JP6187524B2 - 車両のフィラーリッド部構造 - Google Patents
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Description
これにより、応力集中に起因する弾性部材の耐久性低下を抑制することができる。
またこの発明は、給油開口を開閉可能に車体にヒンジを介して枢着したフィラーリッドと、該フィラーリッドを付勢する弾性部材を備えた車両のフィラーリッド部構造であって、上記弾性部材は、上記車体と上記ヒンジに亘り取り付けられ、上記車体に取り付ける車体側取付片と、上記ヒンジに取り付けるヒンジ側取付片と、上記車体側取付片と上記ヒンジ側取付片とを両側の屈曲部を介して連結する連結片とを備え、上記連結片を、上記車体側取付片と上記ヒンジ側取付片とが含まれる平面に対して傾けて配置し、上記ヒンジにおける車体側の端部には、該ヒンジを車体に対して枢着する枢着片が設けられるとともに、上記フィラーリッド開時に上記弾性部材を挿通可能な開口部を備え、上記ヒンジの少なくとも上記開口部の縁部に、上記ヒンジの厚み方向におけるフィラーリッド側へ突出する突出部が形成され、上記両側の屈曲部のうち上記車体側取付片につながる側の車体側屈曲部は、上記フィラーリッド開時において上記突出部よりも上記フィラーリッド側の平面外に配置されていることを特徴とする。
またこの発明は、給油開口を開閉可能に車体にヒンジを介してヒンジ回動軸にて枢着したフィラーリッドと、該フィラーリッドを付勢する弾性部材を備えた車両のフィラーリッド部構造であって、上記弾性部材は、上記車体と上記ヒンジに亘り取り付けられ、上記車体に取り付ける車体側取付片と、上記ヒンジに取り付けるヒンジ側取付片と、上記車体側取付片と上記ヒンジ側取付片とを両側の屈曲部を介して連結する連結片とを備え、上記両側の屈曲部のうち上記ヒンジ側取付片につながる側のヒンジ側屈曲部を上記車体側取付片と上記ヒンジ側取付片とが含まれる平面内に配置し、上記連結片と、上記両側の屈曲部のうち上記車体側取付片につながる側の車体側屈曲部とを、共に上記平面を跨がずに該平面に対して上記フィラーリッドを有する側の平面外に配置し、且つ共に上記平面に対して傾けて配置し、上記車体側屈曲部は、上記連結片よりも緩やかな勾配で、且つ上記ヒンジ回動軸が延びる方向から見て上記平面に対して傾いて延びることを特徴とする。
図面は本実施形態の車両のフィラーリッド部構造を示し、図1は本実施形態のフィラーリッド部構造を備えた車両の外観図を示し、図2はフィラーリッドを省略して示した本実施形態のフィラーリッド部構造を車両外側から見た外観図を示し、図3はフィラーリッド、及びリアサイドパネルを裏面側から見た外観図を示し、図4はフィメールヒンジを、リッドパネルを取り付ける面側から見た外観図を示し、図5はフィラーリッドが全開状態のフィラーリッド部構造のヒンジ枢着部近傍の外観図を示し、図6はフィラーリッドが全閉状態のフィラーリッド部構造のヒンジ枢着部近傍の外観図を示す。図7は図5中のB−B線断面図であり、フィラーリッドが全開状態のフィラーリッド部構造のヒンジ枢着部近傍の車両外側から見た外観図を示し、図8(a)は本実施形態のスプリングの平面図を示し、図8(b)は本実施形態のスプリングの側面図を示す。図9はヒンジ枢着部周辺のX部を拡大して示した本実施形態のフィラーリッドの開閉状態を示す側面図を示す。なお、図9では全開状態のフィラーリッドの略全体を実線で示し、全閉状態のフィラーリッドを仮想線で示している。図10は図3中のA−A線断面図であり、フィラーリッドの縦断面図を示す。
また、図1、及び図2中において矢印(F)は車両前方、矢印(R)は車両後方を示す。
なお、図2、及び図3中の符号110aは、フィラーボックス1等の車体側に一体にボルト締結されたリアサイドパネル等の車体側のパネルである。
スプリング枢支突片54の先端部には、スプリング8の後述する車体側取付片81を挿通可能であるとともに、挿通した車体側取付片81を枢着支可能な筒状部54aを備えている(図5、図6参照)。
これら車体側取付片81、車体側屈曲部82、ヒンジ側取付片83、ヒンジ側屈曲部84、及び連結片85のうち、車体側取付片81とヒンジ側取付片83とヒンジ側屈曲部84は、図8(b)に示すように、いずれも同一平面H内に配置されるように形成している。一方、車体側屈曲部82と連結片85とは、少なくともその一部が平面Hの外側に配置された構成としている。
本実施例におけるスプリング8は、車体側屈曲部82と連結片85との略全体が平面H外に配置された構成としている。
特に、少なくとも車体側屈曲部82は、フィラーリッド2開時において、フィメールヒンジ本体部42の先端部に有する開口縁部42tに形成した突出部49よりもリッドパネル3側の平面H外に配置されている(図5、図7参照)。
なお、図8(b)中の符号Lは、連結片85が延びる方向に沿って延びる直線状の仮想ラインを示している。
詳述すると、ヒンジブラケット5側(車体側)については、スプリング8は、図5〜図7に示すように、車体側取付片81を樹脂製の円筒状のカラー71を介してスプリング枢支突片54の先端部に有する筒状部54aに挿通することでヒンジブラケット5に枢着される。
そして、スプリング8は、フィラーリッド2がこの思案点よりも閉状態においては、閉まり方向へ付勢し、思案点よりも開状態においては、開き方向へ付勢する。
プッシュリフタ160は、図2、図3、及び図10に示すように、車体ボディの外面と略面一となる閉状態のフィラーリッド2を押し上げないように退避する退避位置と、フィラーリッド2を僅かに開いた開状態まで押し上げる突出位置とのいずれかの位置に切り替える装置であり、フィラーリッド2を押し上げるロッド161と、該ロッド161を突出方向に付勢するスプリング(図示せず)と、ロッド161、及びスプリングを収容する略円筒状のハウジング162とを備えている。
なお、図10中、仮想線で示したロッド161は突出位置にある状態を示している。
取付部材10は、図2、及び図3に示すように、保持部11の裏面、すなわち周壁部19への取付面11a(図3参照)から突設された係合突片13を保持部11に備え、該係合突片13をフィラーボックス1の周壁部19に形成した係合孔19aに挿入して係合することにより、周壁部19に取り付けられる(図2参照)。
従って、フィラーリッド2が開閉を繰り返されることによる応力集中の繰り返しに起因するスプリング8の耐久性低下を抑制することができる。
なお、図11(a)、(b)は、いずれも収縮状態に変形する様子を示す本実施形態のスプリングの作用説明図を示している。
ヒンジは、フィメールヒンジ44に対応し、
弾性部材は、スプリング88に対応し、
枢着片は、ヒンジ側取付片83に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
1A…給油開口
2…フィラーリッド
4…フィメールヒンジ(ヒンジ)
5…ヒンジブラケット
7…シャフト(ヒンジ回動軸)
8…スプリング(弾性部材)
42A…開口部
42t…開口部の縁部
44…ヒンジ側枢支突片(枢着片)
49…突出部
81…車体側取付片
82…車体側屈曲部
83…ヒンジ側取付片
84…ヒンジ側屈曲部
85…連結片
H…平面
Claims (5)
- 給油開口を開閉可能に車体にヒンジを介して枢着したフィラーリッドと、該フィラーリッドを付勢する弾性部材を備えた車両のフィラーリッド部構造であって、
上記弾性部材は、上記車体と上記ヒンジに亘り取り付けられ、上記車体に取り付ける車体側取付片と、上記ヒンジに取り付けるヒンジ側取付片と、上記車体側取付片と上記ヒンジ側取付片とを両側の屈曲部を介して連結する連結片とを備え、
上記連結片を、これら車体側取付片とヒンジ側取付片とが含まれる平面に対して傾けて配置し、
上記弾性部材は、上記平面に直交する方向から見て略S字状に形成された
車両のフィラーリッド部構造。 - 給油開口を開閉可能に車体にヒンジを介して枢着したフィラーリッドと、該フィラーリッドを付勢する弾性部材を備えた車両のフィラーリッド部構造であって、
上記弾性部材は、上記車体と上記ヒンジに亘り取り付けられ、上記車体に取り付ける車体側取付片と、上記ヒンジに取り付けるヒンジ側取付片と、上記車体側取付片と上記ヒンジ側取付片とを両側の屈曲部を介して連結する連結片とを備え、
上記連結片を、上記車体側取付片と上記ヒンジ側取付片とが含まれる平面に対して傾けて配置し、
上記ヒンジにおける車体側の端部には、該ヒンジを車体に対して枢着する枢着片が設けられるとともに、上記フィラーリッド開時に上記弾性部材を挿通可能な開口部を備え、
上記ヒンジの少なくとも上記開口部の縁部に、上記ヒンジの厚み方向におけるフィラーリッド側へ突出する突出部が形成され、
上記両側の屈曲部のうち上記車体側取付片につながる側の車体側屈曲部は、上記フィラーリッド開時において上記突出部よりも上記フィラーリッド側の平面外に配置されている
車両のフィラーリッド部構造。 - 上記連結片が、上記平面を跨がずに該平面に対して上記フィラーリッドを有する側の平面外に配置された
請求項1、又は2に記載の車両のフィラーリッド部構造。 - 上記両側の屈曲部のうち上記ヒンジ側取付片につながる側のヒンジ側屈曲部を上記平面内に配置した
請求項1〜3のうちいずれかに記載の車両のフィラーリッド部構造。 - 給油開口を開閉可能に車体にヒンジを介してヒンジ回動軸にて枢着したフィラーリッドと、該フィラーリッドを付勢する弾性部材を備えた車両のフィラーリッド部構造であって、
上記弾性部材は、上記車体と上記ヒンジに亘り取り付けられ、上記車体に取り付ける車体側取付片と、上記ヒンジに取り付けるヒンジ側取付片と、上記車体側取付片と上記ヒンジ側取付片とを両側の屈曲部を介して連結する連結片とを備え、
上記両側の屈曲部のうち上記ヒンジ側取付片につながる側のヒンジ側屈曲部を上記車体側取付片と上記ヒンジ側取付片とが含まれる平面内に配置し、
上記連結片と、上記両側の屈曲部のうち上記車体側取付片につながる側の車体側屈曲部とを、共に上記平面を跨がずに該平面に対して上記フィラーリッドを有する側の平面外に配置し、且つ共に上記平面に対して傾けて配置し、
上記車体側屈曲部は、上記連結片よりも緩やかな勾配で、且つ上記ヒンジ回動軸が延びる方向から見て上記平面に対して傾いて延びる
車両のフィラーリッド部構造。
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JP2015075039A JP6187524B2 (ja) | 2015-04-01 | 2015-04-01 | 車両のフィラーリッド部構造 |
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JP2015075039A JP6187524B2 (ja) | 2015-04-01 | 2015-04-01 | 車両のフィラーリッド部構造 |
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015075039A Active JP6187524B2 (ja) | 2015-04-01 | 2015-04-01 | 車両のフィラーリッド部構造 |
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2015
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