JP4922658B2 - ワイヤハーネスの接続構造 - Google Patents

ワイヤハーネスの接続構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4922658B2
JP4922658B2 JP2006130378A JP2006130378A JP4922658B2 JP 4922658 B2 JP4922658 B2 JP 4922658B2 JP 2006130378 A JP2006130378 A JP 2006130378A JP 2006130378 A JP2006130378 A JP 2006130378A JP 4922658 B2 JP4922658 B2 JP 4922658B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
connector
wire harness
seat
bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006130378A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007276755A (ja
Inventor
真史 塚本
雅寛 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2006130378A priority Critical patent/JP4922658B2/ja
Publication of JP2007276755A publication Critical patent/JP2007276755A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4922658B2 publication Critical patent/JP4922658B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、例えば自動車等の車両のフロアに前後移動可能に組付けられるスライドシートから伸びたシートワイヤハーネスを当該フロアに配索されたフロアワイヤハーネスに接続するワイヤハーネスの接続構造に関する。
例えば自動車等の車両のスライドシートには電動スライド機構や電動リクライニング機構などの電動補機が装備され、これらの電動補機に電力を供給するワイヤハーネスが車両のフロアとスライドシートとに跨って配索される。その際、フロアに対するスライドシートの前後移動に追従できるよう、ワイヤハーネスは十分な長さをもってフロアとスライドシートとの間に配索される。
従来、フロアから伸びるフロアワイヤハーネスに十分な長さを設定し、これをスライドシートに接続するようにしたワイヤハーネスの接続構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されたワイヤハーネスの接続構造は、図13に示すように、フロア102に配策されたワイヤハーネス幹線104から分岐されたフロアワイヤハーネス101をスライドシート103に接続するものである。フロアワイヤハーネス101は、フロア側の一部分をスライドシート103のシートレール106の内側面にクランプ107で固定され、シート側の末端に設けられたコネクタ108をスライドシート103のシート本体105の下部に固定されて、シート下に収納されている。
特開平11−105641号公報
ところが、特許文献1に開示されたワイヤハーネスの接続構造においては、フロアから伸びるフロアワイヤハーネス101に十分な長さを設定することでスライドシート103の前後移動に追従する構成であるため、シートの移動量に応じて車両毎にハーネス長さを調整しなければならず、汎用性に欠ける。
そこで、フロアワイヤハーネス101に替えて、スライドシート103からシートワイヤハーネスを伸ばし、これをワイヤハーネス幹線104に接続する構成が考えられるが、ワイヤハーネスはシート下に収納される必要があり、よって、シートワイヤハーネスとワイヤハーネス幹線104との接続箇所はシート下に配置され、両者の接続はシート下での作業となるため、接続の作業性が良好とはいえない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、接続の作業性、汎用性に優れるワイヤハーネスの接続構造を提供することにある。
上記目的は、本発明に係る下記(1)〜(6)のワイヤハーネスの接続構造により達成される。
(1)車両のフロアに前後移動可能に組付けられるスライドシートから伸びたシートワイヤハーネスを当該フロアに配索されたフロアワイヤハーネスに接続するワイヤハーネスの接続構造であって、
前記シートワイヤハーネスの末端にコネクタが設けられると共に当該コネクタに接続される相手側コネクタが前記フロアワイヤハーネスに設けられ、
前記スライドシートの下部に回動可能に基端部を取り付けられて前方に向けて延在し、先端部に前記コネクタを保持しており、前記スライドシートの前端側が前記フロアから浮くように当該フロア上で当該スライドシートが傾けられた状態で回動し、それにより、先端部を当該フロア上に載置させるブラケットを備え、
前記相手側コネクタが、前記フロア上に載置された前記ブラケットの先端部に保持されている前記コネクタに対向するように当該ブラケットの先端部の前方位置に配置されていることを特徴とするワイヤハーネスの接続構造。
(2)前記スライドシートが傾けられた状態から戻されるのに伴って、当該スライドシートに対して前記ブラケットが相対的に回動し、それにより、当該ブラケットの先端部が前記フロア上を前方へ摺動し、
前記相手側コネクタが、前記スライドシートが傾けられた状態において前記フロア上に載置された前記ブラケットの先端部から当該ブラケットの先端部の摺動距離以内の前方位置にて当該フロアに固定されており、
前記ブラケットが、前記スライドシートが傾けられた状態から戻されるのに伴って、先端部に保持した前記コネクタを前記相手側コネクタに接続することを特徴とする上記(1)に記載のワイヤハーネスの接続構造。
(3)前記ブラケットが可撓とされていることを特徴とする上記(2)に記載のワイヤハーネスの接続構造。
(4)車両のフロアに前後移動可能に組付けられるスライドシートから伸びたシートワイヤハーネスを当該フロアに配索されたフロアワイヤハーネスに接続するワイヤハーネスの接続構造であって、
前記シートワイヤハーネスの末端にコネクタが設けられると共に当該コネクタに接続される相手側コネクタが前記フロアワイヤハーネスに設けられ、
前記スライドシートの下部に基端部を固定され、前記スライドシートの前端側が前記フロアから浮くように当該フロア上で当該スライドシートが傾けられた状態で先端部に向かうに従って当該スライドシートの下部から次第に離れるように前方に向けて延在し、当該先端部を当該フロア上に載置させ且つ当該先端部に前記コネクタを保持した可撓性のブラケットを備え、
前記相手側コネクタが、前記フロア上に載置された前記ブラケットの先端部に保持されている前記コネクタに対向するように当該ブラケットの先端部の前方位置に配置されていることを特徴とするワイヤハーネスの接続構造。
(5)前記スライドシートが傾けられた状態から戻されるのに伴って前記ブラケットの先端部が前記フロア上を前方へ摺動し、
前記相手側コネクタが、前記スライドシートが傾けられた状態において前記フロア上に載置された前記ブラケットの先端部から当該ブラケットの先端部の摺動距離以内の前方位置にて当該フロアに固定されており、
前記ブラケットが、前記スライドシートが傾けられた状態から戻されるのに伴って、先端部に保持した前記コネクタを前記相手側コネクタに接続することを特徴とする上記(4)に記載のワイヤハーネスの接続構造。
(6)前記ブラケットが、下方に向けて突出した突起を先端部に有していることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載のワイヤハーネス接続構造。
上記(1)又は(4)記載のワイヤハーネスの接続構造によれば、スライドシートから伸びたシートワイヤハーネスをフロアに配索されたフロアワイヤハーネスに接続する構成であって、予めシート毎に、シートワイヤハーネスをシートの移動量に応じたハーネス長に調節しておくことができ、汎用性の向上が図れる。そして、シートワイヤハーネスのコネクタは、シート下にあって前に伸びるブラケットの先端部に保持され、スライドシートの前端側がフロアから浮くようにスライドシートが傾けられた状態ではフロア上に配置されており、かかる状態で、フロアワイヤハーネスの相手側コネクタは、シートワイヤハーネスのコネクタの前方にあって対向配置されており、さらに、スライドシートが傾けられてスライドシートの前端側がフロアから浮いていることでシート下の前側には作業スペースが十分に確保されているので、シートワイヤハーネスのコネクタとフロアワイヤハーネスの相手側コネクタとの接続の作業性の向上を図れる。
上記(2)記載のワイヤハーネスの接続構造によれば、スライドシートの前端側が浮くようなスライドシートの傾動の支点は即ちフロアに接地しているスライドシートの後端にあり、そして、ブラケットの回動軸はスライドシートの後端から離れたスライドシートの下部にある。そうすると、スライドシートが傾けられた状態から戻されるのに伴ってブラケットの回動軸は前方に移動され、それと共に、ブラケットの先端部は、スライドシートに対するブラケットの相対的な回動を伴ってフロア上を前方へ摺動することとなる。そして、フロアワイヤハーネスの相手側コネクタは、スライドシートが傾けられた状態においてフロア上に載置されたブラケットの先端部からブラケットの先端部の摺動距離以内の前方位置にてフロアに固定されている。これにより、スライドシートが傾けられた状態から戻されることに伴うブラケットの先端部の前方への移動によって、ブラケットの先端部に保持されたコネクタを相手側コネクタに自動的に接続することができ、シートワイヤハーネスのコネクタとフロアワイヤハーネスの相手側コネクタとの接続の作業性のさらなる向上を図れる。
同様に上記(5)記載のワイヤハーネスの接続構造によれば、スライドシートの前端側が浮くようなスライドシートの傾動の支点は即ちフロアに接地しているスライドシートの後端にあり、そして、ブラケットの基端部はスライドシートの後端から離れたスライドシートの下部に固定されている。そうすると、スライドシートが傾けられた状態から戻されるのに伴ってブラケットの基端部は前方に移動され、それと共に、ブラケットの先端部は、ブラケットの撓みを伴ってフロア上を前方へ摺動することとなる。そして、フロアワイヤハーネスの相手側コネクタは、スライドシートが傾けられた状態においてフロア上に載置されたブラケットの先端部からブラケットの先端部の摺動距離以内の前方位置にてフロアに固定されている。これにより、スライドシートが傾けられた状態から戻されることに伴うブラケットの先端部の前方への移動によって、ブラケットの先端部に保持されたコネクタを相手側コネクタに自動的に接続することができ、シートワイヤハーネスのコネクタとフロアワイヤハーネスの相手側コネクタとの接続の作業性のさらなる向上を図れる。
上記(3)記載のワイヤハーネスの接続構造によれば、スライドシートが傾けられた状態から戻されることに伴うブラケットの先端部の前方への移動によるシートワイヤハーネスのコネクタとフロアワイヤハーネスの相手側コネクタとの接続において、スライドシートのフロアへの組付け誤差を、ブラケットの撓みにより吸収することができる。これにより、シートワイヤハーネスのコネクタとフロアワイヤハーネスの相手側コネクタとの接続の信頼性の向上を図れる。尚、ブラケットは、シートワイヤハーネスのコネクタとフロアワイヤハーネスの相手側コネクタとの接続時の摩擦力に抗することができる程度には剛性を有していることは言うまでもない。
上記(6)記載のワイヤハーネスの接続構造によれば、ブラケットの先端部には下方に向けて突出する突起が設けられており、ブラケットが回動して先端部をフロア上に載置し、あるいは先端部においてフロア上を摺動する際に、この突起がフロアに当接し、あるいはフロア上を摺動して、先端部に保持されたコネクタがフロアに接触することが防止される。これにより、シートワイヤハーネスのコネクタが破損することを防止することができ、シートワイヤハーネスのコネクタとフロアワイヤハーネスの相手側コネクタとの接続の信頼性のさらなる向上を図れる。
本発明によれば、接続の作業性、汎用性に優れ、そして信頼性も確保したワイヤハーネスの接続構造を提供することができる。
以下、図を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明のワイヤハーネスの接続構造の第1実施形態であって、ワイヤハーネスの接続構造が適用されたスライドシートの斜視図、図2は図1におけるスライドシートの要部拡大斜視図、図3はフロアに載置された状態のスライドシートの側面図、図4は傾倒された状態のスライドシートの側面図、図5は図4におけるスライドシートの要部拡大側面図、図6はフロアに組付けられた状態のスライドシートの側面図であって、スライドシートが最も後退した位置にあるときの側面図、図7はフロアに組付けられた状態のスライドシートの側面図であって、スライドシートが最も前進した位置にあるときの側面図である。
図1及び図2に示すように、第1実施形態のワイヤハーネスの接続構造は、車両のフロアに前後移動可能に組付けられるスライドシート1から伸びたシートワイヤハーネス80をフロアに配索されたフロアワイヤハーネス90に接続するものであって、シートワイヤハーネス80の末端にはシートコネクタ81が設けられ、フロアワイヤハーネス90にはシートコネクタ81が接続されるフロアコネクタ91が設けられており、そして、シートコネクタ81を保持してスライドシート1の下部に取り付けられたブラケット11を備えている。
スライドシート1は、互いに平行とされた一対のレール71と、各レール71に移動可能に係合するスライダを底面に有してレール71上に配置されたシート本体72とを含んでいる。各レール71の両端には脚部74がそれぞれ設けられており、これらの脚部74は、各レール71の底面及びシート本体72の底面とフロアとの間に空間を形成するように、適宜な長さをもって下方に伸びている。スライドシート1は、一対のレール71の長手方向を車両の前後方向に一致させて配置され、各脚部74をフロアに締結されてフロアに組付けられ、それにより、一対のレール71はフロアに固定され、固定された一対のレール71上をシート本体72が移動する構成とされている。
ブラケット11は、一方のレール71の底面に取り付けられて、レール71とフロアとの間に格納されている。ブラケット11は、その基端部にレール71への取付けのための取付部13が設けられ、そして、その先端部にシートコネクタ81を保持するためのコネクタ保持部15が設けられている。
ブラケット11の取付部13は、締結あるいは溶接などの適宜の手段でレール71の後端寄りの部分に取り付けられている。そして、ブラケット11は、レール71に沿って伸び、コネクタ保持部15をレール71の前端寄りに配置している。取付部13からコネクタ保持部15に連なるブラケット11の中間部分は帯板状に成形されて適度に弾性変形可能とされており、コネクタ保持部15に向かうに従って次第にレール71の底面から離反するように傾斜している。
また、ブラケット11には、取付部13に隣接してヒンジ部14が設けられている。ヒンジ部14は、他より薄肉に形成されて弾性変形可能とされており、ブラケット11のヒンジ部14よりも先端側の部分は、このヒンジ部14を軸として回動可能とされている。
ブラケット11の中間部分には、レール71の両側面に接触する一対のガイド片16が立設されている。ブラケット11は、例えば一対のガイド片16でレール71を挟持するなどして、フロアへのスライドシート1の組付け前に、ヒンジ部14より先端側の部分が回動して下方に垂れ下がることがないよう構成されている。尚、ブラケット11の一方のガイド片16の内側面には、レール71の底面に当接するリブ17が突設されている。このリブ17は、ブラケット11のヒンジ部14の先端側の回動により、コネクタ保持部15に保持されたシートコネクタ81がレール71の底面に接触することを防止するためのものである。
シートワイヤハーネス80は、シート本体72内に装備された不図示の電動補機から伸び、クランプ部材12によってシート本体72内の後端側の所定位置に一部分を留められ、そして、ブラケット11とレール71との間に進入し、ブラケット11の一対のガイド片16の間を通るよう配索され、そして、その末端に設けられたシートコネクタ81をブラケット11のコネクタ保持部15に保持されている。シートワイヤハーネス80は結束バンドを用いてブラケット11に固定され、一方のガイド片16に結束バンドを挿通させるための挿通孔18が設けられている。尚、上記の結束バンドとブラケット11とを例えば合成樹脂で一体成形するようにしてもよい。
クランプ部材12は、シート本体72に固定されるクランプ本体21と、このクランプ本体21に回動可能に支持される軸部を有するプロテクタ22とを含んでいる。プロテクタ22は、内部にシートワイヤハーネス80を挿通させている。そして、シートワイヤハーネス80をブラケット11へ導出するプロテクタ22の導出部は、クランプ本体21に支持された軸部に直交するように延在しており、よって、シートワイヤハーネス80のブラケット11への導出方向はプロテクタ22の軸部を中心に回転可能となっている。
スライドシート1のフロアへの組み付けに際し、図3に示すように、スライドシート1はフロアの所定の位置に載置される。取付部13からコネクタ保持部15に連なるブラケット11の中間部分は、上記の通り、コネクタ保持部15に向かうに従って次第にレール71の底面から離反するように傾斜しており、よって、コネクタ保持部15及びこれに保持されたシートコネクタ81はフロア沿いに配置されている。そして、フロアコネクタ91は、シートコネクタ81の前方位置にあって、当該シートコネクタ81と適宜な距離L1をおいて対向配置されている。
次いで、スライドシート1は、各レール71の後端側の脚部74をフロアにそれぞれ仮留めされ、図4に示すように、前端側がフロアから浮くように、仮留めされた各レール71の後端側の脚部74(即ち、フロアに接地しているスライドシート1の後端)を支点に傾倒される。その際、例えば一対のガイド片16によるレール71の挟持が解除されるなどして、ブラケット11のヒンジ部14より先端側の部分の回動規制が解除され、当該先端側の部分は回動して下方に垂れ下がる。尚、図5に示すように、ブラケット11のコネクタ保持部15の突端には、下方に向けて突出した突起19が設けられている。ブラケット11のヒンジ部14より先端側の部分が回動して下方に垂れ下がった際には、突起19がフロアに当接し、コネクタ保持部15に保持されたシートコネクタ81がフロアに接触することがないよう構成されている。
再び図4を参照して、スライドシート1が上記のように傾倒された状態にあっても、ブラケット11のヒンジ部14より先端側の部分が回動して下方に垂れ下がることにより、ブラケット11のコネクタ保持部15及びこれに保持されたシートコネクタ81はフロア沿いに配置され、フロアコネクタ91に対向する。ここで、シートコネクタ81とフロアコネクタ91との離間距離L2は、ブラケット11のヒンジ部14がスライドシート1の傾動軸から前方に離れた位置にあってスライドシート1の傾動に伴い後方に移動するため、距離L1に比べて大きいものとなるが、その差は僅かである。このように、スライドシート1の傾倒前後で、シートコネクタ81はフロアコネクタ91から大きく離れることはない。
そして、スライドシート1が上記のように傾倒された状態で、スライドシート1の前端側とフロアとの間には十分な作業スペースが確保されており、そして、シートコネクタ81及びフロアコネクタ91は、この作業スペースに配置されている。シートコネクタ81とフロアコネクタ91との接続にあたり、フロアワイヤハーネス90が僅かに引き出され、それにより、シートコネクタ81とフロアコネクタ91とが接続される。
シートコネクタ81とフロアコネクタ91との接続が済んだ後、スライドシート1は傾倒された状態から元に(水平に)戻され、各レール71の両端の脚部74がフロアに締結される。これにより、スライドシート1のフロアへの組付けが完了する。尚、ブラケット11の一対のガイド片16の先端部の対向間隔は、先端に向かうに従って拡大されており、スライドシート1が傾倒された状態から元に戻される際にレール71が一対のガイド片16の間に案内され、相対的にブラケット11の位置決めがなされる。
次に、図6及び図7を参照して、スライドシート1のシート本体72の前後移動に伴うシートワイヤハーネス80の動作を説明する。本実施形態のワイヤハーネスの接続構造では、スライドシート1から伸びるシートワイヤハーネス80に十分な長さを設定して、シート本体72の前後移動に追従するようになっている。ここに、図6には、シート本体72が最も後退した位置ある状態が示されており、図7には、シート本体72が最も前進した位置にある状態が示されている。
図6に示すシート本体72が最も後退した位置あるとき、クランプ部材12はシートコネクタ81とフロアコネクタ91との接続箇所の後方に位置しており、プロテクタ22の導出部はシートコネクタ81とフロアコネクタ91との接続箇所を向いている。そして、図7に示すシート本体72が最も前進した位置あるとき、クランプ部材12はシートコネクタ81とフロアコネクタ91との接続箇所の直上に位置しており、プロテクタ22の導出部は後方を向き、シートワイヤハーネス80を略U字状に湾曲させている。本実施形態のワイヤハーネスの接続構造では、このようにシート本体72の前後移動に対応してシートワイヤハーネス80を湾曲させてシート本体72の前後移動に追従するようになっている。ここで、シート本体72が最も後退した位置あって、クランプ部材12がシートコネクタ81とフロアコネクタ91との接続箇所から最もはなれた位置にあるときに、プロテクタ22の導出部がシートコネクタ81とフロアコネクタ91との接続箇所を向くことで、シート本体72の前後移動に追従するに必要となるシートワイヤハーネス80のハーネス長を短縮することができる。
図5に示すように、ブラケット11は、シート72が車体側に搭載される前に工程内で待機している間や、シート72が車体側に組み付けられる際に、レール71の下方に向けて垂れ下がっていたとしても、本体13の前端部にある下方当接突起19が下側にある障害物5に当接することで、シート側コネクタ81がその障害物に直接衝突しないようにすることができる。
以上説明したように、本実施形態のワイヤハーネスの接続構造によれば、スライドシート1から伸びたシートワイヤハーネス80をフロアに配索されたフロアワイヤハーネス90に接続する構成であって、予めシート1毎に、シートワイヤハーネス80をシートの移動量に応じたハーネス長に調節しておくことができ、汎用性の向上が図れる。
そして、シートワイヤハーネス80のコネクタ81は、シート下にあって前に伸びるブラケット11の先端部に保持され、スライドシート1の前端側がフロアから浮くようにスライドシート1が傾けられた状態ではフロア上に配置されており、かかる状態で、フロアワイヤハーネス90の相手側コネクタ91は、シートワイヤハーネス80のコネクタ81の前方にあって対向配置されており、さらに、スライドシート1が傾けられてスライドシート1の前端側がフロアから浮いていることでシート下の前側には作業スペースが十分に確保されているので、シートワイヤハーネス80のコネクタ81とフロアワイヤハーネス90の相手側コネクタ91との接続の作業性の向上を図れる。
また、本実施形態のワイヤハーネスの接続構造によれば、ブラケット11の先端部には下方に向けて突出する突起19が設けられており、ブラケット11が回動して先端部をフロア上に載置し、あるいは先端部においてフロア上を摺動する際に、この突起19がフロアに当接し、あるいはフロア上を摺接して、先端部に保持されたコネクタ81がフロアに接触することが防止される。これにより、シートワイヤハーネス80のコネクタ81が破損することを防止することができ、シートワイヤハーネス80のコネクタ81とフロアワイヤハーネス90の相手側コネクタ91との接続の信頼性のさらなる向上を図れる。
(第2実施形態)
図8は本発明のワイヤハーネスの接続構造の第2実施形態であって、ワイヤハーネスの接続構造が適用されたスライドシートの側面図、図9は傾倒された状態のスライドシートの側面図、図10は傾倒から元に戻された状態のスライドシートの側面図である。
尚、第2実施形態のワイヤハーネスの接続構造は、シートワイヤハーネスのコネクタとフロアワイヤハーネスの相手側コネクタとの接続の点で、上述した第1実施形態のワイヤハーネスの接続構造と異なり、上述した第1実施形態のワイヤハーネスの接続構造と同様な構成・作用を有する部材等については図中に同一符号を付することにより説明を簡略化する。
図8に示すように、第2実施形態のワイヤハーネスの接続構造は、車両のフロアに前後移動可能に組付けられるスライドシート1から伸びたシートワイヤハーネス80をフロアに配索されたフロアワイヤハーネス90に接続するものであって、シートワイヤハーネス80の末端にはシートコネクタ81が設けられ、フロアワイヤハーネス90にはシートコネクタ81が接続されるフロアコネクタ91が設けられており、そして、シートコネクタ81を保持してスライドシート1の下部に取り付けられたブラケット11を備えている。
スライドシート1のフロアへの組み付けに際し、図8に示すように、スライドシート1はフロアの所定の位置に載置される。フロアコネクタ91はフロアに固定されており、ブラケット11のコネクタ保持部15及びこれに保持されたシートコネクタ81は、フロアコネクタ91の後端部の上に僅かに重なるように配置されている。
次いで、スライドシート1は、各レール71の後端側の脚部74をフロアにそれぞれ仮留めされ、図9に示すように、前端側がフロアから浮くように、仮留めされた各レール71の後端側の脚部74を支点に傾倒される。その際、ブラケット11のヒンジ部14より先端側の部分は回動して下方に垂れ下がる。ここで、ブラケット11のヒンジ部14がスライドシート1の傾動軸から前方に離れた位置にあってスライドシート1の傾動に伴い後方に移動するため、ブラケット11のコネクタ保持部15及びこれに保持されたシートコネクタ81も共に後方に移動し、フロアコネクタ91上からフロア上に配置され、フロアコネクタ91と僅かな隙間をおいて対向する。
そして、スライドシート1が傾倒された状態から元に戻されるに伴い、ブラケット11のコネクタ保持部15は、上記のスライドシート1の傾動時とは逆に、前方に向けフロア上を摺動することとなる。尚、コネクタ保持部15は突端に設けられた突起19においてフロア上を摺動する。ここで、ブラケット11のコネクタ保持部15の摺動距離は、上述した第1実施形態のワイヤハーネスの接続構造における距離L2と距離L1との差となる。そして、スライドシート1が傾倒された状態でのシートコネクタ81とフロアコネクタ91との離間距離は、コネクタ保持部15の摺動距離以内になるよう設定されている。よって、図10に示すように、スライドシート1が傾倒された状態から戻されることに伴うブラケット11のコネクタ保持部15の前方への移動によって、ブラケット11のコネクタ保持部15に保持されたシートコネクタ81はフロアコネクタ91に自動的に接続される。
尚、コネクタ保持部15の摺動距離に対してシートコネクタ81とフロアコネクタ91との離間距離が小さい場合には、取付部13からコネクタ保持部15に連なるブラケット11の中間部分が弾性的に撓み、これを吸収する。
以上説明したように、本実施形態のワイヤハーネスの接続構造によれば、スライドシート1の前端側が浮くようなスライドシート1の傾動の支点は即ちフロアに接地しているスライドシート1の後端にあり、そして、ブラケット11のヒンジ部14はスライドシート1の後端から離れたスライドシート1の下部にある。そうすると、スライドシート1が傾けられた状態から戻されるのに伴ってブラケット11のヒンジ部14は前方に移動され、それと共に、ブラケット11のコネクタ保持部15は、スライドシート1に対するブラケット11の相対的な回動を伴ってフロア上を前方へ摺動することとなる。そして、フロアワイヤハーネス90の相手側コネクタ91は、スライドシート1が傾けられた状態においてフロア上に載置されたブラケット11のコネクタ保持部15からブラケット11のコネクタ保持部15の摺動距離以内の前方位置にてフロアに固定されている。これにより、スライドシート1が傾けられた状態から戻されることに伴うブラケット11のコネクタ保持部15の前方への移動によって、ブラケット11のコネクタ保持部15に保持されたコネクタ81を相手側コネクタ91に自動的に接続することができ、シートワイヤハーネス80のコネクタ81とフロアワイヤハーネス90の相手側コネクタ91との接続の作業性のさらなる向上を図れる。
さらに、本実施形態のワイヤハーネスの接続構造によれば、スライドシート1が傾けられた状態から戻されることに伴うブラケット11のコネクタ保持部15の前方への移動によるシートワイヤハーネス80のコネクタ81とフロアワイヤハーネス90の相手側コネクタ91との接続において、スライドシート1のフロアへの組付け誤差を、ブラケット11の撓みにより吸収することができる。これにより、シートワイヤハーネス80のコネクタ81とフロアワイヤハーネス90の相手側コネクタ91との接続の信頼性の向上を図れる。その他の作用効果は、上述した第1実施形態のワイヤハーネスの接続構造のそれと同様であるので省略する。
(第3実施形態)
図11は本発明のワイヤハーネスの接続構造の第3実施形態であって、フロアに載置された状態のスライドシートの側面図、図12は傾倒された状態のスライドシートの側面図である。尚、上述した第1実施形態又は第2実施形態のワイヤハーネスの接続構造と共通する部材には同一符号を付し、説明を簡略する。
図11に示すように、第3実施形態のワイヤハーネスの接続構造は、車両のフロアに前後移動可能に組付けられるスライドシート1から伸びたシートワイヤハーネス80をフロアに配索されたフロアワイヤハーネス90に接続するものであって、シートワイヤハーネス80の末端にはシートコネクタ81が設けられ、フロアワイヤハーネス90にはシートコネクタ81が接続されるフロアコネクタ91が設けられており、そして、シートコネクタ81を保持してスライドシート1の下部に取り付けられたブラケット11´を備えている。
ブラケット11´は、その基端部13を締結あるいは溶接などの適宜の手段で一方のレール71の後端寄りの部分の底面に固定されている。また、ブラケット11´の先端部には、シートコネクタ81を保持するためのコネクタ保持部15が設けられている。基端部13からコネクタ保持部15に連なるブラケット11´の中間部分は、コネクタ保持部15に向かうに従って次第にレール71の底面から離反するように形成されているが、当該中間部分は帯板状に成形されて弾性変形により可撓とされており、図11においてブラケット11´は、当該中間部分を撓め、一対のガイド片16によりレール71の挟持して、概ねレール71と平行に前方に向けて延在している。この状態でスライドシート1がフロアの所定位置に配置されると、コネクタ保持部15及びこれに保持されたシートコネクタ81はフロア沿いに配置される。そして、フロアコネクタ91は、シートコネクタ81の前方位置にあって、当該シートコネクタ81と適宜な距離L1をおいて対向配置されている。
スライドシート1は、各レール71の後端側の脚部74をフロアにそれぞれ仮留めされ、図12に示すように、前端側がフロアから浮くように、仮留めされた各レール71の後端側の脚部74(即ち、フロアに接地しているスライドシート1の後端)を支点に傾倒される。その際、一対のガイド片16によるレール71の挟持が解除されてブラケット11´の中間部分が撓みから復帰し、ブラケット11´の先端部が降下する。
スライドシート1が上記のように傾倒された状態にあっても、ブラケット11´の中間部分が撓みから復帰して先端部が降下することにより、ブラケット11´のコネクタ保持部15及びこれに保持されたシートコネクタ81はフロア沿いに配置され、フロアコネクタ91に対向する。ここで、シートコネクタ81とフロアコネクタ91との離間距離L2は、ブラケット11´の基端部13がスライドシート1の傾動軸から前方に離れた位置にあってスライドシート1の傾動に伴い後方に移動するため、距離L1に比べて大きいものとなるが、その差は僅かである。このように、スライドシート1の傾倒前後で、シートコネクタ81はフロアコネクタ91から大きく離れることはない。
そして、スライドシート1が上記のように傾倒された状態で、スライドシート1の前端側とフロアとの間には十分な作業スペースが確保されており、そして、シートコネクタ81及びフロアコネクタ91は、この作業スペースに配置されている。シートコネクタ81とフロアコネクタ91との接続にあたり、フロアワイヤハーネス90が僅かに引き出され、それにより、シートコネクタ81とフロアコネクタ91とが接続される。
シートコネクタ81とフロアコネクタ91との接続が済んだ後、スライドシート1は傾倒された状態から元に(水平に)戻され、各レール71の両端の脚部74がフロアに締結される。これにより、スライドシート1のフロアへの組付けが完了する。
以上説明したように、本実施形態のワイヤハーネスの接続構造によれば、スライドシート1から伸びたシートワイヤハーネス80をフロアに配索されたフロアワイヤハーネス90に接続する構成であって、予めシート1毎に、シートワイヤハーネス80をシートの移動量に応じたハーネス長に調節しておくことができ、汎用性の向上が図れる。
そして、シートワイヤハーネス80のコネクタ81は、シート下にあって前に伸びるブラケット11´の先端部に保持され、スライドシート1の前端側がフロアから浮くようにスライドシート1が傾けられた状態ではフロア上に配置されており、かかる状態で、フロアワイヤハーネス90の相手側コネクタ91は、シートワイヤハーネス80のコネクタ81の前方にあって対向配置されており、さらに、スライドシート1が傾けられてスライドシート1の前端側がフロアから浮いていることでシート下の前側には作業スペースが十分に確保されているので、シートワイヤハーネス80のコネクタ81とフロアワイヤハーネス90の相手側コネクタ91との接続の作業性の向上を図れる。
尚、本実施形態のワイヤハーネスの接続構造においても、上述した第2実施形態のワイヤハーネスの接続構造と同様に、スライドシート1が傾倒された状態でのシートコネクタ81とフロアコネクタ91との離間距離を、コネクタ保持部15の摺動距離以内になるよう設定し、スライドシート1が傾倒された状態から戻されることに伴うブラケット11´のコネクタ保持部15の前方への移動によって、ブラケット11´のコネクタ保持部15に保持されたシートコネクタ81がフロアコネクタ91に自動的に接続されるようにしてもよい。これによれば、シートワイヤハーネス80のコネクタ81とフロアワイヤハーネス90の相手側コネクタ91との接続の作業性のさらなる向上を図れる。
尚、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されることはない。
本発明のワイヤハーネスの接続構造の第1実施形態であって、ワイヤハーネスの接続構造が適用されたスライドシートの斜視図である。 図1におけるスライドシートの要部拡大斜視図である。 フロアに載置された状態のスライドシートの側面図である。 傾倒された状態のスライドシートの側面図である。 図4におけるスライドシートの要部拡大側面図である。 フロアに組付けられた状態のスライドシートの側面図であって、スライドシートが最も後退した位置にあるときの側面図である。 フロアに組付けられた状態のスライドシートの側面図であって、スライドシートが最も前進した位置にあるときの側面図である。 本発明のワイヤハーネスの接続構造の第2実施形態であって、ワイヤハーネスの接続構造が適用されたスライドシートの側面図である。 傾倒された状態のスライドシートの側面図である。 傾倒から元に戻された状態のスライドシートの側面図である。 本発明のワイヤハーネスの接続構造の第3実施形態であって、フロアに載置された状態のスライドシートの側面図である。 傾倒された状態のスライドシートの側面図である。 従来のワイヤハーネスの接続構造の概略を示す平面図である。
符号の説明
1 スライドシート
11 ブラケット
13 取付部
14 ヒンジ部
15 コネクタ保持部
19 突起
80 シートワイヤハーネス
81 シートコネクタ
90 フロアワイヤハーネス
91 フロアコネクタ

Claims (6)

  1. 車両のフロアに前後移動可能に組付けられるスライドシートから伸びたシートワイヤハーネスを当該フロアに配索されたフロアワイヤハーネスに接続するワイヤハーネスの接続構造であって、
    前記シートワイヤハーネスの末端にコネクタが設けられると共に当該コネクタに接続される相手側コネクタが前記フロアワイヤハーネスに設けられ、
    前記スライドシートの下部に回動可能に基端部を取り付けられて前方に向けて延在し、先端部に前記コネクタを保持しており、前記スライドシートの前端側が前記フロアから浮くように当該フロア上で当該スライドシートが傾けられた状態で回動し、それにより、先端部を当該フロア上に載置させるブラケットを備え、
    前記相手側コネクタが、前記フロア上に載置された前記ブラケットの先端部に保持されている前記コネクタに対向するように当該ブラケットの先端部の前方位置に配置されていることを特徴とするワイヤハーネスの接続構造。
  2. 前記スライドシートが傾けられた状態から戻されるのに伴って、当該スライドシートに対して前記ブラケットが相対的に回動し、それにより、当該ブラケットの先端部が前記フロア上を前方へ摺動し、
    前記相手側コネクタが、前記スライドシートが傾けられた状態において前記フロア上に載置された前記ブラケットの先端部から当該ブラケットの先端部の摺動距離以内の前方位置にて当該フロアに固定されており、
    前記ブラケットが、前記スライドシートが傾けられた状態から戻されるのに伴って、先端部に保持した前記コネクタを前記相手側コネクタに接続することを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネスの接続構造。
  3. 前記ブラケットが可撓とされていることを特徴とする請求項2に記載のワイヤハーネスの接続構造。
  4. 車両のフロアに前後移動可能に組付けられるスライドシートから伸びたシートワイヤハーネスを当該フロアに配索されたフロアワイヤハーネスに接続するワイヤハーネスの接続構造であって、
    前記シートワイヤハーネスの末端にコネクタが設けられると共に当該コネクタに接続される相手側コネクタが前記フロアワイヤハーネスに設けられ、
    前記スライドシートの下部に基端部を固定されており、前記スライドシートの前端側が前記フロアから浮くように当該フロア上で当該スライドシートが傾けられた状態で先端部に向かうに従って当該スライドシートの下部から次第に離れるように前方に向けて延在し、当該先端部を当該フロア上に載置させ且つ当該先端部に前記コネクタを保持した可撓性のブラケットを備え、
    前記相手側コネクタが、前記フロア上に載置された前記ブラケットの先端部に保持されている前記コネクタに対向するように当該ブラケットの先端部の前方位置に配置されていることを特徴とするワイヤハーネスの接続構造。
  5. 前記スライドシートが傾けられた状態から戻されるのに伴って前記ブラケットの先端部が前記フロア上を前方へ摺動し、
    前記相手側コネクタが、前記スライドシートが傾けられた状態において前記フロア上に載置された前記ブラケットの先端部から当該ブラケットの先端部の摺動距離以内の前方位置にて当該フロアに固定されており、
    前記ブラケットが、前記スライドシートが傾けられた状態から戻されるのに伴って、先端部に保持した前記コネクタを前記相手側コネクタに接続することを特徴とする請求項4に記載のワイヤハーネスの接続構造。
  6. 前記ブラケットが、下方に向けて突出した突起を先端部に有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のワイヤハーネス接続構造。
JP2006130378A 2006-03-17 2006-05-09 ワイヤハーネスの接続構造 Active JP4922658B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006130378A JP4922658B2 (ja) 2006-03-17 2006-05-09 ワイヤハーネスの接続構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006075085 2006-03-17
JP2006075085 2006-03-17
JP2006130378A JP4922658B2 (ja) 2006-03-17 2006-05-09 ワイヤハーネスの接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007276755A JP2007276755A (ja) 2007-10-25
JP4922658B2 true JP4922658B2 (ja) 2012-04-25

Family

ID=38678658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006130378A Active JP4922658B2 (ja) 2006-03-17 2006-05-09 ワイヤハーネスの接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4922658B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5900282B2 (ja) * 2012-10-22 2016-04-06 トヨタ紡織株式会社 車両用シート
CN106740565B (zh) * 2017-02-21 2023-08-29 北京汽车集团越野车有限公司 一种线束收紧机构及车辆

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3085125B2 (ja) * 1995-03-08 2000-09-04 三菱自動車工業株式会社 シートにおける索状体の支持構造
JP3575638B2 (ja) * 1995-06-07 2004-10-13 矢崎総業株式会社 シート用スライドコネクタ
JP4034373B2 (ja) * 1996-10-03 2008-01-16 三菱電線工業株式会社 車両用可動座席の配線構造
DE19702874A1 (de) * 1997-01-27 1998-07-30 Molex Elektronik Gmbh Elektrische Verbindungseinrichtung sowie Verfahren zur Montage einer Komponente eines Kraftfahrzeugs
JPH11198743A (ja) * 1998-01-14 1999-07-27 Sumitomo Wiring Syst Ltd 自動車用シートの電気コード配線構造
JPH11208384A (ja) * 1998-01-20 1999-08-03 Yazaki Corp ルーフユニット取付構造
JP3619083B2 (ja) * 1999-10-21 2005-02-09 株式会社オートネットワーク技術研究所 シートとボディとの電気的接続構造および同方法
JP3684955B2 (ja) * 1999-11-24 2005-08-17 住友電装株式会社 自動車用のシートハーネスの配索構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007276755A (ja) 2007-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4186231B2 (ja) サイドアンダースポイラー
JP6196184B2 (ja) 乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造
JP4414875B2 (ja) 常時給電装置
CN101893023B (zh) 卡夹
JP4725203B2 (ja) サンルーフ装置
JP4922658B2 (ja) ワイヤハーネスの接続構造
JP6891608B2 (ja) サンシェード装置
JP2006329378A (ja) ブレードテンショナ
JP4827594B2 (ja) ワイヤハーネス配索構造
JP5456439B2 (ja) サンルーフ装置及び遮蔽体
JP4392285B2 (ja) ハーネス固定具とそれを用いたハーネス支持構造
JP7195589B2 (ja) 固定具
JP2004359072A (ja) 車両のシートスライド装置
JP5052032B2 (ja) ワイヤハーネスの配索構造
JP2008279864A (ja) サンルーフ用デフレクタ装置
JP2007261422A (ja) ワイヤハーネスの接続構造
JP4686357B2 (ja) フローティングコネクタ用シェル
JP2007276592A (ja) ワイヤハーネスの配索構造
JP3941643B2 (ja) コネクタ
JP2007215322A (ja) ワイヤハーネスの配索構造
JP2010020928A (ja) Fpcコネクタ
JP6584379B2 (ja) 車載用給電装置
JP4294416B2 (ja) バンパ取付構造
JP2008030654A (ja) ヘッドレスト用配線構造
JP5125431B2 (ja) 端子金具

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071129

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4922658

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250