JP2005126989A - 伸縮防止床材 - Google Patents

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Morio Hayashi
守男 林
Tomoyoshi Kubota
智芳 久保田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Abstract

【課題】水分の吸収に起因する伸縮を防止し、隙間や反り等が生じることがなく、寸法安定性に優れた伸縮防止床材を簡単、かつ、経済的に有利に提供する。
【解決手段】木質系基材1の表面に化粧シート4が貼着された床材であって、該木質系基材1の裏面、長さ方向両端部内側の全長に亘ってそれぞれ凹溝11、13を設けるとともに、幅方向両端部内側の全長に亘ってもそれぞれ凹溝12、14を設け、上記4本の凹溝11、12、13、14に接着剤5を充填したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、伸縮防止床材に関する。さらに詳しくは、湿気等、水分に起因する伸縮を防止した伸縮防止床材に関する。
木質系床材は、湿気等、水分を吸収することにより縦横に伸長し、乾燥して水分を失うことにより収縮する性質があり、このような伸長、収縮が繰り返される間に床面に隙間や反り等が生じ、寸法安定性が損なわれるという問題がある。そこで、上記木質系床材の裏面に防水シートを貼着したり、撥水剤を塗布する等の方法により水分の侵入を防ぎ、寸法安定性を向上させることが行なわれている。一方、木製タイルにも上記と同様な問題があるため、下記技術が提案されている。
実開平6−30324号公報(第1−2頁、第1図、第6図、第9図、第10図) 特開平10−266538号公報(第1−4頁、第2、3図)
しかしながら、木質系床材の裏面に防水シートを貼着したり、撥水剤を塗布する方法は、手間がかかり、また、経済的にも有利とはいえない。また、木製タイルに関する技術も直ちに床材に適用されるとはいい難い。本発明は、このような状況の下で考え出されたものであって、湿気等、水分の吸収に起因する伸縮を防止し、隙間や反り等が生じることのない寸法安定性に優れた伸縮防止床材を簡単、かつ経済的に有利に提供することをその課題とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、本発明によれば、木質系基材の表面に化粧シートが貼着された床材であって、該木質系基材の裏面、長さ方向両端部内側の全長に亘ってそれぞれ凹溝を設けるとともに、幅方向両端部内側の全長に亘ってもそれぞれ凹溝を設け、上記4本の凹溝に接着剤を充填したことを特徴とする伸縮防止床材が提供される。
上記凹溝を穿設するとともに、その溝幅を1〜3mmとし、木質系基材裏面の端縁から10〜100mmの範囲内に設けることが好ましい。上記穿設された凹溝の深さを木質系基材の厚さの1/3〜2/3とすることが好ましい。また、上記接着剤として、ウレタン系、エポキシ系、尿素−メラミン系接着剤等、軟質接着剤を用いることが好ましい。
上記木質系基材を合板とMDF(中密度繊維板)とから構成し、該合板を複数の部分に分割するとともに、これらの部分合板がMDFの裏面に、長さ方向両端部内側の全長に亘ってそれぞれ凹溝を形成するように、かつ、幅方向両端部内側の全長に亘ってもそれぞれ凹溝を形成するように接着される。
請求項1に記載の発明は上記のとおりであり、とくに、該木質系基材の裏面、長さ方向両端部内側の全長に亘ってそれぞれ凹溝を設けるとともに、幅方向両端部内側の全長に亘ってもそれぞれ凹溝を設け、上記4本の凹溝に接着剤を充填しているため、木口からの水分の侵入を阻止し、伸縮を防止することができる。
上記凹溝がその溝幅を1〜3mmとし、木質系基材裏面の端縁から10〜100mmの範囲内に設けられているため、床材の強度に影響を与えることがなく、また、外観的に何ら問題なく床材の伸縮を防止することができる。
上記穿設された凹溝の深さが木質系基材の厚さの1/3〜2/3とされているため、この凹溝に充填した接着剤が床下の湿気等、床材の裏面から侵入する水分を十分に阻止することができる。また、接着剤を軟質接着剤とすることにより、軟質接着剤層が凹溝にかかる応力を吸収し、緩衝効果を発揮することができる。
上記木質系基材を合板とMDFとから構成し、該合板を複数の部分に分割するとともに、これらの部分合板をMDFの裏面に長さ方向両端部内側の全長に亘ってそれぞれ凹溝を形成するように、かつ、幅方向両端部内側の全長に亘ってもそれぞれ凹溝を形成するように接着させるため、合板とMDF、合板と古紙含浸紙等の複合系基材にも上記凹溝を形成することが可能となり、これらの凹溝に接着剤を充填して木口からの水分の侵入を阻止し、伸縮を防止することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して、詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態にかかる伸縮防止床材Aをその裏面を上にして示す斜視図である。図2は、上記伸縮防止床材Aの凹溝に軟質接着剤を充填した状態を示す側断面図である。図1、図2において、合板等、木質系基材1の表面には化粧シート4が貼着され、上記木質系基材1の裏面の長さ方向両端部内側には、その全長に亘って凹溝11、13が穿たれるとともに、幅方向両端部内側にも、その全長に亘って凹溝12、14が穿たれている。また、長さ方向側面には、実結合をするための雄実61、雌実62が設けられている。
図1、図2によく示されているように、溝幅w=1〜3mmとされた凹溝11、13は、木質系基材1の裏面の長さ方向端縁から、a=10〜100mmの範囲内に穿たれ、同様に、溝幅w=1〜3mmとされた凹溝12、14は、木質系基材1の裏面の幅方向端縁から、a=10〜100mmの範囲内に穿たれている。その深さdは、いずれも木質系基材1の厚さtの1/3〜2/3とされ、このようにして穿たれた凹溝11、12、13、14には、軟質接着剤5が充填される。
図3は、本発明の第2実施形態にかかる伸縮防止床材Bをその裏面を上にして示す分解斜視図である。本実施形態においては、木質系基材1として、合板2とMDF3とからなる複合基材を用いる。すなわち、図3によく示されているように、合板2は、伸縮防止床材Bの長さ方向端部を構成する縦方向部211と231、および上記縦方向部211、231の一部と幅方向端部を構成する幅方向部221と241、そして中央部20の複数の部分に分割されている。縦方向部211の側面には実結合をするための雌実62および縦方向部231の側面には雄実61が設けられている。
図4は、上記のように、分割、分離された各構成部分を、表面に化粧シート4を貼着したMDF3の裏面に、接着剤5により接着してその長さ方向全長に亘って凹溝11、13を形成させ、また、幅方向の全長に亘って凹溝12、14を形成させ、一体化した状態を示す斜視図である。このとき、接着に用いる接着剤としては、凹溝に充填する軟質接着剤5が用いられる。このようにして、合板2とMDF3とを接着させてなる複合基材に凹溝11、12、13、14を形成することができる。
図5は、図4に示す伸縮防止床材Bの凹溝に軟質接着剤を充填した状態を示す側断面図である。図4、図5によく示されているように、溝幅w=1〜3mmとされた凹溝11、13は、MDF3の裏面の長さ方向端縁から、a=10〜100mmの範囲内に形成され、同様に、溝幅w=1〜3mmとされた凹溝12、14は、MDF3の裏面の幅方向端縁から、a=10〜100mmの範囲内に形成されている。その深さdは、いずれも合板2とMDF3の合計厚さsの1/3〜2/3とされ、このようにして形成された凹溝11、12、13、14に軟質接着剤5が充填される。
以上述べたように、本発明にかかる伸縮防止床材A、Bは、その裏面に床材自体の強度に影響を与えることなく、また、外観的に何ら問題なく凹溝を設けるとともに、該凹溝に接着剤、好ましくは、軟質接着剤を充填しているため、木口からの水分の侵入を阻止して、床材の伸縮を防止することができる。また、軟質接着剤を用いることにより、凹溝にかかる応力を吸収し、緩衝効果を発揮するため、強度的にも優れたものとなる。
本発明の第1実施形態にかかる伸縮防止床材をその裏面を上にして示す斜視図である。 図1に示す伸縮防止床材の凹溝に軟質接着剤を充填した状態を示す側断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる伸縮防止床材をその裏面を上にして示す分解斜視図である。 図3に示す分解伸縮防止床材を接着一体化した状態を示す斜視図である。 図4に示す伸縮防止床材の凹溝に軟質接着剤を充填した状態を示す側断面図である。
符号の説明
1 木質系基材
11、13 上記裏面の長さ方向両端部内側に設けられた凹溝
12、14 上記裏面の幅方向両端部内側に設けられた凹溝
2 合板
20 中央部、部分合板
211 縦方向部、部分合板
231 縦方向部、部分合板
221 幅方向部、部分合板
241 幅方向部、部分合板
3 MDF
4 化粧シート
5 軟質接着剤
61 雄実
62 雌実
A 伸縮防止床材
B 伸縮防止床材

Claims (5)

  1. 木質系基材の表面に化粧シートが貼着された床材であって、該木質系基材の裏面、長さ方向両端部内側の全長に亘ってそれぞれ凹溝を設けるとともに、幅方向両端部内側の全長に亘ってもそれぞれ凹溝を設け、上記4本の凹溝に接着剤を充填したことを特徴とする伸縮防止床材。
  2. 上記凹溝を穿設するとともに、その溝幅を1〜3mmとし、木質系基材裏面の端縁から10〜100mmの範囲内に設けられた請求項1に記載の伸縮防止床材。
  3. 上記穿設された凹溝の深さが木質系基材の厚さの1/3〜2/3である請求項1に記載の伸縮防止床材。
  4. 上記接着剤が軟質接着剤である請求項1に記載の伸縮防止床材。
  5. 上記木質系基材を合板とMDFとから構成し、該合板を複数の部分に分割するとともに、これらの部分合板をMDFの裏面に、長さ方向両端部内側の全長に亘ってそれぞれ凹溝を形成するように、かつ、幅方向両端部内側の全長に亘ってもそれぞれ凹溝を形成するように接着させた請求項1に記載の伸縮防止床材。
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