JP6196184B2 - 乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造 - Google Patents

乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造 Download PDF

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Description

本発明は、乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造に関し、詳しくは、シートバックに組み付けられているホルダのサポート孔にサポートを挿し込み、この挿し込んだサポートのステー孔にヘッドレストのステーを挿し込んでヘッドレストをシートバックに組み付ける乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造に関する。
従来、乗物用シートのヘッドレストは、シートバックに組み付けられているホルダのサポート孔にサポートを挿し込み、この挿し込んだサポートのステー孔にヘッドレストのステーを挿し込んでシートバックに組み付けられている。ここで、下記特許文献1には、外面には、ホルダの内面に圧接可能な複数の突起が形成されているサポートが開示されている。これにより、ホルダのサポート孔にサポートを挿し込んだときのホルダとサポートとの間に生じるガタつきを防止できる。
特開2006−198226号公報
しかしながら、上述した従来技術では、ホルダの内面に対して、単に、複数の突起による強干渉によってガタつきを防止している。そのため、ホルダのサポート孔にサポートを挿し込むときの挿込荷重が大きくなってしまう。したがって、この挿し込みの作業性が悪いという問題が発生していた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、ホルダとサポートとの間に生じるガタつきを防止できても、ホルダのサポート孔にサポートを挿し込むときの挿込荷重を抑えることができる乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、シートバックに組み付けられているホルダのサポート孔にサポートを挿し込み、この挿し込んだサポートのステー孔にヘッドレストのステーを挿し込んでヘッドレストをシートバックに組み付ける乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造であって、サポートの外壁には、この外壁の一部が略コ字状に切り欠かれて成る隙詰部が外壁から突出するように形成されており、隙詰部には、ホルダのサポート孔にサポートを挿し込むと、ホルダのサポート孔の内面に干渉可能な突部が形成されており、隙詰部は、ホルダのサポート孔の内面に突部が干渉可能な進出位置と、この進出位置からステー孔の内側に向けて退行した退行位置との間を移動可能に設けられており、ホルダのサポート孔にサポートを挿し込むと、このサポート孔の内面からの反力によって隙詰部が進出位置から退行位置に向けて移動し、その後、サポートのステー孔にヘッドレストのステーを挿し込むと、この挿し込んだステーの外面が隙詰部を押し込むことで突部がホルダのサポート孔の内面によって潰されながら進出位置に向けて移動し、このヘッドレストのステーが挿し込まれた状態において、ステーを境とする隙詰部の対向側では、ホルダのサポート孔の内面とサポートの外面とが面接触している


この構成によれば、隙詰部が進出位置から退行位置に向けて撓んでいくと、サポートの外面とサポート孔の内面(ホルダの内面)との間には隙間が形成される。そのため、このサポートの外面とホルダの内面とが強干渉となることがない。したがって、ホルダのサポート孔にサポートを挿し込むときの挿込荷重を抑えることができる。その後、隙詰部が潰されながら進出位置に向けて移動していくと、この移動した隙詰部がホルダのサポート孔の内面を押し付ける。そのため、上述した隙間が形成されていても、この隙間によるガタつきを防止できる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造であって、隙詰部は、進出位置から退行位置に向けて移動していくと、弾性変形の復元力によって進出位置に向けて戻るようにステーに対して一体的に形成されていることを特徴とする。この構成によれば、サポートのステー孔にヘッドレストのステーを挿し込む作業を行っても、この挿し込んだステーの先端が退行位置にある隙詰部に引っ掛かり難くできる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1〜2のいずれかに記載の乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造であって、隙詰部は、高さ位置が異なる位置となるように、複数設けられていることを特徴とする。この構成によれば、ホルダに対するサポートの安定感を増すことができる。したがって、ヘッドレストの組み付けの精度を高めることができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造であって、隙詰部は、平面視において、対向する位置となるように複数設けられていることを特徴とする。この構成によれば、ホルダに対するサポートの安定感をより増すことができる。したがって、ヘッドレストの組み付けの精度をより高めることができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造であって、隙詰部は、着座者の頭部からの荷重がヘッドレストに作用したときでも、ヘッドレストの後傾動作が抑えられるような位置に2個形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ヘッドレストの組み付け状態において、サポートの基端側において、サポートの後側の外面とサポート孔の内面(ホルダの後側の内面)との間は隙間を有することなく接触した状態となっている。これと同様に、サポートの先端側において、サポートの前側の外面とサポート孔の内面(ホルダの前側の内面)との間は隙間を有することなく接触した状態となっている。そのため、例えば、乗物に生じた後突によって、着座者の頭部からヘッドレストに大荷重が作用した場合でも、これらの2箇所の接触箇所により、ホルダに対してサポートが後傾動作し難くなる。したがって、着座者の頭部の支持性能を向上させることができる。
本発明の実施例に係る車両用シートの骨格を示す斜視図である。 図1のヘッドレストの組み付けを示す分解図である。 図2のサポートの拡大図である。 図3を背面側から見た斜視図である。 図2のヘッドレストの組み付けを示す縦断面図であり、サポートをホルダのサポート孔に挿し込む前の状態を示している。 図5の次の手順を説明する図である。 図6の次の手順を説明する図である。 図7の次の手順を説明する図である。 図8の次の手順を説明する図である。 図9の次の手順を説明する図である。 図10の次の手順を説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜11を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、『乗物用シート』の例として自動車等(図示しない)の『車両用シート1』を説明することとする。また、『隙詰部』の例として『弾性片36』を説明することとする。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、車両用シート1を自動車等に組み付けた状態を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
まず、図1〜5を参照して、本発明の実施例に係る車両用シート1の概略構成を説明する。なお、図1〜2では、この車両用シート1の内部の骨格の構造を見易くするために、パッドやカバーの図示を省略している。この車両用シート1は、例えば、自動車の運転席であり、主として、シートクッション(図示しない)と、シートバック3と、ヘッドレスト4とから構成されている(図1〜2参照)。
このシートバック3について詳述する。なお、シートクッションは、公知のものでよいため、その詳細な説明は省略することとする。また、ヘッドレスト4も、左右に対を成すステー40、40と、このステー40、40に固着されたクッション体から成るヘッドレスト本体42とから成る公知のものでよいため、その詳細な説明は省略することとする。
このシートバック3は、バックフレーム10と、このバックフレーム10を包み込むバックパッド(図示しない)と、このバックパッドの表面をカバーリングするバックカバー(図示しない)とから構成されている。このバックフレーム10は、左のサイドフレーム12と、右のサイドフレーム14と、アッパフレーム16と、ロアパネル18とから略矩形枠状に形成されている。
このアッパフレーム16は、その側面視が略コ字状に形成されている(図5参照)。そして、このアッパフレーム16には、その上下の両自由片16a、16cに形成された貫通孔16b、16dをそれぞれ貫通する格好を成すようにホルダ20左右に対を成すように組み付けられている。このホルダ20は、後述するサポート30を挿し込み可能なサポート孔22を有するように金属性の部材から四角筒状に形成されている。
このホルダ20の左右の壁には、後述するサポート30の係合爪34、34を係合可能な係合孔(図示しない)がそれぞれ形成されている。なお、このホルダ20の組み付けは、図5に示すように、溶接によって行われている。この図5において、黒塗りしたY、Rが溶接箇所を示している。また、この図5において、Y1、R1は、この溶接によって溶け落ちたホルダ20の盛り上がり部位を成す溶接部Y1、R1となっている。
ここで、図3〜4を参照して、上述したサポート30について詳述すると、このサポート30は、上述したヘッドレスト4のステー40を挿し込み可能なステー孔32を有するように剛性を有する合成樹脂から略四角筒状に一体的に形成されている。このサポート30の左右の壁30a、30bには、上述したホルダ20の係合孔に係合可能な係合爪34がそれぞれ形成されている。
また、このサポート30の前後の壁30c、30dには、上述したホルダ20のサポート孔22の内面(ホルダ20の前後の壁20c、20dの各内面)に干渉可能な突部36aを有する弾性片36がそれぞれ形成されている。この両弾性片36、36のうち、前壁30cの弾性片36は、サポート30の基端寄りの高さ位置(高い位置)に形成されている(図3参照)。一方、この後壁30dの弾性片36は、サポート30の先端寄りの高さ位置(低い位置)に形成されている(図4参照)。
このように形成されていると、これら2つの弾性片36、36は、その高さ位置が異なるように配置されることとなる。この記載が、特許請求の範囲に記載の「隙詰部は、高さ位置が異なる位置となるように、複数設けられている」に相当する。また、このように形成されていると、これら2つの弾性片36、36は、その平面視において、対向する位置(前と後)に配置されることとなる。この記載が、特許請求の範囲に記載の「隙詰部は、平面視において、対向する位置となるように複数設けられている」に相当する。
また、この記載が、特許請求の範囲に記載の「隙詰部は、着座者の頭部からの荷重がヘッドレストに作用したときでも、ヘッドレストの後傾動作が抑えられるような位置に2個形成されている」に相当する。なお、この両弾性片36、36のうち、前壁30cの弾性片36は、サポート30の前壁30cから進出する突部36aを有しており、その突部36aがホルダ20のサポート孔22の内面(ホルダ20の前壁20cの内面)に干渉可能な進出位置と、この進出位置からサポート30のステー孔32の内側に向けて退行した退行位置との間を移動可能に形成されている。
このことは、後壁30dの弾性片36も同様となっている。なお、この両弾性片36、36は、サポート30の前後の壁30c、30dを略コ字状に切り欠く格好でサポート30に対して一体的に形成されている。そのため、この両弾性片36、36には、弾性片36自身が進出位置から退行位置に移動していくと、この進出位置に戻ろうとする撓みの復元力が作用している。シートバック3は、このように構成されている。
次に、図2、5〜11を参照して、上述したシートバック3にヘッドレスト4を組み付ける作業を説明する。なお、この説明にあたって、この組み付けは左右に対称であるため、その一方側を説明することで、他方側の説明を省略することとする。
まず、図2、5に示す状態から、ホルダ20のサポート孔22にサポート30を挿し込む作業を行う(図6参照)。すると、サポート30の後壁30dの弾性片36の突部36aがサポート孔22の内面(ホルダ20の後壁20dの内面)に押し当てられる。そのため、この内面からの反力によって弾性片36が進出位置から退行位置に向けて撓んでいく。このとき、図6からも明らかなように、挿し込むサポート30の後壁30dの外面とサポート孔22の内面(ホルダ20の後壁20dの内面)との間には隙間S1が形成されている。
そのため、この挿し込むサポート30の先端側において、このサポート30の後壁30dの外面とホルダ20の後壁20dの内面とが強干渉となることがないため、この挿込荷重を抑えることができる。また、このように隙間S1が形成されていると、上述したように溶接部Y1、R1が形成されていても、この溶接部Y1、R1とサポート30の後壁30dとが干渉することを防止できる。
次に、この図6に示す状態から、さらに、ホルダ20のサポート孔22にサポート30を挿し込む作業を行う(図7参照)。すると、サポート30の前壁30cの弾性片36の突部36aがサポート孔22の内面(ホルダ20の前壁20cの内面)に押し当てられる。そのため、この内面からの反力によって弾性片36が進出位置から退行位置に向けて撓んでいく。
このとき、図7からも明らかなように、挿し込むサポート30の前壁30cの外面とサポート孔22の内面(ホルダ20の前壁20cの内面)との間には隙間S2が形成されている。そのため、この挿し込むサポート30の基端側において、このサポート30の前壁20cの外面とホルダ20の前壁20cの内面とが強干渉となることがないため、この挿込荷重を抑えることができる。
次に、この図7に示す状態から、さらに、ホルダ20のサポート孔22にサポート30を挿し込む作業を行う(図8参照)。すると、サポート30の両係合爪34、34がホルダ20の係合孔に係合する(図8において、図示しない)。これにより、ホルダ20に対するサポート30の組み付けが完了する。
次に、この図8に示す状態から、サポート30のステー孔32にヘッドレスト4のステー40を挿し込む作業を行う(図9参照)。すると、挿し込んだステー40の外面が退行位置にあるサポート30の前壁30cの弾性片36を押し込んでいく。このステー40を挿し込む作業を行うとき、図9からも明らかなように、ステー40の先端はテーパ形状となっている。したがって、この挿し込んだステー40の先端が退行位置にある弾性片36に引っ掛かることを防止できる。
なお、押し込まれた前壁30cの弾性片36は、その突部36aがステー孔32の内面(ホルダ20の前壁20cの内面)によって潰されながら進出位置に向けて移動していく。したがって、この押し込まれた弾性片36がホルダ20のサポート孔22の内面(ホルダ20の前壁20cの内面)を押し付けるため、上述したように、サポート30の前壁30cの外面とサポート孔22の内面(ホルダ20の前壁20cの内面)との間には隙間S2が形成されていても、ホルダ20とサポート30との間に生じるガタつきを防止できる。
次に、この図9に示す状態から、さらに、サポート30のステー孔32にヘッドレスト4のステー40を挿し込む作業を行う(図10参照)。すると、挿し込んだステー40の外面が退行位置にあるサポート30の後壁30dの弾性片36を押し込んでいく。このステー40を挿し込む作業を行うときも、図10からも明らかなように、ステー40の先端はテーパ形状となっている。したがって、この挿し込んだステー40の先端が退行位置にある弾性片36に引っ掛かることを防止できる。
なお、押し込まれた後壁30dの弾性片36は、その突部36aがステー孔32の内面(ホルダ20の後壁20dの内面)によって潰されながら進出位置に向けて移動していく。したがって、この押し込まれた弾性片36がホルダ20のサポート孔22の内面(ホルダ20の後壁20dの内面)を押し付けるため、上述したように、サポート30の後壁30dの外面とサポート孔22の内面(ホルダ20の後壁20dの内面)との間には隙間S1が形成されていても、ホルダ20とサポート30との間に生じるガタつきを防止できる。
最後に、この図10に示す状態から、さらに、サポート30のステー孔32にヘッドレスト4のステー40を挿し込む作業を行う(図11参照)。すると、ステー40の係合爪(図示しない)にサポート30のロック爪(図示しない)が係合する。これにより、サポート30に対するヘッドレスト4のステー40の組み付けが完了する。このようにして、シートバック3に対するヘッドレスト4の組み付けが完了する。なお、このロック爪の係合は、公知のものでよいため、その詳細な説明は省略することとする。
本発明の実施例に係るヘッドレスト4の組み付け構造は、上述したように構成されている。この構成によれば、ホルダ20のサポート孔22にサポート30を挿し込む作業を行うと、サポート30の後壁30dの弾性片36の突部36aがサポート孔22の内面に押し当てられる。そのため、この内面からの反力によって弾性片36が進出位置から退行位置に向けて撓んでいく。このとき、図6からも明らかなように、挿し込むサポート30の後壁30dの外面とサポート孔22の内面(ホルダ20の後壁20dの内面)との間には隙間S1が形成されている。そのため、この挿し込むサポート30の先端側において、このサポート30の後壁30dの外面とホルダ20の後壁20dの内面とが強干渉となることがないため、この挿込荷重を抑えることができる。このことは、挿し込むサポート30の基端側においても同様である。
次に、サポート30のステー孔32にヘッドレスト4のステー40を挿し込む作業を行うと、挿し込んだステー40の外面が退行位置にあるサポート30の前壁30cの弾性片36を押し込んでいく。この押し込まれた前壁30cの弾性片36は、その突部36aがステー孔32の内面によって潰されながら進出位置に向けて移動していく。したがって、この押し込まれた弾性片36がホルダ20のサポート孔22の内面を押し付けるため、サポート30の前壁30cの外面とサポート孔22の内面(ホルダ20の前壁20cの内面)との間には隙間S2が形成されていても、この隙間S2によるガタつきを防止できる。このことは、サポート30の後壁30dの外面とサポート孔22の内面(ホルダ20の後壁20dの内面)との間に形成されている隙間S1においても同様である。
また、この構成によれば、弾性片36は、弾性片36自身が退行位置に向けて撓んでいくと、この撓んだ弾性片36には、進出位置に向けて戻るように撓みの復元力が作用するように形成されている。そのため、サポート30のステー孔32にヘッドレスト4のステー40を挿し込む作業を行っても、この挿し込んだステー40の先端が退行位置にある弾性片36に引っ掛かり難くできる。
また、この構成によれば、両弾性片36、36のうち、前壁30cの弾性片36は、サポート30の基端寄りの高さ位置(高い位置)に形成されている。一方、この後壁30dの弾性片36は、サポート30の先端寄りの高さ位置(低い位置)に形成されている。このように形成されていると、ヘッドレスト4の組み付け状態において、図11からも明らかなように、サポート30の基端側において、サポート30の後壁30dの外面とサポート孔22の内面(ホルダ20の後壁20dの内面)との間は隙間を有することなく接触した状態となっている。これと同様に、サポート30の先端側において、サポート30の前壁30cの外面とサポート孔22の内面(ホルダ20の前壁20cの内面)との間は隙間を有することなく接触した状態となっている。そのため、例えば、自動車に生じた後突によって、着座者の頭部からヘッドレスト4に大荷重が作用した場合でも、これらの2箇所の接触箇所により、ホルダ20に対してサポート30が後傾動作し難くなる。したがって、着座者の頭部の支持性能を向上させることができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、『乗物用シート』の例として『助手席1』を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、『乗物用シート』は、各種の乗物のシート、例えば、『船舶のシート』、『飛行機のシート』、『鉄道車両のシート』等であっても構わない。
また、実施例では、『隙詰部』の例として『弾性片』を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、『隙詰部』は、『押さえ片』であっても構わない。その場合、この押さえ片は、サポート30の軸方向に対して直交する方向を軸とする軸周りにサポート30に対してヒンジ結合されており、ばね等の付勢部材によって進出方向に向けて付勢されていればよい。また、この『押さえ片』に限定されるものでなく、『隙詰部』は、サポート30に対して別部材から成る『隙詰部材』等であっても構わない。
また、実施例では、弾性片36が2個形成されている形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、弾性片36の数は、単数でも複数(3個、4個、・・・)でも構わない。
1 車両用シート(乗物用シート)
3 シートバック
4 ヘッドレスト
20 ホルダ
20c 前壁
20d 後壁
22 サポート孔
30 サポート
32 ステー孔
36 弾性片(隙詰部)
40 ステー

Claims (5)

  1. シートバックに組み付けられているホルダのサポート孔にサポートを挿し込み、この挿し込んだサポートのステー孔にヘッドレストのステーを挿し込んでヘッドレストをシートバックに組み付ける乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造であって、
    サポートの外壁には、
    この外壁の一部が略コ字状に切り欠かれて成る隙詰部が外壁から突出するように形成されており、
    隙詰部には、ホルダのサポート孔にサポートを挿し込むと、ホルダのサポート孔の内面に干渉可能な突部が形成されており、
    隙詰部は、ホルダのサポート孔の内面に突部が干渉可能な進出位置と、この進出位置からステー孔の内側に向けて退行した退行位置との間を移動可能に設けられており、
    ホルダのサポート孔にサポートを挿し込むと、このサポート孔の内面からの反力によって隙詰部が進出位置から退行位置に向けて移動し、
    その後、サポートのステー孔にヘッドレストのステーを挿し込むと、この挿し込んだステーの外面が隙詰部を押し込むことで突部がホルダのサポート孔の内面によって潰されながら進出位置に向けて移動し、
    このヘッドレストのステーが挿し込まれた状態において、ステーを境とする隙詰部の対向側では、ホルダのサポート孔の内面とサポートの外面とが面接触していることを特徴とする乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造であって、
    隙詰部は、進出位置から退行位置に向けて移動していくと、弾性変形の復元力によって進出位置に向けて戻るようにステーに対して一体的に形成されていることを特徴とする乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造。
  3. 請求項1〜2のいずれかに記載の乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造であって、
    隙詰部は、高さ位置が異なる位置となるように、複数設けられていることを特徴とする乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造。
  4. 請求項3に記載の乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造であって、
    隙詰部は、平面視において、対向する位置となるように複数設けられていることを特徴とする乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造。
  5. 請求項4に記載の乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造であって、
    隙詰部は、着座者の頭部からの荷重がヘッドレストに作用したときでも、ヘッドレストの後傾動作が抑えられるような位置に2個形成されていることを特徴とする乗物用シートのヘッドレストの組み付け構造。







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