JP2007331450A - コックピットモジュール位置決め構造 - Google Patents

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敏夫 西山
Kazuhiro Matsuda
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Abstract

【課題】部品点数増加をなくして組立時間の増加、コスト増加などを防止することができるようにする。
【解決手段】位置決め機構35が、インストルメントパネル21から突設されたロケートピン36と、車体23に設けられたロケート孔37とを備えて、ロケートピン36がロケート孔37へ差込まれることにより位置決めが行われ得るよう構成され、ロケートピン36が、搭載ガイド機構24によるコックピットモジュール22の搭載軌跡30と一致しない方向へ向けて延設されると共に、搭載中に車体23に倣うことによりロケートピン36またはその周辺部位を撓ませてロケートピン36の先端がロケート孔37へ差込まれるよう案内可能なガイドリブ41を、インストルメントパネル21に設けるようにしている。
【選択図】図15

Description

この発明は、コックピットモジュール位置決め構造に関するものである。
自動車などの車両を製造する場合に、インストルメントパネルを含むコックピット回りの部品を予め組立ててコックピットモジュールを構成しておき、このコックピットモジュールを車体に対して搭載することにより、一気にコックピットを完成させるようにすることが行われている。このようにコックピットをモジュール化することにより、インストルメントパネルを含むコックピット回りの部品を順番に車体に組付けて行く場合に比べて、製造時間を短縮すると共に製造コストを削減することなどが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
そして、コックピットモジュールを車体に搭載するために、車体とコックピットモジュールの側部との間には、車体に対するコックピットモジュールの搭載を案内する搭載ガイド機構が設けられると共に、車体とコックピットモジュールの奥部との間には、車体に対するインストルメントパネルの位置決めを行う位置決め機構が設けられる。
上記搭載ガイド機構によるコックピットモジュールの搭載軌跡は、例えば、コックピットモジュールを、車両後方から車両前方へ向けて搭載完了直前位置までほぼ水平に直線移動させた後、搭載完了位置にて位置保持させるべく上下に変位させてストッパーを乗り越えさせるようなものなどとされている。
また、上記位置決め機構には、例えば、インストルメントパネルと車体との一方に設けられたロケートピンを、他方に設けられたロケート孔へ差込むことにより位置決めを行わせ得るようにする機構などが採用されている。
ここで、コックピットモジュールの搭載軌跡と、ロケートピンのロケート孔に対する差込方向とがほぼ一致する場合には、搭載と同時に位置決めを完了させることが可能となるが、インストルメントパネルにロケートピンを設ける場合には、ロケートピンは、インストルメントパネルの型抜方向へ向くように設けられてしまうため、上記搭載軌跡と差込方向は不一致となってしまい、このままでは搭載と同時の位置決め完了はほぼ不可能となる。よって、従来の、コックピットモジュールでは、型抜方向へ向いたロケートピンを有するインストルメントパネルを予め組付けておくことはできなかった。
そこで、従来は、図19〜図21に示すように、コックピットモジュール1におけるインストルメントパネル2を、コックピットモジュール1に対して搭載完了後に後付けされるインストルメントパネルアッパ部材4と、搭載前に予め組付けられるインストルメントパネルロワ部材5とに上下分割しておき(図19参照)、インストルメントパネルアッパ部材4の裏面側に型抜方向へ延びるロケートピン3を形成して(図20参照)、インストルメントパネルロワ部材5が組付けられたコックピットモジュール1を搭載ガイド機構6による搭載軌跡に従って車体7に搭載し、搭載完了後に、コックピットモジュール1に対してインストルメントパネルアッパ部材4を後付けするようにし、この際、インストルメントパネルアッパ部材4のロケートピン3を車体7のロケート孔8へ差込方向9に沿って差込むような挿入軌跡でインストルメントパネルアッパ部材4を取付けることにより位置決めを行わせるようにようにしている(図21参照)。
或いは、図22〜図30に示すように、車体7の側に車両後方へ向けてほぼ水平に延びるロケートピン3を設ける(図22、図23参照)と共に、コックピットモジュール1に予め組付けられる一体型のインストルメントパネル2の裏面に対し、入口が広く奥へ進むに従って狭くなるラッパ型または漏斗型のロケート孔8を有する別体部品10を取付けて(図25、図26参照)、上記搭載軌跡11と差込方向とをほぼ一致させると共に、一致しない差込みの初期部分についてはロケート孔8のラッパ型または漏斗型の形状で吸収させることにより、搭載と同時に位置決めを完了させることができるようにしている(図28〜図30参照)。なお、図24、図27は、それぞれ、車体7とコックピットモジュール1との搭載ガイド機構6を示している。
特開平8−310273号公報
しかしながら、図19〜図21のもののように、インストルメントパネル2をインストルメントパネルアッパ部材4とインストルメントパネルロワ部材5とに上下分割した場合には、分割部の合せの煩雑さや、部品点数増加による組立時間の増加、コスト増加などを生じてしまう。
また、図22〜図30のもののように、インストルメントパネル2にラッパ型のロケート孔8を有する別体部品10を取付けた場合でも、部品点数増加による組立時間の増加、コスト増加などを生じてしまう。なお、型抜きの都合上、ラッパ型または漏斗型のロケート孔8をインストルメントパネル2に一体成形することが困難であるため、別体部品10となることは避けられない。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、インストルメントパネルを含むコックピット回りの部品を予め組立てて成るコックピットモジュールが設けられ、車体とコックピットモジュールの側部との間に、車体に対するコックピットモジュールの搭載を案内する搭載ガイド機構が設けられ、車体とコックピットモジュールの奥部との間に、車体に対する前記インストルメントパネルの位置決めを行う位置決め機構が設けられたコックピットモジュール位置決め構造において、前記位置決め機構が、インストルメントパネルから突設されたロケートピンと、車体に設けられたロケート孔とを備えて、ロケートピンがロケート孔へ差込まれることにより位置決めが行われ得るよう構成され、前記ロケートピンが、搭載ガイド機構によるコックピットモジュールの搭載軌跡と一致しない方向へ向けて延設されると共に、搭載中に車体に倣うことによりロケートピンまたはその周辺部位を撓ませてロケートピンの先端がロケート孔へ差込まれるよう案内可能なガイドリブを、前記インストルメントパネルに設けたコックピットモジュール位置決め構造ことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、位置決め機構が、インストルメントパネルから突設されたロケートピンと、車体に設けられたロケート孔とを備えて、ロケートピンがロケート孔へ差込まれることにより位置決めが行われ得るよう構成され、ロケートピンが、搭載ガイド機構によるコックピットモジュールの搭載軌跡と一致しない方向へ向けて延設されると共に、搭載中に車体に倣うことによりロケートピンまたはその周辺部位を撓ませてロケートピンの先端がロケート孔へ差込まれるよう案内可能なガイドリブを、インストルメントパネルに設けたことにより、コックピットモジュールの搭載軌跡と、ロケートピンのロケート孔に対する差込方向とが一致しない場合であっても、ロケートピンを有するインストルメントパネルが予め取付けられたコックピットモジュールを、搭載と同時に位置決めを完了させることが可能となると共に、部品点数増加をなくして組立時間の増加、コスト増加などを防止することができる。
部品点数増加をなくして組立時間の増加、コスト増加などを防止することができるようにするなどの目的を、位置決め機構が、インストルメントパネルから突設されたロケートピンと、車体に設けられたロケート孔とを備えて、ロケートピンがロケート孔へ差込まれることにより位置決めが行われ得るよう構成され、ロケートピンが、搭載ガイド機構によるコックピットモジュールの搭載軌跡と一致しない方向へ向けて延設されると共に、搭載中に車体に倣うことによりロケートピンまたはその周辺部位を撓ませてロケートピンの先端がロケート孔へ差込まれるよう案内可能なガイドリブを、インストルメントパネルに設ける、という手段で実現した。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
図1〜図18は、この発明の実施例を示すものである。
まず、構成について説明する。自動車などの車両を製造する場合に、図1に示すように、インストルメントパネル21を含むコックピット回りの部品を予め組立ててコックピットモジュール22を構成しておき、このコックピットモジュール22を、図2に示すような車体23に対して搭載することにより、一気にコックピットを完成させるようにする。この際、インストルメントパネル21は、上下分割されていない、一体型のものとする(コックピットモジュール専用一体型インストルメントパネル)。また、この場合の車体23は、エンジンルームと車室とを仕切る隔壁として設けられるダッシュパネルである。
そして、コックピットモジュール22を車体23に搭載するために、図3、図4に示すように、車体23とコックピットモジュール22の側部との間に、車体23に対するコックピットモジュール22の搭載を案内する搭載ガイド機構24を設ける。
この搭載ガイド機構24は、車体23の側面パネル25からほぼ車幅方向26の内方へ向けて突設されたガイドピン27(図3参照)と、コックピットモジュール22の側部に設置されるサイドブラケット28に形成されたガイド溝29(図4参照)などによって構成される。なお、このサイドブラケット28は、側面パネル25に取付けるためのものであり、コックピットモジュール22の内部に配設されて、ほぼ車幅方向26へ延びる車体側メンバの両端部に設置されている。
そして、このガイドピン27を基準としてガイド溝29を移動させることにより、車体23に対するコックピットモジュール22の搭載が案内される。よって、搭載ガイド機構24によるコックピットモジュール22の搭載軌跡30は、ガイド溝29によって規定される(搭載軌跡30については図7〜図12参照)。このガイド溝29は、コックピットモジュール22を、車両後方から車両前方へ向けて搭載完了直前位置までほぼ水平に直線移動(前進)させる直線ガイド部31と、搭載完了位置にて位置保持させるべくコックピットモジュール22を上下に変位させてストッパーを乗り越えさせる上下変位用ガイド部32とを備えている。なお、搭載軌跡30とガイド溝29との形状は、前後方向および上下方向に対してほぼ逆の関係になっている。よって、サイドブラケット28に対して、直線ガイド部31は、車両前方の側(奥側)に開口して車両後方へ延びる形状を有し、上下変位用ガイド部32は、直線ガイド部31の後端に連続された谷状またはV字状を有している。このように谷状またはV字状とすることにより、上下変位用ガイド部32が上記ストッパーになる。また、直線ガイド部31の入側には、ガイドピン27のガイド溝29への導入を補助可能な導入テーパ部33が設けられている。
また、図5、図6に示すように、コックピットモジュール22の奥部と車体23との間には、車体23に対するインストルメントパネル21の位置決めを行う位置決め機構35が設けられる。
以上のような基本構成において、この実施例のものでは、上記位置決め機構35として、インストルメントパネル21に設けられたロケートピン36を、車体23に設けられたロケート孔37へ差込むことにより位置決めを行わせ得るようにする機構を採用する。ロケートピン36は、例えば、インストルメントパネル21裏面の前縁部近傍における車幅方向26のほぼ中央部などに設けられる(図5参照)。ロケート孔37は、車体23におけるロケートピン36と対応する位置に取付けられた金属製のブラケット38などに設けられる(図6参照)。
この位置決め機構35は、インストルメントパネル21が熱で変形するのを規制して見栄えを損なわないようにするためのものであり、主としてインストルメントパネル21の上下方向の位置決めを行わせるものである。そのために、差込みが完了した状態で、ロケートピン36とロケート孔37とは、上下方向にほぼ隙間なく嵌合されることとなる。そこで、ロケートピン36は、ほぼ円柱状に形成される。なお、ロケート孔37については、車幅方向26への位置決めは行われないので、車幅方向26に対して若干拡がった横長孔とされている。
ここで、ロケートピン36は、インストルメントパネル21と一体に成形される。よって、ロケートピン36は、インストルメントパネル21の型抜方向へ向けて設けられることになる。例えば、ロケートピン36は、車両前方で且つ水平線に対して前下がりの方向へ向けて延設される。この型抜方向は、ロケートピン36のロケート孔37に対する差込方向となる。そのため、コックピットモジュール22の搭載軌跡30と、ロケートピン36のロケート孔37に対する差込方向とは不一致となる。特に、ロケートピン36が前さがりのため、差込み完了後の状態で見ると、ロケートピン36の先端がロケート孔37よりも位置が低くなるので、コックピットモジュール22を、ほぼ水平な搭載軌跡30で移動させる場合には、ロケートピン36の先端はロケート孔37へ入らないこととなる(図18参照)。なお、ロケートピン36の差込み完了位置よりも後方部分には、ロケートピン36の更なる差込みを規制可能なストッパリブ36bが設けられる。このロケートピン36は、インストルメントパネル21の裏面に一体形成された筐リブ部36cに設けられる。この筐リブ部36cは、ロケートピン36が長くなり過ぎないように調整するためのものである。
そこで、このような状況に対処するため、搭載中に車体23に倣うことによりロケートピン36またはその周辺部位を撓ませてロケートピン36の先端がロケート孔37へ差込まれるよう案内可能なガイドリブ41を、インストルメントパネル21に設ける。
このガイドリブ41は、インストルメントパネル21裏面の前縁部に対し、ロケートピン36の両側上方に対を成すように設けられる。このガイドリブ41の先端には車体倣い部42が形成される。この車体倣い部42は、搭載ガイド機構24のガイドピン27がガイド溝29の直線ガイド部31にガイドされている間に、ロケートピン36の先端をロケート孔37へ差込可能な高さまで持上可能な形状にする(持上用斜面)。この車体倣い部42はこの場合には、ブラケット38に倣うように設定されている。そのため、インストルメントパネル21裏面に他の機能を狙って設けられる他のリブとは形状も大きさも異なるものに仕上げられている。なお、搭載時のロケートピン36の先端軌跡39は、コックピットモジュール22の搭載軌跡30によるものと、ガイドリブ41によるものとのほぼ合成となる(ロケートピン36の先端軌跡39については図13〜図18参照)。なお、コックピットモジュール22の搭載軌跡30を順番に示す図7〜図12と、ロケートピン36の先端軌跡39を順番に示す図13〜図18とは、それぞれ一対一に対応している。
更に、ロケートピン36に対して、先端部を先細り形状にする截頭部36aを設ける。この場合、截頭部36aは、ほぼ円柱状をしたロケートピン36先端部の下側を斜めにカットした形状の下向面などとされている。この截頭部36aは、インストルメントパネル21をコックピットモジュール22に取付けた状態で、直線ガイド部31によるガイド方向(ほぼ水平方向)へ向く下向面などとするのが好ましい。また、截頭部36aの下向面は、ガイドリブ41先端の車体倣い部42による持上量の分だけロケート孔37の下縁よりも低い位置にセットされるように設定する。
次に、この実施例の作用について説明する。
まず、コックピットをモジュール化することにより、インストルメントパネル21を含むコックピット回りの部品を順番に車体23に組付けて行く場合に比べて、製造時間を短縮すると共に製造コストを削減することなどが可能となる。
また、インストルメントパネル21を、上下分割しない一体型とし、型抜方向へ延びるロケートピン36が設けられたインストルメントパネル21を、予めコックピットモジュール22に取付けた状態で車体23に搭載させ、搭載と同時にインストルメントパネル21の位置決めを完了させ得るようにすることにより、分割部の合せの煩雑さや、部品点数増加による組立時間の増加、コスト増加などをなくすことができる。
即ち、車体23にコックピットモジュール22を搭載する場合、搭載ガイド機構24により、図7〜図12に順番に示すように、コックピットモジュール22をガイドする。ここで、図7〜図10は、直線ガイド部31によって、コックピットモジュール22を、車両後方から車両前方へ向けて搭載完了直前位置までほぼ水平にガイドする手順であり、図11、図12は、上下変位用ガイド部32によって、搭載完了位置にて位置保持させるべくコックピットモジュール22を上下に変位させてストッパーを乗り越えさせる手順である(図11は上り、図12は下り)。
これに対応して、ロケートピン36の先端は、図13〜図18に順番に示すような先端軌跡39を取る。ここで、図13〜図16は、直線ガイド部31による直線移動(前進)に対応するものであり、図17、図18は、上下変位用ガイド部32による上下の変位に対応するものである(図17は上り対応、図18は下り対応)。
より具体的には、図7に示すように、搭載ガイド機構24のガイドピン27がガイド溝29へ導入される時には、図13に示すように、ロケートピン36の先端は、ロケート孔37より低い位置となっている。
次に、図8に示すように、ガイドピン27がガイド溝29の直線ガイド部31に沿って進んでいる途中で、図14に示すように、ガイドリブ41が車体23に接触する。
この状態で、図9に示すように、ガイドピン27がガイド溝29の直線ガイド部31に沿って進むと、図15に示すように、ガイドリブ41が車体23に倣ってロケートピン36の先端をロケート孔37の高さまで持上げる。
更に、図10に示すように、ガイドピン27がガイド溝29の直線ガイド部31に沿って最後まで進むと、図16に示すように、ロケートピン36の先端がロケート孔37に僅かに差込まれる。
その後、図11に示すように、ガイドピン27がガイド溝29の上下変位用ガイド部32に沿って上昇されると、これに伴って、図17に示すように、ロケートピン36の先端がロケート孔37の中で上限まで持上げられる。
最後に、図12に示すように、ガイドピン27がガイド溝29の上下変位用ガイド部32に沿って下降されると、これによって、図18に示すように、ロケートピン36がロケート孔37に対して差込方向へ落し込まれる。
こうして、コックピットモジュール22の搭載と同時に、自動的にインストルメントパネル21の位置決めがなされる。
このように、この実施例によれば、位置決め機構35が、インストルメントパネル21から突設されたロケートピン36と、車体23に設けられたロケート孔37とを備えて、ロケートピン36がロケート孔37へ差込まれることにより位置決めが行われ得るよう構成され、ロケートピン36が、搭載ガイド機構24によるコックピットモジュール22の搭載軌跡30と一致しない方向へ向けて延設されると共に、搭載中に車体23に倣うことによりロケートピン36またはその周辺部位を撓ませてロケートピン36の先端がロケート孔37へ差込まれるよう案内可能なガイドリブ41を、インストルメントパネル21に設けたことにより、コックピットモジュール22の搭載軌跡30と、ロケートピン36のロケート孔37に対する差込方向とが一致しない場合であっても、ロケートピン36を有するインストルメントパネル21が予め取付けられたコックピットモジュール22を、搭載と同時に位置決めを完了させることが可能となると共に、部品点数増加をなくして組立時間の増加、コスト増加などを防止することができる。
また、ロケートピン36に対し、先端部を先細り形状にする截頭部36aを設けることにより、ガイドリブ41によるロケートピン36またはその周辺部位の撓み量を少なく抑えると共にロケートピン36をロケート孔37に対して、より差込み易くすることができる。特に、この截頭部36aを、インストルメントパネル21をコックピットモジュール22に取付けた状態で、直線ガイド部31によるガイド方向(ほぼ水平方向)へ向く下向面とすることにより、ロケート孔37に対する差込み直前や差込み中のロケートピン36の動きをより滑らかで無駄のないものとすることができる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、これらの可能な組合せが含まれることは勿論である。
本発明の実施例にかかるコックピットモジュールの斜視図である。 本発明の実施例にかかる車体の斜視図である。 図2の搭載ガイド機構部分の拡大斜視図である。 図1の搭載ガイド機構部分の拡大側面図である。 図1のインストルメントパネルの裏面側の位置決め機構部分の拡大斜視図である。 図2の車体の位置決め機構部分の拡大斜視図である。 搭載ガイド機構の搭載軌跡の第1の位置を示す側面図である。 搭載ガイド機構の搭載軌跡の第2の位置を示す側面図である。 搭載ガイド機構の搭載軌跡の第3の位置を示す側面図である。 搭載ガイド機構の搭載軌跡の第4の位置を示す側面図である。 搭載ガイド機構の搭載軌跡の第5の位置を示す側面図である。 搭載ガイド機構の搭載軌跡の第6の位置を示す側面図である。 ロケートピンの先端軌跡の第1の位置を示す側断面図である。 ロケートピンの先端軌跡の第2の位置を示す側断面図である。 ロケートピンの先端軌跡の第3の位置を示す側断面図である。 ロケートピンの先端軌跡の第4の位置を示す側断面図である。 ロケートピンの先端軌跡の第5の位置を示す側断面図である。 ロケートピンの先端軌跡の第6の位置を示す側断面図である。 従来例にかかるコックピットモジュールの分解斜視図である。 図19のインストルメントパネルアッパ部材の裏面側の位置決め機構部分の拡大斜視図である。 図19のインストルメントパネルアッパ部材の取付軌跡を示す側方断面図である。 別の従来例にかかる車体の斜視図である。 図22の車体の位置決め機構部分の拡大斜視図である。 図22の車体の搭載ガイド機構部分の拡大斜視図である。 別の従来例にかかるコックピットモジュールの斜視図である。 図25のインストルメントパネルの裏面側の位置決め機構部分の拡大斜視図である。 図25のコックピットモジュールの搭載ガイド機構部分の拡大斜視図である。 図22以降の別の従来例にかかるロケートピンとロケート孔との差込み手順を示す側断面図である。 図28に続く側断面図である。 図29に続く側断面図である。
符号の説明
21 インストルメントパネル
22 コックピットモジュール
23 車体
24 搭載ガイド機構
30 搭載軌跡
35 位置決め機構
36 ロケートピン
37 ロケート孔
41 ガイドリブ

Claims (1)

  1. インストルメントパネルを含むコックピット回りの部品を予め組立てて成るコックピットモジュールが設けられ、
    車体とコックピットモジュールの側部との間に、車体に対するコックピットモジュールの搭載を案内する搭載ガイド機構が設けられ、
    車体とコックピットモジュールの奥部との間に、車体に対する前記インストルメントパネルの位置決めを行う位置決め機構が設けられたコックピットモジュール位置決め構造において、
    前記位置決め機構が、インストルメントパネルから突設されたロケートピンと、車体に設けられたロケート孔とを備えて、ロケートピンがロケート孔へ差込まれることにより位置決めが行われ得るよう構成され、
    前記ロケートピンが、搭載ガイド機構によるコックピットモジュールの搭載軌跡と一致しない方向へ向けて延設されると共に、
    搭載中に車体に倣うことによりロケートピンまたはその周辺部位を撓ませてロケートピンの先端がロケート孔へ差込まれるよう案内可能なガイドリブを、前記インストルメントパネルに設けたことを特徴とするコックピットモジュール位置決め構造。
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