JP2008049742A - ブレーキ液圧制御用アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプを駆動させることなくポンプの吸入系のエア抜きを行えるようにする。
【解決手段】外部からブレーキ液を吸入してホイールシリンダに向けて吐出するブレーキ液圧制御用アクチュエータであって、外部からのブレーキ液の流入口となる吸入ポート55をポンプ7〜10の吸入口よりも上方に配置し、この吸入ポート55とポンプ7〜10の吸入口を吸入通路56により連通させ、大気に開放されたエア抜きポート58を吸入ポート55よりも上方に配置し、このエア抜きポート58と吸入通路56をエア抜き通路59により連通させ、エア抜きポート58をブリーダ60にて開閉可能にする。これによると、アウトラインホースを繋ぎかえた場合、ブリーダ60を操作してエア抜きポート58を大気に開放することにより、ポンプ7〜10の吸入側に混入したエアはエア抜き通路59を介してエア抜きポート58から外部に排出される。
【選択図】図4

Description

本発明は、ホイールシリンダ(以下、W/Cという)に作用するブレーキ液圧を制御するブレーキ液圧制御用アクチュエータに関するものである。
従来のブレーキ液圧制御用アクチュエータは、マスタシリンダ(以下、M/Cという)のリザーバからブレーキ液を吸入してW/Cに向けて吐出するポンプを備え、このポンプはハウジングに収納されている(例えば、特許文献1、2参照)。
このような、ハウジング内に収納されたポンプが外部(M/Cのリザーバ)からブレーキ液を吸入する形式のアクチュエータは、M/Cのリザーバとハウジングの吸入ポートを接続するアウトラインホースを市場(すなわち、整備工場等)にて繋ぎかえた場合、ポンプの吸入側にエアが混入する。
そして、エアが混入した状態でポンプ(特に、内接型ギヤポンプ等の回転式ポンプ)を作動させると、エアによるドライ摺動が発生し好ましくない。
特開2005−343297号公報 特開2005−263014号公報
しかしながら、特許文献1のアクチュエータでは、ポンプを駆動させてポンプの吸入系のエア抜きを行うようにしているため、エアによるドライ摺動が発生してしまう。また、ポンプを駆動させるためのポンプ駆動装置が必要であり、ポンプ駆動装置を各整備工場等が備えておくことは極めて困難である。
また、特許文献2のアクチュエータでは、エア抜き用のエア抜きポートを設けているが、吸入ポートとエア抜きポートがともにハウジングの上面に設けられているため、吸入ポート近傍のエアをエア抜きポートから確実に排出させることは困難である。
本発明は上記点に鑑みて、ポンプを駆動させることなくポンプの吸入系のエア抜きを行えるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両に搭載され、ホイールシリンダ(6FL、6FR、6RL、6RR)に作用するブレーキ液圧を制御するブレーキ液圧制御用アクチュエータであって、外部からブレーキ液を吸入してホイールシリンダ(6FL、6FR、6RL、6RR)に向けて吐出するポンプ(7〜10)と、このポンプ(7〜10)が収納されたハウジング(50)とを備、このハウジング(50)には、ポンプ(7〜10)の吸入口よりも上方に配置され、外部からのブレーキ液の流入口となる吸入ポート(55)と、この吸入ポート(55)とポンプ(7〜10)の吸入口とを連通させる吸入通路(56)と、吸入ポート(55)よりも上方に配置され、大気に開放されたエア抜きポート(58)と、このエア抜きポート(58)と吸入通路(56)とを連通させるエア抜き通路(59)が形成され、さらに、ハウジング(50)には、ハウジング(50)の外部から操作されてエア抜きポート(58)を開閉可能なブリーダ(60)が装着されていることを特徴とする。
これによると、アウトラインホースを繋ぎかえた場合、ブリーダ(60)を操作してエア抜きポート(58)を大気に開放することにより、ポンプ(7〜10)の吸入側に混入したエアはエア抜き通路(59)を介してエア抜きポート(58)から外部に排出される。すなわち、ポンプ(7〜10)を駆動させることなくポンプ(7〜10)の吸入系のエア抜きを行うことができる。
請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載のブレーキ液圧制御用アクチュエータにおいて、吸入ポート(55)をハウジング(50)の側面(52)に設け、エア抜きポート(58)をハウジング(50)の上面(57)に設け、吸入通路(56)を、吸入ポート(55)から横方向に延びした後に下方に延ばしてポンプ(7〜10)の吸入口に接続し、エア抜き通路(59)を、エア抜きポート(58)から下方に延ばして吸入通路(56)に接続することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載のブレーキ液圧制御用アクチュエータにおいて、吸入ポート(55)からポンプ(7〜10)の吸入口に向かう流れのみを許容する逆止弁(61)が、吸入通路(56)に設けられていることを特徴とする。
これによると、アウトラインホースを繋ぎかえた場合やアクチュエータの搬送時等に、吸入ポート(55)側から混入したエアがポンプ(7〜10)内部に侵入するのを防止することができる。
請求項4に記載の発明のように、請求項1ないし3のいずれか1つに記載のブレーキ液圧制御用アクチュエータにおいて、ポンプ(7〜10)を駆動するモータ(11、12)を備え、1つのモータにより2つのポンプを駆動するように構成されたポンプセットを、複数セット設けることができる。
請求項5に記載の発明のように、請求項1ないし4のいずれか1つに記載のブレーキ液圧制御用アクチュエータにおいて、ポンプ(7〜10)を回転式ポンプにすることができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態に係るブレーキ液圧制御用アクチュエータを備える車両用ブレーキ制御装置の液圧回路構成を図1に示す。また、図2に、本実施形態の車両用ブレーキ制御装置の制御系を司るブレーキECUの信号の入出力の関係を示す。以下、これらの図を参照して、本実施形態の車両用ブレーキ制御装置の構成について説明する。ここでは右前輪−左後輪、左前輪−右後輪の各配管系統を備えるX配管の液圧回路を構成する車両に本実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータを適用した例について説明する。
図1に示されるように、車両用ブレーキ制御装置には、上述したブレーキECU100(図2参照)に加えて、ブレーキペダル1、踏力センサ2、M/C3、ストローク制御弁SCSS、ストロークシミュレータ4、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ5、W/C6FL、6FR、6RL、6RRが備えられている。
ドライバによってブレーキ操作部材に相当するブレーキペダル1が踏み込まれると、ブレーキペダル1に加えられる踏力が踏力センサ2に入力され、踏力センサ2から加えられた踏力に応じた検出信号が出力されるように構成されている。この検出信号はブレーキECU100に入力され、ブレーキECU100でブレーキペダル1に加えられた踏力が検出される。なお、ここではブレーキ操作部材の操作量を検出するための操作量センサとして踏力センサ2を例に挙げているが、ストロークセンサ等であっても良い。また、ストロークセンサの検出信号と後述するM/C圧を検出するための圧力センサ17、18の検出信号に基づいてドライバによるブレーキペダル1の操作状態を検出できるようにしてもよい。
ブレーキペダル1には、加えられた踏力をM/C3に伝達するプッシュロッド等が接続されており、このプッシュロッド等が押されることでM/C3に備えられるプライマリ室3aおよびセカンダリ室3bにM/C圧が発生させられるようになっている。
M/C3には、プライマリ室3aとセカンダリ室3bを構成するプライマリピストン3cおよびセカンダリピストン3dが備えられ、これらがスプリング3eの弾性力を受けることで、ブレーキペダル1が踏み込まれていないときには各ピストン3c、3dを押してブレーキペダル1を初期位置側に戻すように構成されている。
M/C3のプライマリ室3aとセカンダリ室3bからそれぞれブレーキ液圧制御用アクチュエータ5に伸びる管路A、Bが備えられている。
また、M/C3には、マスタリザーバ3fが備えられている。マスタリザーバ3fは、ブレーキペダル1が初期位置のときに、プライマリ室3aおよびセカンダリ室3bのそれぞれと図示しない通路を介して接続されるもので、M/C3内にブレーキ液を供給したり、M/C3内の余剰ブレーキ液を貯留する。
このマスタリザーバ3fからは、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ5に向けてブレーキ液を供給するための管路Cが延設されている。また、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ5からのブレーキ液をマスタリザーバ3fに戻すための管路Jが設けられている。
ストロークシミュレータ4は、管路Bに繋がる管路Dに接続されており、セカンダリ室3b内のブレーキ液を収容する役割を果たす。管路Dには、管路Dの連通・遮断状態を制御できる常閉型の二位置弁により構成されたストローク制御弁SCSSが備えられ、このストローク制御弁SCSSにより、ストロークシミュレータ4へのブレーキ液の流動が制御できるように構成されている。
ブレーキ液圧制御用アクチュエータ5は、以下のように構成されている。
M/C3のプライマリ室3aと右前輪FRに対応する右前輪用W/C6FRを接続するように、管路Aに繋げられる管路Eが備えられている。この管路Eには、第1常開弁(第1制御弁)SNO1が備えられている。第1常開弁SNO1は、非通電時には連通状態、通電時には遮断状態となる二位置弁であり、この第1常開弁SNO1によって管路Eの連通・遮断状態が制御される。
また、M/C3のセカンダリ室3bと左前輪FLに対応する左前輪用W/C6FLを接続するように、管路Bに繋げられる管路Fが備えられている。この管路Fには、第2常開弁(第2制御弁)SNO2が備えられている。第2常開弁SNO2は、非通電時には連通状態、通電磁時には遮断状態となる二位置弁であり、この第2常開弁SNO2によって管路Fの連通・遮断状態が制御される。
また、マスタリザーバ3fから延設された管路Cが接続される管路Gが設けられている。この管路Gは、管路G1、G2、G3、G4という4本の管路に分岐して、右前輪用W/C6FR、左後輪RLに対応する左後輪用W/C6RL、左前輪用W/C6FL、および右後輪RRに対応する右後輪用W/C6RRに接続される。
各管路G1〜G4には、それぞれ1つずつポンプ(第1〜第4ポンプ)7、8、9、10が備えられている。各ポンプ7〜10は、内接型ギヤポンプ等の回転式ポンプ、より詳細には、トロコイドポンプにより構成されている。ポンプ7〜10のうち、ポンプ7、8は、第1モータ11によって駆動され、ポンプ9、10は、第2モータ12によって駆動される。第1、第2モータ11、12は、電動モータであり、より詳細にはブラシレスモータを用いている。
また、マスタリザーバ3fから延設された管路Jが接続される管路Hが設けられている。この管路Hは、管路H1、H2、H3、H4という4本の管路に分岐して、右前輪用W/C6FR、左後輪用W/C6RL、左前輪用W/C6FL、および右後輪用W/C6RRに接続される。
右前輪用W/C6FRに接続された管路H1には、第1常閉弁(第3制御弁)SWC1と第1リニア弁SLFRが直列的に配置されている。具体的には、第1常閉弁SWC1が第1リニア弁SLFRよりもマスタリザーバ3f側に位置するように配置されている。つまり、第1常閉弁SWC1によってマスタリザーバ3fと第1リニア弁SLFRの間の連通・遮断を制御できる構成とされている。
左後輪用W/C6RLに接続された管路H2には、第2リニア弁SLRLが備えられている。
左前輪用W/C6FLに接続された管路H3には、第2常閉弁(第4制御弁)SWC2と第3リニア弁SLFLが直列的に配置されている。具体的には、第2常閉弁SWC2が第3リニア弁SLFLよりもマスタリザーバ3f側に位置するように配置されている。つまり、第2常閉弁SWC2によってマスタリザーバ3fと第3リニア弁SLFLの間の連通・遮断を制御できる構成とされている。
右後輪用W/C6RRに接続された管路H4には、第4リニア弁SLRRが備えられている。
そして、管路Eにおける第1常開弁SNO1と右前輪用W/C6FRとの間、管路G2におけるポンプ8と左後輪用W/C6RLとの間、管路G4におけるポンプ10と右後輪用W/C6RRとの間、および管路Fにおける第2常開弁SNO2と左前輪用W/C6FLとの間に、圧力センサ(第1〜第4圧力センサ)13、14、15、16が配置されることで、各W/C圧が検出できるように構成されている。
また、管路E、Fのうち第1、第2常開弁SNO1、SNO2よりも上流側(M/C3側)にも圧力センサ17、18が配置されることで、M/C3のプライマリ室3aとセカンダリ室3bに発生しているM/C圧を検出できるように構成されている。
このような車両用ブレーキ制御装置では、上述した管路A、管路Eを通じてプライマリ室3aと右前輪用W/C6FRを繋ぐ液圧回路(第1補助管路)、管路C、管路G、G1、G2を通じてマスタリザーバ3fと右前輪用W/C6FRおよび左後輪用W/C6RLを繋ぐ液圧回路(主管路)、さらには、ポンプ7、8に並列的に接続された管路H1、H2の液圧回路(第1、第2調圧用管路)が、第1配管系統を構成するものとなる。
また、管路B、管路Fを通じてセカンダリ室3bと左前輪用W/C6FLを繋ぐ液圧回路(第2補助管路)、管路C、管路G、G3、G4を通じてマスタリザーバ3fと左前輪用W/C6FLおよび右後輪用W/C6RRを繋ぐ液圧回路(主管路)、さらには、ポンプ9、10に並列的に接続された管路H3、H4の液圧回路(第3、第4調圧用管路)が、第2配管系統を構成するものとなる。
図2に示されるように、上記した踏力センサ2や各圧力センサ13〜18の検出信号がブレーキECU100に入力され、これら各検出信号から求められる踏力やW/C圧およびM/C圧に基づいて、各種制御弁SCSS、SNO1、SNO2、SWC1、SWC2、SLFR、SLRL、SLFL、SLRRや第1、第2モータ11、12を駆動するための制御信号がブレーキECU100から出力されるようになっている。
次に、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ5の構成について、図1、図3、図4に基づいて詳細に説明する。図3は本実施形態に係るアクチュエータの正面図、図4は図3のアクチュエータを一部断面で示す右側面図である。なお、図4は、異なる切断面の断面を組み合わせて示している。また、図3、図4における天地の矢印は、車両搭載状態でのアクチュエータ5の姿勢を示している。
アクチュエータ5は、例えばアルミニウム合金よりなる金属性のハウジング50を備えている。このハウジング50は略直方体であり、このハウジング50の表面のうち、鉛直面である第1側面51の上部側位置に、各種制御弁SNO1、SNO2、SWC1、SWC2、SLFR、SLRL、SLFL、SLRR、および各圧力センサ13〜18が組み付けられている。
ハウジング50の表面のうち、第1側面51と対向する位置に鉛直面の第2側面52が形成されている。この第2側面52の下部側位置に第1、第2モータ11、12が組み付けられている。
ハウジング50の下部側部位に、第2側面52に対して垂直方向に延びる2つのポンプ挿入穴53、54が平行に形成されており、一方のポンプ挿入穴53にポンプ7、8が収納され、他方のポンプ挿入穴54にポンプ9、10が収納されている。
第2側面52において、ポンプ7〜10の吸入口およびモータ11、12よりも上方に、マスタリザーバ3fからのブレーキ液の流入口となる吸入ポート55が1つ形成されている。
この吸入ポート55とポンプ7〜10の吸入口は、吸入通路56によって連通されている。吸入通路56は、吸入ポート55から第2側面52に対して垂直方向(すなわち、横方向、水平方向)に延びる1つの横通路部561、この横通路部561からポンプ挿入穴53、54に向かって下方(すなわち、鉛直方向)に延びる1つの縦通路部562を備えている。さらに、吸入通路56は、縦通路部562から2つに分岐された分岐通路部563、564を備えている。一方の分岐通路部563はポンプ7、8の吸入口に接続され、他方の分岐通路部564はポンプ9、10の吸入口に接続されている。横通路部561および縦通路部562の径D1は、吸入抵抗を低減するために、分岐通路部563、564の径D2の1.3〜3倍になっている。なお、吸入通路56は、管路Gの一部を構成している。
ハウジング50の上面57、すなわち、吸入ポート55よりも上方に、大気に開放されたエア抜きポート58が1つ形成されている。このエア抜きポート58と吸入通路56は、エア抜きポート58から下方(すなわち、鉛直方向)に延びるエア抜き通路59により連通されている。吸入通路56の縦通路部562とエア抜き通路59は、同軸になっている。
ハウジング50には、エア抜きポート58を開閉可能なブリーダ60が装着されている。ブリーダ60はハウジング50に螺合されており、ハウジング50の外部から操作可能になっている。そして、エア抜きポート58は、エア抜き時以外はブリーダ60によって閉じられている。
続いて、上記のように構成される車両用ブレーキ制御装置の作動について、通常ブレーキ時と車両用ブレーキ制御装置に異常が発生した場合(以下、異常時という)に分けて説明する。図5は、通常ブレーキ時と車両用ブレーキ制御装置に異常が発生した場合の各部の駆動状態を示した図表である。なお、異常が発生したか否かに関しては、従来より行われているイニシャルチェックなどに基づいてブレーキECU100で判定され、一旦異常が発生するとそれが解除されるまでは異常時のブレーキ動作が行われることになる。
(1)通常ブレーキ時の動作
通常ブレーキ時には、ブレーキペダル1が踏み込まれ、踏力センサ2の検出信号がブレーキECU100に入力されると、ブレーキECU100が図5に示すような駆動形態となるように各種制御弁SCSS、SNO1、SNO2、SWC1、SWC2、SLFR、SLRL、SLFL、SLRRや第1、第2モータ11、12を駆動する。
すなわち、第1、第2常開弁SNO1、SNO2への通電は共にONされ、第1、第2常閉弁SWC1、SWC2への通電も共にONされる。これにより、第1、第2常開弁SNO1、SNO2は共に遮断状態、第1、第2常閉弁SWC1、SWC2は共に連通状態とされる。
また、第1〜第4リニア弁SLFR、SLRL、SLFL、SLRRは、通電のON/OFFがデューティ制御(もしくはPWM制御)されることで、適宜、連通状態と遮断状態が切替えられる。ストローク制御弁SCSSに関しては、通電がONされる。このため、管路B、Dを通じて、ストロークシミュレータ4がセカンダリ室3bと連通状態となり、ブレーキペダル1が踏み込まれたときに、各ピストン3c、3dが移動しても、セカンダリ室3b内のブレーキ液がストロークシミュレータ4に移動することになる。したがって、M/C圧が高圧になることでブレーキペダル1に対して硬い板を踏み込むような感覚(板感)が発生することなく、ブレーキペダル1が踏み込めるようになっている。
さらに、第1、第2モータ11、12への通電が共にONされ、ポンプ7〜10によるブレーキ液の吸入・吐出が行われる。このようにして、ポンプ7〜10によるポンプ動作が行われると、各W/C6FR〜6RRに対してブレーキ液が供給される。
このとき、第1、第2常開弁SNO1、SNO2が遮断状態とされているため、ポンプ7〜10の下流側のブレーキ液圧、つまり各W/C6FR〜6RRのW/C圧が増加させられることになる。そして、第1、第2常閉弁SWC1、SWC2が連通状態とされ、かつ、第1〜第4リニア弁SLFR、SLRL、SLFL、SLRRがそれぞれデューティ制御されているため、デューティ比に応じて各W/C6FR〜6RRのW/C圧が調整される。
そして、ブレーキECU100にて、各圧力センサ13〜16の検出信号に基づいて各車輪FR〜RRのW/C6FR〜6RRに発生しているW/C圧をモニタリングし、第1、第2モータ11、12の通電量を調整することで第1、第2モータ11、12の回転数を制御すると共に、第1〜第4リニア弁SLFR、SLRL、SLFL、SLRRへの通電のON/OFFのデューティ比を制御することで、各W/C圧が所望の値となるようにする。
これにより、ブレーキペダル1に加えられた踏力に応じた制動力が発生させられることになる。
(2)異常時のブレーキ動作
異常時には、ブレーキECU100から制御信号が出力できなくなるか、もしくは、各種制御弁SCSS、SNO1、SNO2、SWC1、SWC2、SLFR、SLRL、SLFL、SLRRや第1、第2モータ11、12が正常に駆動されない可能性がある。このため、各種制御弁SCSS、SNO1、SNO2、SWC1、SWC2、SLFR、SLRL、SLFL、SLRRや第1、第2モータ11、12すべてに関して、図5に示されるように通電がOFFされる。
すなわち、第1、第2常開弁SNO1、SNO2への通電が共にOFFとなるため、これらは共に連通状態となる。第1、第2常閉弁SWC1、SWC2への通電も共にOFFとなるため、これらは共に遮断状態とされる。
また、第1〜第4リニア弁SLFR、SLRL、SLFL、SLRRも、すべて通電がOFFとなるため、すべて連通状態となる。ストローク制御弁SCSSも通電がOFFとなるため、ストロークシミュレータ4とセカンダリ室3bの間が遮断状態となる。
さらに、第1、第2モータ11、12への通電が共にOFFとなり、ポンプ7〜10によるブレーキ液の吸入・吐出も停止される。
このような状態になると、M/C3におけるプライマリ室3aは、管路A、Eを介して右前輪用W/C6FRとつながった状態となり、セカンダリ室3bは、管路B、F、G3を通じて左前輪用W/C6FLとつながった状態となる。
このため、ブレーキペダル1が踏み込まれ、加えられた踏力に応じてプッシュロッド等が押されることで、M/C3におけるプライマリ室3aおよびセカンダリ室3bにM/C圧が発生させられると、それが両前輪用W/C6FL、6FRに伝えられる。これにより、両前輪FL、FRに対して制動力が発生させられることになる。
本実施形態の車両用ブレーキ制御装置によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)上述したように、通常ブレーキ時には、各種制御弁SCSS、SNO1、SNO2、SWC1、SWC2、SLFR、SLRL、SLFL、SLRRや第1、第2モータ11、12を駆動することにより、ポンプ7〜10による加圧によって各W/C6FR〜6RRに対してW/C圧を発生させることができる。
そして、異常時には、各種制御弁SCSS、SNO1、SNO2、SWC1、SWC2、SLFR、SLRL、SLFL、SLRRや第1、第2モータ11、12を駆動することなく、ブレーキペダル1の踏み込みによってM/C3のプライマリ室3aとセカンダリ室3bに発生させられるM/C圧により、両前輪用W/C6FL、6FRに対してW/C圧を発生させることができる。
つまり、ブレーキペダル1への踏力の入力とM/C3からのブレーキ液の供給が切り離されていない関係とされている。このため、車両用ブレーキ制御装置に何らかの異常が発生したときにも、ブレーキECU100による制御に依存することなく、確実に制動力を発生させることが可能となり、フェールセーフ上有効な構造の車両用ブレーキ制御装置にできる。つまり、異常時(フェールセーフ時)には、ドライバによるブレーキペダル1の操作によって機械的にW/C圧を発生させられる車両用ブレーキ制御装置を提供することが可能となる。
(2)例えばブレーキ液圧制御用アクチュエータ5の交換のため、マスタリザーバ3fと吸入ポート55を接続するアウトラインホースを市場にて繋ぎかえた場合、アウトラインホースを接続後ブリーダ60を操作してエア抜きポート58を大気に開放することにより、マスタリザーバ3fから吸入ポート55に流れ込んだブレーキ液に混入したエアは、エア抜き通路59を介してエア抜きポート58から外部に排出され、エアを含まないブレーキ液のみが吸入通路56を介してポンプ7〜10に入り込む。
したがって、ポンプ7〜10のドライ摺動が発生しない。また、ポンプ7〜10を駆動させることなくポンプ7〜10の吸入系のエア抜きを行うことができるため、ポンプ7〜10を駆動させるためのポンプ駆動装置が不要である。
(3)吸入通路56のうち吸入ポート55に接続される部分は1本に集約されているため、車両配管(アウトラインホース)の脱着作業性が向上するとともに、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ5の小型化を図ることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図6は本実施形態に係るブレーキ液圧制御用アクチュエータを備える車両用ブレーキ制御装置の液圧回路構成を示す図である。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態では、吸入通路56における縦通路部562に、吸入ポート55からポンプ7〜10の吸入口に向かう流れのみを許容する逆止弁61が設けられている。これによると、アウトラインホースを繋ぎかえた場合やアクチュエータ5の搬送時等に、吸入ポート55側から混入したエアがポンプ7〜10内部に侵入するのを防止することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、ポンプ7〜10としてトロコイドポンプを用いたが、ポンプ7〜10は、その他の回転式ポンプ、或いは往復動ポンプを用いてもよい。
本発明の第1実施形態に係るブレーキ液圧制御用アクチュエータを備える車両用ブレーキ制御装置の液圧回路構成を示す図である。 図1に示す車両用ブレーキ制御装置の制御系を司るブレーキECUの信号の入出力の関係を示すブロック図である。 図1に示すブレーキ液圧制御用アクチュエータの正面図である。 図3のアクチュエータを一部断面で示す右側面図である。 通常ブレーキ時と車両用ブレーキ制御装置に異常が発生した場合の各部の駆動状態を示した図表である。 本発明の第2実施形態に係るブレーキ液圧制御用アクチュエータを備える車両用ブレーキ制御装置の液圧回路構成を示す図である。
符号の説明
6FL、6FR、6RL、6RR…ホイールシリンダ、7〜10…ポンプ、
50…ハウジング、55…吸入ポート、56…吸入通路、
58…エア抜きポート、59…エア抜き通路、60…ブリーダ。

Claims (5)

  1. 車両に搭載され、ホイールシリンダ(6FL、6FR、6RL、6RR)に作用するブレーキ液圧を制御するブレーキ液圧制御用アクチュエータであって、
    外部からブレーキ液を吸入して前記ホイールシリンダ(6FL、6FR、6RL、6RR)に向けて吐出するポンプ(7〜10)と、このポンプ(7〜10)が収納されたハウジング(50)とを備え、
    このハウジング(50)には、
    前記ポンプ(7〜10)の吸入口よりも上方に配置され、外部からのブレーキ液の流入口となる吸入ポート(55)と、
    この吸入ポート(55)と前記ポンプ(7〜10)の吸入口とを連通させる吸入通路(56)と、
    前記吸入ポート(55)よりも上方に配置され、大気に開放されたエア抜きポート(58)と、
    このエア抜きポート(58)と前記吸入通路(56)とを連通させるエア抜き通路(59)が形成され、
    さらに、前記ハウジング(50)には、前記ハウジング(50)の外部から操作されて前記エア抜きポート(58)を開閉可能なブリーダ(60)が装着されていることを特徴とするブレーキ液圧制御用アクチュエータ。
  2. 前記吸入ポート(55)は前記ハウジング(50)の側面(52)に設けられ、
    前記エア抜きポート(58)は前記ハウジング(50)の上面(57)に設けられ、
    前記吸入通路(56)は、前記吸入ポート(55)から横方向に延びた後に下方に延びて前記ポンプ(7〜10)の吸入口に接続され、
    前記エア抜き通路(59)は、前記エア抜きポート(58)から下方に延びて前記吸入通路(56)に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ液圧制御用アクチュエータ。
  3. 前記吸入ポート(55)から前記ポンプ(7〜10)の吸入口に向かう流れのみを許容する逆止弁(61)が、前記吸入通路(56)に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のブレーキ液圧制御用アクチュエータ。
  4. 前記ポンプ(7〜10)を駆動するモータ(11、12)を備え、1つの前記モータにより2つの前記ポンプを駆動するように構成されたポンプセットが、複数セット設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のブレーキ液圧制御用アクチュエータ。
  5. 前記ポンプ(7〜10)は回転式ポンプであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のブレーキ液圧制御用アクチュエータ。
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