JP2007283825A - 乗員保護構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアバッグの展開後も内装材自体の衝撃吸収性能が得られる乗員保護構造の提供。
【解決手段】車体25と、車体25の車室内側に配設される内装材27と、これら車体25と内装材27との間に収納され車室内側に展開するエアバッグ20と、内装材27をエアバッグ20を膨出可能とする離間した位置へ移動可能に車体25に取り付ける取付手段40とを有する構造であって、内装材27に、これを車体25側に付勢する付勢手段41が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車体と内装材との間に収納されたエアバッグを車室内側に展開させる乗員保護構造に関する。
車体と内装材との間に収納されたエアバッグを車室内側に展開させる乗員保護構造として、例えば、車両の側面衝突時に車両側部の窓の車室内側にカーテン状にエアバッグを膨張展開させるものがある。このような乗員保護構造においては、エアバッグが展開する際にその車室内側を覆っている内装材を車室内側に押し開きながら膨出することになるため、内装材はエアバッグを膨出可能とする離間した位置へ移動可能となるように車体に取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−115672号公報
ところで、上記のように内装材をエアバッグの展開時に車体に対し離間した位置に移動させる構造であると、内装材が車体に対し近接した位置で得られる内装材自体の衝撃吸収性能が十分に得られない可能性がある。
したがって、本発明は、エアバッグの展開後も内装材自体の衝撃吸収性能が得られる乗員保護構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、車体(例えば実施形態におけるピラーインナパネル25)と、該車体の車室内側に配設される内装材(例えば実施形態におけるピラーガーニッシュ27)と、これら車体と内装材との間に収納され車室内側に展開するエアバッグ(例えば実施形態におけるエアバッグ20)と、前記内装材を前記エアバッグを膨出可能とする離間した位置へ移動可能に前記車体に取り付ける取付手段(例えば実施形態におけるクリップ40,64,70,100)とを有する乗員保護構造であって、前記内装材には、該内装材を前記車体側に付勢する付勢手段(例えば実施形態におけるスプリング41,66,110、クリップ70)が設けられていることを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記付勢手段は、前記内装材と前記車体側とに連結される弾性体(例えば実施形態におけるスプリング41,110)であることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記取付手段は、頭部(例えば実施形態における頭部50)と該頭部から延出する軸部(例えば実施形態における第1軸部51、第2軸部52、軸部53)とを有するクリップ(例えば実施形態におけるクリップ40)であり、前記頭部が前記内装材に取り付けられるとともに、前記軸部がその軸方向に摺動可能となるように前記車体側に形成された取付孔(例えば実施形態における取付孔35)を貫通していることを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記取付手段は、前記内装材に取り付けられる頭部(例えば実施形態における頭部105)と、前記車体に取り付けられるとともに前記弾性体を介して前記内装材に対し離間可能に連結される先部(例えば実施形態における先部101)と、前記頭部および前記先部のいずれか一方から他方に向けて延出する軸部(例えば実施形態における軸部106)とを有するクリップ(例えば実施形態におけるクリップ100)であることを特徴としている。
請求項5に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記付勢手段は、前記内装材と前記取付手段との間に介在する弾性体(例えば実施形態におけるスプリング66)であることを特徴としている。
請求項6に係る発明は、請求項5に係る発明において、前記取付手段は、頭部(例えば実施形態における頭部60)と該頭部から延出する軸部(例えば実施形態における第1軸部61、第2軸部62)とを有するクリップ(例えば実施形態におけるクリップ64)であり、前記軸部が前記車体に固定されるとともに、前記頭部が前記内装材に形成された凹部(例えば実施形態における凹部55)内に嵌合しており、前記内装材は前記凹部が前記頭部に案内されて該頭部の軸方向に所定距離摺動可能とされ、前記弾性体は前記凹部内に設けられていることを特徴としている。
請求項7に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記弾性体は、前記内装材に固定される回動部材(例えば実施形態における回動部材72)と前記車体に固定される基部(例えば実施形態における基部材75)とを回動軸(例えば実施形態における回動軸73)を介して回動可能に連結するとともにこれら回動部材と基部とを近接方向に付勢する弾性部を備えたクリップ(例えば実施形態におけるクリップ70)であることを特徴としている。
請求項8に係る発明は、車体(例えば実施形態におけるピラーインナパネル25)と、該車体の車室内側に配設される内装材(例えば実施形態におけるピラーガーニッシュ27)と、これら車体と内装材との間に収納され車室内側へ展開するエアバッグ(例えば実施形態におけるエアバッグ20)と、前記内装材を前記エアバッグを膨出可能とする離間した位置へ移動可能に前記車体に取り付ける取付手段(例えば実施形態におけるクリップ64)とを有する乗員保護構造であって、前記内装材には、該内装材を前記車体側へ復帰させる復帰手段(例えば実施形態における高反発部材82,磁性体85,86,87)が設けられていることを特徴としている。
請求項9に係る発明は、請求項8に係る発明において、前記取付手段は、頭部(例えば実施形態における60)と該頭部から延出する軸部(例えば実施形態における第1軸部61,第2軸部62)とを有するクリップ(例えば実施形態におけるクリップ64)であり、前記軸部が前記車体に固定されるとともに、前記頭部が前記内装材に形成された凹部(例えば実施形態における凹部55)内に嵌合しており、前記内装材は前記凹部が前記頭部に案内されて該頭部の軸方向に所定距離摺動可能とされ、前記復帰手段は、前記凹部内の車体側底面(例えば実施形態における底面55a)に設けられた高反発部(例えば実施形態における高反発部材82)であることを特徴としている。
請求項10に係る発明は、請求項9に係る発明において、前記凹部内の前記車体側底面に対向する内面(例えば実施形態における内面55b)には、緩衝手段(例えば実施形態における緩衝部材83)が設けられていることを特徴としている。
請求項11に係る発明は、請求項8に係る発明において、前記取付手段は、頭部(例えば実施形態における頭部60)と該頭部から延出する軸部(例えば実施形態における第1軸部61、第2軸部62)とを有するクリップ(例えば実施形態におけるクリップ64)であり、前記軸部が前記車体に固定されるとともに、前記頭部が前記内装材に形成された凹部(例えば実施形態における凹部55)内に嵌合しており、前記内装材は前記凹部が前記頭部に案内されて該頭部の軸方向に所定距離摺動可能とされ、前記復帰手段は、前記凹部内の内面(例えば実施形態における底面55a、内面55b)および前記頭部に設けられた磁性体(例えば実施形態における磁性体85,86,87)であることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、車体と車体の車室内側に配設される内装材との間に収納されたエアバッグが車室内側に展開すると、取付手段によって内装材が車体に対し離間した位置へ移動してエアバッグを膨出可能とすることになるが、エアバッグの展開後、内装材に設けられた付勢手段の付勢力で内装材が車体側に付勢されて車体側に戻される。したがって、エアバッグの展開後に内装材が車体側に近づくことで内装材自体の本来の衝撃吸収性能が得られる。
請求項2に係る発明によれば、内装材が付勢手段である弾性体で車体側に連結されているため、弾性体によって内装材の脱落防止を兼ねることができる。
請求項3に係る発明によれば、内装材が車体に対し離間する位置に移動し、また近接する位置に戻る際に、内装材に頭部において取り付けられたクリップが、頭部から延出する軸部において車体側に形成された取付孔に沿って軸方向に摺動する。したがって、内装材の移動時の移動方向以外のずれを抑制できる。
請求項4に係る発明によれば、クリップには、内装材に取り付けられる頭部と弾性体を介して内装材に対し離間可能に連結された先部とのうちのいずれか一方から他方に向けて延出する軸部が設けられているため、軸部によって先部を押圧して先部を車体に取り付けることができる。したがって、取付手段としてのクリップを内装材に予め取り付けた状態で車体側に容易に取り付けることができる。
請求項5に係る発明によれば、付勢手段が、内装材と取付手段との間に介在する弾性体であるため、取付手段を車体に対し移動させずに済み、比較的成形自由度の高い内装材と取付手段とで内装材の摺動を案内できる。
請求項6に係る発明によれば、取付手段を構成するクリップは、その頭部が内装材に形成された凹部内に嵌合しており、内装材は凹部が頭部に案内されて頭部の軸方向に所定距離摺動可能とされているため、クリップで内装材の移動を案内することができる。また、弾性体が凹部内に設けられているため、これらのクリップおよび弾性体を予め内装材に設けた状態で、クリップの軸部を車体側に固定すれば、これらを一度に取り付けることができ、よって取り付けが容易にできる。
請求項7に係る発明によれば、付勢手段を構成する弾性体であるクリップが、内装材に固定される回動部材と車体に固定される基部とを回動軸を介して回動可能に連結するとともに回動部材と基部とを近接方向に付勢する弾性部を備えるため、内装材を移動可能に車体に取り付ける取付手段を兼ねることになる。したがって、付勢手段と取付手段とを一つのクリップで兼用できる。
請求項8に係る発明によれば、車体と車体の車室内側に配設される内装材との間に収納されたエアバッグが車室内側に展開すると、取付手段によって内装材が車体に対し離間した位置へ移動してエアバッグを膨出可能とすることになるが、エアバッグの展開後、内装材に設けられた復帰手段で内装材が車体側に戻される。したがって、エアバッグの展開後に内装材が車体側に近づくことで内装材自体の本来の衝撃吸収性能が得られる。しかも、内装材を車体側へ復帰させる復帰手段を設ければ良いため、簡素な構成で実現可能となる。
請求項9に係る発明によれば、取付手段を構成するクリップは、その頭部が内装材に形成された凹部内に嵌合しており、内装材は凹部が頭部に案内されて頭部の軸方向に所定距離摺動可能とされているため、クリップで内装材の移動を案内することができる。また、復帰手段が、凹部内の車体側底面に設けられた高反発部であるため、内装材の離間位置への移動の力を利用して近接位置に復帰させることができる。したがって、一層簡素な構成で実現可能となる。
請求項10に係る発明によれば、凹部内の車体側底面に対向する内面に緩衝手段が設けられているため、近接位置に復帰したときに再び離間方向に移動してしまうことを抑制できる。したがって、確実に内装材を車体側に戻すことができる。
請求項11に係る発明によれば、取付手段を構成するクリップは、その頭部が内装材に形成された凹部内に嵌合しており、内装材は凹部が頭部に案内されて頭部の軸方向に所定距離摺動可能とされているため、クリップで内装材の移動を案内することができる。また、凹部内の内面および頭部に設けられた磁性体の吸引力および反発力の少なくともいずれか一方によって、内装材を車体側に戻すことになる。したがって、簡素な構成で確実に内装材を車体側に戻すことができる。
本発明に係る乗員保護構造の第1実施形態を図1〜図3を参照して以下に説明する。
図1は、第1実施形態が適用された車両の車室内の右前部を示す斜視図である。
図1に示すように、前部座席11の側方には、フロントウインドシールド12とフロントドア13との境界にフロントピラー14が、フロントドア13とリヤドア15との境界にセンタピラー16が、それぞれ設けられており、また、図1に二点鎖線で示すようにフロントドア13の窓13aおよびリヤドア15の窓15aに沿ってカーテン状に展開可能なエアバッグ20が設けられている。このエアバッグ20は、展開前には、折り畳まれた状態でフロントピラー14からルーフ21の側縁部に沿って収納される。図示は略すが、このようなエアバッグ20が車室内の左側部にも設けられている。
図2はフロントピラー14の部分断面図である。フロントピラー14は、車室外側に配設される金属製のピラーアウタパネル24と、このピラーアウタパネル24の車室内側に接合される金属製のピラーインナパネル25とを有して車体の一部を構成するフロントピラー本体26と、このフロントピラー本体26のピラーインナパネル25を覆うようにその車室内側に配設される合成樹脂製のピラーガーニッシュ(内装材)27とを備えている。ここで、ピラーアウタパネル24およびピラーインナパネル25の、上記したフロントドア13で開閉されるフロントドア開口28側の接合端末部29には、開閉するフロントドア13との隙間をシールするゴム製のウエザストリップ30が設けられている。また、ピラーインナパネル25とピラーガーニッシュ27との間に車室内側に展開可能なエアバッグ20が折り畳み状態でカバー31に収納されて設けられている。
ピラーインナパネル25には、車室内外方向に沿って貫通する嵌合孔33が形成されており、この嵌合孔33に車体の一部を構成する合成樹脂製の取付部材34が取り付けられている。この取付部材34は、取付孔35を中央に有しており、外周側には、ピラーインナパネル25の嵌合孔33に嵌合させられる先細の嵌合部36が車室外側に、嵌合部36での嵌合時に嵌合部36とでピラーインナパネル25を挟持するフランジ部37が車室内側にそれぞれ形成されている。
ピラーインナパネル25には、ピラーガーニッシュ27が、合成樹脂製のクリップ(取付手段)40を介して取り付けられており、ピラーガーニッシュ27と車体側の取付部材34との間には、クリップ40を内側に挿通させた状態でコイル状のスプリング(付勢手段,弾性体)41が設けられている。
ピラーガーニッシュ27は、主板部43とこの主板部43のフロントドア開口28側から車外側に延出する端板部44とを有して車室内側の意匠面を構成する意匠板部45と、意匠板部45の主板部43の裏面から車室外側に突出する突出台部46とを有している。この突出台部46には、突出先端側の頂面46aから取付穴47が形成されており、取付穴47の主板部43側に、径方向外側に広がる嵌合溝48が形成されている。
クリップ40は、ピラーガーニッシュ27の突出台部46に取り付けられて車室外側に延出するもので、突出台部46の嵌合溝48に嵌合することでピラーガーニッシュ27に取り付けられる大径の頭部50と、突出台部46の取付穴47を通ってこの頭部50から軸線方向に沿って車室外側に延出する頭部50よりも小径の第1軸部(軸部)51と、第1軸部51から頭部50とは反対側に延出する第1軸部51よりも小径の第2軸部(軸部)52とを有している。なお、図示は略すがクリップ40を軸直交方向にスライドさせて嵌合させるように嵌合溝48は側方に開口している。ここで、クリップ40は、その第2軸部52において取付部材34の取付孔35に摺動可能に挿入されている。
スプリング41は、クリップ40の主として第1軸部51を内側に挿通させた状態で一端側がピラーガーニッシュ27の突出台部46に連結され、他端側が取付部材34のフランジ部37に連結される結果、ピラーガーニッシュ27と車体側の取付部材34とを連結するもので、ピラーガーニッシュ27をピラーインナパネル25側に引っ張ってクリップ40の第1軸部51の端面を取付部材34に当接させるように付勢する。なお、スプリング41はクリップ40の第1軸部51の周囲に小さな隙間で均一に設けられている。
折り畳み状態でカバー31に収納されたエアバッグ20は、車体側に取り付けられた状態では、そのフロントピラー本体26に沿う部分がピラーインナパネル25の嵌合孔33よりもフロントドア開口28側に配設されることになり、上記したクリップ40とスプリング41と取付部材34とを予め取り付けた状態のピラーガーニッシュ27が、突出台部46と端板部44との間に折り畳み状態のエアバッグ20を収納するようにして、取付部材34を嵌合孔33に嵌合させることでピラーインナパネル25に取り付けられる。ピラーガーニッシュ27に固定されたクリップ40は、車体側のピラーインナパネル25に対してピラーガーニッシュ27を、離間した位置へ移動可能に取り付けることになり、この移動量は、エアバッグ20を膨出可能とする量とされる。なお、取付部材34を介してのピラーインナパネル25への取付状態で、クリップ40は、その第2軸部52がその軸方向に摺動可能となるように取付部材34の取付孔35を貫通している。
このような第1実施形態においては、適宜の展開条件が整うと、図示略のインフレータが駆動されてエアバッグ20がカバー31を破断しつつフロントドア13の窓13aおよびリヤドア15の窓15aに沿って延出することになるが、このとき、膨出するエアバッグ20で押されてピラーガーニッシュ27は、スプリング41を引っ張りつつ一体に設けられたクリップ40を取付部材34の取付孔35で摺動させながら図2に二点鎖線で示すように車室内側に移動させられる。しかしながら、ピラーガーニッシュ27に固定されたクリップ40が車体側の取付部材34に対しスプリング41で連結されているため、このスプリング41の縮長方向の付勢力で、ピラーガーニッシュ27は、クリップ40を取付部材34の取付孔35で摺動させながらピラーインナパネル25側に戻されることになる。
以上の第1実施形態によれば、車体の一部を構成するピラーインナパネル25とピラーインナパネル25の車室内側に配設されるピラーガーニッシュ27との間に収納されたエアバッグ20が車室内側に展開すると、クリップ40によってピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25に対し離間した位置へ移動してエアバッグ20を膨出可能とすることになるが、エアバッグ20の展開後、ピラーガーニッシュ27に設けられたスプリング41の復元の付勢力でピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25側に付勢されて戻される。したがって、エアバッグ20の展開後にピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25側に近づくことでピラーガーニッシュ27自体の本来の衝撃吸収性能が得られる。
また、ピラーガーニッシュ27がスプリング41でピラーインナパネル25に固定された取付部材34に連結されているため、スプリング41でピラーガーニッシュ27の脱落防止を兼ねることができる。しかも、コイル状のスプリング41がクリップ40の周囲に均一に設けられているため、スプリング41でクリップ40の軸方向移動を案内することができる。なお、スプリング41に換えてゴム等、縮長方向の付勢力を発生可能な他の弾性体を設けても良い。また、スプリング41をクリップ40とは別の位置に設けても良い。
さらに、ピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25に対し離間する位置に移動し、また近接する位置に戻る際に、ピラーガーニッシュ27に頭部50において取り付けられたクリップ40が、頭部50から延出する第2軸部52においてピラーインナパネル25側の取付部材34に形成された取付孔35に沿って軸方向に摺動する。したがって、ピラーガーニッシュ27の移動時の移動方向以外のずれを抑制できる。
なお、第1実施形態のクリップ40を、図3に示すように、突出台部46の嵌合溝48に嵌合することでピラーガーニッシュ27に取り付けられる大径の頭部50と、突出台部46の取付穴47を通ってこの頭部50から軸線方向に沿って車室外側に延出する頭部50よりも小径のストレートの軸部53とで構成しても良い。この場合、クリップ40は、その軸部53において取付部材34の取付孔35に摺動可能に挿入される。
加えて、第2軸部52と取付孔35との間にピラーガーニッシュ27を揺動可能とする隙間を設けるとともに、例えば複数のスプリングをクリップ40の周囲に不均一に設けて、スプリングの付勢力をピラーガーニッシュ27の端板部44側を弱く逆側を強くすることでピラーガーニッシュ27の端板部44側を開き易くしても良い。
本発明に係る乗員保護構造の第2実施形態を図4〜6を参照して第1実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
第2実施形態において、ピラーインナパネル25の嵌合孔33に、ピラーガーニッシュ27を取り付けるためのクリップ(取付手段)100の合成樹脂製の先部101が取り付けられている。この先部101は、ピラーインナパネル25の嵌合孔33に嵌合させられる先細の嵌合部102が車室外側に、嵌合部102の嵌合時に嵌合部102とでピラーインナパネル25を挟持するフランジ部103が車室内側にそれぞれ形成されている。
また、クリップ100は、ピラーガーニッシュ27の突出台部46の嵌合溝48に嵌合することでピラーガーニッシュ27に取り付けられる大径の頭部105と、突出台部46の取付穴47を通ってこの頭部105から軸線方向に沿って車室外側に延出する頭部105よりも小径の軸部106とを有するクリップ本体107を有している。なお、図示は略すがクリップ100の頭部105を軸直交方向にスライドさせて嵌合させるように嵌合溝48は側方に開口している。
このような別体のクリップ本体107と先部101とからなるクリップ100に、スプリング(弾性体)110が設けられている。スプリング110は、クリップ本体107の軸部106を内側に挿通させた状態で一端側がピラーガーニッシュ27の突出台部46に連結され、他端側が先部101のフランジ部103に連結される結果、ピラーガーニッシュ27と車体側に取り付けられた先部101とを連結するもので、ピラーガーニッシュ27をピラーインナパネル25側に引っ張ってクリップ100の軸部106の端面を先部101に当接させるように付勢する。なお、スプリング110はクリップ本体107の軸部106の周囲に小さな隙間で均一に設けられている。
上記したクリップ100とスプリング110とを予め取り付けた状態のピラーガーニッシュ27が、突出台部46と端板部44との間に折り畳み状態のエアバッグ20を収納するようにして、クリップ100の先部101を嵌合孔33に嵌合させることでピラーインナパネル25に取り付けられる。このようにして車体側のピラーインナパネル25に固定されたクリップ100は、ピラーガーニッシュ27を、ピラーインナパネル25に対してエアバッグ20を膨出可能な所定量離間した位置へ移動可能に取り付けることになる。
このような第2実施形態においても、適宜の展開条件が整うと、図示略のインフレータが駆動されてエアバッグ20がカバー31を破断しつつフロントドア13の窓13aおよびリヤドア15の窓15aに沿って延出することになるが、このとき、膨出するエアバッグ20で押されてピラーガーニッシュ27は、スプリング110を引っ張りつつ一体に設けられた頭部105を含むクリップ本体107を先部101から離間させながら図2に二点鎖線で示すように車室内側に移動させられる。しかしながら、ピラーガーニッシュ27がクリップ100の車体側の先部101に対しスプリング110で連結されているため、このスプリング110の縮長方向の付勢力で、ピラーガーニッシュ27は、ピラーインナパネル25側に戻されることになる。
以上の第2実施形態によれば、車体の一部を構成するピラーインナパネル25とピラーインナパネル25の車室内側に配設されるピラーガーニッシュ27との間に収納されたエアバッグ20が車室内側に展開すると、ピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25に対し離間した位置へ移動してエアバッグ20を膨出可能とすることになるが、エアバッグ20の展開後、ピラーガーニッシュ27に設けられたスプリング110の復元の付勢力でピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25側に付勢されて戻される。したがって、エアバッグ20の展開後にピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25側に近づくことでピラーガーニッシュ27自体の本来の衝撃吸収性能が得られる。
また、ピラーガーニッシュ27がスプリング110でピラーインナパネル25に固定された先部101に連結されているため、スプリング110でピラーガーニッシュ27の脱落防止を兼ねることができる。しかも、コイル状のスプリング110がクリップ本体107の周囲に均一に設けられているため、スプリング110でクリップ本体107の軸方向移動を案内することができる。なお、スプリング110に換えてゴム等、縮長方向の付勢力を発生可能な他の弾性体を設けても良い。また、スプリング110をクリップ100とは別の位置に設けても良い。
加えて、クリップ100には、ピラーガーニッシュ27に取り付けられる頭部105から、スプリング110を介してピラーガーニッシュ27に対し離間可能に連結された先部101に向けて延出する軸部106が設けられているため、軸部106によって先部101を押圧して先部101をピラーインナパネル25に取り付けることができる。したがって、クリップ100をピラーガーニッシュ27に予め取り付けた状態でピラーインナパネル25側に容易に取り付けることができる。
なお、第2実施形態のクリップ100の先部101に、図5に示すように、クリップ本体107の軸部106を摺動自在に嵌合させる円筒部113を形成しても良い。この場合、この円筒部113を挿通させるようにスプリング110を配置してこのスプリング110をピラーガーニッシュ27の突出台部46と先部101のフランジ部103とに連結させる。このように構成すれば、軸部106の摺動時にスプリング110との干渉を防止でき、また、軸部106つまりピラーガーニッシュ27の摺動方向以外の方向のずれを規制できる。また、円筒部113ではなく、円周上に間隔をあけて配置される複数の脚部を先部101に形成し、これら脚部でクリップ本体107の軸部106を摺動自在に保持しても良い。このようにすれば、軸部106の摺動時にスプリング110との干渉を防止でき、また、軸部106つまりピラーガーニッシュ27の摺動方向以外の方向のずれを規制できる。
また、クリップ100の嵌合部102とフランジ部103とを有する先部101のフランジ部103から軸部106を延出させても良い。つまり、頭部105および先部101のいずれか一方から他方に向けて延出する軸部106を有するクリップであれば良い。先部101に軸部106を設けた場合、図6に示すように、頭部105を設けなくても良く、突出台部46の頂面46aを平坦にできる。この構成の場合、スプリング110は、内側に軸部106を挿通させるようにしてクリップ100のフランジ部103とピラーガーニッシュ27とを連結させることになる。クリップ100とスプリング110とをピラーガーニッシュ27に予め取り付けることができるため、他と同様にスプリング110の取り付けが容易となる。
加えて、スプリングをクリップ100の周囲に不均一に設けて、ピラーガーニッシュ27の端板部44側を開き易くしても良い。
本発明に係る乗員保護構造の第3実施形態を図7を参照して第1実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
第3実施形態において、ピラーガーニッシュ27の突出台部46には、第1実施形態の嵌合溝48に換えて、嵌合溝48よりも大きい凹部55が形成されており、この凹部55の開口部56側には径方向内側に突出する内フランジ部57が形成されている。
第3実施形態では、ピラーガーニッシュ27の突出台部46の凹部55内に嵌合する大径の頭部60と、突出台部46の凹部55の開口部56を通ってこの頭部60から軸線方向に沿って車室外側に延出する頭部60よりも小径の第1軸部61と、第1軸部61から頭部60とは反対側に延出する第1軸部61よりも小径の第2軸部62と、第2軸部62の第1軸部61とは反対側に形成される第2軸部62よりも大径の嵌合部63とを有する合成樹脂製のクリップ64を備えている。なお、図示は略すがクリップ64を軸直交方向にスライドさせて収納するように凹部55は側方に開口している。ここで、クリップ64は、その嵌合部63から取付部材34の取付孔35に嵌合し、第2軸部62が取付孔35に嵌合する状態で第1軸部61の端面と嵌合部63とで取付部材34を挟持することで取付部材34つまり車体側に固定される。ピラーガーニッシュ27は凹部55が頭部60に案内されて頭部60の軸方向に所定距離摺動可能となっている。
また、第3実施形態では、クリップ64の第1軸部61を内側に挿通させた状態で凹部55内に配置され、頭部60とピラーガーニッシュ27の内フランジ部57との間に介在するコイル状のスプリング(付勢手段,弾性体)66が設けられている。スプリング66は一端側がピラーインナパネル25側に固定されたクリップ64の頭部60に当接し他端側がその車室外側に対向するピラーガーニッシュ27の内フランジ部57の底面55aに当接しており、伸長方向に付勢力を発生させ、ピラーガーニッシュ27をピラーインナパネル25側に押圧し、凹部55の内面55bをクリップ64の頭部60の端面60aに当接させるように付勢する。
上記したクリップ64とスプリング66と取付部材34とを予め取り付けた状態のピラーガーニッシュ27が、突出台部46と端板部44との間に折り畳み状態のエアバッグ20を収納するようにして、取付部材34を嵌合孔33に嵌合させることでピラーインナパネル25に取り付けられる。このようにして車体側のピラーインナパネル25に固定されたクリップ64は、ピラーガーニッシュ27を、ピラーインナパネル25に対してエアバッグ20を膨出可能な所定量離間した位置へ移動可能に取り付けることになる。
このような第3実施形態においても、適宜の展開条件が整うと、図示略のインフレータが駆動されてエアバッグ20がフロントドア13の窓13aおよびリヤドア15の窓15aに沿って延出することになるが、このとき、膨出するエアバッグ20で押されてピラーガーニッシュ27は、スプリング66を圧縮しつつピラーインナパネル25に固定されたクリップ64の頭部60に沿って凹部55を摺動させながら車室内側に移動させられる。しかしながら、ピラーインナパネル25に固定されたクリップ64の頭部60とピラーガーニッシュ27の内フランジ部57との間にスプリング66が介装されているため、このスプリング66の伸長方向の付勢力で、ピラーガーニッシュ27は、クリップ64の頭部60に沿って凹部55を摺動させながらピラーインナパネル25側に戻されることになる。
以上の第3実施形態によれば、車体の一部を構成するピラーインナパネル25とピラーインナパネル25の車室内側に配設されるピラーガーニッシュ27との間に収納されたエアバッグ20が車室内側に展開すると、クリップ64によってピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25に対し離間した位置へ移動してエアバッグ20を膨出可能とすることになるが、エアバッグ20の展開後、ピラーガーニッシュ27に設けられたスプリング66の復元の付勢力でピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25側に付勢されてピラーインナパネル25側に戻される。したがって、エアバッグ20の展開後にピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25側に近づくことでピラーガーニッシュ27自体の本来の衝撃吸収性能が得られる。
また、クリップ64は、その頭部60がピラーガーニッシュ27に形成された凹部55内に嵌合しており、ピラーガーニッシュ27は凹部55が頭部60に案内されて頭部60の軸方向に所定距離摺動可能とされているため、クリップ64でピラーガーニッシュ27の移動を案内することができる。また、スプリング66が、ピラーガーニッシュ27とクリップ64との間に介在するため、クリップ64を車体側のピラーインナパネル25に対し移動させずに済み、比較的成形自由度の高いピラーガーニッシュ27とクリップ64とでピラーガーニッシュ27の摺動を案内できる。なお、スプリング66に換えてゴム等の抗圧縮性の付勢力を発生可能な他の弾性体を設けても良い。また、スプリング66をクリップ64とは別の位置に設けても良い。
加えて、頭部60と凹部55との間にピラーガーニッシュ27を揺動可能とする隙間を設けるとともに、スプリングをクリップ64の周囲に不均一に設けて、ピラーガーニッシュ27の端板部44側を開き易くしても良い。
本発明に係る乗員保護構造の第4実施形態を図8を参照して第3実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第3実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
第4実施形態においては、開口部56に内フランジ部57が形成された突出台部46の凹部55が主板部43まで貫通している。
また、第4実施形態のクリップ64は、第2軸部62を取付孔35に嵌合させ第1軸部61と嵌合部63とで取付部材34を挟持することで取付部材34に固定された状態で、頭部60の端面部60aが主板部43の車室内側の面部43aと面一となるように形成されている。よって、上記第3実施形態ではクリップ64を軸直交方向にスライドさせて収納するように凹部55は側方に開口しているが、第4実施形態では、クリップ64を凹部55の主板部43側から嵌合させるため側方の開口が不要になる。
さらに、第4実施形態では、第3実施形態と同様、頭部60とピラーガーニッシュ27の内フランジ部57との間に介在して、ピラーガーニッシュ27をピラーインナパネル25側に押圧するように付勢するスプリング66が設けられている。
このような第4実施形態においても、適宜の展開条件が整うと、図示略のインフレータが駆動されてエアバッグ20がフロントドア13の窓13aおよびリヤドア15の窓15aに沿って延出することになるが、このとき、膨出するエアバッグ20で押されてピラーガーニッシュ27は、スプリング66を圧縮しつつクリップ64の頭部60に沿って凹部55を摺動させながら車室内側に移動させられる。しかしながら、ピラーインナパネル25に固定されたクリップ64の頭部60とピラーガーニッシュ27の内フランジ部57との間にスプリング66が介装されているため、このスプリング66の復元の付勢力で、ピラーガーニッシュ27は、クリップ64の頭部60に沿って凹部55を摺動させながらピラーインナパネル25側に戻されることになる。
本発明に係る乗員保護構造の第5実施形態を図9および図10を参照して第1実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
第5実施形態においては、図9に示すように、ピラーガーニッシュ27とピラーインナパネル25とに連結されてピラーガーニッシュ27をピラーインナパネル25側に付勢するクリップ(付勢手段,弾性体)70が設けられている。
クリップ70は、図10に示すように、取付嵌合部71を一端側に有する合成樹脂製の回動部材72と、この回動部材72の取付嵌合部71とは反対側に金属製の回動軸73を介して回動可能に連結されるとともに回動軸73とは反対側に取付嵌合部74を有する合成樹脂製の基部材(基部)75とを有しており、図示略のネジリバネ(弾性部)でこれら回動部材72と基部材75とを互いに当接するように近接方向に付勢する。
なお、回動部材72と基部材75とが当接した状態で、取付嵌合部71と取付嵌合部74とが互いに反対方向に向く。また、基部材75には、回動軸73とは反対において取付嵌合部74の逆側に突出する嵌合軸77が形成されており、嵌合軸77は、基端側の軸部78と軸部78よりも大径の先端側の嵌合部79とを有している。これに対して、回動部材72には、回動軸73とは反対において取付嵌合部71の逆側に嵌合軸77を抜き差し可能に嵌合させる嵌合穴80が形成されている。この嵌合穴80は、嵌合する嵌合軸77が簡単に抜けてしまうのを防止するもので、所定以上の力が加わった場合に限り嵌合軸77が嵌合穴80から抜けるようになっている。
このようなクリップ70は、嵌合軸77を嵌合穴80に嵌合させ基部材75と回動部材72とを当接させた状態で、取付嵌合部71を嵌合溝48に嵌合させることでピラーガーニッシュ27に一端側が固定されることになり、取付嵌合部74をピラーインナパネル25の嵌合孔33に嵌合させることでピラーインナパネル25に他端側が固定される。このとき、回転軸73はクリップ70のフロントドア開口28とは反対に配置されている。
このような第5実施形態においても、適宜の展開条件が整うと、図示略のインフレータが駆動されてエアバッグ20がフロントドア13の窓13aおよびリヤドア15の窓15aに沿って延出することになるが、このとき、膨出するエアバッグ20で押されてピラーガーニッシュ27は、ネジリバネの付勢力に抗して回動部材72を基部材75に対し、回動軸73を中心に回動させながら車室内側に移動させられる(このとき嵌合穴80から嵌合軸79も抜かれる)。しかしながら、ピラーインナパネル25に固定されたクリップ70は回動部材72と基部材75とがネジリバネで付勢されているため、このネジリバネの復元の付勢力で、ピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25側に戻されることになる。
以上の第5実施形態によれば、車体の一部を構成するピラーインナパネル25とピラーインナパネル25の車室内側に配設されるピラーガーニッシュ27との間に収納されたエアバッグ20が車室内側に展開すると、クリップ70によってピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25に対し離間した位置へ移動してエアバッグ20を膨出可能とすることになるが、エアバッグ20の展開後、クリップ70に設けられたネジリバネの付勢力でピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25側に付勢されてピラーインナパネル25側に戻される。したがって、第1〜第4実施形態と同様に、エアバッグ20の展開後にピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25側に近づくことでピラーガーニッシュ27自体の本来の衝撃吸収性能が得られる。
また、クリップ70が、ピラーガーニッシュ27に固定される回動部材72とピラーインナパネル25に固定される基部材75とを回動軸73を介して回動可能に連結するとともに回動部材72と基部材75とを近接方向に付勢するネジリバネを備えるため、ピラーガーニッシュ27のピラーインナパネル25に対する付勢機能と取付機能とを兼ねることになる。したがって、これらの機能を一つのクリップ70で兼用できる。
加えて、クリップ70には所定以上の力で嵌合が解除される嵌合軸79および嵌合穴80が形成されているため、小さい力で不必要にピラーガーニッシュ27が移動してしまうことを防止できる。
なお、クリップ70の基部材75自体を車体側のピラーインナパネル25に一体に形成しても良い。つまり、ピラーインナパネル25に回動軸73を設けてこの回動軸73に回動部材72を回動可能に連結することが可能である。また、基部材75の全体を車体側に固定しても良い。さらに、クリップ70の回動部材72自体をピラーガーニッシュ27に一体に形成しても良い。つまり、ピラーガーニッシュ27に回動軸73を設けてこの回動軸73に基部材75を回動可能に連結することが可能である。
第5実施形態では、クリップ70がピラーインナパネル25への取付位置から離れた位置にある回動軸73を中心に回動するが、同様に、他の実施形態においてもピラーインナパネル25への取付位置から離れた位置でスライドさせても良い(例えば図9の回動軸73の位置でスライドする等)。
本発明に係る乗員保護構造の第6実施形態を図11を参照して第3実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第3実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
第6実施形態においては、第3実施形態と同様に、開口部56に内フランジ部57が形成された凹部55にこれを摺動可能に支持するように嵌合する頭部60と、頭部60から延出する第1軸部61と、第1軸部61から延出する第2軸部62と、第2軸部62の先端に形成される嵌合部63とを有するクリップ64を備えており、クリップ64は、第2軸部62を取付孔35に嵌合させ第1軸部61と嵌合部63とで取付部材34を挟持することで取付部材34つまり車体側に固定される。なお、第6実施形態においてクリップ64は金属製とされている。
そして、第6実施形態においては、内フランジ部57に形成された凹部55の車体側底面55aには金属製で円環状をなす高反発部材(復帰手段,高反発部)82が固定されている。また、凹部55内の底面55aに対向する車室内側の内面55bにはゴム製の緩衝部材(緩衝手段)83が接合されている。
このような第6実施形態においても、適宜の展開条件が整うと、図示略のインフレータが駆動されてエアバッグ20がフロントドア13の窓13aおよびリヤドア15の窓15aに沿って延出することになるが、このとき、膨出するエアバッグ20で押されてピラーガーニッシュ27は、それまで緩衝部材83に当接していたクリップ64の頭部60に沿って凹部55を摺動させながら車室内側に移動させられる。そして、金属製の高反発部材82が金属製のクリップ64の頭部60に当接することにより生じる反発力で、ピラーガーニッシュ27は、クリップ64の頭部60に沿って凹部55を摺動させながらピラーインナパネル25側に戻されることになり、戻ると頭部60が緩衝部材83に当接して停止する。つまり、高反発部材82がピラーガーニッシュ27を車体側へ復帰させることになる。
以上の第6実施形態によれば、車体の一部を構成するピラーインナパネル25とピラーインナパネル25の車室内側に配設されるピラーガーニッシュ27との間に収納されたエアバッグ20が車室内側に展開すると、クリップ64によってピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25に対し離間した位置へ移動してエアバッグ20を膨出可能とすることになるが、エアバッグ20の展開後、ピラーガーニッシュ27に設けられた高反発部材82の反発力でピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25側に戻される。したがって、エアバッグ20の展開後にピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25側に近づくことでピラーガーニッシュ27自体の本来の衝撃吸収性能が得られる。
また、凹部55内の車体側底面55aに高反発部材82を設ければ良いため、ピラーガーニッシュ27の離間位置への移動の力を利用して近接位置に復帰させることができる。したがって、一層簡素な構成で実現可能となる。
さらに、凹部55内の車体側底面55aに対向する内面55bに緩衝部材83が設けられているため、ピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25側の近接位置に復帰したときに再び離間方向に移動してしまうことを抑制できる。したがって、確実にピラーガーニッシュ27をピラーインナパネル25側に戻すことができる。
本発明に係る乗員保護構造の第7実施形態を図12を参照して第3実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第3実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
第7実施形態においては、第3実施形態と同様に、開口部56に内フランジ部57が形成された凹部55にこれを摺動可能に支持するように嵌合する頭部60と、頭部60から延出する第1軸部61と、第1軸部61から延出する第2軸部62と、第2軸部62の先端に形成された嵌合部63とを有する合成樹脂製のクリップ64を備えており、クリップ64は、第2軸部62を取付孔35に嵌合させ第1軸部61と嵌合部63とで取付部材34を挟持することで取付部材34つまり車体側に固定される。
そして、第7実施形態においては、内フランジ部57に形成された凹部55内の車体側底面(内面)55aに円環状をなす磁性体(復帰手段)85が固定されている。また、凹部55内の底面55aに対向する車室内側の内面55bにも磁性体(復帰手段)86が固定されている。さらに、クリップ70の頭部60の端面60aにも磁性体(復帰手段)87が固定されている。ここで、クリップ70の磁性体87に対し底面55aの磁性体85は反発力を発生し、内面55bの磁性体86は吸引力を発生する。
このような第7実施形態においても、適宜の展開条件が整うと、図示略のインフレータが駆動されてエアバッグ20がフロントドア13の窓13aおよびリヤドア15の窓15aに沿って延出することになるが、このとき、膨出するエアバッグ20で押されてピラーガーニッシュ27は、それまで磁性体86に磁性体87を吸着させていたクリップ70の頭部60に沿って凹部55を摺動させながら車室内側に移動させられる。これにより、クリップ70の頭部60の磁性体87が、凹部55の底面55aの磁性体85に近づくとともに内面55bの磁性体86から離れ、磁性体87と磁性体85とに生じる反発力と、磁性体87と磁性体86とに生じる吸引力とで、ピラーガーニッシュ27は、クリップ70の頭部60に沿って凹部55を摺動させながらピラーインナパネル25側に、磁性体86に磁性体87を吸着させる状態まで戻されることになる。つまり、磁性体85,86,87がピラーガーニッシュ27をピラーインナパネル25側へ復帰させることになる。
以上の第7実施形態によれば、車体の一部を構成するピラーインナパネル25とピラーインナパネル25の車室内側に配設されるピラーガーニッシュ27との間に収納されたエアバッグ20が車室内側に展開すると、クリップ64によってピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25に対し離間した位置へ移動してエアバッグ20を膨出可能とすることになるが、エアバッグ20の展開後、クリップ64に設けられた磁性体87とピラーガーニッシュ27に設けられた磁性体85との反発力とクリップ64に設けられた磁性体87とピラーガーニッシュ27に設けられた磁性体86との吸引力とでピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25側に戻される。したがって、エアバッグ20の展開後にピラーガーニッシュ27がピラーインナパネル25側に近づくことでピラーガーニッシュ27自体の本来の衝撃吸収性能が得られる。
しかも、クリップ64に設けられた磁性体87とピラーガーニッシュ27に設けられた磁性体85との反発力とクリップ64に設けられた磁性体87とピラーガーニッシュ27に設けられた磁性体86との吸引力とによって、ピラーガーニッシュ27をピラーインナパネル25側に戻すことになる。したがって、簡素な構成で確実にピラーガーニッシュ27をピラーインナパネル25側に戻すことができる。
なお、第7実施形態において、クリップ64に設けられた磁性体87に対し、ピラーガーニッシュ27に磁性体85,86のいずれか一方のみを設けても良い。つまり、クリップ64に設けられた磁性体87に対する、磁性体85の反発力および磁性体86の吸引力の少なくともいずれか一方によって、ピラーガーニッシュ27をピラーインナパネル25側に戻すようにすれば良い。
また、第7実施形態においては、第3実施形態の構造をベースに磁性体を設けているが、図2あるいは図3に示す第1実施形態の構造をベースに磁性体を設けることも勿論可能である。
また、以上の第1〜第7実施形態においては、エアバッグ20を収納する部分であってエアバッグ20の展開時に開く部分として、車体骨格部材を構成するピラーインナパネル25を内装材としてのピラーガーニッシュ27で覆う部分を例にとり説明したが、エアバッグを収納する部分であってエアバッグの展開時に開く部分であれば、ピラーガーニッシュ以外の内装材と車体との接続部分にも適用可能であり、例えば、シート脇のサイドエアバッグや、ステアリングホイールに設けられる正面エアバッグ、さらにはインストルメントパネルに設けられる正面エアバッグ等にも適用可能である。
本発明に係る乗員保護構造の第1実施形態が適用された車両の車室内の部分斜視図である。 本発明に係る乗員保護構造の第1実施形態を示す断面図である。 本発明に係る乗員保護構造の第1実施形態の変形例を示す断面図である。 本発明に係る乗員保護構造の第2実施形態を示す断面図である。 本発明に係る乗員保護構造の第2実施形態の変形例を示す断面図である。 本発明に係る乗員保護構造の第2実施形態の変形例を示す断面図である。 本発明に係る乗員保護構造の第3実施形態を示す断面図である。 本発明に係る乗員保護構造の第4実施形態を示す断面図である。 本発明に係る乗員保護構造の第5実施形態を示す断面図である。 本発明に係る乗員保護構造の第5実施形態に用いられるクリップを示す斜視図であって、(A)は閉状態を(B)は開状態をそれぞれ示すものである。 本発明に係る乗員保護構造の第6実施形態を示す断面図である。 本発明に係る乗員保護構造の第7実施形態を示す断面図である。
符号の説明
20 エアバッグ
25 ピラーインナパネル(車体)
27 ピラーガーニッシュ(内装材)
35 取付孔
40,64,100 クリップ(取付手段)
41,66,110 スプリング(弾性体,付勢手段)
50,105 頭部
51 第1軸部(軸部)
52 第2軸部(軸部)
53 軸部
55 凹部
55a 底面(内面)
55b 内面
60 頭部
61 第1軸部(軸部)
62 第2軸部(軸部)
70 クリップ(取付手段,付勢手段)
72 回動部材
73 回動軸
75 基部材(基部)
82 高反発部材(復帰手段,高反発部)
83 緩衝部材(緩衝手段)
85,86,87 磁性体(復帰手段)
101 先部
106 軸部

Claims (11)

  1. 車体と、該車体の車室内側に配設される内装材と、これら車体と内装材との間に収納され車室内側に展開するエアバッグと、前記内装材を前記エアバッグを膨出可能とする離間した位置へ移動可能に前記車体に取り付ける取付手段とを有する乗員保護構造であって、
    前記内装材には、該内装材を前記車体側に付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする乗員保護構造。
  2. 前記付勢手段は、前記内装材と前記車体側とに連結される弾性体であることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護構造。
  3. 前記取付手段は、頭部と該頭部から延出する軸部とを有するクリップであり、前記頭部が前記内装材に取り付けられるとともに、前記軸部がその軸方向に摺動可能となるように前記車体側に形成された取付孔を貫通していることを特徴とする請求項2に記載の乗員保護構造。
  4. 前記取付手段は、前記内装材に取り付けられる頭部と、前記車体に取り付けられるとともに前記弾性体を介して前記内装材に対し離間可能に連結される先部と、前記頭部および前記先部のいずれか一方から他方に向けて延出する軸部とを有するクリップであることを特徴とする請求項2に記載の乗員保護構造。
  5. 前記付勢手段は、前記内装材と前記取付手段との間に介在する弾性体であることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護構造。
  6. 前記取付手段は、頭部と該頭部から延出する軸部とを有するクリップであり、前記軸部が前記車体に固定されるとともに、前記頭部が前記内装材に形成された凹部内に嵌合しており、前記内装材は前記凹部が前記頭部に案内されて該頭部の軸方向に所定距離摺動可能とされ、前記弾性体は前記凹部内に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の乗員保護構造。
  7. 前記弾性体は、前記内装材に固定される回動部材と前記車体に固定される基部とを回動軸を介して回動可能に連結するとともにこれら回動部材と基部とを近接方向に付勢する弾性部を備えたクリップであることを特徴とする請求項2に記載の乗員保護構造。
  8. 車体と、該車体の車室内側に配設される内装材と、これら車体と内装材との間に収納され車室内側へ展開するエアバッグと、前記内装材を前記エアバッグを膨出可能とする離間した位置へ移動可能に前記車体に取り付ける取付手段とを有する乗員保護構造であって、
    前記内装材には、該内装材を前記車体側へ復帰させる復帰手段が設けられていることを特徴とする乗員保護構造。
  9. 前記取付手段は、頭部と該頭部から延出する軸部とを有するクリップであり、前記軸部が前記車体に固定されるとともに、前記頭部が前記内装材に形成された凹部内に嵌合しており、前記内装材は前記凹部が前記頭部に案内されて該頭部の軸方向に所定距離摺動可能とされ、前記復帰手段は、前記凹部内の車体側底面に設けられた高反発部であることを特徴とする請求項8に記載の乗員保護構造。
  10. 前記凹部内の前記車体側底面に対向する内面には、緩衝手段が設けられていることを特徴とする請求項9に記載の乗員保護構造。
  11. 前記取付手段は、頭部と該頭部から延出する軸部とを有するクリップであり、前記軸部が前記車体に固定されるとともに、前記頭部が前記内装材に形成された凹部内に嵌合しており、前記内装材は前記凹部が前記頭部に案内されて該頭部の軸方向に所定距離摺動可能とされ、前記復帰手段は、前記凹部内の内面および前記頭部に設けられた磁性体であることを特徴とする請求項8に記載の乗員保護構造。
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