JP6229889B2 - インストルメントパネルの支持構造 - Google Patents
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Description
インストルメントパネルの天井壁をデフロスタダクトが下側から受け止めて支持しているインストルメントパネルの支持構造に関する。
本発明の目的は、車両前方側から加わる衝撃を吸収しやすくて、乗員に加わる衝撃を間接的に和らげることができるインストルメントパネルの支持構造を提供する点にある。
インストルメントパネルの天井壁をデフロスタダクトが下側から受け止めて支持しているインストルメントパネルの支持構造であって、
前記インストルメントパネルの天井壁の裏面に、平面視で車両前後方向に沿うリブが設けられ、
前記リブが前記デフロスタダクトの上端部に下側から受け止められ、
前記インストルメントパネルに車両前方側から外力が加わった場合、前記天井壁のリブが前記デフロスタダクトの上端部に対してスライド移動しながら前記天井壁が車両後方側に後退可能に構成されている点にある。(請求項1)
前記天井壁のリブは、平面視で車両前後方向に沿っているから、デフロスタダクトの上端部に対するリブのスライド移動方向を車両後方側に正確に設定することができ、天井壁を確実に車両後方側に後退させることができる。
その結果、前記外力による衝撃を吸収しやすくすることができ、乗員に加わる衝撃を間接的に和らげることができる。
ところで、インストルメントパネルの天井壁の肉厚は部品軽量化のために薄肉に設定され、特に前記天井壁の前部は、自動車の衝突時に歩行者を保護できるように肉厚が薄くなっている。そのために、天井壁の支持構造の剛性が低いと天井壁に波打ち変形が生じやすくなる。
しかしながら、本発明の上記の構成によれば、前記天井壁の裏面に設けられたリブが、デフロスタダクトの上端部に受け止められていることで、車両衝突時以外の通常時は、デフロスタダクトによるインストルメントパネルの天井壁の支持構造の剛性を向上させることができる。
従って、インストルメントパネルの天井壁が上記のように薄肉に設定されていても、インストルメントパネルの波打ち変形を防止することができ、外観品質を向上させることができる。さらに、天井壁のがたつきを回避できて、異音の発生を防止することができる。(請求項1)
前記リブのスライド移動部のリブ高さは車両後方側ほど高く設定されていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
その結果、前記リブをデフロスタダクトの上端部に対し円滑にスライド移動させることができ、前記天井壁を車両後方側に後退させやすくすることができる。
また、通常時には、リブ高さが高いスライド移動部部分をデフロスタダクトの上端部に圧接させることで、圧接力を強く設定することができる。これにより、デフロスタダクトによるインストルメントパネルの天井壁の支持構造の剛性を向上させることができる。(請求項2)
前記デフロスタダクトの空気吹き出し口に配置されるルーバーは、前記デフロスタダクトの空気吹き出し口の周縁部に固定されていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
前記デフロスタダクトの上端部の空気吹き出し口の前側周縁部に、車両前方側に張り出す前側第1フランジが形成され、
縦断側面視において、前記前側第1フランジの前部が前記インストルメントパネルの天井壁に沿うとともに、後部が前記天井壁と交差する方向に沿い、
前記前側第1フランジの前部が前記天井壁のリブを受け止め、
前記前側第1フランジの後部に車両後方側から重なる前側第2フランジが、前記インストルメントパネルの空気吹き出し口の前側周縁部に形成され、
前記前側第2フランジに車両前方側に突出する係合凸部が形成され、
前記前側第1フランジの後部に、車両後方側から前記係合凸部が挿入係合する係合孔が形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
また、インストルメントパネルに車両前方側から外力が加わった場合、インストルメントパネル側の前記係合凸部が、デフロスタダクト側の前記係合孔から車両後方側に抜け出る。従って、前記係合凸部と係合孔の係合構造がインストルメントパネルの天井壁の車両後方側への後退を妨げる不具合がない。(請求項4)
前記デフロスタダクトの上端部の空気吹き出し口の後側周縁部に、車両後方側に張り出す後側第1フランジが形成され、
前記インストルメントパネルの空気吹き出し口の車両後方側の裏面側に、前記後側第1フランジが車両前方側から挿入係合する係合溝が形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
また、インストルメントパネルに車両前方側から外力が加わった場合、インストルメントパネル側の係合溝がデフロスタダクト側の後側第1フランジから係合解除しながら車両後方側に移動する。従って、前記後側第1フランジと係合溝の係合構造がインストルメントパネルの天井壁の車両後方側への後退を妨げる不具合がない。(請求項5)
車両前方側から加わる衝撃を吸収しやすくて、乗員に加わる衝撃を間接的に和らげることができるインストルメントパネルの支持構造を提供することができた。
図1,図2に、自動車の車室の車両前方側Frに搭載されたインストルメントパネル1と、インストルメントパネル1の内側に搭載されたデフロスタダクト2とを示してある。インストルメントパネル1とデフロスタダクト2はいずれも樹脂で成形されている。
インストルメントパネル1は、乗員に対向する前壁10(図2参照)と、前壁10の上端部から車両前方側Frに延びる天井壁11(図1参照)とを備え、ブラケットを介してステアリングサポートメンバに支持されている。このインストルメントパネル1はデフロスタダクト2にも支持されている。
デフロスタダクト2は、下端部側の空気流入口2H(図2参照)が空気調整機(HVAC、図示せず)の空気送出口に連通接続している。そして、空気調整機で温度調整された空気が、デフロスタダクト2を通ってインストルメントパネル1の天井壁11の空気吹き出し口11Kから吹き出される。この空気は、フロントガラス3(図6(b)参照)の車室内側の面3Uに吹き付けられてフロントガラス3の結露等を防止する。
(1) インストルメントパネル1の天井壁11の複数のリブ12が、デフロスタダクト2の上端部2Jに設けられた前側第1フランジ23の前部23Aに下側から受け止められていることで、車両衝突時以外の通常時は、デフロスタダクト2によるインストルメントパネル1の天井壁11の支持構造の剛性を向上させることができる。
従って、インストルメントパネル1の天井壁11が上記のように薄肉に設定されていても、インストルメントパネル1の波打ち変形を防止することができ、外観品質を向上させることができる。さらに、天井壁11のがたつきを回避できて、異音の発生を防止することができる。
従って、前記係合凸部15と係合孔25の係合構造や前記後側第1フランジと係合溝13の係合構造が、天井壁11の車両後方側Rrへの後退を妨げる不具合がない。
2 デフロスタダクト
2K デフロスタダクトの空気吹き出し口
2J デフロスタダクトの上端部
11 天井壁
11K インストルメントパネルの空気吹き出し口
11U 天井壁の裏面
12 リブ
12A スライド移動部
13 係合溝
14 前側第2フランジ
15 係合凸部
23 前側第1フランジ
23A 前側第1フランジの前部
23B 前側第1フランジの後部
24 後側第1フランジ
25 係合孔
26 ルーバー
Fr 車両前方側
Rr 車両後方側
Claims (5)
- インストルメントパネルの天井壁をデフロスタダクトが下側から受け止めて支持しているインストルメントパネルの支持構造であって、
前記インストルメントパネルの天井壁の裏面に、平面視で車両前後方向に沿うリブが設けられ、
前記リブが前記デフロスタダクトの上端部に下側から受け止められ、
前記インストルメントパネルに車両前方側から外力が加わった場合、前記天井壁のリブが前記デフロスタダクトの上端部に対してスライド移動しながら前記天井壁が車両後方側に後退可能に構成されているインストルメントパネルの支持構造。 - 前記リブのスライド移動部のリブ高さは車両後方側ほど高く設定されている請求項1記載のインストルメントパネルの支持構造。
- 前記デフロスタダクトの空気吹き出し口に配置されるルーバーは、前記デフロスタダクトの空気吹き出し口の周縁部に固定されている請求項1又は2記載のインストルメントパネルの支持構造。
- 前記デフロスタダクトの上端部の空気吹き出し口の前側周縁部に、車両前方側に張り出す前側第1フランジが形成され、
縦断側面視において、前記前側第1フランジの前部が前記インストルメントパネルの天井壁に沿うとともに、後部が前記天井壁と交差する方向に沿い、
前記前側第1フランジの前部が前記天井壁のリブを受け止め、
前記前側第1フランジの後部に車両後方側から重なる前側第2フランジが、前記インストルメントパネルの空気吹き出し口の前側周縁部に形成され、
前記前側第2フランジに車両前方側に突出する係合凸部が形成され、
前記前側第1フランジの後部に、車両後方側から前記係合凸部が挿入係合する係合孔が形成されている請求項1〜3のいずれか一つに記載のインストルメントパネルの支持構造。 - 前記デフロスタダクトの上端部の空気吹き出し口の後側周縁部に、車両後方側に張り出す後側第1フランジが形成され、
前記インストルメントパネルの空気吹き出し口の車両後方側の裏面側に、前記後側第1フランジが車両前方側から挿入係合する係合溝が形成されている請求項4記載のインストルメントパネルの支持構造。
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