JP2009083585A - バンパ固定クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 固定安定性が高く、バンパの取り付け・取り外し作業を容易に行うことができるバンパ固定クリップを提供する。
【解決手段】 車体パネル(アウタパネル1)と係合する脚部(スクリューグロメット5)と、バンパ(リアバンパ2)の上縁部より車体側に延出するフランジ部(22)に形成された係合孔(23・24)と係合するバンパ係合部(係合爪6)とを有し、バンパを車体パネルに固定するためのバンパ固定クリップ(3)であって、バンパ係合部は、バンパの車体パネルに対する装着離脱方向に対して異なる方向にのみ変位可能に設けられ、当該変位によって係合孔に離脱可能に係合する係合部材(7)を少なくとも1つ以上含むようにした。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車体パネルにバンパを固定するために用いるバンパ固定クリップに関し、特に固定安定性が高く、バンパの取り付け・取り外し作業を容易に行うことができるバンパ固定クリップに関するものである。
従来、バンパ固定クリップは、車体パネルにバンパを容易かつ確実に取り付けるために使用されている。一般的に、バンパ固定クリップは、車体パネルに穿設された取付孔と係合する脚部と、バンパの上縁部より車体パネル側に延出するフランジ部に形成されたフランジ孔と係合するバンパ係合部とを有するように構成され、バンパの車幅方向における両側部に配置されている(例えば、特許文献1)。
このようなバンパ固定クリップでは、バンパ係合部がフランジ孔と逆止係合することによってバンパが固定支持されているが、固定安定性を更に高めるため、バンパの車幅方向における両端部においてピンまたはねじ等により、バンパをバンパ固定部材に固定したものがある(例えば、特許文献2)。従来技術を示す図16のように、車体パネル100にバンパ101を取り付ける場合、意匠性等の理由から、ねじ等103はホイールハウスH側よりバンパ101およびバンパ固定クリップ103に取り付けられる。
特開2003−191807号公報 特開2007−125977号公報
このように、バンパとバンパ固定クリップとをねじにより場合には、ねじの頭部がホイールハウス内に突出するため、車両レイアウトによってはタイヤと干渉することがあるという問題がある。また、バンパの着脱作業時に、狭いホイールハウス側よりねじを取り付け・取り外しする作業が必要となり、作業負荷および作業工数が増加するという問題がある。
本発明は、上記の問題を鑑みなされたものであって、バンパ固定クリップとバンパとのねじ止め作業の必要なく確実にバンパを固定することができ、取り付け・取り外し作業を容易に行うことができる簡潔な構造を有するバンパ固定クリップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の発明は、車体パネル(アウタパネル1)と係合する脚部(スクリューグロメット5)と、バンパ(リアバンパ2)の上縁部より前記車体パネル側に延出するフランジ部(22)に形成された係合孔(23・24)と係合するバンパ係合部(係合爪6)とを有し、前記バンパを前記車体パネルに固定するためのバンパ固定クリップ(3)であって、前記バンパ係合部は、前記バンパの前記車体パネルに対する装着離脱方向に対して異なる方向にのみ変位可能に設けられ、当該変位によって前記係合孔に離脱可能に係合する係合部材(7)を少なくとも1つ以上含むことを特徴とする。
本発明の第2の発明は、第1の発明において、前記係合部材は、前記バンパの前記車体パネルに対する装着離脱方向に対して直交する方向にのみ変位可能に設けられていることを特徴とする。
本発明の第3の発明は、第1の発明または第2の発明において、前記バンパ係合部は、前記バンパ固定クリップの本体(クリップ本体4)に固定された基部(係合爪基部61)と、前記基部より前記フランジ部と略平行となるように延出した片持ち梁部(62)と、前記片持ち梁部の先端に設けられ、前記係合孔と逆止係合する逆止係合部(63)とを有する係合爪を含み、前記係合爪は、前記基部を支点に前記片持ち梁部が湾曲して前記逆止係合部が前記係合孔と係合し、前記装着離脱方向に所定の力を加えることで、前記片持ち梁部が湾曲して前記係合孔との係合を解除することを特徴とする。
本発明の第4の発明は、第1の発明〜第3の発明のいずれかにおいて、前記係合部材は、前記係合部材と前記係合孔との係合を解除する操作入力部(突片75)を有することを特徴とする。
本発明の第5の発明は、第1の発明〜第4の発明のいずれかにおいて、前記係合部材は、前記バンパ固定クリップの前記本体とは別体に形成されていることを特徴とする。
本発明の第6の発明は、第1の発明〜第5の発明のいずれかにおいて、前記係合部材を前記係合孔に突出係合させる方向に付勢する付勢手段(弾発付勢脚74)を有することを特徴とする。
本発明の第7の発明は、第1の発明〜第6の発明のいずれかにおいて、前記係合部材は、前記係合孔と逆止係合する逆止係合部(73)を有していることを特徴とする。
第1の発明によれば、フランジ部に形成された係合孔と係合する係合部材は、バンパの装着離脱方向には変位しないため、係合部材にバンパが離脱する方向に力が加わっても係合が解除されることはなく、バンパの固定が確実に維持されるようになる。第2の発明によれば、係合部材の変位可能方向とバンパの装着離脱方向は直行するようになることから、バンパの離脱する方向の力に対して、係合部材はより影響を受け難くなり、係合状態がより安定するようになる。第3の発明によれば、係合部は係合部材と係合爪とを有するようになる。係合爪は所定の力を加えることで係合を解除するため、係合部材の係合が解除されている場合には、所定の力を加えることでバンパを車体パネルから取り外すことができるようになる。第4の発明によれば、手動操作等により係合部材の係合・解除を任意に操作できるようになる。第5の発明によれば、バンパ固定クリップの構造が簡潔となり、バンパ固定クリップの成形が容易になる。第6の発明によれば、係合部材は、簡潔な構造で、通常状態において係合孔との係合状態を維持することができるようになる。第7の発明によれば、係合孔との係合状態を容易に形成できるようになる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、実施形態に係るバンパ固定クリップが適用された自動車を分解して示す斜視図である。図2〜図5は、実施形態に係るバンパ固定クリップを示す図であり、図2は平面図であり、図3は底面図であり、図4は側面図であり、図5は分解斜視図である。図6、図7は、実施形態に係るバンパ固定クリップの係合部材を示す正面図および背面図である。図8は、図6の矢印VIII−VIII線に沿って見た係合部材の断面図である。図9は、実施形態に係るバンパ固定クリップの装着状態を車体内側より示す斜視図である。図10は、図9において車体パネルを取り除いて示す斜視図である。図11は、図10の矢印XI−XI線に沿って見た断面図である。図12は、図10の矢印XII−XII線に沿って見た断面図である。図13は、図10の矢印XIII−XIII線に沿って見た断面図である。
図1に示すように、車体の外表面を形成するアウタパネル1には、後輪が収容されるリアホイールハウスHの一部を画成するリアホイールハウス部11が形成されており、リアホイールハウス部11の車体前後方向における後方に、パネル後端部12が形成されている。パネル後端部12にはリアバンパ2の車幅方向における側端部21が取り付けられる。パネル後端部12は、リアバンパ2の側端部21の縁形状に一致するように形成された段部13によって区画されており、車幅方向において車室側へと凹設されている。段部13はリアホイールハウス部11から、テールランプ室Lの一部を画成するテールランプ部14へと直線状に延在している。パネル後端部12には、バンパ固定クリップ3を取り付けるための取付孔15(図9参照)が、段部13から所定の距離を置いた位置に2つ穿設されている。
リアバンパ2の側端部21の縁部には車室側へと起立したフランジ部22が形成されている。フランジ部22は、段部13と、リアホイールハウスHと、テールランプ室Lとに面している。段部13と面するフランジ部22の一部分は、アウタパネル1の段部13の形状と一致するように直線状部分22aとして形成されている。フランジ部22の直線状部分22aには、バンパ固定クリップと係合するための係合孔23が4個、直線状部分22aの長手方向に沿って形成されている。また、フランジ部22のテールランプ室Lに面している部分にもバンパ固定クリップ3と係合するための係合孔24が1個形成されている(図9、図10参照)。
バンパ固定クリップ3は、例えば合成樹脂によって形成されている。図2〜図4に示すように、バンパ固定クリップ3は、平面視で略長方形に形成され、側面視でアウタパネル1およびリアバンパ2の形状に一致するように湾曲させられた形状に形成されたクリップ本体4を有する。以下の説明では、図3において、看者に対して正対する面をバンパ固定クリップ3の正面とし、紙面に対して垂直となる方向をバンパ固定クリップの高さ方向とする。クリップ本体4の大部分は、長手方向及び短手方向に延在して複数の長方形状格子を形成する骨格部材41と、骨格部材41によって形成された各格子内に配置された補強板42とを主要構成要素として構成されている。クリップ本体4の側部には、パネル後端部12への取り付け安定性を高めるべく、パネル後端部12の表面形状に一致する形状に形成されたリブ43が形成されている。
また、クリップ本体4には、アウタパネル1の取付孔15と係合する脚部としてのスクリューグロメット5と、リアバンパ2の係合孔23・24と係合するバンパ係合部としての係合爪6と、バンパ係合部としての係合部材7を収容する係合部材収容部8と、リアバンパ2のフランジ部22をバンパ固定クリップ3の所定位置に導くガイド部9とが形成されている。
スクリューグロメット5は、長手方向および短手方向に延びて骨格部材41と結合した基部平面51と、基部平面51を高さ方向に貫通する貫通孔52と、貫通孔52の周縁部より貫通孔52を挟むようにして背面側に突出する2つの略平行に配置された平板状の拡開係止片53とによって形成されている。2つの拡開係止片53間の距離は先端に向かうほど小さくなるように形成されており、先端部における両拡開係止片53間の距離は、貫通孔52の直径よりも小さくなるように形成されている。
係合爪6は、クリップ本体4の長手方向に延在する一側面であって、リアバンパ2のフランジ部22が当接する側面44に形成されている。また、係合爪6は、クリップ本体4の短手方向に延在する一側面の側面45にも形成されている。係合爪6は、クリップ本体4との固定部位である係合爪基部61からバンパ固定クリップ3の正面側方向に延出した片持ち梁部62を有し、片持ち梁部62の先端部には逆止係合部63が形成されている。片持ち梁部62は、可撓性を有しており、係合爪基部61を支点に湾曲可能に形成されている。逆止係合部63は、片持ち梁部62の先端よりバンパ固定クリップ3の背面側に向かうにつれて、バンパ固定クリップ3の外方へと広がるように傾斜して形成されており、バンパ固定クリップ3の背面側を向く逆止係合面が形成されている。
係合部材収容部8は、クリップ本体4の長手方向における一端部に形成されている。係合部材収容部8は、クリップ本体4の正面側と背面側とに配置された2枚の平板81と、係合爪6が形成されている側面44側を除いて両平板81の縁部を連結する側板82とによって形成され、側面44側に開口した箱形状を呈している。係合部材収容部8の内部形状は係合部材7の形状と一致するように形成されており、係合部材7がバンパ固定クリップ3の短手方向にのみ移動可能なように規制している。また、係合部材収容部8は、収容した係合部材7を内部に保持するために、係合部材7のストッパ71を係止する係合部材係止孔83が形成されている。
図6〜8に示すように係合部材7は、略直方体に形成された係合部材本体72と、係合部材本体72の背面72cに形成されたストッパ71と、係合部材本体72の上面72aに形成された逆止係合部73と、係合部材本体の下面72bに形成された弾発付勢脚74と、係合部材本体の背面の上部に形成された操作入力部としての突片75とを有する。
係合部材本体72は、係合部材収容部8の内部形状と一致するように形成されている。ストッパ71は、係合部材本体72の背面72cより背面側に突出した可撓性を有する切起片である。ストッパ71は、係合部材本体72の下部側から上部側に向かうにつれて背面側への突出長さが大きくなるように形成されており、先端に係合部材係止孔83と係合する逆止係合面を備えている。
係合部材本体72の上面72aに形成された逆止係合部73は、正面72d側から背面72c側へと向かうにつれて突出長さが大きくなるように形成されており、背面72c側を向く逆止係合面を備えている。弾発付勢脚74は、係合部材本体72の下面72bより斜め下方へと突出した突片であり、突片は下向きの凸形状を有するように湾曲して形成されている。弾発付勢脚74は、互いに向かい合うように2本形成されている。
係合部材7は、一度、係合部材収容部8に挿入されると、ストッパ71の逆止係合面が係合部材係止孔83に係止されて、係合部材収容部8より離脱しないように保持される。係合部材7が係合部材収容部8に収容されている状態では、弾発付勢脚74は湾曲させられた状態となる。そのため、弾発付勢脚74の復元力によって、係合部材7は係合部材収容部8より離脱する方向に弾発付勢された状態となり、逆止係合部73が突出した状態となる。突片75は、手動つまみとして機能し、弾発付勢脚74を撓ませて係合部材を下方、つまり係合部材収容部8の内部方向へと押し下げるために使用される。係合部材7の逆止係合部73とリアバンパ2の係合孔23とが係合している場合には、突片75に力を加えることによって、係合部材7の逆止係合部73の係合を解除することができる。
ガイド部9は、クリップ本体4の側面44および側面45に形成されている。ガイド部9は、クリップ本体4の側面44・45の背面側より端手方向に突出し、その後に高さ方向に沿って正面側に延出した片持ち梁である。ガイド部9の片持ち梁形状の高さ方向に沿って延出する部分は、クリップ本体と所定の距離を有している。この所定の距離はフランジ部22の厚さとおおよそ一致するように設定されている。ガイド部9は、特に係合爪6に隣接して配置されている。
図1に示すように、バンパ固定クリップ3は、アウタパネル1に固定された後に、リアバンパ2と係合し、リアバンパ2をアウタパネル1に固定する。図9・図10では、バンパ固定クリップ3によるアウタパネル1とリアバンパ2との固定構造を車内側より見て示している。図9に示すように、バンパ固定クリップ3は、スクリューグロメット5が取付孔15に係合することによって、アウタパネル1のパネル後端部12に固定されている。このとき、バンパ固定クリップ3の側面44が段部13と相対するように、バンパ固定クリップ3は配置されている。そして、図10に示すように、バンパ固定クリップ3の係合爪6および係合部材7と、リアバンパ2の係合孔23・24とが係合することによりバンパ固定クリップ3とリアバンパ2とが固定されている。
図11に示すように、バンパ固定クリップ3をパネル後端部12に固定した状態では、スクリューグロメット5の2つの拡開係止片53が取付孔15を貫通している。図示しないがこの状態で、貫通孔52の直径と略同径のねじまたはピンが、バンパ固定クリップ3の正面側より貫通孔52に挿入される。ねじ等の挿入によって、2つの拡開係止片53は両拡開係止片53間の距離が広がる方向に押し広げられ、拡開係止片53は取付孔15を通過して離脱できなくなる。このようにして、バンパ固定クリップ3は、パネル後端部12に確実かつ強固に固定される。
図12に示すように、バンパ固定クリップ3のガイド部9と、クリップ本体4とによって形成される空間に、リアバンパ2のフランジ部22が挿入され、係合爪6の逆止係合部63と、フランジ部22の係合孔23・24とが係合し、リアバンパ2がバンパ固定クリップ3に対して固定される。フランジ部22を固定位置に挿入するとき、フランジ部22は係合爪6の片持ち梁部62と平行な方向に挿入され、係合爪6の逆止係合部63はフランジ部22に押圧されて、片持ち梁部62は係合爪基部61を支点にクリップ本体4の内方へと湾曲される。そして、フランジ部22の挿入が完了して、逆止係合部63が係合孔23・24に達すると、逆止係合部63が係合孔に嵌って係合する。このように、リアバンパ2は、バンパ固定クリップ3に対して、フランジ部22を所定の固定位置に挿入する(押し込む)ことによって、係合爪6と係合するようになる。
図13に示すように、係合部材7の逆止係合部73とフランジ部22の係合孔23とが係合することによって、リアバンパ2がバンパ固定クリップに対して固定されている。フランジ部22が固定位置に挿入されるとき、係合部材7の逆止係合部73はフランジ部22に押圧されて、弾発付勢脚74が撓み、逆止係合部73が係合部材収容部8の内方へと変位する。フランジ部22の移動が完了して、逆止係合部73が係合孔23に達すると、弾発付勢脚74の弾発付勢によって逆止係合部63は係合孔23内に突出し係合する。リアバンパ2は、係合爪6との係合形成と同様に、バンパ固定クリップ3に対して、フランジ部22を所定の固定位置に挿入する(押し込む)ことによって、係合部材7と係合するようになる。
このように構成することによって、アウタパネル1とリアバンパ2とを固定するバンパ固定クリップ3が得られる。本発明に係るバンパ固定クリップ3は、係合部材7を有するため、リアバンパ2が意図せずバンパ固定クリップから離脱することを防止することができる。
係合部材7は、係合部材収容部8に移動方向が規制されており、バンパ固定クリップ4の高さ方向に垂直な方向、つまりフランジ部22に対して略垂直方向にのみ変位可能である。リアバンパ2のバンパ固定クリップ3に対する装着離脱方向は、バンパ固定クリップ3の高さ方向と一致する方向である。リアバンパ2が離脱しようとする場合、フランジ部22より係合部材7に加えらえる力の向きは、係合部材7が変位可能な向きと略垂直であり、係合部材7が係合部材収容部8の内方へと押し込まれる向きの力は発生しない。そのため、係合部材7の位置は変位することなく、係合部材7とフランジ部22の係合孔23との係合は解除しない。係合部材7と係合孔23との係合は、係合部材7の突片75を押し下げることによってのみ解除される。
これに対して係合爪6は、所定量以上の力がバンパの離脱方向に加わった際に係合を解除することができる。係合爪6は、逆止係合部63で係合孔23・24と逆止係合し、リアバンパ2をバンパ固定クリップ3に対して固定している。しかし、係合爪6は湾曲可能な片持ち梁部62によって形成されているため、リアバンパ2の離脱方向に所定以上の力が加わった場合に、係合孔23・24から逆止係合部63が力を受け、片持ち梁部62は湾曲し、逆止係合部63が係合孔23・24から離脱して係合を解除する。
本発明の実施形態に係るバンパ固定クリップ3は、上述した特性を有する係合部材7と係合爪6とを有している。そのため、車両の走行中等のリアバンパを固定クリップ3およびアウタパネル1に対して確実に保持する必要があるときには、係合部材7と係合孔23との係合によりリアバンパ2とバンパ固定クリップ3の係合を確実に維持することができる。また、係合部材7の係合によって、係合爪6と係合孔23・24との係合部に所定以上の力が加わることを避けることができるため、係合爪6と係合孔23・24との係合を確実に維持することができる。また、車両のメンテナンス時等には、係合部材7の突片75に力を加えて係合部材7と係合孔23との係合を解除した状態で、所定量以上の力をリアバンパ2の離脱方向に加えることによって係合爪6と係合孔23・24との係合を解除することができるため、リアバンパ2とバンパ固定クリップとを選択的に着脱することができる。
実施形態に係るバンパ固定クリップ3は、係合部材7により、リアバンパ2の固定安定性が高められたことから、リアバンパ2をバンパ固定クリップ3に対して、ねじやピンにより固定するといった付加的な補強構造を省くことができる。そのため、取り付け作業の工数を低減させることができる。また、実施形態に係るバンパ固定クリップ3は、係合部材7とクリップ本体4とを一体としたモジュールとして提供することができるため、車両製造時において、取り付け作業が容易である。
また、実施形態に係るバンパ固定クリップ3は、リアホイールハウスH側に突出する部材がないため、タイヤと干渉する虞がなく、車体レイアウトの選択幅が広がる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、実施形態では係合部材7をバンパ固定クリップ3の長手方向における一側端に設けたが、他の側面44および側面45に形成された係合爪6の位置と交換して配置してもよく、係合部材7を複数個設けてもよい。また、係合部材7の形態も様々な変形実施が可能であり、例えば、図14に示すように、弾発付勢脚74を係合部材から分離させて、係合部材収容部8の内部に板ばね84として形成してもよい。また、図15に示すように、弾発付勢脚74の代わりに、係合部材7および係合部材収容部8から分離した部材として、例えば、つるまきばね85といった弾性部材を係合部材収容部8の内部に設けてもよい。また、バンパ固定クリップ3の形状は例示的なものであり本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
実施形態に係るバンパ固定クリップが適用された車両を分解して示す斜視図である。 実施形態に係るバンパ固定クリップを示す平面図である。 実施形態に係るバンパ固定クリップを示す底面図である。 実施形態に係るバンパ固定クリップを示す側面図である。 実施形態に係るバンパ固定クリップを分解して示す斜視図である。 実施形態に係るバンパ固定クリップの係合部材を示す正面図である。 実施形態に係るバンパ固定クリップの係合部材を示す背面図である。 図6の矢印VIII−VIII線に沿って見た断面図である。 実施形態に係るバンパ固定クリップの装着状態を車体内側より示す斜視図である。 図9を車体パネルを取り除いて示す斜視図である。 図10の矢印XI−XI線に沿って見た断面図である。 図10の矢印XII−XII線に沿って見た断面図である。 図10の矢印XIII−XIII線に沿って見た断面図である。 一部変形実施した実施形態に係るバンパ固定クリップを一部破断して示す斜視図である。 一部変形実施した実施形態に係るバンパ固定クリップを示す斜視図である。 従来技術に係るバンパ固定クリップを示す斜視図である。
符号の説明
1 アウタパネル
2 リアバンパ
3 バンパ固定クリップ
4 クリップ本体
5 スクリューグロメット
6 係合爪
7 係合部材
8 係合部材収容部
9 ガイド部
12 パネル後端部
13 段部
15 取付孔
22 フランジ部
23・24 係合孔
52 貫通孔
53 拡開係止片
61 係合爪基部
62 片持ち梁部
71 ストッパ
72 係合部材本体
74 弾発付勢脚
83 係合部材係止孔

Claims (7)

  1. 車体パネルと係合する脚部と、バンパの上縁部より前記車体パネル側に延出するフランジ部に形成された係合孔と係合するバンパ係合部とを有し、前記バンパを前記車体パネルに固定するためのバンパ固定クリップであって、
    前記バンパ係合部は、前記バンパの前記車体パネルに対する装着離脱方向に対して異なる方向にのみ変位可能に設けられ、当該変位によって前記係合孔に離脱可能に係合する係合部材を少なくとも1つ以上含むことを特徴とするバンパ固定クリップ。
  2. 前記係合部材は、前記バンパの前記車体パネルに対する装着離脱方向に対して直交する方向にのみ変位可能に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のバンパ固定クリップ。
  3. 前記バンパ係合部は、
    前記バンパ固定クリップの本体に固定された基部と、前記基部より延出した片持ち梁部と、前記片持ち梁部の先端に設けられ、前記係合孔と逆止係合する逆止係合部とを有する係合爪を含み、
    前記係合爪は、前記基部を支点に前記片持ち梁部が湾曲して前記逆止係合部が前記係合孔と係合し、前記装着離脱方向に所定の力を加えることで、前記片持ち梁部が湾曲して前記係合孔との係合を解除することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のバンパ固定クリップ。
  4. 前記係合部材は、前記係合部材と前記係合孔との係合を解除する操作入力部を有することを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかの項に記載のバンパ固定クリップ。
  5. 前記係合部材は、前記バンパ固定クリップの前記本体とは別体に形成されていることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかの項に記載のバンパ固定クリップ。
  6. 前記係合部材を前記係合孔に突出係合させる方向に付勢する付勢手段を有することを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれかの項に記載のバンパ固定クリップ。
  7. 前記係合部材は、前記係合孔と逆止係合するに逆止係合部を有していることを特徴とする、請求項1〜請求項6のいずれかの項に記載のバンパ固定クリップ。
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