JP6229889B2 - インストルメントパネルの支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、
インストルメントパネルの天井壁をデフロスタダクトが下側から受け止めて支持しているインストルメントパネルの支持構造に関する。
従来、上記のインストルメントパネルの支持構造では、デフロスタダクトの上端部はインストルメントパネルの天井壁の裏面に移動不能に固定されていた(特許文献1〜特許文献3参照)。
特許第3710004号公報 特許第5245639号公報 特許第5201403号公報
上記従来の構造によれば、デフロスタダクトの上端部はインストルメントパネルの天井壁の裏面に移動不能に固定されていたために、デフロスタダクトによるインストルメントパネルの支持構造の剛性が高くなりすぎていた。その結果、自動車が衝突した時のように、インストルメントパネルに車両前方側から外力が加わった場合、衝撃を吸収しにくくかった。
本発明の目的は、車両前方側から加わる衝撃を吸収しやすくて、乗員に加わる衝撃を間接的に和らげることができるインストルメントパネルの支持構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
インストルメントパネルの天井壁をデフロスタダクトが下側から受け止めて支持しているインストルメントパネルの支持構造であって、
前記インストルメントパネルの天井壁の裏面に、平面視で車両前後方向に沿うリブが設けられ、
前記リブが前記デフロスタダクトの上端部に下側から受け止められ、
前記インストルメントパネルに車両前方側から外力が加わった場合、前記天井壁のリブが前記デフロスタダクトの上端部に対してスライド移動しながら前記天井壁が車両後方側に後退可能に構成されている点にある。(請求項1)
上記の構成により、インストルメントパネルに車両前方側から外力が加わった場合、インストルメントパネルの天井壁のリブがデフロスタダクトの上端部に対してスライド移動しながら前記天井壁が車両後方側に後退する。
前記天井壁のリブは、平面視で車両前後方向に沿っているから、デフロスタダクトの上端部に対するリブのスライド移動方向を車両後方側に正確に設定することができ、天井壁を確実に車両後方側に後退させることができる。
その結果、前記外力による衝撃を吸収しやすくすることができ、乗員に加わる衝撃を間接的に和らげることができる。
ところで、インストルメントパネルの天井壁の肉厚は部品軽量化のために薄肉に設定され、特に前記天井壁の前部は、自動車の衝突時に歩行者を保護できるように肉厚が薄くなっている。そのために、天井壁の支持構造の剛性が低いと天井壁に波打ち変形が生じやすくなる。
しかしながら、本発明の上記の構成によれば、前記天井壁の裏面に設けられたリブが、デフロスタダクトの上端部に受け止められていることで、車両衝突時以外の通常時は、デフロスタダクトによるインストルメントパネルの天井壁の支持構造の剛性を向上させることができる。
従って、インストルメントパネルの天井壁が上記のように薄肉に設定されていても、インストルメントパネルの波打ち変形を防止することができ、外観品質を向上させることができる。さらに、天井壁のがたつきを回避できて、異音の発生を防止することができる。(請求項1)
本発明において、
前記リブのスライド移動部のリブ高さは車両後方側ほど高く設定されていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
スライド移動初期にリブがデフロスタダクトの上端部から受ける抵抗を小さくすることができ、リブがスライド移動を開始しやすくなる。そして、リブがスライド移動するに伴って前記抵抗が小さくなる。
その結果、前記リブをデフロスタダクトの上端部に対し円滑にスライド移動させることができ、前記天井壁を車両後方側に後退させやすくすることができる。
また、通常時には、リブ高さが高いスライド移動部部分をデフロスタダクトの上端部に圧接させることで、圧接力を強く設定することができる。これにより、デフロスタダクトによるインストルメントパネルの天井壁の支持構造の剛性を向上させることができる。(請求項2)
本発明において、
前記デフロスタダクトの空気吹き出し口に配置されるルーバーは、前記デフロスタダクトの空気吹き出し口の周縁部に固定されていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
ルーバーがインストルメントパネルの天井壁の空気吹き出し口の周縁部に固定されている構造に比べると、天井壁を撓みやすくすることができる。これにより、衝撃をより吸収しやすくすることができ、乗員に加わる衝撃を間接的に和らげることができる。(請求項3)
本発明において、
前記デフロスタダクトの上端部の空気吹き出し口の前側周縁部に、車両前方側に張り出す前側第1フランジが形成され、
縦断側面視において、前記前側第1フランジの前部が前記インストルメントパネルの天井壁に沿うとともに、後部が前記天井壁と交差する方向に沿い、
前記前側第1フランジの前部が前記天井壁のリブを受け止め、
前記前側第1フランジの後部に車両後方側から重なる前側第2フランジが、前記インストルメントパネルの空気吹き出し口の前側周縁部に形成され、
前記前側第2フランジに車両前方側に突出する係合凸部が形成され、
前記前側第1フランジの後部に、車両後方側から前記係合凸部が挿入係合する係合孔が形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
組み付け時には、インストルメントパネルに対しデフロスタダクトを車両後方側に相対的に移動させるだけで、デフロスタダクトの前側第1フランジの後部の係合孔に、インストルメントパネルの前側第2フランジの係合凸部を簡単に挿入係合させることができる。これにより、インストルメントパネルの天井壁の上下方向の位置を固定することができるとともに、組み付け性を向上させることができる。
また、インストルメントパネルに車両前方側から外力が加わった場合、インストルメントパネル側の前記係合凸部が、デフロスタダクト側の前記係合孔から車両後方側に抜け出る。従って、前記係合凸部と係合孔の係合構造がインストルメントパネルの天井壁の車両後方側への後退を妨げる不具合がない。(請求項4)
本発明において、
前記デフロスタダクトの上端部の空気吹き出し口の後側周縁部に、車両後方側に張り出す後側第1フランジが形成され、
前記インストルメントパネルの空気吹き出し口の車両後方側の裏面側に、前記後側第1フランジが車両前方側から挿入係合する係合溝が形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
組み付け時には、インストルメントパネルに対しデフロスタダクトを車両後方側に相対的に移動させるだけで、デフロスタダクト側の後側第1フランジを、インストルメントパネル側の前記係合溝に簡単に挿入係合させることができる。これにより、インストルメントパネルの天井壁の上下方向の位置を固定することができるとともに、組み付け性を向上させることができる。
また、インストルメントパネルに車両前方側から外力が加わった場合、インストルメントパネル側の係合溝がデフロスタダクト側の後側第1フランジから係合解除しながら車両後方側に移動する。従って、前記後側第1フランジと係合溝の係合構造がインストルメントパネルの天井壁の車両後方側への後退を妨げる不具合がない。(請求項5)
本発明によれば、
車両前方側から加わる衝撃を吸収しやすくて、乗員に加わる衝撃を間接的に和らげることができるインストルメントパネルの支持構造を提供することができた。
インストルメントパネルとデフロスタダクトを自動車の左斜め前上方から見た図 図1のB矢視図 図1のA−A断面の斜視図 図1のC矢視図(ただし、インストルメントパネルの天井壁側の部分は二点鎖線の仮想線で描いてある) インストルメントパネルの天井壁とデフロスタダクトの上部を示す縦断面の斜視図 (a)は図6(b)のX部を拡大した縦断側面図、(b)は自動車に前方から外力が加わった場合の作用を示すインストルメントパネルの天井壁等の縦断側面図 インストルメントパネルの天井壁のリブが、デフロスタダクトの上端部に対してスライド移動する場合の作用を示す縦断面の斜視図であり、(a)は、リブがスライド移動する前の状態を示す図、(b)は、リブがスライド移動した後の状態を示す図、(c)は、リブがスライド移動した後の状態のデフロスタダクトの上端部と天井壁を示す図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1,図2に、自動車の車室の車両前方側Frに搭載されたインストルメントパネル1と、インストルメントパネル1の内側に搭載されたデフロスタダクト2とを示してある。インストルメントパネル1とデフロスタダクト2はいずれも樹脂で成形されている。
[インストルメントパネル1の構造]
インストルメントパネル1は、乗員に対向する前壁10(図2参照)と、前壁10の上端部から車両前方側Frに延びる天井壁11(図1参照)とを備え、ブラケットを介してステアリングサポートメンバに支持されている。このインストルメントパネル1はデフロスタダクト2にも支持されている。
つまり、図5,図6(b)に示すように、インストルメントパネル1の天井壁11がデフロスタダクト2に下側から受け止め支持されている。デフロスタダクト2は上側ほど車両後方側Rrに位置するように傾斜している。従って、デフロスタダクト2でインストルメントパネル1の天井壁11を安定支持することができる。
図6(b)に示すように、前記天井壁11の車両前方側Frの端部はフロントガラス3の下端部に近接している。そして、これらの端部間にシール材6が介在している。図6(b)の符号5は、車室とエンジンルームを仕切るダッシュパネルである。このダッシュパネル5は、インストルメントパネル1及びデフロスタダクト2の車両前方側Frに位置し、前記ステアリングサポートメンバを支持している。
図1,図6(b)に示すように、前記天井壁11には、左右一対の空気吹き出し口11Kが、車幅方向に細長く、かつ、左右対称に形成されて、前記デフロスタダクト2の上端部2Jの空気吹き出し口2Kに連通接続している。
図4,図6(a),図7(a)〜図7(c)に示すように、インストルメントパネル1の天井壁11の被支持部の裏面11Uに、平面視で車両前後方向に沿う左右一対のリブ12が、車幅方向に間隔を空けて複数組(複数対)設けられている。図4には、複数組のうちの一組のリブ12(左右一対のリブ12)を示してある。そして、前記複数組の左右一対のリブ12が、デフロスタダクト2の上端部2J、詳しくは、この上端部2Jに設けられた後述の前側第1フランジ23の前部23Aに載置して下側から受け止められている。
また、自動車が衝突時のように、インストルメントパネル1に車両前方側Frから外力F(図6(b)参照)が加わった場合、リブ12がデフロスタダクト2の上端部2J(前側第1フランジ23の前部23Aの上面)に対しスライド移動しながら天井壁11が車両後方側Rrに後退可能に構成されている。
前記リブ12のスライド移動部12Aのリブ高さ(スライド移動部12Aの高さ寸法)は車両後方側Rrほど高く設定されている。そして、リブ12のスライド移動部12Aよりも車両後方側Rrの端部12Bのリブ高さは車両後方側Rrほど低く設定されている。
前記天井壁11の肉厚は部品軽量化のために薄肉に設定され、特に前記天井壁11の前部は、自動車の衝突時に歩行者を保護できるように肉厚が薄く設定されている。天井壁11の裏面11U側の構造については、後でさらに詳しく説明する。
[デフロスタダクト2の構造]
デフロスタダクト2は、下端部側の空気流入口2H(図2参照)が空気調整機(HVAC、図示せず)の空気送出口に連通接続している。そして、空気調整機で温度調整された空気が、デフロスタダクト2を通ってインストルメントパネル1の天井壁11の空気吹き出し口11Kから吹き出される。この空気は、フロントガラス3(図6(b)参照)の車室内側の面3Uに吹き付けられてフロントガラス3の結露等を防止する。
図1,図2に示すように、デフロスタダクト2は、車両前方側Frから見て、上下逆向きの台形状のダクト本体部20と、空気調整機に連通接続する下側ダクト部21と、ダクト本体部20の左右の側壁20Sから車幅方向外側に各別に分岐する左右一対の分岐ダクト部22とから成る。
前記下側ダクト部21は車幅方向に細長く形成され、車両側方から見て上窄まりの三角形状に形成されている(図1参照)。この下側ダクト部21の下端部に前記空気流入口2Hが横長の長方形状に形成されている。前記ダクト本体部20の車両前後方向の長さは、インストルメントパネル1の天井壁11に形成された空気吹き出し口11Kの車両前後方向の長さよりも少し長く設定されている。また、分岐ダクト部22は断面長方形状に形成されている。
図4,図5に示すように、前記デフロスタダクト2の上端部2Jの空気吹き出し口2Kに格子状のルーバー26が配置されて、デフロスタダクト2の空気吹き出し口2Kの周縁部に固定されている。この空気吹き出し口2Kは車幅方向に細長い長方形状に形成されている。
図3〜図6(a),図6(b)に示すように、前記デフロスタダクト2の上端部2Jの空気吹き出し口2Kの前側周縁部に、車両前方側Frに張り出す前側第1フランジ23が形成されている。この前側第一フランジ23は、デフロスタダクト2の上端部2Jのほぼ全幅(車幅方向の全長)にわたる後部23Bと、後部23Bの車幅方向の複数個所から車両前方側Frに突出する複数の板状の前部23Aとから成る。複数の前部23Aは車幅方向に間隔を空けて並んでいる。
縦断側面視において、前側第1フランジ23の前部23Aはインストルメントパネル1の天井壁11の裏面11Uに沿い、後部23Bは前記天井壁11と交差する方向に沿っている。つまり、前側第1フランジ23の後部23Bに対して前部23Aが車両前方側Frに折曲している。
前側第1フランジ23の前部23Aは天井壁11のリブ12を下側から受け止める。デフロスタダクト2の上端部2Jの空気吹き出し口2Kの後側周縁部には、車両後方側Rrに張り出す後側第1フランジ24が、デフロスタダクト2の上端部2Jのほぼ全幅にわたって形成されている。
図6(b)に示すように、自動車が衝突した時などにインストルメントパネル1に車両前方側Fr(図6(b)では前上方側)から外力Fが加わった場合、天井壁11が撓むとともに、リブ12がデフロスタダクト2の前側第1フランジ23の前部23Aに対しスライド移動して、天井壁11が車両後方側Rrに後退する。図7(a)に、リブ12がスライド移動する前の状態を示し、図7(b),図7(c)に、リブ12がスライド移動した後の状態を示してある。これにより、前記外力Fによる衝撃を吸収しやすくすることができ、乗員に加わる衝撃を間接的に和らげることができる。
インストルメントパネル1の天井壁11の裏面11U側の構造についてさらに説明すると、図3,図5,図7(c)に示すように、前記天井壁11の空気吹き出し口11Kの車両後方側Rrの裏面11U側に係合溝13が形成されている。この係合溝13に、デフロスタダクト2の前記後側第1フランジ24が車両前方側Frから挿入係合する。
前記係合溝13は、前記天井壁11の裏面11Uから前下方に複数のリブ16を突出させて形成されている。すなわち、前記裏面11Uと複数のリブ16との間に前記係合溝13が形成されている。
図3,図5,図7(c)に示すように、デフロスタダクト2の前側第1フランジ23の後部23Bに車両後方側Rrから重なる前側第2フランジ14が、インストルメントパネル1の空気吹き出し口11Kの前側周縁部に、デフロスタダクト2の上端部2Jのほぼ全幅にわたって形成されている。そして、前側第2フランジ14に、車両前方側Frに突出する複数の板状の係合凸部15が、車幅方向に間隔を空けて形成されている。
さらに、デフロスタダクト2の前側第1フランジ23の後部23Bに、車両後方側Rrから前記係合凸部15が挿入係合する長方形状の複数の係合孔25が、車幅方向に間隔を空けて形成されている。
図2に示すように、デフロスタダクト2のダクト本体部20の上端部はインストルメントパネル1に複数のスクリューSで固定されている。
本発明の構成によれば、
(1) インストルメントパネル1の天井壁11の複数のリブ12が、デフロスタダクト2の上端部2Jに設けられた前側第1フランジ23の前部23Aに下側から受け止められていることで、車両衝突時以外の通常時は、デフロスタダクト2によるインストルメントパネル1の天井壁11の支持構造の剛性を向上させることができる。
従って、インストルメントパネル1の天井壁11が上記のように薄肉に設定されていても、インストルメントパネル1の波打ち変形を防止することができ、外観品質を向上させることができる。さらに、天井壁11のがたつきを回避できて、異音の発生を防止することができる。
(2) インストルメントパネル1の天井壁11のリブ12は、平面視で車両前後方向に沿っているから、デフロスタダクト2の前側第1フランジ23の前部23Aに対するリブ12のスライド移動方向を車両後方側Rrに正確に設定することができ、天井壁11を確実に車両後方側Rrに後退させることができる。
(3) 前記リブ12のスライド移動部12Aのリブ高さは車両後方側Rrほど高く設定されているから、スライド移動初期にリブ12がデフロスタダクト2の前側第1フランジ23の前部23Aから受ける抵抗を小さくすることができ、リブ12がスライド移動を開始しやすくなる。そして、リブ12がスライド移動するに伴って前記抵抗が小さくなる。その結果、前記リブ12を前記前側第1フランジ23の前部23Aに対し円滑にスライド移動させることができ、前記天井壁11を車両後方側Rrに後退させやすくすることができる。
(4) 通常時には、リブ高さが高いスライド移動部部分をデフロスタダクト2の前側第1フランジ23の前部23Aに圧接させることで、圧接力を強く設定することができる。これにより、デフロスタダクト2によるインストルメントパネル1の天井壁11の支持構造の剛性を向上させることができる。
(5) 前記ルーバー26は、デフロスタダクト2の空気吹き出し口2Kの周縁部に固定されているから、例えば、ルーバー26がインストルメントパネル1の天井壁11の空気吹き出し口11Kの周縁部に固定されている構造に比べると、天井壁11を撓みやすくすることができる。その結果、インストルメントパネル1に車両前方側Frから外力F(図6(b)参照)が加わった場合、外力Fによる衝撃をより吸収しやすくすることができ、乗員に加わる衝撃を間接的に和らげることができる。
(6) 組み付け時には、インストルメントパネル1に対しデフロスタダクト2を車両後方側Rrに相対的に移動させるだけで、デフロスタダクト2の前側第1フランジ23の後部23Bの係合孔25に、インストルメントパネル1の前側第2フランジ14の係合凸部15を簡単に挿入係合させることができる。また、デフロスタダクト2側の後側第1フランジ24を、インストルメントパネル1側の前記係合溝13に簡単に挿入係合させることができる。これにより、インストルメントパネル1の天井壁11の上下方向の位置を固定することができるとともに、組み付け性を向上させることができる。
(7) インストルメントパネル1に車両前方側Frから外力が加わった場合、インストルメントパネル1側の前記係合凸部15が、デフロスタダクト2側の前記係合孔25から車両後方側Rrに抜け出る。そして、インストルメントパネル1側の係合溝13がデフロスタダクト2側の後側第1フランジ24から係合解除しながら車両後方側Rrに移動する。
従って、前記係合凸部15と係合孔25の係合構造や前記後側第1フランジと係合溝13の係合構造が、天井壁11の車両後方側Rrへの後退を妨げる不具合がない。
1 インストルメントパネル
2 デフロスタダクト
2K デフロスタダクトの空気吹き出し口
2J デフロスタダクトの上端部
11 天井壁
11K インストルメントパネルの空気吹き出し口
11U 天井壁の裏面
12 リブ
12A スライド移動部
13 係合溝
14 前側第2フランジ
15 係合凸部
23 前側第1フランジ
23A 前側第1フランジの前部
23B 前側第1フランジの後部
24 後側第1フランジ
25 係合孔
26 ルーバー
Fr 車両前方側
Rr 車両後方側

Claims (5)

  1. インストルメントパネルの天井壁をデフロスタダクトが下側から受け止めて支持しているインストルメントパネルの支持構造であって、
    前記インストルメントパネルの天井壁の裏面に、平面視で車両前後方向に沿うリブが設けられ、
    前記リブが前記デフロスタダクトの上端部に下側から受け止められ、
    前記インストルメントパネルに車両前方側から外力が加わった場合、前記天井壁のリブが前記デフロスタダクトの上端部に対してスライド移動しながら前記天井壁が車両後方側に後退可能に構成されているインストルメントパネルの支持構造。
  2. 前記リブのスライド移動部のリブ高さは車両後方側ほど高く設定されている請求項1記載のインストルメントパネルの支持構造。
  3. 前記デフロスタダクトの空気吹き出し口に配置されるルーバーは、前記デフロスタダクトの空気吹き出し口の周縁部に固定されている請求項1又は2記載のインストルメントパネルの支持構造。
  4. 前記デフロスタダクトの上端部の空気吹き出し口の前側周縁部に、車両前方側に張り出す前側第1フランジが形成され、
    縦断側面視において、前記前側第1フランジの前部が前記インストルメントパネルの天井壁に沿うとともに、後部が前記天井壁と交差する方向に沿い、
    前記前側第1フランジの前部が前記天井壁のリブを受け止め、
    前記前側第1フランジの後部に車両後方側から重なる前側第2フランジが、前記インストルメントパネルの空気吹き出し口の前側周縁部に形成され、
    前記前側第2フランジに車両前方側に突出する係合凸部が形成され、
    前記前側第1フランジの後部に、車両後方側から前記係合凸部が挿入係合する係合孔が形成されている請求項1〜3のいずれか一つに記載のインストルメントパネルの支持構造。
  5. 前記デフロスタダクトの上端部の空気吹き出し口の後側周縁部に、車両後方側に張り出す後側第1フランジが形成され、
    前記インストルメントパネルの空気吹き出し口の車両後方側の裏面側に、前記後側第1フランジが車両前方側から挿入係合する係合溝が形成されている請求項4記載のインストルメントパネルの支持構造。
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