JP2008124194A - 液浸露光方法および液浸露光装置 - Google Patents

液浸露光方法および液浸露光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 液浸露光装置において、液浸液が接触する表面(基板やその基板とほぼ同面な面を有する補助部材など)の撥液性が均一ではなく、撥液度の分布が少なからず存在する。そのため、従来のステージ移動経路が、最短時間で移動できる経路とは限らなくなった。
【解決手段】 ステージ移動によって液浸液が接触する表面の撥液度分布をもとに、ステージの移動時間が最短になる経路を算出し、その経路に沿ってステージ移動を行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、投影光学系の最終レンズ面と基板の表面との間を液体に浸漬し、投影光学系及び液体を介して基板に露光する、いわゆる液浸露光方法および液浸露光装置に関するものである。
レチクル(マスク)に描画された回路パターンを投影光学系によって基板等に露光する投影露光装置は従来から使用されており、近年では、高解像度であるとともに経済的な露光装置がますます要求されている。このような状況にあって、高解像度の要請に応えるための一手段として液浸露光が注目されている。液浸露光では、投影光学系の基板側の媒質を液体にすることによって、投影光学系の開口数(NA)を増加させる。投影光学系のNAは媒質の屈折率をnとすると、NA=n・sinθで表される。従って、空気の屈折率よりも高い屈折率(n>1)の媒質を満たすことでNAをnまで大きくすることができる。液浸露光は、このようにNAを大きくすることによって、結果として、プロセス定数k1と光源の波長λによって表される露光装置の解像度R(R=k1(λ/NA))を小さくしようとする(高解像度化する)ものである。
液浸露光においては、投影光学系の最終面と基板の表面との間の光路空間に局所的に液浸液を充填するローカルフィル方式が提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、ローカルフィル方式においては、投影光学系の最終レンズ面と基板の表面との狭い隙間で液浸液を循環させるため、液浸液の供給および回収がうまくいかない場合がある。つまりは、ステージ移動時において液浸液の供給および回収のバランスがくずれ、以下のような現象が生じることがある。
(1)液浸液が最終レンズ面下に保持しきれずに周囲に飛散して基板上やステージに設置された測定センサ上などに残留してしまう。
(2)液浸液の膜界面が不安定になり、液浸液に気泡が混入する。
これらの現象により、(1)において、基板上の残留の場合は、プロセス上の問題から露光欠陥を招く可能性があり、また測定センサ上の残留の場合は、計測誤差が生じて露光精度の悪化がする可能性がある。さらに、(2)の場合は投影光学系特性が損なわれることを意味しており、露光精度の悪化さらには、露光欠陥を招く可能性がある。
係る課題を解決するために、投影光学系の最終面と基板の表面との間の周囲をガスで囲い、液体を封じ込める方法が提案されている(特許文献2参照)。この方法によれば、投影光学系の最終レンズ面と基板の表面との間に液浸液が保持出来ずに周囲へ飛散することを極力抑制できる。
再公表特許WO99/49504号公報 特開2004−289126号公報
しかしながら、特許文献2の構成の有無に関わらず、基板が所定の距離を移動する際に一定速度以上で移動させると、液浸液が最終レンズ面下の空間から周囲へ飛び出してしまう。そして、さらに速度が上がると、基板上や測定センサ上に液浸液が残留してしまう。つまり、ある一定の速度以上でステージを移動させた場合、基板もしくはステージ上の測定センサ上に液浸液が取り残されてしまう。以下、液浸液が最終レンズ面下の空間から周囲へ残留しない最大のステージ移動速度を限界速度と称する。この限界速度は基板の移動距離に依存し、移動距離が長くなる程、限界速度は小さくなる傾向があること分かっている。さらに、移動する際に液浸液が接する表面の撥液度に依存し、撥液度が低い程、限界速度は小さくなる傾向があることも分かっている。つまり、限界速度は移動距離と移動面の撥液度で決まるパラメータである。
液浸露光装置では、液浸液を最終レンズ下面に保持することが優先されるために、移動動作では常に限界速度以下に抑える必要がある。このことにより、特に以下の移動動作時の移動時間が、非液浸タイプの露光装置に比べ非常に長くなってしまう。その一つとして、最初の露光ショットへの露光動作直前の移動動作であり、例えば位置決め基準を計測する計測動作後から最初の露光ショットへの移動動作である。また、2つめとしては最終露光ショットに対する露光直後の動作であり、例えば最終レンズ下面で移動するステージを交換するための移動動作である。さらに、様々な露光パラメータを計測するための移動動作も含まれる。これらの移動動作は露光動作に比べ比較的長い移動距離を必要とすることが特徴である。これらの長距離移動での移動時間が長くなってしまうことにより、基板を処理する全体の時間が長くなり、つまりは装置全体のスループットを低下させてしまうという課題が生じる。このような事情もあり、液浸露光装置では、非液浸タイプの露光装置に比べて、スループットを高くすることが難しいとされている。
また、別の側面として以下のような課題がある。つまり、基板上に塗布されたレジストは、純水などの液浸液と化学的に反応しやすく、場合によっては露光および現像の段階で欠陥となる場合がある。そのため、基板上のレジストは極力液浸液と触れない露光プロセスが望まれている。
本発明は、以上述べてきたような課題の少なくとも一部を解決することによりスループットや露光欠陥を改善する液浸露光装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の液浸露光方法は、液体が接触する基板および該基板の外周を囲むように設けられた部材の表面の撥液度分布にもとづいて、ステージの移動経路を決定し、該移動経路にしたがって前記ステージの移動を行うことを特徴としている。
また別の観点で本発明の液浸露光方法は、液体が接触する領域に応じて決定されたステージの限界速度にもとづいて、ステージの移動経路を決定し、該移動経路にしたがって前記ステージの移動を行うことを特徴としている。
ここで、移動経路の決定の際には、ステージの移動時間がなるべく短くなるように決定するのが望ましい。
また別の観点で本発明の液浸露光方法は、基板の露光レイアウトを作成するレイアウト作成ステップと、レイアウト作成ステップの結果に基づいて、基板を搭載したステージの移動経路候補を作成する経路作成ステップと、前記経路作成ステップの結果に基づいて、前記ステージが移動経路候補の経路にしたがって移動する際の移動距離を算出する移動距離算出ステップと、前記液体が接触する基板および該基板の周囲に設けられた部材の表面の撥液度分布を算出する分布算出ステップと、前記経路作成ステップ、前記移動距離算出ステップおよび分布算出ステップの結果に基づいて、前記移動経路候補の中からステージの移動時間が相対的に短い経路を決定する決定ステップと、前記決定ステップで決定した経路にしたがって前記ステージを移動する移動ステップとを備えることを特徴としている。
また別の観点では本発明の液浸露光方法は、非露光時に液体を供給した状態でステージを移動する液浸露光装置における液浸露光方法であって、前記液体が接触する領域の重心を前記基板上から前記基板外へ退出させる第1工程と、前記液体が接触する領域の重心が前記基板上を通過しないように前記ステージを迂回させる第2工程とを備えることを特徴としている。
また別の観点では本発明の液浸露光方法は、非露光時に液体を供給した状態でステージを移動して、前記液体をステージから他の部材へ引き渡す液浸露光装置における液浸露光方法であって、液体が基板上の最終露光ショット領域から基板外の液体引き渡し部まで移動するときに、基板上を通過する液体の軌跡の面積が、前記最終露光ショット領域から前記液体引き渡し部までを結ぶ直線上を液体が通過した場合に基板上を通過する液体の軌跡の面積よりも小さくなるように、前記ステージの移動経路を決定することを特徴としている。
または別の観点では本発明の液浸露光方法は、基板の外周を囲むように前記ステージ上に設けられた部材とを備え、非露光時に液体を供給した状態でステージを移動する液浸露光装置における液浸露光方法であって、前記露光方法は前記液体が接触する領域が基板の前記外周部を跨ぐ際に、前記基板の中心から前記遮光部材の遮光方向に延びた経路に沿って前記領域を通過するように、前記ステージが移動することを特徴としている。
本発明によれば、液浸露光装置におけるスループットや露光欠陥が改善される。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
以下、添付図面を参照して、第1実施例による露光装置を説明する。なお、同一の参照符号にアルファベットを設けたものは、アルファベットのない参照符号で総括されるものとする。
図1は、第1実施例による液浸露光装置1の構成例を示す概略断面図である。液浸露光装置1は、投影光学系30の基板40側にある最終レンズ下面(最終光学素子)と基板40との間に供給される液体Lを介して、レチクル20に形成された回路パターンを基板40に露光(転写)する液浸型の投影露光装置である。尚、露光方式としては、ステップアンドリピート方式及びステップアンドスキャン方式のいずれを採用してもよい。
図1に示すように、液浸露光装置1は照明装置10、マスキングブレード15、レチクル20を載置するレチクルステージ25、投影光学系30を有する。また、液浸露光装置1はさらに、基板の外周を囲むように設けられ、基板40および基板40と略同一高さの面を有する補助部材(以下、同面板と呼ぶ)41と、それらを載置するウエハステージ45とを有する。また、ステージの位置を計測する測長部50(52、54、55、56,58)、ステージ制御部60、液浸制御部70、液体給排装置100(110、140、142、160、162)を有する。ここで、図1では同面板41はウエハステージ45と別体構造で示されているが、本発明の趣旨から一体構造のものでも構わない。
ステージ制御部60は、干渉計(54、58)と反射鏡(52,56,58)で構成される測長部50の出力に基づいて、レチクルステージ25とウエハステージ45の駆動制御を行う。液浸制御部70は、ウエハステージ45の現在位置、速度、加速度、目標位置、移動方向といった情報をステージ制御部60から取得して、これらの情報に基づいて、液浸露光に係る制御を行う。例えば、液浸制御部70は、液体Lの供給及び回収の切り替え、停止、供給及び回収する液体Lの量などを制御する制御指令を液体給排装置100の液体供給装置140や液体回収装置160に与える。そして、液浸ノズル110で、液浸液Lの供給と回収を同時に行い、最終レンズ下面に液膜を保持している。
次に、投影光学系30の最終レンズ面下で移動するウエハステージを交換する際のウエハステージの動きについて、図2及び図3を用いて説明する。図2及び図3は、2つのウエハステージ(WS1及びWS2)を有して計測領域と露光領域でウエハの並列処理が行える露光装置のステージ動作を説明する図である。
計測領域では、アライメントスコープ202を用いたウエハ40bとウエハステージ45bの位置関係の測定、フォーカススコープ201を用いたウエハ40bの面形状及び光軸方向のフォーカス計測が行われる。一方、露光領域では、ウエハ40aとレチクル20の位置関係が計測された後、レチクルパターンがショット毎にウエハ40aに露光転写される。
図2では露光領域でステージ45a(WS1)がウエハ40aの位置決めを行っており、それと並行して計測領域でステージ45b(WS2)がウエハ40bの位置決めを行っている。そして、お互いのウエハ処理が終了した時点で、図3に示すように、ステージWS1がステージWS2に隣接する位置に移動する。この際、ステージWS1とステージWS2とは0.1〜1mm程度の微小な隙間を保った状態で移動し、最終レンズ面下を移動するステージが、ステージWS1からステージWS2へ交換される。ステージWS1とステージWS2とが隣接する部分(すなわち、液体をステージWS1からステージWS2に引き渡すための引き渡し部)の周辺には撥液処理が施されており、液浸液はステージ間の微小な隙間に入りこまない。そのため、最終レンズ面下に液浸液を保持したままステージWS1とステージWS2の交換が行える。
本実施例では2つのウエハステージが計測領域と露光領域で並列処理が可能な露光装置を一例に挙げているが、並列処理を行わないタイプの露光装置にも適用が可能であり、この構成に制限されるものではない。
次に、本発明に基づくステージ移動方法に関して図4〜図8を用いて以下に説明する。図4は、本発明に基づくステージ移動を行うまでの流れであり、本発明の特徴を最も良く表しているものである。図4に記載される流れにそって説明する。
まず、液膜が接触し得る領域(以下、液膜接触領域と呼ぶ)における撥液度分布を算出しておく(S201)。このステップ(S201)で算出される撥液度分布の一例を図5に示す。図5において、液膜接触領域は、ハッチング表記された同面板41上と、白抜き表記されたウエハ40上である。通常、液浸液の液膜保持の観点より、同面板41上は撥液処理を施し、撥液度が高い状態に保たれている。ウエハ40上は、プロセスによって色々な撥液度が想定されるが、一般的には撥液度は中程度で同面板41より低い。つまり、図5では、高撥液領域(同面板41領域)と中撥液領域(ウエハ40領域)で構成された撥液度分布を示していることになる。次に、ウエハ(基板)上に露光を行う単位であるショットのレイアウトを決定する(S202)。これは、露光転写する回路パターンの大きさや、1枚のウエハに配置するショット数などを配慮して決めるレイアウトである。またこのステップ(S202)で、どのショットからどのような順番で露光を行い、最終的にどのショットで露光を終了するかも決定される。
その後、決定されたショットレイアウトに基づいて、各移動動作の移動経路の候補が任意な数作成される(S203)。特に、最初のショットを露光する直前の移動動作や、最終ショットを露光した直後の移動動作は、各ショット間の移動動作に比べ、移動距離も長く移動経路の自由度も高いため、移動経路候補が複数挙がる可能性が高い。ここで、移動経路候補は設計者等によって作成されるものだけでなく、一定の計算アルゴリズムで作成されるものも含まれる。
次に、移動経路候補ごとに対応する移動距離が算出される(S204)。
次に、移動経路候補ごとの移動距離と、経路に最大のステージ移動速度、つまり限界速度を算出する(S205)。移動経路表面の撥液度を考慮して、液浸液が最終レンズ面下の空間から周囲へ残留しない限界速度の算出方法を以下に述べる。限界速度は、移動距離と移動経路表面の撥液度によって変化し、概念的には図6のような関係を示すことが分かっている。大雑把に表現すれば、移動距離が長くなると限界速度は小さくなり、撥液度が大きい程限界速度は大きくなる傾向にある。図6の関係に基づき、移動経路候補ごとの移動距離と経路上の撥液度から限界速度が算出される。
さらに、各経路候補の移動距離および限界速度から、経路候補ごとの移動時間が算出でき、それらを比較することにより相対的に短い時間で移動できる経路が決定される(S206)。
その後、これらのステップ(S201〜S206)から決定されたより移動経路に基づいて、ステージ移動が行われる(S207)
以上が、本発明に基づくステージ移動までのフローであるが、本発明を実施しない場合との違いを明確にするため、図10に本発明を実施しない場合におけるステージ移動までのフローを示す。最初にステージの最高速度を設定する(S101)。通常は、X方向とY方向各々の最高速度という形で設定する。その後、ウエハのショットレイアウトを決定する(S102)。そして、ショットレイアウトから求まる移動開始点と終了点とXおよびY方向の最高速度から最短時間経路が算出される(S103)。そして、その経路でステージ移動を行う(S104)。
この図10におけるフローで算出される最短時間移動経路の一例としては、移動開始点と終了点を直線で結んだ経路である。また、違う一例としては、X軸方向とY軸方向がともに最高速度で移動する区間と、X軸方向もしくはY軸方向のどちらか一方のみ最高速度で移動して、かつもう一方の方向は停止している区間との組合せで形成される経路である。例えば、X軸方向とY軸方向の最高速度が同じ場合は、液浸領域の軌跡はX軸方向に対して±45度もしくは±135度のいずれかの方向の移動軌跡と、X軸方向もしくはY軸方向の移動軌跡との組合せとなる。これらのフローによって決定された、移動軌跡の一例が図7のS11とS12、および図8のS13とS15である。
図10のフローでは、移動経路や液体が接触する領域によって移動可能なステージ速度の設定が変化しないという前提がある。そのため、移動開始点と終了点が決まった時点で、経路候補を作成するまでもなく、最短時間経路になるような経路を容易に逆算することが可能である。一方、図4のフローでは、撥液度分布によっては移動経路によって移動可能なステージ速度が大きく変化するという条件が加わっているため、移動最短時間経路を逆算するのではなく、移動経路候補から最適なものを選択するフローになっている。
ここで、ステージ最高速度とは、主にステージ起因での出しうる最高速度を意味しており、前述の限界速度とは定義が異なる。また、このステージ最高速度は、主に駆動系の要因で決まるパラメータであり、少なくとも撥液度や移動距離によって変化するものではないことを付け加えておく。
以下、図7および図8をもとに、具体的な移動経路を例にして詳細に説明していく。ここで、図7および図8の実線もしくは破線で示した矢印は、投影光学系30の最終レンズにおける光軸中心がステージ上(同面板40および基板41)に投影して描くおおよその軌跡を示している。この軌跡は、液体が基板または同面板に接触する領域の軌跡ともいえる。
図3のように最終レンズ下面を移動するステージが交換された後、図7のように液浸液が保持された領域(以下、液浸領域と呼ぶ)がステージ上に軌跡を描く。言い換えると、図7の実線矢印は、図1、図2、図3に図示される液浸ノズル110のほぼ中心部の移動軌跡を示している。図7では、ウエハの位置決め基準を計測するための移動動作によって描かれる移動軌跡を示している。ステージ交換をする際に同面板上の液浸領域が通過する領域(図中、左上の突起部分。以下、液浸受け渡し領域と称す)から一方の基準マーク(200L)上に移動して(S21)計測を行う。そして、もう一方の基準マーク(200R)上に移動して(S22)計測を行うことで、位置決めの基準が計測される。その後、図8のようにウエハ上の最初のショットに移動を行う(S23)。そして、各ショット決められた露光順序でショット間を移動する(不図示、S24)。
最終ショットが終了した後には、図3のようなステージ交換動作に移るため、液浸受け渡し領域に移動する。以下に、この移動経路について具体的に説明する。図10のフローに基づいて移動経路を決定すると図8におけるS15のようになる。これに対して、本発明のフローである図4に基づいて移動経路を決定すると、一例として図8のS25のようになる。まず、ウエハのレイアウトが決定し(S201)、移動動作経路の候補として、例えば経路(S15、第1候補経路)とウエハ上を迂回する経路(S25、第2候補経路)が挙がる(S202)。各経路(S15,S25)の移動距離も算出される。一例として、S15経路の移動距離が350mmであり、S25経路の移動距離を450mmとする。同時に、予め同面板41とウエハ40の撥液度を設定しておき、図5のような液膜接触領域の撥液度分布を算出しておく(S204)。この例では、ウエハ40上は中撥液であり、同面板41上は高撥液であると想定する。その後、S15とS25の移動距離と経路上の撥液度から、移動可能な限界速度を図6のような関係から算出する。例えば、S15経路は大部分ウエハ40上を通過することから、撥液度は中程度であり、移動距離350mmの時は限界速度が200mm/s程度だとする。一方S25経路は、全ての領域で同面板(41)上を通過することから撥液度は高いため、例えば移動距離450mmでも限界速度が450mm/s程度であるとする。次に、各経路(S15,S25)の移動距離と限界速度の関係から、より短い時間で移動可能な経路が選択される(S206)。具体的には、S15経路は1.75sの移動時間が生じるのに対して、S25経路では1sの移動時間しか生じず、S15経路に対してS25経路は大幅な移動時間短縮を可能としている。
上記説明では第1候補経路(S15)と第2候補経路(S25)を作成して、一方を選択する方法をとったが、作成する候補経路は2つ以上であってもよい。
また、撥液度分布または限界速度にもとづいて、移動の始点と終点を結ぶ直線上をステージが限界速度で移動したときの移動時間よりも短くなるように、移動経路を決定するようにしてもよい。この場合には複数の候補経路を作成してもしなくてもどちらでもよい。
この一例では、S25の経路が短時間に移動できると判断されたが、条件次第では各経路の移動距離差の割に限界速度に差がなく、遠回りしている分、移動時間が長くなり、S15経路の方が最適という判断になる場合もある。しかし、これまでの検討によると、ウエハ表面の撥液度が同面板表面よりも小さい場合は、ほとんどの場合でS25経路のようにウエハ上を回避した経路の方が短時間で移動可能な経路となることが判明している。従来の経路のようにウエハ40上を横切る経路に比べて、ウエハ40上を回避した経路における移動時間が、撥液度等の条件次第では短縮される効果について前述したが、その他にも以下のような効果もある。つまり、ウエハ40上に塗布されたレジストは、純水などの液浸液と化学的に反応しやすく、場合によっては露光および現像の段階で欠陥となる場合がある。そのため、ウエハ40上のレジストは極力液浸液と触れない露光プロセスが望まれている。このことからも、ウエハ40上を回避する経路は露光欠陥を抑制する意味でも、より最適な経路であるといえる。ここで、このような露光欠陥を抑制することを優先した経路を考えることも可能である。つまり一例としては、液浸液Lがウエハ40表面に接触する積算面積を極力抑制した経路をとる構成が考えられる。積算面積とは、液浸液Lが接触する面積を時間積分したものである。また、ウエハ40表面の各領域(各露光ショット)に関して液浸液Lが接触する積算面積がムラを抑制するように経路をとる構成も考えられる。つまり、従来の経路だと露光動作直後にウエハ40上をまたぐ経路があるが、その経路により各ショットにおける液浸液Lが接触する積算面積の増大、さらには分布ムラを生じさせていることが課題となっている。図9は、最終ショット(ショット番号39)露光した直後の液浸領域L(の重心)の移動軌跡を示したもので、露光欠陥を抑制することを優先した移動軌跡である。図中の点線は、液浸液L(の重心)がウエハ40上から同面板41上に移動する際に、液浸液Lの軌跡がウエハ中心から放射線状に伸ばした線上に沿っていることを説明した線である。つまり、液浸領域Lの水平面断面が円形である場合において、幾何学的に液浸液Lが接触する積算面積を最小にした経路(S95)を図9が示しているといえる。これにより、従来の露光直後の経路(S15)よりも、液浸液Lがウエハ40表面に接触する積算面積そのものも抑制することが出来、さらには、ウエハ40各領域に関しての積算面積の分布ムラも抑制出来、露光欠陥を抑制することが可能になっている。ここで、図9では、液浸領域Lの水平面断面が円形である前提で液浸領域Lの軌跡がウエハ40中心から放射線状に伸ばした線上に沿って移動させたが、円形でない場合においては必ずしも図9の移動経路が最適ではない。その場合は、液浸領域がウエハに接触する積算面積の大きさ、もしくは各領域(各露光ショット)間の分布を考慮して、移動経路を決定するのが望ましい。上述の説明では積算面積として考えたが、液浸領域が基板上の最終ショット領域から引き渡し部まで移動するときに基板上を通過する液浸領域の軌跡の面積としても考えてもよい。なお、この軌跡の面積が、最終ショット領域から引き渡し部までを結ぶ直線上を液浸領域が通過した場合に基板上を通過する液体の軌跡の面積よりも小さくなるように、ステージの移動経路を決定してもよい。また、図8では液浸領域がウエハ40上を回避した迂回経路でステージ移動を行う例を述べてきたが、液浸領域全てがウエハ40上にかからない状態に限定されるものではない。つまり、液浸領域の一部がウエハ40上にかかっていても、大部分が同面板上41に接していれば、図6のような関係がある程度成り立つため、やはり限界速度は高くなる傾向にある。これまでの検討の結果によれば、液浸領域の半分の面積以上が同面板表面に接していれば、ウエハ40上表面のみに接している状態に比べ、明らかに限界速度が高いという知見が得られている。
また、説明の都合上、移動限界速度について経路全体を同じ速度で移動する例について述べたが、経路を幾つかの領域に分けて、ある領域は速度を上げ、ある領域は速度を下げるなどの移動を行うことを前提にしても構わない。図6のような関係が移動中の速度を可変にした場合も含めて把握されていれば、より最適な経路を算出することが出来る。つまり、ここで算出される経路とは、最適な移動軌跡はもちろんのこと、最適な移動中の速度プロファイルも定義される。
ここまで、図6を用いて本発明の経路算出フローを述べてきたが、このフローは露光装置内の一部もしくは全てをオンラインで組み込んでも良い。また、フローの少なくとも一部をオフラインで計算しておいて、ステージ移動に反映しても構わない。例えば、前述のように、最終ショット露光直後の経路は、ウエハ表面の撥液度が同面板表面よりも小さい場合は、常にウエハ上を回避した経路(S25)を通過するように設定しても構わない。
ここで、図10のようなフローに基づく限り、S25のような経路は取りえないし、逆に本発明のフローに基づくことで初めてS25のような経路が取りえることを付け加えておく。すなわち、撥液度分布に基づいて、ステージの移動時間が、移動の開始点と終了点を結ぶ直線上を移動したときの移動時間よりも短くなるように、移動経路を決定することで概ねスループットを向上させることができる。
以上のように本実施例では、液体が接触する基板および基板の外周を囲むように設けられた部材の表面の撥液度分布にもとづいて、ステージの移動経路を決定し、この移動経路にしたがってステージの移動を行うようにしている。これにより、露光装置のスループットを向上させることができる。
また、撥液度分布を求めずに、液体が接触する領域に応じて決定された限界速度を直接求めて、その限界速度にもとづいてステージの移動経路を決定し、この移動経路にしたがってステージの移動を行うようにしてもよい。
さらに、本実施例では液体が接触する領域の重心を基板上から基板外へ退出させて、その後、液体が接触する領域の重心が基板上を通過しないように迂回させるようにする。これにより、露光欠陥を防ぐことができる。
第2実施例について図11〜14を用いて説明する。まずは、図12を用いながら具体的な例をもとに説明する。
図12は、液浸領域が移動可能な領域における図5とは異なる別の撥液度分布の一例を示したものである。図5では、同面板41とウエハ40との2種類の撥液度を有した分布図であったが、図12はさらに親水領域42を含む3種類の撥液度を有する分布となっている。この親水領域42は、同面板41上で、かつウエハ40の外周部に近接する領域で生じ、撥液度が極端に低い。この領域は予め撥液処理を施したとしても、露光光が照射することにより親水化(撥液度の劣化)が生じてしまう。
これは、マスキングブレード15(図1記載)の特性によるもので、露光光の照射もれと呼ばれている現象に起因するものである。つまり、マスキングブレード15は、露光対象であるショット以外の領域に露光光を照射しないようにするための遮光板の役割をしており、露光動作に同期して遮光板を移動させて調整する。通常のマスキングブレード15は、図12におけるX軸とY軸方向に遮光可能な遮光板で構成されるのに対して、ウエハ40は円形形状である。そのため、親水領域11に相当する露光光の漏れ領域が存在することは避けられない。この露光光の漏れを抑制するため、X軸もしくはY軸に対し45度方向に遮光可能なマスキングブレードを追加するなども考えられるが、マスキングブレードの構成が非常に複雑になり、信頼性・コスト等が課題となる。
ここで、マスキングブレード15の特性から、ウエハ40中心からマスキングブレード15の遮光方向(ここではX軸またはY軸方向)に向かう経路周辺の領域における親水領域11が相対的に小さいことが図より分かる。そのため、ウエハ40の外周部を液浸領域が跨ぐ際には、ウエハ40中心からマスキングブレード15の遮光方向(ここではX軸またはY軸方向)への経路に沿って移動すると、親水領域43の影響を低減することが可能になる。つまり、そのような移動を行えば、親水領域43の撥液度の低さによって図6に基づく限界速度の極端な低下を避けることが出来る。ここで、遮光方向とは、マスキングブレードの移動とともに露光光を遮っていく方向であり、マスキングブレードの移動方向とは区別される。図13は、これらの考え方に基づいてウエハ40内側から同面板41上へ移動する際における経路の一例を示した図である。図10の従来フローに基づいた液浸領域の経路の一例はS35であり、前述のように親水領域11の特性を考慮した経路はS45およびS55である。また、図14は、同様の考え方に基づいて、同面板41上の基準マーク200Rからウエハ40内側へ移動する際における経路の一例を示している。S33は従来フローに基づく経路であり、S43およびS53は本発明に基づく経路である。ここで、図10のような従来フローに基づく限り、S45、S55およびS43、S53のような経路は取りえないし、逆に本発明のフローに基づくことで初めてS45、S55およびS43、S53の経路がとり得ることを付け加えておく。
図11は本実施例におけるステージが移動するまでのフローを示している。
まず、ウエハ40のショットレイアウトを決定する(S301)。そして、そのショットレイアウトを基に、マスキングブレード15の駆動プロファイルが決定される(S302)。これに基づき、同面板上41への露光光の漏れ領域が特定される。この露光光の漏れ領域は露光光の照射積算値によって撥液度が変化する。例えば、予め撥液処理されていれば、照射積算値が小さいうちは、撥液度が高く維持され、照射積算値が大きくなるにつれて撥液度が低下して親水化していく。そのため、露光光の漏れ領域の照射積算値を算出しておき(S304)、その値に基づき露光光の漏れ領域の親水度を算出する(S305)。そして、露光光漏れ領域の撥液度、予め設定される同面板上の撥液度、ウエハ上の撥液度をもとに撥液度分布が作成される(S306)。その後、各移動動作の経路候補を作成し(S307)、各経路候補の移動距離を算出(S308)しておく。次に、各移動経路候補における移動距離と撥液度情報をもとに図6のような関係をもとに移動限界速度を算出する(S309)。そして、各移動経路候補の移動限界速度と移動距離から、相対的に短い時間で移動できる経路を選択し(S310)、その経路に沿ってステージ移動を行う(S311)。
図11を用いて本発明の経路算出フローを述べてきたが、このフロー全てを露光装置内にオンラインで組み込んでも良いし、フローの少なくとも一部をオフラインで計算しておいて、ステージ移動に反映しても構わない。例えば、ウエハのレイアウト構成が変化しても露光漏れ領域がほとんど変わらないと事前の計算で明らかになっていれば、オンライン上では常にS45やS55もしくは、S43やS53の経路を通過するように設定してもよい。
第3の実施例について、図15を用いて説明する。本実施例では、実施例1および実施例2の発明形態を組合せた場合における液浸領域の移動経路一例を示したものである。
図15では、図12のような撥液分布を有している場合の、第26ショットの下方付近から液浸受け渡し領域へ移動する際の移動経路を示している。破線で示したS65の経路は、図10に基づく従来フローに従った経路の一例であり、実線で示したS75、S85の経路は、図4に基づく本発明フローに従った経路の一例である。図10の従来フローによると、ステージ速度は経路によらず最高速度が設定されるため、最短時間経路の一例としては、S65のように移動開始点と移動終了点を結んだ直線の経路を通る。しかし、ウエハ表面の撥液度が同面板に比べ低いため、図6の関係より同面板上より低速での移動が強いられることが分かる。そのため、ウエハ上を回避したS75もしくはS85の経路が候補として挙がる。ウエハ上と同面板上との撥液度の違いによるS75での限界速度の増加割合が、S65とS75もしくS85との経路距離の割合よりも大きければS75の方が短い時間で移動可能ということになる。例えば、S75とS65との距離比が1.5倍であり、一方撥液度の違いによる限界速度比が2倍であれば、S75の経路はS65の経路にくらべ0.75倍の時間で移動可能である。よって、S75の経路が最適ということになる。ここまでは、同面板上全体の撥液度とウエハの撥液度との違いのみ着目したが、次に露光光の照射漏れによる撥液劣化部(親水部)も考慮して、さらに最適な経路を求める。つまり、ウエハ外周部をどのように通過するかでS75の経路とS85の経路の候補が挙がる。ここでも図6のような関係より、撥液劣化部(親水部)を避けて通過する方がより高速で移動可能なり、移動距離の増加分とあわせて最短時間経路を選択する。このように様々な条件で検討を行うとウエハ上の撥液度が同面板の撥液度に比べ小さい場合は、ほとんどの場合S75もしくはS85の経路が最短時間経路になる。そのため、実際の装置上では、毎回これらの検討をしてから移動経路を決定するのではなく、条件が大きく変わらない時はS75もしくはS85の経路を設定しておくのでも構わない。
ここで、説明の都合上、経路をS85やS86と表現したが、S85の経路終点での停止を必ずしも意味する訳でなく、S85およびS86の経路間を一定速度で接続移動しても構わない。前述したように、ここでの移動経路とは移動軌跡とあわせて、速度プロファイルも含めて定義される。そのため、S85の経路終点で停止した方が経路全体の移動時間が短いのであれば停止すれば良いし、停止せずS86の経路に接続する方がより移動時間が短いのであれば、停止せずに移動するのが望ましい。いずれにしても、図6のような関係をどれだけ詳細に把握して最適な経路を求めるかの違いであり、本発明の趣旨にはずれない。
次に、図16及び図17を参照して、上述の液浸露光装置1を利用したデバイスの製造方法の実施例を説明する。図16は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの回路設計を行う。ステップ2(レチクル製作)では、設計した回路パターンを形成したレチクルを製作する。ステップ3(ウエハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は、前工程と呼ばれ、レチクルとウエハを用いて本発明のリソグラフィー技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
図17は、ステップ4のウエハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウエハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウエハ上に電極を蒸着などによって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウエハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、液浸露光装置1によってレチクルパターンをウエハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。かかるデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、液浸露光装置1を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。
また、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
液浸露光装置の全体図を示した図である。 2つのウエハステージで並列処理が可能な露光装置におけるウエハステージ概略を示した図である。 2つのウエハステージで並列処理が可能な露光装置におけるウエハステージの交換シーケンスの状態を示した図である。 第1の実施例におけるステージ移動するまでの流れを示した図である。 第1の実施例における撥液度分布を示した図である。 移動距離および撥液度と限界速度の関係を概略的に示した図である。 ステージ移動経路の一例を示した図である。 ステージ移動経路の一例を示した図である。 ステージ移動経路の一例を示した図である。 従来技術に基づくステージ移動するまでの流れを示した図である。 第2の実施例におけるステージ移動するまでの流れを示した図である。 第2の実施例における撥液度分布を示した図である。 ステージ移動経路の一例を示した図である。 ステージ移動経路の一例を示した図である。 ステージ移動経路の一例を示した図である。 デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。 図16に示すステップ4のウエハプロセスの詳細なフローチャートである。
符号の説明
1 液浸露光装置
10 照明装置
15 マスキングブレード
20 レチクル
25 レチクルステージ
30 投影光学系
40 基板
41 同面板
42 撥液劣化部(親水部)
45 ウエハステージ
50 測長部
54、58 干渉計
52,55、56 反射鏡
60 ステージ制御部
70 液浸制御部
100 液体供排装置
110 液浸ノズル
140 液体供給装置
160 液体回収装置
200 基準マーク
201 フォーカススコープ
202 アライメントスコープ
L 液浸液
WS ウエハステージ

Claims (20)

  1. 液体が接触する基板および該基板の外周を囲むように設けられた部材の表面の撥液度分布にもとづいて、ステージの移動経路を決定し、該移動経路にしたがって前記ステージの移動を行うことを特徴とする液浸露光方法。
  2. 前記移動経路を決定する際に、第1候補経路と第2候補経路を作成し、両経路のうち移動時間が短くなる方を選択することを特徴とする請求項1記載の液浸露光方法。
  3. 前記撥液度分布に基づいて、前記ステージの移動時間が、移動の始点と終点を結ぶ直線上を前記ステージが移動したときの移動時間よりも短くなるように、前記移動経路を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の液浸露光方法。
  4. 前記撥液度分布における撥液度に応じた前記ステージの限界速度を決定し、該限界速度で前記ステージが移動したときに、前記ステージの移動時間が、移動の始点と終点を結ぶ直線上を前記ステージが移動したときの移動時間よりも短くなるように、前記移動経路を決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の液浸露光方法。
  5. 前記撥液度分布は露光積算時間に基づいて算出されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の液浸露光方法。
  6. 液体が接触する領域に応じて決定されたステージの限界速度にもとづいて、ステージの移動経路を決定し、該移動経路にしたがって前記ステージの移動を行うことを特徴とする液浸露光方法。
  7. 前記移動経路を決定する際に、第1候補経路と第2候補経路を作成し、両経路のうち移動時間が短くなる方を選択することを特徴とする請求項6記載の液浸露光方法。
  8. 前記限界速度で前記ステージが移動したときに、前記ステージの移動時間が、移動の始点と終点を結ぶ直線上を前記ステージが移動したときの移動時間よりも短くなるように、前記移動経路を決定することを特徴とする請求項6または7に記載の液浸露光方法。
  9. 基板の露光レイアウトを作成するレイアウト作成ステップと、
    レイアウト作成ステップの結果に基づいて、基板を搭載したステージの移動経路候補を作成する経路作成ステップと、
    前記経路作成ステップの結果に基づいて、前記ステージが移動経路候補の経路にしたがって移動する際の移動距離を算出する移動距離算出ステップと、
    前記液体が接触する基板および該基板の周囲に設けられた部材の表面の撥液度分布を算出する分布算出ステップと、
    前記経路作成ステップ、前記移動距離算出ステップおよび分布算出ステップの結果に基づいて、前記移動経路候補の中からステージの移動時間が相対的に短い経路を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップで決定した経路にしたがって前記ステージを移動する移動ステップとを備えることを特徴とする液浸露光方法。
  10. 前記移動経路候補の中からステージの移動時間が最も短い経路を決定し、該経路にしたがって前記ステージを移動することを特徴とする請求項9記載の液浸露光方法。
  11. 前記撥液度分布算出ステップにおいて、露光積算量に基づいて前記撥液度分布を算出することを特徴とする請求項9もしくは請求項10に記載の液浸露光方法。
  12. 非露光時に液体を供給した状態でステージを移動する液浸露光装置における液浸露光方法であって、前記液体が基板の表面に接触することを避けるように、前記ステージは迂回して移動することを特徴とする液浸露光方法。
  13. 非露光時に液体を供給した状態でステージを移動する液浸露光装置における液浸露光方法であって、前記液体が接触する領域の重心を前記基板上から前記基板外へ退出させる第1工程と、前記液体が接触する領域の重心が前記基板上を通過しないように前記ステージを迂回させる第2工程とを備えることを特徴とする液浸露光方法。
  14. 前記第1工程において、前記液体が接触する領域の重心を、前記基板の中心から放射状にのびた直線に沿って前記基板上から前記基板外へ退出させることを特徴とする請求項13に記載の液浸露光装置。
  15. 非露光時に液体を供給した状態でステージを移動して、前記液体をステージから他の部材へ引き渡す液浸露光装置における液浸露光方法であって、液体が基板上の最終露光ショット領域から基板外の液体引き渡し部まで移動するときに、基板上を通過する液体の軌跡の面積が、前記最終露光ショット領域から前記液体引き渡し部までを結ぶ直線上を液体が通過した場合に基板上を通過する液体の軌跡の面積よりも小さくなるように、前記ステージの移動経路を決定することを特徴とする液浸露光装置。
  16. 前記基板の中心から放射状にのびた直線に沿って前記液体は前記基板上を通過することを特徴とする請求項15に記載の液浸露光装置。
  17. 基板の外周を囲むように前記ステージ上に設けられた部材とを備え、非露光時に液体を供給した状態でステージを移動する液浸露光装置における液浸露光方法であって、前記露光方法は前記液体が接触する領域が基板の前記外周部を跨ぐ際に、前記基板の中心から前記遮光部材の遮光方向に延びた経路に沿って前記領域が通過するように、前記ステージが移動することを特徴とする液浸露光方法。
  18. 前記遮光方向は、露光時にステージが走査駆動される走査方向と、該走査方向と直交する方向であることを特徴とする請求項17に記載の液浸露光方法。
  19. 請求項1乃至18のいずれかに記載の液浸露光方法を利用して露光することを特徴とする露光装置。
  20. 請求項19に記載の露光装置を用いて基板を露光するステップと、露光された基板を現像するステップとを備えることを特徴とするデバイス製造方法。
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