JP5429487B2 - 車両のエネルギー供給口構造 - Google Patents

車両のエネルギー供給口構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5429487B2
JP5429487B2 JP2010034101A JP2010034101A JP5429487B2 JP 5429487 B2 JP5429487 B2 JP 5429487B2 JP 2010034101 A JP2010034101 A JP 2010034101A JP 2010034101 A JP2010034101 A JP 2010034101A JP 5429487 B2 JP5429487 B2 JP 5429487B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
hinge
supply port
energy supply
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010034101A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011168179A (ja
Inventor
ウェン レオン ルー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2010034101A priority Critical patent/JP5429487B2/ja
Publication of JP2011168179A publication Critical patent/JP2011168179A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5429487B2 publication Critical patent/JP5429487B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

本発明は、車両の燃料給油口、充電口等のエネルギー供給口構造に関する。
一般に、自動車(車両)の燃料給油口は、車体のリヤフェンダ部に形成された給油開口部に設けられている。給油開口部は、一端縁を回動中心として開閉するリッドにより開閉され、リッドを開くことで燃料給油口が外部に臨み、リッドを閉じることで燃料給油口が外部から遮断されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
また、電気自動車やハイブリッド自動車等、動力源となるバッテリを備えた電動車両には、バッテリを充電するための充電装置が備えられ、電動車両では、外部の電源から充電口を介してバッテリ装置に充電を行っている。充電口も燃料給油口と同様に、車体に形成された開口部に設けられ(例えば、特許文献2参照)、リッドの開閉により充電口の外部に対する開放・遮断を行っている。
リッドの開閉を容易に行うため、リッドによる押圧を繰り返すことにより押し出し付勢力の発生と押し出し付勢力の規制を繰り返すリッド押し出し装置を開口部の車体側に備えた構造が知られている。この構造では、閉じ側に回動付勢されたリッドをリッド押し出し装置に押し付けることにより、押し出し付勢力を生じさせてリッドを開き側に維持して開放を容易にし、リッドを閉じる状態にリッド押し出し装置に押し付けることにより、押し出し付勢力を規制して回動付勢力によりリッドの閉じ状態を維持するようになっている。
また、リッドの開閉を容易に行うため、リッドの端部に操作用の凸部(手を入れる挿入部)を設け、凸部を介して閉じ側に回動付勢されたリッドを開くようにした構造も知られている。
リッド押し出し装置を備えたエネルギー供給口構造では、開口部の車体側にリッド押し出し装置のスペースが必要となり、作業空間を含めた開口部が大きくなり、リッドの大型化は避けられない状況であった。また、リッドの端部に操作用の凸部を設けた構造では、リッドを閉じた状態で車体との連続性が損なわれ、見栄えが劣る状況であった。
特開平9−249037号公報 特開2009−171713号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、見栄えを低下させることなく操作性を良好に維持し、車体の開口部を最小限の大きさにしてリッドの小型化を図ることができる車両のエネルギー供給口構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の車両のエネルギー供給口構造は、外部に開口して車体に形成されエネルギーの供給部位が外部に臨む凹部と、第1回動軸回りで前記凹部の縁部に回動自在に支持されるヒンジと、第2回動軸回りで前記ヒンジに傾動自在に支持され前記凹部を開閉するリッドと、前記リッドの前記ヒンジに対する傾動を規制する規制部材とを備え、前記規制部材に抗して前記リッドを前記第2回動軸回りで前記ヒンジに対して傾動させた後、前記ヒンジと共に前記リッドを前記第1回動軸回りで回動させることで、前記リッドを前記凹部に対して開状態にすることを特徴とする。エネルギーの供給部位としては、車両の燃料給油口や充電口が適用される。
請求項1に係る本発明では、規制部材に抗してリッドを第2軸回りでヒンジに対して傾動させることでリッドの開閉操作部位を確保し、開閉操作部位を用いてリッドを開動作することでヒンジと共にリッドを第1軸回りで回動させてリッドを開く。リッドが閉じられた状態で外側に突出する部位がないので、車体との連続性が損なわれることがなく、見栄えが低下する虞がない。また、凹部側にリッド押し出し装置等の部材が存在しないので、車体の開口部を作業スペースが確保されるだけの最小限の面積にすることができる。
従って、見栄えを低下させることなく操作性を良好に維持し、車体の開口部を最小限の大きさにしてリッドの小型化を図ることが可能になる。
ヒンジは、ばね部材を介して第1回動軸回りで凹部の縁部に支持され、所定の角度開くまではリッドが閉じ側に付勢され、所定の角度を超えて開き方向に操作されるとリッドが開き側に付勢される。また、リッドを樹脂で形成することで、ヒンジ側との間の第2軸回りの支持部材をリッドに設ける(一体成形等)ことができる。また、ヒンジは、板金、樹脂のいずれでも可能である。
そして、請求項2に係る本発明の車両のエネルギー供給口構造は、請求項1に記載の車両のエネルギー供給口構造において、前記ヒンジに対し前記第2回動軸回りで傾動自在に第2ヒンジが設けられ、前記リッドが前記第2ヒンジに固定されていることを特徴とする。
請求項2に係る本発明では、第2ヒンジを設けたことにより、リッドの構造を複雑化することがない。
また、請求項3に係る本発明の車両のエネルギー供給口構造は、請求項2に記載の車両のエネルギー供給口構造において、前記規制部材は、前記ヒンジと前記リッドまたは前記第2ヒンジとに亘り設けられていることを特徴とする。規制部材としては、ヒンジとリッド側の第2ヒンジに互いに嵌合するフック部材を形成してフックの嵌合によりリッドを閉じ側に保持したり、ヒンジとリッドに亘りばねを設けてばね力によりリッドを閉じ側に付勢保持することが好適である。
請求項3に係る本発明では、ヒンジとリッドまたは第2ヒンジとに亘り設けられた規制部材によりリッドを閉じ側に規制し、開放時以外にリッドの位置を簡単に安定させることができる。
参考例として、車両の運転室から操作することにより前記リッドまたは前記第2ヒンジに係合して前記リッドの開放をロックするロック手段を備えることができる。
これによると、ロック手段により、リッドの閉じ状態をロックすることができる。
本発明の車両のエネルギー供給口構造は、見栄えを低下させることなく操作性を良好に維持し、車体の開口部を最小限の大きさにしてリッドの小型化を図ることが可能になる。
本発明の一実施例に係るエネルギー供給口構造を備えた車両の外観図である。 図1中の要部外観図である。 図2中のIII-III線矢視図である。 リッドの内側の外観図である。 リッドの開放時の説明図である。 参考例1としてのエネルギー供給口構造の断面図である。 リッドの内側の外観図である。 参考例2としてのエネルギー供給口構造のリッドの内側の外観図である。
図1には本発明の一実施例に係るエネルギー供給口構造を備えた車両の全体を表す外観、図2にはリッドの外観視を示してある。
本実施例のエネルギー供給口は、ガソリンやアルコール燃料のタンクに連通する給油口を例に挙げて説明してある。エネルギー供給口としては、電気自動車の充電口や燃料電池自動車の燃料(水素燃料)の供給口を適用することが可能である。
図1、図2に示すように、車両1のリヤサイドアウタパネル(アウタパネル)2には開口部3が形成され、開口部3の内側のインナパネル4には燃料パイプ5の給油口6が取り付けられる凹部7が形成されている。アウタパネル2の開口部3にはリッド8が開閉自在に備えられ、リッド8を開くことにより給油口6が外部に臨むようになっている。リッド8の内側面にはストッパ9が設けられ、ストッパ9はリッド8が閉じられた際に凹部7の縁面に当接して閉じ位置が規制される。
車両1が電気自動車の場合、燃料パイプ5の給油口6の部位に充電用の差込口が取り付けられる。
図3、図4に基づいてリッド8の支持状態を具体的に説明する。
図3には図2中のIII-III線矢視状態であるリッド8の断面状態、図4にはリッド8を内側から見た外観状態を示してある。
図に示すように、インナパネル4の凹部7の側縁にはブラケット11が固定され、ブラケット11には上下方向に延びる第1回動軸12が回動自在に設けられている。第1回動軸12にはヒンジパネル13のヒンジアーム14の先端縁部が固定され、ヒンジアーム14(ヒンジパネル13)は第1回動軸12を中心に回動自在に支持されている。ヒンジパネル13は中央部に開口15が形成され、先端部の上下にストッパ9が取り付けられている。
尚、ブラケット11に第1回動軸12を固定し、ヒンジアーム14の先端縁部を第1回動軸12に回動自在に支持することも可能である。
即ち、断面が略U字状に形成されたヒンジアーム14の先端縁部が第1回動軸12に固定され、ヒンジアーム14の基端部にヒンジパネル13が連続して形成され、ヒンジパネル13及びヒンジアーム14によりヒンジが構成されている。つまり、ヒンジは第1回動軸12回りでブラケット11を介して凹部7の端部(ブラケット11)に回動自在に支持され、閉じ側に回動された際にストッパ9が凹部7の縁面(ブラケット11が取り付けられていない側の端部)に当接する。
ブラケット11とヒンジアーム14に亘りS字状のばね16が取り付けられ、ばね16によりヒンジアーム14(ヒンジパネル13)が一方側(リッド8が閉じる側)に付勢され、閉じ側への回動が維持されている。ヒンジアーム14(ヒンジパネル13)を所定の角度以上に回動させると、ばね16によりヒンジアーム14(ヒンジパネル13)が他方側(リッド8が開く側)に付勢され、開き側への回動が維持される。
ヒンジパネル13には第1回動軸12に沿って平行に延びる第2回動軸17が回動自在に設けられ、第2回動軸17には第2ヒンジとしての第2ヒンジプレート21が取り付けられている。つまり、第2ヒンジプレート21はヒンジパネル13に対して第2回動軸17回りで傾動自在に支持されている。
尚、ヒンジパネル13に第2回動軸17を固定し、第2回動軸17に対して第2ヒンジプレート21を回動自在に支持することも可能である。
第2ヒンジプレート21にはリッド8が固定され、リッド8がヒンジパネル13に対して傾動自在とされている。つまり、リッド8は、ヒンジパネル13が第1回動軸12回りで回動しない状態で、ヒンジパネル13に対して第2ヒンジプレート21と共に所定の角度傾動自在となっている。リッド8の周縁には縁枠25が形成されている。また、ヒンジアーム14の外側(リッド8側)には係止突起18が形成され、リッド8を傾動させた際にリッド8の裏面が係止突起18に当接し、リッド8の傾動角度が規制される。
第2ヒンジプレート21の内側には凸フック22が形成され、凸フック22は開口15からヒンジパネル13の内側に延びて配されている。凸フック22に対応してヒンジパネル13の開口15には傾斜フック23が設けられ、第2ヒンジプレート21が閉じ側に傾動され、弾性変形に伴って凸フック22が傾斜フック23を乗り越えると、第2ヒンジプレート21の閉じ側への傾動が維持されて開き方向への傾動が規制される(規制部材)。逆に、第2ヒンジプレート21が閉じ側に規制された状態で第2ヒンジプレート21を開き側に傾動させると、弾性変形に伴って凸フック22が傾斜フック23を乗り越えて規制が解除される。
尚、規制部材として、凸フック22及び傾斜フック23を設ける代わりに、ヒンジアーム14とリッド8に亘り圧縮ばねを設け、圧縮ばねの付勢力により、ヒンジパネル13に対するリッド8の開き方向への傾動を規制することも可能である。この場合、圧縮ばねを縮める方向にリッド8を押し込むことで、リッド8を開き側に傾動させることができる。
リッド8、ヒンジパネル13、ヒンジアーム14及び第2ヒンジプレート21は板金で形成され、容易な加工により所望の形状を得ている。また、インナパネル4の凹部7の大きさは、給油口6に対する作業スペースが確保される最小限の隙間形状にされている。このため、開口部3の面積を最小限に抑えることができ、リッド8の小型化が可能になっている。また、リッド8が閉じられた状態では、アウタパネル2とリッド8が略面一状態になり、見栄えの低下を抑制することができる。
図5に基づいて上記構成のリッド8の開閉操作の状況を説明する。
図5(a)にはリッド8を傾動させた状態、図5(b)にはリッド8を開き始めた状態、図5(c)にはリッド8が開かれた状態を示してある。
通常時には、ばね16の付勢力によりヒンジ(ヒンジパネル13、ヒンジアーム14)が閉じ方向に付勢され、傾斜フック23に凸フック22が嵌合してヒンジパネル13に対してリッド8が閉じ側に規制された状態となっている。つまり、ばね16の付勢力及び規制部材の規制により、リッド8が閉じられた状態が維持されている(図2参照)。
リッド8を開く場合、図5(a)に示すように、第1回動軸12と第2回動軸17の間のリッド8を内側に押すことにより、傾斜フック23に対する凸フック22の嵌合が解放され、リッド8の裏面が係止突起18に当接するまで、第2ヒンジプレート21と共にリッド8が第2回動軸回りで傾動する。この状態で、リッド8の端部とアウタパネル2との間に操作用のスペースが生じ、リッド8を開き方向に操作することができる。
図5(b)に示すように、リッド8の端部を手前に開くことで、ばね16の付勢力に抗してヒンジアーム14及びヒンジパネル13が第1回動軸12回りで回動し、リッド8がヒンジ(ヒンジパネル13、ヒンジアーム14)と共に開き側に回動する。所定の角度まではばね16が縮んでばね16の伸び側の付勢力により、リッド8(ヒンジ)には閉じ側への回動力が生じている。
更に、リッド8を開き側に回動させて一定の角度になると、ばね16が中立状態になり、更にリッド8を回動させて一定の角度以上になると、ばね16が再び縮んで伸び側に付勢力が生じる。これにより、リッド8に開き側の回動力が生じ、図5(c)に示すように、リッド8に開き側への回動力が生じ、リッド8の全開状態が維持される。
上述したエネルギー供給口構造は、傾斜フック23に対する凸フック22の嵌合を解放してリッド8を第2回動軸17回りでヒンジ(ヒンジパネル13、ヒンジアーム14)に対して傾動させることでリッド8の開閉操作部位(アウタパネル2との隙間)を確保することができ、隙間を用いてリッド8を開動作することで、ヒンジと共にリッド8を第1回動軸12回りで回動させてリッド8を開くことができる。
このため、リッド8が閉じられた状態で外側に突出する部位が存在せず、アウタパネル2との連続性が損なわれることがなく、見栄えが低下する虞がない。また、凹部7側にリッド8を押し出すための部材が存在しないので、アウタパネル2の開口部3を作業スペースが確保されるだけの最小限の面積にすることができる。
従って、見栄えを低下させることなく操作性を良好に維持し、アウタパネル2の開口部3を最小限の大きさにしてリッド8の小型化を図ることが可能になる。リッド8を小型化することで、給油時にリッド8を開いた際に(給油中に)、外部に露出する凹部7を最小限に抑制することができ、外部からの異物の侵入や外部環境の影響を最小限に抑制することができる。
上述した実施例では、給油口を例に挙げて説明してあるが、本発明を充電口に適用した場合、例えば、夜間に外で充電を行ってリッド8を開いたままにすることが考えられるが、外部からの異物の侵入や外部環境の影響を最小限に抑制することができるので、リッド8を小さくできることは極めて効果的である。
図6、図7に基づいて参考例1としてのエネルギー供給口構造を説明する。
図6には参考例1としてのエネルギー供給口構の断面状態、図7にはリッドを内側から見た外観状態を示してある。図6、図7は一実施例の図3、図4に対応した状態であり、一実施例と同一部材及び同一機能部材には同一符号を付して詳細な説明は省略してある。
図6、図7に示した参考例1は、一実施例の凸フック22及び傾斜フック23に代えてロック手段を設けた構成となっている。
図に示すように、インナパネル4にはロックシリンダ31が設けられ、ロックシリンダ31には出没自在のロックピン32が設けられている。一方、第2ヒンジプレート21の内側にはフック33が一体に設けられ、リッド8が閉じられた状態でロックシリンダ31のロックピン32が突出することで、ロックピン32がフック33に係合してリッド8の開き側の回動が阻止される。
また、リッド8とヒンジアーム14に亘り引張りばね34が取り付けられ、引張りばね34のばね力により、リッド8が第2回動軸17回りで第2ヒンジプレート21に対して開き側に常時回動付勢されている。引張りばね34のばね力に抗してリッド8が閉じられた状態で、ロックピン32がフック33に係合すると、リッド8は開き側に付勢された状態で閉じ状態が維持される。この状態でロックピン32がフック33から外れると、引張りばね34のばね力により第2ヒンジプレート21に対してリッド8が第2回動軸17回りで傾動し、リッド8の端部とアウタパネル2との間に操作用のスペースが生じる。
運転室から操作する操作スイッチ35の操作により操作信号がECU40に入力されると、ロックシリンダ31にロックピン動作信号が与えられ、ロックピン32がロックシリンダ31により出没動作される。手動でロックシリンダ31が操作される場合、操作スイッチ35の操作に連動してロックシリンダ31を操作する索体が備えられる。
リッド8が閉じられた状態で操作スイッチ35を操作することで、ロックピン32が没動してフック33から外され、引張りばね34のばね力により第2ヒンジプレート21に対してリッド8が第2回動軸17回りで傾動する。リッド8の端部とアウタパネル2との間に生じた操作用のスペースを用いてリッド8を全開にすることができる。
尚、リッド8を閉じる際には、フック33にロックピン32が押されて一端没動し、全閉位置でロックピン32が突出してリッド8の全閉状態がロックされるようになっている。
従って、見栄えを低下させることなくリッド8の開操作の操作性を極めて良好に維持し、アウタパネル2の開口部3を最小限の大きさにしてリッド8の小型化を図ることが可能になる。
図8に基づいて参考例2としてのエネルギー供給口構造を説明する。
図8には本発明の参考例2としてのエネルギー供給口構造のリッドの内側の外観状態を示してある。図8は一実施例の図3、参考例1の図7に対応した状態であり、一実施例、参考例1と同一部材及び同一機能部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
図8に示した参考例2は、リッド41を樹脂で形成し、参考例1のフック33に代えてフック42をリッド41と一体に成形した構成となっている。また、第2ヒンジプレート21を備えていない構成となっている。
図に示すように、樹脂製のリッド41の裏面にはフック42が一体に成形されて設けられている。また、リッド41の裏面の第2回動軸17の上下に対応する部位には傾動支持部材43がそれぞれ一体に成形されて設けられている。傾動支持部材43にはヒンジパネル13に回動自在に設けられた第2回動軸17の上部及び下部が固定され、リッド41はヒンジパネル13に対して第2回動軸17回りで傾動自在に支持されている。
尚、ヒンジパネル13に第2回動軸17を固定し、第2回動軸17に対して傾動支持部材43を回動自在に支持することも可能である。
参考例1と同様に、リッド41とヒンジアーム14に亘り引張りばね34が取り付けられ、引張りばね34のばね力により、リッド41が第2回動軸17回りでヒンジパネル13に対して開き側に常時回動付勢されている。
リッド41が閉じられた状態で操作スイッチ35(図6参照)を操作することで、ロックピン32が没動してフック42から外され、引張りばね34のばね力によりヒンジパネル13に対してリッド41が第2回動軸17回りで傾動する。リッド41の端部とアウタパネル2との間に生じた操作用のスペースを用いてリッド41を全開にすることができる。
従って、見栄えを低下させることなくリッド41の開操作の操作性を極めて良好に維持し、アウタパネル2の開口部3を最小限の大きさにしてリッド41の小型化を図ることが可能になる。また、フック42及び傾動支持部材43をリッド41と一体に成形しているので、リッド41の形状の自由度を向上させることができる。
尚、ロックシリンダ31の動作は、運転席の操作スイッチ35で行うものに限らず、例えば、キーレスエントリー等によるセンタドアロッキング機能によるドアロックに連動させて動作させることも可能である。
上述した実施例、参考例は燃料の給油口6を備えた供給口構造を例に挙げて説明したが、充電口を備えた供給口構造とした場合、充電口の位置は車両の任意の場所になるため、リッドが設けられる位置は、リヤサイドに限らず、フロントサイドやリヤエンド、フロントエンド等、充電口の位置に応じて様々な位置になる。
本発明は、車両の燃料給油口、充電口等のエネルギー供給口構造の産業分野で利用することができる。
1 車両
2 リヤサイドアウタパネル(アウタパネル)
3 開口部
4 インナパネル
5 燃料パイプ
6 給油口
7 凹部
8、41 リッド
9 ストッパ
11 ブラケット
12 第1回動軸
13 ヒンジパネル
14 ヒンジアーム
15 開口
16 ばね
17 第2回動軸
18 係止突起
21 第2ヒンジプレート
22 凸フック
23 傾斜フック
31 ロックシリンダ
32 ロックピン
33、42 フック
34 引張りばね
43 傾動支持部材

Claims (3)

  1. 外部に開口して車体に形成されエネルギーの供給部位が外部に臨む凹部と、
    第1回動軸回りで前記凹部の縁部に回動自在に支持されるヒンジと、
    第2回動軸回りで前記ヒンジに傾動自在に支持され前記凹部を開閉するリッドと、
    前記リッドの前記ヒンジに対する傾動を規制する規制部材とを備え、
    前記規制部材に抗して前記リッドを前記第2回動軸回りで前記ヒンジに対して傾動させた後、前記ヒンジと共に前記リッドを前記第1回動軸回りで回動させることで、前記リッドを前記凹部に対して開状態にする
    ことを特徴とする車両のエネルギー供給口構造。
  2. 請求項1に記載の車両のエネルギー供給口構造において、
    前記ヒンジに対し前記第2回動軸回りで傾動自在に第2ヒンジが設けられ、
    前記リッドが前記第2ヒンジに固定されている
    ことを特徴とする車両のエネルギー供給口構造。
  3. 請求項2に記載の車両のエネルギー供給口構造において、
    前記規制部材は、前記ヒンジと前記リッドまたは前記第2ヒンジとに亘り設けられている
    ことを特徴とする車両のエネルギー供給口構造。
JP2010034101A 2010-02-18 2010-02-18 車両のエネルギー供給口構造 Active JP5429487B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010034101A JP5429487B2 (ja) 2010-02-18 2010-02-18 車両のエネルギー供給口構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010034101A JP5429487B2 (ja) 2010-02-18 2010-02-18 車両のエネルギー供給口構造

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013140163A Division JP5622008B2 (ja) 2013-07-03 2013-07-03 車両のエネルギー供給口構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011168179A JP2011168179A (ja) 2011-09-01
JP5429487B2 true JP5429487B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=44682739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010034101A Active JP5429487B2 (ja) 2010-02-18 2010-02-18 車両のエネルギー供給口構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5429487B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6148158B2 (ja) * 2013-11-19 2017-06-14 株式会社Subaru リッド装置
JP6183322B2 (ja) * 2014-08-25 2017-08-23 マツダ株式会社 車両のフィラーリッド部構造
JP6187524B2 (ja) * 2015-04-01 2017-08-30 マツダ株式会社 車両のフィラーリッド部構造
CN113054318B (zh) * 2021-05-08 2022-11-01 东风汽车集团股份有限公司 一种快换电池箱体的旋转式锁止结构

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6030087Y2 (ja) * 1979-05-18 1985-09-10 富士重工業株式会社 車両の点検蓋開閉機構
JP2530321Y2 (ja) * 1992-02-07 1997-03-26 アラコ株式会社 可動フューエルリッドの取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011168179A (ja) 2011-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8740283B2 (en) Arrangement structure for charging port cover
JP5585363B2 (ja) 充電ポート用カバーの配設構造
WO2017038833A1 (ja) 車両のリッド装置
JP5429487B2 (ja) 車両のエネルギー供給口構造
US20120049579A1 (en) Articulating door hinge
JP2018161955A (ja) バックドア構造
JP3387301B2 (ja) 車両用バックドアの開閉装置
JP5622008B2 (ja) 車両のエネルギー供給口構造
JP6629101B2 (ja) ハウジングユニット及び開閉体のロック装置
JP4775317B2 (ja) 建設機械のヘッドガード装置
JP5530889B2 (ja) 充電ポート用カバーの配設構造
JP2004009809A (ja) 車両のフューエルフィラーリッド構造
WO2005105553A1 (ja) 建設機械における開閉装置
JP5545158B2 (ja) 充電ポート用カバーの配設構造
JP2019209834A (ja) リッド付勢構造
JP2018167833A (ja) 車両のリッド装置
JP2005343367A (ja) フューエルリッドの取付構造
JP5417951B2 (ja) ヒンジ構造
JP6708094B2 (ja) フィラーリッド構造体
JP5709598B2 (ja) 筐体及びそれを備えた産業用車両
JP4097555B2 (ja) キャブチルト時の干渉防止機構
JP2018012395A (ja) 車両用バックドア構造
JPH1134747A (ja) 小物入れのロック構造
JP6705360B2 (ja) フィラーリッド構造体
JP2004143687A (ja) 作業機械のドア開閉構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120229

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131119

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5429487

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350