を有する能動素子と、
前記第1絶縁膜及び第2絶縁膜のうち前記不純物拡散領域の上に形成された第4のホールと、
前記第4のホール内に形成されて前記第2の配線と前記不純物拡散領域を電気的に接続する導電層と
をさらに有することを特注とする付記9又は付記10に記載の半導体装置。
(付記12)前記能動素子の一部に電気的に接続され、且つ前記キャパシタ下部電極よりも下において前記横方向に延在するワード線をさらに有していることを特徴とする付記11に記載の半導体装置。
(付記13)前記キャパシタ下部電極の上に形成された複数の前記キャパシタ上部電極において、前記上側の導電パターンに最も近い前記キャパシタ上部電極は前記誘電体膜及び前記キャパシタ下部電極とともにリファレンスキャパシタを構成し、他の前記キャパシタ上部電極は前記誘電体膜及び前記キャパシタ下部電極とともに情報を記憶するためのキャパシタを構成することを特徴とする付記1乃至付記12のいずれかに記載の半導体装置。
(付記14)半導体基板の上方に第1絶縁膜を形成する工程と、
前記第1絶縁膜の上に第1の導電膜、誘電体膜、第2の導電膜を順に形成する工程と、
前記第2の導電膜上にレジストを塗布する工程と、
前記レジストをパターニングすることにより、プレートライン領域にキャパシタ上部電極平面形状の第1のレジストパターンを縦方向に間隔をおいて少なくとも1列に形成する工程と、
前記レジストをパターニングすることにより、前記プレートライン領域の端に繋がる接続領域において、最も近い前記第1のレジストパターンに対して前記縦方向に間隔をおいて隣接し、且つ前記接続領域内のコンタクト領域に開口を有する第2のレジストパターンを形成する工程と、
前記第1及び第2のレジストパターンをマスクに使用して前記第2の導電膜をエッチングすることにより、前記第1のレジストパターンの下に前記第2の導電膜からなるキャパシタ上部電極を形成し、同時に、前記第2のレジストパターンの下に前記第2の導電膜からなり前記コンタクト領域が開口される上側の導電パターンを形成する工程と、
前記第1及び第2のレジストパターンを除去する工程と、
前記誘電体膜をパターニングすることにより、少なくとも前記キャパシタ上部電極の下と前記上側の導電パターンの下に前記誘電体膜を残す工程と、
前記第1の導電膜をパターニングすることにより、前記プレートライン領域の全体でキャパシタ下部電極となるプレートラインを形成する工程と、
前記第1の導電膜をパターニングすることにより、横方向で前記プレートラインよりも幅が広く且つ前記プレートラインの一端に接続され、前記コンタクト領域が前記上側の導電パターンと前記誘電体膜から露出される導電性接続部を形成する工程と
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記15)前記第2のレジストパターンと前記第1のレジストパターンとの間隔は、複数の前記第1のレジストパターン同士の間隔と実質的に同じであることを特徴とする付記14に記載の半導体装置の製造方法。
(付記16)前記第2のレジストパターンは、前記横方向で前記第1のレジストパターンよりも幅が広く形成されることを特徴とする付記14又は付記15に記載の半導体装置の製造方法。
(付記17)複数の前記プレートラインを前記横方向に間隔をおいて1つの前記導電性接続部に接続して形成する工程を有することを特徴とする付記14乃至付記16のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記18)前記導電性接続部、前記プレートライン、前記誘電体膜、前記キャパシタ上部電極及び前記上側の導電パターンを覆う第2絶縁膜を前記第1絶縁膜の上に形成する工程と、
前記第2絶縁膜をパターニングすることにより、前記第2絶縁膜のうち前記キャパシタ上部電極の上に第1のホールを形成し、前記上側の導電パターンの上に第2のホールを形成し、前記導電性接続部のうち前記上側の導電パターンに重ならない領域の上に第3のホールを形成する工程と、
前記第2絶縁膜の上に形成されて前記第1のホールを通して前記キャパシタ上部電極に電気的に接続される第1の配線を形成する工程と、
前記第2絶縁膜の上に形成されて前記第2ホールを通して前記上側の導電パターンに電気的に接続され、前記第3のホールを通して導電性接続部に電気的に接続され、且つ前記導電性接続部の上方を通る第2の配線を形成する工程と
を有することを特徴とする付記14乃至付記17のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記19)前記半導体基板に不純物拡散領域を有する能動素子を前記第1絶縁膜の下に形成する工程と、
前記第1絶縁膜及び前記第2絶縁膜のうち前記不純物拡散領域の上に第4のホールを形成する工程と、
前記第1の配線と前記不純物拡散領域を電気的に接続する導電膜を前記第4のホール内に形成する工程と
をさらに有することを特徴とする付記14乃至付記18のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記20)前記プレートライン領域において、複数の前記キャパシタ上部電極のうち前記接続領域に最も近い前記キャパシタ上部電極はリファレンスキャパシタ用上部電極として形成し、その他の前記キャパシタ上部電極は上方を記憶するためのキャパシタの上部電極として形成することを特徴とする付記14乃至付記18のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
【0123】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、キャパシタ下部電極となるプレートラインの一端に接続され且つコンタクト領域を有する導電性接続部の上方に、キャパシタの上部電極と同層の上側導電パターンを形成しているので、プレートラインの一端に最も近いキャパシタ上部電極の両端の膜厚は実質的に同じ分布になり、そのキャパシタ上部電極を有するキャパシタの電気的特性を安定にすることができる。これにより、プレートラインの上に誘電体膜を介して形成される複数の上部電極を全て実行的なメモリセル用のキャパシタとして機能させることができ、プレートライン領域内に形成されるメモリセル用のキャパシタの集積度を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a),(b) は、FeRAMのメモリセルの回路図である。
【図2】図2は、従来のFeRAMのメモリセルを示す平面図である。
【図3】図3は、従来のFeRAMのメモリセルを示す断面図である。
【図4】図4(a),(b) は、従来のFeRAMのメモリセルのキャパシタを示す平面図及び部分断面図である。
【図5】図5(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置の形成工程を示す平面図(その1)である。
【図6】図6(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置の形成工程を示す平面図(その2)である。
【図7】図7(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置の形成工程を示す平面図(その3)である。
【図8】図8は、本発明の実施形態に係る半導体装置の形成工程を示す平面図(その4)である。
【図9】図9(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置の形成工程を示す第1の断面図(その1)である。
【図10】図10(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置の形成工程を示す断面図(その2)である。
【図11】図11(a) 〜(c) は、本発明の実施形態に係る半導体装置の形成工程を示す断面図(その3)である。
【図12】図12は、本発明の実施形態に係る半導体装置のキャパシタを示す断面図である。
【図13】図13(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置の形成工程を示す第2の断面図である。
【図14】図14(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置の形成工程を示す第3の断面図である。
【図15】図15は、本発明の実施形態に係る半導体装置の接続領域を示す断面図である。
【図16】図16(a),(b) は、比較例1に係るメモリセルのキャパシタを示す平面図及び部分断面図である。
【図17】図17は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセル領域のキャパシタとデータ配線の配置関係を示す平面図である。
【図18】図18は、比較例1に係るメモリセルのキャパシタとデータ配線の配置関係を示す平面図である。
【図19】図19は、比較例2に係るメモリセルのキャパシタを示す平面図である。
【図20】図20は、本発明の実施形態に係る半導体装置におけるメモリセルの2つのプレートラインの端部が互いに突き合わされた状態を示す平面図である。
【図21】図21は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセル領域の他の例を示す平面図である。
【図22】図22は、本発明の実施形態に係る半導体装置においてダミーキャパシタを有するメモリセル領域を示す平面図である。
【符号の説明】
1…シリコン(半導体)基板、2…素子分離絶縁膜、3…活性領域、4…ゲート絶縁膜、5a,5b…ゲート電極、6…側壁絶縁膜、7a〜7c…n型不純物拡散領域、10…カバー膜、11…層間絶縁膜、12…第1の導電膜、12a…プレートライン(下部電極)、12b…プレートライン接続部、12d…橋渡部、13…強誘電体膜、14…第2の導電膜、14a,14b…上部電極、14c…ダミー導電パターン、14d…開口、14e…橋渡部、15…レジスト、15a,15b…上部電極用レジストパターン、15c…ダミー用レジストパターン、17…キャパシタ保護絶縁膜、18…層間絶縁膜、19a,19b…導電性プラグ、20…第1の配線、21…第2の配線、22…導電性パッド、23…データ配線、Q…キャパシタ、Qr …リファレンスキャパシタ。

Claims (9)

  1. 半導体基板の上方に形成された第1絶縁膜と、
    前記第1絶縁膜の上に第1の方向に両端を有するように第1の方向に延在するキャパシタ下部電極であって、前記第1の方向に交差する第2の方向に複数設けられたキャパシタ下部電極と、
    前記複数のキャパシタ下部電極の両端のうち一方の端側で前記第2の方向に延在し、前記複数のキャパシタ下部電極を前記一方の端で相互に接続する、コンタクト領域を有する導電性接続部と、
    前記キャパシタ下部電極上及び前記導電性接続部上に形成され、前記導電性接続部のコンタクト領域が露出する開口部を有する誘電体膜と、
    前記各キャパシタ下部電極上の誘電体膜の上にそれぞれ複数形成され、かつ前記第1の方向に間隔をおいて少なくとも一列に配列されたキャパシタ上部電極と、
    前記導電性接続部上の誘電体膜の上で、前記キャパシタ上部電極と同層に形成され、前記誘電体膜の開口部を含む開口部が設けられた上側の導電パターンであって、前記各キャパシタ下部電極上のキャパシタ上部電極についてそれぞれ、前記導電性接続部に最も近い前記キャパシタ上部電極に対して前記第1の方向における前記キャパシタ上部電極同士の間隔と実質的に同一の間隔をおいて前記第1の方向で隣接する上側の導電パターンとを有し、
    前記上側の導電パターンと前記導電性接続部のコンタクト領域とが前記上側の導電パターンの開口部及び前記誘電体膜の開口部を介して導電膜により接続されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記上側の導電パターンは、前記複数のキャパシタ下部電極にわたって前記第2の方向に延在して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記複数のキャパシタ下部電極を相互に接続する導電性接続部は、前記第1の方向に両端を有するように前記第1の方向に2つ配置され、かつそのうち一方の端が前記複数のキャパシタ下部電極と接続し、かつ前記複数のキャパシタ下部電極と接続しない他方の端同士が、前記導電性接続部と一体で形成された橋渡部を介して接続していることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の半導体装置。
  4. 前記キャパシタ下部電極、前記導電性接続部、前記誘電体膜、前記キャパシタ上部電極、前記上側の導電パターン及び前記第1絶縁膜を覆う第2絶縁膜と、
    前記第2絶縁膜に形成され、前記キャパシタ上部電極が露出する第1のホールと、
    前記第2絶縁膜に形成され、前記上側の導電パターンが露出する第2のホールと、
    前記誘電体膜の開口部上の前記第2絶縁膜に形成され、前記導電性接続部のコンタクト領域が露出する第3のホールと、
    前記第2絶縁膜上に形成され、且つ前記第1のホールを通して前記キャパシタ上部電極に接続される第1の配線と、
    前記第2絶縁膜上に形成され、前記第2及び第3のホールを通して前記上側の導電パターン及び前記導電性接続部を接続し、且つ前記導電性接続部の上を通る前記導電膜である第2の配線と
    をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 前記導電性接続部は前記第2の方向に間隔をおいて複数形成され、且つ、前記互いに隣り合う前記導電性接続部のうちの一方の前記導電性接続部のコンタクト領域に接続された前記第2の配線は、他方の前記上側の導電パターン上の第2のホール及び前記導電性接続部上の第3のホールを迂回する屈曲した形状を有することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記キャパシタ下部電極の上に形成された複数の前記キャパシタ上部電極において、前記上側の導電パターンに最も近い前記キャパシタ上部電極は前記誘電体膜及び前記キャパシタ下部電極とともにリファレンスキャパシタを構成し、他の前記キャパシタ上部電極は前記誘電体膜及び前記キャパシタ下部電極とともに情報を記憶するためのキャパシタを構成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 半導体基板の上方に第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜の上に第1の導電膜、誘電体膜、第2の導電膜を順に形成する工程と、
    前記第2の導電膜上にレジスト膜を形成する工程と、
    前記レジスト膜をパターニングすることにより、第1の方向に延在し、かつ前記第1の方向に交差する第2の方向に複数配置されたプレートライン領域のそれぞれにおいて、該第1の方向に間隔をおいて少なくとも1列に配列されるように、キャパシタ上部電極平面形状の複数の第1のレジストパターンを形成する工程と、
    前記レジスト膜をパターニングすることにより、前記プレートライン領域の第1の方向の両端のうち一方の端側に位置する接続領域において、該接続領域に最も近い前記第1のレジストパターンに対して前記第1のレジストパターン同士の間隔と実質的に同一の間隔をおいて第1の方向で隣接し、且つ前記接続領域内のコンタクト領域を含む領域に開口部を有する第2のレジストパターンを形成する工程と、
    前記第1及び第2のレジストパターンをマスクに使用して前記第2の導電膜をエッチングすることにより、前記第1のレジストパターンの下にキャパシタ上部電極を形成し、同時に、前記第2のレジストパターンの下に前記接続領域内のコンタクト領域を含む領域に開口部を有する上側の導電パターンを形成する工程と、
    前記第1及び第2のレジストパターンを除去する工程と、
    前記誘電体膜をパターニングすることにより、少なくとも前記キャパシタ上部電極の下と前記上側の導電パターンの下に前記誘電体膜を残すとともに、前記接続領域内の上側の導電パターンの開口部内に前記誘電体膜の開口部を形成して前記第1の導電膜を露出させる工程と、
    前記第1の導電膜をパターニングすることにより、各前記プレートライン領域の全領域にわたって一つのキャパシタ下部電極を形成するとともに、前記接続領域において、前記第2の方向に前記複数のキャパシタ下部電極にわたって延在して設けられ、前記複数のキャパシタ下部電極を相互に接続し、かつ前記上側の導電パターンの開口部及び前記誘電体膜の開口部内に、前記上側の導電パターンと導電膜を介して接続される前記コンタクト領域が露出する導電性接続部を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 前記第2のレジストパターンを形成する工程において、前記形成された第2のレジストパターンは複数のプレートライン領域にわたって延在することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記導電性接続部を形成する工程の後、
    前記キャパシタ下部電極、前記導電性接続部、前記誘電体膜、前記キャパシタ上部電極、前記上側の導電パターン及び前記第1絶縁膜を覆う第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜をパターニングし、前記キャパシタ上部電極が露出する第1のホールと、前記上側の導電パターンが露出する第2のホールと、前記誘電体膜の開口部上の前記導電性接続部のコンタクト領域が露出する第3のホールとを前記第2絶縁膜に形成する工程と、
    前記第1のホールを通して前記キャパシタ上部電極に接続される第1の配線と、前記第2及び第3のホールを通して前記上側の導電パターン及び前記導電性接続部と接続し、且つ前記導電性接続部の上を通る第2の配線とを前記第2絶縁膜上に形成する工程と
    をさらに有することを特徴とする請求項7又は請求項8のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
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