JP2008095424A - 木質床材の実結合構造 - Google Patents

木質床材の実結合構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2008095424A
JP2008095424A JP2006280089A JP2006280089A JP2008095424A JP 2008095424 A JP2008095424 A JP 2008095424A JP 2006280089 A JP2006280089 A JP 2006280089A JP 2006280089 A JP2006280089 A JP 2006280089A JP 2008095424 A JP2008095424 A JP 2008095424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
nail
wooden
wooden floor
floor material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006280089A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Tsunoda
敬 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2006280089A priority Critical patent/JP2008095424A/ja
Publication of JP2008095424A publication Critical patent/JP2008095424A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】作業性よく、雄実を床下地に釘で固定することが可能であり、実結合後は、床材どうしをしっかりと、目透きなく結合できる木質床材の実結合構造を提供する。
【解決手段】隣り合う木質床材Aの側端面に雄実1と雌実2とを延設し、該雄実1と雌実2とを結合してなる実結合構造であって、上記雄実1の凸部の付け根上隅部から木質床材Aの本体を斜め下方に向けて釘孔を穿ち、該釘孔はその孔径が徐々に小さくなる先細の形状とされた木質床材の実結合構造。上記釘孔31は木質床材本体を斜め下方に貫通する貫通孔とされる。また、上記釘孔32、33は木質床材本体の裏面に開口部を有しない半貫通孔とされる。
【選択図】図4

Description

本発明は、隣り合う木質床材の側端部どうしを結合する構造に関する。さらに詳しくは、木質床材どうしを雄実と雌実とを用いて結合する実結合構造に関する。
従来、床材の一側端面に雄実としての凸部を延設し、他側端面に雌実としての凹部を設け、上記のように側端面に雄実と雌実とを有する床材を相互に隣接して実結合し、床面を形成する技術は公知である。下記特許文献1には、床下地に接着剤を介して直貼りされた床材や、釘打ちによって床下地に固着された床材が、擦れによる軋みや、床鳴りが発生することを長期間に亘って防止する技術が提案されている。そして釘打ちによる場合、下記特許文献1の図7に示されているように、床材どうしの結合は雄実と雌実とによって行われるとともに、雄実は雄実付け根上隅部から床材本体を斜めに貫通するように釘打ちされ、実結合されている。
特開2005−171677号公報(第1〜5頁、第2図、第7図)
上記公知技術に開示されているように、釘によって雄実を床下地に固定する場合、直接釘を打ち込めば、実割れを起こすため、通常、雄実の付け根上隅部から床材本体を斜めに貫通するように釘孔を穿ち、その後、釘打ちすることが行われている。しかしながら、釘を打つ際に釘をガイドする釘孔の径が釘よりも大きい場合は、釘自体の接触摩擦力が釘孔に対して働かず、単に釘のヘッドにより雄実を押しつけて床下地材に固定することとなり、固着力が弱くなるという問題がある。
本発明はこのような問題を解決して、作業性よく、雄実を床下地に釘で固定することができるとともに、実結合後は、床材どうしをしっかりと、目透きの生じることなく結合できる木質床材の実結合構造を提供することを、その課題とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、隣り合う木質床材の側端面に雄実と雌実とを延設し、該雄実と雌実とを結合してなる実結合構造であって、上記雄実の凸部の付け根上隅部から木質床材の本体を斜め下方に向けて釘孔を穿ち、該釘孔はその孔径が徐々に小さくなる先細の形状とされた木質床材の実結合構造が提供される。
請求項2に記載の木質床材の実結合構造は、請求項1に記載の発明に加えて、上記雄実の凸部の付け根上隅部から木質床材の本体を斜め下方に向けて穿たれる釘孔は木質床材本体を貫通する貫通孔とされる。
請求項3に記載の木質床材の実結合構造は、請求項1に記載の発明に加えて、上記釘孔は木質床材本体の裏面に開口部を有しない半貫通孔とされる。ここに、半貫通孔とは、木質床材本体を貫通することなく、すなわち、裏面に開口しない盲管状の釘孔をいう。
請求項4に記載の木質床材の実結合構造は、請求項3に記載の発明に加えて、上記釘孔は孔部の深さはとくに限定されるものではないが、好ましくは、貫通時の約2/3とすることが好ましい。
請求項5に記載の木質床材の実結合構造は、請求項1に記載の発明に加えて、
上記木質床材がムクの床材とされる。ムクの床材としては、公知の床材、たとえば、松、米松、檜、杉、槙等が好ましく用いられる。
請求項1に記載の発明にかかる木質床材の実結合構造は上記のとおりであり、雄実の凸部の付け根上隅部から木質床材の本体を斜め下方に向けて釘孔を穿ち、該釘孔はその孔径が徐々に小さくなる先細の形状とされているため、釘を打ったとき、釘孔の内周壁面と釘の外側部との接触摩擦力が大きくなり、実割れを起こすことなく、しっかりと木質床材を床下地に釘固定することができる。
請求項2に記載の木質床材の実結合構造は上記のとおりであり、請求項1の木質床材の実結合構造の有する効果に加え、上記釘孔は木質床材本体を斜め下方に貫通する貫通孔とされているため、釘が打ち易く、作業性よく釘打ちをすることができる。
請求項3に記載の木質床材の実結合構造は上記のとおりであり、請求項1の木質床材の実結合構造の有する効果に加え、上記釘孔は木質床材本体の裏面に開口部を有しない半貫通孔とされ、釘孔の内周壁面と釘の外側部との間に接触摩擦力が働くとともに、孔が貫通していない木質床材本体が釘によって床下地に釘固定されるため、しっかりと木質床材を床下地に固定することができる。
請求項4に記載の木質床材の実結合構造は上記のとおりであり、請求項3の木質床材の実結合構造の有する効果に加え、上記釘孔は孔部の深さが貫通時の約2/3とされているため、釘の径が、釘孔の径よりも小さい多少細目の釘を用いても打ち込み易く、また、木質床材の本体が約1/3残されているため、残された木質床材の本体部を貫通した釘によって木質床材は床下地にしっかりと釘固定される。
請求項5に記載の木質床材の実結合構造は上記のとおりであり、請求項1の木質床材の実結合構造の有する効果に加え、上記木質床材を松、米松、檜、杉、槙等ムクの床材とすることにより、木質感、高級感のある床面を形成することができる。
以下、木質床材としてムクの床材を用いた本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態にかかる木質床材の実結合構造を示す断面図である。図1に示すように、第1実施形態においては、木質床材Aの一側端面に雄実1が延設されるとともに、他の側端面に雌実2が延設され、雄実1の凸部の付け根上隅部から木質床材Aの本体の斜め下方に向けて釘孔31が穿たれている。さらに、雄実1と雌実2とを、補強するための接着剤を塗布した後、嵌合する際、余剰の接着剤を溜める接着剤溜まり4が、雄実1の凸部の上部端面11に設けられている。
図1に示されているように、上記釘孔31は、先に行くほど孔径が小さくなる先細の形状とされ、木質床材Aの裏面を貫通して穿たれる。このように、釘孔31を先細の形状とすることにより、釘を打ったとき、釘孔31の内周壁面と釘の外側部との接触摩擦力が大きくなり、実割れを起こすことなく、しっかりと木質床材Aを床下地に釘固定することができる。
図2は、本発明の第2実施形態にかかる木質床材の実結合構造を示す断面図である。図2に示すように、本実施形態においては釘孔32は、木質床材Aの本体の裏面に開口部を有しない半貫通孔とされている。このように、釘孔32は木質床材Aの本体の裏面に開口部を有しないため、貫通孔としたときのように、バリが発生することなく、バリ取りの手間が省け、作業性よく釘孔32を穿つことができる。また、釘孔32も先細の形状とされているため、釘孔32の内周壁面と釘の外側部との接触摩擦力が大きくなり、実割れを起こすことなく、しっかりと木質床材Aを床下地に釘固定することができる。
図3は、本発明の第2実施形態の応用例を示す断面図である。本第2実施形態の応用例においては、釘孔33は、その孔部の深さが貫通時の孔部の深さの約2/3である先細の形状の半貫通孔とされている。このように、釘孔33を半貫通孔として設けることにより、釘の径が、釘孔33の径よりも小さい多少細目の釘を用いても、木質床材Aの本体が約1/3残されているため、釘は残された木質床材Aの本体部を貫通して床下地にしっかりと固定され、釘着することができる。
図4は、図3に示した第2実施形態の応用例にかかる木質床材の実結合構造を用いて床面を施工した状態を示す要部断面図である。図4に示すように、雄実1は、その凸部の付け根上隅部から木質床材Aの本体の斜め下方に向けて穿たれた釘孔33によってガイドされ、打ち込まれた釘5によって釘固定されている。その後、上記のように釘固定された雄実1の凸部の上部端面11と雌実2の上部端面21に補強のための接着剤Sを塗布して、雄実1と雌実2とを嵌合する。上記雄実1の上部端面11と雌実2の上部端面21とは接着剤Sによって接着するとともに、余剰分は接着剤溜まり4に溜まり、このようにして、接着剤によって目透きなく補強された雄実1と雌実2とは、しっかりと実結合される。
上記は第2実施形態の応用例について例示したが、第1実施形態、第2実施形態の場合も同様であり、ムクの床材を木質床材Aとして用い、本発明の実結合構造を適用することにより、ムクの床材はしっかりと床下地6に固定され、また、結合されて木質感、高級感のある床面を形成することができる。
なお、図3に半貫通の応用例として、孔部の深さが貫通時の約2/3である釘孔33を例示したが、これに限られず、例えば、約1/2でもよい。孔部の深さは使用する木質床材Aの材質によって本体裏面に開口部を形成しない限り、適宜変更可能である。このように、本発明は種々設計変更自在であり、特許請求の範囲を逸脱しない限り、本発明の技術的範囲に属する。
本発明の第1実施形態にかかる木質床材の実結合構造を示す断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる木質床材の実結合構造を示す断面図である。 本発明の第2実施形態の応用例にかかる木質床材の実結合構造を示す断面図である。 本発明の第2実施形態の応用例にかかる木質床材の実結合構造を用いて床面を施工した状態を示す要部断面図である。
符号の説明
A 木質床材
S 接着剤
1 雄実
11 上部端面
2 雌実
21 上部端面
31 第1実施形態における釘孔
32 第2実施形態における釘孔
33 第2実施形態の応用例における釘孔
4 接着剤溜まり
5 釘
6 床下地

Claims (5)

  1. 隣り合う木質床材の側端面に雄実と雌実とを延設し、該雄実と雌実とを結合してなる実結合構造であって、上記雄実の凸部の付け根上隅部から木質床材の本体を斜め下方に向けて釘孔を穿ち、該釘孔はその孔径が徐々に小さくなる先細の形状とされた木質床材の実結合構造。
  2. 上記釘孔は木質床材本体を斜め下方に貫通する貫通孔である請求項1に記載の木質床材の実結合構造。
  3. 上記釘孔は木質床材本体の裏面に開口部を有しない半貫通孔である請求項1に記載の木質床材の実結合構造。
  4. 上記釘孔は孔部の深さが貫通時の約2/3である請求項3に記載の木質床材の実結合構造。
  5. 上記木質床材がムクの床材である請求項1に記載の木質床材の実結合構造。
JP2006280089A 2006-10-13 2006-10-13 木質床材の実結合構造 Pending JP2008095424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006280089A JP2008095424A (ja) 2006-10-13 2006-10-13 木質床材の実結合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006280089A JP2008095424A (ja) 2006-10-13 2006-10-13 木質床材の実結合構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008095424A true JP2008095424A (ja) 2008-04-24

Family

ID=39378552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006280089A Pending JP2008095424A (ja) 2006-10-13 2006-10-13 木質床材の実結合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008095424A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011122330A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Daiken Corp 床構造及びその施工方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4724816U (ja) * 1971-03-27 1972-11-20
JPS53102523U (ja) * 1977-01-25 1978-08-18
JPH03295945A (ja) * 1990-04-13 1991-12-26 Ikemi Rinsan Kogyo Kk 壁面・床面の構築法
JPH05196017A (ja) * 1992-08-12 1993-08-06 Akio Yamamoto 釘保持部材
JPH08312116A (ja) * 1995-05-17 1996-11-26 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 木質防音床材及びその取付構造
JPH0924505A (ja) * 1995-07-10 1997-01-28 Mitsuba:Kk 竹集成材
JP2002167906A (ja) * 2000-11-28 2002-06-11 Shinodaya:Kk 瓦、瓦固定釘および瓦葺き工法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4724816U (ja) * 1971-03-27 1972-11-20
JPS53102523U (ja) * 1977-01-25 1978-08-18
JPH03295945A (ja) * 1990-04-13 1991-12-26 Ikemi Rinsan Kogyo Kk 壁面・床面の構築法
JPH05196017A (ja) * 1992-08-12 1993-08-06 Akio Yamamoto 釘保持部材
JPH08312116A (ja) * 1995-05-17 1996-11-26 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 木質防音床材及びその取付構造
JPH0924505A (ja) * 1995-07-10 1997-01-28 Mitsuba:Kk 竹集成材
JP2002167906A (ja) * 2000-11-28 2002-06-11 Shinodaya:Kk 瓦、瓦固定釘および瓦葺き工法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011122330A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Daiken Corp 床構造及びその施工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102256766B (zh) 锚固联接件的方法和联接件
US8348573B2 (en) Versatile fastener
JP2008095424A (ja) 木質床材の実結合構造
JP4894681B2 (ja) 複合床材の実結合構造
JP4055747B2 (ja) 建築用板材の実構造
JP2008202346A (ja) 木質構造物における木材接合部の補強構造および補強方法
US8181329B2 (en) Method for anchoring a fastening element to a steel member
JP3138407U (ja) 板結合用螺子
JPS60132113A (ja) 取り付け固定用ほぞ釘
JP2008050758A (ja) 床材の実結合構造
JP4157235B2 (ja) 防音床材とその製造方法及び床構造
JP2012001946A (ja) 床材の実結合構造
JP3163427B2 (ja) 床材とその製造方法
JP6250012B2 (ja) 階段の施工方法
JP4066988B2 (ja) 建築板
JP2005126989A (ja) 伸縮防止床材
JP7479165B2 (ja) 蹴込板の固定構造、蹴込板の施工方法、これらに用いられる蹴込板固定部材および蹴込板
JP2015025254A (ja) 複合建材
JP2006112039A (ja) 実結合構造
JP2005282286A (ja) 木質床材、床構造及び床材敷設方法
JP3464214B2 (ja) フローリング材とその敷設方法
JP2006233502A (ja) タイル張付構造及びタイル
JPH11152885A (ja) 木質床材および木質床材の施工方法
JP2007085104A (ja) 床材実結合構造
JP2002021316A (ja) 押入棚板の天板と前框の取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20090819

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20111013

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20111122

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120111

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120403