JP2004009809A - 車両のフューエルフィラーリッド構造 - Google Patents

車両のフューエルフィラーリッド構造 Download PDF

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Abstract

【課題】全開から全閉となるまでの間に、フューエルフィラーリッド4の操作力をコントロールすることにより、フューエルフィラーリッド4開閉の操作感を向上することができるようにする。
【解決手段】車体1にヒンジ3を介してフューエルフィラーリッド4を開閉自在に取付けると共に、フューエルフィラーリッド4を付勢する弾性体9を配設した車両のフューエルフィラーリッド構造であって、フューエルフィラーリッド4の開度に応じて、弾性体9によるリッド付勢方向を、リッド開方向またはリッド閉方向へと変化させるように構成している。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両のフューエルフィラーリッド構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車などの車両には、車体の燃料などを補給するための開口部分に、フューエルフィラーリッドが開閉自在に設けられている。
【0003】
このようなフューエルフィラーリッド構造として、従来、実開平6−74454号公報が知られている。
【0004】
この公報にかかるフューエルフィラーリッド構造では、フューエルフィラーリッドを常時リッド開方向へ付勢する弾性体が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の車両のフューエルフィラーリッド構造では、フューエルフィラーリッドは、弾性体により常時リッド開方向へ付勢されているので、全開から全閉となるまでの間に、フューエルフィラーリッドの操作力をコントロールすることができないため、フューエルフィラーリッド開閉の操作感が悪いという問題があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、全開から全閉となるまでの間に、フューエルフィラーリッドの操作力をコントロールすることにより、フューエルフィラーリッド開閉の操作感を向上することができる車両のフューエルフィラーリッド構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、車体にヒンジを介してフューエルフィラーリッドを開閉自在に取付けると共に、フューエルフィラーリッドを付勢する弾性体を配設した車両のフューエルフィラーリッド構造において、前記フューエルフィラーリッドの開度に応じて、前記弾性体によるリッド付勢方向を、リッド開方向またはリッド閉方向へと変化させるよう構成した車両のフューエルフィラーリッド構造を特徴としている。
【0008】
このように構成された請求項1にかかる発明によれば、前記フューエルフィラーリッドの開度に応じて、前記弾性体によるリッド付勢方向を、リッド開方向またはリッド閉方向へと変化させるようにしたことにより、フューエルフィラーリッドが全開から全閉となるまでの間に、弾性体によってフューエルフィラーリッドの操作力をコントロールすることが可能となり、フューエルフィラーリッド開閉の操作感を向上することができる。
【0009】
請求項2に記載された発明では、前記フューエルフィラーリッドが全開から全閉となるまでの間に、弾性体によるリッド付勢方向がヒンジ中心へ向かう中立方向と一致する位置を少なくとも一カ所設け、その前後で弾性体によるリッド付勢方向を反対にした請求項1記載の車両のフューエルフィラーリッド構造を特徴としている。
【0010】
このように構成された請求項2にかかる発明によれば、前記フューエルフィラーリッドが全開から全閉となるまでの間に、弾性体によるリッド付勢方向がヒンジ中心へ向かう中立方向と一致する位置を少なくとも一カ所設け、その前後で弾性体によるリッド付勢方向を反対にしたことにより、フューエルフィラーリッドが全開から全閉となるまでの間に弾性体によるリッド付勢方向が中立方向となってフューエルフィラーリッドが停止される位置が生じるので節度感が得られ、操作感が向上する。
【0011】
請求項3に記載された発明では、前記フューエルフィラーリッドの全閉時に、弾性体によるリッド付勢方向がリッド開方向となるよう構成した請求項2記載の車両のフューエルフィラーリッド構造を特徴としている。
【0012】
このように構成された請求項3にかかる発明によれば、前記フューエルフィラーリッドの全閉時に、弾性体によるリッド付勢方向がリッド開方向となるようにしたことにより、フューエルフィラーリッドのロックを解放するだけでフューエルフィラーリッドが開くようになるため、フューエルフィラーリッドに指をひっかける突起などを設ける必要をなくすことができる。
【0013】
請求項4に記載された発明では、前記フューエルフィラーリッドの全開時に、弾性体によるリッド付勢方向がリッド開方向となるよう構成した請求項2記載の車両のフューエルフィラーリッド構造を特徴としている。
【0014】
このように構成された請求項4にかかる発明によれば、前記フューエルフィラーリッドの全開時に、弾性体によるリッド付勢方向がリッド開方向となるようにしたことにより、全開時にフューエルフィラーリッドは弾性体によって全開状態で保持されるため、給油時にフューエルフィラーリッドを手で押さえる必要がなくなり、且つ、全開状態を保持するために別の保持機構などを設ける必要もなくすことができる。
【0015】
請求項5に記載された発明では、前記弾性体を、フューエルフィラーリッドに係止した請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両のフューエルフィラーリッド構造を特徴としている。
【0016】
このように構成された請求項5にかかる発明によれば、前記弾性体を、フューエルフィラーリッドに係止したことにより、フューエルフィラーリッドにヒンジを取付けた状態で操作力の確認を行うことができ、車体にフューエルフィラーリッドを取付ける前に作動確認を済ませることが可能となる。
【0017】
請求項6に記載された発明では、前記フューエルフィラーリッドが全開から全閉となるまでの間に、弾性体によるリッド付勢方向がヒンジ中心へ向かう中立方向と一致する位置を二カ所設けると共に、フューエルフィラーリッドの開度と弾性体によるリッド付勢方向との関係を、フューエルフィラーリッドが全開から全閉へ向かうに従い、リッド開方向、中立方向、リッド閉方向、中立方向、リッド開方向へと変化するよう構成した請求項1記載の車両のフューエルフィラーリッド構造を特徴としている。
【0018】
このように構成された請求項6にかかる発明によれば、前記フューエルフィラーリッドが全開から全閉となるまでの間に、弾性体によるリッド付勢方向がヒンジ中心へ向かう中立方向と一致する位置を二カ所設けると共に、フューエルフィラーリッドの開度と弾性体によるリッド付勢方向との関係を、フューエルフィラーリッドが全開から全閉へ向かうに従い、リッド開方向、中立方向、リッド閉方向、中立方向、リッド開方向へと変化するようにしたことにより、全閉状態でフューエルフィラーリッドのロックを解放するだけでフューエルフィラーリッドはリッド開方向のモーメントによって開き、最初の中立方向となる位置でモーメントが0になってフューエルフィラーリッドは一旦停止する。この際、フューエルフィラーリッドには慣性力が働くが、リッド閉方向のモーメントが作用することにより、フューエルフィラーリッドを確実に停止させることができる。その後は、フューエルフィラーリッドに指又は手を引掛けて簡単に開けることができる。反対に、全開状態からフューエルフィラーリッドを閉める場合には、リッド閉方向のモーメントとフューエルフィラーリッドの慣性力により、手を離してもフューエルフィラーリッドは自動的に閉まる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図示例と共に説明する。
【0020】
図1〜図8は、この発明の実施の形態を示すものである。
【0021】
まず、構成を説明すると、図1〜図3に示すように、自動車などの車両における、車体1の燃料などを補給するための開口2部分に、ヒンジ3を介してフューエルフィラーリッド4を開閉自在に取付ける。
【0022】
このヒンジ3はフューエルフィラーリッド4の後端側に設けられている。このヒンジ3は、車体1に取付可能なヒンジ部材5と、フューエルフィラーリッド4の後端側内側面に一体形成されたアーム6およびヒンジ部材5の間を軸支するヒンジ軸7とを備えている。そして、後述するように、フューエルフィラーリッド4を付勢する板バネ8などの弾性体9を配設する。
【0023】
一方、フューエルフィラーリッド4の先端側にフック部10を一体形成し、車体1の対応する位置にフック部10を係止可能なロック11を設ける。
【0024】
そして、この実施の形態のものでは、図4に示すように、フューエルフィラーリッド4の開度に応じて、弾性体9によるリッド付勢方向を、リッド開方向またはリッド閉方向へと変化させるよう構成する。
【0025】
特に、フューエルフィラーリッド4が全開から全閉となるまでの間に、弾性体9によるリッド付勢方向がヒンジ中心へ向かう中立方向と一致する位置AまたはBを少なくとも一カ所設け、その前後で弾性体9によるリッド付勢方向を反対にする。
【0026】
この際、フューエルフィラーリッド4の全閉時に、弾性体9によるリッド付勢方向がリッド開方向となるよう構成する。
【0027】
或いは、更に、フューエルフィラーリッド4の全開時に、弾性体9によるリッド付勢方向がリッド開方向となるよう構成する。
【0028】
また、弾性体9は、フューエルフィラーリッド4のアーム6とヒンジ3のヒンジ部材5との間に介装する。即ち、弾性体9としての板バネ8の後端部をヒンジ部材5に係止し、板バネ8の先端部をアーム6に形成したガイド面12に対して摺動自在に弾接させるようにする。
【0029】
より好ましくは、フューエルフィラーリッド4が全開から全閉となるまでの間に、弾性体9によるリッド付勢方向がヒンジ中心へ向かう中立方向と一致する位置A,Bを二カ所設けると共に、フューエルフィラーリッド4の開度と弾性体9によるリッド付勢方向との関係を、フューエルフィラーリッド4が全開から全閉へ向かうに従い、リッド開方向、中立方向、リッド閉方向、中立方向、リッド開方向へと変化するよう構成する。
【0030】
上記を実現するために、アーム6のガイド面12に対して、弾性体9によるリッド付勢方向を、ヒンジ中心へ向かう中立方向に対してフューエルフィラーリッド4の先端側にする領域Cと、ヒンジ中心へ向かう中立方向と一致させる位置Aと、ヒンジ中心へ向かう中立方向に対してフューエルフィラーリッド4の後端側にする領域Dと、ヒンジ中心へ向かう中立方向と一致させる位置Bと、ヒンジ中心へ向かう中立方向に対してフューエルフィラーリッド4の先端側にする領域Eとを、フューエルフィラーリッド4が全開から全閉となるまでの間に順次形成する。
【0031】
次に、この実施の形態の作用について説明する。
【0032】
図1に示すように、フューエルフィラーリッド4の全閉時、弾性体9がアーム6のガイド面12の領域Eに弾接し、弾性体9によるリッド付勢方向(弾性力Fの方向)がヒンジ中心へ向かう中立方向に対してフューエルフィラーリッド4の先端側へ傾いている。そのため、フューエルフィラーリッド4には、リッド開方向のモーメントMが作用し、フューエルフィラーリッド4はリッド開方向へ付勢されることとなる。但し、ロック11が掛っている場合には、フューエルフィラーリッド4は開くことはない。
【0033】
図5に示すように、フューエルフィラーリッド4の小開度時、弾性体9がアーム6のガイド面12の位置Bに弾接し、弾性体9によるリッド付勢方向(弾性力Fの方向)がヒンジ中心へ向かう中立方向と一致している。そのため、フューエルフィラーリッド4にはモーメントMが作用せず(M=0)、フューエルフィラーリッド4は開方向へも閉方向へも付勢されずに、その場で停止されることとなる。
【0034】
図6に示すように、フューエルフィラーリッド4の中開度時、弾性体9がアーム6のガイド面12の領域Dに弾接し、弾性体9によるリッド付勢方向(弾性力Fの方向)がヒンジ中心へ向かう中立方向に対してフューエルフィラーリッド4の後端側へ傾いている。そのため、フューエルフィラーリッド4には、リッド閉方向のモーメントMが作用し、フューエルフィラーリッド4はリッド閉方向へ付勢されることとなる。
【0035】
図7に示すように、フューエルフィラーリッド4の大開度時、弾性体9がアーム6のガイド面12の位置Aに弾接し、弾性体9によるリッド付勢方向(弾性力Fの方向)がヒンジ中心へ向かう中立方向と一致している。そのため、フューエルフィラーリッド4には、モーメントMが作用せず(M=0)、フューエルフィラーリッド4は開方向へも閉方向へも付勢されずに、その場で停止されることとなる。
【0036】
図8に示すように、フューエルフィラーリッド4の全開時、弾性体9がアーム6のガイド面12の領域Cに弾接し、弾性体9によるリッド付勢方向(弾性力Fの方向)がヒンジ中心へ向かう中立方向に対してフューエルフィラーリッド4の先端側に傾いている。そのため、フューエルフィラーリッド4には、リッド開方向のモーメントMが作用し、フューエルフィラーリッド4はリッド開方向へ付勢されることとなる。
【0037】
そして、この実施の形態では、フューエルフィラーリッド4の開度に応じて、弾性体9によるリッド付勢方向を、リッド開方向またはリッド閉方向へと変化させるようにすることにより、フューエルフィラーリッド4が全開から全閉となるまでの間に、弾性体9によってフューエルフィラーリッド4の操作力をコントロールすることが可能となり、フューエルフィラーリッド4開閉の操作感を向上することができる。
【0038】
特に、フューエルフィラーリッド4が全開から全閉となるまでの間に、弾性体9によるリッド付勢方向がヒンジ中心へ向かう中立方向と一致する位置AまたはBを少なくとも一カ所設け、その前後で弾性体9によるリッド付勢方向を反対にすることにより、フューエルフィラーリッド4が全開から全閉となるまでの間に弾性体9によるリッド付勢方向が中立方向となってフューエルフィラーリッド4が停止される位置AまたはBが生じるので節度感が得られ、操作感が向上する。
【0039】
この際、フューエルフィラーリッド4の全閉時に、弾性体9によるリッド付勢方向がリッド開方向となるようにすることにより、フューエルフィラーリッド4のロック11を解放するだけでフューエルフィラーリッド4が自然に開くようになるため、フューエルフィラーリッド4に指をひっかける突起などを設ける必要をなくすことができる。
【0040】
或いは、更に、フューエルフィラーリッド4の全開時に、弾性体9によるリッド付勢方向がリッド開方向となるようにすることにより、全開時にフューエルフィラーリッド4は弾性体9によって全開状態で保持されるため、給油時にフューエルフィラーリッド4を手で押さえる必要がなくなり、且つ、全開状態を保持するために別の保持機構などを設ける必要もなくすことができる。
【0041】
また、弾性体9を、フューエルフィラーリッド4に係止することにより、フューエルフィラーリッド4にヒンジ3を取付けた状態で操作力の確認を行うことができ、車体1にフューエルフィラーリッド4を取付ける前に作動確認を済ませることが可能となる。
【0042】
そして、より好ましくは、フューエルフィラーリッド4が全開から全閉となるまでの間に、弾性体9によるリッド付勢方向がヒンジ中心へ向かう中立方向と一致する位置A,Bを二カ所設けると共に、フューエルフィラーリッド4の開度と弾性体9によるリッド付勢方向との関係を、フューエルフィラーリッド4が全開から全閉へ向かうに従い、リッド開方向、中立方向、リッド閉方向、中立方向、リッド開方向へと変化するように構成することにより、全閉状態でフューエルフィラーリッド4のロック11を解放するだけでフューエルフィラーリッド4はリッド開方向のモーメントMによって開き、最初の中立方向となる位置BでモーメントMが0になってフューエルフィラーリッド4は一旦停止する。この際、フューエルフィラーリッド4には慣性力が働くが、リッド閉方向のモーメントMが作用することにより、フューエルフィラーリッド4を確実に停止させることができる。その後は、フューエルフィラーリッド4に指又は手を引掛けて簡単に開けることができる。反対に、全開状態からフューエルフィラーリッド4を閉める場合には、リッド閉方向のモーメントMとフューエルフィラーリッド4の慣性力により、手を離してもフューエルフィラーリッド4は自動的に閉まる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、フューエルフィラーリッドの開度に応じて、弾性体によるリッド付勢方向を、リッド開方向またはリッド閉方向へと変化させるようにしたことにより、フューエルフィラーリッドが全開から全閉となるまでの間に、弾性体によってフューエルフィラーリッドの操作力をコントロールすることが可能となり、フューエルフィラーリッド開閉の操作感を向上することができる。
【0044】
請求項2の発明によれば、フューエルフィラーリッドが全開から全閉となるまでの間に、弾性体によるリッド付勢方向がヒンジ中心へ向かう中立方向と一致する位置を少なくとも一カ所設け、その前後で弾性体によるリッド付勢方向を反対にしたことにより、フューエルフィラーリッドが全開から全閉となるまでの間に弾性体によるリッド付勢方向が中立方向となってフューエルフィラーリッドが停止される位置が生じるので節度感が得られ、操作感が向上する。
【0045】
請求項3の発明によれば、フューエルフィラーリッドの全閉時に、弾性体によるリッド付勢方向がリッド開方向となるようにしたことにより、フューエルフィラーリッドのロックを解放するだけでフューエルフィラーリッドが開くようになるため、フューエルフィラーリッドに指をひっかける突起などを設ける必要をなくすことができる。
【0046】
請求項4の発明によれば、フューエルフィラーリッドの全開時に、弾性体によるリッド付勢方向がリッド開方向となるようにしたことにより、全開時にフューエルフィラーリッドは弾性体によって全開状態で保持されるため、給油時にフューエルフィラーリッドを手で押さえる必要がなくなり、且つ、全開状態を保持するために別の保持機構などを設ける必要もなくすことができる。
【0047】
請求項5の発明によれば、弾性体を、フューエルフィラーリッドに係止したことにより、フューエルフィラーリッドにヒンジを取付けた状態で操作力の確認を行うことができ、車体にフューエルフィラーリッドを取付ける前に作動確認を済ませることが可能となる。
【0048】
請求項6の発明によれば、フューエルフィラーリッドが全開から全閉となるまでの間に、弾性体によるリッド付勢方向がヒンジ中心へ向かう中立方向と一致する位置を二カ所設けると共に、フューエルフィラーリッドの開度と弾性体によるリッド付勢方向との関係を、フューエルフィラーリッドが全開から全閉へ向かうに従い、リッド開方向、中立方向、リッド閉方向、中立方向、リッド開方向へと変化するようにしたことにより、全閉状態でフューエルフィラーリッドのロックを解放するだけでフューエルフィラーリッドはリッド開方向のモーメントによって開き、最初の中立方向となる位置でモーメントが0になってフューエルフィラーリッドは一旦停止する。この際、フューエルフィラーリッドには慣性力が働くが、リッド閉方向のモーメントが作用することにより、フューエルフィラーリッドを確実に停止させることができる。その後は、フューエルフィラーリッドに指又は手を引掛けて簡単に開けることができる。反対に、全開状態からフューエルフィラーリッドを閉める場合には、リッド閉方向のモーメントとフューエルフィラーリッドの慣性力により、手を離してもフューエルフィラーリッドは自動的に閉まる、という実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるフューエルフィラーリッド全開時の水平断面図である。
【図2】図1のフューエルフィラーリッドの斜視図である。
【図3】図2の分解斜視図である。
【図4】フューエルフィラーリッドの開度と弾性体によるリッド付勢方向との関係を示すグラフである。
【図5】フューエルフィラーリッド小開度時の図1と同様の作動図である。
【図6】フューエルフィラーリッド中開度時の図1と同様の作動図である。
【図7】フューエルフィラーリッド大開度時の図1と同様の作動図である。
【図8】フューエルフィラーリッド全閉時の図1と同様の作動図である。
【符号の説明】
1  車体
3  ヒンジ
4  フューエルフィラーリッド
9  弾性体

Claims (6)

  1. 車体にヒンジを介してフューエルフィラーリッドを開閉自在に取付けると共に、フューエルフィラーリッドを付勢する弾性体を配設した車両のフューエルフィラーリッド構造において、前記フューエルフィラーリッドの開度に応じて、前記弾性体によるリッド付勢方向を、リッド開方向またはリッド閉方向へと変化させるよう構成したことを特徴とする車両のフューエルフィラーリッド構造。
  2. 前記フューエルフィラーリッドが全開から全閉となるまでの間に、弾性体によるリッド付勢方向がヒンジ中心へ向かう中立方向と一致する位置を少なくとも一カ所設け、その前後で弾性体によるリッド付勢方向を反対にしたことを特徴とする請求項1記載の車両のフューエルフィラーリッド構造。
  3. 前記フューエルフィラーリッドの全閉時に、弾性体によるリッド付勢方向がリッド開方向となるよう構成したことを特徴とする請求項2記載の車両のフューエルフィラーリッド構造。
  4. 前記フューエルフィラーリッドの全開時に、弾性体によるリッド付勢方向がリッド開方向となるよう構成したことを特徴とする請求項2記載の車両のフューエルフィラーリッド構造。
  5. 前記弾性体を、フューエルフィラーリッドに係止したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両のフューエルフィラーリッド構造。
  6. 前記フューエルフィラーリッドが全開から全閉となるまでの間に、弾性体によるリッド付勢方向がヒンジ中心へ向かう中立方向と一致する位置を二カ所設けると共に、フューエルフィラーリッドの開度と弾性体によるリッド付勢方向との関係を、フューエルフィラーリッドが全開から全閉へ向かうに従い、リッド開方向、中立方向、リッド閉方向、中立方向、リッド開方向へと変化するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の車両のフューエルフィラーリッド構造。
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