JP2012001946A - 床材の実結合構造 - Google Patents

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健太 須田
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Abstract

【課題】雄実部分を釘、ステープル等の固定手段で熟練の技術を要することなく固定し、床材の実結合部どうしを作業性よく実結合させ、隣接する床板どうしを隙間なく敷き詰めてフローリング施工ができる床材の実結合構造を提供する。
【解決手段】実結合により結合する床材において、雄実基部3上面で該床材端面に沿って凹溝4を形成し釘打ち部とするとともに、雄実基部3下面で上記釘打ち部に対応した位置に支持台部31を形成してなる床材の実結合構造。好ましくは、床材1の端縁垂直部にV字溝部5が長手方向に延設される。
【選択図】図1

Description

本願発明は床材の実結合構造に関し、さらに詳しくは、フローリング用床材の長手方向側端部に設けられる実結合の構造に関するものである。
建築用床材、とくに木質系材料からなる床材は加工がし易く、また通気性、透湿性に優れ、調湿機能を有する等の有利性から、種々の建築材料、特に、フローリング材の分野で使用されることが多い。上記木質系材料としては、近年、無垢の木材の入手が困難となってきていることから、合板、集成材、中密度繊維板(MDF)、チップボード、パーティクルボード等、種々の木質基材に突き板を貼着したり、木目模様の化粧紙を接着する等、表面化粧したものが広く床材として使用されている。
上記した木質系材料を床材の基材として用いる場合、通常、複数枚の床材の、おのおの長手方向の左右側端部に設けられた実結合部どうしをしっかりと実結合させ、隣接する床板どうしを隙間なく敷き詰めてフローリングを施工する。
上記釘固定は、例えば雄実上部から斜め中方向へ向けて概ね45°の角度で釘、ステープル等の固定手段を打ち込む必要があり、このとき、釘打ち角度が振れると床材表面側が盛り上がる現象が生じたり、床材の木質基材に中密度繊維板(MDF)やチップボード等の脆い材料を使用した場合、釘打ちの衝撃や釘自体の進入によって雄実が割れて床材が使用不能となる場合もあった。そのため、床材を床下地に作業効率よく釘固定を行うためには、熟練した作業者の技を必要としていた。
一方、特開2009−30271号公報には、複数枚の単板を積層した合板部の表面に中密度繊維板を張り合わせた床板の基材の周端部に、雄実部と雌実部とを該合板部に形成し、該床板を敷設したときに隣接する床板の雄実部と雌実部とを接合した床板の接合構造において、該床板の中密度繊維板と合板とにまたがるように凹溝を該雄実部と雌実部との上部であって該周端部の長手方向に沿って形成してなる床板の接合構造が開示されている。
そして、合板部と中密度繊維板とを一体的に張り合わせた床板基材を用いて床板が構成されているため、施工後に床板同士の接合部から水等が浸入したときに中密度繊維板の伸張等による床板の変形を防止し、安全性を確保することができる床板の接合構造が提供できると記載されている。
特開2009−30271号公報
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなしたものであり、その目的は、木質系基材を用いた床材を床下地に敷設し、雄実部分を釘、ステープル等の固定手段で熟練の技術を要することなく固定できるとともに、上記床材の長手方向の左右側端部に設けられた実結合部どうしをしっかりと実結合させ、隣接する床板どうしを隙間なく敷き詰めて作業性よくフローリングの施工ができる床材の実結合構造を提供することである。
上記課題を解決するために、本願請求項1に記載の発明に係る床材の実結合構造は、実結合により結合する床材において、雄実基部上面で該床材端面に沿って凹溝を形成し釘打ち部とするとともに、雄実基部下面で上記釘打ち部に対応した位置に支持台部を形成してなることを特徴としている。
上記床材としては、合板、集成材、中密度繊維板(MDF)、チップボード、パーティクルボード等、種々の木質基材に突き板を貼着したり、木目模様の化粧紙を接着する等、表面化粧して洋間のフローリングに適するようにデザインされたものが好ましく用いられる。
本願請求項1記載の発明に係る床材の実結合構造においては、実結合により結合する床材において、雄実基部上面で該床材端面に沿って凹溝を形成し釘打ち部としていることにより、釘、ステープル等の固定手段を打設する位置が一目でわかり、段取りよくフローリングの施工に取り掛かることができるため作業性が向上する。
また、釘打ちによって固定する場合、上記凹溝から単に垂直に釘を打ち込むだけでよいため、従来、斜め方向に釘を打つ熟練を要する作業であった雄実の固定作業が習熟度の浅い作業者でも可能となり、作業効率よくフローリングを施工できる。
さらに、雄実基部下面で上記釘打ち部に対応した位置に支持台部が形成されているため、支持台部が釘打ち作業の衝撃で雄実部が破壊されることを防ぎ、しっかりと支持、補強する。このようにすることにより、床材の基材として中密度繊維板(MDF)、チップボード等、比較的脆い材料を用いた場合であっても、しっかりと実結合することが可能となり、隣接する床板どうしを隙間なく敷き詰めてフローリングすることができる。
(a)は本願発明の床材の実結合構造に係る雄実と雌実とを示す一部断面図、(b)は本願発明に係る床材の実結合構造を用いて実結合した状態を示す一部断面図。
以下、本願発明に係る床材の実結合構造の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態においては、中密度繊維板(MDF)の表面を木目模様で化粧したフローリング用の床材について説明する。
図1(a)は、隣接する2枚の床材の側端に設けられた本願発明の床材の実結合構造に係る雄実Aと雌実Bとを示す一部断面図である。図1(a)に示すように、雄実Aは床材1の垂直面11から突き出す雄実部2を含んでなるとともに、雄実部2が突出する基部は雄実基部3とされ、雄実基部3の上面で上記垂直面11に沿って深さhの凹溝4が床材1の側端長手方向に延設されている。
また、雄実部2側の床材1の上端縁は斜め約45°で前側に傾斜させて化粧溝面12とされ、さらに雄実部2の上端部は面取りをされて上部面取り部21が設けられ、下端部も同様に面取りをされて下部面取り部22が設けられている。
床材1の他端側に形成された雌実Bは雌実上片6と雌実下片7とからなり雌実部8に上記雄実部2が嵌合してしっかりと実結合する。ここで、上記雌実上片6は雌実下片7よりも突出して設けられるとともに、上記雌実上片6の下部は斜めに切り欠かれてテーパ面61とされている。また、雌実上片6の上端縁は斜め前下方に傾斜させて化粧溝面62とされ、上記雄実部2側の床材1の上端に設けられた化粧溝面12と共同して断面略V字形の化粧溝を形成する。
上記雄実基部3の上面に設けられた凹溝4の深さhは0.5〜5.0mmの範囲とされ、凹溝4の幅wは0.5〜4.0mmとされる。図1(a)においては、固定具として用いられた釘9が床下地Gに打ち込まれ、このようにして、床材は床下地Gにしっかりと固定される。
このとき、釘9は従来のように概ね45°の角度をつけて斜めに打ち込むことなく、単に垂直に打ち込むだけであるため、比較的習熟の浅い作業者でも容易に釘打ちが可能となり雄実部2を傷つけることなく、作業性よくフローリングの施工を行うことができる。
一方、雄実部2の下部は上記床材1の垂直面11から0.5〜8.0mm突出させ、上記凹溝4の釘打ち部分に対応する位置に支持台部31が形成されている。この支持台部31は釘打ち時の衝撃で雄実部2が破壊されないように補強するとともに、雄実部2をしっかりと支持する。
また、上記床材1の端縁垂直部にはV字溝部5が長手方向に延設されている。このV字溝部5は釘打ち時に釘9の進入角度が不適切な場合に床材1端部に膨れを生じさせる力が発生する場合にこの膨れを生じさせる力吸収し、釘打ちの影響で表面が浮き上がる等の現象を防ぐことができるものである。さらに、湿気、気温等によって雄実Aが伸縮する際の緩衝空間としても機能する。
図1(b)は本願発明の床材の実結合構造に係る雄実Aと雌実Bとを実結合した状態を示す断面図である。図1(b)に示すように、上記のように構成された雄実Aを、凹溝4から垂直に釘9を打ち込むことによって床下地Gにしっかりと固定し雌実部8に嵌合する。このとき、雄実部2に設けられた上部面取り部21と下部面取り部22とはガイドの役割を果たしスムーズに雌実部8と嵌合することができる。
仮に釘9の頭が凹溝4に納まり切らない場合、上記雌実上片6の下部に設けられたテーパ面61は釘頭を納めるスペースを形成するとともに、上部面取り部21と共同して上記嵌合がスムーズに行えるためのガイドとしても機能する。
このようにして、隣接する床板どうしはしっかりと結合され、床材の基材として中密度繊維板(MDF)、チップボード等、比較的脆い材料を用いた場合でも、支持台部31が釘打ち時の衝撃で雄実部2が破壊されることを防ぎ、しっかりと補強するため、合板と同様にこれらの材料を使用することができる。
以上述べたように、本願発明の床材の実結合構造を実施することにより、従来斜め方向に釘を打つ熟練を要する作業であった雄実Aの固定作業が、垂直に釘打ちをする単純作業とすることが可能となった。そして、習熟度の浅い作業者でも作業効率よくフローリングを施工でき、かくして隣接する床板どうしをしっかりと結合できるとともに、断面略V字形の化粧溝を有する意匠性に優れたフローリングを得ることができる。
なお、上記実施形態は床材として中密度繊維板(MDF)に突き板等を貼着して木目模様に表面化粧したフローリング材を用いた場合について述べたが、中密度繊維板(MDF)のみならず、合板、集成材、チップボード、パーティクルボード等、種々の木質基材に表面化粧を施したものを用いてもよい。このように本願発明に係る床材の実結合構造は設計変更自在であり、特許請求の範囲を逸脱しない限り、いずれの場合も本願発明の技術的範囲に属する。
A 雄実
B 雌実
G 床下地
h 凹溝の深さ
w 凹溝の幅
1 床材
11 垂直面
12 化粧溝面
2 雄実部
21 上部面取り部
22 下部面取り部
3 雄実基部
31 支持台部
4 凹溝
5 V字溝部
6 雌実上片
61 テーパ面
62 化粧溝面
7 雌実下片
8 雌実部
9 釘

Claims (1)

  1. 実結合により結合する床材において、雄実基部上面で該床材端面に沿って凹溝を形成し釘打ち部とするとともに、雄実基部下面で上記釘打ち部に対応した位置に支持台部を形成してなる床材の実結合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103114700A (zh) * 2012-12-17 2013-05-22 张家铭 板材连接件
WO2015137052A1 (ja) * 2014-03-12 2015-09-17 矢島木材乾燥株式会社 突条部ビス留め床板

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