JP5945956B2 - 装飾用部品の取付け構造 - Google Patents

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本発明は、意匠面を備える車両部品に対して意匠面を備える装飾用部品を互いの意匠面が連続するように取付ける装飾用部品の取付け構造に関する。
これに関連する技術が特許文献1に記載されている。
特許文献1の技術は、ラジエータグリルを車体の前方向からバンパーカバーの凹部に組み付けるための構造である。ラジエータグリルには、そのラジエータグリルの端位置に後方に突出するガイド部が設けられている。また、バンパーカバーには、前記ラジエータグリルが組付けられる凹部に前記ラジエータグリルのガイド部を案内するためのリブが設けられている。このため、ラジエータグリルをバンパーカバーの凹部に組付ける際に、ガイド部とリブの働きでそのラジエータグリルをバンパーカバーの凹部に案内できるようになる。これにより、前記ラジエータグリルの端部がバンパーカバーの壁部(意匠面)に対して擦れることによる疵付きを防止できるようになる。
特開2008−80972号公報
しかし、上記したバンパーカバーに対するラジエータグリルの組付け構造では、バンパーカバーに対するラジエータグリルの固定手段の他に、ラジエータグリルのガイド部とバンパーカバーのリブからなる案内手段が必要になる。このため、前記組付け構造が複雑になって、コストアップとなる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、車両部品に対する装飾用部品の組付け時における装飾用部品の意匠面と車両部品の意匠面の疵付き防止対策を低コストで行えるようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、意匠面を備える車両部品に対して意匠面を備える装飾用部品を互いの意匠面が連続するように取付ける装飾用部品の取付け構造であって、前記装飾用部品と前記車両部品のいずれか一方には爪部が設けられており、前記装飾用部品と前記車両部品のいずれか他方には前記爪部が挿入されることで、その爪部が係合するように構成された穴部が設けられており、前記爪部には、その爪部が前記穴部と係合する前の挿入過程において、その穴部の周縁に対して摺動し、挿入方向に対して直角方向における前記装飾用部品と前記車両部品との相対位置を変化させるガイド部が設けられており、前記ガイド部は、前記挿入過程において、前記装飾用部品の意匠面と前記車両部品の意匠面との接触を禁止し、前記爪部と穴部とが係合した段階で互いの意匠面を連続させられるように構成されており、前記装飾用部品と前記車両部品のいずれか一方にはガイド用突起が設けられており、前記装飾用部品と前記車両部品のいずれか他方には前記ガイド用突起が挿入されるガイド穴部が設けられており、前記ガイド用突起は、前記爪部が前記穴部に挿入されるよりも先に前記ガイド穴部に挿入される構成であり、前記ガイド用突起が前記ガイド穴部に挿入されることで、前記車両部品に対する前記装飾用部品の下限位置が決められるように構成されていることを特徴とする。
本発明によると、爪部には、その爪部が穴部と係合する前の挿入過程において、その穴部の周縁に対して摺動し、挿入方向に対して直角方向の前記装飾用部品と前記車両部品との相対位置を変化させるガイド部が設けられている。さらに、ガイド部は、前記挿入過程において、装飾用部品の意匠面と車両部品の意匠面との接触を禁止できるように構成されている。
このため、装飾用部品を車両部品に組み付ける途中段階では、装飾用部品の意匠面と車両部品の意匠面とが互いに接触することがなくなり、装飾用部品の意匠面と車両部品の意匠面とが互いの合わせ面、及びその近傍位置で疵付くことがない。
また、爪部が穴部と係合する前の挿入過程において、その爪部に設けられたガイド部が前記穴部の周縁に対して摺動する構成のため、車両部品に対する装飾用部品の固定手段(爪部と穴部)の他に、ガイド部とそのガイド部を案内する部材とを設ける必要がなくなる。このため、装飾用部品の取付け構造が複雑にならず、さほどコストアップにならない。
また、装飾用部品と車両部品のいずれか一方にはガイド用突起が設けられており、前記装飾用部品と前記車両部品のいずれか他方には前記ガイド用突起が挿入されるガイド穴部が設けられており、前記ガイド用突起は、前記爪部が前記穴部に挿入されるよりも先に前記ガイド穴部に挿入される構成であり、前記ガイド用突起が前記ガイド穴部に挿入されることで、前記車両部品に対する前記装飾用部品の下限位置が決められるように構成されている。
即ち、ガイド用突起は、爪部が穴部に挿入されるよりも先にガイド穴部に挿入される構成である。このため、ガイド用突起とガイド穴部との働きで爪部を穴部に導き易くなる。
請求項2の発明によると、爪部に設けられたガイド部は、挿入過程において、装飾用部品の意匠面を車両部品の意匠面に対して上方向にずらして両意匠面の接触を禁止するように構成されていることを特徴とする。
このため、例えば、車両部品の中央上部位置に装飾用部品を組付ける場合等に、車両部品の意匠面と装飾用部品の意匠面との接触を効果的に禁止できるようになる。
請求項3の発明によると、爪部に設けられたガイド部は、水平方向における幅寸法が爪部の先端側で小さくなるように設定されており、爪部が穴部に挿入される過程で、装飾用部品を車両部品に対して水平方向に位置決めできるように構成されていることを特徴とする。
このため、爪部を穴部に挿入し易くなる。
本発明によると、車両部品に対する装飾用部品の組付け時における装飾用部品の意匠面と車両部品の意匠面の疵付き防止対策を低コストで行えるようになる。
本発明の実施形態1に係る装飾用部品(メッキガーニッシュ)を車両部品(乗用車のバンパーカバー)に取付けた状態を表す部分斜視図である。 前記メッキガーニッシュの爪部とガイド用突起を表す斜視図である。 前記乗用車のバンパーカバーを表す部分斜視図(A図)、A図のB部矢視拡大図(B図)である。 乗用車のバンパーカバーに対してメッキガーニッシュを取付ける様子を表す部分斜視図である。 メッキガーニッシュの爪部とバンパーカバーの穴部との関係を表す側面図である。 図5のVI−VI矢視断面図である。 図6のVII−VII矢視断面図である。 乗用車のバンパーカバーに対するメッキガーニッシュの取付け完了状態を表す部分斜視図(A図)、ガイド用突起とガイド穴部との関係を表す縦断面図(図1のVIIIB−VIIIB矢視断面図)(B図)、爪部と穴部との関係を表す縦断面図(図1のVIIIC−VIIIC矢視断面図)(C図)である。 乗用車のバンパーカバーに対するメッキガーニッシュの取付け初期状態を表す部分斜視図(A図)、ガイド用突起とガイド穴部との関係を表す縦断面図(B図)、爪部と穴部との関係を表す縦断面図(C図)である。 乗用車のバンパーカバーに対するメッキガーニッシュの取付け途中状態を表す部分斜視図(A図)、ガイド用突起とガイド穴部との関係を表す縦断面図(B図)、爪部と穴部との関係を表す縦断面図(C図)である。
[実施形態1]
以下、図1から図10に基づいて本発明の実施形態1に係る装飾用部品の取付け構造について説明する。本実施形態は、車両部品であるバンパーカバー30に対し、そのバンパーカバー30の装飾用部品であるメッキガーニッシュ40を取付けるための構造である。
ここで、図中の前後左右、及び上下はバンパーカバー30の前後左右、及び上下に対応している。
<フロントバンパー20の概要について>
先ず、バンパーカバー30を備えるフロントバンパー20の概要について説明する。
フロントバンパー20は、図1に示すように、乗用車の前下部に設けられる衝撃緩和装置であり、車幅方向に延びるバンパーリインフォース(図示省略)と、そのバンパーリインフォースの前面に取付けられる緩衝部材であるバンパーアブソーバ(図示省略)と、前記バンパーアブソーバ及びバンパーリインフォースを前方から覆うバンパーカバー30とから構成されている。
バンパーカバー30は、フロントバンパー20の外形意匠を構成する部材であり、図1、図3に示すように、その中央位置に車幅方向に延びる略角形の空気取入れ口34が形成されている。そして、バンパーカバー30の空気取入れ口34の部分に補強用、及び装飾用のバンパーグリル36が嵌め込まれている。
また、バンパーカバー30の空気取入れ口34の上側には、図3に示すように、バンパーカバー30の意匠面31に対して窪んだ状態で中央上壁部37が設けられている。そして、バンパーカバー30の中央上壁部37が、図1に示すように、メッキガーニッシュ40によって覆われている。
<メッキガーニッシュ40について>
メッキガーニッシュ40は、バンパーカバー30の装飾用部品である。メッキガーニッシュ40は、樹脂の射出成形品であり、表面側の意匠面41がメッキ処理されている。そして、メッキガーニッシュ40をバンパーカバー30の中央上壁部37に取付けた状態で、図1に示すように、そのメッキガーニッシュ40の意匠面41とバンパーカバー30の意匠面31とが連続するようになる。
メッキガーニッシュ40の裏面側には、図2等に示すように、左右両側位置にバンパーカバー30との連結に使用される爪部43が後方に突出するように形成されている。また、左右の爪部43に対して中央寄りの位置には、バンパーカバー30に対するメッキガーニッシュ40の位置決めに使用される左右のガイド用突起45が形成されている。なお、図2は、メッキガーニッシュ40の左半分を表しているため、右側の爪部43及びガイド用突起45は省略されている。
また、メッキガーニッシュ40が取付けられるバンパーカバー30の中央上壁部37には、図3(A)(B)に示すように、メッキガーニッシュ40の左右の爪部43に対応する位置に、それらの爪部43が挿入されて係合可能なように構成された穴部38が形成されている。さらに、バンパーカバー30の中央上壁部37には、メッキガーニッシュ40の左右のガイド用突起45に対応する位置に、それらのガイド用突起45が挿入可能なように構成されたガイド穴部39が形成されている。
<爪部43と穴部38について>
メッキガーニッシュ40の爪部43とバンパーカバー30の穴部38とは、上記したように、メッキガーニッシュ40とバンパーカバー30との連結に使用するだけではなく、メッキガーニッシュ40をバンパーカバー30に組付ける際の組付けガイドとしても使用される。
メッキガーニッシュ40の爪部43は、メッキガーニッシュ40を樹脂成形する際に、そのメッキガーニッシュ40と一体で成形される爪であり、図2、図5等に示すように、メッキガーニッシュ40の裏側(後側)で後方に突出するように形成されている。左右の爪部43は、等しい構造、等しいサイズで成形されており、左右対称な状態でメッキガーニッシュ40の裏面に設けられている。このため、代表して左側の爪部43について説明し、右側の爪部43の説明は省略する。
爪部43は、図5等に示すように、縦向きの平板状に成形されており、メッキガーニッシュ40の裏面に固定されるブラケット部432と、バンパーカバー30(中央上壁部37)の穴部38に挿入される挿入部435とから構成されている。さらに、爪部43の挿入部435には、爪本体部436とスリット437とガイド部438とが設けられている。
爪本体部436は、前記穴部38の周縁と係合する部分であり、爪部43(挿入部435)の基端部側(図5において前側)が先端側となるように形成されている。即ち、爪本体部436は、略U字形のスリット437によって上側、下側、及び前側(爪部43の基端部側)の三方が挿入部435の壁板から切り離されており、後側(爪部43の先端側)のみで挿入部435に接続されている。ここで、爪部43は樹脂製のため、爪本体部436は、その爪本体部436の後部を中心にして左右方向に弾性変形が可能となる。このため、爪部43の挿入部435をバンパーカバー30(中央上壁部37)の穴部38に挿入する際、爪本体部436は左右方向に弾性変形することで穴部38を通過する。そして、爪本体部436が穴部38を通過した後、その爪本体部436の先端部分436fが弾性力で穴部38の周縁(図示省略)に内側から係合するようになる。この状態で、メッキガーニッシュ40が爪部43と穴部38の働きでバンパーカバー30に連結される。
爪部43の挿入部435には、図5に示すように、爪本体部436を囲んでその挿入部435の縁部を構成するガイド部438が設けられている。ガイド部438は、爪部43をバンパーカバー30(中央上壁部37)の穴部38に挿入する際、バンパーカバー30に対するメッキガーニッシュ40の位置を上下方向、及び左右方向(挿入方向に対して直角方向)に変化させる部分である。
即ち、爪部43のガイド部438の下端面には、図5に示すように、爪先端面438bから基端部側(図5において前方)に離れるにつれて下方の張り出し寸法が増加する急傾斜面438xが形成されている。また、爪部43のガイド部438の下端面には、急傾斜面438xの頂部438yから基端部側(前方)に離れるにつれて下方の張り出し寸法が徐々に減少する緩傾斜面438zが形成されている。さらに、爪部43のガイド部438の上側には、そのガイド部438の先端側(後方)が低くなるように形成された上側傾斜面438uが設けられている。
また、爪部43のガイド部438は、図6の断面図(図5のVI-VI矢視断面図)に示すように、そのガイド部438の下端部が略L字状に折り曲げられている。そして、ガイド部438の下端部が、図7に示すように、先細の平面略楔形に形成されている。
爪部43の挿入部435(ガイド部438)が挿入されるバンパーカバー30(中央上壁部37)の穴部38は、図6に示すように、ガイド部438の断面形状に合わせて略L字状に形成されている。そして、穴部38の下端面が爪部43のガイド部438の下端面、即ち、急傾斜面438x、頂部438y、及び緩傾斜面438zを受ける受け面38dとなっている。さらに、穴部38の下端面の幅寸法は、図7等に示すように、爪部43の下端面における基端部側の幅寸法にほぼ等しく設定されている。
このため、爪部43のガイド部438がバンパーカバー30(中央上壁部37)の穴部38に挿入される際に、ガイド部438の急傾斜面438xが穴部38の受け面38dに対して摺動すると、その爪部43が固定されたメッキガーニッシュ40はバンパーカバー30に対して、図5において、上方向に移動する。ここで、バンパーカバー30に対するメッキガーニッシュ40の上方移動量は、バンパーカバー30の意匠面31とメッキガーニッシュ40の意匠面41とが接触しない十分な寸法に設定されている。このとき、爪部43のガイド部438には上側傾斜面438uが形成されているため、爪部43が上方向に移動しても、爪部43のガイド部438が穴部38と干渉することがなくなる。
なお、図5は、爪部43等のほぼ上限位置を表している。
爪部43のガイド部438が引き続きバンパーカバー30の穴部38に挿入されて、ガイド部438の緩傾斜面438zが穴部38の受け面38dに対して摺動すると、その爪部43及びメッキガーニッシュ40はバンパーカバー30に対して上限位置から徐々に下降する。そして、爪部43の爪本体部436が穴部38の周縁(図示省略)に係合した段階で、爪部43は、図5の二点鎖線に示す位置まで下方に移動し、図1に示すように、メッキガーニッシュ40の意匠面41がバンパーカバー30の意匠面31と連続するようになる。
さらに、爪部43のガイド部438の下端部が、図7に示すように、先細の平面略楔形に形成されて、その基端部側の幅寸法が穴部38の下端面の幅寸法とほぼ等しく設定されている。このため、爪部43のガイド部438がバンパーカバー30の穴部38に挿入される過程で、バンパーカバー30に対するメッキガーニッシュ40の水平方向の位置調整が行われる。
さらに、穴部38の周縁に位置するバンパーカバー30の中央上壁部37には、図7に示すように、爪部43を穴部38に導き易くするためのガイド壁部37jが略漏斗状に形成されている。
<ガイド用突起45とガイド穴部39について>
メッキガーニッシュ40のガイド用突起45とバンパーカバー30のガイド穴部39とは、メッキガーニッシュ40の爪部43がバンパーカバー30の穴部38に挿入される前に、バンパーカバー30に対してメッキガーニッシュ40が下限位置から下がらないように支えるとともに、メッキガーニッシュ40をバンパーカバー30に組み付ける際の組付けガイドとして使用される。
メッキガーニッシュ40のガイド用突起45は、メッキガーニッシュ40を樹脂成形する際に、そのメッキガーニッシュ40と一体で成形される突起であり、図8(B)〜図10(B)に示すように、メッキガーニッシュ40の裏側(後側)で後方に突出するように形成されている。左右のガイド用突起45は、等しい構造、等しいサイズで成形されており、左右対称な状態でメッキガーニッシュ40の裏面に設けられている。このため、代表して左側のガイド用突起45について説明し、右側のガイド用突起45の説明は省略する。
ガイド用突起45は、図8(B)等に示すように、メッキガーニッシュ40の裏面に固定されるブラケット部452と、バンパーカバー30(中央上壁部37)のガイド穴部39に挿入される棒状の突起本体部455と、ガイド穴部39に形成された下爪部392が係合可能な爪受け部457とから構成されている。そして、ガイド用突起45の爪受け部457が突起本体部455の基端部に設けられている。
バンパーカバー30のガイド穴部39は、図8(B)等に示すように、ガイド用突起45のブラケット部452が嵌め込まれる凹部395と、その凹部395の奥部に形成されてガイド用突起45の突起本体部455が挿通される穴本体部391と、ガイド用突起45の爪受け部457に係合可能な下爪部392とから構成されている。
そして、メッキガーニッシュ40のガイド用突起45の突起本体部455がバンパーカバー30のガイド穴部39の穴本体部391に挿入されることで、メッキガーニッシュ40が下限位置から下がらないように支持されるとともに、バンパーカバー30に対するメッキガーニッシュ40の組付けがガイドされる。そして、上記したように、メッキガーニッシュ40の爪部43がバンパーカバー30の穴部38と係合した段階で、図8(B)に示すように、ガイド穴部39の凹部395にガイド用突起45のブラケット部452が嵌め込まれるとともに、ガイド穴部39の下爪部392がガイド用突起45の爪受け部457に係合するようになる。
<バンパーカバー30に対するメッキガーニッシュ40の取付けについて>
メッキガーニッシュ40をバンパーカバー30の中央上壁部37の位置に取付ける場合には、先ず、メッキガーニッシュ40を水平に持った状態で、図9(B)に示すように、そのメッキガーニッシュ40のガイド用突起45の突起本体部455における先端部分をバンパーカバー30のガイド穴部39の穴本体部391に挿入するようにする。これにより、メッキガーニッシュ40の下限位置が決まり、バンパーカバー30に対するメッキガーニッシュ40の位置決めが容易になる。なお、この状態では、図9(C)に示すように、メッキガーニッシュ40の爪部43はバンパーカバー30の穴部38から離れており、さらに、図9(A)に示すように、メッキガーニッシュ40の意匠面41はバンパーカバー30の意匠面31から十分に離れている。
次に、この状態からメッキガーニッシュ40をバンパーカバー30の方向に押すと、メッキガーニッシュ40のガイド用突起45の突起本体部455がバンパーカバー30のガイド穴部39の穴本体部391に挿入され、メッキガーニッシュ40はガイド用突起45、ガイド穴部39にガイドされてバンパーカバー30に接近する。
そして、引き続きメッキガーニッシュ40をバンパーカバー30の方向に押すことで、メッキガーニッシュ40の爪部43がバンパーカバー30の穴部38の位置まで導かれる。そして、メッキガーニッシュ40の爪部43がバンパーカバー30の穴部38に挿入される際、その爪部43のガイド部438の急傾斜面438xが穴部38の受け面38dに当接して摺動するようになる。これにより、図10(A)、(C)に示すように、爪部43、及びメッキガーニッシュ40がバンパーカバー30に対して上方に移動して、メッキガーニッシュ40の意匠面41がバンパーカバー30の意匠面31から上方に離れ、接触が禁止される。このため、メッキガーニッシュ40をバンパーカバー30に組み付ける際、両意匠面31,41の疵付きを防止できるようになる。
そして、引き続きメッキガーニッシュ40をバンパーカバー30の方向に押すことで、爪部43のガイド部438の緩傾斜面438zが穴部38の受け面38dに対して摺動するようになる。これにより、メッキガーニッシュ40の意匠面41が徐々に下降するようになる。さらに、爪部43のガイド部438は、基端部側で幅寸法が穴部38の幅寸法にほぼ等しくなるめ、バンパーカバー30に対するメッキガーニッシュ40の水平方向の位置決めが行われる。これにより、メッキガーニッシュ40の意匠面41がバンパーカバー30の意匠面31に接近するようになる。
そして、メッキガーニッシュ40をバンパーカバー30の方向に押すことで、図8(A)〜(C)に示すように、爪部43が穴部38と係合し、ガイド用突起45がガイド穴部39と係合した状態で、メッキガーニッシュ40の意匠面41がバンパーカバー30の意匠面31と連続するようになる。
この状態で、バンパーカバー30に対するメッキガーニッシュ40の組付けが終了する。
<本実施形態に係るメッキガーニッシュ40の取付け構造の長所について>
本実施形態に係るメッキガーニッシュ40の取付け構造によると、爪部43には、その爪部43が穴部38と係合する前の挿入過程において、その穴部38の周縁に対して摺動し、メッキガーニッシュ40の意匠面41とバンパーカバー30の意匠面31とが接触しないようにメッキガーニッシュ40とバンパーカバー30との相対位置を変化させるガイド部438が設けられている。このため、メッキガーニッシュ40をバンパーカバー30に組み付ける途中段階では、メッキガーニッシュ40の意匠面41とバンパーカバー30の意匠面31とが互いに接触しなくなり、メッキガーニッシュ40の意匠面41とバンパーカバー30の意匠面31とが互いの合わせ面、及びその近傍位置で疵付くことがなくなる。
また、爪部43が穴部38と係合する前の挿入過程において、その爪部43に設けられたガイド部438が穴部38の周縁に対して摺動する構成のため、バンパーカバー30に対するメッキガーニッシュ40の固定手段(爪部43と穴部38)の他に、ガイド部438とそのガイド部438を案内する部材とを設ける必要がなくなる。このため、メッキガーニッシュ40の取付け構造が複雑にならず、さほどコストアップにならない。
また、ガイド用突起45は、爪部43が穴部38に挿入されるよりも先にガイド穴部39に挿入される構成である。このため、ガイド用突起45とガイド穴部39の働きにより爪部43を穴部38に導き易くなる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態に係る装飾部品の取付け構造では、装飾部品であるメッキガーニッシュ40側に爪部43を形成し、車両部品であるバンパーカバー30側に穴部38を形成する例を示した。しかし、メッキガーニッシュ40側に穴部38を形成し、バンパーカバー30側に爪部43を形成するようにすることも可能である。
また、メッキガーニッシュ40の左右両側に爪部43を形成し、バンパーカバー30の対応する位置に穴部38を形成する例を示したが、爪部43と穴部38の位置、及び個数は適宜変更可能である。
また、車両部品としてバンパーカバー30を例示したが、バンパーカバー30の代わりにバンパーグリル等を車両部品とすることも可能である。
また、装飾部品としてメッキガーニッシュ40を例示したが、バンパーグリル等を装飾部品とすることも可能である。
30・・・・バンパーカバー(車両部品)
31・・・・意匠面
38・・・・穴部
39・・・・ガイド穴部
40・・・・メッキガーニッシュ(装飾用部品)
41・・・・意匠面
43・・・・爪部
438・・・ガイド部
45・・・・ガイド用突起

Claims (3)

  1. 意匠面を備える車両部品に対して意匠面を備える装飾用部品を互いの意匠面が連続するように取付ける装飾用部品の取付け構造であって、
    前記装飾用部品と前記車両部品のいずれか一方には爪部が設けられており、前記装飾用部品と前記車両部品のいずれか他方には前記爪部が挿入されることで、その爪部が係合するように構成された穴部が設けられており、
    前記爪部には、その爪部が前記穴部と係合する前の挿入過程において、その穴部の周縁に対して摺動し、挿入方向に対して直角方向における前記装飾用部品と前記車両部品との相対位置を変化させるガイド部が設けられており、
    前記ガイド部は、前記挿入過程において、前記装飾用部品の意匠面と前記車両部品の意匠面との接触を禁止し、前記爪部と穴部とが係合した段階で互いの意匠面を連続させられるように構成されており、
    前記装飾用部品と前記車両部品のいずれか一方にはガイド用突起が設けられており、前記装飾用部品と前記車両部品のいずれか他方には前記ガイド用突起が挿入されるガイド穴部が設けられており、
    前記ガイド用突起は、前記爪部が前記穴部に挿入されるよりも先に前記ガイド穴部に挿入される構成であり、
    前記ガイド用突起が前記ガイド穴部に挿入されることで、前記車両部品に対する前記装飾用部品の下限位置が決められるように構成されていることを特徴とする装飾用部品の取付け構造。
  2. 請求項1に記載された装飾用部品の取付け構造であって、
    前記爪部に設けられたガイド部は、前記挿入過程において、前記装飾用部品の意匠面を前記車両部品の意匠面に対して上方向にずらして両意匠面の接触を禁止するように構成されていることを特徴とする装飾用部品の取付け構造。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された装飾用部品の取付け構造であって、
    前記爪部に設けられたガイド部は、水平方向における幅寸法が前記爪部の先端側で小さくなるように設定されており、前記爪部が前記穴部に挿入される過程で、前記装飾用部品を前記車両部品に対して水平方向に位置決めできるように構成されていることを特徴とする装飾用部品の取付け構造。
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