JP2007307843A - 樹脂モールド方法および樹脂モールド装置 - Google Patents

樹脂モールド方法および樹脂モールド装置 Download PDF

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英明 中沢
Naoya Goto
直也 後藤
Masahiko Fujisawa
雅彦 藤沢
Akira Katsuyama
昭 勝山
Shuji Ide
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Abstract

【課題】シート樹脂を用いて被成形品を確実に樹脂モールドする。
【解決手段】樹脂モールド金型を型開きして下型12に被成形品50をセットした後、被成形品の樹脂モールド領域を覆うように被成形品50の上にシート樹脂60を供給し、上型22と下型12とにより前記シート樹脂60とともに被成形品50をクランプして、前記被成形品の搭載部品が搭載された片面を樹脂により封止する樹脂モールド方法であって、前記上型22として、前記被成形品50の外周縁部に沿った押さえ突起24aがクランプ面に設けられた金型24を使用し、前記シート樹脂60とともに前記被成形品50をクランプして、成形後の樹脂モールド部の外周縁部が、前記押さえ突起24aの内側領域よりも肉薄となるように樹脂モールドすることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は樹脂モールド方法および樹脂モールド装置に関し、より詳細には、モールド用の樹脂としてシート樹脂を使用して樹脂モールドする樹脂モールド方法および樹脂モールド装置に関する。
樹脂モールド型の半導体装置の樹脂モールド方法には、ポットからキャビティに樹脂を圧送して樹脂モールドするいわゆるトランスファーモールドタイプの樹脂モールド方法と、樹脂モールド金型を型開きした状態で金型上に樹脂を供給し、樹脂とともに被成形品をクランプして樹脂モールドするいわゆる圧縮成形タイプの樹脂モールド方法がある。
トランスファーモールド方法は、低コストでの生産には適するが、樹脂モールド部が薄いものや樹脂モールド領域が広いもの、基板に種々の回路部品が搭載されたような複雑形状の製品の樹脂モールドには不適である。これに対して、圧縮成形方法は、樹脂モールド部が薄くても容易に樹脂モールドでき、また半導体ウエハのような広い面積にわたって樹脂モールドするものであっても容易に樹脂モールドすることができるという利点がある。とくに、液状樹脂を使用する圧縮成形方法による場合は、樹脂の充填性が良好であることから、樹脂モールド部の厚さが薄いものや、被成形品が複雑な形状のものであっても容易に樹脂モールドすることが可能である。
しかしながら、液状樹脂は高価であり、液状樹脂は樹脂の供給機構や装置のメンテナンスが煩雑であるという問題があり、より低コストで簡易に樹脂モールドする方法が望まれる。
圧縮成形による樹脂モールド方法には、キャビティ容量に見合った樹脂量のシート樹脂を供給して樹脂モールドする方法が提案されている(特許文献1、2参照)。このシート樹脂を使用して樹脂モールドする方法では、型開きした状態で被成形品を挟む配置にシート樹脂を配置し、樹脂モールド金型によりシート樹脂とともに被成形品をクランプして樹脂モールドする。
特開平8−330342号公報 特開平9−129659号公報
シート樹脂は液状樹脂にくらべて価格が安く、樹脂モールド領域に合わせた形状に形成することにより、圧縮成形によって容易に樹脂モールドできるという利点がある。しかしながら、シート樹脂を使用する場合は、樹脂の未充填が生じないようにある程度の圧力を加えて樹脂モールドする必要があり、その際に被成形品が損傷しないようにしなければならない。樹脂モールド部が厚い製品の場合には、シート樹脂とともに被成形品をクランプしても被成形品が損傷したりすることはないが、樹脂モールド部の厚さが薄くなると、シート樹脂も薄いものを使用するから、樹脂の未充填や樹脂モールドした際に被成形品が損傷するといったことが起こり得る。
また、シート樹脂の厚さが薄くなるとシート樹脂が割れやすくなり取り扱いが難しくなるため、シート樹脂を金型内に搬入して供給するといった操作が困難になるという問題もある。
本発明は、これらの課題を解決すべくなされたものであり、シート樹脂を使用して被成形品を樹脂モールドする際に、被成形品を損傷させることなく、かつ確実に樹脂モールドすることを可能にする樹脂モールド方法および樹脂モールド装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、樹脂モールド金型を型開きして下型に被成形品をセットした後、被成形品の樹脂モールド領域を覆うように前記被成形品の上にシート樹脂を供給し、上型と下型とにより前記シート樹脂とともに被成形品をクランプして、前記被成形品の搭載部品が搭載された片面を樹脂により封止する樹脂モールド方法であって、前記上型として、前記被成形品の外周縁部に沿った押さえ突起がクランプ面に設けられた金型を使用し、前記シート樹脂とともに前記被成形品をクランプして、成形後の樹脂モールド部の外周縁部が、前記押さえ突起の内側領域よりも肉薄となるように樹脂モールドすることを特徴とする。
また、樹脂モールド金型を型開きして上型に被成形品をセットした後、被成形品の樹脂モールド領域を覆うように下型にシート樹脂を供給し、上型と下型とにより前記シート樹脂とともに被成形品をクランプして、前記被成形品の搭載部品が搭載された片面を樹脂により封止する樹脂モールド方法であって、前記下型として、前記被成形品の外周縁部に沿った押さえ突起がクランプ面に設けられた金型を使用し、前記シート樹脂とともに前記被成形品をクランプして、成形後の樹脂モールド部の外周縁部が、前記押さえ突起の内側領域よりも肉薄となるように樹脂モールドすることを特徴とする。
また、前記上型として、被成形品の外周縁部に沿った押さえ突起と、前記被成形品に搭載されている搭載部品の隣り合った中間位置に押さえ突起が設けられた金型を使用し、成形後の樹脂モールド部の外周縁部と、前記隣り合った搭載部品の中間位置に肉薄部を形成して樹脂モールドすることを特徴とする。これによって、被成形品に搭載されている搭載部品を確実に封止することができる。
また、前記被成形品が、基板上に半導体チップが縦横に整列して配置された製品であり、前記押さえ突起が前記半導体チップの平面配置に合わせて縦横に横断して設けられた金型を使用して樹脂モールドすることを特徴とする。
また、前記上型と下型とによりシート樹脂とともに被成形品をクランプする際に、前記被成形品が収容される樹脂モールド空間を減圧した後、前記上型と下型とを型閉め位置まで移動させて樹脂モールドすることにより、さらに高品質の樹脂モールドが可能となる。また、前記シート樹脂として、パッケージの形状にしたがって形成された個片のシート樹脂を使用して樹脂モールドすることにより、樹脂量のばらつきや製品の形状に対応した樹脂モールドが可能となる。
また、前記シート樹脂が接触する金型面をリリースフィルムにより被覆して樹脂モールドすることにより成形品の離型性が良好となり、金型を汚さずに樹脂モールドすることが可能となる。
また、被成形品をセットするセット面に吸引孔が開口して設けられた吸着プレートに被成形品をセットし、前記被成形品の樹脂モールド領域を覆うようにシート樹脂を供給し、前記吸引孔から真空吸引して前記被成形品を前記吸着プレートに吸着支持し、前記シート樹脂を加熱して軟化させた後、前記被成形品とシート樹脂が収容される樹脂モールド空間にエア圧を作用させて前記被成形品の搭載部品が搭載された片面を樹脂により封止することを特徴とする。
また、前記被成形品とシート樹脂が収容される樹脂モールド空間を減圧した後、樹脂モールド空間にエア圧を作用させることにより樹脂中にエアを巻き込まずに樹脂モールドすることができる。
また、前記樹脂モールド金型による樹脂モールド装置に、前記シート樹脂を成形するシート樹脂の成形部を付設し、該シート樹脂の成形部により成形されたシート樹脂を前記樹脂モールド金型内に搬入し、前記樹脂モールド金型により前記シート樹脂とともに被成形品をクランプして樹脂モールドすることにより効率的かつ高品質の樹脂モールドが可能となる。
また、樹脂モールド金型を型開きした状態で下型と上型の一方の金型に被成形品をセットし、前記下型側に、前記被成形品の樹脂モールド領域を覆うようにシート樹脂を供給し、上型と下型とにより前記シート樹脂とともに被成形品をクランプして、前記被成形品の搭載部品が搭載された片面を樹脂により封止する樹脂モールド装置において、前記下型と上型の他方の金型は、樹脂モールド領域の外周縁部に沿った押さえ突起が設けられ、該押さえ突起によって囲まれた内側の領域が平坦面に形成されていることを特徴とする。
また、前記他方の金型は、樹脂モールド領域の外周縁部に沿って押さえ突起が設けられるとともに、前記被成形品に搭載されている搭載部品の隣り合った中間位置に合わせて押さえ突起が設けられていることにより、確実に被成形品を樹脂モールドすることができる。
また、前記上型と下型のいずれか一方に、前記上型と下型とを当接した際に、前記被成形品とシート樹脂が収容される樹脂モールド空間を外部から遮蔽するシール体が設けられ、前記樹脂モールド空間に連通するエア吸引機構が設けられていることを特徴とする。
また、樹脂モールド時に、前記他方の金型のクランプ面を被覆するリリースフィルムの供給機構が設けられていることを特徴とする。
また、樹脂モールド金型を型開きした状態で上型に被成形品を支持し、下型にシート樹脂を供給して上型と下型とにより前記シート樹脂とともに被成形品をクランプして、前記被成形品の片面を樹脂により封止する樹脂モールド装置において、前記下型には、前記被成形品の樹脂モールド領域に応じて個片に形成されたシート樹脂が供給される可動ブロックが、型開閉方向にフローティング支持されて装着されていることを特徴とする。
また、被成形品を支持する支持部として、ヒータ板に取り付けられ、被成形品をセットするセット面に複数の吸引孔が形成され、該吸引孔を共通に連通するエア流路が設けられた吸着プレートと、前記支持部の上方に配され、前記吸着プレートにセットされた被成形品を外部から遮蔽して樹脂モールド空間内に収容する上ベースと、前記エア流路に連通して設けられたエア吸引機構と、前記樹脂モールド空間に連通して設けられた減圧・加圧機構とを備えていることを特徴とする。
また、前記樹脂モールド装置に、前記シート樹脂を成形するシート樹脂の成形部と、該シート樹脂の成形部において成形されたシート樹脂を前記樹脂モールド金型に供給する供給機構とが設けられていることを特徴とする。
また、前記シート樹脂の成形部は、シート樹脂を減圧下で成形する作業領域となる容器と、容器の内外に進退動可能に支持された樹脂供給機構と、樹脂供給機構から供給された樹脂材をシート状に成形するプレス機構とを備えることを特徴とする。
本発明に係る樹脂モールド方法および樹脂モールド装置によれば、押さえ突起を設けた金型を使用することにより、シート樹脂を用いて被成形品を確実に封止することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係る樹脂モールド装置の特徴的な構成部分である樹脂モールド金型の構成を示す。樹脂モールド金型はプレス部に設けられたプラテン10、20により型開き、型閉め操作がなされる。
本実施形態の樹脂モールド金型は、プラテン10に下型12を固定し、プラテン20に上型22を固定して、下型12にセットされた被成形品50を被成形品50と上型22との間に供給されたシート樹脂60をクランプして樹脂モールドするように構成されている。
下型12は、プラテン10に断熱板11aを介して取り付けられた下型ベース11に固定される。下型ベース11にはヒータ13が内設される。下型12の上面には被成形品50を位置決めしてセットするセット部が設けられる。本実施形態の被成形品50は、基板51に半導体チップ52を縦横に整列して搭載したものである。被成形品50は半導体チップ52を搭載した側を上向きとして下型12のセット部にセットする。下型12のセット部は平坦面に形成されている。
被成形品50をセットするセット部の周囲には、樹脂モールド空間を外部から遮断するシール体14が配されている。下型12にはシール体14で囲まれた領域内で一端が開口する吸引路15が設けられる。15aが吸引路15の開口部である。
吸引路15の他端は金型外に配置されているエア吸引機構16a、16bに接続する。 下型12の上型22に対向する金型面上には、型閉め時に上型22の金型面に当接して下型12と上型22との型閉め位置を規制するストッパーブロック18が固定される。
上型22は、断熱板21aを介して取り付けられた上型ベース21に固定される。23はヒータである。上型22の下型12に対向する面には上型ブロック24が取り付けられている。上型ブロック24は樹脂モールド面が略平坦面に形成されるが、本実施形態において特徴的な構成は、上型ブロック24の成形面に、基板51上における半導体チップ52の搭載位置の中間位置に合わせて押さえ突起24aを設けたことにある。半導体チップ52は基板51上に縦横に整列して配置されているから、押さえ突起24aは隣り合った半導体チップ52の中間位置で樹脂モールド部を横断するように設けられる。本実施形態では、押さえ突起24aは各半導体チップ52の押さえ面(キャビティ面)から20μm程度突出させるように設けた。
本実施形態の樹脂モールド金型による樹脂モールド操作は、以下のようにしてなされる。
図1は、樹脂モールド金型を型開きした状態で、この状態で下型12に被成形品50をセットする。次に、被成形品50の上に被せるようにしてシート樹脂60を供給する。シート樹脂60は被成形品50の樹脂封止領域の平面形状に合わせた矩形形状に形成されている。シート樹脂60の厚さは、封止パッケージの厚さよりも僅かに薄く設定される。シート樹脂60を被成形品50の上に供給すると、樹脂モールド金型の輻射熱によって軟化する。
図2は、下型12と上型22とでシート樹脂60とともに被成形品50をクランプして樹脂モールドした状態を示す。樹脂モールド操作では、被成形品50の上にシート樹脂60を供給した後、上型22の金型面がシール体14に当接したところで型閉め操作をいったん停止し、エア吸引機構16a、16bからエア吸引して、樹脂モールド空間を減圧した後、下型12と上型22を型閉め位置までクランプして樹脂モールドする。製品寸法はストッパーブロック18が上型22の金型面に当接することによって規定される。
本実施形態では、上型ブロック24のクランプ面に押さえ突起24aを設けているから、シート樹脂60を押さえつける際に、押さえ突起24aが樹脂60aの横方向への流動に対する抵抗として作用し、樹脂60aが横方向に流動することを防止して樹脂モールドする。これにより、隣り合った半導体チップ52の中間位置で樹脂60aが押圧され、隣り合った半導体チップ52の凹み部分を確実に樹脂封止して樹脂60aと基板51との接着品質を高めることができる。押さえ突起24aは基板51の外周縁に沿っても設けられているから、シート樹脂60の外縁部分についても樹脂60aが押さえつけられるようにして樹脂モールドされる。
シート樹脂は、樹脂材を加熱して半硬化した状態にあるから、粘性が高く、半導体チップ52の上面から水平方向に押し出す方向に対しては抵抗力が非常に大きく、半導体チップ52の上面から水平方向に樹脂を押し出すためには大きなクランプ力を必要とする。このため、クランプ面を平坦面に形成してクランプすると、半導体チップ52の周囲では樹脂が凹んだ形態となり、樹脂と基板との密着性が不十分になる。本実施形態では、上型ブロック24のクランプ面に押さえ突起24aを設けたことにより、半導体チップ52の周囲部分で樹脂60aの押さえ作用が的確に作用し、樹脂60aと基板51との密着性が良好になる。また、押さえ突起24aによる押さえ作用により、基板51で半導体チップ52が搭載されていない部位へ樹脂が逃げることをブロックし、周囲の成形品に影響が及ぶことを防止することができる。
シート樹脂60を使用して樹脂モールドする場合には、このように、金型クランプ面に押さえ突起24aを設けて樹脂モールドする方法が有効である。
本実施形態の被成形品50は基板51に半導体チップ52を縦横に整列して配置したものであるが、被成形品50としては基板51に半導体チップ52を搭載した製品の他に回路部品等の搭載部品を搭載した製品を対象とすることもできる。基板に各種の搭載部品を搭載した場合も基板51上における搭載部品の配置位置に応じ、シート樹脂とともに被成形品をクランプする際に凹部形状となる部位に合わせて押さえ突起を形成した金型を使用することによって、樹脂の未充填のない的確な樹脂モールドが可能となる。
また、本実施形態においては、樹脂モールド時に樹脂モールド空間を減圧して樹脂モールドすることにより、モールド樹脂中にエアが残留してボイドが生じるといった問題を解消し、さらに高品質の樹脂モールドを可能にしている。樹脂モールド時に樹脂タブレットを減圧して樹脂モールドすると、樹脂が発泡して成形品質が低下するが、シート樹脂60を形成する際に樹脂中の気泡を追い出して成形することにより減圧レベルを高めても発泡させずに樹脂モールドすることができる。
シート樹脂60を被成形品50の上に供給するとシート樹脂60は軟化して半導体チップ52の上に被さるようになるが、シート樹脂60と基板51とに挟まれた空間部分のエアは樹脂モールド空間を減圧する操作によって排出され、樹脂中に気泡が閉じ込められることはない。なお、製品によっては、樹脂モールド空間を減圧する操作を行わずにシート樹脂60をクランプする操作のみで的確に樹脂モールドすることができる。
図3は、本実施形態の樹脂モールド装置を用いて被成形品50を樹脂モールドして得られた成形品50aを示す。図3(a)が平面図、図3(b)が側面図である。基板51の半導体チップ52が搭載された面が一括して樹脂60aにより樹脂モールドされ、各々の半導体チップ52の搭載位置の中間部分に押さえ突起24aによる押さえ作用による肉薄部62が形成される。肉薄部62により囲まれた内側領域は突起部61となる。この突起部61は、押さえ突起24aの突出量、本実施形態では20μmの高さに形成される。半導体装置は、肉薄部62の幅方向の中心線位置で切断することにより個片の製品として得られるから、押さえ突起24aは、成形品を個片に切断して得られた半導体装置製品として不都合のない幅および深さに形成すればよい。
(第2の実施の形態)
図4,5は樹脂モールド装置の第2の実施の形態の構成と、この樹脂モールド装置を用いて被成形品50を樹脂モールドする方法を示す。
本実施形態においては、図4に示すように基板51に搭載されている半導体チップ52の配置位置に合わせて個片に形成されたシート樹脂60を供給して樹脂モールドする。個片に形成されたシート樹脂60はパッケージ(製品)の平面形状にくらべてわずかに小さいか、パッケージの外形と略同寸法に形成したもの、いいかえればパッケージの外形(平面形状)と相似形状に形成したものを使用する。
図4に示すように、下型12に被成形品50をセットしシート樹脂60を各々の半導体チップ12の搭載位置に位置合わせして供給した後、上型22と下型12とでシート樹脂60とともに被成形品50をクランプして樹脂モールドする。被成形品50を樹脂モールドする際に、あらかじめ樹脂モールド空間を減圧して樹脂モールドすることも第1の実施の形態と同様である。また、上型ブロック24に押さえ突起24aを設けたことにより、各々のパッケージの外周縁部が基板51に密着して樹脂モールドされる。
本実施形態の樹脂モールド装置では、パッケージの外形寸法と相似形に形成した個片のシート樹脂60を使用して樹脂モールドすることにより、各々のパッケージ部分における樹脂の流動を直線的とすることができ、ワイヤ流れと気泡の巻き込みを最小にして樹脂モールドすることができる。
また、パッケージごとに個片のシート樹脂60を供給して樹脂モールドする方法であれば、マルチチップパッケージのようにパッケージごとに供給する樹脂量が異なる場合や、パッケージによって製品の形状(平面形状)が異なる場合にも成形できるという利点がある。
(第3の実施の形態)
図6,7は樹脂モールド装置の第3の実施の形態の構成を示す。本実施形態の樹脂モールド装置では、リリースフィルム65により上型ブロック24のクランプ面(樹脂モールド面)を被覆して樹脂モールドすることを特徴とする。リリースフィルム65にはシート樹脂60との剥離性にすぐれ、樹脂モールド金型の加熱温度に耐える耐熱性を備えるものが使用される。
図6で、中心線C.L.の左半部は、上型ブロック24のクランプ面がリリースフィルム65によって被覆され、被成形品50の上にシート樹脂60が供給され、エア吸引機構16aにより樹脂モールド空間が減圧されている状態を示し、中心線の右半部は、上型22と下型12とを型閉めして、被成形品50を樹脂モールドした状態を示す。
図7は、樹脂モールド金型を拡大して示した断面図である。リリースフィルム65は上型ブロック24に設けたエア吸着孔(不図示)により上型ブロック24のクランプ面にエア吸着して支持される。上型ブロック24のクランプ面に押さえ突起24aが形成されている。
シート樹脂60は被成形品50の上に供給することにより、金型の熱により軟化し、基板51に搭載されている半導体チップ52を覆う部位では凸状に、半導体チップ52の中間部分では凹状に湾曲する形態となる。
本実施形態の樹脂モールド金型の金型構造は、第1の実施の形態におけると同様であり、本実施形態においても上型ブロック24に押さえ突起24aを設けたことにより、被成形品50で凹形状となる半導体チップ52の中間部分において樹脂60aと基板51とを密着させて樹脂モールドすることができる。
また、リリースフィルム65によって上型ブロック24のクランプ面を被覆して樹脂モールドすることにより、成形品を容易に離型させることができ、金型の樹脂モールド面を汚さずに樹脂モールドすることができる。リリースフィルム65は1回の樹脂モールド操作ごとに新たに供給して樹脂モールドすることもできるし、複数回の樹脂モールド操作ごとにあらたにリリースフィルムを供給して樹脂モールドすることもできる。
(第4の実施の形態)
図8は、樹脂モールド装置の第4の実施の形態の構成を示す。本実施形態では、クランプ面に形成する押さえ突起24aを樹脂モールド領域の外周縁部に沿って設け、押さえ突起24aによって囲まれた内側の領域を平坦面に形成した上型ブロック24を使用して樹脂モールドする例である。
図9は、この樹脂モールド装置を用いて樹脂モールドした成形品50aを示す。上型ブロック24の周縁部に押さえ突起24aを設けたことにより、基板51の周縁に沿って肉薄部62が形成され、肉薄部62によって囲まれた内側領域が平坦状に樹脂成形された突起部61となる。
図9(a)に示すように、成形品50aを縦横に所定間隔で切断することによって個片の半導体装置が得られる。
本実施形態のように、被成形品50の半導体チップ52が搭載されている領域の周縁部を押さえ突起24aに押さえて樹脂モールドする場合でも、シート樹脂60の周縁部が押さえ突起24aによって押さえられることにより、被成形品50を全体として好適に樹脂モールドすることができる。このように、製品によっては、被成形品50の周縁部のみ押さえ突起24aによって押さえて樹脂モールドすることによって好適な樹脂モールドが可能である。
(第5の実施の形態)
図10は、樹脂モールド装置の第5の実施の形態の構成を示す。本実施形態では、下型12にシート樹脂60を供給し、上型22に被成形品50を支持して樹脂モールドすることを特徴とする。上型22には被成形品50を支持するためのチャック機構26が設けられている。このチャック機構26は被成形品50の基板51を上型22のクランプ面に押接して支持する作用をなすチャック爪26aと、チャック爪26aを軸26bを支点として回動する回動機構(不図示)を備える。
下型12には被成形品50に搭載されている半導体チップ52の配置に合わせて押さえ突起12aが設けられている。下型12に設けた押さえ突起12aは、前述した各実施形態において上型ブロック24に設けた押さえ突起24aと同様の作用をなす。
図10において、中心線C.L.の右半部は、上型22に被成形品50を支持し、下型12にシート樹脂60をセットした状態を示す。被成形品50はチャック機構26により基板51が上型22のクランプ面に押接され、半導体チップ52を下向きとして上型22に支持される。
この状態から下型12と上型22とを型閉めし、シール体14が上型22のクランプ面に当接した時点でいったん型閉めを停止し、エア吸引機構16a、16bにより樹脂モールド空間を減圧した後、型閉めして被成形品50を樹脂モールドする。下型12と上型22は、ストッパーブロック18が上型22のクランプ面に当接することにより製品寸法が規定される。
本実施形態においても、下型12と上型22とで型閉めする際に、シート樹脂60が下型12に設けられた押さえ突起12aにより押圧されることにより、樹脂60aと基板51とを確実に密着させて樹脂モールドすることができる。また、エア吸引機構16a、16bにより樹脂モールド空間を減圧して樹脂モールドすることにより、樹脂60a中に気泡を閉じ込めずに樹脂モールドすることができる。
また、下型12のクランプ面に押さえ突起12aを設けたことにより、シート樹脂60を下型12に供給した際に、シート樹脂60がクランプ面から若干離間するからクランプ面を平坦面に形成した場合にくらべてシート樹脂60への熱伝導が抑制され、シート樹脂60の硬化が抑制されシート樹脂60による樹脂モールド性が良好になる。
なお、本実施形態では、下型12をリリースフィルムによって被覆していないが、下型12のクランプ面をリリースフィルムにより被覆した状態で下型12にシート樹脂60を供給して樹脂モールドすることもできる。この場合は、リリースフィルムがクランプ面に介在することにより、下型12からシート樹脂60への熱伝導がさらに抑制され、樹脂充填性(樹脂モールド性)が向上するという利点がある。
(第6の実施の形態)
図11は、樹脂モールド装置の第6の実施の形態の構成を示す。本実施形態においても第5の実施の形態と同様に、上型22により被成形品50を支持するとともに、下型12にシート樹脂60を供給して樹脂モールドする。具体的には下型12に製品のパッケージの平面形状に合わせて型開閉方向に可動に可動ブロック121を装着し、各々の可動ブロック121の配置位置に個片に形成したシート樹脂60を供給して樹脂モールドする。
図11に示すように、可動ブロック121は下型ベース11に装着されたスプリング11aにより、上型22に向けて突出する方向に付勢して支持されている。また、クランパー12bは弾発スプリングにより下型12に対して型開閉方向に可動に支持される。可動ブロック121はクランパー12bに貫挿して設けられる。
クランパー12bと下型12との間には可動ブロック121が配置されている領域を囲む配置に真空シール12cが設けられる。下型ベース11には減圧・加圧機構17に連通するエア流路11bが設けられ、エア流路11bはスプリング11aが装着され装着孔を介して可動ブロック121の背面側(図では下面)に連通する。可動ブロック121はクランパー12bの貫挿孔に樹脂モールド空間とエア路が連通する形態に装着されている。
上型22には、被成形品50を支持するチャック機構26が取り付けられている。チャック機構26はチャック爪26aと、チャック爪26aを回動するエアシリンダ等の駆動機構26cを備える。チャック爪26aの基部側にはチャック爪26aを、常時は被成形品50をチャックする向きに付勢するスプリング26dが装着されている。
本実施形態の樹脂モールド装置では、上型22に被成形品50をチャックして支持した後、可動ブロック121に個片のシート樹脂60を供給し、上型22と下型12とで被成形品50をクランプして樹脂モールドする。なお、上型22と下型12とを型合わせし、Oリング12dが上型22の金型面に当接した状態で、減圧・加圧機構17を作動させ樹脂モールド空間を減圧した後、可動ブロック121を加圧させるようにして被成形品50を樹脂モールドする。可動ブロック121のクランプ面に前述した各実施形態におけると同様に半導体チップ52の配置位置に合わせて押さえ突起を設けておいてもよい。可動ブロック121を加圧した状態で樹脂を熱硬化させて樹脂モールドする。
本実施形態においては、可動ブロック121をフローティングする構成(型開閉方向に可動となる構造)としたことにより、投入する樹脂量にばらつきがあった場合でも、個別の可動ブロック121でばらつきを吸収することができ、他の可動ブロック121による樹脂成形に影響を与えることがない。また、半導体チップが搭載されていない部位(不良部分)があったような場合でも、本実施形態の樹脂モールド装置によれば、ダミーチップを搭載したりすることなく、他の樹脂封止領域に影響を与えることなく樹脂モールドすることができる。
なお、前述した図1に示すような個々のパッケージの容積に比して広い樹脂封止領域にわたって樹脂封止する場合は、樹脂量のばらつきは樹脂をコンプレッションした際の樹脂の広がりによって吸収され、隣り合ったパッケージで樹脂成形圧力がばらつくことはない。
(第7の実施の形態)
図12は、樹脂モールド装置の第7の実施の形態の構成を示す断面図である。上述した第1〜第6の実施の形態では、樹脂モールド金型により被成形品50をシート樹脂60とともにクランプして樹脂モールドしている。すなわち、上述した実施形態では機械的な加圧力を利用して樹脂モールドするのに対して、本実施形態においては、エア圧(真空吸引力)を利用して樹脂モールドすることを特徴とする。
本実施形態の樹脂モールド装置は、被成形品50を支持する支持部として、下ベース110上に断熱板112を介してヒータ板113を取り付け、ヒータ板113の上に被成形品50を支持する吸着プレート114を配している。吸着プレート114にはエア流路114aが設けられ、エア流路114aは下ベース110と断熱板112とヒータ板113を連通して設けられたエア流路115に連通する。エア流路115にはエア吸引機構116が接続される。吸着プレート114には被成形品50がセットされる上面で開口する複数個の吸引孔114bが設けられ、これらの吸引孔114bは、吸着プレート114に設けられたエア流路114aに連通する。
吸着プレート114の上方には、被成形品50を外部から遮蔽して樹脂モールド空間内に収容するための上ベース120が配置される。上ベース120は外周縁部にフランジ部120aが設けられた形態に形成され、フランジ部120aの端面が下ベース110に立設された側壁部117にシール体122を介して当接可能に設けられる。側壁部117にはエア流路124aが開口し、エア流路124aが減圧・加圧機構124に連通する。
本実施形態の樹脂モールド装置により被成形品50を樹脂モールドする操作は、次のようにしてなされる。
まず、上ベース120を吸着プレート114から上方に退避させ、吸着プレート114の上面を開放させた状態で、吸着プレート114の上面に被成形品50をセットする。図示例の被成形品50は、基板51に半導体チップ52や抵抗、キャパシタ等の回路部品53を搭載したものである。
吸着プレート114に被成形品50をセットした後、被成形品50の上にシート樹脂60を供給する。図12で、中心線C.L.の左半部に、被成形品50にシート樹脂60をセットした状態を示す。シート樹脂60を被成形品50の上に供給した後、エア吸引機構116を駆動し、エア流路115およびエア流路114aから真空吸引する。これによって、被成形品50が吸着プレート114に平坦状に吸着支持される。また、被成形品50を吸着プレート114にセットして真空吸引するとともに、フランジ部120aを側壁部117に位置合わせして、被成形品50を覆うように上ベース120をセットし、上ベース120と下ベース110によって囲まれた樹脂モールド空間内を減圧・加圧機構124により真空排気する。減圧・加圧機構124による減圧レベルはエア吸引機構116による真空レベルよりも弱い真空レベルとする。
吸着プレート114はヒータ板113により加熱されているから、被成形品50の上にシート樹脂60を供給すると、シート樹脂60は加熱されて軟化する。
樹脂モールド空間が一定の減圧度に達した後、樹脂モールド空間を真空破壊し、次いで、減圧・加圧機構124を加圧状態に切り換え、樹脂モールド空間に圧縮空気を送入する。樹脂モールド空間に圧縮空気を送入することにより、図9の中心線C.L.の右半部に示すように樹脂60aがエア圧により加圧され、隙間部分を充填するように被成形品50を封止する。また、樹脂60aにエア圧が作用した状態で樹脂60aが熱硬化する。
本実施形態においては、被成形品50を吸着プレート114に真空吸引することにより、被成形品50が平坦状に矯正されて樹脂封止される。
また、樹脂モールド空間を減圧して樹脂モールドすることにより、樹脂封止の際に樹脂にエアを巻き込まないようにして樹脂モールドすることができる。
また、樹脂60aにエア圧を加えて樹脂モールドすることにより、被成形品50に種々の回路部品53が搭載されている場合でも、隙間部分を確実に樹脂60aにより充填して樹脂モールドすることができる。
本実施形態の樹脂モールド装置では、基板51に搭載されている半導体チップ52や回路部品53等の搭載部品の上面を覆うようにシート樹脂60を供給して樹脂モールドするから、樹脂モールド品(成形品)は、半導体チップ52や回路部品53が搭載された基板51の片面が搭載部品の凹凸形状にならった凹凸面が形成された状態になる。
本実施形態のように、真空吸引あるいは圧縮空気等のエア圧を利用して樹脂モールドする方法による場合は、樹脂モールド金型を使用する場合のようにプレス機構が不要であり、装置の構成が単純化でき、樹脂モールド操作が簡単になる。また、パッケージの外形を成形する金型を使用しないから、不定形な外観の製品や大判の被成形品を樹脂モールドする方法として好適に利用できる。
(シート樹脂の形成方法)
本発明に係る樹脂モールド装置においては、樹脂材としてシート樹脂60を使用する。シート樹脂は、半硬化の状態で所定の厚さのシート状に、所定の平面形状に成形されて提供される。したがって、わずかに外力が作用しただけでも簡単に割れてしまったりするという取り扱い上の困難さがある。このため、シート樹脂60を樹脂モールド金型内に供給する際には、十分に注意して行わなければならない。
このような問題から、本発明に係る樹脂モールド装置では、樹脂モールド装置にシート樹脂の成形部を付設し、シート樹脂の成形部においてシート樹脂を成形しつつ、シート樹脂を樹脂モールド金型に供給して樹脂モールドする方法を採用している。
図13は、シート樹脂60の成形部の全体機構を示す。このシート樹脂60の成形部は、シート樹脂60を成形する作業領域となる箱体状に形成された容器70と、容器70の内外に進退動可能に支持された樹脂供給機構80と、樹脂供給機構80から供給された樹脂材をシート状に成形するプレス機構90とを備える。
容器70は、上ベース72および下ベース73と、上ベース72と下ベース73を連結し、容器70の三方の側面を密閉して遮蔽する側壁部74と、容器70の開口側面に脱着自在に装着される開閉板75とを備える。開閉板75はシール体76を介して容器70の開口側面にエアシールした状態で装着される。側壁部74には容器70内と第1の真空吸引機構77とを連通する流路77aが設けられ、下ベース73には第2の真空吸引機構78に連通する流路78aが設けられる。また、上ベース72には容器70内を真空破壊する真空破壊回路79に連通する流路79aが設けられる。
樹脂供給機構80は、樹脂材81を収容するホッパー82と、ホッパー82の底部に取り付けられたシャッター83と、シャッター83の開閉機構としてのエアシリンダ84と、ホッパー82を容器70の内外に搬出入させる搬送機構としてのエアシリンダ85とを備える。ホッパー82の側面には支持ブロック86が取り付けられ、エアシリンダ85の駆動ロッド85aの先端に支持ブロック86が固定されている。また、エアシリンダ84は支持ブロック86に下部側に固定支持され、エアシリンダ85が進退動することによりホッパー82とともに進退動する。
樹脂材81をシート状に成形するプレス機構90は、上ベース72に取り付けられた上スタンパ92と、下ベース73に、上スタンパ92に対向する配置に取り付けられた下スタンパ94とを備える。上ベース72には上スタンパ92を鉛直方向に押動する上プレス93が設けられる。上プレス93の駆動ロッド93aは、エアシールした状態で鉛直方向に可動となるように、上ベース72を貫通して配置される。下ベース73には下スタンパ94を鉛直方向に押動する下プレス95が設けられる。下プレス95の駆動ロッド95aは、エアシールした状態で鉛直方向に可動となるように、下ベース73を貫通して配置される。
上スタンパ92および下スタンパ94は、ともにシート樹脂60に合わせた平面形状(本実施形態では長方形状)に形成され、各々ヒータを内蔵している。
図13は、下スタンパ94が容器70内で底部の退避位置にある状態を示す。容器70内の下ベース73の上面には、下スタンパ94が摺動する摺接穴96aが設けられたガイドブロック96が固定されている。下スタンパ94が退避位置にある状態で、下スタンパ94は摺接穴96a内に位置する。
続いて、本実施形態のシート樹脂の成形部の作用について図13〜16にしたがって説明する。
図13は、樹脂供給機構80のエアシリンダ85の駆動ロッド85aが突き出された状態で、容器70にホッパー82が送入され、下スタンパ94の上方にホッパー82が位置する状態を示す。開閉板75は容器70の開口側面から横方向に移動して開放位置にある。この状態で、エアシリンダ84を駆動し、シャッター83を開放して下スタンパ94の上に樹脂材81を投下する。樹脂材81としては顆粒状樹脂あるいは粉体状樹脂が使用される。シャッター83の上側に仕切り板を設け、仕切り板とシャッター83との間に挟まれた樹脂材を供給することによって、1回の供給操作で所定量ずつ樹脂材81を供給することができる。ホッパー82から供給された樹脂材81は、下スタンパ94とガイドブロック96に設けられた摺接穴96a内に供給される。
下スタンパ94上に所定量の樹脂材81を供給した後、ホッパー82を容器70の外部の退避位置に移動させ、容器70の開口側面を開閉板75により閉止し、第1の真空吸引機構77と第2の真空吸引機構78を作動させて容器70内を減圧する。
次いで、上プレス93を駆動して上スタンパ92を下動させ、樹脂材81を下スタンパ94とで挟圧する。図14に樹脂材81を挟圧してシート状に成形している状態を示す。樹脂材81を挟圧する操作は、下スタンパ94がガイドブロック96の摺接穴96a内に位置する状態で行う。上スタンパ92を摺接穴96aに摺入させてクランプすることにより、樹脂材81が下スタンパ94、摺接穴96a、上スタンパ92によって囲まれた領域内に規制され、所定の平面形状のシート状に成形される。
実施形態では上スタンパ92と下スタンパ94を100℃程度に加熱して樹脂材81を成形している。上スタンパ92と下スタンパ94による挟圧力および加熱温度を適当に設定し、容器70内を減圧して成形することによって、樹脂材81に混入していたエアをシート樹脂60に混入させずに、所定の厚さに成形することができる。
樹脂材81をシート状に成形する際には、成形金型での成形温度よりも低い温度域で成形するのがよく、シート状に成形した後、時間をおかず(10分以内程度)に被成形品50の樹脂モールドに使用するのがよい。
なお、シート樹脂を成形する別の方法として、上スタンパ92と下スタンパ94を60℃程度に加熱し、樹脂材81の外面だけを低レベルに半硬化させたシート状樹脂として固め、粉体の落下を防止するようにする方法もある。この樹脂材81の外面(外側)のみを半硬化させたシート状樹脂は樹脂の硬化がほとんど進行していないので被成形品と高い接着力をもって樹脂成形できるという利点がある。
次に、上スタンパ92と下スタンパ94とでシート樹脂60をクランプした状態で上スタンパ92と下スタンパ94をガイドブロック96の上方のシート樹脂60の搬送位置まで上昇させる(図15)。次いで、上スタンパ92のみを上位置まで上昇させ、真空破壊回路79により容器70内を大気圧に真空破壊する。
次いで、開閉板75を開き、容器70内にシート樹脂60の供給機構100に設けられた搬送ハンド102を進入させ、搬送ハンド102にシート樹脂60をエア吸着して搬出する。図16に、容器70内に搬送ハンド102を進入させ、シート樹脂60を搬送ハンド102により吸着支持する状態を示す。
搬送ハンド102は、ハンド本体102aと、ハンド本体102aに取り付けたポーラス状に形成された吸着パッド103を備える。吸着パッド103にはヒータが内蔵されている。フィラーが多量に充填された薄いシート樹脂は冷却すると非常に脆くなる。ヒータにより吸着パッド103を50℃程度に加温することによって、シート樹脂をしなやかに保ち、シート樹脂を破損しないように保持することができる。また、シート樹脂から塵埃(破片)が落下することを防止して精密な半導体デバイスを取り扱う装置を清浄に維持することができる。
吸着パッド103の裏面側のハンド本体102aには吸引流路104が形成され、吸引流路104はエアチューブ105を介してエア吸引機構に連通する。下スタンパ94に支持されたシート樹脂60は、吸着パッド103をシート樹脂60の上面に位置合わせして接触させ、エア吸引機構によりエア吸引することにより、吸着パッド103に吸着支持される。
搬送ハンド102は支持ロッド106に固定支持され、支持ロッド106は搬送機構(不図示)に連結されている。搬送機構は搬送ハンド102に吸着支持したシート樹脂60を、シート樹脂の成形部から樹脂モールド金型の所定位置に供給する操作をなす。搬送機構は、吸着パッド103にエア吸着されたシート樹脂60を下スタンパ94から剥離するための昇降機構、容器70の内外に搬送ハンド102を搬出入させる搬送機構、樹脂モールド金型の供給位置にシート樹脂を移送する移送機構を備える。シート樹脂60の搬送機構、移送機構は、たとえばX方向とY方向にスライドガイドを設置し、搬送機構によりX方向に搬送ハンド102を移動させて容器70から搬送ハンド102を取り出し、移送機構によりY方向に搬送ハンド102を移動させて樹脂モールド金型にシート樹脂60を供給するように構成することができる。
なお、吸着パッド103によってシート樹脂60を吸着支持した後、シート樹脂60を上向きにして供給操作するような場合には、支持ロッド106を回転駆動機構に支持し、支持ロッド106の軸線(水平方向)のまわりで搬送ハンド102を反転して支持できるようにすればよい。
本実施形態のように、樹脂モールド装置にシート樹脂60の成形部を付設し、シート樹脂60の成形部においてシート樹脂60を成形しつつ、順次シート樹脂60を樹脂モールド金型に供給して樹脂モールドする方法によれば、シート樹脂60を成形して樹脂モールド金型の供給部までシート樹脂60を供給するまでの操作が一連の操作として行われるから、シート樹脂60を損傷させたりすることなく的確に樹脂モールド金型の供給位置に供給することができる。
また、本実施形態のシート樹脂の成形部のように、シート樹脂を減圧下で成形することにより、シート樹脂にエアが混入することを防止して好適な樹脂モールドが可能なシート樹脂とすることができ、また、シート樹脂を成形した後、短時間のうちに樹脂モールド金型に供給することにより、シート樹脂に水分が侵入することを防止して、さらに高品質の樹脂モールドが可能になる。
樹脂モールド装置の第1の実施の形態の構成を示す断面図である。 上型と下型とで被成形品を樹脂モールドしている状態の断面図である。 第1の実施の形態における成形品の平面図と側面図である。 個片のシート樹脂を使用する樹脂モールド装置の構成を示す断面図である。 第2の実施の形態において被成形品を樹脂モールドしている状態を示す断面図である。 リリースフィルムを用いて樹脂モールドする第3の実施の形態の構成を示す断面図である。 第3の実施の形態の構成を拡大して示す断面図である。 樹脂モールド装置の第4の実施の形態の構成を示す断面図である。 第4の実施の形態における成形品の平面図と側面図である。 樹脂モールド装置の第5の実施の形態の構成を示す断面図である。 樹脂モールド装置の第6の実施の形態の構成を示す断面図である。 樹脂モールド装置の第7の実施の形態の構成を示す断面図である。 シート樹脂の成形部の構成を示す断面図である。 上スタンパと下スタンパとで樹脂材をクランプしている状態を示す断面図である。 上スタンパと下スタンパとをシート樹脂の搬送位置まで上昇させた状態を示す断面図である。 下スタンパからシート樹脂を樹脂モールド金型へ搬送する状態を示す断面図である。
符号の説明
10、20 プラテン
12 下型
12a 押さえ突起
16a、16b エア吸引機構
17 減圧加圧機構
22 上型
24 上型ブロック
24a 押さえ突起
26 チャック機構
50 被成形品
50a 成形品
51 基板
52 半導体チップ
60 シート樹脂
60a 樹脂
61 突起部
62 肉薄部
65 リリースフィルム
70 容器
72 上ベース
73 下ベース
75 開閉板
77、78 真空吸引機構
79 真空破壊回路
80 樹脂供給機構
81 樹脂材
82 ホッパー
83 シャッター
90 プレス機構
92 上スタンパ
93 上プレス
94 下スタンパ
95 下プレス
96a 摺接穴
100 供給機構
102 搬送ハンド
103 吸着パッド
110 下ベース
114 吸着プレート
114a エア流路
114b 吸引孔
116 エア吸引機構
120 上ベース
121 可動ブロック
124 減圧・加圧機構

Claims (19)

  1. 樹脂モールド金型を型開きして下型に被成形品をセットした後、被成形品の樹脂モールド領域を覆うように前記被成形品の上にシート樹脂を供給し、上型と下型とにより前記シート樹脂とともに被成形品をクランプして、前記被成形品の搭載部品が搭載された片面を樹脂により封止する樹脂モールド方法であって、
    前記上型として、前記被成形品の外周縁部に沿った押さえ突起がクランプ面に設けられた金型を使用し、
    前記シート樹脂とともに前記被成形品をクランプして、成形後の樹脂モールド部の外周縁部が、前記押さえ突起の内側領域よりも肉薄となるように樹脂モールドすることを特徴とする樹脂モールド方法。
  2. 樹脂モールド金型を型開きして上型に被成形品をセットした後、被成形品の樹脂モールド領域を覆うように下型にシート樹脂を供給し、上型と下型とにより前記シート樹脂とともに被成形品をクランプして、前記被成形品の搭載部品が搭載された片面を樹脂により封止する樹脂モールド方法であって、
    前記下型として、前記被成形品の外周縁部に沿った押さえ突起がクランプ面に設けられた金型を使用し、
    前記シート樹脂とともに前記被成形品をクランプして、成形後の樹脂モールド部の外周縁部が、前記押さえ突起の内側領域よりも肉薄となるように樹脂モールドすることを特徴とする樹脂モールド方法。
  3. 前記上型として、被成形品の外周縁部に沿った押さえ突起と、前記被成形品に搭載されている搭載部品の隣り合った中間位置に押さえ突起が設けられた金型を使用し、
    成形後の樹脂モールド部の外周縁部と、前記隣り合った搭載部品の中間位置に肉薄部を形成して樹脂モールドすることを特徴とする請求項1記載の樹脂モールド方法。
  4. 前記下型として、被成形品の外周縁部に沿った押さえ突起と、前記被成形品に搭載されている搭載部品の隣り合った中間位置に押さえ突起が設けられた金型を使用し、
    成形後の樹脂モールド部の外周縁部と、前記隣り合った搭載部品の中間位置に肉薄部を形成して樹脂モールドすることを特徴とする請求項2記載の樹脂モールド方法。
  5. 前記被成形品が、基板上に半導体チップが縦横に整列して配置された製品であり、
    前記押さえ突起が前記半導体チップの平面配置に合わせて縦横に横断して設けられた金型を使用して樹脂モールドすることを特徴とする請求項3または4記載の樹脂モールド方法。
  6. 前記上型と下型とによりシート樹脂とともに被成形品をクランプする際に、前記被成形品が収容される樹脂モールド空間を減圧した後、前記上型と下型とを型閉め位置まで移動させて樹脂モールドすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の樹脂モールド方法。
  7. 前記シート樹脂として、パッケージの形状にしたがって形成された個片のシート樹脂を使用して樹脂モールドすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の樹脂モールド方法。
  8. 前記シート樹脂が接触する金型面をリリースフィルムにより被覆して樹脂モールドすることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載の樹脂モールド方法。
  9. 被成形品をセットするセット面に吸引孔が開口して設けられた吸着プレートに被成形品をセットし、
    前記被成形品の樹脂モールド領域を覆うようにシート樹脂を供給し、
    前記吸引孔から真空吸引して前記被成形品を前記吸着プレートに吸着支持し、前記シート樹脂を加熱して軟化させた後、前記被成形品とシート樹脂が収容される樹脂モールド空間にエア圧を作用させて前記被成形品の搭載部品が搭載された片面を樹脂により封止することを特徴とする樹脂モールド方法。
  10. 前記被成形品とシート樹脂が収容される樹脂モールド空間を減圧した後、樹脂モールド空間にエア圧を作用させることを特徴とする請求項9記載の樹脂モールド方法。
  11. 前記樹脂モールド金型による樹脂モールド装置に、前記シート樹脂を成形するシート樹脂の成形部を付設し、
    該シート樹脂の成形部により成形されたシート樹脂を前記樹脂モールド金型内に搬入し、前記樹脂モールド金型により前記シート樹脂とともに被成形品をクランプして樹脂モールドすることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項記載の樹脂モールド方法。
  12. 樹脂モールド金型を型開きした状態で下型と上型の一方の金型に被成形品をセットし、前記下型側に、前記被成形品の樹脂モールド領域を覆うようにシート樹脂を供給し、上型と下型とにより前記シート樹脂とともに被成形品をクランプして、前記被成形品の搭載部品が搭載された片面を樹脂により封止する樹脂モールド装置において、
    前記下型と上型の他方の金型は、樹脂モールド領域の外周縁部に沿った押さえ突起が設けられ、該押さえ突起によって囲まれた内側の領域が平坦面に形成されていることを特徴とする樹脂モールド装置。
  13. 前記他方の金型は、樹脂モールド領域の外周縁部に沿って押さえ突起が設けられるとともに、前記被成形品に搭載されている搭載部品の隣り合った中間位置に合わせて押さえ突起が設けられていることを特徴とする請求項12記載の樹脂モールド装置。
  14. 前記上型と下型のいずれか一方に、前記上型と下型とを当接した際に、前記被成形品とシート樹脂が収容される樹脂モールド空間を外部から遮蔽するシール体が設けられ、
    前記樹脂モールド空間に連通するエア吸引機構が設けられていることを特徴とする請求項12または13記載の樹脂モールド装置。
  15. 樹脂モールド時に、前記他方の金型のクランプ面を被覆するリリースフィルムの供給機構が設けられていることを特徴とする請求項12〜14記載の樹脂モールド装置。
  16. 樹脂モールド金型を型開きした状態で上型に被成形品を支持し、下型にシート樹脂を供給して上型と下型とにより前記シート樹脂とともに被成形品をクランプして、前記被成形品の片面を樹脂により封止する樹脂モールド装置において、
    前記下型には、前記被成形品の樹脂モールド領域に応じて個片に形成されたシート樹脂が供給される可動ブロックが、型開閉方向にフローティング支持されて装着されていることを特徴とする樹脂モールド装置。
  17. 被成形品を支持する支持部として、ヒータ板に取り付けられ、被成形品をセットするセット面に複数の吸引孔が形成され、該吸引孔を共通に連通するエア流路が設けられた吸着プレートと、
    前記支持部の上方に配され、前記吸着プレートにセットされた被成形品を外部から遮蔽して樹脂モールド空間内に収容する上ベースと、
    前記エア流路に連通して設けられたエア吸引機構と、
    前記樹脂モールド空間に連通して設けられた減圧・加圧機構と
    を備えていることを特徴とする樹脂モールド装置。
  18. 前記樹脂モールド装置に、
    前記シート樹脂を成形するシート樹脂の成形部と、該シート樹脂の成形部において成形されたシート樹脂を前記樹脂モールド金型に供給する供給機構とが設けられていることを特徴とする請求項12〜17のいずれか一項記載の樹脂モールド装置。
  19. 前記シート樹脂の成形部は、
    シート樹脂を減圧下で成形する作業領域となる容器と、容器の内外に進退動可能に支持された樹脂供給機構と、樹脂供給機構から供給された樹脂材をシート状に成形するプレス機構とを備えることを特徴とする請求項18記載の樹脂モールド装置。
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