JP6404176B2 - 容器用スライド式蓋構造 - Google Patents

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Description

本発明は、容器の開閉に用いられる容器用スライド式蓋構造に関する。
従来、容器の開口部を開閉する容器用スライド式蓋構造として、例えば、自動車のセンターコンソールなどに設けた容器の開口部をスライド式の扉で開閉するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の容器用スライド式蓋構造は、容器の開閉に用いられる扉装置の一例であり、この扉装置は容器の開口部にスライド可能に設けられた扉を備える。扉は、すだれ状の湾曲可能な蓋本体と、蓋本体に対して開口部の表面側に重ねて設けられた可撓性のシート状部材とを備える。容器には、蓋本体をスライド自在にガイドするガイド溝が設けられている。そして、蓋本体とシート状部材とのスライド方向一端部同士が連結され、シート状部材が、スライド方向に常時引っ張り力が作用するように弾発手段により弾発付勢されている。
特許第4094592号公報
特許文献1の容器用スライド式蓋構造によれば、シート状部材に対するスライド方向への弾発付勢によって蓋本体と可撓性のシート状部材との間にたるみが生じないようになる。よって、蓋本体が湾曲したとしても、蓋本体とは別に設けられる可撓性シート状部材の張りが維持されて意匠性を良好に維持することが可能になる。
ところで、蓋本体は、その縁部と該縁部が配置されるガイド溝との間に摩擦を低減させるための余裕、いわゆる遊びが設けられることによりガイド溝内のスライドが自在になる。この余裕は、必要以上に大きいと蓋本体がガイド溝に対してがたつくようになる。逆に、余裕が必要以上に小さくなると蓋本体とガイド溝との間の摩擦が増大して蓋をスライドさせるときの操作性が劣化する。
本発明は、このような実情に鑑みなされたものであって、その目的は、容器に対するスライド式の蓋の良好な操作性を維持しつつ、がたつきを抑制することのできる容器用スライド式蓋構造を提供することにある。
上記課題を解決する容器用スライド式蓋構造は、容器本体に形成された開口部をスライド移動によって開閉する容器用スライド式蓋構造であって、前記容器本体の前記開口部を開閉する方向にスライド可能に設けられるシャッターと、前記シャッターをスライド自在にガイドするガイド溝を形成するレールと、を備え、前記シャッターは、シャッターロアと、前記シャッターロアよりも前記容器本体の外側に配置されるシャッターアッパとに分割されており、前記シャッターロアは、前記スライドする方向に沿って湾曲可能な本体と、前記ガイド溝を摺動する端部とを有し、前記シャッターアッパは、前記スライドする方向に沿って湾曲可能なパネルと、前記ガイド溝を摺動する端部とを有し、前記シャッターロア及び前記シャッターアッパは、これらが相互に当接する部分である当接部を別々に有するとともに、一方の前記当接部が他方の前記当接部をこれら各当接部が相互に当接する方向に向けて付勢することによって、前記シャッターロアの前記端部を前記容器本体の内側に向けて前記レールに対し付勢し、かつ、前記シャッターアッパの前記端部を前記容器本体の外側に向けて前記レールに対し付勢するように構成されていることを要旨とする。
このような構成によれば、シャッターの端部が、シャッターロアの端部とシャッターアッパの端部とから構成される。そして、当接部同士の当接を通じ、シャッターロアの端部は容器本体の内側に向けて付勢され、かつ、シャッターアッパの端部は容器本体の外側に向けて、別々にレールへ付勢される。よって、シャッターにおいては、その端部のレールへの付勢がガイド溝内における端部の位置を安定化される。これにより、容器用のスライド式の蓋であるシャッターのスライド方向への移動がガイド溝内で安定してスムーズになり、良好な操作性が維持されるとともに、がたつきが抑制される。また、シャッターのガイド溝に対する位置や移動の安定化は、シャッターの見栄えを向上させる。
好ましい構成として、前記シャッターロア及び前記シャッターアッパの少なくとも一方は、弾性変形を可能にした樹脂製部材であり、前記樹脂製部材の有する弾性力は、前記当接部に対する付勢力として作用する。
このような構成によれば、シャッターロアとシャッターアッパの少なくとも一方を弾性変形するように形成すればよいため、シャッターの形成が容易になる。また、シャッターが弾性変形することで当接部への付勢力も均一化されるため、端部に対する付勢力も均一化され、ガイド溝に対する端部の位置や端部の移動の安定性も向上し、シャッターとして一体感のあるスライド方向への移動が可能になる。さらに、シャッターロアやシャッターアッパの弾性変形がシャッターの全体に及ぶことで、シャッターの形状を張りのある見栄えにすることができる。
好ましい構成として、前記シャッターアッパの前記端部には、前記シャッターアッパの厚み方向、かつ、前記容器本体の外側方向に突出する1又は複数のリブが設けられ、前記シャッターアッパの前記端部は、前記リブを含み前記ガイド溝に収容され、前記レールは、前記リブに対向する面に前記リブを前記スライドする方向へ移動可能に収容するリブ溝を備える。
このような構成によれば、シャッターアッパのリブがガイド溝のリブ溝に嵌合するためシャッターアッパの位置がずれることや、シャッターアッパがガイド溝から抜けることが防止される。
好ましい構成として、前記スライドする方向に対して直交する方向が幅方向であり、前記シャッターアッパの前記当接部は、前記シャッターアッパの前記幅方向における中央部に当て面として形成され、前記シャッターロアの前記当接部は、前記シャッターロアの前記幅方向における中央部に当て面として形成される。
このような構成によれば、シャッターの幅方向に対して両端部と当て面との3点支持となる構造によってシャッターロアとシャッターアッパとをガイド溝間で確実に一体化したシャッターとして構成できる。このように、一体化されたシャッターは、スムーズなスライド移動が可能であるとともに、見栄えがよく、操作性がよくなる。
好ましい構成として、前記シャッターアッパは、前記レールに対して前記容器本体の外側に膨らむ湾曲した形状に形成されている。
このような構成によれば、シャッターアッパの形状が幅方向については確実に弓状となり、その後、シャッターアッパなどに熱変形など多少の変形が生じたとしても、変形後の形状にも弾性が維持される可能性が高まる。これにより、シャッターアッパなどに多少の変形が生じたとしても、弾性変形による形状が維持されて当接部分の付勢力が均一化され、良好な操作性が維持される。
好ましい構成として、前記レールは、下側ガイド部材と上側ガイド部材とから構成され、前記下側ガイド部材と前記上側ガイド部材とは、前記シャッターの厚み方向に対し、前記ガイド溝を分割している。
従来、容器にシャッターを取り付けるとき、左右のガイド溝の間隔を大きく開き、一方のガイド溝にシャッターの一辺を差し込んだ後、他方のガイド溝をシャッターの他辺に差し込むようにしていた。このため、シャッターの端部をガイド溝に差し込むことに手間を要しており、特に、広がるように付勢されている端部をガイド溝の幅に狭めた上でガイド溝に差し込むことは容易ではない。これに対し、上記のような構成によれば、ガイド溝が下側ガイド部材と上側ガイド部材とに分割されているため、下側ガイド部材のガイドの上にシャッターを載置してから上側ガイドを重ねるようにして取り付ければ、端部が広がるように付勢されているシャッターであれガイド溝への取り付けが容易になり、取り付け性の向上が図られる。
このような容器用スライド式蓋構造によれば、容器に対するスライド式の蓋の良好な操作性を維持しつつ、がたつきを抑制することができる。
容器用スライド式蓋構造が設けられる容器を具体化した一実施形態について、その斜視構造を示す斜視図。 同実施形態における蓋を有する容器を構成する部材の斜視構造を示す斜視図であって、(a)は収容体の斜視構造を示す図であり、(b)は収容体の左右に配置されるガイド取付部の斜視構造を示す図。 同実施形態におけるガイド取付部に取り付けられる上側ガイド部材の斜視構造を示す斜視図。 同実施形態におけるシャッターを構成するシャッターロア及びシャッターアッパのそれぞれの外面側の斜視構造を示す斜視図。 同実施形態におけるシャッターを構成するシャッターロア及びシャッターアッパのそれぞれの内面側の斜視構造を示す斜視図。 同実施形態におけるシャッターの弾性付与構造を模式的に示す模式図。 同実施形態における容器用スライド式蓋構造が設けられた容器の上面構造を示す上面図。 図7の8−8線における端面構造を示す端面図。 図7の9−9線における端面構造を示す端面図。 図7の10−10線における端面構造を示す端面図。
[容器の概要]
図1〜図10を参照して、容器用スライド式蓋構造を備える容器10を具体化した一実施形態について説明する。
図1に示すように、この容器10は、例えば自動車のセンターコンソールなど車室内に設置されるいわゆる収容ボックスなどである。容器10は、物を収容するための容器本体としての収容体11と、収容体11を挟むように配置される2つのガイド取付部12,13とを備える。また容器10は、各ガイド取付部12,13に固定されてそれらガイド取付部12,13とともにガイド溝50を構成する上側ガイド部材40と、ガイド溝50にスライド(スライド移動)可能に配置されるシャッター14とを備える。これにより、シャッター14の操作部312が矢印の示すシャッター開閉方向であるスライド方向X1に移動されることで、収容体11の開口部がシャッター14により開閉される。
容器10は、車両に設置されるとき、上側ガイド部材40の枠部分とシャッター14の表面とを内装パネルから露出させる一方、上側ガイド部材40の枠部分よりも外側部分を内装パネルの下に隠すように設置される。よって、露出されるシャッター14の表面は、シャッター14の閉じられているときや、シャッター14の開閉操作が行われているときの見栄えに高い意匠性が求められる。また、車両においてシャッター14は、開閉操作のときや、走行中のとき、がたつきのないことが求められる。さらに、車両においてシャッター14は、開閉操作が行われるとき、無駄な動きが生じず、操作に要する力が適度であることなど操作性が良好であることが求められる。
[容器の構成]
図2(a)に示すように、収容体11は、下部に底を有する有底箱形状の箱体111と、箱体111の上部に開口する開口部112とを備える。また、箱体111は、開口部112の長手方向の前側の端部(図において左側の端部)に前部113と、開口部112の長手方向の後側の端部(図において右側の端部)に後部115とを備える。
前部113は、収容体11の前側であって、閉じられたシャッター14の先端が対向する部分であり、シャッター14が開操作の始点、換言すると、閉操作の終点にあるときその先端が対向する位置である。
後部115は、収容体11の後側であって、シャッター14の後部が配置される部分であり、開閉されるシャッター14の経路途中に対応し、シャッター14が全開及び全閉されてもその上部には常にシャッター14の一部が配置される。
図2(b)に示すように、箱体111は、前部113(前側)から見て右側に右用のガイド取付部12が取り付けられ、左側に左用のガイド取付部13が取り付けられる。右用及び左用のガイド取付部12,13は、ガイド溝50を構成する。右用のガイド取付部12は、その側面120を箱体111の右側面に対向配置させる。右用のガイド取付部12は、その上部に側面120より左側へ突出するとともにスライド方向X1に延びる載置部121を備え、載置部121の下面を箱体111の右側の開口部112に載置させるかたちで箱体111の右側面に取り付けられる。左用のガイド取付部13は、その側面130を箱体111の左側面に対向配置させる。左用のガイド取付部13は、その上部に側面130より右側へ突出するとともにスライド方向X1に延びる載置部131を備え、載置部131の下面を箱体111の左側の開口部112に載置させるかたちで箱体111の左側面に取り付けられる。
右用及び左用のガイド取付部12,13は、左右対称の構造をしている。よって、以下では、主に右用のガイド取付部12について説明し、説明の便宜上、左用のガイド取付部13については対応する符号を並記し、その詳細な説明を割愛する。
右用のガイド取付部12(13)は、載置部121(131)の上部に下側ガイド部材としての下側ガイド123(133)を備える。下側ガイド123は、載置部121と同様にガイド取付部12(13)のスライド方向X1に延設されている。下側ガイド123(133)は、右用のガイド取付部12(13)の上部にスライド方向X1に延びる上段ガイド123U(133U)と、上段ガイド123U(133U)より箱体111内側かつ下方の位置にスライド方向X1に延びる下段ガイド123L(133L)とを備える。また下側ガイド123(133)は、箱体111の後部115手前付近から内側ガイド124(134)及び外側ガイド125(135)にて区画される収納ガイド51に連設されている。
収納ガイド51は、その基端が下側ガイド123(133)の下段ガイド123L(133L)に連続している。また収納ガイド51は、その先端に向けて箱体111の後部115の後方から同箱体111の底面下方まで半円弧状に延設される部分と、同箱体111の底面下方において後部115から前部113に向けて所定長だけ延設された部分とを備える。収納ガイド51の基端から先端までの長さは、シャッター14のスライド方向X1の長さ以上にされており、開口部112をスライド収納方向X2に移動させて全開したシャッター14を収納ガイド51に収納させることができる。すなわち、右用のガイド取付部12(13)は、シャッター14を下側ガイド123(133)により構成されるガイド溝50から収納ガイド51に案内し、箱体111の下方まで移動可能にしている。
収納ガイド51は、内側ガイド124(134)の外周側に外側ガイド125(135)を備える。外側ガイド125(135)は、下側ガイド123(133)に連続する内側ガイド124(134)の位置がスライド収納方向X2において下方に曲がることで下側ガイド123(133)よりも低くなった位置から設けられている。よって、収納ガイド51は、基端においても、内側ガイド124(134)と外側ガイド125(135)との間隔を維持させる。
ガイド取付部12(13)は、上側ガイド部材40を取り付けるための複数の取り付け溝122(132)を備え、上側ガイド部材40が複数の取り付け溝122(132)を介して取り付けられる。
そして、後に詳述するが、図9に示すように、ガイド取付部12(13)は、レールを構成する下側ガイド123(133)の上方に、レールを構成する上側ガイド部材40が取り付けられることで、上側ガイド420(440)が下側ガイド123(133)に対する上面として配置される。よって、上側ガイド部材40の上側ガイド420(440)とガイド取付部12(13)の下側ガイド123(133)とによってシャッター14をスライド方向X1に摺動させる溝であるガイド溝50が構成される。そして、ガイド溝50は、シャッター14をスライド自在にガイドする。
図3に示すように、上側ガイド部材40は、矩形枠形状をしており、右用及び左用のガイド取付部12,13に取り付けられることで、箱体111の開口部112の上方に配置される。上側ガイド部材40は、図の左下側を前部とするとき、右側に設けられてスライド方向X1に延びる右側の取付部41と、左側に設けられてスライド方向X1に延びる左側の取付部43とを備える。右側の取付部41は、右用のガイド取付部12のガイド載置部126に取り付けられる部分であり、右用のガイド取付部12の取り付け溝122に対応する複数のとりつけ足47を備えている。そして、右側の取付部41は、そのとりつけ足47を対応する取り付け溝122に取り付けられる。左側の取付部43は、左用のガイド取付部13のガイド載置部136に取り付けられる部分であり、左用のガイド取付部13の取り付け溝132に対応する複数のとりつけ足47を備えている。そして、左側の取付部43は、そのとりつけ足47を対応する取り付け溝132に取り付けられる。
また、上側ガイド部材40は、右側の取付部41に対して左側に設けられる右枠42と、左側の取付部43に対して右側に設けられる左枠44と、右枠42の前端と左枠44の前端とを連結する前枠45と、右枠42の後端と左枠44の後端とを連結する後枠46とを備えている。よって、右枠42、前枠45、左枠44及び後枠46によって枠が形成される。右枠42、左枠44、前枠45及び後枠46は、幅方向の断面視で上側が半円弧状に形成されており、塗装や装飾などにより良好な見栄えや手触りを確保できるようになっている。
右枠42は、右側の取付部41とともにスライド方向X1に延設され、左枠44は、左側の取付部43とともにスライド方向X1に延設される。前枠45と後枠46とはそれぞれ、前側からみて上方に湾曲する形状で左枠44と右枠42とを連結している。よって、前枠45と後枠46とはそれぞれ、容器10において、右用のガイド取付部12と左用のガイド取付部13との間に架け渡されるかたちに配置されるようになる。
そして、図9に示すように、右枠42は、その下面に上側ガイド420を備え、上側ガイド420を右用のガイド取付部12の下側ガイド123の上方に配置させることで右側のガイド溝50を構成する。また左枠44は、その下面に上側ガイド440を備え、上側ガイド440を左用のガイド取付部13の下側ガイド133の上方に配置させることで左側のガイド溝50を構成する。
右枠42の上側ガイド420は、下方に開口し、スライド方向X1に延びるリブ溝421を備えている。リブ溝421に対しての枠外側には右側の取付部41が配置され、枠内側には内側端部422が設けられている。内側端部422の下部先端には、リブ溝421側において下方に突出するとともに、スライド方向X1に延びる内端突部423が設けられている。左枠44の上側ガイド440も、左右対称であることが相違するのみで、右枠42の上側ガイド420と同様の構成であることからその説明を省略する。
よって、右側のガイド溝50は、前側から見て容器10の左側方向に開口するとともに、スライド方向X1に延びる溝状に構成される。また、左側のガイド溝50は、前側から見て容器10の右側方向に開口するとともに、スライド方向X1に延びる溝状に構成される。
[シャッターの構成]
図4及び図5に示すように、シャッター14は、箱体111の開口部112を開閉する方向にスライド可能に設けられる。シャッター14は、シャッターロア20と、シャッターロア20より箱体111の外側(上方)に配置されるシャッターアッパ30とより構成されている。すなわち、シャッター14は、シャッターロア20とシャッターアッパ30とに分割されている。
シャッターロア20は、スライド方向X1である長手方向に対して、前側に配置される前部21と、前部21よりも後側に配置されているとともに可撓性を有する可撓部22とを備えている。前部21は、その最前部に配置される前端211と、シャッターアッパ30との連結が行われる連結部213とを備える。連結部213は、貫通孔であり、ボスやビス、ねじなどの結合部材が挿入され、これら挿入された結合部材を介してシャッターアッパ30の連結部313を連結する。なお、本実施形態では、シャッターロア20とシャッターアッパ30との連結は、連結部213と連結部313との連結のみで確保される。これにより、シャッター14が長手方向に湾曲したとき、内側のシャッターロア20と外側のシャッターアッパ30との2つ間に生じる曲率半径の違いが、シャッターロア20とシャッターアッパ30との対向する位置に連結部からの距離に応じて生じる位置ずれを長手方向に逃がし、許容することができるようになっている。
可撓部22は、シャッターロア20がスライド方向X1に移動して収納ガイド51従って湾曲することのできる可撓性を有している。可撓部22は、長手方向に対して湾曲可能であり、かつ、短手方向に対して左側のガイド溝50と右側のガイド溝50との間の間隔よりも短い幅の本体23と、本体23から長手方向に直交する方向である短手方向に延出される延出部24とを備えている。本体23は、長手方向に対して所定の間隔毎に薄肉状に形成された薄肉部26(図8,10参照)を備えている。薄肉部26は、長手方向に対してシャッターロア20の本体23に可撓性を付与する。詳述すると、各薄肉部26はそれぞれ短手方向に本体23を横断するかたちに延設されているとともに、長手方向にはそれぞれが平行するかたちに配置される。そこで、薄肉部26が長手方向の前後を湾曲させることで本体23が長手方向に湾曲可能になる。つまり、シャッター14が長手方向に湾曲されるとき、それに従ってシャッターロア20の本体23が湾曲する。なお、本体23は、薄肉部26の間隔が狭いほど滑らかに曲がるようになるが、薄肉部26の増加は形状の複雑化や強度の低下をまねくおそれがある。そこで、薄肉部26の間隔は、長手方向に対して本体23を必要な曲率で滑らかに曲げることのできる最大の間隔とされており、その値は実験や経験、理論的に定められる。
本体23は、短手方向には所定の剛性を有しており、上面において中央部を高くする弧状をしている。本体23は、上方に設けられるシャッターアッパ30が当接する部分であり、当接する部分である上面が当て面とされている。なお、薄肉部26は、短手方向に弧状を有していれば、湾曲に対する抗力が高まり直線状に延びた状態の保持力が高まる一方、湾曲に対する抗力が高くなりすぎると湾曲させるために力を要するとともに、開閉操作中に生じる抗力の変動が大きくなって操作性が低下する。また、本体23の短手方向の幅が狭くなると、本体23の強度、ひいてはシャッター14の強度が低下するおそれもある。そこで、本体23の短手方向の幅は、薄肉部26を好適に湾曲させることのできる幅に設定される。なお、本体23の短手方向の幅は、実験や経験、理論的に定められる。
延出部24は、2つの薄肉部26の間において本体23から短手方向に棒状に延設されている。延出部24は、本体23の長手方向に対して左右対称に設けられる。延出部24は、短手方向に対して所定の剛性を有しており、上方に設けられるシャッターアッパ30の下方への移動を規制することができる。
本体23に対して右側の延出部24は、その上面を短手方向において本体23に接続される基端を本体23と同じ位置にし、先端に向かって右下がりの曲線形状とされている。また、本体23に対して左側の延出部24は、その上面を短手方向において本体23に接続される基端を本体23と同じ位置にし、先端に向かって左下がりの曲線形状とされている。よって、短手方向に対して右側の延出部24、本体23及び左側の延出部24は、それらの上面を本体23の中央部を頂点とする弧状の曲線形状としている。このように、左右の各延出部24と本体23とにより形成される曲線形状は、シャッターロア20の上方に設けられ、同様の曲線形状を有するシャッターアッパ30との間隔を短手方向の各位置において短い距離にさせることができるようになる。これにより、シャッターロア20は、シャッターアッパ30のパネル33の表面33Aが凹むことを規制し、シャッターアッパ30のパネル33の表面33Aに意匠性に影響を及ぼすぶかつきなどの状態を発生させることを抑制するようになる。
複数の延出部24は1つおきに、短手方向の先端にガイド溝50に配置される端部25を備える。端部25は、容器10に設けられたガイド溝50及び収納ガイド51を摺動する。端部25は、延出部24の上面よりも低い位置に延出部24から延長する方向に延設されている。よって、シャッターロア20の短手方向における左右の延出部24の先端までの幅は、右枠42と左枠44との間の幅よりと同じか少し短い長さである一方、左右の端部25の先端までの幅は、右枠42と左枠44との間の幅よりもガイド溝50に嵌め込まれる分だけ長い長さになっている。また、端部25は、その下部に凸部28を備える。凸部28は、長手方向に曲面を有する下に凸の形状であり、短手方向には下側ガイド123の短手方向の長さに対応する長さで設けられている。凸部28は、下側ガイド123との当接面積を小さくするとともに、スライド方向X1に対して曲面とすることでスライド操作などがスムーズになるようにしている。
図4及び図5に示すように、シャッターアッパ30は、箱体111に対してシャッターロア20の上方である外側に重なるかたちに配置される。シャッターアッパ30は、パネル状の薄板である樹脂製部材であり、スライド方向X1に直交する方向である短手方向に対してパネル33の表面33Aを上にして見たとき上に凸の形状に形成されている。シャッターアッパ30は、パネル33の表面33Aを短手方向に対して中央部が盛り上がる凸状としていることから、パネル33の表面33Aの反対面である裏面36は、裏面36を上に見たとき短手方向に対して下に凹む形状となる。パネル33の表面33Aは、凹凸の少ない平らな形状に形成されており、塗装やフィルム加飾などの装飾が容易になっているため高い意匠性を付与することが可能になっている。
またシャッターアッパ30は、短手方向及び長手方向にそれぞれ弾性変形可能な剛性を有している。シャッターアッパ30は、長手方向の前部に梁部311を備える。シャッターアッパ30は、短手方向に対して上に凸の形状(容器10の外側に膨らむ湾曲形状)に形成されているとともに、梁部311は前部において、シャッターアッパ30の形状を短手方向に対して上に凸の形状に保持している。これにより、シャッターアッパ30は、長手方向の長さが長いため維持が容易ではない上に凸の形状が好適に維持される。また、シャッターアッパ30の上に凸の形状が維持されることで、そのパネル33の表面33Aの湾曲が好適に維持されて意匠性の向上が図られる。なお、本実施形態では、短手方向において、シャッターアッパ30のパネル33の表面33Aの湾曲形状は、シャッターロア20の上側の曲線形状の曲率と同じか、それよりも小さい曲率となっている。
シャッターアッパ30は、長手方向に対してシャッターロア20の前部21に対応する前部31と、シャッターロア20の可撓部22に対応する湾曲部32とを備えている。前部31は、シャッター14の開閉操作に用いられる操作部312をパネル33の表面33Aに備え、シャッターロア20との連結が行われる連結部313をシャッターロア20に対向する裏面36に備える。連結部313は、シャッターアッパ30の裏面36に有底状の穴として設けられており、ボスやビス、ねじなどでシャッターロア20の連結部213に連結される。本実施形態では、連結部313は、パネル33の表面33Aに操作部312が配置されている位置に対応する裏面36に設けられており、その先端を操作部312内に配置させている。これにより、連結部313がパネル33の表面33Aに現れないため、パネル33の表面33Aの意匠性が高く維持されるようになる。
シャッターアッパ30は、短手方向に対してパネル33の表面33Aの両端にガイド溝50や収納ガイド51を摺動する端部34を備えている。端部34の先端には、長手方向に対して所定の間隔で、パネル33の表面33Aに対して突出する複数のリブ35が設けられている。リブ35は、短手方向の長さである幅はガイド溝50の短手方向の長さより短い長さとされ、端部34がガイド溝50に嵌合されたときガイド溝内に収容される。またリブ35は、シャッターアッパ30の長手方向への湾曲を規制することからその長手方向の長さは、シャッターアッパ30を長手方向に適切に湾曲させることのできる所定の間隔として定められる間隔以下の長さが実験や経験、理論的に定められる。なお、シャッターアッパ30は、リブ35により曲げ位置に多少の規制は生じるものの、リブ35とリブ35との間をあけることで屈曲部分が特定されることを防ぎ、特定された屈曲部分にストレスにより生じる変形や跡などの発生が抑制され、これによっても高い意匠性が維持されるようにしている。
シャッターアッパ30は、裏面36において短手方向に対して中央部に長手方向に延びる当接部37を備える。当接部37は、短手方向に対して湾曲されている裏面36を内周方向に張り出す態様に設けられている。よって、裏面36は、短手方向に対して該裏面36と同じかそれ以上に湾曲したシャッターロア20が重ねられるとき、シャッターロア20の当接部である中央部が、シャッターアッパ30の当接部37に当接する一方、シャッターロア20の両端部が裏面36から浮き上がるようになっている。すなわち、当接部37は、シャッターロア20に対する当て面とされる。
[シャッターの作用]
図6〜図10を参照し、容器10におけるシャッター14の作用について説明する。
図6に示すように、シャッターアッパ30の裏面36に、裏面36と同様の曲率、又は、大きい曲率のシャッターロア20の上方が当接することで、シャッターロア20の本体23の上面が当接部となってシャッターアッパ30の当接部37に当接する。つまり、シャッターアッパ30が当接部37を容器10の外側に膨らませる態様となる。一方、このとき、シャッターアッパ30の端部34とシャッターロア20の端部25との間には当接部37の高さ、又は、曲率の違いに基づいて生じる所定の間隔が確保される。そして、この確保された所定の間隔よりも狭いガイド溝50にシャッターアッパ30の端部34とシャッターロア20の端部25とを格納する。すると、パネル状の薄板からなり、シャッターロア20よりも相対的に低い剛性を有するシャッターアッパ30がその端部34をシャッターロア20に近づけるように例えば弓状に弾性変形され、この弾性変形によって当接部37がシャッターロア20の当接部となる本体23を下方に付勢する。換言すると、当接部37はシャッターロア20から上方への反力を受ける。
シャッター14において、シャッターアッパ30が弾性変形したとき各部に生じる作用をそれぞれ説明する。まず、シャッターアッパ30の端部34は、シャッターアッパ30の弾性変形に対抗する力によって上方への付勢力を有し、ガイド溝50を形成する上側ガイド部材40を上方に付勢する。また、シャッターロア20の端部25は、本体23がシャッターアッパ30の当接部37から下方に付勢される力に基づいて下方への付勢力を有し、ガイド溝50を形成する下側ガイド123を下方に付勢する。つまり、シャッター14は、シャッターロア20とシャッターアッパ30との当接部を支点としてガイド溝50を上下方向に付勢する。これにより、シャッター14の各端部がガイド溝50において上下方向に隙間を生じることが抑制される。シャッター14の各端部とガイド溝50との間の隙間が無くなることにより、シャッター14がその隙間内を動くことにより生じるがたつきなどの発生が軽減される。また、シャッター14はガイド溝50を常時付勢する態様となるため、シャッター14の位置の安定性が高くなり、開閉操作のときの操作性や操作感の向上が図られるようになる。さらに、シャッターアッパ30には、弾性変形を戻そうとする力が常時作用していることからパネル33の表面33Aは常に張りのある状態に維持され、高い意匠性が好適に維持されるようになる。
図7に示すように、シャッターアッパ30のパネル33の表面33Aが上側ガイド部材40により区画される枠内に配置されることにより、シャッター14の外面に高い意匠性を付与することが可能になる。また、容器10の組み立てを行う際、箱体111に2つのガイド取付部12,13を取り付けた状態で、両側の下側ガイド123,133にシャッター14を載置させることができる。シャッター14は、ガイド溝50に嵌められていないとき、シャッターロア20の端部25とシャッターアッパ30の端部34とがガイド溝50の開口よりも大きく広がるっているが、このように広がった状態でも下側ガイド123,133への載置は容易である。また、上側ガイド部材40は、各ガイド取付部12,13の下側ガイド123,133に上方から載せて取り付けるため、シャッター14の端部が広がっているとしても、その載置の際、上側ガイド部材40とシャッター14との間に細かい位置合わせなどの作業を生じさせない。すなわち、上側ガイド部材40は、シャッター14がガイド取付部12,13の所定の位置に配置された状態で、そのガイド取付部12,13の所定の位置に取り付けるだけで、シャッター14の配置位置を維持させたまま上側ガイド部材40を取り付けることができる。シャッター14は、配置位置で端部を上下に開いているが、それを上方から押すだけで上側ガイド部材40に対してシャッター14が適切な位置に配置されつつ、上側ガイド部材40がガイド取付部12,13に取り付けられるようになる。すなわち、本実施形態の構造を有するシャッター14について、その取付作業にかかる作業効率、いわゆるASSY性を向上させることができる。
図8に示すように、シャッターロア20に所定の間隔ごとに薄肉部26を設けることにより、シャッターロア20に剛性を確保しつつ、長手方向に可撓性を付与することができる。本実施形態では、シャッターロア20には、シャッターアッパ30が当接する面を外周とする形状に曲がる可撓性を付与することができる。また、薄肉部26の間には、本体23と延出部24とに高い剛性を与えてシャッターロア20の強度を好適に維持させること、及びシャッターアッパ30のパネル33の表面33Aが下方へ移動することを規制すること、及び相対的に剛性の低いシャッターアッパ30を好適な形状に湾曲させることのうちの少なくとも一つのことができるようになる。
図9及び図10に示すように、内側端部422のリブ溝421の下方には、ガイド取付部12の上段ガイド123Uが対向配置されているとともに、内側端部422との間にはスライド方向X1に延びる隙間が設けられており、その隙間からリブ溝421の方向にシャッターアッパ30の端部34が挿入配置されている。また、上側ガイド部材40の右枠42の内側端部422は、シャッターアッパ30のパネル33の表面33Aに当接する。詳述すると、内側端部422から下方に突出する内端突部423が、シャッターアッパ30のパネル33の表面33Aに形成されている凹部34Aに当接する。内端突部423と凹部34Aとはともに、長手方向に延設されていることから、シャッター14がスライドされるとき内端突部423と凹部34Aとが摺動する。内端突部423と凹部34Aとによれば、摺動面が狭くなることからスライドに要する力を低減させることができる。また、凹部34Aに内端突部423が嵌ることにより短手方向の移動が規制されることから、シャッター14の短手方向の位置の安定化が図られるとともに、スライド時における短手方向の位置の安定化も図られる。内端突部423は、内側端部422においてリブ溝421側に設けられている。これにより、短手方向におけるパネル33の表面33Aと右枠42との当接位置が内側端部422よりも右枠42の内側後退するため、当接によりシャッターアッパ30のパネル33の表面33Aに生じる汚れや傷が内側に生じ、こうした汚れや傷などが外側から認知されるおそれを低減することができるようになる。よって、シャッターアッパ30のパネル33の表面33Aに高い意匠性を維持させることができる。
薄肉部26は、シャッターアッパ30の厚みと同じか、それよりも薄く形成されているため、シャッターロア20に高い可撓性を付与する。シャッターアッパ30の端部34においてパネル33の表面33A側に突出するリブ35は、ガイド溝50に入り込むことで右枠42のリブ溝421に嵌合される。これにより、シャッターアッパ30に短手方向への張力が印加されても端部34のリブ35がリブ溝421に引っかかるかたちとなり、シャッターアッパ30が右枠42から抜け出ることが抑制されて、シャッター14の信頼性や操作性、操作に対する許容性の向上が図られるようになる。また、リブ溝421の下方には上段ガイド123Uが対向配置されていることからシャッターアッパ30の左右の端部34が過剰に変形することを抑制するとともに、リブ35がガイド溝50から抜けてしまうことを抑制する。
以上説明したように、本実施形態の容器用スライド式蓋構造によれば、以下に列記するような効果が得られるようになる。
(1)シャッター14の端部が、シャッターロア20の端部25とシャッターアッパ30の端部34とから構成される。そして、本体23及び当接部37同士の当接を通じ、シャッターロア20の端部25は箱体111の内側に向けて付勢され、かつ、シャッターアッパ30の端部34は箱体111の外側に向けて、別々にレールへ付勢される。よって、シャッター14においては、その端部25,34のレールへの付勢がガイド溝50内における端部25,34の位置を安定化される。これにより、容器用のスライド式の蓋であるシャッター14のスライド方向X1への移動がガイド溝内で安定してスムーズになり、良好な操作性が維持されるとともに、がたつきが抑制される。また、シャッター14のガイド溝50に対する位置や移動の安定化は、シャッター14の見栄えを向上させる。
(2)シャッターロア20とシャッターアッパ30の少なくとも一方を弾性変形するように形成すればよいため、シャッター14の形成が容易になる。また、シャッター14が弾性変形することで本体23及び当接部37への付勢力も均一化されるため、端部25,34に対する付勢力も均一化され、ガイド溝50に対する端部25,34の位置や端部25,34の移動の安定性も向上し、シャッター14として一体感のあるスライド方向X1への移動が可能になる。さらに、シャッターロア20やシャッターアッパ30の弾性変形がシャッター14の全体に及ぶことで、シャッター14の形状を張りのある見栄えにすることができる。
(3)シャッターアッパ30のリブ35がガイド溝50のリブ溝421に嵌合するためシャッターアッパ30の位置がずれることや、シャッターアッパ30がガイド溝50から抜けることが防止される。
(4)シャッター14の短手方向(幅方向)に対して両端部25,34と本体23及び当接部37の当て面との3点支持となる構造によってシャッターロア20とシャッターアッパ30とをガイド溝間で確実に一体化したシャッター14として構成できる。このように、一体化されたシャッター14は、スムーズなスライド移動が可能であるとともに、見栄えがよく、操作性がよくなる。
(5)短手方向の中央部を容器10の外側に膨らむ形状にすることで、シャッターアッパ30の形状が短手方向(幅方向)については確実に弓状となり、その後、シャッターアッパ30などに熱変形など多少の変形が生じたとしても、変形後の形状にも弾性が維持される可能性が高まる。これにより、シャッターアッパ30などに多少の変形が生じたとしても、弾性変形による形状が維持されて当接部分の付勢力の均一化され、良好な操作性が維持される。
(6)従来、容器にシャッターを取り付けるとき、左右のガイド溝の間隔を大きく開き、一方のガイド溝にシャッターの一辺を差し込んだ後、他方のガイド溝をシャッターの他辺に差し込むようにしていた。このため、シャッターの端部をガイド溝に差し込むことに手間を要しており、特に、広がるように付勢されている端部をガイド溝の幅に狭めた上でガイド溝に差し込むことは容易ではない。これに対し、本実施形態によれば、ガイド溝50がガイド取付部12,13と上側ガイド部材40とに分割されている。よって、ガイド取付部12,13の下側ガイド123,133の上にシャッター14を載置してから上側ガイド部材40の上側ガイド420を重ねるようにして取り付ければ、端部25,34が広がるように付勢されているシャッター14であれガイド溝50への取り付けが容易になり、取り付け性の向上が図られる。
(その他の実施形態)
なお上記実施形態は、以下の態様で実施することもできる。また、以下の変更例を、技術的に矛盾しない範囲において互いに組み合わせて適用してもよい。
・上記実施形態では、シャッターロア20の端部25には、凸部28が設けられている場合について例示した。しかしこれに限らず、シャッターロアの端部には、凸部28が設けられていなくてもよい。これにより、シャッターロアの構造を簡単にすることができる。
・上記実施形態では、ひとつのガイド溝50にシャッターロア20の端部25とシャッターアッパ30の端部34とが配置される場合について例示した。しかしこれに限らず、ガイド溝がシャッターロアの端部の配置される溝とシャッターアッパの端部が配置される溝との2つの溝から構成されていてもよい。
・上記実施形態では、上側ガイド部材40の枠部分が内装パネルから露出する場合について例示したが、これに限らず、上側ガイド部材を枠部分を含めて内装パネルの下に隠すように設置してもよい。
・上記実施形態では、上側ガイド部材40が右枠42、前枠45、左枠44及び後枠46から矩形枠形状に形成されている場合について例示した。しかしこれに限らず、上側ガイド部材は、ガイド溝を形成することができるのであれば、前枠及び後枠の少なくとも一方を備えていなくてもよい。例えば、上側ガイド部材が、下面に上側ガイドを有する右枠と下面に上側ガイドを有する左枠とのみから構成されてもよい。
・上記実施形態では、上側ガイド部材40がシャッター14の端部を押し下げて各ガイド取付部12,13に取り付けられることで、ガイド溝50が形成されるとともに、シャッター14の端部がガイド溝50に嵌めこまれる場合について例示した。しかしこれに限らず、レールに予め形成されているガイド溝にシャッターの端部を嵌めこむようにしてもよい。例えば、箱体を左右方向に2分割し、一方の箱体のガイド溝にシャッターの端部を嵌めこんでから、他方の箱体を取り付けるとともに、他方の箱体のガイド溝にもシャッターの端部を嵌めこむようにしてもよい。また、例えば、シャッターの端部を形成されたガイド溝の端部に差し込むようにして取り付けてもよい。
・上記実施形態では、シャッターアッパ30の短手方向の中央部が箱体111の外側に膨らむ態様である場合について例示した。しかしこれに限らず、当接部によりシャッターロアを下方に付勢することができるのであればシャッターアッパが箱体の外側に平行であったり、短手方向の中央部が凹む態様であってもよい。
・上記実施形態では、シャッターアッパ30の裏面36に内周方向に張り出す当接部37が設けられる場合について例示した。しかしこれに限らず、シャッターロアの本体に上方に突出する当接部を備え、当該当接部をシャッターアッパの裏面に当接させるようにしてもよい。
・上記実施形態では、シャッターロア20とシャッターアッパ30とは短手方向において一か所で当接する場合について例示した。しかしこれに限らず、シャッターロアとシャッターアッパとは相互に付勢し合うことができるのであれば短手方向に複数個所で当接してもよい。たとえば、シャッターロアの本体に長手方向に延びる2つの突部を設け、それらの突部でシャッターアッパと当接してもよい。
・上記実施形態では、パネル33の表面33Aに対して複数のリブ35が設けられている場合について例示した。しかしこれに限らず、シャッターをスライド収納方向に移動させたときシャッターアッパが適切に湾曲するのであれば、パネルの表面のリブは、シャッターアッパの前部から後部まで連続する1つのリブとして形成されていてもよいし、分割数が2つ以上のうち少ない数であってもよい。
・上記実施形態では、ガイド溝50にはリブ溝421が設けられている場合について例示した。しかしこれに限らず、ガイド溝にはリブ溝が設けられていなくてもよい。なお、このとき、シャッターアッパについてもリブを設けなければよい。これにより、ガイド溝の構造やシャッターアッパの構造を簡単にすることができる。
・上記実施形態では、シャッターアッパ30が弾性変形する場合について例示した。しかしこれに限らず、シャッターロアとシャッターアッパの広がった端部をガイド溝に嵌めることができるのであれば、シャッターロアが弾性変形してもよいし、シャッターロアとシャッターアッパとが弾性変形してもよい。これにより、シャッターの構造の自由度の向上が図られるようになる。
・上記実施形態では、複数の延出部24は1つおきに、短手方向の先端に端部25を備える場合について例示した。しかしこれに限らず、本体を好適に湾曲させることができるのであれば、端部を有する延出部の配置態様は、どのような態様でもよい。例えば、全ての延出部に端部を設けてもよいし、逆に2つ以上おきに端部を設けてもよい。
・上記実施形態では、シャッターロア20の本体23は短手方向において上に凸の曲線形状をしている場合について例示した。しかしこれに限らず、シャッターロアの本体は、シャッターアッパを湾曲させるために必要とされる高さが確保できるのであれば、本体から突出する壁を設けたり、複数の突起を設けたりするなと曲線形状とは異なる形状にしてもよい。これにより、当接部の態様の拡張が図られる。
・上記実施形態では、容器10は、自動車のセンターコンソールなど車室内に設置されるいわゆる収容ボックスなどである場合について例示した。しかしこれに限らず、容器は、シャッター式の蓋構造を有する容器であれば、雑貨や家具、家電などの蓋付き容器であってもよい。これにより、容器用スライド式蓋構造の適用範囲の拡大が図られるようになる。
10…容器、11…収容体、12,13…ガイド取付部、14…シャッター、20…シャッターロア、21…前部、22…可撓部、23…本体、24…延出部、25…端部、26…薄肉部、28…凸部、30…シャッターアッパ、31…前部、32…湾曲部、33…パネル、33A…表面、34…端部、34A…凹部、35…リブ、36…裏面、37…当接部、40…上側ガイド部材、41…取付部、42…右枠、43…左枠、43…取付部、44…左枠、45…前枠、46…後枠、47…とりつけ足、50…ガイド溝、51…収納ガイド、111…箱体、112…開口部、113…前部、115…後部、120…側面、121…載置部、122…取り付け溝、123…下側ガイド、123L…下段ガイド、123U…上段ガイド、124…内側ガイド、125…外側ガイド、126…ガイド載置部、130…側面、131…載置部、132…取り付け溝、133…下側ガイド、133L…下段ガイド、133U…上段ガイド、134…内側ガイド、135…外側ガイド、136…ガイド載置部、211…前端、213…連結部、311…梁部、312…操作部、313…連結部、420…上側ガイド、421…リブ溝、422…内側端部、423…内端突部、440…上側ガイド。

Claims (5)

  1. 容器本体に形成された開口部をスライド移動によって開閉する容器用スライド式蓋構造であって、
    前記容器本体の前記開口部を開閉する方向にスライド可能に設けられるシャッターと、前記シャッターをスライド自在にガイドするガイド溝を形成するレールと、を備え、
    前記シャッターは、シャッターロアと、前記シャッターロアよりも前記容器本体の外側に配置されるシャッターアッパとに分割されており、
    前記シャッターロアは、前記スライドする方向に沿って湾曲可能な本体と、前記ガイド溝を摺動する端部とを有し、
    前記シャッターアッパは、前記スライドする方向に沿って湾曲可能なパネルと、前記ガイド溝を摺動する端部とを有し、
    前記シャッターロア及び前記シャッターアッパは、これらが相互に当接する部分である当接部を別々に有するとともに、一方の前記当接部が他方の前記当接部をこれら各当接部が相互に当接する方向に向けて付勢することによって、前記シャッターロアの前記端部を前記容器本体の内側に向けて前記レールに対し付勢し、かつ、前記シャッターアッパの前記端部を前記容器本体の外側に向けて前記レールに対し付勢するように構成され
    前記スライドする方向に対して直交する方向が幅方向であり、
    前記シャッターアッパの前記当接部は、前記シャッターアッパの前記幅方向における中央部に当て面として形成され、
    前記シャッターロアの前記当接部は、前記シャッターロアの前記幅方向における中央部に当て面として形成され、
    前記シャッターアッパと前記シャッターロアとが前記当接部のみで当接して、前記シャッターアッパの端部と前記シャッターロアの端部との間に間隔が確保される
    ことを特徴とする容器用スライド式蓋構造。
  2. 前記シャッターロア及び前記シャッターアッパの少なくとも一方は、弾性変形を可能にした樹脂製部材であり、
    前記樹脂製部材の有する弾性力は、前記当接部に対する付勢力として作用する
    請求項1に記載の容器用スライド式蓋構造。
  3. 前記シャッターアッパの前記端部には、前記シャッターアッパの厚み方向、かつ、前記容器本体の外側方向に突出する1又は複数のリブが設けられ、
    前記シャッターアッパの前記端部は、前記リブを含み前記ガイド溝に収容され、
    前記レールは、前記リブに対向する面に前記リブを前記スライドする方向へ移動可能に収容するリブ溝を備える
    請求項1又は2に記載の容器用スライド式蓋構造。
  4. 前記シャッターアッパは、前記レールに対して前記容器本体の外側に膨らむ湾曲した形状に形成されている
    請求項1〜のいずれか一項に記載の容器用スライド式蓋構造。
  5. 前記レールは、下側ガイド部材と上側ガイド部材とから構成され、
    前記下側ガイド部材と前記上側ガイド部材とは、前記シャッターの厚み方向に対し、前記ガイド溝を分割している
    請求項1〜のいずれか一項に記載の容器用スライド式蓋構造。
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