JPWO2011013195A1 - バンパーの取付構造 - Google Patents

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Abstract

車両走行時にバンパーが車体から外れることを防止でき、必要なときにバンパーを車体から取外せることができるバンパーの取付構造を提供する。この取付構造は、車体に対する固定部11と、バンパー30の内面側に配置される外面15と、係合爪20Aを有する上面とを有し、係合爪20Aは、バンパー30に向けて延出された弾性片24の先端に、車体側に向けて斜め上方に突設された爪部25を設けて構成され、バンパー30は、車体の所定箇所を覆うカバー部31と、このカバー部31の上辺に沿って背面側に延出するフランジ部32と、このフランジ部32に形成された取付孔33Aとを有し、係合爪20Aを取付孔33Aに係合させたとき、係合爪20Aの爪部25の係合面25aが、取付孔33Aの内周の係合面35の内側角部Cから離れた位置で当接するように構成されている。

Description

本発明は、自動車の車体にブラケットを介して固定される、バンパーの取付構造に関する。
自動車の車体の前後には、ブラケットを介してバンパーが取付けられている。
このバンパーを取付けるためのものとして、下記特許文献1には、バンパーの延び方向端部と車体との間に該バンパーの延び方向に延びるようにして介在されて、該バンパーの延び方向端部を、ホイールハウスの一部を構成するように車体に取付けるバンパー固定具が開示されている。
図6を併せて参照すると、前記バンパー固定具1は、その上辺部に、バンパー3に向けて係止片部2が延出されており、この係止片部2の先端に、バンパー3のフランジ部4に向けて、係止爪部2aが突設されている。そして、バンパー固定具1を図示しない取付部により車体5に固定すると共に、バンパー固定具1の係止爪部2aを、バンパー3のフランジ部4の取付孔4aに係合させることにより、バンパー固定具1を介して車体5にバンパー3が取付けられるようになっている。このとき、バンパー固定具1の係止爪部2aは、バンパー3の取付孔4aの内周の内側角部Cに当接するようになっている。
特開2007−125977号公報
ところで、上記バンパーには、予期し得ない力が図6中の矢印A方向に働くことがある。このような不測の力がバンパー3の内面に作用すると、取付孔4aの内周に係止爪部2aが押圧され、係止片部2が図中想像線で示すように、下方に撓むことがあった。このとき、係止爪部2aが取付孔4a内周の内側角部Cに当接しているため、下方へ撓んだ係止片部2の弾性力が同内側角部Cに作用し、図6中の矢印Bに示すように、フランジ部4を斜め上方に押し上げる力が働き、車両走行中に係止爪部2aが取付孔4aから抜け出て、バンパー3が車体5から外れてしまう可能性があった。
したがって、本発明の目的は、車両走行時にバンパーが車体から外れることを確実に防止できる、バンパーの取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、ブラケットを介して車体にバンパーを取付けるためのバンパーの取付構造において、
前記ブラケットは、車体に対する固定部と、前記バンパーの内面側に配置される外面と、係合爪を有する上面とを有し、
前記バンパーは、車体の所定箇所を覆うカバー部と、このカバー部の上辺に沿って背面側に延出するように形成されたフランジ部と、このフランジ部に形成された取付孔とを有し、
前記係合爪は、前記取付孔内周のフランジ部先端側の面と係合する係合面を有しており、
前記係合爪を前記取付孔に係合させたとき、前記係合爪の係合面が、前記取付孔の内周の係合面の内側角部から離れた位置で当接するように構成されていることを特徴とするバンパーの取付構造を提供する。
本発明においては、前記係合爪は、前記バンパーに向けて延出された弾性片の先端に、車体側に向けて斜め上方に爪部が突設されて構成されていることが好ましい。
本発明においては、前記バンパーの前記取付孔の内周の係合面の内側角部に、内周に向けて突出する凸部が形成されていることが好ましい。
本発明においては、前記凸部は、前記取付孔の成形時に該取付孔内周に形成されたバリからなっていることが好ましい。
本発明においては、前記ブラケット及び前記バンパーのフランジ部は、自動車のフェンダー部近傍に設けられていることが好ましい。
本発明によれば、固定部を介して車体にブラケットを固定した後、バンパーの内面をブラケットの外面に沿って配置させて、バンパーのフランジ部の取付孔に、ブラケットの係合爪の爪部を係合させることにより、ブラケットを介して車体にバンパーを取付けることができる。
このとき、ブラケットの係合爪の係合面が、取付孔の内周の係合面の内側角部から離れた位置で当接するので、バンパーの内側に不測の力が働いて引き剥がし力が作用しても、係合爪の係合面が、取付孔の内側角部に当接していないので、バンパーのフランジ部を押し上げる力は作用せず、係合爪が取付孔から外れてしまうことを防止できる。
本発明に係るバンパーの取付構造の一実施形態を示す斜視図である。 同取付構造を示し、図1とは反対側から見た状態の斜視図である。 同取付構造の要部拡大説明図である。 同取付構造におけるバンパーの取外し状態を示し、(A)は図3の状態からバンパーが強い力で引っ張られた場合の要部拡大説明図、(B)は(A)の状態からバンパーがより強い力で引っ張られた場合の要部拡大説明図、(C)は(B)の状態からバンパーが更に強い力で引っ張られた場合の要部拡大説明図である。 同取付構造を適用する箇所を示す斜視図である。 従来の、バンパーを車体に取付ける構造を示す説明図である。
以下、図1〜5を参照して、本発明におけるバンパーの取付構造(以下、「取付構造」という)の一実施形態について説明する。
図3及び図5に示すように、この取付構造は、車体5の前後に配置されるバンパー30を、ブラケット10を介してバンパー30を取付けるためのもので、ブラケット10とバンパー30とを構成要件としている。
まず、バンパー30について説明する。このバンパー30は、車体5の所定箇所を覆うカバー部31と、このカバー部31の上辺から内側に延出したフランジ部32と、フランジ部32に形成された取付孔33A,33B,33C,33Dとを有している。
図5を併せて参照すると、バンパー30は、そのカバー部31が、車体5の車幅方向に伸びると共に、その両端から車体前後方向に屈曲し、車体両側のフェンダー部9,9の近傍に至るまで伸びた形状をなしている。また、バンパー30は、カバー部31のフェンダー部近傍の両側部分が、車体5に取付けられる部分となっている。なお、便宜上、図1,2においてカバー部31は、車体5に取付けられる部分のみを図示して、それ以外の部分は省略するものとする。
図3に示すように、車体5は、固定孔6aが形成されたパネル6と、その上端から前方に突出する天井壁7と、同天井壁7の先端から延出した外壁8とからなり、その凹んだ部分にバンパー30が取付けられるようになっている。そして、カバー部31の上辺に沿って、背面側に延出するようにフランジ部32が形成されている。
このフランジ部32には、複数の取付孔33A,33B,33C,33Dが所定間隔を設けて形成されている。各取付孔は、カバー部31の延出方向に沿って長孔状に伸びている。
また、取付孔33A,33B,33Cは、バンパー30の内面を、後述するブラケット10の外面15に沿って配置させたとき、後述するブラケット10の各係合爪20A,20B,20Cが整合する位置に設けられていて、各係合爪20A,20B,20Cが、取付孔33A,33B,33Cにそれぞれ係合するようになっている(図1,2参照)。なお、取付孔33Dには、図示しないネジが挿入され、車体5にネジ留め固定されるようになっている。
また、図3に示すように、取付孔33Aの内周の、車体5のパネル6側(以下、「車体側」という)の内面が、後述する係合爪20Aの爪部25が係合する係合面35をなしている。なお、前記係合面35は、取付孔33A内周の、フランジ部32先端側の内面とも定義される。この係合面35は、フランジ部32の下面に対してほぼ垂直になっており、その内側角部Cに、取付孔内周に向けて凸部36が突出している。この実施形態における凸部36は、取付孔成形時に形成されたバリとされている。更に、取付孔33Aの係合面35に対向する内面37は、フランジ部32の下面に向かって、取付孔を次第に縮径するように傾斜する傾斜面をなしている。
次にブラケット10について説明する。図1,2に示すように、この実施形態におけるブラケット10は、前記バンパー30のフェンダー部近傍の屈曲した両端部に配置されるもので、同バンパー30の延出方向に沿って伸びる肉厚の長板状をなしており、車体に対する固定部11A,11Bと、前記バンパー30の内面側に配置される外面15と、係合爪20A,20B,20Cを有する上面17とを有している。
ブラケット10の正面は、バンパー30に対応した形状とされ(この実施形態では、緩やかなカーブを描いて前方にやや出っ張る形状をなす)、バンパー30の内面側に配置される外面15をなしている。この外面15の長手方向両端部には、所定深さの凹部16,16がそれぞれ形成されており、その底部16aから背面側(外面15とは反対側)に向けて、車体5に対する固定部11A,11Bが突設されている(図2参照)。
各固定部11A,11Bは、車体5に形成された固定孔6aに挿入される角筒状の挿入部12と、同挿入部12の対向面から突設し、固定孔6aの裏側周縁に係合する一対の固定爪13,13とからなる。
ブラケット10の上面17には、前記バンパー30の取付孔33A,33B,33Cに整合する位置に、係合爪20A,20B,20Cがそれぞれ設けられている。このうち、係合爪20B,20Cは、上面17の内側辺から伸びる一対のスリットを介して撓み可能に形成されており、バンパー30の対応する取付孔33B,33Cにそれぞれ係合するようになっている。
一方、ブラケット10の一方の端部に位置し、バンパー30のコーナー部近傍に位置する取付孔33Aに係合する係合爪20Aは、次のような形状をなしている。すなわち、図1に示すように、ブラケット10の、上記取付孔33A近傍に位置する外面15に凹部21が形成され、その部分の上面17は、この凹部21の上壁をなしている。この上面17に、外面15側(上面17の外側辺側)から一対のスリット22がほぼ平行に形成され、これらのスリット22によって、バンパー30に向けて延出された片持ち梁状をなす弾性片24が形成されている。そして、この弾性片24の先端から車体側に向けて斜め上方に爪部25が突設されており、係合爪20Aは、上記弾性片24と爪部25とで構成されている。
この爪部25の車体側の先端面は、取付孔33A内周の、フランジ部32先端側の内面に係合する係合面25aをなしており、該係合面25aは、弾性片24の上面に対してほぼ垂直な面をなしている。また、爪部25は、弾性片24の先端から車体側に向けて斜め上方に突設されているため、その内側に空隙26を有しており、その結果、係合爪20Aを取付孔33Aに係合させたとき、係合爪20Aの爪部25の係合面25aが、取付孔33Aの内周の係合面35の内側角部Cから離れた位置で当接するように構成されている。
なお、上記空隙26を大きく形成した場合には、係合爪20Aの弾性片24の撓み代を大きく確保して撓みやすくさせることができ、空隙26を小さく形成した場合には、爪部25を肉厚にして剛性を高めることができ、目的に応じて適宜決定することができる。
更に、弾性片24を画成する一対のスリット22,22の外側周縁には、突条の支持リブ22a,22aが突設されており、バンパー30のフランジ部32を支持するようになっている(図2,3参照)。
また、ブラケット10の上面17には、複数の位置決め突部18が形成されており、これらが前記バンパー30のフランジ部32に形成された複数の凹溝38にそれぞれ入り込んで、バンパー30の位置決めがなされるようになっている。
なお、この実施形態においては、ブラケット10の一端側に形成された係合爪20Aを、本発明に係る係合爪としたが、他の係合爪20B,20Cも、係合爪20Aと同様の構造としてもよく、また、係合爪の個数も適宜設定することができる。
次に本発明に係る組付構造の使用方法及び作用効果について説明する。
まず、図1,2に示すように、車体5のパネル6に設けられた固定孔6a,6aに、ブラケット10の固定部11A,11Bを整合させた後、同ブラケット10を車体側へ押し込むことにより、各固定部11A,11Bの固定爪13,13が、各固定孔6aの裏側周縁に係合して、車体5にブラケット10が固定される。
なお、この実施形態におけるブラケット10は、本発明に係る係合爪20Aが、車体のコーナー部寄りの位置に配置され、他の係合爪20B,20Cがそれよりも車体のフェンダー部寄りに配置された状態で車体5に固定されるようになっている。
次いで、ブラケット10の係合爪20A,20B,20Cに、バンパー30の取付孔33A,33B,33Cを整合させ、同バンパー30のフランジ部32を、車体5の天井壁7とブラケット10の上面17との間に差し込むようにして、バンパー30をブラケット10に向けて押し込んでいき、バンパー30の内面を、ブラケット10の外面15に沿って配置させる。
すると、フランジ部32に係合爪20Aの爪部25外面が押圧されて、係合爪20Aが下方に撓み、バンパー30の取付孔33Aに爪部25が至ると、係合爪20Aが弾性復帰して、取付孔33Aの係合面35に爪部25の係合面25aが係合して、取付孔33Aに係合爪20Aが係合する。同様に、他の取付孔33B,33Cにも、係合爪20B,20Cがそれぞれ係合する。また、ブラケット10の各位置決め突部18が、バンパー30の各凹溝38に入り込んで、ブラケット10の位置決めがなされる。
このとき、この実施形態においては、係合爪20Aは、バンパー31に向けて延出された弾性片24の先端に、車体側に向けて斜め上方に爪部25が突設されて構成されていることにより、バンパー30をブラケット10に押し込んでいくときに、爪部25外面に沿ってフランジ部32が当接し、弾性片24をスムーズに撓ませることができるので、バンパー組付け時の挿入抵抗を低く抑えて、作業性を向上させることができる。
こうして、ブラケット10の係合爪20A,20B,20Cが、バンパー30の取付孔33A,33B,33Cにそれぞれ係合すると共に、ブラケット10の外面15に沿って、バンパー30のカバー部31の内面が配置されて、ブラケット10を介して車体5にバンパー30を取付けることができる。なお、バンパー30の取付孔33Dは、図示しないネジによって車体5にネジ留めされる。
上記のようにブラケット10にバンパー30が固定されていて、係合爪20Aが取付孔33Aに係合した状態では、図3に示すように、係合爪20Aの爪部25の係合面25aが、取付孔33Aの内周の係合面35の内側角部Cから離れた位置で当接するようになっている。
ところで、バンパー30の内面に不測の力が作用する場合がある。例えば、自動車の走行中、車体前部開口からラジエータ等を冷却するために取り入れられた風が、時には強い風圧となって、バンパー30の内面に吹付けられることがある。特に、バンパー30の車体のコーナー部近傍に位置する部分、すなわち、ブラケット10の係合爪20Aがバンパー30の取付孔33Aに係合している部分に、特に強い風圧がかかることが多い。
すると、図4(A)に示すように、バンパー30に強い引き剥がし力Fが作用し、取付孔33Aの係合面35に、係合爪20Aの爪部25が押圧されて、弾性片24が下方にやや撓むことがある。このとき、爪部25の係合面25aの下方角部が、取付孔33Aの係合面35に摺接しつつ、爪部25が下方に移動する。しかし、本発明では、ブラケット10を介して車体5にバンパー30が取付けられて、風圧が作用していない状態では、爪部25の係合面25aが、取付孔33Aの係合面35の内側角部Cから離れた位置に当接しているため(図3参照)、弾性片24が下方にやや撓んでも、爪部25が内側角部Cに直ちに当接することはなく、爪部25の係合面25aにかかる力が取付孔33Aの係合面35に作用するだけで、バンパー30のフランジ部32を押し上げる力とはならない。そのため、係合爪20Aが取付孔33Aから外れてしまうことを防止して、車体5に対してバンパー30をしっかりと保持することができる。
そして、バンパー30の内側に更に強い風が当たって、図4(B)に示すように、爪部25が更に撓み、その係合面25aが、取付孔33Aの係合面35の内側角部Cに当接しても、内側角部Cに形成された凸部36に引っ掛かって、内側角部Cを乗り越えて滑り抜けることが防止されるので、バンパー30が外れてしまうことを防止できる。
なお、自動車の修理や部品交換等の必要から、バンパー30を車体5から取り外したい場合には、図4(B)に示す状態から、更に強い引き剥がし力でバンパー30を強制的に車体外方に引っ張ることにより、図4(C)に示すように、爪部25の係合面25aを、取付孔33Aの内側角部Cを乗り越えさせて、爪部25を取付孔33Aから抜け出し、それと共に、取付孔33B,33Cと各係合爪20B,20Cとの係合も解除することにより、車体5からバンパー30を取外すことができる。
また、この実施形態においては、係合爪20Aは、バンパー31に向けて延出された弾性片24の先端に、車体側に向けて斜め上方に爪部25が突設されて構成されているため、図3に示すように、ブラケット10を介して車体5にバンパー30が取付けられて、不足の力等が作用していない状態のときに、係合爪25の係合面25aを、取付孔33Aの係合面35の内側角部Cから離れた位置に確実に当接させることができる。その結果、図4(a)に示すように、バンパー30に強い引き剥がし力Fが作用して、弾性片20Aが下方に撓んでも、係合爪25の係合面25aを、取付孔33Aの係合面35の内側角部Cから離れた位置に当接した状態に維持しやすくなり、取付孔33Aから係合爪25が外れることをより確実に防止することができる。
ところで、この実施形態においては、上記凸部36は、取付孔33Aの成形時に該取付孔内周に形成されたバリからなっている。そのため、バンパー30の成形時に取付孔内周に必然的に形成されるバリを、上記凸部36として活用できるので、敢えて凸部36を形成する必要がなくなり、バンパー30の製造コストを低減することができる。なお、取付孔成形時のバリが取付孔内周に残っている場合、仮に、取付孔33Aの内側角部Cに係合爪20Aの係合面25aが当接すると、バリの厚さ分だけバンパー30が車体側に引き込まれて、車体5の外壁8の外面と、カバー部31の外面との間に段差が生じ、見栄えが悪くなるというデメリットが生じる。しかし、この取付構造においては、取付孔33Aの内側角部Cに、係合爪20Aの係合面25aが当接しない構成となっているので、バリを取り除く処理をしなくても、バンパー30が所定位置から車体側に引き込まれることを防止して、車体5の外壁8の外面とカバー部31の外面とを同一面に保持することができ、見栄えが低下することを防止することができる。
また、この実施形態においては、ブラケット10及びバンパー30のフランジ部32は、自動車のフェンダー部9,9の近傍に設けられている(図5参照)。このため、バンパー30の、自動車のフェンダー部近傍を覆う部分が、ブラケット10を介して、車体5に固定されるので、車両走行時に車両前方から流入した空気が、ラジエータ等を冷却後、流動してバンパー30の両側内面に強くぶつかっても、同バンパー30をガタ付きなくしっかり保持することができる。
10 ブラケット
11A,11B 固定部
15 外面
17 上面
20A 係合爪
24 弾性片
25 爪部
25a 係合面
30 バンパー
31 カバー部
32 フランジ部
33A 取付孔
35 係合面
36 凸部
C 内側角部

Claims (5)

  1. ブラケットを介して車体にバンパーを取付けるためのバンパーの取付構造において、
    前記ブラケットは、車体に対する固定部と、前記バンパーの内面側に配置される外面と、係合爪を有する上面とを有し、
    前記バンパーは、車体の所定箇所を覆うカバー部と、このカバー部の上辺に沿って背面側に延出するように形成されたフランジ部と、このフランジ部に形成された取付孔とを有し、
    前記係合爪は、前記取付孔内周のフランジ部先端側の面と係合する係合面を有しており、
    前記係合爪を前記取付孔に係合させたとき、前記係合爪の係合面が、前記取付孔の内周の係合面の内側角部から離れた位置で当接するように構成されていることを特徴とするバンパーの取付構造。
  2. 前記係合爪は、前記バンパーに向けて延出された弾性片の先端に、車体側に向けて斜め上方に爪部が突設されて構成されている請求項1記載のバンパーの取付構造。
  3. 前記バンパーの前記取付孔の内周の係合面の内側角部に、内周に向けて突出する凸部が形成されている請求項1又は2記載のバンパーの取付構造。
  4. 前記凸部は、前記取付孔の成形時に該取付孔内周に形成されたバリからなっている請求項3記載のバンパーの取付構造。
  5. 前記ブラケット及び前記バンパーのフランジ部は、自動車のフェンダー部近傍に設けられている請求項1〜4のいずれか1つに記載のバンパーの取付構造。
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