JP3684955B2 - 自動車用のシートハーネスの配索構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用のシートハーネスの配索構造に関し、特に、シートの前後移動に応じてシートハーネスをダブり無く追従させるものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、自動車のシートには、フロアーに対して前後移動自在とされた可動式のものが多用されている。近年の可動式シートには、シートを暖めるシートヒータ等の種々の電気機器が備えられている。この種のシートでは、フロアーハーネスと上記種々の電気機器との接続をとるため、シートハーネスが配索されている。
【0003】
従来のシートハーネスの配索構造を図4に示す。図4において、1は可動式シート、FHはフロアーハーネス、SHはシートハーネスである。シート1は、前後移動自在に設けられた座部11と、座部11に対して前後方向F,Bに傾倒自在に設けられた背もたれ部12とを備えている。フロアーハーネスFHは、幹線部FH1からシート1側に向かって分岐され且つ座部11の移動分の余長を持たせた分岐線FH2を有しており、一方、シートハーネスSHは、シート1内部から座部11の底面に引き出されている。分岐線FH2の余長部FH21は、左右方向L,RにU字状に蛇行されると共に、その先端部に接続されたコネクタC1をシートハーネスSHの先端に接続されたコネクタC2に結合している。
【0004】
すなわち、上記シートハーネスの配索構造は、図5に示すように、シート1を前後方向F,Bに移動させた際(図5(b)ではシート1を後方向Bに移動させた状態を示している)、フロアーハーネスFHの分岐線FH2の余長によってシート1の変位(動き)を吸収するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のシートハーネスの配索構造では、単に、フロアーハーネスの分岐線先端をシートハーネスの引き出し部先端に固定し、フロアーハーネスに余長を持たせているだけである。そのため、シートを前後方向に移動させた際に、フロアーハーネスの余長部がシート移動機構やシート周辺部材に引っ掛って干渉し、シートの移動に支障をきたすと共にフロアーハーネスに損傷を与える恐れがある。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、シートの移動に支障をきたさず且つフロアーハーネスに損傷を発生させない自動車用のシートハーネスの配索構造を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、自動車に前後移動自在に搭載されるシートの座部底面に弾性材を張架し、シート内部からシートの座部底面外へと引き出されるシートハーネスに余長を持たせ、該余長部の一部を上記弾性材に係止すると共に、該余長部の先端に接続したコネクタをフロアーハーネスの分岐線先端に接続したコネクタと結合し、シートの前後移動に応じて上記弾性材を弾性変形させてシートハーネスが弛みなく追従できる構成としていることを特徴とする、自動車用のシートハーネスの配索構造を提供するものである。
【0008】
具体的には、上記弾性材はシートの座部底面に前後方向に張架したコイルスプリングからなり、該コイルスプリングの配置位置はフロアーハーネスの配索位置よりも上方位置とし、シートの座部底面から引き出されるシートハーネスの余長部を左右方向にU字状に蛇行させ、該蛇行部分を上記コイルスプリングに係止すると共に、上記余長部の先端のコネクタをシートの側方に配索されるフロアーハーネスの分岐線先端のコネクタと結合し、シートの前後移動に応じて、上記コイルスプリングが伸縮しながら左右方向へ変形し、シートハーネスを上方に付勢しながらフロアーハーネス配索側と反対方向に付勢する構成としている。
【0009】
上記構成によると、シートを前後方向に移動させた際、このシートの前後移動に応じてシートハーネスが弛みなく追従する。そのため、シートハーネスの余長部がシート移動機構やシート周辺部材に干渉しない。その結果、シートの移動に支障をきたすといったことがなくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図3を参照して詳細に説明する。なお、図1および図2はシートの底面側から視た状態を表している。
図1中、100はシートヒータ等の種々の電気機器が備えられている可動式シート、FH10はフロアーに配索されたフロアーハーネス、SH1は上記種々の電気機器に接続されている電線を束ねたシートハーネスである。
【0011】
シート10Oは、フロアーに対し移動機構(図示せず)を介して前後移動自在に設けられた座部110と、この座部110に対し傾倒機構(図示せず)を介して前後方向F1,B1に傾倒可能に連結された背もたれ部120とを備えている。なお、上記移動機構および上記傾倒機構は、従来公知の構造を有しており、電気的に作動するものや機械的に作動するものが適用可能である。
【0012】
座部110の底面には、中空部111が形成されており、この中空部111には、2本のコイルスプリング210,220が前後方向に張架されている。これらコイルスプリング210,220は、それぞれ、フロアーハーネスFH10の上方において所定の間隔をあけて互いに平行に配置されている。各コイルスプリング210,220の一端は、中空部111の前方内壁に取り付けられており、一方他端は、中空部111の後方内壁に取り付けられている。
【0013】
フロアーハーネスFH10は、前後方向F1,B1に沿って延びた幹線FH11と、この幹線FH11からシート100側に向かって分岐された分岐線FH12とを有している。分岐線FH12の先端には、コネクタC11が接続されている。
【0014】
シートハーネスSH1は、座部110の底面から引き出されており、シート100の移動に対処するため余長を持たせている。このシートハーネスSH1の余長部SH11は、左右方向L1,R1に蛇行されており、この蛇行部分は、背もたれ部120側においてコイルスプリング210,220に係止されている。なお、上記蛇行部分のコイルスプリング210,220への係止手段150.160としては、テープ巻き、バンド止め具等が用いられる。余長部SH11の先端には、コネクタC12が接続されており、このコネクタC12は、上記分岐線FH12の先端のコネクタC11に接続されている。
【0015】
上記構成において、シート100を前後方向F1,B1に移動させると、図2に示すように、このシート100の前後移動に応じてコイルスプリング210,220が伸縮しながら左右方向L1,R1に変形する。このコイルスプリング210,220の変形に伴い、シートハーネスSH1の余長部SH11は、フロアーハーネスFH10の配索側と反対方向の左右方向に弛み無く引っ張られる。かつ、シートハーネスSH1とコイルスプリング210、220との係止位置がフロアーハーネスFH10より上方出あるため、フロア側から上方へと引っ張られ下方に垂れることもない。なお、図2ではシート100を前方向F1に移動させた状態を示している。
【0016】
即ち、本実施の形態に係る自動車用のシートハーネスの配索構造では、シート100の前後移動に応じて、コイルスプリング210,220が伸縮しながら左右方向L1,R1に変形し、シートハーネスSH1を上方に付勢しながらフロアーハーネスFH10の配索側と反対方向に付勢する構成としているので、下記の作用効果を奏する。
【0017】
シート100の前後方向F1,B1の変位は、コイルスプリング210,220の伸縮により吸収されるので、シート100の前後移動に応じてシートハーネスSH1が弛みなく追従できる。そのため、シートハーネスSH1に余長を持たせ且つ余長部SH11を左右方向L1,R1にU字状に蛇行させても、シートハーネスSH1がシート移動機構やシート周辺部材と干渉することがない。その結果、シート100の移動に支障をきたさず、かつ、シートハーネスSH1にも損傷が生じることを防止できる。
【0018】
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、シートハーネスを係止するコイルスプリングは1本でも良いし、またコイルスプリングに限定されず、シートハーネスに係止して、シートハーネスをフロアーハーネス配索側と反対方向に付勢する弾性体であればよい。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によると、シートを前後方向に移動させる際、このシートの前後移動に応じてシートハーネスが弛みなく追従するため、シートハーネスの余長部がシート移動距離やシート周辺部材に干渉しない結果、シートの移動に支障をきたすことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る自動車用のシートハーネスの配索構造を簡略化して示す図である。
【図2】 シートを前進させた状態を簡略して示す図である。
【図3】 要部背面図である。
【図4】 従来の自動車用のシートハーネスの配索構造を簡略化して示す図である。
【図5】 (a)(b)はシートを後退させた状態を簡略化して示す図である。
【符号の説明】
100 シート
210,220 コイルスプリング
SH1 シートハーネス
SH11 余長部
FH10 フロアーハーネス
FH12 分岐線
C11,C12 コネクタ

Claims (2)

  1. 自動車に前後移動自在に搭載されるシートの座部底面に弾性材を張架し、シート内部からシートの座部底面外へと引き出されるシートハーネスに余長を持たせ、該余長部の一部を上記弾性材に係止すると共に、該余長部の先端に接続したコネクタをフロアーハーネスの分岐線先端に接続したコネクタと結合し、シートの前後移動に応じて上記弾性材を弾性変形させてシートハーネスが弛みなく追従できる構成としていることを特徴とする自動車用のシートハーネスの配索構造。
  2. 上記弾性材はシートの座部底面に前後方向に張架したコイルスプリングからなり、該コイルスプリングの配置位置はフロアーハーネスの配索位置よりも上方位置とし、シートの座部底面から引き出されるシートハーネスの余長部を左右方向にU字状に蛇行させ、該蛇行部分を上記コイルスプリングに係止すると共に、上記余長部の先端のコネクタをシートの側方に配索されるフロアーハーネスの分岐線先端のコネクタと結合し、シートの前後移動に応じて、上記コイルスプリングが伸縮しながら左右方向へ変形し、シートハーネスを上方に付勢しながらフロアーハーネス配索側と反対方向に付勢する構成としている請求項1に記載の自動車用のシートハーネスの配索構造。
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