JP5498589B2 - エアバッグ装置のカバー及びエアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置のカバー及びエアバッグ装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両に装備されるエアバッグ装置に関し、特に、折り畳んだ状態のエアバッグを覆って車両に取り付けられるカバーに関するものである。
車両用のエアバッグ装置として、側面衝突時にエアバッグをカーテン状に展開させて乗員の頭部を保護するカーテンエアバッグ装置が知られている。例えば特許文献1に記載のカーテンエアバッグ装置では、折り畳んだ状態のエアバッグを収容したカバーを、弾性変形可能なクリップと一体に形成し、このクリップをルーフサイドレールの取付け孔に押し込むように挿入することで、車両に組み付けている。
このカバーでは、クリップを中空に形成している。そして、組付けの際にクリップの弾性復元を利用することで、車内側から車外側へと押し込んだクリップの基部側を取付け孔の縁に係止させるようにしている。
特開2009−90703号公報
このようなカバーでは、エアバッグの展開時に生じる荷重はクリップの基部側で受けることになる。しかしながら、クリップの基部側は中空で且つ弾性変形可能なものであるため、エアバッグ展開時に受ける荷重によって変形し易い。このため、変形したクリップが取付け孔から外れて、エアバッグが意図した方向に正常に展開しないおそれがあった。
特に、カバー及びクリップを比較的軟質な材料で形成した場合には、上述のような問題が起こり易く、組付けに際してもクリップを取付け孔に押し込みにくくもなるなど、改善の余地があった。
そこで、本発明は、エアバッグ展開時に車両から外れにくく、しかも材質の自由度を上げることができ、さらには車両への組付け性をも確保することができる、エアバッグ装置のカバー及びこれを備えたエアバッグ装置を提供することをその目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のエアバッグ装置のカバーは、車両に取り付けられるものにおいて、折り畳んだ状態のエアバッグを覆うための覆い部と、側壁部を有し、車両側の取付け孔に挿入される中空で筒状の挿入部と、前記挿入部の前記側壁部に形成され、挿入部とともに取付け孔に挿入されて、車両側に係止される係止部と、挿入部の前記筒状の内部で前記側壁部の内面同士を連結して連結部を形成し、当該挿入部を補強する補強部と、を備える。覆い部、挿入部、係止部及び補強部は、一体に形成されており、補強部は、係止部が係止された際に、取付け孔の位置よりも挿入部の挿入方向の先端側に少なくとも存在するように、挿入部の内面から延設されている。
本発明によれば、中空の挿入部が補強されているので、エアバッグ展開時に生じる荷重によって挿入部が変形することを抑制することができる。とりわけ、カバーを車両側に取り付けた係止状態では、取付け孔の位置よりも挿入部の挿入方向の先端側に少なくとも補強部が位置するので、挿入部の変形に起因した係止解除がされ難くなる。したがって、カバーを比較的軟質な材料で形成した場合であっても、エアバッグ展開時にカバーが車両から外れるのを抑制することができる。加えて、挿入部のうち補強部がある部分は強度が向上されているので、挿入部を取付け孔に挿入する際の荷重が挿入部に伝わり易く、車両への組付け性が向上する。
とりわけ、挿入部の側壁部の内面同士を連結しているので、挿入部の内面同士を非連結とする場合に比べて、挿入部の変形をより一層抑制することができる。また、エアバッグ展開時に受ける荷重を、係止部のみならず連結部でも吸収することができるようになるので、展開時の抜止めが向上される。
より好ましくは、挿入部は、横方向が縦方向よりも長い断面形状を有し、連結部は、横方向で互いに離間して配置され且つ縦方向で当該挿入部の前記側壁部の内面同士を連結する複数の縦連結部を有するとよい。
この構成によれば、エアバッグ展開時に受ける荷重を複数の縦連結部で分散して吸収することができる。また、縦連結部を複数としているため、縦連結部を一つのみとする場合には、エアバッグ展開時に挿入部が回転して外れることを抑制し易い。さらに、挿入部の断面形状を横長としているため、縦方向の荷重を受けるのに適したものとなる。また、取付け孔に対する挿入部の向きが規定されるため、車両への組付けの作業性が向上する。
より好ましくは、連結部は、複数の縦連結部から横方向に延設されて当該複数の縦連結部を互いに連結する横連結部を更に有するとよい。
この構成によれば、挿入部の強度がさらに向上するため、エアバッグ展開時の抜止めがより一層向上する。また、挿入部を取付け孔に挿入する際の荷重を挿入部に伝達し易くなるため、組付けの作業性も向上する。
より好ましくは、横連結部におけるエアバッグ側の端面は、作業者が挿入部を取付け孔に挿入する際にアクセス可能に構成されているとよい。
この構成によれば、作業者が横連結部を直接押して挿入部を取付け孔に挿入することができるため、押付け荷重の伝達性が向上し、組付けの作業性がより向上される。
より好ましくは、カバーは、エアバッグが展開されない領域において覆い部から延設されたベース部を更に備えるとよい。そして、ベース部は、挿入部が突出して形成された第1の面と、第1の面の反対側に、横連結部におけるエアバッグ側の端面を有する第2の面と、を備えているとよい。
このような構成によれば、挿入部を取付け孔に挿入する際に、ベース部を有効に利用することができる。例えば、作業者は、ベース部を把持しながら、その第2の面にある横連結部の端面を押して、第1の面から突出した挿入部を取付け孔に挿入することができる。
本発明の別の好ましい一態様によれば、縦連結部は、ベース部の第1の面に連結されているとよい。
こうすることで、挿入部の内部では縦連結部が挿入部及びベース部の両方に跨って連結されるため、挿入部をより一層強固に補強することができる。
好ましくは、ベース部は、第1の面と第2の面とを貫通する貫通孔を有しており、貫通孔は、当該貫通孔を介して第2の面側から係止部を視認可能な位置で且つ係止解除状態へと操作可能な位置に形成されているとよい。
この構成によれば、交換時やメンテナンス時など、カバーを車両から取り外す際に、係止部を目視しながら係止解除することができる。
好ましくは、係止部は、車両側に係止される際に横連結部に近づく方向にたわみ変形した後、当該横連結部から離れる方向に弾性復元することで車両側に係止されるものであり、横連結部は、係止部の最大のたわみ量を規制するとよい。
この構成によれば、横連結部を有効に利用して、たわみ変形する係止部に対してストッパとして機能させることができる。
より好ましくは、係止部は、横連結部を挟んで互いに対向するように一対が設けられているとよい。
この構成によれば、片側のみの係止に比べて十分な係止を提供することができると共に、エアバッグ展開時に回転方向の荷重を受けた際の係止解除を抑制することができる。
好ましくは、補強部は、係止部が係止された際に、取付け孔の位置及び当該取付け孔の位置よりも挿入部の挿入方向の後端側の位置にも存在するように、挿入部の内面から延設されているとよい。
こうすることで、エアバッグの展開時の抜止めに対して、より一層効果的となる。
好ましくは、補強部は、挿入部の挿入方向の先端部にはなく、その後端部にのみ形成されているとよい。
こうすることで、エアバッグの展開時の抜止めに効果的な部位を部分的に補強することができる。これにより、補強部による必要な補強を確保しつつ、補強部に要する材料量(例えば樹脂量)を低減してカバーの軽量化を図ることができる。
好ましくは、覆い部、挿入部、係止部及び補強部は、熱可塑性エラストマーにより一体に形成されているとよい。また、熱可塑性エラストマーとしては、オレフィン系(TPO)のものを用いることがより好ましい。
こうすることで、ゴム状弾性を具備したカバーを提供することができ、比較的広い温度範囲(例えば、−35℃から80℃までの範囲)で使用することができる。
本発明のエアバッグ装置は、上記した本発明のカバーと、覆い部に覆われたエアバッグと、を備えたものである。
これによれば、上述したように、エアバッグの展開時にカバーが車両から外れにくいため、エアバッグを意図した正常な方向に展開させ得る。
実施形態に係るエアバッグ装置を模式的な車両とともに示す車内側から見た側面図である。 図1のエアバッグ装置を車外側から見た側面図である。 図1のエアバッグ装置を上方から見た平面図である。 図1のエアバッグ装置を模式的な車両に取り付けた状態を示す図であり、図1のIV−IV線で切断した端面図である。 図1のエアバッグ装置のベース部を拡大して示す拡大側面図である。 図2のエアバッグ装置のベース部を拡大して示す拡大側面図である。 図3のエアバッグ装置のベース部を拡大して示す拡大平面図である。 図5BのVIA−VIA線で切断した端面図である。 図5BのVIB−VIB線で切断した端面図である。 図5BのVII−VII線で切断した断面図である。 図7のVIII−VIII線で切断した断面図である。 他の実施形態に係るエアバッグ装置のベース部を拡大して示す拡大側面図である。 図9AのIXB−IXB線で切断した断面図である。 図9BのIXC−IXC線で切断した断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態に係るエアバック装置をカーテンエアバッグ装置に適用した例を説明する。参考までに、図1にのみ、車両前方を矢印FRで示し、車両上方を矢印UPで示す。なお、本明細書においてエアバッグ装置の各部位に関連して用いる前後上下等の位置関係は、特に断らない限り、車両の前後上下等の位置関係にしたがったものとする。また、以下の実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施形態のみに限定する趣旨ではない。
図1に示すように、カーテンエアバッグ装置1(以下、「エアバッグ装置1」と略記する。)は、車両Vの側部の上縁部に車両前後方向に沿って設けられ、例えば図4に示すように、車両Vのルーフサイドレール2に取り付けられる。ルーフサイドレール2は、複数のパネル部材を溶接して閉断面に構成されており、そのうちの一つの車内側パネル部材であるインナーパネル4にエアバッグ装置1が取り付けられる。
エアバッグ装置1は、主として、エアバッグ10(参照:図4)と、折り畳み状態のエアバッグ10を覆って車両に取り付けられるカバー12と、エアバッグ10に膨張用ガスを供給するインフレータ(図示省略)と、を備える。
エアバッグ10は、織布等を適宜の位置で縫合することによって袋状に形成されており、膨張用ガスの供給を受けて折畳み状態から展開状態へと変形する。折畳み状態のエアバッグ10は、長尺状となっており、カバー12に包み込まれるように収納される。このエアバッグ10の折り畳んだ状態は、図4に示す如くロール状であってもよいし、アコーディオン状であってもよく、さらにはこれらを組み合わせた形態であってもよい。エアバッグ10は、車両Vの側面衝突時などに乗員の頭部を保護するべく、ルーフサイドレール2の下方へとサイドガラス等に沿ってカーテン状に展開される。
カバー12は、図1〜3に示すように、全体として長尺の部材であり、その長手方向の長さは、折り畳んだ長尺状のエアバッグ10の長さを包含するものとなっている。また、カバー12は、図4に示すように、インナーパネル4に沿って車内側に配置される。
カバー12は、図1〜4に示すように、折り畳んだ状態のエアバッグ10を覆う断面略C字状の覆い部20と、覆い部20から上方に延設されたタブ状のベース部22と、ベース部22から突出形成された中空の挿入部24と、を備えている。また、図4に示すように、カバー12の挿入部24には、車両V側に係止される係止部25a,25bが形成されていると共に、挿入部24の内部を連結する連結部26が形成されている。
このような構成からなるカバー12は、熱可塑性エラストマーによって各部20〜26が一体に形成されている。このため、カバー12の各部20〜26は、比較的柔らかい部位からなっており、作業者に押されるとたわむような所定のゴム状弾性を具備している。熱可塑性エラストマーとしては、各種のものを用いることができるが、オレフィン系(TPO)のものを用いることが好ましく、その好ましい材料としては、ポリプロピレンとEPDMとの組み合せが挙げられる。このような熱可塑性エラストマー製のカバー12を用いることで、車両Vが使用される広範囲な温度環境下(例えば−35℃〜80℃の広い温度範囲)にて適切に使用することができる。
なお、カバー12の材質は熱可塑性エラストマーに限るものではなく、カバー12の材質として硬質の樹脂(例えば、ポリプロピレンのみ)を用いることもできる。ただし、硬質の樹脂の場合、−35℃のような氷点下の環境下では、エアバッグ10の展開時にカバー12(特に挿入部24)が割れる可能性があるため、カバー12の使用地域が限定されるおそれがある。本実施形態のカバー12の材質としては、ゴム状弾性の特性を具備した熱可塑性エラストマーが好適であるが、他の比較的柔らかい材質を用いることも可能である。
次に、カバー12の覆い部20及びベース部22について、説明する。
覆い部20は、図1〜3に示すように、カバー12の全長と略同じ長さを有しており、車両Vの前後方向に屈曲しながら延在する。覆い部20における略C字状の断面は、一定とすることもできるが、カバー12の長手方向において部分的に変化している。このような部分的に変化した断面には、U字状、コ字状及び半円弧状の断面が含まれ得る。図4に示すように、カバー12が車両Vに取り付けられた状態では、覆い部20は、略C字状の断面の開口側が下向きとなる。このため、覆い部20に収容された折畳み状態のエアバッグ10は、下方へと展開することになる。
なお、詳述しないが、覆い部20の上部には、ベース部22を挟んで前後に孔27,27が貫通形成されている(参照:図3)。そして、これらの孔27,27を介して、覆い部20の外側へとエアバッグ10の上端部に縫製したタブ布が通され、このタブ布が車室の側縁部に固定されることになる。
ベース部22は、図1〜図3に示すように、覆い部20の一部から上方に突出した板状部位であり、当該板状部位の前後方向の両側には挿入部24とは反対側へと立ち上がるようにフランジ31,31が形成されている。なお、フランジ31,31は省略することができる。
ベース部22は、図4に示すように、車内側に位置し且つエアバッグ10が展開されない上方の領域に位置する。また、この取付け状態では、ベース部22では、車外側の表面22a(第1の面)が車内側から取付け孔4aを包含するようにインナーパネル4に広く面する一方、ベース部22の車内側の裏面22b(第2の面)が車内側からアクセス可能に車内側空間に位置する。なお、取付け状態において、ベース部22の表面22aがインナーパネル4の車内側の面に当接するようにし、ベース部22と係止部25a,25bとの間でインナーパネル4を挟持するようにしてもよい。このような挟持のために当接する表面22aの一部を後述の凸部35で構成することができるが、これに限られない。
ベース部22には、図5A、5B及び6Aに示すように、表面22aと裏面22bとを貫通する貫通孔として、裏面22b側から係止部25aを視認可能とさせる貫通孔33aと、裏面22b側から係止部25bを視認可能とさせる貫通孔33bとが形成されている。貫通孔33a,33bは、横長の長方形からなり、図6Aに示すように、連結部26の横リブ52によって上下に区画されるように形成されている。
ベース部22の表面22aには、図5B、6A及び6Bに示すように、挿入部24の周りに計4個の凸部35が形成されている。凸部35は、表面22aから点状に突出した部位であり、ここでは縦断面が半円形に形成され、横断面が円形に形成されている。4個の凸部35は、挿入部24の上下にそれぞれ2個ずつ配されており、挿入部24の中心を通る直線に対して上下対称且つ左右対称に配されている。別の観点で換言すると、挿入部24の中心に円を描いた場合に、その円の軌跡上に4個の凸部35は位置している。凸部35は、図4に示す取付け状態において、インナーパネル4の車内側の面に接触可能に構成されている。これにより、車両の走行時等における振動に伴ってベース部22がインナーパネル4に対して相対的に微動したとしても、ベース部22はインナーパネル4との接触を複数の凸部35で受ける。このような凸部35により、ベース部22とインナーパネル4との接触時の異音が抑制される。
なお、凸部35は、その個数、形状及び配置を適宜設計することができる。例えば、凸部35の数を4個から増減することができ、また、凸部35の数を1個とする場合には、凸部35を一続きのリング状の部位とするとよい。ただし、ベース部22をインナーパネル4にバランスよく接触させる観点によれば、凸部35を複数の部位で構成することが好ましく、上述のような配置を採用することがより好ましい。なお、異音抑制部をベース部22の凸部35で構成したが、これに限るものではない。例えば、ベース部22とは別部材の緩衝材又は吸音材(スポンジ状樹脂など)をベース部22の表面22aに設けることで、異音抑制部を構成してもよい。ただし、部品点数を削減する観点によれば、異音抑制部をベース部22と一体形成する凸部35の方が好ましい。
次に、挿入部24、係止部25a,25b及び連結部26について説明する。
挿入部24は、図5Cに示すように、ベース部22の表面22a(第1の面)の中央部から垂直に突出する。また、挿入部24は、図4に示す挿入方向に沿って、車両V側の取付け孔4aに挿入される。この取付け孔4aは、例えば、インナーパネル4に貫通形成されている。
挿入部24は、図5B、5C、6A及び6Bに示すように、横長の断面形状を有する筒状の部位である。具体的には、挿入部24の断面形状では、車両Vの前後方向(あるいは覆い部20の長手方向)と略同方向である横方向に延びる側壁部41a,41bが、車両Vの上下方向である縦方向に延びる側壁部42a,42bよりも長くなっており、ここでは全体としてトラック状の断面形状に形成されている。なお、このような横長の断面形状としては、トラック状に限らず、楕円形、長円形及び長方形なども含まれる。とりわけ、長方形の断面形状を採用した場合には、楕円形の断面形状を採用した場合と同等の性能を確保しつつ、挿入部24の幅(横方向の長さ)及びベース部22の幅を短くすることが可能となる。よって、挿入部24及びベース部22の小型化を図ることができる。なお、長方形の断面形状には、長方形の各角部を丸くした角丸長方形の断面形状が含まれる。
挿入部24の厚みは、図6A及び6Bに示すように、係止部25a、25b及び連結部26が形成された部分を除き、一定であり、例えば覆い部20及びベース部22の厚みと同程度となっている。また、挿入部24における挿入方向の先端部(以下、挿入部24の先端部という。)の外面は、挿入時に取付け孔4aに案内されるように面取りされている。一方、挿入部24における挿入方向の後端部(以下、挿入部24の後端部又は基端部などという場合。)の内部には、これと一体に上記の連結部26が形成されている。そして、挿入部24の先端部と後端部との間の中間部分には、上記の係止部25a、25bが形成されている。
係止部25a,25bは、図5B、5C及び6Aに示すように、それぞれ、挿入部24の側壁部41a,41bに一体に形成されたフック状(つめ状)部位である。詳細には、図5Cに示すように、係止部25aは、側壁部41aをベース部22側の端部中央から凹字状に切り欠くようにスリット44aを側壁部41aに形成することで、側壁部41aからベース部22側に向かって片持ちで延びた弾性片として形成され、その自由端に係止段部45aを有している。係止部25bも、係止部25aと同様に側壁部41bに形成されており、自由端に係止段部45bを有している(参照:図6A)。そして、図6Aに示すように、係止部25a,25bは、係止段部45a,45b側が側壁部41a、41bから離れるように傾斜して延在し、係止段部45a,45bが、貫通孔33a,33bの内部にまで達してその上下中央部に位置する。
このように構成された係止部25a、25bを車両V側に係止させるには、図4に示すように、挿入部24を取付け孔4aに押し込むようにする。すると、係止部25a,25bが取付け孔4aを画定する縁4bに接触し、この縁4bによって挿入部24の内側へと押圧されてたわむことになる。挿入部24をさらに押し込むことで、係止部25a,25bが挿入部24の外側へと弾性復元して、係止段部45a,45bが縁4bに押圧するように接触する。これにより、係止部25a,25bが車両V側の縁4bに係止され、取付け孔4aに対する挿入部24の抜止めがなされる。
なお、係止部25a,25bが係止される車両V側の係止受け部は、取付け孔4aの縁4bに限定されるものではない。例えば、取付け孔4aよりも車外側の位置に係止受け部を車両V側に別途設けることも可能である。
一方、車両Vに対する係止部25a、25bによる係止を解除するには、車内側から貫通孔33a,33bを介して係止段部45a,45bにアクセスし、これらを係止解除方向へと操作する。具体的には、ピンセットのような取外し具を車内側から貫通孔33a,33bに挿入し、この取外し具によって係止段部45a,45bを挿入部24の内側へとたわませる。これにより、係止段部45a,45bが縁4bから係止解除され、挿入部24を取付け孔4aから車内側に引き抜くことが可能となる。なお、このような係止解除は、エアバッグ装置1の交換時やメンテナンス時などにおいて行われる。
連結部26は、図7及び8に示すように、挿入部24の基端部においてその内部に形成されており、挿入部24の基端部を補強する。具体的には、連結部26は、図5B及び8に示すように、挿入部24の側壁部41aと側壁部41bとを連結する一対の縦リブ51a,51bと、縦リブ51a,51b同士を連結する横リブ52と、を備える。縦リブ51a,51b及び横リブ52の厚みは、適宜設計することができるが、ここでは横リブ52の方が縦リブ51a,51bよりも肉厚に形成されている。また、横リブ52の厚みは、一定とすることも可能であるが、ここでは挿入部24の基端部から先端部に向かって僅かに徐々に肉厚となるように形成されている(参照:図6A)。
一対の縦リブ51a,51bは、図5B及び8に示すように、挿入部24の横長の方向(横方向)に互いに離間して配置されると共に、挿入部24の側壁部42a,42bとの間に半月状の空間54a,54bを存して配置される。また、図5Bに示すように、一対の縦リブ51a,51bの間には、係止部25a,25bが位置しており、縦リブ51a,51bにおける係止部25a,25b側の端面55a,55bは、係止部25a,25bを形成するために切り欠くようにした側壁部41a,41bの切欠き端面56a,56bと面一に連続する(参照:図5C)。
横リブ52は、図5B及び8に示すように、縦リブ51a,51bの中間部分から横方向に延設されてこれらを互いに連結しており、挿入部24の側壁部41a、41bに対して所定の間隙を存している。なお、参考までに、図7において破線で区画された横リブ52内の両端部が、縦リブ51a,51bが存在する部分である。
縦リブ51a,51b及び横リブ52は、全体としてH型の連続したリブであり、ベース部22の表面22aから垂直に立ち上がる。ここで、縦リブ51a,51b及び横リブ52の高さは、挿入部24よりも低い高さであり、ここでは互いに同じとなっている。また、縦リブ51a,51b及び横リブ52は、係止段部45a,45bに対向する位置まで延在している(参照:図5C)。このため、図4に示す取付け状態では、縦リブ51a,51b及び横リブ52を有する連結部26は、取付け孔4aを通って車内側及び車外側の両方に亘って配置されることになる。
より詳細には、図4に示す取付け状態では、縦リブ51a,51b及び横リブ52の挿入方向の先端面58は、取付け孔4aよりも車外側(すなわち、挿入部24の先端側)に突出して位置する。このときの先端面58の突出量Lは、インナーパネル4の車外側の端面から1mm以上であることが好ましいが、これに限られるものではない。
上述したように、横リブ52によって、ベース部22の貫通孔33a,33bは上下に区画されるように形成されている(参照:図5A及び6A)。この場合、横リブ52の挿入方向の後端面59(エアバッグ10側の端面)が、貫通孔33a,33bとの間を画定する面となっている。すなわち、横リブ52の後端面59は、ベース部22の裏面22bの一部を構成していると共に、裏面22bの他の部分と面一になっている。
また、横リブ52は、係止部25a,25bの最大のたわみ量を規制するストッパとしても機能する。具体的には、図6Aに示すように係止段部45a,45bに対向する横リブ52は、係止段部45a,45bが横リブ52に近づく方向に係止部25a,25bがたわんだ場合に、係止段部45a,45bに当接される。
以上説明した本実施形態のエアバッグ装置1のカバー12の作用効果を説明する。
1.組付け性の向上
車両Vへのカバー12の組付け作業は、上述したように、図4に示す如く車両側から車外側に向かって挿入部24を取付け孔4aに挿入し、係止部25a、25bを取付け孔4aの縁4bに係止させることで行う。よって、カバー12を車両V側に組み付けるのに、ワンタッチの操作で行うことができる。
また、挿入部24を取付け孔4aに挿入する際、作業者は、車内側からベース部22の裏面22bを車外側に向かって押し込むことができる。このときの押し込み荷重は、ベース部22及び連結部26を介して挿入部24及び係止部25a,25bに伝達されることとなるが、この伝達が効率的になされる。これは、連結部26によって、ベース部22側である挿入部24の基端部の強度が向上されているからである。
したがって、作業者にとっては挿入部24を挿入し易く、挿入部24に形成された係止部25a,25bを車両V側に係止させること、すなわち組付け作業が容易になる。
とりわけ、作業者は、押し込む際に、ベース部22の裏面22bに露出した横リブ52の周りに荷重をかけることができるばかりか、横リブ52に直接荷重をかけることができる。よって、押し込み荷重が効率的に挿入部24及び係止部25a,25bに伝達されるので、作業者による挿入性及び組付け作業性を向上することができる。
2.エアバッグ展開時の外れにくさの向上
上記のように、連結部26によって挿入部24の中空の基端部が補強されているので、エアバッグ10の展開時に生じる荷重によって挿入部24が変形することを抑制することができる。特に、エアバッグ展開時に受ける荷重を、係止部25a,25bの係止段部45a,45bのみならず、縦リブ51a,51bで受け止めるように吸収することができるので、縦リブを具備しない中空の挿入部に比べて、挿入部24のつぶれるような変形量を小さくすることができる。
そして、組付け状態では、縦リブ51a、51bを含む連結部26の先端側部位が取付け孔4aよりも車外側に位置しているので、エアバッグ展開時に挿入部24の変形に起因した係止解除がされ難くなる。しかも、組付け状態では、連結部26の基端側部位は取付け孔4aと重なる位置及び取付け孔4aよりも車内側に位置していているので、係止解除はより一層され難くなる。よって、エアバッグ展開時に挿入部24が取付け孔4aから外れるのを抑制することができ、エアバッグ10を意図した下方向に正常に展開することができる。
また、エアバッグ展開時に受ける荷重によって係止部25a,25bがたわんだとしても、係止段部45a,45bが横リブ52に接触してその移動が規制される。これにより、横リブ52は、挿入部24の強度及び挿入時の押込み荷重の伝達性を向上する作用を奏するだけではなく、エアバッグ展開時において係止解除を抑制するような作用も奏する。
<変形例>
以下、本実施形態のいくつかの変形例について言及する。
ベース部22については、カバー12から省略することも可能である。この場合、挿入部24については、覆い部20の外面から延設させる態様をとればよい。ただし、このような態様よりも、上記した実施形態の如く、覆い部20からベース部22を延設し、ベース部22から挿入部24を突設させた方が好ましい。組付け作業性等が向上することはもちろん、車内側からのカバー12の取り外しも容易となるからである。
挿入部24については、横長の形状を維持しながら、横方向と縦方向との長さの比率を変えることができる。この場合、横方向の長さが短くなるときには、例えば、横リブ52の高さを変えずに、縦リブ51a,51bの高さのみを大きくするようにしてもよい。
係止部25a,25bについては、上述の片持ちのフック状の係止態様に限るものではなく、例えば、特許文献1に記載されるような両持ちの係止態様など、様々なものを採用することができる。また、係止部25a,25bは、上述の上下一対の態様に限るものではなく、左右一対の態様はもちろん、一つのみの態様を採用することも可能である。ただし、下方へと展開するエアバッグ10の反力を好適に受けることからすれば、実施形態の如く、挿入部24の上下部分に係止部25a,25bを形成することが好ましい。
連結部26については、横連結部としての横リブ52を省略することが可能であり、また、縦連結部としての縦リブ51a,51bの本数も二つに限られない。縦リブを一本のみとすることも可能であるが、エアバッグ展開時に作用するモーメントを考慮すると、縦リブは3本以上、好ましくは2本あるとよい。この理由を詳述すると、エアバッグ展開時の反動によって、カバー12(挿入部24)は係止点(係止段部45a,45b)を支点として挿入部24の軸心まわりに回転するようになり得る。このとき、縦リブが二本以上あれば、カバー12(挿入部24)の回転を係止点の近傍で抑制することができるので、挿入部24の抜け防止に好適に寄与する。
また、連結部26として、縦リブ51a,51b及び横リブ52を有する全体としてH型のリブで構成したが、例えば、全体としてX型のリブで構成することも可能である。また、横リブ52として、縦リブ51a,51bの中間部分を横方向に連結するものを採用したが、縦リブ51aの上下端部を縦リブ51bの上下端部にたすきがけ状(X字状)に連結するものを採用してもよい。
さらに、連結部26を挿入部24の基端部にのみ形成したが、別の実施態様では、挿入部24の基端部から先端部にかけて連結部26を形成することも可能である。ただし、エアバッグ展開時の抜止めに効果的な部位を必要な範囲で補強するという意味では、上述の如く連結部26を挿入部24の先端部には形成せず、その基端部にのみ形成することが好ましい。このような態様とすることで、連結部26に要する熱可塑性エラストマーの材料量を低減することができ、カバー12を軽量化できる点でも有利となる。
また、他の実施態様では、連結部26以外の補強部を挿入部24の内部に形成し、挿入部24を補強することも可能である。このような補強部は、挿入部24の内面同士を連結しないものであってもよい。例えば、挿入部24の内部において、挿入部24の側壁部41a,41bのそれぞれの基端部に、ブラケット状の部位を一体に形成してもよい。この場合には、ブラケット状の部位が、挿入部24を補強する補強部として機能する。具体例を一つ挙げると、上記の縦リブ51a,51bに対応する位置にそれぞれ2つのブラケット状の部位を対向して形成し、その際に、対向する2つのブラケット状の部位をそれぞれ側壁部41a,41bの内面から延設すればよい。このとき、それぞれのブラケット状の部位をベース部22の表面22aから垂直に連結してもよい。
また、挿入部24及び連結部26について、図9A〜Cに示す別の実施形態を採用してもよい。この実施形態では、挿入部24を長方形の断面形状とすると共に、挿入部24の側壁部42a,42bをH型の連結部26の縦リブ51a,51bと一体に形成し、上述の実施形態における半月状の空間54a,54bを省略している。このような構成とすることで、挿入部24の幅(横方向の長さ)及びベース部22の幅を短くすることができるので、より小型化することができる。
本実施形態のカバー12はカーテンエアバッグ装置に限るものではなく、乗員の頭部以外の部分を保護するエアバッグ装置に適用することが可能である。また、本実施形態のカバー12及びエアバッグ装置1は、車両以外の乗り物にも適用することが可能である。
1:エアバッグ装置、4:インナーパネル(車両側の部品)、4a:取付け孔、4b:縁、10:エアバッグ、12:カバー、20:覆い部、22:ベース部、22a:表面(第1の面)、22b:裏面(第2の面)、24:挿入部、25a,25b:係止部、26:連結部、33a,33b:貫通孔、45a,45b:係止段部、51a,51b:縦リブ(縦連結部)、52:横リブ(横連結部)、V:車両

Claims (17)

  1. 車両に取り付けられるエアバッグ装置のカバーにおいて、
    折り畳んだ状態のエアバッグを覆うための覆い部と、
    側壁部を有し、車両側の取付け孔に挿入される中空で筒状の挿入部と、
    前記挿入部の前記側壁部に形成され、前記挿入部とともに前記取付け孔に挿入されて、車両側に係止される係止部と、
    前記挿入部の前記筒状の内部で前記側壁部の内面同士を連結して連結部を形成し、当該挿入部を補強する補強部と、を備え、
    前記覆い部、前記挿入部、前記係止部及び前記補強部は、一体に形成されており、
    前記補強部は、前記係止部が係止された際に、前記取付け孔の位置よりも前記挿入部の挿入方向の先端側に少なくとも存在するように、前記挿入部の内面から延設されている、エアバッグ装置のカバー。
  2. 前記挿入部は、横方向が縦方向よりも長い断面形状を有し、
    前記連結部は、前記横方向で互いに離間して配置され且つ前記縦方向で当該挿入部の前記側壁部の内面同士を連結する複数の縦連結部を有する、請求項に記載のエアバッグ装置のカバー。
  3. 前記連結部は、前記複数の縦連結部から前記横方向に延設されて当該複数の縦連結部を互いに連結する横連結部を更に有する、請求項に記載のエアバッグ装置のカバー。
  4. 前記横連結部における前記エアバッグ側の端面は、作業者が前記挿入部を前記取付け孔に挿入する際にアクセス可能に構成されている、請求項に記載のエアバッグ装置のカバー。
  5. 前記エアバッグが展開されない領域において前記覆い部から延設されたベース部を更に備え、
    前記ベース部は、
    前記挿入部が突出して形成された第1の面と、
    前記第1の面の反対側にある第2の面であって、前記横連結部における前記エアバッグ側の端面を有する第2の面と、を備えている、請求項に記載のエアバッグ装置のカバー。
  6. 前記エアバッグが展開されない領域において前記覆い部から延設されたベース部を更に備え、
    前記ベース部は、
    前記挿入部が突出して形成された第1の面と、
    前記第1の面の反対側にある第2の面と、を備え、
    前記縦連結部は、前記第1の面に連結されている、請求項に記載のエアバッグ装置のカバー
  7. 前記ベース部は、前記第1の面と前記第2の面とを貫通する貫通孔を有しており、
    前記貫通孔は、当該貫通孔を介して前記第2の面側から前記係止部を視認可能な位置で且つ係止解除状態へと操作可能な位置に形成されている、請求項又はに記載のエアバッグ装置のカバー。
  8. 前記第1の面には、前記ベース部と前記車両側の部位との接触時の異音を抑制するための異音抑制部が設けられている、請求項ないしのいずれか一項に記載のエアバッグ装置のカバー。
  9. 前記異音抑制部は、前記第1の面に突出して形成された複数の部位で構成されている、請求項に記載のエアバッグ装置のカバー。
  10. 前記エアバッグが展開されない領域において前記覆い部から延設されたベース部を更に備え、
    前記ベース部には、当該ベース部と前記車両側の部位との接触時の異音を抑制するための異音抑制部が設けられている、請求項1ないしのいずれか一項に記載のエアバッグ装置のカバー。
  11. 前記ベース部は、前記挿入部が突出して形成された面を有しており、
    前記異音抑制部は、前記ベース部の前記面に突出して形成された複数の部位で構成されている、請求項10に記載のエアバッグ装置のカバー。
  12. 前記係止部は、車両側に係止される際に前記横連結部に近づく方向にたわみ変形した後、当該横連結部から離れる方向に弾性復元することで車両側に係止されるものであり、
    前記横連結部は、前記係止部の最大のたわみ量を規制する、請求項ないしのいずれか一項に記載のエアバッグ装置のカバー。
  13. 前記係止部は、前記横連結部を挟んで互いに対向するように一対が設けられている、請求項12に記載のエアバッグ装置のカバー。
  14. 前記補強部は、前記係止部が係止された際に、前記取付け孔の位置及び当該取付け孔の位置よりも前記挿入部の挿入方向の後端側の位置にも存在するように、前記挿入部の内面から延設されている、請求項1ないし13のいずれか一項に記載のエアバッグ装置のカバー。
  15. 前記補強部は、前記挿入部の挿入方向の先端部にはなく、その後端部にのみ形成されている、請求項1ないし14のいずれか一項に記載のエアバッグ装置のカバー。
  16. 前記覆い部、前記挿入部、前記係止部及び前記補強部は、熱可塑性エラストマーにより一体に形成されている、請求項1ないし15のいずれか一項に記載のエアバッグ装置のカバー。
  17. 請求項1ないし16のいずれか一項に記載のエアバッグ装置のカバーと、
    前記覆い部に覆われたエアバッグと、を備えた、エアバッグ装置。
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