JP6708094B2 - フィラーリッド構造体 - Google Patents
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Description
更には、近年では車両における各種部材に対する標準的な要求としてコンパクトであることが挙げられ、更に、各部材に更なる性能の向上が求められている。フィラーリッド構造体についても、コンパクトであることに加えて更なる性能の向上が求められている。
供給口に連絡する開口部と、第1ガイドと、を有する基底部材と、
一端である開端と他端である基端とを有し裏面を前記基底部材に向けて前記開口部を覆う閉位置と前記開口部を開く開位置との間を位置変化するリッドと、前記基底部材と前記リッドとをそれぞれ軸支する2軸リンクと、前記2軸リンクよりも前記リッドの前記開端側において前記リッドの前記裏面から突出する第2ガイドと、を有するリッド部材と、
前記基底部材に配置されている第1ロック部と、前記リッド部材に配置され前記リッドが閉位置にあるときに前記第1ロック部と係合する第2ロック部と、を有するリッドロックと、を有し、
前記リッドが開位置と閉位置との間を位置変化する際に前記第1ガイドと前記第2ガイドとが摺接し、
前記第2ロック部は、前記リッド部材における前記第2ガイド以外の部分に配置されている、フィラーリッド構造体である。
したがって、本発明のフィラーリッド構造体によると、リッドをコンパクトな軌跡で位置変化させることができ、ひいてはフィラーリッド構造体をコンパクトにできる。
本発明の発明者等は、上記の考察を基に、第2ロック部の位置をリッドの開端以外の位置に配置し、第2ロック部と2軸リンクとを近づけることで、このリッドのガタつきを低減し得ることに到達した。
第2ロック部が第2ガイドよりも基端側にある場合には、第2ロック部は開端から離れた位置にあると言える。したがってこの場合には、リッドが閉位置にロックされる際に、第2ロック部は2軸リンクを信頼性高く固定でき、2軸リンクの位置変化及びリッドの位置変化もまた抑制できて、基底部材に対するリッドのガタつきを抑制できる。
なおこの効果を発揮するためには、閉位置にあるリッドの開端の基底部材から離れる方向の位置変化にストッパ部が干渉すれば良く、例えば、ストッパ部は閉位置にあるリッドに当接するだけで弾接しなくても良い。或いは、ストッパ部は、閉位置にあるリッドの基端側の部分と基底部材との間に介在するだけで閉位置にあるリッドに当接しなくても良い。何れの場合にも、ストッパ部の緩衝機能を考慮すると、ストッパ部は弾性変形可能であるのが良い。
(実施例)
実施例のフィラーリッド構造体は、車両に配設され車両の給油口を覆うための車両外装部材の1種である。図1〜図8は実施例のフィラーリッド構造体を模式的に表す説明図である。詳しくは、図1は開状態にある実施例のフィラーリッド構造体の斜視図である。図2は実施例のフィラーリッド構造体の分解斜視図である。図3は閉状態にある実施例のフィラーリッド構造体の側面図である。図4はポップアップ状態にある実施例のフィラーリッド構造体の側面図である。図5は開状態にある実施例のフィラーリッド構造体の側面図である。図6〜図8はそれぞれ図3〜図5の要部拡大図である。
実施例のフィラーリッド構造体を構成する各要素において、図1及び図2に示す開端側の端部及び基端側の端部を、それぞれ、各構成要素の開端及び基端と呼ぶ。必要に応じて、単に基端、開端と略する場合もある。開端及び基端は、それぞれ、図1に示す後及び前に位置する。
図1及び図2に示すように、基底部材1は、略板状をなす一般部19と、一般部19に連続し箱状に陥没形成されているケース11とを有する。当該ケース11の底壁12には窓部13が設けられている。窓部13は底壁12を厚さ方向に貫通している。換言すると、ケース11は一般部19に対して陥没し、ケース11の頂部14は一般部19に開口し、かつケース11の底壁12に更に窓部13が開口する、と言うことができる。更に換言すると、実施例1のフィラーリッド構造体におけるケース11は、頂部14及び窓部13の二重に開口する開口部を有する。つまりケース11の頂部14及び窓部13は、本発明のフィラーリッド構造体における開口部に相当し、実施例1のフィラーリッド構造体は二重構造の開口部を有するといえる。開口部は、供給口つまりエンジン車における給油口90に連絡する。
リッド20は、基端20bと開端20oとを有する。リッド20は、略板状をなしリッド20の表面側部分を構成するリッドパネル部21と、当該リッドパネル部21に一体化される略枠状のリッドベース部22と、で構成されている。リッドベース部22は2つの揺動脚部23を有する。2つの揺動脚部23の一方はリッドベース部22の基端側かつ上側部分に配置され、他方はリッドベース部22の基端側かつ下側部分に配置されている。
2つのリンクアーム30は、リンク連結部31によって一体化されている。
なお、実施例のフィラーリッド構造体において、2軸リンク3はリッド20の基端側1/4部よりも基端側の位置にあり、第2ガイド25はリッド20開端側1/4部よりも開端側の位置にあり、第2ロック部42は2軸リンク3と同様にリッド20の基端側1/4部よりも基端側の位置にある。
第1ロック部41は、基底部材1の基端側部分に配置されている。第1ロック部41は、第2ロック部42に係合可能なロックシャフト41aと、ロックシャフト41aを第2ロック部42に向けて付勢する図略のロック付勢部材と、を有する。ロック駆動部43は、車両に配置されている図略の電動モータと、電動モータとロックシャフト41aとを接続する接続部材43aと、車室内に配置され電動モータを駆動するための図略の開操作部と、を有する。実施例のフィラーリッド構造体において、ロック付勢部材はつる巻きばねで構成され、接続部材43aはプーリーで構成されている。
2軸リンク3が揺動し立ち上がると、リッド20の揺動脚部23が外側かつ開端側に向けて持ち上げられ、リッド20の基端側部分もまた外側かつ開端側に位置変化する。このときリッド20には、全体として、開端側に向けた力が作用する。
このように第2ガイド25と第1ガイド15が摺接することで、閉位置と開位置との間、より具体的には閉位置とポップアップ位置との間を位置変化するリッド20の位置規制が為され、リッド20の移動軌跡がコンパクトになる。
先ず、第2弾性ストッパ51は第1ガイド15の湾曲面16上にある。既述したように、第2弾性ストッパ51は凸形状をなし、スポンジゴムからなる弾性部51aを有する。弾性部51aを有する第2弾性ストッパ51は、リッド部材2の第2ガイド25が基底部材1の第1ガイド15に当接する際に弾性変形して、衝撃を緩衝する。
実施例のフィラーリッド構造体におけるリッド20は、当接部材56に当接する位置(実施例においてはポップアップ位置)から閉位置に至るまで、2軸リンク3の第1リンク軸30aを中心として揺動する。
本発明は、上記し且つ図面に示した実施形態にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。また、実施形態に示した各構成要素は、それぞれ任意に抽出し組み合わせて実施できる。
供給口90に連絡する開口部13、14と、第1ガイド15と、を有する基底部材1と、
一端である開端20oと他端である基端20bとを有し裏面20aを前記基底部材1に向けて前記開口部13、14を覆う閉位置と前記開口部13、14を開く開位置との間を位置変化するリッド20と、前記基底部材1と前記リッド20とをそれぞれ軸支する2軸リンク3と、前記2軸リンク3よりも前記リッド20の前記開端20o側において前記リッド20の前記裏面20aから突出する第2ガイド25と、を有するリッド部材2と、
前記基底部材1に配置されている第1ロック部41と、前記リッド部材2に配置され前記リッド20が閉位置にあるときに前記第1ロック部41と係合する第2ロック部42と、を有するリッドロック4と、を有し、
前記リッド20が開位置と閉位置との間を位置変化する際に前記第1ガイド15と前記第2ガイド25とが摺接し、
前記第2ロック部42は、前記リッド部材2における前記第2ガイド25以外の部分に配置されている、フィラーリッド構造体。
(2)
前記第2ロック部42は、前記第2ガイド25よりも前記基端20b側に配置されている、(1)に記載のフィラーリッド構造体。
(3)
前記基底部材1に配置され、前記リッド20が前記閉位置にあるときに前記リッド20の前記基端20b側の部分と弾性的に当接するストッパ部50を有する、(2)に記載のフィラーリッド構造体。
15:第1ガイド
2:リッド部材 20:リッド
20o:開端 20b:基端
20a:リッドの裏面 25:第2ガイド
3:2軸リンク
4:リッドロック 41:第1ロック部
42:第2ロック部 50:ストッパ部
51、55:弾性ストッパ 51a:弾性部
51b:摺動部 56:当接部材
57:ストッパ付勢部材
90:供給口
Claims (2)
- 供給口に連絡する開口部と、第1ガイドと、を有する基底部材と、
一端である開端と他端である基端とを有し裏面を前記基底部材に向けて前記開口部を覆う閉位置と前記開口部を開く開位置との間を位置変化するリッドと、前記基底部材と前記リッドとをそれぞれ軸支する2軸リンクと、前記2軸リンクよりも前記リッドの前記開端側において前記リッドの前記裏面から突出する第2ガイドと、を有するリッド部材と、
前記基底部材に配置されている第1ロック部と、前記リッド部材に配置され前記リッドが閉位置にあるときに前記第1ロック部と係合する第2ロック部と、を有するリッドロックと、
前記基底部材に配置され、前記リッドが前記閉位置にあるときに前記リッドの前記基端側の部分と弾性的に当接するストッパ部と、を有し、
前記リッドが開位置と閉位置との間を位置変化する際に前記第1ガイドと前記第2ガイドとが摺接し、
前記第2ロック部は、前記リッド部材における前記第2ガイド以外の部分に配置され、前記2軸リンクと一体に設けられる、フィラーリッド構造体。 - 供給口に連絡する開口部と、第1ガイドと、を有する基底部材と、
一端である開端と他端である基端とを有し裏面を前記基底部材に向けて前記開口部を覆う閉位置と前記開口部を開く開位置との間を位置変化するリッドと、前記基底部材と前記リッドとをそれぞれ軸支する2軸リンクと、前記2軸リンクよりも前記リッドの前記開端側において前記リッドの前記裏面から突出する第2ガイドと、を有するリッド部材と、
前記基底部材に配置されている第1ロック部と、前記リッド部材に配置され前記リッドが閉位置にあるときに前記第1ロック部と係合する第2ロック部と、を有するリッドロックと、を有し、
前記リッドが開位置と閉位置との間を位置変化する際に前記第1ガイドと前記第2ガイドとが摺接し、
前記第2ロック部は、前記リッド部材における前記第2ガイド以外の部分に配置され、前記2軸リンクと一体に設けられる、フィラーリッド構造体。
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